JPH1180471A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPH1180471A
JPH1180471A JP25427297A JP25427297A JPH1180471A JP H1180471 A JPH1180471 A JP H1180471A JP 25427297 A JP25427297 A JP 25427297A JP 25427297 A JP25427297 A JP 25427297A JP H1180471 A JPH1180471 A JP H1180471A
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JP
Japan
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polymer
rubber composition
rubber
tan
weight
Prior art date
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Application number
JP25427297A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Sakaki
俊明 榊
Fumio Sekido
文雄 関堂
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 tanδが高く、耐オゾン性、耐老化性およ
び柔軟性に優れており、かつ易加工性を有する新規な制
振・防振用のゴム組成物を提供する。 【解決手段】 本発明のゴム組成物は、イソプレンとス
チレンとのブロック共重合体であるポリマー(A) と、p
−メチルスチレンとイソブチレンとの共重合体の臭素化
物であるポリマー(B) とを80:20〜25:75の重
量比で含み、前記ポリマー(A) が未加硫の状態で、前記
ポリマー(B) が加硫された状態であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、tanδが高く、
制振・防振ゴム部材に用いるのに好適なゴム組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】制振・防振ゴム部材は、冷蔵庫や洗濯機
等のモーターから生じる振動を制御したり、あるいはコ
ンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)等の
録音・再生機器やCD−ROM、デジタル・ビデオ・デ
ィスク(DVD)、光磁気ディスク(MO)等の記録・
再生機器における駆動装置に振動が伝わるのを防止する
ために用いられるものであって、優れた振動減衰能力が
要求されている。
【0003】一般に、ゴムの振動減衰能力はそのtan
δ(損失係数)の値に依存しており、tanδが高い値
を示すほど振動減衰能力が優れているとされる。従っ
て、tanδが高い値を示すゴムが求められている。特
開平7−292210号公報には、制振・防振ゴム部材
用のゴム組成物として、イソプレンとスチレンとのブロ
ック共重合体と、ブチルゴム(IIR)とを動的加硫し
てなる熱可塑性エラストマーが開示されている。
【0004】上記熱可塑性エラストマーに用いられてい
るイソプレンとスチレンとのブロック共重合体(以下、
「ポリマー(A) 」という。)は、tanδのピーク値が
室温または室温よりわずかに低い温度にあり、常温域で
のtanδが極めて高い値を示すことを特徴としてい
る。また、上記熱可塑性エラストマーは、熱可塑性樹脂
としての性質を有するポリマー(A) が連続相として存在
し、その中に加硫されたゴム成分が粒状に分散する、い
わゆる海−島構造をとることによって熱可塑性エラスト
マーとしての性質を発現しており、その結果、加硫工程
を経ることなく、射出成形等によって短時間でかつ容易
に成形・加工できるという利点を有する。
【0005】しかし、上記熱可塑性エラストマーは、分
子中にオゾン劣化や老化の原因となる二重結合が存在す
るため、耐オゾン性や耐老化性が低いという問題があ
る。また、熱可塑性樹脂(ポリマー(A) )が連続相であ
るために熱による変形が大きく(耐熱性が低く)、圧縮
による変形も、熱可塑性樹脂単独よりも向上しているも
のの、加硫ゴムに比べると極めて低いという問題があ
る。
【0006】さらに、上記ポリマー(A) (なかでも、ビ
ニルイソプレン単位の含有割合が多いポリマー(A) )は
常温での硬度が高いため、柔軟性が要求される用途に適
用できないという問題もある。なお、前記ビニルイソプ
レン単位とは、ポリイソプレン単位のうち、イソプレン
が通常の1,4−結合ではなく、1,2−結合や3,4
−結合を形成している部分をいう。
【0007】ポリマー(A) の硬度を低くして柔軟性を付
与するには、ポリマー(A) 中に多量のオイルを添加する
方法があげられる。しかしながらこの場合には、ブリー
ドが生じるといった新たな問題が生じるほか、tanδ
(損失係数)が小さくなって制振・防振性能が低下する
など、ポリマー(A) の特性が損なわれるおそれがある。
【0008】一方、特開平9−25370号公報には、
p−メチルスチレンとイソブチレンとの共重合体の臭素
化物と、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性オ
レフィン系ポリマーとの動的加硫物とともに、ナイロン
等の熱可塑性エンジニアリングプラスチックを含有する
エラストマーが開示されている。上記エラストマーに用
いられているp−メチルスチレンとイソブチレンとの共
重合体の臭素化物(以下、「ポリマー(B) 」という)
は、常温でtanδが約0.4であって、エラストマー
としては比較的高い値を示している。さらに、このポリ
マー(B) は分子中に二重結合を有しないため、耐オゾン
性や耐老化性に優れるという利点がある。
【0009】しかしながら、ナイロン等の熱可塑性エン
ジニアリングプラスチックにおけるtanδが通常0.
1以下のレベルと極めて低いことから、上記公報に開示
のエラストマー全体における振動減衰能力は不十分であ
る。また、上記エラストマーは硬度が高く、柔軟性が不
十分であるという問題もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、先に、熱
可塑性を有し、かつ高いtanδを有するポリマー(A)
と、耐オゾン性や耐老化性に優れたポリマー(B) とをブ
レンドして得られる制振・防振用のゴム組成物を提案し
た(特願平9−4837号)。かかるゴム組成物は、高
温域での変形が少なく、室温域でのtanδが極めて高
い値を示し、耐オゾン性や耐老化性に優れているととも
に、低硬度で柔軟性を有している。
【0011】しかし、かかるゴム組成物は、ポリマー
(A) とポリマー(B) とをバンバリーミキサー等の混練機
中でブレンド(素練り)し、次いで加硫剤、加硫促進剤
等を配合して、二軸ロール等での混練工程を経た後、さ
らに成形時に数分から20分程度もの加硫工程を必要と
する。従って、熱可塑性を有するポリマー(A) を単独で
用いる場合のように、射出成形等で容易に成形加工する
ことができず、制振・防振ゴム部材を大量生産するのに
は不利であった。
【0012】そこで本発明の目的は、tanδが高く、
耐オゾン性、耐老化性および柔軟性に優れており、かつ
易加工性を有する新規な制振・防振用のゴム組成物を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、イソプレンと
スチレンとのブロック共重合体であるポリマー(A) と、
p−メチルスチレンとイソブチレンとの共重合体の臭素
化物であるポリマー(B) とを80:20〜25:75の
重量比で含み、前記ポリマー(A) が未加硫の状態で、前
記ポリマー(B)が加硫された状態であるときは、tan
δが高く、耐オゾン性、耐老化性および柔軟性に優れて
おり、かつ易加工性を有するゴム組成物が得られるとい
う新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】上記本発明のゴム組成物によれば、成形時
の加硫工程(後加硫)が不要であって、前記ポリマー
(A) とポリマー(B) との混合物を加熱溶融し、射出成形
等によって成形できることから、成形・加工が容易であ
る。さらに、本発明のゴム組成物によれば、tanδが
高い値を示すとともに、耐オゾン性や耐老化性に優れ、
かつ低硬度で柔軟性に優れたゴム材料を得ることができ
る。
【0015】上記本発明のゴム組成物におけるポリマー
(B) は、ポリマー(A) との混練時に動的加硫されたもの
であって、より詳しくは、亜鉛華とステアリン酸との存
在下で動的加硫されたものである。かかる動的加硫を施
すことによって、未加硫状態のポリマー(A) と、加硫さ
れた状態のポリマー(B) とが互いに入り交じった状態か
らなるポリマーアロイが得られる。かかるポリマーアロ
イは、熱可塑性を示し、易加工性を有するというポリマ
ー(A) の特性と、柔軟性、耐オゾン性および耐老化性に
優れているというポリマー(B) の特性とを併せ持つとと
もに、高いtanδをも有するゴム組成物となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゴム組成物につい
て詳細に説明する。本発明のゴム組成物において、ポリ
マー(A) とポリマー(B) との重量割合は80:20〜2
5:75、好ましくは60:40〜40:60である。
ポリマー(A) の重量割合が上記範囲を超えると(ポリマ
ー(B) の重量割合が上記範囲を下回ると)、得られるゴ
ムの硬度が高くなりすぎたり、耐オゾン性や耐老化性が
低下するといった問題が生じる。逆に、ポリマー(A) の
重量割合が上記範囲を下回ると(ポリマー(B) の重量割
合が上記範囲を超えると)、得られるゴム組成物が粉々
の状態になってしまい、実用に供することができないと
いう問題が生じる。
【0017】・ポリマー(A) ポリマー(A) は、ポリイソプレンのセグメントとポリス
チレンのセグメントからなるブロック共重合体であっ
て、より詳しくは、スチレン−イソプレン(またはビニ
ルイソプレン)−スチレンのトリブロック構造を有する
ブロック共重合体である。
【0018】このポリマー(A) は、室温領域でのtan
δが通常1程度以上と、極めて高いことを特徴とする。
また、ポリマー(A) は、熱可塑性を有しており、射出成
形により、融点以上の温度で成形可能である。ポリマー
(A) におけるポリスチレン単位の重量割合は、ポリマー
(A) 全体の10〜30重量%、好ましくは15〜25重
量%、より好ましくは20重量%程度であるのが適当で
ある。ポリスチレン単位の重量割合が30重量%を超え
るとポリマー(A) が硬くなりすぎる。逆に、10重量%
を下回ると擬似架橋点が減少して、ゴム弾性が低下す
る。
【0019】一方、ポリマー(A) のポリイソプレン単位
のうち、ビニルイソプレン単位の含有割合(以下、「ビ
ニルイソプレン含量」という)は50〜70%、好まし
くは55〜70%であるのが適当である。ビニルイソプ
レン含量が50%を下回ると、ポリマー(A) のガラス転
移点が低くなり、室温でのtanδが小さくなる。従っ
て、制振・防振性能に悪影響が及ぶ。一方、ビニルイソ
プレン含量が70%を超えると、ガラス転移点が高くな
り、室温での弾性率が高くなりすぎる(すなわち硬くな
りすぎる)おそれがある。
【0020】上記ポリマー(A) は、ビニルイソプレン含
量の異なる2種以上のものを混合して用いてもよい。こ
の場合、tanδの最大値が若干低下するものの、高い
tanδの値を示す温度領域が広くなる利点がある。ま
た、ポリマー(A) に代えて、ビニルイソプレン単位に水
素を添加し、ポリマー(A) 中の二重結合をほぼ消失させ
たもの(以下、「ポリマー(C) 」という)を用いること
もできる。この場合、耐候性が非常に優れたものとなる
という利点がある。一方、ポリマー(C) を用いる場合に
は、動的加硫によってポリマー(C) 中にポリマー(B) を
分散させにくくなるため、ポリマー(C) とポリマー(B)
との重量割合は60:40〜50:50の範囲で設定す
るのが好ましい。なお、上記ポリマー(C) は、ポリマー
(A) とブレンドして用いることもできる。
【0021】ポリマー(A) の具体例としては、例えば、
クラレ(株)製の商品名「HYBRAR VS−1」
(ビニルイソプレン含量70%)、同社製の商品名「H
YBRAR VS−3」(ビニルイソプレン含量55
%)等があげられる。なかでも、前記「HYBRAR
VS−1」は室温でのtanδが1と極めて高いため、
好適に用いられる。
【0022】また、ポリマー(C) の具体例としては、例
えばクラレ(株)製の商品名「HYBRAR HVS−
3」(ビニルイソプレン含量55%)等があげられる。 ・ポリマー(B) ポリマー(B) は、p−メチルスチレンとイソブチレンと
の共重合体を臭素化したものである。
【0023】ポリマー(B) におけるp−メチルスチレン
の重量割合は5〜20重量%、好ましくは5〜10重量
%であるのが適当である。p−メチルスチレンの重量割
合が上記範囲を超えると、ポリマー(B) のガラス転移点
が上昇して、硬度が高くなりすぎたり、振動減衰能力が
低下するおそれがある。逆に、上記範囲を下回ると、架
橋点が減少して、架橋性が低下するおそれがある。
【0024】p−メチルスチレンとイソブチレンとの共
重合体の臭素化物とは、p−メチルスチレンのメチル基
における水素の1つが臭素に置換したものである。臭素
化p−メチルスチレンの含有割合はポリマー(B) 全体の
0.6〜2重量%、好ましくは1.2〜2重量%であ
る。臭素化p−メチルスチレンの含有割合が多いほど反
応性が高くなる一方、架橋密度が高くなって硬度が高く
なりすぎるおそれがある。逆に、臭素化p−メチルスチ
レンの含有割合が上記範囲を下回ると、架橋が進行せ
ず、クリープが大きくなりすぎるおそれがある。
【0025】上記ポリマー(B) は二重結合を全く有しな
いため、耐候性、耐オゾン性、耐老化性が極めて優れて
いる。また、同じイソブチレンを主骨格とするブチルゴ
ム、臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム等よりも耐オ
ゾン性が優れている。ポリマー(B) の具体例としては、
例えば、エクソン化学(株)製の商品名「EXXPRO
90−10」、同社製の商品名「EXXPRO 89
−4」、同社製の商品名「EXXPRO 93−5」、
同社製の商品名「EXXPRO 89−1」、同社製の
商品名「EXXPRO 93−4」等があげられる。
【0026】・本発明のゴム組成物の作製方法 ポリマー(A) が未加硫の状態で、ポリマー(B) が加硫さ
れた状態である、本発明のゴム組成物を作製する方法と
しては、例えば、ポリマー(A) とポリマー(B)との混合
物に加硫剤や加硫促進剤等を配合し、混練しながら加温
して加硫を進行させる(すなわち、動的加硫する)方法
があげられる。
【0027】以下、本発明のゴム組成物の作製方法とし
て、上記動的加硫による方法を代表して説明する。上記
ポリマー(A) は二重結合を有するため、通常のゴムと同
様に、硫黄や過酸化物の加硫も生じ得る。従って、動的
加硫する際に加硫剤や加硫促進剤の配合量が多過ぎる
と、ポリマー(B) だけでなく、ポリマー(A) までも加硫
されてしまう。その結果、得られるポリマーが粒状に砕
けたゴム粉になり、成形できなくなる。従って、ポリマ
ー(A) よりもポリマー(B) を優先的に加硫させる加硫
剤、加硫促進剤およびその添加量を調整することが重要
になる。
【0028】このような加硫剤および加硫促進剤として
は、例えば亜鉛華とステアリン酸との組み合わせがあげ
られる。この場合、亜鉛華は加硫剤として用いられ、ポ
リマー(B) 100重量部に対して0.5〜4重量部、好
ましくは1〜3重量部添加するのが適当である。また、
ステアリン酸はポリマー(B) 100重量部に対して0.
3〜4重量部、好ましくは0.5〜2重量部添加するの
が適当である。
【0029】また、亜鉛華とステアリン酸との組み合わ
せに代えて、ステアリン酸亜鉛を使用したり、亜鉛華と
ステアリン酸とともに他の加硫促進剤を併用することも
できる。他の加硫促進剤としては、例えばDM(ジベン
ゾチアジルジスルフィド)、M(メルカプトベンゾチア
ゾール)、MZ(メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛
塩)、CZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル
スルフェンアミド)等のチアゾール類;TET(テトラ
エチルチウラムジスルフィド)、TT(テトラメチルチ
ウラムジスルフィド)、TBT(テトラブチルチウラム
ジスルフィド)、TRA(ジペンタメチレンチウラムテ
トラスルフィド)等のチウラム類;PZ(ジメチルジチ
オカルバミン酸亜鉛)、EZ(ジエチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛)、BZ(ジメブルジチオカルバミン酸亜
鉛)、PX(エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛)
等のジチオカルバミン酸塩類などがあげられ、これらの
1種または2種以上が亜鉛華およびステアリン酸と併用
される。
【0030】上記加硫促進剤の添加量は、ポリマー(B)
100重量部に対して0.1〜2重量部、好ましくは
0.3〜1重量部とするのが適当である。ポリマー(B)
の加硫には、前述のように、亜鉛華とステアリン酸(お
よび加硫促進剤)などを用いるほか、アルキルフェノー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、熱反応性フェノール樹脂、
アルキル−フェノールホルムアルデヒド樹脂、臭素化ア
ルキルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂等の樹脂架橋
剤を用いることもできる。このような樹脂架橋剤として
は、例えばスケネクタディケミカルズ社製の商品名「S
P1045」(熱反応性フェノール樹脂)等があげられ
る。
【0031】本発明においては、ポリマー(A) とポリマ
ー(B) との相溶性を向上させるための配合剤(以下、
「相溶化剤」という)を配合することができる。この相
溶化剤としては、両ポリマーと同程度の溶解度パラメー
タを有する物質を用いるのが好ましい。具体的には、例
えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体
の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体の水素添加物、これらのマレイン酸変性物等
があげられる。これらは、ポリマー(A) とポリマー(B)
との総量100重量部に対して0.5〜20重量部、好
ましくは2〜10重量部の割合で配合するのが適当であ
る。配合割合が20重量部を超えると、tanδの低下
を引き起こすといった問題が生じるため、好ましくな
い。逆に、配合割合が0.5重量部を下回ると、上記物
質を添加する効果が得られなくなる。
【0032】本発明においては、上記ポリマー(A) およ
びポリマー(B) に対し、加硫剤および加硫促進剤を配合
し、必要に応じて相溶化剤が配合されるが、さらに必要
に応じて、オイル、樹脂、老化防止剤、ワックス、顔
料、充填剤、補強剤等を配合してもよい。オイルとして
は、例えばパラフィンオイル、ナフテンオイル、アロマ
オイル等のミネラルオイルのほか、フタル酸ジオクチル
(DOP)、アジピン酸ジオクチル(DOA)等の合成
可塑剤が使用可能である。これらのオイルは、ゴムの硬
度を低下させる作用を有する。オイルの配合量は特に限
定されないが、ポリマー(A) とポリマー(B) との総量1
00重量部に対して0〜50重量部の範囲で設定するの
が適当である。オイルの配合量が上記範囲を超えると、
ゴムにブリードが生じるおそれがある。
【0033】樹脂としては、例えばクマロン−インデン
樹脂〔例えば、新日鐵化学(株)製の商品名「エスクロ
ンG−90」(軟化点80〜100℃)、同社製の商品
名「エスクロンV−120」(軟化点111〜130
℃)等〕、フェノール・テルペン系樹脂〔例えば、BA
SF社製の商品名「Koresin」(融点110〜1
30℃)等〕、石油系炭化水素樹脂〔例えば、日本ゼオ
ン(株)製の商品名「クイントンA100」(軟化点1
00℃)等の合成ポリテルペン樹脂、日本石油化学
(株)製の商品名「日石ネオポリマー80」(軟化点8
3℃、臭素価25)等の芳香族系樹脂、エクソン社製の
商品名「エスコレッツ1102」(軟化点94〜106
℃)等の脂肪族系樹脂、同社製の商品名「エスコレッツ
8180」(軟化点80〜92℃、臭素価50)等の脂
肪族系環状炭化水素樹脂など〕、ロジン誘導体〔例え
ば、サンノプコ社製の商品名「SNタック754」
等〕、ハイスチレン樹脂〔例えば、日本合成ゴム(株)
製の商品名「JSR0061」(軟化点約100℃)
等〕などが使用可能である。
【0034】老化防止剤は、特に、本発明のゴム組成物
におけるポリマー(A) 成分の割合が多いとき、その老化
を防止する作用を示す。ワックスは、特にオゾンによる
ポリマー(A) 成分の劣化を防止する作用を示す。顔料
は、本発明のゴム組成物を着色するためのものである
が、白色顔料としての酸化チタンは、紫外線によるポリ
マー(A) 成分の劣化を防止する作用を示す。充填剤は、
ゴムの嵩を増すために配合されるものであって、高価な
ポリマー(A) やポリマー(B) の使用量を減らす作用を果
たすほか、ゴムの高強度化を図ることもできる。
【0035】本発明において、動的加硫は、ポリマー
(A) とポリマー(B) との混合物に上記例示の他の配合剤
を混合した後、混練してせん断力を加えながら加温する
ことによって行われる。混練には、通常用いられるニー
ダー、バンバリーミキサー、小型のラボ用混練機(例え
ば、(株)東洋精機製作所製の「ラボプラストミル」)
等の混練機や、2軸押出機等の押出機が用いられる。混
練温度は、ポリマー(A) が完全に溶融する温度が好まし
い。
【0036】混練時にニーダー、バンバリー、ラボプラ
ストミル等の混練機を用いる場合には、ポリマー(A) お
よびポリマー(B) をステアリン酸とともに混練し、数分
後、亜鉛華を添加して混練すればよい。こうして、ポリ
マー(B) のみを加硫し、未加硫状態のポリマー(A) と、
加硫された状態のポリマー(B) とが互いに入り交じった
状態からなるゴム組成物が得られる。
【0037】なお、上記の方法に代えて、ステアリン酸
を配合して数分間混練した後、前述の加硫促進剤を配合
してさらに数分間混練し、次いで亜鉛華を添加して混練
する方法を用いてもよい。混練時に2軸押出機等の押出
機を用いる場合には、ペレット化したポリマー(A) とポ
リマー(B) とを、ステアリン酸、亜鉛華および必要に応
じて加硫促進剤とブレンドして押出機に投入し、動的加
硫すればよい。
【0038】動的加硫の条件としては特に限定されない
が、例えば、ポリマー(A) の溶融温度付近またはそれ以
上の温度、通常150〜220℃の温度範囲で加熱しな
がら、ポリマー(B) の加硫が完了するまで、押出機内で
両ポリマーにせん断力を加えればよい。前述のようにし
て得られた動的加硫物は、例えばペレット状に成形し、
射出成形機等の通常のプラスチックを成形する方法を用
いて、所望の形状に成形することができる。
【0039】・本発明のゴム組成物のtanδについて 本発明のゴム組成物におけるtanδの値は、JIS
K 6394に準拠して、温度を−80〜80℃の範囲
で変えて、試験振動数10Hz、ひずみ振幅0.1%で
測定したときのtanδの最大値が0.7以上、好まし
くは0.9以上であるのが適当である。
【0040】・ゴム組成物の微細構造について 特開平7−292210号公報のように、熱可塑性を有
するポリマー(A) と、ブチルゴム(IIR)等のゴムと
からなる動的加硫物を走査型電子顕微鏡で観察すると、
ゴムはプラスチック相中にて粒状でされた状態で加硫さ
れており、ポリマー(A) とゴムとが海−島構造を形成し
ている。
【0041】図2および3に、後述する比較例4、5で
得られた動的加硫物をオスミウム酸で染色して倍率20
00倍で撮影した電子顕微鏡写真を示す。図2はポリマ
ー(A) とスチレン−ブタジエンゴム(SBR)との動的
加硫物(比較例4)の写真、図3はポリマー(A) とアク
リロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)との動的加硫
物(比較例5)の写真である。
【0042】SBR、NBRはいずれも分子内にブタジ
エンの二重結合を有しており、これらのゴムは、イソプ
レンの二重結合を持つポリマー(A) よりもオスミウム酸
で染色されやすいことを特徴とする。オスミウム酸で染
色された箇所は電子を反射し易くなって白く映る。但
し、図2および3は白黒反転して現像した写真であるた
め、SBRやNBRの部分が黒く映っている。すなわ
ち、図2および3で白っぽく見える部分は未加硫のポリ
マー(A) を示しており、全体的に黒っぽく見える部分は
加硫されたSBRまたはNBRを示している。なお、小
さな黒い点は亜鉛華(ZnO)の粒子である。
【0043】図2および3より明らかなように、白っぽ
く見える部分が海部を構成し、全体的に黒っぽく見える
部分が島部を構成している。従って、ポリマー(A) とS
BR等のゴムからなる動的加硫物が明確な海−島構造を
形成することがわかる。なお、後述する比較例6で得ら
れる、ポリマー(A) とブチルゴム(IIR)との動的加
硫物も、明確な海−島構造を形成する。
【0044】これに対し、本発明のゴム組成物では、図
1に示すように、ポリマー(A) とポリマー(B) とが明確
な海−島構造を形成せず、2種の海相が入り交じった状
態となっている。なお、図1は、後述する実施例3で得
られた、ポリマー(A) とポリマー(B) とを含むゴム組成
物における電子顕微鏡写真(倍率2000倍、白黒反転
画像)である。
【0045】ポリマー(B) は分子内に二重結合を有しな
いため、オスミウム酸で染色されない。一方、ポリマー
(A) は二重結合を有するため、オスミウム酸で染色され
る。すなわち、図1で全体的に黒っぽく見える部分がポ
リマー(A) を示し、白っぽく見える部分がポリマー(B)
を示す。小さな黒い点は亜鉛華(ZnO)の粒子であ
る。
【0046】図1に示すように明確な海−島構造をとら
ない場合には、一般にゴム相の存在により成形性が低下
すると考えられているが、本発明のゴム組成物において
は成形性が良好である。また、本発明のゴム組成物は、
高温での圧縮永久ひずみが小さいという利点を有する
が、これは本発明のゴム組成物が明確な海−島構造を形
成しないことによるものと推測される。
【0047】ゴム組成物の成形性の目安としては、例え
ばフローテスターで測定した粘度を用いることができ
る。ポリマー(A) を単独にて170℃で加熱溶融し、4
90kgf/cm2 の荷重を加えて、φ1.0mm、長
さ10mmの穴を通過させたときの粘度は、約550ポ
アズ(P)である。粘度の値は、上記値の2倍程度であ
っても、成形性にはほとんど影響を与えない。従って、
本発明のゴム組成物は、フローテスターで測定した粘度
が1200ポアズ以下、好ましくは1000ポアズ以下
であれば充分である。
【0048】こうして得られた本発明のゴム組成物は種
々の分野で使用することができる。例えば、冷蔵庫や洗
濯機における制振部材や、CD、MD、カセットテープ
等の録音・再生機器、CD−ROM、DVD、MO、相
変化光ディスク(PD)等の記録・再生機器におけるダ
ンパー(振動減衰部材)のほか、斜張橋や吊り橋のケー
ブル用ダンパー、パチンコ台でのパチンコ玉の衝撃吸収
クッション部材、住宅用の積層木質床材における制振部
材、車止め、自転車や自動二輪車用のグリップあるいは
ミラー用マウント、その他低温〜70℃程度の温度範囲
において、振動を減衰するための種々の用途に使用する
ことができる。
【0049】
【実施例】
実施例1〜5および比較例1、2 ポリマー(A) としてクラレ(株)製の商品名「HYBR
AR VS−1」を使用し、ポリマー(B) としてエクソ
ン化学(株)製の商品名「EXXPRO 90−10」
を使用した。
【0050】上記ポリマー(A) に必要に応じてパラフィ
ンオイル(出光興産(株)製の商品名「PW−38
0」)を加え、ニーダーで混練した後、ペレット状に成
形した。上記ポリマー(B) もペレット状に成形した。次
いで、上記ポリマー(A) のペレットとポリマー(B) のペ
レットとを表1に示す割合で混合し、このペレットの総
量100重量部に対して、亜鉛華、ステアリン酸および
加硫促進剤DM(ジベンゾチアジルジスルフィド、大内
新興化学(株)製の商品名「ノクセラーDM」)をそれ
ぞれ表1に示す割合で混合した。
【0051】さらに、これを二軸押出機(アイペック社
製の型番「HTM3838−2」)に投入して、200
℃、混練速度200rpmにて混練しつつ動的加硫を行
った後、得られた樹脂をペレット化した。次いで、この
ペレットを押出機(前出の「ラボプラストミル」)にて
180℃でシート状に成形した。
【0052】参考例 ポリマー(A) として「HYBRAR VS−1」(前
出)を使用した。このポリマー(A) のみを押出成形機
(前出)に投入して、180℃で溶融混練し、シート状
に成形した。上記実施例1〜5、比較例1、2および参
考例で得られたシートを試験片として、以下の特性の測
定・評価を行った。
【0053】(硬度)試験片の硬さHS (JIS A)
を、JIS K 6301−5.2「スプリング式硬さ
試験 A形」に準拠して測定した。硬さ(HS ,JIS
A)の値は75以下、好ましくは65以下であるのが
適当である。 (tanδ)試験片のtanδを粘弾性スペクトロメー
ターで測定した。測定は、JISK 6394に準拠し
て、試験振動数10Hz、ひずみ振幅0.1%で行っ
た。tanδの値は最大値で0.5以上、好ましくは
0.7以上であるのが適当である。
【0054】(亀裂発生時間)試験片に50%の伸長を
加え、オゾン濃度50pphm、40℃の雰囲気下に放
置して、肉眼で確認できる亀裂が試験片表面に発生し始
めた時間を測定した。亀裂発生時間が短いほど、耐オゾ
ン性や耐老化性が低いことを示す。本発明においては、
96時間以上経過後も亀裂が生じていない場合に、耐オ
ゾン性や耐老化性が良好であるとした。
【0055】(引張強さ、伸び)試験片の引張強さTB
(kgf/cm2 )および伸びEB (%)を、それぞれ
をJIS K 6301に準拠して測定した。引張強さ
B は50kgf/cm2 以上、好ましくは70kgf
/cm2 以上であるのが適当であって、伸びEB は20
0%以上、好ましくは300%以上であるのが適当であ
る。
【0056】(圧縮永久ひずみ率)JIS K 630
1に準拠し、試験片に25%の圧縮変形を付与して70
℃で22時間放置した後、試験片に残存した歪みを測定
して、圧縮永久ひずみ率CS(%)を求めた。圧縮永久
ひずみ率CSは70%以下、好ましくは50%以下であ
るのが適当である。
【0057】(粘度)試験片を170℃で加熱溶融し、
490kgf/cm2 の荷重を加えて、φ1.0mm、
長さ10mmの穴を通過させたときの粘度(ポアズ)を
フローテスター(島津製作所(株)製の型番「CFT−
500」)で測定した。粘度は1200ポアズ以下、好
ましくは1000ポアズ以下であるのが、動的加硫後の
流動性、射出成形等による成形性の観点から適当であ
る。
【0058】以上の各特性の測定・評価結果を表1に示
す。
【0059】
【表1】
【0060】比較例3〜6 ポリマー(B) に代えて、天然ゴム(NR、マレイシア製
の「SMR CV」)、スチレン−ブタジエンゴム(S
BR、日本合成ゴム(株)製の型番「1502」)、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR、日本ゼオン
(株)製の商品名「DN219」)およびブチルゴム
(IIR、エクソン社製の商品名「IIR365」)の
いずれかのゴムをそれぞれペレット状に成形して使用し
た。
【0061】次いで、上記ペレットとポリマー(A) のペ
レットとの総量100重量部に対して、硫黄、亜鉛華、
ステアリン酸、加硫促進剤DM(前出)、加硫促進剤T
ET(テトラエチルチウラムジスルフィド、大内新興化
学(株)製の商品名「ノクセラーTET」)および加硫
促進剤CZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル
スルフェンアミド、同社製の商品名「ノクセラーC
Z」)をそれぞれ表2に示す割合で混合した。
【0062】さらに、これを二軸押出機(前出)に投入
して、180℃、混練速度60rpmにて混練しつつ動
的加硫を行った後、実施例1〜5と同様にしてシート状
に成形した。 実施例6 ポリマー(A) として、「HYBRAR VS−1」(前
出)とクラレ(株)製の商品名「HYBRAR VS−
3」とを使用した。
【0063】上記ポリマー(A) とポリマー(B) とを表2
に示す割合で混合し、両ポリマーの総量100重量部に
対して、亜鉛華、ステアリン酸および加硫促進剤DM
(前出)を配合したほかは、実施例1〜5と同様にして
動的加硫を行い、得られたペレットをシート状に成形し
た。 実施例7 ポリマー(A) に加えて、ポリマー(A) のビニルイソプレ
ン単位に水素を添加したポリマー(C) を用いた。使用し
たポリマー(C) は、クラレ(株)製の商品名「HYBR
AR HVS−3」であった。
【0064】上記ポリマー(A) 、ポリマー(C) およびポ
リマー(B) を表2に示す割合で混合し、両ポリマーの総
量100重量部に対して、亜鉛華、ステアリン酸および
加硫促進剤DM(前出)を配合したほかは、実施例1〜
5と同様にして動的加硫を行い、得られたペレットをシ
ート状に成形した。上記実施例6、7および比較例3〜
6で得られたシートを試験片として、前述と同じ特性の
測定・評価を行った。その結果を表2に示す。
【0065】
【表2】
【0066】表1および2より明らかなように、実施例
1〜7は、いずれもtanδが高く、耐オゾン性や柔軟
性に優れており、引張強さ、伸びおよび圧縮永久ひずみ
率の各特性も充分な値を示した。また、動的加硫後も流
動性を有しているため、射出成形が可能であった。これ
に対し、ポリマー(A) の比率が多過ぎる比較例1では、
硬度が高くなりすぎたり、亀裂の発生時間が短いといっ
た問題が生じた。また、ポリマー(A) の比率が少なすぎ
る比較例2では、生成物が粉状の加硫物となり、シート
状への成形が不可能であった。
【0067】比較例3〜6は、いずれもポリマー(A) と
ゴムとの動的加硫物である。これらの比較例は、いずれ
も亀裂の発生時間が短く、かつ最終的に試験片に破断が
生じるなど、耐オゾン性や耐老化性が極めて低かった。
参考例は、ポリマー(A) を単独で用いて成形した場合を
示す。この場合、硬度が高く、tanδも実施例1〜7
に比べて低く、亀裂の発生時間が短いことから耐オゾン
性も低く、かつ圧縮永久ひずみ率が大きいという問題が
あった。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
tanδが高く、耐オゾン性、耐老化性および柔軟性に
優れたゴム材料を提供できるゴム組成物が得られる。ま
た、本発明のゴム組成物は、成型時の加硫工程が不要
で、射出成形などでの成形が可能であることから、易加
工性を有している。
【0069】従って、本発明のゴム組成物は、制振ゴム
部材や防振ゴム部材等の用途に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3で得られたゴム組成物(シート)の電
子顕微鏡写真である。
【図2】比較例4で得られたゴム組成物(シート)の電
子顕微鏡写真である。
【図3】比較例5で得られたゴム組成物(シート)の電
子顕微鏡写真である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソプレンとスチレンとのブロック共重合
    体であるポリマー(A) と、p−メチルスチレンとイソブ
    チレンとの共重合体の臭素化物であるポリマー(B) とを
    80:20〜25:75の重量比で含み、前記ポリマー
    (A) が未加硫の状態で、前記ポリマー(B) が加硫された
    状態であることを特徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】ポリマー(B) が、ポリマー(A) との混練時
    に動的加硫されたものである請求項1記載のゴム組成
    物。
  3. 【請求項3】ポリマー(B) が、亜鉛華とステアリン酸と
    の存在下で動的加硫されたものである請求項2記載のゴ
    ム組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253020A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Sumitomo Chem Co Ltd 積層成形体
JP2006089704A (ja) * 2004-08-27 2006-04-06 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた架橋ゴム
WO2007114062A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Zeon Corporation ゴム組成物およびゴム架橋物
JP2010195869A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Diamond Polymer Science Co Ltd 硫化促進助剤
JP2016033030A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 AvanStrate株式会社 ガラス板梱包用パレット

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