JP3480012B2 - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents
熱可塑性エラストマー組成物Info
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- JP3480012B2 JP3480012B2 JP29361793A JP29361793A JP3480012B2 JP 3480012 B2 JP3480012 B2 JP 3480012B2 JP 29361793 A JP29361793 A JP 29361793A JP 29361793 A JP29361793 A JP 29361793A JP 3480012 B2 JP3480012 B2 JP 3480012B2
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- Japan
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- thermoplastic elastomer
- elastomer composition
- weight
- core
- parts
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- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮永久歪と溶融粘度
のバランス、材料強度および耐候性に優れた熱可塑性エ
ラストマー組成物ならびに該エラストマー組成物を成形
してなるゴム成形品に関する。
のバランス、材料強度および耐候性に優れた熱可塑性エ
ラストマー組成物ならびに該エラストマー組成物を成形
してなるゴム成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーとしては主にポリプロピレンとエチレン−プロピ
レン系ゴムからなるものが広く知られているが分子構造
中に極性基を有していないため耐油性に乏しい事が欠点
として挙げられていた。またこの欠点を改良するためポ
リプロピレンとアクリロニトリル−ブタジエン系ゴム
(以下NBR)複合体などが発明されたが本材料は耐油
性には優れるものの分子構造中にジエンを有しているた
め耐オゾン性、即ち耐候性に弱い事が欠点として挙げら
れていた。一方で自動車用途を中心に耐熱性、耐候性、
耐油性を兼ね備えた材料が近年望まれている。アクリル
ゴムはこれらの特性を全て具備しているが、架橋ゴムで
あるが為に、加硫工程が必要であること、リサイクル性
などに大きな問題があった。
トマーとしては主にポリプロピレンとエチレン−プロピ
レン系ゴムからなるものが広く知られているが分子構造
中に極性基を有していないため耐油性に乏しい事が欠点
として挙げられていた。またこの欠点を改良するためポ
リプロピレンとアクリロニトリル−ブタジエン系ゴム
(以下NBR)複合体などが発明されたが本材料は耐油
性には優れるものの分子構造中にジエンを有しているた
め耐オゾン性、即ち耐候性に弱い事が欠点として挙げら
れていた。一方で自動車用途を中心に耐熱性、耐候性、
耐油性を兼ね備えた材料が近年望まれている。アクリル
ゴムはこれらの特性を全て具備しているが、架橋ゴムで
あるが為に、加硫工程が必要であること、リサイクル性
などに大きな問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、圧縮永久歪
と溶融粘度のバランスに優れ、引張強度等に代表される
一般的な材料強度に優れる熱可塑性エラストマー組成物
ならびに該エラストマー組成物を成形してなるゴム成形
品を提供することを目的とする。
と溶融粘度のバランスに優れ、引張強度等に代表される
一般的な材料強度に優れる熱可塑性エラストマー組成物
ならびに該エラストマー組成物を成形してなるゴム成形
品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述のよ
うな現状に鑑み、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂にコア
−シェル型のアクリル系ラテックスゴムおよび可塑剤を
配合してなる樹脂組成物について鋭意検討した結果、本
発明を完成するに至った。
うな現状に鑑み、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂にコア
−シェル型のアクリル系ラテックスゴムおよび可塑剤を
配合してなる樹脂組成物について鋭意検討した結果、本
発明を完成するに至った。
【0005】即ち本発明は、熱可塑性ポリオレフィン系
樹脂、コア−シェル型のアクリル系ラテックスゴム、可
塑剤からなる圧縮永久歪と溶融粘度のバランスおよび引
張り強度等の材料強度に優れる熱可塑性エラストマー組
成物である。
樹脂、コア−シェル型のアクリル系ラテックスゴム、可
塑剤からなる圧縮永久歪と溶融粘度のバランスおよび引
張り強度等の材料強度に優れる熱可塑性エラストマー組
成物である。
【0006】以下に本発明の詳細を記述する。
【0007】本発明で用いる熱可塑性ポリオレフィン系
樹脂とは、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、エチレンとα−オレフィンの共重
合体、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リブテン、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリプロピレ
ン系樹脂などが挙げられる。ポリプロピレン系樹脂とし
てはポリプロピレンホモポリマー、エチレン含量3〜4
5重量%プロピレン・エチレンブロック共重合体及びエ
チレン含量0.5〜10重量%のプロピレン・エチレン
ランダム共重合体等が挙げられる。ここで用いる熱可塑
性ポリオレフィン系樹脂は特に限定されないが耐熱性等
の観点からはポリプロピレン系樹脂が好んで用いられ
る。
樹脂とは、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、エチレンとα−オレフィンの共重
合体、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リブテン、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリプロピレ
ン系樹脂などが挙げられる。ポリプロピレン系樹脂とし
てはポリプロピレンホモポリマー、エチレン含量3〜4
5重量%プロピレン・エチレンブロック共重合体及びエ
チレン含量0.5〜10重量%のプロピレン・エチレン
ランダム共重合体等が挙げられる。ここで用いる熱可塑
性ポリオレフィン系樹脂は特に限定されないが耐熱性等
の観点からはポリプロピレン系樹脂が好んで用いられ
る。
【0008】このような熱可塑性ポリオレフィン系樹脂
は後述のコア−シェル型アクリル系ラッテクスゴム10
0重量部に対して5〜50重量部、より好ましくは10
〜30重量部配合することが望まれる。5重量部以下で
あると成形加工性が著しく低下することがある。また、
50重量部以上であると表面硬度が著しく高くなりゴム
的な性質を損なう恐れがある。
は後述のコア−シェル型アクリル系ラッテクスゴム10
0重量部に対して5〜50重量部、より好ましくは10
〜30重量部配合することが望まれる。5重量部以下で
あると成形加工性が著しく低下することがある。また、
50重量部以上であると表面硬度が著しく高くなりゴム
的な性質を損なう恐れがある。
【0009】本発明に用いるコア−シェル型アクリル系
ラテックスゴムの構造はブチルアクリレートを主な主成
分として2個以上の反応性の等しい二重結合を持つ単量
体(架橋性単量体)、例えばジビニルベンゼン等の芳香
族ジビニル単量体、あるいはブチレングリコールジアク
リレート等の化合物で架橋が施されたコア材および該コ
ア材の表面部分が熱可塑性樹脂で構成されるシェル材と
からなることを特徴とするコア−シェルラテックスをい
う。
ラテックスゴムの構造はブチルアクリレートを主な主成
分として2個以上の反応性の等しい二重結合を持つ単量
体(架橋性単量体)、例えばジビニルベンゼン等の芳香
族ジビニル単量体、あるいはブチレングリコールジアク
リレート等の化合物で架橋が施されたコア材および該コ
ア材の表面部分が熱可塑性樹脂で構成されるシェル材と
からなることを特徴とするコア−シェルラテックスをい
う。
【0010】該コア−シェル型ラテックスゴムを構成す
るコア材に用いられる単量体としてはガラス転移温度が
−20℃のゴム状となることが好ましく、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等が挙げられる。さらに必要であればこれらの
単量体と共重合可能なスチレン、ビニルトルエン、αメ
チルスチレン等のスチレン系単量体、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート等の
メタクリル酸アルキルエステル等と共重合しても差し支
えない。
るコア材に用いられる単量体としてはガラス転移温度が
−20℃のゴム状となることが好ましく、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等が挙げられる。さらに必要であればこれらの
単量体と共重合可能なスチレン、ビニルトルエン、αメ
チルスチレン等のスチレン系単量体、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート等の
メタクリル酸アルキルエステル等と共重合しても差し支
えない。
【0011】架橋性単量体としては2個以上の反応性の
等しい2重結合を持つ単量体、例えばジビニルベンゼン
等の芳香族ジビニル単量体、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、ブチ
レングリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジア
クリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、オリ
ゴエチレングリコールジアクリレート、オリゴエチレン
グリコールジメタクリレート等が挙げられるが、ブチレ
ングリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジアク
リレートが好ましい。以上の様な原料で構成され、実質
的に2重結合を含まないコア−シェル型ラテックスであ
って、コア材は架橋の程度に関わらず架橋が施されてい
れば目的を達成する。
等しい2重結合を持つ単量体、例えばジビニルベンゼン
等の芳香族ジビニル単量体、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、ブチ
レングリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジア
クリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、オリ
ゴエチレングリコールジアクリレート、オリゴエチレン
グリコールジメタクリレート等が挙げられるが、ブチレ
ングリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジアク
リレートが好ましい。以上の様な原料で構成され、実質
的に2重結合を含まないコア−シェル型ラテックスであ
って、コア材は架橋の程度に関わらず架橋が施されてい
れば目的を達成する。
【0012】本発明において用いられるコア−シェル型
ラテックスゴムは多段式に乳化、シード重合を行うこと
でコア材部分の平均粒子径やシェル材の平均厚みを均一
に調製することができる。本発明においてはこのコア材
部分の平均粒子径は0.05〜5μm、さらに0.15
〜1μmであるものを用いることが好ましい。平均粒子
径が0.05μmより小さいと充分なゴム弾性すなわち
圧縮永久歪を発現させることが困難となり、5μmより
大きいと材料強度を損なう恐れがある。また、平均粒子
径の大きいものは同一組成のとき圧縮永久歪の改善に効
果的である。
ラテックスゴムは多段式に乳化、シード重合を行うこと
でコア材部分の平均粒子径やシェル材の平均厚みを均一
に調製することができる。本発明においてはこのコア材
部分の平均粒子径は0.05〜5μm、さらに0.15
〜1μmであるものを用いることが好ましい。平均粒子
径が0.05μmより小さいと充分なゴム弾性すなわち
圧縮永久歪を発現させることが困難となり、5μmより
大きいと材料強度を損なう恐れがある。また、平均粒子
径の大きいものは同一組成のとき圧縮永久歪の改善に効
果的である。
【0013】本発明に用いるコア−シェル型ラテックス
ゴムのシェル材の厚みは5〜50nm、好ましくは10
〜30nmである。すなわち、シェル厚みが5nmより
薄いと組成物のゴムとしての柔軟性には優れるもののシ
ェル材を構成する高分子同士との絡み合いが充分でなく
なる傾向にあり、材料強度が損なわれるおそれがある。
シェル材の厚みを増加することよって材料強度や圧縮永
久歪を向上させることができるが必要以上に厚くすると
材料強度には優れるものの組成物の硬度が著しく高くな
り成形物は樹脂ライクになり熱可塑性エラストマーとし
ての柔軟性を損なうことがある。ここでいうシェル厚み
と絡み合いとは密接な関係があり、同一シェル厚みのと
きは絡み点間分子量の小さい方が絡み易く、たとえば本
発明に用いたシェル材はポリメタクリル酸メチル(絡み
点間分子量9200、(S.Wu,J. Polym.
Sci. Polym. Phys. 1989,
(27),723))、スチレン−アクリロニトリル共
重合体(同11500)、ポリスチレン(同1870
0)である。従って、好ましくは絡み点間分子量は25
000以下、さらに好ましくは20000以下である。
ゴムのシェル材の厚みは5〜50nm、好ましくは10
〜30nmである。すなわち、シェル厚みが5nmより
薄いと組成物のゴムとしての柔軟性には優れるもののシ
ェル材を構成する高分子同士との絡み合いが充分でなく
なる傾向にあり、材料強度が損なわれるおそれがある。
シェル材の厚みを増加することよって材料強度や圧縮永
久歪を向上させることができるが必要以上に厚くすると
材料強度には優れるものの組成物の硬度が著しく高くな
り成形物は樹脂ライクになり熱可塑性エラストマーとし
ての柔軟性を損なうことがある。ここでいうシェル厚み
と絡み合いとは密接な関係があり、同一シェル厚みのと
きは絡み点間分子量の小さい方が絡み易く、たとえば本
発明に用いたシェル材はポリメタクリル酸メチル(絡み
点間分子量9200、(S.Wu,J. Polym.
Sci. Polym. Phys. 1989,
(27),723))、スチレン−アクリロニトリル共
重合体(同11500)、ポリスチレン(同1870
0)である。従って、好ましくは絡み点間分子量は25
000以下、さらに好ましくは20000以下である。
【0014】本発明において可塑剤の使用には、制限を
受けない。本発明で用いることができる可塑剤として
は、例えば、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−2
−エチルヘキシル(DOP)、フタル酸ジ−n−オクチ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジイソオクチル、
フタル酸オクチルデシル、フタル酸ブチルベンジル、イ
ソフタル酸ジ−2−エチルヘキシル等のフタル酸系可塑
剤、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOA)、ア
ジピン酸ジ−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、セ
バシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル
などの脂肪族エステル系可塑剤、トリメリット酸トリオ
クチル、トリメリット酸トリデシル、等のピロメリット
酸系可塑剤、リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチ
ルヘキシル、リン酸2−エチルヘキシルジフェニル、リ
ン酸トリクレジル等のリン酸エステル系可塑剤、サクシ
ネート系可塑剤、エポキシ系大豆油などのエポキシ系可
塑剤、ポリエステル系高分子可塑剤等が挙げられ、これ
らの1種、または2種以上が使用できる。これらの可塑
剤以外にも例えばナフテン系鉱物オイル、パラフィン系
オイル等の各種オイルを使用することもできる。また、
可塑剤の分子量は限定されない。
受けない。本発明で用いることができる可塑剤として
は、例えば、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−2
−エチルヘキシル(DOP)、フタル酸ジ−n−オクチ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジイソオクチル、
フタル酸オクチルデシル、フタル酸ブチルベンジル、イ
ソフタル酸ジ−2−エチルヘキシル等のフタル酸系可塑
剤、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOA)、ア
ジピン酸ジ−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、セ
バシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル
などの脂肪族エステル系可塑剤、トリメリット酸トリオ
クチル、トリメリット酸トリデシル、等のピロメリット
酸系可塑剤、リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチ
ルヘキシル、リン酸2−エチルヘキシルジフェニル、リ
ン酸トリクレジル等のリン酸エステル系可塑剤、サクシ
ネート系可塑剤、エポキシ系大豆油などのエポキシ系可
塑剤、ポリエステル系高分子可塑剤等が挙げられ、これ
らの1種、または2種以上が使用できる。これらの可塑
剤以外にも例えばナフテン系鉱物オイル、パラフィン系
オイル等の各種オイルを使用することもできる。また、
可塑剤の分子量は限定されない。
【0015】可塑剤の添加量はコア−シェル型アクリル
系ラテックスゴム100重量部に対して10〜150重
量部が好ましく、より好ましくは20〜100重量部、
さらに好ましくは30〜70重量部である。すなわち、
10重量部未満では材料強度は優れるものの熱可塑性エ
ラストマーとしての柔軟性にかけることがある。一方、
150重量部を越えると柔軟性、低粘度性、圧縮永久歪
にすぐれるものの、著しく材料強度が損なわれたり、表
面のべたつき等可塑剤のブリードの問題を生じる恐れが
ある。
系ラテックスゴム100重量部に対して10〜150重
量部が好ましく、より好ましくは20〜100重量部、
さらに好ましくは30〜70重量部である。すなわち、
10重量部未満では材料強度は優れるものの熱可塑性エ
ラストマーとしての柔軟性にかけることがある。一方、
150重量部を越えると柔軟性、低粘度性、圧縮永久歪
にすぐれるものの、著しく材料強度が損なわれたり、表
面のべたつき等可塑剤のブリードの問題を生じる恐れが
ある。
【0016】本発明による熱可塑性ポリオレフィン系組
成物には、材料強度を向上させる目的で相溶化剤を必要
量添加しても良い。この様な相溶化剤としてはコア−シ
ェル型のラテックスゴムのシェル成分(A成分)とポリ
オレフィン系樹脂(B成分)の界面改質が目的となるの
で両成分を含む化学構造を有するもの(A−B)、ある
いは各成分とそれぞれ相溶する成分(C−D、ここでC
はAと相溶、DはBと相溶)で構成されるをが好まし
い。これらのA−B系、C−D系相溶化剤は重合様式が
ブロック共重合体、グラフト共重合体、マルチブロック
共重合体、ランダム共重合体のいずれでもよく分子量も
限定されない。例えば、シェル材がポリスチレンで構成
されるラッテクスゴムを使用した場合、相溶化剤として
は市販のスチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン樹
脂(以下SEBSと略す)、スチレン−エチレン−プロ
ピレン−スチレン樹脂(以下SEPSと略す)等を用い
ることができる。さらに、上述の目的を達成せしめるた
めに界面での反応を利用することもできる。すなわち、
コア材あるいはシェル材に反応性官能基たとえばアミノ
基、エポキシ基等を導入し、一方で熱可塑性ポリオレフ
ィンに酸無水物変性、カルボン酸変性を直接行い、両者
を溶融混練時に反応させることができる。熱可塑性ポリ
オレフィンとの相溶性に優れる樹脂にあらかじめ酸無水
物変性、カルボン酸変性を施し、必要量熱可塑性ポリオ
レフィンに添加して該変性体を反応型の相溶化剤として
用いることもできる。さらに、官能基変性したコア−シ
ェル型のラテックスゴムと官能基変性したポリオレフィ
ン系樹脂との間に第3成分としてシラン系、およびチタ
ネート系に代表される各種カップリング剤を用いて両者
を反応させることもできる。界面で反応を伴わない上述
の相溶化剤(SEBS、SEPS)とこれらの反応型相
溶化剤やカップリング剤を併用しても差し支えない。
成物には、材料強度を向上させる目的で相溶化剤を必要
量添加しても良い。この様な相溶化剤としてはコア−シ
ェル型のラテックスゴムのシェル成分(A成分)とポリ
オレフィン系樹脂(B成分)の界面改質が目的となるの
で両成分を含む化学構造を有するもの(A−B)、ある
いは各成分とそれぞれ相溶する成分(C−D、ここでC
はAと相溶、DはBと相溶)で構成されるをが好まし
い。これらのA−B系、C−D系相溶化剤は重合様式が
ブロック共重合体、グラフト共重合体、マルチブロック
共重合体、ランダム共重合体のいずれでもよく分子量も
限定されない。例えば、シェル材がポリスチレンで構成
されるラッテクスゴムを使用した場合、相溶化剤として
は市販のスチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン樹
脂(以下SEBSと略す)、スチレン−エチレン−プロ
ピレン−スチレン樹脂(以下SEPSと略す)等を用い
ることができる。さらに、上述の目的を達成せしめるた
めに界面での反応を利用することもできる。すなわち、
コア材あるいはシェル材に反応性官能基たとえばアミノ
基、エポキシ基等を導入し、一方で熱可塑性ポリオレフ
ィンに酸無水物変性、カルボン酸変性を直接行い、両者
を溶融混練時に反応させることができる。熱可塑性ポリ
オレフィンとの相溶性に優れる樹脂にあらかじめ酸無水
物変性、カルボン酸変性を施し、必要量熱可塑性ポリオ
レフィンに添加して該変性体を反応型の相溶化剤として
用いることもできる。さらに、官能基変性したコア−シ
ェル型のラテックスゴムと官能基変性したポリオレフィ
ン系樹脂との間に第3成分としてシラン系、およびチタ
ネート系に代表される各種カップリング剤を用いて両者
を反応させることもできる。界面で反応を伴わない上述
の相溶化剤(SEBS、SEPS)とこれらの反応型相
溶化剤やカップリング剤を併用しても差し支えない。
【0017】本発明による熱可塑性ポリオレフィン系組
成物には、その性能を極端に低下させない程度に通常オ
レフィン系樹脂に添加される炭酸カルシウム、タルク等
に代表される無機充填材、三酸化アンチモンやホウ酸亜
鉛に代表される難燃剤、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸亜鉛等の熱安定剤、及び酸化防止剤、紫外線吸収
剤などの各種添加剤を必要に応じて添加することができ
る。
成物には、その性能を極端に低下させない程度に通常オ
レフィン系樹脂に添加される炭酸カルシウム、タルク等
に代表される無機充填材、三酸化アンチモンやホウ酸亜
鉛に代表される難燃剤、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸亜鉛等の熱安定剤、及び酸化防止剤、紫外線吸収
剤などの各種添加剤を必要に応じて添加することができ
る。
【0018】本発明の樹脂組成物を得るための混練方法
は特に限定されるものではなく一般的な混練方法を用い
ることができる。すなわち、熱可塑性ポリオレフィン系
樹脂、コア−シェル型のアクリル系ラテックスゴムを配
合し、ロール混練機、バンバリー型混練機および1軸あ
るいは2軸押出機等により剪断力下、加熱溶融混合する
ことで容易に混練することができる。コア−シェル型の
アクリル系ラテックスゴムと可塑剤とをあらかじめ上述
の方法で混合しておくと分散性の良い組成物を得るのに
効果的である。さらに該樹脂組成物の混練物は通常の成
形加工方法、すなわちプレス成形機、押出し成形機、射
出成形機等を用いて容易に加熱溶融成形することができ
る。
は特に限定されるものではなく一般的な混練方法を用い
ることができる。すなわち、熱可塑性ポリオレフィン系
樹脂、コア−シェル型のアクリル系ラテックスゴムを配
合し、ロール混練機、バンバリー型混練機および1軸あ
るいは2軸押出機等により剪断力下、加熱溶融混合する
ことで容易に混練することができる。コア−シェル型の
アクリル系ラテックスゴムと可塑剤とをあらかじめ上述
の方法で混合しておくと分散性の良い組成物を得るのに
効果的である。さらに該樹脂組成物の混練物は通常の成
形加工方法、すなわちプレス成形機、押出し成形機、射
出成形機等を用いて容易に加熱溶融成形することができ
る。
【0019】本発明の樹脂組成物に関する成形加工性の
一目安として例えばキャピラリー式レオメーターで測定
した溶融粘度を挙げることができる。該レオメーターに
おける剪断速度が103 (sec-1)において溶融粘度
が3000(ポイズ)以下さらに好ましくは2500
(ポイズ)以下のとき容易に射出成形等の生産性の高い
成形方法を用いて成形加工することができる。
一目安として例えばキャピラリー式レオメーターで測定
した溶融粘度を挙げることができる。該レオメーターに
おける剪断速度が103 (sec-1)において溶融粘度
が3000(ポイズ)以下さらに好ましくは2500
(ポイズ)以下のとき容易に射出成形等の生産性の高い
成形方法を用いて成形加工することができる。
【0020】本発明の熱可塑性エラストマーを用いて成
形したゴム材料は、例えば、ウェザーストリップ、グラ
スランチャンネル、パッキング、バンパーコーナー、サ
イドモール、ドアミラー用ジョイント等の自動車外装用
部材、チェンジレバーブーツ及びノブ、ヘッドレスト及
びアームレスト等の自動車内装用部材、各種シール材、
各種ガスケットを含む工業用パッキン材料、ケーブル、
カールコード、マイクロホンコード等の電線被覆用部
材、防水・止水用土木シート及び窓サッシグレージング
等の建築用部材等に幅広く利用することができる。
形したゴム材料は、例えば、ウェザーストリップ、グラ
スランチャンネル、パッキング、バンパーコーナー、サ
イドモール、ドアミラー用ジョイント等の自動車外装用
部材、チェンジレバーブーツ及びノブ、ヘッドレスト及
びアームレスト等の自動車内装用部材、各種シール材、
各種ガスケットを含む工業用パッキン材料、ケーブル、
カールコード、マイクロホンコード等の電線被覆用部
材、防水・止水用土木シート及び窓サッシグレージング
等の建築用部材等に幅広く利用することができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0022】実施例1
コア−シェル型のアクリル系ラテックスゴム(武田薬品
(株)製スタフィロイド1413)100重量部に対し
て可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DO
P)を50重量部を配合し、8インチロールを用いて1
70℃10分間溶融混練した。該混練物150重量部に
対してポリプロピレン樹脂(東ソーポリプロJ5100
A、東ソー(株)製、以下PPと略す。)20重量部配
合して同ロールを用いて10分間混練し、目的の混合試
料を得た。
(株)製スタフィロイド1413)100重量部に対し
て可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DO
P)を50重量部を配合し、8インチロールを用いて1
70℃10分間溶融混練した。該混練物150重量部に
対してポリプロピレン樹脂(東ソーポリプロJ5100
A、東ソー(株)製、以下PPと略す。)20重量部配
合して同ロールを用いて10分間混練し、目的の混合試
料を得た。
【0023】得られた混合試料はプレス成形し各材料試
験に供した。試験結果を表3に示した。
験に供した。試験結果を表3に示した。
【0024】(圧縮永久歪の評価)JISK6301に
準拠し圧縮永久歪試験を行った。(70℃、22時間) (引張強度の評価)試験片を以下のサイズに調製し、東
洋精機(株)製テンシロンを用いて引張強度の試験を行
った。 引張用…ASTM1822 に準拠したL形ダンベル試
験片(標線間距離:9.7mm、 幅:3.18mm、
厚み:2mm) 引張速度 :50mm/分(引張、引裂) (溶融粘度の評価)溶融粘度の測定は東洋精機製作所製
キャピログラフ(ダイス;φ=1.0mm、L=60m
m)により190℃で測定した。以下、溶融粘度とは上
記条件で測定した剪断速度が1200(1/sec)の
ときの値をいう。
準拠し圧縮永久歪試験を行った。(70℃、22時間) (引張強度の評価)試験片を以下のサイズに調製し、東
洋精機(株)製テンシロンを用いて引張強度の試験を行
った。 引張用…ASTM1822 に準拠したL形ダンベル試
験片(標線間距離:9.7mm、 幅:3.18mm、
厚み:2mm) 引張速度 :50mm/分(引張、引裂) (溶融粘度の評価)溶融粘度の測定は東洋精機製作所製
キャピログラフ(ダイス;φ=1.0mm、L=60m
m)により190℃で測定した。以下、溶融粘度とは上
記条件で測定した剪断速度が1200(1/sec)の
ときの値をいう。
【0025】実施例2
実施例1においてコア−シェル型アクリル系ラテックス
の代わりに表1に記載した以外及び表2に記載した配合
組成とした以外は同様の条件によって目的の組成物を
得、材料試験を行った。試験結果を表3に示した。
の代わりに表1に記載した以外及び表2に記載した配合
組成とした以外は同様の条件によって目的の組成物を
得、材料試験を行った。試験結果を表3に示した。
【0026】実施例3
コア−シェル型アクリル系ラテックスゴム(武田薬品
(株)製スタフィロイド1408)100重量部に対し
て可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DO
P)を50重量部を配合し、8インチロールを用いて1
50℃5分間溶融混練した(以下、ラテックス系組成物
と呼ぶ)。別途、PP100重量部に対してSEPS
((株)クラレ製セプトン2043)10重量部を同ロ
ールを用いて170℃10分間溶融混練した(以下、P
P系組成物と呼ぶ)。ラテックス系組成物とPP系組成
物を150:44の割合で配合し、同ロールを用いて1
70℃10分間溶融混練して目的の組成物を得、プレス
成形後、各材料試験に供した。試験結果を表3に示し
た。
(株)製スタフィロイド1408)100重量部に対し
て可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DO
P)を50重量部を配合し、8インチロールを用いて1
50℃5分間溶融混練した(以下、ラテックス系組成物
と呼ぶ)。別途、PP100重量部に対してSEPS
((株)クラレ製セプトン2043)10重量部を同ロ
ールを用いて170℃10分間溶融混練した(以下、P
P系組成物と呼ぶ)。ラテックス系組成物とPP系組成
物を150:44の割合で配合し、同ロールを用いて1
70℃10分間溶融混練して目的の組成物を得、プレス
成形後、各材料試験に供した。試験結果を表3に示し
た。
【0027】実施例4
SEPSセプトン2043を使用せず、ラテックス系組
成物とPPとの配合を150:40にした以外は実施例
3と同様に混練および成形を行い、材料試験を行った。
試験結果を表3に示した。
成物とPPとの配合を150:40にした以外は実施例
3と同様に混練および成形を行い、材料試験を行った。
試験結果を表3に示した。
【0028】実施例5
コア−シェル型アクリル系ラテックスゴム(武田薬品
(株)製スタフィロイド3106、アミノ基含量=0.
15mol/Kg)100重量部に対して可塑剤として
フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)を50重量
部を配合し、8インチロールを用いて150℃5分間溶
融混練した(以下、ラテックス系組成物と呼ぶ)。別
途、PP100重量部に対して無水マレイン酸変性PP
(三洋化成(株)製ユーメックス1010、無水マレイ
ン酸含量=10wt%、以下MAH−PPと略す)を20
重量部配合し同ロールを用いて170℃10分間溶融混
練した(以下、PP系組成物と呼ぶ)。ラテックス系組
成物とPP系組成物を150:24の割合で配合し、実
施例3と同様の混練、成形を行い各材料試験に供した。
試験結果を表3に示した。
(株)製スタフィロイド3106、アミノ基含量=0.
15mol/Kg)100重量部に対して可塑剤として
フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)を50重量
部を配合し、8インチロールを用いて150℃5分間溶
融混練した(以下、ラテックス系組成物と呼ぶ)。別
途、PP100重量部に対して無水マレイン酸変性PP
(三洋化成(株)製ユーメックス1010、無水マレイ
ン酸含量=10wt%、以下MAH−PPと略す)を20
重量部配合し同ロールを用いて170℃10分間溶融混
練した(以下、PP系組成物と呼ぶ)。ラテックス系組
成物とPP系組成物を150:24の割合で配合し、実
施例3と同様の混練、成形を行い各材料試験に供した。
試験結果を表3に示した。
【0029】実施例6
ユーメックス1010を使用せず、ラテックス系組成物
とPPとの配合を150:20にした以外は実施例5と
同様に混練および成形を行ない、材料試験を行なった。
試験結果を表3に示した。
とPPとの配合を150:20にした以外は実施例5と
同様に混練および成形を行ない、材料試験を行なった。
試験結果を表3に示した。
【0030】比較例1,2
実施例1において用いたコア−シェル型アクリル系ラテ
ックスの代わりに部分架橋NBR(日本合成ゴム(株)
製PNC−38、アクリロニトリル含量40%、粒子径
0.05〜0.1μm)を用い表2に記載した配合組成
とした以外は実施例1と同様の条件によって目的の組成
物を得、材料試験を行った。試験結果を表3に示した。
ックスの代わりに部分架橋NBR(日本合成ゴム(株)
製PNC−38、アクリロニトリル含量40%、粒子径
0.05〜0.1μm)を用い表2に記載した配合組成
とした以外は実施例1と同様の条件によって目的の組成
物を得、材料試験を行った。試験結果を表3に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】本発明により得られた樹脂組成物は、圧
縮永久歪と溶融粘度のバランスに優れ、なおかつ材料強
度や耐候性に優れた熱可塑性エラストマーとなる。
縮永久歪と溶融粘度のバランスに優れ、なおかつ材料強
度や耐候性に優れた熱可塑性エラストマーとなる。
Claims (8)
- 【請求項1】コア−シェル型のアクリル系ラテックスゴ
ム100重量部に対して熱可塑性ポリオレフィン系樹脂
が5〜50重量部、可塑剤をコア−シェル型のアクリル
系ラテックスゴム100重量部に対して10〜150重
量部からなり、 圧縮永久歪が70%未満、引張強度が3
0kg/cm2以上の値を有することを特徴とする熱可
塑性エラストマー組成物。 - 【請求項2】 コア−シェル型アクリル系ラテックスゴム
のシェル材の平均粒子径が0.05〜5μmである請求
項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項3】 コア−シェル型アクリル系ラテックスゴム
のシェル材が5〜50nmの厚みを有することを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の熱可塑性エラストマ
ー組成物。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3 のいずれかに記載の熱
可塑性エラストマー組成物を成形してなる自動車外装用
部材。 - 【請求項5】請求項1〜請求項3 のいずれかに記載の熱
可塑性エラストマー組成物を成形してなる自動車内装用
部材。 - 【請求項6】請求項1〜請求項3 のいずれかに記載の熱
可塑性エラストマー組成物を成形してなるパッキン材
料。 - 【請求項7】請求項1〜請求項3 のいずれかに記載の熱
可塑性エラストマー組成物を成形してなる電線被覆用部
材。 - 【請求項8】請求項1〜請求項3 のいずれかに記載の熱
可塑性エラストマー組成物を成形してなる土木建築用部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29361793A JP3480012B2 (ja) | 1992-12-04 | 1993-11-24 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-325340 | 1992-12-04 | ||
JP32534092 | 1992-12-04 | ||
JP29361793A JP3480012B2 (ja) | 1992-12-04 | 1993-11-24 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220293A JPH06220293A (ja) | 1994-08-09 |
JP3480012B2 true JP3480012B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=26559491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29361793A Expired - Fee Related JP3480012B2 (ja) | 1992-12-04 | 1993-11-24 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3480012B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6191197B1 (en) * | 1996-09-23 | 2001-02-20 | Bridgestone Corporation | Extended polymer compostion derived from blends of elastomers and syndiotactic polystyrene |
JP5167931B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2013-03-21 | 日立電線株式会社 | ノンハロゲン難燃樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル |
JP2010235834A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kaneka Corp | 熱可塑性エラストマー組成物 |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29361793A patent/JP3480012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06220293A (ja) | 1994-08-09 |
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