JP2021013132A - 振動素子、振動子、電子機器、及び移動体 - Google Patents

振動素子、振動子、電子機器、及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】Q値の高い振動素子を提供すること。【解決手段】振動素子100は、基部130と、基部130から第1方向に延出し第2方向に並ぶ第1振動腕110及び第2振動腕120と、を備える振動素子100であって、第1振動腕110は、基部130から延出する第1腕部111と、第1腕部111の先端に接続されている第1錘部112とを有し、第2振動腕120は、基部130から延出する第2腕部121と、第2腕部121の先端に接続されている第2錘部122とを有し、第1腕部111の幅の中心を通る第1仮想中心線に対して、第1錘部112の第2振動腕120側の質量をM1、第1錘部112の第2振動腕120と逆側の質量をM2とし、第2腕部121の幅の中心を通る第2仮想中心線に対して、第2錘部122の第1振動腕110側の質量をM1、第2錘部122の第1振動腕110と逆側の質量をM2としたとき、0.952<M2/M1<1.000を満たすことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、振動素子、振動子、電子機器、及び移動体に関する。
特許文献1には、棒状の2本の足部と、2本の足部の一方の端部を結合する基部と、2本の足部の他方の端部のそれぞれに結合された錘部とからなり、同一の厚みで一体に構成された振動子において、2個の錘部の重心間距離が2本の足部の重心間距離よりも短い振動子が開示されている。
特開2002−141770号公報
特許文献1に記載の振動素子によれば、2個の錘部としての第1、第2錘部の重心間距離を、2本の足部としての第1、第2振動腕の重心間距離よりも小さくすることにより、Q値が高く振動漏れの少ない振動素子が実現できるとある。しかしながら、重心間距離やQ値については、具体的な数値の開示も示唆もされていないため、この構成によりQ値の高い振動素子を実現することが困難であった。
振動素子は、基部と、前記基部から第1方向に延出し前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ第1振動腕及び第2振動腕と、を備える振動素子であって、前記第1振動腕は、前記基部から延出する第1腕部と、前記第1腕部の先端に接続されている第1錘部とを有し、前記第2振動腕は、前記基部から延出する第2腕部と、前記第2腕部の先端に接続されている第2錘部とを有し、前記第2方向における前記第1腕部の幅の中心を通る第1仮想中心線に対して、前記第1錘部の前記第2振動腕側の質量をM1、前記第1錘部の前記第2振動腕と逆側の質量をM2とし、前記第2方向における前記第2腕部の幅の中心を通る第2仮想中心線に対して、前記第2錘部の前記第1振動腕側の質量をM1、前記第2錘部の前記第1振動腕と逆側の質量をM2としたとき、0.952<M2/M1<1.000を満たすことを特徴とする。
上記の振動素子は、前記第1錘部は、前記第1腕部より前記第2方向の幅が広く、前記第2錘部は、前記第2腕部より前記第2方向の幅が広く、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面において、前記第1仮想中心線に対して、前記第1錘部の前記第2振動腕側の面積をS1、前記第1錘部の前記第2振動腕と逆側の面積をS2とし、前記第2仮想中心線に対して、前記第2錘部の前記第1振動腕側の面積をS1、前記第2錘部の前記第1振動腕と逆側の面積をS2としたとき、0.952<S2/S1<1.000を満たすことが好ましい。
上記の振動素子は、0.957<M2/M1<0.991を満たすことが好ましい。
上記の振動素子は、0.957<S2/S1<0.991を満たすことが好ましい。
上記の振動素子は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面視において、前記第1錘部及び前記第2錘部は矩形状をなし、前記第1錘部における、前記第1腕部の前記先端から離れた側かつ前記第2錘部から離れた側の角部が面取りされ、前記第2錘部における、前記第2腕部の前記先端から離れた側かつ前記第1錘部から離れた側の角部が面取りされていることが好ましい。
上記の振動素子において、前記第1錘部及び前記第2錘部の少なくとも一方の表面には、金属部材を含むことが好ましい。
振動子は、上記の振動素子と、前記振動素子を収納するパッケージと、を備えることを特徴とする。
電子機器は、上記の振動素子を備えることを特徴とする。
移動体は、上記の振動素子を備えることを特徴とする。
実施形態1に係る振動子の構成を示す平面図。 図1におけるA−A線での断面図。 振動素子の第1錘部及び第2錘部を拡大して示す平面図。 錘部の質量比とQ値との関係を説明するグラフ。 変形例1に係る振動素子の第1錘部を拡大して示す平面図。 変形例2に係る振動素子の第1錘部を拡大して示す平面図。 図6におけるB−B線での断面図。 変形例3に係る振動素子の第1錘部を拡大して示す平面図。 図8におけるC−C線での断面図。 実施形態2に係る振動素子の構成を示す平面図。 実施形態3に係る振動素子の構成を示す平面図。 実施形態4に係る振動素子の構成を示す平面図。 実施形態5に係るパーソナルコンピューターの一例を示す斜視図。 実施形態6に係るスマートフォンの一例を示す斜視図。 実施形態7に係るディジタルスチルカメラの一例を示す斜視図。 実施形態8に係る自動車の一例を示す斜視図。
1.実施形態1
図1は、実施形態1に係る振動子の構成を示す平面図である。図2は、図1におけるA−A線での断面図である。図3は、振動素子の第1錘部及び第2錘部を拡大して示す平面図である。図4は、錘部の質量比とQ値との関係を説明するグラフである。なお、以下の図では、必要に応じて、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を図示しており、各矢印の先端側を「プラス側」、基端側を「マイナス側」とする。また、Z軸に沿う両方向は上下方向でありプラス側を「下」、マイナス側を「上」ともいう。また、第1方向は、Y軸に対応し、第2方向は、X軸に対応する。
図1及び図2に示すように、振動子1は、振動素子100と、振動素子100を収納するパッケージ10と、を有している。
1−1.パッケージ
パッケージ10は、上面に開放する凹部21を有する箱状のベース20と、凹部21の開口を塞ぐようにベース20に接合されている板状のリッド30とを有している。X軸及びY軸を含む平面視にて、ベース20の凹部21、すなわちベース20の内壁は、ベース20の強度を向上させるために、角丸長方形状を成している。このようなパッケージ10は、凹部21がリッド30にて塞がれることにより形成された収納空間を有しており、この収納空間に振動素子100が気密的に収納されている。また、凹部21には、段差部22が設けられており、振動素子100は、例えば、エポキシ系、シリコン系、ビスマレイミド系、アクリル系の樹脂に導電性フィラーを混合した導電性接着剤40を介して段差部22に固定されている。
なお、収納空間内は、減圧状態又は真空状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。これにより、振動素子100の振動特性が向上する。
ベース20の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。また、リッド30の構成材料としては、特に限定されないが、ベース20の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース20の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース20とリッド30の接合は、特に限定されず、例えば、接着剤を介して接合してもよいし、シーム溶接や加熱溶接のように金属を溶融させること等により接合してもよい。
また、ベース20の段差部22には、接続端子23,24が形成されている。振動素子100は、導電性接着剤40を介して接続端子23,24と電気的に接続されている。接続端子23,24は、ベース20を貫通する貫通電極などを介してベース20の底面に形成された外部端子に電気的に接続されている。
接続端子23,24、貫通電極及び外部端子の構成としては、それぞれ、導電性を有していれば、特に限定されないが、例えば、クロム(Cr)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)などのメタライズ層に、ニッケル(Ni)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
1−2.振動素子
振動素子100は、Zカット水晶板と、Zカット水晶板上に形成された電極とで構成されている。これにより、振動素子100は、優れた振動特性を発揮することができる。Zカット水晶板とは、水晶の光学軸であるZ軸を厚さ方向とする水晶基板である。なお、水晶のZ軸は、振動素子100の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、厚さ方向に対して若干傾いていてもよい。若干とは、15°未満程度を意味する。
振動素子100は、基部130と、基部130からY軸のマイナス側に延出し、X軸に沿って並ぶ第1振動腕110及び第2振動腕120と、を有している。基部130は、X軸及びY軸に平行な平面であるXY平面に広がり、Z軸を厚さ方向とする板状をなしている。基部130は、X軸及びY軸を含む平面視で、基部130のY軸に沿う方向の途中の部分がくびれた形状をなしている。すなわち、基部130は、第1、第2振動腕110,120が延出している第1基部131と、第1基部131に対して第1、第2振動腕110,120とは反対側に設けられた第2基部133と、第1基部131と第2基部133とを連結する連結部132と、を含んでいる。第2基部133のY軸に沿うプラス側の両角部は、ベース20の内壁に倣って面取りされている。第2基部133は、前述した導電性接着剤40を介してパッケージ10の接続端子23,24に固定されている。連結部132は、第1基部131よりもX軸に沿う幅方向の幅が小さい。これにより、基部130のY軸に沿った長さを小さくしつつ、振動漏れを小さくすることができる。
第1振動腕110は、基部130から延出する第1腕部111と、第1腕部111の先端に接続されている第1錘部112と、を有している。第2振動腕120は、基部130から延出する第2腕部121と、第2腕部121の先端に接続されている第2錘部122と、を有している。第1、第2振動腕110,120は、Y軸に沿って互いに平行に構成されている。第1、第2錘部112,122のX軸に沿う幅は、第1、第2腕部111,121のX軸に沿う幅よりも広い。これにより、振動素子100における振動周波数の低周波数化を図ったり、第1、第2振動腕110,120のY軸に沿う方向の小型化を図ったりすることができる。
第1振動腕110は、XY平面で構成された一対の主面に対して開放しているとともにY軸に沿って延在している1対の有底の溝117を有している。第1振動腕110は、1対の溝117が形成されている部分において略H型の横断面形状をなしている。第2振動腕120は、XY平面で構成された一対の主面に対して開放しているとともにY軸に沿って延在している1対の有底の溝127を有している。第2振動腕120は、1対の溝127が形成されている部分において略H型の横断面形状をなしている。このような溝117,127を形成することにより、熱弾性損失を低減することができる。
図示は省略するが、第1振動腕110の1対の溝117の内面には、1対の第1駆動用電極が形成され、第1振動腕110の幅方向における1対の側面には、1対の第2駆動用電極が形成されている。第2振動腕120の1対の溝127の内面には、1対の第2駆動用電極が形成され、第2振動腕120の幅方向における1対の側面には、1対の第1駆動用電極が形成されている。このように形成された第1駆動用電極と第2駆動用電極との間に交番電圧を印加すると、第1、第2振動腕110,120が互いに接近と離間を繰り返すようにXY平面に沿う面内の両方向に所定の周波数で振動する。
第1、第2駆動用電極の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料、又はこれらの導電材料が積層された構成により形成することができる。
1−3.錘部の構成
次に、第1、第2錘部112,122の構成について説明する。
図1及び図3に示すように、第1振動腕110の第1錘部112は、Y軸に長い矩形状をなし、第1錘部112のX軸に沿う幅は、第1腕部111のX軸に沿う幅よりも広い。平面視において、第1錘部112は、第2錘部122から離れる側、かつ第1錘部における第1腕部の先端から離れる側の角部が面取りされている。本実施形態では、第1錘部112には、X軸に沿うマイナス側及びY軸に沿うマイナス側とで形成される角部に、第1の面取部113、第2の面取部114が形成されている。なお、第1錘部112は、さらに、X軸に沿うマイナス側及びY軸に沿うプラス側とで形成される角部に面取りのある構成であってもよい。
第2振動腕120の第2錘部122は、Y軸に長い矩形状をなし、第2錘部122のX軸に沿う幅は、第2腕部121のX軸に沿う幅よりも広い。平面視において、第2錘部122は、第1錘部112から離れる側、かつ第2錘部における第2腕部の先端から離れる側の角部が面取りされている。本実施形態では、第2錘部122には、X軸に沿うプラス側及びY軸に沿うマイナス側とで形成される角部に、第1の面取部123、第2の面取部124が形成されている。なお、第2錘部122は、さらに、X軸に沿うプラス側及びY軸に沿うプラス側とで形成される角部に面取りのある構成であってもよい。
第1の面取部113,123は、X軸とでなす内角が略30°になるように形成され、第2の面取部114,124は、X軸とでなす内角が略60°になるように形成されている。第1の面取部113,123及び第2の面取部114,124は、水晶の結晶面に沿っているので、角部を好適に面取りすることができる。第1の面取部113,123及び第2の面取部114,124によって、第1錘部112及び第2錘部122をベース20の内壁に倣って面取りすることができる。振動素子100の四隅は、ベース20の内壁の形状に沿うように面取りされているので、面取りのされていない振動素子よりも小型なパッケージに実装することができる。本実施形態では、1つの角部を2つの面取部で形成する構成を示したが、1つの面取部や3つ以上の面取部で面取りした構成や、曲線状に面取りした構成であってもよい。
第1錘部112は、X軸及びY軸を含む平面視において、第1の領域115と第2の領域116とで構成されている。第1の領域115は、X軸に沿う方向における第1腕部111の幅の中心を通る第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部112の第2振動腕120側の領域である。第2の領域116は、第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部112の第2振動腕120と逆側の領域である。
第2錘部122は、X軸及びY軸を含む平面視において、第1の領域125と第2の領域126とで構成されている。第1の領域125は、X軸に沿う方向における第2腕部121の幅の中心を通る第2仮想中心線CL2に対して、第2錘部122の第1振動腕110側の領域である。第2の領域126は、第2仮想中心線CL2に対して、第2錘部122の第1振動腕110と逆側の領域である。
第1の領域115,125の質量を第1の質量M1とし、第2の領域116,126の質量を第2の質量M2としたとき、第1錘部112の第1の領域115と第2の領域116との質量比M2/M1、及び第2錘部122の第1の領域125と第2の領域126との質量比M2/M1は、0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されている。
図4は、質量比M2/M1と振動素子100の振動漏れのみを考慮したQ値(以下、単にQ値という)との関係を示している。図4の縦軸は振動素子100のQ値を表し、横軸は質量比M2/M1を表している。なお、図4のQ値は、質量比M2/M1=1の時のQ値で規格化した値である。図4に示すように、質量比M2/M1が0.952を超え、1.000未満である振動素子100は、質量比M2/M1が1.000の振動素子、すなわち第1錘部112の重心と第1仮想中心線CL1とが一致し、かつ、第2錘部122の重心と第2仮想中心線CL2とが一致している振動素子よりも高いQ値を得ることができる。
さらには、第1錘部112の第1の領域115と第2の領域116との質量比M2/M1、及び第2錘部122の第1の領域125と第2の領域126との質量比M2/M1は、0.957<M2/M1<0.991を満たすように構成されていることが好ましい。図4に示すように、質量比M2/M1が0.957を超え、0.991未満である振動素子100は、質量比M2/M1が1.000の振動素子よりも10%以上高いQ値を得ることができる。
ここで、振動素子100をX軸及びY軸を含む平面で平面視したときの一対の主面のうちの少なくとも一方の主面において、第1の領域115,125の面積を第1の面積S1とし、第2の領域116,126の面積を第2の面積S2とする。本実施形態の振動素子100は、Z軸に沿う厚さが略均一な水晶基板で形成されているので、第1錘部112及び第2錘部122の質量比M2/M1は、面積比S2/S1と実効的に同一であると言える。
したがって、第1錘部112及び第2錘部122の単位面積当たりの質量が同じ場合、第1錘部112の第1の領域115と第2の領域116との面積比S2/S1、及び第2錘部122の第1の領域125と第2の領域126との面積比S2/S1は、0.952<S2/S1<1.000を満たすように構成されていると言え、上述と同様の効果を奏することができる。
また、第1錘部112の第1の領域115と第2の領域116との面積比S2/S1、及び第2錘部122の第1の領域125と第2の領域126との面積比S2/S1は、0.957<S2/S1<0.991を満たすように構成されていることが好ましいと言え、上述と同様の効果を奏することができる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
振動素子100は、第1錘部112を構成する第1の領域115と第2の領域116との質量比M2/M1、及び第2錘部122を構成する第1の領域125と第2の領域126との質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されている。発明者は、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000の振動素子100は、質量比M2/M1が等しい振動素子よりもQ値が向上することを見出した。したがって、Q値の高い振動素子100を提供することができる。
振動素子100の第1錘部112を構成する第1の領域115と第2の領域116と、及び第2錘部122を構成する第1の領域125と第2の領域126とは、厚さが略均一な水晶基板で形成されている。振動素子100は、第1の領域115と第2の領域116との面積比S2/S1、及び第1の領域125と第2の領域126との面積比S2/S1が0.952<S2/S1<1.000を満たすように構成されている。発明者は、面積比S2/S1が0.952<S2/S1<1.000の振動素子100は、面積比S2/S1が等しい振動素子よりもQ値が向上することを見出した。したがって、Q値の高い振動素子100を提供することができる。
振動素子100は、第1錘部112を構成する第1の領域115と第2の領域116との質量比M2/M1、及び第2錘部122を構成する第1の領域125と第2の領域126との質量比M2/M1が0.957<M2/M1<0.991を満たすように構成されている。発明者は、質量比M2/M1が0.957<M2/M1<0.991の振動素子100は、質量比M2/M1が等しい振動素子よりもQ値が10%以上向上することを見出した。したがって、さらにQ値の高い振動素子100を提供することができる。
振動素子100の第1錘部112を構成する第1の領域115と第2の領域116と、及び第2錘部122を構成する第1の領域125と第2の領域126とは、厚さが略均一な水晶基板で形成されている。振動素子100は、第1の領域115と第2の領域116との面積比S2/S1、及び第1の領域125と第2の領域126との面積比S2/S1が0.957<S2/S1<0.991を満たすように構成されている。発明者は、面積比S2/S1が0.957<S2/S1<0.991の振動素子100は、面積比S2/S1が等しい振動素子よりもQ値が10%以上向上することを見出した。したがって、さらにQ値の高い振動素子100を提供することができる。
振動素子100は、第1錘部112における、前記第1腕部111の先端から離れた側かつ第2錘部122から離れた側の角部、及び第2錘部122における、第2腕部121の先端から離れた側かつ第1錘部112から離れた側の角部が面取りされることにより、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されているので、Q値の高い振動素子100を提供することができる。また、第1錘部112及び第2錘部122をこのように面取りすることで、振動素子100とパッケージ10との間の間隔を十分に確保することもできるため、振動素子100とパッケージ10とが接触することで振動素子100が破損してしまう可能性を低減することもできる。
振動子1は、第1錘部112における、前記第1腕部111の先端から離れた側かつ第2錘部122から離れた側の角部、及び第2錘部122における、第2腕部121の先端から離れた側かつ第1錘部112から離れた側の角部が面取りされることにより、面積比S2/S1が0.952<S2/S1<1.000を満たすように構成された振動素子100を備えているので、Q値の高い振動子1を提供することができる。
実施形態1の変形例を以下に述べる。
以下の変形例は、上記実施形態1における第1錘部112及び第2錘部122の構成が異なっていること以外、実施形態1で説明した振動素子100と同じである。なお、第2錘部は、第1錘部とY軸に関して線対称の構成であるので、その説明を省略する。また、以下の説明で使用する図では、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
2.変形例1
図5は、変形例1に係る振動素子の第1錘部を拡大して示す平面図である。
振動素子200は、基部130と、基部130からY軸のマイナス側に延出し、X軸に沿って並ぶ第1振動腕210及び図示しない第2振動腕と、を有している。第1振動腕210は、基部130から延出する第1腕部111と、第1腕部111の先端に接続されている第1錘部212と、を有している。第1錘部212は、Y軸に沿って長い矩形状をなしている。第1錘部212のZ軸に沿う厚さは、略均一である。第1錘部212のX軸に沿う幅は、第1腕部111のX軸に沿う幅よりも広い。
第1錘部212は、X軸及びY軸を含む平面視において、第1の領域215と第2の領域216とで構成されている。第1の領域215は、X軸に沿う方向における第1腕部111の幅の第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部212の第2振動腕側の領域である。第2の領域216は、第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部212の第2振動腕と逆側の領域である。第1の領域215のX軸に沿う幅W1は、第2の領域216のX軸に沿う幅W2よりも広い。
第1の領域215の質量は第1の質量M1であり、第2の領域216の質量は第2の質量M2である。また、第1の領域215の面積は第1の面積S1であり、第2の領域216の面積は第2の面積S2である。このように、第1錘部212は、第1の領域215の幅W1と第2の領域216の幅W2とを異ならせることにより、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されている。また、第1錘部212の面積比S2/S1が0.952<S2/S1<1.000を満たすように構成されている。これにより、実施形態1と同様にQ値の高い振動素子200を得ることができる。
3.変形例2
図6は、変形例2に係る振動素子の第1錘部を拡大して示す平面図である。図7は、図6におけるB−B線での断面図である。
振動素子300は、基部130と、基部130からY軸のマイナス側に延出し、X軸に沿って並ぶ第1振動腕310及び図示しない第2振動腕と、を有している。第1振動腕310は、基部130から延出する第1腕部111と、第1腕部111の先端に接続されている第1錘部312と、を有している。第1錘部312は、Y軸に沿って長い矩形状をなしている。第1錘部312のX軸に沿う幅は、第1腕部111のX軸に沿う幅よりも広く、第1錘部312は、X軸及びY軸を含む平面視において、X軸に沿う方向における第1腕部111の幅の中心を通る第1仮想中心線CL1に関して線対称に構成されている。
第1錘部312は、平面視において、第1の領域315と第2の領域316とで構成されている。第1の領域315は、第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部312の第2振動腕側の領域である。第2の領域316は、第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部312の第2振動腕と逆側の領域である。
第1錘部312の表面には、金属部材318が含まれている。詳しくは、第1の領域315及び第2の領域316は、Z軸に沿う厚さが略均一な水晶基板で形成されている。本変形例では、第1錘部312は、第1の領域315の上面に金属部材318を形成することで、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されている。これにより、実施形態1と同様にQ値の高い振動素子300を得ることができる。
金属部材318としては、上述した第1、第2駆動用電極の金属材料などを用いることができる。なお、本変形例では、第1の領域315に金属部材318が形成された構成を例示したが、第1の領域315及び第2の領域316に金属部材318が形成され、第1の領域315の金属部材318の質量が、第2の領域316の金属部材318の質量よりも大きい構成であってもよい。また、第1の領域315及び第2の領域316に金属部材318が形成され、第1の領域315の金属部材318のZ軸に沿う平均厚さが、第2の領域316の金属部材318のZ軸に沿う平均厚さよりも厚い構成であってもよい。
4.変形例3
図8は、変形例3に係る振動素子の第1錘部を拡大して示す平面図である。図9は、図8におけるC−C線での断面図である。
振動素子400は、基部130と、基部130からY軸のマイナス側に延出し、X軸に沿って並ぶ第1振動腕410及び図示しない第2振動腕と、を有している。第1振動腕410は、基部130から延出する第1腕部111と、第1腕部111の先端に接続されている第1錘部412と、を有している。第1錘部412は、Y軸に沿って長い矩形状をなしている。第1錘部412のX軸に沿う幅は、第1腕部111のX軸に沿う幅よりも広く、第1錘部412は、X軸及びY軸を含む平面視において、X軸に沿う方向における第1腕部111の幅の中心を通る第1仮想中心線CL1に関して線対称に構成されている。
第1錘部412は、平面視において、第1の領域415と第2の領域416とで構成されている。第1の領域415は、第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部412の第2振動腕側の領域である。第2の領域416は、第1仮想中心線CL1に対して、第1錘部412の第2振動腕と逆側の領域である。
第1錘部412は、第2の領域416のZ軸に沿う厚さT2を、第1の領域415のZ軸に沿う厚さT1よりも薄くすることにより、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されている。このような構成の第1錘部412は、フォトリソグラフィ技術を用いたウエットエッチングやドライエッチングによって形成することができる。これにより、実施形態1と同様にQ値の高い振動素子400を得ることができる。また、第1の領域415及び第2の領域416のZ軸に沿う厚さは、それぞれの領域内で均一である必要はなく、第2の領域416の平均厚さを、第1の領域415のZ軸に沿う平均厚さよりも薄くする構成であってもよい。
なお、実施形態1及び変形例1〜3で示した錘部の構成のうち、第1錘部に適用する構成と、第2錘部に適用する構成とが異なっていてもよい。また、第1錘部及び第2錘部は、実施形態1及び変形例1〜3で示した錘部の構成を適宜組み合わせた構成により、0.952<M2/M1<1.000となる質量比M2/M1を実現させてもよい。
5.実施形態2
図10は、実施形態2に係る振動素子の構成を示す平面図である。実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
振動素子500は、Zカット水晶板と、Zカット水晶板上に形成された電極とで構成されている。振動素子500は、基部530と、基部530からY軸のマイナス側に延出し、X軸に沿って並ぶ第1振動腕110及び第2振動腕120と、固定部540とを有している。基部530は、X軸及びY軸に平行な平面であるXY平面に広がり、Z軸を厚さ方向とする板状をなしている。固定部540は、基部530から第1振動腕110と第2振動腕120との間に延出している。固定部540は、2つの導電性接着剤40を介して図示しないパッケージの接続端子に固定されている。
X軸及びY軸を含む平面視において、振動素子500は、第1錘部112における、前記第1腕部111の先端から離れた側かつ第2錘部122から離れた側の角部、及び第2錘部122における、第2腕部121の先端から離れた側かつ第1錘部112から離れた側の角部が面取りされることにより、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されているので、Q値の高い振動素子500を得ることができる。
また、振動素子500は、平面視において、基部530のY軸に沿うプラス側の両角部も面取りされている。すなわち、振動素子500の四隅は、ベースの内壁の形状に沿うように面取りされているので、面取りのされていない振動素子よりも小型なパッケージに実装することができる。また、振動素子500とパッケージ10との間隔を十分に確保することもできるため、振動素子500とパッケージ10とが接触することで振動素子500が破損してしまう可能性を低減することもできる。
6.実施形態3
図11は、実施形態3に係る振動素子の構成を示す平面図である。実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
振動素子600は、Zカット水晶板と、Zカット水晶板上に形成された電極とで構成されている。振動素子600は、基部130と、基部130からY軸のマイナス側に延出し、X軸に並ぶ第1振動腕110及び第2振動腕120と、第1保持腕640と、第2保持腕650とを有している。第1保持腕640は、第2基部133のX軸に沿うマイナス側からX軸に沿うマイナス側に延出し、さらに第1腕部111に沿ってY軸に沿うマイナス側に延出している。第2保持腕650は、第2基部133のX軸に沿うプラス側からX軸に沿うプラス側に延出し、さらに第2腕部121に沿ってY軸に沿うマイナス側に延出している。第1保持腕640及び第2保持腕650は、導電性接着剤40を介して図示しないパッケージの接続端子に固定されている。
X軸及びY軸を含む平面視において、振動素子600は、第1錘部112における、前記第1腕部111の先端から離れた側かつ第2錘部122から離れた側の角部、及び第2錘部122における、第2腕部121の先端から離れた側かつ第1錘部112から離れた側の角部が面取りされることにより、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されているので、Q値の高い振動素子600を得ることができる。
また、振動素子600は、平面視において、第1保持腕640のX軸に沿うマイナス側及びY軸に沿うプラス側とで形成される角部と、第2保持腕650のX軸に沿うプラス側及びY軸に沿うプラス側とで形成される角部とが面取りされている。すなわち、振動素子600の四隅は、ベースの内壁の形状に沿うように面取りされているので、面取りのされていない振動素子よりも小型なパッケージに実装することができる。また、振動素子600とパッケージ10との間隔を十分に確保することもできるため、振動素子600とパッケージ10とが接触することで振動素子600が破損してしまう可能性を低減することもできる。
7.実施形態4
図12は、実施形態4に係る振動素子の構成を示す平面図である。実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
振動素子700は、Zカット水晶板と、Zカット水晶板上に形成された電極とで構成されている。振動素子700は、基部130と、基部130からY軸のマイナス側に延出し、X軸に沿って並ぶ第1振動腕110及び第2振動腕120と、保持枠740とを有している。保持枠740は、第2基部133のX軸に沿うプラス及びマイナス側から延出し、第1基部131、第1振動腕110、第2振動腕120を枠状に囲っている。保持枠740の上下面に図示しない金属層を形成し、この金属層と、図示しない例えば振動素子700と同一材料からなるリッド及びベースと、を陽極接合することによってパッケージ化し、第1基部131、第1振動腕110、第2振動腕120をパッケージ内に収納する。
X軸及びY軸を含む平面視において、振動素子700は、第1錘部112における、前記第1腕部111の先端から離れた側かつ第2錘部122から離れた側の角部、及び第2錘部122における、第2腕部121の先端から離れた側かつ第1錘部112から離れた側の角部が面取りされることにより、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000を満たすように構成されているので、Q値の高い振動素子700を得ることができる。
なお、上述の実施形態及び変形例では、第1振動腕110,210,310,410及び第2振動腕120が基部130,530からY軸に沿ったマイナス方向に延出している構成を例示しているが、それに限らず、第1振動腕110,210,310,410及び第2振動腕120が基部130,530からY軸に沿ったプラス方向に延出している構成でも、上述の実施形態及び変形例と同じ効果を奏することは明らかである。
同様に、上述の実施形態及び変形例では、振動素子100,200,300,400,500,600がZ軸と交差する面のうちプラス側の面側で導電性接着剤40を介して接続端子23,24と電気的に接続されている構成を例示しているが、それに限らず、Z軸と交差する面のうちマイナス側の面側で導電性接着剤40を介して接続端子23,24と電気的に接続されている構成でも、上述の実施形態及び変形例と同じ効果を奏することは明らかである。
8.実施形態5
図13は、実施形態5に係るパーソナルコンピューターの一例を示す斜視図である。電子機器としてのパーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1110を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動素子100が内蔵されている。パーソナルコンピューター1100は、上述の振動素子の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
9.実施形態6
図14は、実施形態6に係るスマートフォンの一例を示す斜視図である。図14に示す電子機器としてのスマートフォン1200は、表示部1208を有している。表示部1208は、液晶パネルとタッチパネルとで構成され、各種の操作を受付けたり、画像などを表示したりする。このようなスマートフォン1200には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動素子100が内蔵されている。スマートフォン1200は、上述の振動素子の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
10.実施形態7
図15は、実施形態7に係るディジタルスチルカメラの一例を示す斜視図である。電子機器としてのディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側には、光学レンズやCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。メモリー1308に格納された撮像信号は、所定の操作により、表示部1310に出力されたり、無線や有線で接続された外部装置に出力されたりする構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動素子100が内蔵されている。ディジタルスチルカメラ1300は、上述の振動素子の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の振動素子を備える電子機器は、実施形態5〜7で説明したパーソナルコンピューター、スマートフォン、ディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェットプリンター、タブレット型コンピューター、テレビ、ディジタルビデオカメラ、ブルーレイレコーダー、カーナビゲーション装置、電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器、魚群探知機、各種測定機器、計器類、フライトシミュレーター等に適用することができる。また、医療機器としては、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡などを例示することができる。計器類としては、車両、航空機、船舶などの計器などを例示することができる。
11.実施形態8
図16は、実施形態8に係る自動車の一例を示す斜視図である。移動体としての自動車1500は、車体1501と、4つの車輪1502とを有しており、車体1501に設けられた図示しないエンジンやモーターによって車輪1502を回転させるように構成されている。
このような自動車1500には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動素子100が内蔵されている。自動車1500は、上述の振動素子の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の振動素子を備える移動体は、自動車に限定されず、例えば、オートバイ、鉄道等の他の車両、航空機、船舶、宇宙船等にも適用可能である。
また、振動素子としては、フィルター、共振器、基準クロックに限定されず、例えば、ジャイロセンサーのようなセンサーにも適用することができる。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
振動素子は、基部と、前記基部から第1方向に延出し前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ第1振動腕及び第2振動腕と、を備える振動素子であって、前記第1振動腕は、前記基部から延出する第1腕部と、前記第1腕部の先端に接続されている第1錘部とを有し、前記第2振動腕は、前記基部から延出する第2腕部と、前記第2腕部の先端に接続されている第2錘部とを有し、前記第2方向における前記第1腕部の幅の中心を通る第1仮想中心線に対して、前記第1錘部の前記第2振動腕側の質量をM1、前記第1錘部の前記第2振動腕と逆側の質量をM2とし、前記第2方向における前記第2腕部の幅の中心を通る第2仮想中心線に対して、前記第2錘部の前記第1振動腕側の質量をM1、前記第2錘部の前記第1振動腕と逆側の質量をM2としたとき、0.952<M2/M1<1.000を満たすことを特徴とする。
この構成によれば、振動素子の第1錘部及び第2錘部における質量比M2/M1は0.952<M2/M1<1.000である。発明者らは、第1、第2錘部の質量比M2/M1を0.952<M2/M1<1.000とすることで、質量比M2/M1=1の振動素子に比べQ値が向上することを見出した。これにより、Q値の高い振動素子を提供することができる。
上記の振動素子は、前記第1錘部は、前記第1腕部より前記第2方向の幅が広く、前記第2錘部は、前記第2腕部より前記第2方向の幅が広く、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面において、前記第1仮想中心線に対して、前記第1錘部の前記第2振動腕側の面積をS1、前記第1錘部の前記第2振動腕と逆側の面積をS2とし、前記第2仮想中心線に対して、前記第2錘部の前記第1振動腕側の面積をS1、前記第2錘部の前記第1振動腕と逆側の面積をS2としたとき、0.952<S2/S1<1.000を満たすことが好ましい。
この構成によれば、振動素子の第1錘部及び第2錘部における面積比S2/S1は0.952<S2/S1<1.000である。発明者らは、第1、第2錘部の面積比S2/S1を0.952<S2/S1<1.000とすることで、面積比S2/S1=1の振動素子に比べQ値が向上することを見出した。これにより、Q値の高い振動素子を提供することができる。
上記の振動素子は、0.957<M2/M1<0.991を満たすことが好ましい。
この構成によれば、振動素子の第1、第2錘部の質量比M2/M1を0.957<M2/M1<0.991とすることで、さらにQ値を向上させた振動素子を実現することができる。
上記の振動素子は、0.957<S2/S1<0.991を満たすことが好ましい。
この構成によれば、振動素子の第1、第2錘部の面積比S2/S1を0.957<S2/S1<0.991とすることで、さらにQ値を向上させた振動素子を実現することができる。
上記の振動素子は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面視において、前記第1錘部及び前記第2錘部は矩形状をなし、前記第1錘部における、前記第1腕部の前記先端から離れた側かつ前記第2錘部から離れた側の角部が面取りされ、前記第2錘部における、前記第2腕部の前記先端から離れた側かつ前記第1錘部から離れた側の角部が面取りされていることが好ましい。
この構成によれば、第1錘部及び第2錘部の質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000である振動素子や、第1錘部及び第2錘部の面積比S2/S1が0.952<S2/S1<1.000である振動素子を、好適に実現することができる。
上記の振動素子において、前記第1錘部及び前記第2錘部の少なくとも一方の表面には、金属部材を含むことが好ましい。
この構成によれば、金属部材によって、第1錘部及び第2錘部の質量比M2/M1を調整することができる。
振動子は、上記の振動素子と、前記振動素子を収納するパッケージと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、振動子は、質量比M2/M1が0.952<M2/M1<1.000、又は0.957<M2/M1<0.991を満たすか、面積比S2/S1が0.952<S2/S1<1.000、又は0.957<S2/S1<0.991を満たすように構成された振動素子を備えている。したがって、Q値の高い振動子を提供することができる。
電子機器は、上記の振動素子を備えることを特徴とする。
この構成によれば、電子機器は、上記の振動素子の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
移動体は、上記の振動素子を備えることを特徴とする。
この構成によれば、移動体は、上記の振動素子の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
1…振動子、10…パッケージ、100,200,300,400,500,600,700…振動素子、110,210,310,410…第1振動腕、111…第1腕部、112,212,312,412…第1錘部、113,123…第1の面取部、114,124…第2の面取部、115,215,315,415,125…第1の領域、116,216,316,416,126…第2の領域、120…第2振動腕、121…第2腕部、122…第2錘部、130,530…基部、318…金属部材、1100…電子機器としてのパーソナルコンピューター、1200…電子機器としてのスマートフォン、1300…電子機器としてのディジタルスチルカメラ、1500…移動体としての自動車。

Claims (9)

  1. 基部と、前記基部から第1方向に延出し前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ第1振動腕及び第2振動腕と、を備える振動素子であって、
    前記第1振動腕は、前記基部から延出する第1腕部と、前記第1腕部の先端に接続されている第1錘部とを有し、
    前記第2振動腕は、前記基部から延出する第2腕部と、前記第2腕部の先端に接続されている第2錘部とを有し、
    前記第2方向における前記第1腕部の幅の中心を通る第1仮想中心線に対して、前記第1錘部の前記第2振動腕側の質量をM1、前記第1錘部の前記第2振動腕と逆側の質量をM2とし、
    前記第2方向における前記第2腕部の幅の中心を通る第2仮想中心線に対して、前記第2錘部の前記第1振動腕側の質量をM1、前記第2錘部の前記第1振動腕と逆側の質量をM2としたとき、
    0.952<M2/M1<1.000を満たすこと、
    を特徴とする振動素子。
  2. 前記第1錘部は、前記第1腕部より前記第2方向の幅が広く、
    前記第2錘部は、前記第2腕部より前記第2方向の幅が広く、
    前記第1方向及び前記第2方向を含む平面視において、
    前記第1仮想中心線に対して、前記第1錘部の前記第2振動腕側の面積をS1、前記第1錘部の前記第2振動腕と逆側の面積をS2とし、
    前記第2仮想中心線に対して、前記第2錘部の前記第1振動腕側の面積をS1、前記第2錘部の前記第1振動腕と逆側の面積をS2としたとき、
    0.952<S2/S1<1.000を満たすこと、
    を特徴とする請求項1に記載の振動素子。
  3. 0.957<M2/M1<0.991を満たすこと、
    を特徴とする請求項1に記載の振動素子。
  4. 0.957<S2/S1<0.991を満たすこと、
    を特徴とする請求項2に記載の振動素子。
  5. 前記第1方向及び前記第2方向を含む平面視において、
    前記第1錘部及び前記第2錘部は矩形状をなし、
    前記第1錘部における、前記第1腕部の前記先端から離れた側かつ前記第2錘部から離れた側の角部が面取りされ、
    前記第2錘部における、前記第2腕部の前記先端から離れた側かつ前記第1錘部から離れた側の角部が面取りされていること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の振動素子。
  6. 前記第1錘部及び前記第2錘部の少なくとも一方の表面には、金属部材を含むこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項3に記載の振動素子。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の振動素子と、
    前記振動素子を収納するパッケージと、を備えること、
    を特徴とする振動子。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の振動素子を備えることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の振動素子を備えることを特徴とする移動体。
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