JP2021012204A - 高帯域幅バイナリマルチリーフコリメータ設計 - Google Patents

高帯域幅バイナリマルチリーフコリメータ設計 Download PDF

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クナップ ウィリアム
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    • A61N5/1048Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • A61N2005/1074Details of the control system, e.g. user interfaces

Abstract

【課題】放出誘導型放射線療法システム用の高帯域幅マルチリーフコリメータで使用するために好適であり得る、種々の機構を提供する。【解決手段】放射誘導型放射線療法で使用されるリーフ駆動機構を備えたマルチリーフコリメータであって、空気圧ベースのリーフ駆動機構、または、ばね共振器を備えるばねベースのリーフ駆動機構を備える。【選択図】なし

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2015年6月10日に出願された米国仮特許出願第62/173,82号および2016年5月12日に出願された米国仮特許出願第62/335,571号に対する優先権を主張するものであり、これらの米国仮特許出願の開示は、これらの全体が参照により本明細書中に援用される。
(連邦支援研究または開発に関する記述)
本発明は、部分的に、国立癌研究所からの認可番号2R44CA153466−02A1によって支援された研究中に行われた。政府は、本発明においてある権利を有し得る。
放射線療法は、X線等の高エネルギー放射線を使用して、腫瘍組織を取り除こうとする。放射線治療計画は、十分な線量の放射線を腫瘍組織体積全体に印加する必要性と、腫瘍を囲繞する健康な組織を損傷しないよう可能な限り少しの放射線を印加する必要性の平衡を保つように設計される。しかしながら、治療計画およびそれらが基づく腫瘍画像が、治療セッションのはるか前に考案されるため、治療計画は、腫瘍幾何学形状および/または患者生体構造の変化を考慮しない場合がある。
さらに、放射線療法治療セッション中に、細微な腫瘍および/または患者の動きが、非意図的に非腫瘍組織を放射線に暴露し得る。故に、リアルタイム腫瘍および患者データに基づいて腫瘍組織を精密に照射することができる、放射線治療システムが望ましくあり得る。
放出誘導型放射線療法システム用の高帯域幅マルチリーフコリメータで使用するために好適であり得る、種々の機構が本明細書に説明される。放出誘導型放射線療法(EGRT)システムは、腫瘍の中に蓄積された放射性トレーサからのガンマ線光子放出の場所データ等のリアルタイム腫瘍データに基づいて、放射線を腫瘍体積に指向するように構成されてもよい。EGRTシステムは、放出が検出された直後に放射線のビームを印加するように構成される。本明細書に説明される高帯域幅マルチリーフコリメータのうちのいずれかが、放出検出と放射線印加との間の待ち時間を短縮するためにEGRTシステムで使用されてもよい。以下で説明される機構は、コリメータが、約10ミリ秒またはそれ未満、例えば、約8ミリ秒またはそれ未満、約7ミリ秒またはそれ未満、約6ミリ秒またはそれ未満、約4ミリ秒またはそれ未満で開放状態と閉鎖状態との間でリーフを遷移させることが可能であるように、コリメータリーフの急速かつ確実な移動を促進してもよい。高速・高帯域幅コリメータのいくつかの変形例は、1つまたはそれを上回るカムベースのシステム、ばねシステム、流体動力(例えば、空気圧式)システム、スロット付き連結(例えば、スコッチヨーク)システム、および/または電磁システムを備えてもよい。急速リーフ移動を促進する機構に加えて、いくつかのマルチリーフコリメータは、随意に、放射線ビーム経路内の材料のみが、高Z材料を有し、リーフの周辺支持構造が、より軽量の材料を備える、重量低減リーフを備えてもよい。また、本明細書では、リーフの間の摩擦を低減することに役立ち得るリーフ配列、およびコリメータが回転可能ガントリ上に搭載するために好適であるように種々のリーフ駆動機構をパッケージ化して配列する方法も開示される。
また、本明細書では、第1の場所と第2の場所との間で移動可能なリーフと、近位部分およびリーフに取り付けられる遠位部分を有する、リーフシャフトと、リーフシャフトに結合され、リーフシャフトの縦軸に沿って力を印加するように構成される、ばねシステムと、リーフシャフトに結合されるアクチュエータシステムとを備え得る、コリメータも開示される。ばねシステムおよびアクチュエータシステムによってリーフシャフトに印加される力は、第1の場所と第2の場所との間でリーフを移動させるようにリーフシャフトを縦方向に平行移動させてもよく、アクチュエータシステムは、第1の場所または第2の場所においてリーフを選択的に保定するように構成されてもよい。アクチュエータシステムは、ばねシステムにおける損失を克服するために十分な原動力を供給するように構成されてもよい。アクチュエータシステムは、リーフが第1の場所で保定される第1の構成と、リーフが第2の場所で保定される第2の構成とを備えてもよい。ばねシステムは、少なくとも1つのコイルばねまたはトーションバーばねを備えてもよい。アクチュエータシステムが第1の構成であるとき、リーフは、閉鎖構成であってもよく、アクチュエータシステムが第2の構成であるとき、リーフは、開放構成であってもよく、ばねシステムおよびアクチュエータシステムは、約6ミリ秒またはそれ未満で閉鎖構成と開放構成との間でリーフを遷移させるように構成されてもよい。
いくつかの変形例では、アクチュエータシステムは、縦方向管腔と、第1の側面開口部と、第2の側面開口部とを備える、バレルを備えてもよく、ピストンは、バレルの縦方向管腔内で延在する。ピストンは、シャフトと、バレル内でシャフトに結合されるピストンシールとを備えてもよい。バレル内のピストンの移動は、第1の場所と第2の場所との間でリーフを平行移動させてもよい。ばねシステムは、ピストンシールの第1の側面上でシャフトの第1の長さに沿って配置される第1のばねと、第1の側面の反対側にあるピストンシールの第2の側面上でシャフトの第2の長さに沿って配置される第2のばねとを備えてもよい。第1および第2のばねは、ピストンシールが第1の開口部と第2の開口部との間で移動するように構成されてもよい。いくつかの変形例では、第1のばねおよび第2のばねは、バレル管腔内に位置してもよく、随意に、第1のばねは、第1の側面上でピストンシールと接触してもよく、第2のばねは、第2の側面上でピストンシールと接触してもよい。別の変形例では、第1のばねは、ばね保定装置とバレルの第1の端壁との間でバレル管腔の外側に位置してもよく、第2のばねは、バレルの第2の端壁とリーフとの間でバレル管腔の外側に位置してもよい。コリメータはまた、第1の開口部および第2の開口部に接続される流体源を備えてもよく、ピストンの移動は、第1および第2の開口部の中および/または外への流体流によって制御される。例えば、アクチュエータシステムはさらに、第1の開口部と流体源との間の第1の弁と、第2の開口部と流体源との間の第2の弁とを備えてもよく、第1および第2の弁は、バレル管腔の中および外への流体流を選択的に調整する。流体源は、加圧空気源であってもよい。アクチュエータシステムは、流体源から第1の開口部ではなく第2の開口部に流体を注入するステップがピストンにリーフを第2の場所まで移動させるように、構成されてもよい。第2の開口部の中へ注入される十分な量の流体は、第2の場所でリーフを保持するために十分な圧力を生成してもよい。ピストンシールは、リーフが第1の場所にあるときに、第2のばねではなく第1のばねに接触するように、かつリーフが第2の場所にあるときに、第1のばねではなく第2のばねに接触するように構成されてもよい。いくつかの変形例は、流体源、第1の弁、および第2の弁と通信するコントローラを備えてもよい。コントローラは、第1の弁および第2の弁を開閉し、バレル管腔の中および外への流体流を選択的に調整するように構成されてもよい。コントローラは、第1の弁を開放し、第2の弁を閉鎖することによって、リーフを第1の場所まで移動させるように構成されてもよい。随意に、コントローラは、リーフが第1の場所まで移動された後に、第1の弁を開放し、次いで、第2の弁を閉鎖することに先立って、第2の弁を開放して流体を(例えば、大気圧に)放出するように構成されてもよい。コントローラはまた、第2の弁を開放し、第1の弁を閉鎖することによって、リーフを第2の場所まで移動させるように構成されてもよい。いくつかの変形例では、コントローラは、リーフが第2の場所まで移動された後に、第2の弁を開放し、次いで、第1の弁を閉鎖することに先立って、第1の弁を開放して流体を(例えば、大気圧に)放出するように構成されてもよい。
リーフと、リーフシャフトと、ばねシステムと、アクチュエータシステムとを備える、コリメータの別の変形例では、リーフシャフトの近位部分は、スロットを備えてもよく、アクチュエータシステムは、モータと、ロッドと、ロッドに回転可能に接続されるクランクと、クランクに接続されるローラとを備えてもよい。ローラは、スロット内で回転可能に平行移動してもよく、ローラの回転は、少なくとも部分的に、ロッドおよびクランクを経由してモータによって、かつ少なくとも部分的に、ばねシステムによってリーフシャフトに印加されるばね力によって、制御されてもよい。クランクは、縦軸を有してもよく、アームは、縦軸を有してもよく、クランクの縦軸がリーフシャフトの縦軸と整合されるとき、リーフは、第1の場所または第2の場所のいずれかで保定されてもよい。スロットは、垂直寸法と、水平寸法とを有してもよく、垂直寸法は、水平寸法より大きくあり得る。例えば、スロットは、卵形または楕円形として成形されてもよい、および/または2つの平行垂直辺を有してもよい。スロットは、異なる曲率半径を有する複数の曲線および/または丸い突出物を有する、卵形状の形状を有してもよい。いくつかの変形例では、スロットは、第1の曲線領域と、第2の曲線領域と、第3の曲線領域とを有してもよい。第1、第2、および第3の曲線領域は、相互と隣接し得る。ローラが第1の曲線領域中に位置するとき、ばねシステムからのばね力は、リーフを第1の場所と第2の場所との間で移動させてもよい。ローラが第2の曲線領域中に位置するとき、スロット内のローラの回転は、リーフシャフトの平行移動を引き起こさない場合があり、リーフは、第1の場所または第2の場所のいずれかで保定されてもよい。ローラが第3の曲線領域中に位置するとき、さらに領域の中へのローラの回転は、非線形速度でばねを圧縮してもよい。いくつかの変形例では、スロットは、第1の側面および第1の側面と対称な第2の側面があるように、垂直軸を中心として左右対称であり得、第1、第2、および第3の曲線領域は、第1の側面上に位置してもよく、第1、第2、および第3の曲線領域に対応する第4、第5、および第6の曲線領域は、第2の側面上に位置してもよい。ローラがスロットの第1の側面の第2または第3の曲線領域中に位置するとき、リーフは、開放位置で保定されてもよく、ローラがスロットの第2の側面の第5または第6の領域中に位置するとき、リーフは、閉鎖位置で保持されてもよい。ばねシステムは、トーションバーばねを備えてもよく、トーションバーばねは、随意に、バーばねの回転ねじれがリーフシャフトを縦方向に平行移動させるように、枢動可能結合アームによってリーフシャフトに接続されてもよい。枢動可能結合アームの第1の端部は、ピンを介してトーションバーばねに接続されてもよく、枢動可能結合アームの第2の端部は、第2の玉軸受を介してアームに接続されてもよい。代替として、ばねシステムは、1つまたはそれを上回るコイルばねを備えてもよい。例えば、ばね機構は、第1のコイルばねと、第2のコイルばねとを備えてもよく、第1のコイルばねは、リーフが第1の場所に向かって移動するように、力をリーフシャフトに印加するように付勢され、第2のコイルばねは、リーフが第2の場所に向かって移動するように、力をリーフシャフトに印加するように付勢される。アクチュエータシステムは、リーフシャフトの中心部分に位置してもよく、第1のコイルばねは、アクチュエータシステムの近位にあるリーフシャフトの第1の長さに巻き付けられてもよく、第2のコイルばねは、アクチュエータ機構の遠位にあるアームの第2の長さに巻き付けられてもよい。
コリメータで使用され得る、アクチュエータシステムのいくつかの変形例は、第1の電磁石と、空間によって第1の電磁石から分離される第2の電磁石と、第1の電磁石と第2の電磁石との間で空間を横断して移動可能な強磁性部材とを備えてもよい。リーフシャフトは、可動部材に接続されてもよく、アクチュエータシステムはさらに、可動部材が第1または第2の電磁石のいずれかの場所で固着されるように、第1または第2の電磁石のいずれかがアクティブ化される第1の構成と、可動部材が空間内で移動可能であるように、第1および第2の電磁石が交互にアクティブ化される第2の構成とを備えてもよい。第1および第2の電磁石はそれぞれ、一対の隣接するコイル巻線と、コイル巻線の両方の管腔を通って延在するU字形コアとを備えてもよい。いくつかの変形例では、可動部材は、永久磁石を備えてもよい。代替として、または加えて、アクチュエータシステムは、ボイスコイル等の線形アクチュエータを備えてもよい。
マルチリーフコリメータの1つの変形例は、開放位置と閉鎖位置との間で平行移動可能なリーフと、カムアセンブリと、カムアセンブリをリーフと選択的に係合させるラッチとを備えてもよい。ラッチは、カムアセンブリの移動がリーフの移動を引き起こすように、カムアセンブリがリーフと係合される、係止構成と、カムアセンブリの移動がリーフの移動を引き起こさないように、カムアセンブリがリーフから係脱される、係止解除構成とを有してもよい。閉鎖位置では、リーフは、放射線源の放射線経路内に位置してもよく、開放位置では、リーフは、放射線源の放射線経路内に位置しない場合がある。カムアセンブリは、カムと、従動子とを備えてもよく、係止構成では、カムを回転させることは、閉鎖位置と開放位置との間でリーフを遷移させてもよい。いくつかの変形例では、シャフトは、リーフに取り付けられてもよく、ラッチは、係止構成では、従動子およびシャフトが機械的に係合されるように、従動子をシャフトと選択的に係合させてもよく、係止解除構成では、従動子およびシャフトは、機械的に係脱される。ラッチは、シャフトと同軸であり得る。いくつかの変形例では、ラッチは、従動子に取り付けられる外側筐体と、外側筐体内に回転可能に搭載される内側円筒部材とを備えてもよく、内側部材は、シャフトと回転可能に係合されてもよい。内側部材の外面は、第1のスプラインのセットを備えてもよく、外側筐体の内面は、ラッチが係止構成であるときに第1のスプラインのセットと整合され得る、第2のスプラインのセットを備えてもよい。第1のスプラインのセットおよび第2のスプラインのセットは、半径方向に配列されてもよい。
マルチリーフコリメータのいくつかの変形例はまた、係止解除構成と係止構成との間でラッチを遷移させるように構成される、回転アクチュエータを備えてもよい。回転アクチュエータは、ラッチと同軸であり、コネクタを介してラッチに結合され得る、アクチュエータシャフトを備えてもよく、アクチュエータシャフトの回転は、係止構成と係止解除構成との間でラッチを遷移させてもよい。コネクタは、内側円筒部材に取り付けられてもよく、コネクタの外面は、第3のスプラインのセットを備えてもよく、外側筐体の内面は、第3のスプラインのセットと相互係止して、ラッチに対するコネクタの相対回転位置を選択するように構成される第4のスプラインのセットを備えてもよい。いくつかの変形例では、第3のスプラインのセットおよび第4のスプラインのセットは、それらが半径方向に相互係止されるように半径方向に配列されてもよい。随意に、ばねアセンブリは、アクチュエータシャフトに結合されてもよく、ばねアセンブリは、回転アクチュエータの回転速度よりも速く係止構成と係止解除構成との間でラッチを遷移させるように構成されてもよい。ばねアセンブリは、1つまたはそれを上回るねじりばねを備えてもよい。いくつかの変形例では、線形アクチュエータが含まれ、係止解除構成と係止構成との間でラッチを遷移させるように構成されてもよい。いくつかの変形例はまた、リーフを閉鎖構成に付勢するように構成されるばねを備えてもよい。カムは、望ましくあり得るように、2つまたは3つの丸い突出物を有してもよい。随意に、マルチリーフコリメータは、リーフがカム位置から独立した開放構成であるように構成される、第2のラッチ機構を備えてもよい。
第1の位置と第2の位置との間でリーフを選択的に移動させるためのシステムの別の変形例は、リーフを運搬するアームと、回転カムと、カムと係合されるカム従動子と、ラッチが係止されるときに、カム従動子がアームに第1の位置から第2の位置までリーフを移動させるように、カム従動子の運動をアームに選択的に結合するためのラッチとを備えてもよい。本システムはさらに、第2の位置から第1の位置に戻ってリーフを移動させるように配列されるばねを含んでもよい。いくつかの変形例では、ラッチは、半径方向に配置された内部に突出するスプラインのセットを有する、円筒外側部材と、半径方向に配置された外部に突出する第2のスプラインのセットとを有する、円筒内側部材とを含んでもよい。ラッチが係止解除位置にあるとき、第1および第2のスプラインは、半径方向にオフセットされ、第1のスプラインが第2のスプラインに対して摺動可能に伸縮することを可能にしてもよく、ラッチが係止位置にあるとき、第1のスプラインの端面は、第2のスプラインの端面に当接し、アームに第1の位置から第2の位置までリーフを移動させてもよい。
第1の位置と第2の位置との間でリーフを選択的に移動させるためのシステムの別の変形例は、第1の位置と第2の位置との間でリーフを移動させる力を供給するためのばねシステムと、選択された位置でリーフを掛止または保持するため、およびばねシステムにおける損失を克服するために十分な原動力を供給するためのアクチュエータシステムとを備えてもよい。ばねシステムは、1つまたはそれを上回るばねを含んでもよく、1つまたはそれを上回るばねのゼロ力位置は、リーフが第1の位置と第2の位置との間にあるときの場所に対応する。ばねシステムおよびアクチュエータシステムは、第1の位置と第2の位置との間でリーフを往復させるように配列されてもよく、アクチュエータシステムは、リーフが第1の位置から第2の位置まで、または第2の位置から第1の位置まで移動することを防止するために採用されてもよい。いくつかの変形例では、アクチュエータシステムは、その直後にリーフを他方の位置まで移動させることが望ましいときに、1つの位置に到達するときにリーフを保持するために使用されない場合がある。ばねシステムは、リーフが所望の滞留時間にわたって開放および閉鎖位置に位置するであろうように、第1および第2の位置を越えてリーフを移動させるように設計されてもよい。
開放位置と閉鎖位置との間でリーフを選択的に移動させるためのシステムの別の変形例は、第1の位置と第2の位置との間でリーフを往復させるためのばねシステムと、ばねシステムにおける損失を克服するために十分な原動力を供給するようにリーフに結合される二次駆動機構を備える、アクチュエータシステムと、第1および第2の位置へのリーフの到着のタイミングを変化させるようにリーフの移動を調節するための移相機構とを備えてもよい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
第1の場所と第2の場所との間で移動可能なリーフと、
近位部分および遠位部分を有する、リーフシャフトであって、前記シャフトの前記遠位部分は、前記リーフに取り付けられる、リーフシャフトと、
前記リーフシャフトに結合され、前記リーフシャフトの縦軸に沿って力を印加するように構成される、ばねシステムと、
前記リーフシャフトに結合されるアクチュエータシステムであって、前記ばねシステムおよび前記アクチュエータシステムによって前記リーフシャフトに印加される前記力は、前記第1の場所と第2の場所との間で前記リーフを移動させるように前記リーフシャフトを縦方向に平行移動させ、前記アクチュエータシステムは、前記第1の場所または前記第2の場所において前記リーフを選択的に保定するように構成される、アクチュエータシステムと、
を備える、コリメータ。
(項目2)
前記アクチュエータシステムは、前記ばねシステムにおける損失を克服するために十分な原動力を供給するように構成される、項目1に記載のコリメータ。
(項目3)
前記アクチュエータシステムは、前記リーフが前記第1の場所で保定される第1の構成と、前記リーフが前記第2の場所で保定される第2の構成とを有する、項目1に記載のコリメータ。
(項目4)
前記アクチュエータシステムは、縦方向管腔と、第1の側面開口部と、第2の側面開口部とを備える、バレルを備え、ピストンは、前記バレルの前記縦方向管腔内で延在し、前記ピストンは、前記シャフトと、前記バレル内で前記シャフトに結合されるピストンシールとを備え、前記バレル内の前記ピストンの移動は、前記第1の場所と前記第2の場所との間で前記リーフを平行移動させる、項目1に記載のコリメータ。
(項目5)
前記ばねシステムは、前記ピストンシールの第1の側面上で前記シャフトの第1の長さに沿って配置される第1のばねと、前記第1の側面の反対側にある前記ピストンシールの第2の側面上で前記シャフトの第2の長さに沿って配置される第2のばねとを備え、前記第1および第2のばねは、前記ピストンシールが前記第1の開口部と前記第2の開口部との間で移動するように構成される、項目4に記載のコリメータ。
(項目6)
前記第1のばねおよび前記第2のばねは、バレル管腔内に位置する、項目5に記載のコリメータ。
(項目7)
前記第1のばねは、前記第1の側面上で前記ピストンシールと接触し、前記第2のばねは、前記第2の側面上で前記ピストンシールと接触する、項目6に記載のコリメータ。
(項目8)
前記第1のばねは、ばね保定装置と前記バレルの第1の端壁との間でバレル管腔の外側に位置し、前記第2のばねは、前記バレルの第2の端壁と前記リーフとの間で前記バレル管腔の外側に位置する、項目5に記載のコリメータ。
(項目9)
前記第1の開口部および前記第2の開口部に接続される流体源をさらに備え、前記ピストンの前記移動は、前記第1および第2の開口部の中および外への流体流によって制御される、項目5に記載のコリメータ。
(項目10)
前記第1の開口部と前記流体源との間の第1の弁と、前記第2の開口部と前記流体源との間の第2の弁とをさらに備え、前記第1および第2の弁は、バレル管腔の中および外への流体流を選択的に調整する、項目9に記載のコリメータ。
(項目11)
前記流体源は、加圧空気源である、項目9に記載のコリメータ。
(項目12)
前記流体源から前記第2の開口部ではなく前記第1の開口部に流体を注入するステップは、前記ピストンに前記リーフを前記第1の場所まで移動させる、項目9に記載のコリメータ。
(項目13)
前記流体源から前記第1の開口部ではなく前記第2の開口部に流体を注入するステップは、前記ピストンに前記リーフを前記第2の場所まで移動させる、項目9に記載のコリメータ。
(項目14)
前記第2の開口部の中へ流体を注入するステップは、前記第2の場所で前記リーフを保持するために十分な圧力を生成するステップを含む、項目13に記載のコリメータ。
(項目15)
前記ばねシステムは、少なくとも1つのコイルばねを備える、項目4−13のうちの1項に記載のコリメータ。
(項目16)
前記ピストンシールは、前記リーフが前記第1の場所にあるときに、前記第2のばねではなく前記第1のばねに接触するように、かつ前記リーフが前記第2の場所にあるときに、前記第1のばねではなく前記第2のばねに接触するように構成される、項目6に記載のコリメータ。
(項目17)
前記流体源、前記第1の弁、および前記第2の弁と通信するコントローラをさらに備え、前記コントローラは、前記第1の弁および前記第2の弁を開閉し、バレル管腔の中および外への流体流を選択的に調整するように構成される、項目9に記載のコリメータ。
(項目18)
前記コントローラは、前記第1の弁を開放し、前記第2の弁を閉鎖することによって、前記リーフを前記第1の場所まで移動させるように構成される、項目17に記載のコリメータ。
(項目19)
前記コントローラは、前記リーフが前記第1の場所まで移動された後に、前記第1の弁を開放し、次いで、前記第2の弁を閉鎖することに先立って、前記第2の弁を開放して前記流体を放出するように構成される、項目18に記載のコリメータ。
(項目20)
前記コントローラは、前記第2の弁を開放し、前記第1の弁を閉鎖することによって、前記リーフを前記第2の場所まで移動させるように構成される、項目17に記載のコリメータ。
(項目21)
前記コントローラは、前記リーフが前記第2の場所まで移動された後に、前記第2の弁を開放し、次いで、前記第1の弁を閉鎖することに先立って、前記第1の弁を開放して前記流体を放出するように構成される、項目20に記載のコリメータ。
(項目22)
前記リーフシャフトの前記近位部分は、スロットを備え、前記アクチュエータシステムは、モータと、ロッドと、前記ロッドに回転可能に接続されるクランクと、前記クランクに接続されるローラとを備え、前記ローラは、前記スロット内で回転可能に平行移動し、前記ローラの前記回転は、少なくとも部分的に、前記ロッドおよびクランクを経由して前記モータによって、かつ少なくとも部分的に、前記ばねシステムによって前記リーフシャフトに印加されるばね力によって、制御される、項目1に記載のコリメータ。
(項目23)
前記クランクは、縦軸を有し、前記アームは、縦軸を有し、前記クランクの前記縦軸が前記リーフシャフトの前記縦軸と整合されるとき、前記リーフは、前記第1の場所または前記第2の場所のいずれかで保定される、項目22に記載のコリメータ。
(項目24)
前記スロットは、垂直寸法と、水平寸法とを有し、前記垂直寸法は、前記水平寸法より大きい、項目22に記載のコリメータ。
(項目25)
前記スロットは、卵形として成形される、項目24に記載のコリメータ。
(項目26)
前記スロットは、2つの平行垂直辺を伴う卵形として成形される、項目25に記載のコリメータ。
(項目27)
前記スロットは、異なる曲率半径を有する複数の曲線を有する、卵形状の形状を有する、項目24に記載のコリメータ。
(項目28)
前記スロットは、第1の曲線領域と、第2の曲線領域と、第3の曲線領域とを有し、前記第1、第2、および第3の曲線領域は、相互と隣接し、
前記ローラが前記第1の曲線領域中に位置するとき、前記ばねシステムからのばね力は、前記リーフを前記第1の場所と前記第2の場所との間で移動させ、
前記ローラが前記第2の曲線領域中に位置するとき、前記スロット内の前記ローラの回転は、前記リーフシャフトの平行移動を引き起こさず、前記リーフは、前記第1の場所または前記第2の場所のいずれかで保定され、
前記ローラが前記第3の曲線領域中に位置するとき、さらに前記領域の中への前記ローラの回転は、非線形速度で前記ばねを圧縮する、
項目27に記載のコリメータ。
(項目29)
前記スロットは、第1の側面および前記第1の側面と対称な第2の側面があるように、垂直軸を中心として左右対称であり、前記第1、第2、および第3の曲線領域は、前記第1の側面上に位置し、前記第1、第2、および第3の曲線領域に対応する第4、第5、および第6の曲線領域は、前記第2の側面上に位置する、項目28に記載のコリメータ。
(項目30)
前記ローラが前記スロットの前記第1の側面の前記第2または第3の曲線領域中に位置するとき、前記リーフは、開放位置で保定され、前記ローラが前記スロットの前記第2の側面の前記第5または第6の領域中に位置するとき、前記リーフは、閉鎖位置で保持される、項目29に記載のコリメータ。
(項目31)
前記ばねシステムは、トーションバーばねを備える、項目22に記載のコリメータ。
(項目32)
前記トーションバーばねは、前記バーばねの回転ねじれが前記リーフシャフトを縦方向に平行移動させるように、枢動可能結合アームによって前記リーフシャフトに接続される、項目31に記載のコリメータ。
(項目33)
前記枢動可能結合アームの第1の端部は、ピンを介して前記トーションバーばねに接続され、前記枢動可能結合アームの第2の端部は、第2の玉軸受を介して前記アームに接続される、項目32に記載のコリメータ。
(項目34)
前記ばねシステムは、1つまたはそれを上回るコイルばねを備える、項目22に記載のコリメータ。
(項目35)
ばね機構は、第1のコイルばねと、第2のコイルばねとを備え、前記第1のコイルばねは、前記リーフが前記第1の場所に向かって移動するように、力を前記リーフシャフトに印加するように付勢され、前記第2のコイルばねは、前記リーフが前記第2の場所に向かって移動するように、力を前記リーフシャフトに印加するように付勢される、項目34に記載のコリメータ。
(項目36)
前記アクチュエータシステムは、前記リーフシャフトの中心部分に位置し、前記第1のコイルばねは、前記アクチュエータシステムの近位にある前記リーフシャフトの第1の長さに巻き付けられ、前記第2のコイルばねは、前記アクチュエータ機構の遠位にある前記アームの第2の長さに巻き付けられる、項目35に記載のコリメータ。
(項目37)
前記アクチュエータシステムは、第1の電磁石と、空間によって前記第1の電磁石から分離される第2の電磁石と、前記第1の電磁石と第2の電磁石との間で前記空間を横断して移動可能な強磁性可動部材とを備え、前記リーフシャフトは、前記可動部材に接続され、前記アクチュエータシステムは、前記可動部材が前記第1または第2の電磁石のいずれかの場所で固着されるように、前記第1または第2の電磁石のいずれかがアクティブ化される第1の構成と、前記可動部材が前記空間内で移動可能であるように、前記第1および第2の電磁石が交互にアクティブ化される第2の構成とを備える、項目1に記載のコリメータ。
(項目38)
前記第1および第2の電磁石はそれぞれ、一対の隣接するコイル巻線と、前記コイル巻線の両方の管腔を通って延在するU字形コアとを備える、項目37に記載のコリメータ。(項目39)
前記可動部材は、永久磁石を備える、項目37に記載のコリメータ。
(項目40)
前記アクチュエータシステムは、線形アクチュエータを備える、項目1に記載のコリメータ。
(項目41)
前記アクチュエータシステムは、ボイスコイルを備える、項目40に記載のコリメータ。
(項目42)
前記アクチュエータシステムが前記第1の構成であるとき、前記リーフは、閉鎖構成であり、前記アクチュエータシステムが前記第2の構成であるとき、前記リーフは、開放構成であり、前記ばねシステムおよびアクチュエータシステムは、約6ミリ秒またはそれ未満で前記閉鎖構成と開放構成との間で前記リーフを遷移させるように構成される、項目1に記載のコリメータ。
(項目43)
前記ばねシステムは、少なくとも1つのトーションバーばねを備える、項目4−13のうちの1項に記載のコリメータ。
図1は、放出誘導型放射線療法システムの一変形例の概略描写である。 図2は、コリメータで使用され得る、カムベースのリーフ駆動機構の一変形例の概略描写である。 図3Aは、コリメータで使用され得る、カムベースのリーフ駆動機構の一変形例の斜視図である。 図3Bは、図3Aのカムベースのリーフ駆動機構のラッチ機構の斜視および部分切断図である。 図3Cおよび3Dは、図3Bのラッチ機構の斜視分解構成要素図である。 図3Cおよび3Dは、図3Bのラッチ機構の斜視分解構成要素図である。 図3Eは、図3Bのラッチ機構の斜視断面図である。 図3Fは、図3Bのラッチ機構の構成要素の斜視断面図である。 図3Gは、図3Bのラッチ機構の構成要素の端面図である。 図3Hおよび3Iは、係止(図3H)および係止解除(図3I)構成で図3Bのラッチ機構の斜視部分切断図である。 図3Hおよび3Iは、係止(図3H)および係止解除(図3I)構成で図3Bのラッチ機構の斜視部分切断図である。 図3Jおよび3Kは、ラッチ機構の別の変形例の図である。 図3Jおよび3Kは、ラッチ機構の別の変形例の図である。 図3Lは、カムベースのリーフ駆動機構のねじりばねアセンブリの斜視分解構成要素図である。 図3Mは、ラッチ遷移の前、間、および後の一連の事象の概要を示すタイミング図である。 図4は、カムベースのリーフ駆動機構の別の変形例の斜視図である。 図5は、カムベースのリーフ駆動機構のパッケージの一変形例の斜視図である。 図6Aおよび6Bは、コリメータリーブのいくつかの変形例の側面図である。 図6Aおよび6Bは、コリメータリーブのいくつかの変形例の側面図である。 図6Cおよび6Dは、質量中心の場所を調節する重りを伴うコリメータリーフのいくつかの変形例の側面図である。 図6Cおよび6Dは、質量中心の場所を調節する重りを伴うコリメータリーフのいくつかの変形例の側面図である。 図7Aおよび7Bは、上の描写がビーム方向像からの駆動機構の図であり、下の描写が側面図である(すなわち、図の軸がビーム方向像と垂直である)、ばねベースのリーフ駆動機構の一変形例の概略描写である。 図7Aおよび7Bは、上の描写がビーム方向像からの駆動機構の図であり、下の描写が側面図である(すなわち、図の軸がビーム方向像と垂直である)、ばねベースのリーフ駆動機構の一変形例の概略描写である。 図7Cは、ばねベースのリーフ駆動機構の別の変形例の概略描写である。 図7Dは、図7Cのばねベースのリーフ駆動機構の代替図である。 図8A−8Cは、ばねベースのリーフ駆動機構とともに使用され得る、ラッチの一変形例を概略的に描写する。 図9A−9Dは、移相されたばねベースのリーフ駆動機構の一変形例のタイミング図を描写する。 図9A−9Dは、移相されたばねベースのリーフ駆動機構の一変形例のタイミング図を描写する。 図9Eおよび9Fは、移相されたばねベースのリーフ駆動機構の一変形例を概略的に描写する。 図9Eおよび9Fは、移相されたばねベースのリーフ駆動機構の一変形例を概略的に描写する。 図9Gは、ばねベースのリーフ駆動機構の別の変形例のタイミング図を描写する。 図10Aは、空気圧式リーフ駆動機構の一変形例を描写する。 図10B−10Fは、空気圧式リーフ駆動機構の一変形例の異なる状態を描写する。 図10Gは、図10B−10Fの空気圧式リーフ駆動機構のタイミング図を描写する。 図10Hおよび10Iは、空気圧式リーフ駆動機構のピストンの一変形例の概略端面図である。 図11A−11Fは、スロット付き連結またはスコッチヨーク機構を備える、リーフ作動システムの一変形例を描写する。図11B、11D、11Fは、リーフが閉鎖構成と開放構成との間で移動する際のスコッチヨーク機構の異なる構成の拡大描写である。 図11A−11Fは、スロット付き連結またはスコッチヨーク機構を備える、リーフ作動システムの一変形例を描写する。図11B、11D、11Fは、リーフが閉鎖構成と開放構成との間で移動する際のスコッチヨーク機構の異なる構成の拡大描写である。 図11A−11Fは、スロット付き連結またはスコッチヨーク機構を備える、リーフ作動システムの一変形例を描写する。図11B、11D、11Fは、リーフが閉鎖構成と開放構成との間で移動する際のスコッチヨーク機構の異なる構成の拡大描写である。 図12Aは、ローラ、クランク、およびモータシャフトの最遠位端の間の結合の斜視構成要素図である。 図12Bは、図12Aのアセンブリの部分分解図である。 図12Cは、図12Aのアセンブリの断面図である。 図13A−13Bは、スコッチヨーク機構のスロットの一変形例を描写する。 図14Aは、スコッチヨーク機構のスロットの変形例を描写する。図14Bは、スコッチヨーク機構のスロットの別の変形例である。 図15Aは、ばねシステムと、スコッチヨークまたはスロット付き連結機構を含む、アクチュエータシステムとを備える、コリメータリーフ駆動機構の一変形例の斜視構成要素図である。 図15Bは、図15Aのリーフ駆動機構の代替斜視構成要素図である。 図15Cは、ともに組み立てられた/パッケージ化された複数のコリメータリーフ駆動機構の上面斜視図である。 図15Dは、図15Cの複数のコリメータリーフ駆動機構の側面斜視図を描写する。 図15E−15Gは、ばねシステムと、スコッチヨークを含むアクチュエータシステムとを備える、複数のリーフ駆動機構を組み立てるための方法のフローチャート表現を描写する。 図15E−15Gは、ばねシステムと、スコッチヨークを含むアクチュエータシステムとを備える、複数のリーフ駆動機構を組み立てるための方法のフローチャート表現を描写する。 図15E−15Gは、ばねシステムと、スコッチヨークを含むアクチュエータシステムとを備える、複数のリーフ駆動機構を組み立てるための方法のフローチャート表現を描写する。 図15Hは、図15Cの複数のリーフ駆動機構の立面斜視図を描写する。 図16Aは、空気圧式アクチュエータシステムを備える、コリメータリーフ駆動機構の斜視図である。 図16Bは、図16Aの空気圧式アクチュエータシステムの断面図を描写する。 図16C−16Eは、リーフが閉鎖構成と開放構成との間で移動する際の図16Aの空気圧式アクチュエータシステムを描写する。 図16C−16Eは、リーフが閉鎖構成と開放構成との間で移動する際の図16Aの空気圧式アクチュエータシステムを描写する。 図16C−16Eは、リーフが閉鎖構成と開放構成との間で移動する際の図16Aの空気圧式アクチュエータシステムを描写する。 図16Fは、ばねシステムがバレルの外側に位置する、空気圧式システムの変形例を描写する。 図16Gは、ともに組み立てられた/パッケージ化された複数の空気圧式アクチュエータシステムを描写する。 図16Hは、1つまたはそれを上回るバンパまたはダンパを備える、空気圧式アクチュエータシステムの一変形例を描写する。 図17Aは、電磁アクチュエータシステムを備える、コリメータリーフ駆動機構の斜視図である。 図17Bは、図17Aの電磁アクチュエータシステムの側面図である。 図17Cは、図17Dの線A−Aに沿って得られた図17Cの電磁アクチュエータシステムの断面図である。 図17Dは、図17Aの電磁アクチュエータシステムの代替側面図である。 図17Eは、図17Aのものに類似する電磁アクチュエータシステムを備える、コリメータリーフ駆動機構の一変形例の斜視図である。 図18Aは、電磁アクチュエータシステムを備える、コリメータリーフ駆動機構の別の変形例の斜視図である。図18Bは、図18Aの電磁アクチュエータシステムの側面図である。 図19A−19Cは、電磁アクチュエータシステムの変形例を描写する。 図20Aは、種々の位置におけるコリメータリーフの概略表現であり、図20Bは、図20Aで描写されるリーフ位置に到達するためにリーフコントローラによって使用されるタイミング図を描写する。
本明細書では、マルチリーフコリメータで使用するために好適であり得る、種々の駆動機構が開示される。そのようなリーフ駆動機構は、コリメータが、約10ミリ秒またはそれ未満、例えば、約4ミリ秒またはそれ未満で開放位置と閉鎖位置との間でリーフを遷移させることが可能であるように、コリメータリーフの急速かつ確実な移動を促進してもよい。カムベースの駆動機構、ばねベースの駆動機構、流体動力駆動機構、および/または電磁駆動機構を含む、種々のリーフ駆動機構が、以下で説明される。リーフ駆動機構の速度を増加させることによって、リーフ移動の速度を増加させることに加えて、いくつかのマルチリーフコリメータは、随意に、放射線ビーム経路内の材料のみが、高Z材料(例えば、タングステン)を有し、リーフの周辺支持構造が、より軽量の材料を備える、重量低減リーフを備えてもよい。また、本明細書では、リーフの間の摩擦を低減することに役立ち得るリーフ配列、およびコリメータが回転可能ガントリ上に搭載するために好適であるように種々のリーフ駆動機構をパッケージ化して配列する方法も開示される。
本明細書に開示されるリーフ駆動機構は、放射線ビームを平行にするためのバイナリマルチリーフコリメータとの関連で説明されるが、これらの駆動機構は、他のタイプのコリメータで使用されてもよく、さらに、コリメータ技術に限定されないことを理解されたい。本明細書に説明されるリーフ駆動機構のうちのいずれかは、原体放射線療法、放出誘導型放射線療法(EGRT)、および強度変調放射線療法(IMRT)用のコリメータで使用されてもよい。これらのリーフ駆動機構のうちのあるものは、他の機械システムで使用するために好適であり得る。本明細書に説明される駆動機構のうちのいずれかの動作速度および率もまた、実施例で説明される速度および率から変動し得る。例えば、リーフ駆動機構は、約10ミリ秒またはそれ未満で開放状態と閉鎖状態との間でリーフ(例えば、放射線減衰部分を有するリーフは、約10cmの長さ、約1cmの幅、および約3mmの厚さを有する)を遷移させることが可能であるものとして説明されるが、リーフ遷移時間は、約2ミリ秒〜約10秒であってもよい。
本明細書に説明されるようなマルチリーフコリメータのうちのいずれかを備え得る、システムの一変形例が、図1で描写されている。放射線療法システムは、第1のガントリ上に位置する複数のガンマ線光子放出検出器(例えば、ポジトロン放出検出器)を備えてもよい。ガントリは、定常であり得る、または回転可能であり得る。放射線療法システムはまた、回転可能放射線源(例えば、線形加速器またはリニアック)を備えてもよい。回転可能放射線源は、ガンマ線光子放出検出器と同一のガントリ上に位置してもよい、または第1のガントリから独立して回転され得る、異なるガントリ(すなわち、第2のガントリ)上に位置してもよい。また、放射線源の真向かいで第2のガントリ上に位置するX線検出器があってもよい。治療セッション前に、患者は、放射性トレーサを注入されてもよい。いくつかの変形例では、トレーサは、腫瘍部位で蓄積するフルオロデオキシグルコース(FDG)等のPETトレーサであってもよい。ガンマ線光子(例えば、ポジトロン消滅事象から放出される一対の光子)は、腫瘍部位から放出され、ガンマ線光子検出器によって検出されてもよい。光子が検出されるとき、放射線源は、回転され、放射線ビームがガンマ線光子放出経路に対して腫瘍部位に向かって指向され得るように位置付けられてもよい。本明細書に説明されるコリメータのうちのいずれか等のマルチリーフコリメータは、ビーム経路内に配置され、ビームをさらに成形し、および/またはビームレットを選択するために使用されてもよい。いくつかの変形例では、放射線源を位置付け、コリメータの選択されたリーフを開閉することによって、放射線ビームは、検出された光子放出経路にほぼ沿って指向されてもよい。放射線ビームは、ガンマ線光子が検出された後の短い時間期間内に、例えば、光子を検出する0.25秒以内に印加されてもよい。これは、呼吸および/または不慮の患者の動きから生じ得る、運動アーチファクトを補償することに役立ち得る。いくつかの変形例では、放射線ビームは、腫瘍が実質的に移動する前に、および/またはガンマ線光子放出経路に基づく画像が形成される前に、印加されてもよい。その検出された光子に基づいて画像を生成することなく、検出されたガンマ線光子放出経路に対して放射線ビームを指向することは、実質的に移動する前に放射線が腫瘍部位に印加される可能性を増加させることに役立ち得る。これは、ひいては、周辺の健康な組織(例えば、腫瘍境界に近い組織)の放射線暴露を低減させること、および治療セッションの長さを短縮することに役立ち得る。放射線療法システムの付加的説明が、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2009年2月9日に出願された米国特許第8,017,915号で提供される。本明細書に説明されるコリメータのうちのいずれかが、放射線ビームレットおよび/または腫瘍部位への放射線の方向の動的リアルタイム選択を促進するように、放射線療法システム(例えば、放出誘導型放射線療法システム)に含まれてもよい。例えば、コリメータリーフの位置は、放射線源およびコリメータが回転している間に調節されてもよい。コリメータは、放射線源のビーム経路または扇ビームの中に配置されてもよく、いくつかの変形例では、放射線源と同一の筐体またはモジュール内に位置してもよい。代替として、コリメータは、放射線源筐体またはモジュールの外部に配置されてもよい。
移動する前に放射線を腫瘍部位に指向する、および/または光子放出を検出した後に短い時間期間(例えば、約2秒、約1秒、約0.5秒、または約0.25秒未満)内で放射線を腫瘍部位に印加する1つの方法は、現在の放射線療法ガントリを上回る速度で放射線源を回転させるステップを含んでもよい。例えば、現在のガントリが、約1rpmで回転する一方で、放射線源が搭載されるEGRTガントリは、約10rpm〜約70rpm(例えば、約30rpm、約60rpm)で、いくつかの変形例では、70rpmより速く回転してもよい。ガントリの回転速度を増加させることに加えて、ガントリ上に搭載された関連付けられるコリメータはまた、現在のコリメータよりも高い周波数で動作してもよい。例えば、コリメータは、コリメータリーフが、約10ミリ秒またはそれ未満(例えば、約4ミリ秒またはそれ未満)で開放位置(すなわち、放射線ビームレットの通過を可能にする)から閉鎖構成(すなわち、放射線ビームレットの通過を阻止する)に遷移し得るような速度で動作してもよい。例証として、放射線源がビームを発射し得る、100個の場所(すなわち、100個の発射場所)をガントリの周囲に有する、放射線療法システムは、60rpmの速度で回転するように構成される、放射線源ガントリを有してもよい。本変形例では、放射線源のコリメータリーフは、約10ミリ秒またはそれ未満で開放または閉鎖するように構成されてもよい。より多くの発射場所、例えば、ガントリが60rpmで回転する、250個の発射場所を伴うシステムでは、放射線源のコリメータリーフは、約4ミリ秒またはそれ未満以内で開放または閉鎖するように構成されてもよい。回転ガントリ(放射線源ガントリの周囲に任意の数の放射線発射位置、例えば、約60個の発射位置、120個の発射位置、250個の発射位置等があってもよいことに留意されたい)が60rpmより速く、例えば、70rpmまたは75rpmで回転する場合、コリメータリーフは、さらに短い時間期間、例えば、4ミリ秒未満、約3ミリ秒、約2ミリ秒、約1ミリ秒またはそれ未満で開放または閉鎖するように構成されてもよい。いくつかの変形例では、コリメータの帯域幅または最大動作周波数は、約50Hz、または約50Hzをさらに上回り得る。すなわち、リーフが閉鎖位置から開放位置に遷移し、次いで、閉鎖位置に戻る、または開放位置から閉鎖位置に遷移し、次いで、開放位置に戻るために要する最短時間期間の逆数は、約50Hzまたはそれを上回り得る。例えば、75rpmで回転する放射線源ガントリに関して、コリメータリーフは、100個の発射場所については約8ミリ秒(約62.5Hz)以内に、250個の発射場所については約3.2ミリ秒(約156.25Hz)以内に、開放位置と閉鎖位置との間で遷移するように構成されてもよい。いくつかの変形例では、リーフは、約50cm/秒〜約400cm/秒の速度で移動されてもよい。本明細書に説明されるコリメータリーフ駆動機構は、腫瘍のリアルタイム照射のためにそのような高速および周波数で動作するために好適であり得、例えば、回転ガントリ上に搭載するためにコンパクトにパッケージ化されてもよい。
随意に、本明細書に説明されるコリメータリーフは、放射線減衰構造と、随意に、放射線減衰構造に取り付けられる支持構造とを備えてもよい。リーフが閉鎖位置にあるとき、放射線減衰構造は、放射線ビーム経路内に位置する。放射線減衰部分は、高Z材料(例えば、高原子番号材料)で作製されてもよい。随意に、コリメータリーフは、加えて、放射線減衰構造をリーフ駆動機構および/またはコリメータ内の他の構成要素と結合する、支持構造を備えてもよい。支持構造は、ビーム経路の中および外へ水平方向に移動するにつれてリーフを垂直に安定させることに役立ち得る、ビーム、バー、ロッド、および/またはブラケットのフレームを備えてもよく、随意に、リーフガイドおよび/またはプッシュロッドを含有してもよい。いくつかの変形例では、支持構造は、トラス枠組みを備えてもよい。支持構造は、随意に、リーフ駆動機構がコリメータリーフに取り付けられ得るように、開口部、フック、切り欠き、突出、溝、および同等物を含んでもよい。支持構造はまた、リーフが経路に沿って移動することに役立ち得る、リーフガイド内の類似構造と対応する、切り欠き、突出、溝、隆起等を備えてもよい。放射線療法用のマルチリーフコリメータのリーフのサイズおよび形状は、少なくとも部分的に、ガントリの幾何学形状および/または放射線ビームの幅および/または放射線が印加される所望の「分解能」(例えば、スライス幅、スライスの数)によって判定されてもよい。リーフの深度は、リーフが閉鎖位置にあるときに放射線の伝送を妨げるために十分に厚くあり得る。例えば、タングステン等の高Z材料で作製されたリーフは、約10cmまたはそれを上回って深くあり得る。本明細書に説明されるコリメータは、64個のリーフを有してもよいが、リーフの数は、例えば、12、15、16、24、25、31、32、36、48、50、64、72、75、100、101、128、135等に変動され得ることを理解されたい。64リーフコリメータの個々のリーフの幅は、約1mm〜約10mm、例えば、約2mmであってもよい。リーフ進行の長さ(例えば、スライスサイズ)は、約0.25cm〜約3cm、例えば、約1cmであってもよい。進行範囲が小さいほど、より精密に放射線が送達されてもよい。リーフ進行長または幅を縮小することは、患者治療時間を延長し得る。リーフの放射線減衰部分の質量は、約2.5グラム〜約100グラム、例えば、約30グラムであってもよい。リーフの支持構造は、約10グラム〜約100グラム、例えば、約20グラムの質量を有してもよい。したがって、コリメータリーフの全質量は、約13グラム〜約200グラム、例えば、約50グラムであってもよい。上記で説明される帯域幅において本質量のリーフを移動させることは、現在のコリメータにとって困難であり得るが、本明細書に説明される高帯域幅コリメータによって達成され得る。
本明細書では、高帯域幅コリメータで使用され得る、種々のリーフ駆動機構が開示される。説明されるリーフ駆動機構は、約50cm/秒〜約400cm/秒の速度で個々のコリメータリーフを移動させることが可能であり得る。バイナリマルチリーフコリメータでは、これらの駆動機構は、リーフが放射線ビームの経路内に位置する閉鎖位置と、リーフが放射線ビームの経路内に位置しない開放位置との間で、リーフを平行移動させてもよい。いくつかの変形例では、コリメータは、開放位置と閉鎖位置との間でリーフを平行移動させるように、カムと、従動子とを備える、リーフ駆動機構を備えてもよい。リーフ駆動機構の別の変形例は、開放位置と閉鎖位置との間で遷移するように力をリーフに印加する、1つまたはそれを上回るばねを備えてもよい。例えば、リーフは、開放位置と閉鎖位置との間でリーフを平行移動させる、ばね共振器に結合されてもよい。別の変形例では、リーフ駆動機構は、流体動力構成要素、例えば、シリンダ内の油圧式または空気圧式駆動ピストンを備えてもよい。ピストンおよびシリンダは、対応する非円形断面を有してもよい。シリンダは、その中の流体の流量および/または圧力を調整するように独立して制御され得る、1つもしくそれを上回る弁を有してもよい。代替として、または加えて、本明細書に説明されるコリメータリーフ駆動機構のうちのいずれかは、リーフを閉鎖位置または開放位置まで移動させるように、1つまたはそれを上回るばねを備えてもよい。これらの駆動機構は、個別に、および/または独立して、マルチコリメータの各リーフを移動させるように構成されてもよい、または2つまたはそれを上回るリーフをともに移動させるように構成されてもよい。
随意に、リーフおよびそれらの対応する駆動機構は、2つのリーフが相互に隣接し得るが、垂直方向に(例えば、放射線ビームの方向に)オフセットされ得るように、配列されてもよい。これは、リーフを駆動するアクチュエータの幅がリーフより広くなることを可能にする一方で、依然として、アクチュエータがそれらの質量中心に沿ってリーフを駆動することを可能にする。マルチリーフコリメータはまた、ビーム経路に交差する(例えば、それを横断する)線形経路に沿ったリーフの移動を制限するように、リーフのそれぞれと対応する複数のリーフガイドを備えてもよい。
より速い駆動機構を使用することによって、リーフ遷移の速度を増加させることに加えて、または代替として、マルチリーフコリメータのいくつかの変形例は、リーフが閉鎖位置にあるときに放射線経路内にあるリーフの一部のみが、放射線不透過性材料で作製される一方で、リーフの残りの部分は、他の材料、例えば、放射線不透過性材料よりも低密度および/または軽量である材料で作製され得る、リーフを備えてもよい。例えば、リーフが閉鎖位置にあるときに放射線経路内にあるリーフの一部が、タングステンで作製されてもよい一方で、リーフが取り付けられる支持体/フレームを含む、リーフの残りの部分は、ステンレス鋼またはチタン等のさらに軽量の材料で作製される。いくつかの変形例では、放射線不透過性材料の領域を除去または空洞化することが、放射線透過を妨げるリーフの能力への影響を殆どまたは全く伴わずに、放射線不透過性部分の重量を低減させることに役立ち得る。例えば、放射線経路内にあるリーフの放射線不透過性部分の一部が、実質的に中実であり得る一方で、放射線経路内にないリーフの放射線不透過性部分の一部は、1つまたはそれを上回る中空領域を有してもよい。
随意に、マルチリーフコリメータは、リーフのそれぞれの位置、速度、加速度、または力を検出するように、かつそのようなデータをコントローラに提供するように構成される、1つまたはそれを上回る位置、速度、加速度、または力センサを備えてもよい。静電容量ベースの位置センサ等の高放射線環境内で精密なデータを提供することが可能であるセンサを選択することが有用であり得る。本明細書に説明されるマルチリーフコリメータおよび/または駆動機構のうちのいずれかで使用され得る、センサの他の実施例は、光電子遮断器を含んでもよい。1つまたはそれを上回るセンサからのデータは、リーフ移動の精度および速度を監視および/または調節するように、コントローラの中に記憶されて実行される、フィードバック制御アルゴリズムに含まれてもよい。フィードバック制御アルゴリズムはまた、コマンドをリーフアクチュエータに提供するときに、ガントリの回転および放射線源およびコリメータの半径方向場所を考慮に入れてもよい。
図2は、(例えば、放射線療法システム用の)放射線源のビーム経路内に配置されるコリメータに含まれ得る、カムベースのリーフ駆動機構200の概略描写である。カムベースのリーフ駆動機構200は、カム202と、従動子204と、リーフ206の側面に取り付けられたプッシュロッドまたはシャフト210と、従動子およびシャフトに選択的に係合または係脱するクラッチ208と、リーフ206の反対側に取り付けられたばね212とを備えてもよい。カム202は、従動子を駆動する一定回転カムであってもよい(例えば、カムは、連続的に回転される)。従動子204は、リーフ206に結合されてもよく、クラッチまたはラッチ208は、リーフ206が従動子204と協調して移動するかどうかを判定する。図2で描写されるように、従動子は、シャフトまたはプッシュロッド210を介してリーフ206に結合されてもよい。シャフトまたはプッシュロッド210は、放射線源からの放射線ビームに干渉しない、低Z材料で作製されてもよい。アクチュエータ(例えば、圧電アクチュエータ、図示せず)は、クラッチ208に結合され、クラッチ208が係合または係脱されるかどうかを制御するために使用されてもよい。クラッチ208が係脱されるとき、リーフの位置は、矢印213の方向にリーフを押動し、リーフを閉鎖位置214に付勢する、ばね212によって制御される。リーフは、カム従動子204がシャフト210の内側で摺動し、力をリーフに印加しない(例えば、リーフを移動させない)ため、閉鎖位置214で保持されることができる。クラッチ208が係合されるとき、カム従動子204は、シャフト210に堅く取り付けられ、カム202の回転は、矢印211の方向にばね212の力に対してリーフを移動させ、それによって、ばね212を圧縮し、リーフを開放位置216まで移動させる。しかしながら、常時回転カム202に起因して、カム202を回転させることが、リーフを開放させ、次いで、閉鎖させ、次いで、カム202が回転するにつれて再び開放させるであろうため、クラッチ208が係合されるときに、リーフは、開放位置216に留まることができない。リーフが開放位置216で費やす時間の持続時間は、例えば、滞留時間を調節するようにカムの丸い突出物の弧を調節することによって、調節されてもよい(例えば、丸い突出物の弧を増加させることは、滞留時間を増加させ得る)。
放射線療法システムに含まれ得る、マルチリーフコリメータ用のカムベースのリーフ駆動機構の一変形例が、図3A−3Kで描写されている。図3Aは、リーフ302と、リーフに接続されるシャフト308と、カム304と、カムと接触し、シャフト308に選択的に係合される従動子306と、従動子およびシャフトに選択的に係合するように構成されるラッチ310と、ラッチ310に結合され、ラッチが従動子をシャフトと係合させるか、または従動子からシャフトを係脱するかどうかを制御するように構成される、ソレノイドまたは回転アクチュエータ312とを備える、カムベースの駆動機構300を描写する。いくつかの変形例では、カムベースの駆動機構はまた、回転アクチュエータ312をアクチュエータシャフト309に結合し、第1の係止構成(従動子の移動がシャフト内の対応する移動を引き起こすように、リーフシャフト308および従動子306がともに係合されて係止される)と第2の係止解除構成(従動子の移動がシャフト内の対応する移動を引き起こさないように、リーフシャフト308および従動子306が相互から係脱されて係止解除される)との間でラッチ310を遷移させることを促進および/または迅速化するように配列され得る、ねじりばねアセンブリ307を備えてもよい。随意に、カムベースのリーフ駆動機構300は、シャフト308を覆って配置され、シャフトが線形経路内で平行移動されるように、リーフシャフト308を安定させるように構成される、シャフトガイド314を備えてもよい。リーフ駆動機構300は、随意に、矢印317の方向にばね力をリーフ302に印加し得る、最遠位ばね316を備えてもよい。矢印317の方向にリーフ302を移動させることは、閉鎖位置の中へ(すなわち、放射線ビーム経路の中へ)リーフを移動させる。カムが持上事象(すなわち、カムの丸い突出物が従動子に接触する)まで循環し、従動子がリーフシャフト308と係合されるとき、リーフ302は、矢印319によって表される方向にある開放位置まで(すなわち、放射線ビーム経路から離れて、および/またはその外へ)移動されてもよい。カムは、望ましくあり得るように、1つ、2つ、3つ、またはそれを上回る丸い突出物を有してもよい。カムは、例えば、回転アクチュエータ(図示せず)によって連続的に回転されるように構成されてもよい。カムを常に回転させ、従動子がカムの基礎円領域中にあるときにリーフに選択的に係合するようにラッチを切り替えることのみによって、高帯域幅要素(ラッチ)および高力要素(カム)は、別個に作動される。本分離は、高帯域幅要素が、より大きい質量に非常に迅速に作用する必要がある代わりに、より小さい質量およびより小さい距離に影響し得ることを意味する。いくつかの変形例では、カムは、3つの丸い突出物を有してもよく、毎秒100回の持上事象(すなわち、100Hz)があるように2000rpmで回転してもよい。ラッチは、約1ミリ秒またはそれ未満で係合状態と係脱状態との間で遷移することが可能であり得る。他の変形例では、カムは、2000rpm未満で回転してもよく、かつ1000rpm、100rpm、または10rpmで回転してもよい。1つまたはそれを上回る潤滑剤が、異なる構成要素の移動を促進するように、かつ摩擦力の影響を低減させるように、本(および他の)リーフ駆動機構の可動部品の間に提供されてもよい。いくつかの変形例では、潤滑剤は、放射線による枯渇に耐性があり得る(例えば、耐放射性潤滑剤)。随意に、リーフ駆動機構は、ボックス内の潤滑剤が漏出しないように、密閉された筐体の中に封入されてもよい。
リーフ302の場所は、最遠位ばね316およびカム304によってリーフ302および/またはリーフシャフト308に及ぼされる押動・引動力の合計によって判定されてもよい。最遠位ばね316は、リーフを閉鎖構成に付勢し得る、押動力をリーフに(すなわち、図3Aの矢印317によって示される方向に)印加してもよい。カム304および従動子306は、ラッチ310が従動子306をリーフシャフト308と係合または係止させ、カムの丸い突出物が従動子と接触する(すなわち、持上事象)ときに、引動力をリーフに(すなわち、矢印319によって示される方向に)印加してもよい。矢印319の方向への引動力は、矢印317の方向への最遠位ばねの押動力を上回り、リーフを開放位置に平行移動させる正味引動力(すなわち、矢印319の方向への正味移動)をもたらし得る。カムが回転し、従動子がカムの丸い突出物の上にもはや乗設されなくなると、引動力が低減され、最遠位ばねの押動力が優勢になり、それによって、リーフを閉鎖位置まで平行移動させる(すなわち、矢印317の方向への正味移動)。従動子306がリーフシャフト308から係脱または係止解除されるように、ラッチ310が切り替えられるとき、リーフの移動および位置は、カム304によって制御されないが、代わりに最遠位ばね316によって閉鎖位置に付勢される。カムの継続回転は、従動子316を駆動し続けてもよく、その運動は、近位ばね318(別名空動ばね)に対して力を印加する。しかしながら、従動子306がリーフシャフト308と係合または係止されるように、いったんラッチ310が切り替えられると、リーフ302は、カムの回転および従動子の移動に従って開放位置と閉鎖位置との間で平行移動されてもよい。
異なるタイプのラッチが、従動子をシャフトと選択的に係合させるために使用されてもよい。ラッチ機構の一変形例が、図3B−3Iで描写されている。図3B−3Iで描写されるように、ラッチ機構310は、それを通る管腔332および管腔の内壁に沿った1つまたはそれを上回る突出またはスプライン334を有する、伸長管330と、内側リング336が伸長管330に対して回転可能である、管の管腔332の突出334に対応する1つまたはそれを上回る突出またはスプライン338をその外面上に伴う内側リング336と、内側リング336に接続されるアクチュエータシャフト309と、内側リング336が伸長管内で回転するように、アクチュエータシャフト309を回転させるように配列される、回転モータ312とを備えてもよい。伸長管330の部分切断図および伸長管の端面図が、図3F−3Gで描写され、内側リング336の斜視図が、図3Dで描写されている。図3Gで描写されるように、伸長管の管腔332の内面に沿った突出334は、半径方向に配列されてもよく、内側リング336の突出338は、対応する様式で半径方向に配列されてもよい。突出の縁は、内側リングが伸長管に対して回転するにつれて突出上の応力を軽減することに役立ち得る、曲線状または円形であり得る。随意に、潤滑剤が、内側リングの突出と伸長管との間等のラッチの構成要素の間に提供されてもよい。伸長管の管腔332の内面および内側リング336の外面上に、例えば、2、3、4、5、6、8、10、12、14、20個等の任意の数の突出334があってもよい。図3Dおよび3Fで描写される変形例は、12個の突出を有する。内側リング336は、開放位置と閉鎖位置との間でリーフ302を駆動する、リーフシャフト308に回転可能に接続されてもよい。内側リング336、リーフシャフト308、およびラッチ機構310の間の接続性の一実施例が、図3C、3D、および3Iで描写されている。伸長管330は、図3Bで描写されるように、それに沿ってリーフシャフト308が平行移動する、線形経路に沿って位置する従動子の表面333に管331の遠位表面を接触させることによって、従動子306の一部に接続されてもよい。回転子モータ312によるアクチュエータシャフト309の回転は、内側リングの突出338の端面が管の管腔332の突出334の端面と整合される第1の係止構成(図3Hで描写される)と、内側リングの突出338の端面が管の管腔の突出334の端面と整合されない第2の係止解除構成(図3Iで描写される)との間でラッチ310を遷移させる。第2の構成では、内側リング336の突出338は、管の突出334の間の空間内に位置してもよい。第1の構成では、図3Hで描写されるように、内側リングの突出の端面と伸長管との間の対向接触は、カムが従動子を駆動するにつれてシャフトが直線的に平行移動されるように、従動子の力および移動をリーフシャフトに伝達する。従動子は、持上事象の間に枢動してもよく、その枢動は、リーフシャフトの直線運動に変換する。第2の構成では、図3Iで描写されるように、内側リングの突出の端面および伸長管は、もはや対面で対向接触しなくなり、伸長管の突出334は、内側リングの突出338の間の空間内で摺動可能に受容される。故に、従動子306の力および移動は、リーフシャフト308に伝達されず、伸長管は、カムが従動子を駆動するにつれて内側リングに対して滑動する。
どのようにしてラッチ機構の内側リングがリーフシャフトに回転可能に結合され得るかという一変形例が、図3C−3Eで描写されている。図3Dに示されるように、プラグ340が、内側リング336の開口部337を通して挿入され、リーフシャフト308の管腔339の中に挿入されてもよい。プラグ340は、内側リング336がプラグ340の近位端343とリーフシャフトの近位端との間で捕捉されるように、例えば、摩擦溶接またはレーザ溶接によって、リーフシャフト308に固定可能に取り付けられてもよい。プラグの本体341の直径は、リング開口部337の直径未満であり得、これは、内側リングがプラグ340およびリーフシャフト308に対して回転することを可能にし得るが、プラグの広がった近位端343は、リーフシャフト308に対して内側リング336を捕捉する。内側リングは、例えば、図3J−Kで描写され、以下でさらに詳細に説明されるように、他の方法でリーフシャフトに回転可能に結合されてもよい。
内側リング336の回転は、アクチュエータシャフトを介して回転モータによって駆動されてもよい。どのようにしてアクチュエータシャフト309が内側リングに結合され得るかという一変形例が、図3Eで描写されている。そこで示されるように、アクチュエータシャフトは、管状コネクタ342を使用して内側リング336に取り付けられてもよく、管状コネクタの一方の端部(例えば、遠位端344)は、内側リング336に取り付けられ、管状コネクタの他方の端部(例えば、近位端346)は、アクチュエータシャフト309に取り付けられる。例えば、管状コネクタの管腔348は、管状コネクタ342が内側リングのカラーと摩擦嵌合され得るように、内側リング336および/またはプラグ340の近位カラーに適応するよう遠位端344において定寸および成形されてもよい。管状コネクタの管腔348は、アクチュエータシャフトを回転させることが管状コネクタを回転させ、アクチュエータシャフトが管状コネクタの内側で軸方向に摺動することができるように、管状コネクタ342がアクチュエータシャフトと摺動嵌合し得るように、アクチュエータシャフトの遠位端に適応するよう近位端において定寸および成形されてもよい。管状コネクタおよび内側リングは、アクチュエータシャフトによる管状コネクタの回転が内側リングの対応する回転を引き起こすように結合されてもよい。いくつかの変形例では、管状コネクタおよび内側リングは、リーフシャフトおよびプラグに対して回転可能である。
管状コネクタ342は、伸長管330の管腔332の内側でアクチュエータシャフト309を内側リング336に取り付けてもよい。管状コネクタ342のいくつかの変形例は、伸長管330に対してその回転配向を保定することに役立ち得る、特徴を備えてもよい。例えば、図3Fで描写されるように、伸長管330の内面は、第1の突出のセット334(すなわち、内側リング336の突出と対応する突出334)の近位に第2の突出またはスプラインのセット350を備えてもよく、管状コネクタ342の外面は、第2の突出のセット350に対応する1つまたはそれを上回る突出352を備えてもよい。伸長管の管腔の内面上および管状コネクタの外面上に、例えば、2、3、4、5、6、8、10、12、14、20個等の任意の数の突出があってもよい。図3Dおよび3Fで描写される変形例は、6個の突出を有する。これらの突出またはスプラインは、アクチュエータシャフト309が、第1の構成(すなわち、リーフシャフトの運動が従動子の運動に係止される)と第2の構成(すなわち、リーフシャフトの運動が従動子の運動に係止されない)との間でラッチ機構を遷移させるように内側リング336を回転させるにつれて、回転停止部として作用してもよい。管状コネクタ342の外面上の突出352は、管状コネクタの突出352が伸長管330の突出350に対して第1の回転位置にあるときに、ラッチが第1の係止構成であり、突出352が突出350に対して第2の回転位置にあるときに、ラッチが第2の係止解除構成であるように、図3E、3H、3Iで描写されるように、内側リング336の外面上の突出338から角度オフセットされてもよい。回転位置は、突出352が突出350の間の空間内に位置し、逆も同様である位置である。すなわち、第1の回転位置では、内側リングの突出338の端面は、管の管腔332の突出334の端面と整合される(例えば、突出338は、図3Hで描写されるように突出334に当接する)。第2の回転位置では、内側リングの突出338の端面は、管の管腔332の突出334の端面と整合されない(例えば、突出338は、代わりに、図3Iで描写されるように突出334の間の空間内に位置する)。使用中に、管状コネクタ342は、第1の係止構成から第2の係止解除構成にラッチを遷移させるように第1の方向(例えば、時計回り)に回転され、第2の係止解除構成から第1の係止構成にラッチを遷移させるように第1の方向と反対の第2の方向(例えば、反時計回り)に回転されてもよい。代替として、いくつかの変形例では、管状コネクタ342は、第1の係止構成と第2の係止解除構成との間でラッチを遷移させるように単一の方向に回転されてもよく、各回転停止部は、ラッチを遷移させる(すなわち、1つおきの回転停止部は、第1の係止構成に対応し、残りの他の回転停止部は、第2の係止解除構成に対応する)。
進行角(すなわち、係止構成から係止解除構成まで移動するために必要とされる回転角)は、少なくとも部分的に、第1の突出のセットの数およびサイズに依存し得る。例えば、伸長管330の第1の突出のセット334は、12個の突出を備えてもよく、各突出は、約15度の角度掃引を占有し、突出の間の空間は、約15度の角度掃引を占有する。本突出の間隔は、内側リング336の突出338にとって同一となり、進行角は、これが、(第1の係止状態に対応して)突出334との整合から突出338を移動させ、突出338が突出334の間の空間と整合し、したがって、(第2の係止解除状態に対応して)軸方向に摺動するように、突出334と一致するために要求される角度であるため、15度であろう。管状コネクタ342の突出352と対応する、伸長管330の第2の突出のセット352は、管状コネクタ342が進行角を通して伸長管330に対して回転されることができるように、第1の突出のセット334の角度掃引と異なる角度掃引を有してもよい。例えば、第2の突出のセットは、45度の突出の間の空間とともに15度の角度掃引を有する、6つの突出350を有してもよいが、管状コネクタ342上の突出352は、30度の突出の間の空間とともに30度の角度掃引を有してもよい。管状コネクタ342上の突出352は、伸長管330上の突出350と軸方向に整合され、それと同一の角度掃引を有するであろう。管状コネクタ342上の突出352は、内側リング336の突出338から22.5度だけ(中心から中心まで)オフセットされる。突出352は、突出350の間の空間内に嵌合し、したがって、進行角の45−30=15度を通して回転することができる。突出352が近隣/隣接突出350と接触するように1つの突出350との接触から移動する、本回転は、突出338および突出334の整合または一致、したがって、係止構成と係止解除構成との間の遷移を引き起こす。これらの遷移を生じさせる回転は、その時初めて突出334および突出338が相互から軸方向に変位されるため、カム回転の基礎円部分の間に起こり得る。
アクチュエータシャフト、ラッチ、およびリーフシャフトの間の結合の別の変形例が、図3J−3Kで描写されている。そこで描写されるように、中心管腔373を伴う単一の管状コネクタ370があってもよく、管腔の遠位端は、リーフシャフト376と結合するように構成され、管腔の近位端は、アクチュエータシャフト378と結合するように構成される。管状コネクタ370は、以前に説明されたように伸長管330に類似し得る、伸長管371の管腔内に位置してもよい。管状コネクタ370は、第2の突出のセット374の遠位にある第1の突出のセット372を備えてもよく、第1の突出のセット372は、内側リングの突出338に類似し得、第2の突出のセット374は、管状コネクタの突出352に類似し得る。伸長管370はまた、前の変形例の伸長管330のように、管状コネクタの第1の突出のセット372と対応する(例えば、それを補完する)第1の突出のセットと、第2の突出のセット374と対応する(例えば、それを補完する)第2の突出のセットとを備えてもよい。管状コネクタ370は、管腔373の近位部分に陥凹または溝状領域380を備えてもよく、その陥凹は、管状コネクタがリーフシャフトに対して回転可能であるが、リーフシャフトに対して軸方向に(例えば、側方に)移動しないように、リーフシャフト376を軸方向に保定する停止部を伴って構成される。例えば、管状コネクタ370およびリーフシャフト376は、ねじ山付きインターフェースを使用して結合されてもよい。ねじ山付きインターフェースは、管状コネクタの回転中にリーフシャフト376に対する管状コネクタ370のわずかな軸方向平行移動を可能にし得る。このわずかな平行移動は、平行移動がそれ自体で遠位突出372および伸長管上のそれらの相補的突出に係合または係脱しないことを確実にするよう、伸長管370内の軸方向間隙を適切に定寸することによって可能にされることができる。図3B−Iで描写される前の変形例と異なり、本変形例は、より少ない別個の部品を有し、部品を溶接する、または別様に堅く継合する必要性を回避し、製造および組立プロセスを単純化することに役立ち得る。
いくつかの変形例では、ラッチ機構が第1の係止構成と第2の係止構成との間で遷移するために要する時間を短縮することが望ましくあり得る。例えば、ラッチが基礎円持続時間で第1の構成から第2の構成に切り替わること、および/または約10ミリ秒未満、例えば、約1ミリ秒未満で切り替わることが望ましくあり得る。いくつかの変形例では、カムおよび従動子リーフ駆動機構用の高速選択的切替可能ラッチ機構は、ソレノイドが持上事象中に移動することを可能にし、螺旋ねじりばねを装荷するように構成され得る、ねじりばねアセンブリを有してもよく、次いで、基礎円持続時間(カムおよび従動子サイクルの非運動周期)中に、ねじりばねは、管状コネクタの回転運動を引き起こし得る。回転ラッチのわずかな回転慣性に起因して、螺旋ねじりばねが、1ミリ秒未満で掛止または掛止解除運動を引き起こし得る一方で、最速電気機械デバイスは、1ミリ秒未満で同一の回転慣性を伴う同一の回転運動を行うことができない。ラッチを係合または係脱する持続時間を短縮することは、シャフトの運動のための持続時間を増加させる。いくつかの変形例では、ねじりばねアセンブリは、10ミリ秒未満でラッチを切り替えてもよく、ラッチが50Hzを上回る周波数で動作することを可能にし得る。ラッチの切替速度を増加させることに役立ち得る、ねじりばねアセンブリの一変形例が、図3Lで描写されている。そこで示されるように、ねじりばねアセンブリ400は、近位停止部品402と、中央停止部品404と、遠位停止部品406と、近位停止部品402と中央停止部品404との間に位置する第1のねじりばね408と、遠位停止部品406と中央停止部品404との間に位置する第2のねじりばね410とを備えてもよい。近位、中央、および遠位停止部品はそれぞれ、開口部(403a、b、c)を備えてもよく、停止部品の全ての開口部および第1および第2のねじりばね408、410の開口部(405a、b)がアクチュエータシャフト413(図3A−Bで描写されるアクチュエータシャフト309と同様に配列され得る)と整合させられ、それと同軸であり得るように、配列される。中央停止部品404は、近位停止部品402の開口部403aと嵌合するように構成される近位側の第1のリップまたはカラー414aと、遠位停止部品406の開口部403cと嵌合するように構成される遠位側の第2のリップまたはカラー414bとを有してもよい。近位停止部品402の開口部403aは、ソレノイドシャフト416が近位停止部品402に結合されるように、ソレノイドまたは回転アクチュエータ412のソレノイドシャフト416と嵌合するように定寸および成形されてもよい。近位停止部品402は、中央停止部品404の近位表面上の1つまたはそれを上回る突出または回転停止特徴と対応する、1つまたはそれを上回る突出または回転停止特徴を有してもよい。遠位停止部品の開口部403cは、アクチュエータシャフトが遠位停止部品406に結合されるように、アクチュエータシャフト413と嵌合するように定寸および成形されてもよい。遠位停止部品406は、中央停止部品404の遠位表面上の1つまたはそれを上回る突出または回転停止特徴と対応する、1つまたはそれを上回る突出または回転停止特徴を有してもよい。アクチュエータシャフト413は、遠位停止部品406を通って延在してもよく、かつそれに結合されてもよく、中央停止部品404内の開口部403bは、中央停止部品404がアクチュエータシャフト413上で自由に回転することができるように、アクチュエータシャフト413と嵌合するように定寸および成形されてもよい。アクチュエータシャフト413は、中央停止部品404を通って延在してもよく、近位停止部品402上の開口部403aは、ソレノイドシャフト416に結合される近位停止部品402が、アクチュエータシャフト413上で自由に回転することができるように、アクチュエータシャフト413に嵌合するように定寸および成形されてもよい。カム持上事象の間の回転アクチュエータ412によるソレノイドシャフト416の回転は、第1のねじりばね408を装荷し、中央停止部品404の回転停止特徴が遠位停止部品408の回転停止特徴に係合し、それとアクチュエータシャフト413とを回転させるように、中央停止部品404の回転を引き起こすことによって、カム基礎サイクル持続時間中に第1の構成から第2の構成への内側リングの切替を推進させてもよい。カム持上事象の間の反対方向への回転アクチュエータ412によるソレノイドシャフト416の回転は、近位停止部品402および中央停止部品404の回転停止特徴を係合させ、中央停止部品404を回転させ、第2のねじりばね410を装荷させてもよい。これは、遠位停止部品406および結合されたアクチュエータシャフトを回転させることによって、第2のねじりばね410に第2の構成から第1の構成への内側リングの切替を推進させてもよい。カム持上事象の間に起こる回転アクチュエータ/モータ412の運動は、ねじりばねのうちの少なくとも1つを「装荷させ」(すなわち、ポテンシャルエネルギーを保定させ)てもよい。保定されたポテンシャルエネルギーは、次いで、一方の構成から他方の構成にラッチを迅速に切り替えるために放出される。理解されることができるように、カム持上事象の間に、内側リング336および伸長管330上のスプライン338および334の端面は、個別に、(a)並んで、矢印319の方向(開放)にリーフを移動させるように相互を押動しているか、または(b)「一致」または交互配置され、ばね316がリーフを閉鎖位置に戻すとともに、全てのカム運動を再開するように相互を通り過ぎて伸縮式に摺動しているかのいずれかであろう。ねじりばねアセンブリのねじりばねは、回転アクチュエータ312/412が前進し始めることを可能にし得る一方で、カムは、次の基礎円事象の間の次の状態遷移に備えるように、依然として持上事象にある。これらのねじりばねは、持上事象の間に「装荷」し、ラッチ上にトルクを蓄積する。トルクは、(a)スプライン上に過剰な摩擦があり得るため回転を可能にすることができないか、または(b)スプラインの噛み合いが回転を妨げ得るかのいずれかであるため、持上事象の間にラッチを移動させることができない。しかしラッチが装荷解除され、スプラインが軸方向に分離するとすぐに、ばねは、ラッチを新しい構成に留めることができる。したがって、ねじりばねアセンブリは、回転アクチュエータがエネルギーをシステムの中へ追加し、カムの基礎円持続時間によって可能にされる非常に短い時間でラッチ遷移を実行するための時間を延長することに役立ち得る。ねじりばねはまた、非常に短い基礎円、したがって、持上事象に専念したさらなるカム角を可能にし得、より円滑な持上事象加速をもたらし得る。
カムベースのリーフ駆動機構の本変形例の動作は、カム、回転アクチュエータ、内側リング部材の回転位置、およびねじりばねアセンブリのばねの間の相互作用を示す、タイミング図の一変形例である、図3Mを参照することによって、さらに説明されることができる。本変形例では、リーフ遷移時間(例えば、リーフが第1の係止構成から第2の係止解除構成に遷移するために、または逆に遷移するために要する時間)は、約8ミリ秒であってもよく、リーフが開放位置に留まり得る時間は、約2ミリ秒であってもよい(例えば、これは、カムの滞留時間に対応し得る)。図3Mのタイミング図は、リーフが時点tまでに開放位置にあり、これが持上事象L2の間に起こるように、(例えば、ラッチが1つだけの持上事象のために係止される)10ミリ秒周期内で係止解除構成から係止構成へ、そして係止解除構成に戻るラッチの遷移につながる、一連の事象を図示する。第1の行は、カムが回転するにつれて持上事象が起こり、カムの基礎円からカムの丸い突出物まで上に移動するにつれて従動子を0mm〜9mm平行移動させる、連続的回転カムの循環回転を表す。基礎円持続時間は、従動子が基礎円半径に沿って乗設されている時間であり、かつラッチが係止構成と係止解除構成との間でより容易に遷移することができる時間である。本実施例では、基礎円持続時間は、約1.5ミリ秒である。標的持上事象L2に先立った持上事象L1の間に、回転アクチュエータまたはソレノイドは、タイミング図の第2の行で描写されるように、第1の方向に15度またはそれを上回ってソレノイドシャフトを回転させ始めてもよい。ソレノイドシャフトが第1の方向に回転すると、ねじりばねA(例えば、近位ねじりばね408)は、ポテンシャルエネルギーがばねの中に貯蔵されるように、「装荷」されてもよい。ねじりばねAは、内側リングおよび伸長管のスプラインの間の摩擦力またはスプラインの交互配置に起因して、貯蔵されたポテンシャルエネルギーを放出することを妨げられ得る。いったんカムが持上事象L1を通して回転し、時点tにおいて基礎サイクル持続時間を開始すると、内側リングおよび伸長管のスプラインは、もはや接触しなくなり(例えば、それらの間の摩擦がゼロである、またはもはや一致または相互配置されていない)、ねじりばねA内の貯蔵されたポテンシャルエネルギーは、放出されてもよく、それによって、タイミング図の第3の行で描写されるように、アクチュエータシャフトを回転させ、(0度における)係止解除構成から(15度における)係止構成にラッチを遷移させる。本遷移は、1.5ミリ秒以内、例えば、約0.5ミリ秒〜約0.8ミリ秒で起こってもよい。いったんラッチが係止構成になると、リーフシャフトは、持上事象L2の間に、時点tまで、リーフが開放位置にあり得るように、カムおよび従動子と協調して移動する。持上事象L3によって係止解除構成に戻るようにラッチを遷移させるために、ソレノイドは、タイミング図の第2の行の中で負の傾きとして描写される、持上事象L2の間に第1の方向と反対の第2の方向に回転し始めてもよい。本回転は、ポテンシャルエネルギーがばねの中に貯蔵されるように、ねじりばねB(例えば、遠位ばね410)を装荷してもよい。いったんカムが持上事象L2を通して回転し、時点tで基礎サイクル持続時間を開始すると、ねじりばねBの中の貯蔵されたポテンシャルエネルギーが放出されてもよく、それによって、タイミング図の第3の行の中の負の傾きとして描写される、アクチュエータシャフトを回転させ、(15度における)係止構成から(0度における)係止解除構成にラッチを遷移させる。本遷移は、1.5ミリ秒以内、例えば、約0.5ミリ秒〜約0.8ミリ秒で起こってもよい。
開放構成でリーフを保定するために使用され得る、カムベースのアクチュエータの一変形例は、それぞれが駆動する従動子の移動が相互と位相をずらすようにオフセットされる、丸い突出物を有する、2つのカムを備えてもよい。すなわち、第1の従動子が第1のカムの丸い突出物の上に乗設されているとき、第2の従動子は、第2のカムの丸い突出物の上に乗設されておらず、逆も同様である。例えば、開放位置と閉鎖位置との間でリーフを遷移させるために使用されるカムベースの駆動機構は、2つの丸い突出物および対応する第1の従動子を有する、第1のカムと、第2のカムの丸い突出物が第1のカムの丸い突出物から90度オフセットされる、2つの丸い突出物および対応する第2の従動子を有する、第2のカムと、第1の従動子または第2の従動子のいずれかをリーフシャフトに選択的に接続する、複数のラッチ機構とを備えてもよい。各カムは、2つのカムのうちの一方が、リーフのための原動力を提供するために利用されるであろう、ガントリのための所与の発射位置において閉鎖から開放にリーフを遷移させるよう、そして他方のカムが利用されるであろう、近隣発射位置において閉鎖から開放にリーフを遷移させるよう、1つおきの発射位置においてリーフを開放することを支援する。開放位置でリーフを保定するために、上部ラッチは、リーフが接続されるシャフトを保持するように係合され、両方のカムラッチは、係脱される。リーフを移動させるために、一方のカムの滞留時間が終了すると、リーフシャフトがその従動子から係脱され、他方のカムの滞留時間が開始すると他方の従動子に係合されるように、リーフは、カムのそれぞれの滞留時間(すなわち、カムの丸い突出物が従動子に接触しているときの持続時間)中に第1のカムおよび従動子および第2のカムおよび従動子に交互に接続されてもよい。そのようなカムベースの駆動機構の一実施例が、図4で描写されている。カムベースの駆動機構450の本変形例は、2つの丸い突出物を有する第1のカム452と、第1のカム452と接触している第1の従動子454と、2つの丸い突出物が第1のカム452の丸い突出物に対して90度オフセットされるように位置付けられる2つの丸い突出物を有する、第2のカム456と、第2のカム456と接触している第2の従動子458と、第1の従動子454をリーフシャフト451と選択的に係合させる第1のラッチ460と、第2の従動子458をリーフシャフト451に選択的に係合させる第2のラッチ462とを備える。随意に、カムベースのリーフ駆動機構450は、第1のラッチ460に隣接して位置する第1のシャフトガイド453と、第2のラッチ462に隣接して位置する第2のシャフトガイド455とを備えてもよい。カムベースの駆動機構はまた、従動子がリーフシャフトと係合される第1の構成と、従動子がリーフシャフトから係脱される第2の構成との間で個別に第1のラッチおよび第2のラッチを遷移させるようにそれぞれ構成される、第1の回転アクチュエータ470と、第2の回転アクチュエータ472とを備えてもよい。カム、従動子、ラッチ、ねじりばねアセンブリ、および回転アクチュエータの構造は、上記で説明される、対応する構成要素に類似し得る。第1および第2の回転アクチュエータは、第1のラッチが第1の構成であるか、または第2のラッチが第1の構成であるかのいずれかであるが、両方ではないように、(例えば、コントローラソフトウェアを使用して)制御されてもよい。随意に、いくつかの変形例では、第3のラッチ474および第3の回転アクチュエータ476は、1つだけのカム/従動子ペアが一度にリーフシャフトを駆動することを確実にすることに役立ち得る。
カムベースのリーフ駆動機構(および本明細書に説明されるリーフ駆動機構のうちのいずれか)は、リーフ自体よりも幅が広くあり得る。例えば、カムベースのリーフ駆動機構が、約4mm〜約6mmの幅を有してもよい一方で、リーフの幅は、約1mm〜約2mmであってもよい。したがって、リーフの間に空間を殆どまたは全く伴わずに、相互に隣接するようにリーフを配列する際に、リーフを駆動する駆動機構を収容するために十分な空間がないであろうため、そのようにすることは困難であり得る。マルチリーフコリメータのいくつかの変形例は、作動が近隣リーフのための異なる点に(すなわち、リーフの質量中心に沿わずに)印加されるように、マルチリーフコリメータの両側からリーフを作動させ、駆動機構を垂直に交互配列するように構成されてもよい。しかしながら、本明細書に説明されるリーフ運動の速い速度では、リーフ上で不要なモーメントを誘発しないよう、リーフの質量中心において、またはその近傍で(例えば、正確にそれに沿って)各リーフを作動させることが役立ち得る、または望ましくあり得る。そのようなモーメントは、発振モードまたは振動を引き起こすことができる、またはリーフガイドにおいて結合を引き起こすことができる。図5は、コリメータリーフが相互に隣接し得、各リーフの質量中心を通して作動を提供しながら、リーフアクチュエータのそれぞれを収容することができるように、64個のリーフがパッケージ化され得る、一変形例を描写する。コリメータアセンブリ500は、第1のリーフ502と、第1のリーフに隣接する第2のリーフ504と、第2のリーフに隣接する第3のリーフ506とを備えてもよい。第1のリーフ502の移動は、第1のアクチュエータ503によって駆動されてもよく、第2のリーフ504の移動は、第2のアクチュエータ505によって駆動されてもよい。第1のアクチュエータ503が、片側(例えば、左側)にあってもよい一方で、第2のアクチュエータ505は、反対側(例えば、右側)にあってもよい。第1および第2のアクチュエータおよび第1および第2のリーフは両方とも、同一の垂直高または場所にあってもよい(すなわち、第1および第2のリーフの最上部が整合されてもよい)。第3のリーフ506は、第1および第2のリーフと異なる垂直高または場所にあってもよく、かつ第3のアクチュエータ507によって駆動されてもよい。第3のアクチュエータ507は、第1のアクチュエータ503と同一側(例えば、左側)にあってもよいが、異なる垂直高または場所(例えば、図5で描写されるように、第1のアクチュエータ503より低い)にあってもよい。第4のリーフ(描写せず)は、第3のリーフ506と同一の垂直高にあり、第3のアクチュエータ507と反対側(例えば、右側)に位置する第4のアクチュエータによって駆動されてもよい。図5で描写されるように、垂直方向に(すなわち、放射線ビーム経路に沿って、またはそれと平行に)駆動機構を交互配列またはオフセットすることに加えて、リーフ自体はまた、垂直方向に交互配列またはオフセットされてもよい。すなわち、累積的に64個のリーフにわたって、リーフは、第1および第2のリーフが第1の垂直場所にあり得る、第3および第4のリーフが第1の垂直場所よりも低い第2の垂直場所にあり得る、第5および第6のリーフが第1の垂直場所にあり得る、第7および第8のリーフが第2の垂直場所にあり得る等であるように、オフセットされてもよい(例えば、リーフの垂直高は、最初の8個のリーフが、高、高、低、低、高、高、低、低等になるように交互配列されるであろう)。それを横断してリーフが交互配列され得る、任意の数の垂直位置があってもよい。コリメータの同一側から生じる1つおきのリーフは、より高い垂直位置にあってもよく、コリメータの同一側からから生じる1つおきのリーフは、より低い垂直位置にあってもよく、これは、垂直方向にリーフの質量中心を同様に偏移させ得る。各リーフの質量中心を通してリーフを駆動するために、駆動機構は、同様に垂直に偏移されてもよい。リーフおよびリーフ駆動機構へのそのような垂直偏移は、駆動機構の幅に適応するために十分な水平空間を提供してもよい。図5は、カムベースの駆動機構を備えるコリメータを描写するが、本配列は、本明細書に開示されるリーフ駆動機構のうちのいずれかとともに使用され得ることを理解されたい。
図5および他の図面で本明細書に描写されるコリメータリーフは、リーフのそれぞれの上縁が、放射線源からの放射線ビーム経路と略直交するように、相互と同一であり、かつ直線的に配列されるものとして描写される。そのような配列では、リーフは、放射線源から等距離ではない場合がある。放射線が、典型的には、点またはスポット源(線形加速器標的)から発散するため、リーフのそれぞれの深度(すなわち、放射線ビームの方向と概して整合される寸法)およびリーフのそれぞれの幅(すなわち、放射線ビームの方向に略直交する寸法)は、放射線源に対するリーフの場所に応じて、コリメータを横断して変動し得る。例えば、コリメータリーフは、平行辺がリーフの上面および底面である、(側面から視認されるときに)非対称形状を有してもよい。リーフの上縁の全長は、図6Aで描写されるように、リーフの底縁の全長よりも小さくあり得る。リーフのそれぞれの幅は、ガントリボアの異なる領域中の放射線のより粗いまたはより精密な送達を可能にするように、コリメータの中心よりもコリメータの左側および右側でより厚くまたはより薄くあり得る。
他の変形例では、コリメータリーフは、各リーフが放射線源から等距離であるように配列されてもよい。例えば、コリメータリーフは、図6Bで描写されるように、ビーム経路に対して弧または曲線を形成してもよい。リーフはそれぞれ、実質的に対称な台形(例えば、二等辺台形)であってもよく、かつ変動する深度および幅を有してもよい。
リーフの変動する幾何学形状(例えば、非対称または対称台形リーフ)を用いると、リーフ駆動機構をともに嵌合することができるように上記で説明される様式でリーフの位置を効果的に垂直に交互配列する一方で、また、リーフを相互に並置して保ち、その質量中心において駆動機構にリーフを駆動させることは、困難であり得る。これらの問題に対処し得る、リーフおよびリーフ駆動機構の配列の一変形例は、底部基礎部分604が上部基礎部分606よりも幅が広い(すなわち、大規模である)、リーフ601(例えば、放射線不透過性材料で作製される、および/または放射線ビーム経路に進入する、リーフアセンブリの一部)を備える、台形リーフアセンブリ602の側面概略図を描写する、図6Cで概略的に描写されている。台形状のリーフがここで説明されるが、リーフは、任意の望ましい幾何学形状を有し得、そのうちのいくつかは、それらの質量中心をリーフの幾何学的中心または対称軸に位置させる場合もあり、させない場合もあることを理解されたい。図6Cに示されるように、リーフ駆動機構600(例えば、本明細書に説明される機構のうちのいずれか)は、リーフシャフト608を介して、その質量中心に沿ってリーフを直線的に平行移動させてもよい。リーフの質量中心は、リーフの形状に応じて変動し得、ある場合には、リーフの幾何学的中心にない場合がある。例えば、台形リーフ602は、長方形リーフよりも低い(例えば、底縁に近い)質量中心を有してもよい。特定の質量を有する重り610は、質量中心の場所を調節するように、リーフおよび/またはリーフに取り付けられたフレームまたは支持構造上の種々の場所に配置されてもよい。例えば、重り610は、幾何学的中心612またはリーフの上部基礎部分により近いように、質量中心の場所を上昇させるために、台形リーフ602上により高く配置されてもよい。シャフトがリーフに接続する場所、したがって、リーフ駆動機構がリーフを駆動する場所は、1つまたはそれを上回る重り610の追加によって調節され得る、質量中心の場所に従って変動し得る。重り610は、リーフの放射線透過性領域上に位置してもよいが、重り610はまた、図6Dに示されるように、リーフの放射線不透過性領域上に位置してもよい。図6Dは、本明細書に説明されるリーフ駆動機構のうちのいずれかであり得る、リーフアクチュエータ620にシャフト628によって接続された台形リーフ622を描写する。リーフ622の上部に向かって質量中心を調節することに役立ち得る、重り610が、リーフの放射線不透過性部分上に含まれてもよい。代替として、または加えて、リーフおよび/またはリーフアセンブリの部分は、質量中心の位置を調節するように、切断または空洞化されてもよい。マルチリーフコリメータの異なる形状のリーフの質量中心の場所は、変動し得、アクチュエータの場所はまた、それらが垂直に交互配列されるように変動し得る。アクチュエータを垂直に交互配列することは、リーフのアレイを駆動するアクチュエータのアレイを十分に収容するように、水平方向により多くの空間を提供してもよい。
放射線療法システム(例えば、図1の放出誘導型放射線療法システム)に含まれるコリメータのリーフ駆動機構のいくつかの変形例は、開放位置と閉鎖位置との間でリーフを遷移させる1つまたはそれを上回るばねを備える、ばねシステムを備えてもよい。随意に、リーフ駆動機構はさらに、掛止機構を含み得る、アクチュエータシステムを備えてもよい。いくつかの変形例では、ばねベースのリーフ駆動機構は、リーフに接続される1つまたはそれを上回るばねと、閉鎖位置または開放構成でリーフを保定するラッチとを備える、ばねシステムを備えてもよい。1つまたはそれを上回るばねは、定常フレームおよび可動質量の両方に結合されてもよい、定常フレームおよび可動質量のうちの1つのみに結合されてもよい、または単純に定常フレームと可動質量との間に位置付けられてもよい。いくつかのばねシステムは、ばね共振器を備えてもよい。所望に応じて、異なるタイプのばね、例えば、コイルばね、ねじりばね、トーションバー、板ばね、固定要素、および同等物が使用されてもよい。非線形または段階的線形ばね定数を伴うばねはまた、純正弦曲線以外の運動プロファイルを実装するために利用されてもよい。複数のばねが、リーフを移動させるために十分な力を生成するために並行して使用されてもよい。ばねベースのリーフ作動システムは、リーフを捕捉して所望の位置で(例えば、開放位置、閉鎖位置、リーフ速度がゼロである位置、ポテンシャルエネルギーの最大量がばねの中に貯蔵される位置等で)保定するために、ブレーキまたはラッチを備えてもよい。代替として、または加えて、駆動機構は、ばねが動いている間に、ばねシステムによって提供される主要原動力を増強し得る「ブースタ」力を追加するように、1つまたはそれを上回るばねに結合される(例えば、2つの対向ばねの間に配置される移動質量に結合される、および/またはばねが定常支持体に取り付けられる場所の近傍のばねに結合される)アクチュエータシステムを備えてもよい。アクチュエータシステムは、空気圧式アクチュエータ、電気モータ(スロット付き連結機構を伴う、または伴わない)、電磁ボイスコイル、平面アクチュエータ等を含むが、それらに限定されない、本明細書に説明されるアクチュエータのうちのいずれかを備えてもよい。好適なアクチュエータの実施例は、線形または回転アクチュエータを含んでもよく、かつ伝達機構、例えば、ラックアンドピニオンに結合される回転アクチュエータ等に結合されてもよい。アクチュエータシステムは、随意に、1つのユニットまたは構造に合体され得る、アクチュエータおよびブレーキ/ラッチを備えてもよい。摩擦に起因して失われるエネルギーを回復させることに加えて、アクチュエータシステムはまた、所望の運動振幅が達成されるまで共振周波数においてばね共振器を励起させることによって、無通電状態(リーフが進行中心において静止しているとき)からシステムを始動させるために使用され得る。アクチュエータは、ばねの搭載点に結合されてもよく、かつばねを圧縮または延在させることによって、エネルギーを追加するように構成されてもよい。代替として、または加えて、アクチュエータおよび/またはラッチは、リーフに結合されてもよい。
一変形例では、放射線療法システムで使用するためのコリメータのばねベースのリーフ駆動機構は、支持体と、ばねが力をリーフに印加して開放位置と閉鎖位置との間でリーフを平行移動させるように、リーフと支持体との間に取り付けられた1つまたはそれを上回るばねと、所望の位置でリーフを捕捉するように構成されるラッチとを備えてもよい。リーフベースのリーフ駆動機構の一変形例が、図7A−7Bで描写されている。リーフ700は、ばねの一方の端部が定常支持体704に取り付けられ、ばねの他方の端部がリーフ700に取り付けられる、1つまたはそれを上回るばね702を備える、ばねベースの駆動機構に取り付けられる。ばねベースの駆動機構はまた、ラッチまたは摩擦ブレーキ706を備えてもよい。図7Aおよび7Bで描写される変形例では、1つまたはそれを上回るばね702は、リーフ700が開放位置(図7A)または閉鎖位置(図7B)まで移動されるように、力を印加してもよい。ラッチ706は、リーフ700を捕捉して開放または閉鎖位置でそれを保定し、それによって、1つまたはそれを上回るばね702の中でポテンシャルエネルギーを保定するように構成されてもよい。1つまたはそれを上回るばね702は、各ばねが圧縮および延在の両方で使用される、4つのばねを備えるものとして示され、描写されているが、そのようなばね機構は、任意の数のばね、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、10、12個等のばねを有してもよい。ばねは、全て同一のばね定数を有してもよい、またはそれぞれ異なるばね定数を有してもよい。ばねは、圧縮および延在の任意の組み合わせで使用されてもよい。例えば、1つまたはそれを上回るばね702は、圧縮および延在の両方で力をリーフ700に印加してもよい。1つまたはそれを上回るばね702は、ばねがある閾値を超えて圧縮されるときに、圧縮からばねを解放することがばねを延在させるように、ポテンシャルエネルギーがばねの中に貯蔵され、ばねが閾値を超えて延在または伸張されるときに、延在からばねを解放することがばねを圧縮させるように、ポテンシャルエネルギーがばねの中に貯蔵されるように、構成されてもよい。本閾値点の周囲でばね702を動作せることによって、十分なばね力(摩擦がない)が、開放位置と閉鎖位置との間でリーフ700を遷移させるように印加される。摩擦に起因するエネルギーの損失を補償するために、ばねベースのリーフ駆動機構は、エネルギーをばねシステムに追加するように構成される、アクチュエータまたはモータを備えてもよい。例えば、アクチュエータは、付加的圧縮または延在力をばねに印加し、定常状態からばね移動を開始し、および/または摩擦または他のエネルギー損失機構に起因してばねシステムにおいて失われるエネルギーを補充するように、ばねに結合されてもよい。いくつかの変形例では、ラッチ706は、ばねの中に貯蔵されるポテンシャルエネルギーが最大値である、および/またはばねの中に貯蔵されるポテンシャルエネルギーが最小値(すなわち、ゼロ)であるときの位置で、および/またはその間の任意の点(すなわち、ばねの中のエネルギーの一部が、ポテンシャルエネルギーとしてばねの中に貯蔵され、エネルギーの一部が、非ゼロ速度でばねを移動させる運動エネルギーとして放出される)で、リーフ700を保定するように構成されてもよい。例えば、ラッチは、リーフが極値にあり、ばね速度がゼロであるときに、リーフを捕捉して保定するように成されてもよい、および/またはリーフが極値になく、ばね速度がゼロではないときに、リーフを捕捉して保定するように構成されてもよい。
リーフ駆動機構のいくつかのばねシステムは、2つの対向ばねのセットを備えてもよく、対向ばねは、可動質量の反対側に取り付けられ、ばねの間の質量の共振運動は、開放位置と閉鎖位置との間でリーフを駆動してもよい。いくつかの変形例では、ばねシステムは、開放位置に向かって第1の方向にリーフを移動させる力を質量に印加し得る、第1のばね(またはばねのセット)と、第1の方向と反対の第2の方向にリーフを移動させる力を質量に印加し得る、第2のばね(またはばねのセット)とを備えてもよく、第2の方向は、閉鎖位置に向かっている。1つまたはそれを上回るラッチは、リーフ(および/または付加的質量および/またはリーフが取り付けられる支持フレーム)が捕捉され、開放位置および/または閉鎖位置で保定されるように、位置してもよい。例えば、リーフが開放位置にあるように可動質量を捕捉して保定することが可能であるように、第1のラッチが位置してもよく、リーフが閉鎖位置にあるように可動質量を捕捉して保定することが可能であるように、第2のラッチが位置してもよい。いくつかの変形例では、ラッチは、ばねの中に貯蔵されるポテンシャルエネルギーが最大値である、および/またはばねの中に貯蔵されるポテンシャルエネルギーが最小値(すなわち、ゼロ)であるときの位置で、および/またはその間の任意の点で、可動質量を保定するように構成されてもよい。例えば、ラッチは、リーフが極値にあり、速度がゼロであるときに、可動質量を捕捉して保定するように構成されてもよい、および/またはリーフが極値になく、速度がゼロではないときに、リーフを捕捉して保定するように構成されてもよい。
代替として、または加えて、コリメータのいくつかのばねベースのリーフ駆動機構は、ばねのうちの少なくとも1つおよび/または可動質量に結合される、アクチュエータを備えてもよく、アクチュエータは、少なくとも1つのばねを圧縮および/または拡張し、非ゼロ速度で摩擦および/または掛止に起因してシステムにおいて失われるエネルギーを置換するように構成される。例えば、アクチュエータは、第1のばねがリーフを開放位置に完全に遷移させるために十分な貯蔵されたエネルギーを有することを確実にするよう、リーフが閉鎖位置にあるときに、第1のばねを圧縮するように作用してもよい。いくつかの変形例では、アクチュエータは、可動質量が移動するにつれて、力をそれに直接印加することによって、エネルギーをばね機構に追加するように構成されてもよい。いくつかの変形例では、アクチュエータは、ばねシステムの共振周波数において、および/またはばねの発振と同相で力をばねに印加し、エネルギーをばねシステムに追加するように構成されてもよい。例えば、アクチュエータは、エネルギーをシステムの中へ追加し、初期始動状態から使用するためにそれを準備するため、またはエラーから回復するために必要とされるであろうように、ポテンシャルおよび運動エネルギーの合計が使用可能限界(例えば、ゼロ)を下回るときに、力をばねに印加するように構成されてもよい。代替として、アクチュエータは、より多くのポテンシャルエネルギーをばねの中に貯蔵するために、ばねエネルギーの全てが運動エネルギーに変化された瞬間に、および/またはばねの圧縮中に、力をばねに印加するように構成されてもよい。代替として、または加えて、アクチュエータは、図7Cおよび7Dで描写され、以下で説明されるように、機構が掛止状態であるときに、エネルギーをばね機構に追加するように構成されてもよい。いくつかの変形例では、アクチュエータは、可動質量ではなく、ばねに直接作用してもよい。
一対のばねを備える、ばねシステムを備える、ばねベースのリーフ駆動機構の一変形例が、図7Cおよび7Dで描写されている。ばねベースのリーフ駆動機構720は、定常支持体724と、リーフ730が取り付けられ得る、選択された質量の可動支持体725と、定常支持体と可動支持体との間に取り付けられた第1のばね722と、定常支持体と可動支持体との間に取り付けられた第2のばね726と、リーフおよび/または可動支持体を捕捉して保定するように構成されるラッチ728と、ばねと定常支持体との間に結合された1つまたはそれを上回るアクチュエータ732(例えば、圧電アクチュエータ)とを備えてもよい。いくつかの変形例では、1つまたはそれを上回るアクチュエータは、ばねの一方または両方に結合されてもよい。ラッチ728は、開放位置でリーフを保定するようリーフ730および/または可動支持体725を捕捉することが可能であるように、位置してもよい。アクチュエータ732は、摩擦および/または掛止に起因して失われる任意のエネルギーを回復させるように第2のばね726をさらに圧縮し得る、圧電プッシャであってもよい。
異なるタイプのアクチュエータが、エネルギーをばねシステムの中へ戻して追加するために、ばねベースのリーフ駆動機構で使用されてもよい。いくつかのアクチュエータは、力をばね上に直接印加することによって作用してもよいが、いくつかのアクチュエータが、力を可動質量上に直接印加することによって作用してもよい一方で、なおもいくつかの他のアクチュエータは、力をリーフおよび/またはリーフ支持構造に直接印加することによって作用してもよい。いくつかのアクチュエータは、(例えば、コリメータが最初に始動する、または電源をオンにするとき、またはコントローラがばねシステムの運動のエラーを検出し、ばねを初期非移動状態にリセットするとき等に、非移動リーフの運動を開始するために)ばねを完全に圧縮および/または拡張するように構成されてもよい一方で、他のアクチュエータは、少量のエネルギーを印加してばね運動を開始するように構成されてもよく、可動質量の運動振幅が所望の振幅である、すなわち、リーフを開放位置または閉鎖位置のいずれかまで移動させるために十分となるまで、共振周波数において、ばねシステムの発振と同相で力を印加してもよい。異なる力の容量および周波数を伴う複数のアクチュエータが、本明細書に説明されるばねベースの駆動機構のうちのいずれかとともに使用されてもよい。ばねベースのリーフ駆動機構とともに使用され得る、アクチュエータシステムの実施例は、電磁アクチュエータと、ボイスコイルアクチュエータと、ソレノイドアクチュエータと、回転アクチュエータと、線形アクチュエータと、空気圧式アクチュエータと、油圧式アクチュエータと、超音波アクチュエータと、燃焼アクチュエータと、圧電アクチュエータと、静電アクチュエータと、同等物とを備えてもよい。いくつかの変形例では、アクチュエータシステムは、ラッチまたはブレーキシステムを備えてもよい。例えば、電磁石(および/または永久磁石と併せた)は、移動質量の誘引および反発の両方を行うように、特定の場所でリーフおよび/または移動質量の捕捉および保定の両方を行うように、また、必要に応じてシステムの中へ戻してエネルギーを印加するように構成されてもよい。同様に、空気圧式ピストンは、移動質量を押動または引動して、特定の場所でリーフを保定し、また、必要に応じてシステムの中へ戻してエネルギーを印加するように構成されてもよい。代替として、または加えて、スロット付き連結機構(例えば、スコッチヨーク)が、特定の場所でリーフおよび/または移動質量を捕捉して保定し、また、所望され得るようにシステムの中へ戻してエネルギーを印加するために、電気モータまたは回転ソレノイドアクチュエータと併せて使用されてもよい。
可動質量および/またはリーフを捕捉して保定するための種々のラッチが、以下で説明される。いくつかの変形例では、ラッチは、リーフの移動方向に対抗する力を印加することによって、可動質量および/またはリーフを捕捉して保定してもよい。例えば、ラッチは、摩擦力をリーフに印加し、および/またはリーフ移動の方向に対抗するトルク力を印加してもよい。そのようなラッチの実施例は、切り欠きおよび従動車輪、解放可能なオーバーランクラッチ、および/またはキャプスタンクラッチ(例えば、車軸に巻き付けられたねじりばね)を含んでもよい。例えば、ラッチは、運動の逆転に応じてリーフを捕捉するように解放可能ローラまたは「スプラグ」クラッチを備えてもよい。クラッチは、キャプスタンが(例えば、ラックアンドピニオンアセンブリを用いて)運動中に回転するように、ワイヤまたは糸状のものが移動質量に結合されるキャプスタンに巻き付けられる、キャプスタン摩擦を利用するように設計されてもよい。ワイヤまたは糸状のものを緊張させることは、キャプスタン上の回転摩擦を指数関数的に増加させ、その運動を停止させてもよい。いくつかの変形例では、ラッチは、保定特徴を有してもよく、移動質量および/またはリーフは、対応する保定特徴を有してもよく、ラッチは、これらの保定特徴の係合を介して、可動質量および/またはリーフを捕捉して保定してもよい。例えば、移動質量および/またはリーフおよびラッチはそれぞれ、ラッチが係止状態に遷移されるときに係合する、対応する切り欠きまたは突出を有してもよい。他のシステムは、ピン、ローラ等に係合するように移動質量上の位置特徴(例えば、切り欠き、戻り止め、またはペグ孔)に依拠してもよい。なおも他のラッチ変形例は、対応する磁石または強磁性材料が、移動質量および/またはリーフ上に配置され得る、電磁石を備えてもよく、ラッチ電磁石は、リーフが極値において保定されるように、移動質量および/またはリーフを捕捉して保持するために使用されてもよい。いくつかのラッチ機構は、螺旋ボイスコイルを含んでもよい。他のラッチは、ブレーキとして機能してもよく、例えば、摩擦ブレーキが、摩擦力を使用して、リーフを停止して保持するように、リーフ進行の方向に対して法線方向に、または直交して適用されてもよい。そのようなブレーキ式システムは、可動質量および/またはリーフ上の任意の所望の場所において力を印加するように構成されてもよく、例えば、切り欠きおよび戻り止めの精密な整合を要求しない。摩擦ブレーキは、空気圧式、電磁、圧電抵抗機構であり得る。ブレーキが可動質量および/またはリーフ内のある場所において切り欠きまたは突出との精密な整合を要求しないため、リーフが保定される位置にさらなる変動性があり得る。これは、ばねベースの駆動機構の種々の構成要素が精密に整合されていないときでさえも、ブレーキがリーフの位置を維持することを可能にし得、したがって、システムへの任意の予期しないまたは意図しない機械的摂動に耐えることが可能であり得る。
電磁石を備える位置ラッチ(例えば、可動質量および/またはリーフとの係合がラッチと可動質量および/またはリーフとの間の位置整合に依拠するラッチ)の一変形例が、図8A−Cで描写されている。そのようなラッチ機構は、本明細書に説明されるコリメータリーフ駆動機構のうちのいずれかとともに使用されてもよい。図8Aに示されるように、ラッチ機構800は、電磁石802と、リーフが制御アーム(例えば、極値)の中へ移動するときに、リーフ806の一部に係合するように下向きに枢動することによってリーフ806の一部に選択的に係合する、制御アーム804とを備えてもよい。制御アームの下向き運動は、リーフ運動および接触、電磁石の通電、または両方の組み合わせによって引き起こされ得る。電磁石は、本下向き掛止構成で制御アームを保定するよう通電され、リーフを解放するように(例えば、制御アームに反発する極性を有するために)無通電または逆通電されたままであってもよい。アーム804の第1の端部808は、リーフ806上のキャッチまたは係合構造812に対応するリーフ係合構造810を有してもよく、制御アーム804の第2の端部816は、磁気材料を備えてもよい。例えば、リーフ係合構造810は、フックであってもよく、キャッチ812は、フックによって係合されるように定寸および成形される溝またはレッジであってもよい。いくつかの変形例では、キャッチは、リーフの解放を促進することに役立ち得る、ローラを含んでもよい。キャッチ表面の形状(例えば、傾斜、規模、または曲率)は、ローラを解放することをより容易または困難にするように調節されてもよい。キャッチ812を有するリーフ806の一部は、リーフと協調して移動する任意の構造、例えば、リーフの放射線遮断部分、またはリーフと関連付けられる支持構造であってもよい。ラッチ機構800は、それぞれが図8A−Cで描写される、3つの構成を有してもよい。図8Aは、リーフ806の一部が右に移動する際の開放構成におけるラッチ機構800を描写する。本構成では、電磁石802の極性は、制御アーム804の第2の端部816上の強磁性プレート818に反発するようなものであってもよく、これは、上向きまたはより高い位置にアーム808の第1の端部を保つことに役立ち得る。図8Bでは、リーフ部分806は、制御アーム804に接触し、枢動点817を中心としてそれを回転させてもよい。これは、制御アーム804の第1の端部808上のキャッチを落下させ、制御アームの第2の端部816上の強磁性プレート818を上向きに移動させてもよい。電磁石802の極性は、強磁性プレート818を引き付けるように変化させられてもよい。図8Cでは、電磁石802は、下方位置でキャッチを保持し、リーフを捕捉して、強磁性プレート818を捕捉している。リーフを解放するために、電磁石802は、反対極性で通電されてもよく、電磁石802から強磁性プレート818を排出し、第1の端部808が上昇させられるように制御アーム804を枢動させ、それによって、リーフ806を解放する。
コリメータリーフ駆動機構のラッチまたはアクチュエータシステムのいくつかの変形例は、開放および閉鎖位置の両方でリーフを掛止するように構成され得る、スロット付き連結(例えば、スコッチヨーク)機構を回転アクチュエータまたはモータと組み合わせて備えてもよい。ヨークは、ばねベースの駆動機構の可動質量に取り付けられてもよく、回転アクチュエータは、(それによってピンが回転アクチュエータの軸からある半径によってオフセットされる)偏心器とともにヨーク内のピンを駆動するために使用されてもよい。進行の末端で、回転アクチュエータが、ばねシステムにわたって無限機械効率を有し得るため、極値において移動質量を保持するために、いかなる力も要求されないであろう。アクチュエータを回転させることは、ばねシステムを解放してもよい。回転アクチュエータは、リーフが一方の極値から他方の極値に(例えば、開放位置と閉鎖位置との間で)遷移するにつれて、運動の方向に力を印加することによって、エネルギーをシステムに追加するために使用されてもよい。例えば、回転アクチュエータは、ばねシステムがヨークを移動させることができるよりも速くピンを移動させることが可能である場合に、エネルギーをばねシステムに追加するために使用されてもよい。ピンは、次いで、加速力をばね質量に印加してもよい。線形ボイスコイルラッチ機構と同様に、回転アクチュエータは、無電通状態からシステムを始動させるように、ばねシステムの共振周波数において動作されてもよい。いくつかの変形例が、180度の可動域を伴う回転ソレノイドを備えてもよい一方で、他の変形例は、180度を上回る可動域を伴うブラシレスDCモータを備えてもよい。スコッチヨーク内のスロットの形状は、ばねシステムの運動をアクチュエータ特性により良好に合致させるように、またはシステムの掛止および解放特性を微調整することに役立つように、またはスローの関数としてアクチュエータの機械効率を調節するように、および/またはアクチュエータトルクを所望の速度特性とより良好に合致させるように、調節されてもよい。例えば、アクチュエータが完全180度回転に達することを可能にしない短縮スロットは、(例えば、リーフがばねシステムによって移動されることができる)非掛止構成に向かってシステムを付勢してもよい。代替として、または加えて、スロットの形状の小型戻り止めは、(例えば、リーフがばねシステムによって移動可能ではない)掛止構成に向かってシステムを付勢してもよい。曲線状である、または別様に完全には垂直ではないスロット表面が、一定の速度ではない回転運動に適応するために使用されてもよい。いくつかの変形例では、回転アクチュエータが極値における掛止を可能にするために加速および減速する必要があろうため、これは、閉鎖または開放位置でのリーフの掛止を促進することに役立つために有用であり得る。いくつかの変形例では、ラッチが完全360度回転を要求しない場合があるため、回転アクチュエータは、回転ソレノイドであってもよい。いくつかの変形例では、アクチュエータは、完全180度をわずかに下回るまで可動域を縮小することによって、解放に向かって付勢されてもよい(したがって、定位置で掛止するためにわずかな保持トルクを要求する)。
放射線源のビーム経路内に配置され得る、マルチリーフコリメータのコリメータリーフ駆動機構の一変形例は、ばねシステム(上記で説明されるばね共振器のうちのいずれかを含むが、それに限定されない、ばね共振器等)と、開放または閉鎖位置のいずれかでリーフを選択的に保定するスコッチヨークを含む、アクチュエータシステムとを備えてもよい。アクチュエータシステムは、スロットを有するリーフシャフトと、モータと、スロット内に配置されるローラと、モータのアクティブ化がローラをスロットとともに回転させるようにモータおよびローラを結合する、クランクとを備えてもよい。ばねシステムは、第1の場所と第2の場所との間でリーフを移動させるように、リーフシャフトの軸に沿って縦方向の力を提供し得る、リーフシャフトに沿って配置される1つまたはそれを上回るばねを有してもよい。第1の場所が、開放位置(または閉鎖位置)であってもよい一方で、第2の場所は、閉鎖位置(または開放位置)であってもよい。ばねシステムが、第1の場所と第2の場所との間でリーフを平行移動させるための原動力を提供してもよい一方で、アクチュエータシステムは、第1の場所および第2の場所でリーフを選択的に保定してもよい。随意に、アクチュエータシステムはまた、摩擦力に起因して失われるエネルギーを補償するように、および/または十分な運動エネルギーが第1の場所と第2の場所との間でリーフを遷移させるために提供されるように、非移動状態から所望の標的速度までばね運動を加速するために十分なエネルギーをばねシステムに提供するように、エネルギーをばねシステムに追加してもよい。例えば、アクチュエータシステムは、第1の場所または第2の場所のいずれかでリーフを保定しながらばねを圧縮することによって、ポテンシャルエネルギーをばねシステムの中へ追加してもよい。ポテンシャルエネルギーは、リーフを1つの場所から別の場所に遷移させるために十分である運動エネルギーに変換されてもよい。ばね力またはアクチュエータ力がリーフの運動を支配するかどうかは、以下の実施例に説明されるように、スロットの幾何学形状(例えば、曲率半径、曲線または直線領域の長さおよび場所等)とともに、スロット内のローラの場所に依存し得る。
図11A−11Fは、ばねシステムと、スロット付き連結またはスコッチヨーク機構を含む、アクチュエータシステムとを備える、コリメータリーフ駆動機構の一変形例を描写する。(長方形のブロックによって表される)コリメータリーフ1102の場所および移動は、リーフシャフト1104に沿って位置する、第1のばね1106aと、第2のばね1106bを備える、ばねシステム、およびスロット付き連結機構(例えば、スコッチヨーク1111)と、モータ1108とを備える、アクチュエータシステムによって、駆動されてもよい。ばねシステムおよびアクチュエータシステムによって印加される(すなわち、図11Aの矢印1101によって示されるようにシャフトを縦方向に移動させる)平行移動力の合計は、第1の場所1150と第2の場所1160との間でリーフ1102を移動させ、所望され得るようにこれらの場所のいずれかにおいてリーフを保定してもよい。第1の場所1150(図11Aで描写される)では、リーフ1102は、境界1151、1161によって表される放射線経路を実質的または完全に妨害し得、第2の場所1160(図11Eで描写される)では、リーフ1102は、放射線経路を妨害しなくてもよい。図11Cは、リーフ1102が第1の場所1150(リーフ閉鎖構成)から第2の場所1160(リーフ開放構成)まで移動する際の中間構成を描写する。スコッチヨーク1111は、リーフシャフト1104に取り付けられてもよく、リーフシャフト1104に固定して取り付けられるプレート上に位置するスロット1110と、スロット1110内に配置されるローラ1112と、スロット1110内でローラを回転可能に平行移動させるモータ1108とを備えてもよい。スロット1110内のローラ1112の場所に応じて、ばねシステム力は、リーフ1102を第1場所と第2の場所との間で平行移動させてもよい、またはアクチュエータシステムは、所望であり得るように、ばね力に対抗し、第1の場所1150または第2の場所1160のいずれかにおいてリーフを保定してもよい。図11Aで描写されるように、リーフシャフト1104は、2つのシャフト搭載ブロック1120a、1120bによって摺動可能に保定されてもよい。シャフト搭載ブロック1120a、1120bはそれぞれ、それを通る管腔を有してもよく、ブロックは、搭載ブロックの管腔が整合され、リーフシャフト1104が管腔を通って延在し得るように、基部1121上に固定可能に搭載されてもよい。第1および第2のばね1106a、1106bは、それぞれ、シャフト搭載ブロック1120a、1120bと第1および第2のばねブロック1122a、1122bとの間でリーフシャフト1104に搭載されてもよい。第1および第2のばねブロック1122a、1122bは、リーフシャフト1104に固定して取り付けられてもよい。ばね1106a、1106bが圧縮状態で使用される、本変形例では、ばねの端部は、シャフト搭載ブロックまたはばねブロックのいずれかに取り付けられなくてもよい。いくつかの変形例では、ばねの端部のうちの一方が、ばねブロック(またはシャフト搭載ブロック)に取り付けられてもよい一方で、ばねの他方の端部は、取付を含まなくてもよい。ばねが張力を受けて使用され得る、他の変形例では、ばね1106a、1106bの両方の両端は、ばねブロックおよびシャフト搭載ブロックに取り付けられてもよい。例えば、第1のばね1106aの一方の端部は、第1のばねブロック1122aに取り付けられてもよく、第1のばね1106aの反対端は、第1の搭載ブロック1120aに取り付けられてもよい。第2のばね1106bは、同様にリーフシャフトに取り付けられてもよい。ばねブロック1122は、リーフシャフトを取り囲むリングとして描写されているが、ばねブロックは、リーフシャフトを少なくとも部分的に取り囲む場合もあり、取り囲まない場合もある、任意の他の形状を有し得ることを理解されたい。例えば、ばねブロックは、ばねが取り付けられ得る、および/またはいかなる付加的搭載構造も用いることなく、ばねがリーフシャフトに溶接、はんだ付け、および/または接着され得る、シャフト上の突出であってもよい。ばね1106は、リーフシャフト1104を取り囲むコイル形状のばねとして描写されているが、リーフシャフトを取り囲む場合もあり、取り囲まない場合もある、トーションバー、ねじりばね、圧縮ばね等の他のタイプのばねが含まれ得ることを理解されたい。
図11B、11D、および11Fは、それぞれ、リーフ1102が閉鎖構成で(すなわち、第1の場所1150において)保定される、閉鎖構成から開放構成に移行中である、および開放構成で(すなわち、第2の場所1160において)保定される、スコッチヨーク機構の位置の拡大描写である。アクチュエータシステムのモータ1108は、クランクの回転がスロット1110内でローラ1112を回転させるように、モータシャフト1124およびクランク1126によってローラ1112に結合される。図12Aは、ローラ1112、クランク1126、およびモータシャフト1124の最遠位端の間の結合の斜視構成要素図である。図12Bは、図12Aのローラ、クランク、およびモータシャフトの部分分解図であり、図12Cは、図12Aのローラ、クランク、およびモータシャフトの間の結合の断面図である。図11A−11Fで描写される変形例では、モータ1108は、閉鎖構成から開放構成にリーフを遷移させるように、時計回り方向にクランク1126を回転させる。スロット1110は、リーフが第1の場所と第2の場所との間で移動および遷移することを可能にするように、および所望に応じてこれらの場所のうちのいずれかでリーフを保定するように、1つまたはそれを上回る曲線領域を有してもよい。例えば、スロット1110は、第1の停止領域1128と、第2の停止領域1130とを有してもよい。ローラ1112がこれらの領域のいずれかに位置するとき、(矢印1101によって示される)横方向に沿ったばねシステムからのばね力は、スロット内の停止領域1129、1130に対してローラによって対抗される。これは、ばね力がリーフシャフトを側方に移動させることを妨げ、それによって、第1または第2の場所のいずれかでリーフを保定してもよく、これは、システムから運動エネルギーを除去してもよい。すなわち、ローラ1112が第1の停止領域1128に位置するとき、ばねおよびリーフシャフトの運動中に(例えば、摩擦等に起因して)失われたばね力に少なくとも等しい(随意に、それを上回り得る)ポテンシャルエネルギーが、ばねシステムに追加されるように、第1のばね1106aは、圧縮されてもよく、および/または第2のばね1106bは、延在されてもよい。同様に、ローラ1112が第2の停止領域1130に位置するとき、ばねおよびリーフシャフトの運動中に失われたばね力に少なくとも等しい(随意に、それを上回り得る)ポテンシャルエネルギーが、ばねシステムに追加されるように、第2のばね1106bは、圧縮されてもよく、および/または第1のばね1106aは、延在されてもよい。第1の停止領域1128および第2の停止領域1130の曲率半径および/または角度掃引は、第1の場所または第2の場所のいずれかでリーフを保定するために、ばねシステム力に対する十分な対抗力を依然として提供しながら、ローラ1112がその領域中の曲線を横断し得るように、選択されてもよい。
スロット付き連結またはスコッチヨーク機構で使用され得る、スロット形状の一変形例が、図13Aおよび13Bで描写されている。図13Aは、(例えば、図11A−11Fで上記に描写および説明されるように)その内側でローラがスコッチヨーク機構の一部として平行移動し得る、リーフシャフトに取り付けられ得る、スロット付きプレート1300を描写する。スロット付きプレート1300は、異なる曲率半径を有する、1つまたはそれを上回る曲線を伴うスロット1302を有してもよい。例えば、スロット1302の片側は、4つの異なる曲率半径を伴う曲線区画を有してもよい。図13A−Bで描写される変形例では、スロットは、対称軸の反対側に同一曲線区画を伴って、垂直対称軸1303に沿って左右対称であり得る。第1の区画1304aは、約5mm(例えば、5.05mm)の曲率半径を有してもよく、第1の区画に隣接する第2の区画1304bは、約15mm(例えば、約15.3mm)の曲率半径を有してもよく、第2の区画に隣接する第3の区画1304cは、約6mm(例えば、約6.5mm)の曲率半径を有してもよく、第3の区画に隣接する第4の区画1304dは、約5mm(例えば、約5.05mm)の曲率半径を有してもよい。本変形例では、ローラが第1および第2の区画内に位置するとき、リーフの運動は、ばねシステムによって印加される力によって支配され、リーフは、閉鎖構成と開放構成(例えば、第1の場所と第2の場所)との間で平行移動するように移動してもよい。ローラが第3および第4の区画内に位置するとき、リーフは、閉鎖構成または開放構成のいずれかで静止して保持される。ローラが反時計回り方向にスロット内で平行移動し、対称軸1303の反対側で第1の区画1304aから第5の区画1305aまで移動すると、ローラが結合されるモータは、摩擦に起因するエネルギー損失(例えば、機械エネルギー損失)を補償するように、付加的回転エネルギーをローラに導入してもよい。スロットは、それぞれ、第2の区画1304b、第3の区画1304c、および第4の区画1304dに類似(例えば、鏡面対称)し得る、第6の区画1305b、第7の区画1305c、および第8の区画1305dを備えてもよい。第1の区画1304aの曲率および第5の区画1305aの曲率は、ローラがスロットの2つの側面の間で円滑に平行移動することができるように選択されてもよく、および/または第1の区画と第5の区画との間で平行移動するにつれてローラがスロットの縁との接触を失う可能性を低減させ得る。いくつかの変形例では、たとえローラがスロットの縁との接触を失っても、スロットと接触していない間にローラによって進行される距離が、ローラによって進行される全体的距離と比較して、比較的短いように、第1の区画の曲率および第5の区画の曲率は、スロットの一方の側面から他方の側面へのローラの移動を促進するようなものである。図13Bは、種々の曲線が異なる動作モードに対応し得る、(スロット1302と同一であり得る、または類似し得る)スロット1310の種々の曲線の描写である。スロット1310は、垂直対称軸を中心として左右対称であり得、スロットの1つの側面は、第1の曲線領域1312aと、第1の曲線領域に隣接する第2の曲線領域1312bと、第2の曲線領域に隣接する第3の曲線領域1312cとを有してもよい。スロット1310の反対側に、類似の対応する曲線、すなわち、第1の曲線領域1312aと対応する第4の曲線領域1314a、第2の曲線領域1312bと対応する第5の曲線領域1314b、および第3の曲線領域1312cと対応する第6の曲線領域1314cがあってもよい。以下の第1、第2、および第3の曲線領域の説明は、第4、第5、および第6の曲線領域にも適用され得る。スロットの各側面は、本実施例では、3つの曲線領域を有するが、望ましくあり得るように、任意の数の曲線領域があり得ることを理解されたい。曲線領域はそれぞれ、変動する曲率半径の曲線を有してもよい、または単一の曲率半径を伴う曲線を有してもよい。複数の曲率半径を伴う複数の曲線があり得る、変形例では、1つの曲線から次の曲線への遷移は、曲率の突然、不連続、または急激な変化がないように、連続的かつ円滑であり得る。いくつかの変形例では、これらの領域の曲率は、ローラがスロットの縁との円滑な接触を維持するように成形されてもよい。ローラがスロットの縁から離れて持ち上がり得る(例えば、スロットの縁から離れて移動する)、変形例では、曲率は、ローラがスロットの縁との接触に戻るにつれて円滑な遷移を助長するように成形されてもよい。ローラの円滑な遷移を促進する曲線は、ローラがスロット縁との接触に戻るにつれて、音の強度を限定することに役立ち得る。具体的には、ローラは、スロット1310の上部分1313において第1の曲線領域1312aと第4の曲線領域1314aとの間で平行移動するにつれて、スロット縁から離れて持ち上がることに最も影響を受けやすくあり得る。スロットの上部分1313は、頂点1315において相互に接続し得る、第1および第4の曲線領域の少なくとも一部を備えてもよい。上部分1313は、ローラがスロット縁との一定の接触を維持するか、またはスロットの本領域中で移動するにつれてスロット縁から離れて持ち上がるかどうかにかかわらず、第1の曲線領域1312aと第4の曲線領域1314aとの間のローラの円滑な移動を促進する、曲率を有してもよい。いくつかの変形例では、ローラが上部分1313内で移動すると、ローラが取り付けられるモータは、種々のエネルギー損失(例えば、摩擦等の機械的損失)を補償するようにエネルギーをシステムの中へ戻して追加してもよい。例えば、システムは、頂点1315を横断して移動するにつれて付加的回転エネルギーをローラに導入するように構成される。スコッチヨークまたはスロット付き連結機構のローラが上部分1313の中に位置するとき、リーフは、1つの構成から別の構成に(開放から閉鎖に、または閉鎖から開放に)移行中であってもよく、本構成変化が約10ミリ秒未満(例えば、約6ミリ秒未満または約4ミリ秒未満)以内に起こるような速度で移動していてもよい。ばねシステムは、本動作モードで十分な原動力を提供してもよい。アクチュエータシステムは、随意に、ばね力とともに建設的に増大する、付加的原動力を提供してもよい。いくつかの変形例では、移動の速度は、(例えば、頂点1315において)第1の領域1312aと第4の1314a領域との間の接合点においてピークになってもよいが、他の変形例では、移動の速度は、ローラが上部分1313内で移動する速度と実質的に同一であり得る。ローラが第2の曲線領域1312bまで移動するとき、アクチュエータシステムは、開放構成(スロット1310が図11A−11Fで描写されるシステムとともに使用される場合)または閉鎖構成(スロット1310が図11A−11Fで描写されるシステムと反対の配向を有するシステムで使用される場合)のいずれかでリーフを保定するために十分なばね力に対抗する、力を提供してもよい。第2の曲線領域1312b内でローラを回転平行移動させることは、リーフおよび/またはリーフシャフトの対応する側方移動をもたらさない場合がある。これは、その内側でアクチュエータシステムのモータが、リーフの側方移動を殆どまたは全く伴わずに所望の回転速度まで加速することができる、限界を提供してもよい。ローラが第3の曲線領域1312cまで移動する場合、アクチュエータシステムはさらに、ばねシステムの第1のばねを圧縮し、および/またはばねシステムの第2のばねを拡張し、アクチュエータシステム内の運動エネルギーをばねシステム内のポテンシャルエネルギーに変換し、それによって、リーフが開放または閉鎖構成のいずれかで保定されることを確実にしてもよい。いくつかの変形例では、ローラが本第3の曲線領域1312c内で停止されるとき、リーフの後縁は、(リーフが開放構成で保定される場合)放射線ビーム経路の境界からさらに離れて位置してもよい、またはリーフの後縁は、(リーフが閉鎖構成で保定される場合)放射線ビーム経路の境界のより近くに位置してもよい。実施例として、矢印1320は、図11A−11Eのように配列されるリーフが開放構成から閉鎖構成に遷移される際のスロット内のローラの移動を表し、矢印1322は、リーフが閉鎖構成から開放構成に遷移される際の同一のローラの移動を表す。
他のスロット形状および幾何学的形状が、スロット付き連結またはスコッチヨーク機構で使用されてもよい。図14Aは、一定の曲率半径を伴う曲線と接続されて相互と平行である、2つの直線区画を有する、上部分1402と、変動する曲率半径を伴う弧を備える部分的卵形を有する、底部分1404とを有する、スロット1400を描写する。スロット1400では、底部分1404は、上部分1402より幅が広くあり得る。広がった可変曲率半径領域1404は、約5度〜約20度であり得る、δの角度掃引を有する、安定領域1405(例えば、スコッチヨーク機構が、開放または閉鎖構成でリーフを保定するようにばね力に対抗するために十分な力を供給する、スロットの一部)を提供してもよい。δの値は、少なくとも部分的に、ローラ1406を駆動するモータがスロット内の所望の場所にローラを位置付けることができる精度によって、判定されてもよい。すなわち、掃引角δは、ローラを駆動するモータの公差のマージンを提供してもよい。ローラの経路は、点線1408によって表され、点線1410に沿って(ここでは描写されていないが、図12A−12Cの描写に類似する)クランクを回転させるモータによって到達されてもよい。安定領域1405内の経路1410は、クランクの半径rに合致または近似し得る弧であってもよい。安定領域は、いくつかの変形例では、水平軸の下方に延在してもよい(すなわち、|θ|>90°)。安定領域は、水平軸1407を中心として対称であり得、これは、スロットの曲率内で移動するにつれて、ローラがスロットとの接触を失う傾向を低減させることに役立ち得る。
スロット形状および幾何学形状は、種々の曲率半径を伴う複数の曲線を有してもよいが、いくつかの変形例では、スロットは、同一の曲率半径を伴う2つの端部曲線とともに2つの直線平行縁(いわゆる直線スロット)を有してもよい。直線スロットの安定領域は、安定領域のいずれかの方向へのローラのわずかな回転または摂動が、ばねシステムがリーフの平行移動を引き起こすことを可能にするであろうため、非常に短く、したがって、不安定であり得る。したがって、直線スロットの安定領域は、「シンギュラリティポイント(singularity point)」と見なされ得る。なぜなら、「シンギュラリティポイント」からの任意の偏差が、ばねシステムがリーフを平行移動させることを可能にするように、ローラを駆動するモータの公差のマージンが僅かしかないかまたは全くないためである。一実施例が、図14Bで描写されている。直線スロット1420を備えるスコッチヨークまたはスロット付き連結機構は、随意に、底曲線1424内に位置するばね1422を備えてもよい。ばね1422は、(図14Bで描写されるような)コイルばねまたは任意の他のタイプのばねであってもよい。ばね1422は、シンギュラリティポイントにおいてばねシステムによって荷重されるときに、クランク(ここでは描写されていないが、図12A−12Cの描写に類似する)に付与される、その正の角度剛性が、スコッチヨークにおける負の角度剛性に対抗し得るように、定寸されてもよい。ばねシステムのばね荷重は、θ=±90°において角度剛性を生成してもよい。ばね1422は、|θ|>90°については正の剛性で係合してもよい。
図15A−15Dは、ばねシステムと、スコッチヨークまたはスロット付き連結機構を含む、アクチュエータシステムとを備える、コリメータリーフ駆動機構の別の変形例を描写する。図11A−11Eの変形例は、リーフの運動軸に沿って位置するコイルばねを有する、ばねシステムを備えるが、図15A−15Dの変形例は、リーフの運動軸と直交または垂直に配置されるねじりばねを有する、ばねシステムを備える。これら2つの実施例で例示されるように、ばねシステムのばねのタイプおよび場所は、所望に応じて変動し得る。いくつかのリーフ駆動機構は、1つまたはそれを上回るばねがリーフの進行経路と同一線上および/または同一平面内にある、ばねシステムを備えてもよい一方で、他の駆動機構は、1つまたはそれを上回るばねがリーフの進行経路と同一線上および/または同一平面内にない、ばねシステムを備えてもよい。特定の配列、場所、および/またはばねタイプは、少なくとも部分的に、コリメータに利用可能である放射線療法システムのガントリ上のサイズおよび空間、およびコリメータリーフの数、形状、およびサイズによって判定されてもよい。ここで、図15Aで描写される実施例を参照すると、駆動機構1500は、リーフ1502が取り付けられるフレーム1504を備えてもよく、フレーム1504は、ねじりばね1506を備えるばねシステムに枢動可能に取り付けられる。フレーム1504は、概して、リーフ1502とばねシステムのための取付場所との間に延在する、フレームの上縁に沿って配置されるレール1505を備えてもよい。回転可能接合部または枢動部1505は、ねじりばね1506の回転捻転運動を(矢印1503の方向への)フレーム1504の側方縦運動に変換してもよく、ひいては、開放構成と閉鎖構成との間でリーフ1502を移動させるように作用する。ねじりばね1506は、(矢印1503によって示されるように)フレームの縦運動に直交するように位置する。駆動機構1500は、スコッチヨークのスロット付き部分1510がフレーム1504に固定して取り付けられ、ローラ1512がスロット1510内に配置される、スコッチヨークを備える、アクチュエータシステムを備えてもよい。ローラ1512は、モータシャフト1524を介してモータ1508に結合されるクランク1526によって、スロット1510内で回転可能に平行移動してもよい。いくつかの変形例では、シャフト1524を支持して保定するようにシャフトの長さに沿って位置する、第1の軸受1525aおよび第2の軸受1525bがあってもよい。図15A−15Bで描写されるスロット1510の形状は、直線スロットの形状に類似するが、スロットは、以前に説明および描写された形状のうちのいずれかを有し得る(すなわち、変動する曲率半径および角度掃引を有し得る、1つまたはそれを上回る曲線領域、1つまたはそれを上回るばね停止部等を有し得る)ことを理解されたい。図15Cは、マルチリーフコリメータ内の複数のリーフのための図15A−15Bの複数のリーフ駆動機構の1つの配列を描写する。図15Cは、それらの対応する32個の駆動機構を伴う32個のリーフの配列を描写する。駆動機構は、コリメータ内の所望のリーフ間の間隔を達成するように、交互配置、交互配列等をされてもよい。駆動機構およびリーフは、描写された配列を達成するように、特定の順序で組み立てられてもよい。(各ユニットが図15A−15Bで描写される駆動機構1500に類似する)コリメータのための8つの駆動機構ユニットを組み立てるための組立方法の例証的実施例が、以下で説明され、図15C−15Hで描写される。本方法は、図15Cで概略的に描写される、8つの駆動機構ユニット(各ユニットがリーフを備える)1541、1542、1543、1544、1545、1546、1547、1548を組み立てるために使用されてもよい。本方法は、(例えば、16リーフコリメータ、32リーフコリメータ、64リーフコリメータ等のために)所望の数のリーフを用いてコリメータを組み立てるために、所望に応じて何度でも繰り返されてもよい。コリメータは、上部プレート1530と、中央プレート1532と、底部プレート1534とを備えてもよい。8つのリーフ駆動機構のそれぞれの種々の構成要素は、図15Dで描写されるように、これらのプレートのうちの1つまたはそれを上回るものによって支持されて保定されてもよい。図15Fで説明および描写される組立方法の目的のために、リーフ駆動機構またはユニットはそれぞれ、シャーシアセンブリ、スコッチヨークアセンブリ、アクチュエータシャフトアセンブリを備える。実施例として、シャーシアセンブリは、フレーム1504と、リーフ1502と、レール1505とを備えてもよく、スコッチヨークアセンブリは、ローラ1512と、クランク1526とを備えてもよく、アクチュエータシャフトアセンブリは、アクチュエータシャフト1524と、第1および第2の軸受1525a、1525bとを備えてもよい。アクチュエータシャフトアセンブリは、モータ1508に結合されてもよい。図15E−15Gは、8つのリーフ駆動ユニットを組み立てるための組立方法1550の一変形例を描写する。リーフ駆動ユニットを配列し、隣接する駆動ユニットを収容する空間を作成するように各駆動ユニットの種々のアセンブリを移動させることは、コリメータの全体的占有面積が縮小され得、リーフが放射線ビーム経路内で相互と密接してタイル状に並び得るように、個々のユニットをそれらの隣接するユニットに密接して密集させることに役立ち得る。図15Hは、64リーフコリメータのそれらの対応する駆動機構のそれぞれを伴う32個のリーフを描写する。32個のリーフおよびそれらの対応する駆動機構は、図15E−15Gで描写される方法を4回繰り返すことによって、組み立てられてもよい。
上記で説明されるばねベースのリーフ駆動機構は、開放位置と閉鎖位置との間の遷移が所望されるときのみに、リーフを移動させるように構成されるが、他のばねベースの駆動機構では、ばねは、開放位置と閉鎖位置との間でばねを連続的に移動させてもよい。リーフが開放位置または閉鎖位置の中にあるときのタイミングは、パルシング放射線源に対して同期化されてもよい。例えば、選択された周波数における放射線源パルシングからの放射線の透過を遮断するために、ばねは、放射線源が放射線ビームをパルスにするときに、リーフが閉鎖位置にあるように、発振してもよい。放射線の透過を可能にするために、ばねの発振は、放射線源が放射線ビームをパルスにするときに、リーフが開放位置にあるように、その前の発振状態に対して移相されてもよい。図9Aおよび9Bは、時間の関数として連続的に発振または共振するばねベースの駆動機構によって駆動されるリーフの位置のプロットを描写する。時点900、902、904は、放射線源が放射線ビームをパルスにする時点を表す。図9Aは、放射線ビームが発せられるときに、リーフが閉鎖または放射線遮断位置にあるように、放射線源のパルシングと同相で発振するばねによって駆動される、リーフの位置を描写する。発振は、リーフが開放位置まで移動されるときに、放射線源がいかなる放射線も発していないため、たとえリーフが閉鎖位置にないとしても、放射線ビームが組織に透過されないようなものである。図9Bは、放射線ビームが発せられるときに、リーフが開放または放射線透過位置にあるように、放射線源のパルシングと位相がずれて発振するばねによって駆動される、リーフの位置を描写する。図9Bで描写されるリーフの発振は、図9Aで描写される発振から180度位相がずれている。
リーフが放射線パルスの間に閉鎖されたままである、または放射線パルスの間に開放したままであることが所望される場合、ばねは、図9Aまたは9Bのいずれかの軌道に従って発振してもよい。放射線パルスの間に閉鎖されることから開放されることに(または逆も同様に)リーフを遷移させるために、発振のタイミングが偏移される必要がある。放射線パルスと同相であることから放射線パルスと位相がずれていることへの(および逆も同様の)ばね発振の移相は、ばね発振の周波数を一時的に増加または減少させることによって達成されてもよい。いくつかの変形例では、ばねおよび/またはリーフに結合されるアクチュエータは、ばねおよび/またはリーフの運動を改変するように、力をばねおよび/またはリーフに印加してもよい。図9Cおよび9Dは、リーフが、放射線パルスの間に(例えば、時点906、908の間に)閉鎖または放射線遮断位置にあることから、放射線パルスの間に(例えば、時点910、912の間に)開放または放射線透過位置にあることに遷移するように、ばね発振の位相が偏移され得る、2つの方法を描写する。図9Cでは、発振は、一時的に発振の周波数を増加させることによって、放射線パルスと同相であることから放射線パルスと180度位相がずれていることに偏移されてもよい。リーフは、開放位置に向かって移動すると、閉鎖位置に向かって「蹴り」返される。図9Dでは、発振は、一時的に発振の周波数を減少させることによって、放射線パルスと同相であることから放射線パルスと180度位相がずれていることに偏移される。リーフは、時点910において開放位置に到達するように、開放位置に向かって移動するにつれて減速される。
図9Eおよび9Fは、上記で説明されるように発振の位相を偏移させるための1つまたはそれを上回るアクチュエータを備える、連続的に発振するばねベースのリーフ駆動機構の一変形例を描写する。リーフアセンブリは、リーフ920と、支持体922とを備えてもよい。リーフ駆動機構は、開放位置と閉鎖位置との間でリーフアセンブリを移動させるための主要原動力であり得る、第1のばね924を備えてもよい。第1のばね924は、図9A−9Bで描写される位置・時間プロットに従って、連続的に発振していてもよい。ボイスコイルドライバ等のアクチュエータ926は、リーフアセンブリを押動および/または引動して、摩擦に起因して失われる任意のばねエネルギーを補償するため、および(例えば、コリメータが始動時に電源を入れるとき、または移動エラーが検出された後にシステムがリセットされたときに)定常状態から移行するリーフを始動させるために、リーフアセンブリに結合されてもよい。ボイスコイルアクチュエータ926は、リーフ支持体922に取り付けられてもよい。ばねベースの駆動機構はまた、係脱構成および係合構成を有し得る、第2のばね928を備えてもよい。第2のばね928の構成は、ソレノイド930によって制御されてもよい。図9Eは、第2のばねがリーフアセンブリの進行経路内になく、第1のばね924によるリーフアセンブリの移動に影響を及ぼさない、係脱構成で第2のばね928を描写する。第2のばね928が係脱構成であるとき、リーフアセンブリは、図9Aまたは図9Bのいずれかの位置・時間プロットによる、第1のばね924の移動に従って発振してもよい。第1のばね924の発振の位相を偏移させることが所望されるとき、ソレノイド930は、図9Fで描写されるように、第2のばね928を係合構成に遷移させるようにアクティブ化されてもよい。係合構成では、第2のばね928は、発振の位相を偏移させるために、リーフアセンブリの運動に影響を及ぼし得る。いくつかの変形例では、第2のばね928は、図9Cで描写される効果と同様に、発振の周波数を一時的に増加させてもよい。代替として、または加えて、第2のばね928は、付加力を第1のばね924の発振に提供し、周波数を一時的に増加させるように構成されてもよい。いくつかの変形例では、第2のばね928は、周波数を一時的に低減させるために除去されてもよい。
ばねベースのリーフ駆動機構の別の変形例の位置・時間プロットが、図9Gで描写されている。開放構成と閉鎖構成との間のリーフまたはリーフアセンブリの移動を駆動するばねの発振は、リーフが開放および閉鎖位置を「オーバーシュート」するように調節されてもよく、リーフが開放または閉鎖位置を「オーバーシュート」した時間の持続時間は、放射線パルス幅(放射線パルス間隔944)と一致する。すなわち、リーフは、放射線が透過されるか、または遮断されるかのいずれかである、公称位置を過ぎて移動してもよく、リーフが公称点を過ぎて移動した時間の持続時間は、少なくとも放射線パルス幅の持続時間である。これは、開放または閉鎖位置のいずれかでばねを掛止する必要性を削減することに役立ち得る。例えば、リーフが2つの連続放射線パルスのために開放位置と閉鎖位置との間で遷移する(リーフが942軌道を辿る)ことが所望される場合、リーフが開放位置をオーバーシュートして費やす時間が放射線パルスの持続時間に及ぶため、リーフは開放位置で掛止されない。次いで、リーフは、次の放射線パルスのために閉鎖位置まで発振することを可能にされる。しかしながら、リーフが2つの連続放射線パルスのために開放位置に留まる(例えば、リーフが940軌道を辿る)ことが所望される場合、リーフ位置は、ラッチによって固着されてもよい。ラッチは、リーフを開放位置で保定するため、かつリーフを解放することを準備するために、リーフに係合するように放射線パルス間隔944の持続時間全体を有する。本変形例では、ラッチは、リーフを係合および解放するために約10ミリ秒を有する。これは、その間にラッチがリーフに係合し、それを解放する時間間隔が、はるかに短い、例えば、2ミリ秒またはそれ未満である、他の変形例と対照的である。「オーバーシュート」の持続時間は、ばねのばね定数を変動させることによって調節されてもよい。例えば、非線形ばねが、所望のタイミングパラメータを達成するために使用されてもよい。上記の実施例は、開放位置においてリーフを掛止することを説明するが、類似原理が閉鎖位置においてリーフを掛止することに適用されることを理解されたい。
放射線ビームの発射とバイナリコリメータの個々のリーフの開放および閉鎖との間のタイミングは、ビームレットの所望のパターンを達成するように調節されてもよい。いくつかの変形例では、ビームレットのパターンは、着目領域(例えば、腫瘍)の形状およびサイズに近似し得る、連続2次元形状を形成してもよい。コリメータを制御する1つの方法は、放射線ビームが発射されるときに、いくつかのリーフが開放し、他のリーフが閉鎖され、なおも他のリーフが開放状態と閉鎖状態との間で遷移しているように、コリメータリーフの開放のタイミングを交互にするステップを含んでもよい。開放状態と閉鎖状態との間で遷移しているリーフの後縁(すなわち、ビーム経路内にあるリーフの一部)は、所望のビーム形状の縁に近似してもよい。放射線ビームの発射とビーム発射中の特定のリーフの位置との間の相対的タイミングは、少なくとも部分的に、リーフが開放状態と閉鎖状態との間で遷移するために要する時間、および全てのビームレットの合計としての所望の形状に依存し得る。図20Aは、ビームレットのパターンを形成するために開放状態と閉鎖状態との間で遷移する種々の状態にある、バイナリコリメータリーフA−F、1−4の実施例を描写する。ビーム発射時間tに対するリーフA−F、1−4の開口部のタイミングは、図20Aで描写されるリーフ位置を獲得するために、図20Bのタイミング図で描写されている。本実施例の目的のために、全てのリーフが閉鎖状態で開始し、ビームレットの最大幅が5単位であり、リーフが閉鎖状態から開放状態に遷移するために5ミリ秒かかると仮定される。いくつかのビームレットが、連続形状を形成してもよい一方で、他のビームレットは、連続形状の一部ではなくてもよいが、近くの腫瘍領域の間の組織を照射する(またはその照射を低減させる)ことなく、近くの腫瘍領域を照射するために使用されてもよい。連続形状2000は、隣接するコリメータリーフの開放のタイミングを変動させることによって形成されてもよい。個々のビームレット2002、2004、2006は、それらの開放と発射時間tとの間の相対的タイミングに応じて、異なるビーム幅を有してもよい。図20Aのパターンでは、リーフ1−4は、発射時間tにおいて完全に開放しており(すなわち、各リーフの後縁がビーム幅全体を通過する)、リーフ1−4が開放し始める時間は、tである。残りのリーフA−Fは、閉鎖位置から開放位置まで遷移するにつれて種々の中間位置にあり、故に、それぞれ、tからの変動する遅延において開放し始める。例えば、リーフDは、発射の時間tにおいてほぼ完全に開放しており、リーフEの前に開放し始めてもよい。リーフAと関連付けられるビームレットの幅は、リーフBと関連付けられるビームレットの幅より小さく、したがって、リーフAの開放は、tに対してリーフBの開放よりも遅延させられる。所望のビームプロファイルは、治療前段階中に判定されてもよく、CT、MRI、PET等を含むが、それらに限定されない、1つまたはそれを上回る画像診断法を介して取得される腫瘍の画像に基づいてもよい。コンピュータ実装方法は、開放位置と閉鎖位置との間のリーフの遷移時間およびリーフが開放位置または閉鎖位置から開始するかどうかに基づいて、ビーム発射の時間において所望の放射線プロファイルを達成するために、コリメータリーフ開放の相対的タイミングを計算してもよい。本方法は、本明細書に説明されるバイナリコリメータリーフ駆動機構のうちのいずれかとともに使用され得ることを理解されたい。図20Aおよび20Bで描写される実施例は、リーフの全てがtにおいて閉鎖位置にあることを仮定するが、他の実施例では、リーフは全て、開放位置にあってもよい、またはいくつかのリーフが、開放していてもよい一方で、他のリーフは、閉鎖されてもよい。
いくつかのばねベースのリーフ駆動機構は、線形ばね(すなわち、一定のばね定数を有するばね)を使用してもよいが、他のばねベースのリーフ駆動機構は、非線形ばね(すなわち、可変ばね定数を有するばね)を使用してもよい。線形ばね共振器システムと関連付けられる正弦曲線の「位置対時間」軌道(別名「形状」)は、1つまたはそれを上回る非線形ばねを使用するときに変化し得る。例えば、「硬化」ばねは、システムに極値近傍でより少ない時間を費やさせ得、軟化ばねは、極値近傍で費やされる時間を増加させ得る。ばね挙動は、対称ではない場合がある。いくつかの変形例では、ばねベースのリーフ駆動機構用のばねは、リーフが閉鎖位置においてより短い滞留時間および開放位置においてより長い滞留時間を有し得るように、選択されてもよい。カムベースのリーフ駆動機構に関して上記で説明されるように、ばねベースのリーフ駆動機構は、閉鎖位置のために単一の堅固なラッチを備えてもよい。エネルギーをばねシステムに回復させるために使用されるアクチュエータは、随意に、運動の形状を調整するために使用されてもよい。アクチュエータがばねと同一の方向に力を印加するとき、これは、ばねを「硬化」させるために使用されることができ、代替として、アクチュエータ力が反対方向にあるとき、全体的挙動は、「軟化」したばねのものであろう。
放射線療法システム(例えば、放出誘導型放射線療法システム)の高帯域幅マルチリーフコリメータで使用され得る、リーフ駆動機構の別の変形例は、流体動力機構、例えば、空気圧式シリンダまたはモータ、または油圧式シリンダまたはモータを備えてもよい。コリメータリーフは、流体動力機構のピストンの移動に結合されてもよい。いくつかの変形例では、流体動力作動機構は、バレルと、バレル内で移動可能なピストンと、流体源と、流体源とバレルとの間の1つまたはそれを上回る流体導管とを備えてもよい。ピストンは、ピストン運動がリーフの直線運動を引き起こすように、コリメータリーフに結合されてもよい。リーフの進行経路は、バレルの縦軸と実質的に整合され、および/または同一線上にあり、および/または平行であり得る。1つまたはそれを上回る流体導管は、バレルの中への流体流を調整して制御するように、1つまたはそれを上回る弁を備えてもよい。1つまたはそれを上回る弁は、独立して動作可能であり、各弁が他の弁と別個に開放または閉鎖し得るように制御されてもよい。コントローラは、相互に対する種々の弁の開放および閉鎖のタイミングを調整し、以前に規定された時間枠内で所望のリーフ運動を達成するように構成されてもよい。代替として、バレルの中への流体流は、単一の弁によって制御されてもよい。本明細書に説明される実施例は、空気圧式シリンダまたはモータを対象とし得るが、類似動作原理はまた、油圧式シリンダまたはモータに適用され得ることを理解されたい。
放射線療法システム用のコリメータに含まれ得る、空気圧式機構を備える、アクチュエータシステムの一変形例が、図10A−10Gで描写されている。空気圧式リーフ作動機構1000は、バレル1002と、バレルの長さに沿って移動可能なピストン1004と、弁導管1016を介してバレルに流体的に接続され、バレルの遠位部分に位置する、第1の弁1006と、弁導管1018を介してバレルに流体的に接続され、バレルの近位部分に位置する、第2の弁1008と、流体源1014と、流体源1014を第1および第2の弁のそれぞれに接続する流体導管1012a、bとを備えてもよい。リーフ1010は、バレル1002内のピストンの移動が開放位置と閉鎖位置との間でリーフを移動させるように、ピストンロッド1005に接続されてもよい。本変形例では、リーフ進行経路は、実質的にバレルの縦軸と整合される。近位弁導管1018がバレルに接続する場所は、ピストン1004の位置にかかわらず、それがピストンシール1003の近位に位置するようなものであってもよく、遠位弁導管1016がバレルに接続する場所は、ピストン1004の位置にかかわらず、それがピストンシール1003の遠位に位置するようなものであってもよい。第1および第2の弁1006、1008はそれぞれ、2つのソースポートと、1つの出力ポートとを備えてもよい。出力ポート1020a、bは、それぞれ、弁導管1016、1018に接続してもよい。第1のソースポート1022a、bは、流体導管1012a、bを介して、加圧流体源(例えば、120psiにおいて加圧される空気)に流体的に接続されてもよい。第2のソースポート1024a、bは、大気圧における空気に接続されてもよい(すなわち、放出される)。いくつかの変形例では、第2のソースポートは、通気口であってもよい。第1および第2の弁1006、1008のそれぞれのソースポート1022a、bおよび1024a、bは、出力ポート1020a、bを加圧空気または大気のいずれかに接続するように、個別に開放または閉鎖されてもよい。各弁は、その弁のための第1および第2のソースポートが両方とも同時に開放されないように、制御されてもよく、第1のソースポートが開放されるか、または第2のソースポートが開放されるかのいずれかであるが、両方ではない。以下の説明の目的のために、弁は、出力ポートが加圧(例えば、高圧)空気源に接続されるときに「オン」として表され、出力ポートが大気圧における空気に接続される(例えば、放出される)ときに「オフ」として表されるであろう。いくつかの変形例では、加圧空気がピストンシール1003の一方の側面上で(例えば、近位側または遠位側のいずれかで)提供される前に、大気が、ピストンシール1003の他方の側面に提供されてもよい。これは、加圧空気がバレルの一方の側面から他方の側面にピストンを移動させることができる、速度を増加させることに役立ち得る。このようにして空気を放出することは、リーフが閉鎖位置と開放位置との間で遷移するために要する時間を短縮することに役立ち得る。
図10B−10Fは、空気圧式作動機構がリーフを閉鎖位置から開放位置に遷移させ、閉鎖位置に戻す際の一連の事象を概略的に描写する。図10Gは、リーフが、時点1030の前の閉鎖位置から時点1036における開放位置に遷移し、時点1042において閉鎖位置に戻る、リーフの位置に対する第1および第2の弁のアクティブ化(すなわち、オンにすることおよび/またはオフにすること)のタイミング図を描写する。時点1030と1036との間の時間間隔は、10ミリ秒であるが、間隔は、任意の時間の長さであり得ることを理解されたい。同様に、リーフが開放位置にある時間(すなわち、時点1036と1040との間の間隔)または閉鎖位置にある時間(すなわち、時点1042と1046との間の間隔)は、6ミリ秒であると描写されるが、リーフ開放または閉鎖持続時間は、任意の所望の時間の長さであり得ることを理解されたい。より一般的には、図10Gのタイミング図に示される、異なる時間間隔は、リーフ遷移の所望の速度およびリーフが開放または閉鎖位置にある必要がある時間に応じて、変動し得る。
図10Bは、閉鎖位置でリーフ1010を描写する。その位置では、第1の弁1006が、大気圧空気に接続されてもよい(すなわち、放出されてもよい)一方で、第2の弁1008は、高圧空気源1014に接続されてもよい(すなわち、第1の弁の第2のソースポート1024aが開放し、第2の弁の第1のソースポート1022bが開放する)。本実施例では、時点1036までに閉鎖位置から開放位置までリーフを移動させるために、第1および第2の弁は、時点1030(この場合、リーフが開放位置にある時間の10ミリ秒前)から始まる、遷移を開始する。時点1030では、第2の弁1008は、時点1032においてオフにされ、第1の弁1006は、オンにされる。時点1030と1032との間の時間間隔I1中に、空気圧式作動機構は、図10Cで描写される開放前状態にある。間隔I1の持続時間は、約2ミリ秒であってもよい。第1の弁1006がオンにされた後、高圧源1014からバレル1002に移送された空気は、開放位置に向かってリーフを押勢するように、時点1034においてピストンを動かし始めてもよい。リーフは、時点1036までに開放位置まで移動されてもよく、間隔I2は、リーフが閉鎖位置から開放位置に遷移するために要する時間である(本実施例では、4ミリ秒である)図10Dは、リーフが開放位置にあるときに、時点1036における空気圧式作動機構の構成を描写する。
次の段階でリーフ1010を閉鎖位置に戻すことが所望される(すなわち、次の発射位置では、本リーフが閉鎖される必要がある)場合には、第1の弁1006は、時点1036においてオフにされてもよい。時点1038では、第2の弁1008は、オンにされてもよい。時点1036と1038との間の時間間隔I3中に、空気圧式作動機構は、図10Eで描写される閉鎖前状態である。間隔I3の持続時間は、約2ミリ秒であってもよい。第2の弁1008がある時間期間にわたってオンにされた後、高圧源1014からバレル1002に移送された空気は、時点1040において閉鎖位置に向かってピストン(したがって、リーフ)を移動させ始めてもよい。リーフは、時点1042までに閉鎖位置まで移動されてもよく、間隔I4は、リーフが閉鎖位置から開放位置に遷移するために要する時間である(本実施例では4ミリ秒である)。リーフが閉鎖位置から開放位置に遷移するために要する時間(すなわち、間隔I2)は、リーフが開放位置から閉鎖位置に遷移するために要する時間(すなわち、間隔I4)と同一である場合もあり、そうではない場合もある。
次の段階でリーフ1010を開放位置まで移動させることが所望される(すなわち、次の発射位置では、本リーフが開放する必要がある)場合には、時点1030から始まるステップが繰り返されてもよい。すなわち、時点1042では、第2の弁1008は、オフにされてもよく、次いで、時点1044では、第1の弁1006は、オンにされる。これらのステップは、開放位置と閉鎖位置との間でリーフ1010を移動させるように、コントローラから弁へのコマンドに従って繰り返されてもよい。
代替として、または加えて、流体動力システムのいくつかの変形例は、バレル内のリーフ進行経路の2つの極値に(例えば、開放位置および閉鎖位置に)位置する、1つまたはそれを上回るバンパを備えてもよい。ピストンが進行経路のいずれかまで移動すると、バンパに接触してもよい。これは、進行経路の終端に到達するにつれて、リーフの運動のより遅い/段階的減速を促進してもよい。これは、過剰な力および高速反復が、適切な減衰を伴わずにピストンおよび/またはバレルを損傷し得るため、ピストンおよびバレル機構の耐用期間を延長することに役立ち得る。いくつかの変形例では、バンパが、バレルの外側に位置してもよい一方で、他の変形例では、バンパは、バレルの内側に位置してもよい。1つまたはそれを上回るバンパを備える流体動力システムの一変形例が、図16Hで描写されている。そこで描写されるように、リーフ1691用の駆動機構1690は、バレル1696と、バレル1696内で縦方向に移動可能なシール1694を有するピストン1692と、バレルの第1の端壁に隣接して位置する第1のバンパまたはダンパ1698と、(例えば、第1の端壁の反対にある)バレルの第2の端壁に隣接して位置する第2のバンパまたはダンパ1699とを有する、空気圧式アクチュエータシステムを備えてもよい。空気圧式システムはまた、ピストン1692のシャフト1697の一方の側面(または端部)を覆って配置される第1のワッシャまたはディスク1693と、(例えば、リーフ1691に隣接する)ピストンシャフトの他方の側面(または端部)を覆って配置される第2のワッシャまたはディスク1695とを備えてもよい。第1および第2のワッシャまたはディスクは、ピストンシャフト1697に固定して取り付けられてもよく、いくつかの変形例では、シャフト1697から延在する突出または曲線であってもよい。ピストン1692がバレル1696に対して平行移動すると、第1のディスク1693は、リーフが閉鎖位置にあるときに第1のダンパ1698に接触してもよく、第2のディスク1695は、リーフが開放位置にあるときに第2のダンパ1699に接触してもよい。ダンパが2つの端壁に隣接してバレル内に位置する変形例では、ピストンシールは、リーフが閉鎖位置または開放位置まで移動するときにダンパに接触してもよい。1つまたはそれを上回るダンパの硬度、厚さ、および材料は、リーフが過剰に減衰されることなく比較的段階的または穏やかな停止に至ることができ、リーフがダンパを跳ね返すほど堅い、または厚い、または非柔軟(すなわち、過小減衰)となるべきではないように、十分なエネルギーを吸収するように選択されてもよい。すなわち、ダンパの材料性質および幾何学形状は、リーフ衝突からの力が決定的に減衰されるように選択されてもよい。いくつかの変形例では、ダンパは、2つの異なる材料で作製された2つの層を備えてもよい。ダンパの第1のリーフ接触層は、第2の層よりも硬質の材料(例えば、より高いデュロメータを有する)であってもよい。これは、局所衝突点におけるエネルギーが吸収されるにつれて分散されるように、ダンパのより広い面積にわたってリーフの衝突力を分配することに役立ち得る。第1のリーフ接触層はまた、リーフとの反復接触の磨耗および引裂を持続させることができるように、第2の層の材料よりも頑丈な材料であってもよい。いくつかの実施例では、ダンパの第1のリーフ接触層が、約90のショアAデュロメータを有する材料で作製されてもよい一方で、第2の層は、約70のショア00デュロメータを有する材料で作製されてもよい。いくつかの変形例では、ダンパの全厚は、約0.5インチ〜約2インチ、例えば、約0.68インチ、約0.75インチ等であってもよい。第1のリーフ接触層の厚さは、約0.04インチ〜約1インチ、例えば、約0.0625インチ、約0.075インチ等であってもよい。第2の層の厚さは、約0.4インチ〜約1インチ、例えば、約0.625インチ、例えば、約0.5インチ、例えば、0.75インチ等であってもよい。
バレルおよび対応するピストンの幾何学形状は、空気圧式作動機構が空間効率的な様式でコンパクトに配列されるようなものであってもよい。例えば、バレルおよびピストンの断面形状は、非円形であり得る。断面形状は、その長さと比較して比較的狭い幅を有する、任意の形状であってもよく、例えば、図10H−10Iで描写されるように、長方形または卵形であり得る。そのような狭い幾何学形状は、流体動力作動機構の空間効率的密集を促進してもよい。流体源は、流体圧縮機であってもよい。流体源は、放射線療法システムのガントリ上に位置してもよい、またはガントリから外れて位置してもよい。
放射線療法システムに含まれ得る、ばねシステムと、空気圧式アクチュエータシステムとを備える、コリメータリーフ駆動機構の一変形例が、図16A−16Fで描写されている。駆動機構1600は、縦方向管腔1603を伴うバレル1602と、第1の側面開口部1604と、第2の側面開口部1606と、第1の側面開口部と第2の側面開口部との間にバレル内で移動可能であり得る、ピストンシール1610を伴うピストン1608とを備える、空気圧式アクチュエータシステムと、ピストンシール1610の第1の側面上に配置される第1のばね1612と、ピストンの第2の側面上に配置される第2のばね1614とを備える、ばねシステムとを備えてもよい。コリメータリーフ1616は、リーフシャフト1618を介してピストン1608に取り付けられてもよい。いくつかの変形例では、リーフシャフト1618は、図16Bで描写されるように、ピストン1608と一体であり得る。ばねシステムは、空気圧式システムのバレル内に位置してもよい、または空気圧式システムのバレルの外側に位置してもよい。例えば、図16Bは、ばねシステム(第1のばね1612および第2のばね1614)がバレルの縦方向管腔内に位置する、一実施例を描写する。第1および第2のばねがピストンシールの反対側にあるように、第1のばね1612は、ピストンシールと第1のばね停止部1620との間に配置されてもよく、第2のばね1614は、ピストンシールと第2のばね停止部1622との間に配置されてもよい。第1および第2のばね停止部1620、1622はそれぞれ、それを通してピストン1608が摺動可能に配置され得る、管腔を有してもよい。他の実施例では、ばねシステムは、図16Fで描写されるように、空気圧式システムのバレルの外側に位置してもよい。駆動機構1650では、第1のばね1652は、ピストン1657に取り付けられた第1のばねマウントまたはディスク1660と、バレルに取り付けられた第1のばね停止部またはディスク1664との間でバレル1656の外側に配置される。第2のばね1654は、ピストン1657に取り付けられた第2のばねマウントまたはディスク1662と、バレルに取り付けられた第2のばね停止部またはディスク1666との間でバレル1656の外側に配置される。いくつかの変形例は、バレルのいずれかの側面上に位置するばね停止部を有していなくてもよいが、ばねは、バレルおよびばねマウントの端壁の間に配置されてもよい。ピストン1657(ひいては、第1および第2のばねマウント1660、1662)は、ピストンシールがバレル内の2つの開口部の間で移動するように、第1および第2のばね停止部1664、1666内で摺動することが可能である。バレルの外部のばねの配置は、空気圧式作動システムへの影響(またはその分解)を殆どまたは全く伴わずに、ばねシステムの修理が行われ得るように、ばねの修理および/または交換を促進することに役立ち得る。代替として、または加えて、駆動機構1600、1630、1650は、図16Hで説明および描写されるような1つまたはそれを上回るバンパまたはダンパを備えてもよい。
駆動機構1600、1630、1650は、例えば、図10B−10Gに関して上記で説明されるように、同様に動作されてもよい。駆動機構1600、1630、1650内の第1および第2のばねは、注入された流体によって提供される力とともに建設的に増大し、開放構成と閉鎖構成との間の遷移が所望の時間間隔内で起こり得るように、所望の速度においてバレル内でピストンシールを移動させ得る、累積原動力を提供してもよい。バレルの中および外への流体流はまた、リーフが第1の場所または第2の場所(すなわち、閉鎖構成または開放構成)で保持され得るように、ピストンシールの片側で流体によって提供される圧力の規模が、ピストンシールの反対側でばねシステムによって印加される力に少なくとも等しい(および/またはそれを超え得る)ように、調節されてもよい。ピストンシールの片側の流体圧力が、ばねシステムによって印加される力に対抗し、それを超えるとき、ばねシステムのばねは、ポテンシャルエネルギーがばねシステムの中へ追加されるように、拡張および/または圧縮されてもよい(例えば、ピストンシールの片側で圧縮され、ピストンシールの反対側で拡張される)。空気圧式アクチュエータシステムによるばねシステムの中へのポテンシャルエネルギーの追加は、リーフが(例えば、摩擦に起因して)開放位置と閉鎖構成との間で移動するにつれて、エネルギーの損失を補償することに役立ち得る。図16Cは、(図10Bおよび10Cで説明および描写される構成に対応し得る)閉鎖構成で駆動機構1600およびリーフ1616を描写する。図16Dは、(図10Dおよび10Eで説明および描写される構成に対応し得る)開放構成で駆動機構1600およびリーフ1616を描写する。図10Cおよび10Eで描写される構成に関して上記で説明されるように、加圧空気がピストンシールの一方の側面上で提供される前に、大気がピストンシールの他方の側面に提供されてもよい。これは、加圧空気がバレルの一方の側面から他方の側面までピストンを移動させることができる、速度を増加させることに役立ち得る。このようにして空気を放出することは、リーフが閉鎖位置と開放位置との間で遷移するために要する時間を短縮することに役立ち得る。いくつかの変形例では、加圧空気は、運動の終了時にリーフを減速することに役立つように提供されてもよい。例えば、ピストンが図10Dで描写される場所に近づくと、第2の弁1008は、加圧空気源に接続してピストン1004の速度を低減させるように開放されてもよく、これは、リーフがその所望の終点よりも遠くに進行することを防止し、リーフ運動整定時間を短縮し、ばねがその設計点を越えて圧縮することを防止し得る。同様に、ピストンが図10Fで描写される場所に近づくと、第1の弁1006は、加圧空気源に接続してピストンの速度を低減させるように開放されてもよい。減速を促進するために空気圧を使用することは、ピストン上の磨耗および引裂を低減させ、ばねの耐用期間を増加させ、リーフ運動のための整定時間を減少させることに役立ち得る。
リーフ駆動機構1600内の第1および第2のばねは、それらが開放構成と閉鎖構成との間の完全ストロークのためにピストンシールと接触するような長さを有してもよい。例えば、第1のばねの第1の端部は、第1のばね停止部に取り付けられてもよく、第2の端部は、ピストンシールに取り付けられなくてもよいが、第1のばねの長さは、第2の端部がピストンシールと接触するようなものである。代替として、または加えて、第2の端部は、ピストンシールに取り付けられてもよい。第2のばねは、類似配列を有してもよい。いくつかの変形例では、一方のばねが、ピストンシールに取り付けられる一方で、他方のばねは、ピストンシールに取り付けられない。なおも他の変形例では、ばねのうちの1つまたはそれを上回るものは、ピストンシールに取り付けられてもよいが、バレルのいずれかの端部上でばね停止部に取り付けられなくてもよい。他の変形例では、第1および第2のばねのいずれか一方または両方は、ばねが完全ストロークのためにピストンシールと接触したままではないように、短縮した長さを有してもよい。例えば、リーフ駆動機構1630は、バレル1636内に位置する、第1のばね1632と、第2のばね1634とを備える、ばねシステムを有してもよい。第1および第2のばねのそれぞれの一方の端部は、対応するばね停止部1638、1640に取り付けられてもよい。図16Eで描写される変形例では、第2のばね1634の他方の端部は、ピストンシール1637に取り付けられなくてもよく、第2のばね1634が第1の側面開口部1631に向かって移動するにつれてピストンシール1637に接触しないように、第1の側面開口部1631とバレル端壁1633との間の距離よりも短い長さを有してもよい。第1のばね1632は、類似配列を有してもよい、またはピストンシール1637に取り付けられ、および/または反対バレル端壁1635と第2の開口部1641との間の距離と少なくとも同一である長さを有してもよい。より短いばねは、ピストンシールが、依然として流体によって押動されながら、進行の中心を横断して「飛行」することを可能にし得る。これは、リーフが開放または閉鎖位置に接近する際のシールの減速を後に開始させ得る。図16Eで描写される配列は、(ばねが両方の端部においてピストンシールおよびばね停止部に取り付けられる配列と比較して)ストロークの中央を通してより速い進行をもたらし得るが、ストロークの終了時に、ある「過剰進行」も引き起こし得る(すなわち、リーフが最小距離を越えて進行し、開放構成で放射線ビーム経路を通過する、および/またはリーフが最小距離を越えて進行し、閉鎖構成で放射線ビーム経路を妨害する)。
図16Gは、上記で説明されるように、それぞれ、空気圧式作動システムと、ばねシステムとを備える、4つのリーフ駆動機構のアセンブリを描写する。4つの駆動機構のそれぞれのばねシステム1682a、1682b、1682c、1682dは、空気圧式作動機構のバレルの外部にあるばねを備えてもよい。4つのリーフ(図示せず)はそれぞれ、4つのフレーム1684a、1684b、1684c、および1684dによって4つの駆動機構に結合されてもよい。駆動機構がフレームの幅1686に沿った異なる点において、それらの個別のフレームに取り付けられるように、駆動機構は、交互配列された様式でともにタイル状に並べられるように配列されてもよい。フレームへの駆動機構の取付場所を交互配列することは、コリメータによって占有される空間がよりコンパクトであり得るように、(図面の平面と垂直な方向に)駆動機構のそれぞれの間の空間を縮小することに役立ち得る。図16Gは、コリメータのために所望され得るだけ多くのリーフを含むように反復および拡張され得る、4つのリーフおよび駆動機構のアセンブリを描写する。例えば、コリメータは、それらの独自の駆動機構をそれぞれ伴う、16、32、64、128個、またはそれを上回るリーフを有してもよい。
いくつかのコリメータリーフ駆動機構は、ばねシステムと、空気圧式またはスロット付き連結機構を有する、アクチュエータシステムとを備えてもよいが、他の駆動機構は、電磁アクチュエータシステムを備えてもよい。電磁アクチュエータシステムは、リーフが取り付けられる可動部材と、第1のコイル状アセンブリと、間隙によって第1のコイル状アセンブリに分離される第2のコイル状アセンブリとを備えてもよい。可動部材は、間隙内に位置してもよく、第1のコイル状アセンブリと第2のコイル状アセンブリとの間で移動可能であり得る。各コイル状アセンブリのコイルを通る電流は、磁場を生成し、磁場の方向および規模は、印加された電流の規模および方向に依存する。開放または閉鎖構成でリーフを保定することが所望されるとき、一方のコイル状アセンブリ(例えば、第1または第2のコイル状アセンブリのいずれか)は、そのコイル状アセンブリに対して可動部材を保持するように、そのコイルを通して電流を印加することによって、アクティブ化されてもよい。閉鎖または開放構成でリーフを保定するために、他方のコイル状アセンブリ(例えば、第2または第1のコイル状アセンブリのいずれか)は、そのコイル状アセンブリに対して可動部材を保持するように、そのコイルを通して電流を印加することによって、アクティブ化されてもよい。いくつかの変形例は、いかなる電力も引き出すことなく、開放または閉鎖構成でリーフを保定するように構成され得る、1つまたはそれを上回る永久磁石を備えてもよい。例えば、可動部材は、永久磁石を備えてもよい。他の変形例では、1つまたはそれを上回る電磁石が、使用されてもよく、開放または閉鎖構成でリーフを保持するためにこれらの電磁石に供給される電力の量は、少なくとも部分的に、ばねシステムによって生成される力に対抗するために必要とされる磁力の量によって判定されてもよい。電磁アクチュエータシステムは、線形化可変リラクタンスアクチュエータ等の可変リラクタンスアクチュエータを含んでもよい。
マルチリーフコリメータ内のばねシステム(本明細書に説明されるいずれか等)と併せて使用され得る、電磁アクチュエータシステムの一変形例が、図17A−17Eで描写されている。電磁アクチュエータシステム1700は、可変リラクタンスアクチュエータであってもよく、第1のコイル状アセンブリ1704と、間隙1701によって第1のコイル状アセンブリから分離される第2のコイル状アセンブリ1706との間に位置する、可動部材1702を備えてもよい。(図17Bで概略的に表される)コリメータリーフ1711は、可動部材1702に取り付けられてもよい。可動部材1702は、図17Eに示されるように、第1および第2のコイル状アセンブリおよびばねシステムから可動部材への累積力に応じて、第1のコイル状アセンブリと第2のコイル状アセンブリとの間の間隙1701内で移動する。(コリメータリーフが取り付けられ得る)可動部材1702は、可動マウント1720に取り付けられてもよい。可動マウント1720は、可動マウントの第1の端部に位置する第1のばね取付部分1722aと、可動マウントの第2の端部に位置する第2のばね取付部分1722bとを備えてもよい。ばねシステムは、第1のばね1703aと、第2のばね1703bとを備えてもよい。第1および第2のばねは、(図17Eで描写されるような)コイルばねであってもよい、または以前に説明されたような任意のタイプのばねであってもよい。第1のばね1703aの第1の端部は、可動マウントの第1のばね取付部分1722aに取り付けられてもよく、第1のばね1703aの第2の端部は、第1のばねマウント1724aに取り付けられてもよい。第2のばね1703bの第1の端部は、可動マウントの第2のばね取付部分1722bに取り付けられてもよく、第2のばね1703bの第2の端部は、第2のばねマウント1724bに取り付けられてもよい。第1および第2のばねマウント1724a、bは、ばねマウント1724a、b、第1のコイル状アセンブリ1704、および第2のコイル状アセンブリ1706が、可動部材1702および可動マウント1720に対して静止しているように、基部(例えば、搭載プレート、ボード、または基板)に固定して取り付けられてもよい。間隙1701のサイズは、開放構成から閉鎖構成までのリーフの進行距離に対応するように選択されてもよく、いくつかの変形例では、所望のビーム幅を上回るまたはそれと等しくあり得る。例えば、間隙1701は、約12mm〜約15mmであってもよい。間隙のサイズは、ばねおよびリーフおよび/または可動部材の運動中に失われた(例えば、摩擦、引きずり等に起因するエネルギー損失)ばね力に少なくとも等しい(随意に、それを上回り得る)ポテンシャルエネルギーをばねシステムに追加するように、ばねシステムの1つまたはそれを上回るばねを圧縮および/または拡張するように選択されてもよい。各コイル状アセンブリは、第1の管腔を有する第1のコイルと、第2の管腔を有する第2のコイルと、第1および第2の管腔の両方を通って延在するコアとを備えてもよい。例えば、図17A、17B、および17Dで描写されるように、第1のコイル状アセンブリ1704は、第1の管腔1709aを有する第1のコイル1708aと、第2の管腔1709bを有する第2のコイル1708bと、第1および第2の管腔の両方を通って延在するC字形コア1710とを備えてもよい。C字形コアの第1および第2の端部は、コイルの管腔を通って延在してもよい(例えば、図17B参照)、またはコイルの管腔の開口部と同一平面であり得る。コイルは、銅、アルミニウム、銀、金、カーボンナノチューブ、または他の伝導材料を備えてもよく、そのうちのいずれかは、円形、正方形、長方形、またはリボン状の断面を有してもよい。例えば、コイルは、幅がコイルの厚さ/高さを上回る、断面形状を有してもよく、および/または上記で説明される材料の1つまたはそれを上回るストリップ、シート、編組等であってもよい。コアは、積層鋼、中実鋼、積層鋼合金、または中実鋼合金を備えてもよい。可動部材1702は、積層鋼を備えてもよい。可動部材1702の移動は、ばねシステムから可動部材に及ぼされる力に加えて、第1のコイル状アセンブリまでの可動部材の距離、第2のコイル状アセンブリまでの可動部材の距離、および第1および第2のコイル状アセンブリのそれぞれによって生成される電磁力の関数であってもよい。可動部材がコイル状アセンブリに近いほど、そのコイル状アセンブリによって可動部材に及ぼされる引力が大きくなる。可動部材に及ぼされる、コイル状アセンブリによって生成される力(電流の方向に応じて、引力または斥力のいずれか)は、コイル状アセンブリに対する可動質量の位置およびコイル状アセンブリのコイルを通る電流に非線形的に関連し得る(例えば、力は、コイル状アセンブリと可動部材との間の間隙に反比例し、電流の二乗に比例し得る)。例えば、電磁アクチュエータシステム1700は、反対単極可変リラクタンスアクチュエータであってもよい。開放または閉鎖位置でリーフを保定することが所望されるとき、一方のコイル状アセンブリ(例えば、第1または第2のコイル状アセンブリのいずれか)は、そのコイル状アセンブリに対して可動部材1702を保定するように、そのコイルを通して電流を印加することによって、アクティブ化されてもよい。閉鎖または開放構成でリーフを保定するために、他方のコイル状アセンブリ(例えば、第2または第1のコイル状アセンブリのいずれか)は、そのコイル状アセンブリに対して可動部材1702を保持するように、そのコイルを通して電流を印加することによって、アクティブ化されてもよい。
電磁アクチュエータシステムの別の変形例が、図18Aおよび18Bで描写されている。電磁アクチュエータシステム1800は、図17A−17Dで描写されるシステム1700に類似し得(同様の番号が同様の要素を表す)、システム1700の説明は、システム1800にも適用され得る。同様に、コリメータリーフは、図17Bで描写されるように可動部材1802に取り付けられてもよい。システム1800は、永久磁石1803を備える、可動部材1802を備えてもよい。永久磁石1803は、可動部材上のいずれかの場所に位置してもよく、例えば、可動部材(例えば、永久磁石コア)内に、および/または可動部材の表面に沿って位置してもよい。いくつかの変形例では、可動部材は、可動部材の長さに沿って直線的に配列される、可動部材内に完全に封入される、可動部材内に部分的に封入される、可動部材の表面上にある、対称または非対称に配列される、可動部材の一方または両方の端部上にある等であり得る、複数の永久磁石を備えてもよい。永久磁石1803は、可動部材に及ぼされる、コイル状アセンブリによって生成される力(電流の方向に応じて、引力または斥力のいずれか)を線形化するように作用してもよい。すなわち、生成された力は、アクティブ化されたコイル状アセンブリに対する可動質量1802の位置およびアクティブ化されたコイル状アセンブリのコイルを通る電流に直線的に関連し得る。本線形化効果は、間隙1801のサイズがコア1810の端部分1811の断面形状の最小寸法よりも小さい(例えば、間隙の幅がコアの端部分1811の最小寸法の約20%未満、または約10%未満、または約5%未満、または約2%未満、または約1%未満である)ときには、より顕著であり得、間隙1801が極面寸法に類似する(例えば、間隙の幅がコアの端部分1811の最小寸法の約50%を上回る、または約70%を上回る、または約75%を上回る、または約80%を上回る、または約90%を上回る)ときには、あまり適用可能ではない場合がある。加えて、可動部材1802内の永久磁石1803は、システム1800が、コイル状アセンブリを通して電流を駆動することなく、閉鎖または開放構成のいずれかでリーフを保定することを可能にし得、システム1800の電力消費量を削減することに役立ち得る。リーフが一方の構成から他方の構成に遷移し得るように、それが磁気的に取り付けられるコイル状アセンブリ(例えば、第1のコイル状アセンブリ)から可動部材1802を解放するために、第1のコイル状アセンブリと可動部材との間の引力が低減される(例えば、それらの間の斥力が増加される)ように、適切な規模および方向を伴う電流が、第1のコイル状アセンブリに印加されてもよく、次いで、ばねアセンブリからの力は、可動部材が第1のコイル状アセンブリから離れて第2のコイル状アセンブリに向かって移動することを可能にし得る。
図19A−19Cは、1つまたはそれを上回る永久磁石を備える、種々の電磁作動システムを描写する。作動システム1900、1920、1940は、図17A−17Dで描写される作動システム1700に類似し得、それぞれ、第1のコイル状アセンブリと第2のコイル状アセンブリとの間の間隙の中に位置する可動部材を備えてもよい。コリメータリーフは、図17Bで概略的に描写されるように、可動部材に取り付けられてもよい。電磁作動システム1900は、第1および第2のコイルの管腔内に配置される第1のコア1906とともに第1および第2のコイルを有する、第1のコイル状アセンブリ1902と、第1および第2のコイルの管腔内に配置される第2のコア1908とともに第1および第2のコイルを有する、第2のコイル状アセンブリ1904とを備えてもよい。第1のコア1906および第2のコア1908はそれぞれ、永久磁石1910、1912を備えてもよい。例えば、第1および第2のコアは、C字形であり得、永久磁石は、(例えば、コイル状アセンブリの第1のコイルと第2のコイルとの間の間隙に跨架する、コアの長さに沿って位置する)「C」の垂直長に沿って位置してもよい。代替として、または加えて、1つまたはそれを上回る永久磁石が、C字形コアの端部に位置してもよい。例えば、電磁作動システム1920は、第1のコイルアセンブリ1922と、第2のコイルアセンブリ1924とを備えてもよく、第1のコイルアセンブリ1922は、第1のC字形コア1923と、第1の永久磁石1926aと、第2の永久磁石1926bとを備え、第2のコイルアセンブリは、第2のC字形コア1925と、第3の永久磁石1928aと、第4の永久磁石1928bとを備える。第1の永久磁石1926aは、コア1923の第1の端部に位置してもよく、第2の永久磁石1926bは、コア1923の第2の端部に位置してもよい。第3の永久磁石1928aは、コア1925の第1の端部に位置してもよく、第4の永久磁石1928bは、コア1925の第2の端部に位置してもよい。永久磁石1926a、bおよび1928a、bは、コア1923、1925の端部の表面の少なくとも一部を覆ってもよい、またはコアの端部の表面全体を覆ってもよい。代替として、または加えて、可動部材は、可動部材の表面上に位置する、1つまたはそれを上回る永久磁石を備えてもよい。例えば、電磁作動システム1940は、可動部材の表面上に位置する、第1の永久磁石1941aと、第2の永久磁石1941bと、第3の永久磁石1941cと、第4の永久磁石1941dを有する、可動部材を備えてもよい。本変形例では、第1の永久磁石1941aは、それが第1のコイルアセンブリのC字形コアの第1の端面と整合されるように、可動部材上に位置し、第2の永久磁石1941bは、それが第1のコイルアセンブリのC字形コアの第2の端面と整合されるように、可動部材上に位置する。第3の永久磁石1941cは、それが第2のコイルアセンブリのC字形コアの第1の端面と整合されるように、可動部材上に位置し、第4の永久磁石1941dは、それが第2のコイルアセンブリのC字形コアの第2の端面と整合されるように、可動部材上に位置する。
随意に、本明細書に説明されるリーフ駆動機構のうちのいずれかを使用するマルチリーフコリメータは、ばねシステムおよび/またはアクチュエータシステムが1つの方向にリーフを移動させる一方で、反跳ばねが反対方向にリーフを移動させるように、復帰または反跳ばねを備えてもよい。これは、機構が1つだけの方向に力を提供する一方で、反跳ばねが反対方向に力を提供するように、リーフ駆動機構の力学を単純化することに役立ち得る。いくつかの変形例では、これは、リーフ駆動機構用の構成要素の数を削減し、よりコンパクトなコリメータを可能にし得る。例えば、リーフ駆動機構のばねシステムおよび/またはアクチュエータシステムは、閉鎖位置から開放位置までリーフを移動させるように構成されてもよく、印加された力は、反跳ばねの中にポテンシャルエネルギーを貯蔵する。いったんばねシステムまたはアクチュエータシステムが、リーフが移動することを可能にする状態になると、反跳ばねは、次いで、開放位置から閉鎖位置にリーフを戻すためにポテンシャルエネルギーを使用する。代替として、リーフ作動機構は、開放位置から閉鎖位置までリーフを移動させるように構成されてもよく、反跳ばねは、閉鎖位置から開放位置までリーフを移動させるように構成されてもよい。復帰または反跳ばねは、コイルばね、ねじりばね、またはトーションバーであってもよい。いくつかの変形例は、並行して複数の反跳ばねを備えてもよい。ばね歪曲は、複数のばねにわたる延在、圧縮、またはそれらのある組み合わせであってもよい。本配列は、第1の位置から第2の位置にリーフを遷移させる(その遷移の力を倍にし得る)ために、リーフ駆動機構のばねシステムおよび/またはアクチュエータシステムが反跳ばねに対して力を印加すること可能であることを要求し得るが、第2の位置から第1の位置に戻してリーフを遷移させるために、いかなる付加的な力も必要とされない。
本明細書に開示される駆動機構は、高帯域幅バイナリマルチリーフコリメータ用のコリメータリーフを移動させることとの関連で説明されるが、そのような駆動機構はまた、他のシステムでも使用され得ることを理解されたい。例えば、そのような駆動機構は、原体照射療法および/またはIMRT用のコリメータのリーフを移動させるために使用されてもよい。

Claims (1)

  1. 本明細書に記載の発明。
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