JP2021001042A - シート処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】シート処理装置においてシフト動作時にシートが傾く虞を低減すること。【解決手段】搬送されたシートPを載置するシート載置面35aを有し、シートに処理を実行する処理部36を有する処理トレイ部35と、処理トレイ部上に設けられてシートの側端を揃える側端整合部41と、処理トレイ部よりもシートの搬送方向の下流に設けられてシートを下支えする下支え部80と、下支え部80の下方に位置する排出トレイ37と、を備え、側端整合部41はシートの搬送方向と直交する方向にシートをシフトさせるシフト動作を行い、下支え部80は側端整合部41のシフト動作時に、シートを下支えした状態でシートの移動に連動してシフト方向へ移動する。【選択図】図５

Description

本発明は、搬送部により搬送された用紙等のシートを載置し、該シートを用紙の搬送方向と交差する方向にシフトさせるシフト動作を行えるシート処理装置に関する。

特許文献１には、用紙に対してシフト動作を行える用紙後処理装置が開示されている。この用紙後処理装置は、積載された用紙Ｓの束を整合手段２５によってシフトさせる構造が記載されている。整合手段２５は用紙の束の長手方向における一部を挟んでシフトさせる構造である。

特開２００２−２５５４３２号公報

しかし、特許文献１には、例えばＡ３サイズなどの長い用紙、即ち長いシートは、シフト動作によってシートが傾く虞があることに対して考慮する記載はなく、またその示唆も見あたらない。

上記課題を解決するための本発明のシート処理装置は、シートを搬送する搬送部と、搬送された前記シートを載置するシート載置面を有し、該シートに処理を実行する処理部を有する処理トレイ部と、前記処理トレイ部上に設けられて前記シートの側端を揃える側端整合部と、前記処理トレイ部よりも前記シートの搬送方向の下流に設けられて前記シートを下支えする下支え部と、前記処理トレイ部の前記シート載置面と直交するシート積載方向において、前記下支え部の下方に位置する排出トレイと、を備え、前記側端整合部は前記シートの搬送方向と直交する方向に前記シートをシフトさせるシフト動作を行い、前記下支え部は前記側端整合部の前記シフト動作時に、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する、ことを特徴とする。

記録システムの概略図。 シート処理装置の要部側面図。 シート処理装置の要部側面図。 シート処理装置の実施形態１の要部のＹＺ断面図。 同実施形態１の要部の平面図。 同実施形態１の要部の斜視図。 同実施形態１の動作説明図。 同実施形態１の動作説明図。 同実施形態１の動作説明図。 同実施形態２の動作説明図。 同実施形態３の動作説明図。 同実施形態３の動作説明図。 同実施形態３の動作説明図。

最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第１の態様に係るシート処理装置は、シートを搬送する搬送部と、搬送された前記シートを載置するシート載置面を有し、該シートに処理を実行する処理部を有する処理トレイ部と、前記処理トレイ部上に設けられて前記シートの側端を揃える側端整合部と、前記処理トレイ部よりも前記シートの搬送方向の下流に設けられて前記シートを下支えする下支え部と、前記処理トレイ部の前記シート載置面と直交するシート積載方向において、前記下支え部の下方に位置する排出トレイと、を備え、前記側端整合部は前記シートの搬送方向と直交する方向に前記シートをシフトさせるシフト動作を行い、前記下支え部は前記側端整合部の前記シフト動作時に、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記下支え部は、前記側端整合部の前記シフト動作時に、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する。言い換えると、前記側端整合部による前記シートのシフト動作時に、前記側端整合部よりも下流に位置する前記下支え部による下支えの補助が加わるので、前記シフト動作時に前記シートが傾く虞を低減することができる。

本発明の第２の態様のシート処理装置は、第１の態様において、前記側端整合部は、前記シートの幅方向の両側に位置する第１整合部と第２整合部の組を備え、前記第１整合部と第２整合部が前記シートを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行う、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記側端整合部が備える前記第１整合部と第２整合部が前記シートを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行う。このように前記第１整合部と第２整合部が前記シートを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行うので、前記シートが前記側端整合部によって単に下から支持されている状態に比して、シフト移動時の前記シートが安定する。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

本発明の第３の態様のシート処理装置は、第１の態様又は第２の態様において、前記下支え部は、前記シートを幅方向の両側において下支えする第１下支えと第２下支えの組を備え、前記シフト動作時に、前記第１下支えと第２下支えが前記シートを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト方向へ移動する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記下支え部が備える前記第１下支えと第２下支えが前記シフト動作時に、前記シートを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト方向へ移動する。これにより、前記シートが前記下支え部によって単に下から支持されている状態に比して、シフト移動時の前記シートが安定する。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

本発明の第４の態様のシート処理装置は、シートを搬送する搬送部と、搬送された前記シートを載置し、該シートに処理を実行する処理トレイ部と、前記処理トレイ部上に設けられて前記シートの側端を揃える側端整合部と、前記処理トレイ部よりも前記シートの搬送方向の下流に設けられて前記シートを下支えする下支え部と、前記処理トレイ部の載置面と直交するシート積載方向において、前記下支え部の下方に位置する排出トレイと、を備え、前記下支え部は前記シートの搬送方向と直交する方向へ前記シートをシフトさせるシフト動作を行う、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記下支え部は前記処理トレイ部よりも前記シートの搬送方向の下流に設けられる。これにより、該下支え部の大きさや形状などの全体構造を前記処理トレイ部と別個独立に設定することができる。
従って、第１に前記シフト動作を下支え部のみで行う構造が可能となる。長手方向に長いシートに対しても対応可能である。また、前記シートを下支えする部分の接触面積を大きく設定することで、前記下支え部によるシフト移動時の前記シートを安定させることができる。
また、本態様によれば、シフト移動する方向から見た前記シートの側辺形状は、直線ではなくＺ形状やＳ字形状等の非直線形状になる。従って、該シートは前記下支え部による前記シフト動作時に受ける作用力に対して該シートの腰が強い状態になり、シフト方向への移動時の前記シートを安定させることができる。

本発明の第５の態様のシート処理装置は、第４の態様において、前記下支え部は、前記シートを幅方向の両側において下支えする第１下支えと第２下支えの組を備え、前記シフト動作時に、前記第１下支えと第２下支えが前記シートを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト動作を行う、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記下支え部が備える前記第１下支えと第２下支えが前記シートを幅方向の両側から挟んだ状態で前記シフト動作を行う。これにより、前記シートが前記下支え部によって単に下から支持されている状態に比して、シフト動作時の前記シートが安定する。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

本発明の第６の態様のシート処理装置は、第４の態様又は第５の態様において、前記側端整合部は前記シフト動作時に、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記側端整合部が、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する。このように前記側端整合部が前記シートの移動に連動して移動するので、前記シートが前記下支え部によってシフトされる状態に比して、シフト方向への移動時の前記シートを安定させることができる。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

本発明の第７の態様のシート処理装置は、第１の態様から第６の態様のいずれか一つの態様において、前記処理トレイ部のシート載置面と直交する用紙積載方向において、前記下支え部の上流端は前記処理トレイ部の下流端の下方に位置する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記下支え部の上流端は前記処理トレイ部の下流端の下方に位置する。これにより、シフト移動する方向から見たシートの側辺形状は、直線ではなくＺ形状やＳ字形状等の非直線形状になる。従って、該シートは前記シフト動作時に受ける作用力に対して該シートの腰が強い状態になり、即ち剛性が高くなり、シフト方向への移動時の前記シートを安定させることができる。

本発明の第８の態様のシート処理装置は、第１の態様から第７の態様のいずれか一つの態様において、前記下支え部は水平方向に対して下流端を上にして傾斜して設けられており、前記下支え部の前記シートの搬送方向の上流端には該シートの後端を整合する後端整合面が設けられている、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記シートの支持面が前記シートの搬送方向の先方を上にして傾斜している前記下支え部の上流端に該シートの後端を整合する後端整合面が設けられている。これにより、該下支え部に下支えされた状態のシートの束に対して、前記後端整合面によって該シートの後端を揃える整合を行って、該シートを排出トレイに排出することが可能になる。

本発明の第９の態様のシート処理装置は、第１の態様から第８の態様のいずれか一つの態様において、前記下支え部は、前記シートを支持する支持位置と、退避位置とに移動可能に設けられ、前記支持位置から退避位置へと移動することで前記シートを前記排出トレイに排出する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記下支え部は、前記支持位置から退避位置へと移動することで前記シートを前記排出トレイに排出する。これにより、前記下支え部が所定のシフト位置に移動した後、前記支持位置から退避位置へ移動することで、前記シートを所定のシフト位置に容易に排出することができる。また、その際、排出トレイ上に既に排出されているシートに後から排出される前記シートが接触することなく排出動作を行うことができる。

［実施形態］
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
各図において示すＸ−Ｙ−Ｚ座標系は直交座標系であり、Ｘ軸方向はシートの幅方向であり、また装置奥行きでもある。Ｙ軸方向は装置幅方向であり、Ｚ軸方向は鉛直方向つまり装置高さ方向を示している。また、Ｙａ軸方向は後述するシート排出装置３０におけるシート排出方向を示しており、本実施形態において＋Ｙａ方向と＋Ｙ方向とは鋭角を成している。Ｙａ軸方向のうち＋Ｙａ方向がシート排出装置３０におけるシート排出方向であり、シート排出方向の下流となる。また−Ｙａ方向がシート排出装置３０におけるシート排出方向に対し反対方向であり、シート排出方向の上流となる。Ｘ軸方向は、Ｙａ軸方向と交差する方向である幅方向となる。

＜記録システム＞
先ず、図１から図３に基づいて、本発明の実施形態に係るシート処理装置を備える記録システムの全体構成を説明する。
図１に示す記録システム１は、一例として、図１の右方から左方に向かって順に記録ユニット２と、中間ユニット３と、シート処理装置である処理ユニット４とを備えている。
記録ユニット２は、シートに記録を行う記録手段としてのラインヘッド１０を備えている。シートには一例として記録用紙があり、以下ではシートをシートＰと称する。
中間ユニット３は、記録後のシートＰを記録ユニット２から受け入れて、シート処理装置である処理ユニット４に受け渡す。処理ユニット４は、記録ユニット２における記録後のシートＰを排出するシート排出装置３０を備え、シート排出装置３０が備える積載トレイとしての処理トレイ部３５に載置されたシートＰに所定の処理を実行する処理部３６を備えている。
記録システム１において、記録ユニット２、中間ユニット３、及び処理ユニット４は互いに接続されて、記録ユニット２から処理ユニット４までシートＰを搬送可能に構成されている。

記録システム１は、図示を省略する操作パネルから、記録ユニット２、中間ユニット３及び処理ユニット４におけるシートＰへの記録動作等を入力することができるように構成されている。操作パネルは、一例として記録ユニット２に設けることができる。
以下、記録ユニット２、中間ユニット３と、処理ユニット４の順にそれぞれの概略構成を説明する。

＜記録ユニット＞
記録ユニット２は、シートＰに液体の一例であるインクを吐出して記録を行うラインヘッド１０を備えるプリンター部５と、スキャナー部６を備える複合機として構成されている。本実施形態において、プリンター部５は、所謂インクジェットプリンターとして構成されている。
記録ユニット２の装置下部には、複数のシート収容カセット７が設けられている。シート収容カセット７に収容されたシートＰが、図１の記録ユニット２において実線で示す搬送経路１１を通ってラインヘッド１０による記録領域に送られて、記録動作が行われる。ラインヘッド１０による記録後のシートＰは、ラインヘッド１０の上方に設けられる記録後排出トレイ８にシートＰを排出するための経路である第１排出経路１２か、中間ユニット３にシートＰを送るための経路である第２排出経路１３か、のいずれかに送られる。図１の記録ユニット２において、第１排出経路１２を破線で示し、第２排出経路１３を一点鎖線で示している。

記録ユニット２は、二点鎖線で示す反転用経路１４を備え、シートＰの第１面への記録後に、シートＰを反転して第２面への記録を行う両面記録が可能に構成されている。
尚、搬送経路１１、第１排出経路１２、第２排出経路１３、及び反転用経路１４のそれぞれには、シートＰを搬送する手段の一例として、図示を省略する搬送ローラー対が一対以上配置されている。
記録ユニット２には、記録ユニット２におけるシートＰの搬送や記録に係る動作を制御する制御部１５が設けられている。制御部１５は、記録ユニット２だけでなく、後述する処理ユニット４における各種動作を制御可能に構成することもできる。

＜中間ユニット＞
中間ユニット３は、記録ユニット２と処理ユニット４との間に配置され、記録ユニット２の第２排出経路から受け渡される記録後のシートＰを受入経路２０で受けて、処理ユニット４に搬送するように構成されている。受入経路２０は、図１に示す中間ユニット３において実線で示している。

中間ユニット３において、シートＰを搬送する搬送経路は二つある。一つ目の搬送経路は、受入経路２０から第１スイッチバック経路２１を経て、排出経路２３に搬送される経路である。二つ目の経路は、受入経路２０から第２スイッチバック経路２２を経て、排出経路２３に搬送される経路である。
第１スイッチバック経路２１は矢印Ａ１方向にシートを受け入れた後、矢印Ａ２方向にシートＰをスイッチバックさせる経路である。第２スイッチバック経路２２は矢印Ｂ１方向にシートを受け入れた後、矢印Ｂ２方向にシートをスイッチバックさせる経路である。

受入経路２０は、分岐部２４において第１スイッチバック経路２１と第２スイッチバック経路２２とに分岐している。また、第１スイッチバック経路２１と第２スイッチバック経路２２は合流部２５において合流している。したがって、シートＰが受入経路２０からいずれのスイッチバック経路に送られても、共通の排出経路２３から処理ユニット４にシートＰを受け渡すことができる。
受入経路２０、第１スイッチバック経路２１、第２スイッチバック経路２２、及び排出経路２３のそれぞれには、図示を省略する搬送ローラー対が一つ以上配置されている。

記録ユニット２において、複数枚のシートＰに連続して記録を行う場合、中間ユニット３に入ったシートＰは、第１スイッチバック経路２１を通る搬送経路と、第２スイッチバック経路２２を通る搬送経路とに交互に送られる。このことによって、中間ユニット３におけるシート搬送のスループットを高めることができる。
尚、中間ユニット３は省略した記録システムとすることも可能である。つまり、記録ユニット２に直接処理ユニットを接続するように構成することもできる。
記録ユニット２における記録後のシートＰを、中間ユニット３を経由して処理ユニット４に送る場合には、記録ユニット２から直接処理ユニット４にシートＰを送る場合よりも搬送時間が長くなるので、処理ユニット４に搬送される前にシートＰのインクをより乾燥させることができる。

＜処理ユニット＞
処理ユニット４は、中間ユニット３から受けたシートＰを排出するシート排出装置３０を備えている。シート排出装置３０は処理トレイ部３５及び排出トレイ３７を備え、処理トレイ部３５に排出されたシートＰに、処理部３６において処理を行い、排出トレイ３７に排出する構成である。処理部３６において行う処理の一例としては、ステープル処理や、パンチング処理が挙げられる。本実施形態において、シート排出装置３０は、中間ユニット３の排出経路２３から受け渡されて搬送経路３１を搬送されるシートＰを排出する。

処理ユニット４は、シートＰを＋Ｙ方向に搬送する第１搬送ローラー対３２及び第２搬送ローラー対３３を備え、シート排出装置３０に向けてシートＰを搬送する。
第２搬送ローラー対３３に対して＋Ｙ方向には、シート排出装置３０を構成する搬送部３４が配置されている。搬送部３４は、図２に示す様に搬送ベルト４０によってシートＰを搬送する。搬送部３４は、シートＰを＋Ｙａ方向と−Ｙａ方向の双方に搬送可能に構成されている。

より詳しくは、搬送部３４において搬送ベルト４０は、シートＰを吸着するとともに回転することにより、シートＰを＋Ｙａ方向および−Ｙａ方向に搬送可能に構成されている。搬送ベルト４０は、搬送されるシートＰに対して上方に配置される。つまり、搬送ベルト４０は、シートＰを上方から吸着して搬送する構成である。

図２に表したように、環状の搬送ベルト４０は、第１ローラー４８Ａ、第２ローラー４８Ｂ、第３ローラー４８Ｃ、及び第４ローラー４８Ｄの４つのローラーに掛け回されている。第４ローラー４８Ｄは、不図示の駆動源の動力により、時計回りと反時計回りの双方に回転可能に構成されている。

第４ローラー４８Ｄが時計回りに回転すると、搬送ベルト４０も時計回りに回転し、搬送ベルト４０に吸着されたシートＰは＋Ｙａ方向に搬送される。逆に、第４ローラー４８Ｄが反時計回りに回転すると、搬送ベルト４０も反時計回りに回転し、搬送ベルト４０に吸着されたシートＰは−Ｙａ方向に搬送される。

搬送ベルト４０には、図示を省略する吸引穴が複数形成されており、この吸引穴に、図示を省略する吸引ファンが負圧を生じさせ、これにより搬送ベルト４０のベルト面にシートＰが吸着される。
搬送ベルト４０は、第２搬送ローラー対３３（図１参照）から受け渡されたシートＰを搬送ベルト４０に吸着して＋Ｙａ方向に搬送し、シートＰの−Ｙａ方向端部即ち後端が所定の位置まで搬送されたら、シートＰを−Ｙａ方向に向けて搬送する。このとき、不図示の剥離部材がシートＰを搬送ベルト４０から剥離させ、これによりシートＰは処理トレイ部３５に落下し、載置される。尚、搬送ベルト４０によるシートＰの吸着は、吸引吸着式に限られず、静電吸着式であっても良い。

図２に表したように、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａに落下したシートＰは、後端が後端整合部３８に接触してその位置が揃えられる。処理トレイ部３５に複数枚のシートＰが載置される場合には、後端整合部３８によって後端が整合される。

図２に示すシート排出装置３０において、シートＰの後端を後端整合部３８に揃えて処理トレイ部３５に載置された一枚または複数枚のシートＰに対して、処理トレイ部３５に対し−Ｙａ方向に設けられる処理部３６によってステープル処理等の処理が施される。本実施形態では、処理部３６はシートＰの後端に綴じ針を打つステープル処理を行う構成である。処理部３６による処理後のシートＰは、不図示の駆動部によって移動可能に設けられた後端整合部３８によって図２から図３への変化に示す様に排出トレイ３７に移動させられる。

［実施形態１］
以下に、本発明に係るシート処理装置の実施形態１を、図４〜図９に基づいて詳細に説明する。
本実施形態１のシート処理装置４は、シートＰを搬送する搬送部３４と、搬送されたシートＰを載置するシート載置面３５ａを有し、シートＰに処理を実行する処理部３６を有する処理トレイ部３５と、処理トレイ部３５上に設けられてシートＰの側端を揃える側端整合部４１と、処理トレイ部３５よりもシートＰの搬送方向Ｆの下流に設けられてシートＰを下支えする下支え部８０と、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａと直交するシート積載方向において、下支え部８０の下方に位置する排出トレイ３７と、を備えている。
そして、側端整合部４１はシートＰの搬送方向Ｆと直交する方向にシートＰをシフトさせるシフト動作を行い、下支え部８０は側端整合部４１の前記シフト動作時に、シートＰを下支えした状態でシートＰの移動に連動してシフト方向へ移動するように構成されている。
本実施形態では、制御部１５が、側端整合部４１と下支え部８０における前記「シフト動作」及び「連動してのシフト方向への移動」を、その制御信号によって実行するように構成されている。
以下、シート処理装置４の各構成について図４から図６を参照して具体的に説明する。

＜側端整合部＞
図５及び図６に表したように、本実施形態では、側端整合部４１は、シートＰの幅方向の両側に位置する第１整合部４１Ａと第２整合部４１Ｂの組を備えている。
また、第１整合部４１Ａと第２整合部４１は、シートＰを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行うことが可能に構成されている。即ち、図示を省く駆動部によって、第１整合部４１Ａと第２整合部４１は、Ｘ軸方向にそれぞれ移動可能に構成されている。図５において符号４５Ａ、４５Ｂは、第１整合部４１Ａと第２整合部４１の移動用のガイドスリットである。

第１整合部４１Ａは、シートＰの一方の側辺部を下から支持する支持面を有する第１側辺支持部４１Ａｄと、シートＰの一方の側辺部を側方から保持可能な側面を有する第１側辺保持部４１Ａｓとを備えている。また、第２整合部４１Ｂは、シートＰの他方の側辺部を下から支持する支持面を有する第２側辺支持部４１Ｂｄと、シートＰの一方の側辺部を側方から保持可能な側面を有する第２側辺保持部４１Ｂｓとを備えている。

＜下支え部＞
図４から図６に表したように、本実施形態では、下支え部８０は、シートＰを幅方向の両側において下支えする第１下支え８０Ａと第２下支え８０Ｂの組を備えている。
また、第１下支え８０Ａと第２下支え８０Ｂは、前記シフト動作時に、シートＰを幅方向で挟んだ状態でシフト方向に移動することが可能に構成されている。即ち、図示を省く駆動部によって、第１下支え８０Ａと第２下支え８０Ｂは、前記シフト方向であるＸ軸方向にそれぞれ移動可能に構成されている。

第１下支え８０Ａは、シートＰの一方の側辺部を下から支持する支持面を有する第１側辺支持部８０Ａｄと、シートＰの一方の側辺部を側方から保持可能な側面を有する第１側辺保持部８０Ａｓとを備えている。また、第２下支え８０Ｂは、シートＰの他方の側辺部を下から支持する支持面を有する第２側辺支持部８０Ｂｄと、シートＰの一方の側辺部を側方から保持可能な側面を有する第１側辺保持部８０Ｂｓとを備えている。

図４に表したように、本実施形態では、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａと直交する用紙積載方向において、下支え部８０の上流端８０ｉは処理トレイ部３５の下流端３５ｅの下方に位置するように構成されている。
これにより、シートＰは、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａと下支え部８０の両方で下から支持されている状態では、シートＰの側辺形状は、直線ではなくＺ形状やＳ字形状等の非直線形状になる。

また、本実施形態では、下支え部８０は、後述する図１１Ｂと図１１Ｃに表れているように、シートＰを支持する支持位置（図１１Ｂ）と、退避位置（図１１Ｃ）とに移動可能に設けられている。下支え部８０は、支持位置から退避位置へと移動することでシートＰを排出トレイ３７上に落下させて排出するように構成されている。

＜後端整合部＞
図５と図６に表したように、本実施形態では、後端整合部３８は、Ｘ軸方向に複数設けられており、Ｘ軸方向において中央の後端整合部３８Ａと、後端整合部３８Ａに対して＋Ｘ方向の後端整合部３８Ｂと、後端整合部３８Ａに対して−Ｘ方向の後端整合部３８Ｃと、で構成される。

また、図４に表したように、本実施形態では、下支え部８０は水平方向に対して下流端８０ｅを上にして傾斜して設けられている。また、下支え部８０のシートＰの搬送方向Ｆの上流端８０ｉには該シートＰの後端を整合する後端整合面としての立壁９０が設けられている。この立壁９０は、本実施形態では、排出トレイ３７の立壁でもある。即ち、下支え部８０の立壁９０と排出トレイ３７の立壁は同一である。勿論、下支え部８０の立壁９０と排出トレイ３７の立壁同一でなく、別に設けてもてもよい。これにより、下支え部８０に下支えされた状態のシートＰの束に対して、立壁９０によって該シートＰの後端を揃える整合を行って、該シートＰを排出トレイ３７に排出することが可能になる。
尚、立壁９０とは別に、下支え部８０の上流端に不図示の後端整合面が形成される構造でもよい。この後端整合面は排出トレイ３７の立壁９０と略平行に設けられることで排出後の該シートＰの後端を容易に整合できる。

＜実施形態１の動作と効果の説明＞
（１）図７に表したように、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａ上に搬送され、後端整合部３８及び側端整合部４１によって作成されたシートＰの束は、矢印２で表したように、側端整合部４１と下支え部８０を動かしてシフト動作が行われる。
図７の上側の図（Ａ）は、側端整合部４１と下支え部８０の両方でシートＰの束を押してシフトさせる場合である。下支え部４１はシートＰの束を下から支えた状態で側端整合部４１の動きに連動して移動する。
図７の下側の図（Ｂ）は、側端整合部４１でシートＰの束を押し、下支え部４１はシートＰの束を押さずに下から支えた状態で側端整合部４１に連動してシフト方向に移動する場合である。

本実施形態によれば、下支え部８０は、側端整合部４１の前記シフト動作時に、シートＰを下支えした状態でシートＰの移動に連動してシフト方向へ移動する。言い換えると、側端整合部４１によるシートＰのシフト動作時に、側端整合部４１よりも下流に位置する下支え部８０による下支えの補助が加わるので、前記シフト動作時にシートＰが傾く虞を低減することができる。

（２）図８に表したように、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａ上に搬送され、後端整合部３８及び側端整合部４１によって作成されたシートＰの束は、矢印２で表したように、側端整合部４１の第１整合部４１Ａと第２整合部４１Ｂによって幅方向に挟まれる。次に、矢印３で表したように、第１整合部４１と下支え部８０を動かしてシフト動作が行われる。
図８の上側の図（Ａ）は、第１整合部４１Ａと第２整合部４１ＢでシートＰの束を挟んだ状態で押し、下支え部８０はシートＰの束を押さずに下から支えた状態で側端整合部４１に連動してシフト方向に移動する場合である。
図８の下側の図（Ｂ）は、第１整合部４１Ａと第２整合部４１ＢでシートＰの束を挟み、第１整合部４１Ａと第２整合部４１Ｂと下支え部８０の第１下支え８０ＡとでシートＰの束を押してシフトさせる場合である。

本実施形態によれば、側端整合部４１が備える第１整合部４１Ａと第２整合部４１ＢがシートＰを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行う。このように第１整合部４１Ａと第２整合部４１ＢがシートＰを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行うので、シートＰが側端整合部４１によって単に下から支持されている状態に比して、シフト移動時のシートＰが安定する。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

（３）図９に表したように、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａ上に搬送され、後端整合部３８及び側端整合部４１によって作成されたシートＰの束は、矢印２で表したように、下支え部８０の第１下支え８０Ａと第２下支え８０Ｂによって幅方向に挟まれる。次に、矢印３で表したように、第１整合部４１と下支え部８０を動かしてシフト動作が行われる。
図９の上側の図（Ａ）は、第１下支え８０Ａと第２下支え８０ＢによってシートＰの束を挟んだ状態で、且つ第１整合部４１Ａと第２整合部４１ＢでシートＰの束を挟んだ状態で押してシフト方向に移動する場合である。
図９の中の図（Ｂ）は、第１下支え８０Ａと第２下支え８０ＢによってシートＰの束を挟んだ状態で押し、側端整合部４１はシートＰの束を押さずに下から支えた状態でシフト方向に移動する場合である。即ち、側端整合部４１の第１側辺支持部４１Ａｄと第２側辺支持部４１Ｂｄ（図５）の各支持面でシートＰの束を下から支えた状態でシフト方向に移動する場合である。
図９の下側の図（Ｃ）は、第１下支え８０Ａと第２下支え８０ＢによってシートＰの束を挟んだ状態で、第１整合部４１が備える第１整合部４１Ａと下支え部８０の両方でシートＰの束を押してシフト方向に移動する場合である。

本実施形態によれば、下支え部８０が備える第１下支え８０Ａと第２下支え８０Ｂが前記シフト動作時に、シートＰを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト方向へ移動する。これにより、シートＰが下支え部８０によって単に下から支持されている状態に比して、シフト移動時のシートＰが安定する。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

（４）また、本実施形態によれば、下支え部８０の上流端８０ｉは処理トレイ部３５の下流端３５ｅの下方に位置する（図４）。
これにより、シフト移動する方向から見たシートＰの側辺形状は、直線ではなくＺ形状やＳ字形状等の非直線形状になる。従って、該シートＰは前記シフト動作時に受ける作用力に対して該シートＰの腰が強い状態になり、即ち剛性が高くなり、シフト方向への移動時の前記シートＰを安定させることができる。

（５）また、本実施形態によれば、シートＰの支持面がシートＰの搬送方向Ｆの先方を上にして傾斜している下支え部８０の上流端に該シートＰの後端を整合する後端整合面としての立壁９０が設けられている。これにより、下支え部８０に下支えされた状態のシートＰの束に対して、立壁９０によって該シートＰの後端を揃える整合を行って、該シートＰを排出トレイ３７に排出することが可能になる。

（６）また、本実施形態によれば、下支え部８０は、シートＰの前記支持位置から退避位置へと移動することでシートＰを排出トレイ３７に排出する。これにより、下支え部８０が所定のシフト位置に移動した後、前記支持位置から退避位置へ移動することで、シートＰを所定のシフト位置に容易に排出することができる。また、その際、排出トレイ３７上に既に排出されているシートＰに下支え部８０が接触することなくは排出動作を行うことができる。

［実施形態２］
次に、本発明に係るシート処理装置の実施形態２を、図１０に基づいて詳細に説明する。尚、実施形態１と共通する部分については、同一符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態２では、図１０に表したように、下支え部８０はシートＰの搬送方向Ｆと直交する方向へシートＰをシフトさせるシフト動作を行うように構成されている。即ち、シートＰの前記シフト動作を下支え部８０が実行するように構成されている。

図１０に表したように、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａ上に搬送され、後端整合部３８及び側端整合部４１によって作成されたシートＰの束は、矢印２で表したように、下支え部８０を動かしてシフト動作が行われる。
図１０の上側の図（Ａ）は、下支え部８０の第１下支え８０ＡでシートＰの束を押してシフト動作させる場合である。下支え部４１はシートＰの束を下から支えた状態で移動する。
図１０の下側の図（Ｂ）は、矢印２で表したように、下支え部８０の第１下支え８０Ａと第２下支え８０ＢによってシートＰの束を幅方向の両側から挟み、次に矢印３で表したように、下支え部８０の第１下支え８０ＡでシートＰの束を押し、シフト方向に移動する場合である。

本実施形態２によれば、下支え部８０は処理トレイ部３５よりもシートＰの搬送方向Ｆの下流に設けられる。これにより、該下支え部８０の大きさや形状などの全体構造を処理トレイ部３５と別個独立に設定することができる。
従って、第１に前記シフト動作を下支え部８０のみで行う構造が可能となる。長手方向に長いシートＰに対しても対応可能である。また、シートＰを下支えする部分の接触面積を大きく設定することで、下支え部８０によるシフト移動時のシートＰを安定させることができる。
また、本実施形態２によれば、シフト移動する方向から見たシートＰの側辺形状は、直線ではなくＺ形状やＳ字形状等の非直線形状になる。従って、該シートＰは下支え部８０によるシフト動作時に受ける作用力に対して該シートＰの腰が強い状態になり、即ち剛性が高くなり、シフト方向への移動時のシートＰを安定させることができる。

また、本実施形態２において、前記シフト動作時に、側端整合部４１の第１整合部４１Ａと第２整合部４１ＢがシートＰを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト方向へ移動する構成にしてもよい。即ち、図１０の（Ａ）と（Ｂ）に対して、図７から図９で説明した下支え部８０の補助的な役割を、ここでは側端整合部４１が担う構成である。

本実施形態によれば、側端整合部４１が備える第１整合部４１Ａと第２整合部４１Ｂが、前記シフト動作時にシートＰを幅方向で挟んだ状態でシフト方向へ移動する。これにより、シートＰが側端整合部４１によって単に下から支持されている状態に比して、シフト方向への移動時のシートＰを安定させることができる。以って前記シフト動作を安定して行うことができる。

［実施形態３］
本発明に係るシート処理装置の実施形態３を、図１１（Ａ）から図１１（Ｃ）に基づいて詳細に説明する。本実施形態３は、シフト動作の工程にステープル処理が含まれる場合である。
本実施形態３では、処理トレイ部３５のシート載置面３５ａ上に搬送され、後端整合部３８及び側端整合部４１によって作成されたシートＰの束は、図１１（Ａ）に示したように、先ずは矢印２で表したように、側端整合部４１によって幅方向に挟まれる。
次に矢印３で表したように、側端整合部４１と下支え部８０を動かしてシフト動作が行われる。このシフト動作は、処理部３６がステープル処理を行うものであり、その処理部３６の位置まで移動する動作である。

次に、円で囲われた４で表したように、処理部３６（図５）のステープル処理が実行される。次いで、矢印５で表したように、シートＰの束を搬送方向Ｆに移動させて側端整合部４１の領域を通過した状態で下支え部８０上に位置させる。シートＰの搬送方向Ｆへの移動は後端整合部３８によって行われる（図３参照）。
図１１（Ａ）で上側の図（ａ）は、矢印２と矢印３に対応する動作を説明する図であり、下側の図（ｂ）は、ステープル処理（円で囲われた４）から矢印５に対応する動作を説明する図である。

次に、図１１（Ｂ）において、矢印６で表したように、下支え部４１でシートＰの束は幅方向において挟まれる。次に矢印７で表したように、下支え部８０を動かしてシフト動作が行われる。ここでは、シートＰは排出トレイ３７の幅方向（Ｘ軸方向）における中央位置に移動される。
図１１（Ｂ）で上側の図（ａ）は、矢印６に対応する動作を説明する図であり、下側の図（ｂ）は、矢印７に対応する動作を説明する図である。

次に、図１１（Ｃ）において、矢印８で表したように、下支え部４１は、支持位置から退避位置に移動される。これによりシートＰは下支え部８０の支持が外れるので、シートＰは排出トレイ３７上に落下して排出される。

本実施形態によれば、処理部３６（図５）においてステープル処理等を行ったシートＰを、既に排出トレイ３７上に載置されているシートに接触させることなく排出動作を行うことができる。

［他の実施形態］
本発明の実施形態に係るシート処理装置４は、以上のべたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
下支え部８０が側端整合部４１の移動と連動する際に下支え部８０とシートＰの端部が接触していても接触していなくてもいずれでもよい。

１…記録システム、２…記録ユニット、３…中間ユニット、４…処理ユニット、
５…プリンター部、６…スキャナー部、７…媒体収容カセット、
８…記録後排出トレイ、９Ａ、９Ｂ…媒体整合装置、１０…ラインヘッド、
１２…第１排出経路、１３…第２排出経路、１４…反転用経路、１５…制御部、
２０…受入経路、２１…第１スイッチバック経路、２２…第２スイッチバック経路、
２３…排出経路、２４…分岐部、２５…合流部、３０…媒体排出装置、
３１…搬送経路、３２…第１搬送ローラー対、３３…第２搬送ローラー対、
３４…搬送部、３５…処理トレイ部、３５ａ…シート載置面、３５ｅ…下流端、
３６…処理部、３７…排出トレイ、３７ａ…シート載置面、
３８、３８Ａ、３８Ｂ、３８Ｃ…後端整合部、４０…搬送ベルト、
４１…側端整合部、４１Ａ…第１整合部、４１Ｂ…第２整合部、
４１Ａｄ…第１側辺支持部、４１Ａｓ…第１側辺保持部、
４１Ｂｄ…第２側辺支持部、４１Ｂｓ…第２側辺保持部、
４５Ａ，４５Ｂ…ガイドスリット、４８Ａ…第１ローラー、４８Ｂ…第２ローラー、
４８Ｃ…第３ローラー、４８Ｄ…第４ローラー、８０…下支え部、
８０Ａ…第１下支え、８０Ｂ…第２下支え、８０Ａｄ…第１側辺支持部、
８０Ａｓ…第１側辺保持部、８０Ｂｄ…第２側辺支持部、
８０Ｂｓ…第２側辺保持部、９０…立壁

Claims (9)

1. シートを搬送する搬送部と、
   搬送された前記シートを載置するシート載置面を有し、該シートに処理を実行する処理部を有する処理トレイ部と、
   前記処理トレイ部上に設けられて前記シートの側端を揃える側端整合部と、
   前記処理トレイ部よりも前記シートの搬送方向の下流に設けられて前記シートを下支えする下支え部と、
   前記処理トレイ部の前記シート載置面と直交するシート積載方向において、前記下支え部の下方に位置する排出トレイと、を備え、
   前記側端整合部は前記シートの搬送方向と直交する方向に前記シートをシフトさせるシフト動作を行い、
   前記下支え部は前記側端整合部の前記シフト動作時に、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する、
   ことを特徴とするシート処理装置。
2. 請求項１に記載のシート処理装置において、
   前記側端整合部は、
   前記シートの幅方向の両側に位置する第１整合部と第２整合部の組を備え、
   前記第１整合部と第２整合部が前記シートを幅方向で挟んだ状態でシフト動作を行う、
   ことを特徴とするシート処理装置。
3. 請求項１又は２に記載のシート処理装置において、
   前記下支え部は、
   前記シートを幅方向の両側において下支えする第１下支えと第２下支えの組を備え、
   前記シフト動作時に、前記第１下支えと第２下支えが前記シートを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト方向へ移動する、
   ことを特徴とするシート処理装置。
4. シートを搬送する搬送部と、
   搬送された前記シートを載置し、該シートに処理を実行する処理トレイ部と、
   前記処理トレイ部上に設けられて前記シートの側端を揃える側端整合部と、
   前記処理トレイ部よりも前記シートの搬送方向の下流に設けられて前記シートを下支えする下支え部と、
   前記処理トレイ部の載置面と直交するシート積載方向において、前記下支え部の下方に位置する排出トレイと、を備え、
   前記下支え部は前記シートの搬送方向と直交する方向へ前記シートをシフトさせるシフト動作を行う、
   ことを特徴とするシート処理装置。
5. 請求項４に記載のシート処理装置において、
   前記下支え部は、
   前記シートを幅方向の両側において下支えする第１下支えと第２下支えの組を備え、
   前記シフト動作時に、前記第１下支えと第２下支えが前記シートを幅方向の両側から挟んだ状態でシフト動作を行う、
   ことを特徴とするシート処理装置。
6. 請求項４又は５に記載のシート処理装置において、
   前記側端整合部は前記シフト動作時に、前記シートを下支えした状態で前記シートの移動に連動してシフト方向へ移動する、
   ことを特徴とするシート処理装置。
7. 請求項１から６のいずれか一項に記載のシート処理装置において、
   前記処理トレイ部のシート載置面と直交する用紙積載方向において、前記下支え部の上流端は前記処理トレイ部の下流端の下方に位置する、
   ことを特徴とするシート処理装置。
8. 請求項１から７のいずれか一項に記載のシート処理装置において、
   前記下支え部は水平方向に対して下流端を上にして傾斜して設けられており、
   前記下支え部の前記シートの搬送方向の上流端には該シートの後端を整合する後端整合面が設けられている、
   ことを特徴とするシート処理装置。
9. 請求項１から８のいずれか一項に記載のシート処理装置において、
   前記下支え部は、
   前記シートを支持する支持位置と、退避位置とに移動可能に設けられ、
   前記支持位置から退避位置へと移動することで前記シートを前記排出トレイに排出する、
   ことを特徴とするシート処理装置。
   
   

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