JP2020534830A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. ａ）配列番号７、配列番号９および配列番号１１を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号８、配列番号１０および配列番号１２を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、
   ｂ）配列番号１、配列番号３および配列番号５を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号２、配列番号４および配列番号６を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、
   ｃ）配列番号１３、配列番号１５および配列番号１７を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号１４、配列番号１６および配列番号１８を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、
   ｄ）配列番号１９、配列番号２１および配列番号２３を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号２０、配列番号２２および配列番号２４を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、
   ｅ）配列番号２５、配列番号２７および配列番号２９を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号２６、配列番号２８および配列番号３０を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、
   ｆ）配列番号３１、配列番号３３および配列番号３５を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号３２、配列番号３４および配列番号３６を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、
   ｇ）配列番号３７、配列番号３９および配列番号４１を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号３８、配列番号４０および配列番号４２を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列、または
   ｈ）配列番号４３、配列番号４５および配列番号４７を含む重鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号４４、配列番号４６および配列番号４８を含むカッパ軽鎖ＣＤＲ配列
   を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
2. ａ）配列番号１１７を含む重鎖可変領域および配列番号１１９を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｂ）配列番号８１を含む重鎖可変領域および配列番号８３を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｃ）配列番号８５を含む重鎖可変領域および配列番号８７を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｄ）配列番号８９を含む重鎖可変領域および配列番号９１を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｅ）配列番号９３を含む重鎖可変領域および配列番号９５を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｆ）配列番号９７を含む重鎖可変領域および配列番号９９を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｇ）配列番号１０１を含む重鎖可変領域および配列番号１０３を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｈ）配列番号１０５を含む重鎖可変領域および配列番号１０７を含むカッパ軽鎖可変領域、
   ｉ）配列番号１０９を含む重鎖可変領域および配列番号１１１を含むカッパ軽鎖可変領域、または
   ｊ）配列番号１１３を含む重鎖可変領域および配列番号１１５を含むカッパ軽鎖可変領域
   を含む、請求項１に記載の抗体またはその抗原結合断片。
3. １つまたは複数のアミノ酸残基置換を含むが、ＣＤ３εに対する特異的結合親和性を保持し、前記置換は、１つもしくは複数のＣＤＲ配列中、および／または１つもしくは複数のＦＲ配列中、および／または一方もしくは両方の可変領域配列中にある、請求項１または２に記載の抗体またはその抗原結合断片。
4. 免疫グロブリン定常領域、任意選択で、ＩｇＧの定常領域、任意選択で、ヒトＩｇＧ１の定常領域をさらに含む、請求項１〜３のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片。
5. ヒト化抗体である、請求項１〜４のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片。
6. ラクダ化された単一ドメイン抗体、ダイアボディー、ｓｃＦｖ、ｓｃＦｖ二量体、ＢｓＦｖ、ｄｓＦｖ、（ｄｓＦｖ）２、ｄｓＦｖ−ｄｓＦｖ’、Ｆｖ断片、Ｆａｂ、Ｆａｂ’、Ｆ（ａｂ’）２、二重特異性抗体、ｄｓダイアボディー、ナノボディー、ドメイン抗体または二価ドメイン抗体である、請求項１〜５のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片。
7. 二重特異性であり、ＣＤ３εに対する第１の特異性、および第２の特異性を有する、請求項６に記載の抗体またはその抗原結合断片。
8. 第２の特異性が、ＣＤ３εとは異なる第２の抗原に対するものであり、ＣＤ３εを発現するＴ細胞に近接した第２の抗原の存在が、第２の抗原が免疫系によって認識されるために望ましい、請求項７に記載の抗体またはその抗原結合断片。
9. １つまたは複数のコンジュゲートと連結し、前記コンジュゲートは、化学療法剤、毒素、放射性同位元素、ランタニド、発光標識、蛍光標識または酵素基質標識を含む、請求項１〜８のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片。
10. ＣＤ３εと特異的に結合可能であり、任意選択で、ＣＤ３εが、マウス、ラット、サルまたはヒトに由来し、任意選択で、ＣＤ３εが、組換えＣＤ３εまたは細胞表面上に発現されたＣＤ３εである、請求項１〜９のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片。
11. 請求項１〜１０のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
12. 請求項１〜８および１０のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片をコードする単離されたポリヌクレオチド。
13. 請求項１２に記載の単離されたポリヌクレオチドを含むベクター。
14. 請求項１３に記載のベクターを含む宿主細胞。
15. 請求項１〜８および１０のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片を発現させる方法であって、請求項１４に記載の宿主細胞を、請求項１３に記載のベクターが発現される条件下で培養することを含む、方法。
16. ＣＤ３関連疾患または状態を処置する方法に使用するための医薬組成物であって、対象に、請求項１〜１０のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片の治療上有効な量を投与することを含む、請求項１１に記載の医薬組成物。
17. 抗体またはその抗原結合断片が二重特異性であり、疾患または状態が癌である、請求項１６に記載の医薬組成物。
18. ＣＤ３εを発現するＴ細胞をｉｎ ｖｉｔｒｏで活性化する方法であって、ＣＤ３εを発現するＴ細胞を、請求項１〜１０のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片と接触させることを含む、方法。
19. ＣＤ３εを発現するＴ細胞による第２の抗原のｉｎ ｖｉｔｒｏプロセシングを促進する方法であって、ＣＤ３εを発現するＴ細胞を、請求項７または８に記載の二重特異性抗体またはその抗原結合断片と接触させることを含み、二重特異性抗体または抗原結合断片が、ＣＤ３εを発現するＴ細胞および第２の抗原の両方と特異的に結合可能であり、それによって、両者を近接させる、方法。
20. ＣＤ３ε、任意選択で、組換えＣＤ３ε、細胞表面に発現されたＣＤ３εまたはＣＤ３εを発現する細胞の検出において有用な、あるいは対象におけるＣＤ３関連疾患または状態の診断において有用な、請求項１〜１０のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合断片を含むキット。