JP2020534402A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 水、及びコポリマーを含むフルオロポリマー分散体であって、
   前記コポリマーが、
   式−［ＣＦ_２−ＣＦ_２］−で表される二価の単位と、
   独立して式
   

   

   ［式中、ａは０又は１であり、ｂは２〜８であり、ｃは０〜２であり、ｅは１〜８であり、ただし、ａ及びｃが０である場合、ｅは３〜８であり、Ｚは独立して、水素、最大４個の炭素原子を有するアルキル、アルカリ金属カチオン、又は四級アンモニウムカチオンである］で表される二価の単位と、
   独立して式
   

   

   ［式中、Ｒｆは、１〜８個の炭素原子を有し、任意に１つ以上の−Ｏ−基が介在している直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、ｚは０、１又は２であり、各ｎは独立して１、２、３又は４であり、ｍは０又は１である］で表される１つ以上の二価の単位と
   を含むコポリマーを含むフルオロポリマー分散体であって、
   前記フルオロポリマー分散体が、前記分散体の総重量を基準として少なくとも１０重量％の前記コポリマーを含み、前記コポリマーが、６００〜２０００の範囲の−ＳＯ_３Ｚ当量重量を有し、且つ、前記コポリマーが、ＤＩＮ ＥＮ ＩＳＯ１１３３−１に記載される手順に従って、−ＳＯ _３ Ｚが−ＳＯ _２ Ｆで置き換えられているその前駆体について、２６５℃の温度及び５ｋｇの支持重量で測定した際、１０分当たり最大８０グラムのメルトフローインデックスを有する、フルオロポリマー分散体。
2. ｂが２又は３であり、ｃが０又は１であり、ｅが４である、請求項１に記載のフルオロポリマー分散体。
3. ｚが１又は２であり、Ｃ_ｎＦ_２ｎが（ＣＦ_２）_ｎであり、ｎが１、２又は３である、請求項１又は２に記載のフルオロポリマー分散体。
4. 前記コポリマーが、−ＳＯ _３ Ｚが−ＳＯ _２ Ｆで置き換えられているその前駆体について示差走査熱量測定した際、最高２０℃のガラス転移温度を有する、請求項１〜３のいずれか一項に記載フルオロポリマー分散体。
5. 前記コポリマーが、動的機械分析によって測定した際、１００℃未満のα転移温度を有する、請求項１〜４のいずれか一項に記載のフルオロポリマー分散体。
6. 請求項１〜５のいずれか一項に記載のフルオロポリマー分散体を含む、触媒インク。
7. フルオロポリマー分散体を製造する方法であって、
   水と、有機溶媒と、構成成分の総重量を基準として少なくとも１０重量％のコポリマーとを含む構成成分を組み合わせることであって、前記コポリマーが、
   式−［ＣＦ_２−ＣＦ_２］−で表される二価の単位と、
   独立して式
   

   

   ［式中、ａは０又は１であり、ｂは２〜８であり、ｃは０〜２であり、ｅは１〜８であり、Ｚは独立して、水素、最大４個の炭素原子を有するアルキル、アルカリ金属カチオン、又は四級アンモニウムカチオンである］で表される二価の単位と、
   独立して式
   

   

   ［式中、Ｒｆは、１〜８個の炭素原子を有し、任意に１つ以上の−Ｏ−基が介在している直鎖又は分枝鎖ペルフルオロアルキル基であり、ｚは０、１又は２であり、各ｎは独立して１、２、３又は４であり、ｍは０又は１である］で表される１つ以上の二価の単位とを含み、
   前記コポリマーが８００〜２０００の範囲の−ＳＯ_３Ｚ当量重量を有する、組み合わせること、並びに、
   前記構成成分を、周囲圧力及び１００℃未満の温度で混合して、前記フルオロポリマー分散体を製造することを含む、方法。
8. 前記フルオロポリマー分散体をフィルムに形成することを更に含む、請求項７に記載の方法。
9. 請求項１〜５のいずれか一項に記載のフルオロポリマー分散体から、又は請求項７又は８に記載の方法によって調製した、ポリマー電解質膜。
10. 請求項６に記載の触媒インク、又は請求項９に記載のポリマー電解質膜のうちの少なくとも１つを含む、膜電極接合体。