JP2020505221A - 転写染色方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写染色方法を提供することを課題とする。【解決手段】転写染色方法であって、前処理液を第1アニロックスロール塗布方式で織物の表面に均一に塗布する工程(1)と、染料インキを第1フルマスタープリントロールで第1インキ練ロール或いはインキ練ブランケット上に印刷させる工程(2)と、染料インキを第1インキ練ロール又はインキ練ブランケットから織物の表面に転移させることで、織物の表面着色を実現する工程(3)と、織物の乾燥後、織物の裏面を第2アニロックスロールに向き合わせる工程(4)と、次に前処理液を第2アニロックスロール塗布方式で織物の裏面に均一に塗布する工程(5)と、工程(2)の染料インキと同じ或いは異なる染料インキを第2フルマスタープリントロールで第2インキ練ロール或いはインキ練ブランケットに印刷する工程(6)と、染料インキを第2インキ練ロール又はインキ練ブランケットから織物裏面に転移させることで、織物の裏面着色を実現する工程(7)と、織物の乾燥後、色止め、水洗、型作りを経ると、染色の製品に仕上がる工程(8)と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、紡績工業内の印捺技術に関し、特に、転写染色方法に関する。
人間は、紡績を発明すると同時に、染色技術も発展させ、1.5万年前に原始人が酸化鉄系鉱物の赤色顔料を利用して織物への染色を開始し、西暦1450年、ヨーロッパの染色工業もやや大きくなり、染色プロセス及び染料の運用を掌握してきた。1471年ヨーロッパ各国の染色従事者が英国のロンドンに集まり、染色プロセスの関連課題を議論して初めの協会規約を通過させて染色協会を立ち上げた。第2次世界大戦後、紡績工業の継続的な発展につれ、染料工業の発展をけん引した。20世紀の1980年代にピークに達し、合成染料は化学構造により32種類に細分化することができ、用途分類によっても18種類にも分けることができ、染料品種も数万種以上に達した。各大分類の染料もまた異なる染色性能及びプロセス条件によって多くのグループに分かれる。同種の繊維は、幾つかの種類の染料を使用して染色でき、同種の染料も往々にして幾つかの異種繊維の染色及び印捺に用いることができる。
染色及び印捺に運用される染色メカニズム及び染色プロセスは、実際の状況に応じて設計される。前世紀1990年代において、世界各国の環境保全及び健康を重視するにつれ、印捺に関する大量の環境保全法規制の実施が公布され、多くの染色工場が研究及び開発の圧力に直面した。近年染料の使用において、古い染色、印捺技術やプロセスがまさに徐々に淘汰され、市場及び社会では、印捺企業が省エネ、環境保全、コスト管理、効率向上、品質向上等の社会と密接に関連するテーマがスタートし、新しい科学技術、情報技術及び新しいプロセスを紡績印捺の生産工程内に導入することを必要とされる。
染色は、染料と繊維との物理的或いは化学的結合を発生、或いは化学方法で繊維内に顔料を生成させ、布帛全体に一定の色沢を持たせる加工過程である。染色は、一定温度、時間、pH値及び必要な染色助剤等の条件において進められる。染色製品は、色沢が均一で、良好な染色堅牢度を持っていなければならない。
従来の織物染色方法は、主に浸染とパディングに分かれる。浸染は、織物を染液中に浸漬して、染料で徐々に織物を染めさせる方法で、多品種少量の染色に向いている。ロープ染色、ジッガー染色は、この範囲に属する。パディングは、先に染液中に織物を通過させ、ロールで絞り、染液を含ませ、更に蒸熱或いはサーモゾル等に通して染色する方法で、大量の織物の染色に適する。一般に繊維へ染色する過程は、次の通り考えられている。まず染料が染浴の流動に伴って繊維周辺に到着され、次に染料が自身の熱運動で繊維周辺液層を通過して繊維表面に向けて拡散し、さらに染料が分子間力などの作用により繊維に吸着されたため、繊維周辺の染浴濃度が低下し、最後に染料が繊維非晶領域において繊維内を表面から中心に向かって拡散すると共に吸着される。
染浴方式は、実際に広範型生産方法であり、その生産過程中の多量の水を使用し、かつ水洗後、大量の染料を含む有色廃水が発生する。中国の印捺加工1トン当たりの布帛の水使用量100〜200トンで、このうちの80〜90%が廃水となり、各産業において廃水排出量が多い業種の一つである。印捺の廃水は、一般的に汚染物質濃度が高く、種類も多く、アルカリ性も強く、水質の変化も大きく、CODの含有量が高く、有毒有害成分を含み、色度が高い等という特徴を有し、処理が難しい工業廃水の一つに属する。社会の発展につれ、個人、家庭の生活の質が向上され、人々の環境保全及び健康に対する要求が益々高まり、広範な従来の染色方法は、すでに淘汰されるべき立ち遅れた生産能力リストに入り、例えば2016年の浙江紹興の半数程度の印捺色工場が廃業されたが、織物染色製品の需要はやはり巨大なものであるため、市場において環境配慮、低好水、低排出、高品質の織物染色プロセスや方法の開発及び普及や運用が急務となっている。
対照的に、印捺の水使用量は、伝統的な染色より遥かに少なく、実際、印捺は局部の染色であり、染色時(特に浸染)、織物は染浴中に比較的長い作用時間があり、これは染料を繊維内に十分拡散、浸透させて染着過程が完了できる。印捺の時、ペースト中に加えた糊が乾燥して膜となった後、高分子膜層が染料を繊維内部に向かって拡散するのを阻止し、染料を繊維表面に付着させ、蒸熱、焼き付け等の手段を経て最終的に染料の固著を実現する。これにより、印捺方式による染色は、省エネ・廃水排出量削減を実現する方向性の一つである。
本発明は、浸染及びパディング等の染色プロセスの水使用量が高く、廃水量も多いという欠陥に鑑み、従来の染色プロセスの欠点を克服でき、染色の品質を向上させることもできる転写染色方法を提供する。
前記転写染色方法は、後工程の色止めのため、前処理液を第1前処理アニロックスロール塗布方式で織物の表面に均一に塗布することで、表面表層が湿潤状態となる織物を形成する工程(1)と、染料インキを第1フルマスタープリントロールで第1インキ練ロール或いはインキ練ブランケット上に印刷させる工程(2)と、前記工程(1)内の表面表層が湿潤状態となる織物と工程(2)内の第1インキ練ロール或いはインキ練ブランケットを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキを第1インキ練ロール/インキ練ブランケットから織物の表面に転移させることで、織物の表面着色を実現する工程(3)と、織物の乾燥後、織物の裏面を第2前処理アニロックスロールに向き合わせる工程(4)と、次に前処理液を前記第2前処理アニロックスロール塗布方式で織物の裏面に均一に塗布することで、裏面表層が湿潤状態となる織物を形成する工程(5)と、両面同色或いは両面異色の染色需要に基づき、工程(2)の染料インキと同じ或いは異なる染料インキを第2フルマスタープリントロールで第2インキ練ロール或いはインキ練ブランケットに印刷する工程(6)と、前記工程(5)内の裏面表層が湿潤状態となる織物と工程(6)内の第2インキ練ロール或いはインキ練ブランケットを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキを第2インキ練ロール/インキ練ブランケットから織物裏面に転移させることで、織物の裏面着色を実現する工程(7)と、織物の乾燥後、色止め、水洗、型作りを経ると、染色の製品に仕上がる工程(8)と、を含む。
前記工程(1)内の前処理液の配合の各成分の重量%は以下である。
結合剤 2〜10%
界面活性剤 1〜3%
均染剤 1〜4%
染色固着剤 0〜25%
pH調整剤 0〜2%
これを脱イオン水で100%に調整し、前記結合剤は、アルギン酸ナトリウム又はグアーガム或いは合成トラガカントゴム若しくはセルロース及びその誘導体、又はデンプン及びその誘導体、或いはアクリル酸、酪酸及びその誘導体の多元重合体であり、前記界面活性剤は、ポリビニルピロリドン又はポリオキシエチレンアルキルアミン或いはポリオキシエチレンラウリルエーテル若しくはポリシリコンエーテルであり、前記均染剤は、アルキルスルホン酸ナトリウム又は高級脂肪族アルコール硫酸ナトリウム或いはポリオキシエチレン脂肪族アルコールであり、前記染色固着剤、活性染料インキ用前処理液中の染色固着剤は、炭酸ナトリウム又は炭酸水素ナトリウム或いは水酸化ナトリウム若しくは炭酸カリウム、又は重炭酸カリウム或いは水酸化カリウム若しくは置換性塩基であり、酸性染料インキ用前処理液中の染色固着剤は、尿素又はジシアンジアミドであり、分散染料インキ用前処理液中に染色固着剤を加えず、前記pH調整剤は、クエン酸又は酢酸或いは硫酸アンモニウム若しくはトリエタノールアミンである。
前記工程(1)内のアニロックスロールは、レーザー彫刻クロムメッキアニロックスロール或いはセラミックアニロックスロールであり、線数が60〜200線/cmである。
前記染料インキは、本分野で公開されている染料インキである。
前記版ロールは、グラビアロール又はフレキソロール或いはシリンダロール若しくはオフセットロールである。
前記インキ練ロール或いはインキ練ブランケットの表面材質は、ゴム被覆層であり、ゴム被覆層の厚さが3〜15mmで、前記ゴムがウレタンゴム又はニトリルゴム或いはネオプレン、若しくはクロロスルホン化ポリエチレンゴム又はエチレンプロピレンゴムであり、その表面硬度がショア45〜90度である。
前記工程(8)内の色止めは、放置固着、或いはスチーム固着、或いはベーキング固着である。
染色装置の染色ユニット内において前記工程(2)及び工程(3)を実施でき、前記染色ユニットは、ベースに取り付けられたセンターロールと、センターロール外周に配置され、被染色織物がセンターロールと各染色部套装置との間に入って染色される少なくとも1個の染色部套装置とを含み、各染色部套装置がフルマスターの染料インキを運ぶ前記フルマスタープリントロールと、前記フルマスタープリントロール上の染料インキを織物に転移するための前記インキ練ロールとを含み、前記インキ練ロールが前記フルマスタープリントロールとセンターロールとの間に位置する。
また染色装置の染色ユニット内において前記工程(6)及び工程(7)も実施し、前記染色ユニットは、ベースに取り付けられたセンターロールと、センターロール外周に配置され、被染色織物がセンターロールと各染色部套装置との間に入って染色される少なくとも1個の染色部套装置とを含み、各染色部套装置がフルマスターの染料インキを運ぶ前記フルマスタープリントロールと、前記フルマスタープリントロール上の染料インキを織物に転移するための前記インキ練ロールとを含み、前記インキ練ロールが前記フルマスタープリントロールとセンターロールとの間に位置する。
代替方法として、印刷版ロールの外径<インキ練ロールの外径≦印刷版ロールの外径+1mmである。
代替方法として、各染色部套装置は、加圧アセンブリを更に含み、前記加圧アセンブリがインキ練ロールを印刷版ロールに押し当てる圧力を調整可能に提供するために用いられ、かつ前記加圧アセンブリがインキ練ロールを押し当て位置及び休止位置まで任意に運動させ、押し当て位置において、インキ練ロールが印刷版ロールに押し当て、これによりインキ練ロールを印刷版ロールに押し当てる圧力が発生し、休止位置において、インキ練ロールが印刷版ロールに押し当てない。
代替方法として、前記加圧アセンブリは、回転可能な偏心ブッシュを含み、インキ練ロールの軸端が前記偏心ブッシュ内に回転可能に取り付けられ、偏心ブッシュの回転を通じてインキ練ロールと印刷版ロールとの間の距離を調整でき、これによりインキ練ロールを印刷版ロールに押し当てる圧力を調整する。
代替方法として、前記偏心ブッシュの回転を通じてインキ練ロールを複数の押し当て位置までに任意に運動させることができる。
代替方法として、前記加圧アセンブリは、偏心ブッシュの回転を駆動するためのロッドと、前記ロッドを運動させるためのスイングアームとを更に含み、前記ロッドの一端が前記偏心ブッシュに連結され、前記ロッドの他端が前記スイングアームに連結され、前記スイングアームがスイングアームの枢軸を通じて染色部套装置の本体を中心に枢動する。
代替方法として、前記加圧アセンブリは、アクチュエータを更に含み、前記アクチュエータがスイングアームの枢動を駆動させ、スイングアームの枢動によりロッドが偏心ブッシュの回転を駆動させ、これによりインキ練ロールを押し当て位置或いは休止位置まで運動させる。
代替方法として、インキ練ロールの2つの軸端側に各々1個の前記加圧アセンブリが設けられる。
代替方法として、インキ練ロールの2つの軸端側に各々1個の前記加圧アセンブリが設けられ、1つの軸端側にスイングアームと他の軸端側にあるスイングアームは、同じスイングアームの枢軸を介して同時枢動され、これにより2本のロッド、偏心ブッシュの同時運動を実現することで、印刷版ロールの2つの軸端に対し同時加圧することを保持する。
代替方法として、インキ練ロールの2つの軸端側にある加圧アセンブリのうちのいずれかは、スイングアームの枢動を駆動するためのアクチュエータを含む。
代替方法として、前記スイングアームは、第1アーム部と第2アーム部とを含み、各アーム部が第1端と第2端とを含み、第1アーム部の第1端がピンを通じてアクチュエータの突出端に枢動可能に接続され、第2アーム部の第1端がピンを通じてロッドの他端に枢動可能に接続され、2つのアーム部の第2端が前記スイングアーム枢軸の端部に回転不能に固定される。
代替方法として、前記スイングアームは、第1アーム部と第2アーム部とを含み、各アーム部が第1端と第2端とを含み、第1アーム部の第1端がピンを通じてアクチュエータの突出端に枢動可能に接続され、第2アーム部の第1端がピンを通じてロッドの他端に枢動可能に接続され、2つのアーム部の第2端が前記スイングアーム枢軸の端部に回転不能に固定される。
代替方法として、前記センターロールは、表面をゴムで覆い、かつチャンバー給油の硬質材ロールであり、硬質材ロールがチャンバーに内蔵する電熱棒を通じて油液を加熱することで、センターロールの温度を制御する。
代替方法として、各染色部套装置は、インキ練ロールをセンターロールに向かって接近させる推力を提供するためのスラスターを更に含み、前記スラスターが染色部套装置のフレームに取り付けられる。
代替方法として、各染色部套装置は、各自のスラスターを介して個別にセンターロールに向かって接近或いは離れることができる。
代替方法として、スラスターは、インキ練ロールをセンターロール上の被染色織物に当接させる個別の調整可能圧力を更に提供する。
代替方法として、各染色部套装置は、フレームを更に含み、フレーム内に取り付け台が設けられ、前記インキ練ロールと印刷版ロールが前記取り付け台内に回転可能に取り付けられ、スラスターの推進作用下で、取り付け台がフレーム内においてセンターロールに向けて運動できる。
代替方法として、フレーム内にスライドレールが設けられており、取り付け台はスライドレール上で摺動させることができる。
代替方法として、前記インキ練ロール、印刷版ロール、センターロールの軸線が互いに平行となるが同一平面上にない。
代替方法として、各染色部套装置は、インキ練ロールと印刷版ロールとの間の圧力をロッキングするための圧力ロッキング装置を更に含む。
本発明は、従来の浸染或いはパディングの方式ではなく、転写染色の染着方式を用いることで、織物の表層のみに染着し、織物内部、不可視部分が均しく染料を充填する必要がないため、大幅に染料及び水の使用量を節約し、需要に応じて染着し、染着量も適切し、かつ固着率が高いため水洗の水使用量が少なく、発生される廃水も少なく、従来の染色用の染色固着剤と染料が同一のサイジング剤の染着モデルではなく、前処理液による処理後の染着・色止めモデルを用い、染料インキの貯蔵安定性を保証し、本発明は片面染着、両面染着が可能で、単色染着や両面異色染着もできるため、染色生地の差別化に対する市場需要に適する。
以下、添付図面及び実施例を組み合わせて本発明を更に説明する。
本発明の一実施例に係る転写染色方法のフローチャートである。 実施例を実現するための転写染色装置の全体図(転写染色装置が両面染色を実施できる)である。 転写染色装置の染色ユニットを示す模式図である。 染色ユニットの単一染色部套装置を示す模式図である。 染色ユニットの単一染色部套装置がアクチュエータ、スイングアーム、ロッド、偏心ブッシュ等の部品の軸向方向に沿って見た断面図である。 本発明に係る単一染色部套装置及びセンターロールの受ける力と位置関係を示す模式図である。
以下、非限定的な実施例で本発明をさらに説明する。ただし、注意すべき点は、それら実施例は、本発明を制限するものと見なすべきではない。
(実施例1:純綿織物の両面異色転写染色。)
織物規格:綿100%のニット150g/m
純綿織物の両面異色転写染色方法の工程は次の通りである。
(1)前処理液を第1前処理アニロックスロール塗布方式で織物の表面に均一に塗布することで、表面表層が湿潤状態となる純綿織物を形成し、
(2)表面の染料インキを第1フルマスタープリントロールでインキ練ロールに印刷させ、
(3)前記工程(1)内の表面表層が湿潤状態となる織物と工程(2)内のインキ練ロールを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキをインキ練ロールから純綿織物の表面に転移させることで、純綿織物の表面着色を実現し、
(4)純綿織物の乾燥後、純綿織物の裏面を前処理第2アニロックスロールに向き合わせ、
(5)次に前処理液を第2アニロックスロール塗布方式で純綿織物の裏面に均一に塗布することで、裏面表層が湿潤状態となる織物を形成し、
(6)裏面の染料インキを第2フルマスタープリントロールで別のインキ練ロールセットに印刷し、
(7)前記工程(5)内の裏面表層が湿潤状態となる純綿織物と工程(6)内のインキ練ロールを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキをインキ練ロールから織物裏面に転移させることで、純綿織物の裏面着色を実現し、
(8)織物の乾燥後、色止め、水洗、型作りを経ると、染色の製品に仕上がる。
図1は、実施例1のフローチャートである。
前記第1アニロックスロール及び前記第2アニロックスロールは、同一のロールとすることができ、異なる2本のロールとしてもよい。
前記前処理液の配合の各成分の重量%は、
結合剤 6%
界面活性剤 2%
均染剤 4%
染色固着剤 25%
pH調整剤 0%
脱イオン水で100%に調整し、
前記結合剤は、アルギン酸ナトリウムであり、
前記界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルアミンであり、
前記均染剤は、高級脂肪族アルコール硫酸ナトリウムであり、
前記染色固着剤は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムを重量比1:4:2で混合して調製したアルカリ剤である。
前記アニロックスロールは、レーザー彫刻セラミックアニロックスロールであり、線数が60線/cmである。
前記染料インキは、本分野で公開されている活性染料インキである。
前記フルマスタープリントロールは、グラビアロールである。
前記インキ練ロールの表面材質は、ゴム被覆層であり、ゴム被覆層の厚さが3mmで、前記ゴムがウレタンゴムであり、その表面硬度がショア90度である。
前記工程(8)内の色止めは、放置固着であり、25℃において6時間放置する。
(実施例2:ナイロン織物の両面同色転写染色)
織物規格:タスラン
原料:ナイロン100%
規格:70D×160D
ナイロン織物の両面同色転写染色方法の工程は、次の通りである。
(1)前処理液を第1前処理アニロックスロール塗布方式で織物の表面に均一に塗布することで、表面表層が湿潤状態となるナイロン織物を形成し、
(2)染料インキを第1フルマスタープリントロールでインキ練ブランケットに印刷させ、
(3)前記工程(1)内の表面表層が湿潤状態となるナイロン織物と工程(2)内のインキ練ブランケットを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキをインキ練ブランケットからナイロン織物の表面に転移させることで、ナイロン織物の表面着色を実現し、
(4)織物の乾燥後、ナイロン織物の裏面を前処理第2アニロックスロールに向き合わせ、
(5)次に前処理液を第2アニロックスロール塗布方式でナイロン織物の裏面に均一に塗布することで、裏面表層が湿潤状態となるナイロン織物を形成し、
(6)工程(2)の染料インキと同じ染料インキを第2フルマスタープリントロールで別のインキ練ブランケットセットに印刷し、
(7)前記工程(5)内の裏面表層が湿潤状態となるナイロン織物と工程(6)内のインキ練ブランケットを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキをインキ練ブランケットから織物裏面に転移させることで、織物の裏面着色を実現し、
(8)織物の乾燥後、色止め、水洗、型作りを経ると、染色の製品に仕上がる。
前記前処理液の配合の各成分の重量%は、
結合剤 2%
界面活性剤 3%
均染剤 1%
染色固着剤 3%
pH調整剤 2%
脱イオン水で100%に調整し、
前記結合剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウムであり、
前記界面活性剤は、脂肪族アルコールポリオキシエチレンエーテルであり、
前記均染剤は、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールであり、
前記染色固着剤は、尿素とジシアンジアミドを重量比2:1で混合して調製したアルカリ剤であり、
前記pH調整剤は、硫酸アンモニウムである。
前記アニロックスロールは、レーザー彫刻クロムメッキアニロックスロールであり、線数が120線/cmである。
前記染料インキは、本分野で公開されている酸性染料インキである。
前記フルマスタープリントロールは、フレキソロールである。
前記インキ練ブランケットの表面材質は、ゴム被覆層であり、ゴム被覆層の厚さが8mmで、前記ゴムがニトリルゴムであり、その表面硬度がショア75度である。
前記工程(8)内の色止めは、スチーム固着であり、103℃において、20分間蒸熱して固着する。
(実施例3:ポリエステル織物の片面転写染色)
織物:ポリエステルリネン
織物規格:原料はポリエステル111dtex(DTY)×11ldtex(DTY)で、密度が256×256本/10cmで、重量が142g/mである。
ポリエステル織物の片面転写染色方法の工程は、次の通りである。
(1)前処理液をアニロックスロール塗布方式で織物の表面に均一に塗布することで、表面表層が湿潤状態となるポリエステル織物を形成し、
(2)染料インキをフルマスタープリントロールでインキ練ロールに印刷させ、
前記工程(1)内の表面表層が湿潤状態となるナイロン織物と工程(2)内のインキ練ロールを密着し、圧力をかけて接触させ、染料インキをインキ練ロールから織物表面に転移させることで、ポリエステル織物の表面着色を実現し、
織物の乾燥後、色止め、水洗、型作りを経ると、染色の製品に仕上がる。
前記工程(1)内の前処理液の配合の各成分の重量%は、
結合剤 10%
界面活性剤 1%
均染剤 3%
染色固着剤 0%
pH調整剤 0%
脱イオン水で100%に調整し、
前記結合剤は、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸三元共重合体であり、
前記界面活性剤は、ポリビニルピロリドンであり、
前記均染剤は、アルキルスルホン酸ナトリウムである。
前記工程(1)内のアニロックスロールは、レーザー雕刻クロムメッキアニロックスロールであり、線数が200線/cmである。
前記工程(2)内の染料インキは、本分野で公開されている分散染料インキである。
前記工程(2)内の印刷版ロールは、オフセットロールである。
前記工程(2)内の前記インキ練ロールの表面材質は、ゴム被覆層であり、ゴム被覆層の厚さが15mmで、前記ゴムがネオプレンであり、その表面硬度がショア45度である。
前記工程(8)内の色止めは、ベーキング固着であり、180℃において20分間色止めする。
例示として図2は、本発明の上記実施例1に係る転写染色方法を実現する転写染色装置を示す。染色する時、織物が順番通り転写染色装置の次の部位を通る。
タイトフレーム201、除塵ユニット300、ダブルロール式自動拡幅装置401、センタリング装置601、テンションコントロール603、アクティブトラクション装置602、コロナプロセッサ1100、第1張力振り子装置604、第1サイジング前拡幅装置402、織物の第1面を染色する前に織物に対しサイジング及び除湿を施すための第1サイジング装置701及び第2除湿装置702、第2張力振り子装置604’、第1偏心補正ユニット800、織物の第1面に対し染色操作するための第1染色ユニット100、乾燥ユニット1000、第2サイジング前拡幅装置402’、織物の第1面と相反する第2面を染色する前に織物にサイジング及び除湿を施すための第2サイジング装置701’及び第2除湿装置702’、第3張力振り子装置604”、第2偏心補正ユニット800’、織物の第2面に対し染色操作するための第2染色ユニット100’、乾燥ユニット1000、張力スイングアーム装置605、ドッフィング・牽引装置202。
第1染色ユニット100は、上記実施例1内の工程(2)及び工程(3)を実現するために用いられる。第2染色ユニット100’は、工程(6)及び工程(7)を実現するために用いられる。第2染色ユニット100’の構造は、第1染色ユニット100と類似する。説明の便宜のため、以下に第1染色ユニット100のみを説明し、染色ユニット100と略称する。
染色ユニットは、染色装置全体のコアであり、主に少なくとも1個の染色部套装置5とセンターロール1とを含む。以下に更に詳細に説明する。
各染色部套装置は、フルマスタープリントロールを含む。実施例1内のフルマスタープリントロールは、グラビアロールであるが、これに限定されない。フルマスタープリントロールは、アニロックスロール(フルマスターグラビアロール)、フルマスターフレキソロール、フルマスターシリンダロール或いはフルマスターオフセットロールとすることができる。センターロール及び各染色部套装置は、ACサーボモータを用いて独立して駆動し、中央制御ユニット内のモーションコントロールが高速フィールドバスを通じて各ACサーボモータに接続されることで、センターロールと各染色部套装置の精度が高い同期制御を実現する。
染色ユニットは、ACサーボモータ及びモーションコントロールを用いため、プリレジスター機能を実現でき、材料の無駄を大幅に減らすことができる。前記染色ユニット100は、少なくとも1個の染色部套装置を含み、同色の複数の染色部套装置で染色操作する場合において、数回の同色のフルマスター重ね合わせは染色の均一性を保証でき、織物が通過する運転中の染色部套装置の個数は多くなればなるほど、染色も深くなり、運転中の染色部套装置の個数を制御することで、色彩深度の選択制御を実現でき、染料に浸透性を持つ必要がある厚布或いはフラネレットの染色に対し、複数回の圧し合い、或いは異なる圧力勾配の複数回の圧し合いを通じて、染料の充分な浸透を実現することで、染色効果も保証できる。
図3〜図5を参照する。以下では染色ユニット100を更に詳細に説明する。前述のように、染色ユニット100は、主にセンターロール1と少なくとも1個の染色部套装置5とを含む。前記染色ユニットは、サテライト式構造を用い、前記少なくとも1個の染色部套装置が1本のセンターロールを背圧ロールとして共用する。
ベース12において、軸受でセンターロール1を固結する。センターロール1は、インバータモータ13で駆動されて回転することができる。センターロール1は、表面にゴムを覆う硬質材ロールとしてもよい。表面ゴムのショア硬さは、85〜90度であり、90度であることが好ましい。センターロール1の外径は、1600〜2000mmとすることができ、1800mmであることが好ましい。代替方法として、前記センターロールは、チャンバー給油とすることができ、チャンバーに内蔵された電熱棒で油液を加熱することで、センターロール1の温度を30〜150℃まで上げることができる。明らかに、当業者であれば、実際の需要に応じて他の昇温方式でセンターロールの温度を制御できる。センターロールを加熱昇温することができて、転写染色温度を安定し、季節の変化或いは昼夜の変化で生じる比較的大きな温度差により、バッチ間の製品品質の不安定になることを防止でき、かつ幾つかのハイカウント・高密度織物に対し、加熱を通じて更に被染色織物の繊維を膨張することで、染料の染着率及び染着速度をアップさせることができる。
センターロール1の外周に少なくとも1個(例えば2〜8個で、図3内で6個を示す)の染色部套装置5が配置される。各染色部套装置5は、各自のスラスター(例えばプッシュシリンダ506)により単独でセンターロール1に向かって接近する推力を提供する。プッシュシリンダ506は、各染色部套装置5の本体に取り付けられ、例えば本体のフレーム501に取り付けられる。
代替方法として、前記転写染色装置は、ガイドロール4を更に含むことができる。より好ましくは、少なくとも2本のガイドロール4が設けられる。被染色織物がセンターロールと接触する入口及び出口付近に各々少なくとも1本のガイドロールが設けられる。ガイドロール4は、織物2をセンターロール1と染色部套装置5との間にある加圧領域に出入りするよう案内する。好ましくは、各ガイドロール4は、硬質材ロールとすることができる。各ガイドロールの外径は、100〜150mmとすることができる。
代替方法として、各染色部套装置5の間に乾燥器7が設けられ、インキ印刷後の乾燥を確保し、複数回の見当合せの間の色汚れ・色泣きの現象を防止できる。特に、図3では、5個の乾燥器7を設けており、6個の染色部套装置5とセンターロール1の外周に交互配置される。
代替方法として、本発明に係る転写染色装置は、センターロール1と染色部套装置5の非加圧領域に配置されるオンラインセンターロール洗浄システム15を更に含むことができる。前記オンラインセンターロール洗浄システム15は、洗浄装置とワイパーブレードとオーブンとを含み、センターロール1の表面が洗浄装置で洗浄された後、ワイパーブレードでセンターロール1の表面水分を取り除き、更にオーブンで乾燥された後、連続サイクル応用を実現する。洗浄装置は、噴射ノズルとブラシを含むことができる。
図4及び図5は、本発明の該実施例に係る転写染色装置の染色部套装置5を示す。示す実施例において、染色部套装置5は、上記スラスター(例えば、プッシュシリンダ506)、インキ溜めアセンブリ510、アニロックスロール511、インキ練ロール512及び加圧アセンブリを含むことができる。インキ溜めアセンブリ510、アニロックスロール511、インキ練ロール512及び加圧アセンブリがフレーム501内に取り付けられる。インキ練ロール512は、アニロックスロール511とセンターロール1との間に位置し、アニロックスロール511と接触できる。インキ練ロール512及びアニロックスロール511の各自の軸端は、フレーム501内の取り付け台502内に取り付けられことができる。
前記取り付け台502は、フレーム501内に設けられたスライドレール上で摺動させることができ、このように、プッシュシリンダ506の推進作用下で、取り付け台502がセンターロール1の方向に向かって運動し、インキ練ロール512をセンターロール1上の被染色織物との接触位置に到達させる。ここで、プッシュシリンダ506は、インキ練ロール512をセンターロール1上の被染色織物に当接させる圧力を提供できる。本発明の実施例によれば、各プッシュシリンダ506で提供するインキ練ロール512をセンターロール1の被染色織物に当接させる圧力は、単独で調整できる。前記圧力は、制御システムで設定を調整し、プログラムにより徐々に上昇でき、或いはプログラムにより徐々に降下することもできる。染色部套装置5全体は、プッシュシリンダ506でリニアガイドに沿って押動されることでセンターロールとの離合を実現し、離合ストロークが2〜5cmとすることができる。
アニロックスロール511の外径は、任意に選択でき、通常の外径を95〜200mmにできる。アニロックスロール511は、インキ溜めアセンブリ510を組み合わせる。インキ供給システムは、インキをインキ溜めアセンブリ510とアニロックスロール511との間で形成されるインキチャンバー内へ輸送する。アニロックスロール511は、サーボモータで駆動でき、他の染色部套装置5のアニロックスロール511と歩調を合わせることで、見当合せの精度を保証できる。
好ましくは、インキ練ロール512は、表面をゴムで覆う硬質材ロールとすることができる。その表面は、シームレスゴムで覆われることができる。ゴムは、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ウレタンゴム又は水性インキに対する親和性が高くなる他のゴムである。好ましくは、インキ練ロール512の表面ゴムのショア硬さは、85〜90度であり、より好ましくは90度である。
各染色部套装置のインキ練ロール512は、ゴムで覆われる硬質材ロールであり、インキ練ロール512の外径がアニロックスロール511より略大きく、こうして転写染料インキの完全性を保証すると共に一定の公差空間を提供する。転写染色過程において、ゴムインキ練ロールはアニロックスロールと接触した時、ゴムインキ練ロールのゴムがスラスターの推進作用下及び加圧アセンブリの加圧作用下である圧力を受けて変形が生じ、アニロックスロールの現在の表面がゴムインキ練ロールのゴム表面から離れた時、ゴム表面は迅速に原状に回復できる。好ましくは、アニロックスロール511の外径<インキ練ロール512の外径≦アニロックスロール511の外径+1mmで、すなわち、インキ練ロール512の外径がアニロックスロール511の外径より大きいが、両者の差が1mm以下である。
本発明に係る染色装置は支圧能力が強く、精度が高く、染料インキを持ち運ぶことができることで、転移後の染料インキ見当合せの精度を確保し、また、ゴムの圧縮変形が非常に小さいため、1時間当たり1000万回の圧縮に耐えられ、生産周期内において、圧縮疲労による永久変形を発生させない。
加圧アセンブリは、インキ練ロール512をアニロックスロール511に押し当てる調整可能な圧力を提供するために用いられる。前記加圧アセンブリは、インキ量を調整することで、色差を制御し、圧力がアニロックスロールのセル内のインキ量が掻き取れる。
実施例において、前記加圧アセンブリは、アクチュエータ509と偏心ブッシュ503とを含む。アクチュエータ509は、シリンダーとピストン棒とを含む。シリンダーは、取り付け台502に枢動可能に連結される。アクチュエータ509は、油圧タイプ、エア駆動タイプ或いは電動タイプとすることができる。アクチュエータ509は、油圧タイプ又はエア駆動タイプである場合において、シリンダーのチャンバー内の流体の圧力調整を通じて、ピストン棒の突出の長さを調整できる。好ましくは、アクチュエータ509は、サーボアクチュエータ、例えばサーボ電動シリンダーとすることができる。
前記加圧アセンブリは、スイングアーム508とロッド516とを更に含むことができる。実施例において、スイングアーム508は、スイングアーム枢軸504を通じて前記取り付け台502に枢動可能に連結される。スイングアーム508は、第1端部と第2端部とを含む。スイングアーム508の第1端部は、ピンを通じてアクチュエータ509のピストン棒の突出端に枢動可能に接続される。スイングアーム508の第2端部は、ピンを通じてロッド516の一端に枢動可能に接続される。ロッド516の他端は、偏心ブッシュ503に枢動可能に連結される。当然、当業者であれば、前記のスイングアーム−ロッド方式を除き、他の伝動方式でアクチュエータ509の偏心ブッシュ503に対する回転操作を実現できる。代替方法として、調整段階でオペレータが偏心ブッシュ503の回転を手動調整するため、スイングアーム枢軸の端部にハンドルを設けることができる。
本発明の別の実施例において、スイングアーム508は、第1アーム部5081と第2アーム部5082とを含むことができる。各アーム部は、第1端と第2端とを含む。前記第1端は、小さい端部とすることができ、前記第2端が大きい端部とすることができる。第1アーム部5081の第1端は、ピンを通じてアクチュエータ509のピストン棒の突出端に枢動可能に接続される。第2アーム部5082の第1端は、ピンを通じてロッド516の一端に枢動可能に接続される。
第1アーム部5081と第2アーム部5082の第2端は、スイングアームの枢軸504に枢動不能に連結される。例えば第2端にピボット孔が設けられることができ、スイングアームの枢軸がキー溝の嵌合、位置決めピンとピン孔の接続、或いは締まりばめ等の方式を通じて第2端の前記ピボット孔内に固定される。スイングアームの枢軸504は、取り付け台502に枢動可能に取り付けられる。好ましくは、スイングアームの枢軸504は、取り付け台502の軸方向から外方に向けて延伸して、延出部を形成する。当該延出部は、第1アーム部5081及び第2アーム部5082の第2端を接続するために用いられる。ロッド516の他端は、ピンを通じて偏心ブッシュ503に枢動可能に接続される。
偏心ブッシュ503全体は、スリーブ状であるが、その外円柱面の中心軸線と内円柱面の中心軸線が共線ではなく、すなわち、両者が一定距離をずれる。偏心ブッシュ503は、取り付け台502のブッシュ穴内に回転可能に取り付けられる。示す実施例において、偏心ブッシュ503の外径は、ブッシュ穴の内径より略小さい。
偏心ブッシュは、偏心ブッシュの外円柱面の中心軸線を回して取り付け台502を中心に前記ブッシュ穴内で回転できる。代替方法として、偏心ブッシュ503の一部が軸方向に向かって取り付け台502から突出され、ロッド516の他端に連結するために用いられる。図4を参照する。本発明の一実施例によれば、偏心ブッシュは、前記軸方向に突出した部分に設けられたフランジを通じて偏心ブッシュに取り付けられた他端に取り付けられた制限ブロックと取り付け台に回転可能に嵌合し、ブッシュ穴における軸方向の運動を防止することで、その回転の安定性を保持する。
インキ練ロール512の1つの軸端は、軸受を通じて偏心ブッシュ503内に回転可能に取り付けられる。インキ練ロール512の中心軸線と偏心ブッシュ503の内円柱面の中心軸線が共線である。偏心ブッシュ503の外円柱面の中心軸線と内円柱面の中心軸線が共線ではなく、これにより偏心ブッシュが前記ブッシュ穴内で回転する時、偏心ブッシュの内円柱面の中心軸線の位置が対応的に変化するため、偏心ブッシュ503内のインキ練ロール512の軸端の位置も変化させ、インキ練ロール512の中心軸線の位置に変化が生じさせて、インキ練ロール512とアニロックスロール511の間の距離を変化させ、これにより両者の間の圧力にも変化を生じさせる。
偏心ブッシュの回転によりインキ練ロール512を押し当て位置に運動させた時、インキ練ロール512とアニロックスロール511との間の距離が短縮し、両者が押し当てることで、インキ練ロール512のアニロックスロール511に押し当てる圧力を発生する。偏心ブッシュの回転によりインキ練ロール512を休止位置まで運動させた時、インキ練ロール512とアニロックスロール511との間の距離が増大し、両者が押し当て(接触或いは接触しない)を分離し、インキ練ロール512は、アニロックスロール511に圧力を提供しない。
動作の時、需要に応じて加圧アセンブリで偏心ブッシュを回転してインキ練ロール512を異なる押し当て位置にまで運動させる。偏心ブッシュ503の回転を通じてインキ練ロールを異なる押し当て位置にまで運動させ、偏心ブッシュの上記偏心構造により、インキ練ロール512とアニロックスロール511との間の距離を調整でき、これによりインキ練ロール512のアニロックスロール511に押し当てて発生する圧力を調整する。かつゴムは、柔軟性、反発性、硬度が小さい等の特性を持つため、発生した圧力の調整を通じて、インキ練ロール512の変形を制御でき、したがって染色の見当合せにとって加圧圧力の調整を通じて、更に見当合せの精度を向上させることができる。
好ましくは、長さ方向においてインキ練ロール512全体でアニロックスロール511に圧力を加えらせるため、インキ練ロール512の他の軸端側に同様の別の加圧アセンブリが設けられる。より好ましくは、インキ練ロール512の他の軸端側のアクチュエータを省略でき、スイングアーム、ロッド及び偏心ブッシュのみを設置し、すなわち、2個の加圧アセンブリで1個のアクチュエータ509を共用する。インキ練ロール512の両軸端側の2つのスイングアームは、スイングアームの枢軸504に回転不能に固定されることで、この2つのスイングアームは、スイングアームの枢軸504を介して同時枢動し、従って2個のロッド、偏心ブッシュの同時運動を実現する。
偏心ブッシュは、最初から休止位置にあることを設定できる。加圧した時、アクチュエータ509が作動することで、ピストン棒を突出させ、スイングアーム508をスイングアームの枢軸504の中心軸線を中心に枢動するよう駆動することで、スイングアーム508と連結されるロッド516を運動させ、ロッド516の運動により偏心ブッシュを回転させ、偏心ブッシュ503の回転によりインキ練ロール512を押し当て位置(図4)にまで運動させ、インキ練ロール512とアニロックスロール511との間の距離を減少させ、両者の押し当てによりインキ練ロール512をアニロックスロール511に押し当てる圧力を提供する。
逆に、加圧の必要がない時、アクチュエータ509の作動によりピストン棒を引き込ませ、スイングアーム508をスイングアームの枢軸504の中心軸線を中心に枢動するよう駆動することで、スイングアーム504と連結されるロッド516を運動させ、ロッド516の運動により偏心ブッシュ503を回転させ、偏心ブッシュ503の回転によりインキ練ロール512を休止位置まで運動させ、インキ練ロール512とアニロックスロール511との間の距離を増大させ、両者の押し当てを分離させ、これによりインキ練ロール512がアニロックスロール511に対し圧力を加えない。アクチュエータ509のピストン棒のストロークは、80〜200mmに設定でき、100mmであることが好ましい。
センターロール1、インキ練ロール512は、アニロックスロール511の軸線に平行となる。好ましくは、三者の軸線は、同一平面上にないとすることができる。
図3及び図4から分かるように、三者の軸心は共線ではない。好ましくは、三者の軸心線は、130〜170度の範囲内の交角を形成し、前記交角が146度或いは147度であることが好ましい。また、図4から分かるように、スイングアームの枢軸504は、大体アニロックスロール511のインキ練ロール側と対向する側に配置される。すなわち、アニロックスロール511、インキ練ロール512、スイングアームの枢軸504の三者の軸心線が三角形を成して配置される。このような配置の利点は、センターロール1の軸線と直交する方向の染色部套装置のサイズを減らすことができ、フレーム及び取り付け台の構造をコンパクトさせることができ、また部品のメンテナンス、交換にも便利である。
かつ、プッシュシリンダ506の推進作用下で、取り付け台502をセンターロール1の方向に向けて運動させた時、図6に示されるように、インキ練ロール512をセンターロール1に押し当てる押圧力F1の方向は、スライドレールの長さ方向に平行となり、すなわち、染色部套装置の縦方向の中心線に平行となる。前記押圧力F1は、垂直な成分と接線成分に分解できる。垂直な成分は、センターロールの外周表面に垂直となり、即ちセンターロールの中心に向ける実際の染色圧力F2をいい、この染色圧力の大きさは、ゴムロールのゴム変形量として体現化する。
接線成分とは、センターロールの外周表面に接線する接線分力F3であり、前記接線分力F3がゴムロールのゴム被覆層の接線変形に対し一定の影響を及ぼすが、染色図柄に対する変形影響が非常に小さい。同一バッチの染色作業について言うと、必要な染色圧力F2は、不変を保持しなければならないため、インキ練ロール−センターロールの中心軸線と水平線との間の交角βが確定する場合において、押圧力F1及び接線分力F3の大きさが染色部套装置の縦方向中心線と水平線との間との交角αの大きさに関連し、交角αが小さければ小さいほど、押圧力F1及び接線分力F3が大きくなり、逆に、交角αが大きければ大きいほど、押圧力F1及び接線分力F3が小さくなる。接線分力F3の提供を通じて、ゴムロールのゴム被覆層の接線変形を制御できる。
一実施例において、染色部套装置の縦方向中心線と水平線との間の交角αは、0〜90度とすることができ、15度であることが好ましい。アニロックスロール−インキ練ロールの中心軸線と染色部套装置の縦方向中心線との交角は、4〜35度とすることができ、23度であることが好ましい。
好ましくは、染色部套装置は、インキ練ロール512とアニロックスロール511との間の圧力をロッキングするための圧力ロッキング装置517を更に含むことができるため、生産過程で織物2表面の不陸による圧力値の微小変動を防止できる。前記圧力ロッキング装置は、長さ可変部材を含むことができ、前記部材の一端が偏心ブッシュ503に枢動可能に連結され、他端が取り付け台502に枢動可能に固定される。前記部材の長さは、偏心ブッシュ503の回転に伴い変化する。インキ練ロール512をアニロックスロール511に押し当てる圧力は、需要に応じてアクチュエータ509で所要の値に調整された時、オペレータは妥当手法を通じて前記圧力ロッキング装置517をロッキングさせることで、前記長さ可変部材の長さを一定にさせることができ、これによりインキ練ロール512をアニロックスロール511に押し当てる圧力を一定にするよう保持する。
本発明に係る転写染色装置は、転写染色製品の生産運用を経て、生産能力及び製品品質面において比較的良好な効果を奏する。各染色部套装置は、各自のスラスターを介して個別に圧力をかけてセンターロールに接触し或いは離れることで、他の染色部套装置の転写染色を続けることができ、かつセンターロールに当接する圧力を単独で調節できる。インキ練ロールを一時的な転移キャリアとし、ペーパーなど消耗材の消耗がなく、運営コストを削減できるだけでなく、かつエコ、経済的・実用的である。また、本発明の転写染色装置は、高速転写染色による生産を実現でき、染色速度も30〜60m/min以上に達することができる。
両面染色は、1個の乾燥ユニット1000を共用でき、2個の単独の乾燥ユニットも設けることができる。
第1面を染色する染色ユニット100及び相反の第2面を染色する染色ユニット100’は、異色とすることができることため、両面異色染色を実現できる。これは従来の染色プロセスでは、実現不能である。
また、2個の染色ユニット内に設けられた加圧アセンブリは、インキ練ロールをアニロックスロールに押し当てる圧力を調整可能に提供できるため、異なる織物の属性と織物の厚さに適応でき、染色効果を効果的に制御できる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。当業者であれば本発明の特許請求の範囲又はその均等の範囲及び精神を逸脱しない場合においてそれら例示的な実施例を変化及び変形を加えることができることが理解できる。
1 センターロール
2 織物
4 ガイドロール
5 染色部套装置
7 乾燥器
12 ベース
13 インバータモータ
15 オンラインセンターロール洗浄システム
100 第1染色ユニット
100’ 第2染色ユニット
201 タイトフレーム
202 ドッフィング・牽引装置
300 除塵ユニット
401 ダブルロール式自動拡幅装置
402 第1サイジング前拡幅装置
402’ 第2サイジング前拡幅装置
501 フレーム
502 取り付け台
503 偏心ブッシュ
504 スイングアーム枢軸
506 プッシュシリンダ
508 スイングアーム
5081 第1アーム部
5082 第2アーム部
509 アクチュエータ
510 インキ溜めアセンブリ
511 アニロックスロール
512 インキ練ロール
516 ロッド
517 圧力ロッキング装置
601 センタリング装置
602 アクティブトラクション装置
603 テンションコントロール
604 第1張力振り子装置
604’ 第2張力振り子装置
604” 第3張力振り子装置
605 張力スイングアーム装置
701 第1サイジング装置
701’ 第2サイジング装置
702 第2除湿装置
702’ 第2除湿装置
800 第1偏心補正ユニット
800’ 第2偏心補正ユニット
1000 乾燥ユニット
1100 コロナプロセッサ

Claims (28)

  1. 前処理液を第1前処理アニロックスロール塗布方式で織物の表面に均一に塗布することで、表面表層が湿潤状態となる織物を形成する工程(1)と、
    染料インキを第1フルマスタープリントロールで第1インキ練ロール或いはインキ練ブランケット上に印刷させる工程(2)と、
    前記工程(1)内の表面表層が湿潤状態となる織物と前記工程(2)内の前記第1インキ練ロール或いは前記インキ練ブランケットを密着し、圧力をかけて接触させ、前記染料インキを前記第1インキ練ロール/前記インキ練ブランケットから前記織物の表面に転移させることで、前記織物の表面着色を実現する工程(3)と、
    前記織物の乾燥後、前記織物の裏面を第2前処理アニロックスロールに向き合わせる工程(4)と、
    次に前処理液を前記第2前処理アニロックスロール塗布方式で前記織物の裏面に均一に塗布することで、裏面表層が湿潤状態となる織物を形成する工程(5)と、
    両面同色或いは両面異色の染色需要に基づき、前記工程(2)の前記染料インキと同じ或いは異なる染料インキを第2フルマスタープリントロールで第2インキ練ロール或いはインキ練ブランケットに印刷する工程(6)と、
    前記工程(5)内の裏面表層が湿潤状態となる織物と前記工程(6)内の前記第2インキ練ロール或いは前記インキ練ブランケットを密着し、圧力をかけて接触させ、前記染料インキを前記第2インキ練ロール/前記インキ練ブランケットから織物裏面に転移させることで、前記織物の裏面着色を実現する工程(7)と、
    前記織物の乾燥後、色止め、水洗、型作りを経ると、染色の製品に仕上がる工程(8)と、を含むことを特徴とする、
    転写染色方法。
  2. 前記工程(1)内の前処理液の配合の各成分の重量%は以下であり、
    結合剤 2〜10%
    界面活性剤 1〜3%
    均染剤 1〜4%
    染色固着剤 0〜25%
    pH調整剤 0〜2%
    脱イオン水で100%に調整し、前記結合剤は、アルギン酸ナトリウム又はグアーガム或いは合成トラガカントゴム若しくはセルロース及びその誘導体、又はデンプン及びその誘導体、或いはアクリル酸、酪酸及びその誘導体の多元重合体であり、前記界面活性剤は、ポリビニルピロリドン又はポリオキシエチレンアルキルアミン或いは脂肪族アルコールポリオキシエチレンエーテル若しくはポリシリコンエーテルであり、前記均染剤は、アルキルスルホン酸ナトリウム又は高級脂肪族アルコール硫酸ナトリウム或いはポリオキシエチレン脂肪族アルコールであり、前記染色固着剤、活性染料インキ用前処理液中の染色固着剤は、炭酸ナトリウム又は炭酸水素ナトリウム或いは水酸化ナトリウム若しくは炭酸カリウム、又は重炭酸カリウム或いは水酸化カリウム若しくは置換性塩基であり、酸性染料インキ用前処理液中の染色固着剤は、尿素又はジシアンジアミドであり、分散染料インキ用前処理液中に染色固着剤を加えず、前記pH調整剤は、クエン酸又は酢酸或いは硫酸アンモニウム若しくはトリエタノールアミンである、ことを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  3. 前記第1アニロックスロール及び前記第2アニロックスロールは、レーザー彫刻クロムメッキアニロックスロール或いはセラミックアニロックスロールであり、線数が60〜200線/cmであることを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  4. 前記第1フルマスタープリントロール及び前記第2フルマスタープリントロールは、グラビアロール、フレキソロール、シリンダロール及びオフセットロールで構成されるセットから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  5. 前記第1インキ練ロール或いはインキ練ブランケット及び前記第2インキ練ロール或いはインキ練ブランケットの表面材質は、ゴム被覆層であり、ゴム被覆層の厚さが3〜15mmで、前記ゴムがウレタンゴム又はニトリルゴム或いはネオプレン、若しくはクロロスルホン化ポリエチレンゴム又はエチレンプロピレンゴムであり、その表面硬度がショア45〜90度であることを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  6. 前記工程(8)内の色止めは、放置固着、或いはスチーム固着、或いはベーキング固着であることを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  7. 前記第1前処理アニロックスロール及び第2前処理アニロックスロールは、同一の前処理アニロックスロールであることを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  8. 染色装置の染色ユニット内において前記工程(2)及び前記工程(3)を実施し、前記染色ユニットは、ベースに取り付けられたセンターロールと、前記センターロール外周に配置され、被染色織物が前記センターロールと各染色部套装置との間に入って染色される少なくとも1個の染色部套装置とを含み、各前記染色部套装置がフルマスターの染料インキを運ぶ前記フルマスタープリントロールと、前記フルマスタープリントロール上の前記染料インキを織物に転移するための前記インキ練ロールとを含み、前記インキ練ロールが前記フルマスタープリントロールと前記センターロールとの間に位置することを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  9. 染色装置の染色ユニット内において前記工程(6)及び前記工程(7)を実施し、前記染色ユニットは、ベースに取り付けられたセンターロールと、前記センターロール外周に配置され、被染色織物が前記センターロールと各染色部套装置との間に入って染色される少なくとも1個の染色部套装置とを含み、各前記染色部套装置がフルマスターの染料インキを運ぶ前記フルマスタープリントロールと、前記フルマスタープリントロール上の前記染料インキを織物に転移するための前記インキ練ロールとを含み、前記インキ練ロールが前記フルマスタープリントロールと前記センターロールとの間に位置することを特徴とする、請求項1に記載の転写染色方法。
  10. 印刷版ロールの外径<インキ練ロールの外径≦印刷版ロールの外径+1mmであることを特徴とする、請求項8又は9に記載の転写染色方法。
  11. 各前記染色部套装置は、加圧アセンブリを更に含み、前記加圧アセンブリが前記インキ練ロールを前記印刷版ロールに押し当てる圧力を調整可能に提供するために用いられ、かつ前記加圧アセンブリが前記インキ練ロールを押し当て位置及び休止位置まで任意に運動させ、前記押し当て位置において、前記インキ練ロールが前記印刷版ロールに押し当て、これにより前記インキ練ロールを前記印刷版ロールに押し当てる圧力が発生し、休止位置において、インキ練ロールが印刷版ロールに押し当てないことを特徴とする、請求項8又は9に記載の転写染色方法。
  12. 前記加圧アセンブリは、回転可能な偏心ブッシュを含み、前記インキ練ロールの軸端が前記偏心ブッシュ内に回転可能に取り付けられ、前記偏心ブッシュの回転を通じて前記インキ練ロールと前記印刷版ロールとの間の距離を調整でき、これにより前記インキ練ロールを印刷版ロールに押し当てる圧力を調整することを特徴とする、請求項11に記載の転写染色方法。
  13. 前記偏心ブッシュの回転を通じて前記インキ練ロールを複数の押し当て位置までに任意に運動させることができることを特徴とする、請求項12に記載の転写染色方法。
  14. 前記加圧アセンブリは、前記偏心ブッシュの回転を駆動するためのロッドと、前記ロッドを運動させるためのスイングアームとを更に含み、前記ロッドの一端が前記偏心ブッシュに連結され、前記ロッドの他端が前記スイングアームに連結され、前記スイングアームがスイングアームの枢軸を通じて前記染色部套装置の本体を中心に枢動することを特徴とする、請求項12に記載の転写染色方法。
  15. 前記加圧アセンブリは、アクチュエータを更に含み、前記アクチュエータが前記スイングアームの枢動を駆動させ、前記スイングアームの枢動により前記ロッドが前記偏心ブッシュの回転を駆動させ、これにより前記インキ練ロールを前記押し当て位置或いは前記休止位置まで運動させることを特徴とする、請求項14に記載の転写染色方法。
  16. インキ練ロールの2つの軸端側に各々1個の前記加圧アセンブリが設けられることを特徴とする、請求項11に記載の転写染色方法。
  17. 前記インキ練ロールの2つの軸端側に各々1個の前記加圧アセンブリが設けられ、1つの軸端側に前記スイングアームと他の軸端側にある前記スイングアームは、同じスイングアームの枢軸を介して同時枢動され、これにより2本の前記ロッド、前記偏心ブッシュの同時運動を実現することで、前記印刷版ロールの2つの軸端に対し同時加圧することを保持することを特徴とする、請求項14に記載の転写染色方法。
  18. 前記インキ練ロールの2つの軸端側にある前記加圧アセンブリのうちのいずれかは、前記スイングアームの枢動を駆動するためのアクチュエータを含むことを特徴とする、請求項17に記載の転写染色方法。
  19. 前記スイングアームは、第1アーム部と第2アーム部とを含み、各前記アーム部が第1端と第2端とを含み、前記第1アーム部の前記第1端がピンを通じて前記アクチュエータの突出端に枢動可能に接続され、前記第2アーム部の前記第1端がピンを通じて前記ロッドの他端に枢動可能に接続され、2つの前記アーム部の前記第2端が前記スイングアーム枢軸の端部に回転不能に固定されることを特徴とする、請求項14、15、17及び18のいずれか一項に記載の転写染色方法。
  20. 前記スイングアームは、第1アーム部と第2アーム部とを含み、各前記アーム部が第1端と第2端とを含み、前記第1アーム部の前記第1端がピンを通じて前記アクチュエータの突出端に枢動可能に接続され、前記第2アーム部の前記第1端がピンを通じて前記ロッドの他端に枢動可能に接続され、2つの前記アーム部の前記第2端が前記スイングアーム枢軸の端部に回転不能に固定されることを特徴とする、請求項16に記載の転写染色方法。
  21. 前記センターロールは、表面をゴムで覆い、かつチャンバー給油の硬質材ロールであり、前記硬質材ロールがチャンバーに内蔵する電熱棒を通じて油液を加熱することで、前記センターロールの温度を制御することを特徴とする、請求項8又は9に記載の転写染色方法。
  22. 各前記染色部套装置は、前記インキ練ロールを前記センターロールに向かって接近させる推力を提供するためのスラスターを更に含み、前記スラスターが前記染色部套装置のフレームに取り付けられることを特徴とする、請求項8又は9に記載の転写染色方法。
  23. 各前記染色部套装置は、各自の前記スラスターを介して個別に前記センターロールに向かって接近或いは離れることができることを特徴とする、請求項22に記載の転写染色方法。
  24. 前記スラスターは、前記インキ練ロールを前記センターロール上の被染色織物に当接させる個別の調整可能圧力を更に提供することを特徴とする、請求項23に記載の転写染色方法。
  25. 各前記染色部套装置は、フレームを更に含み、前記フレーム内に取り付け台が設けられ、前記インキ練ロールと前記印刷版ロールが前記取り付け台内に回転可能に取り付けられ、前記スラスターの推進作用下で、前記取り付け台が前記フレーム内において前記センターロールに向けて運動できることを特徴とする、請求項22に記載の転写染色方法。
  26. 前記フレーム内にスライドレールが設けられており、前記取り付け台は前記スライドレール上で摺動させることができることを特徴とする、請求項25に記載の転写染色方法。
  27. 前記インキ練ロール、前記印刷版ロール、前記センターロールの軸線が互いに平行となるが同一平面上にないことを特徴とする、請求項8又は9に記載の転写染色方法。
  28. 各前記染色部套装置は、前記インキ練ロールと前記印刷版ロールとの間の圧力をロッキングするための圧力ロッキング装置を更に含むことを特徴とする、請求項8又は9に記載の転写染色方法。
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