JP2020502387A - 工業用布 - Google Patents

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Abstract

本発明は、長手方向(MD)および横方向(CMD)ならびに第1の面および第2の面を備えた工業用布(1)に関し、工業用布(1)は、第1の縁(E1)から第2の縁(E2)まで横方向に延びている。工業用布(1)は、二重たて糸を有し、二重たて糸は、第1の縦方向ヤーン(U1,U2)を有する第1のたて糸および第2の縦方向ヤーン(L1,L2)を有する第2のたて糸を含む。第1のたて糸のヤーン(U1,U2)は、第2のたて糸のヤーン(L1,L2)の上方に配置され、第1のたて糸のヤーンは、第2のたて糸のヤーンに対して少なくとも部分的にオフセットしている。工業用布は、幅方向ヤーン(W1,W2,W3,W4)を有するよこ糸を有する。第1のたて糸のヤーン(U1,U2)とよこ糸のヤーン(W1,W2,W3,W4)はこれら自体、第1の所定のパターンに従って互いに結合し、第2のたて糸のヤーン(L1,L2)とよこ糸のヤーン(W1,W2,W3,W4)はこれら自体、第2の所定のパターンに従って互いに結合している。第1の所定のパターンと第2の所定のパターンは、工業用布(1)の厚さ方向において少なくとも2つの互いに異なる高さ位置に幅方向ヤーン(W1,W2,W3,W4)を有する布構造を形成している。

Description

本発明は、長手方向および横方向ならびに第1の面および第2の面を備えた工業用布に関する。工業用布は、第1の縁から第2の縁まで横方向に延びている。
公知の工業用布は、これらの厚さ方向における一平面内によこ糸ヤーンを有し、この一平面は、高圧洗浄液のジェットに垂直な面積を最大にし、かくして、ジェットは、布に十分には入り込むことができない。この結果、不適当な洗浄結果およびヤーンの損傷が生じる。
不適当な洗浄結果は、洗浄プロセス中に高い圧力(500〜600bar)をもたらし、それによりヤーンの損傷が一層悪くなる。損傷したヤーンのフィブリルは、工業用布のヤーン相互間の構造に詰まり、かくしてテキスタイルの通気性が減少する。これにより走行性(runnability)の問題が生じる場合がある。さらに、高圧洗浄用の機械は、高価でありかつ脆弱である。
本発明の目的は、上述の問題を解決する工業用布を提供することにある。本発明の目的は、独立形式の請求項に記載されている内容によって特徴付けられた工業用布によって達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属形式の請求項に開示されている。
本発明の工業用布は、これが多量の洗浄液を受け入れて洗浄液が構造中に容易に入り込むような構造を有する。さらに、汚れおよび洗浄プロセス後における洗浄液の残留物を集めることが促進される。
さらに、一観点によれば、工業布の第1の面は、汚れが表面を容易には埋めることのないトポグラフィを有する。
さらに、一観点によれば、洗浄液のジェットと接触状態にある工業用布のヤーンの損傷が減少する。
本発明の工業用布は、主として、抄紙機、パルプマシンまたは厚紙製造機械のフォーミング、プレスまたは乾燥区分で用いられ、すなわち、工業用布は、フォーミングファブリック、プレス区分上のファブリック、またはドライヤファブリックであるのが良い。工業用布の好ましい使用のうちの1つは、容器用板紙の製造である。工業用布は、液体、例えば水を除去する高い能力が必要な他のプロセス、例えば濾過で使用でき、すなわち、工業用布は、フィルタファブリックである。
工業用布は、長手方向および横方向、すなわち、それぞれ、たて糸方向およびよこ糸方向を有する。工業用布は、使用中、処理されるべき材料、例えば紙またはパルプと接触状態にある第1の面を有する。工業用布の第2の面は、機械部品、例えば抄紙機のロールの方に向く。工業用布は、工業用布の横方向において第1の縁から第2の縁まで延びる。使用中、工業用布は、エンドレス回転ループを形成する。
工業用布は、二重たて糸を有し、すなわち、互いに上下に位置する2本のたて糸が存在する。第1のたて糸は、第1の縦方向ヤーンを有し、第2のたて糸は、第2の縦方向ヤーンを有する。第1のたて糸のヤーンは、第2のたて糸のヤーンの上方に配置される。第1のたて糸の第1の縦方向ヤーンおよび第2のたて糸の第2の縦方向ヤーンは、フラットヤーンであるのが良い。
第1のたて糸のヤーンは、第2のたて糸のヤーンに対して少なくとも部分的にオフセットしており、このことは、第1のたて糸のヤーンの少なくとも一部が第2のたて糸のヤーンに対して側方にずらされることを意味する。しかしながら、第1のたて糸のすべてのヤーンが第2のたて糸のヤーンに対してオフセットすることが可能である。各たて糸のたて糸カバーは、好ましくは、75〜95%である。
工業用布のクリーニングは、第1および第2のたて糸のヤーンが互いにオーバーラップしていることにより促進され、というのは、スリットおよびチャネルがたて糸ヤーン相互間に形成されるからである。汚れは、工業用プロセスにおいてその使用中、工業用布の第1の面上に容易には堆積しない。工業用布が洗浄されると、高圧洗浄液のジェットが構造にスリットおよびチャネルが設けられていることに起因して工業用布の構造中に入り込む。
布のクリーニングの促進に加えて、互いにオーバーラップしたたて糸ヤーンを有する二重たて糸は、布を強固にかつ耐摩耗にする。互いに上下に位置するたて糸が少なくとも部分的にオフセットしているので、布は、安定性がある。継ぎ目が布の両端を互いに結合するよう形成されると、この継ぎ目はまた、たて糸ヤーンが互いにオフセットしているので強固である。
工業用布は、幅方向ヤーンを備えたよこ糸を有する。よこ糸の幅方向ヤーンは、丸形ヤーンであるのが良く、すなわち、これらの断面は、円形でありまたはこれらは楕円形ヤーンであるのが良く、すなわち、これらの断面が楕円形である。幅方向ヤーンは、通常、モノフィラメントである。
幅方向ヤーン、すなわちよこ糸ヤーンは、高圧洗浄液のジェットが布を貫通して効果的に案内されるような仕方で位置決めされている。ジェットは、これが工業用布の第1の面に出会うある特定の角度を有する。ジェットは、例えば、高圧クリーナーに由来するのが良く、この高圧クリーナーは、それ自体抄紙機または板紙抄紙機のところに位置するものとして知られている。ジェットの出会う表面積は、よこ糸ヤーンを工業用布の厚さ方向において少なくとも2つの互いに異なる高さ位置に位置決めすることによって最小限に抑えられ、すなわち、工業用布は、所定の回転方向を有し、よこ糸ヤーンの一部は、高圧洗浄液のジェットに対して他のよこ糸ヤーンの後ろに位置する。
よこ糸ヤーンの位置は、ウィーブによって制御される。第1のたて糸のヤーンとよこ糸のヤーンは、これら自体、第1の所定のパターンに従って互いに結合し、第2のたて糸のヤーンとよこ糸のヤーンは、これら自体、第2の所定の方向に従って互いに結合する。
一実施形態によれば、工業用布の第1の面上に粗目状テキスチャを有することが有益であり、というのは、汚れがかかる面を容易には埋めないからである。換言すると、工業用布の第1の面上には多くの接触点が存在するが、接触領域は少ない。粗目状テキスチャは、短いヤーンフロートによって達成される。例えば、第1の所定のパターンは、第1のたて糸のヤーンとよこ糸のヤーンが互いに結合して第1のたて糸のヤーンがよこ糸の2本のヤーンの上を、そしてよこ糸の2本のヤーンの下を繰り返し通るように互いに結合するような仕方で形成されるのが良い。互いに隣接して位置する第1のたて糸のヤーンは、偶然に選択されたたて糸ヤーンがよこ糸ヤーンの下に位置しているとき、偶然に選択されたたて糸ヤーンに隣接して位置するたて糸ヤーンがよこ糸ヤーンの上方に位置するよう配置されている。この結果、第1の面上に粗目状テキスチャが得られ、すなわち、布の面は、粒で覆われているように見える。
上述の実施形態によれば、第2の所定のパターンは、次のように形成されるのが良く、すなわち、第2のたて糸のヤーンとよこ糸のヤーンは、第2のたて糸のヤーンが1本のよこ糸ヤーンの上を、そして3本のよこ糸ヤーンの下を繰り返し通るような仕方で互いに結合する。互いに隣接して位置する第2のたて糸のヤーンは、偶然に選択されたたて糸ヤーンがよこ糸ヤーンの上方に位置しているとき、偶然に選択されたたて糸ヤーンに隣接して位置するたて糸ヤーンが、偶然に選択されたたて糸ヤーンの下に位置するよこ糸ヤーンから見て第2のよこ糸ヤーンの上方に位置するように配置される。第2のたて糸のヤーンが乗り越えるよこ糸ヤーンは、第1のたて糸のヤーンが乗り越える第2のよこ糸ヤーンである。
以下において、図面を参照して好ましい実施形態において本発明を詳細に説明する。
工業用布の方向を説明する上から見た図である。 工業用布の斜視図である。 図2の工業用布の第1の面の略図である。 図2の工業用布の断面図である。
図1は、工業用の布を上から見た状態で示している。工業用布1の第1の面は、上側である。工業用布1は、幅方向CMDおよび縦方向MDを有する。幅方向CMDは、よこ糸方向に一致し、縦方向は、たて糸方向、すなわち工業用布1の長手方向に一致している。工業用布1は、第1の縁E1から第2の縁E2まで延びている。
図2は、第1の面を上にした状態の工業用布1の斜視図である。工業用布1は、第1のたて糸のヤーンU1,U2および第2のたて糸のヤーンL1,L2を有する。ヤーンU1,L1は、本質的に互いに上下に位置するが、ヤーンU2,L2は、互いにオフセットしており、すなわち、ヤーンU2は、ヤーンL2に対して側方にずらされている。しかしながら、ヤーンU1,L1もまたオフセットすることが可能である。ヤーンU1,U2,L1,L2は、通常、モノフィラメントヤーンであり、これらは、フラットヤーンであるのが良い。各たて糸のたて糸カバーは、好ましくは、75〜95%である。例えば、たて糸フラットヤーンは、0.75mmの幅を有するのが良く、100mm当たり230本のたて糸ヤーンが設けられるのが良く、各たて糸には115本のヤーンが設けられるのが良い。この場合、たて糸カバーは、0.75mm×115/100mm=86%である。
工業用布1は、よこ糸のヤーンW1,W2,W3,W4を更に有する。ヤーンW1,W2,W3,W4は、通常、モノフィラメントヤーンであり、これらは、丸形または楕円形ヤーンであるのが良い。上述の要素は、工業用布1中に繰り返し存在し、したがって、これらの要素がどのように結合されているかを説明するのに適している。
ヤーンU1,W1,W2,W3,W4は、ヤーンU1がヤーンW3,W4の上を、そしてヤーンW1,W2の下を繰り返し通るよう第1の所定のパターンに従って互いに結合している。ヤーンU1に隣接して位置するヤーンU2は、ヤーンW3,W4の下を、そしてヤーンW1,W2の上を繰り返し通っている。この結果、図2に見えるように第1の面上には粗目状のテキスチャが得られる。個々の目は、符号2で示されている。
ヤーンL1,W1,W2,W3,W4は、ヤーンL1がヤーンW4の上を、そしてヤーンW1,W2,W3の下を繰り返し通るよう第2の所定のパターンに従って互いに結合している。ヤーンL1に隣接して位置するヤーンL2は、ヤーンW2の上を、そしてヤーンW1,W3,W4の下を繰り返し通っている。
ヤーンW1,W2は、第1の所定のパターンに関して同一のシェッド(shed)内にあり、ヤーンW3,W4は、第1の所定のパターンに関して同一のシェッド内にある。ヤーンL1がヤーンW4の上を通りかつヤーンL2がヤーンW2の上を通っているとき、ヤーンW2,W4は、ヤーンW1,W3に対して下向きに押される。よこ糸ヤーンW3およびよこ糸ヤーンW4は、たて糸ヤーンL1と一緒になって、第1のたて糸ヤーンU1を下で支持し、よこ糸ヤーンW1およびよこ糸ヤーンW2は、たて糸ヤーンL2と一緒になって、第2のたて糸ヤーンU2を下で支持する。第1のたて糸の1つ置きのヤーン(U1またはU2)は、2本のよこ糸ヤーン(W1およびW2;またはW3およびW4)の上を通り、第2のたて糸の1つ置きのヤーン(L1またはL2)は、1本のよこ糸ヤーン(W2またはW4)の上を通るので、連続したうね(ridge )Rが形成される。うねは、第1の縁E1から第2の縁E2まで延びている。
図3は、工業用布1の長手方向における工業用布1の第1の面の略図である。布1の回転方向は、矢印Tで示されている。第1の面の輪郭は、一連の非対称うねRで形成されている。外形は、互いに平行なたて糸ヤーンU1,U2で形成されている。
図4は、洗浄プロセス中における図2の工業用布1の断面図である。ウィーブ、すなわち、ヤーンがこれら自体どのように結合しているかは、図2と関連して説明される。図4では、洗浄液の高圧ジェット4を工業用布1の方へ差し向けるクリーニングヘッド3が設けられている。工業用布1は、所定の回転方向Tを有する。ジェット4が工業用布1に当たると、洗浄液は、たて糸ヤーン、すなわち図2のヤーンU2,L2が互いにオフセットしているので、布1中に形成されているチャネルを通って布1中に入り込む。布1の第2の面上には空間Cが存在する。空間Cにより、洗浄液は、布1の構造全体を貫通することが可能である。
よこ糸のヤーンW1,W2,W3,W4は、ジェット4の当たる布1の表面積が最小限に抑えられ、かくして工業用布1中に入り込む洗浄液の量が最大になるように位置決めされている。よこ糸ヤーンW1,W2,W3,W4は、ジェット4を布1中に導く。
工業用布1の第1の面上には空間Dが存在する。たて糸ヤーンの走行経路の形状およびよこ糸ヤーンの位置決めにより空間D内には負圧が生じる。負圧は、汚れおよび洗浄液の残留物を除去するとともに集めるのを促進する。工業用布1の第1の面上のたて糸ヤーンU1,U2の非対称走行経路は、たて糸ヤーンの摩耗およびフィブリル化を減少させる。
技術の向上につれて本発明の概念を種々の仕方で具体化できることは当業者には明らかであろう。本発明およびその実施形態は、上述の実施例には限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で様々であって良い。

Claims (6)

  1. 長手方向(MD)および横方向(CMD)ならびに第1の面および第2の面を備えた工業用布(1)であって、前記工業用布(1)は、第1の縁(E1)から第2の縁(E2)まで前記横方向に延び、前記工業用布(1)は、
    ‐二重たて糸を有し、前記二重たて糸は、第1の縦方向ヤーン(U1,U2)を有する第1のたて糸および第2の縦方向ヤーン(L1,L2)を有する第2のたて糸を含み、前記第1のたて糸の前記ヤーン(U1,U2)は、前記第2のたて糸の前記ヤーン(L1,L2)の上方に配置され、前記第1のたて糸の前記ヤーンは、前記第2のたて糸の前記ヤーンに対して少なくとも部分的にオフセットしており、
    ‐幅方向ヤーン(W1,W2,W3,W4)を有するよこ糸を有し、
    ‐前記第1のたて糸の前記ヤーン(U1,U2)と前記よこ糸の前記ヤーン(W1,W2,W3,W4)はこれら自体、第1の所定のパターンに従って互いに結合し、
    ‐前記第2のたて糸の前記ヤーン(L1,L2)と前記よこ糸の前記ヤーン(W1,W2,W3,W4)はこれら自体、第2の所定のパターンに従って互いに結合し、
    ‐前記第1の所定のパターンと前記第2の所定のパターンは、前記工業用布(1)の厚さ方向において少なくとも2つの互いに異なる高さ位置に前記幅方向ヤーン(W1,W2,W3,W4)を有する布構造を形成している、工業用布において、
    前記第1の所定のパターンは、次の通りであり、すなわち、前記第1のたて糸の前記ヤーン(U1,U2)と前記よこ糸の前記ヤーン(W1,W2,W3,W4)は、前記第1のたて糸の前記ヤーン(U1,U2)が前記よこ糸の2本のヤーン(W1,W2;W3,W4)の上を、そして前記よこ糸の2本のヤーン(W1,W2;W3,W4)の下を繰り返し通るような仕方で互いに結合し、互いに隣接して位置する前記第1のたて糸の前記ヤーンは、偶然に選択されたたて糸ヤーンが前記よこ糸ヤーンの下に位置しているとき、前記偶然に選択されたたて糸ヤーンに隣接して位置する前記たて糸ヤーンが前記よこ糸ヤーンの上方に位置し、かくして結果として前記第1の面上に粗目状のテキスチャが得られるように配置され、
    前記第2の所定のパターンは次の通りであり、すなわち、前記第2のたて糸の前記ヤーン(L1,L2)と前記よこ糸の前記ヤーン(W1,W2,W3,W4)は、前記第2のたて糸の前記ヤーン(L1,L2)が1本のよこ糸ヤーン(W2,W4)の上を、そして3本のよこ糸ヤーン(W1,W3,W4;W1,W2,W3)の下を繰り返し通るような仕方で互いに結合し、互いに隣接して位置する第2のたて糸の前記ヤーンは、偶然に選択されたたて糸ヤーンが前記よこ糸ヤーンの上方に位置しているとき、前記偶然に選択されたたて糸ヤーンに隣接して位置する前記たて糸ヤーンが、前記偶然に選択されたたて糸ヤーンの下に位置する前記よこ糸ヤーンから見て前記第2のよこ糸ヤーンの上方に位置するように配置され、
    前記第2のたて糸の前記ヤーン(L1,L2)が乗り越える前記よこ糸ヤーン(W2,W4)は、前記第1のたて糸の前記ヤーン(U1,U2)が乗り越える前記第2のよこ糸ヤーンである、工業用布。
  2. 前記第1のたて糸の前記ヤーン(U1,U2)が乗り越える前記第1のよこ糸ヤーン(W1,W3)は、前記第2のよこ糸ヤーン(W2,W4)と比較して大きな断面を有する、請求項1に記載の工業用布。
  3. 各たて糸のたて糸カバーは、75〜95%である、請求項1又は2に記載の工業用布。
  4. 前記第1のたて糸の前記第1のたて縦方向ヤーン(U1,U2)は、フラットヤーンである、請求項1乃至3の何れか1項に記載の工業用布。
  5. 前記第2のたて糸の前記第2の縦方向ヤーン(L1,L2)は、フラットヤーンである、請求項1乃至4の何れか1項に記載の工業用布。
  6. 前記よこ糸の前記幅方向ヤーン(W1,W2,W3,W4)は、丸形または楕円形ヤーンである、請求項1乃至5の何れか1項に記載の工業用布。
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