JP4663923B2 - 製紙用単層織物 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製紙用織物に関し、特には抄紙用織物に関する。
【0002】
【従来の技術】
製紙方法は周知の技術であって、まずパルプ繊維等を含む製紙原料が、ヘッドボックスからエンドレスに形成されて抄紙機のロール間に掛け入れられ走行している抄紙用織物上に供給される。抄紙用織物の原料が供給される側が製紙面、その反対側が走行面である。供給された原料は抄紙用織物の定行に伴って移動し、移動中に織物の走行面側に設置されたサクションボックスやフォイル等の脱水装置によって、水分が除去され、湿紙が形成される。すなわち、抄紙用織物がフィルターとして機能し、パルプ繊維と水を分離するのである。この抄紙ゾーンで形成された湿紙は、次にプレスゾーンとドライヤーゾーンに移送される。
プレスゾーンでは、湿紙は製紙用フェルトによって移送され、抄紙用フェルトとともにプレスロール間でニップ圧によって搾水され、さらに水分が除去される。ドライヤーゾーンでは、湿紙は製紙用キャンバスによって移送され、乾燥されて紙が製造される。
【0003】
製紙用織物は、合成樹脂モノフィラメント等の経糸、緯糸を用いて織機で製織される。無端状に形成するには周知の織継やピンシーム等によって無端状に形成されるか、袋織り織機により製織の段階で無端状に形成される。袋織りの場合は織機上と使用時では経糸と緯糸の関係が逆になる。本明細書にて、経糸とは、製紙機械の機械方向すなわち織物の進行方向に伸びている糸であり、緯糸とは、製紙機械の機械横断方向すなわち織物の巾方向に伸びている糸である。
製紙用織物、特に抄紙用織物に対しては従来より多くの要求がある。表面平滑性の向上、紙のワイヤーマーク発生防止、製紙の歩留まりの向上、良好なろ水性、耐摩耗性、剛性、寸法安定性、走行安定性等である。効果的に繊維の支持性を向上させ、紙にワイヤーマークを発生させずに、良好な紙を抄造するためには、好適には緯糸で繊維を支持することが重要である。
近年、抄紙スピードの高速化、中性抄造の増加、填料の使用量の増加、製紙会社のコストダウン政策にともない、上記要求に対しての早期解決が望まれている。
抄紙スピードが高速になると、必然的に脱水スピードが高速になり、脱水力も強力になる。製紙原料は抄紙用織物を介して脱水されるのであるから、水分は抄紙用織物の糸間に形成されている網目を通って除去される。この網目空間が狭く、ろ水性が低い場合は、脱水を強力に行なう必要がある。
しかし、過剰な脱水によって湿紙のくい込みが大きくなったり、繊維のささり込みが発生すると湿紙をフェルトへ移送する場合の湿紙剥離性が悪くなるという問題も発生する。
製紙原料から除去されるのは水分だけでなく、細かい繊維や填料等も一緒に抜け出てしまい、リテンション(製紙の歩留まり)が低下してしまう。織物上に残って形成された湿紙も脱水力によって、織物製紙面に押し付けられるため、糸が存在し得る部分では糸が湿紙にくい込み、逆に糸が存在しない網目間では湿紙が網目にくい込んで湿紙表面上に糸と網目のマークを発生させるのである。
また、網目間には繊維がより滞留するために繊維密度が過密になり、繊維密度の粗密も発生する。
これがワイヤーマーク、ろ水マークと呼ばれるものである。また、湿紙のくい込みが大きくなったり、繊維のささり込みが発生すると湿紙をフェルトへ移送する場合の湿紙剥離が悪くなってしまうという問題も発生してしまう。ワイヤーマークを完全になくすことは不可能であるが、これを極力小さく目立たなくするために、織物の製紙面を細かくして、繊維支持性と平滑性の向上を図らなくてはならない。
脱水スピードが高速になり脱水力が強力になると当然繊維の抜けやワイヤーマークの発生は顕著になるため、さらなる繊維支持性と表面平滑性の向上が必要となる。
また、繊維は織物走行方向に配向するため、特に緯糸の繊維支持性を向上させることが非常に重要となる。
高速の条件化で良好に脱水するためには優れたろ水性が要求される。優れたろ水性を有すれば、脱水の真空圧を抑えることができ、前述した網目間への繊維のもぐり込みや抜けが少なくなり、ワイヤーマークの発生をなくし、リテンションを向上させることができる。
抄紙スピードが高速になると、ロール回転部等で織物に含まれている水が飛び散って水しぶきが発生し、その水滴が湿紙に落ちてマークを発生させる問題も起きてくるため、織物の保水性を小さくすることも要求される。
近年、ハイブリッドフォーマーやギャップフォーマーのようなツインワイヤー方式の抄紙機が急激に増加してきたため、この問題が、解決しなくてはならない最重要課題の1つとなっている。
一方、中性抄造の増加は耐摩耗性の向上に対する要求をさらに強いものとした。中性抄造は填料として炭酸カルシウムを使用することため、走行面の糸を激しく摩耗させるのである。また、抄紙スピードの高速化や繊維の滞留によるろ水性低下にともなう過剰脱水が条件をさらに苛酷にする。耐摩耗性を向上させるには、織物組織を緯糸摩耗型の組織にしたり、糸の材質を変更したりする対策が取られている。
一般的に使用している織物の耐摩耗性の向上と姿勢安定性の維持の点からは、織物の緯糸に耐摩耗作用を受け持たせることが好ましい。経糸が摩耗すると当然のことではあるが、引張強度が低下して織物の寸法が伸び、さらに摩耗して経糸が摩耗切断すると織物自体が切断してしまって使用寿命が尽きてしまうからである。
【0004】
また、耐摩耗性の優れているポリアミドモノフィラメントを緯糸に使用することも試みられているが、この試みは織物の構造自体を改善するものではなく、単に使用する材料の性質を利用するだけであって、画期的効果は得られず、反面ポリアミドモノフィラメントを用いた織物は姿勢安定性が悪いという欠点があった。また、走行面の緯糸に太い糸を使用することも試みられたが、経糸と緯糸のバランスが崩れ、クリンプ性が悪化してワイヤーマーク発生の原因となる等の欠点があり実用上問題があった。
紙のワイヤーマークの発生を防止するためには経糸及び緯糸の本数密度を増やし、繊維の支持性を向上させることが考えられるが、そのためには経糸、緯糸の線径を小さくする必要がある。しかし、現在一般的に使用されている周知の経糸1重緯糸2重織物では、耐摩耗性や剛性を向上させようと線径を大きくすると表面平滑性が損なわれ、紙にワイヤーマークが発生してしまうし、逆に表面平滑性を向上させようと線径を小さくして本数密度を増やすと耐摩耗性、剛性、姿勢安定性が低下してしまう。
これ等の問題を解決するために製紙面側と走行面側とを夫々別々の経糸、緯糸を用いて構成して、両層の織物を接結糸によって一体化させた織物での試みもなされている。すなわち、製紙面側織物には線径の小さい経糸、緯糸を使用して緻密な製紙面を形成し、走行面側織物には線径の大きい経糸、緯糸を使用して耐摩耗性の大きい走行面を形成するのである。
しかしながら、これも必ずしも満足いくものではなかった。なぜならば接結糸と製紙面側との糸が交差する接結部において、接結糸が製紙面側織物を走行面側に引き込むために製紙面側織物表面に凹みが発生し、実際に紙を抄いた時に、この凹みを紙に転写するようにワイヤーマークとして発生させてしまうのである。
また、この凹みを極力少なくするために、接結糸の線径を小さくしたり接結糸の本数を少なくすると、接結力が弱くなってしまうため、接結糸が製紙面側織物と走行面側織物の間で揉まれて内部摩耗が起こり、さらに接結力が弱くなって、製紙面側織物と走行面側織物の間に隙間が発生したり、分離してしまうという問題が発生し、すぐに使用寿命が尽きてしまった。また、2層織物になる分、織物の厚さも厚くなってしまい、前述した保水性が大きくなってしまうという問題もあった。
ところで、効果的に繊維の支持性を向上させ、紙にワイヤーマークを発生させずに、良質な紙を抄造するためには、好適には緯糸で繊維を支持する必要がある。なぜならば、一般的にヘッドボックスから抄紙用織物上に供給されるパルプ繊維は機械方向、すなわち経糸方向に配向するからである。経糸間の凹みを緯糸で分断して繊維を支持してやることにより、繊維が経糸間に滞留するのを防止するのである。
そこで、上記の複数の問題を解決するために、緯糸摩耗型の単層織物に補助緯糸を配置した製紙用単層織物が提案され、特開平2−68383、特開平2−68384、特開平2−68385、特開平3−279485で開示されている。単層の織物であるため厚さが薄く保水性が小さく、織物本体が緯糸摩耗型であるため耐摩耗性も良好で、補助緯糸を配置して織物本体に形成されている凹みを埋め、表面平滑性、緯糸の繊維支持性を向上させることができ、上記目的を達成し、優れた効果が証明されている。
しかし、補助緯糸の織り込みが未だ十分ではないため、保持性が悪く補助緯糸の移動が発生する問題があった。また、保持性が悪いために、高圧のシャワーが当たったりすると補助緯糸が振動してフィブリル化する問題もあった。
さらに、補助緯糸の織り込みが十分でないために、補助緯糸の曲がり形状がしっかりと形成されてなく、織物を無端状に形成するために織継作業時に、補助緯糸と経糸との噛み合わせが悪く、織継部に凹凸が発生して、平滑性が損なわれるという問題もあった。
特に補助緯糸が連続する経糸4本分のロングクリンプを形成するタイプではクリンプが長いがために上記問題が深刻であり、また補助緯糸が突出して表面平滑性が悪化するという問題もあった。
しかし、このタイプはロングクリンプを形成するために最も優れた繊維支持性能を有することが可能であり、ロングクリンプはなくてはならない最も重要な構成でもあった。したがって、ロングクリンプを維持して上記問題を解決することが強く望まれていたのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題に鑑みて、保水性が小さく、耐摩耗性、表面平滑性、緯糸の繊維支持性が良好で、補助緯糸の織り込みが強力で補助緯糸の移動が発生せず、補助緯糸が突出しない製紙用単層織物を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 経糸と走行面側にロングクリンプを形成する緯糸と緯糸間に配置した補助緯糸からなる製紙用単層織物において、経糸と緯糸で形成する織物本体を4/1組織とし、連続する経糸2本分のクリンプを製紙面側に形成する補助緯糸を2本1組で該織物本体の緯糸間に配置し、かつ経糸が緯糸の下側を通過する位置と次に緯糸の下側を通過する位置との中間位置では組を形成する補助緯糸の両糸を経糸の下側に配置し、該中間位置以外の部分では組を形成する補助緯糸のいずれか1本を経糸の上側に配置したことを特徴とする製紙用単層織物。
2. 2本1組の補助緯糸のそれぞれが2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分の製紙面側クリンプを形成し、次いで3本の経糸の下側を通過して経糸3本分の走行面側クリンプを形成する組織である、1項に記載された製紙用単層織物。
3. 2本1組の補助緯糸のそれぞれが2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで1本の経糸の下側を通過し、次いで2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで5本の経糸の下側を通過する組織であることを特徴とする、1項に記載された製紙用単層織物。」
に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、織物本体を緯糸が走行面側にロングクリンプを形成する4/1組織の製紙用単層織物としたことに特徴がある。織物本体が単層織物であるため、織物の厚さを薄くして保水性を小さくすることができ、抄紙機が高速になってもロール回転部等で織物に含まれている水が飛び散って水しぶきが発生しその水滴が湿紙に落ちてマークを発生させてしまうという問題が発生しない。
また、緯糸摩耗型にしたことにより緯糸が経糸の摩耗を保護する構造となり耐摩耗性が良好となる。
なお、織物本体の組織は4/1組織であれば朱子織組織でも綾織組織でもよく特に限定されないが、綾織組織は斜紋がきつくなるため朱子織組織が好ましい。また、緯糸間に補助緯糸を配置したことにより、緯糸の繊維支持性、表面平滑性が向上し、ワイヤーマークの発生防止、パルプ繊維の経糸間への滞留防止がなされる。
また、連属する経糸2本分のクリンプを製紙面側に形成する補助緯糸を2本1組で緯糸間に配置し、かつ経糸が緯糸の下側を通過する位置と次に緯糸の下側を通過する位置との中間位置においては組を形成する補助緯糸の両糸を経糸の下側に配置し、前記中間位置以外の部分においては組を形成する補助緯糸のいずれか1本を経糸の上側に配置した。
したがって、緯糸方向において、組を形成する2本の補助緯糸の連続する経糸2本分のクリンプが協働して実質上経糸4本分のロングクリンプを形成し、繊維支持性が非常に良好となる。
【0008】
また、経糸が緯糸の下側を通過する位置と次に緯糸の下側を通過する位置との中間位置、すなわち経糸が最も製紙面側に突出して配置される位置では補助緯糸を2本とも経糸の下側に配置し、それ以外の経糸が最も突出している位置より走行面側に凹んでいる位置では補助緯糸を経糸の上側に配置して凹みを埋めているため表面平滑性が良好となる。
また、1本の補助緯糸は製紙面に連続する経糸2本分の短いクリンプしか形成せず、複数本の経糸で強力に織り込まれることになるため補助緯糸が大きく製紙面側に突出して表面性に悪影響を及ぼすことがなく、保持性が良好で補助緯糸の移動が発生せず、高圧のシャワーが当たっても補助緯糸が振動してフィブリル化するという問題も発生しない。
また、織り込みが十分であるために、補助緯糸の曲がり形状がしっかりと形成され、織継作業時に補助緯糸と経糸との噛み合わせが良好となり、織継部に凹凸が発生して、平滑性が損なわれるという問題も発生しない。
【0009】
具体的な補助緯糸の組織としては、2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで3本分の経糸の下側を通過する組織や、2本のの経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで1本の経糸の下側を通過し、次いで2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで5本の経糸の下側を通過する組織が採用できる。
2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで3本の経糸の下側を通過する組織では、組を形成する2本の補助緯糸を互いに密着させ緯糸間の中間に位置させて均一なろ水空間を形成させることができ、また少ないシャフト数(5シャフト)で製織できる利点がある。
2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで1本の経糸の下側を通過し、次いで2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで5本の経糸の下側を通過する組織では、前述の組織とは逆に、組を形成する2本の補助緯糸が交互に密着と離隔を繰り返して連続する直線上ではなくラテラルに途中で分断されて配置されるため補助緯糸のワイヤーマークが目立たなくなる利点がある。製織に必要なシャフト数は10シャフトである。
どちらの接結組織がよいかは要求に応じて適宜選択すればよい。詳細は実施例に基づいて説明する。
また、組を形成する2本の補助緯糸をどの順番で組合せるかは特に限定されず、所々入れ替えてもよい。すなわち製織時に2本の補助緯糸を打ち込む順番は特に限定されない。所々入れ替えると補助緯糸の連続性が崩れるため補助緯糸の斜めマークを目立たなくすることができる利点がある。
【0010】
なお、本発明に使用される糸としては、製紙用織物に望まれる特性によって自由に選択でき特に限定されない。例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や崇高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーンと称される加工糸、あるいはこれらをより合わせるなどして組み合わせた糸が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等の矩形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できる。また、糸の材質としても、自由に選択でき、ポリエステル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロ、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンナフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、綿、ウール、金属等が使用できる。もちろん、共重合体やこれらの材質に目的に応じて様々な物質をブレンドしたり含有させた糸を使用してもよい。
一般的には、製紙面側経糸、走行面側経糸、製紙面側緯糸には剛性があり、寸法安定性が優れているポリエステルモノフィラメントを用いるのが好ましい。また、補助緯糸は線径が小さく耐シャワー性、耐フィブリル性が要求されるため、ポリアミドモノフィラメントを用いるのが好ましい。また、耐摩耗性が要求される走行面側緯糸にはポリエステルモノフィラメントとポリアミドモノフィラメントを交互に配置する等、交織するのが剛性を確保しつつ耐摩耗性を向上できて好ましい。
また、組織上は本来1本の糸であるところ、同組織で糸を複数本数引き揃えて配置することもできる。細い線径の糸を引き揃えて配置することによって、表面性の向上と、織物の厚さを薄くすることが可能となる。
【0011】
【実施例】
本発明を実施例に基づき図面を参照して具体的に説明する。
図1、2、3は本発明の実施例の完全組織を示す意匠図である。図4は従来例の完全組織を示す意匠図である。
完全組織とは、織物組織の最小の繰り返し単位であって、この完全組織が上下左右につながって織物全体の組織が形成される。
図面において、経糸はアラビア数字、例えば1、2、3で示し、緯糸及び補助緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば1′、2′、3′で示す。
また、×印は経糸が緯糸の上側を通っている位置、■印は補助緯糸が経糸の上側を通って製紙面側クリンプを形成している位置を示す。
【0012】
図1が本発明の実施例の完全組織を示す意匠図である。
図1の意匠図において1、2、3、4、5が経糸であり、1′、4′,7′、10′、13′が緯糸である。そして2′、3′、5′、6′、8′、9′、11′、12′、14′、15′が補助緯糸であって、2′と3′、5′と6′、8′と9′、11′と12′、14′と15′がそれぞれ組を形成している。本実施例の補助緯糸を除いた織物、すなわち本実施例の織物本体は5シャフトの4/1朱子織の織物である。
これは、補助緯糸を除いた織物本体のみを見た場合、経糸2は緯糸1′の下側を通った後連続する4本の緯糸4′,7′、10′、13′の上側を通って製紙面側に長いクリンプを形成しており、この経糸2を順次緯糸2本分図面上側にずらすことによって経糸3、4、5右側に続く完全組織の経糸1と配置して完全組織を形成していることからよく理解できる。
次に補助緯糸を見てみると、まず、補助緯糸はそれぞれの緯糸間に2本1組で配置されていることが理解できる。
補助緯糸が配置されているため緯糸方向の繊維支持性が良好である。本実施例では全ての緯糸間に補助緯糸を配置したが、これに限定されるわけではなく、例えば1間隔ごとに配置することもできる。そして、組を形成している補助緯糸の個々の補助緯糸は、それぞれ経糸2本分のクリンプを製紙面側に形成しており、組を形成している補助緯糸のクリンプが協働して緯糸方向に経糸4本分のクリンプを製紙面側に形成していること、並びに経糸が緯糸の下側を通過する位置と次に緯糸の下側を通過する位置との中間位置では補助緯糸が経糸の下側に配置され、前記中間位置以外の部分では組を形成する補助緯糸のいずれか1本が経糸の上側に配置されていることが理解できる。
例えば、補助緯糸2′は経糸2、3の上側を通過して製紙面側に経糸2本分のクリンプを形成し、次いで経糸4、5右側に続く完全組織の経糸1の下側を通過しており、補助緯糸2′と組を形成している補助緯糸3′は経糸4、5の上側を通過して製紙面側に経糸2本分のクリンプを形成し、次いで右側に続く完全組織の経糸1、2、3の下側を通過している。そして補助緯糸2′、3′の製紙面側クリンプが協働して経糸2、3、4、5の経糸4本分のクリンプを形成している。
また、補助緯糸2′、3′が製紙面側クリンプを形成していない経糸1の位置というのは、経糸1が緯糸10′の下側を通過する位置と次に下側に続<完全組織の緯糸10′の下側を通過する位置との丁度中間の位置であって最も経糸が製紙面側に配置されている位置である。これは、経糸1が下側を通過している緯糸10′の位置と補助緯糸2′、3′との間に、補助緯糸2′、3′を中心に図1の上方側には次に続く完全組織の緯糸4′と7′が、下方側には緯糸1′と下側に続く完全組織の緯糸13′が存在し、それぞれ緯糸2本分が存在することからよく理解できる。
また、補助緯糸2′、3′の製紙面側クリンプの交差部、すなわち経糸3、4の部分をみてみると、補助緯糸2′が上を通過している経糸3の位置というのは経糸3が緯糸4′の上側に向かっている部分であり、補助緯糸3′が上を通過している経糸4の位置というのは経糸4が下側に続く完全組織の緯糸13′に向かって下がっている部分である。したがって、補助緯糸2′には図面上側に向かって滑り落ちようとする力が働き、一方、補助緯糸3′には図面下側に向かって滑り落ちようとする力が働くことになり、互いに緯糸1′と4′の間で密着配置される。これは実際の織物では、経糸は緯糸の上を通る場合も完全に直線水平状ではなく、曲線状となっているためであって、その上にある補助緯糸は下方に滑るのである。
【0013】
図2は別の実施例の完全組織を示す意匠図である。
図2の意匠図において1、2、3、4、5、6、7、8、9、10が経糸であり、1′、4′、7′、10′、13′、16′、19′、22′、25′、28′が緯糸である。そして2′、3′、5′、6′、8′、9′、11′、12′、14′、15′、17′、18′、20′、21′、23′、24′、26′、27′、29′、30′が補助緯糸であって、2′と3′、5′と6′、8′と9′、11′と12′、14′と15′、17′と18′、20′と21′、23′と24′、26′と27′、29′と30′がそれぞれ組を形成している。製織に必要なシャフト数は10シャフトである。
本実施例の補助緯糸を除いた織物、すなわち本実施例の織物本体は実施例1と同様5シャフトの4/1朱子織の織物であり、これが上下左右に4個配置されている。
次に補助緯糸を見てみると、実施例1と組織は異なるが、実施例1と同様補助緯糸がそれぞれ緯糸間に2本1組で配置されていること、組を形成している補助緯糸の個々の補助緯糸は、経糸2本分のクリンプを製紙面側に形成しており、組を形成している補助緯糸のクリンプが協働して緯糸方向に経糸4本分のクリンプを製紙面側に形成していること、並びに経糸が緯糸の下側を通過する位置と次に緯糸の下側を通過する位置との中間位置では補助緯糸が経糸の下側に配置され、前記中間位置以外の部分では組を形成する補助緯糸のいずれか1本が経糸の上側に配置されていることが理解できる。
例えば、補助緯糸2′は経糸2、3の上側を通過して製紙面側にクリンプを形成し、次いで経糸4、5、6、7、8の下側を通過し、次いで経糸9、10の上側を通過して製紙面側にクリンプを形成し、次いで右側に続く完全組織の経糸1の下側を通過している。そして、補助緯糸2′と組を形成している補助緯糸3′は経糸4、5の上側を通過して製紙面側にクリンプを形成し、次いで経糸6の下側を通過し、次いで経糸7、8の上側を通過して製紙面側にクリンプを形成し、次いで経糸9、10と右側に続く完全組織の経糸1、2、3の下側を通過している。そして補助緯糸2′、3′の製紙面側クリンプが協働して経糸2、3、4、5の経糸4本分のクリンプと経糸7、8、9、10の経糸4本分のクリンプとを形成している。
また、補助緯糸2′、3′の製紙面側クリンプの交差部、すなわち経糸3、4の部分では実施例1と同様互いに密着し合う力が働いて密着配置され、経糸8、9の部分では逆に互いに離れる方向に力が働くことになって、分割して配置される。
【0014】
図3は別の実施例の完全組織を示す意匠図である。
本実施例は、図2に示した実施例の2本1組の補助緯糸のうち11′、12′の組と26′、27′の組のそれぞれの補助緯糸の順番を入れ替えた実施例である。すなわち補助緯糸11′と補助緯糸12′を入れ替え、補助緯糸26′と補助緯糸27′を入れ替えたのである。この入れ替えた部分で緯糸と補助緯糸による3個の連続する斜紋が分断されワイヤーマークが目立たなくなるのである。
詳しくは、先に述べたように組織の関係から図2、3の構造においては、例えば補助緯糸2′、3′の製紙面側クリンプの交差部、すなわち経糸3、4の部分では密着し合う力が働いて密着され、経糸8、9の部分では逆に互いに離れる方向に力が働いて分割して配置される。つまり、1組の補助緯糸の1サイクルの組織の中に互いに密着配置される部分と、分割配置される部分が1つずつ存在することになる。そして、本実施例のように一定の本数だけ組織をずらして完全組織を形成している構造の場合、もちろん密着配置部分と分割配置部分も同様にずれて配置されることとなる。そのため、密着配置部分の斜紋、及び分割配置部分の斜紋が織物表面に形成される。この斜紋が紙に転写されると製品として好適ではない。例えば、図2において、密着配置部分の斜紋は経糸2と補助緯糸11′、経糸3と補助緯糸12′の交差部があり、続いて経糸5と補助緯糸14′、経糸6と補助緯糸15′の交差部があり、経糸8と補助緯糸17′、経糸9と補助緯糸18′の交差部がある。このように図の右上に向かって斜紋が形成され、品質要求の厳しい上質紙等の製造には好ましくはない。
そこで、斜紋を改善するために図3のように2本1組の補助緯糸のうち数組の補助緯糸の順番を入れ替えることによって斜紋を解消した。図3では、補助緯糸11′、12′と26′、27′の順番を入れ替えた。それによって図2の補助緯糸11′、12′の密着配置部分の交差部が、図3の経糸7と補助緯糸11′、経糸8と補助緯糸12′の交差部へと移行した。同様に、図2の補助緯糸26′、27′の密着配置部分の交差部が、図3の経糸2と補助緯糸26′、経糸3と補助緯糸27′の交差部へと移行した。これによって、図の右上に向かって存在していた3個の連続する斜紋が分断され、ワイヤーマークが目立たなくなるのである。
また、密着配置部分によって形成される斜紋だけでなく、分断配置部分によって形成される斜紋も同様に分断される。
【0015】
図4は比較例の完全組織を示す意匠図である。
図4の比較例の意匠図において、1、2、3、4、5が経糸であり、1′、3′、5′、7′、9′が緯糸である。そして2′、4′、6′、8′、10′が補助緯糸である。織物本体がシャフトの4/1朱子織の織物であり、緯糸間に補助緯糸が配置される経糸4本分の製紙面側クリンプが形成されていることは実施例と同様である。しかしながら、例えば、補助緯糸2′は経糸2、3、4、5の上側を通って製紙面側に経糸4本分のクリンプを形成し、経糸1の下側を通って織り込まれている。このように、経糸4本分の製紙面側クリンプが1本の補助緯糸で形成され、1本の経糸の下側しか通過せず織り込みが弱いため、前述のような多数の問題があった。
【0016】
比較試験
次に図1に示した実施例を本発明の代表例とし、図4に示したものを比較例として比較試験を行い、本発明の効果を説明する。
織物構成と比較試験を表1に示す。
【0017】
【表1】
Figure 0004663923
【0018】
(註)
* シート平滑度:上質紙配合の原料パルプを使用し、タッピスタンダードシートテストマシンで坪量50g/m相当の紙シートを抄造し、常法にしたがって平滑シート作成し、ベックの平滑度計にて織物面に接していた紙の平滑度を測定した。
* 耐シャワー性:補助緯糸の保持性を比較するために、実施例と比較例を枠体に設置し、高圧シャワーを当て補助緯糸がフィブリル化するまでの時間を測定した。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、前述のように単層構造の緯糸摩耗型であるため、厚さが薄くて保水性が小さく、ろ水性が良好であって、耐摩耗性が良好である。
また、補助緯糸が緯糸間に2本1組で配置され、個々の補助緯糸の製紙面側クリンプは経糸2本分の短いクリンプを形成し、2本1組で実質上経糸4本分の長い製紙面側クリンプを形成しているため、補助緯糸が突出してしまうことなく表面平滑性が良好で、かつ緯糸方向の繊維支持性が良好である。
また、補助緯糸の織り込みが強力なため補助緯糸の保持性が良好であり、補助緯糸が移動したりすることがなく耐フィブリル化性も良好となる。また、補助緯糸がしっかり曲がって形状が安定するため織継作業に不便が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の完全組織を示す意匠図である。
【図2】本発明の他の実施例1の完全組織を示す意匠図である。
【図3】本発明の他の実施例1の完全組織を示す意匠図である。
【図4】従来例の完全組織を示す意匠図である。
【符号の説明】
1 経糸
2 経糸
3 経糸
4 経糸
5 経糸
6 経糸
7 経糸
8 経糸
9 経糸
10 経糸
1′ 緯糸
4′ 緯糸
7′ 緯糸
10′ 緯糸
13′ 緯糸
16′ 緯糸
19′ 緯糸
22′ 緯糸
25′ 緯糸
28′ 緯糸
2′ 補助緯糸
3′ 補助緯糸
5′ 補助緯糸
6′ 補助緯糸
8′ 補助緯糸
9′ 補助緯糸
11′ 補助緯糸
12′ 補助緯糸
14′ 補助緯糸
15′ 補助緯糸
17′ 補助緯糸
18′ 補助緯糸
20′ 補助緯糸
21′ 補助緯糸
22′ 補助緯糸
23′ 補助緯糸
26′ 補助緯糸
27′ 補助緯糸
29′ 補助緯糸
30′ 補助緯糸

Claims (3)

  1. 経糸と走行面側にロングクリンプを形成する緯糸と緯糸間に配置した補助緯糸からなる製紙用単層織物において、経糸と緯糸で形成する織物本体を4/1組織とし、連続する経糸2本分のクリンプを製紙面側に形成する補助緯糸を2本1組で該織物本体の緯糸間に配置し、かつ経糸が緯糸の下側を通過する位置と次に緯糸の下側を通過する位置との中間位置では組を形成する補助緯糸の両糸を経糸の下側に配置し、該中間位置以外の部分では組を形成する補助緯糸のいずれか1本を経糸の上側に配置したことを特徴とする製紙用単層織物。
  2. 2本1組の補助緯糸のそれぞれが2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分の製紙面側クリンプを形成し、次いで3本の経糸の下側を通過して経糸3本分の走行面側クリンプを形成する組織である、請求項1に記載された製紙用単層織物。
  3. 2本1組の補助緯糸のそれぞれが2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで1本の経糸の下側を通過し、次いで2本の経糸の上側を通過して連続する経糸2本分のクリンプを形成し、次いで5本の経糸の下側を通過する組織であることを特徴とする、請求項1に記載された製紙用単層織物。
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