JPS58169593A - 単層および多層の製紙用織物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製紙用織物に係り、特に長網抄紙機用ベルトま
たはワイヤとして知られている織物を含む形成織物（ｆ
ｏｒｍｉｎｇ　　ｆａｂｒｉｃｓ　）に関する。

通′にの長網抄紙プロセスにおいてに、紙料と称するセ
ルロース繊維の水スラリーまたは懸濁液を、走行してい
る無端ベルトの上部走行部の頂部に供給する。ベルトは
製紙表面を提供し、セルー−ス繊維を水性媒体から分離
し湿った紙ウェブを形成するためのフィルターの働きを
する。湿った紙ウェブを形成する場合に、形成ベルトは
、ドレイン孔とも称されるメツシュ開口部より水性媒体
を排出させることにより、セルロース繊維から水性媒体
を分離するためのフィルター要素としての機能を果す。

通常の長網抄紙機においてこの形成織物は駆動ベルトと
しても作用する。従って機械の縦方向ヤーンはかなりの
引張り応力を受け、そのためしばしは耐荷重ヤーンと言
われている。

シート支持性を有効に保ちかつワイヤマークがないこと
が製紙、特に湿った紙ウェブの形成において重要なこと
である。ワイヤマークの問題は、シートマーク、有孔度
、透明性、ピンホールなどの紙の性質に影響を与えるの
で、形成織物のシート支持側表面の平滑性が特に要求さ
れる上級紙の製造において特に重大なものとなる。従っ
て、カーボン紙、タバコ、コンテンサー、高級印刷等に
使用することを意図された上級紙は従来憧めて微細に織
られた形成織物上または微細なメツシュの形成織物上で
形成されているが、この糧の形成織物はもろく機械の縦
および横方向における安定性がなく、耐用期間が短いと
いう欠点がめる。

ψりえは米国特許第４，２３９，０６５号明細畜に記載
の如くサンド処理またはカレンダー処理によりシート側
における曲げ部（ナクル）の大きさを減少させるとか平
坦な縦方向ヤーンな用い、縦方向と横方向の曲げ部の大
きさを均一化させる等の種々の方法により、表面平滑性
を増加させる手段を採りながら従来のものよりも幾分粗
く強い織物を用いる試みもなされている。

シート支持性を改良する数多くの試みもなされている。

織物は機械の横方向ヤーン（ＣＭＩ）ヤーン）の織物支
持方向の利点を利用するためにしばしば逆に使用される
。横力向ヤーン上でシートを形成すると、縦方向ヤーン
（Ｍｌ）ヤーン）の間に存在するドレイン孔の内の最小
の孔ｔｌ−直接塞ぐこと：。

がないので、織物のドレイン性は良くなり、特性も改良
される。ただ都合の悪いことに、横力向ヤーンは最も間
隙の広いヤーンでろり、ワイヤマークも増加する。シー
ト支持性を改良し、しかも過剰なワイヤマークが発生す
るのを防ぐための試みとして、先行技術が行った１つの
方法は、従来の織組織において緯糸あるいは経糸を増力
口させてシート支持性を改良することであった。しかし
ながら、この方法はドレイン速度の減少、織物特性の低
下という結果になる。別の方法は、ドレイン性を維持す
るために２重織の織物を用いることでめった。この後者
の方法では、２重織物の厚さがより厚くなってその排出
効率が低下し、かつシート支持のために表面上にでてく
るヤーンは半分以下になるという欠点がある。

米国特許第４．１８２．３８１は、ウェア表面において
、”浮糸（ｆ　１ｏａｔ　ｉｎｇ　ｏｒ　　ｆ　１ｏａ
ｌｅｒ　ｙａｒｎ　）　″　　と称する付加的な緯糸を
設けること全開示しており、嘔らにそのような付加的な
緯糸は乾燥用繊物の紙側において利点があるように設け
られることも提示している。しかしガから、米国特許第
４，１８２，３８１において１ゞ浮糸“は経糸と織り合
わされ、これらの浮糸を織物の中心部へ引きつけること
になり、浮糸が織物の中心部へ向かって引きつけられる
ことにより、織物の表面は不均一になり、形成織物とし
て用いるには不適当であった。特に、米国特許第４．１
８２．３８１の第３図に関していうと、経糸（１）は浮
糸の緯糸（３）の上を通過して、直ぐに緯糸（３）と（
４）との間で反対１１１１の表面へ向かって曲がる。

従って経糸（１）は浮糸（３）と織り合うことが特徴と
なっている。同様に、経糸（６）は緯糸（４）と厭り合
っている。このように織り合っていると緯糸は織物の中
心へ向かって引きつけられる傾向がある。

従って、本発明の目的は、シート支持性とシート支持表
面の滑らかさとの両方を改良した、製紙用織物、特に形
成織物を提供することにある。し〃・しながら、本発明
はまた送給用、押圧用、乾燥用としても利点を提供する
ものである。

本発明の他の目的は優れた機械の縦方向安定性および機
械の嘴方向安定性と、長寿命とを有する１！！紙用織物
を提供することにある。

本発明のこれらおよびその他の目的、特徴は、添付図面
を参照しながら以下の説明を読むと容易に明らかになる
でおろう。

本発明の基本は、部分的には、長網抄紙機の特性は、シ
ートが形成織物のシート支持側表面上の高いところで形
成される場合に改良されるという認識に立っている。シ
ートが形成織物の表面上の高いところで形成される場合
には、シートは織物の中につかまることなくよシうまく
外れ、従って機械速度がより速くなり、製紙用機械効率
もより大きくなる。さらに、シートが織物上の高いとこ
ろで形成されるとワイヤマークは減少し、ドレイン性も
改良される（　Ｋｕｆｆｅｒａｔｈ、　”Ｃｏｍｐａｒ
ｉｎｇ　Ｐａｐｅｒｍａｋｉｎｇ　Ｗｉｒｅｓ　ｂｙ　
Ｄｒａｉｎａｇｅ　Ｐｅｒｆｏｒ＋ｎａｎｃｅ、”　白
並？にハ匣Ｃａｎａｄａ、　Ｖｏｌ、　８０．　Ｎｏ、
　８、Ａｕｇｕｓｔ　１９７９、ｐｐ７２−７８参照）
。

シート支持性を改良し、ワイヤマークを減少させ、紙ウ
ェブを形成表面上の高いところで形成するという目的は
、比較的直径の小さな表面浮糸を設け、これを従来の、
大直径の機械の縦方向ヤーン（ＭＤヤーン）あるいは機
械の横方向ヤーン（ＣＭＩ）ヤーン）に対して平行かつ
それらの間に挾んで配置して、それらと織り合わないよ
うにすることによって達成される。これらの浮糸は縦方
向ヤーンや横力向ヤーンと交互に挿入することができる
。

ここで用いている１織り合うこと（団ｔｅｒｌａｃｉｎ
ｇ）がない“という言葉は、ある浮糸の上を通過する糸
が、その浮糸と、その浮糸に隣接しかつそれに平行な糸
との間を通過しないということである。

従って本発明による浮糸は実際に紙支持表面において浮
いており、織物内の全ての他の（織り合った）緯糸、経
糸のように、全ての糸が浮糸の上を通過して、かつすぐ
に織物の中へ入り込んでいくことによって、浮糸が織物
の中心部へ引きつけられることがなくなる。

本発明の好ましい実施型においては、浮糸は機械の縦方
向　（ＭＤ力方向に（、お、いて比較的小直径のヤーン
であり、これは大直径の縦方向ヤーンに平行でかつそれ
らと交互に配置されている。そのような実施例において
は、前記浮糸は機体の横方向ヤーン（ＣＭＩ）ヤーン）
によって形成された孔をまたぐようになっており、また
織物の表面内において、横力向ヤーンが２つの隣接する
縦方向ヤーンと、その２つの縦方向ヤーンの上を通過す
る横方向ヤーンの表面フロー）　（ｆｌｏ−ａｔｓ　）
との間での交差の間で′執り込まれる“ようになってい
る。このように縦方向ヤーンとして使用される浮糸は伸
び抵抗およびシート支持性全改良する。

前記縦方向浮糸を有した好ましい実施例は、準平面織物
の場合には各縦方向ヤーン毎に１本の表面浮糸を有し、
多層織物の場合には表面の各隣接糸毎に１本の表面浮糸
を有する。

上で参照した好ましい実施例においては、浮糸はその全
長部分が、準平面織物の中心面より上でそれに平行にあ
りかつ表面フロー）　（ｆｌｏａｔｓ　）によって郭定
される平面より下でそれに平行な、連続的な千旦表塵つ
に位置し、かつそれを郭定する役割を果す。

経済的な理由から余り好ましくはないが、本発明はまた
多層の製紙用織物を提供し、この場合には、平行な緯糸
が上１偵の中心面を郭定し、浮糸は、表面フロートの位
置より直ぐ下にある紙支持表面の中心部より上で、かつ
それと平行な紙支持表面内に位置し、かつそれを郭定し
ている。準平面織物と多１−織物との両方において、前
記縦方向浮糸はほとんど屈曲しておらず即ち捲縮してお
らず、捷だその全長部分が織物の単平面を連続的に走行
している。またこれら両方において、浮糸は、（１）準
平面織物の中心面、あるいは横力向ヤーンが交差した多
層織物の上層の中心面、即ち、隣接する大直径縦方向ヤ
ーンの中心を通る平面、における薇と、（２）横方向ヤ
ーン表面フロートとの間において織り込まれる。

縦方向浮糸を有する織物は無限織物（縦方向−緯糸方向
）あるいは平旦織物（縦方向−経糸方向）に欽られる。

織物の生産性を維持するという袈徹からは平旦織物の方
が好ましいが、縫合に要する時間は採用されている縦方
向浮糸の数に比例して増加する。他方、無限織物では縫
合形成という単調な手順はなくなるが、与えられた寸法
の織物に関して要求される打込み（緯糸）の数が増加す
ることによって、織物の生産性が減少する。

本発明はまた縦方向浮糸に加えて、あるいはそれに代わ
って横方向浮糸を設けることを考えている。もちろん、
横方向浮糸は伸び抵抗には寄与しないが、次のような重
要な利点が得られる。即ち、（１）織物生産性を低下さ
せることなしに無限織物を形成することができる。（２
）シート支持性がさらに強化される。後者の利点に関し
ていうと、シート支持性の点においては、１本の横方向
表面ヤーンはほぼ同直径の約２本の縦方向表面ヤーンと
等価であると考えられる。従って、シート支持性に限っ
ていうと、横芳向浮糸を有する織物が本発明の好ましい
実施例を表わしている。横方向浮糸を有する好ましい実
施例においては、織物は好ましくは、伸び抵抗を強化す
るために多層となっている。

これらの横方向浮糸の実施例においては、織物の生産性
の観点から無限織物（横力向＝経糸方向）が好ましい。

最初に、本発明は製紙用織物として記述されており、こ
れはその紙支持表面上におけるフロー　ト（ｆｌｏａｔ
ｓ　）の繰返しパターンと、横力向ヤーンと織り込まれ
た縦方向ヤーンと、隣接した縦方向ヤーンの間、および
（あるいは）横方向ヤーンの間に挾まれた浮糸とが存在
することを％徴とし、浮糸はそれを横切る糸と相互に織
り合っていないことが特徴でめる。前記浮糸の直径は、
好ましくは、相互に織り合った平行な糸の直径より小さ
い。

浮糸が無限織物における縦方向ヤーンであるような好ま
しい実施例においては、前記浮糸は緯糸として、交差し
ている横力向ヤーン（経糸）と、隣接した経糸フロート
（天井部）とによって形成された各空間内へ挿入される
。

縦方向浮糸の実施例に２いては、本発明による織物の小
直径の紙支持ヤーンは本質的に屈曲即ち捲縮していない
。さらに、前記織物における浮糸を横切る各々の糸は多
数の浮糸上におけるフロートを形成しているが、この横
舅向ヤーンは浮糸の周りで屈曲１１１］ち捲縮しておら
ず、即ち浮糸と相互に絨り合ってはおらず、従って浮糸
を織物の中ノし・部へ向けて引きつけるようなこともな
い。浮糸が縦方向ヤーンである場合には、浮糸ばその全
長部分が、中心面、即ち、浮糸と交互に配置された大直
径の縦方向ヤーンの中心を通る平面と、横方向表面フロ
ートによって郭定された平■との間の平面を、本質的に
＾直ぐに走行する。これらの浮糸の機能は前述した横方
向ヤーンの孔をまたぎ、紙ウェブを織物の表面において
支持することである。

本明細書に用いられる「表面」という用語上紙シート支
持表面を意味する。

本発明で用いられる経糸および緯糸としては、この種の
織物に通常用いられているポリアミド（ナイロン）、ポ
リエステル（ダクロン）、アクリル繊維（オルロン、ネ
デルおよびアクリラン）または共重合繊維（サラン）の
如き合成糸が好ましい。好ましいポリエステルとしては
ケプラーおよびケプラー２９　（これらはテユボン社の
ポリ（バラフェニレンテレフタルアミド）からなる合成
繊維の商標である）が挙げられる。経糸および緯糸はモ
ノフィラメント、マルチフィラメント若しくばステープ
ルヤーンの形態でめってもよくまたプライ若しくはラッ
プヤーンの形態であってもよい。

本発明において縦方向ヤーンに用いられる浮糸は、耐伸
張性を改良したい場合には筒モジュラスで高張力の糸と
するのがよいが、シート支持性を史に向上させるために
横方向ヤーンであるならは低モジュラスで高度に伸張す
る糸も浮糸として用いられ得る。

本発明の織物に用いられる浮糸の直径は織られる平行な
糸のそれよりも小さいのが好ましく、浮糸はこの平行な
糸と交互に配置され、従って浮糸ｔま通常従来の製紙用
織物における隣接糸間において生じるすき間あるいは空
間を埋めることができる。好１しくは、浮糸の直径は織
られる平行な糸の直径よりかなり小さく、例えば８０％
あるいはそれ以下である。より好ましくは、浮糸の直径
は、織られる平行な糸の直径の５０％ないし７５％であ
る。本発明者は、小直径の糸は引張シ（ベルトの上部走
行部）と引張り緩和（下部走行部）とのべ返し周期ｔＣ
よって弱められ、また織物が寸法的に不安定になるよう
な移動性を有していることを知っている。

結局、千旦織り以外の全ての従来の製紙用城、物の織組
織は本発明による浮糸を含１せることによって改良する
ことができる。表面フロートが右在することを特徴とす
る全ての織組織は、本発明による浮糸のための空間を提
供し、この空間はこれらの表面フロートと、表面フロー
トを提供するこれらの糸が単層織物の中心面内あるいは
多１−織物の上層の中心面内で交差する点との間に存在
する。

好ましい織物織組織を説明する添付図面の織物は、本発
明の好ましい実施例においては、無限織物において縦方
向浮糸を用いており、準平面織物の各緯糸あるいは２重
織物の各表面緯糸毎に１本の表面浮糸が設けられている
。従って、本発明において１インチあたシの緯糸の数は
、本発明の元となる従来の織組織の緯糸の数の２倍にな
っている。

そのような実施例においては、本発明はよシ品質の良い
紙をつくるべくシート支持性を強化するために、本質的
に織物生産性を減少させている。このように、理論的に
は、各緯糸毎に２本あるいはそれ以上の表１ＩＩ′ｉｆ
！糸を設けることができるが、織物の生産性からは浮糸
と隣接する糸との比率が１対１になることが好ましい。

準平面織物についても同様に考えられる。

際付図面を参照すると、第１図から第３図までは、本発
明による浮糸を設けることによって改良された３つの異
なった４枚綜絖（４−ｈａｒｎｅｓｓ　）の織物組織を
示している。それらは従来の４枚綜絖の２丁杼織機で織
ることができる。第１図から第３図までの実施例におい
ては、緯糸（１）　、（３）、（５）、（７）は経糸（
ａ）、（ｂ）、（りに織り込まれている。緯糸（１）、
（３）、（５）、（７）は一方の杼によって形成され、
これら緯糸は他方の杼によって形成される浮糸（２）　
、（４）　、（６）　、（８）　　とは交互に打込まれ
ることになる。　　□ 図面はｌｌ峨り合い（ｉｎｔｅｒｌａｃｉｎｇ　）無し
“という言葉の！味を説明するのに用いることができる
。巣１図においては、浮糸（２）の上を通過している経
糸（ｂ）は、浮糸（２）とその両脚に隣接する緯糸（１
）および（３）のいずれの間も通過しないことがわかる
。従って経糸（ｂ）と浮糸（２）とは相互に峨り合って
いない。同様に、図に示されたどの浮糸もそれを横切る
経糸とは織り合っていない。

第４図に示したー綾織は、平旦（ｆｌａｔ　）織物の場
合は５枚綜絖を、また無限（ｅｎｄｌｅｓｓ　）織物の
場合は１０枚綜絖を必要とする。緯糸（１）　、（３）
、（５）、（７）、（９）が経糸（Ａ）　、（Ｂ）　、
（Ｃ）　、（Ｄ）、（Ｅ）に織り込まれているところが
示されている。

ここでもまた、緯糸（１）　、（３）　、（５）　、（
７）　、（９）を浮糸（２）　、（４）　、（６）　、
（８）　、（Ｉ　Ｑ）に対して交互に打込むのに、従来
型の２丁杼織機を用いることができる。５枚綜絖で第４
図に示した織物を織る場合には、第１の緯糸の打込みに
対しては１番目と５番目の経糸が持ち上げられる。第２
の打込み（浮糸）に対しては、１番目の経糸のみが持ち
上げられる。第３の打込みに対しては１４目と２査目の
経糸が持ち上けられており、第４の打込み（浮糸）に対
しては２４目の経糸が持ち上げられるｃ第５の打込みに
対しては２査目と３４１ｉ目の経糸が持ち上げられ、第
６の打込み（浮糸）に対しては３番目の経糸か持ち上げ
られる。第７の打込みに対しては３番目と４番目の経糸
が持ち、上げられ、第８の打込み（浮糸）に対しては４
番目の経糸が持ち上けられる。第９の打込みに対しては
４査目と５査］」のｐｌ糸が持ち上げられ、第１０の打
込み（＃糸）に対しては５番目の経糸が持ち上げられる
。

第５図は本発明によって織られた２重織゛物の実施１＋
ｌ”ｅ示している。この織物は双平面的になっていて、
米国特許第４．０８６，９４１によって示されている方
法によって相互に織り込まれた経糸（ａ）、（ｂ）、（
Ｃ）　、（ｄ）　　と、緯糸（１）　、（２）　、（３
）　、（４）　　とで形成されている。しかしながら、
本発明では浮糸ｒ追加して設けているところがこの特許
とは異なっており、その内の２本が符号（２’）、（４
りで示されている。この米国特許第４，０８６，９４１
の織物の基礎構造においては、緯糸（１）　、（２）　
、（３）　、（４）　　は、その旧をｌ１１１過し、か
つ織物の中心部へ直接入り込む経糸によってつくり出さ
れる求心力即ち側部および中心部へ向かう力を受け、緯
糸を織物の中、シ・部へ引張ることになる。これと同様
な力が第５図の実施例における緯糸（１）　、（２）　
、（３）　、（４）　　にも作用する。しかしながら、
浮糸（２’）、（４’）は、経糸とは相互に織り合って
いないので、そのような力を受けることはない。

第１図から第４図までは、本発明の範囲内にある無限織
物と平旦織物との両方を説明している。

前述したように、平旦織物においては経糸は機械の縦方
向ヤーンである。従って、第１図から第４図までの前述
説明の中で、″経糸“をゝゞ緯糸“と置換えても、また
その逆にしても、図に示した織物は平旦織物として説明
できる。単−平旦織物構造においても、その織物構造の
平旦織と無限型とは織物横方向（機械の横方向）断面で
みて同一である。

第６図は本発明による一７綾織を示しており、浮糸（２
）、（４Ｌ（６Ｌ（８）（図では（２）と（８）シか示
されていない）と、経糸（１）、（３）、（５）、（Ｔ
）とが横力向ヤーンとなる。緯糸（Ａ）　、（Ｂ）　、
（Ｃ）、（１））は縦方向ヤーンとなる。このようにし
て横力向ヤーンとして用いると、浮糸は最大のシート支
持性を発揮する。ここでは無限織物として説明したが、
縦方向浮糸の実施例の場合においても、そのような織物
は平旦織物とすることができる。

第７図は本発明による一７綾織を示し、浮糸（２）、（
４）　、（６）　、（８）　、（１０）と横力向ヤーン
（１）　、（３）、（５）　、（７）　、（９）とが交
互に配置されている。（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）
、（Ｅ）は縦方向ヤーンを示している。

第８図は本発明による多重（２重）織物を不し、複数本
の表面浮糸（１Ａ）〜（７Ａ）は複数本の緯糸（１）〜
（７）と平行で、かつそれらと交互配置になっており、
これら緯糸が織物の上層を形成し、経糸＜ａ＞〜（ｇ）
に織り込まれて、紙の支持表面において機械の縦方向フ
ロートの繰返しパターンを提供している。

第８図に示すように長さが２及び３の緯糸フロートと長
さが２の経糸フロートとが繰返えされている。浮糸の直
径は上層部の緯糸の直径の約７０係である。前述した実
施例と同様、浮糸はその上を通過する経糸とは相互に懺
り合うことがないという点に注意すべきである。浮糸は
その全長部分が、多重層織物の中心面の上でありかつ上
部緯糸層の中心面の上に位置する中心面を持つ層の中を
通過する。第８Ａ図および第８Ｂ図において、下層の緯
糸は（１’）　、（２’）、（３′）等とｔて示されて
いる。

本発明は本発明の精神あるいはその本質的な特徴から逸
脱することなしに、他の特別な形で実施することもでき
る。従って本実施例は全ての点において例示的なものと
して考えられ、拘束的なものではなく、本発明の範囲は
今までの説明によるものではなくて添付した特許請求の
範囲によって示されており、この特許請求の範囲と等価
な意味および範囲の中に入る全ての変史は、本発明の中
に含まれるものであ′る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による表面浮糸を持つことによ方向から
みた断面図、第２図は本発明による表面浮糸を持つこと
によって改良された一７綾織の製紙用織物の機械横断方
向からみた断面図、第３図は同様に本発明による表面浮
糸を持つことによって改良された４枚綜絖すテイーン織
の製紙用織物の、機械横断方向からみた断面図、第４図
は不発明による表面浮糸を持つことによって改良された
ニー綾織の製紙用織物の、機械横断方向からみた断面図
、第５図はこれもまた本発明による表面浮糸を持つこと
によって改良された、双平面的な２重装紙用織物の、機
械横断方向からみた断面図、第６図はＣＭＤ表面浮糸を
持つことによって改良もれたー綾織の製紙用織物の、機
械横断方向からみた断面図、第７図はＣＭＤ浮糸を持つ
ことによって改良されたー綾織の製紙用織物のシート支
持表面の平面図、第８図はＣＭｉ）表面浮糸金持つこと
によって改良された多重製紙用織物の地勢図的な平面図
、第８Ａ図は第８図の―（Ａ−Ａ）に溢ってみた断面図
、第８Ｂ図は第８図の巌（Ｂ−Ｂ）に泪ってみた断面図
である。 第１図〜第５図に２いて、１．３．５．７．９・・・縛
ヤーン、２．４．６．８．１０　・・浮糸、ａＸｂ、　
ｃＸｄ。 ｅ・・・経ヤーンである。 第６図及び第７図において、１．３．５．７．９．１０
・・・経糸、２．４．６．８．１０・・・浮糸、ＡＸＢ
ＸＣｌＤＳｇ・・・緯糸である。 第８図〜第８Ｂ図において、１．２．３．４．５．６、
Ｔ・・・緯糸、ＩＡ、２Ａ、３Ａ、→−Ａ、５Ａ、６Ａ
・・・浮糸、”−ａＸｂＸＣＸｄ％　０％　ｆＸｇ　・
’経糸でめる。 代理人　弁理士　　守　谷　−雄 図面の浄書（内容に変更なし）（、ｌ／１！１−Ｕ−←
船ζリラＦ／Ｇ　ｉ ＦＩＧ　２ ＦＩＧ　３゜ ＦＩＧ　４ ＦＩＧ　５ ＦＩＧ　６゜ ＦＩＧ　　？ ＦＩＧ　８ ＦＩＧ　８Ａ。 ＦＩＧθＢ 手続補正書働却 特願昭５）！−９２４８号 ２、　発明の名称 Ｗ層および多層の製紙用織物 ３、　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ハイツク・コーポレーション ４、代理人〒１０３ 東京都中央区日本橋本町３−９−５ ５、補正命令の日付 昭和５８年４月２６日（発送日） ６、補正の対象

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）単１−の製紙用織物において、前記織物の中心面を
   郭定しかつ紙支持表面において経糸フロートの繰返しパ
   ターンを提供するように相互に織り込まれた経糸および
   緯糸と、前記緯糸の間に挾まれかつそれと平行になった
   浮糸とを含み、前記浮糸とそれに隣接する緯糸との間で
   すま経糸が織り合うことがないことを特徴とする単ｊ−
   の製紙用織物。 ２）多層の製紙用織物において、上層中心面を郭定する
   上層の緯糸と、紙支持表面において経糸フロートの繰返
   しパターンを形成するように前記緯糸と相互に截り込ま
   れた経糸と、前記緯糸の間に挾まれかつそれと平行にな
   った、付加的なシート支持用の浮糸とを含み、前記浮糸
   とそれに隣接する緯糸との間では経糸が織り合うことか
   ないことを特徴とする多ｊ−の製紙用織物。 ３）単層の製紙用織物において、前記織物の中心面を郭
   定しかつ紙支持表面において緯糸フロートの繰返しパタ
   ーンを提供するように相互に織り込まれた経糸および緯
   糸と、前記経糸の間に挾まれかつそれと平行になった浮
   糸とを含み、前記浮糸とそれに隣接する経糸との間では
   緯糸が織り合うことがないことを特徴とする単層の製紙
   用織物。 ４）多層の製紙用織物において、上層中心面を郭定する
   上層の緯糸と、紙支持表面において緯糸フロートの繰返
   しパターンを形成するように前記緯糸と相互に織り込ま
   れた経糸と、前記経糸の間に挾まれかつそれと平行にな
   った、付加的な、織物支持用の浮糸とを含み、前記浮糸
   とそれに隣接する経糸との間では緯糸が織り合うことが
   ないことを特徴とする多層の製紙用織物。 ５）％許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項の
   いず−れか一項に記載の織物において、前記浮糸は、隣
   接する相互に織られた平行な糸によって郭定撚れ゛た面
   より上で、かつそれと平行な而の中に位置し、かつそれ
   を郭定する製紙用織物。 ６）特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４頃の
   いずれか一項に記載の織物において、前記浮糸の直径は
   、隣接する相互に蝋られた平告な糸の直径よりもかなり
   小さい製紙用織物。 ７）特許１ｌｉｉｌ？求の範囲第６項記載の織物におい
   て、前記浮糸の直径は、隣接する相互に峨られた平行な
   糸の直径の７５％から５０％の直径になっている製紙用
   織物。 ８）特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項の
   いずれか一項に記載の織物において、前記浮糸は機械の
   縦方向にあシ、実質的に捲縮していない製紙用織物。 ９ン　特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項
   のいずれか一項に記載の織物において、前す己浮糸は機
   械の横方向にある製紙用織物。 １（１１工２．。、□ｉｔ　＠　４（”お”　”　％　
   ｍ　ｉ；ｅ−０や心向を郭定しかつ紙支持表面において
   機械の横方向フロ、−トの練返しパターンを提供するよ
   うに相互に織り込まれた機械の縦方向ヤーンおよび機械
   の横力向ヤーンと、前記縦方向ヤーンの間に挾まれかつ
   それと平行になった、実質的に捲輔していない浮糸とを
   含み、前記浮糸の直径は、前記縦方向ヤーンの直径より
   もがなり小さく、前記浮糸はその全長部分が、前記織物
   の前記中心面より上でかっそれに平行な面内に位置し、
   かつそれを郭定し、また前記機械の横方向フロートの面
   より下でかつそれと平行な面内に位置し、かつそれを郭
   定しており、前記浮糸とそれに隣接する縦方向ヤーンと
   の間では横力向ヤーンが織り合うことがないことを特徴
   とする単層の製紙用織物。 １１）多層の製紙用織物において、紙支持表面において
   機械の縦方向フロートの繰返しパターンを提供するよう
   に経糸に峨り込まれている上、！−の緯糸と、前記上Ｊ
   −の中に＃り込１れた機械の横力向ヤーンの間に挾まれ
   かつそれと平行な浮糸とを含み、前記浮糸の直径は、前
   記上１−の中に織り込まれた前記機械の横力向ヤーンの
   直径よりかなり小さく、かつ前記浮糸は多を一織物の中
   、ｂ面より高く、かつ前記上層の中心面より扁い中心面
   を有する層を郭定していることを特徴とする多層の製紙
   用織物。 １２、特許請求の範囲第１１項記載の多層の織物におい
   て、前記上層の中に賊り込まれた前記平行な機械の横力
   向ヤーンは緯糸である多１＠の製紙用織物。 １３）特許請求の範囲第１１項記載の多層の織物におい
   て、前記上層の中に峨り込まれた前記平行な機械の横力
   向ヤーンは経糸である多層の製紙用織物。