JPH0126800Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0126800Y2 JPH0126800Y2 JP713585U JP713585U JPH0126800Y2 JP H0126800 Y2 JPH0126800 Y2 JP H0126800Y2 JP 713585 U JP713585 U JP 713585U JP 713585 U JP713585 U JP 713585U JP H0126800 Y2 JPH0126800 Y2 JP H0126800Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- base fabric
- joint part
- tuft
- dryer
- Prior art date
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- Expired
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- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 14
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 9
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 4
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 4
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 2
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 2
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 201000004384 Alopecia Diseases 0.000 description 1
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- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は抄紙用ドライヤーフエルトにおける継
手部に関するものである。
手部に関するものである。
(従来の技術)
第2図に示しているように、基布1の片面また
は両面に繊維ウエブを重合した後、ニードリング
を施してフエルト層2を形成し、該基布1の両端
部に設けた接合用ループ3,3を噛み合せ芯線4
を挿通して無端状とされる抄紙用ドライヤーフエ
ルトの継手部においては、湿紙に継手マークが発
生しないように、通常フエルトの進行方向側のフ
エルト層2の端部を延長してなるフエルト層2A
でもつて接合用ループ3,3を覆う方法が採用さ
れている。
は両面に繊維ウエブを重合した後、ニードリング
を施してフエルト層2を形成し、該基布1の両端
部に設けた接合用ループ3,3を噛み合せ芯線4
を挿通して無端状とされる抄紙用ドライヤーフエ
ルトの継手部においては、湿紙に継手マークが発
生しないように、通常フエルトの進行方向側のフ
エルト層2の端部を延長してなるフエルト層2A
でもつて接合用ループ3,3を覆う方法が採用さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上述の接合用ループ3,3を覆
つているフエルト層2Aは単にニードルパンチン
グによる繊維ウエブの絡みによつてのみ形成され
ているため、本体のフエルト層2の部分に比較し
て繊維群の凝縮強度が弱く、ドライヤーフエルト
が抄紙機内で走行中に、該フエルト層2aの繊維
の凝縮力が弛み、その形態が崩壊して飛散すると
いう現象がしばしば発生し、操業上のトラブルと
なつていた。
つているフエルト層2Aは単にニードルパンチン
グによる繊維ウエブの絡みによつてのみ形成され
ているため、本体のフエルト層2の部分に比較し
て繊維群の凝縮強度が弱く、ドライヤーフエルト
が抄紙機内で走行中に、該フエルト層2aの繊維
の凝縮力が弛み、その形態が崩壊して飛散すると
いう現象がしばしば発生し、操業上のトラブルと
なつていた。
本考案は、上記の問題点を改善することを目的
としてなされたもので、接合部における継手マー
クの発生を防止するとともに使用時において継手
部を覆つているフエルト層2Aが崩壊飛散すると
いう問題点が改善された抄紙用ドライヤーフエル
トの継手部を提供するものである。
としてなされたもので、接合部における継手マー
クの発生を防止するとともに使用時において継手
部を覆つているフエルト層2Aが崩壊飛散すると
いう問題点が改善された抄紙用ドライヤーフエル
トの継手部を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は第1図に示しているように、基布1の
片面または両面に繊維ウエブがニードリングされ
てフエルト層2が形成され、該基布1の両端部に
設けられた接合用ループ3,3を噛み合せ芯線4
を挿通して無端状とされる抄紙用ドライヤーフエ
ルトの継手部において、該ドライヤーフエルト本
体Aの基布1のたて糸の1部に、該基布1の幅方
向に配合された房形成用糸5を縫い込み、該房形
成用糸5の自由端部を梳きほぐして房状糸5Aに
した後、その上面に繊維ウエブをニードリングし
て繊維ウエブと房状糸5Aを絡ませて一体となつ
たフエルト層2Aにより接合部の上面を覆つてな
るものである。
片面または両面に繊維ウエブがニードリングされ
てフエルト層2が形成され、該基布1の両端部に
設けられた接合用ループ3,3を噛み合せ芯線4
を挿通して無端状とされる抄紙用ドライヤーフエ
ルトの継手部において、該ドライヤーフエルト本
体Aの基布1のたて糸の1部に、該基布1の幅方
向に配合された房形成用糸5を縫い込み、該房形
成用糸5の自由端部を梳きほぐして房状糸5Aに
した後、その上面に繊維ウエブをニードリングし
て繊維ウエブと房状糸5Aを絡ませて一体となつ
たフエルト層2Aにより接合部の上面を覆つてな
るものである。
(作用)
継手部上面を覆うフエルト層2Aは、従来同様
に湿紙への継手マークの発生を防止し、房形成用
糸5から延びる房状糸5Aは、上記フエルト層2
Aの補強作用をなす。
に湿紙への継手マークの発生を防止し、房形成用
糸5から延びる房状糸5Aは、上記フエルト層2
Aの補強作用をなす。
(実施例)
以下本考案の実施例を示している図面につい
て、更に具体的に説明する。直径0.3〜0.5mmの耐
熱性のすぐれたポリエステルモノフイラメントか
らなる基布1の上面に、単糸繊度3〜30デニー
ル、繊維長50〜100mm、目付量200〜700g/m2の
耐熱性と耐摩耗性に富んだ合成繊維ウエブをの
せ、ニードルパンチングしてフエルト層2を形成
してニードルフエルト本体となす。一方基布1の
両端部を継手加工する際、該基布1のたて糸の1
部に、例えば単糸繊度3〜5デニール、トータル
繊度500〜3000デニールの耐熱性と耐摩耗性にす
ぐれた合成繊維マルチフイラメントを縫い込んで
房形成用糸5としてその一端を本体Aの端部に延
出し、該房形成用糸5の自由端部を梳きほぐして
房状糸5Aとした後、その上面にフエルト層2と
同じ素材、即ち単糸繊度3〜30デニール、繊維長
50〜100mm、目付量200〜700g/m2の耐熱性と耐
摩耗性に富んだ合成繊維ウエブをのせ、ニードル
パンチングしてフエルト層2Aを形成してなるも
のである。
て、更に具体的に説明する。直径0.3〜0.5mmの耐
熱性のすぐれたポリエステルモノフイラメントか
らなる基布1の上面に、単糸繊度3〜30デニー
ル、繊維長50〜100mm、目付量200〜700g/m2の
耐熱性と耐摩耗性に富んだ合成繊維ウエブをの
せ、ニードルパンチングしてフエルト層2を形成
してニードルフエルト本体となす。一方基布1の
両端部を継手加工する際、該基布1のたて糸の1
部に、例えば単糸繊度3〜5デニール、トータル
繊度500〜3000デニールの耐熱性と耐摩耗性にす
ぐれた合成繊維マルチフイラメントを縫い込んで
房形成用糸5としてその一端を本体Aの端部に延
出し、該房形成用糸5の自由端部を梳きほぐして
房状糸5Aとした後、その上面にフエルト層2と
同じ素材、即ち単糸繊度3〜30デニール、繊維長
50〜100mm、目付量200〜700g/m2の耐熱性と耐
摩耗性に富んだ合成繊維ウエブをのせ、ニードル
パンチングしてフエルト層2Aを形成してなるも
のである。
(発明の効果)
本考案による抄紙用ドライヤーフエルトにおけ
る継手の接合部の上部は、房状糸5Aによつて補
強されたフエルト層2Aからなるから、該ドライ
ヤーフエルト本体Aの上面のフエルト層2とほぼ
同一の表面性とクツシヨン性を有し、しかもフエ
ルト層2Aは房状糸5Aによつて強固に保持され
ているから、抄紙中にペーパードライヤー上での
接圧差による継手マークの発生およびフエルト層
2Aの脱毛や崩壊を防止して、その機能が長期に
恒つて維持され、前記した従来のこの種の継手に
おけるトラブルが解消される。
る継手の接合部の上部は、房状糸5Aによつて補
強されたフエルト層2Aからなるから、該ドライ
ヤーフエルト本体Aの上面のフエルト層2とほぼ
同一の表面性とクツシヨン性を有し、しかもフエ
ルト層2Aは房状糸5Aによつて強固に保持され
ているから、抄紙中にペーパードライヤー上での
接圧差による継手マークの発生およびフエルト層
2Aの脱毛や崩壊を防止して、その機能が長期に
恒つて維持され、前記した従来のこの種の継手に
おけるトラブルが解消される。
その上、継手部のトラブルが解消されたことに
よつて、ドライヤーフエルト表面のフエルト層2
の厚さを少なくすることができるので、通気性の
高い抄紙用ドライヤーフエルトの実用化が可能と
なつた。
よつて、ドライヤーフエルト表面のフエルト層2
の厚さを少なくすることができるので、通気性の
高い抄紙用ドライヤーフエルトの実用化が可能と
なつた。
第1図は本考案による実施例を示した継手部の
断面図、第2図は従来例を示した継手部の断面図
である。 1は基布、2および2Aはフエルト層、3は接
合用ループ、4は芯線、5は房形成用糸、5Aは
房状糸、Aはドライヤーフエルト本体。
断面図、第2図は従来例を示した継手部の断面図
である。 1は基布、2および2Aはフエルト層、3は接
合用ループ、4は芯線、5は房形成用糸、5Aは
房状糸、Aはドライヤーフエルト本体。
Claims (1)
- 基布1の片面または両面に繊維ウエブがニード
リングされてフエルト層2が形成され、該基布1
の両端部に設けられた接合用ループ3,3を噛み
合せ芯線4を挿通して無端状とされる抄紙用ドラ
イヤーフエルトの継手部において、該ドライヤー
フエルト本体Aの基布1のたて糸の1部に該基布
1の幅方向に配分された房形成用糸5が縫い込ま
れ、該房形成用糸5の自由端部を梳きほぐして形
成された房状糸5Aが接合用ループ3,3上に延
出されて継手部上面を覆うフエルト層2Aと一体
的に絡ませていることを特徴とする抄紙用ドライ
ヤーフエルトの継手部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP713585U JPH0126800Y2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP713585U JPH0126800Y2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61125200U JPS61125200U (ja) | 1986-08-06 |
JPH0126800Y2 true JPH0126800Y2 (ja) | 1989-08-10 |
Family
ID=30485211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP713585U Expired JPH0126800Y2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0126800Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0538079Y2 (ja) * | 1987-04-08 | 1993-09-27 | ||
FI128025B (en) * | 2017-03-24 | 2019-08-15 | Valmet Technologies Oy | industrial Textiles |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP713585U patent/JPH0126800Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61125200U (ja) | 1986-08-06 |
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