JPS5922159Y2 - 製紙用ドライヤ−フエルト - Google Patents

製紙用ドライヤ−フエルト

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JPS5922159Y2
JPS5922159Y2 JP16087680U JP16087680U JPS5922159Y2 JP S5922159 Y2 JPS5922159 Y2 JP S5922159Y2 JP 16087680 U JP16087680 U JP 16087680U JP 16087680 U JP16087680 U JP 16087680U JP S5922159 Y2 JPS5922159 Y2 JP S5922159Y2
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JP
Japan
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mat
paper
base fabric
needling
thin
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Expired
Application number
JP16087680U
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English (en)
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JPS5787100U (ja
Inventor
理夫 木内
Original Assignee
市川毛織株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は製紙に際して紙にドライヤーフェルトの接合
部マークがつくことや煽りによる紙切れの防止をねらい
とし、特にコンデンサーペーパー、トレーシングペーパ
ーの如く、薄くかつマークを極度に嫌う紙に適用して好
適な製紙用ドライヤーフェルトに関する。
従来のドライヤーフェルトは第1図のように、基布1の
上面に、バット2を直接重合し、その重合部の全範囲を
ニードリングにより絡合してなりしかも両端の接合部は
基布1の両端1a、lbをバット2より剥離し、その剥
離した基布1の両端la、lbに接合金具3,4を取付
け、該剥離部分を接着剤9で接着し、接合金具3と4を
対向的に噛み合せ、その共通孔に芯線8を挿通するよう
にしていた。
しかし、上記フェルトの場合、バット2は基布1に直接
重合され、ニードリングにより絡合されていたので、基
布1との絡合力が強力である反面、基布1の両端1a、
lbを剥離したときの損傷が大きくなるという問題があ
ったばがっでなく、接着剤9にて固着した部分は本体部
分より硬くなり、従って第2図示の如くドライヤーシリ
ンダー10を通過するときに接着剤9による固着部分と
非固着部分との境界点A、 B並びに接合点Cが角状
に折れてしまうため、その折れた部分は紙11に密着せ
ず、特にコンデンサーペーパー、トレーシングペーパー
の如く薄い上質紙の場合には紙にマークを付着させる原
因となっていた。
その上、接着剤9を塗布した部分は通気性が悪く、乾燥
効率が低下し、または他の本体部分よりわずがであるが
盛り上っていて、圧着差があり、乾燥むらを生じさせた
更に接合金具を覆っているバットの延長部はフラップ状
で固定していないため開口しがちであって、フェルトが
ドライヤーシリンダー上で湾曲する際この部分がはね上
って紙に接合部マークをつけたり、紙切れの原因になる
ことがあった。
本考案はこれ等の欠点を解決したものであって長手方向
両端に経糸ループを設けた基布の上面に、薄布とバット
をニードリングによって絡合してなるマットを薄布側を
下にして重合するに当り、該マットの長手方向一端側を
他端側まで延長し、これに応する他端側の部分を除去し
て延長先端部を除去部に嵌合し、該経糸ループを噛合せ
て出来る共通孔に芯線を通し、該基布と該マットが重合
している全範囲をニードリングにより絡合して無端状に
した製紙用ドライヤーフェルトであり、バットを薄布で
補強すると共に基布とマツ1−はニードリングのみで絡
合し、接着剤を一切使用しないようにして局部的に硬く
なる部分を作らず、かつマットを他端側まで延長した延
長先端部も基布と絡合することによって延長部のはね上
りを防止してドライヤーシリンダーとの馴染を良好にし
てコンデンサーペーパー、トレーシングペーパーの如き
薄い上質紙にも接合部マークをつけたり、紙切れを生じ
させたりすることがないようにしたのであり、以下図面
により説明する。
第3図において、基布12は合成繊維のモノフィラメン
ト、マルチフィラメント、スパン糸の如き丈夫な糸条の
1種又は2種以上を経糸緯糸として一重あるいは多重機
に織成してなり、長手方向両端12a、12bには経糸
ループ13.14を形成し、該経糸ループは詳細な図面
を省略したが1本(または2本以上でもよい)おきに経
糸を延長し、その延長経糸をループを作って折返し、基
布12の本体部分に綴り込んでなる。
このループ13.14を対向的に噛み合せ、その共通孔
15に芯線16を挿通して基布の両端を接合している。
マット17が基布の上に重合され、その重合に際しマッ
トの一端側17a (図において左側)を他端側17
bまで延長し、この延長部Pの延長先端部Paに応する
他端側を除去して延長先端部Paを除去部に嵌合し両端
を接触させている。
該マットは第4図に拡大して示すように薄布18とバッ
ト19とを重合し、ニドリング(図中平行細線にて示す
)により絡合してなる。
ここに使用する薄布18は合成繊維のモノフィラメント
、マルチフィラメント、スパン糸の比較的細く、かつ丈
夫な糸条にて約5本/cmの糸密度で織成するか、互に
交叉して交叉点を接着した粗い布よりなり、バットはポ
リアミド系、ポリエステル系、アクリル系等の合成繊維
のウェッブを2〜10層積層してなる。
この薄布18とバット19をニードリングしてなるマッ
ト17は前記基布12の上面に重合する場合、薄布18
側が下になるようにするとともに一端側17 aが前記
経糸ループ13、14の共通孔15に芯線16を挿通す
ることにより接合した接合部20を覆って更に他端側1
7 bまで延長し、他端側17bはこの延長先端部Pa
に応する分だけ除去し、該除去部に該延長先端部を嵌合
しである。
このような重合の作業手段としては一端側を延長し、他
端側を切除するか、基布と接合部の長さに等しい長さの
マットを準備し、前記嵌合部分に相当する寸法だけマッ
トをずらせて基布に重合する手段がとられる。
しかして前記基布12とマット17との重合している全
範囲はニードリング(図中平行細線にて示す)によって
絡合されている。
ニードリングの手段は延長先端部Paが基布12と重合
している部分以外のマット17と基布12の重合部を先
ずニードルマシンで連続的にニードリングを行い、マッ
トの延長先端部Paが基布12と重合している部分は製
紙用ドライヤーフェルトをドライヤーに掛は渡し、両端
を接合してから手作業によりニードリングを行ってマッ
ト17と基布12を絡合し、無端状にする。
上記構成から明らかなように、この考案に係る製紙用ド
ライヤーフェルトは長手方向両端に経糸ループ13.1
4を形成した基布12の上面に薄布18とバット19を
ニードリングによって重合してなるマット17を薄布側
を下にし、かつ長手方向の一端側17 aを延長して前
記基布12の両端の経糸ループ13.14を噛み合せ、
その共通孔15に芯線16を挿通して接合した接合部2
0を覆って更に他端部17bまで及ぼし、該他端部はこ
の延長先端部Paに応する分だけ除去し該除去部に該延
長先端部を嵌合し、これら基布12およびマット17の
重合部の全範囲をニードリングにより絡合してなるから
、両端を接合するための接合部は基布の両端を剥離した
り接着剤を使用したりすることが一切ないので、接合部
を硬くし、マット17面を局部的に盛り上がらせること
がなく、更に延長部Pがはね上るおそれは全くない。
従って第5図の如くドライヤーシリンダー10を通過す
るとき該ドライヤーシリンダー面によく馴染み、この間
を通る紙11に全面が均等に密着することとなり、紙に
接合部マークをつけたり、紙切れの原因になったりする
ことはなく、特にコンデンサーペーパー、トレーシング
ペーパーの如くマークに敏感な薄い上質紙の乾燥におい
てもマークが発生することがない。
このことは1枚のドライヤーフェルトを上下のドライヤ
ーシリンダーに交互に掛は渡すいわゆるシングル掛けに
適用して特に効果があり、従来品のように下部のドライ
ヤーシリンダーに接する時バット又はマット側が外周と
なって廻ることによる延長部のはね上りがないのでこの
上にのっている紙は全く悪影響を受けない。
しかも紙に接するマット17は薄布18により補強され
ている上に経糸ループ13.14の接合部20を覆い他
端側まで延長した延長先端部Paも基布12に絡合して
いるので延長部Pの耐摩耗性、耐圧縮性も他部と変らな
い。
など、従来のドライヤーフェルトに比して各種の優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示し、第1図は接合部の暗示
的断面図、第2図はドライヤーシリンダーおよび紙との
関係図、第3図〜第5図はこの考案の実施例を示し、第
3図は接合部の暗示的断面図、第4図はマットの拡大断
面図、第5図はドライヤーシリンダー及び紙との関係図
を示す。 12・・・基布、13.14・・・経糸ループ、16・
・・芯線、17・・・マット、P・・・マットの延長部
、Pa・・・マットの延長先端部、18・・・薄布、1
9・・・バラ1〜.20・・・接合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長平方向両端に経糸ループを設けた基布の上面に、薄布
    とバットとをニードリングによって絡合してなるマット
    を薄布側を下にして重合するに当り、該マットの長手方
    向一端側を他端側まで延長し、これに応する他端側の部
    分を除去して延長先端部を除去部に嵌合し、該経糸ルー
    プを噛合せて出来る共通孔に芯線を通し、該基布と該マ
    ットが重合している全範囲をニードリングにより絡合し
    て無端状にしてなる製紙用ドライヤーフェルト。
JP16087680U 1980-11-12 1980-11-12 製紙用ドライヤ−フエルト Expired JPS5922159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16087680U JPS5922159Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12 製紙用ドライヤ−フエルト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16087680U JPS5922159Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12 製紙用ドライヤ−フエルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5787100U JPS5787100U (ja) 1982-05-28
JPS5922159Y2 true JPS5922159Y2 (ja) 1984-07-02

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ID=29519817

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JP16087680U Expired JPS5922159Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12 製紙用ドライヤ−フエルト

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