JP2020196115A - ロボットシステム、成形品の製造方法 - Google Patents

ロボットシステム、成形品の製造方法 Download PDF

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【課題】成形体のバリの除去を効率的に行うことを可能にするロボットシステムを提供する。【解決手段】本発明によれば、ロボットアームと、ロボットハンドと、保持機構と、分断機構を備えるロボットシステムであって、前記ロボットハンドは、前記ロボットアームに装着され、前記保持機構は、前記ロボットハンドに設けられ、かつ成形体を保持するように構成され、前記成形体は、成形体本体と、その周囲に設けられたバリを備え、前記分断機構は、前記保持機構が前記成形体を保持した状態で、前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステムが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、成形体からバリを除去するために利用可能なロボットシステム、及びこれを用いた成形品の製造方法に関する。
特許文献1では、ロボットアームを駆動させて成形体を金型から取り出し、その成形体をバリ取り用保持装置に固定し、その状態でバリ取りを行っている。
特開2015−160422号公報
特許文献1の方法では、金型から取り出して成形体を、一旦、バリ取り用保持装置に固定し、その状態でバリ取りを行っているので、バリ取りのための作業工数が多くなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、成形体のバリの除去を効率的に行うことを可能にするロボットシステムを提供するものである。
本発明によれば、ロボットアームと、ロボットハンドと、保持機構と、分断機構を備えるロボットシステムであって、前記ロボットハンドは、前記ロボットアームに装着され、前記保持機構は、前記ロボットハンドに設けられ、かつ成形体を保持するように構成され、前記成形体は、成形体本体と、その周囲に設けられたバリを備え、前記分断機構は、前記保持機構が前記成形体を保持した状態で、前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステムが提供される。
本発明の構成では、保持機構が成形体を保持した状態で、バリと成形体本体を分断するので、バリの除去を効率的に行うことができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記保持機構は、前記成形体本体を保持する本体保持機構を備える、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記分断機構は、当接体を有するバリ取り機構を備え、前記本体保持機構が前記成形体本体を保持した状態で前記バリと前記当接体を衝突させることによって前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記バリ取り機構は、前記当接体を一対備え、前記一対の当接体は、前記一対の当接体の間の開口の大きさが可変になっており、前記成形体本体が前記開口を通過可能で且つ前記バリが前記当接体に衝突するように前記開口の大きさを設定した状態で前記バリと前記当接体を衝突させる、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記分断機構は、少なくとも1つの突出機構を備え、前記突出機構は、突出部を備え、前記本体保持機構が前記成形体本体を保持する保持面に対向する対向面に前記突出部が当接した状態で、前記当接体を前記保持面から前記対向面に向かう方向に移動させることによって、前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、傾斜面を備える傾斜部材をさらに備え、前記傾斜面は、前記バリ取り機構の下側に配置されており、前記バリ取り機構によって分断された前記バリが前記傾斜面に沿って滑って搬送される、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記突出機構は、前記傾斜面の下側に配置されており、前記突出部は、前記傾斜面に設けられた貫通孔を通じて前記傾斜面から突出する、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記バリは、バリ本体と薄肉部を備え、前記薄肉部は、前記バリ本体よりも肉厚が小さく、かつ前記成形体本体の周縁に沿って設けられ、前記分断機構は、少なくとも1つの突出機構を備え、前記突出機構は、突出部を備え、前記突出部は、前記保持機構が前記成形体を保持した状態で、前記突出部の先端を前記薄肉部に当接させ、前記先端で前記薄肉部を損壊させて前記バリ本体と前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記分断機構は、前記突出機構を複数備え、前記複数の突出機構は、前記成形体本体の周縁に沿って間隔を空けて配置される、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、前記保持機構は、前記バリ本体を保持するバリ保持機構を備える、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、開閉可能な第1及び第2金型を備え、第1及び第2金型は、パリソンを成形して前記成形体を形成可能に構成され、前記成形体を形成した後に第1金型に前記成形体が保持された状態で、前記保持機構は、前記成形体を保持する、ロボットシステムである。
好ましくは、前記記載のロボットシステムであって、第1金型は、第2金型よりも前記成形体と係合されやすくなっている、ロボットシステムである。
本発明の第1実施形態において、開いている金型1,2の間にパリソン3を配置した状態を示す縦断面図である。 図1の状態から金型1,2を閉じてパリソン3の成形を行った後の状態を示す。 図3Aは、図1中の領域Aの拡大図であり、図3Bは、図2中の領域Aの拡大図である。 図2の状態から金型1,2を開いた後の状態を示す。 図4の状態からロボットハンド6の保持機構6aで成形体4を保持した後の状態を示す。 図5の状態から成形体4を金型1,2から取り出した後の状態を示す。 図6のA−A断面に相当する断面での、本体保持機構6a1,突出機構6b1及び成形体4の形状及び配置を詳細に示す図である。 図6の状態から突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てることによって、薄肉部4b2を損壊させた後の状態を示す。 薄肉部4b2の一部の領域4b21において薄肉部4b2が損壊した後の状態を示す、図7に対応する図である。 図8の状態からバリ取り機構8を用いて成形体本体4aとバリ本体4b1を分断する直前の状態を示す。 図10の状態からバリ取り機構8を用いて成形体本体4aとバリ本体4b1を分断した後の状態を示す。 本発明の第2実施形態での、図6に対応する図である。 本発明の第3実施形態での、図4に対応する図である。 本発明の第3実施形態での、図5に対応する図である。 本発明の第3実施形態での、図6に対応する図である。 本発明の第3実施形態での、図8に対応する図である。 本発明の第4実施形態での、図2に対応する図である。 本発明の第4実施形態での、図4に対応する図である。 本発明の第5実施形態での、図6に対応する図である。 本発明の第5実施形態での、図8に対応する図である。 本発明の第6実施形態での、図6に対応する図である。 本発明の第6実施形態での、薄肉部4b2が損壊される直前の状態を示す図である。 本発明の第6実施形態での、図8に対応する図である。 本発明の第7実施形態での、図8に対応する図である。 本発明の第8実施形態での、バリ取り機構8と傾斜部材13の間に成形体4を配置した状態を示す図である。 図25の状態から開口8bを狭め且つ突出部9a1を対向面4a1に当接させた状態を示す図である。 図26の状態から当接体8aとバリ4bを衝突させてバリ4bを成形体本体4aから分断した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
図1〜図11を用いて、本発明の第1実施形態の成形品の製造方法について説明する。なお、図7及び図9では、本体保持機構6a1,突出機構6b1及び成形体4の形状及び配置を詳細に示しているのに対し、その他の図では、図示の便宜上、これらの構成の形状及び配置を模式的に示している。このため、図7及び図9での上記構成の形状及び配置は、その他の図と一致していない。
本実施形態の成形品の製造方法は、成形工程と、保持工程と、分断工程を備える。また、分断工程の後に、全周分断工程を行うことが好ましい。
この製造方法は、図4及び図10に示すロボットシステム11を用いて実施することができる。ロボットシステム11は、ロボットアーム7と、ロボットハンド6と、保持機構6aと、分断機構6bを備える。保持機構6aは、ロボットハンド6に設けられている。分断機構6bは、突出機構6b1と、バリ取り機構8を備える。突出機構6b1は、ロボットハンド6に設けられており、バリ取り機構8は、ロボットハンド6から分離されている。
1−1.成形工程
成形工程では、図1〜図4に示すように、開閉可能な第1及び第2金型1,2を用いてパリソン3を成形して成形体4を形成する。
まず、図1に示すように、溶融樹脂をヘッド5内に設けられたスリットから押し出すことによってパリソン3を形成し、第1及び第2金型1,2の間に配置する。溶融樹脂は、原料樹脂を溶融混練することによって形成することができる。原料樹脂は、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂であり、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。溶融樹脂には発泡剤が添加されていてもいなくてもよい。溶融樹脂に発泡剤が添加されている場合、パリソン3は、発泡パリソンとなる。パリソン3は、筒状であってもシート上であってもよい。
金型1,2は、それぞれ、キャビティ1a,2aと、その周縁に沿って設けられたピンチオフ部1b,2bを備える。図3Aに示すように、金型1には、アンダーカット構造部1cが設けられている。アンダーカット構造は、成形体と金型の間に係合構造が形成される構造であり、例えば逆テーパー形状である。アンダーカット構造部1cは、キャビティ1a内に設けてもよく、ピンチオフ部1bの外側に設けてもよい。アンダーカット構造部1cは、成形体本体4aのうち成形後に除去される部位(例えば、成形品がダクトであれば、開口部に設けられる袋部)、又はバリ本体4b1に設けることが好ましい。この場合、アンダーカット構造部1cで成形される係合部位4c(図6を参照)が最終製品である成形品に残らないからである。
パリソン3が金型1,2の間に配置された状態で、図2に示すように、金型1,2を閉じ、その状態でキャビティ1a,2a内のパリソン3を成形することによって、成形体4が得られる。パリソン3の成形方法としては、ブロー成形、真空成形などが挙げられる。
図6に示すように、成形体4は、製品(成形品)となる成形体本体4aと、その周囲に設けられたバリ4bを備える。成形体本体4aは、キャビティ1a,2aの内面形状に沿った形状となる。成形体本体4aは、中空体であることが好ましい。中空体は、ダクトのように内部がエアーであるものであってもよく、サンドイッチパネルパネルように中空体の内部に発泡体などの充填剤が充填されたものであってもよい。バリ4bは、バリ本体4b1と薄肉部4b2を備える。薄肉部4b2は、バリ本体4b1よりも肉厚が小さい。薄肉部4b2は、成形体本体4aの周縁に沿って設けられる。
薄肉部4b2は、ピンチオフ部1b,2bでパリソン3を圧縮してその肉厚を極薄にすることによって形成される部位である。パリソン3のうち、ピンチオフ部1b,2bよりも外側の部位がバリ本体4b1となる。
金型1,2を型締めする際の圧力を高くするほど、薄肉部4b2の肉厚が小さくなり、後述する分断機構によって薄肉部4b2を損壊させてバリ本体4b1と成形体本体4aを分断することが容易になる。薄肉部4b2の肉厚は、例えば、0.001〜0.5mmであり、具体的には例えば、0.001、0.01、0.05、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
パリソン3の成形後に、図4に示すように、金型1,2を開くことによって成形体4を取り出すことができる。キャビティ1a内にはアンダーカット構造部1cが設けられているので、図3Bに示すように、成形体本体4aと金型1が係合した状態になり、成形体4が金型1から外れにくくなる。一方、金型2には、アンダーカット構造部が存在していないので、成形体4は金型2からスムーズに外れる。このため、金型1は、金型2よりも成形体4と係合されやすくなっており、成形後に金型1,2を開く際に、図4に示すように、成形体4は、金型1に係合されたままになり、金型1と共に移動する。
1−2.ロボットハンド6
保持工程及び分断工程は、図4に示すロボットハンド6を用いて行われる。ロボットハンド6は、ロボットアーム7に装着して用いられる。ロボットアーム7は、ロボットハンド6を移動させる機能を有する。ロボットアーム7は、本実施形態の方法に含まれる各種工程の実現に必要な軸数を有するものであればよく、6軸以上を有するものが好ましい。
ロボットハンド6は、ベース6c上に、保持機構6aと、突出機構6b1を備える。保持機構6aは、成形体4を保持するように構成される。突出機構6b1は、保持機構6aが成形体4を保持した状態で薄肉部4b2の少なくとも1点において薄肉部4b2を損壊させてバリ本体4b1と成形体本体4aを分断するように構成される。
保持機構6aは、成形体本体4aを保持する本体保持機構6a1を含む。本実施形態では、本体保持機構6a1は、吸引力によって成形体本体4aを保持(吸着)する機能を有する吸着パッドであるが、別の構成によって成形体本体4aを保持するものであってもよい。
突出機構6b1は、突出部6b11と、これを駆動するアクチュエータ6b12を備える。アクチュエータ6b12は、突出部6b11の先端の位置を変位させることができるように構成されている。突出部6b11は、アクチュエータ6b12の駆動に伴って突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てることによって薄肉部4b2を損壊させて、バリ本体4b1と成形体本体4aを分断するように構成される。薄肉部4b2は、突出部6b11の先端を薄肉部4b2に強く衝突させることによって損壊させてもよく、突出部6b11の先端を薄肉部4b2に強く押圧することによって損壊させてもよい。また、突出部6b11の先端が尖っている場合には、突出部6b11の先端で薄肉部4b2を切り裂くことによって薄肉部4b2を損壊させてもよい。
突出機構6b1は、例えば、シリンダ機構によって構成される。突出部6b11の先端の断面形状は、特に限定されず、円形であっても、その他の形状であってもよい。突出部6b11の先端は、平坦であっても、湾曲していても、尖っていてもよい。
図7に示すように、本実施形態では、成形体4は、略L字形状の成形体本体4aの周囲にバリ4bが設けられて構成されている。本体保持機構6a1は、複数箇所(2箇所)に設けられており、突出機構6b1も、複数箇所(5箇所)に設けられている。複数の突出機構6b1は、成形体本体4aの周縁に沿って間隔を空けて配置されている。より具体的には、2つの突出機構6b1がL字の一方の端部近傍に配置され、2つの突出機構6b1がL字の他方の端部近傍に配置され、残りの1つの突出機構6b1が、L字の角の内側に配置されている。何れも、突出部6b11の先端が薄肉部4b2に突き当てられる位置に設けられている。
1−3.保持工程
保持工程では、保持機構6aが成形体4を保持する。具体的には、図4に示すように、開いた状態の金型1,2の間にロボットハンド6を移動させ、図5に示すように、本体保持機構6a1を成形体本体4aに当接させて成形体本体4aを吸着保持する。
次に、保持機構6aが成形体4を保持した状態で、図6に示すように、ロボットハンド6を移動させることによって、成形体4を金型1,2から取り出す。この際、アンダーカット構造部1cで成形された係合部位4cは、弾性変形させてアンダーカット構造部1cから離脱させることができる。図5の状態では、バリ本体4b1は、ヘッド5につながっているので、バリ本体4b1をヘッド5から引きちぎるか、又は図示しない切断機構を用いてバリ本体4b1を切断して、図6に示す状態とする。
1−4.分断工程
図6の状態からアクチュエータ6b12を駆動して突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てることによって、図8に示すように、薄肉部4b2の少なくとも1点において薄肉部4b2を損壊させてバリ本体4b1と成形体本体4aを分断する。本実施形態では、図9に示すように、突出機構6b1が5箇所に設けられているので、5箇所の突出部6b11が薄肉部4b2に突き当てられる部位の近傍の領域4b21において、薄肉部4b2が損壊される。
図9に示すように、分断工程後の状態では、薄肉部4b2の一部の領域4b22において成形体本体4aとバリ本体4b1が連結されている。
そこで、分断工程の後に全周分断工程を行って、成形体本体4aの全周において、成形体本体4aとバリ本体4b1を分断している。
1−5.全周分断工程
全周分断工程は、図10に示すように、バリ取り機構8を用いて、成形体本体4aの全周において、成形体本体4aとバリ本体4b1を分断する。
バリ取り機構8は、図10に示すように、一対の当接体8aを設けることが好ましい。一対の当接体8aの間には、開口(隙間)8bが設けられる。一対の当接体8aは、開口8bの大きさが可変になるように構成されている。
本工程は、以下の方法で実施可能である。まず、図10において、成形体4がバリ取り機構8の右側にある状態で成形体4の全体が開口8bを通過可能になるように開口8bを広げて、成形体4の全体が開口8bを通過するように成形体4を移動させて、成形体4がバリ取り機構8の左側にある状態にする。その後、開口8bを狭めて、図10に示すように、成形体本体4aは通過可能であるが、バリ本体4b1が通過不能な状態にする。
次に、バリ本体4b1が当接体8aに当接し且つ成形体本体4aが開口8bを通過するように成形体4をバリ取り機構8に対して相対移動させる。図10では、成形体4をバリ取り機構8に対して相対的に右方向に移動させる。これによって、成形体本体4aの全周において薄肉部4b2が損壊されて、成形体本体4aのみが開口8bを通過し、図11に示すように、成形体本体4aの全周において、成形体本体4aとバリ本体4b1が分断される。分断工程において、薄肉部4b2の一部の領域4b21がすでに損壊されているので、損壊された部位が起点となって、薄肉部4b2の残りの領域4b22が容易に損壊される。
なお、本工程では、成形体4のみを移動させてもよく、バリ取り機構8のみを移動させてもよく、両方を移動させてもよい。
1−6.後工程
全周分断工程においてバリ本体4b1から分離された成形体本体4aには、図11に示すように、損壊した薄肉部4b2の残骸4b23が連結されている。カッターなどを用いて、この残骸4b23を適宜除去したり、成形品としては不要な部位(例えばダクトであれば開口部に形成される袋部)を除去したりすることによって、成形品が得られる。
2.第2実施形態
図12を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、分断工程の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、図6の状態から突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てているが、この方法では、突出部6b11を突き当てたときの衝撃で、成形体本体4aが保持機構6aから外れてしまう虞がある。
そこで、本実施形態の分断工程では、保持機構6aが成形体4を保持する保持面4a3に対向する対向面4a1がロボットハンド6とは分離された当接部材12に当接された状態で、バリ本体4b1と成形体本体4aの分断が行われる。つまり、この状態で、突出部6b11を薄肉部4b2に突き当てる。
このような方法によれば、突出部6b11を突き当てたときの衝撃で、成形体本体4aが保持機構6aから外れることが抑制される。
3.第3実施形態
図13〜図16を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、ロボットハンド6の構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、保持機構6aは、バリ本体4b1を保持するバリ保持機構6a2を備える。バリ保持機構6a2は、一例では、バリ本体4b1を保持する挟持部6a21と、これを駆動するアクチュエータ6a22を備える。アクチュエータ6a22は、挟持部6a21を変位させたり、挟持部6a21がバリ本体4b1を挟持する際に挟持部6a21を開閉させたりすることができるように構成されている。バリ保持機構6a2は、成形体本体4aより上側の位置と、成形体本体4aより下側の位置に一つずつ設けられている。
ロボットハンド6は、ベース6dを備える。ベース6cとベース6dは、アクチュエータ6eを介して連結されており、両者の間の距離が可変になっている。バリ保持機構6a2は、ベース6dに設けられている。ロボットアーム7は、ベース6dに連結される。
本実施形態の保持工程では、図13に示すように、開いた状態の金型1,2の間にロボットハンド6を移動させ、図14に示すように、バリ保持機構6a2でバリ本体4b1を挟持して成形体4を保持する。このままの状態で成形体4を金型1,2から取り出してもよく、さらに、本体保持機構6a1を成形体本体4aに当接させて成形体本体4aを吸着保持してもよい。バリ保持機構6a2でバリ本体4b1を挟持する前に、本体保持機構6a1で成形体本体4aを保持してもよい。
次に、保持機構6aが成形体4を保持した状態で、図15に示すように、ロボットハンド6を移動させることによって、成形体4を金型1,2から取り出す。なお、成形体4を金型から取り出す前に、本体保持機構6a1で成形体本体4aを保持し、成形体4を金型から取り出した後に、バリ保持機構6a2でバリ本体4b1を挟持するようにしてもよい。
次に、分断工程では、第1実施形態と同様に、図16に示すように、アクチュエータ6b12を駆動して突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てる。これによって、図16に示すように、薄肉部4b2の少なくとも1点において薄肉部4b2を損壊させることができる。
本実施形態では、バリ保持機構6a2でバリ本体4b1を保持した状態で突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てるので、突出部6b11によって加えられる力が薄肉部4b2に集中しやすく、薄肉部4b2が損壊されやすい。また、突出部6b11の先端を薄肉部4b2に突き当てる際に、挟持部6a21を突出部6b11とは逆方向に向かって移動させることが好ましい。これによって、薄肉部4b2に、より強い力が加えられるので、薄肉部4b2が損壊されやすくなる。
4.第4実施形態
図17〜図18を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、金型1の構造が異なる点と、バリ挟持機構10が設けられている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、金型1,2の上側及び下側のそれぞれにバリ挟持機構10が設けられており、バリ挟持機構10は、バリ本体4b1を挟持する機能を有する。バリ挟持機構10は、ロボットハンド6に搭載されていてもよく、ロボットハンド6とは分離した機構であってもよい。バリ挟持機構10は、金型1,2の上側と下側の一方のみに設けてもよい。
本実施形態では、図17に示すように、金型1,2を閉じた状態でバリ挟持機構10によってバリ本体4b1を挟持している。図18に示すように、金型1,2を開く際に、バリ挟持機構10を金型1と共に移動させる。このような構成によれば、金型1にアンダーカット構造部1cを設けることなく、成形体4を金型1と共に移動させることができる。
なお、バリ挟持機構10を金型1と共に移動させる代わりに、成形体4が金型1,2の間に位置している状態にし、この状態の成形体4を保持機構6aで保持するようにしてもよい。保持機構6aで保持する際に、成形体4を金型1に押し付けるようにしてもよい。さらに、バリ挟持機構10が成形体4を保持して金型1,2から取り出してもよい。この場合、金型1,2から取り出された後の成形体4を保持機構6aが保持する。
5.第5実施形態
図19〜図20を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、分断機構6bの構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、図19に示すように、分断機構6bは、ロボットハンド6から分離されたベース9b上に設けられた少なくとも1つの突出機構9aを備える。突出機構9aは、突出部9a1と、これを駆動するアクチュエータ9a2を備え、突出機構6b1と同様の作用によって、薄肉部4b2を損壊させることができる。突出機構9aは、例えば、突出機構6b1と同様に、図7に示すように配置される。
本実施形態の保持工程では、第1実施形態と同様に、図5に示すように保持機構6aが成形体4を保持した状態で、ロボットハンド6を移動させることによって成形体4を金型1,2から取り出し、その後、図19に示すように、突出部9a1の先端が薄肉部4b2に対向する位置に成形体4を移動させる。
本実施形態の分断工程では、図20に示すように、アクチュエータ9a2を駆動して突出部9a1の先端を薄肉部4b2に突き当てる。これによって、図20に示すように、薄肉部4b2の少なくとも1点において薄肉部4b2を損壊させることができる。
6.第6実施形態
図21〜図23を用いて、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、突出機構9aについては第5実施形態に類似しており、バリ取り機構8について、第1実施形態に類似している。以下、相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、分断工程において薄肉部4b2の一部を損壊させた後に、全周分断工程を行うことによって、成形体本体4aとバリ本体4b1を分離しているが、本実施形態では、一工程で、成形体本体4aとバリ本体4b1を分離する。
本実施形態では、図21に示すように、分断機構6bは、突出機構9aとバリ取り機構8を備える。
本工程は、以下の方法で実施可能である。まず、第1実施形態と同様の方法によって、成形体4とバリ取り機構8を図21に示すように配置する。
次に、図21の状態から突出部9a1が開口8b内に向かう方向に突出部9a1と当接体8aを相対移動させると、ある時点で、図22に示すように、突出部9a1の先端が薄肉部4b2に当接し、且つ当接体8aがバリ本体4b1に当接する状態となる。
図22の状態から突出部9a1と当接体8aとをさらに相対移動させると、図23に示すように、成形体本体4aの全周において薄肉部4b2が損壊されて、成形体本体4aとバリ本体4b1が分離される。一例では、薄肉部4b2は、突出部9a1の先端において最初に損壊され、損壊されて部位が起点となって、その他の部位が損壊される。
突出部9a1と当接体8aの相対移動は、当接体8aのみを移動させてもよく、突出部9a1のみを移動させてもよく、両方を移動させてもよい。また、突出部9a1を移動させる方法としては、突出機構9aの全体を移動させてもよく、アクチュエータ9a2を駆動して突出部9a1のみを移動してもよい。
7.第7実施形態
図24を用いて、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態は、第6実施形態に類似しており、突出機構9aの位置の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、図24に示すように、突出機構9aの先端が成形体本体4aの周縁4a2に接するか、又は非常に近接するように配置されている。この場合、成形体本体4aとバリ本体4b1を分離したときに、薄肉部4b2の大部分又は全てがバリ本体4b1に繋がった状態となり、薄肉部4b2が、成形体本体4aにほとんど又は全く残らないようになる。この場合、薄肉部4b2の残骸を成形体本体4aから除去する後工程を省略することができる。
8.第8実施形態
図25〜図27を用いて、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態は、第7実施形態に類似しており、分断機構6bの構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態のロボットシステム11では、分断機構6bは、突出機構9aとバリ取り機構8を備える。バリ取り機構8の下側には、傾斜面13aを有する傾斜部材13が配置されている。傾斜面13aには貫通孔13bが設けられている。突出機構9aは、傾斜面13aの下側に配置されている。突出部9a1は、貫通孔13bを通じて、傾斜面13aから突出可能になっている。好ましくは、複数の突出機構9aが設けられ、複数の突出機構9aは、互いに離れた位置に配置される。
本実施形態では、分断工程は、以下の方法で実施可能である。
まず、図4〜図6及び図25に示すように、第1実施形態と同様の方法によって、保持機構6aが成形体4を保持する。より具体的には、本体保持機構6a1が保持面4a3において成形体本体4aを保持する。
次に、図25に示すように、一対の当接体8aの間の開口8bを十分に大きくした状態で、成形体4が開口8bを通過するように成形体4を移動させて、バリ4bが当接体8aよりも低い位置に配置されるようにする。
次に、図26に示すように、突出部9a1を伸ばして、保持面4a3に対向する対向面4a1に突出部9a1の先端を当接させる。これによって、バリ4bと当接体8a1を衝突させたときに成形体本体4aが本体保持機構6a1から外れることが抑制される。また、成形体本体4aが通過可能で且つバリ4bが当接体8aに衝突するように開口8bの大きさを設定する。
この状態で、図27に示すように、当接体8aを保持面4a3から対向面4a1に向かう方向(図26の矢印X方向)に移動させる。これによって、バリ4bと当接体8a1が衝突してバリ4bが成形体本体4aから分断される。分断されたバリは、傾斜面13a上に落下し、傾斜面13aに沿って滑り、傾斜面13aの下流側に配置されたコンベア14に向かって搬送される。コンベア14上に載置されたバリ4bは、バリ粉砕機(不図示)に搬送され、バリ粉砕機において粉砕されて再利用される。なお、バリ4bが突出部9a1に引っ掛かる場合がある(バリ4bが成形体本体4aの全周にある場合は突出部9a1に必ず引っ掛かる)が、その場合は、分断工程後に突出部9a1を後退させて傾斜面13aから突出しないようにした時点でバリ4bが傾斜面13aを滑り落ちる。
成形体本体4aは、バリ4bを除去した後も本体保持機構6a1に保持された状態になっており、そのままの状態で、ロボットアーム7が成形体本体4aを次の工程を行う場所に移動させる。例えば、成形品がダクトである場合には、次の工程は、袋部の切除工程であるので、袋部の切除機構を設けられた場所に成形体本体4aが移動される。
バリ4bを分断した後に、突出機構9aとバリ取り機構8は、図25に示す状態に復帰し、次の成形体4の処理が行われる。
なお、上記実施形態では、図26の状態から当接体8aを下方に移動させることによって、バリ4bと当接体8a1を衝突させているが、図26の状態から成形体4を上方に移動させることによって、バリ4bと当接体8a1を衝突させてもよく、当接体8aと成形体4の両方を互いに近づくように移動させてもよい。
また、上記実施形態では、図26に示すように、バリ4bが当接体8a1の下側にある状態から当接体8aを下方に移動させているが、バリ4bが当接体8a1の上側にある状態から当接体8a1を上方に移動させたり、成形体4を下方に移動させたりしてもよい。この場合、開口8bの大きさは、可変でなくてもよく、一対の当接体8aの代わりに、成形体本体4aが通過可能で且つバリ4bが当接体8aに衝突するような大きさの開口を有する1つの当接体8aを用いることができる。また、この場合、成形体本体4aが本体保持機構6a1から外れる方向に力が加わりにくいので、突出機構9aは省略可能である。
9.その他実施形態
本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・突出機構6b1,9aのアクチュエータは不要な場合は省略してもよい。
1 :第1金型
1a :キャビティ
1b :ピンチオフ部
1c :アンダーカット構造部
2 :第2金型
2a :キャビティ
2b :ピンチオフ部
3 :パリソン
4 :成形体
4a :成形体本体
4a1 :対向面
4a2 :周縁
4a3 :保持面
4b :バリ
4b1 :バリ本体
4b2 :薄肉部
4b21 :領域
4b22 :領域
4b23 :残骸
4c :係合部位
5 :ヘッド
6 :ロボットハンド
6a :保持機構
6a1 :本体保持機構
6a2 :バリ保持機構
6a21 :挟持部
6a22 :アクチュエータ
6b :分断機構
6b1 :突出機構
6b11 :突出部
6b12 :アクチュエータ
6c :ベース
6d :ベース
6e :アクチュエータ
7 :ロボットアーム
8 :バリ取り機構
8a :当接体
8b :開口
9a :突出機構
9a1 :突出部
9a2 :アクチュエータ
9b :ベース
10 :バリ挟持機構
11 :ロボットシステム
12 :当接部材
13 :傾斜部材
13a :傾斜面
13b :貫通孔
14 :コンベア

Claims (12)

  1. ロボットアームと、ロボットハンドと、保持機構と、分断機構を備えるロボットシステムであって、
    前記ロボットハンドは、前記ロボットアームに装着され、
    前記保持機構は、前記ロボットハンドに設けられ、かつ成形体を保持するように構成され、
    前記成形体は、成形体本体と、その周囲に設けられたバリを備え、
    前記分断機構は、前記保持機構が前記成形体を保持した状態で、前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムであって、
    前記保持機構は、前記成形体本体を保持する本体保持機構を備える、ロボットシステム。
  3. 請求項2に記載のロボットシステムであって、
    前記分断機構は、当接体を有するバリ取り機構を備え、
    前記本体保持機構が前記成形体本体を保持した状態で前記バリと前記当接体を衝突させることによって前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステム。
  4. 請求項3に記載のロボットシステムであって、
    前記バリ取り機構は、前記当接体を一対備え、
    前記一対の当接体は、前記一対の当接体の間の開口の大きさが可変になっており、
    前記成形体本体が前記開口を通過可能で且つ前記バリが前記当接体に衝突するように前記開口の大きさを設定した状態で前記バリと前記当接体を衝突させる、ロボットシステム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のロボットシステムであって、
    前記分断機構は、少なくとも1つの突出機構を備え、
    前記突出機構は、突出部を備え、
    前記本体保持機構が前記成形体本体を保持する保持面に対向する対向面に前記突出部が当接した状態で、前記当接体を前記保持面から前記対向面に向かう方向に移動させることによって、前記バリと前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステム。
  6. 請求項5に記載のロボットシステムであって、
    傾斜面を備える傾斜部材をさらに備え、
    前記傾斜面は、前記バリ取り機構の下側に配置されており、
    前記バリ取り機構によって分断された前記バリが前記傾斜面に沿って滑って搬送される、ロボットシステム。
  7. 請求項6に記載のロボットシステムであって、
    前記突出機構は、前記傾斜面の下側に配置されており、
    前記突出部は、前記傾斜面に設けられた貫通孔を通じて前記傾斜面から突出する、ロボットシステム。
  8. 請求項1に記載のロボットシステムであって、
    前記バリは、バリ本体と薄肉部を備え、
    前記薄肉部は、前記バリ本体よりも肉厚が小さく、かつ前記成形体本体の周縁に沿って設けられ、
    前記分断機構は、少なくとも1つの突出機構を備え、
    前記突出機構は、突出部を備え、
    前記突出部は、前記保持機構が前記成形体を保持した状態で、前記突出部の先端を前記薄肉部に当接させ、前記先端で前記薄肉部を損壊させて前記バリ本体と前記成形体本体を分断するように構成される、ロボットシステム。
  9. 請求項8に記載のロボットシステムであって、
    前記分断機構は、前記突出機構を複数備え、
    前記複数の突出機構は、前記成形体本体の周縁に沿って間隔を空けて配置される、ロボットシステム。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか1つに記載のロボットシステムであって、
    前記保持機構は、前記バリ本体を保持するバリ保持機構を備える、ロボットシステム。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか1つに記載のロボットシステムであって、
    開閉可能な第1及び第2金型を備え、
    第1及び第2金型は、パリソンを成形して前記成形体を形成可能に構成され、 前記成形体を形成した後に第1金型に前記成形体が保持された状態で、前記保持機構は、前記成形体を保持する、ロボットシステム。
  12. 請求項11に記載のロボットシステムであって、
    第1金型は、第2金型よりも前記成形体と係合されやすくなっている、ロボットシステム。
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