JP2020165308A - 密閉型電動圧縮機及びこれを用いた冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スラストボールベアリングを用いて摺動損失を低減しつつ騒音発生を抑制した密閉型電動圧縮機とそれを用いた冷凍装置の提供。【解決手段】圧縮要素3と電動機要素2を備え、前記電動機要素は、固定子19の外周を回転子18が回転するアウターロータ型モータとし、かつ、前記回転子によって回転されて前記圧縮要素を駆動するクランクシャフト15はそのスラスト荷重をスラストボールベアリング16による転がり軸受で支持する構成とするとともに、前記スラストボールベアリングに下向きの圧力を加える予圧発生機構26を設けた構成としてある。これにより、スラストボールベアリングによる転がり軸受によってクランクシャフトの摺動損失を低減できるとともに、予圧発生機構によってスラストボールベアリングに常に予圧を加えボールの滑りを抑制して、レース摩耗や、ボール振動を防止することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、スラストボールベアリングにより摺動損失を低減した密閉型電動圧縮機及びこれを用いた冷凍装置に関するものである。
一般に密閉型電動圧縮機は各種冷凍装置に用いられており、その密閉型電動圧縮機は、小型、低背化がすすめられている。例えば冷凍冷蔵庫のような冷凍装置では食材の多様化にともない冷蔵庫本体の大容量化要望が強まっており、そのため冷蔵庫本体の外観寸法はそのままで庫内容積を広げるべく密閉型圧縮機の小型、低背化が進められている。
この密閉型電動圧縮機の小型、低背化を実現するためにはこれの駆動源となる電動機が小型、低背化である必要があり、この小型、低背化に適した電動機としては、固定子の外側を回転子が回るアウターロータ型モータがある(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された密閉型電動圧縮機の電動機要素部分を示し、この電動機要素120は、コア122にコイル124を巻回して構成した固定子126と、この固定子126の外周を回る回転子128とからなり、回転子128は筒状のバックヨーク130及びその内周面に貼り付けた永久磁石132からなる。
固定子126は圧縮要素の支持プレート134に形成されている軸受部136に固定され、回転子128は前記軸受部126に軸支されたクランクシャフト138にフランジプレート140を介して連結されている。
ここで、上記クランクシャフト138には下向きのスラスト荷重がかかっているが、この下向きのスラスト荷重はクランクシャフト138のフランジ部142に形成されたスラスト面144を軸受部136上端のスラスト支持面146に載置して構成したすべり軸受で支持している。
上記特許文献1に記載されている密閉型電動圧縮機は、その電動機要素120が、小型、低背化に適してはいるが、クランクシャフト138に加わるスラスト荷重をすべり軸受けで支持しているため摺動損失が大きいという課題がある。
このため、この特許文献1の密閉型電動圧縮機では上記回転子128の磁気中心Cを固定子126の磁気中心Dより下方にSで示すようにずらせて回転子128、すなわち回転子128に連結したクランクシャフト138を浮かせ気味にすることによりすべり軸受け部分に加わるスラスト荷重を軽減し、摺動損失を低減している。
この摺動損失は前記クランクシャフト138のフランジ部142下面のスラスト面144と軸受部136上端のスラスト支持面146との間にスラストボールベアリングを設けて転がり軸受で支持する構成とすることによって更に大きく低減することができ、効果的である。
しかしながら、上記回転子128と固定子126の磁気中心をずらせて回転子128を浮かせ気味にする密閉型電動圧縮機において、スラスト荷重受け部を、スラストボールベアリングからなる転がり軸受にすると、スラストボールベアリングにかかる予圧が減少し、スラストボールベアリングのボールが転がらずにスラストボールベアリングのレース面を滑るようになる。その結果、レースが摩耗したり、ボールが微振動したりして、騒音を発生させてしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、スラストボールベアリングを用いて摺動損失を大幅に低減し、かつ、騒音発生を抑制した密閉型電動圧縮機及びそれを用いた冷凍装置の提供を目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため、クランクシャフトのスラスト荷重をスラストボールベアリングによる転がり軸受で支持するとともに、スラストボールベアリングに下向きの圧力を加える予圧発生機構を設けた構成としてある。
これにより、スラストボールベアリングによる転がり軸受によってクランクシャフトの摺動損失を大きく低減できるとともに、予圧発生機構によってスラストボールベアリングに予圧を加え、ボールの滑りを抑制してレース摩耗やボール微振動を防止することができる。
本発明は、上記構成により、摺動損失を低減しつつ騒音発生を抑制して高性能且つ低騒音の密閉型電動圧縮機及びそれを用いた冷凍装置とすることができる。
第1の発明は、密閉容器内に圧縮要素とこの圧縮要素を駆動する電動機要素を設け、前記電動機要素は固定子の外周を回転子が回転するアウターロータ型モータとし、かつ、前記回転子によって回転されて前記圧縮要素を駆動するクランクシャフトはそのスラスト荷重をスラストボールベアリングによる転がり軸受で支持する構成とするとともに、前記スラストボールベアリングに下向きの圧力を加える予圧発生機構を設けた構成としてある。
これにより、スラストボールベアリングによる転がり軸受によってクランクシャフトの摺動損失を大きく低減できるとともに、予圧発生機構によってスラストボールベアリングに予圧を加えてボールの滑りを抑制し、レース摩耗やボール振動を防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記予圧発生機構は、固定子のコアの軸方向中心を、回転子の永久磁石の軸方向中心より低い位置に設定して構成してある。
これにより、回転子には固定子の磁気中心に一致させるべく下向きの力が加わるためこれに連結されて一体に回転するクランクシャフトも下向きの力がかかる。その結果、クランクシャフトのスラスト荷重を支持するスラストボールベアリングに予圧がかかり、ボールの滑りを抑制してレース摩耗や、ボール振動を防止することができる。そして、この予圧発生機構は固定子と回転子の磁気中心をずらせるだけで構成できるから、極めて簡単かつ安価に提供することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、前記予圧発生機構は、回転子回転時の冷媒ガスの流れによって回転子に下向きの力を加える回転力変換手段を設けて構成してある。
これにより、回転子は回転によって下向きに力が加えられるためこれに連結されて一体に回転するクランクシャフトにも下向きの力がかかる。その結果、クランクシャフトのスラスト荷重を支持するスラストボールベアリングに予圧がかかり、ボールの滑りを抑制してレース摩耗や、ボール振動を防止することができる。また、この予圧発生機構は回転子の外周に回転方向に向かって上向きに傾く羽根等の回転力変換手段を設けるだけであるから極めて簡単かつ安価に提供することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3の発明において、前記電動機要素はインバータ電源によって駆動する構成としてある。
これにより、振動や騒音を低減しつつ広範囲にわたる回転数制御を行うことができ、用途の広い密閉型電動圧縮機とすることができる。
第5の発明は前記各発明の密閉型電動圧縮機を用いた冷凍装置であり、この冷凍装置は、圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記圧縮機を第1〜第4の発明の密閉型電動圧縮機としてある。
これにより、密閉型圧縮機が持つスラストボールベアリングのレース摩耗やボール振動防止効果によって高性能且つ低騒音の冷凍装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における密閉型電動圧縮機の縦断面図、図2は密閉型電動圧縮機の要部拡大断面図、図3は密閉型電動圧縮機における電動機要素のスラストボールベアリング部分を示す拡大断面図である。
図1は本発明の実施の形態1における密閉型電動圧縮機の縦断面図、図2は密閉型電動圧縮機の要部拡大断面図、図3は密閉型電動圧縮機における電動機要素のスラストボールベアリング部分を示す拡大断面図である。
図1〜図3において、本実施の形態1における密閉型圧縮機は、鉄板の絞り成型によって形成された密閉容器1内に、インバータ電源(図示せず)によって駆動される電動機要素2と、この電動機要素2によって駆動される圧縮要素3とを収納して構成してあり、密閉容器1の底部には、オイル4が貯留されている。さらに、密閉容器1内には、例えば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a等の冷媒ガス5が、冷凍装置(図示せず)の低圧側と同等圧力で、比較的低温の状態で封入されている。
電動機要素2と圧縮要素3は、一体に組み立てられて圧縮機本体6を構成し、この圧縮機本体6は、コイルばね7によって密閉容器1内に弾性的に支持されている。
圧縮要素3はシリンダブロック8を主体に構成されており、そのシリンダブロック8に
は円筒状のシリンダ9が形成され、ピストン10が往復自在に嵌入されている。そして、シリンダ9はその開口端にバルブプレート11が取り付けられており圧縮室12を形成している。さらに、バルブプレート11を覆って蓋をするようにシリンダヘッド13が固定されている。
は円筒状のシリンダ9が形成され、ピストン10が往復自在に嵌入されている。そして、シリンダ9はその開口端にバルブプレート11が取り付けられており圧縮室12を形成している。さらに、バルブプレート11を覆って蓋をするようにシリンダヘッド13が固定されている。
また、シリンダブロック8はその下部に軸受部14が形成されており、回転軸となるクランクシャフト15を軸支している。
クランクシャフト15は、軸受部14に軸支される主軸部15aとフランジ部15bを介して形成された偏芯軸部15cとから構成されると共に、主軸部15aの下端から偏芯軸部15cの上端まで連通する給油通路(図示せず)を備えている。さらに、主軸部15aの下端は、密閉容器1内に貯留したオイル4に浸漬すると共に、偏芯軸部15cの上端部は、密閉容器1内の上部に開口している。そして、偏芯軸部15cは、コンロッド17を介してピストン10と連結されている。
また、図2に示すように前記クランクシャフト15のフランジ部15b下面のスラスト面15dとクランクシャフト15を軸支する軸受部14の上端のスラスト支持面14aとの間にスラストボールベアリング16が設けてあり、このスラストボールベアリング16で構成した転がり軸受によりクランクシャフト15にかかるスラスト荷重を支持している。
上記転がり軸受を構成するスラストボールベアリング16は、図3に示すように軸受部14上端のスラスト支持面14aの上に、金属製の環状平板に溝を設けて構成した下レース161、樹脂製の環状平板からなる保持器162の孔部に保持されたボール163、下レース161と同様の構成とした上レース164の順に互いに接した状態で積み重ねて構成してあり、下レース161を軸受部14上端のスラスト支持面14aに着座させ、上レース164の上面にクランクシャフト15のフランジ部15bのスラスト面15dを着座させてある。
一方、電動機要素2は、回転子18と固定子19とからなり、回転子18が固定子19の外側を回り、小型化、薄型化に適したインバータ駆動のアウターロータ型モータとなっている。
回転子18は、主軸部15aに固定された円板状のフランジプレート20と、このフランジプレート20の端部に溶接等で固定されたリング状のバックヨーク21と、このバックヨーク21の内周面に密着して固定された複数の永久磁石22とから構成されている。
また、固定子19は、コア24とこのコア24に巻回されたコイル25とから構成されている。そして、上記固定子19は、回転子18の永久磁石22によって外周を囲まれるように配置され、コイル25とシリンダブロック8との間に絶縁距離を確保しつつ、回転子18と同軸になるように、固定ボルト19aによってシリンダブロック8の下側に固定されている。
ここで、上記構成からなる電動機要素2には図2に示すように前記クランクシャフト15のスラスト荷重を支持するスラストボールベアリング16に予圧をかける予圧発生機構26が設けてある。具体的には、この例実施の形態では図2に示すように回転子18と固定子19の軸方向の磁気中心をずらせる、すなわち、固定子19のコア24の軸方向中心αを、回転子18の永久磁石22の軸方向中心βより低い位置に設定して予圧発生機構26を構成してある。
以上のように構成された密閉型電動圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
この密閉型電動圧縮機は、電動機要素2にインバータ電源(図示せず)から通電すると、固定子19に電流が流れ、磁界が発生し、クランクシャフト15の主軸部15aに固定された回転子18が回転する。
回転子18の回転により、クランクシャフト15の偏芯軸部15cに回転自在に取り付けられたコンロッド17を介して、ピストン10が圧縮室12内を往復運動し、圧縮要素3が所定の圧縮動作を行う。
この時、上記クランクシャフト15にかかる下向きのスラスト荷重は、クランクシャフト15のフランジ部15b下面のスラスト面15dとクランクシャフト15を軸支する軸受部14上端のスラスト支持面14aとの間に設けたスラストボールベアリング16によって支持され、その摺動損失は極めて小さなものとなる。
また、上記クランクシャフト15を回転させる電動機要素2は、その固定子19のコア24の軸方向中心αが、回転子18の永久磁石22の軸方向中心βより低い位置に設定してあるので、固定子19はその磁気中心に回転子18の磁気中心を合致させるべく回転子18を常時下向きに附勢、すなわち力を加えるようになる。
この力は回転子18のフランジプレート20を介してクランクシャフト15に加わり、クランクシャフト15のスラスト荷重を支持するスラストボールベアリング16に予圧が加わることになる。これにより、スラストボールベアリング16のボール163は上レース164および下レース161に程よく圧接して転がるようになり、上レース164および下レース161の溝内を滑るようなことが無くなるとともに、ボール163の滑りによる上レース164および下レース161の溝摩耗やボール163振動を抑制することができる。
よって、摺動損失を低減すべくスラストボールベアリング16を設けたことによる振動や騒音を防止することができる。
また、この実施の形態では上記電動機要素2をインバータ駆動させるようにしているが、上記電動機要素2の回転子18は振動や騒音が抑制されているので、広範囲にわたる回転数制御を行うインバータ制御を行っても振動が少なく騒音の少ないものとすることができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における密閉型電動圧縮機の要部拡大側面図、図5は、予圧発生機構を示す斜視図である。
図4は本発明の実施の形態2における密閉型電動圧縮機の要部拡大側面図、図5は、予圧発生機構を示す斜視図である。
この実施の形態は、予圧発生機構26の他の例を示すもので、この予圧発生機構26は回転子18の回転によって回転子18に下向きの力を加える回転力変換手段27、この例では回転子18を矢印Aで示すように回転させる場合その回転子18の外周面に回転方向に向かって上向きに傾く羽根28を設けて構成してある。
これにより、回転子18は、回転時の冷媒ガス5の流れによって羽根28に下向きの分力が加わるためこれに連結されて一体に回転するクランクシャフト15にも下向きの力がかかる。その結果、クランクシャフト15のスラスト荷重を支持するスラストボールベアリング16に予圧がかかり、前記実施の形態1と同様、ボール163の滑りを抑制して上レース164および下レース161の溝摩耗やボール163振動を抑制し、振動や騒音を
防止することができる。
防止することができる。
また、この予圧発生機構26は、回転子18の外周に回転方向に向かって上向きに傾く羽根28からなる回転力変換手段27を設けるだけであるから極めて簡単かつ安価に提供することができる。
なお、回転力変換手段27は回転子18の回転力を下向きの力に変えるものであれば前記羽根28に限られるものではなくどのようなものであってもよいものである。
(実施の形態3)
この実施の形態は上記実施の形態1または2のいずれかの密閉型電動圧縮機を用いて構成した冷凍装置で、図6はその構成を示す模式図である。ここでは、冷媒回路に、実施の形態1または2のいずれかで説明した密閉型電動圧縮機を搭載した構成とし、冷凍装置の基本構成の概略について説明する。
この実施の形態は上記実施の形態1または2のいずれかの密閉型電動圧縮機を用いて構成した冷凍装置で、図6はその構成を示す模式図である。ここでは、冷媒回路に、実施の形態1または2のいずれかで説明した密閉型電動圧縮機を搭載した構成とし、冷凍装置の基本構成の概略について説明する。
図5において、この冷凍装置は、一面が開口しその開口を扉で開閉する断熱性の本体35と、本体35の内部を、物品の貯蔵空間36と機械室37に区画する区画壁38と、貯蔵空間36内を冷却する冷媒回路39を具備している。
冷媒回路39は、圧縮機40として実施の形態1または2で説明した密閉型電動圧縮機と、放熱器41と、減圧装置42と、吸熱器43とを環状に配管44によって連結接続した構成となっている。そして、吸熱器43は、送風機(図示せず)を具備した貯蔵空間36内に配置されている。吸熱器43の冷却熱は、図6に矢印Mで示したように、送風機によって貯蔵空間36内を循環するように撹拌され、貯蔵空間36内は冷却される。
以上説明した冷凍装置は、密閉型電動圧縮機が摺動損失が少なく低振動であるため、高性能且つ低騒音の冷凍装置とすることができる。
以上、本発明は上記実施の形態を用いて説明してきたが、上記実施の形態で説明した構成は、本発明を実施する一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲で種々変更可能なことは言うまでもなく、本発明の技術的思想に基づく構成が適用されたアウターロータ型モータを用いた密閉型電動圧縮機、冷凍装置を含むものである。
以上のように、本発明は、摺動損失を低減しつつ騒音発生を抑制して高性能且つ低騒音の密閉型電動圧縮機及びそれを用いた冷凍装置とすることができる。
1 密閉容器
2 電動機要素
3 圧縮要素
5 冷媒ガス
15 クランクシャフト
16 スラストボールベアリング
18 回転子
19 固定子
22 永久磁石
24 コア
26 予圧発生機構
27 回転力変換手段
39 冷媒回路
40 圧縮機
41 放熱器
42 減圧装置
43 吸熱器
44 配管
α 固定子のコイルの軸方向中心
β 回転子の永久磁石の軸方向中心
2 電動機要素
3 圧縮要素
5 冷媒ガス
15 クランクシャフト
16 スラストボールベアリング
18 回転子
19 固定子
22 永久磁石
24 コア
26 予圧発生機構
27 回転力変換手段
39 冷媒回路
40 圧縮機
41 放熱器
42 減圧装置
43 吸熱器
44 配管
α 固定子のコイルの軸方向中心
β 回転子の永久磁石の軸方向中心
Claims (5)
- 密閉容器内に圧縮要素とこの圧縮要素を駆動する電動機要素を設け、前記電動機要素は、固定子の外周を回転子が回転するアウターロータ型モータとし、かつ、前記回転子によって回転されて前記圧縮要素を駆動するクランクシャフトはそのスラスト荷重をスラストボールベアリングによる転がり軸受で支持する構成とするとともに、前記スラストボールベアリングに下向きの圧力を加える予圧発生機構を設けた密閉型電動圧縮機。
- 予圧発生機構は、固定子のコアの軸方向中心を、回転子の永久磁石の軸方向中心より低い位置に設定して構成した請求項1記載の密閉型電動圧縮機。
- 予圧発生機構は、回転子回転時の冷媒ガスの流れによって回転子に下向きの力を加える回転力変換手段を設けて構成した請求項1記載の密閉型電動圧縮機。
- 電動機要素はインバータ電源によって駆動する構成とした請求項1〜3のいずれか1項記載の密閉型電動圧縮機。
- 圧縮機、放熱器、減圧装置及び吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、圧縮機を請求項4記載の密閉型電動圧縮機とした冷凍装置。
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