JP6010762B2 - 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫 - Google Patents

密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6010762B2
JP6010762B2 JP2012279002A JP2012279002A JP6010762B2 JP 6010762 B2 JP6010762 B2 JP 6010762B2 JP 2012279002 A JP2012279002 A JP 2012279002A JP 2012279002 A JP2012279002 A JP 2012279002A JP 6010762 B2 JP6010762 B2 JP 6010762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
hermetic compressor
support member
race
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012279002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013151932A (ja
Inventor
小林 正則
正則 小林
稲垣 耕
耕 稲垣
照正 井出
照正 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012279002A priority Critical patent/JP6010762B2/ja
Publication of JP2013151932A publication Critical patent/JP2013151932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6010762B2 publication Critical patent/JP6010762B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0027Pulsation and noise damping means
    • F04B39/0044Pulsation and noise damping means with vibration damping supports
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/04Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0094Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00 crankshaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/02Lubrication
    • F04B39/0223Lubrication characterised by the compressor type
    • F04B39/023Hermetic compressors
    • F04B39/0238Hermetic compressors with oil distribution channels
    • F04B39/0246Hermetic compressors with oil distribution channels in the rotating shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B1/00Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B30/00Heat pumps
    • F25B30/02Heat pumps of the compression type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B31/00Compressor arrangements
    • F25B31/02Compressor arrangements of motor-compressor units

Description

本発明は、密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫に関し、特に、冷凍サイクルシステムなどのヒートポンプサイクルに用いられる密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫に関する。
従来、回転するシャフトとそれを軸方向に支持するシリンダブロックとの間における、回転に伴うエネルギーロスの低減を図った密閉圧縮機が知られている。たとえば、特許文献1に示す密閉圧縮機では、シリンダブロックは、シリンダおよびラジアル軸受ハブにより構成され、ラジアル軸受ハブでクランクシャフトをその径方向に支持している。クランクシャフトは、その下部が電動機のロータに固定され、その上部に偏心部を有している。偏心部は、アキシアル転がり軸受を介してラジアル軸受ハブの上部環状面により軸方向に支持されている。アキシアル転がり軸受は、複数のボールと、ボールを保持する円形ゲージと、ボールを上下方向において挟む上部環状レースおよび下部環状レースと、下部環状レースの下面側に配される支持手段とにより構成されている。支持手段は、上部接触面および下部接触面を含み、これらにより下部環状レースおよびラジアル軸受ハブの上部環状面に対して振動可能に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2005−500476号公報
しかしながら、前記従来の密閉圧縮機では、振動する支持手段によってクランクシャフトが共振する。このため、ロータによりクランクシャフトが高速回転して、クランクシャフトの固有振動数と回転数とが同期すると、クランクシャフトが共振により大きく振動し、密閉圧縮機の騒音が増大する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、エネルギーロスおよび騒音を低減し得る密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る、密閉型圧縮機は、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、を含む電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した密閉容器と、を備え、前記圧縮要素は、前記回転子に固定された主軸と、前記主軸に対して偏心した偏心軸と、前記主軸および前記偏心軸を接続するフランジと、を含むシャフトと、前記主軸を回転可能に支持している主軸受と、内部に圧縮室が形成されたシリンダと、を含むシリンダブロックと、前記偏心軸に連結され、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、前記フランジと前記主軸受のスラスト面との間に配置されたボールベアリングと、を備え、前記ボールベアリングは、ホルダー部と、前記ホルダー部に保持された複数の転動体と、前記転動体を間に挟んでいる第1レースおよび第2レースと、前記第2レースと前記主軸受のスラスト面との間に配置された弾性を有する支持部材と、を備え、前記回転子および前記シャフトを含むシャフトアッシーの質量がMであり、前記支持部材のばね定数がKであり、前記シャフトアッシーの最高回転周波数がFであるとき、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係を満たしている。
本発明は、以上に説明した構成を有し、エネルギーロスおよび騒音を低減し得る密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫を提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の実施の形態1に係る密閉型圧縮機を示す断面図 図1の領域Aを拡大した図 図2のスラストボールベアリングに用いられる波ワッシャを示す斜視図 図3のシャフトアッシーの周波数応答関数を示すグラフ 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫を概略的に示す断面図
第1の本発明に係る密閉型圧縮機は、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、を含む電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した密閉容器と、を備え、前記圧縮要素は、前記回転子に固定された主軸と、前記主軸に対して偏心した偏心軸と、前記主軸および前記偏心軸を接続するフランジと、を含むシャフトと、前記主軸を回転可能に支持している主軸受と、内部に圧縮室が形成されたシリンダと、を含むシリンダブロックと、前記偏心軸に連結され、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、前記フランジと前記主軸受のスラスト面との間に配置されたボールベアリングと、を備え、前記ボールベアリングは、ホルダー部と、前記ホルダー部に保持された複数の転動体と、前記転動体を間に挟んでいる第1レースおよび第2レースと、前記第2レースと前記主軸受のスラスト面との間に配置された弾性を有する支持部材と、を備え、前記回転子および前記シャフトを含むシャフトアッシーの質量がMであり、前記支持部材のばね定数がKであり、前記シャフトアッシーの最高回転周波数がFであるとき、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係を満たしている。
この構成によれば、シャフトの偏心軸と主軸受のスラスト面との間に配置されたボールベアリングにより、シャフトの回転に伴うエネルギーロスを低減することができる。また、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係を満たすため、支持部材によるシャフトアッシーの共振が防止され、密閉型圧縮機の騒音を低減することができる。
第2の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1の発明において、前記支持部材は環状の波ワッシャであり、前記波ワッシャは、前記第2レース側に突出した複数の凸部と前記主軸受のスラスト面側に突出した複数の凸部とが周方向に交互に設けられるように厚み方向に起伏していてもよい。
この構成によれば、環状の波ワッシャの調芯機能および弾性により、ボールの摩耗や塑性変形が防がれ、シャフトの回転に伴うエネルギーロスの低減がさらに図られる。
第3の本発明に係る密閉型圧縮機は、第2の発明において、前記波ワッシャがばね鋼で形成され、前記主軸の直径がdであり、前記波ワッシャの厚み寸法がtであるとき、0.1d<t<0.3dの関係を満たしていてもよい。この構成によれば、波ワッシャの厚み寸法が抑えられつつ、弾性が維持される。
第4の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記電動要素は、電源から当該電動要素に供給される電力の周波数を調整するインバータを用いて、複数の運転周波数で駆動されてもよい。この構成によれば、複数の運転周波数で電
動要素が運転されても、支持部材によるシャフトアッシーの共振が防止される。
第5の本発明に係る冷蔵庫は、第1〜第4のいずれか1つの密閉型圧縮機を備える。この構成によれば、密閉型圧縮機における支持部材によるシャフトアッシーの共振が防止されるため、冷蔵庫の騒音および振動を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、密閉型圧縮機100を示す断面図である。なお、説明の便宜上、シャフト118の主軸120の軸に対して平行な方向を縦方向と称し、縦方向に対して直交する方向を横方向と称する。
密閉型圧縮機100は、図1に示すように、圧縮機本体106およびこれを収容する密閉容器102を備え、圧縮機本体106によって作動流体を高温高圧状態にして密閉容器102から吐出する装置である。圧縮機本体106は、電動要素110と、これにより駆動される圧縮要素112とで構成され、たとえば、サスペンションスプリング108によって弾性的に支持されている。
密閉容器102には潤滑油104および作動流体が封入されている。潤滑油104は、圧縮要素112における作動の潤滑に用いられ、密閉容器102の底部に貯留されている。作動流体としては、たとえば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a(イソブタン)などが用いられる。密閉容器102には、作動流体を吸引する吸入管103と、作動流体を吐出する吐出管105とが接続されている。また、密閉容器102には、電動要素110に接続された電源端子113が設けられ、電源端子113にインバータ電源(図示せず)が接続されている。
電動要素110は、固定子114と、固定子114に対して回転する回転子116とを有している。固定子114は、複数の構成部分が略円筒形状に並べられて形成されている。各構成部分は薄板を積層した鉄心に銅製の巻線が巻かれたものである。この巻き線は全ての構成部分において連続し、その両端は電源端子113に接続されている。回転子116は、その中心に円柱状空間を含む略円筒形状であって、固定子114の内側に配置されている。
圧縮要素112は、電動要素110の上方に配設され、電動要素110により駆動されるシャフト118を有している。シャフト118は円柱形状の主軸120を含んでおり、主軸120の下端部が回転子116の円柱部空間に挿入されて回転子116に固定されている。また、主軸120には給油機構128が設けられている。給油機構128としては、たとえば、主軸120の下端部に設けられたポンプ部(図示せず)、主軸120の内部を貫通する貫通路(図示せず)、主軸120の外周面に形成される螺旋溝128aが挙げられる。この主軸120の下部およびポンプ部が密閉容器102の底部に貯留された潤滑油104に浸漬される。貫通路や螺旋溝128aは、圧縮要素112の摺動部の近傍へ通じている。
シャフト118は、主軸120の上方に設けられた偏心軸122およびフランジ174をさらに含んでいる。偏心軸122は、円柱形状であって、その軸が主軸120の軸と一致せずに平行に設けられている。フランジ174は、主軸120の上方に設けられて、下
面が主軸120の上端に接続し、かつ、偏心軸122の下方に設けられて、上面が偏心軸122の下端に接続して、主軸120および偏心軸122を連結する。フランジ174は、たとえば、偏心軸122に直交する面において偏心軸122を中心とした略扇形状である。主軸120はフランジ174の中央に接続され、フランジ174において略扇形状の弧の部分は主軸120から偏心軸122と反対の方向へ突出している。フランジ174の下方にシリンダブロック124の主軸受126が配置されている。
シリンダブロック124は、主軸受126およびシリンダ134を有している。主軸受126は、縦方向に延びる略円筒形状であって、内部に縦方向の円柱状空間を含む。この縦方向の円柱状空間に主軸120が回転可能な状態で挿入されており、主軸受126はその内面で主軸120を径方向に支持している。また、主軸受126は、後述するスラスト面160においてスラストボールベアリング176を介してフランジ174に作用する縦方向の荷重を支持している。このフランジ174に作用する縦方向の荷重は、質量Mのシャフトアッシー118aの重さに相当する。このシャフトアッシー118aは、主軸120、フランジ174および偏心軸122を含むシャフト118と、主軸120に固定される回転子116とを含む。なお、シャフト118や回転子116にウェイトが取り付けられている場合、このウェイトもシャフトアッシー118aに含まれる。
シリンダ134は、内部に横方向に延びる円柱状空間を含み、その端面にバルブプレート146が取り付けられている。バルブプレート146が横方向の円柱状空間の一方端を塞ぐことにより、圧縮室148がシリンダ134の内部に形成される。また、バルブプレート146を覆うように、シリンダヘッド150がシリンダ134の端面に固定され、このバルブプレート146とシリンダヘッド150との間に吸入マフラ152が取り付けられている。吸入マフラ152は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの樹脂で成型され、内部の消音空間により吸入管103から流入する作動流体の流入音を低減している。
ピストン130は、その一端部がシリンダ134内の圧縮室148内に往復可能に挿入され、他端部がピストンピン138によって連結部136に接続されている。連結部136は、一端部がピストン130に接続され、他端部が偏心軸122に接続されていることにより、偏心軸122とピストン130とを連結している。
図2は、図1の領域Aを拡大した図である。シリンダブロック124の主軸受126は、図2に示すように、その上面に環状のスラスト面160を有している。スラスト面160は、主軸受126の中心軸に対して直交する方向に広がり、その中心は主軸受126の中心軸と一致し、スラスト面160の内径は主軸受126の内径より大きい。このスラスト面160の内円と主軸受126の内面との間に管状延長部162が設けられている。管状延長部162は、縦方向に延びる円筒形状であって、その軸が主軸受126の軸と一致する。管状延長部162の内面は、主軸受126の本体の内面と連続し、主軸120の外周面に対向する。
シャフト118のフランジ174と主軸受126のスラスト面160との間で、主軸受126の管状延長部162の外側にスラストボールベアリング176が配置されている。スラストボールベアリング176は、複数のボール166を有している。ボール166は転動体であって、複数のボール166のサイズは互いに同じである。ボール166はホルダー部168に保持されている。なお、スラストボールベアリング176に代えて、ころ軸受などの他の転がり軸受けを用いることもできる。
ホルダー部168は、環状平板部材であり、ポリアミドなどの樹脂材料で形成されている。ホルダー部168は、その内面が管状延長部162の外面に接し、内部に複数の穴部
を有している。複数の穴部は周方向に並び、その内部にボール166が転動自在に収納されている。ホルダー部168の高さ寸法はボール166の直径寸法より小さく、ボール166はホルダー部168から上下方向のそれぞれへ出っ張っている。このボール166は上レース164および下レース170により上下方向から挟まれて保持されている。
上レース164および下レース170は、環状平板部材であり、金属、望ましくは熱処理が施されたバネ鋼などで形成されている。各レース164、170の上下の面が平行で、その上下の面の表面は平滑に仕上げられている。上レース164は、ボール166およびホルダー部168の上方に位置して、その上面がフランジ174の下面に接し、下面がボール166と接している。下レース170は、ボール166およびホルダー部168の下方に位置して、その上面がボール166に接し、下面が支持部材172の上面に接している。下レース170の下方に支持部材172が位置している。
支持部材172は、弾性を有する環状部材であって、その上面が下レース170の下面に接し、下面が主軸受126のスラスト面160に接している。支持部材172の内径寸法および外形寸法Dは、支持部材172がボール166の下方に位置するように設定されている。支持部材172の厚み寸法(断面における縦方向寸法)tは、シャフト118の主軸120の直径寸法dに対して、0.1d<t<0.3dの関係を満たしている。
図3は、スラストボールベアリング176に用いられる波ワッシャ172を示す斜視図である。支持部材172には、たとえば、図3に示す環状の波ワッシャが用いられる。この波ワッシャ172は、バネ鋼により形成されており、その厚み方向において上方および下方のそれぞれに交互に湾曲している。波ワッシャ172は、下レース170(図2)側に突出する複数(この実施の形態では2つ)の上凸部172c、172dと主軸受126のスラスト面160(図2)側に突出する複数(この実施の形態では2つ)の下凸部172a、172bとが周方向に交互に設けられている。これらの上凸部172c、172dと下凸部172a、172bの間はなめらかな曲線で接続されている。なお、波ワッシャ172における上凸部および下凸部の数は2つに限らず、上凸部および下凸部が周方向において交互に設けられていればよい。
次に、上述した密閉型圧縮機100の動作について説明する。図1に示すように、密閉容器102の電源端子113に、密閉容器102の外部に設けられた商用電源などの電源(図示せず)が接続される。これにより、外部電源から電動要素110に交流電力が供給され、電動要素110において固定子114に発生する磁界によって回転子116が回転する。これと共に、回転子116に固定されているシャフト118の主軸120が回転し、フランジ174を介して主軸120に連結されている偏心軸122が偏心回転する。
この偏心軸122の偏心回転運動は連結部136により直線往復運動に変換されて、ピストン130がシリンダ134の圧縮室148内で往復運動する。ピストン130の動きに応じてピストン130で塞がれた圧縮室148の容積が変化する。この容積が増加する方向にピストン130が移動すると、作動流体は吸入管103から密閉容器102内に流入し、吸入マフラ152を介して圧縮室148内に吸入される。一方、容積が減少する方向にピストン130が移動すると、作動流体は、圧縮室148内で圧縮された後、高温高圧となって吐出管105などを経由して密閉容器102から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、主軸120が回転することにより、潤滑油104は、主軸120の下部およびポンプ部により遠心力で汲み上げられ、遠心力および粘性力で給油機構128を通って、圧縮要素112の各摺動部へ供給される。これにより、各摺動部の摩擦や摩耗が低減されている。
さらに、フランジ174の回転に伴い、スラストボールベアリング176では各ボール166が上レース164および下レース170に点接触しながら転がる。これにより、主軸受126のスラスト面160とシャフト118のフランジ174の下面との間の摩擦が低減される。このため、摩擦による動力の損失が減少し、密閉型圧縮機100の機械効率が向上する。
また、スラストボールベアリング176では支持部材172がシャフトアッシー118aによりフランジ174に対して縦方向に加わる荷重を受ける。さらに、シャフト118や回転子116が回転している状態では、電動要素110の縦方向の推力を支持部材172が受ける。ここで、たとえばシャフト118が傾くと、支持部材172に偏った荷重が作用する。このとき、支持部材172は、荷重の大きい側で大きく、これ以外の部分で小さく変位して、荷重の偏りを吸収する。また、密閉容器102が衝撃を受けると、シャフトアッシー118aの荷重に加えて瞬間的に大きな力が支持部材172に作用する。この場合、支持部材172はその全部または一部が厚み方向に変形することにより瞬間的な大きな力を吸収する。このように支持部材172は、その弾性によって調芯機能や衝撃吸収機能を発揮し、ボール166と各レース164、170との接触荷重を適正な範囲に維持することができる。これにより、ボール166の摩耗や塑性変形が低減され、スラストボールベアリング176はシャフト118の回転を安定的に維持し、密閉型圧縮機100の機械効率を向上することができる。さらに、ボール166と各レース164、170との摩擦が低減され、騒音や振動の発生を防止することができる。
ただし、縦方向に弾性を有する支持部材172によってシャフトアッシー118aの共振が発生する可能性がある。一般に、ばね定数kで質量mの弾性材の1次元共振周波数fは、f=(1/2π)*(k/m)^0.5で表される。本実施の形態では、ばね定数Kの支持部材172が質量Mのシャフトアッシー118aの荷重を支えるため、シャフトアッシー118aは、(1/2π)*(K/M)^0.5の周波数で回転すると共振する。
これに対し、シャフト118を含む圧縮要素112の最高回転周波数Fが、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係を満たすように密閉型圧縮機100は運転するため、シャフトアッシー118aの共振が防がれている。具体的には、図4は、シャフトアッシー118aの周波数応答関数を示すグラフである。横軸がシャフトアッシー118aの単位時間当たりの回転数(回転周波数)[Hz]を表し、縦軸はパワースペクトルの大きさ[dB]を表す。ここで、パワースペクトルの大きさ[dB]は、振動の大きさを示す。
シャフトアッシー118aの共振周波数fは、図4の周波数応答関数におけるピークAで示すように、140Hzであって、前記の通り(1/2π)*(K/M)^0.5で表される。これに対して、密閉型圧縮機100は、シャフトアッシー118aの最高回転周波数Fが共振周波数fより小さく、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係を満たすように運転している。たとえば、本実施の形態の密閉型圧縮機100では、図4の「運転範囲」で示すように、シャフト118の回転周波数は、27Hz〜70Hzであって、その最高回転周波数Fは70Hzである。このように、シャフト118の最高回転周波数F:70Hzがシャフトアッシー118aの共振周波数f:140Hzの1/2より小さい範囲で密閉型圧縮機100が運転している。このため、支持部材172によってシャフト118が共振で大きく振動することがなく、密閉型圧縮機100の振動増加およびそれに伴う騒音を防止することができる。
なお、図4の周波数応答関数において周波数10HzのピークBは、密閉容器102内でサスペンションスプリング108により懸架される圧縮機本体106の共振周波数であり、シャフトアッシー118aの共振周波数fではない。このピークBの周波数10Hz
は、本実施の形態1における最低回転周波数27Hzより十分に小さいため、圧縮機本体106が共振することはなく、密閉型圧縮機100の騒音や振動が増加することはない。
また、シャフトアッシー118aの共振周波数fと最高回転周波数Fとに関する、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係より、支持部材172のばね定数Kが大きいほど、シャフト118の最高回転周波数Fが大きくすることができる。しかしながら、支持部材172の外径D、厚み寸法t、ばね鋼のヤング率Eの支持部材172の縦方向のばね定数Kは、K∝Et^3/D^2で示される。この式によれば、支持部材172について、ばね定数kは、厚み寸法tの3乗に比例し、外径Dの2乗に反比例する。この支持部材172の外径Dは、シャフト118の主軸120の直径dにより定められる。また、支持部材172のヤング率Eはばね鋼のヤング率Eであって、このヤング率Eを変更することは難しい。このため、支持部材172の外径Dおよびヤング率Eがほぼ一定となることから、支持部材172のばね定数Kが大きくするためには、支持部材172の厚み寸法tが大きくせざるを得ない。これは、密閉型圧縮機100の高さ寸法が大きくなるという観点から、好ましくない。したがって、密閉型圧縮機100の薄型化の観点では、支持部材172の厚み寸法tは、シャフト118の主軸120の直径dに対して、t<0.3dになるように設定される。これにより、密閉型圧縮機100の高さ寸法を抑えつつ、シャフトアッシー118aの共振を回避しながらシャフト118の最高回転周波数Fを大きくすることができる。
一方、支持部材172の厚み寸法tが小さすぎると、支持部材172の縦方向のばね定数が小さくなり過ぎる。このため、支持部材172の厚み寸法tは、シャフト118の主軸120の直径dに対して、0.1d<tになるように設定される。これにより、スラストボールベアリング176のボール166に対して縦方向に過渡的振動荷重が作用した場合であっても、支持部材172が弾性変形して過渡的振動荷重を十分に吸収できる。このため、ボール166およびこれに接する上レース164および下レース170が互いに当たって打痕が付くことを防げる。延いては、打痕による密閉型圧縮機100の信頼性の低下や、振動および騒音の増大を防止することができる。
また、密閉型圧縮機100がインバータ電源により制御される場合には、シャフトアッシー118aの最高回転周波数Fが電源周波数より大きな周波数に設定され得る。すなわち、インバータ電源から電動要素110に電力が供給される際に、インバータが供給電力の周波数を調整する。インバータ電源により調整された交流電力の周波数に応じて、電動要素110の回転子116および、この回転子116に固定されたシャフト118の回転周波数が変化する。この回転周波数は、連続的に予め設定された値または段階的に予め設定された複数の値であって、電源から供給される電力の周波数以上に設定されることもある。このように、シャフトアッシー118aの最高回転周波数Fが電源周波数より大きいと、回転による加振力が回転数の2乗に比例して大きくなり、共振した場合の振動加速度は非常に大きくなる。しかしながら、シャフトアッシー118aの共振が回避されていることから、密閉型圧縮機100の振動および騒音の増大が防止される。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に係る冷蔵庫178を概略的に示す断面図である。図5に示すように、冷蔵庫178は、内部に断熱空間を有する断熱箱体180と、断熱空間を開閉可能に断熱箱体180に取り付けられた扉とにより構成されている。なお、扉が取り付けられた断熱箱体180の面を正面とし、その対向する面を背面と称する。
断熱箱体180は、縦長の略直方体形状であって、内部に断熱空間を形成する断熱壁と、断熱空間を複数(この実施の形態では5つ)の断熱空間部分188、190、192、194、196に仕切る仕切り板とを含んでいる。5つの断熱空間部分188、190、
192、194、196は、上下方向に4段に分けられており、上から2段目の断熱空間部分は左右方向にさらに2つに分けられている。たとえば、上から1段目の断熱空間部分は冷蔵室188として、上から2段目の2つの断熱空間部分は切替室190および製氷室192として、3段目の断熱空間部分は野菜室194として、4段目の断熱空間部分は冷凍室196として用いられている。これらの断熱空間部分188、190、192、194、196は、ダクト(図示せず)により互いに接続されており、このダクト内にはダンパ(図示せず)が設けられている。このダクトによって各断熱空間部分の空気は互いに移動可能であって、この空気の風量はダンパにより調整されている。また、断熱空間部分188、190、192、194、196の全てまたは一部に温度センサ(図示せず)が配置されている。
断熱箱体180は、内箱182と、内箱182の外側に設けられた外箱184とにより構成されている。内箱182は、ABSなどの樹脂体を真空成型により成形される。内箱182は、断熱空間を画定する断熱壁の内面と、この断熱空間を仕切る仕切り板とを成す。外箱184は、プリコート鋼板などの金属材料により形成され、断熱壁の外面を成す。この内箱182と外箱184との間の空間に断熱体186が一体的に発泡充填されて、断熱箱体180が作られる。これにより、断熱壁と仕切り板とが同時かつ一体的に形成される。なお、断熱体186には、たとえば硬質ウレタンフォーム、フェノールフォームまたはスチレンフォームなどの発泡プラスチックが用いられている。この発泡材には、温暖化防止の観点から、たとえば、ハイドロカーボン系のシクロペンタンが用いられる。
断熱箱体180には、その背面および上面の各一部を窪ませた凹み部208が設けられ、凹み部208に密閉型圧縮機100が弾性的に支持されている。また、断熱箱体180の側面などに、凝縮器(図示せず)や水分除去を行うドライヤ(図示せず)が配置されている。さらに、断熱箱体180の背面に、減圧器であるキャピラリ212や、蒸発器216が配置されている。断熱箱体180内の野菜室194および冷凍室196の背面に冷却ファン214および蒸発器216が配置されている。これらの、密閉型圧縮機100、凝縮器、キャピラリ212および蒸発器216が配管218により環状に接続されて、冷凍サイクルが構成されている。また、断熱箱体180には制御装置(図示せず)が設けられており、この制御装置には各断熱空間部分に配置された温度センサが接続されている。さらに、制御装置には、密閉型圧縮機100、凝縮器、ドライヤ、キャピラリ212、蒸発器216、冷却ファン214および蒸発器216が接続されている。そして、制御装置は温度センサにより検出値に基づいてこれらを制御する。
断熱箱体180内の各断熱空間部分188、190、192、194、196の正面を開閉可能に覆うように、この実施の形態では、5つの扉198、200、202、204、206が断熱箱体180に取り付けられている。冷蔵室188には回転扉198が設けられ、残る切替室190、製氷室192、野菜室194および冷凍室196には引出し扉200、202、204、206がそれぞれ設けられている。これらの回転扉198および引出し扉200、202、204、206は、発泡スチロールなどの断熱材に化粧板が貼り付けられて形成されている。各扉198、200、202、204、206と断熱箱体180との間にはガスケットが配置され、これにより各断熱空間部分188、190、192、194、196の気密性が保持されている。
次に、上述した冷蔵庫178における冷凍サイクルの動作について説明する。制御装置は、各温度センサからの検出信号に基づいて冷却運転を開始および停止する。冷却運転が開始されると、密閉型圧縮機100においてピストン130(図1)の往復運動により作動流体が圧縮され、高温高圧となって吐出管105(図1)から配管218により冷凍サイクルへ送られる。この高温高圧の気体状の作動流体は、凝縮器にて放熱すると凝縮し液化する。この液体状になった作動流体は、キャピラリ212で減圧されて低温低圧となっ
て、蒸発器216に至る。ここで、冷却ファン214により、各野菜室194および冷凍室196の空気が移動し、この空気と蒸発器216内の低温の作動流体とが熱交換する。これにより、高温になった作動流体は蒸発気化して、配管218を通り密閉型圧縮機100に戻る。一方、冷却された空気はダクトにより各断熱空間部分188、190、192に分配される。この際、ダンパにより各断熱空間部分188、190、192に分配される流量が調節されるため、各断熱空間部分188、190、192、194、196は適温に調節される。
たとえば、冷蔵室188は、冷蔵保存のために凍らない温度、たとえば1℃〜5℃になる。切替室190は、ユーザーより変更可能な温度に設定されており、この設定温度になる。この設定温度は、たとえば、冷凍室196の温度帯から冷蔵や野菜室194の温度帯まで所定の温度に設定され得る。製氷室192は、自動製氷装置(図示せず)を備え、氷を自動的に作製および貯留する。この氷の保存が目的であるため、冷凍温度帯よりも比較的高い、たとえば、−18℃〜―10℃に製氷室192の温度が調節される。野菜室194は、冷蔵室188と同等もしくは若干高い温度、たとえば、2℃〜7℃に調節される。この温度が凍らない程度で低いほど、野菜室194内の葉野菜の鮮度が長期間維持され得る。冷凍室196は、冷凍保存のために通常−22〜−18℃に調節されている。ただし、冷凍保存状態の向上のため、たとえば−30℃や−25℃の低温に調節されてもよい。
この冷凍サイクルの動作において、密閉型圧縮機100は、その最高回転周波数Fが、F<(1/4π)*(K/M)^0.5の関係を満たすように運転されている。このため、波ワッシャ172によるシャフトアッシー118aの共振周波数fに比べてシャフトアッシー118aの回転周波数が小さいため、シャフトアッシー118aの共振が防止される。よって、密閉型圧縮機100の騒音や振動増加を防止でき、冷蔵庫178の騒音を低減することができる。
また、密閉型圧縮機100においてスラストボールベアリング176により摩擦による動力損失が抑えられている。このため、密閉型圧縮機100を含む冷蔵庫のエネルギーロスの低減が図られている。
さらに、密閉型圧縮機100において波ワッシャ172の厚み寸法tが、0.1d<t<0.3dの関係を満たしている。このため、密閉型圧縮機100の高さ寸法が抑えられて、冷蔵庫178内の断熱空間のサイズを大きくすることができる。また、スラストボールベアリング176におけるボール166の打痕が防止され、冷蔵庫178の信頼性の低下を防止できるとともに、冷蔵庫178の振動・騒音を低減することができる。
また、断熱箱体180において仕切り板が断熱壁と一体に発泡充填されていることにより、低コスト化および断熱性能の向上が図られる。このようにして作成された仕切り板は発泡スチロールの断熱部材に比べて約2倍の断熱性能を有することから、仕切り板の薄型化ができ、これに伴い断熱空間を拡大することができる。
(その他の実施例)
なお、上記実施の形態1では、圧縮要素112を電動要素110の上側に配置したが、圧縮要素112を電動要素110の下側としてもよい。この場合、スラストボールベアリング176は回転子116と主軸受126の上端のスラスト面160との間に配置され、支持部材172は下レース170とスラスト面160との間に配設される。
また、上記実施の形態2では、密閉型圧縮機100は冷蔵庫178に設けられたが、エアーコンディショナーや自動販売機等の冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を用いた機器に用いられる。
さらに、上記実施の形態2では、断熱箱体180において仕切り板および断熱壁が一体的に形成されていたが、仕切り板および断熱壁が別々に設けられていてもよい。
本発明によれば、エネルギーロスおよび騒音を低減し得る密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫などに適用することができる。
100 密閉型圧縮機
102 密閉容器
110 電動要素
112 圧縮要素
114 固定子
116 回転子
118 シャフト
120 主軸
122 偏心軸
124 シリンダブロック
126 主軸受
130 ピストン
134 シリンダ
148 圧縮室
160 スラスト面
166 ボール(転動体)
168 ホルダー部
164 上レース(第1レース)
170 下レース(第2レース)
172 支持部材
172 波ワッシャ
172a、172b 下凸部(凸部)
172c、172d 上凸部(凸部)
174 フランジ
176 スラストボールベアリング(ボールベアリング)
178 冷蔵庫

Claims (5)

  1. 固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、を含む電動要素と、
    前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、
    前記電動要素および前記圧縮要素を収容した密閉容器と、を備え、
    前記圧縮要素は、
    前記回転子に固定された主軸と、前記主軸に対して偏心した偏心軸と、前記主軸および前記偏心軸を接続するフランジと、を含むシャフトと、
    前記主軸を回転可能に支持している主軸受と、内部に圧縮室が形成されたシリンダと、を含むシリンダブロックと、
    前記偏心軸に連結され、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、
    前記フランジと前記主軸受のスラスト面との間に配置されたボールベアリングと、を備え、
    前記ボールベアリングは、
    ホルダー部と、
    前記ホルダー部に保持された複数の転動体と、
    前記転動体を間に挟んでいる第1レースおよび第2レースと、
    前記第2レースと前記主軸受のスラスト面との間に配置された弾性を有する支持部材と、を備え、
    前記回転子および前記シャフトを含むシャフトアッシーの質量がMであり、前記支持部材のばね定数がKであり、前記シャフトアッシーの最高回転周波数がFであるとき、
    F<(1/4π)*(K/M)^0.5
    の関係を満たしている、密閉型圧縮機。
  2. 前記支持部材は環状の波ワッシャであり、
    前記波ワッシャは、前記第2レース側に突出した複数の凸部と前記主軸受のスラスト面側に突出した複数の凸部とが周方向に交互に設けられるように厚み方向に起伏している、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記波ワッシャがばね鋼で形成され、
    前記主軸の直径がdであり、前記波ワッシャの厚み寸法がtであるとき、
    0.1d<t<0.3d
    の関係を満たしている、請求項2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記電動要素は、電源から当該電動要素に供給される電力の周波数を調整するインバータ電源を用いて、複数の運転周波数で駆動される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機を備える、冷蔵庫。
JP2012279002A 2011-12-27 2012-12-21 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫 Active JP6010762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279002A JP6010762B2 (ja) 2011-12-27 2012-12-21 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011285005 2011-12-27
JP2011285005 2011-12-27
JP2012279002A JP6010762B2 (ja) 2011-12-27 2012-12-21 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013151932A JP2013151932A (ja) 2013-08-08
JP6010762B2 true JP6010762B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=48696775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012279002A Active JP6010762B2 (ja) 2011-12-27 2012-12-21 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20140341763A1 (ja)
JP (1) JP6010762B2 (ja)
KR (1) KR101941733B1 (ja)
CN (1) CN103987965B (ja)
WO (1) WO2013099240A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105518299B (zh) * 2013-09-03 2019-06-21 松下电器制冷装置新加坡 密闭型压缩机和装载有该压缩机的冷藏库或制冷装置
JP6214821B2 (ja) 2015-08-25 2017-10-18 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機および冷凍装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE496967A (ja) * 1949-07-14
US3038765A (en) * 1960-08-31 1962-06-12 Gen Electric Thrust bearing arrangement for dynamoelectric machines
US3626510A (en) * 1970-09-04 1971-12-07 James J Kauzlarich Hydraulic bearing system
JPS5549366U (ja) * 1978-09-27 1980-03-31
JPH0672613B2 (ja) * 1988-09-02 1994-09-14 株式会社日立製作所 電磁軸受装置
US5205547A (en) * 1991-01-30 1993-04-27 Mattingly William R Wave spring having uniformly positioned projections and predetermined spring
JPH0666257A (ja) * 1992-08-21 1994-03-08 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型圧縮機の軸受装置
JP3193599B2 (ja) * 1995-08-28 2001-07-30 株式会社日立製作所 往復動圧縮機
US6607157B1 (en) * 1999-07-14 2003-08-19 Keltech Engineering, Inc. Air bearing system with an air cylinder web dancer system or idler rolls
BR0105159B1 (pt) * 2001-08-31 2010-02-09 arranjo de mancal axial para compressor hermÉtico.
KR100517464B1 (ko) * 2003-05-09 2005-09-28 삼성광주전자 주식회사 밀폐형 왕복동식 압축기
JP2006336600A (ja) 2005-06-06 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧縮機
JP4650186B2 (ja) * 2005-09-27 2011-03-16 パナソニック株式会社 圧縮機
KR100874807B1 (ko) * 2005-11-22 2008-12-19 파나소닉 주식회사 밀폐형 압축기
JP4687581B2 (ja) * 2006-06-23 2011-05-25 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機
JP5120200B2 (ja) * 2008-10-27 2013-01-16 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機
CN101960142B (zh) * 2008-10-27 2013-08-21 松下电器产业株式会社 密闭型压缩机
CN102265646B (zh) * 2008-12-26 2014-04-23 松下电器产业株式会社 压电扬声器、使用其的压电音响装置以及带警报器的传感器
KR101463832B1 (ko) * 2009-01-07 2014-11-20 엘지전자 주식회사 왕복동식 압축기 및 이를 적용한 냉동기기
JP5353414B2 (ja) * 2009-04-27 2013-11-27 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機および冷凍装置
JP5347721B2 (ja) * 2009-06-01 2013-11-20 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機
KR20110101495A (ko) * 2010-03-08 2011-09-16 엘지전자 주식회사 압축기 및 이를 적용한 냉동기기

Also Published As

Publication number Publication date
KR101941733B1 (ko) 2019-01-23
WO2013099240A1 (ja) 2013-07-04
KR20140108574A (ko) 2014-09-11
CN103987965B (zh) 2016-10-19
US20140341763A1 (en) 2014-11-20
JP2013151932A (ja) 2013-08-08
CN103987965A (zh) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013099237A1 (ja) 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫
JP6048849B2 (ja) 密閉型圧縮機および冷蔵庫
US11236740B2 (en) Sealed compressor and freezer device or refrigerator equipped with same
JP6010762B2 (ja) 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫
WO2015011906A1 (ja) 密閉型圧縮機および冷凍装置
JP6480142B2 (ja) 密閉型圧縮機、前記密閉型圧縮機を備える冷凍装置、及び前記密閉型圧縮機を備える冷蔵庫
JPWO2018216654A1 (ja) 密閉型冷媒圧縮機および冷凍装置
JP6516296B2 (ja) 冷蔵庫
JP6910759B2 (ja) 密閉型圧縮機および冷凍装置
JP6516297B2 (ja) 冷蔵庫
JP6552985B2 (ja) 冷蔵庫
JP2016169605A (ja) 圧縮機及びそれを用いた冷凍装置
JP5845438B2 (ja) 冷蔵庫
WO2016189880A1 (ja) 密閉型圧縮機および冷凍装置
JP6363849B2 (ja) 密閉型圧縮機および冷蔵庫
JP2020190197A (ja) 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP2018162706A (ja) 圧縮機および冷凍装置
JP2017161122A (ja) 冷蔵庫
JPWO2015129184A1 (ja) 密閉型圧縮機および冷凍装置
JP2019138268A (ja) 冷媒圧縮機及びそれを用いた冷凍装置
JP2020002853A (ja) 密閉型圧縮機及びそれを備える冷凍装置
JP2018091236A (ja) 密閉型圧縮機及びそれを用いた冷凍装置
JP2018013250A (ja) 冷蔵庫
JP2016017501A (ja) 密閉型圧縮機および冷蔵庫
JP2017150343A (ja) 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151202

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6010762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250