JP2017145787A - 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 - Google Patents

密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 Download PDF

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【課題】全高が低く、高効率な密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置の提供。【解決手段】密閉容器102内に、冷媒ガスとオイルを封入するとともに、電動要素104と前記電動要素によって駆動される圧縮要素106を収容し、前記圧縮要素と電動要素との間の隙間に前記電動要素を構成する回転子150と共に回転して固定子の周りの前記冷媒ガスの通気を促進するブレード166を設けた構成としてある。これにより、電動要素104が駆動すると回転子150の回転に伴いブレード166が周りの冷媒ガスを巻き込み、固定子152の周りの冷媒ガスの通気が促進されるので、固定子152のコイル162の放熱が良化し、コイル162の温度上昇が抑制され、電動要素104の効率低下を抑制し、全高を低く抑制しつつ高効率化を図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍冷蔵庫やショーケース等の冷凍装置に関するものである。
近年、食材の多様化にともない冷凍冷蔵庫の大容量化要望が強まっており、冷凍冷蔵庫の外観寸法はそのままで庫内容積を広げるための工夫が施されている。その1つの方法として、密閉型圧縮機を収納する機械室の縮小化が進められており、冷凍冷蔵庫やその他の冷凍サイクル装置等に使用される密閉型圧縮機は小型化、低背化が強く要望されている。
このような中にあって、従来、この種の冷凍冷蔵庫等に用いられている密閉型圧縮機には、小型化・低背化のために、電動要素として固定子の外側を回転子が回り、小型化、薄型化に適したアウターロータ型モータを用いたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機を側面から見た縦断面図である。
図8に示すように、従来の密閉型圧縮機は、主軸部4と偏芯軸部6を備えたシャフト8と、主軸部4を軸支する主軸受部10とを備え、主軸受部10は、支持プレート12に固定され、シリンダブロック14を構成している。
電動要素20は、固定子22と固定子22の外周を回る回転子24とで構成されたアウターロータ型モータである。
回転子24は、主軸部4の下側に固定された深皿状のヨーク26とヨーク26の端部に固定されたリング状のバックヨーク28とバックヨーク28の内周面に密着して配置された永久磁石30とから構成されている。
固定子22は、主軸受部10に回転子24と同軸で固定されたコア32とこのコア32に巻回されたコイル34とから構成されると共に、ヨーク26と永久磁石30とシリンダブロック14によって四方を囲まれるように配置されている。
しかしながら、前記従来の構成では、固定子22の四方がヨーク26と永久磁石30とシリンダブロック14とによって囲まれているため、固定子22の放熱が阻害され、電動要素20が高温になり、電動要素20の効率が低下する可能性があった。
そこで、その課題を解決するために、冷却機能を備えたアウターロータ型モータを用いたものもある。(例えば、特許文献2参照)。
図9は特許文献2に記載された従来の圧縮機の外観図、図10は図9に記載された従来の圧縮機を矢印F方向から見た要部決裁側面図、図11は特許文献2に記載された異なる構成の従来の圧縮機の外観図、図12は図11に記載された従来の圧縮機を矢印G方向から見た要部決裁側面図である。
図9〜図10と図11〜図12に示すように、従来の2つの圧縮機は、圧縮要素56が、共通であり、電動要素58、78のみが異なる。圧縮要素56は、シリンダ50とクランクケース52とシリンダ50及びクランクケース52内に配置されたピストン(図示せず)と、ピストンを往復動させる回転軸54とから構成され、回転軸54は、電動要素58、78により駆動される。
図9〜図10に示した電動要素58は、固定子60と固定子60の外周を回る回転子62とで構成されたアウターロータ型モータである。
回転子62は、回転軸54に連結されたヨーク64と、このヨーク64に固定された永久磁石66とから構成されている。固定子60は、クランクケース52に固定されたコア68とコア68に巻回されたコイル70とから構成されている。
ヨーク64には、空気の通過を促進するガイド部72が固定子60から離れる側に突出している。
図11〜図12に示した電動要素78は、電動要素58とほぼ同じ構成であり、ヨーク84に設けられたガイド部92の突出する向きが固定子80側である点のみが異なる。なお、図中82が回転子、86が永久磁石、88がコア、90がコイルである。
このガイド部72、92により空気の通過を促進することができるのでコイル70,90の放熱を良化することができる。
DE102010051266A公報 特開2013−201823号公報
しかしながら、前記特許文献2に記載されている構造において、前記ヨーク64、84の下側には、通常、シャフト54と主軸受部との間を潤滑するオイル(図示せず)がヨーク64、84の下面近傍まで満たされている。これにより、図9〜図10に示す例のもののように、ヨーク64に固定子60側から離れる側に突出したガイド部72、つまりオイル側に突出したガイド部72が形成されていると、運転時、シャフト54の下端がオイルを撹拌し、オイルが波立つため、ガイド部72がオイルを巻き込み入力が増加することが懸念される。
このガイド部72によるオイルの巻き込みを防止するためには、ガイド部72とオイルとの隙間を広げなければならないので、密閉型圧縮機の全高が高くなるという課題を有していた。
また、図11〜図12に示す例のものは、ヨーク84の固定子80側には、コア88に巻回されたコイル90が配置されており、ヨーク84に固定子80側に突出したガイド部92、つまりコイル90側に突出したガイド部92が形成されていると経年変化等でコイル90に緩みが発生した場合、運転時、回転しているガイド部92が、コイル90に接触し、コイル90が損傷し、絶縁不良を引き起こすことが懸念される。
このコイル90の損傷を防ぐためには、ガイド部92とコイル90との隙間を広げなければならないので、密閉型圧縮機の全高が高くなるという課題を有していた。
本発明は、このような点に鑑み前記従来の課題を解決したもので、電動要素としてアウターロータ型モータを用いても、コイルの放熱を促進することで、全高が低く、高効率な密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素との間の隙間に、前記電動要素を構成する回転子と共に回転して固定子の周りの冷媒ガスの通気を促進するブレードを設けた構成としてある。
これによって、電動要素が駆動すると回転子の回転に伴いブレードが、周りの冷媒ガスを巻き込み、固定子の周りの冷媒ガスの通気が促進される。よって、固定子のコイルの放熱が良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができる。また、ブレードは電動要素と圧縮要素との間に通常形成されている絶縁距離確保用の隙間を利用して配置した形となるので、ブレードを設けても電動要素と圧縮要素との間に新たな隙間を設ける、即ち電動要素と圧縮要素との間の隙間を広げなくてもよく、密閉型圧縮機の全高を低く抑えることができる。
本発明の密閉型圧縮機は、電動要素と圧縮要素との間の隙間に設けたブレードが周りの冷媒ガスを巻き込み、固定子の周りの冷媒ガスの通気を促進させるため、固定子のコイルの放熱が良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、全高が低く高効率な密閉型圧縮機を提供できる。また、この密閉型圧縮機を用いた冷凍装置は、その機械室の高さを低く抑え、貯蔵空間の容積を増やすことができるとともに、冷凍装置の消費電力を低減することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機を側面から見た縦断面図 図1を矢印A−A方向から見た密閉型圧縮機の断面図 図1を矢印B方向から見た回転子の外観図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機を側面から見た縦断面図 図4を矢印D−D方向から見た密閉型圧縮機の断面図 同実施の形態のシリンダブロックを上部から見た外観図 本発明の実施の形態3における冷凍装置の模式図 特許文献1に記載された従来の密閉型電動圧縮機を側面から見た縦断面図 特許文献2に記載された従来の圧縮機の外観図 図9に記載された従来の圧縮機を矢印F方向から見た要部決裁側面図 特許文献2に記載された異なる構成の従来の圧縮機の外観図 図11に記載された従来の圧縮機を矢印G方向から見た要部決裁側面図
第1の発明は、密閉容器内に、冷媒ガスとオイルを封入するとともに、電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素と電動要素との間の隙間に前記電動要素を構成する回転子と共に回転して固定子の周りの前記冷媒ガスの通気を促進するブレードを設けた構成としてある。
これにより、電動要素が駆動すると回転子の回転に伴いブレードが、周りの冷媒ガスを巻き込み、固定子の周りの冷媒ガスの通気が促進されるので、固定子のコイルの放熱が良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができる。また、ブレードは電動要素と圧縮要素との間に通常形成されている絶縁距離確保用の隙間を利用して配置した形となるので、ブレードを設けても電動要素と圧縮要素との間に新たな隙間を設ける、即ち電動要素と圧縮要素との間の隙間を広げなくてもよく、密閉型圧縮機の全高を低く抑えることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、圧縮要素は、主軸部と偏芯軸部とから構成されるシャフトと、前記シャフトの主軸部を軸支する主軸受部とシリンダとを有するシリンダブロックと、前記シリンダ内で往復運動するピストンと、前記偏芯軸部と前記ピストンとを連結する連結手段とを備え、電動要素は、前記主軸部に固定された円板状のヨークと前記ヨークの外周に形成されたリング状のバックヨークと前記バックヨークの内周面に密着して配置された永久磁石とから形成された回転子と、前記ヨークと前記永久磁石と前記シリンダブロックとによって四方を囲まれ、前記シリンダブロックに前記回転子と同軸で固定されたコアと前記コアに巻回されたコイルから形成された固定子とを備えたアウターロータ型モータであって、前記圧縮要素のシリンダブロックと前記電動要素のバックヨークとの間の隙間の前記バックヨークの前記シリンダブロック側に、前記固定子の周りの前記冷媒ガスの通気を促進するブレードを設けた構成としてある。
これにより、ブレードはバックヨークのシリンダブロック側に設けるだけでヨークと永久磁石とシリンダブロックによって四方を囲まれている固定子のコイル放熱良化作用を発揮することになり、密閉型圧縮機の全高を大きくすることなく効率を向上することができる。すなわち、シリンダブロックは、コイルとの絶縁距離を確保するため、コイルの高さより高い位置に配置されている。そのため、ブレードを設置するバックヨークのシリンダブロック側とシリンダブロックとの間にも、あらかじめ隙間が確保される。ブレードは、この隙間を利用して設けているので、ブレードの設置のために、バックヨークとシリンダブロックとの間の隙間を広げなくてもよく、密閉型圧縮機の全高を低く抑えることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、ブレードは、回転子の密閉容器側の冷媒ガスが固定子側に送り込まれるように、前記回転子の回転方向の接線に対し前記ブレードの傾きを鋭角に配置させた構成としてある。
これにより、密閉容器の放熱により冷やされた回転子の外側にある冷媒ガスが回転子の回転に伴いブレードにより巻き込まれ、固定子側に送り込むことができるので、固定子の周りの冷媒ガスの通気が促進され、コイルの放熱がさらに良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
第4の発明は、特に、第1または第2の発明において、ブレードは、回転子の固定子側の冷媒ガスが前記回転子の密閉容器側に送り出されるように、前記回転子の回転方向の接線に対し前記ブレードの傾きを鈍角に配置させた構成としてある。
これにより、コイルの発熱により温められた回転子の内側にある冷媒ガスが回転子の回転に伴いブレードにより巻き込まれ、回転子の外側へ送り出すことができるので、固定子の周りの冷媒ガスの通気が促進され、コイルの放熱がさらに良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
第5の発明は、特に、第2から第4のいずれか1つの発明において、シリンダブロック側に向かって伸びたブレードの先端部を、前記シリンダブロックに近接させた構成としてある。
これにより、ブレードの先端部とシリンダブロックとの間の隙間が狭くなるので、ブレードによって促進された冷媒ガスの通気を固定子の冷却に効率的に利用でき、コイルの温度上昇をさらに抑制できる。その結果、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
第6の発明は、特に、第2から第5のいずれか1つの発明において、ヨークの固定子に対向した位置に、少なくとも2個以上の通気孔を均等に形成した構成としてある。
これにより、回転子の回転に伴いブレードが周りの冷媒ガスを巻き込み、固定子の周りの冷媒ガスの通気を促進させる時、ヨークに少なくとも2個以上の通気孔が形成されていると、冷媒ガスの流路が広く確保され、固定子の周りの冷媒ガスの通気がさらに促進される。その結果、固定子のコイルの放熱が良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。また、ヨークに均等に少なくとも2個以上の通気孔を形成することで、ヨークの回転バランスが崩れないので、振動の増加を抑えることができる。
第7の発明は、特に、第2から第6のいずれか1つの発明において、シリンダブロックの固定子に対向した位置に通気孔を形成した構成としてある。
これにより、回転子の回転に伴いブレードが周りの冷媒ガスを巻き込み、固定子の周りの冷媒ガスの通気を促進させる時、シリンダブロックの固定子に対向した位置に通気孔が形成されていると、冷媒ガスの流路が広く確保され、固定子の周りの冷媒ガスの通気がさらに促進される。その結果、固定子のコイルの放熱がさらに良化し、コイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
また、シリンダブロックの固定子に対向した位置に通気孔を形成したことにより、シャフトにより給油され偏芯軸部の上端部からピストンの摺動部に撒き散らされたオイルが通気孔を通じてコアにも振りかかるため、コイルがオイルにより冷却され、さらにコイルの温度上昇が抑制されるので、電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
第8の発明は、特に、第1から第7のいずれか1つの発明において、電動要素は複数の運転周波数でインバータ駆動される構成としてある。
これにより、特に、コイルの温度上昇が大きい高速回転において、回転子の高速回転に伴い、ブレードがより多くの冷媒ガスを巻き込み、固定子の周りの冷媒ガスの通気をさらに促進させる。その結果、高速回転においてもコイルの放熱が良化し、コイルの温度上昇が抑制さるので電動要素の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができるので密閉型圧縮機の効率をさらに顕著に向上することができる。
第9の発明は、圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記圧縮機を第1から第8のいずれか1つの発明の密閉型圧縮機とした冷凍装置である。
これにより、冷凍装置はその機械室の高さを低く抑え、貯蔵空間の容積を増やすことができるとともに、冷凍装置の消費電力を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機を側面から見た縦断面図、図2は図1の矢印A−A方向から見た密閉型圧縮機の断面図、図3は図1の矢印B方向から見た回転子の外観図を示すものである。
図1〜3において、本実施の形態1における密閉型圧縮機は、鉄板の絞り成型によって形成された密閉容器102内に、電動要素104と、この電動要素104によって駆動される圧縮要素106とがそれぞれ収納され、密閉容器102の底部には、オイル108が貯留されている。さらに、密閉容器102内には、例えば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a等の冷媒ガス110が、冷凍装置(図示せず)の低圧側と同等圧力で、比較的低温の状態で封入されている。
電動要素104と圧縮要素106は、一体に組み立てられ圧縮機本体112を構成し、この圧縮機本体112は、コイルばね114によって密閉容器102内に弾性的に支持されている。
圧縮要素106を構成するシリンダブロック120には、円筒状のシリンダ122が形成され、ピストン124がシリンダ122内に往復自在に嵌入されている。
シリンダ122の開口端125にはバルブプレート126が取り付けられ、シリンダ122およびピストン124とともに圧縮室128を形成している。さらに、バルブプレート126を覆って蓋をするようにシリンダヘッド130が固定されている。
シリンダブロック120の下部には、主軸受部134が形成されている。
シャフト136は、主軸受部134に軸支される主軸部138とツバ部140とツバ部140を介して形成された偏芯軸部142とから構成されると共に、主軸部138の下端から偏芯軸部142の上端まで連通する給油通路146を備えている。さらに、主軸部138の下端は、密閉容器102内に貯留したオイル108に浸漬すると共に、偏芯軸部142の上端部144は、密閉容器102内に開口している。
偏芯軸部142とピストン124とは、コンロッド148で連結されている。
電動要素104は、回転子150が固定子152の外側を回り、小型化、薄型化に適したインバータ駆動のアウターロータ型モータである。
回転子150は、主軸部138に固定された円板状のヨーク154と、このヨーク154の端部に溶接等で固定されたリング状のバックヨーク156と、このバックヨーク156の内周面に密着して配置された永久磁石158とから構成されている。
固定子152は、コア160とこのコア160に巻回されたコイル162とから構成されている。
また、固定子152は、ヨーク154と永久磁石158とシリンダブロック120によって四方を囲まれるように配置され、コイル162とシリンダブロック120との間に絶縁距離を確保しつつ、回転子150と同軸になるように、固定ボルト164によってシリンダブロック120の下側に固定されている。
バックヨーク156のシリンダブロック120側の端面には、回転子150の密閉容器102側の冷媒ガス110を巻き込み、固定子152側へ送り込み、固定子152の周りの冷媒ガス110の通気を促進するブレード166が設けてある。
ブレード166は、図2に示すように回転子150の回転方向(矢印Cで示す)の接線Xに対しブレード166の傾線Yが鋭角になるように配置されている。
また、図1に示す如くシリンダブロック120に向かって伸びたブレード166の先端部168は、シリンダブロック120に近接している。
ヨーク154には、回転子150の内周面と固定子152の外周面との隙間(エアーギャップ)を均等に確保するために組み立て時に隙間ゲージを挿入する4個の細長い三日月状のゲージ孔170(図3参照)と、ゲージ孔170の内側寄りに、ブレード166によって固定子側へ送り込まれた冷媒ガス110の密閉容器102側への通気を促進するようにゲージ孔170より開口面積が広い4個の通気孔172が均等に形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
インバータ電源(図示せず)から電動要素104に通電すると、固定子152に電流が流れ、磁界が発生し、主軸部138に固定された回転子150が回転する。
そして、この回転子150の回転により、シャフト136が回転し、偏芯軸部142に回転自在に取り付けられたコンロッド148を介して、ピストン124が圧縮室128内を往復運動し、圧縮要素106が所定の圧縮動作を行う。
次にブレード166の作用と効果について説明する。
ブレード166は回転子150と共に回転する。このブレード166は、回転子150の回転方向の接線Xに対し傾線Yが鋭角になるように配置されているので、回転子150の回転に伴い回転子150の密閉容器102側にある冷媒ガス110がブレード166によって巻き込まれ、固定子152側に送り込まれることによって固定子152の周りの通気を促進する。
その結果、ヨーク154と永久磁石158とシリンダブロック120によって四方を囲まれた固定子152のコイル162の放熱が良化し、コイル162の温度上昇が抑制されるので、電動要素104の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率を向上することができる。特に、前記ブレード166によって巻き込まれる密閉容器102側にある冷媒ガス110は密閉容器102の放熱によって冷やされているので効率よくコイル162の放熱を良化させることになり、効果的である。
また、ブレード166はシリンダブロック120とバックヨーク156との間の隙間のバックヨーク156のシリンダブロック120側に設けただけで、前記したコイル放熱良化作用を発揮することになり、密閉型圧縮機の全高を大きくすることなく効率を向上することができる。
すなわち、シリンダブロック120は、通常、コイル162の高さより高い位置に配置され、コイル162との絶縁距離が確保されている。それに伴い、ブレード166を設置するバックヨーク156とシリンダブロック120との間にも、あらかじめ隙間が確保されている。そして、ブレード166は、この隙間を利用して設けているので、ブレード166の設置のために、バックヨーク156とシリンダブロック120との間の隙間を広げる等の構造変更をしなくてもよく、密閉型圧縮機の全高を低く抑えることができる。
次に、シリンダブロック120側に向かって伸びたブレード166の先端部168を、シリンダブロック120に近接させた作用と効果について説明する。
ブレード166の先端部168をシリンダブロック120に近接させることで、密閉容器102側の冷媒ガス110を固定子152側へ送り込むことが効率良くできる。すなわち、ブレード166で巻き込んだ密閉容器102側の冷媒ガス110は、ブレード166の先端部168とシリンダブロック120との間の隙間から密閉容器102側へ漏洩することなくその大部分が固定子152側へ送り込まれるようになる。したがって、固定子152のコイル162の放熱が一段と良化し、コイル162の温度上昇が抑制されるので、電動要素104の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
次にヨーク154に形成した通気孔172の作用と効果について説明する。
回転子150の回転に伴いブレード166によって密閉容器102側の冷媒ガス110を巻き込み固定子152側へ送り込み、固定子152の周りの冷媒ガス110の通気を促進させる時、冷媒ガス110の流出口となる4個の丸い通気孔172により、ゲージ孔170を通気孔として利用した時に比べて冷媒ガス110の流路が広く確保されるので、固定子152の周りの冷媒ガス110の通気がさらに促進される。
その結果、固定子152のコイル162の放熱が良化し、コイル162の温度上昇が抑制されるので、電動要素104の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
また、4個の通気孔172を均等に形成することで、ヨーク154が対称形状となり、ヨーク154の回転バランスが崩れないので、振動の増加を抑えることができる。
次に、高速運転でインバータ駆動させた時の、ブレード166の作用と効果について説明する。
コイル162に流れる電流が増加し、コイル162の温度が高くなる高速回転においては、回転子150の高速回転に伴い、ブレード166により、回転子150の密閉容器102側の冷媒ガス110の巻き込み量が増加するので、固定子152の周りの冷媒ガス110の通気をさらに促進させる。
その結果、高速回転においてもコイル162の放熱が良化し、コイル162の温度上昇が抑制されるので、電動要素104の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をさらに顕著に向上することができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機を側面から見た縦断面図、図5は図4の矢印D−D方向から見た密閉型圧縮機の断面図、図6は同実施の形態のシリンダブロックを上部から見た外観図を示すものである。
図4〜6において、本実施の形態2における密閉型圧縮機は、鉄板の絞り成型によって形成された密閉容器202内に、電動要素204と、この電動要素204によって駆動される圧縮要素206とがそれぞれ収納され、密閉容器202の底部には、オイル208が貯留されている。さらに、密閉容器202内には、例えば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a等の冷媒ガス210が、冷凍装置(図示せず)の低圧側と同等圧力で、比較的低温の状態で封入されている。
電動要素204と圧縮要素206は、一体に組み立てられ圧縮機本体212を構成し、この圧縮機本体212は、コイルばね214によって密閉容器202内に弾性的に支持されている。
圧縮要素206を構成するシリンダブロック220には、円筒状のシリンダ222が形成され、ピストン224がシリンダ222内に往復自在に嵌入されている。
シリンダ222の開口端225にはバルブプレート226が取り付けられ、シリンダ222およびピストン224とともに圧縮室228を形成している。さらに、バルブプレート226を覆って蓋をするようにシリンダヘッド230が固定されている。
シリンダブロック220の下部には、主軸受部234が形成されている。
シャフト236は、主軸受部234に軸支された主軸部238とツバ部240とツバ部240を介して形成された偏芯軸部242とから構成されると共に、主軸部238の下端から偏芯軸部242の上端まで連通する給油通路246を備えている。さらに、主軸部238の下端は、密閉容器202内に貯留したオイル208に浸漬すると共に、偏芯軸部242の上端部244は、密閉容器202内に開口している。
偏芯軸部242とピストン224とは、コンロッド248で連結されている。
電動要素204は、回転子250が固定子252の外側を回り、小型化、薄型化に適したインバータ駆動のアウターロータ型モータである。
回転子250は、主軸部238に固定された円板状のヨーク254とこのヨーク254の端部に溶接等で固定されたリング状のバックヨーク256とこのバックヨーク256の内周面に密着して配置された永久磁石258とから形成されている。
固定子252は、コア260とこのコア260に巻回されたコイル262から構成されている。
また、固定子252は、ヨーク254と永久磁石258とシリンダブロック220によって四方を囲まれるように配置され、コイル262とシリンダブロック220との間の絶縁距離を確保しつつ、回転子250と同軸になるように固定ボルト264によってシリンダブロック220の下側に固定されている。
バックヨーク256のシリンダブロック220側の端面には、コイル262の発熱により温められた回転子250の固定子252側の冷媒ガス210を巻き込み、回転子250の外側に送り出し、固定子252の周りの冷媒ガス210の通気を促進するブレード266が設けてある。
ブレード266は、図5に示すように回転子250の回転方向(矢印Hで示す)の接線Kに対しブレード266の傾線Lが鈍角になるように配置されている。
また、図4に示すようにシリンダブロック220に向かって伸びたブレード266の先端部268は、シリンダブロック220に近接している。
ヨーク254には、回転子250の内周面と固定子252の外周面との隙間(エアーギャップ)を均等に確保するために、組み立て時に隙間ゲージを挿入する4個の細長い三日月状のゲージ孔270が均等に形成されている。
また、シリンダブロック220の主軸受部234の近傍には、ブレード266により回転子250の外側へ送り出された冷媒ガス210が循環し、新たに冷媒ガス210が入って来て固定子252のコイル262周りの通気を促進するように、コア260に対向した位置に4個の通気孔272が形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
インバータ電源(図示せず)から電動要素204に通電すると、固定子252に電流が流れ、磁界が発生し、主軸部238に固定された回転子250が回転する。
そして、この回転子250の回転により、シャフト236が回転し、偏芯軸部242に回転自在に取り付けられたコンロッド248を介して、ピストン224が圧縮室228内を往復運動し、圧縮要素206が所定の圧縮動作を行う。
次にブレード266の作用と効果について説明する。
ブレード266は回転子250と共に回転する。このブレード266は、回転子250の回転方向の接線Kに対し傾線Lが鈍角になるように配置されているので、ブレード266は、回転子250の固定子252側にあるコイル262の発熱により温められた冷媒ガス210を巻き込み、回転子250の外側に送り出し固定子252の周りの通気を促進する。
その結果、ヨーク254と永久磁石258とシリンダブロック220によって四方を囲まれている固定子252のコイル262の放熱が良化し、コイル262の温度上昇が抑制されるので、電動要素204の効率の低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率を向上することができる。
また、ブレード266はシリンダブロック220とバックヨーク256との間の隙間のバックヨーク256のシリンダブロック220側に設けただけで、前記したコイル放熱良化作用を発揮することになり、密閉型圧縮機の全高を大きくすることなく効率を向上することができる。
すなわち、シリンダブロック220は、通常、コイル262の高さより高い位置に配置され、コイル262との絶縁距離が確保されている。それに伴い、ブレード266を設置するバックヨーク256とシリンダブロック220との間にもあらかじめ隙間が確保されている。そして、ブレード266は、この隙間を利用して設けているので、ブレード266の設置のために、バックヨーク256とシリンダブロック220との間の隙間を広げる等の構造変更をしなくてもよく、密閉型圧縮機の全高を低く抑えることができる。
次に、シリンダブロック220側に向かって伸びたブレード266の先端部268を、シリンダブロック220に近接させた作用と効果について説明する。
ブレード266の先端部268をシリンダブロック220に近接させることで、ブレード266による前記冷媒ガス210の巻き込みが、ブレード266の先端部268とシリンダブロック220との間の隙間より固定子252側の冷媒ガスに対してより強く発揮されるようになる。よって、固定子252側の冷媒ガス210の密閉容器202側への送り出しが効率良くできる。したがって、固定子252のコイル262の放熱が良化し、コイル262の温度上昇が抑制されるので、電動要素204の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
次にシリンダブロック220に形成した通気孔272の作用と効果について説明する。
回転子250の回転に伴いブレード266によって回転子250の内側の冷媒ガス210を巻き込み、回転子250の外側へ送り出し、固定子252の周りの冷媒ガス210の通気を促進させる時、シリンダブロック220に固定子252に対向した位置に冷媒ガス210の流入口となる通気孔272を形成した。これにより、ゲージ孔270のみを通気孔として利用した時に比べ、冷媒ガス210の流入流路が広く確保されるので、固定子252の周りの冷媒ガス210の通気がさらに促進される。
その結果、固定子252のコイル262の放熱がさらに良化し、コイル262の温度上昇が抑制されるので、電動要素104の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
また、シリンダブロック220に固定子252に対向した位置に通気孔272を形成したことにより、シャフト236により給油され、偏芯軸部242の上端部244からピストン224の摺動部に撒き散らされたオイル208が通気孔272を通じてコア260にも振りかかる。
その結果、コイル262がオイル208により冷却され、さらにコイル262の温度上昇が抑制されるので、電動要素104の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができ、密閉型圧縮機の効率をより顕著に向上することができる。
次に、高速運転でインバータ駆動させた時の、ブレード266の作用と効果について説明する。
コイル262に流れる電流が増加し、コイル262の温度が高くなる高速回転においては、回転子250の高速回転に伴い、ブレード266により回転子250の固定子252側の冷媒ガス210の巻き込み量が増加するので、固定子252の周りの冷媒ガス210の通過をさらに促進させる。
その結果、高速回転においてもコイル262の放熱が良化し、コイル262の温度上昇が抑制されるので、電動要素204の効率低下を抑制し、入力の増加を抑えることができるので密閉型圧縮機の効率をさらに顕著に向上することができる。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態1または2の密閉型圧縮機を用いた冷凍装置の構成を示す模式図である。ここでは、冷媒回路に、実施の形態1または2で説明した密閉型圧縮機を搭載した構成とし、冷凍装置の基本構成の概略について説明する。
図7において、冷凍装置は、一面が開口した断熱性の箱体とその開口を開閉する扉体構成の本体302と、本体302の内部を、物品の貯蔵空間304と機械室306に区画する区画壁308と、貯蔵空間304内を冷却する冷媒回路310を具備している。
冷媒回路310は、圧縮機312として実施の形態1または2で説明した密閉型圧縮機と、放熱器314と、減圧装置316と、吸熱器318とを環状に配管320によって連結接続した構成となっている。そして、吸熱器318は、送風機(図示せず)を具備した貯蔵空間304内に配置されている。吸熱器318の冷却熱は、図7に矢印Mで示したように、送風機によって貯蔵空間304内を循環するように撹拌され、貯蔵空間304内は冷却される。
以上説明した冷凍装置は、密閉型圧縮機の効率が向上しているので冷凍装置の消費電力を低減できる。そして、密閉型圧縮機の全高が低く抑制されているので、冷凍装置の機械室306の高さを低く抑え、貯蔵空間304の容積を増やすことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態を用いて説明してきたが、上記実施の形態で説明した構成は、本発明を実施する一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲で種々変更可能なことは言うまでもなく、本発明の技術的思想に基づく構成が適用された各種の密閉型圧縮機を含むものである。
例えば、固定子の周りの冷媒ガスの通気を促進するブレード166はその先端部168をシリンダブロック120に近接させることで、密閉容器102側の冷媒ガス110を固定子152側へ送り込むことの効率化を図っている。これは近接配置することなくブレード166の回転によって巻き込んだ冷媒ガス110に固定子152側へ向かわせる分力が働くようにブレード166自体を傾けて設けても同様の効果が得られるし、これらの構造を組み合わせた形としてもよいものである。
なお、実施の形態2で示すブレード266の場合は、固定子252周りの冷媒ガス210が吸い出される方向に分力を与えるようにブレード266を傾けておく。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置は、密閉型圧縮機の全高を低くすることができると共に、効率を向上することができ、電気冷凍冷蔵庫、あるいはエアーコンディショナー等の家庭用に限らず、業務用ショーケース、自動販売機等の冷凍装置に広く適用することができる。
102、202 密閉容器
104、204 電動要素
106、206 圧縮要素
108、208 オイル
110、210 冷媒ガス
120、220 シリンダブロック
122、222 シリンダ
124、224 ピストン
134、234 主軸受部
136、236 シャフト
138、238 主軸部
142、242 偏芯軸部
150、250 回転子
152、252 固定子
154、254 ヨーク
156、256 バックヨーク
158、258 永久磁石
160、260 コア
162、262 コイル
166、266 ブレード
168、268 先端部
172,272 通気孔
310 冷媒回路
312 圧縮機
314 放熱器
316 減圧装置
318 吸熱器
320 配管

Claims (9)

  1. 密閉容器内に、冷媒ガスとオイルを封入するとともに、電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素と電動要素との間の隙間に前記電動要素を構成する回転子と共に回転して固定子周りの前記冷媒ガスの通気を促進するブレードを設けた密閉型圧縮機。
  2. 圧縮要素は、主軸部と偏芯軸部とから構成されるシャフトと、前記シャフトの主軸部を軸支する主軸受部とシリンダとを有するシリンダブロックと、前記シリンダ内で往復運動するピストンと、前記偏芯軸部と前記ピストンとを連結する連結手段とを備え、
    電動要素は、前記主軸部に固定された円板状のヨークと前記ヨークの外周に形成されたリング状のバックヨークと前記バックヨークの内周面に密着して配置された永久磁石とから形成された回転子と、前記ヨークと前記永久磁石と前記シリンダブロックとによって四方を囲まれ、前記シリンダブロックに前記回転子部と同軸で固定されたコアと前記コアに巻回されたコイルから形成された固定子とを備えたアウターロータモータであって、
    前記圧縮要素のシリンダブロックと前記電動要素のバックヨークとの間の隙間の前記バックヨークの前記シリンダブロック側に、前記固定子の周りの前記冷媒ガスの通気を促進するブレードを設けた請求項1記載の密閉型圧縮機。
  3. ブレードは、回転子の密閉容器側の冷媒ガスが固定子側に送り込まれるように、前記回転子の回転方向の接線に対し前記ブレードの傾きを鋭角に配置させた請求項1または2記載の密閉型圧縮機。
  4. ブレードは、回転子の固定子側の冷媒ガスが前記回転子の密閉容器側に送り出されるように、前記回転子の回転方向の接線に対し前記ブレードの傾きを鈍角に配置させた請求項1または2記載の密閉型圧縮機。
  5. シリンダブロック側に向かって伸びたブレードの先端部を、前記シリンダブロックに近接させた請求項2から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. ヨークの固定子に対向した位置に、少なくとも2個以上の通気孔を均等に形成した請求項2から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  7. シリンダブロックの固定子に対向した位置に、通気孔を形成した請求項2から6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  8. 電動要素は複数の運転周波数でインバータ駆動される請求項1から7のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  9. 圧縮機、放熱器、減圧装置及び吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記圧縮機を、請求項1から8のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機とした冷凍装置。
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