JP2010242565A - 密閉形圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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啓愛 鈴木
Takehiro Akisawa
健裕 秋澤
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Abstract

【課題】往復動するピストンを有する密閉形圧縮機において、摺動損失を低減することにより、効率と信頼性を向上させる。
【解決手段】密閉容器内に収納された電動要素と機械要素と、フレームの軸受部1aに貫通して該フレームの下部から上部へ延伸するクランクシャフト3と、前記フレームの上方に位置するクランクピン3aとを備え、前記電動要素で前記クランクシャフト3が駆動されてピストンがシリンダ内を往復動する密閉形圧縮機において、前記フレームの前記軸受部上部1cに前記クランクシャフト3に対して下方に向かう傾斜部を設け、前記クランクシャフト3と前記傾斜部との間に潤滑油を貯留する空間を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、往復動するピストンを有する密閉形圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫,ルームエアコン等に用いられる密閉形圧縮機においては、省エネルギーの観点から高効率化が求められている。
このような状況下において、入力低減を目的としたスラスト軸受部にかかる垂直荷重の軽減が望まれている。
従来技術として、特開2000−110757号公報(特許文献1)に記載されたものがある。
この特許文献1に記載のスクロール圧縮機は、密閉容器内の下側に固定要素、上側に可動要素を位置させた圧縮機構と、この圧縮機構の上方に設けられ圧縮機構を駆動するための電動要素と、この電動要素の回転力を圧縮機構に伝達するためのクランクシャフトとを備えている。電動要素は回転子の磁力中心が固定子の磁力中心に対して少し下方になるように設定されている。
特開2000−110757号公報
特許文献1に記載のスクロール圧縮機は、回転子の磁力中心と固定子の磁力中心を一致させるように、回転子に上向きの磁気力が常に作用し、クランクシャフトを上方に持ち上げる力が働く。これにより、クランクシャフトと可動要素間におけるスラスト方向の摺動抵抗を減少させて電動要素の負荷を軽減している。
ここで、スクロール圧縮機の場合、クランクシャフトは両端近傍の位置において軸受部により回転自在に支持されている。このため、クランクシャフトにおいてスラスト方向の摺動部を持たない場合でも軸受部への荷重は均等に負荷される。
しかしながら、レシプロ圧縮機の場合、クランクシャフトは中央部において軸受部により回転自在に支持されている。このため、クランクシャフトにおいてスラスト方向の摺動部を持たない場合、歳差運動による振れまわりのために軸受部の上部に対する片当たりが生じ、局所的に面圧が高くなる、という課題があった。
そこで、上記の課題を解決するために、本発明は往復動するピストンを有する密閉形圧縮機において、摺動損失を低減することにより、効率の向上と信頼性の向上した密閉形圧縮機を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内に収納された電動要素と機械要素と、フレームの軸受部に貫通して該フレームの下部から上部へ延伸するクランクシャフトと、前記フレームの上方に位置するクランクピンとを備え、前記電動要素で前記クランクシャフトが駆動されて、ピストンがシリンダ内を往復動する密閉形圧縮機において、前記フレームの前記軸受部上部は前記クランクシャフトに対して下方に向かう傾斜部を有し、前記クランクシャフトは前記軸受部上部の前記傾斜部との間に空間を有することを特徴とする。
また、前記電動要素は固定子と回転子の各々の軸中心に対して同心円状に複数の磁極が配置され、該複数の磁極に発生する磁力の、前記固定子の軸方向の磁力中心位置に対し、前記回転子の軸方向の磁力中心位置が下方に位置することを特徴とする。
また、前記空間に潤滑油が供給されることを特徴とする密閉形圧縮機。
また、本発明の冷蔵庫は、上記いずれかに記載の密閉形圧縮機が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、往復動するピストンを有する密閉形圧縮機において、摺動損失を低減することにより、効率の向上と信頼性の向上した密閉形圧縮機を得ることができる。
本発明の実施形態に係る密閉形圧縮機の縦断面図。 図1の密閉形圧縮機における機械要素の摺動状態を示す拡大断面図。 図1の密閉形圧縮機における固定子及び回転子近傍を示す拡大断面図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図。
以下、本発明の実施形態をそれぞれ図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る密閉形圧縮機の縦断面図である。本実施例の密閉形圧縮機は、密閉容器内に設けられた軸受部1a及びフレーム1bと一体に成形されたシリンダ1内をピストン4が往復動して機械要素を構成するレシプロ型の圧縮機である。フレーム1bの下方には、電動要素として、電動機を構成する固定子5及び回転子6が備えられており、各々の軸中心に対して同心円状に複数の磁極が配置されている。また、クランクシャフト3の回転中心から偏心した位置に、クランクピン3aが設けられている。
クランクシャフト3は、フレームの軸受部1aに貫通してフレーム1bの下部から上部へ延伸しており、クランクピン3aがフレーム1bの上方側に位置するように設けられている。クランクシャフト3の下部は回転子6と直結しており、電動機の動力によってクランクシャフト3は回転する。クランクピン3aとピストン4との間はコンロッド2で連結されており、クランクピン3a及びコンロッド2を介してピストン4が往復動する構成となっている。
すなわち、本実施例の密閉形圧縮機は、密閉容器内にシリンダ1,ピストン4等の機械要素と、電動機等の電動要素が収納されており、クランクシャフト3によって電動要素からの回転力を伝える構成を前提としている。
なお、クランクシャフト3の回転によって、密閉容器内に貯留した潤滑油が上方へと導かれ、クランクピン3a上端部に設けられた開口より潤滑油が噴出する構造となっている。クランクシャフト3の下端部に設けられた筒状の給油ピース7の遠心力を利用して潤滑油を上昇させ、クランクピン3a上端部から潤滑油が噴出する。
次に、図2に示す機械要素を構成するフレームの軸受部1aとクランクシャフト3の摺動状態について説明する。
クランクシャフト3のバランスウェイト部3bの下端面は、フレーム1bの軸受部1aとの間に隙間を有する。すなわち、スラスト方向の摺動面を有しないように設けられている。また、クランクシャフト3は、フレーム1bの軸受部1aに回転自在に支持されている。クランクシャフト3,回転子6及びバランスウェイト8等の自重は、フレーム1bの軸受部1aに負荷されないか、負荷が抑制される。また、回転子6と固定子5の軸方向の磁力中心位置のずれにより生じる磁気推力によるスラスト荷重は、フレーム1bの軸受部1aに負荷されないか、負荷が抑制される。
このことから、クランクシャフト3はスラスト方向の摺動損失がなくなり、圧縮機の性能を向上させることができる。
さらに、フレーム1bの軸受部上部1cの形状を、クランクシャフト3に向かって下方に傾斜する形状とする。これにより、クランクシャフト3のバランスウェイト部3bとフレーム1bの軸受部上部1cとの間に油貯留空間9が形成される。この構成において、クランクシャフト3が回転すると、給油ピース7の遠心力により潤滑油が上昇し、クランクピン3a上端部から潤滑油が噴出する。この噴出した潤滑油の一部は、フレーム1bの端面を伝い、フレーム1bの軸受部上部1cに流れ込む。そして、上記の油貯留空間9が形成されていることで、流れ込んだ潤滑油は油貯留空間9に常時貯留されることになる。
このことから、クランクシャフト3の歳差運動による振れまわりのために生じる局所的な面圧の増加に対し、局所的な接触を回避でき、摺動面の油膜切れを起こさないため、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
次に、図3を用いて固定子5と回転子6の関係を説明する。図3は、図1の密閉形圧縮機における固定子及び回転子近傍を示す拡大断面図である。
クランクシャフト3及び回転子6等の自重は、図3の黒矢印で示すように、下方に作用する。一方、固定子5の軸方向の磁力中心位置5aに対し、回転子6の磁力中心位置6aを下方に設定しているため、磁力中心位置のずれにより生じる磁気推力は図3の斜線矢印で示すように上方に作用する。これにより、これら各力が釣り合った位置でクランクシャフト3及び回転子6が保持される。
即ち、磁気推力が作用する方向に対してクランクシャフト3がスラスト方向に拘束されず回転子6が可動である。そのため、回転子6の軸方向の磁力中心位置6aと固定子5の軸方向の磁力中心位置5aが、クランクシャフト3及びクランクシャフト3に締結された回転子6やバランスウェイト8等の重量と、固定子5の軸方向の磁力中心位置5aと回転子6の軸方向の磁力中心位置6aのずれにより生じる磁気推力とが釣り合う位置に自動的に調整される。
このことから、回転子6の軸方向の磁力中心位置6aと固定子5の軸方向の磁力中心位置5aが磁気推力により適正に設定されることにより、電動要素の効率の低下を抑制することができるため、圧縮機の性能を向上させることができる。
次に、図4に示す冷蔵庫10について説明する。冷蔵庫10は、圧縮機11と、圧縮機11に接続された吐出配管12と、凝縮器13と、減圧器であるキャピラリ14と、水分除去を行うドライヤ(図示せず)と、庫内ファン15の近傍に配置した蒸発器16と、吸入配管17を環状に接続して構成される冷凍サイクルを箱本体18に内蔵しており、この冷凍サイクルにより生成された冷気を吐出し、貯蔵室19内の温度を低下させ、食品などの冷凍,冷蔵保管する。図4では、冷凍サイクルの構成を冷蔵庫本体の外側に簡略化して示したが、実際には冷蔵庫本体の内側に配設されている。
上記の圧縮機を冷蔵庫に適用することにより、冷蔵庫内の冷却効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、レシプロ圧縮機の一例としてコンロッド方式の圧縮機を示したが、スコッチヨーク方式のレシプロ圧縮機においても同じ効果が得られる。
上述したように、本実施の形態によれば、密閉容器内に電動要素と機械要素が収納され、電動要素でクランクシャフト3が駆動されることにより、ピストン4がシリンダ1内を往復動する密閉形圧縮機において、同心円状に配置された複数の磁極に発生する磁力の、固定子5の軸方向の磁力中心位置5aと、回転子6の軸方向の磁力中心位置6aとは、磁気推力により適正に設定され、スラスト力による摺動損失をなくすことができるため、圧縮機の性能を向上させることができる。
また、フレーム1bの軸受部上部1cを密閉容器内に封入されている潤滑油を保持する形状とする。これにより、クランクシャフト3の歳差運動による振れまわりのために生じる局所的な面圧の増加に対し、局所的な接触を回避し、軸受部上部に常に十分な潤滑油の供給を行うことで、油膜切れを抑制できることから、信頼性を向上させることができる。これにより高効率かつ信頼性の高い圧縮機とすることができる。
また、本実施の形態の圧縮機を冷蔵庫に適用することで、冷蔵庫内の冷却効率を向上させることができる。
1 シリンダ
1a 軸受部
1b フレーム
1c 軸受部上部
2 コンロッド
3 クランクシャフト
3a クランクピン
3b バランスウェイト部
4 ピストン
5 固定子
5a 固定子磁力中心位置
6 回転子
6a 回転子磁力中心位置
7 給油ピース
8 バランスウェイト
9 油貯留空間
10 冷蔵庫
11 圧縮機
12 吐出配管
13 凝縮器
14 キャピラリ
15 庫内ファン
16 蒸発器
17 吸入配管
18 箱本体
19 貯蔵室

Claims (4)

  1. 密閉容器内に収納された電動要素と機械要素と、フレームの軸受部に貫通して該フレームの下部から上部へ延伸するクランクシャフトと、前記フレームの上方に位置するクランクピンとを備え、前記電動要素で前記クランクシャフトが駆動されて、ピストンがシリンダ内を往復動する密閉形圧縮機において、
    前記フレームの前記軸受部上部は前記クランクシャフトに対して下方に向かう傾斜部を有し、
    前記クランクシャフトは前記軸受部上部の前記傾斜部との間に空間を有することを特徴とする密閉形圧縮機。
  2. 請求項1において、前記電動要素は固定子と回転子の各々の軸中心に対して同心円状に複数の磁極が配置され、該複数の磁極に発生する磁力の前記固定子の軸方向の磁力中心位置に対し、前記回転子の軸方向の磁力中心位置が下方に位置することを特徴とする密閉形圧縮機。
  3. 請求項1において、前記空間に潤滑油が供給されることを特徴とする密閉形圧縮機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の密閉形圧縮機が設けられたことを特徴とする冷蔵庫。
JP2009090624A 2009-04-03 2009-04-03 密閉形圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫 Withdrawn JP2010242565A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020148109A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 圧縮機及び圧縮機を有する機器

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