JP5244141B2 - 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、往復運動するピストンを有する密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫に関する。
従来の密閉型圧縮機として例えば特開2004-300932号公報に示されたものが知られている。
この従来技術に開示された密閉型圧縮機は底部にオイル溜めを有する密閉容器内に電動要素および圧縮要素と、前記電動要素の回転力を圧縮要素に伝える回転軸とが収納されている。この回転軸の下端にはオイル溜めのオイル中に浸漬したオイルピックアップが設けられている。前記電動要素は固定子と回転子とから構成され、前記回転子は前記回転軸に挿着されている。
また、従来の密閉型圧縮機として例えば特開2007-132261号公報に示されたものが知られている。この従来技術に開示された密閉型圧縮機はオイルが貯留された密閉容器内に固定子および回転子からなる電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素とが収納されている。前記回転子は中空のスリーブを介して前記シャフトに固定された構造となっている。
特開2004-300932号公報 特開2007-132261号公報
しかしながら特許文献1、特許文献2に記載された構造を適用した場合、次のような課題があった。
近年、圧縮機の運転速度の範囲は広がる傾向にある。
特に冷蔵庫に用いられる圧縮機の場合、冷蔵庫の消費電力量の低減による省エネ運転を目的に、圧縮機の運転範囲の下限を低速化する傾向にある。これは冷蔵庫の断熱技術の進歩により、圧縮機の運転速度を低速化しても庫内の温度を低温に維持することが出来るようになったためである。圧縮機の運転速度が低速化すると、摺動部における動力損失が低減するために、結果として冷蔵庫の消費電力量を低減することができる。
以上の背景の中、特許文献1に記載された構造の場合、オイル溜めのオイルは摺動部の潤滑のために、オイルピックアップおよび回転軸の回転によって生じる遠心力によって、回転子と回転軸との挿着位置よりも上方に揚げる必要がある。ところが冷蔵庫の省エネ運転のため圧縮機の運転速度が低速になっていた場合には、オイルピックアップ及び回転軸の回転によって生じる遠心力が小さくなり、十分にオイルを揚げることができず摺動部の潤滑が不十分になる恐れがあった。
一方、特許文献2に記載された構造の場合、下端が密閉容器内のオイルに浸漬したシャフトの回転によって生じる遠心力により、スリーブ上方にまでオイルを揚げなくてはならない。ところが圧縮機の運転速度が低速の場合には、オイルピックアップ及び回転軸の回転によって生じる遠心力が小さいために、十分にオイルを揚げることができず摺動部の潤滑が不十分になる恐れがあった。
本発明の目的は、低速運転時においても効果的に潤滑油を汲み上げて摺動部に給油することができる密閉型圧縮機を提供することにある。
上記目的は、底部に潤滑油が貯留した密閉容器内に収納された電動要素及び圧縮要素と、前記電動要素の回転力を前記圧縮要素に伝えるクランクシャフトと、前記密閉容器の内壁に弾性支持されたステータと、このステータの内壁から所定の間隙をもって前記クランクシャフトに固定されたロータと、前記潤滑油を吸い上げるために前記クランクシャフトに設けられた給油ピースと、この給油ピースと連通して前記クランクシャフトの外周で開口する連通穴とを備えた密閉型圧縮機において、前記給油ピースを兼ねた連結部材を前記クランクシャフトに固定し、この連結部材の外周に前記ロータを、内周に前記圧縮要素の軸受部を位置させるとともに、前記連結部材は前記ロータコア下端よりも下方で前記クランクシャフトに固定され、前記クランクシャフトの連通穴と前記軸受部の下端部は前記ロータコアの下端と油面との間若しくは油中に位置することにより達成される。
また上記目的は、前記連結部材下端は前記クランクシャフト下端よりも下に位置すると同時に、前記密閉容器内に貯留する潤滑油に浸漬することにより達成される。
また上記目的は、前記連結部材の下端は前記クランクシャフト下端よりも下に位置し、かつ前記密閉容器内に貯留する潤滑油に浸漬することにより達成される。
また上記目的は、前記連結部材と前記ロータとは圧入により締結されていることにより達成される。
また上記目的は、前記連結部材と前記ロータとは焼き嵌めにより締結されていることにより達成される。
本発明によれば、低速運転時においても効果的に潤滑油を汲み上げて摺動部に給油することができる密閉型圧縮機を提供できる。
本発明の一実施例を備えた密閉型圧縮機の縦断面図である。 本発明の密閉型圧縮機に搭載されたクランクシャフトの側面図である。 本発明のクランクシャフトにバランスウェイトと連結部とロータを組みつけた状態の断面図である。 本発明の密閉型圧縮機に搭載されたクランクシャフトの要部断面図である。 潤滑油の油面から連通穴下端までの距離と最低給油回転数の関係を示すグラフである。 密閉型圧縮機の運転速度とCOPの関係を示す図である。 一般的な密閉型圧縮機の縦断面図である。 図7に示した密閉型圧縮機の要部拡大断面図である。 本発明の圧縮機が搭載される冷蔵庫の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図6を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
なお、本発明の一実施例を説明する前に、本発明との比較例として一般的な密閉型圧縮機を図7と図8で説明する。
図7は一般的な密閉型圧縮機の断面図であり、図8は図7の密閉型圧縮機に搭載されるクランクシャフトの要部断面図である。
図7、図8において、密閉型圧縮機50は圧縮要素20と電動要素30とを密閉容器3内の上下に配置している。この圧縮要素20と電動要素30はクランクシャフト7で連結され、圧縮要素20はレシプロ方式となっている。圧縮要素20及び電動要素30は密閉容器3内にてコイルスプリング等で弾性的に支持されている。
電動要素30はフレーム1bの下方に配置され、ステータ5及びロータ6を備えている。ロータ6は電磁鋼板を積層したロータコア6aからなる構造となっている。ステータ5はフレーム1bに固定され、ロータ6はクランクシャフト7に直接圧入によって固定されている。クランクシャフト7の上端部には回転中心から偏心したクランクピン7aが設けられている。
クランクシャフト7は軸受部1aを貫通してフレーム1bの下方から上方へ延伸されている。クランクピン7aはフレーム1bの上方側に位置するように設けられている。クランクシャフト7の下部にはロータ6が結合しており、電動要素30の動力によってクランクシャフト7は回転する。
圧縮要素20はシリンダ室を形成するシリンダ1とシリンダ室内を往復動するピストン4と、このピストン4を駆動するコネクティングロッド2と、シリンダ1端面に組み立てられる吐出弁装置40と、吐出室空間を形成するヘッドカバー17とを備えている。シリンダ1は軸受部1a及びフレーム1bを一体に成形している。ピストン4はコネクティングロッド2を介してクランクピン7aに連結され、クランクピン7aの偏心回転によりシリンダ室内を往復運動する。電動要素30の動力によってクランシャフト7は回転してシリンダ1内に供給された冷媒はピストン4の往復動によって圧縮される。圧縮されたガス冷媒は圧縮機外部に連通する吐出管へと送られる。
図8に示すように、クランクシャフト7の下端には給油ピース21が設けられており、密閉容器3内に貯留する潤滑油35に浸漬するように設置されている。
さて、この種密閉型圧縮機は回転するクランクシャフト7によって給油ピースも回転して潤滑油が給油ピース内に吸引されて上昇する。上昇した潤滑油は遠心力によって下部連通穴7c(以下、連通穴7cという)から軸受部1a側に供給されることになる。
ところが低速回転運転時においては潤滑油35に与えられる遠心力が小さいために、形成される油面の放物線形状が緩やかなものとなる。これにより密閉容器3内に貯留する潤滑油35の油面から中繰り穴7b内における放物線状の油面の端点までの距離が小さくなる。この距離が、密閉容器3内に貯留する潤滑油35の油面から連通穴7c下端までの距離Hよりも小さくなってしまうと潤滑油35が連通穴7cに達しないために、摺動部へ潤滑油35を給油することができなくなってしまうという不都合が生じる。
一方、この種密閉型圧縮機はロータ6下端位置がクランクシャフト7とロータ6との当接位置上端よりも低い位置にある構造をとっている。したがって、図8に示すようにクランクシャフト7とロータ6の圧入しろがあるために軸受部1aの下端とロータコア6aの下端を近づけることができない。そのため、少なくとも連通穴7cはロータコア6a下端位置よりもクランクシャフト7とロータ6の圧入しろ分上方に位置する事となってしまう。
ところで、上述したように近年の省電力化によって圧縮機の回転速度が極端に低速回転となってきているため、潤滑油の供給が乏しくなってきている。つまり、図7に示すように通常回転のクランクシャフト7であるとシャフト内の油面が遠心力によって大きく湾曲するため連通穴7cに到達して軸受部1aに潤滑油を供給することができる。ところが低速回転運転であると図8のような油面の変形がなく潤滑油の供給ができなくなってしまう。
そこで本発明の発明者らは連結部材を介してロータをクランクシャフトに固定することを考えた結果、以下のような実施例を得た。
以下、本発明の実施例を図にしたがって説明する。
図1は本実施形態の密閉型圧縮機の縦断面図である。
なお、図7、図8で説明した同一符号は同一物であるので、その説明は省略する。
図1において、クランクシャフト7の下部は連結部材24を介してロータ6が結合されている。このクランクシャフト7は電動要素30の動力により回転する。連結部材24の下端は底板穴26aが設けられた底板26がはめこまれており、密閉容器3内に貯留する潤滑油35に浸漬するように設置される。
圧縮要素20はシリンダ室を形成するシリンダ1とシリンダ室内を往復動するピストン4と、このピストン4を駆動するコネクティングロッド2と、シリンダ1端面に組み立てられる吐出弁装置40と、吐出室空間を形成するヘッドカバー17とを備えている。シリンダ1は軸受部1a及びフレーム1bを一体に成形している。ピストン4はコネクティングロッド2を介してクランクピン7aに連結され、クランクピン7aの偏心回転によりシリンダ室内を往復運動する。
シリンダ1内に供給された冷媒はピストン4の往復動によって圧縮され、圧縮されたガス冷媒は圧縮機外部に連通する吐出管へと送られる。
ロータ6は連結部材24のロータ圧入部24eに圧入若しくは焼き嵌めにより固定され、連結部材24はシャフト当接部24cにおいて圧入によりクランクシャフト7に固定される。
ロータ6の回転に伴い連結部材24が回転すると、中空部24b内の潤滑油35には遠心力が加わり、潤滑油35はクランクシャフト7の下端に設けられた中繰り穴7b内を上昇し、さらには連通穴7cへと運ばれる。この時、中空部24bおよび中繰り穴7b内の油面は図4に示すように放物線形状となる。
次に低速運転時における給油限界について図4、図6、図7を用いて説明する。
本実施例においては、ロータ6が連結部材24のロータ圧入部24eに圧入固定されており、連結部材24とクランクシャフト7は、連結部材24のシャフト当接部24cの円筒壁面を介して圧入により結合している。そして図4に示すように潤滑油35の油面からシャフト当接部24c上端までの距離は潤滑油35の油面からロータコア6aの下端までの距離より小さくなる構造をとっている。そのためクランクシャフト7を軸支する軸受部1aの下端を、図7に示すようなロータ6をクランクシャフト7に直接圧入固定している従来構造よりも下に配置することが可能な構造となっている。軸受部1aの下端を従来構造よりも下方向に延伸させることで、連通穴7cをより潤滑油35の油面に近い位置に設置することが可能な構造となり、本実施例ではロータコア6a下端から連通穴7cまでの距離を従来構造よりも短くすることが出来る。その結果、潤滑油35の油面から連通穴7c下端までの距離Hを短くすることが可能となるため、図6に示すように最低給油回転数を下げることが可能となる。
次に図1、図2、図3を用いて密閉型圧縮機の給油構造について説明する。
図2は本発明の密閉型圧縮機に搭載されたクランクシャフトの側面図である。
図3は本発明のクランクシャフトにバランスウェイトと連結部とロータを組みつけた状態の断面図である。
図4は本発明の密閉型圧縮機に搭載されたクランクシャフトの要部断面図である。
図1、図2、図3、図4において、連結部材24は図3に示すようにリベット27を通じてロータ6と連結し、シャフト当接部24cにてクランクシャフト7と圧入により連結されている。ロータ6の回転に伴い連結部材24が回転すると図4に示すように、中空部24b内の潤滑油35に遠心力が加わって中空部24b内および中繰り穴7b内の油面は放物線状となる。すると潤滑油35はクランクシャフト7の下端に設けられた中繰り穴7b内を上昇し、さらには連通穴7cへと運ばれる。
連通穴7cへと到達した潤滑油35は図2に示したスパイラル溝7dへと導入される。スパイラル溝7dの壁面とフレーム軸受部1a(図1に示す)の壁面とで形成される潤滑油通路においては、クランクシャフト7の回転による壁面移動に伴い、潤滑油35が粘性の効果で壁面に引きずられスパイラル溝7d内を上昇する。この時、同時に潤滑油35は軸受部1aを潤滑することになる。
図2に示したスパイラル溝7d内を上昇した潤滑油35は図3に示した上部連通穴7eに達すると、再びクランクシャフト7の回転に伴う遠心力によってピン部中繰り7fへと搬送される。ピン部中繰り7fにはピン部下連通穴7gが設けられており、ピン部下連通穴7gに達した潤滑油35は図1に示すように、コネクティングロッド連通穴2aを通じてコネクティングロッド2とピストン4との摺動部に供給されて潤滑する構造になっている。
連通穴7cの位置はロータコア6aの下端と油面とのほぼ中央部分に位置するように構成されている。連結部材24とクランクシャフト7は連結部材24のシャフト当接部24cにて圧入により結合されている。
そして図4に示すように、潤滑油35の油面からシャフト当接部24c上端までの距離は潤滑油35の油面からロータコア6aの下端までの距離よりも小さくなるような構造となっている。そのため、クランクシャフト7を軸支する軸受部1aの下端をロータコア6aの下端よりも下に配置することが可能な構造となっている。
軸受部1aの下端をロータコア6aの下端よりも下にすることで、連通穴7cをより潤滑油35の油面に近い位置に設置することが可能な構造となっているため、本実施例ではロータコア6a下端から連通穴7cまでの距離を従来構造よりも短くすることが出来る。
次に、低速運転時における給油限界について図5を用いて説明する。
図5は潤滑油35の油面から連通穴7c下端までの距離と最低給油回転数の関係を示すグラフである。
図5において、図4に示したように中空部24b内およびクランクシャフト7に設けられた中繰り穴7bにおいては、潤滑油35はクランクシャフト7の回転によって与えられる遠心力により放物線状の油面を形成される。これによって連通穴7cに到達させることができる。
そのため、低速回転運転時では図5に示すように密閉容器3内に貯留する潤滑油35の油面から連通穴7c下端までの距離H(図8に示す)が小さいほど最低給油回転数が小さくなる傾向にある。
一方、密閉容器3内に貯留する潤滑油35の油面からロータコア6aの下端までの距離を小さくすると高速運転時においてロータ6の下端が油面と接触し、潤滑油35を大きく掻き混ぜる恐れがある。ロータ6の下端が潤滑油35を掻き混ぜると、動力損失が発生するため好ましくない。そのためロータ6下端と油面は掻き混ぜ防止のために所定の距離をおく必要がある。
図6は密閉型圧縮機50の運転速度とCOPの関係を示す図である。
ここでCOPとは冷凍能力を密閉型圧縮機50への入力で除法することによって密閉型圧縮機50の効率(成績係数)を示す値のことである。
運転速度を低速化すると、摺動部における動力損失が低減するために図6に示すようにCOPが向上する。よって本実施例によれば密閉型圧縮機50の効率を向上し、冷蔵庫60の消費電力を低減することが可能である。
図9は本発明の密閉型圧縮機が搭載される冷蔵庫の断面図である。
図9において、冷蔵庫本体61は冷蔵室62、上段冷凍室63、下段冷凍室64、野菜室65により構成される。なお、冷蔵室62、上段冷凍室63、下段冷凍室64、野菜室65の位置関係は図9の構成に限定されるものではない。
密閉型圧縮機50から吐出された冷媒は冷蔵庫60内に設けられた凝縮器(図示せず)、減圧機構(図示せず)を通過し、冷却器66で冷蔵庫内の熱を吸収して再び圧縮機内へと戻される。この密閉型圧縮機50、凝縮器、減圧機構及び冷却器66からなる冷凍サイクルにはプロパンやイソブタンなどの炭化水素系の冷媒が封入されている。
本実施例によれば、図7で説明した一般的な密閉型圧縮機ではクランクシャフト7とロータ6の圧入しろを10mmとしたのに対し、本実施例では連通穴7cの位置を図7の密閉型圧縮機よりも約10mm下げることができた。これにより、密閉型圧縮機50の最低運転速度を約200min-1低速化することが可能となった。
以上のごとく、本発明は、底部に潤滑油が貯留した密閉容器内に収納された電動要素及び圧縮要素と、前記電動要素の回転力を前記圧縮要素に伝えるクランクシャフトと、前記密閉容器の内壁に弾性支持されたステータと、このステータの内壁から所定の間隙をもって前記クランクシャフトに固定されたロータと、前記潤滑油を吸い上げるために前記クランクシャフトに設けられた給油ピースと、この給油ピースと連通して前記クランクシャフトの外周で開口する連通穴とを備えた密閉型圧縮機において、前記給油ピースを兼ねた連結部材を前記クランクシャフトに固定し、この連結部材の外周に前記ロータを、内周に前記圧縮要素の軸受部を位置させるとともに、前記連結部材は前記ロータコア下端よりも下方で前記クランクシャフトに固定され、前記クランクシャフトの連通穴と前記軸受部の下端部は前記ロータコアの下端と油面との間若しくは油中に位置するようにしたものである。
また本発明は、前記連結部材下端は前記クランクシャフト下端よりも下に位置すると同時に、前記密閉容器内に貯留する潤滑油に浸漬するようにしたものである。
また本発明は、前記連結部材の下端は前記クランクシャフト下端よりも下に位置し、かつ前記密閉容器内に貯留する潤滑油に浸漬するようにしたものである。
また本発明は、前記連結部材と前記ロータとは圧入により締結されているようにしたものである。
また本発明は、前記連結部材と前記ロータとは焼き嵌めにより締結されているようにしたものである。
1…シリンダ、1a…軸受部、1b…フレーム、2…コネクティングロッド、2a…コネクティングロッド連通穴、3…密閉容器、4…ピストン、5…ステータ、6…ロータ、6a…ロータコア、7…クランクシャフト、7a…クランクピン、7b…中繰り穴、7c…連通穴、7d…スパイラル溝、7e…上部連通穴、7f…ピン部中繰り、7g…ピン部下連通穴、17…ヘッドカバー、20…圧縮要素、21…給油ピース、21a…給油ピース先端穴、24…連結部材、24a…フランジ部、24b…中空部、24c…シャフト当接部、24e…ロータ圧入部、25…バランスウェイト、26…底板、26a…底板穴、27…リベット、30…電動要素、35…潤滑油、40…吐出弁装置、50…密閉型圧縮機、60…冷蔵庫、61…冷蔵庫本体、62…冷蔵室、63…上段冷凍室、64…下段冷凍室、65…野菜室、66…冷却器。

Claims (6)

  1. 底部に潤滑油が貯留した密閉容器内に収納された電動要素及び圧縮要素と、前記電動要素の回転力を前記圧縮要素に伝えるクランクシャフトと、前記密閉容器の内壁に弾性支持されたステータと、このステータの内壁から所定の間隙をもって前記クランクシャフトに固定されたロータと、前記潤滑油を吸い上げるために前記クランクシャフトに設けられた給油ピースと、この給油ピースと連通して前記クランクシャフトの外周で開口する連通穴とを備えた密閉型圧縮機において、
    前記給油ピースを兼ねた連結部材を前記クランクシャフトに固定し、この連結部材の外周に前記ロータを、内周に前記圧縮要素の軸受部を位置させるとともに、
    前記連結部材は前記ロータ下端よりも下方で前記クランクシャフトに固定され、前記クランクシャフトの連通穴と前記軸受部の下端部は前記ロータの下端と油面との間若しくは油中に位置することを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記連結部材の下端は前記クランクシャフト下端よりも下に位置し、かつ前記密閉容器内に貯留する潤滑油に浸漬することを特徴とする密閉型圧縮機。
  3. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記連結部材と前記ロータとはリベットにより締結されていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  4. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記連結部材と前記ロータとは圧入により締結されていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  5. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記連結部材と前記ロータとは焼き嵌めにより締結されていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  6. 請求項1乃至6に記載の密閉型圧縮機を搭載した冷蔵庫。
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