JP5126007B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、主に家庭用冷蔵庫等に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
近年、家庭用冷蔵庫等において、省エネルギーの観点から、高効率化を図った密閉型圧縮機の要望が高まっている。そのため、潤滑油の低粘度化や摺動面積の削減による粘性抵抗の低減などの対応が図られているが、いずれも密閉型圧縮機を構成する摺動部材の潤滑状態は厳しくなる方向にある。
以下、図面を参照しながら上記従来技術の密閉型圧縮機について説明する。なお、以下の説明において、上下の関係は密閉型圧縮機を正規の姿勢に設置した状態を基準とする。
図13は従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図14は従来の密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の要部断面図、図15は従来の密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面図ならびに側面図である(図14、図15は特許文献1を参照)。
図16は別の従来の密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の要部断面図、図17は従来の密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面図ならびに側面図である(図16、図17は特許文献2を参照)。
従来の密閉型圧縮機としては、密閉容器2内に電動要素3と圧縮要素4をシリンダブロック5にて一体化したコンプレッサユニット6を収納している。
電動要素3は回転子26と固定子27で構成されている。クランクシャフト7の主軸部30は軸受部8に軸支され、主軸部30の下方には回転子26が固定されている。主軸部30の上端のフランジ31から鉛直方向上方に突出した偏芯軸部32にはコンロッド11の大端部11aが連結されており、小端部11bには、ピストンピン12を介してシリンダブロック5に形成された圧縮室13内で往復摺動するピストン14が連結されている。
軸受部8の上端面には、フランジ31のフランジ下端面33を介して、クランクシャフト7と回転子26の荷重を支持するスラスト摺動部40が形成されている。特許文献1に示される密閉型圧縮機の場合では、クランクシャフト7のフランジ下端面33とスラスト摺動部40はいずれも平面で略平行関係にある。また、特許文献2の場合では、クランクシャフト7のフランジ下端面33は平面であるのに対し、スラスト摺動部60はその全周が軸受部8の軸中心8aに向かって上り勾配となるような略円錐台形状をなしており、クランクシャフト7や回転子26の荷重を略円錐台形状の稜線部60bで支えている。
密閉容器2の底部には、潤滑油20が貯留されており、クランクシャフト7の下端に設けられた給油コーン19が潤滑油20中に開口している。
以上のように構成された密閉型圧縮機において、以下その動作を説明する。
電動要素3の固定子27に通電がなされると、回転子26が固定されたクランクシャフト7が回転する。クランクシャフト7には、主軸部30の下方内部に設けられた給油孔通路(図示せず)、および上方外周に設けられたスパイラル溝17、偏芯軸部32の上端に連通する偏心通路孔21からなるオイルポンプ機構が内蔵されており、回転による遠心力と潤滑油20の粘性により密閉容器2の底部に貯留している潤滑油20が吸上げられ、スラスト摺動部40を含む全ての摺動部位に潤滑ならびに冷却を目的として潤滑油20が供給される。また、クランクシャフト7の偏芯軸部32の回転は、コンロッド11によりピストン14の往復運動に変換され、圧縮室13の容積が拡大、縮小されることで冷媒15の吸入、圧縮が行われる。
特開2001−295766号公報 特開昭60−85278号公報
しかしながら、特許文献1に示される従来の構成の密閉型圧縮機を家庭用冷凍冷蔵庫の冷却システムに適用した場合、スラスト摺動部40に局所的な摩耗が発生することがある。
発明者らの実機試験によれば、密閉型圧縮機を側方から見て、圧縮室13とは反対側(以下、反圧縮室13側という)のスラスト摺動部40の外周端部(図中、点で網掛けした領域40a)に局所的な凝着摩耗が発生し易いことを確認している。更に、スラスト摺動部40に局所的な摩耗が生じると、相対するフランジ下端面33には全周に亘るスジ状の凝着摩耗が発生することも確認している。
一方、特許文献2の構成の場合では、前述の特許文献1の構成に見られたような外周端部の局所的な凝着摩耗は緩和される傾向にあるものの、稜線部60bの反圧縮室13側(図中、点で網掛けした領域60a)に部分的に凝着摩耗が発生し易いことを確認している。
上述のいずれの場合もフランジ下端面33とスラスト摺動部40,60が、限定された狭い領域で接触摺動することで片当り摩耗が発生したと考えられる。上記の摩耗が進行すると、密閉型圧縮機の入力損失の増加や、起動性の低下につながるという可能性があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、スラスト摺動部の片当り摩耗を防止して信頼性が高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、スラスト摺動部は、圧縮室側の第1スラスト摺動面と、反圧縮室側の第2スラスト摺動面を備え、少なくとも第2スラスト摺動面は軸受部の軸中心から反圧縮室側にかけて圧縮室の軸中心から離れる方向に傾いていることで、クランクシャフトがピストンの圧縮行程時に軸受部内で反圧縮室側へ傾斜したときに、スラスト摺動部は傾斜面同士で摺動することで、片当り摩耗や傷つきを防止できる。
本発明の密閉型圧縮機のスラスト摺動部は傾斜面同士で摺動することで、片当り摩耗や傷つきを防止するので、信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できるという効果が得られる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は、主軸部と偏芯軸部を備え前記主軸部に前記回転子が固定されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトの前記主軸部を軸支することで片持ち軸受を形成した軸受部と、略円筒形の圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内を往復動するピストンと、前記偏芯軸部と前記ピストンとを連結するコンロッドとを備え、前記軸受部は、前記クランクシャフトと前記回転子の重力方向の荷重を支持するスラスト摺動部を有し、前記スラスト摺動部は、前記圧縮室側の第1スラスト摺動面と、反圧縮室側の第2スラスト摺動面を備え、少なくとも前記第2スラスト摺動面は前記軸受部の軸中心から反圧縮室側にかけて前記圧縮室の軸中心から離れる方向に傾いているもので、クランクシャフトがピストンの圧縮行程時に軸受部内で反圧縮室側へ傾斜したときに、スラスト摺動部は傾斜面同士で摺動することで、片当り摩耗や傷つきを防止できるので、信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1スラスト摺動面が、軸受部の軸中心から圧縮室側にかけて前記圧縮室の軸中心から離れる方向に傾いているもので、クランクシャフト1回転中で、クランクシャフトが軸受部内で圧縮室側へ傾いたときに、スラスト摺動部は傾斜面同士で摺動することで、片当り摩耗や傷つきを防止できるので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、第1スラスト摺動面および第2スラスト摺動面は、軸受部の軸中心を中心として、圧縮室の軸中心方向からクランクシャフト1回転中で、クランクシャフトの回転方向に傾斜しているもので、クランクシャフト1回転中で、クランクシャフトが特に大きく傾く方向と、第1スラスト摺動面および第2スラスト摺動面の圧縮室の軸中心方向からの傾斜の方向を合わせることで、クランクシャフトが大きく傾いたときに、フランジ下端面とスラスト摺動部を傾斜面同士で摺動させて面圧を効果的に分散して、片当りによる摩耗や傷つきを防止できるので、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、さらに信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、第1スラスト摺動面および第2スラスト摺動面は、軸受部の軸中心を中心として、圧縮室の軸中心方向から5から45degの範囲でクランクシャフトの回転方向に傾斜しているもので、密閉型圧縮機の圧力条件に応じて、第1スラスト摺動面および第2スラスト摺動面の圧縮室の軸中心方向からの適正な傾斜角度を選択することで、面圧を効果的に分散して片当り摩耗を防止できるので、請求項3に記載の発明の効果に加えて、さらに信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、軸受部とクランクシャフトのクリアランスに基づく前記軸受部の軸中心に対する前記クランクシャフトの傾きの絶対値をαとし、圧縮室の軸中心に対する第2スラスト摺動面の傾きの絶対値をβとしたとき、前記αと前記βとが下記(数1)を満足する関係にあるもので、密閉型圧縮機の圧力条件に応じて、クランクシャフトが大きく傾いたときに、フランジ下端面とスラスト摺動部を傾斜面同士で摺動させて面圧を効果的に分散できるように、圧縮室の軸中心に対する第2スラスト摺動面の傾きの絶対値βの適正値を選択することで、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、αの絶対値を、1.0×10−2から4.3×10−2degの範囲としたもので、家庭用冷蔵庫や自動販売機などの冷凍冷蔵機器に一般的に採用されている密閉型圧縮機の諸元に応じてαの絶対値を導き出し、圧縮室の軸中心に対する第2スラスト摺動面の傾きの絶対値βを選択することで、スラスト摺動部の面圧を効果的に分散して局所的な摩耗を防止できるので、請求項5に記載の発明の効果に加えて、さらに信頼性が高い家庭用冷蔵庫や自動販売機などの冷凍冷蔵機器用の密閉型圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は同実施の形態における密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の構成拡大図、図3は同実施の形態における密閉型圧縮機の主軸部と軸受部の構成拡大図、図4は同実施の形態における密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面ならびに側面図である。
図1に示すように、密閉型圧縮機の密閉容器102には冷媒115としてイソブタン(R600a)を充填するとともに、潤滑油120として比較的低粘度の鉱油を貯留している。電動要素103は、シリンダブロック105の下方に固定された固定子127と、クランクシャフト107の主軸部130の下方に固定された回転子126とから構成される。
圧縮要素104について、図1から図4を用いて以下に説明する。
クランクシャフト107は、フランジ131と、フランジ131の鉛直下方に突出した主軸部130と鉛直上方に突出した偏芯軸部132とから構成されており、主軸部130の下端には主軸部130より小径の給油コーン119が潤滑油120中に開口している。
軸受部108は主軸部130を回転自在に軸支しており、その軸受長さL(主軸部130を軸支する軸受部108の全長)は50mmである。摺動部の嵌め合い寸法として軸受部108と主軸部130の軸クリアランスC(軸受部108の内径Db−主軸部130の外径Ds)を20μmとした。ここで、軸受部108の軸中心108aに対するクランクシャフト107の傾きの絶対値αを下記(数2)から求めると、2.39×10−2degとなる。
このように、クリアランスCのためにクランクシャフト107は軸受部108内で傾くように設計されている。
偏芯軸部132には、コンロッド111の大端部111aが連結され、小端部111bには、ピストンピン112を介して、シリンダブロック105に形成された圧縮室113内で往復摺動するピストン114が連結されている。
軸受部108の上端面に、クランクシャフト107のフランジ下端面133を介してクランクシャフト107や回転子126の荷重を支持するスラスト摺動部140が構成される。スラスト摺動部140は、圧縮室113側の第1スラスト摺動面151と、反圧縮室113側の第2スラスト摺動面152を備えている。
第2スラスト摺動面152は軸受部108の軸中心108aから反圧縮室113側にかけて圧縮室113の軸中心113aから離れる方向に傾くように形成されている。一方、第1スラスト摺動面151は軸受部108の軸中心108aに対し略垂直な平面に形成されており、クランクシャフト107のフランジ下端面133とは略平行関係にある。
詳細を図3、図4に示す。スラスト摺動部140を上方ならびに側方から見て、圧縮室113の軸中心113a方向直下を0deg、180degとすると、反圧縮室113側の第2スラスト摺動面152は、クランクシャフト107の回転方向に100degから280degの位置に形成されている。
また、圧縮室113の軸中心113aに対する第2スラスト摺動面152の傾きの絶対値であるβを2.1×10−2degとした。一方の圧縮室113側の第1スラスト摺動面151は、クランクシャフト107の回転方向に280degから360degとならびに0degから100degの位置に形成されている。
第1スラスト摺動面151ならびに第2スラスト摺動面152は、軸受部108の軸中心108aを中心として、圧縮室113の軸中心113a方向からクランクシャフト107の回転方向に10deg傾斜している。ここで、図中の傾斜角度θがそれに該当する。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、その動作を説明する。
電動要素103に通電がなされると、密閉型圧縮機を上方から見て回転子126が右回り(時計回り)に回転し、これに伴ってクランクシャフト107が回転する。クランクシャフト107には主軸部130の下方内部に設けられた給油孔通路(図示せず)、スパイラル溝117、及び偏心通路孔121からなるオイルポンプ機構が内蔵されており、回転による遠心力と潤滑油120の粘性により、密閉容器102の底部の潤滑油120は、吸上げられてスラスト摺動部140を含む全摺動部位に供給される。
偏芯軸部132の回転運動はコンロッド111とピストンピン112を通してピストン114に伝えられ、コンロッド111はピストンピン112に対し揺動し、ピストン114は圧縮室113内を往復運動する。このピストン114の往復運動により、密閉容器102内の冷媒115は、圧縮室113内に吸引された後に圧縮されて、密閉容器102外へと繰り返し吐出される。
次に、圧縮行程後期から吸入行程前期におけるスラスト摺動部140の接触状態について図5、図6を用いて説明する。尚、図5は同実施の形態の圧縮室内の圧力変化図、図6は同実施の形態の圧縮行程後期でのスラスト摺動部の挙動概念図である。
ピストン114が上死点にある場合のクランクシャフト107の回転角度を0degとすると、クランクシャフト107の回転角度が270deg付近から圧縮室113内の圧力は急激に増加して、上死点の360deg(0deg)付近で最大値に達した後、圧縮室113内の圧力は減少に転じるが、30deg付近までは比較的高い状態が保持される。
このように圧縮行程後期から吸入行程前期にかけてピストン114に高い圧力がかかり、コンロッド111を介して偏芯軸部132に対し略垂直方向の力Pが作用する。このとき、軸受部108と主軸部130の軸クリアランスCに相当する分だけクランクシャフト107は反圧縮室113側に大きく傾斜する。
ここで、従来の構成にて摩耗が発生した要因について図5、図6から次のように考察する。
図14、図15の特許文献1に示すようなクランクシャフト7のフランジ下端面33とスラスト摺動部40が略平行平面関係にある場合、上死点付近でクランクシャフト7のフランジ下端面33が反圧縮室13側に大きく傾くと、フランジ下端面33とスラスト摺動部40が反圧縮室13側で接触する。
このときの接触領域はほぼ点状で極めて小さく、面圧は非常に高くなるため、この接触領域にて油膜が破断し、金属接触した状態で摺動することで凝着摩耗が発生したと考えられる。また、このような凝着摩耗痕は摺動初期の段階では点状であるが、摺動時間の経過に伴い、図15の領域40aに示すように、摩耗が進行して摩耗範囲が広がったと推定する。
更に、軸受部8のスラスト摺動部40に形成された局所的な凝着摩耗痕を起点として、相手側(回転側)のフランジ下端面33外周縁の全周に亘って摩耗や傷つきが発生したと考えられる。
また、図16、図17の特許文献2に示すような場合も同様に、上死点付近でクランクシャフト7のフランジ下端面33が反圧縮室13側に大きく傾くと、フランジ下端面33とスラスト摺動部60が反圧縮室13側で接触する。
このとき、フランジ下端面33は、略円錐台形状のスラスト摺動部60の稜線部60bと接触するので、前述の特許文献1に比べると接触状態はある程度緩和されるが、線状にて接するので、スラスト摺動部60に負荷される荷重を十分に分散することができず、稜線部60bの反圧縮室13側を起点として、部分的な摩耗が発生したと考える。
以上のことから、スラスト摺動部40,60の摩耗の主たる要因は、上死点付近でクランクシャフト7のフランジ下端面33が反圧縮室13側に大きく傾いたときに、フランジ下端面33とスラスト摺動部40が反圧縮室13側で片当りした状態で摺動したためと考える。
ここで、発明者らが本実施の形態を用いた実機試験を行った結果、スラスト摺動部140に限定された狭い領域に凝着摩耗が発生していないことを確認している。
これは、スラスト摺動部140に、軸受部108の軸中心108aから反圧縮室113側にかけて圧縮室113の軸中心113aから離れる方向に傾いている第2のスラスト摺動面152を備えたことで、上死点付近でフランジ下端面133が大きく傾いたときに、フランジ下端面133とスラスト摺動部140が傾斜面同士で接するので、スラスト摺動部140に負荷される荷重を分散し、片当り摩耗を抑制したものと考える。
加えて、クランクシャフト107の一回転中のフランジ下端面133とスラスト摺動部140のすべり方向(図10中のクランクシャフト107の回転方向)の隙間の変化に伴って、油膜のくさび効果による油膜圧力が発現し、スラスト摺動部140の潤滑状態がより向上したものと推察される。
更に、本実施の形態によれば、上死点近傍でクランクシャフト107が特に大きく傾く方向と、第1スラスト摺動面151および第2スラスト摺動面152の圧縮室113の軸中心方向からの傾斜の方向(傾斜角度θ)を合わせることで、クランクシャフト107が大きく傾いたときに、フランジ下端面133とスラスト摺動部140を傾斜面同士で摺動させて面圧を効果的に分散して片当り摩耗を抑制させていると考える。
第2スラスト摺動面152に関し、本実施の形態では傾斜角度θを10degとしている。傾斜角度θは、発明者らの実機試験の結果では、5から45degの範囲内であればスラスト摺動部140の潤滑状態が改善するとともに、また、圧縮室113内の圧力が高いほど、傾斜角度θは小さい方がより改善するとの結果を得ている。密閉型圧縮機*の諸元や圧力条件に応じて、前述の範囲内で最適な値を選択することが望ましい。
また、本実施の形態では、圧縮室113の軸中心に対する第2スラスト摺動面152の傾きの絶対値βを2.1×10−2degとしている。これは軸受部108の軸中心108aに対するクランクシャフト107の傾きの絶対値αが2.39×10−2degであり、これに0.9を掛けて導出している。
発明者らの実機試験にて、βは上記(数1)の範囲内にすることでスラスト摺動部140の摺動状態を改善することができ、圧縮室113内の圧力が高いほどαに近い値にすべきとの結果を得ている。密閉型圧縮機の諸元や圧力条件に応じて、前述の範囲内で最適な値を選択することが望ましい。
尚、家庭用冷凍冷蔵庫等に使用される密閉型圧縮機の場合、軸受部108の軸受長さLは40〜55mm、軸クリアランスCは10〜30μmにて構成されているのが一般的である。それら諸元に応じてαの絶対値を導き出し、圧縮室113の軸中心に対する第2スラスト摺動面152の傾きの絶対値βを選択することで、スラスト摺動部140の面圧を効果的に分散して局所的な摩耗を防止できるので、信頼性が高い家庭用冷蔵庫や自販機などの冷凍冷蔵機器用の密閉型圧縮機を提供することができる。
以上のように、本実施の形態により、スラスト摺動部140は、圧縮室113側の第1スラスト摺動面151と、反圧縮室113側の第2スラスト摺動面152を備え、少なくとも第2スラスト摺動面152は軸受部108の軸中心108aから反圧縮室113側にかけて圧縮室113の軸中心113aから離れる方向に傾いているもので、クランクシャフト107がピストン114の圧縮行程時に軸受部108内で反圧縮室113側へ傾斜しても、スラスト摺動部140は面での摺動を維持することで、面圧を効果的に分散させて片当り摩耗を防止できるので、信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
また、図16、図17の特許文献2のような構成では、密閉型圧縮機の出荷や輸送時において上下方向の振動が密閉型圧縮機に加わるような場合、常にスラスト摺動部60の稜線部60bや内径エッジ部60cといった非常に小さい接触領域で振動を受け止めることになる。
このため、これら接触領域にて衝撃や疲労によるチッピングの発生の可能性がある。ところが、本実施の形態では、スラスト摺動部140に設けられた二つの面(第1スラスト摺動面151、第2スラスト摺動面152)で受けとめることもできるので、チッピングの可能性が低減できる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図、図8は、同実施の形態における密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の構成拡大図、図9は同実施の形態における密閉型圧縮機の主軸部と軸受部の構成拡大図、図10は同実施の形態における密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面ならびに側面図である。
図7に示すように、密閉型圧縮機の密閉容器202には冷媒215としてイソブタン(R600a)を充填するとともに、潤滑油220として比較的低粘度の鉱油を貯留している。電動要素203は、シリンダブロックの下方に固定された固定子227と、クランクシャフト207の主軸部230の下方に固定された回転子226とから構成される。
圧縮要素204について、図7から図10を用いて以下に説明する。
クランクシャフト207は、フランジ231と、フランジ231の鉛直下方に突出した主軸部230と鉛直上方に突出した偏芯軸部232とから構成されており、主軸部230の下端には主軸部230より小径の給油コーン219が潤滑油220中に開口している。軸受部208は主軸部230を回転自在に軸支しており、その軸受長さ(主軸部230を軸支する軸受部208の全長)は50mmである。
摺動部の嵌め合い寸法として軸受部208と主軸部230の軸クリアランスC(軸受部208の内径Db−主軸部230の外径Ds)を20μmとした。ここで、軸受部208の軸中心208aに対するクランクシャフト207の傾きの絶対値αを上記(数2)で求めると、2.39×10−2degとなる。
このように、クリアランスCのためにクランクシャフト207は軸受部208内で傾くように設計されている。
偏芯軸部232には、コンロッド211の大端部211aが連結され、小端部211bには、ピストンピン212を介して、シリンダブロック205に形成された圧縮室213内で往復摺動するピストン214が連結されている。
軸受部208の上端面に、クランクシャフト207のフランジ下端面233を介してクランクシャフト207や回転子226の荷重を支持するスラスト摺動部240が構成される。スラスト摺動部240は、圧縮室213側の第1スラスト摺動面251と、反圧縮室213側の第2スラスト摺動面252を備えている。
第2スラスト摺動面252は軸受部208の軸中心208aから反圧縮室213側にかけて圧縮室213の軸中心213aから離れる方向に傾くように形成されている。一方、第1スラスト摺動面251は軸受部208の軸中心208aから圧縮室213側にかけて圧縮室213の軸中心213aから離れる方向に傾くように形成されている。
詳細を図9、図10に示す。スラスト摺動部240を上方ならびに側方から見て、圧縮室213の軸中心213a方向を0deg,180degとすると、反圧縮室213側の第2スラスト摺動面252は、クランクシャフト207の回転方向に100degから280degの位置に形成されている。
また、圧縮室213の軸中心213aに対する第2スラスト摺動面252の傾きの絶対値であるβは2.1×10−2degとした。一方の圧縮室213側の第1スラスト摺動面251は、クランクシャフト207の回転方向に280から360degの位置と、0degから100degの位置に形成されている。圧縮室213の軸中心213aに対する第1スラスト摺動面251の傾きの絶対値であるβ1は1.4×10−2degとした。
尚、第1スラスト摺動面251ならびに第2スラスト摺動面252は、軸受部208の軸中心208aを中心として、圧縮室213の軸中心213a方向からクランクシャフト207の回転方向に10deg傾斜している。ここで、図中の傾斜角度θがそれに該当する。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、その動作を説明する。
電動要素203に通電がなされると、密閉型圧縮機を上方から見て回転子226が右回り(時計回り)に回転し、これに伴ってクランクシャフト207が回転する。クランクシャフト207には主軸部230の下方内部に設けられた給油孔通路(図示せず)、スパイラル溝217、及び偏心通路孔221からなるオイルポンプ機構が内蔵されており、回転による遠心力と潤滑油220の粘性により、密閉容器202の底部の潤滑油220は、吸上げられてスラスト摺動部240を含む全摺動部位に供給される。
偏芯軸部232の回転運動はコンロッド211とピストンピン212を通してピストン214に伝えられ、コンロッド211はピストンピン212に対し揺動し、ピストン214は圧縮室213内を往復運動する。このピストン214の往復運動により、密閉容器202内の冷媒215は、圧縮室213内に吸引された後に圧縮されて、密閉容器202外へと繰り返し吐出される。
次に、圧縮行程後期から吸入行程前期におけるスラスト摺動部240の接触状態について図11、図12を用いて説明する。尚、図11は同実施の形態の圧縮室213内の圧力変化図、図12は同実施の形態の圧縮行程後期でのスラスト摺動部240の挙動概念図である。
ピストン214が上死点にある場合のクランクシャフト207の回転角度を0degとすると、クランクシャフト207の回転角度が270deg付近から圧縮室213内の圧力は急激に増加して、上死点の360deg(0deg)付近で最大値に達した後、圧縮室213内の圧力は減少に転じるが、30deg付近までは比較的高い状態が保持される。
このように圧縮行程後期から吸入行程前期にかけてピストン214に高い圧力がかかり、コンロッド211を介して偏芯軸部232に対し略垂直方向の力Pが作用する。このとき、軸受部208と主軸部230の軸クリアランスCに相当する分だけクランクシャフト207は反圧縮室213側に大きく傾斜する。
ここで、発明者らが本実施の形態を用いた実機試験を行った結果によれば、スラスト摺動部240に限定された狭い領域に凝着摩耗が発生していないことを確認している。
これは、スラスト摺動部240に、軸受部208の軸中心208aから反圧縮室213側にかけて圧縮室213の軸中心213aから離れる方向に傾いている第2のスラスト摺動面252を備えたことで、上死点付近でフランジ下端面233が大きく傾いたときに、フランジ下端面233とスラスト摺動部240が傾斜面同士で接するので、スラスト摺動部240に負荷される荷重を分散し、片当り摩耗を抑制したものと考える。
また、本実施の形態では、圧縮室213の軸中心に対する第2スラスト摺動面252の傾きの絶対値βを2.1×10−2degとしている。これは軸受部208の軸中心208aに対するクランクシャフト207の傾きの絶対値αが2.39×10−2degであり、これに0.9を掛けて導出している。発明者らの実機試験にて、βは上記(数1)の範囲内にすることがスラスト摺動部240の摺動状態を改善することができ、圧縮室213内の圧力が高いほどαに近い値にすべきとの結果を得ている。密閉型圧縮機の諸元や圧力条件に応じて、前述の範囲内で最適な値を選択することが望ましい。
図11の吸入行程後期から圧縮行程前期のように圧力Pが低く推移する行程では、クランクシャフト207が軸受部208内で圧縮室213側へやや傾くことがある。これは例えば圧縮室213内の急激な減圧により逆向きの圧力Pが作用することが挙げられる。この事象によって、スラスト摺動部240の圧縮負荷側に擦れによる傷つきが発生する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態では、軸受部208の軸中心208aから圧縮室213側にかけて圧縮室213の軸中心213aから離れる方向に傾いている第1のスラスト摺動面251を備えたことで、フランジ下端面233とスラスト摺動部240が傾斜面同士で接するので、スラスト摺動部240に負荷される荷重を分散し、局所的な擦れによる傷つきを防止することができたと考える。
本実施の形態では、圧縮室213の軸中心213aに対する第1スラスト摺動面251の傾きの絶対値β1を1.4×10−2degとしている。これは、軸受部208の軸中心208aに対するクランクシャフト207の傾きの絶対値α(2.39×10−2deg)に0.6を掛けて導出している。吸入行程後期から圧縮行程前期のように圧力Pが低い場合は、クランクシャフト207が軸受部208内で傾いたとしても小さいと考えられる。従って、β1はβに比べて小さく設定する方が望ましい。
加えて、クランクシャフト207の一回転中のフランジ下端面233とスラスト摺動部240のすべり方向の隙間の変化に伴って、油膜のくさび効果による油膜圧力が発現し、スラスト摺動部240の潤滑状態がより向上したものと推察される。
以上のように、本実施の形態により、スラスト摺動部240は、圧縮室213側の第1スラスト摺動面251と、反圧縮室213側の第2スラスト摺動面252を備え、第1スラスト摺動面251は、軸受部208の軸中心208aから圧縮室213側にかけて圧縮室213の軸中心213aから離れる方向に傾いている。
第2スラスト摺動面252は軸受部208の軸中心208aから反圧縮室213側にかけて圧縮室213の軸中心213aから離れる方向に傾いているもので、クランクシャフト207が一回転中に軸受部208内で反圧縮室213側へ傾いたときも、またクランクシャフト207の一回転中に圧縮室213側に傾いたときでも、スラスト摺動部は局所的な接触による摺動を回避し、面同士で摺動させることで、片当り摩耗や傷つきを防止できるので、信頼性が高い密閉型圧縮機を提供できる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は信頼性が高いため、家庭用冷蔵庫を初めとして、除湿機やショーケース、自動販売機等の冷凍サイクルを用いた用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の構成拡大図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の主軸部と軸受部の構成拡大図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面図ならびに側面図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮室内の圧力変化図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮行程後期でのスラスト摺動部の挙動概念図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の構成拡大図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の主軸部と軸受部の構成拡大図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面図ならびに側面図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の圧縮室内の圧力変化図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の圧縮行程後期でのスラスト摺動部の挙動概念図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の要部断面図 従来の密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面図ならびに側面図 従来の密閉型圧縮機のスラスト摺動部近傍の要部断面図 従来の密閉型圧縮機の軸受部のスラスト摺動面の上面図ならびに側面図
符号の説明
102,202 密閉容器
103,203 電動要素
104,204 圧縮要素
105,205 シリンダブロック
107,207 クランクシャフト
108,208 軸受部
108a,208a 軸受部の軸中心
111,211 コンロッド
113,213 圧縮室
113a,213a 圧縮室の軸中心
114,214 ピストン
120,220 潤滑油
126,226 回転子
127,227 固定子
130,230 主軸部
132,232 偏芯軸部
140,240 スラスト摺動部
151,251 第1スラスト摺動面
152,252 第2スラスト摺動面

Claims (5)

  1. 密閉容器内に潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は、主軸部と偏芯軸部を備え前記主軸部に前記回転子が固定されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトの前記主軸部を軸支することで片持ち軸受を形成した軸受部と、略円筒形の圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内を往復動するピストンと、前記偏芯軸部と前記ピストンとを連結するコンロッドとを備え、前記軸受部は、前記クランクシャフトと前記回転子の重力方向の荷重を支持するスラスト摺動部を有し、前記スラスト摺動部は、前記圧縮室側の第1スラスト摺動面と、反圧縮室側の第2スラスト摺動面を備え、少なくとも前記第2スラスト摺動面は前記軸受部の鉛直方向の軸中心を通り、かつ前記圧縮室の軸中心から前記クランクシャフトの回転方向に傾斜した水平線と直行する水平方向の軸中心に対して、反圧縮室側にかけて離れる方向に傾いていることを特徴とした密閉型圧縮機。
  2. 第1スラスト摺動面は、軸受部の軸中心から圧縮室側にかけて前記圧縮室の軸中心から離れる方向に傾いていることを特徴とした請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 第1スラスト摺動面および第2スラスト摺動面は、軸受部の軸中心を中心として、圧縮室の軸中心方向からクランクシャフトの回転方向に傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 第1スラスト摺動面および第2スラスト摺動面は、軸受部の軸中心を中心として、圧縮室の軸中心方向から5から45degの範囲でクランクシャフトの回転方向に傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の密閉型圧縮機。
  5. 軸受部とクランクシャフトのクリアランスに基づく前記軸受部の軸中心に対する前記クランクシャフトの傾きの絶対値をαとし、圧縮室の軸中心に対する第2スラスト摺動面の傾きの絶対値をβとしたとき、前記αと前記βとが下記(数1)を満足する関係にある請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
    0.8α<β≦α (数1)
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