JP2020147774A - 真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020147774A
JP2020147774A JP2019044356A JP2019044356A JP2020147774A JP 2020147774 A JP2020147774 A JP 2020147774A JP 2019044356 A JP2019044356 A JP 2019044356A JP 2019044356 A JP2019044356 A JP 2019044356A JP 2020147774 A JP2020147774 A JP 2020147774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
film
deposited
vapor deposition
area mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019044356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7223604B2 (ja
Inventor
文伸 西尾
Fuminobu Nishio
文伸 西尾
寿充 中村
Hisamitsu Nakamura
寿充 中村
万里 深尾
Mari Fukao
万里 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2019044356A priority Critical patent/JP7223604B2/ja
Publication of JP2020147774A publication Critical patent/JP2020147774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7223604B2 publication Critical patent/JP7223604B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】一定の条件下で、単一の被成膜基板内に膜構成の異なる多層膜を成膜できるようにした真空蒸着装置を提供する。【解決手段】被成膜基板Swが設置される真空チャンバ1内に複数の蒸着源2が設けられ、各蒸着源から蒸着物質21を夫々昇華または気化させて被成膜基板表面に多層膜を成膜できる本発明の真空蒸着装置VMは、蒸着源と被成膜基板との間に配置されて、昇華または気化した蒸着物質の被成膜基板への付着領域を被成膜基板面内の一部に制限する開口Aoを持つエリアマスクAmと、真空チャンバ内でエリアマスクと被成膜基板とを相対移動させて被成膜基板面内における付着領域を変更する変更手段3とを更に備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被成膜基板が設置される真空チャンバ内に複数の蒸着源が設けられ、各蒸着源から蒸着物質を夫々昇華または気化させて被成膜基板表面に多層膜を成膜できる真空蒸着装置に関する。
この種の真空蒸着装置は、例えば有機EL素子の製造工程にて真空雰囲気中で被成膜基板としてのガラス基板(以下、「基板」という)に対して有機EL素子の有機多層膜を成膜するのに一般に利用されている。このものは、基板が配置される真空チャンバと、加熱手段を有して互いに異種の蒸着物質が夫々セットされる蒸着源と、蒸着源と基板との間に設けられるシャッタとを備え、シャッタにより蒸着源のうち何れか一つを順次、開放することで基板表面に多層膜を成膜できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、有機EL素子は、液晶表示素子と比較して視認性や省電力化に優れるなどの利点があることから、日々改良が進められており、これに伴って新規な有機材料も次々と開発されている。このような有機材料(蒸着物質)は、上記従来例の真空蒸着装置を用い、複数種の有機材料を蒸着源にセットし、真空雰囲気中で基板に対して順次成膜して所定の膜構成を持つ有機多層膜を実際に製作して、評価される。具体的には、例えば、有機材料A〜Dがあるとして、1)A層、B層及びC層を順次積層してなる有機多層膜、2)A層、B層及びD層を順次積層してなる有機多層膜、3)A層、C層及びD層を順次積層してなる有機多層膜などの膜構成の異なるものを基板表面に複数製作して、評価される。
然しながら、上記従来例の真空蒸着装置を用いたのでは、複数枚の基板を真空チャンバ内に順次出し入れして基板毎に有機多層膜を夫々成膜していくことなり、しかも、基板の出入れ時には蒸着源の作動が停止される場合もある。このため、例えば各有機多層膜に共通の有機材料Aが用いられるといっても、基板の出入れ時や蒸着源の再作動時に真空チャンバ内の真空雰囲気や有機材料の飛散分布が変化するため、有機材料Aを蒸着してなるA層が同一条件下で成膜されたとは言えず、これでは、有機多層膜を正しく評価できない虞がある。
特開2007−332433号公報
本発明は、以上の点に鑑み、一定の条件下で、単一の被成膜基板内に膜構成の異なる多層膜を成膜できるようにした真空蒸着装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、被成膜基板が設置される真空チャンバ内に複数の蒸着源が設けられ、各蒸着源から蒸着物質を夫々昇華または気化させて被成膜基板表面に多層膜を成膜できる本発明の真空蒸着装置は、蒸着源と被成膜基板との間に配置されて、昇華または気化した蒸着物質の被成膜基板への付着領域を被成膜基板面内の一部に制限する開口を持つエリアマスクと、真空チャンバ内でエリアマスクと被成膜基板とを相対移動させて被成膜基板面内における付着領域を変更する変更手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、変更手段により真空チャンバ内で被成膜基板とエリアマスクとを相対移動させるだけで、被成膜基板面内への付着領域を変更できる。このため、真空チャンバ内に対して被成膜基板を出し入れすることなく、単一の被成膜基板面内に膜構成の異なる多層膜の複数を成膜することが可能になる。その結果、例えば、被成膜基板面内の何れの領域においても特定の層を同一条件下で成膜できるので、複数種の有機材料を被成膜基板に蒸着させて有機多層膜を製作し、評価することに最適なものとなる。ここで、この種の有機材料は一般に高価である。このため、別の真空チャンバなどで基板全面に亘って特定の層を予め成膜しておけば、評価に要するコストを削減でき、有利である。
本発明において、変更手段は、エリアマスクを支持する固定枠と、エリアマスクの上方に設置されて被成膜基板を支持する可動枠とを備え、可動枠を上下動する第1駆動部とこの可動枠をエリアマスクの中心を通る上下方向の軸線回りに回転駆動する第2駆動部とが設けられることが好ましい。これにより、エリアマスクに対して被成膜基板を相対回転させるだけで、被成膜基板面内への付着領域を変更する構成が実現できる。
また、被成膜基板の下面に、複数の微小開口が開設されたパターンマスクが設けられていれば、被成膜基板面内への付着領域の変更時に、パターンマスクが被成膜基板に成膜済みの層を保護する役割を果たし、有利である。
本発明の実施形態の真空蒸着装置を、基板とパターンマスクとエリアマスクを互いに分離した状態を示す模式断面図。 実施形態の真空蒸着装置を、基板とパターンマスクとエリアマスクを合体した状態を示す模式断面図。 (a)〜(d)は、付着領域を4分割して基板への成膜を説明する図。 (a)〜(d)は、変形例に係る付着領域を6分割して基板への成膜を説明する図。
以下、図面を参照して、被成膜基板を矩形(正方形)の輪郭を持つガラス基板(以下、「基板Sw」という)とし、基板Sw面内を均等な4個の付着領域に分け、各付着領域に異なる膜構成の多層膜を成膜するものを例に、本発明の真空蒸着装置の実施形態を説明する。なお、以下においては、上、下といった方向を示す用語は、真空蒸着装置の設置姿勢である図1を基準とする。
図1及び図2を参照して、本実施形態の真空蒸着装置VMは、真空チャンバ1を備え、真空チャンバ1には、特に図示して説明しないが、排気管を介して真空ポンプが接続され、所定圧力に真空引きして真空雰囲気を形成できるようになっている。真空チャンバ1の下壁1a内面(真空チャンバ1内)には、間隔を存して複数個の蒸着源2が設けられている。
各蒸着源2は、蒸着物質たる固体の有機材料21を収容する坩堝22を有する。坩堝22は、鉛直方向上面を開口した有底筒状の輪郭を有し、モリブデン、チタン、ステンレスやカーボンなどの熱伝導が良く、高融点の材料から形成され、上面開口側から、例えば粉末状の有機材料21が充填できるようにしている。坩堝22の周囲には、シースヒータやランプヒータ等の公知のものからなる加熱手段23が設けられ、坩堝22に収容された有機材料21を加熱して昇華または蒸発させることができるようにしている。また、各坩堝22の周囲の下壁1aには回転軸24が夫々立設され、各回転軸24の先端には各坩堝22の上面開口を夫々覆うことが可能なシャッター板25が連結されている。そして、各回転軸24を図示省略する駆動手段により回転させて複数の坩堝22のうち何れか一つの上面開口を順次、開放することで何れかの有機材料21を選択的に基板Sw表面に付着させて成膜できるようにしている。
各坩堝22が設けられた領域に対向させて真空チャンバ1の上部空間には、各坩堝22と基板Swとの間に配置されて、昇華または気化した有機材料21の基板Swへの付着領域を基板Sw面内の一部に制限する開口を持つエリアマスクAmと、真空チャンバ1内でエリアマスクAmと基板Swとを相対移動させて基板Sw面内における付着領域を変更する変更手段3とが設けられている。変更手段3は、真空チャンバ1内の真空雰囲気と隔絶されるように真空チャンバ1の上壁内面に吊設した有底筒状の輪郭を持つ固定枠31を備える。固定枠31の下面には底板部31aが設けられ、この底板部31aには板厚方向に貫通する第1開口31bが開設され、第1開口31bの外周縁部上面でエリアマスクAmが支持されるようになっている。
エリアマスクAmは、アルミナなどの金属またはポリイミドなどの樹脂製の板状部材で構成され、基板Swに対応する輪郭を持つこの基板Swより一回り大きい面積に形成されたものである。エリアマスクAmには、図3に示すように、そのマスク中心回りに同等の面積を持つ4個の(矩形の)仮想領域が並ぶように区画したときの何れか1個の仮想領域に対応させて、板厚方向に貫通する成膜開口Aoが開設されている。これにより、後述するように、エリアマスクAmの成膜開口Aoの位相に合致する基板Swの部分が付着領域となる。また、エリアマスクAmの外周縁部には、その中心線上に夫々位置させてその内方に向けて窪む4個の半円状の凹部Arが形成されている。固定枠31の底板部31aには、180度位相をずらして2本の位置決めピン31cが立設され、各位置決めピン31cをエリアマスクAmの互いに向かい合う凹部Arに夫々係合させることで、エリアマスクAmが固定枠31に位置決めされるようにしている。
また、変更手段3は、固定枠31の内方空間に設けられる、基板Swを支持する可動枠32と基板Swの下方でパターンマスクPmを支持する支持枠33とを更に備える。可動枠32は、筒状の輪郭を有し、その上面には、真空チャンバ1の上壁に開設した貫通孔11に挿通されて真空チャンバ1内へとのびる回転軸34が連結されている。そして、真空チャンバ1外に位置する回転軸34の部分は、この回転軸34をその軸線Cl回りに所定の回転角ずつ回転駆動すると共に所定のストロークで上下動するアクチュエータ35に連結されている。本実施形態では、基板Swに対する成膜が実施される成膜位置(図2に示す位置)と、成膜位置の上方で位置決めピン31cの干渉を受けずに可動枠32の回転を許容する回転位置(図1に示す位置)との間で可動枠32を上下動する第1駆動部と、回転位置にて可動枠32をエリアマスクAmの中心を通る軸線Cl回りに回転駆動する第2駆動部とをアクチュエータ35が兼用するようになっている。この場合、貫通孔11を囲うように真空チャンバ1の上壁には真空ベローズ12が設けられ、真空雰囲気を維持した状態で回転軸34を回転駆動及び上下動できるようにしている。可動枠32の底板部32aには第2開口32bが開設され、後述の如く基板SwがセットされるキャリアCaが、第2開口32bの外周縁部上面で支持されるようになっている。
キャリアCaは、上記エリアマスクAmと同様に、アルミナなどの金属またはポリイミドなどの樹脂製の板状部材で構成され、エリアマスクAmと同等の輪郭(及び面積)を持つように形成されている。キャリアCaの上面には、板厚方向に窪む、基板Swの輪郭に対応する基板収容部Chが形成され、基板収容部Chに基板Swを落とし込むようにして基板Swをセットできるようにしている。キャリアCaの外周縁部にもまた、エリアマスクAmと同様に、4個の半円状の凹部Crが形成され、可動枠32を回転位置からエリアマスクAmに向けて下動させたとき、位置決めピン31cがキャリアCaの互いに向かい合う凹部Crに夫々係合することで、成膜位置にてエリアマスクAmに対してキャリアCaが位置(及び位相)決めされるようになっている。
支持枠33は、アルミナなどの金属またはポリイミドなどの樹脂製の板状部材で構成され、その中央領域には第3開口33aが開設され、第3開口33aの外周縁部上面でパターンマスクPmが支持されるようになっている。支持枠33の外周部上面には、可動枠32の周壁部32cを貫通して上下にのびる駆動軸36の下端が連結され、この駆動軸36は、可動枠32の上部に設けた直動モータ等の駆動部37によって上下動されるようになっている。これにより、基板Swに対する成膜が実施される成膜位置(図2に示す位置)と、成膜位置の上方で位置決めピン31cの干渉を受けずに、可動枠32と一体の支持枠33の回転を許容する回転位置(図1に示す位置)との間で、支持枠33を上下動できるようになっている。
パターンマスクPmは、上記エリアマスクAmと同様に、アルミナなどの金属またはポリイミドなどの樹脂製の板状部材で構成され、エリアマスクAmと同等の輪郭を持つように形成され、板厚方向に貫通する複数の微小開口Poが開設されている。パターンマスクPmの外周縁部にもまた、エリアマスクAmと同様、4個の半円状の凹部Prが形成され、支持枠33を回転位置からエリアマスクAmに向けて下動させたとき、位置決めピン31cがパターンマスクPmの互いに向かい合う凹部Prに夫々係合することで、支持枠33の成膜位置にてエリアマスクAmに対してパターンマスクPmが位置(及び位相)決めされるようにしている。以下、図3に示すように基板Swへの有機材料の付着領域をエリアA,B,C,Dとし、上記真空蒸着装置VMを用いて各エリアA〜Dに多層膜を成膜する成膜方法について説明する。
図1に示す状態では、可動枠32と支持枠33とは夫々回転位置にあり、図外の搬送ロボットにより、基板SwをセットしたキャリアCa、パターンマスクPm及びエリアマスクAmが固定枠31、可動枠32及び支持枠33の所定位置に夫々設置される。次に、真空ポンプを作動させて真空チャンバ1内を真空排気し、所定圧力に到達すると、駆動部37により支持枠33を上動させ、パターンマスクPmの上面が可動枠32の底板部32aに当接する中間位置に支持枠33を移動する。そして、アクチュエータ35により可動枠32を支持枠33と一体に下動させて、可動枠32の底板部32aがパターンマスクPmの上面に当接する成膜位置に可動枠32及び支持枠33を移動する。このとき、位置決めピン31cがキャリアCa及びパターンマスクPmの互いに向かい合う凹部Cr,Prに夫々係合してエリアマスクAmに対してキャリアCa及びパターンマスクPmが位置決めされ、エリアマスクAm、パターンマスクPmとキャリアCaが互いに上下に積み重ねられた状態(一体化した状態)となる。この状態では、エリアマスクAmの成膜開口AoがエリアAを臨むようになり、エリアAが付着領域となる(図2及び図3(a)参照)。そして、各蒸着源2のシャッター板25により複数の坩堝22のうち何れか一つを順次、開放することで何れかの有機材料21を選択的に基板Sw表面に付着させて成膜して、多層膜が得られる。
エリアAへの成膜が終了すると、上記と逆の手順で、支持枠33及び可動枠32を上動して回転位置に夫々戻し、エリアマスクAm、パターンマスクPmとキャリアCaが互いに分離された状態とする(図1及び図3(b)参照)。この状態で、アクチュエータ35により可動枠32を支持枠33と一体に軸線回り(図3中、反時計回り)に90度回転させる。すると、エリアマスクAmの成膜開口AoがエリアBを臨む位相となり(図2及び図3(c)参照)、上記手順に従い、エリアマスクAm、パターンマスクPmとキャリアCaを一体化した状態にすると、エリアBが付着領域となる。そして、各蒸着源2のシャッター板25により複数の坩堝22のうち何れか一つを順次、開放することで何れかの有機材料21を選択的に基板Sw表面に付着させて成膜して、多層膜が得られる(図3(d)参照)。以降、上記操作を繰り返してエリアC、エリアDに対して多層膜が成膜される。
以上の実施形態によれば、変更手段3により真空チャンバ1内でエリアマスクAmに対して基板Swを相対回転させるだけで、基板Sw面内への付着領域を変更できる。このため、真空チャンバ1内に対して基板Swを出し入れすることなく、単一の基板Sw面内に膜構成の異なる多層膜の複数を成膜することが可能になる。その結果、例えば、基板Sw面内の何れの領域においても特定の層を同一条件下で成膜できるので、複数種の有機材料を基板Swに蒸着させて有機多層膜を製作し、評価することに最適なものとなる。しかも、パターンマスクPmを設けているため、基板Sw面内への付着領域の変更時に、パターンマスクPmが基板Swに成膜済みの層を保護する役割を果たし、有利である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術思想の範囲を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。上記実施形態では、4つのエリアA,B,C,Dに多層膜を成膜するものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、図4に示すうように、蒸着物質の基板Swへの付着領域を6つのエリアA,B,C,D,E,Fとし、基板SwとパターンマスクPmとを60度ずつ回転する(図4(c)参照)ようにしてもよい。また、上記実施形態では、エリアマスクAmに対して基板Swを相対回転させる変更手段3を例に説明したが、エリアマスクAmと基板Swとを相対移動させて基板Sw面内における付着領域を変更できるものであれば、これに限定されるものでない。例えば、基板Swに対してエリアマスクAmを相対移動させるものでもよく、また、特に図示して説明しないが、成膜開口Aoを備えるエリアマスクAmを、基板Swの下方で上下方向に直交する方向から基板中心に向けて進退自在とし、成膜開口Aoの位置を変えることで基板Sw面内への付着領域を変更できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エリアマスクAm、パターンマスクPmとキャリアCaに夫々設けた凹部Ar,Pr,Crと位置決めピン31cとによって、エリアマスクAmに対するパターンマスクPmとキャリアCaとの位置や位相が決められるものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、可動枠の回転軸に公知の位置決め機構や位相決め機構を設けるようにしてもよい。
Am…エリアマスク、Ao…成膜開口(開口)、Pm…パターンマスク、Po…微小開口、Sw…基板(被成膜基板)、1…真空チャンバ、2…蒸着源、21…有機材料(蒸着物質)、3…変更手段、31…固定枠、32…可動枠、35…アクチュエータ(第1駆動部,第2駆動部)。

Claims (3)

  1. 被成膜基板が設置される真空チャンバ内に複数の蒸着源が設けられ、各蒸着源から蒸着物質を夫々昇華または気化させて被成膜基板表面に多層膜を成膜できる真空蒸着装置において、
    蒸着源と被成膜基板との間に配置されて、昇華または気化した蒸着物質の被成膜基板への付着領域を被成膜基板面内の一部に制限する開口を持つエリアマスクと、真空チャンバ内でエリアマスクと被成膜基板とを相対移動させて被成膜基板面内における付着領域を変更する変更手段とを備えることを特徴とする真空蒸着装置。
  2. 前記変更手段は、前記エリアマスクを支持する固定枠と、前記エリアマスクの上方に設置されて前記被成膜基板を支持する可動枠とを備え、可動枠を上下動する第1駆動部とこの可動枠を前記エリアマスクの中心を通る上下方向の軸線回りに回転駆動する第2駆動部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の真空蒸着装置。
  3. 前記被成膜基板の下面に、複数の微小開口が開設されたパターンマスクが設けられることを特徴とする請求項2記載の真空蒸着装置。
JP2019044356A 2019-03-12 2019-03-12 真空蒸着装置 Active JP7223604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019044356A JP7223604B2 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 真空蒸着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019044356A JP7223604B2 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 真空蒸着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020147774A true JP2020147774A (ja) 2020-09-17
JP7223604B2 JP7223604B2 (ja) 2023-02-16

Family

ID=72430307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019044356A Active JP7223604B2 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 真空蒸着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7223604B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004035983A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Japan Science & Technology Corp コンビナトリアル成膜装置用マスキング機構
JP2005150061A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Showa Shinku:Kk 有機材料薄膜の形成方法及びその装置
JP2010163692A (ja) * 2010-04-12 2010-07-29 Hitachi Zosen Corp 真空蒸着用アライメント装置
JP2011233521A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Samsung Mobile Display Co Ltd 薄膜蒸着装置、これを利用した有機発光表示装置の製造方法及びこれを利用して製造された有機発光表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004035983A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Japan Science & Technology Corp コンビナトリアル成膜装置用マスキング機構
JP2005150061A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Showa Shinku:Kk 有機材料薄膜の形成方法及びその装置
JP2010163692A (ja) * 2010-04-12 2010-07-29 Hitachi Zosen Corp 真空蒸着用アライメント装置
JP2011233521A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Samsung Mobile Display Co Ltd 薄膜蒸着装置、これを利用した有機発光表示装置の製造方法及びこれを利用して製造された有機発光表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7223604B2 (ja) 2023-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005213569A (ja) 真空蒸着機
KR20020090156A (ko) 연속기상증착장치, 기상증착장치 및 기상증착방법
KR20080061132A (ko) 유기막 증착 장치
JP4478113B2 (ja) 加熱容器支持台及びそれを備えた蒸着装置
JP2018538429A (ja) 堆積速度を測定するための測定アセンブリ、蒸発源、堆積装置及びそのための方法
JP2005213570A (ja) 真空蒸着機
JP7464692B2 (ja) 基板上にフィルムを形成するための蒸発器チャンバ
JP7223604B2 (ja) 真空蒸着装置
JP2006249541A (ja) 蒸着装置
KR100624767B1 (ko) 유기물의 연속증착장치
US20090136663A1 (en) Vacuum vapor deposition apparatus and method, and vapor deposited article formed therewith
JP4445497B2 (ja) 薄膜蒸着装置及びこれを利用した薄膜蒸着方法
CN108977764B (zh) 蒸镀膜层记录装置及其方法、掩模板组件和蒸镀设备
JP5005205B2 (ja) 真空蒸着装置
JP2007084880A (ja) 蒸着装置及び位相差補償素子
CN211256077U (zh) 一种基片蒸镀承载盘及真空蒸镀仪
KR20150072726A (ko) 증착장치
JP2021031753A (ja) 蒸着装置
JP2006312765A (ja) 真空蒸着装置
JP7396928B2 (ja) 真空蒸着装置
KR20140123313A (ko) 박막증착장치
KR20050053448A (ko) 진공 성막 장치
JP2003313657A (ja) 蒸着装置の制御方法及び蒸着装置
JP5658520B2 (ja) 蒸着装置
KR101499019B1 (ko) Oled 증착기 소스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7223604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150