JP2020141878A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物による汚れを外部から視認しにくい吸収性物品を提供するものである。【解決手段】本発明の吸収性物品(例えば、生理用ナプキン(1))は、吸収体(4)を有する吸収部(30)と、前後方向において吸収部(30)の前方側および後方側の少なくとも一方側に隣接する低吸収部(20)と、前記低吸収部(20)に備えられた後処理用のテープ部材(11)と、を有するものである。【選択図】図1
Description
本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキンやパンティーライナーなどの吸収性物品は、使用後に廃棄する際に、肌対向面側の表面が内側となるように小さく折り畳まれた状態、あるいは小さく丸められた状態で廃棄されるのが一般的である。このため、近年では、このような使用後の吸収性物品の廃棄性についても種々検討されている。
例えば、特許文献1には、吸収層および防漏層が積層されてなる薄型の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向に延びる保形用ストリップとを備えた吸収性物品が開示されている。この特許文献1に開示された吸収性物品は、使用後に廃棄する際に、保形用ストリップを吸収性本体の層間から露出させて吸収性本体を蛇腹状に折り畳んだ後、上記保形用ストリップを折り畳まれた吸収性本体に巻き付けることでその形態を保持できるため、廃棄性に優れるとされている。
また、特許文献2には、裏面シートの非肌面側に、吸収性物品の外縁よりも内側に配置されたテープ部材を有する吸収性物品が開示されている。この特許文献2に開示された吸収性物品は、使用後に廃棄する際に、吸収性物品を長手方向に巻いて丸めた後、テープ部材を吸収性物品の外縁よりも外側に延出させて裏面シートの別の部分に取り付けることで、吸収性物品を丸めた状態に維持できるため、使用後の吸収性物品を清潔に処理することができるとされている。
しかしながら、特許文献1に開示された吸収性物品のように、使用後の吸収性物品を蛇腹状に折り畳んだ状態で廃棄するものでは、経血等の排泄物が付着した吸収性物品の肌対向面が露出してしまうため、排泄物による汚れが外部から視認されるおそれがあった。
また、特許文献2に開示された吸収性物品のように、使用後の吸収性物品を丸めた状態で廃棄するものでは、排泄物が付着した肌対向面は露出しないものの、排泄物を保持した吸収体を有する部分が最も外側に位置するように吸収性物品が丸められるため、吸収体に含まれる排泄物の汚れが、裏面シート等を透して外部から視認されるおそれがあった。
このように、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物による汚れが外部から視認されてしまうと、外出先などで使用後の吸収性物品を廃棄することが躊躇されるなど、利便性に劣るものとなる。
また、特許文献2に開示された吸収性物品のように、使用後の吸収性物品を丸めた状態で廃棄するものでは、排泄物が付着した肌対向面は露出しないものの、排泄物を保持した吸収体を有する部分が最も外側に位置するように吸収性物品が丸められるため、吸収体に含まれる排泄物の汚れが、裏面シート等を透して外部から視認されるおそれがあった。
このように、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物による汚れが外部から視認されてしまうと、外出先などで使用後の吸収性物品を廃棄することが躊躇されるなど、利便性に劣るものとなる。
そこで、本発明は、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物による汚れを外部から視認しにくい吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の一態様(態様1)は、前後方向および幅方向を有する吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、吸収体を有する吸収部と、前記前後方向において前記吸収部の前方側および後方側の少なくとも一方側に隣接する低吸収部と、前記低吸収部に備えられた後処理用のテープ部材と、を有する、前記吸収性物品である。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が低吸収部に配置されているため、使用後の吸収性物品を丸めて廃棄する際に、経血等の排泄物の含有量が少ない低吸収部が、最も外側に位置するように丸められた後、当該低吸収部に配置されたテープ部材によって粘着固定することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物の含有量の少ない低吸収部が吸収部を覆うように丸められるため、排泄物による汚れを外部から視認しにくくすることができる。
前記吸収性物品は、吸収体を有する吸収部と、前記前後方向において前記吸収部の前方側および後方側の少なくとも一方側に隣接する低吸収部と、前記低吸収部に備えられた後処理用のテープ部材と、を有する、前記吸収性物品である。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が低吸収部に配置されているため、使用後の吸収性物品を丸めて廃棄する際に、経血等の排泄物の含有量が少ない低吸収部が、最も外側に位置するように丸められた後、当該低吸収部に配置されたテープ部材によって粘着固定することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物の含有量の少ない低吸収部が吸収部を覆うように丸められるため、排泄物による汚れを外部から視認しにくくすることができる。
また、本発明の別の態様(態様2)では、上記態様1の吸収性物品において、前記低吸収部は、前後方向長さが前記吸収性物品の前後方向長さの1/4以上である。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が一定以上の前後方向長さを有しているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、低吸収部が吸収部を覆う面積をより広く確保することができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が一定以上の前後方向長さを有しているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、低吸収部が吸収部を覆う面積をより広く確保することができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様3)では、上記態様1または2の吸収性物品において、前記低吸収部は、前記吸収性物品の前方側端縁および後方側端縁の少なくとも一方の端縁を含む。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が吸収性物品の前後方向の端縁を含むように延在しているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、吸収部をより露出しにくくすることができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が吸収性物品の前後方向の端縁を含むように延在しているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、吸収部をより露出しにくくすることができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様4)では、上記態様1〜3のいずれかの吸収性物品において、前記低吸収部は、所定の色を呈する着色領域を含む。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が着色領域を含むため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、吸収部を覆う低吸収部の着色領域の隠蔽作用によって、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が着色領域を含むため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、吸収部を覆う低吸収部の着色領域の隠蔽作用によって、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様5)では、上記態様1〜4のいずれかの吸収性物品において、前記低吸収部は、厚みが前記吸収部の厚みよりも小さい。
本態様の吸収性物品は、低吸収部の厚みが吸収部よりも小さいことで(すなわち、低吸収部の剛性が吸収部よりも小さいことで)、低吸収部が変形しやすくなっているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、吸収性物品を、隙間が少なく且つより小さく丸めることができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部の厚みが吸収部よりも小さいことで(すなわち、低吸収部の剛性が吸収部よりも小さいことで)、低吸収部が変形しやすくなっているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、吸収性物品を、隙間が少なく且つより小さく丸めることができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様6)では、上記態様1〜5のいずれかの吸収性物品において、前記低吸収部は所定の機能剤を含む。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が所定の機能剤(例えば、温感剤、冷感剤、香料等)を含むため、当該低吸収部を、吸収性物品の廃棄時の隠蔽部としてだけでなく、吸収性物品の使用時の機能部としても活用することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、吸収性物品としての利便性等を更に向上させることができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が所定の機能剤(例えば、温感剤、冷感剤、香料等)を含むため、当該低吸収部を、吸収性物品の廃棄時の隠蔽部としてだけでなく、吸収性物品の使用時の機能部としても活用することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、吸収性物品としての利便性等を更に向上させることができる。
本発明の更に別の態様(態様7)では、上記態様1〜6のいずれかの吸収性物品において、前記低吸収部は、幅方向長さが前記吸収部の幅方向長さよりも長い。
本態様の吸収性物品は、低吸収部の幅方向長さが吸収部の幅方向長さよりも長いため、使用後の吸収性物品を筒状に丸めたときに、吸収部が筒状に丸められた吸収性物品の筒内の奥側(幅方向の内方側)に位置するようになり、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部からも視認しにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部の幅方向長さが吸収部の幅方向長さよりも長いため、使用後の吸収性物品を筒状に丸めたときに、吸収部が筒状に丸められた吸収性物品の筒内の奥側(幅方向の内方側)に位置するようになり、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部からも視認しにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様8)では、上記態様1〜7のいずれかの吸収性物品において、前記テープ部材は、前記幅方向に沿って延びるように配置されている。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が吸収性物品の幅方向に沿って延びるように配置されているため、使用後の吸収性物品を筒状に丸めた後に、その筒状開口部を閉じるように上記テープ部材によって粘着固定することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部からより視認しにくくすることができる。
特に、本態様が上記態様7の特徴も含む場合は、低吸収部の幅方向長さが吸収部の幅方向長さよりも長いため、使用後の吸収性物品を筒状に丸めた後に、低吸収部の幅方向外方側の部分を、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部を覆い隠すように折り曲げた状態で、上記テープ部材により粘着固定することができる。これにより、上記態様7の特徴を含む本態様の吸収性物品は、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部からより確実に視認しにくくすることができる。
以上のように筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部を閉じるように或いは覆い隠すように粘着固定すると、吸収体から排泄物が滲出したとしても、当該排泄物を吸収性物品の外部へ漏出しにくくすることができるという利点もある。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が吸収性物品の幅方向に沿って延びるように配置されているため、使用後の吸収性物品を筒状に丸めた後に、その筒状開口部を閉じるように上記テープ部材によって粘着固定することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部からより視認しにくくすることができる。
特に、本態様が上記態様7の特徴も含む場合は、低吸収部の幅方向長さが吸収部の幅方向長さよりも長いため、使用後の吸収性物品を筒状に丸めた後に、低吸収部の幅方向外方側の部分を、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部を覆い隠すように折り曲げた状態で、上記テープ部材により粘着固定することができる。これにより、上記態様7の特徴を含む本態様の吸収性物品は、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部からより確実に視認しにくくすることができる。
以上のように筒状に丸められた吸収性物品の筒状開口部を閉じるように或いは覆い隠すように粘着固定すると、吸収体から排泄物が滲出したとしても、当該排泄物を吸収性物品の外部へ漏出しにくくすることができるという利点もある。
本発明の更に別の態様(態様9)では、上記態様1〜8のいずれかの吸収性物品において、前記テープ部材が伸長性を有する。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が伸長性を有しているため、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、テープ部材の一方側の端部(非固定端部)を引っ張っても、テープ部材が伸長することによって、テープ部材の他方側の端部(固定端部)が固定された低吸収部の所定部分(例えば、裏面シートの所定部分等)を破れにくくすることができる。これにより、本態様の吸収性物品は、上述の排泄物による汚れを視認しにくくすることができるという効果を、より安定的に発揮することができる。
また、後処理用のテープ部材が伸長性を有していると、テープ部材が伸長する長さを着用者の力加減で調整できるため、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、当該粘着固定する位置の自由度が高く、より適切な位置で粘着固定することができるという利点もある。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が伸長性を有しているため、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、テープ部材の一方側の端部(非固定端部)を引っ張っても、テープ部材が伸長することによって、テープ部材の他方側の端部(固定端部)が固定された低吸収部の所定部分(例えば、裏面シートの所定部分等)を破れにくくすることができる。これにより、本態様の吸収性物品は、上述の排泄物による汚れを視認しにくくすることができるという効果を、より安定的に発揮することができる。
また、後処理用のテープ部材が伸長性を有していると、テープ部材が伸長する長さを着用者の力加減で調整できるため、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、当該粘着固定する位置の自由度が高く、より適切な位置で粘着固定することができるという利点もある。
本発明の更に別の態様(態様10)では、上記態様1〜9のいずれかの吸収性物品において、前記テープ部材は、前記低吸収部において前記吸収性物品の外縁の内側から外側に延出した形態または延出し得る形態で配置され、
前記外縁は、前記外縁の内側から外側に延出した状態の前記テープ部材と重なる部分が、前記前後方向の内側にくびれている。
本態様の吸収性物品は、低吸収部における吸収性物品の外縁が、上記延出した状態のテープ部材と重なる部分において前後方向の内側にくびれていることで、テープ部材において粘着固定に寄与する部分をより広く確保することができるため、使用後の吸収性物品が丸められた状態を、より一層維持しやすくすることができる。
前記外縁は、前記外縁の内側から外側に延出した状態の前記テープ部材と重なる部分が、前記前後方向の内側にくびれている。
本態様の吸収性物品は、低吸収部における吸収性物品の外縁が、上記延出した状態のテープ部材と重なる部分において前後方向の内側にくびれていることで、テープ部材において粘着固定に寄与する部分をより広く確保することができるため、使用後の吸収性物品が丸められた状態を、より一層維持しやすくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様11)では、上記態様1〜10のいずれかの吸収性物品において、前記テープ部材が印字または着色されている。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が印字または着色されているため、当該テープ部材の視認性が向上し、それ以外の部分を相対的に目立ちにくくすることができる。これにより、本態様の吸収性物品は、排泄物による汚れをより視認しにくくすることができる。
なお、本態様の吸収性物品は、テープ部材の視認性が向上するため、吸収性物品を使用する際に、テープ部材を目印として前後方向を識別したり、装着位置を調整したりしやすいという利点もある。
本態様の吸収性物品は、後処理用のテープ部材が印字または着色されているため、当該テープ部材の視認性が向上し、それ以外の部分を相対的に目立ちにくくすることができる。これにより、本態様の吸収性物品は、排泄物による汚れをより視認しにくくすることができる。
なお、本態様の吸収性物品は、テープ部材の視認性が向上するため、吸収性物品を使用する際に、テープ部材を目印として前後方向を識別したり、装着位置を調整したりしやすいという利点もある。
本発明の更に別の態様(態様12)では、上記態様1〜11のいずれかの吸収性物品において、前記吸収部は、非肌対向面に着衣固定用の粘着剤を有し、前記低吸収部は、前記吸収体と前後方向に重複する領域に、着衣固定用の粘着剤を有していない。
本態様の吸収性物品は、吸収部において着衣固定用の粘着部を有する一方、低吸収部においては、吸収体と前後方向に重複する領域に、着衣固定用の粘着剤を有していないため、使用後の吸収性物品を丸めるときに、吸収部においては、粘着剤によって互いに密着しながら小さく丸めることができる一方、低吸収部においては、吸収体と前後方向に重複する領域を互いに密着せずに丸めることができる。これにより、本態様の吸収性物品は、吸収体に含まれる排泄物による汚れが低吸収部を透して外部から視認されるようなことを、より一層生じにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、吸収部において着衣固定用の粘着部を有する一方、低吸収部においては、吸収体と前後方向に重複する領域に、着衣固定用の粘着剤を有していないため、使用後の吸収性物品を丸めるときに、吸収部においては、粘着剤によって互いに密着しながら小さく丸めることができる一方、低吸収部においては、吸収体と前後方向に重複する領域を互いに密着せずに丸めることができる。これにより、本態様の吸収性物品は、吸収体に含まれる排泄物による汚れが低吸収部を透して外部から視認されるようなことを、より一層生じにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様13)では、上記態様1〜12のいずれかの吸収性物品において、前記低吸収部は、非肌対向面に着衣固定用の粘着剤を有する。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が非肌対向面に着衣固定用の粘着剤を有しているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、低吸収部を、当該低吸収部の粘着剤によって丸められた吸収性物品の任意の部分に貼り付けて固定することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、低吸収部の捲れなどを防ぐことができるため、使用後の吸収性物品が丸められた状態を、より一層維持しやすくすることができる。
さらに、本態様の吸収性物品が上記態様12の特徴も含む場合は、低吸収部が、吸収体と前後方向に重複する領域以外の領域に粘着剤を有することになるため、本態様の吸収性物品の効果に加えて、上記態様12の効果も併せて奏することができる。
本態様の吸収性物品は、低吸収部が非肌対向面に着衣固定用の粘着剤を有しているため、使用後の吸収性物品を丸めたときに、低吸収部を、当該低吸収部の粘着剤によって丸められた吸収性物品の任意の部分に貼り付けて固定することができる。これにより、本態様の吸収性物品は、低吸収部の捲れなどを防ぐことができるため、使用後の吸収性物品が丸められた状態を、より一層維持しやすくすることができる。
さらに、本態様の吸収性物品が上記態様12の特徴も含む場合は、低吸収部が、吸収体と前後方向に重複する領域以外の領域に粘着剤を有することになるため、本態様の吸収性物品の効果に加えて、上記態様12の効果も併せて奏することができる。
本発明の更に別の態様(態様14)では、上記態様1〜13のいずれかの吸収性物品において、前記吸収性物品は、非肌対向面を形成する裏面シートを有し、前記裏面シートは、少なくとも前記低吸収部に対応する部分において撥水性を有する。
本態様の吸収性物品は、裏面シートが少なくとも低吸収部に対応する部分において撥水性を有しているため、低吸収部の非肌対向面には、排泄物が付着しにくくなり、上述の排泄物による汚れをより一層視認しにくくすることができる。
本態様の吸収性物品は、裏面シートが少なくとも低吸収部に対応する部分において撥水性を有しているため、低吸収部の非肌対向面には、排泄物が付着しにくくなり、上述の排泄物による汚れをより一層視認しにくくすることができる。
本発明の更に別の態様(態様15)では、上記態様1〜14のいずれかの吸収性物品において、前記吸収体は、前記低吸収部に対して近位側に位置する端部の坪量が前記吸収体の中央部の坪量よりも小さい。
本態様の吸収性物品は、吸収体の低吸収部側の端部の坪量が吸収体の中央部の坪量よりも小さいため、排泄物が吸収体の低吸収部側へ拡散しにくく、低吸収部に吸収および保持されにくくなっている。これにより、本態様の吸収性物品は、使用後の吸収性物品を丸めたときに吸収部を覆う低吸収部の隠蔽作用を、より確実に発揮させることができる。
本態様の吸収性物品は、吸収体の低吸収部側の端部の坪量が吸収体の中央部の坪量よりも小さいため、排泄物が吸収体の低吸収部側へ拡散しにくく、低吸収部に吸収および保持されにくくなっている。これにより、本態様の吸収性物品は、使用後の吸収性物品を丸めたときに吸収部を覆う低吸収部の隠蔽作用を、より確実に発揮させることができる。
本発明によれば、使用後の吸収性物品を廃棄する際に、排泄物による汚れを外部から視認しにくい吸収性物品を提供することができる。
以下、本発明の吸収性物品の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書においては、特に断りのない限り、「展開した状態で水平面上に置いた対象物(例えば、吸収性物品等)を、垂直方向の上方側から対象物の厚さ方向に見ること」を、単に「平面視」という。
(各種定義)
本明細書において用いられる各種方向等については、特に断りのない限り、以下のとおりである。
本明細書において、「前後方向」は、「平面視における縦長の対象物(例えば、吸収性物品、吸収性物品の各種構成部材等)の長さの長い方向」を指し、「幅方向」は、「平面視における縦長の対象物の長さの短い方向」を指し、「厚さ方向」は、「展開した状態で水平面上に置いた対象物に対して垂直方向」を指し、これらの方向は、互いに直交する関係にある。
また、本明細書では、「吸収性物品の前後方向において、着用者が吸収性物品を着用した際に着用者の腹部に対して相対的に近位側となる前後方向の一方側」を、「吸収性物品の前方側」といい、「吸収性物品の前後方向において、着用者が吸収性物品を着用した際に着用者の腹部に対して相対的に遠位側(すなわち、着用者の背部に対して相対的に近位側)となる他方側」を、「吸収性物品の後方側」という。
さらに、本明細書では、「縦長の対象物の幅方向の中央に位置し且つ前後方向に延びる軸線」を「前後方向の中央軸線」といい、「縦長の対象物の前後方向の中央に位置し且つ幅方向に延びる軸線」を「幅方向の中央軸線」という。これに関連して、「縦長の対象物の前後方向において、幅方向の中央軸線に対して相対的に近位側」を「前後方向の内方側」といい、「縦長の対象物の前後方向において、幅方向の中央軸線に対して相対的に遠位側」を「前後方向の外方側」という。同様に、「縦長の対象物の幅方向において、前後方向の中央軸線に対して相対的に近位側」を「幅方向の内方側」といい、「縦長の対象物の幅方向において、前後方向の中央軸線に対して相対的に遠位側」を「幅方向の外方側」という。
そして、本明細書では、特に断りのない限り、展開した状態の吸収性物品の厚さ方向において、「吸収性物品の着用時に、着用者の肌面に対して相対的に近位側に位置する表面」を「肌対向面」といい、「吸収性物品の着用時に、着用者の肌面に対して相対的に遠位側に位置する表面」を「非肌対向面」という。
本明細書において用いられる各種方向等については、特に断りのない限り、以下のとおりである。
本明細書において、「前後方向」は、「平面視における縦長の対象物(例えば、吸収性物品、吸収性物品の各種構成部材等)の長さの長い方向」を指し、「幅方向」は、「平面視における縦長の対象物の長さの短い方向」を指し、「厚さ方向」は、「展開した状態で水平面上に置いた対象物に対して垂直方向」を指し、これらの方向は、互いに直交する関係にある。
また、本明細書では、「吸収性物品の前後方向において、着用者が吸収性物品を着用した際に着用者の腹部に対して相対的に近位側となる前後方向の一方側」を、「吸収性物品の前方側」といい、「吸収性物品の前後方向において、着用者が吸収性物品を着用した際に着用者の腹部に対して相対的に遠位側(すなわち、着用者の背部に対して相対的に近位側)となる他方側」を、「吸収性物品の後方側」という。
さらに、本明細書では、「縦長の対象物の幅方向の中央に位置し且つ前後方向に延びる軸線」を「前後方向の中央軸線」といい、「縦長の対象物の前後方向の中央に位置し且つ幅方向に延びる軸線」を「幅方向の中央軸線」という。これに関連して、「縦長の対象物の前後方向において、幅方向の中央軸線に対して相対的に近位側」を「前後方向の内方側」といい、「縦長の対象物の前後方向において、幅方向の中央軸線に対して相対的に遠位側」を「前後方向の外方側」という。同様に、「縦長の対象物の幅方向において、前後方向の中央軸線に対して相対的に近位側」を「幅方向の内方側」といい、「縦長の対象物の幅方向において、前後方向の中央軸線に対して相対的に遠位側」を「幅方向の外方側」という。
そして、本明細書では、特に断りのない限り、展開した状態の吸収性物品の厚さ方向において、「吸収性物品の着用時に、着用者の肌面に対して相対的に近位側に位置する表面」を「肌対向面」といい、「吸収性物品の着用時に、着用者の肌面に対して相対的に遠位側に位置する表面」を「非肌対向面」という。
<吸収性物品>
本発明の一実施形態に係る生理用ナプキン1(本発明における「吸収性物品」の一例である。)は、図1に示すように、平面視にて、前後方向DLおよび幅方向DWを有する縦長の外形形状を有しており、さらに、幅方向DWの中央軸線CWよりも後方側DBの所定位置において、生理用ナプキン1の幅方向DWの一方側端部および他方側端部の各々が幅方向DWの外方側に向かって略台形状に突出した、一対のフラップ部6、6を有している。
本発明の一実施形態に係る生理用ナプキン1(本発明における「吸収性物品」の一例である。)は、図1に示すように、平面視にて、前後方向DLおよび幅方向DWを有する縦長の外形形状を有しており、さらに、幅方向DWの中央軸線CWよりも後方側DBの所定位置において、生理用ナプキン1の幅方向DWの一方側端部および他方側端部の各々が幅方向DWの外方側に向かって略台形状に突出した、一対のフラップ部6、6を有している。
なお、本発明において、吸収性物品の外形形状は、このような態様に限定されず、前後方向および幅方向を有する長形状のものであれば、各種用途等に応じた任意の縦長の形状(例えば、長方形、楕円形、砂時計形など)を採用することができる。
また、上述の生理用ナプキン1は、図3に示すように、厚さ方向DTにおいて、生理用ナプキン1の肌対向面SFを形成する液透過性の表面シート2と;生理用ナプキン1の非肌対向面SBを形成する液不透過性の裏面シート3と;生理用ナプキン1の前後方向DLの後方側DBに位置する吸収部30において上記表面シート2と裏面シート3の間に位置する吸収体4と;生理用ナプキン1の前後方向DLの前方側DFに位置する低吸収部20において上記表面シート2と裏面シート3の間に位置する低吸収性部材21と;上記低吸収部20おいて、生理用ナプキン1の前方側DFの外縁の内側から外側に延出した形態で配置された後処理用のテープ部材11とを、主な構成部材として備えている。
また、生理用ナプキン1は、図1に示すように、幅方向DWの両端部においてそれぞれ前後方向DLに延在する一対のサイドシート5、5を備えていて、さらに、図2に示すように、裏面シート3の非肌対向面SBにおいて吸収体4と厚さ方向DTに重複し且つ前後方向DLに延びる複数本の帯状の形態で配置された着衣固定用粘着部7と;一対のフラップ部6、6の各々の非肌対向面SBにおいて前後方向DLに延びる帯状の形態で配置された一対のフラップ部固定用粘着部71、71と;生理用ナプキン1の前方側DFに位置する低吸収部20において幅方向DWの両端部に配置された一対の前方側粘着部72、72とを、構成部材として備えている。
さらに、生理用ナプキン1は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の最も前方側DFに位置する前方側端部を通るように幅方向DWに延びる前方端仮想線LE1と、生理用ナプキン1の最も後方側DBに位置する後方側端部を通るように幅方向DWに延びる後方端仮想線LE2とを有し、さらに、これら前方端仮想線LE1および後方端仮想線LE2の間には、前後方向DLの前方側DFにおいて相対的に吸収性が低い低吸収性部材21を含む低吸収部20と、当該低吸収部20の後方側DBに隣接し、着用者から排出された経血等の排泄物を吸収する、吸収体4を含む吸収部30とを有している。
ここで、低吸収部20は、吸収部30と比べて相対的に吸収性が低い部分を意味し、吸収性を有しない態様も含まれる。
また、これら低吸収部20と吸収部30は、吸収性が低い部分(すなわち、吸収体4を有していない部分)と吸収性の高い部分(すなわち、吸収体4を有する部分)を生理用ナプキン1の前後方向DLに区分した領域である。
ここで、低吸収部20は、吸収部30と比べて相対的に吸収性が低い部分を意味し、吸収性を有しない態様も含まれる。
また、これら低吸収部20と吸収部30は、吸収性が低い部分(すなわち、吸収体4を有していない部分)と吸収性の高い部分(すなわち、吸収体4を有する部分)を生理用ナプキン1の前後方向DLに区分した領域である。
なお、図1〜図3に示すように、低吸収部20には、吸収部30の吸収体4がこれらの部分の境界を超えて延在していないが、吸収部30には、低吸収部20の低吸収性部材21がこれらの部分の境界を超えて延在しており、さらに、吸収部30における低吸収部20との隣接部分には、相対的に肌対向面側に位置する吸収体4と、相対的に非肌対向面側に位置する低吸収性部材21とが厚さ方向DTに重なる重複部40を有している。このような形態で吸収体4と低吸収性部材21が重なっているため、重複部40は、着用者から排出された排泄物を吸収する作用を主な作用として備えている。
なお、吸収部30は、前後方向DLにおいて吸収部30の略中央部に位置するとともに、上記一対のフラップ部6、6と幅方向DWに重複し、生理用ナプキン1の着用時に着用者の排泄口に対向する排泄口対応領域と;当該排泄口対応領域の前方側DFに隣接する前方側吸収部と;当該排泄口対応領域の後方側DBに隣接する後方側吸収部との、3つの領域に区分することができる。
このように構成される生理用ナプキン1は、着用する際に、生理用ナプキン1の非肌対向面SBを、着衣固定用粘着部7および一対の前方側粘着部72、72を介して着用者の着衣(例えば、下着等)の内面に貼り付けた後、一対のフラップ部6、6をそれぞれ着衣の外面側に折り返しつつ一対のフラップ部固定用粘着部71、71を介して着衣の外面に貼り付けることにより、着用者の着衣に固定される。
なお、本発明において、上記一対のフラップ部を有することは必須の構成要件でないため、吸収性物品の形態等によっては、必ずしもこのようなフラップ部を有していなくてもよい。
なお、本発明において、上記一対のフラップ部を有することは必須の構成要件でないため、吸収性物品の形態等によっては、必ずしもこのようなフラップ部を有していなくてもよい。
そして、上述の生理用ナプキン1は、使用後に廃棄する際に前後方向DLに小さく丸められるが、当該生理用ナプキン1は、後処理用のテープ部材11が低吸収部20に配置されているため、使用後の生理用ナプキン1が丸められる際に、図4に示すように、経血等の排泄物の含有量が少ない低吸収部20が、最も外側に位置するように丸められた後、当該低吸収部20に配置されたテープ部材11によって粘着固定することができる。これにより、生理用ナプキン1は、使用後に廃棄する際に、排泄物の含有量の少ない低吸収部20が吸収部30(特に、排泄物を保持した吸収体4)を覆うように丸められるため、排泄物による汚れを外部から視認しにくくすることができる。
なお、本発明において、低吸収部は、上述の実施形態のように吸収部の前方側に隣接する態様に限定されず、吸収部の前方側および後方側の少なくとも一方側に隣接していればよい。
以下、本発明の吸収性物品の各種構成部材について、上述の生理用ナプキン1を用いて更に詳細に説明する。
[表面シート]
生理用ナプキン1において、表面シート2は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の前後方向DLの前方側端部から後方側端部にわたって延在するとともに、生理用ナプキン1の幅方向DWの一方側端部から他方側端部にわたって延在する縦長の外形形状を有している。かかる表面シート2は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて肌対向面側の位置に配置されて、着用者の肌面に当接し得る接触面(すなわち、生理用ナプキン1の肌対向面SF)を形成する、液透過性のシート状部材によって形成されている。
生理用ナプキン1において、表面シート2は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の前後方向DLの前方側端部から後方側端部にわたって延在するとともに、生理用ナプキン1の幅方向DWの一方側端部から他方側端部にわたって延在する縦長の外形形状を有している。かかる表面シート2は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて肌対向面側の位置に配置されて、着用者の肌面に当接し得る接触面(すなわち、生理用ナプキン1の肌対向面SF)を形成する、液透過性のシート状部材によって形成されている。
このような液透過性のシート状部材としては、吸収性物品の表面シートとして用い得る諸特性(例えば、液透過性や肌触り、柔軟性、強度等)を有するものであれば特に制限されず、例えば、エアスルー不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布等の各種不織布や多孔樹脂フィルムなどを用いることができる。さらに、シート状部材の構造も特に制限されず、平坦な無孔のシート状構造のほか、例えば、複数の開口部を有する平坦なシート状構造や凹凸構造などの種々のシート状構造を採用することができる。
なお、表面シートとして不織布を用いる場合、その構成繊維の種類は、特に制限されず、例えば、セルロース系繊維や親水化処理を施した熱可塑性樹脂繊維(例えば、親水化処理を施したオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂等)などの親水性繊維が挙げられる。これらの繊維は単独で用いても、2種類以上の繊維を併用してもよい。
本発明において、表面シートの外形形状や各種寸法、坪量等は、所望の液透過性や肌触り、柔軟性等に応じた任意の外形形状や各種寸法、坪量等を採用することができる。
[吸収体]
上述の生理用ナプキン1において、吸収体4は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の後方側DBに位置する吸収部30の排泄口対応領域の略中央部を中心にして、前後方向DLおよび幅方向DWの広範囲に延在するとともに、前後方向DLの両端部がそれぞれ前後方向DLの外方側に向かって円弧を描くように突出した縦長の外形形状を有している。かかる吸収体4は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて表面シート2と裏面シート3の間に配置されて、表面シート2を透過してきた経血等の排泄物を吸収して保持し得る、所定の吸水性及び液保持性を備えた吸水性部材によって形成されている。
上述の生理用ナプキン1において、吸収体4は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の後方側DBに位置する吸収部30の排泄口対応領域の略中央部を中心にして、前後方向DLおよび幅方向DWの広範囲に延在するとともに、前後方向DLの両端部がそれぞれ前後方向DLの外方側に向かって円弧を描くように突出した縦長の外形形状を有している。かかる吸収体4は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて表面シート2と裏面シート3の間に配置されて、表面シート2を透過してきた経血等の排泄物を吸収して保持し得る、所定の吸水性及び液保持性を備えた吸水性部材によって形成されている。
このような吸水性部材は、着用者から排出される経血等の排泄物を吸収して保持し得るものであれば特に制限されず、当分野において公知の任意の吸水性部材を採用することができる。そのような吸水性部材の例としては、任意の吸水性材料によって構成される少なくとも一つの吸収コアを、ティッシュ等の親水性のコアラップシートで覆ったものなどが挙げられる。ここで、吸収コアを構成する吸水性材料としては、例えば、親水性繊維や高吸収性ポリマーなどが挙げられ、更に具体的には、粉砕パルプ、コットン、レーヨン、アセテート等のセルロース系繊維;アクリル酸ナトリウムコポリマー等の高吸収性ポリマーからなる粒状物;およびこれらの混合物などが挙げられる。
なお、上述の生理用ナプキン1では、吸収体4は、上記低吸収部20に対して近位側に位置する端部の坪量が吸収体4の中央部の坪量よりも小さく形成されている。これにより、生理用ナプキン1は、排泄物が吸収体4の低吸収部20側へ拡散しにくく、低吸収部20に(具体的には、低吸収性部材21に)吸収および保持されにくくなっているため、使用後の生理用ナプキン1を丸めたときに吸収部30を覆う低吸収部20の隠蔽作用を、より確実に発揮させることができる。
なお、本発明において、吸収体の外形形状や各種寸法、坪量等は、所望の吸収性能や柔軟性、強度等に応じた任意の外形形状や各種寸法、坪量等を採用することができる。
[裏面シート]
上述の生理用ナプキン1において、裏面シート3は、図2に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の前後方向DLの前方側端部から後方側端部にわたって延在するとともに、生理用ナプキン1の幅方向DWの一方側端部から他方側端部にわたって延在する縦長の外形形状を有している。かかる裏面シート3は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて非肌対向面側の位置に配置されて、着用者の肌面に対する非接触面(すなわち、生理用ナプキン1の非肌対向面SB)を形成する、液不透過性のシート状部材によって形成されている。
上述の生理用ナプキン1において、裏面シート3は、図2に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の前後方向DLの前方側端部から後方側端部にわたって延在するとともに、生理用ナプキン1の幅方向DWの一方側端部から他方側端部にわたって延在する縦長の外形形状を有している。かかる裏面シート3は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて非肌対向面側の位置に配置されて、着用者の肌面に対する非接触面(すなわち、生理用ナプキン1の非肌対向面SB)を形成する、液不透過性のシート状部材によって形成されている。
このような液不透過性のシート状部材としては、少なくとも着用者から排出される排泄物の透過を防止し得る程度の液不透過性を有するものであれば特に制限されず、例えば、熱可塑性樹脂繊維(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂繊維、芯鞘型等の各種複合繊維など)によって形成された疎水性不織布;ポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂によって形成された疎水性樹脂フィルム;該樹脂フィルムに不織布を貼り合わせた積層体;SMS不織布等の積層不織布などを用いることができる。さらに、シート状部材の構造も特に制限されず、平坦な無孔のシート状構造のほか、例えば、所定の液不透過性を保持しつつ通気性を確保するための複数の開口部を備えた平坦なシート状構造や凹凸構造などの種々のシート状構造を採用することができる。
また、本発明においては、裏面シートは、少なくとも上記低吸収部に対応する部分において撥水性を有していることが好ましい。裏面シートが少なくとも低吸収部に対応する部分において撥水性を有していると、低吸収部の非肌対向面には、排泄物が付着しにくくなるため、上述の排泄物による汚れをより一層視認しにくくすることができる。
なお、本発明において、裏面シートの外形形状や各種寸法、坪量等は、所望の防漏性能や通気性等に応じた任意の外形形状や各種寸法、坪量等を採用することができる。
[サイドシート]
上述の生理用ナプキン1において、一対のサイドシート5、5は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の幅方向DWの両端部においてそれぞれ前後方向DLに延在する、一対の帯状のシート状部材によって形成されている。かかる一対のサイドシート5、5は、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて肌対向面側の位置に配置されて、上記表面シート2とともに生理用ナプキン1の肌対向面SFを形成している。
上述の生理用ナプキン1において、一対のサイドシート5、5は、図1に示すように、平面視にて、生理用ナプキン1の幅方向DWの両端部においてそれぞれ前後方向DLに延在する、一対の帯状のシート状部材によって形成されている。かかる一対のサイドシート5、5は、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて肌対向面側の位置に配置されて、上記表面シート2とともに生理用ナプキン1の肌対向面SFを形成している。
さらに、一対のサイドシート5、5の各々は、幅方向DWの外方側端部が裏面シート3の肌対向面に接合されて固定端部を形成している一方、幅方向DWの内方側端部が表面シート2などのいずれの構成部材とも接合されておらず、自由端部を形成している。これにより、一対のサイドシート5、5は、生理用ナプキン1の着用時に幅方向DWの内方側端部(自由端部)が起立して、着用者から排出される排泄物の漏洩を防止するための防漏壁部を形成することができる。
サイドシートに用いられる帯状のシート状部材としては、吸収性物品のサイドシートとして用い得る諸特性(例えば、液不透過性(防漏性)や肌触り、柔軟性、強度等)を有するものであれば特に制限されず、例えば、上記裏面シートと同様の液不透過性のシート状部材(すなわち、疎水性不織布や疎水性樹脂フィルムなどのシート状部材)を帯状に裁断したものなどを用いることができる。
本発明において、サイドシートの外形形状や各種寸法、坪量等は、所望の防漏性や肌触り、柔軟性等に応じた任意の外形形状や各種寸法、坪量等を採用することができる。
なお、本発明において、上記一対のサイドシートを備えることは必須の構成要件でないため、吸収性物品の形態等によっては、必ずしもこのようなサイドシートを有していなくてもよい。
[低吸収性部材]
上述の生理用ナプキン1において、低吸収性部材21は、図1に示すように、平面視にて、少なくとも生理用ナプキン1の前方側DFに位置する低吸収部20において前後方向DLおよび幅方向DWの広範囲にわたって延在する所定の外形形状を有している。かかる低吸収性部材21は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて表面シート2と裏面シート3の間に配置された、上記吸収体4よりも低い吸収性を有するシート状部材によって形成されている。
上述の生理用ナプキン1において、低吸収性部材21は、図1に示すように、平面視にて、少なくとも生理用ナプキン1の前方側DFに位置する低吸収部20において前後方向DLおよび幅方向DWの広範囲にわたって延在する所定の外形形状を有している。かかる低吸収性部材21は、図3に示すように、生理用ナプキン1の厚さ方向DTにおいて表面シート2と裏面シート3の間に配置された、上記吸収体4よりも低い吸収性を有するシート状部材によって形成されている。
低吸収性部材を形成するシート状部材としては、上記吸収体よりも吸収性が低いものであれば特に制限されず、例えば、布帛(例えば、不織布、織布、編布等)や多孔質樹脂シート(例えば、スポンジシート等)などが挙げられる。かかるシート状部材は、低吸収性部材用のシート状部材として単独で用いられるものでなくてもよく、他の構成部材(例えば、表面シートや裏面シート、中間シート、コアラップシート等)と兼用されていてもよい。
なお、低吸収性部材を形成するシート状部材は、吸収体よりも低い吸収性を有するものであれば、吸収体と同様の吸水性材料(例えば、親水性繊維や高吸収性ポリマー等)を含んでいてもよく、また、後述する所定の機能剤を含んでいてもよい。
なお、低吸収性部材を形成するシート状部材は、吸収体よりも低い吸収性を有するものであれば、吸収体と同様の吸水性材料(例えば、親水性繊維や高吸収性ポリマー等)を含んでいてもよく、また、後述する所定の機能剤を含んでいてもよい。
また、上述の生理用ナプキン1では、低吸収部20は、図1に示すように生理用ナプキン1の前方側端縁を含んでいる。このように、生理用ナプキン1の低吸収部20が前後方向DLの端縁を含むように延在していると、使用後の生理用ナプキン1を丸めたときに、吸収部30をより露出しにくくすることができるため、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
なお、本発明において低吸収部の態様は、上述の生理用ナプキン1の態様に限定されないが、低吸収部が吸収性物品の前方側端縁および後方側端縁の少なくとも一方の端縁を含むものであれば、上述の生理用ナプキン1と同様の効果を発揮することができる。
なお、本発明において低吸収部の態様は、上述の生理用ナプキン1の態様に限定されないが、低吸収部が吸収性物品の前方側端縁および後方側端縁の少なくとも一方の端縁を含むものであれば、上述の生理用ナプキン1と同様の効果を発揮することができる。
また、上述の生理用ナプキン1において、低吸収部20は、図1に示すように、前後方向長さが生理用ナプキン1の前後方向長さの1/4以上となっている。このように低吸収部20が一定以上の前後方向長さを有していると、使用後の生理用ナプキン1を丸めたときに、低吸収部20が吸収部30を覆う面積をより広く確保することができるため、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
さらに、上述の生理用ナプキン1では、低吸収部20は、図1に示すように、幅方向長さが上記吸収部30の幅方向長さよりも長くなっている。これにより、生理用ナプキン1は、使用後の生理用ナプキン1を図4のように筒状に丸めたときに、吸収部30が筒状に丸められた生理用ナプキン1の筒内の奥側(幅方向DWの内方側)に位置するようになるため、吸収部30に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた生理用ナプキン1の筒状開口部からも視認しにくくすることができる。
また、上述の生理用ナプキン1では、低吸収性部材21が所定の色に着色されていることによって、低吸収部20は、所定の色を呈する着色領域を有している。これにより、生理用ナプキン1は、使用後の生理用ナプキン1を丸めたときに、吸収部30を覆う低吸収部20の着色領域の隠蔽作用によって、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
ここで、低吸収性部材の着色に用いる着色剤は、特に限定されず、当分野において公知の任意の着色剤(例えば、顔料、染料等)を採用することができる。さらに、この着色剤による着色手段も特に限定されず、低吸収性部材は、例えば、着色剤を塗工または印刷することによって着色してもよいし、着色剤を低吸収性部材の構成成分に含有させることによって着色してもよい。
なお、上記低吸収部の着色領域は、低吸収性部材の着色以外の手段(例えば、裏面シートの非肌対向面を着色すること等)で形成してもよく、その場合も上述の低吸収性部材と同様に着色することができる。
なお、上記低吸収部の着色領域は、低吸収性部材の着色以外の手段(例えば、裏面シートの非肌対向面を着色すること等)で形成してもよく、その場合も上述の低吸収性部材と同様に着色することができる。
また、本発明において低吸収部は、上述の低吸収性部材に所定の機能剤を含有させること等により、所定の機能剤(例えば、温感剤、冷感剤、香料等)を含んでいてもよい。上記低吸収部が所定の機能剤を含んでいると、当該低吸収部を、吸収性物品の廃棄時の隠蔽部としてだけでなく、吸収性物品の使用時の機能部としても活用することができるため、吸収性物品としての利便性等を更に向上させることができる。
低吸収性部材が所定の機能剤を含む場合、当該低吸収性部材を形成するシート状部材は、例えば、液体状または固体状(ペースト状、粉体状等を含む。)の機能剤と、当該機能剤を保持し得る構造を備えた基材(例えば、布帛等)とを少なくとも含むものが挙げられる。
さらに、上記機能剤は、所望の作用に応じた任意の機能剤を採用することができ、そのような機能剤としては、例えば、温感剤や冷感剤、発熱剤、香料、薬剤(例えば、皮膚収斂剤、抗炎症剤、抗菌剤、pH調整剤、保湿剤、消臭剤、漢方薬等)などが挙げられる。これらの機能剤は、例えば、平面視にて、低吸収性部材の一部の部分に1種類の機能剤(例えば、温感剤)を配置し、他の部分に別の種類の機能剤(例えば、冷感剤)を配置する形態で、併用してもよい。
なお、上記温感剤は、それ自体が発熱せずに着用者の皮膚の温感知覚受容器を刺激して、着用者に温感を知覚させるものであり、上記冷感剤も同様である。
なお、上記温感剤は、それ自体が発熱せずに着用者の皮膚の温感知覚受容器を刺激して、着用者に温感を知覚させるものであり、上記冷感剤も同様である。
また、上述の生理用ナプキン1においては、低吸収性部材21が、図3に示すように、吸収部30の吸収体4よりも小さい厚みを有している。このため、生理用ナプキン1は、展開した状態において、低吸収部20の厚みが、吸収部30の厚みよりも小さくなっている。このように低吸収部20の厚みが吸収部30よりも小さくなっていると(すなわち、低吸収部20の剛性が吸収部30よりも小さくなっていると)、低吸収部20が変形しやすいため、使用後の生理用ナプキン1を丸めたときに、当該生理用ナプキン1を、隙間が少なく且つより小さく丸めることができ、排泄物による汚れをより確実に外部から視認しにくくすることができる。
ここで、低吸収部と吸収部の厚みの大小関係の判断に当たっては、低吸収部と吸収部の厚みの大小関係が見た目で明らかな場合は、その見た目で判断することができるが、上記低吸収部と吸収部の厚みの大小関係が見た目だけで判断できない場合は、吸収性物品の前後方向の中央軸線に沿った切断面を、走査電子顕微鏡(日本電子株式会社製:JCM−5100)を用いて拡大観察することで、上記厚みの大小関係を判断することができる。
また、上記低吸収部と吸収部の吸収性の高低関係の判断に当たっては、各部分を構成する部材の吸水性材料の量比(例えば、低吸収部の低吸収性部材に含まれる吸水性材料の質量と吸収部の吸収体に含まれる吸水性材料の質量の比)が判明している場合は、その量比によって判断することができるが、その量比が明らかでない場合は、低吸収部または低吸収性部材の吸収量と、吸収部または吸収体の吸収量とを比較することで、吸収性の高低関係を判断することができる。ここで吸収量は、次のようにして測定することができる。
すなわち、所定サイズに切り出したサンプルの初期質量(g)を測定し、当該サンプルをプレート状の容器に注いだ生理食塩水(0.9%NaCl溶液)に30分間浸漬する。生理食塩水に浸漬したサンプルの端部を竿に固定したクリップに留めて吊持しつつ10分間放置して予備脱水し、さらに、サンプルを脱水機(150G)の中に入れて90秒間脱水する。脱水後のサンプルの質量(g)を測定して、上記初期質量(g)から差し引くことにより、サンプルの吸収量(g)を得ることができる。
すなわち、所定サイズに切り出したサンプルの初期質量(g)を測定し、当該サンプルをプレート状の容器に注いだ生理食塩水(0.9%NaCl溶液)に30分間浸漬する。生理食塩水に浸漬したサンプルの端部を竿に固定したクリップに留めて吊持しつつ10分間放置して予備脱水し、さらに、サンプルを脱水機(150G)の中に入れて90秒間脱水する。脱水後のサンプルの質量(g)を測定して、上記初期質量(g)から差し引くことにより、サンプルの吸収量(g)を得ることができる。
なお、本発明において、低吸収性部材の外形形状や各種寸法、坪量等は、所望の隠蔽性等に応じた任意の外形形状や各種寸法、坪量等を採用することができる。
[粘着部]
上述の生理用ナプキン1は、図2に示すように、裏面シート3の非肌対向面SBにおいて複数の粘着部、すなわち着衣固定用粘着部7、一対のフラップ部固定用粘着部71、71および一対の前方側粘着部72、72を備えており、これらの粘着部は、それぞれ上述の所定の形態で配置された粘着剤によって形成されている。
上述の生理用ナプキン1は、図2に示すように、裏面シート3の非肌対向面SBにおいて複数の粘着部、すなわち着衣固定用粘着部7、一対のフラップ部固定用粘着部71、71および一対の前方側粘着部72、72を備えており、これらの粘着部は、それぞれ上述の所定の形態で配置された粘着剤によって形成されている。
このような粘着部に用いられる粘着剤としては、当分野において公知の任意の粘着剤を採用することができ、例えば、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン(SEBS)、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)等のスチレン系コポリマーを主体とした感圧型粘着剤などが挙げられる。
また、上述の生理用ナプキン1では、図2に示すように、吸収部30は、生理用ナプキン1の非肌対向面SBに着衣固定用の粘着剤(すなわち、着衣固定用粘着部7)を有している一方、低吸収部20は、上記吸収体4と前後方向DLに重複する領域に、着衣固定用の粘着剤を有していない。これにより、生理用ナプキン1は、使用後の生理用ナプキン1を丸めるときに、吸収部30においては、着衣固定用粘着部7の粘着剤によって互いに密着しながら小さく丸めることができる一方、低吸収部20においては、吸収体4と前後方向DLに重複する領域を互いに密着せずに丸めることができるため、吸収体4に含まれる排泄物による汚れが低吸収部20を透して外部から視認されるようなことを、より一層生じにくくすることができる。
また、上述の生理用ナプキン1では、図2に示すように、低吸収部20は、非肌対向面SBに着衣固定用の粘着剤(すなわち、一対の前方側粘着部72、72)を有している。これにより、生理用ナプキン1は、使用後の生理用ナプキン1を丸めたときに、低吸収部20を、上記一対の前方側粘着部72、72の粘着剤によって、丸められた生理用ナプキン1の任意の部分に貼り付けて固定することができるため、低吸収部20の捲れなどを防ぐことができ、使用後の生理用ナプキン1が丸められた状態を、より一層維持しやすくすることができる。
本発明において、各種粘着部の配置形態や外形形状、各種寸法等は、着衣への固定のしやすさや使用後の吸収性物品の丸めやすさなどを考慮した任意の配置形態や外形形状、各種寸法等を採用することができる。
なお、本発明において、上記粘着部を備えることは必須の構成要件でないため、吸収性物品の形態等によっては、必ずしもこのような粘着部を備えていなくてもよい。
[テープ部材]
上述の生理用ナプキン1において後処理用のテープ部材11は、図1に示すように、
上記低吸収部20おいて生理用ナプキン1の前方側DFの外縁の内側から外側に延出した形態で配置された、矩形状の外形形状を有している。かかるテープ部材11は、図2および図3に示すように、前後方向DLに沿って延びる帯状のテープ部材であり、生理用ナプキン1の前方側DFの外縁よりも外側に位置し且つ肌対向面に粘着剤が配置された一方側の端部(非固定端部)と、生理用ナプキン1の前方側DFの外縁よりも内側に位置し且つ生理用ナプキン1の非肌対向面SBに接合固定された他方側の端部(固定端部)と、を有している。
このように、テープ部材11は、図4に示すように使用後の生理用ナプキン1が丸められた後に、テープ部材11の上記一方側の端部(非固定端部)が、丸められた生理用ナプキン1の非肌対向面SBの任意の箇所に粘着固定されることによって、生理用ナプキン1の丸められた状態を維持し得るように構成されている。
上述の生理用ナプキン1において後処理用のテープ部材11は、図1に示すように、
上記低吸収部20おいて生理用ナプキン1の前方側DFの外縁の内側から外側に延出した形態で配置された、矩形状の外形形状を有している。かかるテープ部材11は、図2および図3に示すように、前後方向DLに沿って延びる帯状のテープ部材であり、生理用ナプキン1の前方側DFの外縁よりも外側に位置し且つ肌対向面に粘着剤が配置された一方側の端部(非固定端部)と、生理用ナプキン1の前方側DFの外縁よりも内側に位置し且つ生理用ナプキン1の非肌対向面SBに接合固定された他方側の端部(固定端部)と、を有している。
このように、テープ部材11は、図4に示すように使用後の生理用ナプキン1が丸められた後に、テープ部材11の上記一方側の端部(非固定端部)が、丸められた生理用ナプキン1の非肌対向面SBの任意の箇所に粘着固定されることによって、生理用ナプキン1の丸められた状態を維持し得るように構成されている。
さらに、上述の生理用ナプキン1では、テープ部材11は、図1に示すように、上記低吸収部20において生理用ナプキン1の前方側DFの外縁の内側から外側に延出した形態で配置されている一方、上記外縁は、テープ部材11と重なる部分ERにおいて前後方向DLの内側にくびれている。このように、生理用ナプキン1は、低吸収部20における生理用ナプキン1の外縁が、テープ部材11と重なる部分ERにおいて内側にくびれていることで、テープ部材11において粘着固定に寄与する部分をより広く確保することができるため、使用後の生理用ナプキン1が丸められた状態を、より一層維持しやすくすることができる。
なお、本発明においては、テープ部材は、上記低吸収部において吸収性物品の外縁の内側から外側に延出し得る形態で配置されていてもよい。すなわち、テープ部材は、使用前の段階では吸収性物品の外縁よりも内側に配置されていて、当該外縁の外側には延出せず、テープ部材を使用する時(すなわち、吸収性物品を廃棄する時)に当該テープ部材を引っ張ることで、吸収性物品の外縁よりも外側に延出するように配置されていてもよい。そのようなテープ部材の形態としては、例えば、テープ部材が展開可能にZ字形等に折り畳まれた形態やテープ部材が伸長性を有する形態、これらの形態を組み合わせた形態などが挙げられる。
本発明に用い得る後処理用のテープ部材としては、当分野において公知の任意のテープ部材を採用することができ、例えば、帯状のテープ基材(例えば、フィルム、不織布、紙等)と、該テープ基材の表面に配置された粘着剤(例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等)とによって構成されたものや、機械的に係合固定し得るメカニカルファスナー等のフック部材などが挙げられる。上記テープ基材として用い得るフィルムや不織布の構成材料は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリウレタン系樹脂などが挙げられる。
なお、テープ部材の形態は、特に限定されず、平坦な帯状の形態であっても、テープ部材の使用時(すなわち、吸収性物品を廃棄する時)に吸収性物品の外縁の外側に延出し得る形態(例えば、帯状のテープ部材が展開可能にZ字形等に折り畳まれた形態など)であってもよい。
なお、テープ部材の形態は、特に限定されず、平坦な帯状の形態であっても、テープ部材の使用時(すなわち、吸収性物品を廃棄する時)に吸収性物品の外縁の外側に延出し得る形態(例えば、帯状のテープ部材が展開可能にZ字形等に折り畳まれた形態など)であってもよい。
また、吸収性物品の厚さ方向における上記テープ部材の配置位置は、特に限定されず、上述の生理用ナプキン1のように、低吸収部の非肌対向面上に配置されていても、表面シートの肌対向面上に配置されていても、裏面シートと一体に配置されていてもよい。例えば、上記テープ部材を表面シートの肌対向面上に配置する場合は、テープ部材を、不織布からなる表面シートと機械的に係合固定し得るメカニカルファスナーのフック部材によって形成することができ、また、上記テープ部材を裏面シートと一体に配置する場合は、上記テープ部材を、裏面シートに形成したミシン目に囲まれた部分によって形成することができる。なお、後者の場合は、吸収性物品の使用後に、裏面シートをミシン目に沿って切断して、テープ部材として引き出すことで使用することができる。
また、本発明においては、上記テープ部材は、伸長性を有していることが好ましい。後処理用のテープ部材が伸長性を有していると、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、テープ部材の一方側の端部(非固定端部)を引っ張っても、テープ部材が伸長することによって、テープ部材の他方側の端部(固定端部)が固定された低吸収部の所定部分(例えば、裏面シートの所定部分等)を破れにくくすることができるため、上述の排泄物による汚れを視認しにくくすることができるという効果を、より安定的に発揮することができる。
また、後処理用のテープ部材が伸長性を有していると、テープ部材が伸長する長さを着用者の力加減で調整できるため、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、当該粘着固定する位置の自由度が高く、より適切な位置で粘着固定することができるという利点もある。
また、後処理用のテープ部材が伸長性を有していると、テープ部材が伸長する長さを着用者の力加減で調整できるため、使用後に丸められた吸収性物品をテープ部材によって粘着固定する際に、当該粘着固定する位置の自由度が高く、より適切な位置で粘着固定することができるという利点もある。
ここで、「伸長性」とは、テープ部材を、その長手方向において相反する所定の2方向に引っ張ったときに、破断することなく、「弾性変形」又は「塑性変形」によって自然状態(すなわち、伸びる前の状態)よりも長く伸びる性質を意味する。
また、本発明においては、上記テープ部材は、印字または着色されていることが好ましい。後処理用のテープ部材が印字または着色されていると、当該テープ部材の視認性が向上し、それ以外の部分を相対的に目立ちにくくすることができるため、吸収部に含まれる排泄物による汚れを、より視認しにくくすることができる。
なお、このような印字または着色されたテープ部材を有する吸収性物品は、テープ部材の視認性が向上するため、吸収性物品を使用する際に、当該テープ部材を目印として前後方向を識別したり、装着位置を調整したりしやすいという利点もある。
なお、このような印字または着色されたテープ部材を有する吸収性物品は、テープ部材の視認性が向上するため、吸収性物品を使用する際に、当該テープ部材を目印として前後方向を識別したり、装着位置を調整したりしやすいという利点もある。
また、本発明において、上記テープ部材の配置形態は、上述の生理用ナプキン1の態様に限定されず、特に、テープ部材の延在方向や配置位置などは適宜変更が可能である。
以下、上述の実施形態に係る生理用ナプキン1とは後処理用のテープ部材の配置形態のみが異なる、本発明の別の実施形態に係る吸収性物品(すなわち、生理用ナプキン1A)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、生理用ナプキン1と異なる構成以外の構成は、基本的に上述の生理用ナプキン1と同様であるため、説明を省略する。
以下、上述の実施形態に係る生理用ナプキン1とは後処理用のテープ部材の配置形態のみが異なる、本発明の別の実施形態に係る吸収性物品(すなわち、生理用ナプキン1A)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、生理用ナプキン1と異なる構成以外の構成は、基本的に上述の生理用ナプキン1と同様であるため、説明を省略する。
本発明の別の実施形態に係る生理用ナプキン1Aは、図5に示すように、後処理用のテープ部材11’が幅方向DWに沿って延びるように配置されている。このように、後処理用のテープ部材11’が生理用ナプキン1Aの幅方向DWに沿って延びるように配置されていると、図6に示すように、使用後の生理用ナプキン1Aを筒状に丸めた後に、その筒状開口部を閉じるように上記テープ部材11’によって粘着固定することができるため、吸収部30に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部からより視認しにくくすることができる。
さらに、本実施形態の生理用ナプキン1Aは、上述の生理用ナプキン1と同様に、低吸収部20の幅方向長さが吸収部30の幅方向長さよりも長く形成されていることで、使用後の生理用ナプキン1Aを筒状に丸めた後に、低吸収部20の幅方向外方側の部分を、筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部を覆い隠すように折り曲げた状態で、上記テープ部材11’により粘着固定することができるため、上記吸収部30に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部からより確実に視認しにくくすることができる。
このように筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部を閉じるように或いは覆い隠すように粘着固定すると、吸収体4から排泄物が滲出したとしても、当該排泄物を生理用ナプキン1Aの外部へ漏出しにくくすることができるという利点もある。
さらに、本実施形態の生理用ナプキン1Aは、上述の生理用ナプキン1と同様に、低吸収部20の幅方向長さが吸収部30の幅方向長さよりも長く形成されていることで、使用後の生理用ナプキン1Aを筒状に丸めた後に、低吸収部20の幅方向外方側の部分を、筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部を覆い隠すように折り曲げた状態で、上記テープ部材11’により粘着固定することができるため、上記吸収部30に含まれる排泄物による汚れを、筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部からより確実に視認しにくくすることができる。
このように筒状に丸められた生理用ナプキン1Aの筒状開口部を閉じるように或いは覆い隠すように粘着固定すると、吸収体4から排泄物が滲出したとしても、当該排泄物を生理用ナプキン1Aの外部へ漏出しにくくすることができるという利点もある。
なお、本発明において、後処理用のテープ部材の配置形態や外形形状、各種寸法等は、後処理用のテープ部材として求められる強度や使用後に丸められた吸収性物品の維持のしやすさなどを考慮した任意の配置形態や外形形状、各種寸法等を採用することができる。
本発明の吸収性物品は、上述の各実施形態の生理用ナプキンに限定されず、パンティーライナー、失禁パッド、母乳パッド、使い捨ておむつなどの様々な吸収性物品に適用することができる。また、本発明の吸収性物品は、上述した各実施形態等に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組み合わせや代替、変更等が可能である。なお、本明細書において、「第1」、「第2」等の序数は、当該序数が付された事項を区別するためのものであり、各事項の順序や優先度、重要度等を意味するものではない。
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 サイドシート
6 フラップ部
7 着衣固定用粘着部
71 フラップ部固定用粘着部
72 前方側粘着部
11 後処理用のテープ部材
20 低吸収部
21 低吸収性部材
30 吸収部
40 重複部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 サイドシート
6 フラップ部
7 着衣固定用粘着部
71 フラップ部固定用粘着部
72 前方側粘着部
11 後処理用のテープ部材
20 低吸収部
21 低吸収性部材
30 吸収部
40 重複部
Claims (15)
- 前後方向および幅方向を有する吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、
吸収体を有する吸収部と、
前記前後方向において前記吸収部の前方側および後方側の少なくとも一方側に隣接する低吸収部と、
前記低吸収部に備えられた後処理用のテープ部材と、
を有する、前記吸収性物品。 - 前記低吸収部は、前後方向長さが前記吸収性物品の前後方向長さの1/4以上である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記低吸収部は、前記吸収性物品の前方側端縁および後方側端縁の少なくとも一方の端縁を含む、請求項1または2に記載の吸収性物品。
- 前記低吸収部は、所定の色を呈する着色領域を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記低吸収部は、厚みが前記吸収部の厚みよりも小さい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記低吸収部は所定の機能剤を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記低吸収部は、幅方向長さが前記吸収部の幅方向長さよりも長い、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記テープ部材は、前記幅方向に沿って延びるように配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記テープ部材が伸長性を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記テープ部材は、前記低吸収部において前記吸収性物品の外縁の内側から外側に延出した形態または延出し得る形態で配置され、
前記外縁は、前記外縁の内側から外側に延出した状態の前記テープ部材と重なる部分が、前記前後方向の内側にくびれている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記テープ部材が印字または着色されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収部は、非肌対向面に着衣固定用の粘着剤を有し、
前記低吸収部は、前記吸収体と前後方向に重複する領域に、着衣固定用の粘着剤を有していない、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記低吸収部は、非肌対向面に着衣固定用の粘着剤を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、非肌対向面を形成する裏面シートを有し、
前記裏面シートは、少なくとも前記低吸収部に対応する部分において撥水性を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体は、前記低吸収部に対して近位側に位置する端部の坪量が前記吸収体の中央部の坪量よりも小さい、請求項1〜14のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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