JP2020130050A - コンバイン - Google Patents

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石田 健之
Takeyuki Ishida
健之 石田
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Abstract

【課題】穀粒の品質を測定する品質測定装置をより簡易且つ低コストに構成することのできるコンバインを提供することを課題としている。【解決手段】刈取部と、脱穀装置と、グレンタンクと、該グレンタンク内に投入される穀粒量の増減を検出可能な検出手段と、前記穀粒の品質を測定する品質測定装置と、制御部とを備え、前記品質測定装置は、前記穀粒を一時的に貯める貯留室と、該貯留室に貯留される穀粒量を制御する開閉部材と、該貯留室内の穀粒の品質を測定する測定手段とを有し、前記制御部は、前記開閉部材を介して、予め設定された所定の貯留時間の間、前記貯留室に穀粒を貯留できるように構成するとともに、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記貯留時間を補正できるように構成された。【選択図】図4

Description

本発明は、グレンタンクに収容される穀粒の品質測定を行うことのできるコンバインに関する。
走行機体の前側に連結されて圃場の穀稈を刈取る刈取部と、該刈取部によって刈取られた刈取穀稈を脱穀・選別処理を行う脱穀装置と、該脱穀装置から搬送された穀粒を貯留するグレンタンクと、該グレンタンク内に投入される穀粒量の増減を検出可能な検出手段と、前記穀粒の品質を測定する品質測定装置と、制御部とを備え、前記品質測定装置は、前記穀粒を一時的に貯める貯留室と、該貯留室に貯留される穀粒量を調整する開閉部材と、該貯留室内の穀粒の品質を測定する測定手段とを有する特許文献1に記載のコンバインが従来公知である。
上記特許文献1のコンバインによれば、前記品質測定装置によって、刈取作業・脱穀作業を行いつつ、同時に脱穀処理された穀粒の内部品質を測定できるものであるが、前記品質測定装置は、前記貯留室内に貯留された穀粒量を検出する専用の穀粒量検出センサを設ける必要があるため、部品点数が多くなって全体の製造コストが高くなるという課題がある。
特許第5869329号公報
本発明は、前記品質測定装置によって穀粒の品質を測定することのできるコンバインにおいて、前記品質測定装置をより簡易且つ低コストに構成することのできるコンバインを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、走行機体の前側に連結されて圃場の穀稈を刈取る刈取部と、該刈取部によって刈取られた刈取穀稈を脱穀・選別処理を行う脱穀装置と、該脱穀装置から搬送された穀粒を貯留するグレンタンクと、該グレンタンク内に投入される穀粒量の増減を検出可能な検出手段と、前記穀粒の品質を測定する品質測定装置と、制御部とを備え、前記品質測定装置は、前記穀粒を一時的に貯める貯留室と、該貯留室に貯留される穀粒量を制御する開閉部材と、該貯留室内の穀粒の品質を測定する測定手段とを有し、前記制御部は、前記開閉部材を介して、予め設定された所定の貯留時間の間、前記貯留室に穀粒を貯留できるように構成するとともに、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記貯留時間を補正できるように構成されたことを特徴としている。
第2に、前記検出手段として、前記脱穀装置内の揺動選別体上の処理物量を検出する層厚センサと、該揺動選別体を構成するフィンの開度を検出するフィン角度検出センサとを用いたことを特徴としている。
第3に、前記検出手段として、前記脱穀装置から前記グレンタンク内に投入される穀粒の衝撃力を検出する検出センサを用いたことを特徴としている。
第4に、前記検出手段として、前記走行機体の車速を検出する車速センサを用いたことを特徴としている。
前記制御部は、前記グレンタンク内に投入される穀粒量増減を検出する既存のセンサ類等の検出手段を用いて前記貯留室内に貯留される穀粒量を正確に予測することにより、前記貯留室内の穀粒量を検出する専用のセンサ類を設置することなく、前記貯留室内の穀粒量を制御できるように構成されているため、前記品質測定装置をより簡易且つ低コストに構成することができる。
また、前記検出手段として、前記脱穀装置内の揺動選別体上の処理物量を検出する層厚センサと、該揺動選別体を構成するフィンの開度を検出するフィン角度検出センサとを用いたものによれば、前記制御部による貯留時間の補正を、脱穀装置に通常設置される既存のセンサを用いて精度良く行うことができる。
また、前記検出手段として、前記脱穀装置から前記グレンタンク内に投入される穀粒の衝撃力を検出する検出センサを用いたものによれば、前記制御部は、前記品質測定装置に供給される穀粒量が適切な量となるように、前記貯留時間を補正することができる。
なお、前記検出手段として、前記走行機体の車速を検出する車速センサを用いたものによれば、通常必ず設けられるセンサを利用するため、コストを低く抑えることができる。
本発明を適用した自脱式コンバインの側面図である。 本発明を適用した自脱式コンバインの平面図である。 脱穀装置の内部構造を示した要部側面図である。 グレンタンク内の構成を示した要部背面図である。 (A)及び(B)は、品質測定装置の内部構造を示した側断面図である。 品質測定装置を示した斜視図である。 品質測定装置を示した組立図である。 前記制御部のブロック図である。 品質測定制御を示したフロー図である。
図1及び図2は、本発明を適用した自脱式コンバインの側面図及び平面図であり、図3は、脱穀装置の内部構造を示した要部側面図であり、図4は、グレンタンク内の構成を示した要部側断面図である。図示するコンバインでは、走行部である左右一対のクローラ式走行装置1,1に支持された走行機体2と、該走行機体2の前方に昇降可能に連結された刈取部3とを備えている。
前記刈取部3は、圃場の穀稈を引起す引起装置4と、引起された穀稈を掻込む掻込装置6と、刈取部3側に掻込まれた穀稈を刈取る刈刃とを有し、該刈取部3側に掻込まれた圃場の穀稈を刈取る刈取作業を行うとともに、刈取られた穀稈を搬送装置8によって前記走行機体2側に向けて後方搬送する。
該搬送装置8は、後方搬送される刈取穀稈の株元側の挟持位置を調整する扱深さ搬送体を有し、該扱深さ搬送体には、搬送される刈取穀稈の長さを検出する扱深さセンサ15が設けられている(図2参照)。
前記走行機体2は、オペレータが操向操作を行う操縦部が設けられたキャビン9と、該キャビン9の後方斜め左側に配置されて前記刈取部3で刈取られた穀稈の脱穀作業が行われる脱穀装置11と、該脱穀装置11の後方に配置されて脱穀後の藁屑等が排出される後処理部12と、前記キャビンの後方且つ脱穀装置11の右側に配置されて処理物である穀粒を収容するグレンタンク13と、該グレンタンク13内に収容された穀粒を機外に排出する排出オーガ14とを備えている。
前記キャビン9内には、オペレータが着座する座席16と、該座席16の前方右側に配置されて走行機体2の操向操作や刈取部2の昇降操作を行うことができるマルチステアリングレバー17とが設けられている(図2等参照)。
前記脱穀装置11は、前記刈取部3側から搬送される刈取穀稈の脱穀作業を行う脱穀部21と、該脱穀部21の真下側に配置されて脱穀処理された処理物を穀粒と藁屑等の排塵物とに選別する選別部22と、前記刈取部3の搬送装置8から受け渡された刈取穀稈の株元側を挟持して後方搬送するフィードチェーン23と、脱穀処理された後の排藁を前記後処理部12側に後方搬送する排藁搬送装置25とを備えている(図3参照)。
前記脱穀部21は、前記刈取穀稈の穂先側の脱穀処理が行われる扱室24と、該扱室24の前後方向に亘って延設された回転軸回りに回転駆動する扱胴26と、該扱胴26の下方に配置されて、前記扱胴26の形状に沿って背面視で中央が窪んだ円弧状に形成された受網27とを備えている。
該構成により、前記扱室24内に投入された刈取穀稈は、回転駆動される前記扱胴26によって扱降し処理(脱穀処理)されて排藁となり、該排藁は、前記扱室24後方の前記後処理部12側から機外へと排出される。その一方で、前記扱胴26によって脱穀処理された処理物は、籾等の穀粒と藁屑等とを含んでおり、該処理物が前記受網27に受け止められるとともに、下方に漏下することで前記選別部側に導入される。
前記選別部22は、前記受網27から漏下した処理物を揺動選別する揺動選別体28と、該揺動選別体の前方下側に配置されて後方上側に向けて選別風を送風する唐箕ファン31と、該唐箕ファン31の後方に配置されて選別後の排塵物を機外へ排出する二番選別ファン32と、該唐箕ファン31によって選別された1番物である穀粒を回収する1番ラセン33と、2番物を回収する2番ラセン34とを備え、脱穀処理された処理物の選別作業を行うように構成されている。
上記揺動選別体28は、前側に配置されたグレンパン29と、該グレンパン29の後方及び後方下側に配置されたチャフシーブ30と、該チャフシーブ30の後方側に配置されるストローラック35とから構成されている。
該チャフシーブ30は、前後方向に並べて配置されたフィン36によって構成されており、該フィン36の開度を調整することにより、下方に漏下する処理物の量を調整することができるように構成されている。
また、該チャフシーブ30は、前記フィン36の開度を調整する駆動モータ等のアクチュエータ(図示しない)と、前記フィン36の開度を検出する検出センサ(フィン角度ポテンショメータ)37とが設けられており、後述する制御部50を介して選別処理をする処理物量に応じて選別処理可能な処理物量を制御できるように構成されている。
さらに、該チャフシーブ30の上方側には、チャフシーブ30上の処理物量を検出する層厚センサ38が設けられている(図3等参照)。該層厚センサ38は、チャフシーブ30上の処理物の層厚に応じて前後揺動可能に支持される揺動アーム38Aの揺動位置を検出するポテンショメータであり、検出された揺動アーム38Aの揺動位置によって、チャフシーブ30上の処理物量を検出することができる(図3参照)。
該構成によれば、前記揺動選別体28で揺動選別されて漏下した処理物は、唐箕ファン31によって起風された選別風の影響を殆ど受けずに選別部の前後方向中央(1番ラセン33)よりも若干前方側に落下して前記1番ラセン33に回収される1番物と、選別風の影響を若干受けて前記1番ラセン33よりも後方に落下して前記2番ラセン34によって回収される2番物とに風選され、藁屑等は上記選別風によって前記後処理部12側から機外に飛ばされる。
上記2番ラセン34によって回収された2番物は、前記2番ラセン34によって左右方向右側に搬送されるとともに、該2番ラセン34の右端側から上方に延設された上下方向の還元搬送装置41によって、前記揺動選別体28上に還元搬送されるように構成されている(図3参照)。これにより、該2番物を再度選別作業することができるため、より精度の良い選別作業を行うことができる。
上記1番ラセン33によって回収された1番物(穀粒)は、前記1番ラセン33によって左右方向右側に搬送されるとともに、該1番ラセン33の右端側から上方前側に向けて延設された上下方向の穀粒搬送装置(揚穀装置)42によって、前記穀粒(1番物)を前記グレンタンク13の上部前面側の投入部43に向けて上方搬送されるように構成されている(図3及び図4参照)。
ちなみに、前記穀粒搬送装置42の上端側には、搬送された穀粒を前記投入口43から前記グレンタンク13内に投入するように回転駆動可能に設けられた跳出板44と、該跳出板44によって前記グレンタンク13内に投入される穀粒量を飛ばされた穀粒の衝撃力によって検出するインパクトセンサ(検出センサ、ロードセル)40とが設けられている(図4参照)。
その一方で、前記グレンタンク13の天井面後部側には、前記脱穀装置11によって脱穀・選別処理された穀粒の品質を測定するための品質測定装置46が設けられており(図2乃至4等参照)、前記跳出板44によって前記投入口43からグレンタンク13内に跳ね出される穀粒の一部を前記品質測定装置46内に貯留させることができるように構成されている(図4参照)。すなわち、前記品質測定装置46は、前記グレンタンク13内に収容される直前の穀粒を一時的に回収して品質測定を行い、該穀粒を品質測定後にそのまま前記グレンタンク13内に放出することができる。
該構成によれば、前記グレンタンク13内に収容された穀粒を取出すことなく、前記グレンタンク13内に収容される穀粒の品質測定作業をスムーズに行うことができる。該品質測定装置46の具体的な構成については、以下説明する。
次に、図4乃至6に基づき、前記品質測定装置の具体的な構成について説明する。図4は、品質測定装置の設置位置を示したグレンタンクの要部背面図であり、図5(A)及び(B)は、品質測定装置の内部構造を示した側断面図であり、図6は、品質測定装置を示した要部斜視図であり、図7は、品質測定装置を示した組立図である。
前記品質測定装置46は、前記グレンタンク13内に投入された穀粒が貯留される貯留室51と、該貯留室51の背面(後)側に形成された収容部52に収容・支持されて穀粒の品質測定を行う装置である品質測定手段53とを備え、前記貯留室51及び収容部52を構成する立方体状の支持体によって、前記グレンタンク13の上面側に着脱可能に構成されている。
前記貯留室51は、上下が開放された箱状(筒状)に形成されており、その上部前面側が開口形成された開口部49と、該貯留室51の底部で開閉可能に支持された底板(開閉部材)56とを有し、該底板56が、底板開閉モータ57によって開閉作動できるように構成されている。また、該貯留室51の上部後面側は天板側まで延設されることにより、前記跳出板44により前記開口部49に飛ばされた穀粒を確実に貯留室51側に案内できるように構成されている(図5(B)等参照)。
上記底板56は、前記貯留室内の下部側後寄りに固定された左右方向の揺動軸58を軸に上下揺動可能に支持されており、前記底部56を閉じて穀粒を溜めることのできる閉状態と、該閉状態から底板56の前端側を下方揺動させることによって貯留室51の底を開放した開状態とに開閉操作(切替)することができるように構成されている。
該底板56は、前記揺動軸58上で側面視クランク状に屈曲形成されており、具体的には、閉状態の底板56の該揺動軸58から後方側が上段となるように形成されている。また、閉状態に切換えられた底板56は、前方に向かって下方傾斜した状態で、前記貯留室51の底を閉じるように構成されている(図5(A)及び(B)参照)。
該構成によれば、前記底板56が閉状態に切換えられた前記貯留室51には、前記底板が前方に下方傾斜されたことによって、穀粒が前方に寄せられた状態で貯留されているため、前記底板56が閉状態から開状態に切換えられた場合に、前記貯留室51内の穀粒をよりスムーズ且つ確実に前記グレンタンク13内に落下させることができる。
また、該底板56が開状態に切換えられた場合には、該底板56が揺動軸58上でクランク状に屈曲形成されていることにより、底板56上の穀粒をより確実に貯留室の下側に落下させることができる(図5(B)参照)。
前記品質測定手段53は、前記収容部52に収容可能な直方体状に形成されており、前記貯留室51内の穀粒に光を照射する照射部や、該穀粒の状態を判定するカメラ部等とを備え、穀粒の内部品質を測定する内部品質測定装置又は、穀粒の外部品質を測定する外部品質測定装置が構成されている。
上記内部品質測定装置は、前記照射部と、制御部とを備え、近赤外光の吸収スペクトルを利用した成分分析方法を用いて穀粒の内部品質を測定できるように構成されている。具体的に、該内部品質測定装置は、前記照射部によって近赤外光を穀粒に照射し、制御部を介してその透過光の分光分析に基づいて吸収スペクトルを解析することによって、穀粒の水分量、タンパク質量、アミロース量等、穀粒内部の品質の少なくとも何れか一つを測定することができるものである。
上記外部品質測定装置は、前記カメラ部と、複数の光源部と、画像を記録する記憶部と、制御部とを備え、該制御部は、前記貯留室51内に投入される穀粒量の増減に応じて、前記カメラのシャッタースイッチが押されるタイミングが制御できるように構成されている。すなわち、前記制御部は、前記貯留室51内に貯留された穀粒が適量となったタイミングで穀粒の品質測定を実行することができる。
具体的に、該外部品質測定装置は、背景が黒色となるように前記貯留室51内の穀粒を撮影することにより、穀粒のカラー画像をより明確に認識できるため、撮影された画像よって、前記貯留室51内に青葉・稈切れ又は雑草等の異物の有無や、該異物の色・大きさ及び形状等を検出することができる。
また、該外部品質測定装置は、背景が白色になるように前記貯留室51内の穀粒を撮影することにより、穀粒の輪郭や透光性をより明確に認識できるため、脱穀作業時に損傷した籾や、桔梗の有無を検出することができる。
具体的に、該品質測定手段53は、穀粒の水分量、タンパク質量、アミロース量等、穀粒内部の品質を測定する内部品質測定手段と、穀粒の色、汚れ具合、屑量等、穀粒の外部の品質を測定する外部品質測定手段とを有している。
前記支持体は、平面視で左右方向内側が開放されたコ字状のメインフレーム61と、該メインフレーム61の上面側全体を覆う天板62と、該メインフレーム61内を仕切ることにより前記貯留室51及び収容部52を形成する仕切板63と、該メインフレーム61の開放端側を覆うとともに前記底板開閉モータ57を支持する支持板64と、前記底板開閉モータ57をカバーするカバー体66とから構成されている(図7参照)。
上記メインフレーム61及びカバー体66の上端側は、前記天板62側とボルト固定できるように直角に屈曲形成されたフランジ部61a,66aが形成されている。これにより、品質測定装置46全体を前記グレンタンク14上面側に形成された取付孔からグレンタンク内に差込んだ状態で、該フランジ部61a,66aを前記グレンタンク13上面の取付孔回りに載置・固定することができるため、
上記天板62は、前記フランジ部側にボルト固定されるとともに、中央に前記貯留室51と収容部52とを露出可能な孔(図示しない)が穿設された方形板状の固定板62Aと、該固定板62A上の孔を塞ぐように取付けられる着脱可能なカバー板62Bとから構成されている。
上記仕切板63は、前記メインフレーム内を前後に仕切る板状部材であって、その下端側を後方に向かって屈曲させた側面視L字状に形成されている。これにより、該メインフレーム61の前側に上下が開放された前記貯留室51が形成され、該貯留室51の後側に前記品質測定手段53を下支えすることができる前記収容部52が形成される。
また、該仕切板63は、前後に貫通する測定孔63aが穿設されており、前記品質測定手段53の照射部及びカメラ部が収容部52内から前記貯留室51内の穀粒の品質測定を直接行うことができるように構成されている。
上記支持板64は、前記メインフレーム61の開放端側を塞ぐように取付固定されるとともに、前記底板56を開閉作動させる前記底板開閉モータ57が取付固定されている。具体的には、該底板56の前記揺動軸58の端部側に設けたボス部58Aが挿通可能な支持孔64aが穿設されており、前記底板開閉モータ57を、前記貯留室51の側壁外側に固定した状態で、前記底板56を開閉作動させることができるように構成されている。
このとき、上記カバー体66は、該支持板56の左右外側に取付けられることにより、前記貯留室51の左右外側に支持された前記底板開閉モータ57が収容されるモータ収容部59を構成している。これにより、底板開閉モータ57がグレンタンク13内に投入される穀粒によって故障したりすることを防止できる。
上記メインフレーム61は、その左右側方側に、前記グレンタンク13内の穀粒が該グレンタンク13内上端側まで貯留されたことを検出する籾センサ60が設けられている。これにより、該籾センサ60を、専用の支持部材を設けることなく、前記グレンタンク13内の上端側近傍に配置することができる。
ちなみに、該籾センサ60によってグレンタンク13内の天板近傍まで穀粒が貯留されていることが検出された場合には、前記品質測定装置46による穀粒の品質測定作業を停止するように構成されている。
該構成によれば、前記グレンタンク13内に貯留された穀粒に、前記品質測定装置46の後述する底板56が接触して故障する事態をより効率的に防止することができる。
上述の構成によれば、前記品質測定装置46は、前記底板開閉モータ57を介して、前記貯留室51内に穀粒を溜める状態(閉状態)と、前記貯留室51内の穀粒を排出する状態(開状態)との切換を自動的に切換可能に構成され、前記貯留室51内に貯められる穀粒の量を、前記底板を閉状態に切換えてからの所定時間によって制御し、その後、前記貯留室51内に貯められた穀粒の品質測定作業を行う品質測定制御を実行することができる。前記制御部50による品質測定制御の詳細については後述する。
次に、図8及び図9に基づき、前記品質測定装置による品質測定制御について説明する。図8は、前記制御部のブロック図である。前記制御部50の入力側には、前記刈取部3及び脱穀装置11への動力の断続を操作する刈取クラッチ(図示しない)と脱穀クラッチ(図示しない)の状態を検出する刈取・脱穀クラッチ検出センサ71と、前記ロードセル(検出センサ、インパクトセンサ)40と、前記扱深さセンサ15と、前記排藁搬送体25によって搬送される排藁の量を検出する排藁センサ72と、前記フィン角度ポテンショメータ(フィン角度検出センサ)37と、走行機体の車速を検出する車速センサ73と、前記層厚センサ38とが接続されている。
その一方で、前記制御部50の出力側には、前記底板開閉モータ57と、前記内部品質測定装置(品質測定手段)53とが接続されている。
該構成の制御部50は、前記品質測定装置46によって、前記脱穀装置11による脱穀作業によって脱穀・選別されて前記グレンタンク13内に投入される穀粒の一部を回収し、グレンタンク13内に貯留される穀粒の内部・外部品質を自動的に測定する品質測定制御を実行可能に構成されている。
該制御部50による品質測定制御では、前記脱穀装置11による脱穀処理が開始されると、前記品質測定装置46の前記底板56を閉状態に切換えることにより、前記貯留室51内に穀粒を貯留する状態に切換え、その後、予め定めた貯留所定時間が経過するまでは、前記底板56の閉状態を保持して前記貯留室51内に穀粒を貯留し、該貯留所定時間が経過後に、前記品質測定手段53によって、貯留室51内の穀粒の品質測定を行うように構成されている。
また、前記品質測定手段53による穀粒の品質測定が終了した後は、前記底板56を閉状態から開状態に切換えて、前記貯留室51内に貯留された穀粒をすべて前記グレンタンク13内に戻すように構成されている。
すなわち、前記品質測定装置46は、前記貯留室51内に貯留される穀粒の量を、前記底板56を閉状態に切換えてからの予め定めた貯留所定時間によって調整するように構成されているため、前記貯留室51内の穀粒量を検出するためのセンサ類を別途に設ける必要がなく、該品質測定装置46による穀粒の品質測定をより低コストに構成することができる。以下、前記制御部50による品質測定制御について具体的に説明する。
図9は、品質測定制御を示したフロー図である。前記制御部50は、品質測定制御のフローが開始されると、ステップS1に進む。ステップS1では、前記刈取・脱穀クラッチ検出センサにより、前記刈取部3による刈取作業と脱穀装置11による脱穀作業が実行されているか否かが確認され、刈取・脱穀作業中であることが検出された場合には、ステップS2に進む。
ステップS2では、前記層厚センサ38によって、前記揺動選別体28(チャフシーブ30)上に穀粒(処理物)があるか否かが確認され、該層厚センサ38によって、脱穀装置11による処理物の脱穀・選別作業中であることが確認された場合には、ステップS3に進む。なお、該ステップS2における穀粒の有無を、前記ロードセル40によって確認する構成としても良い。
ステップS3では、前記底板開閉モータ57によって揺動される前記底板56が閉状態であるか否かが確認され、前記底板56が閉状態に切換えられていること、すなわち、前記貯留室51に穀粒を溜めることができる状態であることが確認された場合には、ステップS4に進む。
ステップS3において、前記底板56が開状態となっていた場合には、ステップS5に進む。ステップS5では、前記底板開閉モータ57によって、前記底板56を開状態から閉状態へと切換え、その後、ステップS3に戻る。
ステップS4では、前記制御部50は、前記層厚センサ38及び前記フィン開度ポテンショメータ37の検出結果に基づいて、前記揺動選別体28によって選別作業される単位時間あたりの処理物量を検出し、その後、該層厚センサ38及びフィン開度ポテンショメータ37によって検出された選別処理中の処理物量に応じて、前記貯留室51内に貯める穀粒量が適量となるように、予め設定されている前記貯留所定時間を補正する。その後、ステップS6に進む。
具体的には、前記制御部50は、前記層厚センサ38によって前記揺動選別体28(チャフシーブ30)上の処理物量を検出するとともに、前記フィン開度ポテンショメータ37によって前記チャフシーブ30を構成するフィン36の角度(開度)と、該フィン36の角度の角度変化を検出することによって、前記一番ラセン33を介して、前記グレンタンク13内に供給される穀粒量を検出する。該制御部50は、これらにより検出された処理物(穀粒)量に基づいて前記貯留所定時間を補正することにより、前記貯留室51内の貯留される穀粒量をより正確に設定することができる。
なお、ステップS4では、前記制御部50は、前記層厚センサ38及びフィン開度ポテンショメータ37の検出結果に代えて、前記ロードセル40による検出結果に基づいて、前記貯留所定時間の補正を行うように構成しても良い。
該構成によれば、前記制御部50は、前記グレンタンク13内に投入される単位時間あたりの穀粒量及びその変化量を、前記跳出板44によって飛ばされる穀粒が前記ロードセル40に衝突したことにより検出される衝撃力の積算値によって算出することができるため、既存のセンサを用いて前記品質測定装置46の貯留室51内に貯める穀粒量を簡易且つ高精度に制御することができる。
ちなみに、前記制御部50による貯留所定時間の補正は、前記車速センサ73によって検出される刈取作業を行う作業走行時の車速と、車速の変化量に基づいて補正しても良い。
該構成によれば、前記車速センサ73によって単位時間あたりの穀稈の刈取量と、該刈取量の変化量を検出することができるため、前記制御部50は、前記貯留室51内に投入される穀粒量が適切になるように貯留所定時間を補正することができる。
また、該貯留所定時間の補正は、前記排藁センサ72によって検出される排藁量、具体的に説明すると、前記排藁搬送装置25によって排藁の株元側を挟持する挟持レールのスライド量(排藁の厚さ)に応じて補正するように構成しても良い。
ステップS6では、前記底板56が閉状態に切換えられてから、上記で設定(補正)された前記貯留所定時間が経過したか否かが確認され、前記貯留室51への穀粒の貯留を開始してから、所定の貯留所定時間が経過したことが確認された場合には、ステップ7に進む。
ステップS7では、前記品質測定手段(内部品質測定装置)53によって、貯留室51内に貯留された穀粒の品質測定を実行し、その後、ステップS8に進む。
ステップS8では、前記底板開閉モータ57によって、前記底板56を閉状態から開状態に切換作動させることにより、前記貯留室51内の穀粒をすべて前記グレンタンク13に戻し、その後、リターンする。
なお、ステップS2において、前記層厚センサ38が前記揺動選別体28上に処理物を検出することができなかった場合、若しくは、ステップS1において、刈取・脱穀クラッチ検出スイッチ71によって、刈取・脱穀作業中であることが検出されなかった場合には、ステップS9に進む。
ステップS9では、前記底板開閉モータ57によって、前記底板56を開状態に切換え(維持し)、その後、リターンする。
該構成によれば、前記制御部50は、前記刈取・脱穀クラッチ検出スイッチ71や前記層厚センサ38等によって、脱穀装置11による脱穀作業がされていなかったり、脱穀装置11内に処理物がないことが検出された場合には、前記貯留室51内の前記底板56が常に開状態となるように構成されているため、前記品質測定装置46による品質測定が実行されない状態のときに、前記貯留室51内に藁屑や塵が混入することを確実に防止できる。
上述の構成によれば、前記制御部50は、前記貯留室51内に貯留する穀粒量を検出する専用のセンサを別途に設けることなく、コンバインに通常搭載されている既存のセンサも用いて設定・調整することができるため、前記品質測定装置46をより低いコストで構成することができる。
3 刈取部
11 脱穀装置
13 グレンタンク
15 扱深さセンサ(検出手段)
37 フィン角度ポテンショメータ(検出手段)
38 層厚センサ(検出手段)
40 ロードセル、インパクトセンサ(検出手段、検出センサ)
46 品質測定装置
50 制御部
51 貯留室
53 品質測定手段(測定手段)
56 底板(開閉部材)
72 排藁センサ(検出手段)
73 車速センサ(検出手段)

Claims (4)

  1. 走行機体の前側に連結されて圃場の穀稈を刈取る刈取部と、
    該刈取部によって刈取られた刈取穀稈を脱穀・選別処理を行う脱穀装置と、
    該脱穀装置から搬送された穀粒を貯留するグレンタンクと、
    該グレンタンク内に投入される穀粒量の増減を検出可能な検出手段と、
    前記穀粒の品質を測定する品質測定装置と、
    制御部とを備え、
    前記品質測定装置は、前記穀粒を一時的に貯める貯留室と、該貯留室に貯留される穀粒量を制御する開閉部材と、該貯留室内の穀粒の品質を測定する測定手段とを有し、
    前記制御部は、前記開閉部材を介して、予め設定された所定の貯留時間の間、前記貯留室に穀粒を貯留できるように構成するとともに、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記貯留時間を補正できるように構成された
    コンバイン。
  2. 前記検出手段として、
    前記脱穀装置内の揺動選別体上の処理物量を検出する層厚センサと、
    該揺動選別体を構成するフィンの開度を検出するフィン角度検出センサとを用いた
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記検出手段として、
    前記脱穀装置から前記グレンタンク内に投入される穀粒の衝撃力を検出する検出センサを用いた
    請求項1に記載のコンバイン。
  4. 前記検出手段として、
    前記走行機体の車速を検出する車速センサを用いた
    請求項1に記載のコンバイン。
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