JP2019010076A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】夾雑物の多い状況下では穀粒の品質を計測しないように構成したコンバインを提供する。【解決手段】刈り取った穀稈を脱穀装置によって脱穀し、脱穀装置から搬送されてきた穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインにおいて、グレンタンク内で貯留された穀粒の品質を計測可能な品質計測センサと、圃場の刈取作業における刈始め又は刈終りでは品質計測センサを作動させないように制御する制御部と、を備える。刈始め及び刈終りは、機体情報及び収穫情報の少なくともいずれか一方に基づいて判定される。【選択図】図12

Description

本発明は、穀稈の刈取・脱穀を行い、脱穀した穀粒を貯留するコンバインに関する。
一般に、圃場の作物を刈取ながら脱穀し、グレンタンクに穀粒を貯留するコンバインが知られている。グレンタンクに貯留された穀粒は、排出オーガから機外に排出され、品質を確認する検査を経て市場に出荷される。この検査では、穀粒のヒビ・割れ、異物の混入等が検出され、収穫物の品質が査定される。
従来、穀粒を貯留する穀粒タンクに計測ユニットを設け、穀粒タンクの内部空間に供給された穀粒の品質を計測ユニットによって計測するコンバインが提案されている(特許文献1参照)。計測ユニットは、穀粒の品質計測を行う品質センサが内蔵された箱状の計測室形成体と、品質センサによる品質計測を行う穀粒を通過させる筒状の保持部形成体と、を有している。保持部形成体には、排出口を閉塞することで穀粒を一時貯留する一時貯留部を形成するシャッタが支持されており、一時貯留部の上部には、品質センサによる計測に必要な量の穀粒が一時貯留部に貯留されているか否かを検知する近接センサが備えられている。
特許第5908425号公報
ところで、コンバインによる刈取・脱穀作業は、一筆の圃場を刈り終えるまでに何度も旋回を繰り返し、旋回のたびに刈取部が上昇と下降を繰り返すため、旋回の前後で刈始め及び刈終りが発生する。そして、特に刈始め及び刈終りの際には、脱穀装置における処理物の処理量が安定しないため、グレンタンクに供給される穀粒に夾雑物が混入しやすい状況となる。
しかしながら、特許文献1に記載のものは、近接センサが所定時間ONとなることのみを条件として、品質センサによって穀粒の品質計測が行われるため、一時貯留部に夾雑物が多量に混入していても穀粒の品質計測を行っていた。このような状態で品質計測を行っても、得られたデータの信頼性が低いという問題があった。
そこで、本発明は、夾雑物の多い状況下では穀粒の品質を計測しないように構成し、もって上述した課題を解決したコンバインを提供することを目的とする。
本発明は、刈り取った穀稈を脱穀装置(7)によって脱穀し、前記脱穀装置(7)から搬送されてきた穀粒をグレンタンク(9)に貯留するコンバイン(1)において、
前記グレンタンク(9)内で貯留された穀粒の品質を計測可能な品質計測部(67)と、
圃場の刈取作業における刈始め又は刈終りでは前記品質計測部(67)を作動させないように制御する制御部(100)と、を備えてなる。
例えば図11を参照して、前記制御部(100)は、前記刈始め及び前記刈終りの判定を、前記コンバイン(1)の機体(3)に関する機体情報及び刈り取った収穫物に関する収穫情報の少なくともいずれか一方に基づいて実行してなる。
例えば図9及び図11を参照して、前記グレンタンク(9)内に供給された穀粒の一部を一時的に貯留する一時貯留部(63)を備え、
前記品質計測部(67)は、前記一時貯留部(63)に貯留された穀粒の品質を計測し、
前記一時貯留部(63)は、穀粒が供給される供給口(63a)と、前記供給口(63a)から供給された穀粒が前記グレンタンク(9)内に排出される排出口(63b)と、前記排出口(63b)を開放する開位置と前記排出口(63b)を閉塞する閉位置とに移動可能なシャッタ(69)と、を有し、
前記シャッタ(69)を前記開位置と前記閉位置との間で駆動可能な駆動部(70)を備え、
前記制御部(100)は、前記刈始め又は前記刈終りでは、前記シャッタ(69)を前記開位置に保持するように前記駆動部(70)を制御してなる。
また、本発明は、刈り取った穀稈を脱穀部(35)において脱穀すると共に、前記脱穀部(35)によって脱穀された処理物を揺動及び風によって選別部(36)において選別し、前記選別部(36)から搬送されてきた穀粒をグレンタンク(9)に貯留するコンバイン(1)において、
前記選別部(36)における処理物の層厚を計測する層厚センサ(81)と、
前記グレンタンク(9)内で貯留された穀粒の品質を計測可能な品質計測部(67)と、
前記層厚センサ(81)の計測結果に基づいて、前記品質計測部(67)の作動及び非作動を切り換える制御部(100)と、を備えてなる、
ことを特徴とする。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明は、刈始め又は刈終わりでは品質計測部を作動させないように制御するので、得られるデータの信頼性を向上することができる。
請求項2に係る本発明は、刈始め及び刈終りの判定を、機体情報及び収穫情報の少なくともいずれか一方に基づいて実行するので、確実に刈始め及び刈終りを判定することができる。
請求項3に係る本発明は、刈始め又は刈終りでは、シャッタを開位置に保持するので、一時貯留部に夾雑物を混入するのを防止し、品質計測部によって計測されるデータの信頼性を向上することができる。
請求項4に係る本発明は、層厚センサの計測結果に基づいて品質計測部の作動及び非作動を切り換えるので、例えば夾雑物の多い状況である層厚が薄い場合には品質計測部を非作動として、得られるデータの信頼性を向上することができる。
第1の実施の形態に係るコンバインを示す左側面図。 コンバインを示す右側面図。 コンバインを示す平面図。 運転操作部を示す平面図。 脱穀装置を示す左側面図。 (a)はグレンタンク及び計測ユニットを示す模式図、(b)は計測ユニットを示す拡大図。 計測ユニットを示す斜視図。 計測ユニットを示す正面図。 計測ユニットを示す断面図。 計測ユニットの変形例を示す模式図。 コンバインの制御ブロック図。 計測ユニットの制御を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係る計測ユニットを示す断面図。 第3の実施の形態に係る計測ユニットを示す図であって、(a)はその模式図、(b)はその拡大図。
以下、図面に沿って、本発明の第1の実施の形態について説明する。コンバイン1は、図1、図2及び図3に示すように、クローラ走行装置2により支持され、不図示のエンジンを搭載した機体3を有しており、該機体3の前方には、穀稈を刈取ってフィードチェン5に受け渡す刈取部6が昇降自在かつ左右方向に開閉自在に設けられている。上記機体3の一側方には、上記刈取部6及びフィードチェン5で刈取・搬送された穀稈を脱穀処理及び選別処理する脱穀装置7が設けられており、他側方には、作業者が運転操作を行う運転操作部8が設けられている。
上記運転操作部8の後方には、上記脱穀装置7で脱穀・選別された穀粒を貯蔵するグレンタンク9が配置されており、該グレンタンク9の後方には、該グレンタンク9内に貯蔵された穀粒を機外に排出する昇降及び回動自在の排出オーガ10が設けられている。上記脱穀装置7で脱穀が終わった排藁は、該脱穀装置7の後部に配置されたカッター装置14(図5参照)で切断され、機体3後方の刈取跡地に拡散排出可能である。
上記刈取部6は、圃場の穀稈を分草する回動自在のデバイダ13と、該デバイダ13の後方で分草された穀稈を引き起こす引起装置15と、引起された穀稈を刈取るレシプロ式の刈刃16と、刈取った穀稈を搬送してフィードチェン5に受け渡す穀稈搬送装置17と、穀稈の扱ぎ深さを調節する扱深搬送体19と、などから構成されており、上記刈取部6の側方には、機体3前方に張り出して植立穀稈を分草案内する作業姿勢と、機体3側に引き寄せた格納姿勢と、に切換え可能に構成されたナローガイド20が設けられている。
上記運転操作部8は、図4に示すように、該運転操作部8の中央に設けられた運転席21の左側方に、中立位置から前方又は後方に操作することにより、前進又は後進車速を無段階に調節可能な走行主変速レバー22と、低速の作業レンジと高速の走行レンジとに切換え操作し得る副変速レバー23と、等を有している。更に、上記運転席21の前方に、エンジンの回転数を調節するエンジン回転ダイヤル25と、ボタン操作で不図示の脱穀クラッチ及び刈取クラッチを入切して、エンジンから上記脱穀装置7又は刈取部6への動力をそれぞれ入切し得るパワークラッチスイッチ26と、上記刈取部6の昇降操作及び上記機体3の旋回操作をし得るマルチステアリングレバー29と、タッチパネル式の液晶モニタからなる表示モニタ装置30と、表示モニタ装置30の画面を切り換える表示切換スイッチ31と、等を有している。なお、表示モニタ装置30の画面は、表示切換スイッチ31の操作ではなく、液晶モニタのタッチ操作によって切換え可能に構成してもよい。
図5に示すように、脱穀装置7は、穀稈を脱穀する脱穀部35と、脱穀部35の真下に配置される選別部36と、脱穀部35及び選別部36の後方に配置される排藁処理部37と、を有しており、刈取部6(図1参照)によって刈り取られた穀稈は、フィードチェン5及び挟持レールによって後方に搬送され、穀稈の穂先側が脱穀部35に進入して脱穀される。該脱穀部35で脱穀された穀粒及び脱穀の際に発生する切れ藁等の夾雑物からなる処理物は、脱穀部35から上記選別部36に漏下し、該選別部36において揺動選別及び風選別されて、穀粒のみがグレンタンク9(図2参照)に貯留される。上記フィードチェン5の終端部には、排藁搬送装置39が連設されており、上記脱穀部35にて脱穀された後の排藁は、排藁処理部37へ搬送されて、該排藁処理部37で切断又は結束処理される。
より詳しく説明すると、上記脱穀部35は、機体前後方向に沿って延設された扱室40を有しており、上記扱室40は、機体前後方向である搬送方向に長い円筒形状からなる扱胴41を回転自在に支持している。該扱胴41は、その中途部において前後に分割して構成されており、これら2つの扱胴41a,41bは、その外周面に多数の扱歯41c,…が取付けられ、かつ前方側の扱胴41aと後方側の扱胴41bとを異なる回転速度で駆動可能に構成されている。
扱室40の上部には、多数の送塵ガイド42が配置されており、これら送塵ガイド42の角度を任意に変えることで、扱室40内の藁屑や穀粒等の滞留時間を制御することができる。上記扱室40の下方には、扱胴41に沿って、複数の孔が明いた受網43が配置されており、受網43からは、脱穀された穀粒及び切れ屑などの夾雑物が漏下物として上記選別部36へと漏下する。なお、扱室40の後方に、処理胴を回転自在に支持する処理室を更に設け、扱室40で脱穀処理しきれなかった処理物を処理室内で処理するように構成してもよい。
選別部36は、上記受網43の下方に配設された揺動選別体45と、該揺動選別体45の前部下方側から後部上方側に向かって選別風を送風する唐箕ファン46及び送風ファン47と、排塵ファン48と、を有している。上記揺動選別体45は、上下三段構造となっており、上段のフィードパン49、チャフシーブ50、ストローラック51と、中段のチャフシーブ52、ストローラック53と、下段のグレンシーブ55と、からなり、これらが連続して設けられて、前後に揺動されることで処理物が篩選別される。上記チャフシーブ50,52は、前後方向に所定間隔を存して並設される複数のフィンによって構成されており、チャフシーブ52のフィンは開閉自在に構成されている。チャフシーブ52の上方には、フラグ及びポテンショメータ等からなる層厚センサ81が設けられており、処理物によって押圧されて揺動するフラグの開度を層厚センサ81によって検知することで、チャフシーブ52上の処理物の層厚を検知することができる。
上記フィードパン49は、波板状の移送板であって、上記受網43から漏下する処理物を受け止めて後方移送する。後方移送されたこれら処理物を揺動選別体45で篩選別すると共に、上記唐箕ファン46及び送風ファン47によって起風された選別風によって風選別し、所定の目合の金網部材からなるグレンシーブ55を通過した穀粒は、一番物として一番ラセン56に落下する。上記揺動選別体45の終端部まで移送された処理物は、ストローラック51,チャフシーブ52及びストローラック53を介して二番ラセン57に落下する。また、上記ストローラック53にて落下規制された長藁及び排塵は、その終端まで移送され、排塵ファン48によって機外に排出される。
上記一番ラセン56に落下した一番物である穀粒は、揚穀筒59内の一番縦ラセンによって揚送されて上記グレンタンク9に貯留され、上記二番ラセン57に落下した二番物は、二番縦ラセンによって揚送された後、再度、揺動選別体45に放出される。なお、二番物を扱室40に放出するように構成してもよい。
図6(a)に示すように、揚穀筒59の上部には、回転軸60aを中心として一番縦ラセンと共に回転する跳ね出し板60が設けられており、揚穀筒59によって揚送された穀粒は、跳ね出し板60によってグレンタンク9内に広範囲に飛散されながら排出される。グレンタンク9の天板9aには、図6(b)に示すように、計測ユニット61が取付けられており、計測ユニット61は、跳ね出し板60によって排出された穀粒の一部を一時的に貯留する一時貯留タンク63(一時貯留部)を有している。グレンタンク9内には、複数(本実施の形態では5つ)のタンク貯留量検出センサ75a〜75eが所定間隔を空けて上下方向に並設されており、これらタンク貯留量検出センサ75a〜75eのいずれのセンサがONとなるかによって、グレンタンク9内に貯留される穀粒の量(貯留高さ)を検出することができる。なお、タンク貯留量検出センサ75a〜75eに代えて、グレンタンク9の乾燥重量との差を計測する重量センサを設け、グレンタンク9内の穀粒の重量を計測するように構成してもよい。
次に、図7乃至図9を参照して、計測ユニット61について詳しく説明する。計測ユニット61は、図7乃至図9に示すように、グレンタンク9の天板9aに取付けられる取付板62と、取付板62に固定され、グレンタンク9の内部に配置される一時貯留タンク63と、取付板62に固定される取っ手65及びカメラ66(撮像部)と、一時貯留タンク63に固定される品質計測センサ67(品質計測部)と、を有している。図9に示すように、一時貯留タンク63には、穀粒が供給される供給口63aと、供給口63aから供給された穀粒がグレンタンク9内に排出される排出口63bと、が形成されており、これら供給口63aと排出口63bとの間には、シャッタ69が回動軸69aを中心に一時貯留タンク63に回動可能に支持されている。シャッタ69は、排出口63bを開放する開位置と、排出口63bを遮蔽する閉位置と、にシャッタ開閉モータ70(図8参照)によって移動可能である。
また、供給口63aが形成される前壁71の奥側には、奥壁72が設けられており、奥壁72の内方には、品質計測センサ67が収納されている。取付板62には、カメラ66のレンズの位置に対応するように孔62aが形成されている。そして、取付板62、前壁71、奥壁72、側壁73(図8参照)、及びシャッタ69によって穀粒を一時貯留する貯留空間SPが形成されている。図8に示すように、側壁73の内側には、計測穀粒センサ74(貯留検知部)が設けられており、貯留空間SP内に貯留された穀粒によって計測穀粒センサ74が押圧されることで、計測穀粒センサ74はONされる。すなわち、計測穀粒センサ74は、一時貯留タンク63に穀粒が貯留されたことに基づいて検知信号を出力する。計測ユニット61を取付け又は取り外しする際には、取っ手65が把持される。
図10は、本実施の形態の変形例を示しており、グレンタンク9の天板9aではなく、側板9bにカメラ166が取付けられている。すなわち、一時貯留タンク63に貯留された穀粒を上方からではなく、側方から撮像可能な構成となっている。この場合、カメラ166に対向する一時貯留タンク63の壁面166Aは、透明部材から構成され、カメラ166は、一時貯留タンク63の透明な壁面166Aを介して、貯留空間SP内の穀粒を撮像する。
図11は、本実施の形態における制御ブロック図を示しており、コンバイン1は、マイコン(CPU,ROM,RAM等を含む)からなり該制御ブロック図を構成する制御部100を備えている。制御部100の入力側には、カメラ66、品質計測センサ67、計測穀粒センサ74、タンク貯留量検出センサ75a〜75e、シャッタ開閉検出センサ76、表示切換スイッチ31、走行主変速レバー22、マルチステアリングレバー29、刈高さ検出センサ77、パワークラッチスイッチ26、機体位置検出センサ79、搬送穀稈検出センサ80及び層厚センサ81等が接続されている。
シャッタ開閉検出センサ76は、一時貯留タンク63のシャッタ69の開閉位置を検出し、刈高さ検出センサ77は、刈取部6の昇降高さを検出する。機体位置検出センサ79は、例えばGPSセンサから構成され、コンバイン1の機体の現在位置を検出することができる。搬送穀稈検出センサ80は、刈取部6に設けられ、穀稈の搬送の有無を検出することができる。
カメラ66によって撮像された画像から、画像データ分析結果データ101が生成され、品質計測センサ67の検知結果から、分析結果データ102が生成される。品質計測センサ67は、例えば光学式の検知方式を用いる。すなわち、穀粒に対して光を照射し、穀粒を透過した光又は反射光の近赤外域の波長ごとの強さを測定することで、水分・タンパク質の含有量を計測可能である。一般に、穀粒のタンパク質の含有量が高いと、固く粘りが少なく、食味が劣り、タンパク質の含有率が5〜8%が好適であるとされる。また、穀粒の水分量を把握することで、乾燥時間を調節することもできる。
また、走行主変速レバー22、マルチステアリングレバー29、刈高さ検出センサ77、パワークラッチスイッチ26及び機体位置検出センサ79の操作位置又は検出結果から、機体3に関する機体情報データ109が生成される。搬送穀稈検出センサ80及び層厚センサ81から、収穫物に関する収穫情報データ111が生成される。これら画像データ分析結果データ101、分析結果データ102、機体情報データ109及び収穫情報データ111は、データ記憶部105に記憶される。なお、同タイミングで得られた画像データ分析結果データ101及び分析結果データ102は、関連データ生成部103によってこれらのデータが関連付けられた状態で、データ記憶部105(記憶部)に記憶可能である。
制御部100の出力側には、シャッタ開閉モータ70(駆動部)、表示モニタ装置30、外部サーバー82、脱穀能力調節機構83及び選別能力調節機構85が接続されている。制御部100は、通信部106を介して外部サーバー82に接続されており、制御部100と外部サーバー82は相互に通信可能に構成されている。脱穀能力調節機構83は、脱穀部35の脱穀能力を調節する機構であり、例えば扱室40に設けられた送塵ガイド42の開度や、扱胴41の回転速度を変更することができる。選別能力調節機構85は、選別部36の選別能力を調節する機構であり、例えばチャフシーブ52のフィン開度や、唐箕ファン46及び送風ファン47の回転速度を変更することができる。また、制御部100は、機体情報データ109及び収穫情報データ111の少なくともいずれか一方を用いて、刈取作業中、刈始め又は刈終りを判定する刈取判定部107を有している。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、計測ユニット61の制御について説明する。図12に示すように、計測ユニット61の制御が開始すると、まず制御部100は、停止フラグが「1」又は「0」のいずれなのかを判定する(ステップS1)。停止フラグが「0」の場合(ステップS1:「0」)、制御部100は、刈取作業中であるか否かを判定する(ステップS2)。刈取作業中か否かは、制御部100の刈取判定部107が、機体情報データ109及び収穫情報データ111の少なくともいずれか一方に基づいて判定する。例えば、パワークラッチスイッチ26がONである、刈取部6の高さが所定高さ未満の刈取作業位置に位置する、搬送穀稈検出センサ80がONである、層厚センサ81が所定量以上である、機体位置が圃場の端部ではなく直線的な条の中途位置に位置する、の少なくともいずれか1つが満たされれば刈取判定部107は刈取作業中であると判定する。なお、これらの条件の内のいずれか複数を満たすことで刈取作業中であると判定してもよく、これらの条件の組み合わせは自由に設定してよい。
刈取作業中であると判定された場合(ステップS2:YES)、制御部100は、刈始め又は刈終りなのかの判定処理を実行する(ステップS3)。刈始め又は刈終りか否かは、制御部100の刈取判定部107が、機体情報データ109及び収穫情報データ111の少なくともいずれか一方に基づいて判定する。例えば、パワークラッチスイッチ26がONである、刈取部6の高さが所定高さ以上の上昇位置から刈取作業位置に復帰して所定時間以内である、搬送穀稈検出センサ80がOFFからONに切り替わって所定時間以内である、マルチステアリングレバー29による旋回操作が終了した直後である、層厚センサ81が所定値未満である、機体位置が圃場の端部であって直線的な条の端位置近傍に位置する、の少なくともいずれか1つが満たされれば刈取判定部107は刈始めであると判定する。
例えば、パワークラッチスイッチ26がONである、刈取部6の高さが刈取作業位置から上昇位置に切り替わって所定時間以内である、搬送穀稈検出センサ80がONからOFFに切り替わって所定時間以内である、マルチステアリングレバー29による旋回操作が開始した直後である、層厚センサ81が所定値未満である、機体位置が圃場の端部であって直線的な条の端位置近傍に位置する、の少なくともいずれか1つが満たされれば刈取判定部107は刈終りであると判定する。なお、これらの条件の内のいずれか複数を満たすことで刈始め又は刈終りであると判定してもよく、これらの条件の組み合わせは自由に設定してよい。
また、層厚センサ81の計測結果のみに基づいて、上記刈始め又は刈終りを判断してもよいのはもちろんである。すなわち、揺動選別体45上の処理物の層厚が薄く、層厚センサ81が所定値未満の層厚を計測した場合には、刈始め又は刈終りと判断してもよい。そして、後述するように、刈始め又は刈終りと判断された場合には、品質計測センサ67による性状計測(ステップS7)が行われないため、制御部100は、層厚センサ81の計測結果に基づいて、品質計測センサ67の作動及び非作動を切り換えている。
刈始め又は刈終りではないと判定された場合(ステップS3:NO)、制御部100は、シャッタ開閉検出センサ76の検出結果に基づいて、一時貯留タンク63のシャッタ69が閉位置に位置するかを判別する(ステップS4)。シャッタ69が閉位置に位置していない場合(ステップS4:NO)、制御部100は、シャッタ69が閉位置に位置するようにシャッタ開閉モータ70を駆動させ(ステップS5)、ステップS4に戻る。
ステップS4においてシャッタ69が閉位置に位置している場合(ステップS4:YES)、制御部100は、計測穀粒センサ74が所定時間ONとなっているか否かを判定する(ステップS6)。すなわち、計測穀粒センサ74が所定時間ONされることによって、以下の性状計測及び撮像に適した穀粒の貯留量を認識することができる。なお、計測穀粒センサ74を用いずに、刈取作業開始からの経過時間を計測することで、一時貯留タンク63内の穀粒の貯留量を検出するように構成してもよい。
計測穀粒センサ74が所定時間ONとなっている場合(ステップS6:YES)、制御部100は、品質計測センサ67及びカメラ66を作動させ、穀粒の性状計測及び撮像を行う(ステップS7,S8)。これらの性状計測及び撮像は、1回でも、複数回にわたって行われてもよく、複数回の性状計測及び撮像によって得られたデータの平均をとってもよい。性状計測及び撮像によって得られた分析結果データ102及び画像データ分析結果データ101は、関連データ生成部103によってこれらのデータが関連付けられた状態で、データ記憶部105に記憶される。データ記憶部105に記憶されたデータは、通信部106を介して外部サーバー82に出力されてもよく、他にも、スマートフォンや外部のコンピュータに直接出力しても、USBやCD−ROM等の記憶媒体を介して外部に取り出し可能にしてもよい。
性状計測及び撮像動作(ステップS7,S8)が終了すると、制御部100は、一時貯留タンク63のシャッタ69が開位置に位置するかを判別する(ステップS9)。シャッタ69が開位置に位置していない場合(ステップS9:NO)、制御部100は、シャッタ69が開位置に位置するようにシャッタ開閉モータ70を駆動させ(ステップ10)、ステップS9に戻る。
シャッタ69が開位置に位置している場合(ステップS9:YES)、制御部100は、タンク貯留量検出センサ75a〜75eの検知結果に基づいて、グレンタンク9の穀粒の貯留量が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS11)。例えば、本実施の形態では、図6(a)に示すように、タンク貯留量検出センサ75a〜75cがONとなった場合に、グレンタンク9の穀粒の貯留量が所定位置以上であると判定する。このように、タンク貯留量検出センサ75cの高さ以上にグレンタンク9内の穀粒が貯留されると、グレンタンク9内に貯留された穀粒とシャッタ69とが干渉する虞がある。そして、シャッタ69が穀粒と干渉すると、シャッタ69の開閉時にシャッタ開閉モータ70に過負荷がかかったり、シャッタ69が破損してしまったりする虞がある。
図12に示すように、ステップS11においてグレンタンク9のタンク貯留量が所定値未満であると判定された場合(ステップS11:NO)、制御部100は、停止フラグを「0」に設定して制御を終了する(ステップS12)。ステップS11においてグレンタンク9のタンク貯留量が所定値以上であると判定された場合(ステップS11:YES)、制御部100は、停止フラグを「1」に設定して制御を終了する(ステップS13)。
また、ステップS1において停止フラグが「1」の場合(ステップS1:「1」)、ステップS2において刈取作業中ではないと判定された場合(ステップS2:NO)、及びステップS3において刈始め又は刈終りであると判定された場合(ステップS3:YES)、制御部100は、一時貯留タンク63のシャッタ69が開位置に位置するかを判別する(ステップS14)。シャッタ69が開位置に位置していない場合(ステップS14:NO)、制御部100は、シャッタ69が開位置に保持されるようにシャッタ開閉モータ70を駆動させ(ステップ15)、ステップS14に戻る。
シャッタ69が開位置に位置している場合(ステップS14:YES)、制御部100は、タンク貯留量検出センサ75a〜75eの検知結果に基づいて、グレンタンク9の穀粒の貯留量が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS16)。グレンタンク9のタンク貯留量が所定値未満であると判定された場合(ステップS16:YES)、制御部100は、停止フラグを「0」に設定して制御を終了する(ステップS17)。ステップS16においてグレンタンク9のタンク貯留量が所定値以上であると判定された場合(ステップS16:NO)、制御部100は、停止フラグを「1」のままで制御を終了する。なお、以上の制御は、コンバイン1の脱穀クラッチがONとなっている間、繰り返される。すなわち、刈取作業中は、一時貯留タンク63への穀粒の貯留、穀粒の性状計測及び撮像、グレンタンク9への穀粒の排出が繰り返される。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、刈始め又は刈終りではない刈取作業中に、カメラ66による穀粒の撮像及び品質計測センサ67による穀粒の性状計測を行うことができる。この時、撮像及び性状計測される穀粒は、グレンタンク9内の一時貯留タンク63に貯留された停止状態の穀粒である。このため、穀粒を安定して撮像かつ性状計測することができ、信頼性の高い画像データ及び性状分析データを得ることができる。
カメラ66が撮像した画像から得られる画像データ分析結果データ101から、色、大きさ及び形状などに基づいて、大まかな穀粒の食味や、排藁や雑草等の夾雑物の量を認識することができる。また、脱穀時に損傷した穀粒、泥や油で汚れた穀粒、枝梗が残った穀粒及び正常で品位の高い穀粒等の存在や量を認識することができる。また、品質計測センサ67によって得られた分析結果データ102から、穀粒の水分やタンパク量等を計測することができる。
そして、制御部100は、画像データ分析結果データ101に応じて、脱穀能力調節機構83や選別能力調節機構85を調整する。なお、脱穀能力調節機構83や選別能力調節機構85に加えて、車速を自動調整してもよい。例えば、夾雑物が多い場合には、送塵ガイド42の開度を大きく設定する。例えば、損傷した穀粒が多い場合には、送塵ガイド42の開度を大きく設定すると共に、チャフシーブ52のフィン開度を大きくする。例えば、枝梗が残った穀粒が多い場合には、送塵ガイド42の開度を小さく設定すると共に、チャフシーブ52のフィン開度を小さくする。また、汚れた穀粒が多い場合には、表示モニタ装置30に警告を表示したり、他の報知手段(ランプやホーン等)に報知したりさせる。また、穀粒が大粒の場合には、選別風を強めて選別精度を向上することができ、穀粒が小粒の場合には、選別風を弱めて機外飛散を抑制することができる。
なお、カメラ66で撮像した画像は、運転操作部8内の表示モニタ装置30に表示させてもよく、一時貯留タンク63に貯留された貯留物を作業者がリアルタイムで確認できるようにしてもよい。これにより、作業者は、表示モニタ装置30の画像から判断して、例えば夾雑物が多い場合には、運転操作部8内の選別ダイヤルを操作して、唐箕ファン46及び送風ファン47の風量の調整や、チャフシーブ52のフィン開度を手動で調整するようにしてもよい。また、車速を調整してもよい。
また、同タイミングで得られた画像データ分析結果データ101及び分析結果データ102は、関連データ生成部103によって関連付けられてデータ記憶部105に記憶されるが、例えば画像データ分析結果データ101において夾雑物が多いと判断された場合には、当該画像データ分析結果データ101に関連付けられた分析結果データ102は信頼性が低いものとして採用しないようにしてもよい。これにより、より信頼性の高い分析結果データ102を得ることができる。なお、カメラ66の撮像により、一時貯留タンク63内の貯留物に夾雑物が多いと判断された場合には、品質計測センサ67による性状計測を行うことなくシャッタ69を開位置とするように制御し、強制的に夾雑物の多い貯留物を排出するように構成してもよい。また、これら画像データ分析結果データ101及び分析結果データ102の関連データに、更にGPS情報や別の機体情報を関連付けてもよい。
また、一時貯留タンク63の排出口63bを開閉可能なシャッタ69を設けると共に、計測穀粒センサ74によって一時貯留タンク63の貯留空間SPに穀粒が貯留されたことを検知するので、一時貯留タンク63内に貯留物が無い時にカメラ66及び品質計測センサ67による撮像及び性状計測を行うことを防止できる。
更に、本実施の形態では、刈始め又は刈終りでは一時貯留タンク63のシャッタ69が開き制御されるように構成しており、シャッタ69が開位置に位置している状態では、一時貯留タンク63の貯留空間SP内に穀粒が貯留されず、カメラ66及び品質計測センサ67による撮像及び性状計測が行われることは無い。これは、刈始め又は刈終りでは揺動選別体45上の処理物の層厚が薄くなることが多く、この状態では処理物中の夾雑物が穀粒と一緒に落下しやすくなるためである。そして、刈始め又は刈終りでは一時貯留タンク63に貯留される穀粒に夾雑物の混入量が多くなり、得られるデータの信頼性が高くない。
よって、本実施の形態のコンバイン1は、刈始め又は刈終りにおいて品質計測センサ67を作動せず、処理物の流れが安定した状態で品質計測センサ67を作動させるので、信頼性の高いデータを得ることができる。また、刈始め又は刈終りではシャッタ69が開位置に位置したままなので、一時貯留タンク63への夾雑物の混入を低減することができる。
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、一時貯留タンク163の供給口63aに入口シャッタを追加して構成したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
計測ユニット161は、図13に示すように、グレンタンク9(図6(a)参照)の内部に配置される一時貯留タンク163と、一時貯留タンク163に固定されるカメラ66及び品質計測センサ67と、排出口63bを閉塞可能なシャッタ69と、供給口63aを閉塞可能な入口シャッタ120と、を有している。
入口シャッタ120は、回動軸120aを中心に開位置と閉位置との間で回動可能に一時貯留タンク163に支持されている。入口シャッタ120が開位置(実線で示す位置)に位置すると、供給口63aが開放されて、供給口63aから穀粒が貯留空間SPに投入可能となる。入口シャッタ120が閉位置(2点鎖線で示す位置)に位置すると、供給口63aが閉塞されて、供給口63aから穀粒が貯留空間SPに投入不能となる。
入口シャッタ120は、不図示のモータ又はシャッタ開閉モータ70(図11参照)の駆動力によって開閉される。そして、制御部100は、カメラ66が撮像する際に入口シャッタ120が閉位置となるように、かつカメラ66の撮像が終了すると開位置となるように、上記モータを制御する。これにより、カメラ66の撮像時に供給口63aから穀粒が投入されてカメラ66の画像が乱れることが無く、鮮明な画像が得られ、より信頼性の高いデータを得ることができる。
次いで、本発明の第3の実施の形態について説明するが、第3の実施の形態は、第1の実施の形態の計測ユニット61からカメラ66を省き、計測ユニット261として構成したものである。このため、他の構成については第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
計測ユニット261は、図14(a)(b)に示すように、一時貯留タンク63と、一時貯留タンク63に固定される品質計測センサ67と、を有している。計測ユニット261の制御については、図12で示すフローチャートのステップS8を省いたものであり、その他は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。このように、カメラ66を省いた構成であっても、刈始め又は刈終りでは品質計測センサ67は作動しないので、信頼性の高いデータを得ることができる。
なお、品質計測センサ67の方式はどのような方式であってもよく、近赤外線分光方式の食味センサのみならず、静電容量分析方式の水分センサを用いてもよい。
また、既述のいずれの形態においても、自脱型のコンバインを用いて説明したが、米の他に大豆や麦等を収穫可能な汎用コンバインに本発明を適用してもよい。
1 コンバイン
3 機体
7 脱穀装置
9 グレンタンク
35 脱穀部
36 選別部
63 一時貯留部(一時貯留タンク)
63a 供給口
63b 排出口
67 品質計測部(品質計測センサ)
69 シャッタ
70 駆動部(シャッタ開閉モータ)
74 貯留検知部(計測穀粒センサ)
81 層厚センサ
100 制御部

Claims (4)

  1. 刈り取った穀稈を脱穀装置によって脱穀し、前記脱穀装置から搬送されてきた穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインにおいて、
    前記グレンタンク内で貯留された穀粒の品質を計測可能な品質計測部と、
    圃場の刈取作業における刈始め又は刈終りでは前記品質計測部を作動させないように制御する制御部と、を備えてなる、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記制御部は、前記刈始め及び前記刈終りの判定を、前記コンバインの機体に関する機体情報及び刈り取った収穫物に関する収穫情報の少なくともいずれか一方に基づいて実行してなる、
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記グレンタンク内に供給された穀粒の一部を一時的に貯留する一時貯留部を備え、
    前記品質計測部は、前記一時貯留部に貯留された穀粒の品質を計測し、
    前記一時貯留部は、穀粒が供給される供給口と、前記供給口から供給された穀粒が前記グレンタンク内に排出される排出口と、前記排出口を開放する開位置と前記排出口を閉塞する閉位置とに移動可能なシャッタと、を有し、
    前記シャッタを前記開位置と前記閉位置との間で駆動可能な駆動部を備え、
    前記制御部は、前記刈始め又は前記刈終りでは、前記シャッタを前記開位置に保持するように前記駆動部を制御してなる、
    請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 刈り取った穀稈を脱穀部において脱穀すると共に、前記脱穀部によって脱穀された処理物を揺動及び風によって選別部において選別し、前記選別部から搬送されてきた穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインにおいて、
    前記選別部における処理物の層厚を計測する層厚センサと、
    前記グレンタンク内で貯留された穀粒の品質を計測可能な品質計測部と、
    前記層厚センサの計測結果に基づいて、前記品質計測部の作動及び非作動を切り換える制御部と、を備えてなる、
    ことを特徴とするコンバイン。

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