JP7321086B2 - 脱穀状態管理システム - Google Patents

脱穀状態管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP7321086B2
JP7321086B2 JP2019237127A JP2019237127A JP7321086B2 JP 7321086 B2 JP7321086 B2 JP 7321086B2 JP 2019237127 A JP2019237127 A JP 2019237127A JP 2019237127 A JP2019237127 A JP 2019237127A JP 7321086 B2 JP7321086 B2 JP 7321086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threshing
state
neural network
unit
detection neural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019237127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021103974A (ja
Inventor
俊介 江戸
純 足立
佑樹 小田
雄大 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019237127A priority Critical patent/JP7321086B2/ja
Priority to PCT/JP2020/040647 priority patent/WO2021131317A1/ja
Priority to US17/785,362 priority patent/US20230012175A1/en
Publication of JP2021103974A publication Critical patent/JP2021103974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7321086B2 publication Critical patent/JP7321086B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムに関する。
近年、AI技術を用いたコンバインの脱穀制御が提案される。例えば、特許文献1によるコンバインの脱穀制御には、選別ロスセンサや穀粒品質センサなどによる測定値に基づいて、車速やシーブ開度や唐箕回転数などの調節値を算出して、脱穀制御を行う強化学習モデルが用いられる。
米国特許出願公開第2018/0271015号明細書
特許文献1によるコンバインに搭載される脱穀制御用強化学習モデルでは、コンバインの状態を検出するための多数のセンサの測定値が入力され、多数の動作構成要素に対する適正調節値が出力される。この調節値に基づいて動作構成要素が制御されることで、脱穀性能の改善、その結果としての収穫性能の改善が行われる。しかしながら、強化学習モデル入力される測定値を測定するセンサの数が多く、センサ信号処理における演算負荷が大きくなる。
本発明の課題は、脱穀状態を検出する検出センサの数が少なくても、良好な脱穀制御が可能となる脱穀状態管理システムを提供することである。
本発明による、走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムは、前記脱穀装置による脱穀処理物を撮影する撮影部と、前記撮影部からの撮影画像から生成された画像入力データに基づいて前記脱穀装置での脱穀処理状態を出力する状態検出ニューラルネットワークと、前記脱穀処理状態に基づいて前記脱穀装置の制御パラメータを決定するパラメータ決定部と、前記制御パラメータに基づいて前記脱穀装置を制御する脱穀制御ユニットと、車速及びエンジン回転数を含む走行状態を検出する走行状態センサとを備え
前記走行状態センサからの検出信号から生成された前記走行状態を示す状態入力データがさらに前記状態検出ニューラルネットワークに入力される。
本発明による、走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムは、前記脱穀装置による脱穀処理物を撮影する撮影部と、前記撮影部からの撮影画像から生成された画像入力データに基づいて前記脱穀装置での脱穀処理状態を出力する状態検出ニューラルネットワークと、前記脱穀処理状態に基づいて前記脱穀装置の制御パラメータを決定するパラメータ決定部と、前記制御パラメータに基づいて前記脱穀装置を制御する脱穀制御ユニットとを備え、
前記状態検出ニューラルネットワークは、前記脱穀処理中に撮影された学習用撮影画像と、前記学習用撮影画像から人為的に推定された推定脱穀処理状態が学習データの正解データとして、学習されている。
本発明による、走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムは、前記脱穀装置による脱穀処理物を撮影する撮影部と、前記撮影部からの撮影画像から生成された画像入力データに基づいて前記脱穀装置での脱穀処理状態を出力する状態検出ニューラルネットワークと、前記脱穀処理状態に基づいて前記脱穀装置の制御パラメータを決定するパラメータ決定部と、前記制御パラメータに基づいて前記脱穀装置を制御する脱穀制御ユニットとを備え、
前記撮影部にはそれぞれ異なる撮影視野を有する複数のカメラが含まれており、かつ、前記複数のカメラのそれぞれに対応するように複数の前記状態検出ニューラルネットワークが備えられ、
前記パラメータ決定部が、ニューラルネットワークで構築され、
前記複数のカメラからの前記撮影画像に対応する個別の画像入力データが、撮影元である前記カメラに対応するそれぞれの前記状態検出ニューラルネットワークに入力され、それぞれの前記状態検出ニューラルネットワークから出力された前記脱穀処理状態がそれぞれ異なる脱穀処理状態特徴量として前記パラメータ決定部に入力される。
この構成によれば、脱穀装置によって処理されている脱穀処理物を写した撮影画像から生成された画像入力データ(撮影画像の画素値群または撮影画像を所定数に分割した区画における画素値の代表値群など)を入力することで、脱穀処理状態が出力される。脱穀処理状態には、例えば、脱穀処理物における穀粒と非穀粒(潰れ穀粒などの規定外の穀粒や枝梗や藁くずなど)や脱穀処理物量や脱穀ロスなどが含まれる。脱穀処理の専門家であれば、脱穀装置における脱穀処理物の状態を目視して脱穀処理状態を推定することが可能であるが、本発明の状態検出ニューラルネットワークはこの推定をより正確にかつ迅速に行う。パラメータ決定部は、状態検出ニューラルネットワークから出力された脱穀処理状態を入力し、現状の脱穀処理状態がさらに改善すべきものであれば、その改善が実現できるように脱穀装置の制御パラメータを決定する。脱穀制御ユニットは、決定された制御パラメータに基づいて脱穀装置を制御する。
脱穀処理状態に影響を及ぼす因子として、脱穀装置の動作構成要素の設定状態だけでなく、機体の速度(車速)やエンジン回転数などの走行状態も考慮することで、脱穀処理状態の推定がより正確になる。このことから、本発明では、走行状態を検出する走行状態センサが備えられ、前記走行状態センサからの検出信号から生成された前記走行状態を示す状態入力データが前記状態検出ニューラルネットワークに入力される。
本発明の1つでは、前記状態検出ニューラルネットワークは、前記脱穀処理中に撮影された学習用撮影画像と、前記学習用撮影画像から推定される推定脱穀処理状態とを学習データとして、学習されている。脱穀処理の専門家などによって人為的に学習用撮影画像から推定された推定脱穀処理状態が学習データの正解データとして用いられる。このような学習データを用いて学習された状態検出ニューラルネットワークは、脱穀処理の専門家と同等な脱穀処理状態を推定することができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記パラメータ決定部は、前記脱穀処理状態を示す特徴量ベクトルを入力して、前記制御パラメータを出力するように構成された制御ニューラルネットワークである。この構成では、状態検出ニューラルネットワークから脱穀処理状態を受け取るパラメータ決定部もニューラルネットワークによって構成されるので、脱穀処理状態として、互いに取り扱いやすい特徴量ベクトルを、それぞれの出力と入力として用いることができる。つまり、状態検出用ニューラルネットワークの出力としての特徴量ベクトルが、制御ニューラルネットワークの入力となる。この構成では、状態検出ニューラルネットワークと制御ニューラルネットワークとを結合することができる。結合された状態検出ニューラルネットワークと制御ニューラルネットワークでは、学習用撮影画像が示す脱穀処理状態に最適な制御パラメータセットと当該学習用撮影画像とを学習データとすることで、一括した学習が可能となる。
脱穀装置によって処理されている脱穀処理物の撮影画像を用いて脱穀処理状態を推定するには、複数の位置及び複数方向で脱穀処理物を撮影することが好ましい。そのような複数の撮影画像が用いられると、推定のための情報量が多くなるからである。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記撮影部にはそれぞれ異なる撮影視野を有する複数のカメラが含まれており、かつ、前記複数のカメラに1つの前記状態検出ニューラルネットワークが対応しており、前記複数のカメラからの前記撮影画像に対応する全ての前記画像入力データが、前記状態検出ニューラルネットワークに入力される。
脱穀装置では、大量の穀粒の中に少量の非穀粒(藁くずなど)が混じる部域や大量の非穀粒の中に少量の穀粒が混じる領域がある。このような部域を撮影視野とした複数の撮影画像が、状態検出ニューラルネットワークの画像入力データとして用いられると、脱穀処理状態の推定が不正確になる可能性がある。このことから、本発明の1つでは、前記撮影部にはそれぞれ異なる撮影視野を有する複数のカメラが含まれており、かつ、前記複数のカメラのそれぞれに対応するように複数の前記状態検出ニューラルネットワークが備えられ、前記複数のカメラからの前記撮影画像に対応する個別の画像入力データが、撮影元である前記カメラに対応する前記状態検出ニューラルネットワークに入力され、それぞれから出力された前記脱穀処理状態が前記パラメータ決定部に与えられる。
脱穀装置を備えたコンバインの側面図である。 脱穀装置を備えたコンバインの平面図である。 脱穀装置の縦断側面図である。 二番物排出口の配置図である。 コンバインの制御系の機能ブロック図である。 脱穀状態管理ユニットの構成図である。 脱穀処理物の撮影画像の拡大された模式図である。 脱穀処理物のラベル画像の拡大された模式図である。 別実施形態での脱穀状態管理ユニットの構成図である。 別実施形態での脱穀状態管理ユニットの構成図である。 別実施形態での脱穀状態管理ユニットの構成図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。この実施の形態では、脱穀状態管理システムは、走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理するコンバインに搭載されており、脱穀処理物の撮影画像に基づいて出力された脱穀処理状態から脱穀処理のための制御パラメータを決定する。
図1は、コンバインの側面図である。図2は、コンバインの平面図である。また、図3は脱穀装置1の断面図である。なお、以下では、本実施形態のコンバインは普通型コンバインであるが、もちろん、自脱型コンバインであっても良い。
ここで、理解を容易にするために、本実施形態では、特に断りがない限り、「前」(図1に示す矢印Fの方向)は機体前後方向(走行方向)における前方を意味し、「後」(図1に示す矢印Bの方向)は機体前後方向(走行方向)における後方を意味するものとする。また、「上」(図1に示す矢印Uの方向)及び「下」(図1に示す矢印Dの方向)は、機体の鉛直方向(垂直方向)での位置関係であり、地上高さにおける関係を示すものとする。更に、左右方向または横方向は、機体前後方向に直交する機体横断方向(機体幅方向)、すなわち、「左」(図2に示す矢印Lの方向)及び「右」(図2に示す矢印Rの方向)は、夫々、機体の左方向及び右方向を意味するものとする。
図1及び図2に示されるように、コンバインは、機体フレーム2とクローラ走行装置3とを備えている。走行機体17の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられる。
刈取部4の後方には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置1が設けられ、刈取部4と脱穀装置1とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置1に向けて搬送するフィーダ11が設けられる。脱穀装置1の側方には、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒タンク12が設けられ、脱穀装置1の後方には、排藁細断装置13が設けられる。
走行機体17の前部における右側には、キャビン10で覆われた運転部9が配置される。運転部9の下方にはエンジンEが設けられる。エンジンEの動力は動力伝達構造(図示しない)によって、クローラ走行装置3や脱穀装置1等に伝達される。さらに、穀粒タンク12内の穀粒を外部に排出する穀粒排出装置14が設けられる。
穀粒排出装置14には、穀粒タンク12内の穀粒を上方に向けて搬送する縦搬送部15と、縦搬送部15からの穀粒を機体外側に向けて搬送する横搬送部16とが備えられる。穀粒排出装置14は、縦搬送部15の軸心周りで旋回可能に構成される。縦搬送部15の下端部は、穀粒タンク12の底部に連通接続される。横搬送部16のうち縦搬送部15側の端部は、縦搬送部15の上端部に連通接続され、かつ、上下揺動可能に支持される。
図3に示すように、脱穀装置1は、刈取り穀稈を脱穀する扱胴部41と、選別部42とを備える。扱胴部41は脱穀装置1における上部に配置され、選別部42は、扱胴部41の下方に配置される。選別部42は、揺動選別機構24と、一番物回収部26と、二番物回収部27と、二番物還元部32とを備えている。
扱胴部41は、扱室21に収容された扱胴22と、扱胴22の下部に敷設された受網23とを有する。扱室21は、前側の前壁51と、後側の後壁52と、左右の側壁と、上部を覆う天板53とで取り囲まれる空間として形成される。扱室21のうち前壁51の下方には刈取穀稈が供給される供給口54aが形成され、この供給口54aの下に案内底板59が配置される。また、扱室21のうち後壁52の下方に排塵口54bが形成される。
扱胴22は、回転駆動機構56からの駆動回転力によって一体回転する胴体60と回転支軸55とを有する。胴体60は、前端部の掻込部57と、掻込部57の後方位置の扱処理部58とで一体形成される。
天板53の内面(下面)には、プレート状の複数の送塵弁53aが、前後方向に沿って所定の間隔で設けられる。複数の送塵弁53aは、扱室21において扱胴22と共に回転する刈取穀稈に働く後方移動力を調節できるように構成される。
扱胴部41で処理された脱穀処理物には穀粒、枝梗、藁くず等が含まれる。また、一番物とは、主として穀粒を含む脱穀処理物であり、二番物とは、単粒化が不充分な穀粒と枝梗や藁くず等とを含む脱穀処理物である。
扱胴部41では、フィーダ11からの収穫物が供給口54aを介して扱室21に供給される。供給された刈取穀稈は、掻込部57の螺旋羽根によって案内底板59に沿って掻き込まれ、脱穀処理されている。
脱穀処理によって得られた穀粒と短い藁くず等が受網23を漏下して選別部42に落下する。これに対し、受網23を漏下できない処理物(穀稈や、長寸の藁くず等)は、排塵口54bから扱室21の外に排出される。
揺動選別機構24は、偏心軸等を用いた偏心カム機構により、枠状のシーブケース33を前後方向に揺り動かす。前から後への選別風を発生させる唐箕25が選別部42に設けられる。唐箕25から選別風が供給される環境において、シーブケース33が揺り動かされることで脱穀処理物から穀粒(一番物)が選別される。また、シーブケース33の下方には一番物回収部26と、二番物回収部27とが配置される。
一番物回収部26により回収された一番物は、一番物回収搬送部29により穀粒タンク12に向けて上方に搬送される(揚送される)。一番物回収搬送部29により搬送された一番物は、貯留スクリュ30(図1参照)により右方に搬送して穀粒タンク12(図1参照)へ供給される。
二番物回収部27は、回収された二番物を横方向に搬送する二番物スクリュとして構成される。二番物回収部27により回収された二番物は、二番物還元部32により前斜め上方に搬送してシーブケース33の上方に還元される。
シーブケース33には、第1グレンパン34、複数の第1篩線35、第2篩線36、第1チャフシーブ38、第2チャフシーブ39、グレンシーブ40、上部グレンパン61、下部グレンパン65が備えられる。
上部グレンパン61より後側に複数のチャフリップ38Aを有する第1チャフシーブ38が配置され、この第1チャフシーブ38より後側に第2チャフシーブ39が配置される。なお、複数のチャフリップ38Aは処理物が搬送される搬送方向(後方向)に沿って並べられ、複数のチャフリップ38Aの各々は、後端側ほど斜め上方に向かう傾斜姿勢で配置される。下部グレンパン65は、第1チャフシーブ38の前端部の下方に配置され、この後方に連なる位置に網状体でなるグレンシーブ40が配置される。第2チャフシーブ39は、第1チャフシーブ38の後端部の下方であって、グレンシーブ40の後方に配置される。シーブケース33の後端部(図3では右端部)と、受網23の後端部とで排出部28が形成される。
第1チャフシーブ38は選別風による風選別と、揺動に伴う比重選別とにより脱穀処理物を後側に搬送すると同時に、脱穀処理物に含まれる穀粒を漏下させる。藁くず等の茎稈類は第2チャフシーブ39に受け渡され、この第2チャフシーブ39の後端からシーブケース33の後方に送り出され、排出部28から排藁細断装置13に向けて排出される。排出部28から排出された茎稈類は、排藁細断装置13により細断され、脱穀装置1の外部に排出される。また、受網23を介して第2チャフシーブ39に直接、漏下してくる穀粒は、第2チャフシーブ39で穀粒と藁くず等の茎稈類とに選別される。
穀粒を多く含む処理物がグレンシーブ40の上面で受け止められる。藁くず等はグレンシーブ40の上面で後方に送られるので、グレンシーブ40を漏下する脱穀処理物の大部分は穀粒であり、一番物回収部26に流下して回収され、一番物回収搬送部29によって穀粒タンク12に貯留される。グレンシーブ40を漏下しなかった脱穀処理物のうち藁くず等は、選別風により後方に送られる。
これに対し、グレンシーブ40の最後端の部位を漏下した脱穀処理物、あるいは、第2チャフシーブ39から落下した脱穀処理物は、二番物回収部27に流下して回収され、二番物還元部32によって揺動選別機構24の上流側に戻される。そして、選別処理によって発生した3番処理物としての藁くずなどの塵埃はシーブケース33の後端から後方へ送られ、排出部28から排藁細断装置13に排出される。
図4に示すように、二番物は、扱胴部41における受網23の側方の位置に還元される。二番物還元部32の二番物排出口32Aは、円弧状の受網23における径方向外側の位置に設けられ、この位置において二番物が排出される。
上述したように選別部42は脱穀処理物から穀粒を選別する機能を有しているが、その選別能力は変更可能である。揺動選別機構24の選別能力は、受網23から漏下する脱穀処理物の量に対する、一番物回収部26により回収される一番物の量の割合、すなわち、選別度(あるいは選別効率)によって表すことができる。
選別部42によって脱穀処理物から穀粒を選別する選別能力は、第1チャフシーブ38に設けられた複数のチャフリップ38Aの夫々の開度の調節、及び唐箕25の風量の調節によって変更可能である。また、本実施形態では、送塵弁53aは、天板53に対する取付角度が変更可能に構成されているので、送塵弁53aの角度の調節によっても、選別能力を変更することができる。さらには、チャフリップ38Aの開度や唐箕25の風量の調節による選別能力の変化は、脱穀処理物の量や二番物の還元量とも関係する。脱穀処理物の量は、刈取穀稈量が多いと多くなるが、作物の状態が同じなら車速が早いほど、刈取穀稈量が多くなる。このことから、選別能力を含む脱穀装置1における脱穀性能に影響を与えるパラメータとして、チャフリップ38Aの開度、唐箕25の風量、送塵弁53aの角度、二番物の還元量、車速などを挙げることができる。これらのパラメータを決定するために必要となる脱穀装置1における脱穀処理状態は、脱穀状態管理システムの構成要素によって検出される。
図5は、コンバインの制御系の機能ブロック図である。図5には、制御装置100と、撮影部80、脱穀状態管理ユニット7、各種センサ及び各種動作機器が示されている。撮影部80と脱穀状態管理ユニット7とによって、脱穀装置1の状態を管理する脱穀状態管理システムが構築される。
各種動作機器には、走行動作機器D1、刈取動作機器D2、脱穀動作機器D3、排出動作機器D4などが含まれる。走行動作機器D1には、エンジン動作機器、変速動作機器、操舵動作機器が含まれる。刈取動作機器D2には、刈取部4やフィーダ11の動きを作り出す動作機器が含まれる。脱穀動作機器D3には、扱胴22、揺動選別機構24、チャフリップ38A、唐箕25、送塵弁53a、一番物回収搬送部29、二番物還元部32などの動きを作り出す動作機器が含まれる。排出動作機器D4には、穀粒排出装置14の動きを作り出す動作機器が含まれる。
各種センサのうちで本発明に特に関係するセンサは、走行状態センサS1及び脱穀状態センサS2である。走行状態センサS1は、種々の走行動作機器D1の動作状態を検出する。脱穀動作機器D3は、扱胴22、揺動選別機構24、チャフリップ38A、唐箕25、一番物回収搬送部29、二番物還元部32などの動作状態を検出する。なお、この実施形態では、走行状態センサS1に、衛星電波を受信して、位置座標を演算する衛星測位機能を有するGNSSセンサが含まれている。
制御装置100には、走行制御ユニットRU、刈取制御ユニットCU、脱穀制御ユニットTU、排出制御ユニットUUが備えられている。走行制御ユニットRUは、走行制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部IOを介して走行動作機器D1に送って、走行機体17の走行を制御する。この実施形態では、走行制御ユニットRUは、GNSSユニットから出力される位置座標に基づいて圃場における自車位置を算出する自車位置算出機能、経時的な自車位置から走行軌跡を算出する走行軌跡算出機能、自車位置に基づいて自動走行を行う自動走行機能も有する。刈取制御ユニットCUは、刈取制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部IOを介して刈取動作機器D2に送って、刈取り作業の動作を制御する。
脱穀制御ユニットTUは、脱穀制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部IOを介して脱穀動作機器D3に送って、脱穀作業の動作を制御する。脱穀制御ユニットTUは、チャフリップ38Aの開度を調節するチャフ開度制御部T1、唐箕25の風力を調整する唐箕風力制御部T2、送塵弁53aの弁角度を調整する弁角度制御部T3などを有する。
排出制御ユニットUUは、穀粒タンク12から穀粒を排出する排出制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部IOを介して排出動作機器D4に送って、穀粒排出作業の動作を制御する。
上述した走行状態センサS1や脱穀状態センサS2も、入出力信号処理部IOを介して制御装置100に信号やデータを送り込む。
脱穀状態管理ユニット7は、撮影部80から送られてきた脱穀装置1における脱穀処理物の撮影画像を入力して、脱穀装置1の脱穀処理状態を出力する。撮影部80は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを用いた少なくとも1つのカメラ81と、当該カメラ81の撮影視野を照明する照明ユニット82とを有する。
カメラ81は、脱穀処理物の状態がよく示された撮影画像が撮影できる位置、例えば、第1チャフシーブ38の上方領域を撮影できる位置、あるいは第1チャフシーブ38とグレンシーブ40との隙間領域を撮影できる位置に配置される(図3参照)。
脱穀状態管理ユニット7は、前処理部71、状態検出ニューラルネットワーク72、パラメータ決定部73を備えている。前処理部71は、撮影部80からの撮影画像に対してトリミングや色調整や解像度変更などの前処理を行う。さらに、脱穀装置1は、外部から閉鎖されており、その内部は照明されていても、穀粒以外の粉塵が舞い回っているので、撮影条件を一定に維持することは困難である。このため、撮影画像の正規化が、前処理部71によって行われる。前処理部71は、前処理が行われた撮影画像をさらにニューラルネットワークの入力に適したデータに変換し、画像入力データとして状態検出ニューラルネットワーク72に与える。
図6で示す脱穀状態管理ユニット7の第1の実施形態では、状態検出ニューラルネットワーク72は、畳み込みニューラルネットワーク、好ましくはディープラーニングにより構成されており、複数の畳み込み層と、複数のプーリング層と、1つ以上の全結合層とを含んでおり、入力側には入力層、出力側には出力層が設けられる。畳み込み層とプーリング層とは複数回繰り返すように構成される。
状態検出ニューラルネットワーク72は、カラーの撮影画像に基づいて前処理部71によって生成された画像入力データを入力とし、脱穀処理状態を示す脱穀処理状態特徴量を出力する。出力される脱穀処理状態特徴量の一例は、ラベル画像(脱穀処理物分布画像)である。ラベル画像では、例えば、撮影画像における脱穀処理物を穀粒と非穀粒とに区分けしたものである。穀粒を示す画素には「1」が割り当てられ、非穀粒を示す画素には「2」が割り当てられ、背景を示す画素には「0」割り当てられる。なお、非穀粒には、枝梗や藁くずだけでなく、規定外の形状と粒色を有する穀粒なども含まれる。図7に、脱穀処理物の撮影画像の部分拡大模式図が濃淡画で示される。図8は、図7に示された撮影画像の部分拡大箇所に対応するラベル画像である。図7及び図8は、理解を容易にするための模式図であり、実際の状態に即したものではない。
状態検出ニューラルネットワーク72の構築は、学習データとしての多数の学習用サンプル(学習用撮影画像とそのラベル画像)を使用した教師あり学習により実現される。学習用サンプルは、実際の撮影画像と、当該撮影画像から専門家によって人為的に学習用撮影画像から推定された推定脱穀処理状態に基づいて作成されたラベル画像(推定脱穀処理状態)とによって構成される。なお、ディープラーニングのようなニューラルネットワークでは、学習用サンプルが多いほど出力の信頼度が高くなる。このため、学習用サンプル数を多くするためには、実際の撮影画像を流用した学習用撮影画像とそのラベル画像を学習用サンプルとするだけでなく、この学習用サンプルに回転や並進の画像処理を施した撮影画像及びラベル画像が追加の学習用サンプルとして用いられる。なお、実際に、この状態検出ニューラルネットワーク72に学習用データとして入力されるのは、学習用撮影画像に基づいて、前処理部71が生成する学習用画像入力データである。
さらに、状態検出ニューラルネットワーク72の出力である脱穀処理状態として、脱穀処理物における穀粒または非穀粒の分布を示す正規分布やガウス分布のパラメータを出力させてもよい。あるいは、状態検出ニューラルネットワーク72をセマンティックセグメンテーション方式で構成し、画素毎に穀粒と非穀粒と背景との推定度を出力させ、穀粒と非穀粒と背景とをそれらの輪郭で区分けした画像データ(ベクトルデータ)を出力させてもよい。
なお、撮影画像における認識対象としての脱穀処理物の大部分は穀粒であるので、より精密な認識を行うためには、前処理部71において撮影画像を複数の領域(パッチ領域)に分割し、当該領域毎に画像入力データを生成してもよい。あるいは、状態検出ニューラルネットワーク72の入力層において、画像入力データを複数のパッチに分割してもよい。
パラメータ決定部73は、状態検出ニューラルネットワーク72の出力層から出力されたラベル画像(実際には、脱穀処理物の識別値が代入されている画素値を要素とするベクトルデータである)から、脱穀処理物分布状態を求める。さらに、脱穀処理物分布状態がリファレンスの分布状態と所定以上に異なっており、脱穀性能を改善する必要があると判定された場合、この分布状態から脱穀性能を改善するための脱穀装置1の脱穀制御パラメータを決定する。例えば、脱穀処理物における非穀粒の割合が大きくなるほど、脱穀処理が不十分とみなして、送塵弁53aなどの調節を通じて、より丁寧な脱穀処理が行われるようにする。また、枝梗や藁くずなどの割合が多い場合には、チャフリップ38Aの開度を小さくするとともに唐箕25の風力を大きくして、枝梗や藁くずが一番物回収部26に落下しないようにする。
図9に示す第2の実施形態では、脱穀状態管理ユニット7には、撮影画像だけでなく、走行状態センサS1の検出信号も入力される。前処理部71は、走行状態センサS1の検出信号から走行状態(車速やエンジン回転数など)を示す状態入力データを生成する。状態検出ニューラルネットワーク72は、入力画像データと状態入力データを入力して、脱穀処理状態特徴量を出力する。脱穀処理状態特徴量には、走行状態と脱穀処理状態の関係も含まれるので、パラメータ決定部73は、脱穀処理状態特徴量から、脱穀処理物分布状態を求め、走行制御パラメータ及び脱穀制御パラメータを決定する。この実施形態では、脱穀性能の改善のために、脱穀装置1の調節だけでなく、車速やエンジン回転数を調節することも可能である。
図10に示す第3の実施形態では、それぞれ異なる撮影視野を有する2つのカメラ81からの個別の撮影画像が前処理部71に入力される。この実施形態では、各カメラ81の撮影視野は、第1チャフシーブ38の上方領域と、第1チャフシーブ38とグレンシーブ40との隙間領域(第1チャフシーブ38の下方領域)としている。この2つの領域では穀粒と非穀粒との混ざり具合が異なるので、上方領域のための第1状態検出ニューラルネットワーク72Aと下方領域のため第2状態検出ニューラルネットワーク72Bとが個別に用意されている。第1状態検出ニューラルネットワーク72Aには、上方領域の撮影画像に基づく第1入力画像データが入力され、第1脱穀処理状態特徴量が出力される。第2状態検出ニューラルネットワーク72Bには、下方方領域の撮影画像に基づく第2入力画像データが入力され、第2脱穀処理状態特徴量が出力される。パラメータ決定部73は、第1脱穀処理状態特徴量と第2脱穀処理状態特徴量とに基づいて、脱穀処理物分布状態を求め、脱穀制御パラメータを決定する。なお、この実施形態の変形として、3台以上のカメラ81が用意され、3つ以上の異なる撮影視野を有する撮影画像が用いられてもよい。この構成では、各カメラ81からの撮影画像に対応する個別の画像入力データである第1入力画像データ、第2入力画像データ、・・・が、撮影元である2つのカメラ81に対応する第1状態検出ニューラルネットワーク72A、第2状態検出ニューラルネットワーク72B、・・・に入力される。さらに、第1状態検出ニューラルネットワーク72A、第2状態検出ニューラルネットワーク72B、・・・から出力された第1脱穀処理状態特徴量(第1脱穀処理状態)、第2脱穀処理状態特徴量(第2脱穀処理状態)、・・・が、パラメータ決定部73に与えられる。
図10に示す第3の実施形態では、複数のカメラ81による撮影画像毎に状態検出ニューラルネットワーク72が用意されていた。これに代えて、これらの異なる撮影視野を有する複数の撮影画像に基づいて生成される入力画像データの全てが、同一の状態検出ニューラルネットワーク72に入力される構成を採用してもよい。
図11に示す第4の実施形態では、パラメータ決定部73もニューラルネットワークで構築される。つまり、この実施形態の脱穀状態管理ユニット7は、前処理部71と、状態検出ニューラルネットワーク72と、制御ニューラルネットワークとして機能するパラメータ決定部73とから構成される。状態検出ニューラルネットワーク72の出力層と制御ニューラルネットワーク(パラメータ決定部73)の入力層が直接結合されるので、状態検出ニューラルネットワーク72の出力データが制御ニューラルネットワークの入力データとなる。このため、状態検出ニューラルネットワーク72の出力データ及び制御ニューラルネットワークの入力データは、共通化された特徴量ベクトルとなっている。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、ニューラルネットワークとして、1枚の撮影画像または同時的に撮影された複数の撮影画像に基づく入力画像データを入力とするディープラーニングが用いられていた。これに代えて、時系列撮影画像に基づく時系列入力画像データ群を入力とするニューラルネットワークが用いられてもよい。
上記実施形態では、前処理部71と状態検出ニューラルネットワーク72とは、別構成であったが、前処理部71は状態検出ニューラルネットワーク72に組み込まれてもよい。さらには、前処理部71と状態検出ニューラルネットワーク72とパラメータ決定部73とが一体的に構成されてもよい。
上記実施形態では、脱穀装置1がコンバインに搭載される場合を例として、脱穀状態管理システムが説明された。これに代えて、脱穀装置1がコンバインとは異なる作業車両に本発明の脱穀状態管理システムを搭載することや、固定型の脱穀装置1に、本発明の脱穀状態管理システム組み込むことは可能である。
本発明は、脱穀処理する脱穀装置の状態を管理するシステムに適用することができる。
1 :脱穀装置
21 :扱室
22 :扱胴
25 :唐箕
33 :シーブケース
38A :チャフリップ
39 :第2チャフシーブ
40 :グレンシーブ
41 :扱胴部
42 :選別部
53a :送塵弁
7 :脱穀状態管理ユニット
71 :前処理部
72 :状態検出ニューラルネットワーク
72A :第1状態検出ニューラルネットワーク
72B :第2状態検出ニューラルネットワーク
73 :パラメータ決定部
80 :撮影部
81 :カメラ
100 :制御装置
CU :刈取制御ユニット
D1 :走行動作機器
D3 :脱穀動作機器
RU :走行制御ユニット
S1 :走行状態センサ
S2 :脱穀状態センサ
TU :脱穀制御ユニット
T1 :チャフ開度制御部
T2 :唐箕風力制御部
T3 :弁角度制御部

Claims (5)

  1. 走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムにおいて、
    前記脱穀装置による脱穀処理物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部からの撮影画像から生成された画像入力データに基づいて前記脱穀装置での脱穀処理状態を出力する状態検出ニューラルネットワークと、
    前記脱穀処理状態に基づいて前記脱穀装置の制御パラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記制御パラメータに基づいて前記脱穀装置を制御する脱穀制御ユニットと
    車速及びエンジン回転数を含む走行状態を検出する走行状態センサとを備え
    前記走行状態センサからの検出信号から生成された前記走行状態を示す状態入力データがさらに前記状態検出ニューラルネットワークに入力される脱穀状態管理システム。
  2. 走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムにおいて、
    前記脱穀装置による脱穀処理物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部からの撮影画像から生成された画像入力データに基づいて前記脱穀装置での脱穀処理状態を出力する状態検出ニューラルネットワークと、
    前記脱穀処理状態に基づいて前記脱穀装置の制御パラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記制御パラメータに基づいて前記脱穀装置を制御する脱穀制御ユニットとを備え
    前記状態検出ニューラルネットワークは、前記脱穀処理中に撮影された学習用撮影画像と、前記学習用撮影画像から人為的に推定された推定脱穀処理状態が学習データの正解データとして、学習されている脱穀状態管理システム。
  3. 走行しながら刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置の状態を管理する脱穀状態管理システムにおいて、
    前記脱穀装置による脱穀処理物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部からの撮影画像から生成された画像入力データに基づいて前記脱穀装置での脱穀処理状態を出力する状態検出ニューラルネットワークと、
    前記脱穀処理状態に基づいて前記脱穀装置の制御パラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記制御パラメータに基づいて前記脱穀装置を制御する脱穀制御ユニットとを備え
    前記撮影部にはそれぞれ異なる撮影視野を有する複数のカメラが含まれており、かつ、前記複数のカメラのそれぞれに対応するように複数の前記状態検出ニューラルネットワークが備えられ、
    前記パラメータ決定部が、ニューラルネットワークで構築され、
    前記複数のカメラからの前記撮影画像に対応する個別の画像入力データが、撮影元である前記カメラに対応するそれぞれの前記状態検出ニューラルネットワークに入力され、それぞれの前記状態検出ニューラルネットワークから出力された前記脱穀処理状態がそれぞれ異なる脱穀処理状態特徴量として前記パラメータ決定部に入力される脱穀状態管理システム。
  4. 前記パラメータ決定部は、前記脱穀処理状態を示す特徴量ベクトルを入力して、前記制御パラメータを出力するように構成された制御ニューラルネットワークである請求項1から3のいずれか一項に記載の脱穀状態管理システム。
  5. 前記撮影部にはそれぞれ異なる撮影視野を有する複数のカメラが含まれており、かつ、前記複数のカメラに1つの前記状態検出ニューラルネットワークが対応しており、
    前記複数のカメラからの前記撮影画像に対応する全ての前記画像入力データが、前記状態検出ニューラルネットワークに入力される請求項1または2に記載の脱穀状態管理システム。
JP2019237127A 2019-12-26 2019-12-26 脱穀状態管理システム Active JP7321086B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019237127A JP7321086B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 脱穀状態管理システム
PCT/JP2020/040647 WO2021131317A1 (ja) 2019-12-26 2020-10-29 脱穀状態管理システム、脱穀状態管理方法、脱穀状態管理プログラム、脱穀状態管理プログラムが記録されている記録媒体、収穫機管理システム、収穫機、収穫機管理方法、収穫機管理プログラム、収穫機管理プログラムが記録されている記録媒体、作業車、作業車管理方法、作業車管理システム、作業車管理プログラム、作業車管理プログラムが記録されている記録媒体、管理システム、管理方法、管理プログラム、及び管理プログラムが記録されている記録媒体
US17/785,362 US20230012175A1 (en) 2019-12-26 2020-10-29 Threshing Status Management System, Method, and Program, and Recording Medium for Threshing State Management Program, Harvester Management System, Harvester, Harvester Management Method and Program, and Recording Medium for Harvester Management Program, Work Vehicle, Work Vehicle Management Method, System, and Program, and Recording Medium for Work Vehicle Management Program, Management System, Method, and Program, and Recording Medium for Management Program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019237127A JP7321086B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 脱穀状態管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021103974A JP2021103974A (ja) 2021-07-26
JP7321086B2 true JP7321086B2 (ja) 2023-08-04

Family

ID=76918363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019237127A Active JP7321086B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 脱穀状態管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7321086B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4101285A1 (en) * 2021-06-09 2022-12-14 CNH Industrial Belgium N.V. Threshing control system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180271015A1 (en) 2017-03-21 2018-09-27 Blue River Technology Inc. Combine Harvester Including Machine Feedback Control

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180271015A1 (en) 2017-03-21 2018-09-27 Blue River Technology Inc. Combine Harvester Including Machine Feedback Control

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021103974A (ja) 2021-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11197417B2 (en) Grain quality control system and method
JP6444491B2 (ja) コンバイン及びコンバインのための穀粒評価制御装置
US11818982B2 (en) Grain quality control system and method
RU2649016C2 (ru) Уборочная машина с интеллектуальной системой управления для выявления устойчивого состояния переработки урожая
US8954224B2 (en) Creation of image databases for image evaluation
JP6979808B2 (ja) コンバイン
US9826682B2 (en) Operating state detection system for work machine with fusion considering sensor value reliability
JP6994853B2 (ja) コンバイン
JP7321086B2 (ja) 脱穀状態管理システム
RU2658981C2 (ru) Система выявления рабочего состояния для рабочей машины с объединением, учитывающим достоверность значений датчиков
WO2021131317A1 (ja) 脱穀状態管理システム、脱穀状態管理方法、脱穀状態管理プログラム、脱穀状態管理プログラムが記録されている記録媒体、収穫機管理システム、収穫機、収穫機管理方法、収穫機管理プログラム、収穫機管理プログラムが記録されている記録媒体、作業車、作業車管理方法、作業車管理システム、作業車管理プログラム、作業車管理プログラムが記録されている記録媒体、管理システム、管理方法、管理プログラム、及び管理プログラムが記録されている記録媒体
JP2010187640A (ja) コンバイン
JP7321087B2 (ja) 収穫機管理システム、収穫機、及び収穫機管理方法
CN116437801A (zh) 作业车、作物状态检测系统、作物状态检测方法、作物状态检测程序以及记录有作物状态检测程序的记录介质
JP7321088B2 (ja) 作業車
JP7403313B2 (ja) 管理システム
WO2021131309A1 (ja) コンバイン、穀粒選別方法、穀粒選別システム、穀粒選別プログラム、穀粒選別プログラムが記録されている記録媒体、穀粒検査方法、穀粒検査システム、穀粒検査プログラム、及び穀粒検査プログラムが記録されている記録媒体
JP7423440B2 (ja) 収穫機
JP7241673B2 (ja) コンバイン
JP7423441B2 (ja) 収穫機
JP7433145B2 (ja) 収穫機
JP7433044B2 (ja) コンバイン
JP7130604B2 (ja) コンバイン
JP2022001035A (ja) 情報管理システム
JP2021103981A (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7321086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150