JP7130604B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、圃場における単位区画当たりの穀粒収穫量である単位収量を算出することができるコンバインに関する。
コンピュータによって支援される先進の圃場管理では、圃場における単位区画当たりの収量分布が重要なデータとなる。このため、例えば、特許文献1によるコンバインは、収量測定器を備えている。コンバインが走行しながら圃場から刈り取った刈取穀稈を脱穀することで得られた穀粒が穀粒タンクに貯留されるまでに、その穀粒量は収量測定器により測定される。測定された穀粒量に基づいて、単位走行距離当たりの収量である単位走行収量が算出され、この単位走行収量と、GPSユニットによって算出された収穫走行位置(走行軌跡)とから、収量マップデータが生成される。収量測定器は、脱穀装置から搬送され穀粒タンクに投入される穀粒を測定するように構成されているので、穀稈の収穫時点と収量測定時点との間の時間的な遅れを考慮することで、GPSユニットによって算出される収穫位置(圃場位置)の単位区画に、当該単位区画で得られた穀粒量である収量が割り当てられる。
コンバインにおいて、このような時間的な遅れが必ずしも一定でない場合がある。つまり、コンバインの脱穀処理においては、例えば特許文献2に示されるように、穀粒タンクに貯留される穀粒にわらが混じることをできるだけ避けるための穀粒選別制御として、チャフシーブの開度調節や唐箕による選別風量の調節などが行われる。脱穀状態に基づいてチャフシーブの開度や唐箕の風力を調節することにより、再脱穀される二番物の処理量が増大した場合、穀稈の収穫時点と、その穀稈から脱穀された穀粒の収量測定時点との間の遅れ時間が変わることになり、収穫位置での収量の割り当てに誤差が生じる。
WO2016/147521号公報 特開2003-284424号公報
本発明の目的は、脱穀状態にかかわらず、圃場における単位区画当たりの収量をできるだけ正確に算出することができるコンバインを提供することである。
本発明によるコンバインは、植立穀稈を刈り取る刈取部と、刈取穀稈を処理する扱胴部と前記扱胴部から落下してくる穀粒を揺動選別する選別部とを有する脱穀装置と、前記選別部によって選別された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記穀粒タンクに投入される穀粒量を測定する収量測定器と、前記穀粒量を用いて圃場の単位区画当たりの単位収量を算出する単位収量算出部と、前記脱穀装置の脱穀状態に応じて前記選別部のチャフシーブの開度を調節する開度調節部と、前記単位収量算出部による単位収量算出の精度を優先する収量精度優先モードを設定するモード設定部と、前記モード設定部で前記収量精度優先モードが設定された場合、前記開度調節部による前記開度に優先して前記チャフシーブの開度を強制的に特定開度に固定する収量精度維持部とを備える。
この構成によれば、収量精度優先モードの設定時には、選別部のチャフシーブの開度が特定開度に固定されることにより、チャフシーブの開度に応じて変動する二番物の量が実質的に一定となるか、あるいは無視できる程度まで減少する。これにより、脱穀装置において一番物として穀粒タンクに送られる穀粒量と二番物として穀粒タンクに送られる穀粒量との割合の変動によって生じる収穫時点から収量測定時点までの通過時間変動(遅れ時間の変動)が実質的になくなる。その結果、単位収量算出部によって算出された単位収量は、正確に収穫区画(刈取り区画)に割り当てられる。
チャフシーブの開度は、圃場毎の収穫対象となる穀稈の生育状態などに基づいて設定されるので、収量精度優先モード時に用いられる特定開度も、少なくとも圃場毎に設定されると、好都合である。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記特定開度は選択可能となっている。
コンバインにおける脱穀性能を最適化するために、チャフシーブの開度調節以外に、例えば、唐箕によって作り出される選別風の風力の変更も行われる。選別風の風力が頻繁に変更されることにより、一番物量と二番物量との割合が変動すると、収穫時点から収量測定時点までの穀粒の通過時間も変動し、収量の収穫区画への割り当てが不正確になる可能性がある。この問題は、選別風の風力を一定にすることで解決する。したがって、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記選別部に選別風を供給する唐箕の風力を変更する風力変更部が備えられ、前記収量精度優先モードが設定された場合、前記収量精度維持部は、前記風力変更部による前記風力に優先して前記唐箕の風力を強制的に特定風力に固定する。さらに、特定風力が選択可能となるように構成すれば、選別風力は圃場毎の植付穀稈の生育状態などに適した値に固定することができる。
刈取部が非刈取り作業状態である場合、特に刈取り作業状態から非刈取り作業状態への移行直後以外では、脱穀装置に刈取穀稈が供給されないので、収量精度優先モードによる脱穀制御パラメータ(チャフシーブの開度や唐箕の回転速度)の固定化は不要となる。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記モード設定部は、前記刈取部が刈取り作業状態または非刈取り作業状態であるかを判定する機能を有し、前記刈取部が前記刈取り作業状態の場合に前記収量精度優先モードを設定し、前記刈取部が前記非刈取り作業状態の場合に前記収量精度優先モードを解除する。
刈取部の刈取り作業状態または非刈取り作業状態を判定するための、好適な方法の1つは、刈取穀稈の存在を検出する穀稈検出センサからの信号を利用することである。穀稈検出センサは、リミットスイッチのような接触式センサや、光や超音波を用いた非接触式のセンサで構成することができる。本発明の好適な実施形態の1つでは、前記刈取部または前記脱穀装置における前記刈取穀稈の存在または非存在を検出する穀稈検出センサが設けられており、前記穀稈検出センサが前記非存在を検出した場合、前記モード設定部は前記非刈取り作業状態を判定する。
前記穀稈検出センサによって、刈取穀稈存在から刈取穀稈非存在への移行、つまり刈取部の刈取り作業状態から非刈取り作業状態への移行が検出された場合でも、その移行直後には、まだ脱穀装置の選別領域に穀粒や穀稈が滞留している。この一時的な滞留を考慮するため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記刈取部または前記脱穀装置における前記刈取穀稈の存在または非存在を検出する穀稈検出センサが設けられており、前記穀稈検出センサが前記非存在を検出した後、一定時間の経過により、前記モード設定部は前記非刈取り作業状態を判定する。あるいは、前記穀稈検出センサが前記非存在を検出した後、一定距離の走行により、前記モード設定部は前記非刈取り作業状態を判定する。
近年になって普及し始めた、自動走行可能なコンバインでは、衛星電波などを用いて自車位置が算出可能であり、さらに、圃場マップと走行軌跡とを用いることで、刈取部が作業領域から非作業領域に進入したことを検知することができる。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、刈取り作業経路における前記刈取部が作業領域から非作業領域に進入したことを検知する自車位置算出部が備えられており、前記モード設定部は、前記自車位置算出部が前記刈取部の前記非作業領域への進入を検知したことをトリガーとして、前記非刈取り作業状態を判定する。
コンバインの全体を示す側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 脱穀装置を示す縦断側面図である。 穀粒タンク内に設けられた収量測定器と穀粒品質測定器とを示す断面図である。 収量測定器の平面図である。 圃場の収量マップを求めるための制御機能を説明するための機能ブロック図である 刈取穀稈が一番物または二番物として脱穀され、穀粒タンクに送られる過程を説明する模式図である。
以下、本発明に係るコンバインの一例として、普通型コンバインを取り上げ、図面に基づいて説明する。図1は、コンバインの全体を示す左側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1と図2とに示す[F]の方向が走行機体1の前方向、[B]の方向が走行機体1の後方向、図2に示す[L]の方向が走行機体1の左方向、図2に示す[R]の方向が走行機体1の右方向と定義する。
図1及び図2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体1を備えている。走行機体1の前部における右側部位に運転部3が形成されている。運転部3に運転座席4が設けられている。運転部3は、キャビン5によって覆われている。運転座席4の下方にエンジン(図示せず)が設けられている。走行機体1の後部に脱穀装置6、及び、穀粒タンク7が設けられている。脱穀装置6と穀粒タンク7とは、穀粒タンク7が運転部3の後側に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置6の後部に排ワラ細断装置8が装備されている。走行機体1の前部における脱穀装置側の部位から刈取り搬送装置9が前方向きに延出されている。刈取り搬送装置9は、走行機体1から前方へ上下揺動操作可能に延出された搬送部10、及び、走行機体1の前方に設けられ、後部が搬送部10の前端部に連結された刈取部11を備えている。刈取部11は、搬送部10が昇降シリンダ12の伸縮によって揺動操作されることによって、下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって昇降操作される。
コンバインにおいては、刈取部11を下降作業状態に下降させた状態で走行機体1を走行させることにより、稲、麦、大豆などの収穫作業が行なわれる。刈取部11において、圃場の植立穀稈のうち、走行機体1の前方に位置する植立穀稈の穂先側が回転リール13によって後方に掻き込まれつつ、植立穀稈の株元側が刈取装置14によって切断されて、植立穀稈の刈取りが行われ、刈取穀稈の株元から穂先までの全体がオーガ15によって搬送部10へ搬送される。搬送部10へ搬送された刈取穀稈が搬送部10によって後方へ搬送されて脱穀装置6に供給される。脱穀装置6において、供給された刈取穀稈が脱穀処理され、脱穀処理によって得られた穀粒を塵埃や穀稈片などと選別する選別処理が行われる。脱穀排ワラが排ワラ細断装置8によって細断処理される。細断ワラは、排出口カバー8aに案内されて走行機体1の後方へ排出される。選別処理後の脱穀粒が揚穀装置16によって穀粒タンク7へ搬送され、穀粒タンク7に貯留される。穀粒タンク7に貯留された脱穀粒は、脱穀物排出装置17によって穀粒タンク7から取出すことができる。
図3に示すように、脱穀装置6は、脱穀機体20を備えている。脱穀機体20の上部に扱胴部6Aが形成され、脱穀機体20の下部に選別部6Bが形成されている。
図3に示すように、扱胴部6Aは、扱室21、扱室21に設けられた扱胴22、及び、扱胴22の下方に設けられた受網24を備えている。扱室21は、脱穀機体20の左右の側壁20s、前壁20f及び後壁20rと、天板25と、受網24とによって形成されている。扱胴22は、回転支軸22cを介して前壁20f及び後壁20rに支持され、回転支軸22cの脱穀装置前後方向に延びる軸芯を回転軸芯Yにして扱胴駆動部22dによって回転駆動される。扱胴22は、前部に形成された掻込み部22a、及び、掻込み部22aの後側に形成された扱き処理部22bを備えている。天板25の内面側に扱室21の前後方向に並ぶ複数の送塵弁25aが支持されている。扱室21の左側は、脱穀カバー28によって覆われている(図1、図2参照)。
図3に示すように、扱胴部6Aにおいては、搬送部10によって扱室21の前端部に供給された刈取穀稈が掻込み部22aによって扱胴22の後方に向けて掻き込まれて扱き処理部22bに供給される。扱き処理部22bに供給された刈取穀稈が脱穀処理物として扱歯23及び受網24によって脱穀処理される。扱き処理部22bによって回動力を付与された脱穀処理物が送塵弁25aに当接し、扱室21の後方に向けて流動するように送塵弁25aによって案内され、扱室21の後方に向けて移送されつつ脱穀処理される。脱穀処理によって得られた穀粒が受網24の処理物漏下穴を通って選別部6Bに落下する。脱穀処理によって発生した脱穀塵埃としてのわら屑が扱室21の後部に位置する排塵口26から扱室21の後方へ排出される。扱室21から排出されたわら屑は、脱穀機体20の後部に位置する排出口27から排ワラ細断装置8に流入する。
図3に示すように、選別部6Bにおいては、受網24から漏下した脱穀処理物が揺動選別装置30のグレンパン33、篩い線部34、チャフシーブ35、グレンシーブ36によってゆすられて、かつ、唐箕38からの選別風を受けて、後方に移送されながら、穀粒とワラ屑などの塵埃とに選別処理される。選別処理によって得られた1番処理物としての精粒(穀粒)が一番回収部391に落下して回収され、一番回収部391によって脱穀機体20の外部へ排出される。排出された穀粒は、揚穀装置16(図2参照)に受け継がれる。選別処理によって得られた2番処理物が二番回収部392に落下して回収され、二番回収部392によって脱穀機体20の外部へ排出され、還元装置(図示せず)に受け継がれ、還元装置によって揺動選別装置30の前部に戻される。揺動選別装置30において選別されたワラ屑などの選別塵埃は、排出口27から排ワラ細断装置8へ流入する。
なお、図3では、模式的に示されているだけであるが、脱穀装置6における刈取穀稈の存在/非存在を検出する穀稈検出センサS1が備えられている。この穀稈検出センサS1は、扱室21の天板25から下方に延びている揺動レバーを有する。扱胴22と天板25の間に進入した刈取穀稈と接触することで揺動レバーが揺動する。この揺動変位の検出によって、刈取穀稈の存在が検出される。揺動レバーと刈取穀稈との接触がなくなれば、揺動レバーはバネによってホームポジションに戻る。この揺動レバーの復帰により、刈取穀稈の非存在が検出される。さらに、チャフシーブ35の上方に、脱穀状態として、チャフシーブ35に落下している脱穀処理物の量を検出する処理量検出センサS2が備えられている。
図3には模式的に示されているだけであるが、チャフシーブ35の開度は、チャフモータM1よって、調節可能である。さらに、唐箕38の風力も、唐箕モータM2によって変更可能である。唐箕38の風力変更は、唐箕38の回転速度の調節または送風口の開度の調節によって行うことができる。チャフモータM1及び唐箕モータM2は、処理量検出センサS2の検出結果(脱穀状態)に基づいて制御される。例えば、処理量検出センサS2により脱穀処理物量が多いことが検出されると、チャフシーブ35の開度や唐箕38の風力が大きくなるように制御される。また、脱穀処理物量が少ないことが検出されると、チャフシーブ35の開度や唐箕38の風力が小さくなるように制御される。
図3と図4とに示されているように、脱穀装置6から一番回収部391及び揚穀装置16(図2参照)を通じて穀粒タンク7に投入される穀粒の量である収量を測定する収量測定器50が、穀粒タンク7の内部における上部位置に設けられている。さらに、この実施形態では、収量測定器50に向き合う位置に、穀粒の品質(水分やタンパク量など)を計測する穀粒品質測定器40が設けられている。
図5に示されているように、収量測定器50は、平板状の検知板51と、ロードセル52と、検知板51およびロードセル52を支持する支持ブラケット53と、穀粒タンク7の内壁に収量測定器50を取り付ける取付ブラケット54とを有する。ロードセル52と支持ブラケット53との連結箇所を基端として、ロードセル52は片持ち支持されている。この構成によって、検知板51に荷重が作用すると、ロードセル52の歪みが大きくなる。揚穀装置16の上端に設けられている送り出し羽根16aによって穀粒が、貯留空間Qに投入される。その際、送り出し羽根16aから跳ね飛ばされた穀粒の内の一定の割合の穀粒は検知板51に衝突する。検知板51まで跳ね飛ばされた穀粒の衝突力(押圧力)によってロードセル52に歪みが生じて、電気信号が発生する。この電気信号が、穀粒の流量を算出するための検出信号として用いられる。電気信号は、例えば電圧値や電流値である。揚穀装置16から送られてくる穀粒の投入量が多くなる程、検知板51に対する穀粒の押圧力は比例的に大きくなり、ロードセル52の検出信号も大きくなる。このような測定原理により、収量測定器50は、穀粒タンク7に投入される穀粒量を測定する。
穀粒品質測定器40は、計測対象である穀粒を一時貯留する一時貯留部41と、一時貯留部41にて貯留されている穀粒に対して計測作用して品質を計測する計測部42とを有する。一時貯留部41が穀粒タンク7の内方側に位置し、計測部42が穀粒タンク7の外方側に位置している。計測部42は、密閉状に形成された収納ケース43の内部に収納されている。一時貯留部41は、収納ケース43の内方側の側面に一体的に連結された略角筒状の貯留用ケース44を備え、その内部に穀粒を貯留することができる。貯留用ケース44の内部に、上下方向に貫通する上下向き通路45が形成され、上下向き通路45の途中にシャッタ46が備えられている。シャッタ46は、上下向き通路45の途中を閉塞する閉位置と、上下向き通路45の途中を開放する開位置とに位置変更可能に構成されている。上下向き通路45の上端に、穀粒の取込口45aが形成されている。揚穀装置16の送り出し羽根16aによって放出された穀粒の一部が取込口45aに取り込まれる。シャッタ46が閉状態に切り換えられている状態で、穀粒は、上下向き通路45のうち、シャッタ46よりも上側に作り出される一時貯留空間45Sに貯留される。シャッタ46が開状態に切り換えられると、貯留されていた穀粒が落下する。計測部42は、一時貯留空間45Sに一時的に貯留されている穀粒に向けて光を照射し、穀粒を通じて戻ってきた光に基づいて、公知技術である分光分析手法を用いて穀粒の食味値(水分やタンパク質)を穀粒品質として測定する。
圃場の単位区画(微小区画)当たりの穀粒量(収量)を測定して、圃場の収量マップ(穀粒量分布図)を求めるための制御機能を説明する機能ブロック図が、図6に示されている。
このコンバインは、予め設定された走行経路(走行マップ)に沿って、自動走行することができる。このため、衛星電波を受信して、位置座標を演算するGNSSユニット19が備えられ、制御装置100には、自動走行管理ユニットAUが備えられている。自動走行管理ユニットAUには、自車位置算出部61、走行マップ設定部62、走行軌跡管理部63などが含まれている。自車位置算出部61は、GNSSユニット19から出力される位置座標に基づいて、圃場における自車位置、より詳しくは、植付穀稈の刈取り位置(収穫位置)を算出する。走行マップ設定部62は、自動走行時に目標走行経路を設定する。走行軌跡管理部63は、走行機体1(図1参照)の走行軌跡を生成し、圃場における未作業領域や既作業領域や回向領域(作業経路から次の作業経路に移行する際に利用される領域、枕地とも呼ばれる)を管理する。なお、回向領域では刈取り作業は行われないので、回向領域は、原則的には非作業領域とみなすことができる。この構成により、自車位置算出部61は、刈取部11が作業領域から非作業領域に進入した際に、非作業領域進入の信号またはフラグを出力することができる。
さらに、制御装置100には、走行制御ユニットRU、刈取制御ユニットCU、脱穀制御ユニットSU、収穫データ生成ユニットHUが備えられている。走行制御ユニットRUは、走行制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部90を介して走行動作機器D3に送って、走行機体1の走行を制御する。刈取制御ユニットCUは、刈取制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部90を介して刈取部動作機器D1に送って、刈取部11の動作を制御する。上述した、処理量検出センサS2、穀稈検出センサS1、収量測定器50、穀粒品質測定器40も、入出力信号処理部90を介して、制御装置100との間で信号やデータを送り込む。
さらに、図1及び図3を参照すれば、図6に示された脱穀制御ユニットSUは、脱穀制御に関する制御信号を生成して、入出力信号処理部90を介して脱穀装置動作機器D2に送って、脱穀装置6を制御する。脱穀装置動作機器D2には、上述したチャフモータM1や唐箕モータM2が含まれている。脱穀制御ユニットSUには、開度調節部71、風力変更部72、モード設定部73、収量精度維持部74が含まれている。開度調節部71は、脱穀装置6の脱穀状態に応じて選別部6Bのチャフシーブ35の開度を調節する。具体的には、チャフシーブ35に落下している脱穀処理物の量を検出する処理量検出センサS2の検出値が大きくなれば、チャフシーブ35の開度が大きくなるように、チャフモータM1を制御して、チャフシーブ35での脱穀処理物の滞留を抑制する。チャフシーブ35の開度が大きいと、一番回収部391で回収される穀粒が多くなり、チャフシーブ35の開度が小さいと、二番回収部392で回収され再脱穀される脱穀処理物の量が増加する。風力変更部72も、脱穀装置6の脱穀状態に応じて、唐箕38の風力を変更する。具体的には、処理量検出センサS2の検出値が大きくなれば、唐箕38の風力が大きくなるように、唐箕モータM2を制御して、脱穀が不十分な脱穀処理物を二番回収部392の方に送る。つまり、唐箕38の風力が大きくなると、二番回収部392で回収される脱穀処理物の量が増加する。
図7で模式的に示されているように、二番回収部392(図3参照)で回収された脱穀処理物は再脱穀及び再選別され、その後に一番回収部391(図3参照)に再脱穀穀粒として回収されるので、直接一番回収部391で回収された穀粒に比べて、脱穀装置6における滞留時間は長くなる。つまり、刈取部11で刈り取られ、脱穀装置6に送り込まれた刈取穀稈から脱穀された穀粒が、脱穀装置6から穀粒タンク7に送り込まれるまでの平均搬送時間(遅れ時間)は、二番回収量によって変動する。この変動は、収量測定器50での測定収量を、刈取り位置での収量として割り当てる場合に必要となる、刈取部11から穀粒タンク7までの刈取穀稈ないしは穀粒の滞留時間(遅れ時間)に直接影響する。
モード設定部73は、操作者による指示、または予め設定されいる条件が成立すると、二番回収部392で回収される二番物の量を抑制することで、刈取部11で刈り取られた刈取穀稈から得られる穀粒の量(収量)の算出精度を向上させる収量精度優先モードを設定する。収量精度維持部74は、モード設定部73で前記収量精度優先モードが設定された場合、チャフシーブ35の開度を強制的に特定開度に固定する。特定開度は、チャフシーブ35の完全閉鎖も含め、従来から行われている脱穀制御での平均的な開度より小さな開度である。この特定開度として、前もって複数段階の開度が設定され、操作者が農作物の状態等から判断して、使用すべき特定開度が自由に選択できるようにしてもよい。さらに、収量精度維持部74は、モード設定部73で収量精度優先モードが設定された場合、チャフシーブ35の開度を特定開度に設定し、唐箕38の風力も、前もって決められた特定風力に設定する。この特定風力も、複数用意され、操作者が農作物の状態等から判断して、使用すべき特定風力が自由に選択できるようにしてもよい。
コンバインが非刈取り作業状態である場合には、実質的には、植付穀稈の刈取りは行われず、穀粒も取得されない。このため、コンバインが非刈取り作業状態である場合に収量精度優先モードが設定される必要はない。したがって、モード設定部73は、コンバインが刈取り作業状態または非刈取り作業状態であるかを判定する機能を有し、刈取り作業状態と判定された場合に収量精度優先モードを設定し、非刈取り作業状態と判定された場合に収量精度優先モードを解除するように構成されている。
モード設定部73が収量精度優先モードを設定するために条件を、以下に列挙する。このうちの少なくとも1つが、非刈取り作業状態の判定条件として、実際に用いられる。
(1)脱穀装置6における穀稈の存在また非存在を検出する穀稈検出センサS1が穀稈の非存在を検出した場合、モード設定部73は非刈取り作業状態を判定する。
(2)穀稈検出センサS1が穀稈の非存在を検出した後、一定時間の経過により、モード設定部73は非刈取り作業状態を判定する。これにより、穀稈の非存在を検出した直後にわずかに残存している刈取穀稈の脱穀処理において、収量精度優先モードが適用されないという不都合が解決される。
(3)(2)と実質的には同様の対策であり、穀稈検出センサS1が穀稈の非存在を検出した後、一定距離の走行により、モード設定部73は非刈取り作業状態を判定する。
(4)上述したように、自車位置算出部61は、刈取部11が作業領域から非作業領域に進入した際に、非作業領域進入の信号またはフラグを出力することができる。当該信号またはフラグの出力をトリガーとして、モード設定部73は非刈取り作業状態を判定する。
収穫データ生成ユニットHUには、単位収量算出部81、穀粒品質算出部82、区画割り当て部83、収量マップ生成部84、品質マップ生成部85が含まれている。単位収量算出部81は、収量測定器50から逐次送られてくる穀粒量データから、圃場の単位区画当たりの単位収量を算出する。ここでは、単位区画として、刈取部11の刈り幅を一辺または刈幅の半分から数倍を一辺とし、刈幅の半分から数倍を他辺とする正方形または長方形の区画が単位区画として採用される。この単位区画を走行する間に測定される穀粒量が単位収量として算出される。穀粒品質算出部82は、この単位区画で取得された穀粒の食味値を単位食味値として算出する。
区画割り当て部83は、単位収量算出部81によって算出された単位収量を、刈取り点から収量計測点までの穀粒滞留時間である遅れ時間を用いて、実際の刈取り区画である単位区画に割り当てる。同様に、区画割り当て部83は、穀粒品質算出部82によって算出された単位食味値も実際の刈取り区画である単位区画に割り当てる。
収量マップ生成部84は、単位収量算出部81によって算出された実際の刈取り区画である単位区画に割り当てられた単位収量を用いて、単位区画単位での収量分布を示す収量マップを作成する。品質マップ生成部85は、実際の刈取り区画である単位区画に割り当てられた単位食味値を用いて、単位区画単位での食味値分布を示す穀粒品質マップを作成する。
〔別実施の形態〕
(1)上述した実施形態では、収量測定器50は、送り出し羽根16aによって投入された穀粒が検知板51に与える押圧力に基づいて穀粒量を求めるように構成されていた。これに代えて、図4に示されている穀粒品質測定器40の一時貯留部41を利用して、穀粒が所定容積に達する時間から、単位時間当たりの穀粒量ないしは、単位走行距離当たりの穀粒量を測定する収量測定器50が採用されてもよい。もちろん、一時貯留部41を、穀粒品質測定器40と兼用するのではなく、収量測定器50が独自の一時貯留部41を有し、単位時間当たりの穀粒量ないしは、単位走行距離当たりの穀粒量を測定するように構成されてもよい。また、脱穀装置6から穀粒タンク7までの穀粒搬送経路中に、粒状物流量測定器を設置して、単位時間当たりの穀粒量ないしは、単位走行距離当たりの穀粒量が測定されてもよい。
(2)上述した実施形態では、コンバインとして普通型コンバインが取り扱われたが、これに代えて、自脱型コンバインが取り扱われてもよい。自脱型コンバインでは、穀稈検出センサS1として、刈取部11に設けられている、穀稈の進入を検出する揺動レバー式センサが用いられる。
上述した実施形態では、モード設定部73が収量精度優先モードを設定した場合に、チャフシーブ35の特定開度に固定すること、及び、唐箕38の風力を特定風力に固定することで、二番物の発生が抑制された。収量精度優先モード設定時の別実施形態として、チャフシーブ35の開度固定と唐箕38の風力固定のいずれか一方だけが行われる構成であってもよい。あるいは、送塵弁25aが姿勢可変式の場合、収量精度優先モード設定時の別実施形態として、さらに、送塵弁25aを特定姿勢に固定することが追加されてもよい。
本発明は、圃場における単位面積当たりの収量を算出可能なコンバインに適用することができる。
6 :脱穀装置
6A :扱胴部
6B :選別部
7 :穀粒タンク
11 :刈取部
22 :扱胴
25a :送塵弁
35 :チャフシーブ
38 :唐箕
40 :穀粒品質測定器
50 :収量測定器
61 :自車位置算出部
71 :開度調節部
72 :風力変更部
73 :モード設定部
74 :収量精度維持部
81 :単位収量算出部
83 :区画割り当て部
84 :収量マップ生成部
85 :品質マップ生成部
100 :制御装置
391 :一番回収部
392 :二番回収部
M1 :チャフモータ
M2 :唐箕モータ
S1 :穀稈検出センサ
S2 :処理量検出センサ
SU :脱穀制御ユニット

Claims (9)

  1. 植立穀稈を刈り取る刈取部と、
    刈取穀稈を処理する扱胴部と前記扱胴部から落下してくる穀粒を揺動選別する選別部とを有する脱穀装置と、
    前記選別部によって選別された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記穀粒タンクに投入される穀粒量を測定する収量測定器と、
    前記穀粒量を用いて圃場の単位区画当たりの単位収量を算出する単位収量算出部と、
    前記脱穀装置の脱穀状態に応じて前記選別部のチャフシーブの開度を調節する開度調節部と、
    前記単位収量算出部による単位収量算出の精度を優先する収量精度優先モードを設定するモード設定部と、
    前記モード設定部で前記収量精度優先モードが設定された場合、前記開度調節部による前記開度に優先して前記チャフシーブの開度を強制的に特定開度に固定する収量精度維持部と、
    を備えたコンバイン。
  2. 前記特定開度は選択可能である請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記選別部に選別風を供給する唐箕の風力を変更する風力変更部が備えられ、
    前記収量精度優先モードが設定された場合、前記収量精度維持部は、前記風力変更部による前記風力に優先して前記唐箕の風力を強制的に特定風力に固定する請求項1または2に記載のコンバイン。
  4. 前記特定風力は選択可能である請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記モード設定部は、前記刈取部が刈取り作業状態または非刈取り作業状態であるかを判定する機能を有し、前記刈取部が前記刈取り作業状態の場合に前記収量精度優先モードを設定し、前記刈取部が前記非刈取り作業状態の場合に前記収量精度優先モードを解除する請求項1から4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記刈取部または前記脱穀装置における前記刈取穀稈の存在または非存在を検出する穀稈検出センサが設けられており、
    前記穀稈検出センサが前記非存在を検出した場合、前記モード設定部は前記非刈取り作業状態を判定する請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記刈取部または前記脱穀装置における前記刈取穀稈の存在または非存在を検出する穀稈検出センサが設けられており、
    前記穀稈検出センサが前記非存在を検出した後、一定時間の経過により、前記モード設定部は前記非刈取り作業状態を判定する請求項5に記載のコンバイン。
  8. 前記刈取部または前記脱穀装置における前記刈取穀稈の存在または非存在を検出する穀稈検出センサが設けられており、
    前記穀稈検出センサが前記非存在を検出した後、一定距離の走行により、前記モード設定部は前記非刈取り作業状態を判定する請求項5に記載のコンバイン。
  9. 刈取り作業経路における前記刈取部が作業領域から非作業領域に進入したことを検知する自車位置算出部が備えられており、
    前記モード設定部は、前記自車位置算出部が前記刈取部の前記非作業領域への進入を検知したことをトリガーとして、前記非刈取り作業状態を判定する請求項5に記載のコンバイン。
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