JP2020110812A - ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機 - Google Patents

ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020110812A
JP2020110812A JP2019001680A JP2019001680A JP2020110812A JP 2020110812 A JP2020110812 A JP 2020110812A JP 2019001680 A JP2019001680 A JP 2019001680A JP 2019001680 A JP2019001680 A JP 2019001680A JP 2020110812 A JP2020110812 A JP 2020110812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
hole
flange
rolling
web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019001680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7231882B2 (ja
Inventor
慎也 林
Shinya Hayashi
慎也 林
和典 関
Kazunori Seki
和典 関
秀幸 横林
Hideyuki Yokobayashi
秀幸 横林
剛徳 本馬
Takenori Honma
剛徳 本馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2019001680A priority Critical patent/JP7231882B2/ja
Publication of JP2020110812A publication Critical patent/JP2020110812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7231882B2 publication Critical patent/JP7231882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

【課題】ハット形鋼矢板を製造する場合に、製造過程の圧延において上下反り等を防止し、且つ、フランジ波等の形状不良が発生するのを抑制し、製品寸法精度や圧延の安定性の向上を図る。【解決手段】被圧延材に粗圧延工程、中間圧延工程及び仕上圧延工程を行うハット形鋼矢板の製造方法であって、前記中間圧延工程での前記被圧延材は、ウェブ対応部と、前記ウェブ対応部の両端部に一方の端部が接続する2つのフランジ対応部と、前記フランジ対応部の他方の端部と接続する腕対応部と、を備え、前記中間圧延工程は前記被圧延材の断面全体を1又は複数の孔型による1又は複数パス圧延によって行われ、前記中間圧延工程が行われる少なくとも1つの孔型では、前記ウェブ対応部の内面に対し潤滑剤による潤滑が行われ、前記潤滑が行われる孔型には、前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止する潤滑剤防止手段が設けられる。【選択図】図8

Description

本発明は、ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機に関する。
従来より、ハット形等の両端に継手を有する鋼矢板の製造は孔型圧延法によって行われている。この孔型圧延法の一般的な工程としては、先ず加熱炉において所定の温度に加熱した矩形材を、孔型を備えた粗圧延機、中間圧延機及び仕上圧延機によって順に圧延することが知られている。孔型圧延法としては、粗圧延、中間圧延及び仕上圧延においてロールに複数の孔型を配置し、それら各孔型において1〜2パスずつ圧延を行ってハット形鋼矢板を製造する技術が知られている。
鋼矢板の製造技術においては、被圧延材の形状が上下や左右に非対称であることに起因して、被圧延材の上下反りや左右曲がりが生じやすいことが知られている。そこで、例えば特許文献1では、左右非対称な鋼矢板製品の製造において、被圧延材の上下反りや左右曲がりを抑制するために、種々のロール構成や潤滑剤量等を調整して圧延を行う技術が開示されている。
また、上述した被圧延材の上下反りといった形状不良の原因の一つに、ロール冷却水による影響が考えられる。即ち、被圧延材表面の一部にロール冷却水が流れ込む、付着するといった事で潤滑状況が変化し、所望の潤滑条件が得られない場合がある。例えば特許文献2には、ロール冷却水による潤滑剤の流出を少なくする技術が開示され、水切り板を設ける構成が開示されている。また、例えば特許文献3にも、孔型ロールにおけるロール冷却水の水切り装置が開示されている。
特開2003−49422号公報 特公昭62−031039号公報 特開2010−005635号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、被圧延材の上下反りや左右曲がりを抑制する効果はあるものの、付随して発生する恐れのあるフランジ波等の形状不良については何ら言及されていない。フランジ波とは、ハット形鋼矢板の孔型圧延においてリバース圧延を行う際に被圧延材の断面内での各部位ごとの延伸バランスが取れず、各部位で延伸が異なった結果、被圧延材のフランジ表面に発現する恐れのある形状不良である。
また、上記特許文献2に記載された水切り板は、一般的な熱間圧延ロールに対応したものであり、孔型圧延法を用いたハット形鋼矢板の製造といった複雑な形状の被圧延材を圧延造形する技術での水切り技術については何ら言及されていない。また、上記特許文献3に記載された水切り装置は、ウェブ表面のみを水切りする構成を採っており、他の領域(例えばフランジ部等)での潤滑状況等には何ら言及されていない。
そこで、上記事情に鑑み、本発明の目的は、ハット形鋼矢板を製造する場合に、製造過程の圧延において上下反り等を防止し、且つ、フランジ波等の形状不良が発生するのを抑制し、製品寸法精度や圧延の安定性の向上を図ることが可能なハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明によれば、被圧延材に粗圧延工程、中間圧延工程及び仕上圧延工程を行うハット形鋼矢板の製造方法であって、前記中間圧延工程での前記被圧延材は、ウェブ対応部と、前記ウェブ対応部の両端部に一方の端部が接続する2つのフランジ対応部と、前記フランジ対応部の他方の端部と接続する腕対応部と、を備え、前記中間圧延工程は前記被圧延材の断面全体を1又は複数の孔型による1又は複数パス圧延によって行われ、前記中間圧延工程が行われる少なくとも1つの孔型では、前記ウェブ対応部の内面に対し潤滑剤による潤滑が行われ、前記潤滑が行われる孔型には、前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止する潤滑剤防止手段が設けられることを特徴とする、ハット形鋼矢板の製造方法が提供される。
前記潤滑が行われる孔型には、前記潤滑剤防止手段として、孔型ロールにおいて前記ウェブ対応部の内面に対向するウェブ対向部分全体と、前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲の水切りを行う水切り板が設けられても良い。
前記潤滑が行われる孔型には、前記潤滑剤防止手段として、孔型ロールにおいて前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲において、前記フランジ対応部の内面に流れ込んだ前記潤滑剤を除去する潤滑剤防止機構が設けられても良い。
前記潤滑剤防止手段は、前記潤滑が行われる孔型の孔型深さDの大径側から少なくとも10%の範囲において前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止するように設けられても良い。
前記中間圧延工程はリバース圧延で行われても良い。
また、別の観点からの本発明によれば、ウェブ対応部と、前記ウェブ対応部の両端部に一方の端部が接続する2つのフランジ対応部と、前記フランジ対応部の他方の端部と接続する腕対応部と、を備える被圧延材に対し孔型ロールによる中間圧延を行う圧延機であって、前記ウェブ対応部の内面に対し潤滑剤を供給するウェブ潤滑装置と、前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止する潤滑剤防止手段と、が設けられることを特徴とする、圧延機が提供される。
前記潤滑剤防止手段は、前記孔型ロールにおいて前記ウェブ対応部の内面に対向するウェブ対向部分全体と、前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲の水切りを行う水切り板であっても良い。
前記潤滑剤防止手段は、前記孔型ロールにおいて前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲において、前記フランジ対応部の内面に流れ込んだ前記潤滑剤を除去する潤滑剤防止機構であっても良い。
前記潤滑剤防止手段は、前記孔型の孔型深さDの大径側から少なくとも10%の範囲を含むように設けられても良い。
本発明によれば、ハット形鋼矢板を製造する場合に、製造過程の圧延において上下反り等を防止し、且つ、フランジ波等の形状不良が発生するのを抑制し、製品寸法精度や圧延の安定性の向上を図る。
圧延ラインの概略説明図である。 第1の孔型の孔型形状を示す概略断面図である。 第2の孔型の孔型形状を示す概略断面図である。 第3の孔型の孔型形状を示す概略断面図である。 第4の孔型の孔型形状を示す概略断面図である。 第5の孔型の孔型形状を示す概略断面図である。 ウェブ潤滑装置の概略説明図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑剤除去技術に関する概略説明図であり、上下孔型ロールの側面断面図である。 図8中の(a)X−X断面、(b)Y−Y断面を示す概略断面図である。 孔型深さDに対する潤滑剤の流れ込みを防止・抑制した所定範囲の高さHの比率と、伸び歪差の減少率との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、本実施の形態において略ハット形鋼矢板形状の被圧延材はウェブがフランジよりも下方に位置する姿勢(いわゆるU姿勢)で圧延されるものとして説明するが、当然本発明の適用範囲はその他の姿勢(例えば逆U姿勢)での圧延にも及ぶ。
また、以下に記載の被圧延材Aとは、ハット形鋼矢板製品を製造する場合に圧延される鋼材を示しており、圧延ラインL上を通材される鋼材を総称して被圧延材Aと呼称し、それぞれの圧延機において圧下された状態の被圧延材Aについては必要に応じて別途異なる呼称(以下に記載のA1〜A5)で記載する。この被圧延材Aは略ハット形形状であり、略水平であるウェブ対応部3と、ウェブ対応部3の両端に所定の角度でもって連結しているフランジ対応部5、6と、各フランジ対応部5、6においてウェブ対応部3との連結側と異なる端部に連結している腕対応部8、9と、腕対応部8、9の先端に連結される継手対応部10、11から構成されている。なお、継手対応部10、11の端部はそれぞれ爪部14、15と呼称される。以下では、被圧延材Aについて上記各符号にて図示、説明する。
なお、本明細書では、被圧延材Aに関し、圧延方向を被圧延材の「長手方向」と称し、当該長手方向に直交し且つ圧延ロール軸に平行な方向を被圧延材の「幅方向」と称し、長手方向及び幅方向の両方に直交する方向を被圧延材の「高さ方向」と称し説明する。また、被圧延材の「厚み圧下」とは、被圧延材の板厚方向に対する板厚圧下を示すものである。
(圧延ラインの基本構成)
先ず、ハット形鋼矢板を製造する製造装置1として基本的な構成である圧延ラインLの概略について説明する。図1は、ハット形鋼矢板を製造する圧延ラインLと、圧延ラインLに備えられる圧延機等についての説明図である。図1において圧延ラインLの圧延進行方向は矢印で示されている方向であり、当該方向へ被圧延材Aが流れ、ライン上の各孔型圧延機(以下に説明する粗圧延機、中間圧延機、仕上圧延機)において圧延が行われ、製品が造形される。なお、圧延ラインL上には図示しない複数の搬送ロールが設置されており、それら搬送ロールによって被圧延材Aは圧延ラインL上を搬送される。
図1に示すように、圧延ラインLには、圧延上流側から順に粗圧延機(BD)17、第1中間圧延機(R1)18、第2中間圧延機(R2)19、仕上圧延機(F)30が配置されている。
図1に示す圧延ラインLにおいては、図示しない加熱炉(圧延ラインL上流に位置)において加熱された例えばスラブ、ブルーム等の被圧延材Aが、粗圧延機17〜仕上圧延機30において順次圧延されることで最終製品であるハット形鋼矢板が製造される。
(孔型の基本構成)
次に、圧延ラインLに配置される粗圧延機17、第1中間圧延機18、第2中間圧延機19、仕上圧延機30に設けられる孔型の形状について上流側から順に図面を参照して簡単に説明する。なお、以下の説明において参照する図2〜6には、参考のため各孔型において圧下が完了したときの被圧延材Aの断面を一点鎖線にて図示している。
図2は、第1の孔型49(以下、単に孔型49とも記載)の孔型形状を示す概略断面図である。図2に示すように、孔型49は、上孔型ロール45と、下孔型ロール48によって構成される。これら上孔型ロール45と下孔型ロール48によって構成される孔型49は例えば粗圧延機17に設けられ、孔型49における孔型圧延によって被圧延材A全体に対して厚み圧下(即ち、粗圧延)が行われる。具体的には、加熱炉において所定温度に加熱されたスラブ等を略ハット形形状に近づけるような孔型圧延が行われ、図2中の一点鎖線に示す粗形材A1が造形される。なお、この時の粗圧延は、例えば同一孔型49におけるリバース圧延によって行われても良い。
また、図3は第2の孔型59(以下、単に孔型59とも記載)の孔型形状を示す概略断面図である。図3に示すように、孔型59は、上孔型ロール55と、下孔型ロール58によって構成される。これら上孔型ロール55と下孔型ロール58によって構成される孔型59は例えば第1中間圧延機18に設けられ、孔型59における孔型圧延によって被圧延材A全体に対して厚み圧下(即ち、第1中間圧延)が行われる。孔型59では厚み圧下と同時に爪部14、15の爪高さを所望の高さに揃える圧下も行われ、具体的には、上記孔型49から搬出された粗形材A1を更にハット形形状に近づけるような孔型圧延が行われる。これにより、図3中の一点鎖線に示す第1中間材A2が造形される。なお、ここでの圧延は、例えば同一孔型59におけるリバース圧延によって行われても良い。
また、図4は第3の孔型69(以下、単に孔型69とも記載)の孔型形状を示す概略断面図である。図4に示すように、孔型69は、上孔型ロール65と、下孔型ロール68によって構成される。これら上孔型ロール65と下孔型ロール68によって構成される孔型69は例えば第2中間圧延機19に設けられ、孔型69における孔型圧延によって被圧延材A全体に対して厚み圧下(即ち、第2中間圧延工程)が行われる。具体的には、上記孔型59から搬出された第1中間材A2を更にハット形形状に近づけるような孔型圧延が行われ、図4中の一点鎖線に示す第2中間材A3が造形される。この孔型69は幅方向の両端部が開放された形状となっているため、厚み圧下により被圧延材Aの爪部14、15は幅方向に伸びた形状となっている。なお、ここでの圧延は、例えば同一孔型69におけるリバース圧延によって行われても良い。
図5は第4の孔型79(以下、単に孔型79とも記載)の孔型形状を示す概略断面図である。図5に示すように、孔型79は、上孔型ロール75と、下孔型ロール78によって構成される。これら上孔型ロール75と下孔型ロール78によって構成される孔型79は例えば第2中間圧延機19に設けられ、当該孔型79によって例えば被圧延材Aの爪部14、15の成形が重点的に行われる。具体的には、第3の孔型69で伸びた状態の爪部14、15の爪高さを所望の高さに揃えて成形するような圧下が行われ第3中間材A4が造形される。なお、ここでの圧延は、厚みを圧下するものでも良い。
また、図6は第5の孔型89(以下、単に孔型89とも記載)の孔型形状を示す概略断面図である。図6に示すように、孔型89は、上孔型ロール85と、下孔型ロール88によって構成される。これら上孔型ロール85と下孔型ロール88によって構成される孔型89は例えば仕上圧延機30に設けられ、当該孔型89によって被圧延材Aに対して主に爪部14、15の曲げ成形(即ち、仕上圧延)が行われる。具体的には、上記第3中間材A4を略ハット形形状(略ハット形鋼矢板製品形状)の仕上材A5とする圧下が行われる。なお、仕上圧延は通常リバース圧延では行われず、1パスのみの圧延にて行われる。
以上、図2〜図6を参照して説明した各圧延において被圧延材Aが孔型圧延され、最終的に仕上材A5が造形される。
なお、本実施の形態において上述してきた第1の孔型〜第5の孔型の構成は、例示であり、図示の形態に限られるものではなく、例えば孔型の配置順や、各圧延機に配置する孔型形状、各種孔型の修正孔型の増減配列については設備状況や製品寸法等の条件に応じて適宜変更可能である。また、素材の種類によっては、素材からの粗造形過程に用いる予備成形孔型といった孔型を別途設けることも考えられる。
(ウェブ対応部への潤滑技術)
ところで、上記孔型59や孔型69による中間圧延工程では、被圧延材Aの形状が上下に非対称であることに起因して、被圧延材Aの上下反りが生じやすいことが知られている。即ち、ウェブ対応部3の幅に比べ継手対応部10、11の幅が小さいうえに、孔型形状において継手先端部が自由端である場合があるといった事情により、ウェブ対応部3の長手方向延伸が継手対応部10、11の長手方向延伸よりも優勢となり、被圧延材Aの長手方向での上下反りが生じてしまう。
そこで、上記孔型59や孔型69等に代表される孔型圧延においては、圧延機にウェブ対応部3の大径ロール側の内面(即ち、U姿勢での上面)を潤滑するウェブ潤滑装置を設け、U姿勢でのウェブ上面に対し潤滑剤を供給し、ウェブ対応部3の長手方向延伸と継手対応部10、11の長手方向延伸の延伸比を適正化させ、被圧延材Aの上下反りを抑える構成が採られる。
図7はウェブ潤滑装置100の概略説明図である。図7は例えば孔型69においてウェブ潤滑装置100が設置されている様子を示す図であり、(a)は孔型69の概略正面断面図、(b)は上下孔型ロール65、68の概略側面断面図である。図示のように、ウェブ潤滑装置100は被圧延材Aのウェブ対応部3の上面に対向する上孔型ロール65のウェブ対向部分に対し潤滑剤を供給する複数のノズルからなり、例えば、孔型69の前面側のノズル100aと後面側のノズル100bからなる。このように設けられるウェブ潤滑装置100により上孔型ロール65のウェブ対向部分とウェブ対応部3の上面との接触面に対し、各パスでロールバイト入側から潤滑剤を供給することで、被圧延材Aの長手方向での上下反りが抑えられる。
(ウェブ対応部潤滑時の問題点)
本発明者らの検討によれば、図7に示す構成のウェブ潤滑装置100では、ロール回転に伴い、ロールのウェブ対向部分に供給した潤滑剤がフランジ対向部分に流れ込み、フランジ対応部5、6の一部表面(内面)に潤滑剤が供給される(流れ込み)ことが分かっている。また、ロール冷却水の流動によっても同様の潤滑剤の流れ込みが発生する恐れがあることが分かっている。本発明者らは、このようなフランジ対応部5、6の一部表面(内面)への潤滑剤の流れ込みが発生すると以下のような問題が生じる恐れがあることを見出した。
即ち、孔型59や孔型69による中間圧延工程では、ウェブ対応部3とフランジ対応部5、6との延伸の釣り合いを保って圧延が行われた場合でも、フランジ対応部5、6において、上下ロール径の差が大きい部位では上下ロールの周速差によって被圧延材の伸びが抑制され、一方、上下ロール径が等しいピッチラインに対応する位置(以下、「中立線」と記載する)では伸びが生じやすいため、ロールバイト出口の中立線近傍のフランジに長手方向に圧縮応力が発生しやすい。上記の通り、フランジ対応部5、6の一部表面へ潤滑剤が流れ込むことで、大径ロール側に相当する当該箇所の摩擦係数が局所的に低下することになる。具体的には、フランジ対応部5、6において流れ込みが発生した大径ロール側の部分では被圧延材Aの伸びが抑制されるため、ロールバイト出口の中立線O近傍のフランジに生じる圧縮応力がさらに増大し、圧縮応力が座屈限界を超えた場合、フランジ対応部5、6にはいわゆるフランジ波と呼ばれる形状不良が発生する。
なお、本実施の形態に係る構成において、孔型59と孔型69を比較すると、後段の孔型である孔型69の方がより被圧延材A(特にフランジ対応部5、6)を薄く圧延するため、上述したフランジ波の発生といった形状不良が顕著になりやすい。また、より仕上圧延に近い工程の方が、形状不良が発生すると製品形状不良に直結しやすい。即ち、製品寸法精度や圧延の安定性といった観点から、特に後段の孔型である孔型69での上記のような問題点を解決することが重要となる。
(本発明の実施の形態に係る潤滑剤の除去技術)
このような問題点に鑑み、本発明者らは、孔型59での圧延や、孔型69での圧延において、被圧延材Aのウェブ対応部3における潤滑技術について見直しを行い、フランジ波の発生を抑制させることができるような構成に係る知見を得、その好適な形態について鋭意検討を行った。以下では、本知見について詳細に説明する。なお、以下の説明では孔型69においてU姿勢でもって圧延される被圧延材Aのウェブ対応部3やフランジ対応部5、6の状況を例示して図示・説明しているが、孔型59等の他の孔型での圧延についても同様の技術を適用できる。
図8は本発明の実施の形態に係る潤滑剤除去技術に関する概略説明図であり、上下孔型ロールの側面断面図である。また、図9は図8中の(a)X−X断面、(b)Y−Y断面を示す概略断面図である。なお、図8、9では、説明のため、孔型69を構成する孔型ロールの概略断面に注視して図示し、圧延機筐体等の一般的な装置構成については図示を省略している。
図8に示すように、孔型69における前面側及び後面側には、ウェブ潤滑装置100からウェブ対応部3の上面に対向するウェブ対向部分に供給された潤滑剤がフランジ対応部5、6に対向するフランジ対向部分の一部表面に流れ込むのを防止・抑制する、あるいは、流れ込んだ潤滑剤を除去する、潤滑剤防止機構102(102a、102b)が設けられている。また、ウェブ潤滑装置100からウェブ対応部3の上面に対向するウェブ対向部分に供給された潤滑剤に、ロール冷却水供給機構105から供給されたロール冷却水が混合し、潤滑剤と水の混合物がフランジ対応部5、6に対向するフランジ対向部分の一部表面に流れ込むのを防止・抑制する水切り板103が設けられている。
図9(a)に示すように、潤滑剤防止機構102は、上孔型ロール65のフランジ対向部分65aの大径側の一部を含む範囲に設けられる。即ち、上孔型ロール65のフランジ対向部分65aとウェブ対向部分65bの境界部(コーナー部)の所定範囲に設けられる。なお、この所定範囲は、ウェブ対向部分65bに供給された潤滑剤がフランジ対応部5、6の一部表面に流れ込む際の流れ込み範囲に応じて適宜設計可能であり、例えば、孔型深さの10%以上、且つ、中立線Oまでの高さ以下の範囲とすることが好ましい。この理由についてはグラフ等を参照して後述する。ここで、上記「大径側」とは、上孔型ロール65のフランジ対向部分65aの幅方向において、中立線のロール径よりも相対的にロール径が大きい範囲を指す。
この潤滑剤防止機構102の具体的な構成としては、ゴム板やフエルト材等を用いた部材をロール周面に接触させる、あるいは圧力を付加して押し付けるといった機構や、高圧のエアーや水を噴射することで潤滑剤を除去するといった機構が例示される。
また、図9(b)に示すように、水切り板103は、上孔型ロール65のウェブ対向部分65b全体と、フランジ対向部分65aの大径側の一部を含む範囲に亘って設けられる。水切り板103は一般的に圧延機に取り付けられる装置であれば良く、例えばワイパー状に構成されるゴム板等を用いた装置が例示される。
これら潤滑剤防止機構102と水切り板103は、いずれもウェブ対応部3の上面に対向するウェブ対向部分に供給された潤滑剤がフランジ対応部5、6の一部表面に流れ込むのを防止・抑制する潤滑剤防止手段として機能するものであり、孔型59や孔型69には、いずれか一方を設けても良く、両方を設けても良い。
(潤滑剤除去範囲の適正条件)
本発明者らは、上記図7〜図9等を参照して説明した潤滑剤防止機構102や水切り板103に関し、これら機構を上孔型ロール65のフランジ対向部分65a幅方向でどの程度の範囲に設けるのが、フランジ波抑制の観点から適正であるのか評価検討を行った。具体的には、図9(a)に示すロール概略断面図において、孔型深さをDとし、当該深さDの大径側から深さ0〜35%の範囲に潤滑剤が流れ込んだときに、当該深さDのうちの所定範囲Hについて潤滑剤防止機構102を設け、潤滑剤の流れ込みを防止・抑制した際の、所定範囲Hと伸び歪差の減少率との関係をFEM解析によって評価した。なお、「伸び歪差の減少率」とは、フランジ対向部分65aにおいて、潤滑剤防止機構102や水切り板103を設けない場合の、伸びが最大の箇所と伸びが最小の箇所との差(=伸び歪差)を基準とした場合の、各条件での伸び歪差の減少率である。
図10は、孔型深さDに対する潤滑剤の流れ込みを防止・抑制した所定範囲の高さ(=除去部高さ)Hの比率と、伸び歪差の減少率との関係を示すグラフである。伸び歪差の減少率に関し、当該減少率が10%未満である場合、圧延チャンスによるパススケジュールやロール径、温度など操業条件の変化に対して安定したフランジ波低減効果が得られない恐れがあるため、当該減少率は10%以上であることが好ましい。即ち、図10に示す関係から、孔型深さDの大径側から少なくとも10%の範囲において潤滑剤の流れ込みを防止・抑制するように潤滑剤防止機構102や水切り板103を設けることが好ましい。また、より好ましくは、伸び歪差の減少率が20%以上となるように、孔型深さDの大径側から25%以上の範囲において潤滑剤の流れ込みを防止・抑制するように潤滑剤防止機構102や水切り板103を設けることで、顕著な効果が得られる。
なお、孔型深さDに対する潤滑剤の流れ込みを防止・抑制した所定範囲の高さHは、孔型深さDの大径側から中立線Oまでの深さPよりも短いことが好ましい。これは、ウェブ対応部3の上面に対向するウェブ対向部分に供給された潤滑剤が、仮に中立線Oにまで潤滑剤が流れ込んだ場合でも中立線近傍の伸び歪が増加することはなく、フランジ波の発生する恐れが少ないからである。
以上、図10を参照して説明したように、潤滑剤防止機構102や水切り板103を設けるに際し、孔型深さDの大径側から少なくとも10%の範囲において潤滑剤の流れ込みを防止・抑制するように設けることが好ましく、更には、孔型深さDの大径側から25%以上の範囲において潤滑剤の流れ込みを防止・抑制するように設けることがより好ましいことが知見された。また、潤滑剤防止機構102や水切り板103を設けるに際し、孔型深さDの大径側から中立線Oまでの深さPよりも短い範囲において潤滑剤の流れ込みを防止・抑制するように設けることが好ましいことも知見された。
(作用効果)
以上説明したように構成される潤滑剤防止機構102や水切り板103を備えた構成の孔型を用い孔型圧延(特に、中間圧延工程、更には第2中間圧延工程)を行うことで、被圧延材Aの上下反りを抑えるためにウェブ対応部3に潤滑剤が供給されている場合に、当該潤滑剤がフランジ対応部5、6の一部表面へ流れ込むのを防止・抑制することができる。これにより、フランジ対応部5、6において局所的に摩擦係数が低下し、ロールとの相対滑り速度が部位によって異なることとなり、いわゆるフランジ波等の形状不良が発生するのを防止することが可能となり、製品寸法精度や圧延の安定性、生産性の向上が実現される。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施の形態では、第2中間圧延機19に設けられる第3の孔型69を例示して図示・説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではなく、被圧延材Aを圧延する種々の圧延機において適用可能である。例えば複数パス圧延を実施する際にフランジ波が発生する恐れがある第1の孔型49や第2の孔型59での圧延工程に対して適用することが可能である。また、1基の中間圧延機に第2の孔型と第3の孔型を配置して実施する場合や、第2の孔型59及び第3の孔型69に関して、第2の孔型59を幅方向両端部が開放された孔型形状とし、第3の孔型69を爪高さの成形を同時に行う孔型形状とした場合についても、同様に適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、ハット形鋼矢板を圧延する場合を例に挙げて図示・説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。即ち、中間圧延においてフランジ波が発生する恐れがある種々の形状のフランジを有する鋼矢板に対して本発明は適用可能である。具体的には、ハット形鋼矢板に加え、U形鋼矢板にも適用することができる。
また、上記実施の形態では、潤滑剤防止機構と水切り板を両方設けた構成について説明したが、いずれか一方のみを設けた構成でも良い。即ち、ウェブ対応部3の上面に供給された潤滑剤がフランジ対応部5、6の一部表面に流れ込むのを好適に防止・抑制できるような構成でもって潤滑剤防止機構あるいは水切り板の少なくとも一方が設けられていれば良い。また、潤滑剤防止機構と水切り板を孔型ロールの前面側と後面側の両方に設ける場合について図示・説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、前面側、後面側のいずれか一方に設けられても良い。
また、上記実施の形態では、ハット形鋼矢板をU姿勢で圧延造形する場合を例示して図示・説明したが、本発明を適用する際の圧延造形姿勢はこれに限られるものではない。例えば、ハット形鋼矢板を逆U姿勢で圧延造形する場合には、上記実施の形態で図示した構成である上下孔型ロールを入れ替えた構成に適用すれば良い。その場合、水切り板は上孔型ロールに設けても良い。
以下、本発明の実施例として、ハット形鋼矢板の製造での第2中間圧延において、ウェブ潤滑装置を用いて圧延を行う条件下で、潤滑剤の流れ込みを防止・抑制するための本発明技術を適用した場合(実施例)と、非適用の場合(比較例)のそれぞれについて被圧延材へのフランジ波の発生状況について検証を行った。
先ず、実施例1として、図8、図9(b)に記載した構成の水切り板を設けた条件にて第2中間圧延を行った。実施例1では、圧延量が増加するにつれて製品には残存しない軽度なフランジ波が最終パスで被圧延材長手方向一部に発生した。これは、水切り板の摩耗によりロール冷却水がウェブ潤滑装置による潤滑部に僅かに流れ込み、フランジ対応部の大径ロール側に潤滑剤が流れ込むのを完全に防止することができなかったためと推定された。
また、実施例2として、水切り板に加え、図8、図9(a)に記載した構成の潤滑剤防止機構を設けた条件にて第2中間圧延を行った。実施例2の条件では、孔型深さDの大径側から25%の範囲にて潤滑剤の流れ込みを防止する構成とした。実施例2では、圧延時にフランジ波は全く発生しなかった。
また、比較例として、被圧延材のウェブ対応部にのみに当接する従来の構成の水切り板(特許文献3参照)を設けた条件にて第2中間圧延を行った。比較例の条件では、最終パスで被圧延材長手方向の全長に急峻度の大きなフランジ波が発生し、製品にも残存した。
本発明は、ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機に適用できる。
1…製造装置
3…ウェブ対応部
5、6…フランジ対応部
8、9…腕対応部
10、11…継手対応部
14、15…爪部
17…粗圧延機
18…第1中間圧延機
19…第2中間圧延機
30…仕上圧延機
45…(第1の孔型の)上孔型ロール
48…(第1の孔型の)下孔型ロール
49…第1の孔型
55…(第2の孔型の)上孔型ロール
58…(第2の孔型の)下孔型ロール
59…第2の孔型
65…(第3の孔型の)上孔型ロール
68…(第3の孔型の)下孔型ロール
69…第3の孔型
75…(第4の孔型の)上孔型ロール
78…(第4の孔型の)下孔型ロール
79…第4の孔型
85…(第5の孔型の)上孔型ロール
88…(第5の孔型の)下孔型ロール
89…第5の孔型
100…ウェブ潤滑装置
102…潤滑剤防止機構
103…水切り板
105…ロール冷却水供給機構
A(A1〜A5)…被圧延材
L…圧延ライン
O…中立線

Claims (9)

  1. 被圧延材に粗圧延工程、中間圧延工程及び仕上圧延工程を行うハット形鋼矢板の製造方法であって、
    前記中間圧延工程での前記被圧延材は、ウェブ対応部と、前記ウェブ対応部の両端部に一方の端部が接続する2つのフランジ対応部と、前記フランジ対応部の他方の端部と接続する腕対応部と、を備え、
    前記中間圧延工程は前記被圧延材の断面全体を1又は複数の孔型による1又は複数パス圧延によって行われ、
    前記中間圧延工程が行われる少なくとも1つの孔型では、前記ウェブ対応部の内面に対し潤滑剤による潤滑が行われ、
    前記潤滑が行われる孔型には、前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止する潤滑剤防止手段が設けられることを特徴とする、ハット形鋼矢板の製造方法。
  2. 前記潤滑が行われる孔型には、
    前記潤滑剤防止手段として、孔型ロールにおいて前記ウェブ対応部の内面に対向するウェブ対向部分全体と、前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲の水切りを行う水切り板が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のハット形鋼矢板の製造方法。
  3. 前記潤滑が行われる孔型には、
    前記潤滑剤防止手段として、孔型ロールにおいて前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲において、前記フランジ対応部の内面に流れ込んだ前記潤滑剤を除去する潤滑剤防止機構が設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載のハット形鋼矢板の製造方法。
  4. 前記潤滑剤防止手段は、前記潤滑が行われる孔型の孔型深さDの大径側から少なくとも10%の範囲において前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止するように設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のハット形鋼矢板の製造方法。
  5. 前記中間圧延工程はリバース圧延で行われることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のハット形鋼矢板の製造方法。
  6. ウェブ対応部と、前記ウェブ対応部の両端部に一方の端部が接続する2つのフランジ対応部と、前記フランジ対応部の他方の端部と接続する腕対応部と、を備える被圧延材に対し孔型ロールによる中間圧延を行う圧延機であって、
    前記ウェブ対応部の内面に対し潤滑剤を供給するウェブ潤滑装置と、
    前記フランジ対応部の内面への前記潤滑剤の流れ込みを防止する潤滑剤防止手段と、が設けられることを特徴とする、圧延機。
  7. 前記潤滑剤防止手段は、前記孔型ロールにおいて前記ウェブ対応部の内面に対向するウェブ対向部分全体と、前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲の水切りを行う水切り板であることを特徴とする、請求項6に記載の圧延機。
  8. 前記潤滑剤防止手段は、前記孔型ロールにおいて前記フランジ対応部の内面に対向するフランジ対向部分の大径側の一部を含む範囲において、前記フランジ対応部の内面に流れ込んだ前記潤滑剤を除去する潤滑剤防止機構であることを特徴とする、請求項6又は7に記載の圧延機。
  9. 前記潤滑剤防止手段は、前記孔型の孔型深さDの大径側から少なくとも10%の範囲を含むように設けられることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の圧延機。
JP2019001680A 2019-01-09 2019-01-09 ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機 Active JP7231882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001680A JP7231882B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001680A JP7231882B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020110812A true JP2020110812A (ja) 2020-07-27
JP7231882B2 JP7231882B2 (ja) 2023-03-02

Family

ID=71666505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019001680A Active JP7231882B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7231882B2 (ja)

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5294444U (ja) * 1976-01-12 1977-07-14
JPH05305325A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Nippon Steel Corp フランジを有する形鋼の潤滑圧延法
JPH0679331A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱間圧延における潤滑方法
JPH06344011A (ja) * 1993-06-04 1994-12-20 Nippon Steel Corp 形鋼の潤滑圧延法および潤滑装置
JPH0768310A (ja) * 1993-09-02 1995-03-14 Kawasaki Steel Corp 熱間圧延装置
JP2000126812A (ja) * 1998-10-21 2000-05-09 Nkk Corp U形鋼矢板の冷却方法および冷却装置
JP2005279656A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Jfe Steel Kk U型鋼矢板の製造方法
JP2007237276A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Nippon Steel Corp ラルゼン型継手を有する矢板製品の製造方法
JP2009018329A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Sumitomo Metal Ind Ltd ハット形鋼矢板の熱間圧延方法
JP2009136889A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Jfe Steel Corp 形鋼圧延における圧延油噴射方法
JP2010005635A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼矢板用圧延ロールの水切り装置
JP2010188359A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Mitsubishi Materials Corp 圧延装置
JP2010247196A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Nippon Steel Corp 形鋼の潤滑圧延方法および潤滑装置
JP2017209718A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 新日鐵住金株式会社 熱間圧延における潤滑油供給方法
JP2018126748A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 新日鐵住金株式会社 鋼矢板の製造方法および鋼矢板の継手整形用圧延機

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5294444U (ja) * 1976-01-12 1977-07-14
JPH05305325A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Nippon Steel Corp フランジを有する形鋼の潤滑圧延法
JPH0679331A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱間圧延における潤滑方法
JPH06344011A (ja) * 1993-06-04 1994-12-20 Nippon Steel Corp 形鋼の潤滑圧延法および潤滑装置
JPH0768310A (ja) * 1993-09-02 1995-03-14 Kawasaki Steel Corp 熱間圧延装置
JP2000126812A (ja) * 1998-10-21 2000-05-09 Nkk Corp U形鋼矢板の冷却方法および冷却装置
JP2005279656A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Jfe Steel Kk U型鋼矢板の製造方法
JP2007237276A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Nippon Steel Corp ラルゼン型継手を有する矢板製品の製造方法
JP2009018329A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Sumitomo Metal Ind Ltd ハット形鋼矢板の熱間圧延方法
JP2009136889A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Jfe Steel Corp 形鋼圧延における圧延油噴射方法
JP2010005635A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼矢板用圧延ロールの水切り装置
JP2010188359A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Mitsubishi Materials Corp 圧延装置
JP2010247196A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Nippon Steel Corp 形鋼の潤滑圧延方法および潤滑装置
JP2017209718A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 新日鐵住金株式会社 熱間圧延における潤滑油供給方法
JP2018126748A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 新日鐵住金株式会社 鋼矢板の製造方法および鋼矢板の継手整形用圧延機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7231882B2 (ja) 2023-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019038014A (ja) フランジを有する鋼矢板の製造方法
JP6493636B2 (ja) フランジを有する鋼矢板の製造方法及び製造設備
JP2022018937A (ja) ハット形鋼矢板の製造方法及び製造設備
JP2020110812A (ja) ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機
JP7070248B2 (ja) ハット形鋼矢板の製造方法及び圧延機
WO2018029869A1 (ja) H形鋼の製造方法
JP6536415B2 (ja) H形鋼の製造方法
JP4638828B2 (ja) ラルゼン型継手を有する矢板製品の製造方法
JP2021030232A (ja) 左右フランジ厚みの異なる非対称h形鋼の製造方法
WO2019156078A1 (ja) H形鋼の製造方法
JP6645453B2 (ja) 金属帯の圧延方法
JP6597321B2 (ja) H形鋼の製造方法及びh形鋼製品
JP6686809B2 (ja) H形鋼の製造方法
JP7343779B2 (ja) 左右フランジ厚みの異なる非対称h形鋼の製造方法
JP6589755B2 (ja) フランジを有する形鋼の中間ユニバーサル圧延方法
JP2021030234A (ja) 左右フランジ厚みの異なる非対称h形鋼の製造方法
JP6627641B2 (ja) H形鋼の製造方法
JP2014166649A (ja) 継目無鋼管の製造方法
JP3496554B2 (ja) 溝形鋼の製造方法、粗ユニバーサル圧延機および仕上ユニバーサル圧延機
JP5327167B2 (ja) ラルゼン型継手を有する矢板製品の製造方法
JP6575725B1 (ja) H形鋼の製造方法
JP6515365B1 (ja) H形鋼の製造方法
JP5742652B2 (ja) フランジを有する形鋼の圧延方法
JP6703306B2 (ja) H形鋼の製造方法
JP6790973B2 (ja) H形鋼の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7231882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151