JP2020108388A - 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 - Google Patents
混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020108388A JP2020108388A JP2020040954A JP2020040954A JP2020108388A JP 2020108388 A JP2020108388 A JP 2020108388A JP 2020040954 A JP2020040954 A JP 2020040954A JP 2020040954 A JP2020040954 A JP 2020040954A JP 2020108388 A JP2020108388 A JP 2020108388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spice
- spices
- enhancing
- heating
- flavor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Seasonings (AREA)
Abstract
Description
そこで、本発明の課題は、新たな香味を有する香辛料及びその製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明は、以下の事項を含む。
[1]特徴香香辛料、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を混合する工程を含み、
前記特徴香香辛料は、未加熱香辛料であるか、又は、未加熱香辛料を加熱価が5以下となる条件で加熱することにより得られた香辛料であり、
前記カラメル香増強香辛料は、コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱することにより得られたものであり、
前記アーモンド香増強香辛料は、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱することにより得られたものであり、
炭火香増強香辛料は、コリアンダーを、加熱価が800以上となる条件で加熱することにより得られたものである、
混合香辛料の製造方法。
[2]前記特徴香香辛料は、黒胡椒、フェンネル、桂皮、カルダモン、ナツメグ、ローレル、クミン、陳皮、コリアンダー、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、アニス、セロリ、ガーリック、パプリカ、ジンジャー、アサフォエティダ、シナモン、オールスパイス、ディル、クローブ、スターアニス、アジョワン、タイム、オレガノ、セージ、ローズマリー、タラゴン及びカレーリーブスからなる群から選択される少なくとも1種を原料とする香辛料である、[1]に記載の方法。
[3]前記少なくとも2種の香辛料群を混合する工程は、前記カラメル香増強香辛料、前記アーモンド香増強香辛料、及び前記炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料群と、前記特徴香香辛料とを混合する工程を含む、[1]又は[2]に記載の方法。
[4]前記少なくとも2種の香辛料群を混合する工程は、前記カラメル香増強香辛料、前記アーモンド香増強香辛料、及び前記炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を混合する工程を含む、[1]乃至[3]のいずれかに記載の方法。
[5]前記少なくとも2種の香辛料を混合する工程は、前記特徴香香辛料、前記カラメル香増強香辛料、前記アーモンド香増強香辛料、及び前記炭火香増強香辛料を混合する工程を含む、[1]乃至[4]のいずれかに記載の方法。
[6]前記カラメル香増強香辛料が、ホールの香辛料を加熱することにより得られたものである、[1]乃至[5]のいずれかに記載の方法。
[7]前記アーモンド香増強香辛料が、粉砕された香辛料を加熱することにより得られたものである、[1]乃至[6]のいずれかに記載の方法。
[8]コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱する工程を含む、カラメル香増強香辛料の製造方法。
[9]ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱する工程を含む、アーモンド香増強香辛料の製造方法。
[10][1]乃至[7]のいずれかに記載の方法により製造された混合香辛料、[8]に記載の方法により製造されたカラメル香増強香辛料、又は[9]に記載の方法により製造されたアーモンド香増強香辛料を他の飲食品材料に添加する工程を含む、飲食品の製造方法。
[11]特徴香香辛料、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を含み、
前記特徴香香辛料は、未加熱香辛料であるか、又は、未加熱香辛料を加熱価が5以下となる条件で加熱することにより得られた香辛料であり、
前記カラメル香増強香辛料は、コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱することにより得られたものであり、
前記アーモンド香増強香辛料は、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱して得られたものであり、
炭火香増強香辛料は、コリアンダーを、加熱価が800以上となる条件で加熱することにより得られたものである、
混合香辛料。
[12][11]に記載の混合香辛料を含む、飲食品。
[13]香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱する工程を含む、カラメル香の増強方法。
[14]香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱する工程を含む、アーモンド香の増強方法。
特徴香香辛料は、未加熱香辛料であるか、又は、未加熱香辛料を加熱価が5以下となる条件で加熱することにより得られた香辛料である。未加熱であるか、又は、加熱量が少ない(加熱価が5以下)ため、特徴香香辛料は、香辛料本来の芳香を有している。
(式):CV値=10^((品温−基準温度)/Z値)
なお、本発明においては、基準温度を110℃、Z値を30℃とする。
(式):0.46+0.22+0.10+0.05+0.02=0.85
カラメル香増強香辛料は、香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱処理することにより得られた香辛料である。このような条件下で加熱処理することにより、加熱前の芳香に加えて、独特の香味が生じる。具体的には、カラメル香が得られる。
カラメル香増強香辛料の原料は、特に限定されるものでは無いが、コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
加熱時間は、例えば、10〜120分、好ましくは、30〜90分である。
加熱処理時に到達する品温(最大の品温)は、例えば100〜160℃、好ましくは110〜150℃、より好ましくは120〜140℃である。
アーモンド香増強香辛料は、香辛料を、圧力がゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱することにより得られた香辛料である。香辛料をこのような条件下で加熱処理することにより、加熱前の芳香に加えて、独特の香味が得られる。この独特の香味は、カラメル香とも異なる香味であり、アーモンド様の香味である。
アーモンド香増強香辛料の原料は、特に限定されるものでは無いが、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
加熱処理に供される際の香辛料の粒度は、例えば、6mm以下である。粒度は、例えば、JISに規定される標準篩の目開きの大きさにより求めることができる。
加熱処理時に到達する品温(最大の品温)は、例えば100〜200℃、好ましくは110〜150℃、より好ましくは120〜140℃である。
炭火香増強香辛料は、コリアンダーを、加熱価が800以上となる条件で加熱処理することにより得られたものである。コリアンダーをこのような条件で加熱すると、独特の香味が得られる。この香味は、炭火香であり、加熱前の香辛料、カラメル香増強香辛料、及びアーモンド香増強香辛料とも異なる香味である。
加熱処理の時間は、例えば、1〜40分、好ましくは10〜30分である。
加熱処理は、例えば、品温が150〜220℃、好ましくは160〜200℃に達するような条件で行われる。
既述の通り、本実施形態に係る混合香辛料は、上述した特徴香香辛料、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を含む。すなわち、本実施形態に係る混合香辛料は、少なくとも、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料のいずれか1種を含んでいる。カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料は、いずれも、独特の香味を有する香辛料である。これら3種の香辛料のいずれかを使用することによって、これまでにない新たな香味を飲食品に付与することができる。
尚、「混合する工程」において3種以上の香辛料を混合する場合、混合の順序は、特に限定されない。例えば、全ての香辛料を同時に混合してもよいし、各香辛料を順番に添加することにより、3種以上の香辛料群を混合してもよい。
一例では、混合香辛料は、特徴香香辛料、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料を含む。この例では、香辛料が本来有する特有の芳香に加えて、カラメル香、アーモンド香、及び炭火香が付与されている。その結果、食品に、広がりと持続性のある豊かな香味を付与することが可能になる。
この例の場合、混合香辛料中の特徴香香辛料の含有量は、例えば5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。
混合香辛料中のカラメル香増強香辛料の含有量は、例えば10〜70重量%、好ましくは20〜60重量%である。
混合香辛料中のアーモンド香増強香辛料の含有量は、例えば10〜70重量%、好ましくは20〜60重量%である。
混合香辛料中の炭火香増強香辛料の含有量は、例えば0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
この例の場合、混合香辛料中の特徴香香辛料の含有量は、例えば5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。
混合香辛料中のアーモンド香増強香辛料の含有量は、例えば40〜90重量%、好ましくは60〜80重量%である。
混合香辛料中の炭火香増強香辛料の含有量は、例えば0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
一例に係る混合香辛料は、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料からなる。この例に係る混合香辛料は、カラメル香、アーモンド香、炭火香を併せ持ち、今までにない加熱感、高い力価、豊かな風味を提供する。
この例の場合、混合香辛料中のカラメル香増強香辛料の含有量は、例えば20〜80重量%、好ましくは30〜70重量%である。
混合香辛料中のアーモンド香増強香辛料の含有量は、例えば20〜80重量%、好ましくは30〜70重量%である。
混合香辛料中の炭火香増強香辛料の含有量は、例えば0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
本実施形態に係る混合香辛料としては、例えば、カレーパウダー、ガラムマサラ、ウーシャンフェン、七味唐辛子、洋風スパイスミックス、和風スパイスミックス等が挙げられる。
本実施形態に係る混合香辛料には、当技術分野で通常使用されている種々の添加剤が適宜含まれていてもよい。
別の態様では、本発明は、本実施形態に係る混合香辛料を含む飲食品に関する。
本発明の飲食品は、本実施形態の混合香辛料を、他の飲食品材料に添加して製造してもよい。本発明の飲食品は、特に限定されるものでは無いが、例えば、塩、調味塩、醤油、味噌、ドレッシング、粉末調味料、柚子胡椒、めんつゆ、マヨネーズ、粉末だし、液体だし、おでんの素、スープ、乾燥麺、ラーメン、パスタソース、カレールウ、カレーソース、カレーフィリング、シチュールウ、シチューソース、又はスナック菓子等であってもよい。
また、カレーソース、パスタソース、及びシチューソースの形態としては、レトルト、ペースト状、冷凍状等であってもよい。
以下に、本発明をより詳細に説明するため、実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されて解釈されるべきものでは無い。
黒胡椒のホールを準備した。準備した黒胡椒を、130℃の過熱水蒸気により、5秒間加熱し、例1に係る特徴香香辛料を得た。加熱装置としては、粉粒体殺菌装置を用いた。また、加熱価は、2であった。
また、黒胡椒に代えて、フェンネル、桂皮、カルダモン、ナツメグ、ローレル、クミン、陳皮、コリアンダー、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、アニス、セロリ、ガーリック、パプリカ、ジンジャー、アサフォエティダ、シナモン、オールスパイス、ディル、クローブ、スターアニス、アジョワン、タイム、オレガノ、セージ、ローズマリー、タラゴン及びカレーリーブスをそれぞれ使用し、例1と同様の条件を採用して、例2〜30に係る特徴香香辛料を得た。
コリアンダーのホールを準備した。準備したコリアンダーを、密閉条件で、ゲージ圧0.4MPaの加圧下、品温が130℃に達温するまで加熱し、例31に係る香辛料を得た。加熱装置としては、加圧加熱撹拌釜を用いた。加熱価は、58.0であった。
また、コリアンダーに代えて、クミン、陳皮、アニス及びセロリを使用し、例31と同様の条件を採用して、例32〜35に係る香辛料を得た。加熱価は、表3に示される通りであった。
また、コリアンダーに代えて、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダを使用し、レトルトパウチに香辛料を封入してレトルト殺菌釜を用いて品温120〜130℃に達した後、20〜30分間加熱したこと以外は例31と同様の条件を採用して、例36〜44に係る香辛料を得た。加熱価は、表3に示される通りであった。
ターメリックの粉砕品(粒度6mm以下)を準備した。準備したターメリックを、常圧下(ゲージ圧0MPa)、150℃の過熱水蒸気を用いて、品温が125℃に到達するまで加熱し、例45に係る香辛料を得た。加熱装置としては、過熱水蒸気渦流混合機を用いた。加熱価は、93.4であった。
また、ターメリックに代えて、唐辛子及びフェヌグリークを使用し、例45と同様の条件を採用して、例46、47に係る香辛料を得た。品温及び加熱価は、表4−1に示される通りであった。
また、ターメリックに代えて、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス及びセロリを使用し、350℃の過熱水蒸気を用いたこと以外は例45と同様の条件を採用して、例48〜55に係る香辛料を得た。品温及び加熱価は、表4−1及び表4−2に示される通りであった。
また、ターメリックに代えて、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮を使用し、オーブンを用いて常圧下、品温175℃で1分間加熱し、例56〜59に係る香辛料を得た。加熱価は、表4−2に示される通りであった。
コリアンダーのホールを準備した。準備したコリアンダーを、開放常圧下、品温が180℃に達した後、20分間加熱し、例60に係る香辛料を得た。加熱装置としては、直火平釜を用いた。加熱価は、11016であった。
また、コリアンダーのホールを使用し、オーブンを用いて常圧下、品温180℃で4分間加熱して例61に係る香辛料を得た。加熱価は1013であった。
例1乃至61に係る香辛料を、表6〜12に示される組成にて混合し、実施例1乃至6及び比較例に係る混合香辛料を得た。得られた各混合香辛料の香味を官能評価により評価した。
これに対して、実施例1に係る混合香辛料は、香辛料が本来有する特有の芳香に加えて、カラメル香、アーモンド香及び炭火香を併せ持っており、広がりと持続性のある豊かな香味を有していた。
実施例2に係る混合香辛料は、香辛料が本来有する特有の芳香に加えて、カラメル香を併せ持っており、広がりと持続性のある豊かな香味を有していた。
実施例3に係る混合香辛料は、香辛料が本来有する特有の芳香に加えて、アーモンド香を併せ持っており、広がりと持続性のある豊かな香味を有していた。
実施例4に係る混合香辛料は、香辛料が本来有する特有の芳香に加えて、カラメル香及び炭火香を併せ持っており、広がりと持続性のある豊かな香味を有していた。
実施例5に係る混合香辛料は、香辛料が本来有する特有の芳香に加えて、アーモンド及び炭火香を併せ持っており、広がりと持続性のある豊かな香味を有していた。
実施例6に係る混合香辛料は、カラメル香、アーモンド香及び炭火香を併せ持ち、これまでにない加熱感と高い力価、豊かな風味を有していた。
Claims (14)
- 特徴香香辛料、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を混合する工程を含み、
前記特徴香香辛料は、未加熱香辛料であるか、又は、未加熱香辛料を加熱価が5以下となる条件で加熱することにより得られた香辛料であり、
前記カラメル香増強香辛料は、コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱することにより得られたものであり、
前記アーモンド香増強香辛料は、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱することにより得られたものであり、
炭火香増強香辛料は、コリアンダーを、加熱価が800以上となる条件で加熱することにより得られたものである、
混合香辛料の製造方法。 - 前記特徴香香辛料は、黒胡椒、フェンネル、桂皮、カルダモン、ナツメグ、ローレル、クミン、陳皮、コリアンダー、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、アニス、セロリ、ガーリック、パプリカ、ジンジャー、アサフォエティダ、シナモン、オールスパイス、ディル、クローブ、スターアニス、アジョワン、タイム、オレガノ、セージ、ローズマリー、タラゴン及びカレーリーブスからなる群から選択される少なくとも1種を原料とする香辛料である、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも2種の香辛料群を混合する工程は、前記カラメル香増強香辛料、前記アーモンド香増強香辛料、及び前記炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料群と、前記特徴香香辛料とを混合する工程を含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記少なくとも2種の香辛料群を混合する工程は、前記カラメル香増強香辛料、前記アーモンド香増強香辛料、及び前記炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を混合する工程を含む、請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも2種の香辛料を混合する工程は、前記特徴香香辛料、前記カラメル香増強香辛料、前記アーモンド香増強香辛料、及び前記炭火香増強香辛料を混合する工程を含む、請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
- 前記カラメル香増強香辛料が、ホールの香辛料を加熱することにより得られたものである、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
- 前記アーモンド香増強香辛料が、粉砕された香辛料を加熱することにより得られたものである、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
- コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱する工程を含む、カラメル香増強香辛料の製造方法。
- ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱する工程を含む、アーモンド香増強香辛料の製造方法。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の方法により製造された混合香辛料、請求項8に記載の方法により製造されたカラメル香増強香辛料、又は請求項9に記載の方法により製造されたアーモンド香増強香辛料を他の飲食品材料に添加する工程を含む、飲食品の製造方法。
- 特徴香香辛料、カラメル香増強香辛料、アーモンド香増強香辛料、及び炭火香増強香辛料からなる群から選択される少なくとも2種の香辛料群を含み、
前記特徴香香辛料は、未加熱香辛料であるか、又は、未加熱香辛料を加熱価が5以下となる条件で加熱することにより得られた香辛料であり、
前記カラメル香増強香辛料は、コリアンダー、クミン、陳皮、アニス、セロリ、ターメリック、フェヌグリーク、ガーリック、唐辛子、パプリカ、フェンネル、黒胡椒、ジンジャー及びアサフォエティダからなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱することにより得られたものであり、
前記アーモンド香増強香辛料は、ターメリック、唐辛子、フェヌグリーク、クミン、コリアンダー、陳皮、ガーリック、パプリカ、フェンネル、アニス、セロリ、黒胡椒、ジンジャー、フェヌグリークリーブス及び桂皮からなる群から選択される少なくとも1種の香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱して得られたものであり、
炭火香増強香辛料は、コリアンダーを、加熱価が800以上となる条件で加熱することにより得られたものである、
混合香辛料。 - 請求項11に記載の混合香辛料を含む、飲食品。
- 香辛料を、ゲージ圧0.05MPa以上の圧力下で、加熱価が15〜170となる条件で加熱する工程を含む、カラメル香の増強方法。
- 香辛料を、ゲージ圧0.05MPa未満の条件下で、加熱価が50〜180となるように加熱する工程を含む、アーモンド香の増強方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020040954A JP7295820B2 (ja) | 2018-12-28 | 2020-03-10 | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018248413A JP6675473B1 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 |
JP2020040954A JP7295820B2 (ja) | 2018-12-28 | 2020-03-10 | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018248413A Division JP6675473B1 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020108388A true JP2020108388A (ja) | 2020-07-16 |
JP2020108388A5 JP2020108388A5 (ja) | 2021-11-18 |
JP7295820B2 JP7295820B2 (ja) | 2023-06-21 |
Family
ID=86772743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020040954A Active JP7295820B2 (ja) | 2018-12-28 | 2020-03-10 | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7295820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021172401A1 (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-02 | ハウス食品株式会社 | 混合香辛料及びそれを含むマスキング用組成物 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426369A (en) * | 1977-07-27 | 1979-02-27 | Hausu Shiyokuhin Kougiyou Kk | Treatment of fenugreek seed |
JP2000093114A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | House Foods Corp | 加工香辛料の製造方法 |
JP2000236844A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-05 | Lion Corp | 焙煎風味香辛料 |
JP2000316518A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-21 | Takasago Internatl Corp | カレー用調合粉末香辛料の製造方法 |
JP2002325552A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | House Foods Corp | 調味用組成物の製造方法、調理食品又は調理食品用基材 |
JP2003102444A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Ezaki Glico Co Ltd | 抗酸化性が高くかつ優れた香味を有するカレー粉および該カレー粉を含有する食品 |
JP2007061015A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Ikeda Shokken Kk | 香辛料及びその加工方法 |
JP2012249553A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Ikeda Shokken Kk | ショウガ加工物の製造方法 |
JP2016123329A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | ハウス食品株式会社 | 焙煎香辛料ペースト及びその製造方法 |
-
2020
- 2020-03-10 JP JP2020040954A patent/JP7295820B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426369A (en) * | 1977-07-27 | 1979-02-27 | Hausu Shiyokuhin Kougiyou Kk | Treatment of fenugreek seed |
JP2000093114A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | House Foods Corp | 加工香辛料の製造方法 |
JP2000236844A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-05 | Lion Corp | 焙煎風味香辛料 |
JP2000316518A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-21 | Takasago Internatl Corp | カレー用調合粉末香辛料の製造方法 |
JP2002325552A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | House Foods Corp | 調味用組成物の製造方法、調理食品又は調理食品用基材 |
JP2003102444A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Ezaki Glico Co Ltd | 抗酸化性が高くかつ優れた香味を有するカレー粉および該カレー粉を含有する食品 |
JP2007061015A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Ikeda Shokken Kk | 香辛料及びその加工方法 |
JP2012249553A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Ikeda Shokken Kk | ショウガ加工物の製造方法 |
JP2016123329A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | ハウス食品株式会社 | 焙煎香辛料ペースト及びその製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
南インド屋 [オンライン], 2018.03.17 [検索日 2022.11.18], インターネット:<URL:HTTP://MINAMI-INDO.COM, JPN6022050123, ISSN: 0004930436 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021172401A1 (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-02 | ハウス食品株式会社 | 混合香辛料及びそれを含むマスキング用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7295820B2 (ja) | 2023-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6609856B2 (ja) | 焙煎香辛料ペースト及びその製造方法 | |
JP6675473B1 (ja) | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 | |
JP2007151484A (ja) | 中華合わせ調味料 | |
JP6040741B2 (ja) | 挽肉入りソースの製造方法 | |
JP6365931B2 (ja) | 加工香辛料及びその製造方法 | |
CN103461932A (zh) | 一种咖哩调味粉的制作方法 | |
JP2015039311A (ja) | スパイスミックス及び揚げ物用衣材 | |
JP2007006851A (ja) | 香味油の製造方法 | |
JP7295820B2 (ja) | 混合香辛料及び混合香辛料の製造方法 | |
JP4020350B2 (ja) | カレー用香味増強組成物 | |
JP5052576B2 (ja) | 香辛料の製造方法 | |
JP2011142840A (ja) | 電子レンジ用カレーソース、電子レンジ用容器詰カレーソース及びカレー煮の製造方法 | |
JP6575941B2 (ja) | フェヌグリーク含有加工香辛料及びその製造方法 | |
JP6684955B1 (ja) | 調理ソース | |
JP4733777B1 (ja) | 粉末スープの製造方法 | |
JP3497837B2 (ja) | 調味用組成物の製造方法、調理食品又は調理食品用基材 | |
JP7150482B2 (ja) | 焙煎コリアンダーシード | |
JP7085855B2 (ja) | ナッツ様風味組成物の製造方法及び食品の製造方法 | |
JP2005130817A (ja) | カレー粉の製造方法 | |
JP3238643B2 (ja) | ルウ用調味材の製造方法及びルウの製造方法 | |
JP2000093118A (ja) | 加工香辛料の製造方法 | |
JP2008295413A (ja) | 加熱殺菌処理済食品及びその製造方法 | |
JP4545772B2 (ja) | 加工フェヌグリークシードの製造方法 | |
JP6385609B1 (ja) | ルウの製造方法 | |
JP2022189312A (ja) | 豆腐と混ぜて豆腐に風味をつける豆腐用粉末調味料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211005 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20211006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221128 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7295820 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |