JP2003102444A - 抗酸化性が高くかつ優れた香味を有するカレー粉および該カレー粉を含有する食品 - Google Patents

抗酸化性が高くかつ優れた香味を有するカレー粉および該カレー粉を含有する食品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗酸化性が高くかつカレー粉として適切な香
味を有するカレー粉、およびこのカレー粉を含有し、こ
のカレー粉が粉末の状態または溶けた状態にある食品を
提供すること。 【解決手段】 抗酸化性香辛料および加熱処理済み香辛
料を含む、抗酸化性が高くかつカレー粉として適切な香
味を有するカレー粉。好ましくはこのカレー粉は、該カ
レー粉の重量100重量部を基準として、(1)20〜
70重量部の抗酸化性香辛料、および(2)5〜70重
量部の加熱処理済み香辛料を含む香辛料混合物であり、
該加熱処理済み香辛料が、加熱処理用香辛料を到達品温
60〜145℃になるまで加熱処理することにより得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調味料および食品
に関する。より具体的には本発明は、抗酸化性が高くか
つカレー粉として適切な香味を有する高品質のカレー粉
に関する。また本発明はこのカレー粉を含有し、このカ
レー粉が粉末の状態または溶けた状態にある食品に関す
る。本発明のカレー粉および食品は、健康食品用途など
に好適である。
【0002】
【従来の技術】がん、動脈硬化などの種々の疾患および
老化などは生体内での種々の活性酸素種が一因となって
引き起こされると考えられる。生体内での活性酸素種に
よる生体膜やDNAの損傷、炎症などの生体障害を防ぐ
ことができれば、これらの疾患または老化を予防または
遅延させることができると考えられる。
【0003】他方、一般的に、香辛料は、食品の品質低
下を防ぐ効果を示すことから、食品中の脂質の酸化的劣
化を抑制する成分の存在が推定される。それゆえ、これ
まで香辛料の抗酸化性について研究が盛んになされてい
る。その結果、抗酸化性を有する香辛料が多数確認され
ている。
【0004】抗酸化性を有する香辛料としては、例え
ば、フェノール性抗酸化物質を含有するローズマリー、
セージ、クローブ、オールスパイス、マジョラム、タイ
ム、ナツメグ、メースなどが報告されている(二木鋭
雄、吉川敏一および大澤俊彦編「成人病予防食品の開
発」株式会社シーエムシー、1998)。
【0005】しかしながら、これらの報告の多くは脂質
過酸化におけるラジカル連鎖反応を妨げる効果の有無を
確認したにすぎない。脂質過酸化におけるラジカル連鎖
反応を妨げる抗酸化剤は、実際の生体内においては、期
待されるほどの効果を示さないケースも知られている。
それゆえ、実際の生体内における各種香辛料の抗酸化性
はわかっていなかった。このため、できるだけ実際の生
体内での作用効果を反映する反応系で、抗酸化性の有無
を確認できる方法が望まれていた。
【0006】カレー粉は、周知のように各種の香辛料を
配合し、それぞれの香味を統一し、あたかも1つの香辛
料のようにまとめ上げた混合品である。従来カレー粉を
製造する場合、まず原料の香辛料に乾燥、異物除去、殺
菌、粉砕、篩別などの前処理を行った後、配合比率に従
い各々の粉砕した香辛料を配合する。配合の工程は、カ
レー粉の良否が配合の工程で決まると言われるほど重要
な工程であるので、慎重に行う必要があった。香辛料
は、単に配合しただけでは、それぞれの香辛料の持つ香
りが混ざり合わず、カレー粉の持つ特徴的な香りが出な
い。それゆえ、配合の終わった香辛料に加熱処理(焙
煎)を行って統一感のある香りを出し、その後貯蔵し製
品として販売するのが常法である。
【0007】これまで抗酸化性を有すると報告されてい
る香辛料の例は、ハーブなどである。これらは青臭みな
どのカレー粉に好ましくない特有の香味が強い。これら
の香辛料を、抗酸化効果を示すほどに配合すると、青臭
みなどのカレー粉に好ましくない特有の香味が強くな
り、カレー粉としての香味が劣る。反面、これらの香辛
料を、カレー粉に好ましくない特有の香りが強くなりす
ぎないように香味のバランスを考えて配合すると、配合
量が少なくなり、抗酸化効果があまり期待できない。例
えば、抗酸化性が高い香辛料であるジンジャーを多量に
加えたカレー粉が公知である。このようなカレー粉は、
抗酸化性が高いと考えられる。しかし、従来公知のこの
ようなカレー粉は、配合後全く焙煎が行われないかまた
は配合後まとめて焙煎されるかのいずれかである。全く
焙煎が行われない場合、ジンジャーの特有の香り(本明
細書中では、「ジンジャー臭さ」という)および辛味が
強くなり、カレー粉としての香味が劣る。また、配合後
まとめて焙煎した場合、抗酸化性が低くなり易い。また
焙煎によってジンジャー以外の香辛料の揮発性の香り成
分がとんでしまい、カレー粉としての香味が不十分にな
りやすい。
【0008】このように、抗酸化性が高くかつカレー粉
として適切な香味を有するカレー粉は、これまで得られ
ていない。それゆえ、抗酸化性が高く、しかもカレー粉
として適切な香味を有する高品質のカレー粉の提供が求
められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、抗酸化性が
高くかつカレー粉として適切な香味を有するカレー粉を
提供することを目的とする。また本発明は、抗酸化性が
高くかつカレー粉として適切な香味を有する、高品質の
ルウ製品などの食品を提供することを別の目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の状
況に鑑みて、特に抗酸化性が高くかつカレー粉として適
切な香味を有するカレー粉を得ることを目標として鋭意
研究を積み重ねた結果、できるだけ実際の生体内での作
用効果を反映する反応系で、抗酸化性を有する香辛料を
特定し、かつ香辛料の加熱処理条件および抗酸化性を有
する香辛料と加熱処理した香辛料との配合比率を特定す
ることにより、所期の目的を達成し得ることを見出し、
これに基づいて本発明を完成した。
【0011】本発明のカレー粉は、抗酸化性香辛料およ
び加熱処理済み香辛料を含み、抗酸化性が高くかつカレ
ー粉として適切な香味を有する。
【0012】1つの実施形態では、上記カレー粉は、該
カレー粉の重量100重量部を基準として、(1)20
〜70重量部の抗酸化性香辛料、および(2)5〜70
重量部の加熱処理済み香辛料を含む香辛料混合物であ
り、該加熱処理済み香辛料は、加熱処理用香辛料を到達
品温60〜145℃になるまで加熱処理することにより
得られる。
【0013】1つの実施形態では、上記抗酸化性香辛料
は、50%エタノール抽出溶液として200μg/ml
の濃度で測定した場合の分化HL−60細胞系のO2 -
生抑制率、あるいはRAW264.7細胞の亜硝酸イオ
ン産生抑制率またはL−シトルリン産生抑制率が50%
以上である香辛料であり得る。
【0014】1つの実施形態では、上記抗酸化性香辛料
は、香味性香辛料または香色性香辛料であり得、好まし
くは、キャラウェイ、ペパーミント、パプリカ、スター
アニス、陳皮、バジル、アニス、ローズマリー、オール
スパイス、セボリー、シナモン、ディル、クローブおよ
びタイムからなる群より選択される5種以上の香辛料の
混合物であり得る。
【0015】1つの実施形態では、上記加熱処理用香辛
料は、クミン、コリアンダー、フェンネル、ターメリッ
クおよびフェヌグリークからなる群より選択され得る。
【0016】本発明の抗酸化性カレー粉は、50%エタ
ノール抽出溶液として100μg/mlの濃度で測定し
た場合の分化HL−60細胞系のO2 -産生抑制率、ある
いはRAW264.7細胞の亜硝酸イオン産生抑制率ま
たはL−シトルリン産生抑制率が50%以上である。
【0017】本発明の食品は、上記のいずれかのカレー
粉を含有し、該カレー粉は粉末の状態または溶けた状態
である。
【0018】1つの実施形態では、上記食品は、カレー
ルウ、調理済みカレーおよび電子レンジカレーからなる
群より選択される。
【0019】本発明の抗酸化性が高くかつカレー粉とし
て適切な香味を有するカレー粉の製造方法は、(1)加
熱処理用香辛料を到達品温60〜145℃になるまで加
熱処理して、加熱処理済み香辛料を得る工程、および
(2)5〜70重量部の該加熱処理済み香辛料と、20
〜70重量部の抗酸化性香辛料とを含む香辛料混合物1
00重量部を得る工程を包含する。
【0020】本発明の健康食品の製造方法は、上記のい
ずれかのカレー粉を食材に添加する工程を包含する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0022】<抗酸化性が高くかつカレー粉として適切
な香味を有するカレー粉の原料>本発明の抗酸化性が高
くかつカレー粉として適切な香味を有するカレー粉は、
抗酸化性香辛料および加熱処理済み香辛料を含む。抗酸
化性が高くかつカレー粉として適切な香味を有するカレ
ー粉は好ましくは、該カレー粉が、該カレー粉の重量1
00重量部を基準として、(1)20〜70重量部の抗
酸化性香辛料、および(2)5〜70重量部の加熱処理
済み香辛料を含む香辛料混合物である。本発明では、抗
酸化性が高くかつカレー粉として適切な香味を有するカ
レー粉を得るためには、特に抗酸化性の高い香辛料の種
類および加熱処理する香辛料の加熱(焙煎)条件を特定
し、抗酸化性の高い香辛料および加熱処理した香辛料を
混合する配合割合を特定することが重要である。
【0023】本明細書中で「カレー粉」とは、香辛料の
混合物をいう。カレー粉は、カレーパウダーまたは純カ
レー粉ともいわれる。本明細書中で「香辛料」とは、香
味または辛味を有する、植物由来の加工品をいう。加工
とは、植物体を乾燥すること、切断すること、粉砕する
ことなど、植物体に作用してその状態を変化させる行為
であればどのような行為であってもよい。香辛料は、こ
のような加工の結果得られる産物である。香辛料は、単
一の加工を行うことによって得られるものであってもよ
いし、複数の加工を行うことによって得られるものであ
ってもよい。本発明のカレー粉に用いる香辛料は、従来
公知の供給源から入手できる。
【0024】本明細書中で「抗酸化性が高いカレー粉」
とは、そのカレー粉を50%エタノール抽出溶液として
100μg/mlの濃度で、以下の抗酸化性の測定方法
の(1)に記載の分化HL−60細胞系によるスーパー
オキシド(以下、O2 -と略記する)産生抑制試験によっ
て測定した場合のO2 -産生抑制率、以下の抗酸化性の測
定方法の(2)に記載のマクロファージ由来のRAW2
64.7細胞による一酸化窒素(以下、NOと略記す
る)産生抑制試験によって測定した場合の亜硝酸イオン
産生抑制率またはL−シトルリン産生抑制率が50%以
上である香辛料をいう。
【0025】本明細書中で「カレー粉として適切な香味
を有するカレー粉」とは、上述した青臭みがなく、カレ
ー粉として通常必要とされる香味を有するカレー粉をい
う。具体的には例えば、対象のカレー粉1.0gを10
0mlの湯に加えて香味を評価した場合に、抗酸化性香
辛料に特有の青臭みが感じられず、カレー粉の香味が感
じられることをいう。
【0026】本発明の抗酸化性カレー粉は、50%エタ
ノール抽出溶液として100μg/mlの濃度で測定し
た場合の分化HL−60細胞系のO2 -産生抑制率、ある
いはRAW264.7細胞の亜硝酸イオン産生抑制率ま
たはL−シトルリン産生抑制率が50%以上である。
【0027】香辛料は、乾燥物であっても、半乾燥物で
あってもよい。好ましくは、香辛料は、乾燥物である。
香辛料は、乾燥したままの状態(すなわち、乾燥ホー
ル)であっても、切断物または粉末のいずれの形態であ
ってもよいが、好ましくは粉末である。粉末を構成する
個々の粒子は、球形、楕円形、不正楕円形など任意の形
状を採り得る。粒子の平均粒子径は、通常の香辛料の粒
子サイズであればよい。好ましくは、0.1μm〜3m
m程度である。より好ましくは10μm〜1mm程度で
ある。10メッシュを通過することが好ましく、20メ
ッシュを通過する。最も好ましくは40メッシュを通過
する粒子である。平均粒子径が小さいほど、得られるカ
レー粉およびカレー粉を含む食品の舌触りがよい。平均
粒子径が3mmを超えると、得られるカレー粉を用いて
カレールウを得る際にむらが生じやすく、また得られる
カレー粉を含む食品にざらつきや異物感などを感じる原
因となり得る。
【0028】香辛料は一般に、香味性香辛料、辛味性香
辛料および香色性香辛料に分けられる。
【0029】香味性香辛料とは、香味を有する香辛料で
あって、辛味が弱く、主に香味付けに用いられる香辛料
である。香味性香辛料の例としては、コリアンダー、カ
ルダモン、クミン、フェンネル、クローブ、シナモン、
ナツメグ、メース、オールスパイス、フェヌグリーク、
スターアニス、ガーリック、リカリス、アニス、ディ
ル、キャラウェイ、ローレル、セボリー、オレガノ、ロ
ーズマリー、セージ、マジョラム、タイム、陳皮、バジ
ルおよびマンダリン等が挙げられる。
【0030】辛味性香辛料とは、辛味を有する香辛料で
あって、主に辛味付けに用いられる香辛料である。辛味
性香辛料の例としては、黒胡椒、白胡椒、赤唐辛子、ジ
ンジャーおよびマスタード等が挙げられる。
【0031】香色性香辛料とは、多量の色素を含む香辛
料であって、辛味が弱く、香味があり、着色力が強い香
辛料である。香色性香辛料の例としては、ターメリッ
ク、パプリカおよびサフラン等が挙げられる。
【0032】香辛料はまた、香辛料として用いられる植
物の部位によって、種子系香辛料(シードスパイスとも
呼ばれる)、香草系香辛料(ハーブスパイスとも呼ばれ
る)および香辛系香辛料(スパイシースパイスとも呼ば
れる)の3つに分類される。種子系香辛料は、種子また
は果実の部位を香辛料として使用する香辛料である。種
子系香辛料の例としては、クミン、コリアンダー、カル
ダモン、フェンネル、フェヌグリーク、ナツメグ、キャ
ラウェイ、スターアニス、アニス、オールスパイスおよ
びディル等が挙げられる。香草系香辛料は、葉または茎
の部位を香辛料として使用する香辛料である。香草系香
辛料の例としては、ローレル、オレガノ、マジョラム、
セージ、ペパーミント、バジル、ローズマリー、セボリ
ーおよびタイム等が挙げられる。香辛系香辛料は、根、
根茎、樹皮または花の部位を香辛料として使用する香辛
料である。香辛系香辛料の例としては、ジンジャー、タ
ーメリック、ガーリック、オニオン、シナモン、サフラ
ンおよびクローブ等が挙げられる。
【0033】(1)抗酸化性香辛料 本明細書中で「抗酸化性香辛料」とは、抗酸化性を有す
る香辛料である。抗酸化性を有するとは、その香辛料を
50%エタノール抽出溶液として200μg/mlの濃
度で、後述する抗酸化性の測定方法の(1)に記載の分
化HL−60細胞系によるO2 -産生抑制試験によって測
定した場合のO2 -産生抑制率、以下の抗酸化性の測定方
法の(2)に記載のマクロファージ由来のRAW26
4.7細胞によるNO産生抑制試験によって測定した場
合の亜硝酸イオン産生抑制率またはL−シトルリン産生
抑制率が1%以上であることをいう。O2 -およびNO
は、種々の酸化ストレスの初発因子と考えられているラ
ジカルである。
【0034】抗酸化性香辛料は好ましくは、これらのラ
ジカルの産生抑制率のいずれか1つ以上が好ましくは1
0%以上、より好ましくは20%以上、より好ましくは
30%以上、より好ましくは40%以上、より好ましく
は50%以上、より好ましくは55%以上、より好まし
くは60%以上である香辛料である。
【0035】抗酸化性香辛料は、O2 -産生抑制、亜硝酸
イオン産生抑制およびL−シトルリン産生抑制のいずれ
についても抗酸化性を有していてもよいし、O2 -産生抑
制、亜硝酸イオン産生抑制およびL−シトルリン産生抑
制のいずれか1つまたは2つについて抗酸化性を有して
いてもよい。
【0036】抗酸化性香辛料は、抗酸化性を有すれば、
香味性香辛料、辛味性香辛料または香色性香辛料のいず
れであってもよい。
【0037】抗酸化性香辛料は好ましくは、香味性香辛
料または香色性香辛料である。抗酸化性香辛料の例とし
ては、キャラウェイ、ペパーミント、パプリカ、スター
アニス、陳皮、バジル、アニス、ローズマリー、オール
スパイス、セボリー、シナモン、ディル、クローブ、タ
イムおよびジンジャーが挙げられる。抗酸化性香辛料は
好ましくは、キャラウェイ、ペパーミント、パプリカ、
スターアニス、陳皮、バジル、アニス、ローズマリー、
オールスパイス、セボリー、シナモン、ディル、クロー
ブおよびタイムからなる群より選択される。
【0038】NOの産生を抑制する効果のみの高い香辛
料の例は、キャラウェイ、ペパーミント、パプリカ、ス
ターアニス、陳皮、バジルおよびジンジャーである。こ
れらの香辛料は例えば、200μg/mlの濃度で亜硝
酸イオンまたはL−シトルリンの産生を70%以上抑制
するので、非常に抗酸化性が高い。
【0039】O2 -の産生を抑制する効果のみの高い香辛
料の例は、アニス、ローズマリーである。これらの香辛
料は例えば、200μg/mlの濃度でO2 -の産生を6
0%以上抑制するので、非常に抗酸化性が高い。
【0040】NO産生を抑制する効果およびO2 -の産生
を抑制する効果の両方が高い香辛料の例は、オールスパ
イス、セボリー、シナモン、ディル、クローブおよびタ
イムである。これらの香辛料は例えば、200μg/m
lの濃度で亜硝酸イオンまたはL−シトルリンの産生お
よびO2 -の産生を60%以上抑制するので、非常に抗酸
化性が高い。
【0041】抗酸化性香辛料は、通常5種以上、好まし
くは6種以上、より好ましくは7種以上、さらに好まし
くは8種以上、さらに好ましくは9種以上、さらに好ま
しくは10種以上、さらに好ましくは11種以上、さら
に好ましくは12種以上、さらに好ましくは13種以
上、さらに好ましくは14種以上を混合して用いられ
る。
【0042】カレー粉に含まれる抗酸化性香辛料の重量
は、カレー粉の重量100重量部を基準として、20〜
70重量部であり、好ましくは20〜60重量部、より
好ましくは20〜50重量部、さらに好ましくは20〜
40重量部である。抗酸化性香辛料の配合量がこの範囲
にあることより、抗酸化性が高いという効果が好適に得
られる。抗酸化性香辛料の配合量がこの範囲より少ない
と、得られる抗酸化効果が弱くなり、一方、抗酸化性香
辛料の配合量がこの範囲を超えると、青臭みまたは特有
の香りが強すぎる傾向がある。
【0043】香味性香辛料であるキャラウェイ、スター
アニス、アニス、オールスパイスおよびディル、ならび
に香辛系香辛料であるシナモンおよびクローブは、各々
0.1〜20重量部で、3種以上配合することが、カレ
ー粉として適切な香味を有する複合的な優れた香味を有
するカレー粉を得る上で好ましい。
【0044】香草系香辛料であるペパーミント、バジ
ル、ローズマリー、セボリーおよびタイムは、各々0.
1〜20重量部で配合することが好ましい。
【0045】陳皮は、カレー粉全体の香味を調和させる
ために使用することが望ましく、1〜6重量部配合する
ことが好ましい。
【0046】香色性香辛料であるパプリカは、1〜6重
量部までの量での使用においてはピーマン様の臭みが少
なく好ましい。
【0047】辛味性香辛料であるジンジャーは、0.1
〜4重量部までの使用においては、ジンジャー臭さも少
なく好ましいが、配合量が多すぎると辛味に影響してく
るので、赤唐辛子、黒胡椒などの他の辛味性香辛料の配
合量を考慮して、カレー粉全体に対する辛味のバランス
が適切であるように配合することが望ましい。
【0048】(2)加熱処理済み香辛料 本明細書中で「加熱処理済み香辛料」とは、加熱処理が
加えられた後の香辛料をいう。この加熱処理済み香辛料
は、加熱処理用香辛料を加熱処理することにより得られ
る。
【0049】本明細書中で「加熱処理用香辛料」とは、
加熱処理を行うことによって、カレー粉らしい香味がさ
らに引き出される香辛料をいう。加熱処理用香辛料の例
としては、クミン、コリアンダー、フェンネル、ターメ
リックおよびフェヌグリークが挙げられる。
【0050】加熱処理用香辛料は、単独で用いてもよい
し、2種以上を混合して用いてもよい。
【0051】加熱処理用香辛料は、その状態が乾燥ホー
ルであろうと、切断物であろうと、粉末であろうと、1
種類ずつ別個に加熱処理を行ってもよいし、2種以上を
混合してから加熱処理を行ってもよい。
【0052】加熱処理用香辛料が乾燥ホールである場
合、加熱処理を行った後に粉砕することが好ましい。
【0053】乾燥ホールの加熱処理には、到達品温が上
記範囲内にある限り、当該分野で公知の任意の加熱方法
を用い得るが、ロースターで加熱処理を行うのが好まし
い。加熱処理後の粉砕には、当該分野で公知の任意の粉
砕方法を用い得るが、クミン、コリアンダー、フェンネ
ルはロール粉砕で、ターメリック、フェヌグリーは高速
粉砕機で適切な大きさ(例えば、40メッシュ)に粉砕
するのが好ましい。
【0054】乾燥粉末の加熱処理には、当該分野で公知
の任意の加熱方法を用い得る。このような加熱方法の例
として、通常の焙煎釜などを用いた加熱方法が挙げられ
る。
【0055】加熱処理用香辛料を1種類ずつ別個に加熱
処理を行う場合は、好ましくは、クミンは15〜30分
をかけて到達品温80〜110℃まで、コリアンダーは
15〜30分をかけて到達品温60〜140℃まで、フ
ェンネルは10〜25分をかけて到達品温65〜120
℃まで、ターメリックは20〜45分をかけて到達品温
110〜145℃まで、フェヌグリークは15〜45分
をかけて到達品温90〜130℃まで加熱される。
【0056】これらの品温に到達した後、加熱処理用香
辛料を、これらの品温で1〜15分程度保持することが
できる。加熱処理終了後は、加熱処理済み香辛料は、直
ちに加熱されない環境に移される。
【0057】カレー粉に含まれる加熱処理済み香辛料の
重量は、カレー粉の重量を基準として、5〜70重量部
であり、好ましくは25〜50重量部である。好ましい
実施態様では、ターメリック5〜35重量部、クミン5
〜15重量部、コリアンダー5〜25重量部、フェヌグ
リーク5〜15重量部およびフェンネル5〜10重量部
から選択される1〜5種類が配合される。
【0058】加熱処理済み香辛料の配合量がこの範囲に
あることにより、抗酸化性香辛料の青臭みおよび特有の
香味が突出することが防がれ、カレー粉として適切な香
味を有する優れた香味を有するという効果が好適に得ら
れる。加熱処理済み香辛料の配合量がこの範囲より少な
いと、得られる効果が弱くなって、抗酸化性香辛料の青
臭みおよび特有の香味が突出し易くなり、一方、加熱処
理済み香辛料の配合量がこの範囲を超えると、香りのボ
リューム感が欠ける傾向がある。
【0059】(3)その他の香辛料 本発明のカレー粉は、必要に応じて、上記の抗酸化性香
辛料でも加熱処理用香辛料でもない、他の香辛料を含み
得る。その他の香辛料としては、カルダモン、ナツメ
グ、ガーリック、オニオン、タラゴン、パセリ、セロ
リ、マジョラム、メース、ローレル、赤唐辛子、黒胡
椒、白胡椒等一般的に香辛料として用いられる香辛料が
挙げられる。
【0060】カレー粉に含まれるその他の香辛料の重量
は、抗酸化性香辛料および加熱処理用香辛料の重量との
合計が100重量部になるように適切に選択される。
【0061】<カレー粉の製造>本発明のカレー粉は、
通常、(1)加熱処理用香辛料を到達品温60〜145
℃になるまで加熱処理して、加熱処理済み香辛料を得る
工程、および(2)5〜70重量部の該加熱処理済み香
辛料と、20〜70重量部の抗酸化性香辛料とを含む香
辛料混合物100重量部を得る工程を包含する方法によ
って製造される。
【0062】抗酸化性香辛料は低沸点の揮発性香気成分
含量が多く、70℃以上の熱が加わると香りが揮発し大
人しくなるので、配合後のカレー粉単体においては、加
熱処理を行わないのが、上記の点から望ましい。
【0063】このようにして得られたカレー粉は、各種
容器に密封して製品または最終製品を製造するための中
間原料とすることができる。なお再度ロール粉砕機など
に供給して粉砕(整粒)することもできる。
【0064】<本発明のカレー粉を使用した食品>本発
明のカレー粉は、種々の食材に添加して使用され得る。
このようにして得られた食品は、本発明のカレー粉を含
有する。このカレー粉は、食品において、粉末の状態ま
たは溶けた状態である。
【0065】食品は、抗酸化性が高いので、健康食品と
して利用され得る。
【0066】本発明のカレー粉が使用され得る食品の例
としては、カレールウ、調理済みカレー、電子レンジカ
レー、ドライカレー、カレースープ、カレーソース、カ
レー炒飯、カレーうどん、カレー丼などが挙げられる。
カレールウまたはレトルト製品を製造することが好まし
い。
【0067】本明細書中で用いられる「カレールウ」と
は、例えば、小麦粉ルウにカレー粉、食塩、砂糖、調味
料等の原材料を加熱混合し、冷却したものをいう。カレ
ールウの製品の形状としては、粉末状、顆粒状、固形、
フレーク状、ペースト状等がある。カレールウは、通
常、水および具材を加えて煮込み調理するための素材と
して用いられるが、他の任意の用途にも用いられ得る。
【0068】本明細書中で用いられる「小麦粉ルウ」と
は、澱粉系原料(小麦粉、澱粉等)と油脂とを焦げない
ように炒めたものである。小麦粉ルウは、油脂および澱
粉系原料に加えて、カレー粉、食塩、砂糖などの調味料
を含有し得る。本発明のカレー粉は、調味料として、小
麦粉ルウに添加され得る。
【0069】本明細書中で「調理済みカレー」とは、蒸
煮した肉、魚介類、タマネギ、ニンジン、バレイショな
どの具材と、カレー粉、小麦粉、食用油脂、食塩、砂
糖、調味料などとを煮込んだカレーソースを、レトルト
パウチ、缶などの容器に密封し、加圧加熱殺菌するかま
たは無菌充填包装したものをいう。調理済みカレーは、
レトルトカレーとしても公知である。
【0070】本明細書中で「電子レンジカレー」とは、
調理済みカレーと、レトルト米飯または無菌包装米飯と
をセットにしたものをいう。
【0071】カレールウは、本発明のカレー粉を用い
て、当該分野で周知の方法に従って製造される。カレー
ルウは、カレールウの重量を基準として、代表的には1
〜20重量部、好ましくは2〜10重量部の本発明のカ
レー粉を含有するように製造される。
【0072】調理済みカレーは、本発明のカレー粉を用
いて、当該分野で周知の方法に従って製造される。調理
済みカレーは、調理済みカレーの重量100重量部を基
準として、代表的には0.2〜5重量部、好ましくは
0.4〜2重量部の本発明のカレー粉を含有するように
製造される。本発明で得たカレー粉を含むルウを用いる
ことにより、香味において高品質のカレーを調理するこ
とができる。また本発明のカレー粉を含むレトルト製品
を用いることにより、香味が高品質のカレー料理を得る
ことができる。
【0073】<抗酸化性の測定方法>本明細書でいうラ
ジカルの産生を抑制する効果は、ラジカルの発生源の1
つである白血球において、ラジカルの産生を抑制する効
果である。マクロファージ、好中球などの白血球は、ウ
イルス、細菌などの生体外由来異物の侵入に抵抗する手
段として、O2 -、NOなどのラジカルを産生し、生体防
御を行う。
【0074】しかし、その反面、ラジカルの標的は生体
外由来異物に限らず非特異的であるので、異物処理の代
償として周辺組織が酸化的損傷を受ける。このようなこ
とから、白血球由来のラジカル産生を抑制できる効果を
有するということは、実際の生体内での抗酸化効果を反
映すると期待できる。
【0075】香辛料(またはカレー粉)のラジカル産生
を抑制する効果については、(1)分化HL−60細胞
(human promyelocytic leuk
emia 60 cell)系によるO2 -産生抑制試験
および(2)マウスマクロファージ由来のRAW26
4.7細胞によるNO産生抑制試験、のうちの1つもし
くは両方の試験により確認することができる。
【0076】香辛料(またはカレー粉)は、抽出された
状態で、ラジカル産生を抑制する効果について試験され
る。香辛料抽出物は、50容量%エタノール水溶液に粉
末状の香辛料を添加して、20時間、30℃で120r
pmにて振盪することにより香辛料に含まれる成分を抽
出し、次いで、8000rpm、10℃にて10分間遠
心分離し、不溶画分を除去して、回収した上清を残存量
が一定になるまで減圧濃縮することによって調製され
る。ラジカル産生抑制効果の試験のためには、例えば、
200μg/ml以下に調製した香辛料抽出溶液を試験
に供与する。
【0077】(1)分化HL−60細胞系によるO2 -
生抑制試験 O2 -産生を抑制する効果は次の様にして測定される。ま
ず香辛料抽出物をジメチルスルホキシドに溶解し、所定
の濃度の香辛料抽出溶液を調製する。
【0078】HL−60細胞を、RPMI1640培地
(10%ウシ胎仔血清、62.5μg/mlペニシリン
および100μg/mlストレプトマイシンを含有す
る)に懸濁し、ジメチルスルホキシドを培地の体積に対
して1.25%加え、5〜6日間37℃で培養して顆粒
球様細胞を得る。細胞を収穫し、ハンクス液を加えて1
×106個/mlの顆粒球様細胞の細胞懸濁液を調製す
る。この細胞懸濁液1mlに香辛料抽出溶液を5μl加
え、37℃にて15分間反応させ、反応後、3000r
pmにて5分間遠心分離し、上清を除去し、次いで残っ
た細胞に新しいハンクス液1mlを添加して細胞懸濁液
を調製する。この細胞懸濁液に12−O−テトラデカノ
イルホルボール−13−アセテート溶液を最終濃度10
0nMになるように、そしてチトクロームCを最終濃度
76μMになるように加えた後、再度37℃にて15分
間反応させて反応液を得る。この反応液を3000rp
mにて5分間遠心分離し、上清の550nmにおける吸
光度を測定し、この吸光度をCとする。
【0079】コントロール実験として、香辛料抽出溶液
の代わりにジメチルスルホキシドを最終濃度0.5%に
なるように添加し、同様の操作を行って得られた吸光度
をBとする。
【0080】O2 -の定量は次式で行われる: O2 -(nmol/ml)=47.7×(550nmにお
ける吸光度)。
【0081】この式の吸光度に前記操作により得られた
CおよびBを当てはめて得られたO 2 -(nmol/m
l)の量をそれぞれC’およびB’とする。このように
して得られたC’およびB’からO2 -産生を抑制する効
果A(%)が次式によって得られる: A(%)=((B’−C’)/B’)×100 (2)マウスマクロファージ由来のRAW264.7細
胞によるNO産生抑制試験 本発明において、NO産生を抑制する効果とは、亜硝酸
イオンまたはL−シトルリンの産生を抑制する効果のこ
とである。亜硝酸イオンまたはL−シトルリンの産生を
抑制する効果を測定するには、まず、香辛料粉末の50
%エタノール抽出物をジメチルスルホキシドに溶解し、
所定の濃度の香辛料抽出溶液を調製し、さらに、次の様
な反応液を調製する。
【0082】DMEM培地(10%ウシ胎仔血清、6
2.5μg/mlペニシリンおよび100μg/mlス
トレプトマイシンを含有する)1mlあたり2×105
個に調製したRAW264.7細胞を1晩前培養する。
培養後、3000rpmにて5分間遠心分離し、上清を
捨て、沈澱した細胞をリン酸緩衝生理食塩液(PBS)
で2度洗浄し、次いで新しいDMEM培地(無血清)を
添加して細胞懸濁液を調製する。この細胞懸濁液にL−
アルギニン(最終濃度2mM)、テトラヒドロビオプテ
リン(BH4;最終濃度10μg/ml)、リポ多糖
(最終濃度100ng/ml)、インターフェロン−γ
(最終濃度100U/ml)および香辛料抽出溶液を加
え、37℃で24時間反応させる。反応後、3000r
pmにて5分間遠心分離し、上清を取り出す。このよう
にして得られた上清を用いて、亜硝酸イオンまたはL−
シトルリンの産生量を測定する。
【0083】亜硝酸イオンの産生を抑制する効果は、次
の様にして測定される。500μlの上清とグリース試
薬(1%スルフファニルアミドを含む5%リン酸水溶液
と、N−1−ナフチル−エチレンジアミン ジヒドロク
ロライド水溶液とを1:1で混合した溶液)とを混合
し、543nmにおける吸光度を測定し、この吸光度を
Fとする。
【0084】コントロール実験として、前記香辛料抽出
溶液の代わりにジメチルスルホキシドを最終濃度0.5
%になるように添加し、同様の操作を行って得られた吸
光度をEとする。
【0085】このようにして得られたFおよびEから亜
硝酸イオンの産生を抑制する効果D(%)が次式によっ
て得られる: D=((E−F)/E)×100 またL−シトルリンの産生を抑制する効果は、次の様に
して測定される。蒸留水110ml、硫酸50ml、リ
ン酸40mlおよびFeCl3 50mgを混合した溶
液100ml、蒸留水50mlにジアセチルモノオキシ
ム(diacetyl monooxime)250m
gを溶かした溶液50ml、チオセミカルバジド(th
iosemicarbazide)5mgを混合し調製
した試薬500μl、ならびに上清500μlを混合
し、100℃で5分間反応させて、530nmにおける
吸光度を測定し、この吸光度をIとする。
【0086】コントロール実験として、香辛料抽出溶液
の代わりにジメチルスルホキシドを最終濃度0.5%に
なるように添加し、同様の操作を行って得られた吸光度
をHとする。
【0087】このようにして得られたIおよびHからL
−シトルリンの産生を抑制する効果G(%)が次式によ
って得られる: G=((H−I)/H)×100 上記(1)の分化HL−60細胞系によるO2 -産生抑制
試験または(2)のマウスマクロファージ由来のRAW
264.7細胞によるNO産生抑制試験において確認さ
れたO2 -産生抑制効果、亜硝酸イオン産生抑制効果、L
−シトルリン産生抑制効果が、香辛料抽出溶液による細
胞毒性に起因したものではないことは、必要があれば、
細胞のミトコンドリアの呼吸能を指標としたMTTアッ
セイ(Journal of Immunologic
al Methods,157(1993)203−2
07,”An improved MTT assa
y”,Dariusz Sladowski,Sara
h J.Steer,Richard H.Cloth
ierおよびMichael Balls)で確認する
ことができる。
【0088】
【実施例】次に、実施例および比較例に基づいて本発明
を具体的に説明するが、本発明は当該実施例によって何
ら限定されるものではない。
【0089】<実施例1:抗酸化性カレー粉の製造>タ
ーメリックの乾燥粉末を焙煎釜に入れ、30分後品温1
10℃になったところで加熱を止め、冷却した。ターメ
リックと同様な方法でコリアンダー、クミン、フェヌグ
リーク、フェンネルの乾燥粉末を各々20分後品温95
℃、15分後品温80℃、35分後品温110℃、15
分後品温90℃になったところで加熱を止め、冷却し
た。
【0090】加熱処理をしたターメリック28重量部、
コリアンダー17重量部、クミン7重量部、フェヌグリ
ーク6重量部、フェンネル6重量部の各粉末を混ぜ合わ
せて加熱処理済み香辛料の混合物を得た。
【0091】この混合物に対してさらに、バジル6重量
部、シナモン5重量部、赤唐辛子5重量部、スターアニ
ス4重量部、黒胡椒3重量部、オールスパイス1.5重
量部、パプリカ1.0重量部、ナツメグ1重量部、タラ
ゴン1重量部、ペパーミント1重量部、陳皮1重量部、
力ルダモン1重量部、クローブ1重量部、白胡椒1重量
部、セージ1重量部、ジンジャー0.5重量部、ローズ
マリー0.5重量部、セボリー0.5重量部、アニス
0.5重量部、キャラウェイ0.5重量部の各粉末を混
ぜ合わせて香辛料粉末混合物を得た。
【0092】得られた香辛料粉末混合物を40メッシュ
篩に通し、粒径をそろえて、カレー粉を得た。このよう
にして得られたカレー粉1.0gを100mlの湯に加
え、香味を専門パネラーが評価した。その結果を表1に
示す。このようにして得られたカレー粉は、香り立ちが
強く、特定の香りが強くなく、青臭みもない高品質なも
のであった。
【0093】また、上記の抗酸化性の測定方法に従っ
て、得られたカレー粉のO2 -、亜硝酸イオンおよびL−
シトルリンの産生を抑制する効果を測定した。結果を表
2に示す。表2からわかるように、100μg/mlの
濃度でO2 -、亜硝酸イオンおよびL−シトルリンの産生
を50%以上抑制し、非常に抗酸化性が高かった。この
ように、本発明のカレー粉は、抗酸化性が高くかつ優れ
た香味を有する。
【0094】<実施例2:抗酸化性カレー粉の製造>ク
ミンの乾燥粉末を焙煎釜に入れ、20分後品温90℃に
なったところで加熱を止め、冷却した。クミンと同様な
方法でフェヌグリークの乾燥粉末を35分後品温95℃
になったところで加熱を止め、冷却した。
【0095】加熱処理をしたクミン6重量部、フェヌグ
リーク8重量部の各粉末を混ぜ合わせて加熱処理済み香
辛料の混合物を得た。
【0096】この混合物に対してさらに、シナモン17
重量部、バジル15重量部、スターアニス11重量部、
赤唐辛子5重量部、オールスパイス5重量部、ナツメグ
4重量部、パプリカ3.5重量部、陳皮3重量部、黒胡
椒3重量部、タラゴン3重量部、ペパーミント3重量
部、オニオン2.5重量部、ガーリック2重量部、クロ
ーブ2重量部、ジンジャー1.5重量部、パセリ1重量
部、ローズマリー1重量部、キャラウェイ1重量部、ア
ニス1重量部、ディル0.5重量部、タイム0.5重量
部、セボリー0.5重量部の各粉末を混ぜ合わせて香辛
料粉末混合物を得た。
【0097】得られた香辛料粉末混合物を40メッシュ
篩に通し、粒径をそろえて、カレー粉を得た。このよう
にして得られたカレー粉1.0gを100mlの湯に加
え、香味を専門パネラーが評価した。その結果を表1に
示す。このようにして得られたカレー粉は、香り立ちが
強く、特定の香りが強くなく、青臭みもない高品質なも
のであった。
【0098】また、上記の抗酸化性の測定方法に従っ
て、得られたカレー粉のO2 -、亜硝酸イオンおよびL−
シトルリンの産生を抑制する効果を測定した。結果を表
2に示す。表2からわかるように、100μg/mlの
濃度でO2 -、亜硝酸イオンおよびL−シトルリンの産生
を50%以上抑制し、非常に抗酸化性が高かった。この
ように、本発明のカレー粉は、抗酸化性が高くかつ優れ
た香味を有する。
【0099】<比較例1:抗酸化性が低いカレー粉の製
造>ターメリックの乾燥粉末を焙煎釜に入れ、30分後
品温110℃になったところで加熱を止め、冷却した。
ターメリックと同様な方法でコリアンダー、クミン、フ
ェヌグリーク、フェンネルの乾燥粉末を各々20分後品
温95℃、15分後品温80℃、35分後品温110
℃、15分後品温90℃になったところで加熱を止め、
冷却した。
【0100】加熱処理をしたターメリック26重量部、
コリアンダー28重量部、クミン13重量部、フェヌグ
リーク6重量部、フェンネル6重量部の各粉末を混ぜ合
わせて加熱処理済み香辛料の混合物を得た。
【0101】この混合物に対してさらに、赤唐辛子5重
量部、シナモン3重量部、黒胡椒3重量部、陳皮2重量
部、カルダモン2重量部、ナツメグ1重量部、オールス
パイス1重量部、クローブ1重量部、セロリ1重量部、
ジンジャー0.5重量部、ローズマリー0.5重量部、
セボリー0.5重量、タイム0.5重量部の各粉末を混
ぜ合わせて香辛料粉末混合物を得た。
【0102】得られた香辛料粉末混合物を40メッシュ
篩に通し、粒径をそろえて、カレー粉を得た。このよう
にして得られたカレー粉1.0gを100mlの湯に加
え、香味を専門パネラーが評価した。その結果を表1に
示す。このようにして得られたカレー粉は、香り立ちが
強く、特定の香りが強くなく、青臭みもない高品質なも
のであった。
【0103】また、上記の抗酸化性の測定方法に従っ
て、得られたカレー粉のO2 -、亜硝酸イオンおよびL−
シトルリンの産生を抑制する効果を測定した。結果を表
2に示す。表2からわかるように、100μg/mlの
濃度でO2 -、亜硝酸イオンおよびL−シトルリンの産生
をせいぜい35%程度しか抑制せず、抗酸化性が低かっ
た。このように、得られたカレー粉は、香味は優れてい
るとはいえ、抗酸化性が低かった。
【0104】<比較例2:香味の劣るカレー粉の製造>
ターメリックの乾燥粉末を焙煎釜に入れ、30分後品温
110℃になったところで加熱を止め、冷却した。ター
メリックと同様な方法でコリアンダー、クミンの乾燥粉
末を各々20分後品温95℃、15分後品温80℃にな
ったところで加熱を止め、冷却した。
【0105】加熟処理をしたターメリック10重量部、
コリアンダー5重量部、クミン5重量部の各粉末を混ぜ
合わせて加熱処理済み香辛料の混合物を得た。
【0106】この混合物に対してさらに、バジル18重
量部、シナモン15重量部、スターアニス10重量部、
赤唐辛子5重量部、ペパーミント5重量部、陳皮5重量
部、アニス5重量部、黒胡椒3重量部、オールスパイス
3重量部、クローブ3重量部、ローズマリー3重量部、
セボリー2重量部、ディル2重量部、ジンジャー1重量
部の各粉末を混ぜ合わせて香辛料粉末混合物を得た。
【0107】得られた香辛料粉末混合物の各種香辛料粉
末の混合物を40メッシュ篩に通し、粒径をそろえて、
カレー粉を得た。このようにして得られたカレー粉1.
0gを100mlの湯に加え、香味を専門パネラーが評
価した。その結果を表1に示す。このようにして得られ
たカレー粉は、香り立ちは強いが、特定の香りが強く、
青臭みがあり、低品質なものであった。
【0108】また、上記の抗酸化性の測定方法に従っ
て、得られたカレー粉のO2 -、亜硝酸イオンおよびL−
シトルリンの産生を抑制する効果を測定した。結果を表
2に示す。表2からわかるように、100μg/mlの
濃度でO2 -、亜硝酸イオンおよびL−シトルリンの産生
を50%以上抑制し、非常に抗酸化性が高かった。この
ように、得られたカレー粉は、抗酸化性は高いとはい
え、香味が劣っていた。
【0109】<比較例3:焙煎をしないカレー粉の製造
>ターメリック28重量部、コリアンダー17重量部、
クミン7重量部、フェヌグリーク6重量部、フェンネル
6重量部の各乾燥粉末を混ぜ合わせ、これにさらにバジ
ル6重量部、シナモン5重量部、赤唐辛子5重量部、ス
ターアニス4重量部、黒胡椒3重量部、オールスパイス
1.5重量部、パプリカ1.0重量部、ナツメグ1重量
部、タラゴン1重量部、ペパーミント1重量部、陳皮1
重量部、カルダモン1重量部、クローブ1重量部、白胡
椒1重量部、セージ1重量部、ジンジャー0.5重量
部、ローズマリー0.5重量部、セボリー0.5重量
部、アニス0.5重量部、キャラウェイ0.5重量部の
各粉末を混ぜ合わせて香辛料粉末混合物を得た。
【0110】得られた香辛料粉末混合物を40メッシュ
篩に通し、粒径をそろえて、カレー粉を得た。このよう
にして得られたカレー粉1.0gを100mlの湯に加
え、香味を専門パネラーが評価した。その結果を表1に
示す。このようにして得られたカレー粉は、香り立ちは
強かったが、特定の香りが強く、青臭みがあり、低品質
なものであった。
【0111】また、上記の抗酸化性の測定方法に従っ
て、得られたカレー粉のO2 -、亜硝酸イオンおよびL−
シトルリンの産生を抑制する効果を測定した。結果を表
2に示す。表2からわかるように、100μg/mlの
濃度でO2 -、亜硝酸イオンおよびL−シトルリンの産生
を50%以上抑制し、非常に抗酸化性が高かった。この
ように、得られたカレー粉は、抗酸化性は高いとはい
え、香味が劣っていた。
【0112】<比較例4および5:市販のカレー粉>市
販されている2種類の一般的なカレー粉(比較例4:特
製エスビーカレー・エスビー食品株式会社、比較例5:
特製カレーパウダー・ハウス食品株式会社)1.0g
を、それぞれ100mlの湯に加え香味を専門パネラー
が評価した。その結果を表1に示す。このようにして得
られたカレー粉は、香り立ちが強く、特定の香りが強く
なく、青臭みもない高品質なものであった。
【0113】また、上記の抗酸化性の測定方法に従っ
て、得られたカレー粉のO2 -、亜硝酸イオンおよびL−
シトルリンの産生を抑制する効果を測定した。結果を表
2に示す。表2からわかるように、市販のカレー粉は、
香味は優れているとはいえ、抗酸化性は低かった。
【0114】
【表1】
【0115】
【表2】 <実施例3:カレールウおよびカレーの製造>実施例1
で得られたカレー粉10重量部に、油脂32重量部、小
麦粉25重量部、食塩8重量部、砂糖10重量部、調味
原料15重量部を加えて130℃まで混合加熱して、カ
レールウを得た。
【0116】このカレールウを用いて常法によりカレー
を調理した。
【0117】このようにして得られたカレーは、スパイ
シーで重厚感のある香気とコクのある香味を有する高品
質のものであった。
【0118】
【発明の効果】本発明により、抗酸化性が高くかつカレ
ー粉として適切な香味を有する、優れた香味を有する高
品質のカレー粉が得られる。本発明のカレー粉は、加熱
処理済み香辛料および抗酸化性香辛料の量を変更するこ
とにより、種々の程度の抗酸化性を有するカレー粉が得
られる。本発明のカレー粉を用いて製造されるカレール
ウ、レトルトカレーなどの食品は、香味に優れた高品質
のものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 LB09 LE03 LE04 MD48 MD53 MD66 ME06 MF04 4B036 LE01 LE02 LF05 LG02 LG07 LH21 LK01 LP01 LP02 4B047 LB02 LB09 LE01 LE06 LF08 LG43 LP05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗酸化性香辛料および加熱処理済み香辛
    料を含む、抗酸化性が高くかつカレー粉として適切な香
    味を有するカレー粉。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカレー粉であって、該
    カレー粉が、該カレー粉の重量100重量部を基準とし
    て、 (1)20〜70重量部の抗酸化性香辛料、および
    (2)5〜70重量部の加熱処理済み香辛料を含む香辛
    料混合物であり、該加熱処理済み香辛料が、加熱処理用
    香辛料を到達品温60〜145℃になるまで加熱処理す
    ることにより得られる、カレー粉。
  3. 【請求項3】 前記抗酸化性香辛料が、50%エタノー
    ル抽出溶液として200μg/mlの濃度で測定した場
    合の分化HL−60細胞系のO2 -産生抑制率、あるいは
    RAW264.7細胞の亜硝酸イオン産生抑制率または
    L−シトルリン産生抑制率が50%以上である香辛料で
    ある、請求項1に記載のカレー粉。
  4. 【請求項4】 前記抗酸化性香辛料が、香味性香辛料ま
    たは香色性香辛料である、請求項3に記載のカレー粉。
  5. 【請求項5】 前記抗酸化性香辛料が、キャラウェイ、
    ペパーミント、パプリカ、スターアニス、陳皮、バジ
    ル、アニス、ローズマリー、オールスパイス、セボリ
    ー、シナモン、ディル、クローブおよびタイムからなる
    群より選択される5種以上の香辛料の混合物である、請
    求項4に記載のカレー粉。
  6. 【請求項6】 前記加熱処理用香辛料が、クミン、コリ
    アンダー、フェンネル、ターメリックおよびフェヌグリ
    ークからなる群より選択される、請求項2に記載のカレ
    ー粉。
  7. 【請求項7】 50%エタノール抽出溶液として100
    μg/mlの濃度で測定した場合の分化HL−60細胞
    系のO2 -産生抑制率、あるいはRAW264.7細胞の
    亜硝酸イオン産生抑制率またはL−シトルリン産生抑制
    率が50%以上である、抗酸化性カレー粉。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のカレー粉を含有し、該
    カレー粉が粉末の状態または溶けた状態である、食品。
  9. 【請求項9】 カレールウ、調理済みカレーおよび電子
    レンジカレーからなる群より選択される、請求項8に記
    載の食品。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のカレー粉を含有し、
    該カレー粉が粉末の状態または溶けた状態である、食
    品。
  11. 【請求項11】 カレールウ、調理済みカレーおよび電
    子レンジカレーからなる群より選択される、請求項10
    に記載の食品。
  12. 【請求項12】 抗酸化性が高くかつカレー粉として適
    切な香味を有するカレー粉の製造方法であって、 (1)加熱処理用香辛料を到達品温60〜145℃にな
    るまで加熱処理して、加熱処理済み香辛料を得る工程、
    および(2)5〜70重量部の該加熱処理済み香辛料
    と、20〜70重量部の抗酸化性香辛料とを含む香辛料
    混合物100重量部を得る工程、を包含する、方法。
  13. 【請求項13】 請求項1または7に記載のカレー粉を
    食材に添加する工程を包含する、食品の製造方法。
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