JP2020103118A5 - - Google Patents

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スピニングリール
本発明は、スピニングリールに関する。
従来のスピニングリールには、ベール反転機構が開示されている(特許文献1を参照)。従来のベール反転機構では、弾性部材(付勢部)の端部が揺動部材の外部に配置され、弾性部材(付勢部)の他の部分が揺動部材の穴部に配置されている。弾性部材(付勢部)の端部は、連結部材を付勢している。この状態において、揺動部材を揺動させ、且つ弾性部材(付勢部)を用いて連結部材にベールアームを押圧させることによって、ベールアームの姿勢が、糸巻取姿勢及び糸開放姿勢のいずれか一方から、糸巻取姿勢及び糸開放姿勢のいずれか他方へと、変更される。
特許5866275号公報
従来のベール反転機構では、弾性部材(付勢部)の端部が揺動部材の穴部の外側に配置されているので、ベールアームの姿勢が変更される際に、弾性部材(付勢部)が、揺動部材の穴部の開口端と摺動するおそれがある。特に、弾性部材(付勢部)にコイルバネを使用する場合、コイルバネが押縮される際、コイルバネの周端が拡径されて、揺動部材の穴部の開口端に摺動又は接触するおそれがある。さらに、トグル部のロッドの端部が、押圧される際、揺動部材の穴部の内周に摺動又は接触するおそれもある。このような場合、弾性部材(付勢部)は、揺動部材の穴部の内周面に不均一に摺動するおそれもある。すなわち、従来のベール反転機構では、揺動部材に対する弾性部材(付勢部)の摺動抵抗が安定しないため、ベールアームの姿勢をスムーズに変更しづらいという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ベールアームの姿勢をスムーズに変更できるスピニングリールを、提供することにある。
本発明の一側面に係るスピニングリールは、リール本体と、ロータと、ベールアームと、ベール反転機構とを、備える。ロータは、リール本体に対して回転可能に配置される。ベールアームは、ロータに対して揺動可能に構成される。
ベール反転機構は、押圧部と、付勢部と、収容部と、案内部とを、有する。押圧部は、ベールアームを揺動させるために、ベールアームを押圧可能に構成される。付勢部は、押圧部を付勢する。収容部は、ロータに設けられる。収容部には、付勢部が収容される。案内部は、収容部に収容される。案内部は、押圧部及び収容部の間において、付勢部を作動させる。
本スピニングリールでは、付勢部及び案内部が、収容部に収容される。この状態において、案内部は、押圧部及び収容部の間において、付勢部を案内する。このように、付勢部は、収容部内に収容され、押圧部及び収容部の間で案内部によって案内されるので、付勢部が収容部の開口端に摺動又は接触することをなくすことができ、摺動抵抗又は接触抵抗の変化を小さくすることができる。すなわち、ベールアームの姿勢をスムーズに変更することができる。
本発明の別の側面に係る釣り用リールでは、収容部は、付勢部を配置するための穴部を、有することが好ましい。この場合、案内部は、穴部に沿って摺動する摺動部を、有する。
このように、案内部の摺動部を穴部に沿って摺動させることによって、付勢部及び収容部の摺動抵抗の変化を好適に小さくすることができる。また、付勢部の端部及び収容部の穴部の開口端の摺動を、案内部によって、規制することができる。
本発明の別の側面に係る釣り用リールでは、押圧部は、案内部を介して付勢部によって押圧される被押圧部を、有することが好ましい。この場合、被押圧部の少なくとも一部は、収容部に配置される。
この構成では、押圧部(被押圧部)は、案内部を介して、付勢部によって押圧される。ここで、案内部は収容部に収容され、被押圧部の少なくとも一部は収容部に配置される。これにより、付勢部を、案内部によって、押圧部及び収容部の間で好適に案内することができる。また、案内部(ロッド)の姿勢を安定させることができるので、案内部を収容部に摺動又は接触させることなく、付勢部及び収容部における摺動抵抗又は接触抵抗の変化を、好適に小さくすることができる。
本発明の別の側面に係る釣り用リールでは、付勢部は、コイルバネであることが好ましい。この場合、案内部は、押圧部を挿通可能な孔部を、有する。押圧部の一部は、孔部を介して、コイルバネの内周部に配置される。
この構成では、押圧部の一部がコイルバネの内周部に配置されるので、コイルバネの撓み(曲がり及び倒れ等)を、防止することができる。すなわち、付勢部及び収容部の摺動抵抗の変化を好適に小さくすることができる。
本発明では、スピニングリールにおいて、ベールアームの姿勢をスムーズに変更することができる。
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリールの側面図。 図1の部分断面図。 ロータ及びベール反転機構を径方向外側から見た図。 第1ベール支持部材を径方向内側から見た図。 ベール反転機構を径方向外側から見た拡大図。 切換部材を径方向外側から見た拡大図。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリール10は、図1に示すように、リール本体12と、ロータ20と、ベールアーム22と、ベール反転機構24(図2を参照)とを、備える。
詳細には、スピニングリール10は、リール本体12と、ハンドル14と、スプール軸16(図2を参照)と、スプール18と、ロータ20と、ベールアーム22と、ベール反転機構24(図2を参照)とを、備える。
なお、図2に示すように、スプール軸16の軸心を、軸心Xと記す。軸心Xが延びる方向、及び軸心Xに沿う方向を、軸方向と記す。軸心Xを中心として軸心Xまわりの方向を、回転方向(周方向)と記す。軸心Xを中心として軸心Xから離れる方向を、径方向と記す。また、軸方向において、釣り糸が繰り出される方向を"前方"と記し、"前方"とは反対の方向を"後方"と記す。
図2に示すように、リール本体12は、リール本体部12aと、円筒部12bと、を有する。リール本体部12aは、内部空間を有する。内部空間には、スプール18を前後方向に移動するためのオシレーティング機構25が、配置される。
また、内部空間には、ロータ20を駆動するためのロータ駆動機構28の一部が、配置される。リール本体部12aの前部には、切換部材40が設けられる。切換部材40は、実質的に環状に形成される。切換部材40の外周部には、複数の凹部50aが形成される(図6を参照)。
また、リール本体部12aの前部には、円筒部12bが設けられる。円筒部12bの内部には、逆転防止機構30が配置される。なお、オシレーティング機構25及び逆転防止機構30は、従来の構成と実質的に同じであるので、ここでは説明を省略する。
図1に示すように、ハンドル14は、リール本体12に回転可能に支持される。本実施形態では、ハンドル14がリール本体12の左側に配置される場合の例を示すが、ハンドル14はリール本体12の右側に配置されてもよい。
図2に示すように、スプール軸16は、リール本体12に支持される。スプール軸16は、前後方向に延びる。スプール軸16は、オシレーティング機構25によって、リール本体12に対して前後方向に往復移動する。
スプール18には、釣り糸が巻き付けられる。スプール18は、軸方向において、スプール軸16と一体的に移動可能に構成される。例えば、スプール18は、スプール軸16の先端部に螺合するドラグ操作部15を介して、スプール軸16に装着される。
これにより、上述したようにスプール軸16がリール本体12に対して前後方向に往復移動すると、スプール18もリール本体12に対して前後方向に往復移動する。なお、図2では、スプール18が、リール本体12に対して最も後方に移動したときの例を、示す。
また、スプール18は、スプール軸16に対して相対回転可能に構成される。例えば、スプール18の径方向内側には、ドラグ機構32が配置される。スプール18は、ドラグ機構32を介して、スプール軸16に対して相対回転可能に連結される。
ロータ20は、スプール18に釣り糸を巻き付けるために用いられる。ロータ20は、リール本体12に対して回転可能に構成される。ロータ20は、ロータ駆動機構28を介して、周方向例えば糸巻き取り方向に、回転する。
ロータ駆動機構28は、ハンドル14の回転に連動して回転する駆動軸28aと、駆動軸28aに設けられる駆動ギア28bと、駆動ギア28bに噛み合うピニオンギア28cとを、有する。ピニオンギア28cは、筒状に形成される。ピニオンギア28cの内周部には、スプール軸16が挿通される。
例えば、ロータ20は、スプール軸16心と同芯である軸心Xを、有する。ロータ20は、軸心Xまわりにリール本体12に対して回転可能なように、リール本体12に設けられる。
ロータ20は、ピニオンギア28cに一体回転可能に連結される。ロータ20は、ピニオンギア28cに連結される筒状部20aと、筒状部20aと一体に形成される第1ロータアーム20b及び第2ロータアーム20cと、を有する。ロータ20は、第1カバー部材20dと、第2カバー部材20eとを、さらに有する。
第1ロータアーム20bは、筒状部20aの後端部から筒状部20aと間隔を隔てて前方に延びる。第1ロータアーム20bは、案内溝部20fを有する(図3を参照)。案内溝部20fは、軸方向に延び且つ径方向に開口する溝部である。案内溝部20fは、第1ロータアーム20bと一体に形成される。案内溝部20fには、係合部材34(後述する)が配置される。
第2ロータアーム20cは、第1ロータアーム20bと対向して配置される。第2ロータアーム20cは、筒状部20aの後端部から筒状部20aと間隔を隔てて前方に延びる。
第1カバー部材20dは、第1ロータアーム20bの径方向の外側面を覆う。
第2カバー部材20eは、第2ロータアーム20cの径方向の外側面を覆う。
ロータ20は、リール本体12とロータ20との間に配置される逆転防止機構30によって、糸繰り出し方向の回転(逆転)が禁止される。なお、本実施形態では、逆転防止機構30は、糸繰り出し方向の回転を禁止する逆転禁止状態と、糸巻き取り方向の回転(逆転)を許可する逆転許可状態とに切り換え可能である。
<ベールアーム>
ベールアーム22は、ロータ20に揺動可能に構成される。例えば、図2に示すように、ベールアーム22は、第1ロータアーム20b及び第2ロータアーム20cの前方に延びた先端部に、装着される。この状態において、ベールアーム22の姿勢は、釣り糸をスプール18に巻き付け可能な糸巻き取り姿勢と、釣り糸をスプール18から繰り出し可能な糸繰り出し姿勢との間で、変更可能である。
ベールアーム22は、第1ベール支持部材42と、第2ベール支持部材44と、第1ベール支持部材42及び第2ベール支持部材44を連結するベール46と、を有する。
第1ベール支持部材42は、第1ロータアーム20bに対して揺動可能なように、第1ロータアーム20bの先端部に装着される。第2ベール支持部材44は、第2ロータアーム20cに対して揺動可能なように、第2ロータアーム20cの先端部に装着される。
図4に示すように、第1ベール支持部材42は、係合凹部42aと、係合穴部42bとを、有する。係合凹部42a及び係合穴部42bは、第1ベール支持部材42において第1ロータアーム20bに対向する部分、例えば第1ロータアーム20bに対向する第1ベール支持部材42の面上に、形成される。
係合凹部42aは、係合部材34が係合する凹部である。係合凹部42aには、係合部材34の先端部34a(後述する)が、係合する。係合凹部42aは、周方向に延びる溝部である。係合穴部42bは、ロッド51(後述する)が係合する穴部である。係合穴部42bには、ロッド51の先端部、例えば係止部51a(後述する)が、挿入される。
<ベール反転機構>
ベール反転機構24は、ロータ20の回転に連動して、ベールアーム22を糸繰り出し姿勢から糸巻き取り姿勢に、切り換える。例えば、ロータ20が糸巻き取り方向に回転した場合に、ベール反転機構24は、ベールアーム22の姿勢を糸繰り出し姿勢から糸巻き取り姿勢へと切り換える。また、ベール反転機構24は、糸繰り出し姿勢及び糸巻き取り姿勢において、各姿勢を保持する。
図2に示すように、ベール反転機構24は、ベールアーム22の内部に配置される。例えば、ベール反転機構24は、第1ロータアーム20b及び第1カバー部材20dの間に配置される。
図3に示すように、ベール反転機構24は、揺動部材36(収容部の一例)と、トグル部38(押圧部、付勢部、及び案内部の一例)とを、有する。詳細には、ベール反転機構24は、係合部材34と、揺動部材36(収容部の一例)と、トグル部38(押圧部、付勢部、及び案内部の一例)と、切換部材40(図6を参照)とを、有する。
なお、図3は側面図であるが、図3では説明を容易にするためにベール反転機構24を部分的に断面図として示している。
(係合部材)
係合部材34は、ロータ20に設けられる。例えば、係合部材34は、第1ロータアーム20bに対して、軸方向に移動可能なように、ロータ20に設けられる。例えば、図3に示すように、係合部材34は、第1ロータアーム20bの案内溝部20fに配置され、案内溝部20fによって軸方向に案内される。
係合部材34は、ベールアーム22の揺動に応じて、軸方向に移動する。例えば、ベールアーム22が糸巻き取り姿勢である場合、係合部材34は、図3の位置に配置される。ベールアーム22が糸繰り出し姿勢である場合、係合部材34は、案内溝部20fに沿って、図3の位置から下方に移動する。
係合部材34は、金属製の線状部材である。係合部材34の両端部は、異なる方向に折り曲げられている。図3に示すように、係合部材34の先端部34aは、係合部材34において径方向外側に折り曲げられている。先端部34aは、ベールアーム22、例えば第1ベール支持部材42の係合凹部42aに、係合する。
図3に示すように、係合部材34の中間部34bは、先端部34a及び後端部34cの間の部分である。中間部34bは、案内溝部20fに配置される。中間部34bは、案内溝部20fによって軸方向に案内される。
係合部材34の後端部34cは、径方向内側に折り曲げられた部分である。後端部34cは、径方向内側に折り曲げられている。ここで、ベールアーム22が糸巻き取り姿勢である場合、図6に示すように、後端部34cは、切換部材40の凹部50aに係合する。ベールアーム22が糸繰り出し姿勢である場合、係合部材34は、図6の実線の位置、例えば図6の破線の位置(図3の位置)より下方に、配置される。この状態において、後端部34cは、切換部材40に接触可能である。
(揺動部材)
揺動部材36は、ロータ20に設けられる。例えば、図3に示すように、揺動部材36は、第1ロータアーム20b及び第1カバー部材20dの間において、第1ロータアーム20bに対して揺動可能に装着される。
図3及び図5に示すように、揺動部材36には、トグル部38が収容される。例えば、図5に示すように、揺動部材36には、コイルバネ52が配置される。より具体的には、揺動部材36には、ロッド51と、コイルバネ52と、ガイド部材53とが、配置される。
揺動部材36は、本体部36aと、突起部36bとを、有する。本体部36aは、穴部36cを有する。詳細には、本体部は、一方向に長い穴部36cを、有する。図5に示すように、穴部36cには、コイルバネ52が収容される。詳細には、穴部36cには、ロッド51と、コイルバネ52と、ガイド部材53とが、配置される。
突起部36bは、本体部36aに設けられる。例えば、突起部36bは、本体部36aの外周面から、第1ロータアーム20bに向けて、突出している。突起部36bは、実質的に円筒状に形成される。突起部36bは、第1ロータアーム20bに設けられた筒状凹部20gに、配置される(図3を参照)。
このように、突起部36bを第1ロータアーム20bの筒状凹部20gに配置することによって、本体部36aが、第1ロータアーム20bに対して揺動可能に装着される。すなわち、揺動部材36が、第1ロータアーム20bに対して、揺動可能に装着される。
(トグル部)
トグル部38は、死点を挟んで、ベールアーム22を糸巻き取り姿勢と糸繰り出し姿勢とに振り分けて付勢する。また、トグル部38は、ベールアーム22を糸巻き取り姿勢と糸繰り出し姿勢とに保持する。
図5に示すように、トグル部38は、ロッド51(押圧部の一例)と、コイルバネ52(付勢部の一例)と、ガイド部材53(案内部の一例)とを、有する。
ロッド51は、ベールアーム22を揺動させるために、ベールアーム22を押圧可能に構成される。ロッド51は、揺動部材36に配置される。詳細には、ロッド51の一部が、揺動部材36の穴部36cに配置される。
また、ロッド51は、コイルバネ52の内周部に配置される。詳細には、ロッド51の一部が、コイルバネ52の内周部に配置される。より詳細には、ロッド51の一部は、ガイド部材53の孔部53a(後述する)を介して、コイルバネ52の内周部に配置される。
ロッド51は、係止部51aと、係止突起51b(被押圧部の一例)とを、有する。係止部51aは、第1ベール支持部材42に向かって折れ曲がった部分である。係止部51aの先端は、第1ベール支持部材42の係合穴部42bに係止される(図4を参照)。
係止突起51bは、ロッド51と一体に形成される。係止突起51bの少なくとも一部は、揺動部材36に配置される。図5では、係止突起51bは、揺動部材36の内部に配置されている。係止突起51bは、ガイド部材53を介して、コイルバネ52によって押圧される。これにより、コイルバネ52の先端部からロッド51に力が均一に伝達される。
コイルバネ52は、ロッド51を付勢する。コイルバネ52は、揺動部材36に収容される。コイルバネ52は、揺動部材36の穴部36cに配置される。コイルバネ52は、揺動部材36の穴部36cの内周面によって、曲がり及び倒れ等が規制される。これにより、コイルバネ52は、揺動部材36の穴部36cの内周面に沿って、安定的に伸縮することができる。
ガイド部材53は、ロッド51及び揺動部材36の間において、コイルバネ52を作動させる。ガイド部材53は、コイルバネ52及びロッド51の間に配置される。詳細には、ガイド部材53は、コイルバネ52及びロッド51の係止突起51bの間に、配置される。
ガイド部材53は、揺動部材36に収容される。ガイド部材53は、揺動部材36の穴部36cの内周面と接触可能なように、揺動部材36に配置される。
ガイド部材53は、実質的に円環状に形成されている。ガイド部材53は、孔部53aと、摺動部53bとを、有する。孔部53aは、ガイド部材53を貫通する。孔部53aには、ロッド51が挿通される。摺動部53bは、ガイド部材53の外周面を形成する。摺動部53bは、揺動部材36の穴部36cの内周面に接触する。コイルバネ52の伸縮時には、摺動部53bは、揺動部材36の穴部36cの内周面に対して、揺動及び摺動する。これにより、ロッド51の姿勢を安定させ、ロッド51が揺動部材36の穴部36cの内周面に摺動又は接触しないようにしている。
(切換部材)
図2及び図6に示すように、切換部材40は、リール本体12に設けられる。切換部材40は、係合部材34との接触によって、係合部材34を介してベールアーム22の姿勢を切り換える。
ベールアーム22(第1ベール支持部材42)が糸繰り出し姿勢である場合、図6に示すように、係合部材34は、図6の実線の位置(図3の位置より下方)に、配置される。
この状態において、ロータ20が糸巻き取り方向LWに回転した場合に、係合部材34は、切換部材40によって案内される。
例えば、切換部材40には、傾斜面40aが設けられている。係合部材34の後端部34cは、傾斜面40aによって案内される。これにより、ベールアーム22(第1ベール支持部材42)の姿勢が、糸繰り出し姿勢から糸巻き取り姿勢へと切り換えられる。
詳細には、ロータ20が糸巻き取り方向LWに回転した場合に、傾斜面40aは、係合部材34の後端部34cに接触し、トグル部38が死点を超えるまで、係合部材34を軸方向に移動させる。この際には、揺動部材36は、第1ロータアーム20bに対して揺動する。
ここで、ロッド51が死点を超えると、コイルバネ52の付勢力によって、第1ベール支持部材42が回転する。すると、係合部材34の先端部34aが、図4の位置で、係合凹部42aの周方向端に接触する。この接触によって、第1ベール支持部材42が、位置決めされる。この状態では、係合部材34は、図6の破線の位置、すなわち図3及び図4の位置に復帰している。
このように第1ベール支持部材42を回転させることによって、ベールアーム22は、糸繰り出し姿勢から糸巻き取り姿勢に復帰する。
上記のスピニングリール10では、コイルバネ52が揺動部材36に配置され、ガイド部材53が揺動部材36に収容される。この状態において、ガイド部材53は、係合部材34及び揺動部材36の間において、伸縮するコイルバネ52を、揺動部材36の穴部36cの内周面に沿って、案内する。
このように、コイルバネ52は、揺動部材36内に収容され、ロッド51及び揺動部材36の間でガイド部材53によって案内されるので、コイルバネ52が揺動部材36の開口端に摺動又は接触することをなくすことができ、摺動抵抗又は接触抵抗の変化を小さくすることができる。すなわち、ベールアーム22の姿勢をスムーズに変更することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、ロータ20が糸巻き取り方向と糸繰り出し方向とに回転可能であったが、ロータ20は糸巻き取り方向のみ回転可能であってもよい。この場合、逆転防止機構30は、ロータ20の糸繰り出し方向の回転を常時禁止する。
(b)前記実施形態では、フロントドラグのスピニングリール10を一例として、説明が行われたが、本発明は、ベール反転機構24を有するスピニングリールであれば、他のスピニングリールにも適用可能である。例えば、リアドラグ型のスピニングリール、及びレバー部材によってロータ20を制動可能なレバーブレーキ型のスピニングリール等を含む、全てのスピニングリールに対して、本発明は適用可能である。
10 スピニングリール
12 リール本体
20 ロータ
22 ベールアーム
24 ベール反転機構
34 係合部材
36 揺動部材
36c 穴部
38 トグル部
51 ロッド
52 コイルバネ
53 ガイド部材
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