JP2020082550A - タイヤ加硫金型の設計方法、コンピュータプログラム及び設計装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態のタイヤ加硫金型の設計方法(以下、単に「設計方法」ということがある。)では、コンピュータを用いて、タイヤを加硫成形するためのタイヤ加硫金型(以下、単に「金型」と記載する場合がある。)が設計される。図1は、タイヤ加硫金型の設計方法を実行するためのコンピュータ1の一例を示す斜視図である。
図3に示した手順に基づいて、タイヤ加硫金型が設計された(実施例1)。実施例1では、膨張変形した生タイヤモデルとタイヤ成形面との間の隙間の大きさに基づいて、タイヤ成形面にベントホールが設けられた。また、比較のために、上記特許文献1の方法に基づいて、タイヤ加硫金型が設計された(比較例1)。比較例1では、タイヤ製造時に生じる応力、歪み及び張力等を考慮せずに求められたタイヤの断面形状に基づいて、ベントホール(気抜き穴)の設置場所が決定された。
図3に示した手順に基づいて、タイヤ加硫金型が設計された(実施例2)。実施例2では、タイヤ成形面に形成された凸部に作用する応力に基づいて、凸部の形状が変更された。そして、実施例2では、凸部の形状を変更したタイヤ加硫金型が製造された。また、比較のために、凸部の形状を変更する工程を省略して、タイヤ加硫金型が製造された(比較例2)。そして、実施例2及び比較例2のタイヤ加硫金型を用いて、1000本のタイヤ(サイズ:205/60R14)を加硫成形し、凸部の破損の有無が目視にて確認された。
S2 タイヤ加硫金型モデルを入力する工程
S5 タイヤ成形面に生タイヤモデルを徐々に接触させる工程
S6 タイヤ成形面の少なくとも一部を改修する工程
S7 タイヤ加硫金型を設計する工程
Claims (9)
- タイヤ加硫金型を設計するための方法であって、
コンピュータに、加硫前の生タイヤを有限個の要素でモデリングした生タイヤモデルを入力する工程と、
前記コンピュータに、前記生タイヤモデルを成形するためのタイヤ成形面を有するタイヤ加硫金型モデルを入力する工程と、
前記タイヤ加硫金型モデル内に前記生タイヤモデルを配置して、前記生タイヤモデルを徐々に膨張変形させることにより、前記タイヤ成形面に前記生タイヤモデルを徐々に接触させる工程と、
前記膨張変形した前記生タイヤモデルと前記タイヤ成形面との接触状態に関するパラメータに基づいて、前記タイヤ成形面の少なくとも一部を改修する工程と、
前記改修された前記タイヤ成形面に基づいて、タイヤ加硫金型を設計する工程とを含む、
タイヤ加硫金型の設計方法。 - 前記パラメータは、前記膨張変形した前記生タイヤモデルと前記タイヤ成形面との間の隙間の大きさを含み、
前記改修する工程は、前記隙間の大きさに基づいて、前記タイヤ成形面にベントホールを設ける工程を含む、請求項1記載のタイヤ加硫金型の設計方法。 - 前記改修する工程は、前記生タイヤモデルの前記膨張変形の過程において、前記隙間の大きさの変化率が相対的に小さい位置に対応する前記タイヤ成形面に、前記ベントホールを設ける工程を含む、請求項2記載のタイヤ加硫金型の設計方法。
- 前記タイヤ成形面は、模様形成用の形成部が適用される領域を有し、
前記改修する工程は、前記タイヤ成形面の前記領域を除いて、前記ベントホールを設ける工程を含む、請求項2又は3記載のタイヤ加硫金型の設計方法。 - 前記タイヤ成形面は、溝形成用の凸部を有し、
前記パラメータは、前記凸部と前記生タイヤモデルとの接触によって、前記凸部に作用する応力を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載のタイヤ加硫金型の設計方法。 - 前記改修する工程は、前記応力が小さくなるように、前記凸部の形状を変更する工程を含む、請求項5記載のタイヤ加硫金型の設計方法。
- 前記凸部の根本には、面取を形成可能なコーナ部を有し、
前記改修する工程は、前記応力が大きいほど、前記コーナ部に前記面取を形成するか、又は、その面取の曲率半径を大きくする工程を含む、請求項5又は6記載のタイヤ加硫金型の設計方法。 - タイヤ加硫金型を設計するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
加硫前の生タイヤを有限個の要素でモデリングした生タイヤモデルを入力する手段と、
前記生タイヤモデルを成形するためのタイヤ成形面を有するタイヤ加硫金型モデルを入力する手段と、
前記タイヤ加硫金型モデル内に前記生タイヤモデルを配置して、前記生タイヤモデルを徐々に膨張変形させることにより、前記タイヤ成形面に前記生タイヤモデルを徐々に接触させる手段と、
前記膨張変形した前記生タイヤモデルと前記タイヤ成形面との接触状態に関するパラメータに基づいて、前記タイヤ成形面の少なくとも一部を改修する手段と、
前記改修された前記タイヤ成形面に基づいて、タイヤ加硫金型を設計する手段として機能させる、
タイヤ加硫金型を設計するためのコンピュータプログラム。 - タイヤ加硫金型を設計する演算処理装置を有する設計装置であって、
前記演算処理装置は、加硫前の生タイヤを有限個の要素でモデリングした生タイヤモデルを入力する手段と、
前記生タイヤモデルを成形するためのタイヤ成形面を有するタイヤ加硫金型モデルを入力する手段と、
前記タイヤ加硫金型モデル内に前記生タイヤモデルを配置して、前記生タイヤモデルを徐々に膨張変形させることにより、前記タイヤ成形面に前記生タイヤモデルを徐々に接触させる手段と、
前記膨張変形した前記生タイヤモデルと前記タイヤ成形面との接触状態に関するパラメータに基づいて、前記タイヤ成形面の少なくとも一部を改修する手段と、
前記改修された前記タイヤ成形面に基づいて、タイヤ加硫金型を設計する手段とを含む、
タイヤ加硫金型の設計装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11966656B2 (en) | 2021-10-29 | 2024-04-23 | Roland Corporation | Server, electronic device, server communication method, device communication method, and communication system |
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2018
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