JPH08258128A - 成形型の形状決定方法、成形型のエア溜り位置解析装置、成形型の製造方法、成形品の製造方法およびブロー型成形過程の解析装置 - Google Patents

成形型の形状決定方法、成形型のエア溜り位置解析装置、成形型の製造方法、成形品の製造方法およびブロー型成形過程の解析装置

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JPH08258128A
JPH08258128A JP7066261A JP6626195A JPH08258128A JP H08258128 A JPH08258128 A JP H08258128A JP 7066261 A JP7066261 A JP 7066261A JP 6626195 A JP6626195 A JP 6626195A JP H08258128 A JPH08258128 A JP H08258128A
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JP
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parison
mold
shape model
molding die
shape
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Futoshi Tanaka
太 田中
Akira Nakano
亮 中野
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Toray Industries Inc
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブロー型成形において、成形型に設けるエア抜
き孔の位置と数とを、実際に成形型を試作することなく
コンピュータによるシミュレーションを用いて決定する
方法を提供する。 【構成】成形機から押し出されたパリソンの初期形状の
モデルと目的の製品形状をもとに作成された成形型内部
に彫られるキャビティ形状のモデルをコンピュータに入
力データとして入力し、ブロー成形における成形工程の
シミュレーションをコンピュータにより行うことによっ
て予測されるパリソンと成形型との接触状態から、成形
の過程でパリソンと成形型の間に生じるエア溜まりの位
置を予測し、この結果をもとに成形型に設けるエア抜き
孔の位置と数を試作を行う前に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブロー成形、熱成
形、真空成形などのブロー型成形用の成形型の製作にあ
たり、成形時の材料と型の接触をコンピュータによりシ
ミュレートし、成形時に発生するエア溜まり部を予測す
ることでエア抜き孔の位置等の成形型の形状を決定する
方法、エア溜り位置の解析装置およびかかる方法により
決定された形状を有する成形型を製造する方法、かかる
成形型を用いて成形品を製造する方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形は、図7および図9に示す型
締め工程とエア吹き込み工程によって樹脂等成形品の成
形をおこなうものである。型締め工程においては、成形
機のダイ4が溶融樹脂の袋状の膜(以下「パリソン」と
いう。)5を押出し、成形型6が左右からパリソン5を
はさみこむ。図9(a) は型締めが完了した状態を示すモ
デル断面図である。型締めが完了すると、エア吹き込み
工程に入り、成形機からエア8が吹き込まれる。吹き込
まれたエア8により、パリソン5が膨張し、パリソン5
の各部が順次成形型6に接触してその表面形状に成形さ
れる。エア吹き込み工程の最終段階で、成形型6とパリ
ソン5との間にエアが溜まる。これは、エア吹き込み工
程の開始段階で成形型6が形成するキャビティの内側
(パリソンの外側)にとどまっていたわずかなエアが集
められて残るためである。このエアを除去しなければパ
リソン5がエアの溜まった部位に達することができず、
所望の成形品を製造することができない。そこで、エア
が溜まる位置に孔やパーティングライン(以下、本発明
において、この2つを総称して「エア抜き孔」と称す
る。)を設けてエア抜き孔からエアを逃がしてやる必要
がある。
【0003】また、このようなブロー成形では、柔軟な
固体であるパリソンが成形型内の閉じた空間の中でスム
ーズに膨張し、成形型表面に密着するようにエア抜きを
行なう必要がある。しかし、エア抜き孔をむやみに多数
設けると外観の不良につながり、一方、エア抜き孔が少
なすぎると成形型への転写性が低下したり表面にしわや
折れが発生したりする。これは、主としてパリソンが薄
肉の柔軟な固体であることによる。
【0004】したがって、成形型の設計においては、成
形品の形状から決定されるキャビティの基本形状だけで
なく、上記エア抜き孔の位置や数の決定が重要な要素と
なっている。
【0005】また、ブロー成形に類似した成形方法とし
て熱成形がある。この熱成形では、パリソンは袋状でな
く単なる平膜形状であり、上記型締め工程がなく、エア
吹き込みによって成形型の壁面にパリソンを押し付けて
成形する。
【0006】従来、これらのブロー成形および熱成形等
のブロー型成形において成形型等の作製は、製品設計を
もとに、成形型の設計と製作を行ない、設計者の経験に
よりエア抜き孔の位置と数を決定して試作加工を行って
いた。そして、得られた製品を評価することによりエア
抜き孔の位置と数が適切なものであるかどうかを判断
し、不適切であるならばエア抜き孔の位置と数を変更
後、改めて加工を行う。そして得られる製品を再び評価
して適当な位置と数であったかどうか判断し、この作業
を熟練技術者が幾度か繰り返すことにより効率よく良質
の製品が成形できるエア抜き孔設定位置と数を見いだす
ようにしていた。
【0007】しかしながら、このような熟練技術者の経
験と勘に基づく試作の繰り返しにたよるやり方では、労
力負担が大きく、開発に要する費用、期間も大きなもの
となり、さらには経験の浅い技術者による成形型設計が
困難であるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を鑑みてなされたものであって、その第1
の目的は熟練技術者による試作の繰り返しによらずとも
簡易に最適なエア抜き孔の位置と数が決定できる方法を
提供することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、ブロー型の
成形におけるパリソンと成形型との間のエア溜り位置の
解析を容易に行なう装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の第3の目的は、最適な位置
にエア抜き孔を有する成形型の製造方法およびかかる成
形型によって成形品を製造する方法を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の第4の目的は、ブロー型成
形におけるパリソンと成形型の接触状態の推移を実験す
ることなく解析し、ブロー成形の適切な成形条件を簡単
に求めることができるブロー型成形過程の解析装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の骨子は以下のとおりである。
【0013】本発明の成形型の形状決定方法は、パリソ
ンの一方の側と他方の側との雰囲気の圧力差により該パ
リソンが変形しながら押し付けられる成形型の基本形状
に基づいてキャビティ形状モデルを作成し、パリソンの
初期形状に基づいて複数の微小要素からなるパリソン形
状モデルを作成し、該パリソン形状モデルの各微小要素
と前記キャビティ形状モデルとの相対運動に基づいて前
記成形型と前記パリソンとの接触状態の時間的変化を求
め、該接触状態の時間的変化に基づいて前記成形型と前
記パリソンとの間に形成されるエア溜り位置を求め、該
エア溜り位置に対応する成形型の部位にエア抜き孔位置
を設定することを特徴としている。
【0014】また、本発明の成形型の形状決定方法の好
ましい態様は、上記の成形型の形状決定方法により、ブ
ロー成形、熱成形または真空成形に用いる成形型の形状
を決定することを特徴としている。
【0015】また、本発明の成形型エア溜り位置解析装
置は、パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気の圧力
差により該パリソンが変形しながら押し付けられる成形
型の基本形状に基づくキャビティ形状モデルのデータ入
力を受け付けるキャビティ形状モデルデータ入力手段
と、パリソンの初期形状に基づいて複数の微小要素から
なるパリソン形状モデルのデータ入力を受け付けるパリ
ソン形状モデルデータ入力手段と、該パリソン形状モデ
ルデータ入力手段により入力されたパリソン形状モデル
の各微小要素および前記キャビティ形状モデルデータ入
力手段により入力されたキャビティ形状モデルの相対運
動を求める相対運動算出手段と、求められた該相対運動
に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接触状態の時
間的変化を求める接触状態算出手段と、求められた該接
触状態の時間的変化に基づいて前記成形型と前記パリソ
ンとの間に形成されるエア溜り位置を求めるエア溜り位
置算出手段とを備えてなることを特徴としている。
【0016】また、本発明の成形型の製造方法は、パリ
ソンの一方の側と他方の側との雰囲気の圧力差により該
パリソンが変形しながら押し付けられる成形型の基本形
状に基づいてキャビティ形状モデルを作成し、前記パリ
ソンの初期形状に基づいて複数の微小要素からなるパリ
ソン形状モデルを作成し、該パリソン形状モデルの各微
小要素と前記キャビティ形状モデルとの相対運動に基づ
いて前記成形型と前記パリソンとの接触状態の時間的変
化を求め、該接触状態の時間的変化に基づいて前記成形
型と前記パリソンとの間に形成されるエア溜り位置を求
め、該エア溜り位置に対応する成形型の部位にエア抜き
孔位置を決定し、決定した該エア抜き孔位置にエア抜き
孔を設けた成形型を作製することを特徴としている。
【0017】また、本発明の成形品の製造方法は、パリ
ソンの一方の側と他方の側との雰囲気の圧力差により該
パリソンが変形しながら押し付けられる成形型の基本形
状に基づいてキャビティ形状モデルを作成し、前記パリ
ソンの初期形状に基づいて複数の微小要素からなるパリ
ソン形状モデルを作成し、該パリソン形状モデルの各微
小要素と前記キャビティ形状モデルとの相対運動に基づ
いて前記成形型と前記パリソンとの接触状態の時間的変
化を求め、該接触状態の時間的変化に基づいて前記成形
型と前記パリソンとの間に形成されるエア溜り位置を求
め、該エア溜り位置に対応する成形型の部位にエア抜き
孔位置を決定し、決定した該エア抜き孔位置にエア抜き
孔を設けた成形型を作製し、該成形型を用いて成形品を
製造することを特徴としている。
【0018】また、本発明のブロー型成形過程の解析装
置は、パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気の圧力
差により該パリソンが変形しながら押し付けられる成形
型の基本形状に基づくキャビティ形状モデルのデータ入
力を受け付けるキャビティ形状モデルデータ入力手段
と、パリソンの初期形状に基づいて複数の微小要素から
なるパリソン形状モデルのデータ入力を受け付けるパリ
ソン形状モデルデータ入力手段と、該パリソン形状モデ
ルデータ入力手段により入力されたパリソン形状モデル
の各微小要素および前記キャビティ形状モデルデータ入
力手段により入力されたキャビティ形状モデルの相対運
動を求める相対運動算出手段と、求められた該相対運動
に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接触状態の時
間的変化を求める接触状態算出手段とを備えてなること
を特徴としている。
【0019】
【作用】以下、本発明を図面を参照しながらブロー成形
の場合を例にとって詳細に説明する。なお、熱成形の場
合は、型締め工程がないだけでその他は同様である。
【0020】この発明では、まず成形機から押し出され
たパリソンの初期形状を、たとえば、図1の様な複数個
の微小要素の集合体としてモデル化する。ここでは、要
素を構成する節点の座標のデータの集合と各要素を構成
する節点の番号より成る要素データの集合とをファイル
として作成して、このファイルを初期パリソン形状モデ
ルデータとしている。このようなモデルデータは、形状
データを入力し、微小要素分割を行なうプリプロセッサ
などによって作成してもよい。
【0021】一方、成形する製品の形状をもとにして、
成形型内部に彫られたキャビティの基本形状を、図2の
様な複数個の微小要素の集合体として表現し、この形状
を表すデータをパリソン形状データと同様に作成する。
こうして作成されたデータをキャビティ形状モデルデー
タという。このキャビティ形状モデルデータとは、成形
する製品の形状から決定されるキャビティの形状の情報
を含むデータであって、これから解析あるいは決定しよ
うとしているエア抜き孔等の成形工程の都合で決定され
る詳細な形状の情報を含まないものであってもよい。ま
た、かかる詳細な形状の情報が含まれていても上記のよ
うな基本形状の情報が含まれておればよい。
【0022】上述した形状データを作成した後、これら
のデータをコンピュータに入力し、この入力にもとづい
てブロー成形の型による型締めからエア吹き込みの工程
までのパリソンと成形型との相対運動を計算により算出
する。
【0023】具体的には、パリソンが、ブロー成形の成
形過程で受ける外力と変形に伴い発生する歪から生じる
内力を求めて、この力をもとに次のような運動方程式を
導く。
【0024】
【数1】 および、
【数2】 ここで、aは加速度ベクトル、uは変位ベクトル、[
M]は質量マトリックス、Pは外力ベクトル、Qは要素
の歪により発生する内力ベクトルである。
【0025】式(1) および(2) から時刻tにおける各節
点の加速度を求める。このとき得られた加速度aは変位
uの時間tによる2階微分(d2 u/dt2 )であるか
ら加速度aを時間積分することにより微小時間△t秒後
の変位△uを求めることができる。ここで用いる時間積
分法には中央差分法が好ましい。
【0026】上記の手法により求めた△t秒後のパリソ
ンモデルを構成する全ての節点の変位から、パリソンの
変形を求めることができる。この操作を繰り返すこと
で、ブロー型成形におけるパリソンの変形をシミュレー
トする。
【0027】この計算の中で、ブロー成形の場合は、成
形型による型締め工程では成形型のパリソンに対する移
動にともなうパリソンと型の接触を、エア吹き込み工程
ではパリソンの膨張による型との接触を節点と型表面と
の幾何学的位置関係の時間的変化から逐次判定する。ま
た、熱成形等型締め工程がない場合は、エア吹き込み工
程についてのみ上記判定を行なう。
【0028】さて、エア溜り位置の解析は以下のように
して行なう。エア吹き込みによるパリソンの型内での膨
張にともない、パリソンと型との間に有限個の閉じた空
間ができて、型締め完了時にパリソンと型の隙間に残っ
たエアは、ここに集まり、溜まることになる。この位置
がエア溜り位置となる。
【0029】図3はこのようなエア溜りの様子を、パリ
ソン5と成形型6を2次元断面で表示したもので、成形
型6のコーナー部分にエア溜まり9ができる様子を模式
的に表したものである。ここではパリソン5がエア吹き
込みによる膨張により、成形型6に次第に接触し、エア
溜まり9の大きさが次第に小さくなり、溜まったエアが
圧縮され、パリソン5に対し膨張の妨げとなる反力を発
生する。このエアを除去しなければ成形不良の原因とな
るため、成形型の外に逃がしてやる必要がある。
【0030】エア溜まりができた後、この空間はパリソ
ンの膨張、型との接触とともに小さくなり、これにとも
なってエアを逃がす必要があるのだが、ここで、エアを
型の外に逃がすためのエア抜き孔は、エア溜まりが小さ
くなって最終的に帰着する点、言い換えれば、エア溜ま
りを形成する空間の中でパリソンが最後に接触する型上
の点にエア抜きの孔を設ければスムーズなエア抜きが可
能となる。
【0031】そこで、前述したパリソンと成形型との相
対運動の算出と、これに基づいてパリソンと成形型との
接触状態の時間的変化を求める。得られた上記接触状態
の時間的変化から、図3に示したようなパリソンの成形
型と接触した部分が接触していない部分を取り囲み、こ
れによって成形型とパリソンの間に閉じた空間ができた
部分をエア溜まりとしてコンピュータによって自動的に
抽出する。さらにこのエア溜まりの縮小過程を追跡し
て、この領域のパリソンが最後に成形型と接触する位置
を求めて、この位置を型に設けるエア抜き孔の設定すべ
き位置として外部出力する。これにより、エア抜き孔の
成形型内の3次元的な設定位置を求めることができる。
【0032】このとき、パリソンと成形型との間のエア
の圧力が変化しない(もしくは、この部位のエアが存在
しない)ものとして計算する。これはエア抜きが適切に
行われている状態でエア吹き込みを行なうことをシミュ
レートしていることに相当する。この計算により後で決
定されるエア抜き孔位置にエア抜き孔が設けられれば、
この条件が実際のエア吹き込み工程の状況と一致するか
らである。
【0033】また、パリソンと成形型の間のエアの実際
の圧力の変化を考慮して計算してもよい。この場合、あ
らかじめエア抜き孔の位置を設定しておけば、そのエア
抜き穴の配置の場合に実際にパリソンと成形型とがどの
ように接触するかを解析することができる。この場合、
与えられたエア抜き孔の配置が最適のものでない場合に
発生するパリソンのしわや折れといった欠陥、または製
品の設計上不可避な左記欠陥の発生の様子を解析するこ
とができる。射出成形のように流体樹脂が成形型に充填
される型の成形方法ではこのような欠陥が発生しにく
く、また発生を予測する場合にも上記のような樹脂と成
形型の間の実際の圧力の変化を考慮する必要性が低い。
【0034】本発明をブロー成形に応用したブロー型成
形過程の解析装置および成形型の決定方法の一実施態様
例について図に基づいて説明する。図4は本実施態様例
のハードウェア構成を示す図である。コンピュータ10
1に入力装置103、表示装置104および補助記憶装
置102が接続されている。入力装置103により、た
とえば解析するブロー成形品または熱成形品の成形条件
と3次元的な成形型形状モデル、パリソン形状モデルの
データの入力が受け入れられ、こうしたデータは補助記
憶装置102に格納される。オペレータの指示によりコ
ンピュータ101がこのデータを内部のRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)に読み込み、解析を行う。得られた
解析結果はたとえば表示装置104により表示される。
必要に応じて、オペレータが成形条件等を変更し再び解
析を行うことができる。また、解析結果の出力はプリン
タ装置に対して行ってもよく、補助記憶装置102に格
納してもよい。この場合はたとえば別の解析装置の入力
データとしてこの出力を利用することもできる。
【0035】図5は本実施態様例の概略手順を示すため
のフローチャートである。手順としては、まずパリソン
と成形型の有限要素モデル等を作成し(ステップ1)、
これをコンピュータに入力(ステップ2)、あわせて成
形条件、解析条件の入力を行う(ステップ3)。このデ
ータをもとにブロー成形の型締め工程のシミュレーショ
ンを実施し(ステップ4)、次にエア吹き込み工程のシ
ミュレーションを実施する(ステップ5)。そして、こ
のシミュレーション結果からパリソンと型の接触状態の
データを出力して(ステップ6)、最終的にこの結果か
ら型に設けるエア抜き孔を決定する(ステップ7)。
【0036】また図6は本実施態様例の構成を示すブロ
ックダイアグラムである。本実施態様例は、目的とする
製品の形状データから作成された成形型の内部に彫られ
たキャビティ形状モデルデータ(成形型データ)とパリ
ソン形状モデルデータを読み込み、解析用データを作成
するデータ入力部1と、ここで与えられた入力データに
基づき、ブロー成形の成形型による型締め工程のシミュ
レーションを行う成形型型締め工程解析部2と、型締め
終了後のエア吹き込み工程のシミュレーションを行うエ
ア吹き込み工程解析部3と、解析部2と3の結果からパ
リソンと成形型との接触データを作成するパリソンと成
形型の接触解析部4と、接触解析部4の結果をもとにエ
ア抜き孔の位置を決定するエアぬき孔位置決定部5とを
備えている。
【0037】上記の構成の実施態様例による樹脂成形シ
ミュレーション動作について、次に説明する。
【0038】データ入力部1は、あらかじめ用意した目
的の製品を成形するための成形型のキャビティ形状モデ
ルデータとパリソン形状モデルデータから幾何形状デー
タを読みとり、これとは別に入力された成形条件から樹
脂成形解析用データを作成する部分である。
【0039】成形型型締め工程解析部2は、ブロー成形
における型締め工程のシミュレーションを行う部分であ
る。ここでは、図7のようにダイ4から押し出されたパ
リソン5の外側に位置した成形型6が型締め完了位置ま
で移動することによるパリソン5の変形を、パリソン5
各部と成形型6各部との相対的運動を解析することによ
りパリソン5の形状変化を計算する。
【0040】図8は成形型型締め工程解析部2における
解析の手順例を示したフローチャートである。成形型型
締め工程の解析では、はじめに、データ入力部1で作成
された解析用データを読み込む(ステップ1)。次に、
図7のように成形型6がパリソン5を間において開いた
状態を設定する(ステップ2)。続いて成形型を型締め
の方向に微小距離△Lだけ移動させる(ステップ3)。
このときの成形型の移動によるパリソンと成形型との接
触を判定する(ステップ4)。そしてこの△Lの移動の
間のパリソンの変形を計算する(ステップ5)。△Lの
移動により成形型が閉じ、型締めが完了したかどうかを
チェックする(ステップ6)。このとき型締めが完了し
ていない場合はふたたびステップ3にもどって計算を繰
り返す。この操作を最終的に成形型型締めが完了するま
で繰り返した後、成形型が完全に閉まった状態になった
時点で成形型型締め工程解析は終了となる。
【0041】エア吹き込み工程解析部3は、エア吹き込
みによるパリソンの膨張とこれにともなう成形型との接
触のシミュレーションを行う部分である。図9は成形型
型締め完了からエア吹き込みによる成形過程を模式的に
表したものであり、ここではパリソン5が吹き込まれた
エア8によって成形型6に押し当てられている様子が表
されている。
【0042】図10はエア吹き込み工程解析部における
解析の手順例を示したフローチャートである。エア吹き
込み工程の解析では、はじめに、データ入力部1で作成
された解析用データを読み込む(ステップ1)。次に、
成形型型締め工程解析部2で行ったシミュレーションに
より得られた型締めによるパリソン変形データを読み込
む(ステップ2)。続いてエア吹き込み時のパリソン内
部圧力の上昇による成形型内部でのパリソンの膨張を求
める(ステップ3)。そしてステップ3にともなうパリ
ソンと成形型との接触を判定し、接触が認められた場合
にはパリソンの接触部分を成形型表面で拘束する(ステ
ップ4)。ここで、パリソンの節点が全て成形型に接触
を完了したかを判定し、完了していない場合にはステッ
プ3にもどって計算を繰り返す(ステップ5)。パリソ
ンの全ての節点が成形型に接触を完了した時点でエア吹
き込み工程の解析を終了する。
【0043】接触状態解析部4は、解析部2、3の結果
からパリソンと成形型の接触の進行状態をもとめる部分
である。すなわち、パリソンと成形型との相対運動の計
算結果に基づき、パリソンモデルの各微小要素と成形型
モデルの各点の空間的位置が一致したらパリソンが成形
型に接触したものと判断する。当該微小要素の成形型に
対する位置を拘束し、以降の相対運動を計算するように
する。相対運動の計算の最後に成形型に接触した部位の
近傍がエア溜り位置であり、この部位に対応する成形型
の位置にエア抜き孔位置を設定する。
【0044】このようにして成形型のエア抜き孔の位置
を決定し、こうして決定された位置にエア抜き孔を有す
る成形型を作製する。このようにして作製された成形型
を用いて成形品を製造すると、適切な位置でエア抜きが
行われるため、不良品が発生することが少ない。
【0045】本発明においてブロー型成形としては、上
述のブロー成形および熱成形およびパリソン外部の型内
圧力を低下させてパリソンを型に押しつける真空成形が
ある。
【0046】
【実施例】上記の実施態様例のブロー型成形過程の解析
装置により本発明の成形型の形状決定方法に基づいてエ
ア抜き孔を設けた成形型を製造し、この成形型により成
形品を成形した例を以下に説明する。目的製品として図
2に示した角型容器を用いた。
【0047】角型容器をブロー成形するための図2のよ
うな成形型キャビティモデル7の形状データと図1のよ
うな初期パリソン形状データ9と成形条件がデータ入力
部1に読み込ませた。ここでは、初期パリソンは均一肉
厚の円筒形状を用いているが、パリソン5が成形機のダ
イ4から押し出された直後から型締めに入る直前までの
パリソン5の形状の変化を求めてもよく、また、この状
態を実験により求めてもよい。
【0048】これをもとに成形型型締め工程解析部2に
より型締めによるパリソン変形のシミュレーションを行
なった。図11〜14はこの型締め工程におけるパリソ
ン5の形状変化の様子を模式的に示す図である(成形型
は図示しない)。このように円筒状のパリソンは成形型
の移動にともない上下端が成形型と接触し、この部分が
成形型に固着してともに移動し、成形型が閉まった状態
で、パリソン5は袋状になった。
【0049】つづいて、この結果を初期データとしてエ
ア吹き込み工程の解析を行なった。この工程の解析部に
より、エア吹き込みによる内圧の上昇によって袋状のパ
リソンは膨張し、成形型内壁と順次接触し、成形型内に
彫られたキャビティの形に変形する様子が算出された
(図15〜18)。
【0050】工程解析部2、3によるシミュレーション
結果から接触状態解析部4によりパリソンと成形型の接
触の進行状況を求め、エア抜き孔位置決定部によりエア
溜まりの発生状況を図19のように表示および出力し
た。図19はパリソンの成形型との接触を等高線表示し
たもので、図中の等高線の数字は接触の順番を示してい
る。ここでは、等高線1001、1002、100
3...の順に成形型に接触する。そして、最終的に等
高線1006が形成する図中斜線で示した領域にエアが
集まることになる。したがって、この結果からパリソン
の膨張にともなって成形型とパリソンの間にできるエア
溜まりの位置は容器コーナー部であることが予測され
た。
【0051】こうして見出された、エア抜き孔設定位置
11、12、13、14、15、16、17、18の8
箇所にエア抜き孔を設けた成形型を製造した。こうして
製造した成形型を用いて上記の角型容器を製造したとこ
ろ、エア抜きを適切に行なうことができ、不良品の発生
が少なかった。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の成形型
の形状決定方法によれば、ブロー型成形において、コン
ピュータによるシミュレーションによって成形型内の3
次元的なエア抜き孔位置を決定することができ、これに
より熟練技術者による試作の繰り返しを減らすことがで
きる。その結果、成形型の開発期間、および開発費用を
軽減することが可能となり、最適なエア抜き孔の設定に
より優れた製品の成形が可能となる。
【0053】また、本発明の成形型のエア溜り位置解析
装置、ブロー型成形におけるエア溜り位置の解析を、実
際に成形型を試作することなく容易に実施することがで
きる。
【0054】また、本発明の成形型の製造方法および成
形品の製造方法によれば、熟練技術者が試作を繰り返す
ことなく適切な位置にエア抜き孔を有する成形型を製造
することができ、適切にエア抜きされた状態で成形品を
製造することができ、不良品の発生を低減することがで
きる。
【0055】また、本発明のブロー型成形過程の解析装
置によれば、ブロー型成形におけるパリソンと成形型の
接触状態の推移を実験することなく解析することができ
る。これにより、ブロー成形の適切な成形条件を簡単に
求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様例を適用した例における初
期パリソン形状モデルを示す図である。
【図2】本発明の一実施態様例を適用した例における角
型容器の成形型キャビティモデルを示す図である。
【図3】ブロー型成形におけるエア溜まりの発生の様子
を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施態様例の解析装置のハードウェ
ア構成例を示す図である。
【図5】本発明の一実施態様例における手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の一実施態様例の機能構成を示すブロッ
クダイアグラムである。
【図7】ブロー成形における型締め前のパリソンと成形
型の状態を示すモデル図である。
【図8】本発明の一実施態様例における型締め工程解析
部のフローチャートである。
【図9】ブロー成形における型締め完了からエア吹き込
みまでの成形の様子を示す模式図である。
【図10】本発明の一実施態様例におけるエア吹き込み
工程解析部3のフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例における成形型による型締
め工程でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図12】本発明の一実施例における成形型による型締
め工程でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図13】本発明の一実施例における成形型による型締
め工程でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図14】本発明の一実施例における成形型による型締
め工程でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図15】本発明の一実施例におけるエア吹き込み工程
でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図16】本発明の一実施例におけるエア吹き込み工程
でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図17】本発明の一実施例におけるエア吹き込み工程
でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図18】本発明の一実施例におけるエア吹き込み工程
でのパリソンの変形挙動を示すモデル図である。
【図19】本発明の一実施例におけるエア抜き孔位置決
定部の出力結果を示す図である。
【符号の説明】
4:ダイ 5:パリソン 6:成形型 7:パリソン 8:吹き込みエア 9:エア溜まり 11:エア抜き孔設定位置 12:エア抜き孔設定位置 13:エア抜き孔設定位置 14:エア抜き孔設定位置 15:エア抜き孔設定位置 16:エア抜き孔設定位置 17:エア抜き孔設定位置 18:エア抜き孔設定位置 101:コンピュータ 102:補助記憶装置 103:入力装置 104:表示装置 1001〜1006:接触の順番を表す等高線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気
    の圧力差により該パリソンが変形しながら押し付けられ
    る成形型の基本形状に基づいてキャビティ形状モデルを
    作成し、パリソンの初期形状に基づいて複数の微小要素
    からなるパリソン形状モデルを作成し、該パリソン形状
    モデルの各微小要素と前記キャビティ形状モデルとの相
    対運動に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接触状
    態の時間的変化を求め、該接触状態の時間的変化に基づ
    いて前記成形型と前記パリソンとの間に形成されるエア
    溜り位置を求め、該エア溜り位置に対応する成形型の部
    位にエア抜き孔位置を設定することを特徴とする成形型
    の形状決定方法。
  2. 【請求項2】請求項1の成形型の形状決定方法により、
    ブロー成形、熱成形または真空成形に用いる成形型の形
    状を決定することを特徴とする成形型の形状決定方法。
  3. 【請求項3】パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気
    の圧力差により該パリソンが変形しながら押し付けられ
    る成形型の基本形状に基づくキャビティ形状モデルのデ
    ータ入力を受け付けるキャビティ形状モデルデータ入力
    手段と、パリソンの初期形状に基づいて複数の微小要素
    からなるパリソン形状モデルのデータ入力を受け付ける
    パリソン形状モデルデータ入力手段と、該パリソン形状
    モデルデータ入力手段により入力されたパリソン形状モ
    デルの各微小要素および前記キャビティ形状モデルデー
    タ入力手段により入力されたキャビティ形状モデルの相
    対運動を求める相対運動算出手段と、求められた該相対
    運動に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接触状態
    の時間的変化を求める接触状態算出手段と、求められた
    該接触状態の時間的変化に基づいて前記成形型と前記パ
    リソンとの間に形成されるエア溜り位置を求めるエア溜
    り位置算出手段とを備えてなることを特徴とする成形型
    エア溜り位置解析装置。
  4. 【請求項4】パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気
    の圧力差により該パリソンが変形しながら押し付けられ
    る成形型の基本形状に基づいてキャビティ形状モデルを
    作成し、前記パリソンの初期形状に基づいて複数の微小
    要素からなるパリソン形状モデルを作成し、該パリソン
    形状モデルの各微小要素と前記キャビティ形状モデルと
    の相対運動に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接
    触状態の時間的変化を求め、該接触状態の時間的変化に
    基づいて前記成形型と前記パリソンとの間に形成される
    エア溜り位置を求め、該エア溜り位置に対応する成形型
    の部位にエア抜き孔位置を決定し、決定した該エア抜き
    孔位置にエア抜き孔を設けた成形型を作製することを特
    徴とする成形型の製造方法。
  5. 【請求項5】パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気
    の圧力差により該パリソンが変形しながら押し付けられ
    る成形型の基本形状に基づいてキャビティ形状モデルを
    作成し、前記パリソンの初期形状に基づいて複数の微小
    要素からなるパリソン形状モデルを作成し、該パリソン
    形状モデルの各微小要素と前記キャビティ形状モデルと
    の相対運動に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接
    触状態の時間的変化を求め、該接触状態の時間的変化に
    基づいて前記成形型と前記パリソンとの間に形成される
    エア溜り位置を求め、該エア溜り位置に対応する成形型
    の部位にエア抜き孔位置を決定し、決定した該エア抜き
    孔位置にエア抜き孔を設けた成形型を作製し、該成形型
    を用いて成形品を製造することを特徴とする成形品の製
    造方法。
  6. 【請求項6】パリソンの一方の側と他方の側との雰囲気
    の圧力差により該パリソンが変形しながら押し付けられ
    る成形型の基本形状に基づくキャビティ形状モデルのデ
    ータ入力を受け付けるキャビティ形状モデルデータ入力
    手段と、パリソンの初期形状に基づいて複数の微小要素
    からなるパリソン形状モデルのデータ入力を受け付ける
    パリソン形状モデルデータ入力手段と、該パリソン形状
    モデルデータ入力手段により入力されたパリソン形状モ
    デルの各微小要素および前記キャビティ形状モデルデー
    タ入力手段により入力されたキャビティ形状モデルの相
    対運動を求める相対運動算出手段と、求められた該相対
    運動に基づいて前記成形型と前記パリソンとの接触状態
    の時間的変化を求める接触状態算出手段とを備えてなる
    ことを特徴とするブロー型成形過程の解析装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134065A2 (en) * 2000-03-07 2001-09-19 Kao Corporation Method and apparatus for designing molds, extruder dies and cores
JP2020082550A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫金型の設計方法、コンピュータプログラム及び設計装置
JP2020163729A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 東レエンジニアリング株式会社 シミュレーション装置、シミュレーション方法、プログラムおよび記憶媒体

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