JP3233980B2 - ブロー成形の成形制御システムおよび成形制御方法 - Google Patents

ブロー成形の成形制御システムおよび成形制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形品の肉厚を
最適化する成形制御システムに関する。
【0002】
【従来技術】ブロー成形は、押出機から熱可塑性材料を
押出し円筒状パリソンを形成し、これを金型で挟み内部
に空気を吹込んで膨張させ金型形状に形成し冷却固化す
る方法である。したがって成形時の膨張率の差により成
形品のネック部、胴部、底部その他金型形状により各部
の肉厚に大きな変動が生じ易く、成形品の肉厚の測定検
査が大変であった(例えば特開昭62−214922号公報参
照)。
【0003】そこで従来は押出機によりパリソンを形成
する過程で、作業者の経験と勘によって決定されたオリ
フィス変更量にしたがってオリフィスを調整するように
していた。
【0004】
【解決しようとする課題】しかし、従来のものにおいて
はパリソンの所定肉厚を得るためには、何回かの試行錯
誤が繰り返されてはじめてなされるので、作業工数が多
く手間を要していた。
【0005】一方で製品形状の多様化にともない多種類
の金型形状に対応して各々につき押出機のダイオリフィ
スのオリフィス変更量を決定しなければならず、この決
定作業の回数が増し、製品形状の多様化に迅速に対応す
ることが難しいという不都合も有った。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は製品形状の多様化に迅速に対処
することができるブロー成形システムを供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、押出機より押出されたパリソ
ンをブロー金型により成形品に成形するブロー成形の成
形制御システムにおいて、成形前の初期パリソンから有
限要素法の下で成形シミュレーションを行い成形品の肉
厚分布を予測して肉厚分布予測データを得るシミュレー
ション手段と、前記成形品の肉厚分布予測データを有限
要素法の下でパリソンの肉厚分布に転写する転写手段
と、前記転写されたパリソンの肉厚分布の各要素の肉厚
を目標肉厚に変更する変更量を算出する肉厚変更量算出
手段と、前記肉厚変更量からパリソン肉厚制御用データ
を得るパリソン肉厚制御用データ処理手段と、前記肉厚
制御用データに基づき前記押出機のオリフィスを変更制
御するオリフィス変更制御手段とを備えるブロー成形の
成形制御システムとした。
【0008】ブロー成形において、初期パリソンから有
限要素法の下で成形シミュレーションを行い成形品の肉
厚分布を予測して肉厚分布予測データを得え、パリソン
の肉厚分布に転写し、パリソンの肉厚分布の各要素の肉
厚を目標肉厚に変更する変更量を算出し、肉厚変更量か
ら得られるパリソン肉厚制御用データに基づき押出機の
オリフィスを変更制御して、所要のブロー成形品を成形
するので、製品形状が多様化してオリフィス変更量の決
定回数が増しても、最適肉厚制御用データを自動的に速
やかに導出してオリフィス変更制御に供することがで
き、迅速に対処することができる。
【0009】
【実 施 例】以下図1ないし図7に図示した本発明の
一実施例について説明する。
【0010】図1は、ブロー成形機の要部のみを示した
概略断面図である。押出機のダイヘッドHでは、マンド
レル1がブッシング2に嵌装されてオリフィスを形成し
ている。
【0011】マンドレル1の下部は下方にいくにしたが
い除々に径を大きくしてテーパ面を形成し、対応するブ
ッシング2の内周面もテーパしている。このマンドレル
1とブッシング2の間のオリフィスを溶融樹脂が押し出
されていき、円筒状のパリソンPを構成していく。
【0012】ここにマンドレル1は、後述の所定のシュ
ミレーションにより算出された数値データM1 に基づ
き、上下および水平方向に移動可能なアクチュエータa
を有し、下方へ移動すればオリフィスが広がりパリソン
Pの肉厚を厚くすることができ、逆に上方へ移動すると
パリソンPの肉厚を薄くすることができ、一方マンドレ
ル1がブッシング2の中央に位置すると図2に示すよう
に押出されるパリソンPの肉厚は全周に亘って均一であ
るが、マンドレル1が水平一方向例えば図3に示すよう
に右側に移動するとパリソンPは右側の肉厚を薄くし、
左側の肉厚を厚くすることができる。
【0013】このように肉厚を適当に制御されて形成さ
れたパリソンPを、半割りにされた一対のブロー金型
3,4が両側から挟み、内部に空気を吹き込みパリソン
Pを膨張させてブロー金型3,4の内壁に押し付けて所
要の形状を形成し、冷却固化してバリを取除き製品を完
成する。
【0014】次にパリソンPの肉厚を制御する数値デー
タM1 を算出するコンピューターソフトのフロチャート
を図4,図5に示す。
【0015】素材の材料データ、圧力履歴、摩擦係数、
押出速度等の解析条件データおよびパリソンの形状、肉
厚、金型の形状等のデータを入力する。
【0016】データの入力後、シミュレーションのステ
ップ2に進む。このシミュレーションルーチンを図5に
示し説明する。まず前記入力データを読込み(ステップ
20)、次のプリピンチ・プリブロー工程に入り(ステッ
プ21)、図12に示す有限要素法によるパリソンPの各要
素に分布した質量や応力情報を節点に分散させ各節点と
ブロー金型3,4の移動に伴なうパリソンPとの接触を
随時判定し、接触とみなされた時接触部にその後金型内
面に固定された状態で移動する接触解析を行いながらパ
リソン端部の把持および準備段階での空気の吹込み(圧
力負荷)がシミュレートされる。このステップ21は場合
によっては省略可能である。
【0017】次いで型しめ工程(ステップS22)に入
り、圧力負荷して金型移動を接触解析しながらシミュレ
ートし、左右の金型が完全に組合わされると、次に吹込
み工程(ステップ23)に入る。圧力負荷して空気をパリ
ソン内に吹込み前記同様の接触解析をしながらパリソン
が膨張し金型に密着するまでをシミュレートし、その結
果から製品の肉厚を算出する(ステップ24)。
【0018】こうしてシミュレーションにより製品の肉
厚を予測すると、図4に戻って、ステップ3に進み初期
パリソンへの肉厚転写が行われる。すなわちシミュレー
ションで求めた製品の肉厚分布をその要素番号をもとに
初期パリソン形状に転写する。これによりパリソンと製
品の位置の相関関係が予測でき、製品の薄肉部がパリソ
ン上のどの部分になるか分るためパリソンコントロール
の位置が特定できる。
【0019】次にデータ処理に入り、まずパリソン上で
の製品肉厚が読込まれ(ステップ4)、最適肉厚となっ
ているか否か判別され(ステップ5)、肉厚が適切であ
れば、そのときのマンドレル1の移動ベクトル等のデー
タを記憶する(ステップ6)。
【0020】パリソン上での製品肉厚が適切でないとき
は、ステップ7またはステップ11に飛ぶ。パリソンの円
周方向で変更すべき肉厚の変更量を決定する場合はステ
ップ7に進み、パリソンの上下方向で変更すべき肉厚の
変更量を決定する場合はステップ11に進む。
【0021】一方のステップ7に進んだ場合、円筒状パ
リソンを図6に示すように円周方向にm分割し、分割さ
れた各部分につき肉厚変更量ΔTpiが算出される(ステ
ップ8)。この算出過程は、まずパリソン上の分割され
た部分iの平均肉厚または最小肉厚tiを計算し、目標肉
厚Tmiと比較して計算した肉厚が目標肉厚より薄い場合
は厚く、厚い場合は薄くなるように変更すべき肉厚を計
算し、それをパリソン肉厚に変換する。
【0022】すなわちパリソン肉厚の変更量ΔTpiは次
式で求められる。
【数1】 ΔTpi=(Tpai /Tsai )・( Tmi−Ti ) ここにTpai はパリソンの平均肉厚でTsai は製品の平
均肉厚であり、両者の比Tpai /Tsai がパリソン肉厚
への変換係数となる。
【0023】円周方向のパリソンコントロールは、マン
ドレル1を水平移動によって行われるので、図に示すよ
うに一方向に移動すれば一方は肉厚を薄くするが逆方向
の他方は肉厚を厚くする関係にあるので、分割したパリ
ソンの周方向について算出した各肉厚変更量ΔTpiを重
みづけを行って、その和をとることにより最適なマンド
レル1の移動方向と移動量をベクトルV1 として求め
る。
【数2】
【0024】ここにaはマンドレル1を単位距離水平方
向に動かした時のパリソン肉厚の変化量であり、liは分
割部分iの周長であり、ベクトルviは分割部分iのパリ
ソン中心に向う単位ベクトルである。
【0025】このマンドレル1の移動ベクトルV1 はデ
ータとして記憶される(ステップ6)。
【0026】次いでマンドレル1の移動ベクトルV1
もとに、初期パリソンの肉厚を算出し(ステップ10)、
同肉厚をステップ2のシミュレーションにフィードバッ
クし、新たなパリソン肉厚をもとに再び製品の肉厚予測
を行う。こうしてパリソン上の製品肉厚を最適化して、
そのデータM1 を記憶させる(ステップ6)。
【0027】他方ステップ11からステップ14までは上記
ステップ7からステップ10まで対応し、上下方向のパリ
ソン肉厚変更量等を求めるルートである。すなわちステ
ップ11でパリソンを図7に示すように上下方向にn分割
し、各部分jにつき肉厚変更量ΔTpjが次式より算出さ
れる(ステップ12)。
【数3】ΔTpj=(Tpaj /Tsaj)(Tmj−Tj )
【0028】式の構造は前式と同じであり、特にtjはパ
リソン上の分割された部分jの平均肉厚または最小肉厚
であり、Tmjは目標肉厚、Tpaj はパリソンの平均肉
厚、Tsaj は製品の平均肉厚である。
【0029】次にΔTpjよりマンドレル1の上下方向の
移動ベクトルV2 を次式より求める。
【数4】 ここにbはマンドレル1を単位距離上下方向に動かした
ときのパリソン肉厚の変化量、ベクトルvjは上下方向の
単位ベクトルである。このマンドレル1の移動ベクトル
2 はデータとして記憶される(ステップ6)。
【0030】このマンドレル1の移動ベクトルV2 をも
とに初期パリソンの肉厚を算出(ステップ14)、同肉厚
をステップ2のシミュレーションにフィードバックし、
新たなパリソン肉厚をもとに再び製品の肉厚予測を行
う。こうしてパリソン上の製品肉厚を最適化し、そのデ
ータを記憶させる(ステップ6)。
【0031】以上のようにして記憶されたデータに基づ
き、パリソンコントロールすなわちマンドレル1の移動
によるオリフィス制御がなされる(ステップ15)。
【0032】製品の形状によっては、円周方向の肉厚変
更量ΔTpiからマンドレル1を水平方向にのみ移動して
パリソンの肉厚制御を行う方法、あるいは上下方向の肉
厚変更量ΔTpjからマンドレル1を上下方向にのみ移動
してパリソンの肉厚制御を行う方法を採ることもできる
が、さらに両方法を同時利用することもできる。両方法
を同時に利用する場合は、各方法をそのまま利用すると
目標肉厚を上回ることが予想されるため、まず水平方向
の肉厚変更量を先に決定したのち、上下方向の肉厚変更
量を決定しマンドレル1の移動制御を行う。
【0033】本実施例は、以上のようにシミュレーショ
ンを利用して自動的にパリソンの肉厚変更量を決定し、
マンドレル1を所要位置に移動してオリフィス制御をす
るので、作業者は最初にデータを入力する手間がかかる
だけで、あとは作業者の手をわずらわすことなくブロー
成形がなされ、所要の肉厚を均一にした製品を製造する
ことができる。したがって従来のように試行錯誤による
オリフィス変更量決定作業をする必要がなくこの決定作
業に多くの労力と時間が費やされないので、製品形状が
多様化してオリフィス決定回数が増えても迅速に対応す
ることができる。
【0034】以上の実施例ではオリフィスの変更はマン
ドレルを移動することにより行っていたが、別の例を図
8ないし図11に示し説明する。
【0035】図8は本実施例のダイヘッド部分の断面図
であり、図9は下面図である。本実施例ではマンドレル
11は固定されており、形状は前記実施例と同様に下に展
開したテーパ面を有している。
【0036】そしてマンドレル11の周囲のブッシング12
は周方向に6分割され、各ブッシングブロック12a,12
b,12c,12d,12e,12fは各々独立に半径方向に移
動可能に支持されている。各ブロック12a,12b,12
c,12d,12e,12fには、それぞれロッド13a,13
b,13c,13d,13e,13fが放射状に延出していて、
それぞれのロッドが図示されない各パルスモータによっ
て駆動され、各ブロックは互いに独立に移動できる。
【0037】各ブロックが集合したときブッシング12の
内周面はマンドレル11の外周面に対応してテーパしてお
り、同内周テーパ面に沿って薄いテーパ状をしたガイド
板14が周設されている。ガイド板14は薄いスチール板で
伸縮性を有する。ガイド板14には、耐熱性を有する樹脂
板を用いてもよい。
【0038】こうしてガイド板14は外側をブッシング12
の各ブッシングブロックに支持されて、ガイド板14とマ
ンドレル11との間にオリフィスを形成し、同オリフィス
により肉厚を設定されてパリソンPが押出されていく。
したがって各ブロックを適当なタイミングで半径方向に
適当量移動させることで所要のパリソン肉厚を形成する
ことができる。
【0039】例えば図10に示すようにブッシングブロッ
ク12dと12fとを遠心方向へ移動すると伸縮性を有する
ガイド板14はブロック12d,12fに沿って膨出し、よっ
てパリソンPはこの膨出した2箇所で肉厚を厚くするこ
とができる。
【0040】前記実施例の如く一方を厚くすると他方が
必然的に薄くなるようなことはないので、パリソンの肉
厚を自由に形成することができる。しかもガイド板14に
よりブロック間の段差は滑かに連続され、パリソンPは
連続した滑かな曲面を形成することができる。
【0041】かかるダイヘッドにおけるパリソン肉厚制
御は、図11に示す手順で行われる。前記実施例の制御手
順と概ね共通しており、本実施例におけるステップ31か
らステップ36までは前記実施例のステップ1からステッ
プ6までと同じである
【0042】そしてステップ37では、パリソンを円周方
向とともに上下方向にも分割し、分割した各部分kにお
ける変更すべき肉厚ΔTpkを算出する(ステップ38)。
算出式も前記ステップ8におけるものと同様である。次
ぎにΔTpkをもとにブッシング12のうち移動すべきブッ
シングブロックおよびその移動量を決定し(ステップ3
9)、そのデータM2 は記憶される(ステップ36)。
【0043】そして移動ブロック、移動量から初期パリ
ソンの肉厚を算出して(ステップ40)、シミュレーショ
ンのステップ32にフィードバックする。ステップ36で記
憶されたデータに基づきパリソンコントロールがなされ
る(ステップ41)。すなわち所要のブッシング12の分割
ブロックが所要のタイミングで移動させられ適切な肉厚
のパリソンが形成される。
【0044】本実施例では、パリソンの相対する部分を
同時に厚くしたり薄くしたりすることが可能でより自由
にパリソンの肉厚を形成できるので、製品の多様な形状
に対応することができる。なお本実施例ではブッシング
12を6分割したが、さらに細かく分割して複雑な形状に
も対応できるようにすることも可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明は、成形品の肉厚を予測するシミ
ュレーション手段と、肉厚制御用データ処理手段により
自動的にパリソンの肉厚制御データを決定し、このデー
タに基づき押出機のオリフィス制御を行うので、製品形
状の多様化に迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のブロー成形機の概略説
明図である。
【図2】ダイヘッド部の横断面図である。
【図3】別の状態の横断面図である。
【図4】パリソンの肉厚制御を行う手順を示す図であ
る。
【図5】シミュレーションルーチンを示す図である。
【図6】パリソンの円周方向の分割方法を説明する図で
ある。
【図7】パリソンの上下方向の分割方法を説明する図で
ある。
【図8】別実施例のダイヘッド部の断面図である。
【図9】同下面図である。
【図10】別の状態の同下面図である。
【図11】同実施例におけるパリソン肉厚制御を行う手
順を示す図である。
【図12】肉厚分布を予測するシュミレーションの有限
要素法の説明図である。
【符号の説明】
P…パリソン、H…ダイヘッド、a…アクチュエータ、
S…ステップ、M1 ,M2 …パリソン肉圧制御用デー
タ、1…マンドレル、2…ブッシング、3,4…ブロー
金型 11…マンドレル、12…ブッシング、13…ロッド、14…ガ
イド板。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−42437(JP,A) 特開 平3−238837(JP,A) 特開 昭62−34282(JP,A) 特開 昭62−11623(JP,A) 特開 平4−102180(JP,A) 特開 昭54−3116(JP,A) 特開 平5−169520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80 B29C 47/00 - 47/96

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機より押出されたパリソンをブロー
    金型により成形品に成形するブロー成形の成形制御シス
    テムにおいて、成形前の初期パリソンから有限要素法の下で成形シミュ
    レーションを行い 成形品の肉厚分布を予測して肉厚分布
    予測データを得るシミュレーション手段と、 前記成形品の肉厚分布予測データを有限要素法の下で
    リソンの肉厚分布に転写する転写手段と、 前記転写されたパリソンの肉厚分布の各要素の肉厚を目
    標肉厚に変更する変更量を算出する肉厚変更量算出手段
    と、 前記肉厚変更量からパリソン肉厚制御用データを得る
    リソン肉厚制御用データ処理手段と、 前記肉厚制御用データに基づき前記押出機のオリフィス
    を変更制御するオリフィス変更制御手段とを備えること
    を特徴とするブロー成形の成形制御システム。
  2. 【請求項2】 前記データ処理手段は、パリソンを上下
    方向に分割し、各分割部分の最小肉厚または平均肉厚を
    計算し、目標肉厚に近づける肉厚制御用データを設定す
    ることを特徴とする請求項1記載のブロー成形の成形制
    御システム。
  3. 【請求項3】 前記データ処理手段は、パリソンを円周
    方向に分割し、各分割部分の最小肉厚または平均肉厚を
    計算し、目標肉厚に近づける肉厚制御用データを設定す
    ることを特徴とする請求項1記載のブロー成形の成形制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記押出機のダイヘッドがブッシングと
    可動マンドレルとの間にオリフィスを形成したものであ
    り、前記オリフィス変更制御手段は前記マンドレルを水
    平方向と上下方向の少なくとも一方向へ移動制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のブロー成形の成形制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記押出機のダイヘッドが円周方向に分
    割されたブッシングとマンドレルおよびブッシング内周
    面に沿って周設された伸縮性を有するガイド板から構成
    され、同ガイド板とマンドレルとの間にオリフィスを形
    成し、前記オリフィス変更制御手段は前記分割されたブ
    ッシングを各分割ブロック毎に水平半径方向に移動制御
    することを特徴とする請求項1記載のブロー成形の成形
    制御システム。
  6. 【請求項6】 押出機より押出されたパリソンをブロー
    金型により成形品に成形するブロー成形の成形制御方法
    において、 成形前の初期パリソンから有限要素法の下で成形シミュ
    レーションを行い成形品の肉厚分布を予測して肉厚分布
    予測データを得る工程と、 前記成形品の肉厚分布予測データを有限要素法の下でパ
    リソンの肉厚分布に転写する工程と、 前記転写されたパリソンの肉厚分布の各要素の肉厚を目
    標肉厚に変更する変更量を算出する工程と、 前記肉厚変更量からパリソン肉厚制御用データを得る工
    程と、 前記パリソン肉厚制御用データに基づき前記各工程を繰
    り返して最適パリソン肉厚制御用データを導出し、同最
    適肉厚制御用データに基づき前記押出機のオリフィスを
    変更制御することを特徴とするブロー成形の成形制御方
    法。
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