JP2020030233A - 記録材特性検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材と反射板との間の乱反射による影響を軽減する。【解決手段】記録材特性検知装置30は、所定の搬送路11に沿って搬送されるシート状の記録材9に対して第1の光と第2の光とを照射し、第1の光が記録材9を透過した透過光41bと、第2の光が記録材9で反射した反射光42cとを検出して記録材9の特性を検知する。この記録材特性検知装置30は、第2の光を搬送路11に向けて照射する反射光用光源32と、搬送路11を挟んで反射光用光源32に対向して配置され、第2の光を反射させる反射光用基準板35と、搬送路11を挟んで反射光用基準板35に対向して配置され、少なくとも第2の光の反射光42cを検出可能な光検出素子33とを備える。反射光用基準板の第2の光の反射率は、第1の光の反射率よりも高くなるように形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷用紙などのシート状の記録材の特性を検知する記録材特性検知装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。
プリンタやMFP(Multifunction Peripherals)などの画像形成装置は、印刷用紙などのシート状の記録材を搬送してトナー像などの画像を記録材に転写し、その後、記録材に定着処理を施すことによって記録材に画像を定着させて出力する。画像形成装置において使用される記録材は、多種多様であり、薄紙、厚紙、普通紙、再生紙、コート紙、OHPフィルムなどがある。
ところで、記録材の搬送速度には記録材の特性に応じた最適速度があり、搬送速度がその最適速度よりも低い場合には画像形成時のスループットが低下する。その一方、搬送速度が最適速度よりも高い場合には記録材の搬送中にジャム(紙詰まり)が発生しやすくなる。また、定着処理における定着温度にも記録材の特性に応じた最適温度があり、例えば厚紙の場合には最適温度が高くなり、薄紙の場合には最適温度が低くなる。したがって、画像形成装置は、使用される記録材の特性に応じて搬送速度や定着温度を最適な値に設定することが好ましい。
従来、記録材の特性を自動判別するため、記録材の搬送路に、発光素子と透過光受光素子と反射光受光素子とを設けた画像形成装置が知られている(例えば特許文献1)。この画像形成装置は、記録材が所定位置に到達したときに、発光素子が記録材に対して光を照射し、透過光受光素子が記録材を透過する透過光を検出すると共に、反射光受光素子が記録材で反射した反射光を検出することにより、記録材の透過率と反射率を測定して記録材の特性を検知する。この画像形成装置によれば、搬送中の記録材の特性を自動検知し、搬送速度や定着温度を最適な値に設定することができる。
しかしながら、記録材の搬送路に、発光素子、透過光受光素子及び反射光受光素子を設けると、それらに紙粉などの汚れが付着し、透過光受光素子や反射光受光素子が受光する光量が経時的に変化する。そのため、記録材が所定位置に到達したタイミングで光を照射して透過光と反射光とを測定するだけでは記録材の透過率と反射率を正確に導出することができなくなる。このような経時的変化の影響を低減するためには、記録材に光を照射して透過光や反射光の測定を行う前に、記録材が存在しない状態で発光素子を点灯させ、透過光受光素子及び反射光受光素子のそれぞれが受光する光量を測定しておくことが好ましい。
一方、搬送路中に記録材が存在しない状態で発光素子を点灯させる場合、搬送路中に光を反射させる物体が存在しないため、反射光受光素子は反射光を受光しない。そこで、記録材の搬送路を挟んで発光素子に対向する位置に光を反射させる反射板を設けることが必要となる。反射板としては、例えば表面が鏡面であるものや、表面が一定の反射率を有する白色面であるものなどが使用される。そのような反射板を発光素子に対向する位置に配置しておくことにより、搬送路中に記録材が存在しない状態で発光素子を点灯させた場合であっても反射板が光を反射するため、反射光受光素子がその反射光を受光できるようになる。
図14は、従来の画像形成装置に反射板を設けた構成の例を示す図である。図14(a)に示すように、例えば、発光素子102が搬送路101の近傍位置に配置され、透過光受光素子103が搬送路101を挟んで発光素子102に対向する位置に配置される。また反射光受光素子104は、透過光受光素子103の反対側に配置される。さらに反射板105は、搬送路101を挟んで発光素子102及び反射光受光素子104と対向する位置に配置される。
このような構成において、図14(b)に示すように、搬送路101に記録材が存在しない状態で発光素子102を点灯させると、透過光受光素子103が発光素子102の照射光110を直接受光し、反射光受光素子104が反射板105で反射した反射光120を受光する。
次に、図14(c)に示すように、搬送路101に記録材109が存在する状態で発光素子102を点灯させると、透過光受光素子103が記録材109を透過した透過光111を受光し、反射光受光素子104が記録材109の表面で反射した反射光121を受光する。
ただし、透過光受光素子103が受光する光は、透過光111だけでなく、記録材109を透過した後、記録材109と反射板105との間で生じる乱反射光112も含まれる。したがって、上記のような構成を採用すると、乱反射光112の影響によって透過光受光素子103が受光する透過光量が変動し、記録材109の透過率を正確に測定することができないという課題がある。特に記録材109を搬送しながら測定を行う場合には、記録材109の変位などによって測定値が大きく変動してしまい、記録材の特性を判別することができなくなる。
特開2005−70508号公報
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、記録材と反射板との間の乱反射による影響を軽減し、記録材の特性を正確に検知できるようにした記録材特性検知装置、及び、それを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、所定の搬送路に沿って搬送されるシート状の記録材に対して第1の光と第2の光とを照射し、前記第1の光が前記記録材を透過した透過光と、前記第2の光が前記記録材で反射した反射光とを検出して前記記録材の特性を検知する記録材特性検知装置であって、前記第2の光を前記搬送路に向けて照射する反射光用光源と、前記搬送路を挟んで前記反射光用光源に対向して配置され、前記第2の光を反射させる反射光用基準板と、前記搬送路を挟んで前記反射光用基準板に対向して配置され、少なくとも前記第2の光の反射光を検出可能な光検出手段と、を備え、前記反射光用基準板は、前記第2の光の反射率が前記第1の光の反射率よりも高いことを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の記録材特性検知装置において、前記反射光用光源は、前記第2の光として、前記第1の光とは異なる波長の光を照射し、前記反射光用基準板は、前記第2の光の波長の反射率が前記第1の光の波長の反射率よりも高いことを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の記録材特性検知装置において、前記反射光用基準板は、前記第2の光を反射させ、前記第1の光を反射させないことを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の記録材特性検知装置において、前記搬送路を挟んで前記光検出手段に対向して配置され、前記搬送路に向けて前記第1の光を照射する透過光用光源、を更に備え、前記光検出手段は、前記透過光用光源から照射される前記第1の光を更に検知可能であることを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項5に記載の記録材特性検知装置において、前記反射光用基準板は、前記透過光用光源と前記搬送路との間に配置され、前記透過光用光源から照射される前記第1の光を前記搬送路に導くためのアパーチャーを有することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の記録材特性検知装置において、前記反射光用基準板は、前記搬送路に対向する表面に配置され、前記第1の光を透過し、且つ、前記第2の光を反射するフィルムを有し、前記フィルムは、前記アパーチャーを塞ぐように配置されることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の記録材特性検知装置において、前記第1の光を前記搬送路に向けて照射する透過光用光源と、前記搬送路を挟んで前記透過光用光源に対向して配置され、前記第1の光を検出可能な透過光検出手段と、を更に備えることを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の記録材特性検知装置において、前記透過光用光源と前記反射光用光源は、1つの発光素子に実装されることを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項4乃至8のいずれかに記載の記録材特性検知装置において、前記透過光用光源は、前記第1の光として、第1の波長の光と、第2の波長の光とを照射し、前記反射光用光源は、前記第2の光として、前記第1の波長及び前記第2の波長とは異なる第3の波長の光を照射することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の記録材特性検知装置において、前記反射光用基準板は、前記搬送路から所定間隔離れた位置に配置されることを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の記録材特性検知装置において、前記搬送路に前記記録材が存在しないときに前記第1の光及び前記第2の光の反射光のそれぞれを検出した基準透過光量及び基準反射光量、並びに、前記搬送路に前記記録材が存在するときに前記第1の光の透過光及び前記第2の光の反射光のそれぞれを検出した記録材透過光量及び記録材反射光量に基づいて、前記記録材の特性を検知する特性検知手段、を更に備えることを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項11に記載の記録材特性検知装置において、前記特性判別手段は、前記基準反射光量と前記記録材反射光量とに基づき、前記記録材の種類を判別する種類判別手段と、前記基準透過光量と前記記録材透過光量に基づき、前記種類判別手段によって判別された前記記録材の種類に応じた坪量を判別する坪量判別手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、所定の搬送路に沿ってシート状の記録材を搬送し、前記記録材に対して画像形成を行う画像形成装置であって、前記搬送路に設けられる、請求項1乃至12のいずれかに記載の記録材特性検知装置と、前記記録材特性検知装置によって検知される前記記録材の特性に基づいて前記記録材に対して画像形成を行うときの動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記記録材特性検知装置によって検知される前記記録材の特性に基づいて前記記録材を前記搬送路に沿って搬送するときの搬送速度を調整することを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項13又は14に記載の画像形成装置において、前記搬送路に設けられ、前記記録材に対する加熱加圧処理を行うことで前記記録材に形成される画像を前記記録材に定着させる定着手段、を更に備え、前記制御手段は、前記記録材特性検知装置によって検知される前記記録材の特性に基づいて前記定着手段で行われる前記加熱加圧処理を調整することを特徴とする構成である。
本発明によれば、反射光用基準板を備える構成において、記録材と反射光用基準板との間の乱反射による影響を軽減し、記録材の特性を正確に検知することができるようになる。
画像形成装置の概念的構成を示す図である。 第1実施形態における記録材特性検知装置のセンサ部の一構成例を示す図である。 基準透過光量及び基準反射光量の測定時におけるセンサ部の概念を示す図である。 記録材透過光量及び記録材反射光量の測定時におけるセンサ部の概念を示す図である。 記録材特性検知装置における回路構成の一例を示す図である。 記録材の種類ごとに透過率と坪量とを対応付けたテーブル情報の一例を示す図である。 記録材特性検知装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置のコントローラの構成例を示す図である。 画像形成装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における記録材特性検知装置のセンサ部の構成例を示す図である。 第3実施形態における記録材特性検知装置のセンサ部の構成例を示す図である。 記録材特性検知装置のセンサ部による測定動作の概念を示す図である。 第4実施形態における記録材特性検知装置のセンサ部の構成例を示す図である。 従来の画像形成装置に反射板を設けた構成の例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の概念的構成を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、タンデム方式でカラー画像を形成することが可能なプリンタ装置である。画像形成装置1は、装置本体内部に、給紙搬送部2と、画像形成部3と、定着部4とを備えており、印刷用紙などのシート状の記録材9にカラー画像又はモノクロ画像を形成し、装置本体上部の排出口5から排紙トレイ6上に記録材9を排出するように構成される。また画像形成装置1は、装置本体内部にコントローラ7を備えており、コントローラ7が給紙搬送部2、画像形成部3及び定着部4といった各部の動作を制御する。
給紙搬送部2は、給紙カセット8と、給紙カセット開閉センサ8aと、ピックアップローラ10と、搬送路11と、捌きローラ12と、先端検知センサ13と、レジストローラ14と、二次転写ローラ25と、記録材特性検知装置30とを有している。
給紙カセット8は、印刷用紙などのシート状の記録材9の束を収容する容器である。給紙カセット8は、例えば図中X方向にスライド移動することが可能であり、画像形成装置1の装置本体の下部から引き出して開放したり、装置本体の下部に押し込んで閉鎖したりすることができる。例えば、給紙カセット8に収容された記録材9がエンプティとなった場合、ユーザーは、装置本体の下部から給紙カセット8を引き出すことにより、記録材9を補充することができる。給紙カセット8に収容可能な記録材9は、多種多様であり、例えば薄紙、厚紙、普通紙、再生紙、コート紙、OHPフィルムなどがある。給紙カセット開閉センサ8aは、給紙カセット8の近傍位置に設けられており、給紙カセット8が開閉操作されたことを検知するセンサである。
搬送路11は、画像形成装置1が記録材9に対して画像形成を行う際に記録材9を矢印F2方向へ搬送するための経路である。記録材9は、図1に示す搬送路11に沿って矢印F2方向へ搬送されることにより、その表面にトナー像などの画像が転写された後に定着処理が施され、排出口5から排出される。尚、図1に示す搬送路11は、記録材9の表面のみに画像形成を行う搬送路を示しているが、これに限られない。すなわち、搬送路11は、記録材9の裏面にも画像形成を行うための記録材反転路をさらに有する構成であっても構わない。
ピックアップローラ10は、給紙カセット8に収容されている記録材9の束の上部から記録材9を取り出して搬送路11へ搬送する。ピックアップローラ10は、記録材9の束の最上面に位置する1枚の記録材9と接触しており、その1枚の記録材9を下流側へ送り出す。このとき、最上面の記録材9に後続する2枚目の記録材9が最上面の記録材9と共に下流側に向かって連れ送りされることがある。捌きローラ12は、最上面の記録材9と共に連れ送りされる2枚目以降の記録材9が下流側の搬送路11へ導かれることを抑制し、最上面の記録材9だけを下流側へ導くためのローラである。したがって、捌きローラ12よりも下流側では記録材9が搬送路11に沿って1枚ずつ搬送されるようになる。
先端検知センサ13は、搬送路11を搬送される記録材9の先端を検知するセンサである。レジストローラ14は、先端検知センサ13で検知される記録材9の先端を保持し、画像形成部3における画像形成動作と同期したタイミングで記録材9を二次転写ローラ25へ送り出すローラである。レジストローラ14によって送り出される記録材9は二次転写ローラ25の位置を通過するときに、中間転写ベルト24に一次転写されているトナー像が二次転写される。そして給紙搬送部2は、トナー像が転写された記録材9を定着部4に導く。
このような給紙搬送部2は、記録材9を搬送路11に沿って搬送するときの搬送速度を調整可能である。すなわち、本実施形態の画像形成装置1は、搬送路11に沿って搬送される記録材9の特性に応じて搬送速度を適宜調整するように構成される。
記録材特性検知装置30は、搬送路11において捌きローラ12とレジストローラ14との間の所定位置に設けられるセンサ部30aを有している。記録材特性検知装置30は、搬送路11を搬送される記録材9の特性を検知する装置である。例えば、記録材特性検知装置30は、少なくとも2種類の光を使用して記録材9の特性を検知するように構成される。記録材特性検知装置30によって記録材9の特性が検知されると、その特性に応じて記録材9の搬送速度が調整される。またこの他にも、記録材特性検知装置30によって検知される記録材9の特性に応じて、定着部4による定着処理のパラメータなどが調整される。尚、記録材特性検知装置30の詳細については後述する。
画像形成部3は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のトナー像を形成し、二次転写ローラ25の位置を通過する記録材9に対してそれら4色のトナー像を同時に転写することが可能な構成である。画像形成部3は、露光ユニット20と、各色のトナーごとに設けられる現像ユニット21と、各現像ユニット21に対応して設けられる一次転写ローラ22と、中間転写ベルト24と、各色のトナーボトル23とを備えている。4つの現像ユニット21Y,21M,21C,21Kは中間転写ベルト24の下方位置に設けられており、露光ユニット20はそれら4つの現像ユニット21Y,21M,21C,21Kのさらに下方位置に設けられている。トナーボトル23Y,23M,23C,23Kは、4つの現像ユニット21Y,21M,21C,21Kのそれぞれに対して各色のトナーを供給する。
露光ユニット20が各現像ユニット21Y,21M,21C,21Kに設けられる像担持体(感光体ドラム)を露光することによって各現像ユニット21Y,21M,21C,21Kの像担持体に潜像を形成する。各現像ユニット21Y,21M,21C,21Kは、その潜像をトナーで現像することにより、像担持体の表面にトナー像を形成する。そして各現像ユニット21Y,21M,21C,21Kは、矢印F1方向に循環移動する中間転写ベルト24に対して各色のトナー像を順次重畳させながら一次転写していく。したがって、中間転写ベルト24が最下流の現像ユニット21Kの位置を通過すると、中間転写ベルト24の表面には、4色のトナー像が重畳されたカラー画像が形成される。そして中間転写ベルト24に形成されるトナー像は、二次転写ローラ25と対向する位置を通過するときに、給紙搬送部2によって搬送される記録材9と接触し、記録材9の表面に二次転写される。
定着部4は、加熱ローラ4aと加圧ローラ4bとを備えており、トナー像が転写された記録材9を加熱ローラ4aと加圧ローラ4bとの間に通すことで、記録材9に対する加熱処理及び加圧処理を施し、トナー像を記録材9に定着させる。加熱ローラ4aにはヒーター4cが設けられており、ヒーター4cの加熱によって加熱ローラ4aが昇温する。定着部4において加熱処理を行うときの温度や加圧処理を行うときの圧力は、記録材9の特性に応じて適宜調整される。このような定着部4を通過することによってトナー像が定着した記録材9は、その後、排出口5から排紙トレイ6上に排出される。
コントローラ7は、上述した各部の動作を制御する。コントローラ7は、図示を省略するLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続されており、ネットワークを介してプリントジョブを受信すると、給紙搬送部2、画像形成部3及び定着部4を駆動し、記録材9に画像形成が行われるように制御する。このとき、コントローラ7は、給紙カセット8に収容されている記録材9の特性が既に記録材特性検知装置30によって検知されていれば、その既に検知されている記録材9の特性に基づいて記録材9の搬送速度や定着部4による定着処理のパラメータなどを設定する。一方、記録材9の給紙を開始する前に、給紙カセット開閉センサ8aによって給紙カセット8が開閉操作されたことが検知されている場合、給紙カセット8に収容されている記録材9はそれ以前の記録材9とは異なる特性のものに変わっている可能性がある。そのため、コントローラ7は、給紙カセット開閉センサ8aによって給紙カセット8が開閉操作されたことが検知された後、1枚目の記録材9の給紙を開始するときには、記録材9の搬送中にジャムが発生しないように搬送速度を所定の速度に設定し、記録材特性検知装置30に対して特性検知命令を送出する。これにより、記録材特性検知装置30は、記録材9の特性を検知する動作を開始する。
図2は、記録材特性検知装置30のセンサ部30aの一構成例を示す図である。記録材特性検知装置30は、搬送路11に沿って搬送される記録材9に対して第1の光と第2の光との2種類の光を照射し、第1の光が記録材9を透過する透過光と、第2の光が記録材9から反射する反射光とを検出することにより、記録材9の特性を検知するように構成される。具体的に説明すると、記録材特性検知装置30は、透過光用光源31と、反射光用光源32と、光検出素子33と、反射光用基準板35と、透明保護材39とを備えて構成されるセンサ部30aを有し、そのセンサ部30aが搬送路11の近傍位置に配置される。
透過光用光源31は、搬送路11の近傍位置に配置され、搬送路11に向けて第1の光を照射する。例えば本実施形態の透過光用光源31は、第1の光として、波長450〜495nmの青色光を発するLED光源が用いられる。
反射光用光源32は、搬送路11の近傍位置に配置され、搬送路11に向けて第2の光を照射する。反射光用光源32は、搬送路11に対して透過光用光源31の反対側に配置される。つまり、反射光用光源32は、搬送路11を挟んで透過光用光源31と互いに対向するように配置される。そして反射光用光源32は、透過光用光源31とは異なる波長の第2の光を発するように構成される。例えば本実施形態の反射光用光源32は、第2の光として、波長620〜750nmの赤色光を発するLED光源が用いられる。
光検出素子33は、フォトダイオードなどで構成される受光素子であり、透過光用光源31から照射される第1の光及び反射光用光源32から照射される第2の光の双方に感度を有し、第1の光と第2の光のそれぞれを受光して光量を測定するセンサである。つまり、本実施形態では、1つの光検出素子33で、透過光用光源31から照射される第1の光と、反射光用光源32から照射される第2の光との双方を検出可能である。そのため、センサ部30aのサイズを小型化できると共に、安価に構成することができる。ただし、これに限られるものではなく、第1の光を受光するセンサと、第2の光を受光するセンサとをそれぞれ別個に設けても構わない。
光検出素子33は、反射光用光源32に隣接し、搬送路11に対して透過光用光源31の反対側に配置される。つまり、光検出素子33は、反射光用光源32と同様に、搬送路11を挟んで透過光用光源31と互いに対向するように配置される。
反射光用基準板35は、搬送路11に記録材9が存在しないときに反射光用光源32から照射される第2の光を反射させるための反射板であり、光検出素子33に基準となる反射光を入射させるためのものである。反射光用基準板35は、例えば搬送路11と透過光用光源31との間に配置され、その背面側に透過光用光源31が配置される。この反射光用基準板35は、搬送路11を通る記録材9と接触しないように搬送路11から所定間隔離れた位置に配置されることが好ましい。また反射光用基準板35は、中央にアパーチャー36を有しており、そのアパーチャー36を介して透過光用光源31から照射される第1の光を搬送路11に導く。また、このアパーチャー36は、第1の光の光路を規制する役割も担っている。
反射光用基準板35は、反射光用光源32から照射される第2の光のみを反射させ、透過光用光源31から照射される第1の光を反射させないように構成される。例えば、反射光用基準板35は、赤色の反射板とすることで、反射光用光源32から照射される赤色光のみを反射させるように構成することができる。この他にも、例えば、反射光用基準板35を、青色の補色である黄色にすることで、透過光用光源31から照射される青色光のみを反射させないように構成することができる。
反射光用基準板35は、透過光用光源31から照射される第1の光を全く反射させないものに限られない。すなわち、反射光用基準板35は、第2の光の反射率が第1の光の反射率よりも高いものであれば良い。この場合、第1の光の反射率は0でないこともある。ただし、第1の光の反射率は、ほぼ0とみなせる程度に予め設計しておくことが好ましい。
また反射光用基準板35において第2の光を反射する機能は、反射板の全体に付与されたものであっても良いし、また、搬送路11に面した表面だけに付与されたものであっても良い。そのため、反射光用基準板35の表面に、第1の光を吸収して反射させないフィルタを貼り付けたものであっても構わない。
尚、反射光用基準板35は、搬送路11と透過光用光源31との間に配置されるものではなく、透過光用光源31に隣接した位置に配置されるものであっても構わない。この場合、上述したアパーチャー36は、特に設ける必要がない。
透明保護材39は、第1の光と第2の光の双方を透過させる透明の板状体であり、搬送路11を搬送される記録材9から舞う紙粉などが反射光用光源32及び光検出素子33の表面に付着することを防止する保護材である。
上記のように構成される記録材特性検知装置30は、記録材9の特性を検知するとき、まず搬送路11に記録材9が存在しない状態で、第1の光と第2の光の光量を基準光量として測定する。例えば、記録材特性検知装置30は、まず透過光用光源31を点灯させ、透過光用光源31から光検出素子33に直接入射する第1の光の光量を基準透過光量として測定する。次に、記録材特性検知装置30は、反射光用光源32を点灯させ、反射光用光源32から照射される第2の光が反射光用基準板35で反射して光検出素子33に入射する反射光の光量を基準反射光量として測定する。尚、透過光用光源31と反射光用光源32とのいずれを先に点灯させるかは任意である。
図3は、基準透過光量及び基準反射光量の測定時におけるセンサ部30aの概念を示す図である。図3(a)に示すように、記録材9が存在しない状態で記録材特性検知装置30が透過光用光源31を点灯させると、透過光用光源31から照射される第1の光41aがそのまま光検出素子33に入射する。そのため、光検出素子33は、透過光用光源31から照射される第1の光の受光量に応じて基準透過光量を測定することができる。記録材特性検知装置30は、このようにして測定される基準透過光量を一時的に記憶する。そして記録材特性検知装置30は、基準透過光量の測定が完了すれば、透過光用光源31を消灯させる。
次に図3(b)に示すように、記録材9が存在しない状態で記録材特性検知装置30が反射光用光源32を点灯させると、反射光用光源32から照射される第2の光42aが反射光用基準板35によって反射され、その反射光42bが光検出素子33に入射する。そのため、光検出素子33は、反射光用基準板35によって反射される反射光42bの受光量に応じて基準反射光量を測定することができる。記録材特性検知装置30は、このようにして測定される基準反射光量を一時的に記憶する。そして記録材特性検知装置30は、基準反射光量の測定が完了すれば、反射光用光源32を消灯させる。以上で、搬送路11に記録材9が存在しない状態での測定動作が完了する。
続いて記録材特性検知装置30は、搬送路11中の測定対象位置に記録材9が存在する状態で、第1の光が記録材9を透過する透過光と、第2の光が記録材9の表面で反射する反射光との光量を測定する。例えば、記録材特性検知装置30は、まず透過光用光源31を点灯させ、透過光用光源31から照射される第1の光が記録材9を透過して光検出素子33に入射する透過光の光量を記録材透過光量として測定する。次に、記録材特性検知装置30は、反射光用光源32を点灯させ、反射光用光源32から照射される第2の光が記録材9で反射して光検出素子33に入射する反射光の光量を記録材反射光量として測定する。尚、この場合も、透過光用光源31と反射光用光源32とのいずれを先に点灯させるかは任意である。
図4は、記録材透過光量及び記録材反射光量の測定時におけるセンサ部30aの概念を示す図である。図4(a)に示すように、記録材9が存在する状態で記録材特性検知装置30が透過光用光源31を点灯させると、透過光用光源31から第1の光が記録材9に照射され、そのうちの一部の光成分が記録材9を透過する。そして記録材9を透過した透過光41bが光検出素子33に入射する。そのため、光検出素子33は、記録材9を透過した透過光の受光量に応じて記録材透過光量を測定することができる。
このとき、透過光用光源31から照射される第1の光の一部は、記録材9の表面で反射され、反射光用基準板35に向かう反射光41cとなる。この反射光41cは、反射光用基準板35において反射されることなく、吸収される。そのため、本実施形態では、従来のように、記録材9の表面で反射された反射光41cが、その後、記録材9を透過して光検出素子33へ入射する現象が生じないようになっている。つまり、本実施形態の記録材特性検知装置30は、記録材9と反射光用基準板35との間で第1の光の乱反射が生じることを抑制しているため、記録材透過光量を正確に測定することができるのである。
記録材特性検知装置30は、上記のようにして測定される記録材透過光量を一時的に記憶する。そして記録材特性検知装置30は、記録材透過光量の測定が完了すれば、透過光用光源31を消灯させる。例えば、記録材9の厚さが厚くなるほど、記録材透過光量が減少する。反対に、記録材9の厚さが薄くなるほど、記録材透過光量が増加する。したがって、上記のようにして測定される記録材透過光量は、記録材9の特性を示すひとつのデータである。
次に図4(b)に示すように、記録材9が存在する状態で記録材特性検知装置30が反射光用光源32を点灯させると、反射光用光源32から照射される第2の光42aが記録材9によって反射され、その反射光42cが光検出素子33に入射する。そのため、光検出素子33は、記録材9によって反射される反射光42cの受光量に応じて記録材反射光量を測定することができる。
このとき、反射光用光源32から照射される第2の光の一部は、記録材9を透過し、反射光用基準板35に向かう透過光42dとなる。この透過光42dは、反射光用基準板35によって反射される。そのため、透過光42dは、記録材9と反射光用基準板35との間で反射を繰り返し、その後、記録材9を再度透過してしまう可能性がある。しかしながら、一般に、光は記録材9を透過する際の減衰量が大きいため、一度記録材9を透過した光がもう一度記録材9を透過すると、もはや光検出素子33において測定される記録材反射光量に影響を与えるほどの光量は有さない。そのため、反射光用光源32から照射される第2の光42aの一部が記録材9を透過したとしても、その透過光42dは記録材反射光量の測定に影響を与えない。つまり、光検出素子33は、記録材反射光量を正確に測定することができるのである。
記録材特性検知装置30は、上記のようにして測定される記録材反射光量を一時的に記憶する。そして記録材特性検知装置30は、記録材反射光量の測定が完了すれば、透過光用光源31を消灯させる。例えば、記録材9の表面に光沢があれば、記録材反射光量が高くなる。したがって、上記のようにして測定される記録材反射光量は、記録材9の特性を示すひとつのデータである。
次に記録材特性検知装置30が記録材9の特性を検知する回路構成について説明する。図5は、記録材特性検知装置30における回路構成の一例を示す図である。まず図5(a)に示すように、記録材特性検知装置30は、センサ部30aと制御回路30bとを有している。センサ部30aは、上述したように、透過光用光源31と、反射光用光源32と、光検出素子33とを備えており、搬送路11の近傍位置に設置される。
一方、制御回路30bは、センサ部30aを制御して記録材9の特性を検知する回路である。制御回路30bは、点灯制御回路51と、光量検出回路52と、特性検知回路53とを備えている。例えば、制御回路30bは、画像形成装置1のコントローラ7から特性検知命令を受信すると、記録材9の特性を検知するための処理を開始する。そして制御回路30bは、記録材9が搬送路11中の測定対象位置に到達するまでの間に、記録材9が存在しない状態の光量を測定し、その後、記録材9が搬送路11中の測定対象位置に到達すると、記録材9が存在する状態の光量を測定する。
点灯制御回路51は、透過光用光源31及び反射光用光源32のそれぞれを駆動し、第1の光又は第2の光の点灯消灯を制御する回路である。光量検出回路52は、点灯制御回路51と同期して動作し、第1の光又は第2の光が照射されているときに光検出素子33から出力される信号に基づいて光検出素子33が受光した光量を検出する回路である。
例えば、搬送路11に記録材9が存在しない状態で透過光用光源31の点灯が行われた場合、光量検出回路52は、光検出素子33から出力される信号に基づき、基準透過光量VT1を検出する。また、搬送路11に記録材9が存在しない状態で反射光用光源32の点灯が行われた場合、光量検出回路52は、光検出素子33から出力される信号に基づき、基準反射光量VR1を検出する。また、搬送路11に記録材9が存在する状態で透過光用光源31の点灯が行われた場合、光量検出回路52は、光検出素子33から出力される信号に基づき、記録材透過光量VT2を検出する。さらに、搬送路11に記録材9が存在する状態で反射光用光源32の点灯が行われた場合、光量検出回路52は、光検出素子33から出力される信号に基づき、記録材反射光量VR2を検出する。光量検出回路52は、それらの光量を特性検知回路53へ出力する。
特性検知回路53は、光量検出回路52から出力される光量(基準透過光量VT1、基準反射光量VR1、記録材透過光量VT2、記録材反射光量VR2)に基づき、記録材9の特性を検知する回路である。この特性検知回路53は、例えば図5(b)に示すように、反射率算出部55、透過率算出部56、種類判別部57及び坪量判別部58を備えており、記録材9の特性として、記録材9の種類と坪量とを検知するように構成される。
反射率算出部55は、基準反射光量VR1と記録材反射光量VR2とに基づいて記録材9の反射率を算出する処理部である。例えば、反射率算出部55は、基準反射光量VR1と記録材反射光量VR2との比(VR2/VR1)を算出し、その比を反射率として求める。そして反射率算出部55は、記録材9の反射率を種類判別部57へ出力する。
透過光算出部56は、基準透過光量VT1と記録材透過光量VT2とに基づいて記録材9の透過率を算出する処理部である。例えば、透過率算出部56は、基準透過光量VT1と記録材透過光量VT2との比(VT2/VT1)を算出し、その比を透過率として求める。そして反射率算出部55は、記録材9の透過率を坪量判別部58へ出力する。
種類判別部57は、記録材9の種類を判別する処理部である。この種類判別部57は、記録材9の反射率に基づき、記録材9の種類が、普通紙、再生紙及びコート紙のいずれであるかを判別する。そして種類判別部57は、記録材9の種類に判別結果を坪量判別部58へ出力する。
坪量判別部58は、記録材9の坪量を判別する処理部である。この坪量判別部58は、種類判別部57によって判別された記録材9の種類と、透過率算出部56で算出される記録材9の透過率とに基づき、記録材9の坪量を判別する。例えば、坪量判別部58は、記録材9の種類ごとに、透過率と坪量とを予め対応付けたテーブル情報を保持しており、そのテーブル情報を参照することにより記録材9の坪量を判別する。図6は、そのテーブル情報の一例を示す図である。例えば、図6のテーブル情報には、3つの特性ラインL1〜L3が示されている。このうち、特性ラインL1は、普通紙の透過率と坪量とを対応付けたラインである。また特性ラインL2は、コート紙の透過率と坪量とを対応付けたラインである。さらに特性ラインL3は、再生紙の透過率と坪量とを対応付けたラインである。したがって、坪量判別部58は、種類判別部57の判別結果に基づいて3つの特性ラインL1〜L3のうちから1つの特性ラインを選択し、その選択した特性ラインに基づいて記録材9の透過率に対応する坪量を導出することにより、記録材9の坪量を特定することができる。そして坪量判別部58は、記録材9の種類及び坪量を特性情報63として出力する。尚、特性情報63の出力先は、画像形成装置1のコントローラ7である。
次に、制御回路30bによって行われる処理手順について説明する。図7は、制御回路30bによって行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。図7に示す処理は、制御回路30bがコントローラ7から特性検知命令を受信することに伴って行われる処理である。制御回路30bは、この処理を開始すると、まず搬送路11の測定対象位置に記録材9が存在しない状態で透過光用光源31を点灯させ(ステップS10)、基準透過光量を測定する(ステップS11)。次に、制御回路30bは、搬送路11の測定対象位置に記録材9が存在しない状態で反射光用光源32を点灯させ(ステップS12)、基準反射光量を測定する(ステップS13)。その後、制御回路30bは、記録材9の先端が測定対象位置を通過したことを検知するまで待機する(ステップS14)。例えば、ステップS12で点灯した反射光用光源32の点灯状態を維持しておき、光検出素子33が受光する光量が所定時間内に変化したことを検知すれば、その変化によって記録材9の先端が測定対象位置を通過したことを検知することができる。尚、記録材9の先端の通過を検知する手法はこれ以外の手法を採用しても構わない。
制御回路30bは、記録材9の先端が測定対象位置を通過したことを検知すると(ステップS14でYES)、搬送路11の測定対象位置に記録材9が存在する状態で透過光用光源31を点灯させ(ステップS15)、記録材透過光量を測定する(ステップS16)。次に、制御回路30bは、搬送路11の測定対象位置に記録材9が存在する状態で反射光用光源32を点灯させ(ステップS17)、記録材反射光量を測定する(ステップS18)。
続いて制御回路30bは、基準反射光量と記録材反射光量とに基づいて記録材9の反射率を算出し(ステップS19)、記録材9の反射率に基づいて記録材9の種類を判別する(ステップS20)。また、制御回路30bは、基準透過光量と記録材透過光量とに基づいて記録材9の透過率を算出し(ステップS21)、記録材9の種類と透過率とに基づいて記録材9の坪量を判別する(ステップS22)。そして制御回路30bは、記録材9の種類と坪量とを特性情報63として出力する(ステップS23)。以上で、記録材特性検知装置30による処理が終了する。尚、上述した処理手順は、制御回路30bがCPUとメモリとによって構成される場合、CPUが所定のプログラムに基づいて行う処理手順としても採用することができる。
次に図8は、画像形成装置1のコントローラ7の一構成例を示す図である。図8に示すようにコントローラ7は、CPU60とメモリ61とを備えている。CPU60は、コントローラ7に予めインストールされている制御プログラムを実行することにより、ジョブ制御部62として機能する。ジョブ制御部62は、画像形成装置1におけるプリントジョブの実行を制御するものである。一方、メモリ61は、各種の情報を記憶する書き換え可能な不揮発性の記憶手段である。メモリ61には、上述した制御プログラムが予め記憶される。また、メモリ61には、記録材特性検知装置30から出力される特性情報63が記憶される。さらに、メモリ61には、搬送速度テーブル64と、定着処理テーブル65とが予め記憶される。搬送速度テーブル64は、特性情報63に対応する搬送速度を決定するためのテーブル情報である。定着処理テーブル65は、特性情報に対応する定着処理のパラメータを決定するためのテーブル情報である。
ジョブ制御部62は、記録材特性管理部66と、搬送速度設定部67と、定着処理設定部68とを有している。
記録材特性管理部66は、搬送路11を搬送される記録材9の特性を管理するものである。記録材特性管理部66は、記録材特性検知装置30から出力される特性情報63をメモリ61に保存して管理する。そしてジョブ制御部62がプリントジョブの実行を開始するとき、記録材特性管理部66は、メモリ61から特性情報63を読み出し、その特性情報63を搬送速度設定部67及び定着処理設定部68へ出力する。
搬送速度設定部67は、記録材9を搬送するときの搬送速度を設定するものである。搬送速度設定部67は、記録材特性管理部66から特性情報63を取得すると、その特性情報63に基づいて搬送速度テーブル64を参照し、特性情報63で示された記録材9の特性に対応する搬送速度を設定する。つまり、記録材9の特性に合致した最適な搬送速度であって、ジャムが発生し難く、しかも最大のスループットを発揮することができる搬送速度が設定される。
定着処理設定部68は、定着部4において定着処理が行われるときのヒーター4cの温度と、記録材9に付与する圧力とを設定するものである。定着処理設定部68は、記録材特性管理部66から特性情報63を取得すると、その特性情報63に基づいてヒーター4cの温度と、記録材9に付与する圧力とを設定する。つまり、加熱処理のパラメータとして、記録材9の特性に合致した最適なパラメータが設定される。
また記録材特性管理部66は、給紙カセット開閉センサ8aによって給紙カセット8の開閉操作が検知されたか否かを常時監視している。給紙カセット8の開閉操作が検知されると、記録材特性管理部66は、メモリ61に保存されている特性情報63をもはや使用できない情報であると認識する。そのため、給紙カセット8の開閉操作が検知された後、ジョブ制御部62によってプリントジョブの実行が開始されるときには、記録材特性管理部66は、記録材特性検知装置30に対して特性検知命令を送出する。これにより、プリントジョブの実行開始後の1枚目の記録材9の給紙時に、記録材特性管理部66は、記録材特性検知装置30から最新の特性情報63を取得することができ、メモリ61の特性情報63を更新することができる。
また、記録材特性管理部66は、特性検知命令を送出することに伴い、搬送速度設定部67及び定着処理設定部68のそれぞれに対して記録材9の特性が不明であることを通知する。搬送速度設定部67は、記録材9の特性が不明である場合、記録材9の搬送速度として、所定の搬送速度を設定する。この場合の所定の搬送速度とは、例えば、どのような種類の記録材9であってもジャムが発生し難くなる最低速度である。また搬送速度設定部67は、記録材9の特性が不明である場合、定着処理のパラメータとして、所定のパラメータを設定する。この場合の所定のパラメータとは、例えば、どのような種類の記録材9であっても定着処理を行うことができるパラメータである。
さらに記録材特性管理部66は、プリントジョブの実行開始後の1枚目の記録材9の給紙時に、記録材特性検知装置30から最新の特性情報63を取得すると、その最新の特性情報63を搬送速度設定部67及び定着処理設定部68へ出力する。これにより、搬送速度設定部67は、その後の記録材9の搬送速度を記録材9の特性に対応する搬送速度に変更することができるようになり、また、定着処理設定部68は、その後の定着処理のパラメータを記録材9の特性に対応するパラメータに変更することができるようになる。したがって、プリントジョブの実行途中であっても、記録材9の搬送速度や定着処理のパラメータを記録材9の特性に合致した最適な値に設定変更することができる。
図9は、画像形成装置1において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、コントローラ7が制御プログラムを実行することによって行われる処理であり、コントローラ7によって繰り返し行われる処理である。コントローラ7は、この処理を開始すると、まず給紙カセット8の開閉操作が検知されたか否かを判断し(ステップS30)、給紙カセット8の開閉操作が検知されている場合(ステップS30でYES)、記録材判別フラグをオン状態にセットする(ステップS31)。尚、給紙カセット8の開閉操作が検知されていない場合(ステップS30でNO)、記録材判別フラグはオフ状態となる。
次にコントローラ7は、画像形成装置1において実行すべきプリントジョブが存在するか否かを判断する(ステップS32)。例えば、コントローラ7は、ネットワークを介して新たなプリントジョブを受信した場合、或いは、実行途中で中断したプリントジョブが再開可能な状態となったことを検知した場合に、実行すべきプリントジョブが存在すると判断する。その結果、画像形成装置1において実行すべきプリントジョブが存在しない場合(ステップS32でNO)、コントローラ7による処理は終了する。これに対し、画像形成装置1において実行すべきプリントジョブが存在する場合(ステップS32でNO)、コントローラ7による処理はステップS33へ進む。
プリントジョブを実行するとき、コントローラ7は、記録材判別フラグがオン状態であるか否かを判断する(ステップS33)。記録材判別フラグがオン状態である場合(ステップS33でYES)、給紙カセット8に収容されている記録材9の特性が不明である。そのため、コントローラ7は、記録材9の搬送速度を所定の搬送速度(例えば最低速度)に設定し(ステップS34)、定着処理時の温度及び圧力といったパラメータを所定のパラメータに設定する(ステップS35)。そしてコントローラ7は、給紙搬送部2を駆動して記録材9の給紙を開始する(ステップS36)。
コントローラ7は、記録材9の給紙を開始すると、記録材特性検知処理を行う(ステップS37)。つまり、コントローラ7は、記録材特性検知装置30に対して特性検知命令を送出するのである。これにより、記録材特性検知装置30において記録材9の特性を検知する処理が行われる。そしてコントローラ7は、記録材特性検知装置30から特性情報63を取得し、メモリ61の特性情報63を最新の情報に更新する。(ステップS38)。コントローラ7は、特性情報63を更新すると、記録材判別フラグをオフ状態にセットする(ステップS39)。
次にコントローラ7は、現在実行中のプリントジョブにおいて次の給紙(2枚目以降の給紙)があるか否かを判断する(ステップS40)。次の給紙がある場合(ステップS40でYES)、コントローラ7は、メモリ61から特性情報63を読み出し(ステップS41)、記録材9の搬送速度を特性情報63に応じた搬送速度に設定変更すると共に(ステップS42)、定着処理のパラメータを特性情報63に応じたパラメータに設定変更する(ステップS43)。したがって、プリントジョブの実行途中であっても、記録材9の搬送速度や定着処理のパラメータが変更される。尚、現在実行中のプリントジョブにおいて次の給紙がない場合(ステップS40でNO)、ステップS41〜S43の処理は行われない。その後、コントローラ7は、プリントジョブの実行が終了か、或いは、中断するまで待機し(ステップS44)、プリントジョブの実行が終了した場合、或いは、プリントジョブの実行が中断した場合に(ステップS44でYES)、この処理を終了させる。
一方、プリントジョブを実行するときに記録材判別フラグがオフ状態であった場合(ステップS33でNO)、コントローラ7は、メモリ61から特性情報63を読み出し(ステップS45)、記録材9の搬送速度を特性情報63に応じた搬送速度に設定すると共に(ステップS46)、定着処理のパラメータを特性情報63に応じたパラメータに設定する(ステップS47)。そしてコントローラ7は、給紙搬送部2を駆動して1枚目の記録材9の給紙を開始する(ステップS48)。その後、コントローラ7は、上述したように、プリントジョブの実行が終了か、或いは、中断するまで待機し(ステップS44)、プリントジョブの実行が終了した場合、或いは、プリントジョブの実行が中断した場合に(ステップS44でYES)、この処理を終了させる。
コントローラ7は、上記のような処理を繰り返し実行することにより、給紙カセット8の開閉操作が行われたタイミングで記録材判別フラグをオン状態にセットし、その後、1枚目の給紙が行われるときに、記録材9の特性を自動検知して搬送速度や定着処理のパラメータを最適な状態に設定することが可能である。
以上のように、本実施形態における記録材特性検知装置30は、反射光用光源32から照射される第2の光を反射させる反射光用基準板35が反射光用光源32との間に搬送路11を挟むようにして反射光用光源32に対向して配置されている。そして反射光用基準板35は、第2の光の反射率が第1の光の反射率よりも高くなるように形成されている。そのため、搬送路11に記録材9が存在する状態で透過光用光源31が点灯され、第1の光が記録材9と反射光用基準板35との間に反射する場合であっても、その反射光41cは、反射光用基準板35において反射されることなく、吸収される。したがって、本実施形態における記録材特性検知装置30は、乱反射光などによる影響は存在せず、記録材9の特性を正確に検知することができるのである。
また、本実施形態における画像形成装置1は、上記のような記録材特性検知装置30を用いて記録材9の特性を正確に把握し、記録材9に対して画像形成を行うときの動作を記録材9の特性に合致した最適な動作となるように制御している。そのため、記録材9の搬送中にジャムが発生する可能性が低く、しかも記録材9の特性に応じた最大のスループットで画像形成を行うことができる。さらに、記録材9に転写される画像の定着ムラなどを生じさせることもなく、記録材9に高画質な画像を形成することが可能である。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、記録材特性検知装置30のセンサ部30aに関し、上述した第1実施形態とは異なる構成例について説明する。第1実施形態で説明したセンサ部30aは、搬送路11において記録材9が通過する位置の近傍に配置される。そのため、透過光用光源31や反射光用基準板35の表面についても、紙粉汚れなどから保護するため、或いは、ジャム発生時にユーザーが触れることができないようにするために、保護部材で覆われていることが好ましい。本実施形態では、センサ部30aにそのような保護部材を設けた構成例を示す。尚、本実施形態における記録材特性検知装置30が実装される画像形成装置1は、第1実施形態で説明したものと同様である。
図10は、第2実施形態における記録材特性検知装置30のセンサ部30aの構成例を示す図である。図10に示すセンサ部30aが、図2に示したセンサ部30aと異なる点は、反射光用基準板35の表面に対し、アパーチャー36を塞ぐように保護フィルム38を貼り付けている点である。
図10に示すように、反射光用光源32と光検出素子33は、第1実施形態で説明したものと同様に透明保護材39によって保護される。しかし、透明保護材39と同様の構成で透過光用光源31及び反射光用基準板35の表面を保護しようとすると、その透明保護材と記録材9との間に第1の光の乱反射光が発生し、記録材9を透過する透過光の測定に悪影響を及ぼす。特に、透過光用光源31は、光検出素子33と対向するように配置されているため、乱反射光による影響が大きくなる。そのため、透過光用光源31及び反射光用基準板35の表面を保護する構成として、反射光用光源32及び光検出素子33を保護するための透明保護材39と同様の構成を採用することは好ましくない。
そこで本実施形態のセンサ部30aは、反射光用基準板35の表面に対してアパーチャー36を塞ぐように保護フィルム38を貼り付けることにより、透過光用光源31及び反射光用基準板35の双方の表面を保護するようにしている。この場合の保護フィルムとしては、透過光用光源31から照射される第1の光を透過させ、反射光用光源32から照射される第2の光を反射させる特性を有するフィルムが使用される。
また本実施形態における反射光用基準板35は、透過光用光源31から照射される第1の光を吸収する吸収体として構成されることが好ましい。この場合の吸収体としては、例えば全体を黒色にした反射板などが考えられる。反射光用基準板35を吸収体として構成することにより、例えば透過光用光源31から記録材9に向けて照射された第1の光が記録材9の裏面で反射して保護フィルム38に入射する反射光を吸収して再反射を抑制することができるという利点がある。
例えば、透過光用光源31として、波長750nm以上の赤外光を発するLED光源を用い、反射光用光源32として、波長450〜495nm程度の青色光を発するLED光源を用いる場合、上述した保護フィルム38としては、赤外光を透過させ、可視光の特に青色光を反射させる特性を有する赤外透過カラーフィルムなどを用いることができる。ただし、この例に限られるものではなく、透過光用光源31及び反射光用光源32のそれぞれが発する光の波長に応じて上述した特性を有する保護フィルム38を採用すれば良い。
尚、本実施形態において上述した点以外の構成及び動作については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、記録材特性検知装置30のセンサ部30aに関し、上述した第1実施形態及び第2実施形態とは異なる構成例について説明する。本実施形態では、透過光用光源31から照射される第1の光と、反射光用光源32から照射される第2の光とを同時に測定することができる構成例を示す。尚、本実施形態における記録材特性検知装置30が実装される画像形成装置1は、第1実施形態で説明したものと同様である。
図11は、第3実施形態における記録材特性検知装置30のセンサ部30aの構成例を示す図である。本実施形態の記録材特性検知装置30は、発光素子71と、透過光検出素子72と、反射光検出素子73と、反射光用基準板35とを備えて構成されるセンサ部30aを有し、そのセンサ部30aが搬送路11の近傍位置に配置される。
発光素子71は、その内側に、透過光用光源71aと反射光用光源71bとを実装している。すなわち、本実施形態では、透過光用光源71aと反射光用光源71bと1つの発光素子71に実装することで部品点数を少なくしている。この発光素子71は、記録材9が搬送される搬送路11の近傍位置に配置され、搬送路11に向けて第1の光及び第2の光を同時に照射することが可能である。尚、第1及び第2の光の波長は、上記各実施形態で説明したものを採用することができる。
透過光検出素子72は、発光素子71との間に搬送路11を挟むように配置されると共に、発光素子71に対向するように配置される。透過光検出素子72は、フォトダイオードなどで構成される受光素子であり、透過光用光源71aから照射される第1の光に感度を有し、第1の光を受光して光量を測定するセンサである。例えば、透過光検出素子72の表面には、第1の光の波長成分のみを透過させるフィルタ74が配置されており、透過光検出素子72は、フィルタ74を透過する第1の光の波長成分の光量を測定する。
反射光検出素子73は、発光素子71に隣接し、搬送路11に対して透過光検出素子72の反対側に配置される。反射光検出素子73も、フォトダイオードなどで構成される受光素子である。反射光検出素子73は、反射光用光源71bから照射される第2の光に感度を有し、第2の光が反射光用基準板35又は記録材9の表面で反射した反射光を受光して光量を測定するセンサである。例えば、反射光検出素子73の表面には、第2の光の波長成分のみを透過させるフィルタ75が配置されており、反射光検出素子73は、フィルタ75を透過する第2の光の波長成分の光量を測定する。
本実施形態では、搬送路11を挟んで配置される透過光検出素子72及び反射光検出素子73のそれぞれが第1実施形態で説明した光検出素子33として機能する。
反射光用基準板35は、搬送路11に記録材9が存在しないときに反射光用光源71bから照射される第2の光を反射させるための反射板であり、反射光検出素子73に対して基準となる反射光を入射させるためのものである。反射光用基準板35は、例えば透過光検出素子72の周囲を包囲する枠状に配置される。ただし、これに限られず、反射光用基準板35は、搬送路11と透過光検出素子72との間に配置され、その背面側に透過光検出素子72が配置されるようにしても良い。反射光用基準板35は、第1実施形態と同様に、反射光用光源71bから照射される第2の光のみを反射させ、透過光用光源71aから照射される第1の光を反射させないように構成される。
上記のように構成される記録材特性検知装置30は、記録材9の特性を検知するとき、まず搬送路11に記録材9が存在しない状態で、透過光用光源17aと反射光用光源71bとを同時に点灯させ、基準透過光量と基準反射光量とを同時に測定する。次に、記録材特性検知装置30は、搬送路11に記録材9が存在する状態で、透過光用光源17aと反射光用光源71bとを再び同時に点灯させ、記録材透過光量と記録材反射光量とを同時に測定する。
図12は、センサ部30aによる測定動作の概念を示す図である。まず図12(a)に示すように、基準透過光量と基準反射光量とを同時に測定するとき、記録材特性検知装置30は、搬送路11中の測定対象位置に記録材9が存在しない状態で、発光素子71の透過光用光源71aと反射光用光源71bとを同時に点灯させる。このとき、透過光用光源71aから照射される第1の光41aは、透過光検出素子72に入射する。透過光検出素子72は、透過光用光源71aから受光する第1の光41aの光量に応じて基準透過光量を測定する。一方、反射光用光源71bから照射される第2の光42aは、透過光検出素子72の周囲に配置された反射光用基準板35によって反射する。第2の光42aの反射光42bは、反射光検出素子73に入射する。反射光検出素子73は、その反射光42bの光量に応じて基準反射光量を測定する。このように基準透過光量及び基準反射光量を同時に測定することで測定時間を短縮させることができる。
次に図12(b)に示すように、記録材透過光量と記録材反射光量とを同時に測定するとき、記録材特性検知装置30は、搬送路11中の測定対象位置に記録材9が存在する状態で、発光素子71の透過光用光源71aと反射光用光源71bとを再び同時に点灯させる。このとき、透過光用光源71aから照射される第1の光41aが記録材9を透過し、その透過光41bが透過光検出素子72に入射する。透過光検出素子72は、その透過光41bの光量に応じて記録材透過光量を測定する。
ところで、記録材9を透過する透過光41bのうちの一部の透過光が反射光用基準板35に到達することがある。しかし、本実施形態の反射光用基準板35は、第1の光41aの透過光41bを反射させない。そのため、本実施形態においても、反射光用基準板35と記録材9との間で透過光が乱反射することを抑制することが可能であり、透過光検出素子72において記録材透過光量を正確に測定することができる。
一方、反射光用光源71bから照射される第2の光42aは、記録材9の表面で反射し、反射光検出素子73に向かう反射光42cとなる。反射光検出素子73は、その反射光42cの光量に応じて記録材反射光量を測定する。
このように記録材透過光量及び記録材反射光量を同時に測定することで測定時間を短縮させることができる。また、記録材透過光量及び記録材反射光量を同時に測定することで記録材9の同じ位置を測定対象にして記録材透過光量及び記録材反射光量を測定することができる。特に記録材9の搬送中に測定を行う場合であっても、記録材9の同じ位置を対象として記録材透過光量及び記録材反射光量を測定することができる。そのため、例えば記録材9に模様などが付されている場合であっても、同じ位置で測定した記録材透過光量及び記録材反射光量を得ることができる。
尚、本実施形態では、1つの発光素子71に、透過光用光源71a及び反射光用光源71bの2つの光源が実装される場合を例示したが、これら2つの光源をそれぞれ別の発光素子として構成しても良い。また、本実施形態において上述した点以外の構成及び動作については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態について説明する。上記各実施形態では、透過光用光源31,71aが発する第1の光として特定の1つの波長の光を採用する場合を例示した。しかし、記録材9の透過率と坪量との相関は、第1の光の波長に応じて変動し、特定の1つの波長よりも寧ろ別の波長の方が高い相関が認められることがある。すなわち、記録材9の種類に応じて、透過率と坪量との関係に高い相関が認められる波長が異なることがある。そのため、第1の光の波長として特定の1つの波長だけを採用すると、記録材9の種類によっては、坪量を判別する際の信頼性が低下してしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、第1の光の波長として2種類の光を用いる構成例を説明する。
図13は、第4実施形態における記録材特性検知装置30のセンサ部30aの構成例を示す図である。図13に示すセンサ部30aが、図2に示したセンサ部30aと異なる点は、透過光用光源31の代わりに透過光用発光素子77を設けた点である。
図13に示すように、透過光用発光素子77は、その内側に、透過光用の第1光源78と第2光源79とを実装している。第1光源78は、第1の波長の光を発する光源であり、第2光源79は、第2の波長の光を発する光源である。透過光用発光素子77は、それら波長の異なる2種類の光を第1の光として照射する。例えば、本実施形態において、第1光源78は第1の波長の光として波長750〜1400nm程度の近赤外光を発する光源が用いられ、また第2光源79は第2の波長の光として波長450〜495nm程度の青色光を発する光源が用いられる。
また本実施形態における反射光用光源32は、第1の波長及び第2の波長のいずれとも異なる第3の波長の光を、第2の光として照射する。例えば、反射光用光源32は、第2の光として波長495〜570nm程度の緑色光を発する光源が用いられる。
そして記録材特性検知装置30は、基準透過光量及び記録材透過光量を測定する際には、第1光源78及び第2光源79をそれぞれ個別に点灯させ、第1光源78を点灯させたときの記録材9の透過率を第1の透過率として測定し、第2光源79を点灯させたときの記録材9の透過率を第2の透過率として測定する。そして種類判別部57によって判別される記録材9の種類に応じて第1の透過率と第2の透過率のいずれを採用するかを決定し、その採用した透過率を用いて記録材9の坪量を判別する。すなわち、本実施形態の記録材特性検知装置30は、記録材9の種類に応じて最適な波長の光を照射した場合の透過率を採用して坪量を判別することが可能であり、高い相関が認められる透過率と坪量との関係に基づいて信頼性の高い坪量を特定することができる。したがって、本実施形態の記録材特性検知装置30は、記録材9の特性を高精度に求めることができるという利点がある。
尚、本実施形態では、1つの発光素子77に、第1光源78及び第2光源79の2つの光源が実装される場合を例示したが、これら2つの光源をそれぞれ別の発光素子として構成しても良い。また、本実施形態において上述した点以外の構成及び動作については、第1乃至第3実施形態において説明したものと同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、画像形成装置1がプリンタとして構成される場合を例示したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1は、MFP(Multifunction Peripherals)などのように複数の機能を備える装置として構成され、プリンタ機能がそれら複数の機能のうちの1つの機能として搭載されたものであっても構わない。
また上記実施形態では、記録材9の反射率に基づいて記録材9の種類を判別するとき、普通紙、再生紙及びコート紙のいずれであるかを判別することを例示した。しかし、判別可能な記録材9の種類はこれに限られるものではなく、例えば、エンボス紙、封筒、OHPシート等も判別することが可能である。
また上記実施形態では、基準透過光量及び記録材透過光量に基づいて記録材9の透過率を算出すると共に、基準反射光量及び記録材反射光量に基づいて記録材9の反射率を算出することにより、記録材9の特性を判別する手法を例示した。しかし、これに限られるものではなく、基準透過光量や基準反射光量に基づいて透過光用光源31,71a,78,79や反射光用光源32,71bを発光させる際の発光強度を制御するものであっても構わない。例えば、工場出荷時の光量を初期透過光量及び初期反射光量として記憶しておき、記録材9の特性を検知する際に測定する基準透過光量及び基準反射光量と初期透過光量及び初期反射光量との間に差分がある場合、その差分に応じて透過光用光源31,71a,78,79又は反射光用光源32,71bの発光強度を調整するのである。これにより、記録材透過光量及び記録材反射光量を測定する際には、透過光用光源31,71a,78,79及び反射光用光源32,71bのそれぞれを工場出荷時と同じ強度で発光させることができるため、経時的な変化の影響を受けないようにすることができる。
1 画像形成装置
4 定着部(定着手段)
9 記録材
11 搬送路
30 記録材特性検知装置
30a センサ部
31,71a,78,79 透過光用光源
32,71b 反射光用光源
33 光検出素子(光検出手段、透過光検出手段)
35 反射光用基準板
36 アパーチャー
38 保護フィルム
53 特性検知部(特性検知手段)
57 種類判別部(種類判別手段)
58 坪量判別部(坪量判別手段)
62 ジョブ制御部(制御手段)
72 透過光検出素子(透過光検出手段、光検出手段)
73 反射光検出素子(反射光検出手段、光検出手段)
77 透過光用発光素子(透過光用光源)

Claims (15)

  1. 所定の搬送路に沿って搬送されるシート状の記録材に対して第1の光と第2の光とを照射し、前記第1の光が前記記録材を透過した透過光と、前記第2の光が前記記録材で反射した反射光とを検出して前記記録材の特性を検知する記録材特性検知装置であって、
    前記第2の光を前記搬送路に向けて照射する反射光用光源と、
    前記搬送路を挟んで前記反射光用光源に対向して配置され、前記第2の光を反射させる反射光用基準板と、
    前記搬送路を挟んで前記反射光用基準板に対向して配置され、少なくとも前記第2の光の反射光を検出可能な光検出手段と、
    を備え、
    前記反射光用基準板は、前記第2の光の反射率が前記第1の光の反射率よりも高いことを特徴とする記録材特性検知装置。
  2. 前記反射光用光源は、前記第2の光として、前記第1の光とは異なる波長の光を照射し、
    前記反射光用基準板は、前記第2の光の波長の反射率が前記第1の光の波長の反射率よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の記録材特性検知装置。
  3. 前記反射光用基準板は、前記第2の光を反射させ、前記第1の光を反射させないことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材特性検知装置。
  4. 前記搬送路を挟んで前記光検出手段に対向して配置され、前記搬送路に向けて前記第1の光を照射する透過光用光源、
    を更に備え、
    前記光検出手段は、前記透過光用光源から照射される前記第1の光を更に検知可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録材特性検知装置。
  5. 前記反射光用基準板は、前記透過光用光源と前記搬送路との間に配置され、前記透過光用光源から照射される前記第1の光を前記搬送路に導くためのアパーチャーを有することを特徴とする請求項4に記載の記録材特性検知装置。
  6. 前記反射光用基準板は、前記搬送路に対向する表面に配置され、前記第1の光を透過し、且つ、前記第2の光を反射するフィルムを有し、
    前記フィルムは、前記アパーチャーを塞ぐように配置されることを特徴とする請求項5に記載の記録材特性検知装置。
  7. 前記第1の光を前記搬送路に向けて照射する透過光用光源と、
    前記搬送路を挟んで前記透過光用光源に対向して配置され、前記第1の光を検出可能な透過光検出手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録材特性検知装置。
  8. 前記透過光用光源と前記反射光用光源は、1つの発光素子に実装されることを特徴とする請求項7に記載の記録材特性検知装置。
  9. 前記透過光用光源は、前記第1の光として、第1の波長の光と、第2の波長の光とを照射し、
    前記反射光用光源は、前記第2の光として、前記第1の波長及び前記第2の波長とは異なる第3の波長の光を照射することを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の記録材特性検知装置。
  10. 前記反射光用基準板は、前記搬送路から所定間隔離れた位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の記録材特性検知装置。
  11. 前記搬送路に前記記録材が存在しないときに前記第1の光及び前記第2の光の反射光のそれぞれを検出した基準透過光量及び基準反射光量、並びに、前記搬送路に前記記録材が存在するときに前記第1の光の透過光及び前記第2の光の反射光のそれぞれを検出した記録材透過光量及び記録材反射光量に基づいて、前記記録材の特性を検知する特性検知手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の記録材特性検知装置。
  12. 前記特性判別手段は、
    前記基準反射光量と前記記録材反射光量とに基づき、前記記録材の種類を判別する種類判別手段と、
    前記基準透過光量と前記記録材透過光量に基づき、前記種類判別手段によって判別された前記記録材の種類に応じた坪量を判別する坪量判別手段と、
    を備えることを特徴とする請求項11に記載の記録材特性検知装置。
  13. 所定の搬送路に沿ってシート状の記録材を搬送し、前記記録材に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記搬送路に設けられる、請求項1乃至12のいずれかに記載の記録材特性検知装置と、
    前記記録材特性検知装置によって検知される前記記録材の特性に基づいて前記記録材に対して画像形成を行うときの動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記記録材特性検知装置によって検知される前記記録材の特性に基づいて前記記録材を前記搬送路に沿って搬送するときの搬送速度を調整することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記搬送路に設けられ、前記記録材に対する加熱加圧処理を行うことで前記記録材に形成される画像を前記記録材に定着させる定着手段、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記記録材特性検知装置によって検知される前記記録材の特性に基づいて前記定着手段で行われる前記加熱加圧処理を調整することを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
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