JP2017076031A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017076031A
JP2017076031A JP2015203034A JP2015203034A JP2017076031A JP 2017076031 A JP2017076031 A JP 2017076031A JP 2015203034 A JP2015203034 A JP 2015203034A JP 2015203034 A JP2015203034 A JP 2015203034A JP 2017076031 A JP2017076031 A JP 2017076031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
reading
adhesion amount
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015203034A
Other languages
English (en)
Inventor
菜摘 松江
Natsumi Matsue
菜摘 松江
吉田 晃
Akira Yoshida
晃 吉田
小菅 明朗
Akio Kosuge
明朗 小菅
櫻井 陽一
Yoichi Sakurai
陽一 櫻井
勇一郎 植松
Yuichiro Uematsu
勇一郎 植松
桂子 松本
Keiko Matsumoto
桂子 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015203034A priority Critical patent/JP2017076031A/ja
Priority to US15/274,366 priority patent/US9857745B2/en
Publication of JP2017076031A publication Critical patent/JP2017076031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5041Detecting a toner image, e.g. density, toner coverage, using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
    • G03G15/5058Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】画像センサー40に汚れとして付着したトナーの色や、テストトナー像の色にかかわらず、テストトナー像のトナー付着量を精度良く求めることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト51の表面上に形成したテストトナー像を画像センサー40で読み取った結果に基づいて、テストトナー像のトナー付着量を演算手段たる制御部で演算する画像形成装置において、白色基準板106を画像センサー40で読み取って得た画像情報に基づいて、画像センサー40による読み取りで得られる画像情報の各画素の中から、トナー付着量の算出に用いる画素の位置を選別し、中間転写ベルト51上のテストトナー像を画像センサー40で読み取って得た画像情報の各画素のうち、先に選別しておいた位置の画素のデータを用いてトナー付着量を算出するように、制御部を構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関するものである。
従来より、像担持体の表面に形成されたテストトナー像を画像読取手段で読み取った結果に基づいてテストトナー像のトナー付着量を算出する画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、像担持体たる中間転写ベルト上に形成したK(黒)テストトナー像を、ラインセンサー等からなる画像読取手段で読み取った結果に基づいて、Kテストトナー像のトナー付着量を算出する。この算出に先立って、画像読取手段によって検知可能なR(レッド)光、G(グリーン)光、B(ブルー)光の中から、画像読取手段に付着してしまったトナー汚れの影響を最も受け難い光を特定しておく。具体的には、所定の基準板を画像読取手段によって読み取ってR受光量、G受光量、及びB受光量を取得する。そして、R受光量と所定のR基準光量との差分、G受光量と所定のG基準光量との差分、及びB受光量と所定のB基準光量との差分に基づいて、R光、G光、及びB光のうち、トナー汚れの影響を最も受け難い光を特定しておく。その後、Kテストトナー像を画像読取手段で読み取って得たR受光量、G受光量、B受光量のうち、トナー汚れの影響を最も受け難いものとして予め特定しておいた光に対応するものだけを用いて、Kテストトナー像のトナー付着量を算出する。かかる構成によれば、画像読取手段に対してC(シアン)トナーやM(マゼンタ)トナーなどのカラートナーがトナー汚れとして付着しても、Kテストトナー像のトナー付着量を精度良く求めることができるとされている。
しかしながら、この画像形成装置では、画像読取手段に対してKトナーがトナー汚れとして付着した場合、トナー汚れが画像読取手段によって検知可能なR光、G光、B光の全ての受光量に大きな影響を及ぼす。このため、Kテストトナー像のトナー付着量を精度良く求めることができない。
上述した課題を解決するために、本発明は、像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記表面上のトナー像を読み取る画像読取手段と、前記表面上のテストトナー像を前記画像読取手段で読み取った結果に基づいて前記テストトナー像のトナー付着量を算出する演算手段とを備える画像形成装置において、所定の基準部材を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報に基づいて、前記画像読取手段による読み取りで得られる画像情報の各画素の中から、前記トナー付着量の算出に用いる画素の位置を選別し、前記テストトナー像を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のうち、先に選別しておいた前記位置の画素のデータを用いて前記トナー付着量を算出するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、画像読取手段に汚れとして付着したトナーの色や、テストトナー像の色にかかわらず、テストトナー像のトナー付着量を精度良く求めることができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタの画像センサーを示す概略構成図。 同プリンタの画像センサーを中間転写ベルトの一部とともに示す斜視図。 シャッター部材を開いた状態の同画像センサーを示す概略構成図。 シャッター部材を閉じた状態の同画像センサーを示す概略構成図。 パラメータ補正処理で形成されるテストトナー像を中間転写ベルトとともに示す平面図。 Yテストトナー像を画像センサーによって読み取って得られた画像情報によって表現される画像を示す模式図。 同プリンタの制御部によって実施されるパラメータ補正処理の処理フローを示すフローチャート。 第一実施例に係るプリンタによって取得されたYテストトナー像YItの画像情報によって再現される画像を示す模式図。 第二実施例に係るプリンタのパラメータ補正処理において形成されるYテストパターン像を示す平面図。 検知窓にトナー汚れが付着していない状態で白色基準板を読み取って得た画像情報における各画素の画素値の比を示すグラフ。 Yトナーによるトナー汚れが検知窓に付着している状態で白色基準板を読み取って得た画像情報における選別画素ではない画素の画素値の比を示すグラフ。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、演算手段たる制御部41、画像処理部42、画像形成部43などを備えている。
制御部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを有し、画像形成部43の制御を行う。具体的には、制御部41は、制御パラメータに従って画像形成部43に画像を形成させる。この制御パラメータは、画像形成部43が画像を形成するときに従う条件として用いられる。画像処理部42は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)とメモリとを有し、PC(パーソナルコンピュータ)などのクライアント装置又はスキャナ装置から入力された画像データに各種の画像処理を施す。
画像形成部43は、潜像担持体たる感光体1a,1b,1c,1d、帯電装置8a,8b,8c,8d、露光装置13、現像装置12a,12b,12c,12d、中間転写ベルト51、二次転写ベルト61、定着装置18などを備えている。
感光体1a,1b,1c,1dには互いに異なる色のトナー像がそれぞれ形成される。具体的には、感光体1d,1c,1b,1a上に、Y(イエロー)トナー像,M(マゼンタ)トナー像,C(シアン)トナー像,K(黒)トナー像が形成される。感光体1d,1c,1b,1aはドラム状のものであるが、複数のローラに巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の感光体を用いてもよい。
感光体1d,1c,1b,1aに対向して、無端ベルト状の中間転写ベルト51が配置されている。感光体1d,1c,1b,1aの外周面は、それぞれ中間転写ベルト51の外周面に当接している。像担持体たる中間転写ベルト51は、テンションローラ52、駆動ローラ53、斥力ローラ54、入口ローラ55等の支持ローラ(支持回転体)に巻き掛けられた状態でテンション張架されている。これらの支持ローラのうちの1つである駆動ローラ53は、駆動源によって回転駆動し、この駆動ローラ53の回転駆動に伴って中間転写ベルト51を図中矢印Aの方向に無端移動せしめる。
中間転写ベルト51は、多層構造のものでも単層構造のものでもよい。多層構造のベルトとしては、伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシート、ポリイミド系樹脂等からなる基層のべルト外周面側をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被服したものが好ましい。また、単層構造のベルトとしては、PVDF、PC、ポリイミド等の材質からなるものであることが好ましい。
感光体1d,1c,1b,1a上にY,M,C,Kトナー像を形成したり、中間転写ベルト51上に一次転写したりする構成や動作は、トナーの色が異なる点の他がほぼ同様である。よって、以下、Y用の感光体1dにYトナー像を形成し、それを中間転写ベルト51上に一次転写する構成及び動作について説明し、他の色については説明を省略する。
Y用の感光体1dは、図中反時計回り方向に回転駆動する。感光体1dの外周面は除電装置からの光が照射されることで、表面電位が初期化される。初期化された前記外周面は、帯電装置8dによって所定の極性(実施形態ではマイナス極性)に一様に帯電せしめられる。このようにして帯電せしめられた感光体1dの外周面は、露光装置13から出射される光変調されたレーザービームLの照射を受けて静電潜像を担持する。
実施形態に係るプリンタでは、露光装置13としてレーザビームLを出射するレーザ書き込み方式のものを用いているが、例えばLEDアレイと結像手段とを具備するものを用いてもよい。感光体1dに形成された静電潜像は、現像装置10dと対向する現像領域を通過する際に、Yトナーが付着せしめられてYトナー像として現像される。
中間転写ベルト51のループ側において、感光体1dと対向する位置には、Y用の一次転写ローラ11dが配置されている。この一次転写ローラ11dが中間転写ベルト51の裏面に当接しながらベルトを感光体1dに向けて押圧することで、感光体1dと中間転写ベルト51のおもて面とが当接するY用の一次転写ニップが形成されている。一次転写ローラ11aには、感光体1d上に形成されたYトナー像のトナー帯電極性とは逆極性(実施形態ではプラス極性)の一次転写バイアスが印加される。この印加によって感光体1dと中間転写ベルト51との間に形成された一次転写電界の作用により、感光体1d上のYトナー像が中間転写ベルト51のおもて面に静電的に一次転写される。感光体1dの回転に伴ってY用の一次転写ニップを通過した感光体1d表面には、中間転写ベルト51に一次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーはクリーニング装置12dによって感光体1dの表面から除去される。
4色のトナー像をすべて作像するフルカラーモードにおいては、他の色の感光体1c,1b,1aについても、同様に、Mトナー像、Cトナー像及びKトナー像がそれぞれ形成される。そして、それらのトナー像は、中間転写ベルト51上に始めに一次転写されたYトナー像の上に順次重ね合わせて一次転写される。
一方、Kトナー像だけを作像する単色モードにおいては、接離機構により、一次転写ローラ11d,11c,11bを中間転写ベルト51の裏面に当接しない待避位置まで待避させる。これにより、中間転写ベルト51をY,M,C用の感光体1d,1c,1bから離間させる。そして、K用の感光体1aだけを中間転写ベルト51に当接させた状態で、Kトナー像だけを形成して中間転写ベルト51上に一次転写する。
プリンタ本体内の下部には、給紙装置14が配置されている。給紙装置14は、給紙ローラ15の回転によって、記録シートPを図中矢印Bの方向へ送り出す。送り出された記録シートPは、レジストローラ対16により、所定のタイミングで斥力ローラ54に巻き掛けられた中間転写ベルト51の部分と、これに対向配置された二次転写ベルト61の部分とが当接している二次転写ニップへと給送される。このとき、斥力ローラ54には転写電圧出力手段としての二次転写電源により所定の二次転写バイアスが印加され、これによって中間転写ベルト51上のトナー像が記録シートPに二次転写される。
二次転写ベルト61は、二次転写ローラ62と分離ローラ63とに張架されている。そして、それらローラのうち何れか一方が駆動ローラとして回転駆動することで、二次転写ベルト61を図中矢印Cの方向に無端移動させる。トナー像が二次転写された記録シートPは、二次転写ベルト61の外周面に静電的に吸着した状態で、二次転写ベルト61の走行に伴って搬送される。そして、記録シートPは、分離ローラ63に巻き付いた二次転写ベルト61の部分の曲率によって二次転写ベルト61の外周面から分離される。その後、二次転写ベルト61の記録シート搬送方向下流側に配置されている搬送ベルト17によって更に記録シート搬送方向下流側へ搬送される。そして、定着装置18を通る際に、熱と圧力の作用によって自らの表面にトナー像が定着せしめられる。定着装置18を通過した記録シートPは、排紙部に設けられた排紙ローラ対19を通って機外に排出される。
実施形態に係るプリンタは、画像の濃度または濃度むらを補正するための、画像センサー40、濃度補正部、読取制御部などを備えている。濃度補正部及び読取制御部は、制御部41がその機能を兼ね備えている。例えば、濃度補正部及び読取制御部は、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。このプログラムは、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムであってもよい。
中間転写ベルト51上に形成されたテストトナー像を光学的に読み取る画像センサー40は、ベルト移動方向(図中矢印A方向)の最下流に配置された一次転写ローラである一次転写ローラ11aよりもベルト移動方向の下流側に配置される。また、画像センサー40は、二次転写ローラ62よりもベルト移動方方向の上流側に配置されている。なお、実施形態に係るプリンタでは、中間転写ベルト51上にテストトナー像を形成し、これを画像センサー40で読み取るようにしているが、これに限らず、例えば、テストトナー像を記録シートPに形成し、これを画像センサー40で読み取るようにしてもよい。
図2は、画像センサー40を示す概略構成である。同図において、画像センサー40は、内部に光源100、レンズアレイ101、イメージラインセンサー102、透明ガラスからなる検知窓104、シャッター部材105、白色基準板106などを有している。
シャッター部材105は、アクチュエーターの駆動によってベルト移動方向に沿って往復移動することが可能になっており、その往復移動に伴って検知窓104を開閉する。同図においては、シャッター部材105が透明窓104の直下から待避して透明窓104を開いている状態を示している。
白色基準板104としては、東レ株式会社製の白色フィルムであるルミラーE20(商品名)からなるものを例示することができる。白色基準板104は両面テープ等によってシャッター部材105の裏面に固定されており、シャッター部材105と一体となってベルト移動方向に沿って往復移動する。
光源100としては、発光素子が導光体の端部に設けられたものやLEDアレイなどが使用可能である。光源100は、白色光を発するものであるが、R光、G光、B光をそれぞれ個別に発する光源をそれぞれ設けてもよい。
レンズアレイ101としては、セルフォック(登録商標)レンズを例示することができる。イメージラインセンサー102は、アレイ状に配設された複数のイメージセンサーを具備しており、それぞれのイメージセンサーはレンズアレイ101によって結像されたR(レッド)光、G(グリーン)光、B(ブルー)光を個別に受光し、それぞれの光に応じた信号を出力する。イメージラインセンサー102としては、CMOSセンサーやCCDセンサーなどが用いられる。
画像センサー40としては、密着型イメージセンサー(CIS)からなるものを例示することができる。図3に示されるように、画像センサー40の長手方向の寸法は、中間転写ベルト51上のベルト幅方向(図中矢印Bで示される方向)の寸法よりも大きくなっており、これによって画像センサー40はベルト上のテストトナー像の全域を読み取ることができる。なお、画像センサー40の長手方向の寸法をベルト幅より大きくしなくても、ベルト幅方向における有効画像領域の寸法と同等以上にすれば、画像センサー40に対してベルト上の画像の全域を読み取らせることができる。
既に説明したように、図2においては、シャッター部材105の移動によって検知窓104を開いている状態の画像センサー40を示している。画像センサー40は、図4に示されるように、このように検知窓104を開いた状態で、中間転写ベルト51上のテストトナー像Itを読み取ることができる。画像センサー40によるトナー像の読み取りが行われないときには、図5に示されるように、制御部41の制御によってシャッター部材105が検知窓104の直下に移動せしめられて検知窓104を閉じる。これにより、検知窓104に汚れが付着することを抑えることができる。シャッター部材105によって検知窓104を閉じた状態では、画像センサー40により、中間転写ベルト51上のテストトナー像Itを読み取ることができないが、シャッター部材105の裏面に固定された白色基準板106を読み取ることができる。
制御部41は、所定のタイミングで、制御パラメータを補正するためのパラメータ補正処理を実施する。そして、そのパラメータ補正処理において、Yテストトナー像,Mテストトナー像,Cテストトナー像,Kテストトナー像をそれぞれ中間転写ベルト51上に個別に形成して画像センサー40によって読み取る。Yテストトナー像を画像センサー40で読み取った結果に基づいて、Yテストトナー像のYトナー付着量を算出し、算出結果に基づいて、Yトナー像の画像濃度に影響を与える所定の制御パラメータを補正して、Yトナー像について所定の濃度が得られるようにする。M,C,Kについても同様にして、Mトナー付着量,Cトナー付着量,Kトナー付着量を算出した結果に基づいて、Mトナー像,Cトナー像,Kトナー像の画像濃度に影響を与える所定の制御パラメータを補正して所定の画像濃度が得られるようにする。
また、制御部41は、工場出荷後の初回の運転時に、シェーディング補正データ構築処理を実施する。このシェーディングデータ構築処理では、白色基準板106を画像センサー40に読み取らせて得た画像データの各画素のデータに基づいてシェーディング補正データを構築する。具体的には、白色基準板106や検知窓104に汚れが全く付着していない状態では、理論的には、白色基準板106の読み取りによって得られる画像データの各画素が何れも白色として読み取られるはずである。例えば、各画素のR,G,Bの階調を8bitの自然数で表現し、且つ0〜255のうち200〜255を一律に200として扱って(上限を200として)0〜200の201階調で階調を表現するとする。この場合、白色基準板106や検知窓104に汚れが全く付着していなければ、白色基準板106を読み取って得た画像データの各画素の画素値が何れも(R=200,G=200,B=200)になるはずである。ところが、実際には、イメージラインセンサーの画像素子の感度誤差や光源100の発光量のムラなどにより、各画素の画素値に若干のバラツキが発生してしまう。すると、そのままでは濃度ムラが誤検知されてしまう。そこで、この濃度ムラの誤検知を防止するために、全ての画素について白色であると認識するための補正データをシェーディング補正データとして構築する。
次に、実施形態に係るプリンタの特徴的な構成について説明する。
図6は、パラメータ補正処理で形成されるテストトナー像を中間転写ベルト51とともに示す平面図である。パラメータ補正処理では、ベルト幅方向(図中矢印B方向)に延在する短冊状のYテストトナー像YIt、Mテストトナー像MIt、Cテストトナー像CIt、Kテストトナー像KItが、ベルト幅方向に所定の間隔をあけて並ぶように形成される。それらテストトナー像は、画像センサー40によって順に読み取られる。
図7は、Yテストトナー像YItを画像センサー40によって読み取って得られた画像情報によって示される画像を再現した模式図である。図6に示されるYテストトナー像YItを形成するための感光体1aに対する光走査が開始されてから、Yテストトナー像YItが現像され、中間転写ベルト51に一次転写され、且つ画像センサー40との対向位置に進入するまでの時間は所定の値である。光走査の開始からその所定の時間が経過するよりも少し前のタイミングで、画像センサー40によるYテストトナー像TItの読み取りが開始され、その後、所定時間が経過すると読み取りが終了する。この読み取りによって得られた画像データによって再現される画像が図7に示されるものである。この画像では、所定サイズの画像枠Ifの中に、Yテストトナー像YItが再現されている。画像枠IFの中におけるYテストトナー像YItの位置には、中間転写ベルト51や感光体1aなどの速度誤差などによって多少の誤差があるが、最大誤差が生じたとしても、Yテストトナー像YItは確実に画像枠Ifの中に収まる。
実施形態に係るプリンタにおいては、画像データについて濃度検知領域Aが予め設定されている。この濃度検知領域Aは、図示のように、Yテストトナー像YItよりも少し小さい矩形状の形状をしており、画像枠Ifの画素マトリクスにおける所定の画素領域として設定されている。Yテストトナー像YItの画像枠If内における位置が誤差によってずれたとしても、濃度検知領域Aはその全てがYテストトナー像YItを包含するように、大きさや位置が設定されている。
制御部41は、パラメータ補正処理を開始すると、各色のテストトナー像を画像センサー40で読み取るのに先立って、シャッター部材105を閉じた状態で白色基準板106を画像センサー40によって読み取る。そして、この読み取りよって得られた画像情報の全画素のうち、濃度検知領域A内に存在する画素(以下、検知対象画素という)の全てについてそれぞれ、画素値を記憶する。その画素値は、例えばR,G,Bのそれぞれについて濃淡を、上述のように201階調で表現するものである。制御部41はその後、全ての検知対象画素について、先に記憶した画素値と、標準データとを比較する。標準データは、例えば、白色を示す(R=200,G=200,B=200)というデータになっており、検知窓104や白色基準板106に汚れがなければ、全ての検知対象画素の画素値は同様のデータになる。
制御部41は、検知対象画素と標準データとについて、R,G,Bの差分をそれぞれ求める。そして、R差分,G差分,B差分のうち、1つでも所定の標準偏差を超えた検知対象画素については、トナー付着量の算出に使用できないと判定する。これに対し、R差分,G差分,B差分の全てが標準偏差を超えなかった検知対象画素については、トナー付着量の算出に使用できるものとして選別する。以下、検知対象画素のうち、トナー付着量の算出に使用できるものとして選別した画素を、特に選別画素という。
その後、制御部41は、Yテストトナー像YItの画像情報を取得すると、その画像情報に含まれる検知対象画素のうち、選別画素と同じ位置の画素(以下、選別位置画素という)だけについて、画素値に基づいてYトナー付着量を算出する。そして、全ての選別位置画素についてそれぞれYトナー付着量を算出したら、それらの平均値を求め、その結果をYテストトナー像YItの単位面積当たりのYトナー付着量とする。Mテストトナー像MIt,Cテストトナー像CIt,Kテストトナー像KItについてもそれぞれ、同様にして単位面積あたりのMトナー付着量,Cトナー付着量,Kトナー付着量を算出する。
その後、制御部41は、Y,M,C,Kのそれぞれについて、トナー付着量の算出結果に基づいて、所望の画像濃度が得られるように、所定の制御パラメータを補正する。
図8は、制御部41によって実施されるパラメータ補正処理の処理フローを示すフローチャートである。制御部41は、パラメータ補正処理を開始すると、まず、画像センサー40の光源を点灯させた後(ステップ1:以下、ステップをSと記す)、画像センサー40によって白色基準板40を読み取る(S2)。そして、その読み取りによって得られた画像情報における濃度検知領域A内の各画素の画素値と標準データとの比較結果に基づいて、濃度検知領域A内の各画素の中から、トナー汚れの影響を受けない選別画素を選別する(S3)。次いで、画像センサー40のシャッター部材105を開いた後(S4)、中間転写ベルト51上に二次転写したYテストトナー像YIt,Mテストトナー像MIt,Cテストトナー像CIt,Kテストトナー像KItを画像センサー40で順に読み取る(S5)。そして、Y,M,C,Kの各色のそれぞれについて、テストトナー像の読み取りによって得られた画像情報における濃度検知領域A内の各画素のうち、選別位置画素のデータだけを用いてトナー付着量を算出する(S6)。その後、シャッター部材105を閉じた後(S7)、Y,M,C,Kのそれぞれについてトナー付着量に基づいて制御パラメータを補正する(S8)。
かかる構成では、全ての検知対象画素のうち、検知窓104や白色基準板106のトナー汚れの影響を受けていないものだけを、トナー付着量の算出に使用することができると判定する。そして、テストトナー像を読み取って得た画像情報に含まれる全ての画素のうち、トナー汚れの影響を受けていないと予め判定していおいた画素のデータだけを用いて、トナー付着量を算出する。これにより、検知窓104や白色基準板106に汚れとして付着したトナーの色や、テストトナー像の色にかかわらず、テストトナー像のトナー付着量を精度良く求めることができる。
なお、制御部41は、濃度検知領域A内の各画素のうち、選別画素として選別しなかった画素(トナー汚れの影響を受けている画素)の数が所定の閾値以上になった場合には、次のような処理を実施する。即ち、検知窓104や白色基準板106の清掃作業を促すメッセージを操作表示部のディスプレイに表示させるための処理である。かかるメッセージとしては、例えば、「マニュアルの18頁の手順に従って濃度センサーの清掃作業を行って下さい。」というものを例示することができる。清掃作業にある程度の技量が求められる場合には、「エラー番号002のエラーが発生しました。サービスセンターに修理を依頼して下さい。」というメッセージでもよい。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した各実施例のプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、各実施例に係るプリンタの構成は実施形態と同様である。
[第一実施例]
図9は、第一実施例に係るプリンタによって取得されたYテストトナー像YItの画像情報によって再現される画像を示す模式図である。第一実施例に係るプリンタの制御部41は、Yテストトナー像YItのベルト幅方向に並ぶ10個の箇所についてそれぞれトナー付着量を個別に算出する。そのために、図示のように、画像センサー40による読み取りで得られる画像情報について、濃度検知領域A〜濃度検知領域A10の10個の領域が予め設定されている。画像センサー40によって白色基準板106を読み取ると、それによって得られた画像情報における10個の濃度検知領域のそれぞれについて、画素値と標準データとの比較に基づく選別画素の選別を行う。その後、画像センサー40によってYテストトナー像YItを読み取ると、得られた画像情報の10個の濃度検知領域のそれぞれについて、選別位置画素だけトナー付着量を算出し、それらの算出結果の平均値を単位面積当たりのトナー付着量とする。Mテストトナー像MIt,Cテストトナー像CIt,Kテストトナー像KItについても、同様にして、10個の濃度検知領域のそれぞれにおけるトナー付着量を算出する。
第一実施例に係るプリンタにおいては、Y,M,C,Kのそれぞれにおいて、感光体1、現像装置12、帯電装置8などの傾きに起因する濃度ムラ勾配が発生することがある。ルト幅方向の一端側から他端側に向けて画像濃度が徐々に濃くなるか、あるいは徐々に薄くなる濃度ムラ勾配である。制御部41は、パラメータ補正処理において、Y,M,C,Kのそれぞれについて、10個の画像濃度領域(A〜A10)のトナー付着量に基づいて濃度ムラ勾配の有無を判定する。そして、濃度ムラ勾配が発生している場合には、その傾きに基づいて、レーザービームLによる感光体照射強度(ビーム書込強度)をベルト幅方向(主走査方向)に微調整して濃度ムラ勾配を抑えるためのビーム微調整データを構築する。そして、感光体1に対して静電潜像を書き込む際には、そのビーム微調整データに基づいて制御パラメータとしてのビーム書込強度を主走査方向で微調整する。
かかる構成によれば、パラメータ補正処理を実施することで、濃度ムラ勾配の発生を抑えて、ベルト幅方向に均一な濃度の画像を得ることができる。
[第二実施例]
現像装置10内のトナーの帯電量Q/Mは一定ではなく、経時的に変化する。そして、帯電量Q/Mが変化すると、現像性が変化することから、各種の制御パラメータを一定にした条件で画像濃度が変化してしまう。そこで、第二実施例に係るプリンタは、長期間に渡って画像濃度を安定化させる狙いで、パラメータ補正処理を実施する。
図10は、第二実施例に係るプリンタのパラメータ補正処理において形成されるYテストパターン像を示す平面図である。このYテストパターン像は、ベルト移動方向に並ぶ第一Yテストトナー像YIt−1、第二Yテストトナー像YIt−2・・・第十Yテストトナー像YIt−10という10個のYテストトナー像から構成されている。これらのYテストトナー像は、互いに異なる現像ポテンシャル(現像バイアスと静電潜像との電位差)の条件で現像されたものであり、第一から第十にかけてトナー付着量が徐々に多くなるようになっている。
パラメータ補正処理において、制御部41は、10個のYテストトナー像のそれぞれについて、第一実施例と同様に10個の濃度検知領域(A〜A10)のトナー付着量を個別に算出することが可能である。但し、10個の画像検知領域のうち、選別画素として選別しなかった画素(トナー汚れの影響を受けている画素)の数が最も少ない画像検知領域についてだけ、トナー付着量を算出し、その結果をYテストトナー像全体のトナー付着量とする。これにより、選別画素の数が少ないことによるトナー付着量検知精度の低下を抑えることができる。
制御部41は、10個のYテストトナー像のそれぞれについてトナー付着量を算出すると、それらトナー像をそれぞれ個別に現像した際の10通りの現像ポテンシャルと、10個のトナー付着量の算出結果とに基づいて現像γを求める。具体的には、最小二乗法により、制御パラメータたる現像ポテンシャルとトナー付着量との関係を示す近似直線式を算出し、その近似直線式の傾きを現像γとする。そして、求めた現像γと、トナー付着量の目標値とに基づいて、目標のトナー付着量が得られる現像ポテンシャルを特定する。その後、プリントジョブ時におけるYの現像ポテンシャルの値を、先の特定値と同じ値に設定する。
Yについて説明したが、M,C,Kについても、同様にしてトナー付着量の算出結果に基づいて現像γを求め、その結果に基づいて現像ポテンシャルを補正する。
[第三実施例]
図11は、検知窓104にトナー汚れが付着していない状態で白色基準板106を読み取って得た画像情報における各画素の画素値の比を示すグラフである。検知窓104にトナー汚れが付着していない場合には、各画素の画素値が(R=200,G=200,B=200)になるので、図示のように、画素値の比(R:G:B)は1:1:1になる。
図12は、Yトナーによるトナー汚れが検知窓104に付着している状態で白色基準板106を読み取って得た画像情報における選別画素ではない画素の画素値の比を示すグラフである。この画像情報では、選別画素でない画素の画素値がYトナーからなるトナー汚れの影響を受けている。具体的には、Y色の成分であるR光及びG光の受光量がY色の成分ではないB光の受光量よりも多くなることから、RやGの画素値がBの画素値よりも大きくなる。このため、図示のように、Bの比率(0.8)がRやGの比率(1)に比べて小さくなる。Yについて説明したが、M,C,Kにおいても、それぞれその色に応じて特定の色の画素値比率が小さくなる。よって、画素値の比に基づいて、トナー汚れの原因になっているトナーの汚れを特定することができる。
トナー汚れの影響を受けている画素であっても、トナー汚れの原因になっているトナーの色とは異なる色については、画素値がトナー汚れの影響を受け難い。そこで、制御部41は、白色基準板106を読み取って得た画像情報に基づいて、Y,M,C,Kの各色のそれぞれについて選別画素を個別に選別する。具体的には、実施形態と同様にして、前記画像情報に基づいて濃度検知領域Aの各画素の中から、選別画素を選別する。次に、選別画素として選別しなかった画素について、画素値の比に基づいてトナー汚れの原因になっているトナーの色を特定する。そして、Y,M,C,Kのうち、前述の特定色と同じ色については、前記画素を選別画素として選別しないのに対し、他の三色については前記画素を選別画素として選別する。つまり、トナー汚れの影響を受けている画素であっても、トナー汚れの原因になっていない色については、その画素を選別画素として選別する。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、像担持体(例えば中間転写ベルト51)の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段(例えば感光体1、帯電装置8、露光装置13、現像装置12、一次転写ローラ11等からなるもの)と、前記表面上のトナー像を読み取る画像読取手段(例えば画像センサー40)と、前記表面上のテストトナー像を前記画像読取手段で読み取った結果に基づいて前記テストトナー像のトナー付着量を算出する演算手段(例えば制御部41)とを備える画像形成装置(例えばプリンタ)において、所定の基準部材(例えば白色基準板106)を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報に基づいて、前記画像読取手段による読み取りで得られる画像情報の各画素の中から、前記トナー付着量の算出に用いる画素の位置を選別し、前記テストトナー像を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のうち、先に選別しておいた前記位置の画素のデータを用いて前記トナー付着量を算出するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。
かかる構成では、画像読取手段による読み取りで得られる画像情報の各画素のうち、画像読取手段のトナー汚れの影響を受けていないものだけを、トナー付着量の算出に使用するものとして選別することが可能である。そして、テストトナー像を読み取って得た画像情報の各画素のうち、予め選別しておいたトナー汚れの影響を受けていない画素のデータを用いて、トナー付着量を算出する。これにより、画像読取手段に汚れとして付着したトナーの色や、テストトナー像の色にかかわらず、テストトナー像のトナー付着量を精度良く求めることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、前記基準部材を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報と所定の標準データとの比較に基づいて前記位置を選別し、前記トナー付着量を算出するにあたり、前記テストトナー像を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のうち、先に選別しておいた前記位置の画素のデータだけを用いるように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、基準部材の読み取りによって得られた画像情報と標準データとの比較に基づいて、各画素のうち、トナー汚れの影響を受けていない画素を特定することができる。
[態様C]
態様Cは、態様Bにおいて、前記基準部材を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のそれぞれについて、画素のRGB値と前記標準データのRGB値とを比較し、その結果に基づいて、前記画像読取手段による読み取りで得られる画像情報の各画素のそれぞれについて前記トナー付着量の算出に使用し得るか否かを判定するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、画像情報の各画素のそれぞれについて、画素のRGB値と標準データのRGB値との比較により、トナー汚れの影響を受けているか否かを精度良く判定することができる。
[態様D]
態様Dは、態様Cにおいて、前記テストトナー像の前記表面の移動方向(例えば矢印A方向)と直交する方向(例えば矢印B方向)における複数箇所についてそれぞれ前記トナー付着量を算出するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、テストトナー像の複数箇所のそれぞれについて、画像読取手段のトナー汚れの影響を受けずに、トナー付着量を精度良く算出することができる。
[態様E]
態様Eは、態様Dにおいて、前記複数箇所の前記トナー付着量の算出結果に基づいて、前記直交する方向の画像濃度を均一化するための制御パラメータの補正を実施するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、現像手段の傾きなどに起因する画像ムラの発生を抑えることができる。
[態様F]
態様Fは、態様C〜Eの何れかにおいて、前記各画素のそれぞれについて、前記トナー付着量の算出に使用し得るか否かをYトナー付着量、Mトナー付着量、Cトナー付着量、Kトナー付着量の各色トナー付着量についてそれぞれ個別に判定するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、Y,M,C,Kのうち、ある一色のトナー汚れの影響を受けている画素であっても、他色のトナー汚れの影響を受けない画素については、その画素のデータを利用して他色のトナー付着量を算出することができる。
[態様G]
態様Gは、態様C〜Fの何れかにおいて、前記画素のR値と前記標準データのR値との差分、前記画素のB値と前記標準データのB値との差分、及び前記画素のG値と前記標準データのG値との差分のうち、何れか一つでも標準偏差を超えた画素を、前記トナー付着量の算出に使用できない画素であると判定するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、トナー汚れの影響を受けている画素を精度良くトナー付着量の算出に使用できないと判定することができる。
[態様H]
態様Hは、態様A〜Hの何れかにおいて、前記トナー付着量の算出に使用できないと判定した画素の数に基づいて、前記画像読取手段又は前記基準部材の清掃作業を促すメッセージをユーザーに報知するための処理を実施するように、前記演算手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、トナー汚れの進行によってトナー付着量を精度良く算出することが困難になった場合に、そのトナー汚れの解消を促して、算出精度の向上を図ることができる。
1:感光体(トナー像形成手段の一部)
8:帯電装置(トナー像形成手段の一部)
11:一次転写ローラ(トナー像形成手段の一部)
12:現像装置(トナー像形成手段の一部)
13:露光装置(トナー像形成手段の一部)
40:画像センサー(画像読取手段)
41:制御部(演算手段)
51:中間転写ベルト(像担持体)
106:白色基準板(基準部材)
特開2014−21248号公報

Claims (8)

  1. 像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記表面上のトナー像を読み取る画像読取手段と、前記表面上のテストトナー像を前記画像読取手段で読み取った結果に基づいて前記テストトナー像のトナー付着量を算出する演算手段とを備える画像形成装置において、
    所定の基準部材を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報に基づいて、前記画像読取手段による読み取りで得られる画像情報の各画素の中から、前記トナー付着量の算出に用いる画素の位置を選別し、前記テストトナー像を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のうち、先に選別しておいた前記位置の画素のデータを用いて前記トナー付着量を算出するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記基準部材を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報と所定の標準データとの比較に基づいて前記位置を選別し、前記トナー付着量を算出するにあたり、前記テストトナー像を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のうち、先に選別しておいた前記位置の画素のデータだけを用いるように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    前記基準部材を前記画像読取手段で読み取って得た画像情報の各画素のそれぞれについて、画素のRGB値と前記標準データのRGB値とを比較し、その結果に基づいて、前記画像読取手段による読み取りで得られる画像情報の各画素のそれぞれについて前記トナー付着量の算出に使用し得るか否かを判定するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    前記テストトナー像の前記表面の移動方向と直交する方向における複数箇所についてそれぞれ前記トナー付着量を算出するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    前記複数箇所の前記トナー付着量の算出結果に基づいて、前記直交する方向の画像濃度を均一化するための制御パラメータの補正を実施するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3乃至5の何れかの画像形成装置において、
    前記各画素のそれぞれについて、前記トナー付着量の算出に使用し得るか否かをYトナー付着量、Mトナー付着量、Cトナー付着量、Kトナー付着量の各色トナー付着量についてそれぞれ個別に判定するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項3乃至6の何れかの画像形成装置において、
    前記画素のR値と前記標準データのR値との差分、前記画素のB値と前記標準データのB値との差分、及び前記画素のG値と前記標準データのG値との差分のうち、何れか一つでも標準偏差を超えた画素を、前記トナー付着量の算出に使用できない画素であると判定するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2乃至7の何れかの画像形成装置において、
    前記トナー付着量の算出に使用できないと判定した画素の数に基づいて、前記画像読取手段又は前記基準部材の清掃作業を促すメッセージをユーザーに報知するための処理を実施するように、前記演算手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
JP2015203034A 2015-10-14 2015-10-14 画像形成装置 Pending JP2017076031A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015203034A JP2017076031A (ja) 2015-10-14 2015-10-14 画像形成装置
US15/274,366 US9857745B2 (en) 2015-10-14 2016-09-23 Image forming apparatus incorporating image reader

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015203034A JP2017076031A (ja) 2015-10-14 2015-10-14 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017076031A true JP2017076031A (ja) 2017-04-20

Family

ID=58522953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015203034A Pending JP2017076031A (ja) 2015-10-14 2015-10-14 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9857745B2 (ja)
JP (1) JP2017076031A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030233A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 コニカミノルタ株式会社 記録材特性検知装置及び画像形成装置
US11077671B2 (en) 2018-11-14 2021-08-03 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge device, image forming apparatus, and fabricating apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021182047A (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像読取装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3331294B2 (ja) * 1996-11-28 2002-10-07 シャープ株式会社 トナー濃度測定機能付き画像形成装置
JP2006259278A (ja) 2005-03-17 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd トナー量検出装置および画像形成装置
JP4386067B2 (ja) * 2006-12-15 2009-12-16 ブラザー工業株式会社 画像形成装置及び補正量算出プログラム
JP5397759B2 (ja) 2009-07-17 2014-01-22 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5806527B2 (ja) 2011-06-30 2015-11-10 キヤノン株式会社 画像形成装置、およびその制御方法
JP5888159B2 (ja) 2012-07-18 2016-03-16 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置、画像形成装置及びプログラム
JP2016167007A (ja) 2015-03-10 2016-09-15 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030233A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 コニカミノルタ株式会社 記録材特性検知装置及び画像形成装置
US11077671B2 (en) 2018-11-14 2021-08-03 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge device, image forming apparatus, and fabricating apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US9857745B2 (en) 2018-01-02
US20170108808A1 (en) 2017-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7260335B2 (en) Image-information detecting device and image forming apparatus
JP6137615B2 (ja) 画像形成装置及び画像濃度制御方法
US20130141511A1 (en) Image forming apparatus
JP4794226B2 (ja) 画像形成装置
JP2017076031A (ja) 画像形成装置
US10571842B2 (en) Image forming system, image forming apparatus, tone correction method, non-transitory recording medium storing computer readable tone correction program, and image density correction method
US9651910B2 (en) Image forming apparatus incorporating line sensor
US6970660B2 (en) Image adjustment method and image forming apparatus
JP6206536B2 (ja) 移動体変位検知装置、画像形成装置、及び移動体変位検知方法
JP4592247B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251652A (ja) 画像形成装置
JP2016167007A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
US20120170950A1 (en) Image forming apparatus, image forming control method, and recording medium storing image forming control program
JP2017187722A (ja) 画像濃度検出装置及び画像形成装置
JP2018040990A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
JP4136706B2 (ja) カラー画像形成装置及びその濃度検知パターン生成方法
JP2000172147A (ja) 画像形成装置
JP2004117385A (ja) 画像形成装置
JP2016114844A (ja) 画像形成装置
EP3751257A1 (en) Image clarity evaluation device and method
JP2018041042A (ja) 画像形成装置および濃度補正制御方法
US11960218B2 (en) Image forming and correction apparatus
JP6855775B2 (ja) 画像形成装置および階調補正方法
JP2004117403A (ja) 画像調整方法及び画像形成装置
JP6748922B2 (ja) 画像形成装置