JP2006259278A - トナー量検出装置および画像形成装置 - Google Patents

トナー量検出装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 トナーの吸光特性の影響を受けることの少ない、高精度のトナー量検出装置を提供すること、および像担持体へのトナー付着量を高精度で制御することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 感光体ドラム1に向けて複数の波長の光を照射する発光素子15と、発光素子15から照射された光が感光体ドラム1上で反射した反射光を受光する受光素子16と、受光素子16によって得られる、受光素子16から照射された複数の波長の光それぞれの反射光の受光信号を用いて、感光体ドラム1上に担持されたトナーの量を求める演算回路17とを備えた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に使用されるトナー量検出装置およびそのトナー量検出装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式のプリンタや複写機などの画像形成装置の分野において、電子写真のカラー化や印字品質の高度化が強く要求されている。そのため、感光体、中間転写体、または画像記憶材などの像担持体表面のトナー付着量を検出し、その検出値に応じて像担持体へのトナー付着量を制御することが広く行われている。
例えば、感光体、中間転写体、または画像記憶材表面に形成された黒トナーおよびカラートナーによるパッチの濃度を高精度で測定できるようにするため、パッチからの反射光を受光する受光素子と、パッチで正反射した光が受光素子に入射する方向からパッチに光を照射する正反射用発光素子と、パッチで拡散反射した光が受光素子に入射する方向からパッチに光を照射する拡散反射用発光素子とを有し、正反射用発光素子と拡散反射用発光素子との双方を点灯させた状態で黒トナーによるパッチの濃度を測定するようにした画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、画像形成装置の中には、フラッシュ定着方式の定着装置を採用した画像形成装置もあり、この定着装置ではフラッシュ光の波長の中でも特に赤外光領域を吸収することによりトナーが用紙に定着されるので、定着性を向上させるために、トナーに赤外吸収剤を含有させている場合がある。このようなトナーを用いた場合には、トナー中の赤外吸収剤の吸光特性が大きい波長域ではトナーの反射光量が小さくなりS/N比が低下するため、トナー量検出装置の動作が不安定になり、精度よくトナー量を検出することができないという問題がある。
特開2001−100481号公報(第2−3頁、図3)
本発明は、上記事情に鑑み、トナーの吸光特性の影響を受けることの少ない高精度のトナー量検出装置を提供すること、および像担持体へのトナー付着量を高精度で制御することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のトナー量検出装置は、
トナーを担持するトナー担持体上で反射した反射光を受光して該トナー担持体上に担持されたトナーの量を検出するトナー量検出装置において、
上記トナー担持体に向けて複数の波長の光を照射する光源と、
上記光源から照射された光が上記トナー担持体上で反射した反射光を受光する受光手段と、
上記受光手段によって得られる、上記光源から照射された複数の波長の光の反射光の受光信号を用いて、上記トナー担持体上に担持されたトナーの量を求める演算部とを有することを特徴とする。
ここで、トナー担持体とは、例えば電子写真方式の画像形成装置に用いられる感光体、中間転写体、あるいは画像記録媒体などの、表面にトナーを担持するものをいう。
本発明のトナー量検出装置によれば、例えば赤外線吸収剤を含有したトナーを用いた場合であっても、光源から照射する波長を複数の波長とすることにより、赤外線の波長とは異なる波長の光が照射され反射光量に対するトナー中の赤外線吸収成分の影響が減少し、トナー量検出時のS/N比が改善される。
ここで、上記光源が、互いに異なる波長の光を照射する複数の発光素子からなるものであってもよい。上記光源を、互いに異なる波長の光を照射する一つの発光素子からなるものとしてもよいが、本発明のトナー量検出装置の光源を上記のように複数の発光素子からなるものとした方が、より低コストでトナー量検出装置を構成することができる。また、複数の受発光素子をそれぞれ独立して取り付けることができるため、画像形成装置にトナー量検出装置を組み込む際のレイアウト上の自由度が大きくなる。
また、上記光源が、互いに異なる波長の光を互いに異なる投光角度で照射する複数の発光素子からなるものであってもよい。
本発明のトナー量検出装置を上記のように構成した場合は、波長に応じて投受光の角度を変えることによってトナー担持体表面の反射光量の影響が少なくなり、かつトナーによる反射光量が大きくなるのでS/N比が改善される。
また、上記光源が、上記複数の発光素子を互いに異なるタイミングで点灯するものであってもよい。
本発明のトナー量検出装置を上記のように構成した場合は、複数個所で反射光量を測定することができるので、測定個所によるばらつきの影響が減少する。また、光源としてLEDなどを用いた場合にそれを駆動するドライバが小さい容量のもので済む。
また、上記光源が、光を発光する発光体と、該発光体の前面に配置された、互いに異なる波長の光を選択的に透過するフィルタとを備えたものであってもよい。
本発明のトナー量検出装置を上記のように構成した場合は、光源が一つで済むため装置をコンパクトなものとすることができる。
また、本発明の画像形成装置は、
トナーを担持するトナー担持体上で反射した反射光を受光して該トナー担持体上に担持されたトナーの量を検出するトナー量検出装置において、前記トナー担持体に向けて複数の波長の光を照射する光源と、前記光源から照射された光が前記トナー担持体上で反射した反射光を受光する受光手段と、前記受光手段によって得られる、前記光源から照射された複数の波長の光の反射光の受光信号を用いて、前記トナー担持体上に担持されたトナーの量を求める演算部とを有するトナー量検出装置を備え、検出したトナーの量に応じて像担持体へのトナー付着量を制御することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、トナー量検出時のS/N比が改善されるので、像担持体へのトナー付着量を精度よく制御することができる。
本発明のトナー量検出装置によれば、トナーの吸光特性の影響を受けることの少ない高精度のトナー量検出装置を実現することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、像担持体へのトナー付着量を高精度で制御することのできる画像形成装置を実現することができる。
以下図面を参照して本発明のトナー量検出装置および画像形成装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明のトナー量検出装置が適用される画像形成装置を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100は、矢印A方向に回転し、それぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(サイアン)、K(ブラック)色のトナー像が形成される、直列に配列された4つの感光体ドラム1と、感光体ドラム1を均一に帯電させる帯電器2と、帯電した感光体ドラム1に画像情報に基づく露光光を照射して感光体ドラム1上に静電潜像を形成するレーザ3と、各レーザ3を駆動するレーザドライバ8と、感光体ドラム1上の静電潜像に対応する色のトナーで現像してトナー像を形成する現像器4と、駆動ロール11、従動ロール13、対向ロール12に張架され4つの感光体ドラム1それぞれに接触しながら矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト10と、中間転写ベルト10を挟んで4つの感光体ドラム1それぞれとニップ部を形成し、感光体ドラム1上に形成された色トナー像を中間転写ベルト10上に順次多重転写する1次転写ロール5と、用紙フィード部(図示せず)から供給される用紙Pおよび中間転写ベルト10を一対のロールで挟んでニップ部を形成し、中間転写ベルト10上に順次多重転写された複数色トナー像を用紙Pに2次転写する2次転写ロール6と、2次転写ロール6によって複数色トナー像が転写された用紙Pを挟んで、該複数色トナー像を加熱および加圧することにより定着して用紙P上に定着トナー画像を形成する定着器7と、感光体ドラム1上に担持されたトナーの量を検出するトナー量検出装置18とを備えている。
トナー量検出装置18は、感光体ドラム1に向けて複数の波長の光を照射する光源と、該光源から照射された光が感光体ドラム1上で反射した反射光を受光する受光手段とからなるトナーセンサ14とを備えている。トナーセンサ14の詳細については後述する。
トナーセンサ14によって得られる、上記光源から照射された複数の波長の光の反射光の受光信号は、トナー量検出装置18内の演算回路17に送られ、ここで感光体ドラム1上に担持されたトナー量が求められる。なお、この演算回路17は、本発明にいう演算部に相当するものである。
この画像形成装置100には、帯電器2、レーザ3、現像器4などの画像形成に関係する各部の動作を制御する画像形成制御部20が備えられている。この画像形成制御部20は、各感光体ドラム1上に所定のパッチ画像を形成させるよう帯電器2、レーザ3、現像器4などの各部の動作を制御する。各感光体ドラム1上に形成されたパッチ画像は各トナーセンサ14により検知され、演算回路17は各トナーセンサ14からの検知信号に基づき各色ごとのトナー量を検出する。
画像形成制御部20は演算回路17により検出されたトナー量に基づき、Y,M,C,K各色の画像作成条件を補正して各色の階調性と各色のカラーバランスを最適化させるよう制御するとともに、レーザ3の動作条件、現像器4の動作条件、現像器4へのトナー補給条件などを最適に制御する。
次に、この画像形成装置100の動作について説明する。
先ず、画像形成制御部20は、外部から入力された画像信号又は画像読取部(図示せず)で読み取った画像信号をY,M,C,K各色に色変換した後、レーザドライバ22に送り、レーザドライバ22は、Y,M,C,K各色に対応するレーザ3および現像器4を駆動して、各感光体ドラム1上に各色のトナー像を形成する。各感光体ドラム1上の各色のトナー像は、各1次転写ロール5により、中間転写ベルト10上に順次重ね合わされて転写され、中間転写ベルト10上に多重色のトナー像が形成される。中間転写ベルト10上の多重色のトナー像は、2次転写ロール6により用紙P上に転写され、さらに定着器7により加熱および加圧されて用紙P上に定着され、カラー画像が形成される。
次に、本実施形態のトナー量検出装置18の動作について説明する。
図2は、感光体ドラム表面からの反射光を示す図である。
図2に示すように、感光体ドラム1の表面1aに、トナーセンサ14の光源である発光素子15から照射光21が照射されると、感光体ドラム1の表面1aからは、中心線に対して対称で投光角度θtと同じ角度θtで反射される多量の正反射光22dと、この正反射光22dの反射角度θt以外の全ての方向に反射される少量の拡散反射光とが反射される。
この実施形態のトナーセンサ14には、受光角度θjが50°となる位置に受光素子16が設けられているが、感光体ドラム表面1aはほぼ鏡面であるため、ほとんどの反射光は正反射光22となり、受光素子16に入射される拡散反射光23dは少量である。
図3は、トナー表面からの反射光を示す図である。
図3に示すように、トナーtの表面taに、トナーセンサ14の発光素子15から照射光21が照射されると、トナー表面taからは、図2におけると同様に、中心線に対して対称で投光角度θtと同じ角度θtで反射される多量の正反射光22tと、この正反射光22の反射角度θt以外の全ての方向に反射される少量の拡散反射光とが反射される。
しかし、この場合には、トナーtの表面taは粗面であるため、正反射光22tの量は図2におけるよりも少なくなり、受光角度θjが50°の位置に設けられた受光素子16に入射される拡散反射光23tは図2におけるよりも多くなる。
このように、一般的に、感光体ドラム表面からの拡散反射光に比較して、トナー表面からの拡散反射光の方が光量が多い。
図4は、表面にトナーが形成された感光体ドラムからの反射光を示す図である。
図4に示すように、表面にトナーtが形成された感光体ドラム1の表面1aに、トナーセンサ14の発光素子15から照射光21が照射されると、トナーtの表面taからは、図3におけると同様に、中心線に対して対称で投光角度θtと同じ角度θtで反射される正反射光22tと、この正反射光22tの反射角度θt以外の全ての方向に反射される拡散反射光とが反射される。
また、感光体ドラム1の表面1aからは、中心線に対して対称で投光角度θtと同じ角度θtで反射される多量の正反射光22dと、この正反射光22dの反射角度θt以外の全ての方向に反射される少量の拡散反射光とが反射される。
こうして、受光角度θj:50°の位置に設けられた受光素子16には、トナーtの表面taからの拡散反射光23tと、感光体ドラム1の表面1aからの拡散反射光23dとが総合された総合反射光24が入射される。
感光体ドラム表面に付着したトナー量を検出するためにはトナー表面taからの拡散反射光23tが必要であるが、受光素子16は総合反射光24を検出することはできるが、感光体ドラム表面1aからの拡散反射光23dと、トナー表面taからの拡散反射光23tとをそれぞれ別個に検出することはできない。
そこで、トナー表面taからの拡散反射光23tを検出するために、本実施形態のトナー量検出装置18では、先ず、受光素子16により、感光体ドラム上にトナーがない状態での拡散反射光23dを測定し、次に、感光体ドラム上にトナーが形成された状態での総合反射光24を測定する。次に、演算回路17により、総合反射光24から拡散反射光23dを引いた差分を演算し、その結果をトナー付着量信号として出力する。
図5は、トナーの分光感度曲線を示す図である。
図5には、赤外吸収剤が添加されていないトナーの分光感度曲線(各波長に対する反射光量)をT1として示し、赤外吸収剤が添加されているトナーの分光感度曲線をT2として示す。
トナー量検出装置の光源としては、一般的に800nm〜900nmの波長の光源が使われているが、図5に示すように、T2トナーの場合には800nm〜900nmの波長の光源では反射光量が少ないためトナー量の検出が不安定になる。
また、T2トナーの感度曲線の中でも比較的に反射光量が大きい波長:660nmや950nmの何れか一方を使用したとしても、T1トナーに比べて反射光量が少なく、トナー付着量の検出が不安定になる。そこで、次の各実施例に示すような方法でトナー量の検出テストを行った。
(実施例1)
図6および図7は、本発明の実施形態のトナー量検出装置によるトナー量検出方法を示す図である。
図6に示すように、このトナーセンサ14は、光源である発光素子15と、反射光の受光手段である受光素子16と、受光素子16からの受光信号を用いてトナー量を求める演算回路17(演算子)とを備えている。この発光素子15には、調達が容易で比較的コストの低廉な汎用のLEDの中から選ばれた、波長660nmの光を照射するLEDおよび波長950nmの光を照射するLEDが実装されている。
先ず、感光体ドラム1の表面1a上にトナーを付着させていない状態で、トナーセンサ14の発光素子15から投光角度θt:30°で波長660nmの照射光21aと、波長950nmの照射光21bを照射する。
照射光21aおよび照射光21bは感光体ドラム表面1aで反射し、受光角度θj:50°の位置に設けた受光素子16は、波長660nmの反射光24aおよび波長950nmの反射光24bを受光する。受光素子16はこれらの反射光24a,24bに応じた電圧値25a,25bを演算回路17に出力する。演算回路17は、入力された電圧値25a,25bを所定のメモリに記憶しておく。
次に、図7に示すように、感光体ドラム1上にトナーtを付着させた状態で、発光素子15から投光角度θt:30°で波長660nmの照射光21aと波長950nmの照射光21bの互いに異なる2波長の光を照射する。
照射光21aおよび照射光21bはトナー表面taおよび感光体ドラム表面1aで反射し、受光角度θj:50°の位置に設けた受光素子16は、トナー表面taからの波長660nmの反射光と感光体ドラム表面1aからの波長660nmの反射光とが総合された総合反射光26a、およびトナー表面taからの波長950nmの反射光と感光体ドラム表面1aからの波長950nmの反射光とが総合された総合反射光26bを受光する。受光素子16はこれらの総合反射光26a,26bに応じた総合電圧値27a,27bを演算回路17に出力する。
演算回路17は、入力された総合電圧値27a,27bから、前述のメモリに記憶された感光体ドラム1単体の反射光に基づく電圧値25a,25bを引算した値をトナー量信号として出力する。
ここで、投光角度θtと受光素子16が配置される受光角度θjとは、投受光が正反射の関係になければ何度であってもよいが、θt>θjとすることが望ましい。
また、上記実施例1では、発光素子15から波長660nmおよび波長950nmの互いに異なる2つの波長の光を発光した例を示したが、光源から照射される複数の波長の光の波長は、互いに異なる波長の光であればいかなる波長の光でもよく、また、トナー色に応じて波長を異ならせてもよい。
実施例1に示したように、互いに異なる2つの波長の照射光を用いたことにより、反射光量に対するトナー中の赤外線吸収成分の影響が減少し、S/N比が改善されるので、高精度でトナー量を検出することができる。
ここで、2つの波長の照射光の代わりに、3つ以上の波長の照射光を用いた場合は反射光量が稼げるので、さらにS/N比を改善することが可能である。理想的には、全波長域の白色光を用いることも考えられるがコストアップに留意する必要がある。また、赤外線波長と発光波長とが重なるとS/N比の改善が望めなくなるという問題がある。
上記の実施例1では、トナー担持体に向けて複数の波長の光を照射する光源を用いた例を示したが、次に、互いに異なる波長の光を照射する複数の発光素子からなる光源を用いた場合の実施例について説明する。
(実施例2)
図8は、互いに異なる波長の光を照射する2つの発光素子からなる光源を備えたトナーセンサを示す図(8a,8b)である。
図8(b)は、図8(a)に示すトナーセンサ30を矢印A方向から見た図である。
図8に示すように、このトナーセンサ30は、波長660nmの光を照射する発光素子35aおよび波長950nmの光を照射する発光素子35bの2つの発光素子と、発光素子35aに対応する受光素子36aおよび発光素子35bに対応する受光素子36bとを備えている。
このトナーセンサ30では、先ず、感光体ドラム1上にトナーtを付着させない状態で、2つの光源、すなわち発光素子35a,35bから投光角度θt:30°でそれぞれ波長660nmの照射光31aと波長950nmの照射光31bを照射する。これらの照射光による感光体ドラム表面1aからの反射光を、投光角度と異なる受光角度θj:50°の位置に設けた2つの受光素子36a,36bで受光する。
受光素子36aは波長660nmの反射光34aに応じた電圧値37aを演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値37aを記憶する。また、受光素子36bは波長950nmの反射光34bに応じた電圧値37bを演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値37bを記憶する。
次に、感光体ドラム1上にトナーtを付着させた状態で、発光素子35a,35bから投光角度θt:30°でそれぞれ波長660nmの照射光31aと波長950nmの照射光31bを照射する。これらの照射光による感光体ドラム表面1aからの反射光を、投光角度と異なる受光角度θj:50°の位置に設けた2つの受光素子36a,36bで受光する。
受光素子36aは波長660nmの反射光34a’に応じた電圧値37a’を演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値37a’を記憶する。同様に、受光素子36bは波長950nmの反射光34b’に応じた電圧値37b’を演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値37b’を記憶する。
次に、演算回路17は、電圧値37a’と電圧値37b’の総合電圧から、先に記憶された電圧値37aと電圧値37bの総合電圧を引算した値をトナー付着量信号として出力する。
この実施例2によれば、2つの受発光素子をそれぞれ独立して取り付けることができるため、画像形成装置にトナー量検出装置を組み込む際の取付けの自由度が大きくなるという利点がある。
上記の実施例2では、互いに異なる波長の光を照射する複数の発光素子からなる光源を用いた例を示したが、次に、互いに異なる波長の光を互いに異なる投光角度で照射する複数の発光素子からなる光源を用いた場合の実施例について説明する。
(実施例3)
図9は、互いに異なる波長の光を互いに異なる投光角度で照射する複数の発光素子を備えたトナーセンサを示す図である。
図9に示すように、このトナーセンサ40では、先ず、感光体ドラム1上にトナーtを付着させない状態で、発光素子45aから投光角度θta:30°で波長660nmの照射光41aを照射する。また、発光素子45aから投光角度θtb:40°で波長950nmの照射光41bを照射する。これらの照射光による感光体ドラム表面1aからの反射光を、投光角度と異なる受光角度θj:50°の位置に設けた受光素子46で受光する。
受光素子46は波長660nmの反射光44aに応じた電圧値47aを演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値47aを記憶する。また、受光素子46は波長950nmの反射光44bに応じた電圧値47bを演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値47bを記憶する。
次に、感光体ドラム1上にトナーtを付着させた状態で、発光素子45aから投光角度θta:30°で波長660nmの照射光41aを照射する。また、発光素子45aから投光角度θtb:40°で波長950nmの照射光41bを照射する。これらの照射光による感光体ドラム表面1aからの反射光を、投光角度と異なる受光角度θj:50°の位置に設けた受光素子46で受光する。
受光素子46は波長660nmの反射光44a’に応じた電圧値47a’を演算回路17に出力し、演算回路17はその電圧値47a’を記憶する。また、受光素子46は波長950nmの反射光44b’に応じた電圧値47b’を演算回路17に出力する。
次に、演算回路17は、電圧値47a’と電圧値47b’の総合電圧から、先に記憶された電圧値47aと電圧値47bの総合電圧を引算した値をトナー付着量信号として出力する。
この実施例3によれば、波長に応じた投受光角度とすることによってトナー担持体表面の反射光量の影響を少なくし、かつトナーによる反射光量を大きくすることができるのでS/N比を改善することができる。
図10は、光源からの投光角度とトナーからの反射光量との関係を示す図であり、図11は、光源からの投光角度と感光体ドラムからの反射光量との関係を示す図である。
図10に示すように、波長660nmでは投光角度が30°でトナーからの反射光量が最も大きく、波長950nmでは投光角度が40°以上でトナーからの反射光量が最も大きくなる。このように、波長によってそれぞれ良好な投光角度は異なっている。
また、図11に示すように、感光体ドラムからの反射光量は、波長660nmでは20°以上で良好、波長950nmでは40°以上で良好となる。このように感光体ドラム表面1aの反射光量も波長によって良好な投光角度は異なっている。
拡散反射においては、トナー付着量の変化による反射光の変化が顕著になるという理由から、感光体ドラムの反射量は少ない(0に近い)方が望ましい。
次に、複数の発光素子を互いに異なるタイミングで点灯する光源を用いた場合の例について説明する。
(実施例4)
図12は、複数の発光素子の点灯タイミングを示す図である。
実施例1で説明したトナーセンサ14(図6参照)を用い、発光素子15により波長660nmの照射光Aと波長950nmの照射光Bを、図11に示すタイミングで照射した。すなわち、先ず、照射光Aのみを5msecの間オンし、照射光Aがオフから5msec後に照射光Bのみを5msecの間オンする。照射光Bがオフから5msec経過した後に照射光Aをオンする。この動作を繰り返し、各照射光が3回オンした後、演算回路17(図1参照)でそれぞれの反射光の平均を算出し、トナー付着量信号として出力する。オン時間、オン〜オフ時間、繰返し回数はいくらに設定してもよい。
この実施例4によれば、2個所で反射光量を測定することができるので、測定個所によるばらつきの影響を減少させることができる。また、光源としてLEDなどを用いた場合にそれを駆動するドライバを容量の小さいもので済ますことができるという利点がある。
次に、光源として、光を発光する発光体とその前面に配置された、互いに異なる波長の光を選択的に透過するフィルタとを備えたものを用いた場合の実施例について説明する。
(実施例5)
図13は、ハロゲンランプとフィルタを用いたトナーセンサを示す図である。
このトナーセンサ50には、光源として、ハロゲンランプ51と、その前に配置されたスリット52と、さらにその前方に配置された2つのフィルタ53a,53bとが用いられている。ハロゲンランプ51から出射されスリット52を経てフィルタ53a,53bを透過した光は、光ファイバ54により投光角度θt:30°で感光体ドラム1に向かって照射されるようになっている。
フィルタ53aは波長660nmの光のみを透過するフィルタであり、フィルタ53bは波長950nmの光のみを透過するフィルタである。これら2つのフィルタ53a,53bはソレノイドで相互に切り替え可能な機構になっている。
フィルタ53aを透過した波長660nmの光は照射光55aとして、また、フィルタ53bを透過した波長950nmの光は照射光55bとして感光体ドラム1に照射される。受光角度θj:50°の位置に設けた受光素子57は、波長660nmの反射光56aおよび波長950nmの反射光56bを受光し、それぞれの反射光に応じた電圧値58a,58bを演算回路17(図1参照)に出力するようになっている。
このトナーセンサ50による照射、受光、演算回路への出力を、感光体ドラム1上にトナーが付着していない状態、および感光体ドラム1上にトナーが付着している状態で実行し、トナー付着の有無による出力電圧値の差を演算することにより、前述のようにトナー付着量を検出することができる。
この実施例5によれば、光源は一つで済むため、トナーセンサをコンパクトに構成することが可能であり、画像形成装置などに実装する際のレイアウト上の制約を減らすことができる。
本発明のトナー量検出装置が適用される画像形成装置を示す概略構成図である。 感光体ドラム表面からの反射光を示す図である。 トナー表面からの反射光を示す図である。 表面にトナーが形成された感光体ドラムからの反射光を示す図である。 トナーの分光感度曲線を示す図である。 本発明の実施形態のトナー量検出装置によるトナー量検出方法を示す図である。 本発明の実施形態のトナー量検出装置によるトナー量検出方法を示す図である。 互いに異なる波長の光を照射する2つの発光素子からなる光源を備えたトナーセンサを示す図である。 互いに異なる波長の光を互いに異なる投光角度で照射する複数の発光素子を備えたトナーセンサを示す図である。 光源からの投光角度とトナーからの反射光量との関係を示す図である。 光源からの投光角度と感光体ドラムからの反射光量との関係を示す図である。 複数の発光素子の点灯タイミングを示す図である。 ハロゲンランプとフィルタを用いたトナーセンサを示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
1a 表面
2 帯電器
3 レーザ
4 現像器
5 1次転写ロール
6 2次転写ロール
7 定着器
8 レーザドライバ
10 中間転写ベルト
11 駆動ロール
12 対向ロール
13 従動ロール
14 トナーセンサ
15 発光素子
16 受光素子
17 演算回路
18 トナー量検出装置
20 画像形成条件制御部
21,21a,21b 照射光
22d,22t 正反射光
23t,23d 拡散反射光
24 総合反射光
24a,24b 反射光
25a,25b 電圧値
26a,26b 総合反射光
27a,27b 総合電圧値
30 トナーセンサ
34a,34b,34a’,34b’ 反射光
35a,35b 発光素子
36a,36b 受光素子
37a,37b,37a’,37b’ 電圧値
40 トナーセンサ
41a,41b 照射光
44a’,44b’ 反射光
45a,45b 発光素子
46 受光素子
47a,47b,47a’,47b’ 電圧値
50 トナーセンサ
51 ハロゲンランプ
52 スリット
53 フィルタ
54 光ファイバ
55a,55b 照射光
56a,56b 反射光
58a,58b 電圧値
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. トナーを担持するトナー担持体上で反射した反射光を受光して該トナー担持体上に担持されたトナーの量を検出するトナー量検出装置において、
    前記トナー担持体に向けて複数の波長の光を照射する光源と、
    前記光源から照射された光が前記トナー担持体上で反射した反射光を受光する受光手段と、
    前記受光手段によって得られる、前記光源から照射された複数の波長の光の反射光の受光信号を用いて、前記トナー担持体上に担持されたトナーの量を求める演算部とを有することを特徴とするトナー量検出装置。
  2. 前記光源が、互いに異なる波長の光を照射する複数の発光素子からなるものであることを特徴とする請求項1記載のトナー量検出装置。
  3. 前記光源が、互いに異なる波長の光を互いに異なる投光角度で照射する複数の発光素子からなるものであることを特徴とする請求項1記載のトナー量検出装置。
  4. 前記光源が、前記複数の発光素子を互いに異なるタイミングで点灯するものであることを特徴とする請求項2又は3記載のトナー量検出装置。
  5. 前記光源が、光を発光する発光体と、該発光体の前面に配置された、互いに異なる波長の光を選択的に透過するフィルタとを備えたものであることを特徴とする請求項1記載のトナー量検出装置。
  6. 請求項1に記載のトナー量検出装置を備え、検出したトナーの量に応じて像担持体へのトナー付着量を制御する画像形成装置。
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