JP2017090599A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子から出射した光の反射光を受光素子で受光する光学センサにおいて、ハウジング内部で生じる反射光が受光光量の検出結果に与える影響を低減する技術を提供する。
【解決手段】トナー検出ユニットは、中間転写ベルトに向けて光を照射するLED33と、受光光量に応じた電流を出力する受光素子35とを備える。光学検出ユニットは、受光素子35から出力された電流を電圧に変換して出力する電流電圧変換回路80と、当該変換回路から出力された電圧V0と基準電圧Vref1との差分を増幅して、受光光量に対応する電圧として出力する電圧増幅回路81とを備える。マイコン83は、トナー検出ユニットのハウジングに形成された開口部を通して受光素子35に反射光が入射しない測定条件で、LED33を発光させて電圧増幅回路81から出力される電圧を測定し、得られた測定電圧に基づいて、電圧増幅回路81で用いられる基準電圧Vref1を調整する。
【選択図】図7

Description

本発明は、発光素子から出射した光の反射光を受光素子で受光して検出対象を検出するための光学センサを備えた画像形成装置に関するものである。
近年、電子写真方式の画像形成装置は、印刷スピードの高速化のために、感光体を色ごとに設けた構成であるタンデム型が主流となっている。タンデム型の画像形成装置では、例えば中間転写ベルトに色ずれ量の検出のためのテストパターンである検出用画像(トナー像)を形成し、当該検出用画像に光を照射してその反射光を光学センサで検出することで、色ずれ量を判定している。また、このような光学センサを用いてトナーの濃度(画像の濃度)の判定も行われている。特許文献1には、トナー像に照射した光の正反射光と乱反射光とをそれぞれ個別の受光部(センサ)で受光し、受光光量に基づいてトナーの濃度を検出する技術が開示されている。このような技術によれば、画像形成装置で用いる複数色のトナーが、光学センサによって使用される光に対して異なる反射特性を有する場合にも、光学センサによるトナーの検出精度を向上させることが可能である。
上述のタイプの光学センサでは、一般に、発光素子が出射する光を制限する(絞り込む)ための絞りが設けられるとともに、正反射光と乱反射光とを分離するために、正反射光及び乱反射光をそれぞれ受光する受光素子に対してもそのような絞りが設けられる。そのような光学センサとして、特許文献2,3には、回路基板の表面に光学素子を直接実装する表面実装タイプの光学センサが開示されている。
特許文献2では、発光素子及び2個の受光素子が直接実装された回路基板に対して光学ユニットホルダを取り付けるとともに、光学ユニットホルダの外表面に、発光素子及び2個の受光素子のそれぞれに対応する3個の偏光フィルタを配置している。しかし、このように複数の偏光フィルタを用いると、装置のコストアップ及び生産性の低下につながりうる。一方、特許文献3では、各光学素子(発光素子及び2個の受光素子)に対応する絞りとして機能する開口部(導光路)を有するハウジングを、開口部を構成する遮光壁が、回路基板に設けられたスリット穴に挿入されるように構成している。これにより、各光学素子を回路基板の表面に実装した光学センサにおける遮光性を向上させている。
特開平10−221902号公報 特開2006−208266号公報 特開2013−191835号公報
しかし、特許文献3に示される光学センサでは、遮光性を向上させたハウジングを実現するために、発光素子及び2個の受光素子を、互いにある程度の距離を置いて配置する必要がある。このような光学センサの構成によれば、遮光性の向上は可能であっても、発光素子及び2個の受光素子が並べられた方向における光学センサのサイズが大きくなる。このため、光学センサにおける更なる小型化の実現が望まれる。
光学センサの小型化を実現するための構成によっては、光学センサのハウジング内部で生じる光の反射によって、発光素子と受光素子との間の遮光性を十分に確保できない場合が起こりうる。光学センサのハウジング内部で生じる反射光が受光素子に照射されると、受光素子の受光光量の検出結果に、そのような反射光の受光光量に依存した誤差が生じる結果となる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、発光素子から出射した光の反射光を受光素子で受光する光学センサにおいて、ハウジング内部で生じる反射光が受光光量の検出結果に与える影響を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本発明の一態様に係る画像形成装置は、回転駆動される像担持体と、前記像担持体に向けて光を照射する発光素子と、受光光量に応じた電流を出力する受光素子と、前記発光素子から出射された光を前記像担持体に向けて導き、前記像担持体からの反射光を前記受光素子に導くよう構成され、かつ、前記発光素子から出射された光と前記受光素子へ入射する光とが通過する共通の開口部が形成されたハウジングと、を備える光学センサと、前記受光素子から出力された電流を電圧に変換して出力する変換回路と、前記変換回路から出力された電圧と基準電圧との差分を増幅して、前記受光光量に対応する電圧として出力する増幅回路と、前記開口部を通して前記受光素子に反射光が入射しない測定条件で、前記発光素子を発光させて前記増幅回路から出力される電圧の測定を実行し、当該測定によって得られた測定電圧に基づいて、前記増幅回路で用いられる前記基準電圧を調整する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、発光素子から出射した光の反射光を受光素子で受光する光学センサにおいて、ハウジング内部で生じる反射光が受光光量の検出結果に与える影響を低減することが可能になる。
画像形成装置のハードウェア構成例を示す断面図。 画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図。 中間転写ベルトに対するトナー検出ユニットの配置例を示す斜視図。 トナー検出ユニットの構成例を示す斜視図。 トナー検出ユニットの構成例を示す断面図。 比較例のトナー検出ユニットの構成を示す斜視図。 制御ユニットの構成例を示す回路図。 電圧増幅回路の出力電圧波形の例を示す図。 抵抗アレイの抵抗値と電圧増幅率との関係の例を示す図。 電圧増幅回路の基準電圧及び増幅率の調整手順を示すフローチャート。 制御ユニットの構成例を示す回路図。 電圧増幅回路の基準電圧及び増幅率の調整手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
<画像形成装置の概要>
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成例を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の現像剤(トナー)によってマルチカラー画像を形成するカラーレーザプリンタである。画像形成装置100は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機(MFP)及びファクシミリ装置のいずれであってもよい。なお、参照符号の末尾のY,M,C,Kは、それぞれ、対応する部材が対象とする現像剤(トナー)の色が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。以下の説明では、色を区別する必要がない場合には、末尾のY,M,C,Kを省いた参照符号を使用する。
画像形成装置100は、それぞれY,M,C,Kの画像を形成する画像形成ステーションに対応する4個のプロセスカートリッジ7(プロセスカートリッジ7Y,7M,7C,7K)を備えている。図1では、Yに対応するプロセスカートリッジ7Yの構成部品にのみ参照番号を付与しているものの、4個のプロセスカートリッジ7Y,7M,7C,7Kは、同一の構成を採用している。ただし、4個のプロセスカートリッジ7Y,7M,7C,7Kは、それぞれ異なる色(Y,M,C,K)のトナーによって画像を形成する点で相違している。
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電ローラ2、露光ユニット3、現像ユニット4、一次転写ローラ26、及びクリーニングブレード8が配置されている。本実施形態では、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像ユニット4及びクリーニングブレード8は、画像形成装置100に対して着脱可能なプロセスカートリッジ7として一体化されている。露光ユニット3は、プロセスカートリッジ7の鉛直方向下方に配置されている。
プロセスカートリッジ7は、現像ユニット4及びクリーナユニット5によって構成されている。現像ユニット4は、現像ローラ24、現像剤塗布ローラ25、及びトナー容器を有している。トナー容器には、対応する色のトナーが収納されている。現像ローラ24は、駆動モータ(図示せず)によって回転駆動され、高圧電源44(図2)から現像バイアス電圧が印加されることで、トナー容器に収納されたトナーによって静電潜像の現像を行う。クリーナユニット5は、感光ドラム1、帯電ローラ2、クリーニングブレード8、及び廃トナー容器を有している。
感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成したものである。感光ドラム1は、その両端部がフランジによって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(図示せず)から駆動力が伝達されることによって、図1に示す矢印の方向に回転駆動される。帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を一様に所定の電位に帯電させる。露光ユニット3は、画像情報(画像信号)に基づいて、感光ドラム1にレーザビームを照射して感光ドラム1を露光することで、感光ドラム1上に静電潜像を形成する。現像ユニット4は、感光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させて当該静電潜像を現像することによって、感光ドラム1上にトナー像(トナー画像)を形成する。
中間転写ベルト12a、駆動ローラ13b、及びテンションローラ12cは、中間転写ユニット12を構成している。中間転写ベルト12aは、駆動ローラ12bとテンションローラ12cとの間に張架されており、駆動ローラ12bによって回転駆動されることで、図1に示す矢印の方向に移動(回転)する。本実施形態では、中間転写ベルト12aは、回転駆動される像担持体の一例である。中間転写ベルト12aの内側の、感光ドラム1と対向する位置には、一次転写ローラ26が配置されている。一次転写ローラ26は、高圧電源44(図2)から転写バイアス電圧が印加されることで、感光ドラム1上のトナー像を、中間転写ベルト12a(中間転写体)に転写する。感光ドラム1Y,1M,1C,1K上に形成された4色のトナー像は、中間転写ベルト12a上に順に重ねて転写(一次転写)される。これにより、Y,M,C,Kから成るマルチカラーのトナー像が中間転写ベルト12a上に形成される。中間転写ベルト12a上に形成されたマルチカラーのトナー像は、中間転写ベルト12aの回転に伴って、中間転写ベルト12aと二次転写ローラ16との間の二次転写ニップ部15へ搬送される。
給紙ユニット13は、給紙ローラ9、搬送ローラ対10、給紙カセット11、及び分離パッド23を有している。給紙カセット11には、ユーザによってセットされたシートSが収納されている。シートSは、記録紙、記録材、記録媒体、用紙、転写材、転写紙等と称されてもよい。給紙ローラ9は、給紙カセット11からシートSを搬送路へ給紙する。なお、給紙カセット11に収納されているシートSは、分離パッド23によって1枚ずつ搬送路へ給紙される。搬送ローラ対10は、搬送路上に給紙されたシートSを、レジストローラ対17へ向かって搬送する。シートSは、レジストローラ対17まで搬送されると、中間転写ベルト12a上のトナー像が二次転写ニップ部15に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対17によって二次転写ニップ部15へ搬送される。これにより、二次転写ニップ部15において中間転写ベルト12a上のトナー像がシートSへ転写(二次転写)される。
トナー像が転写されたシートSは、定着ユニット14へ搬送される。定着ユニット14は、定着ベルト14a、加圧ローラ14b、及びベルトガイド部材14cを有し、定着ベルト14aは、ヒータ等の発熱装置が接着されたベルトガイド部材14cにガイドされている。定着ベルト14aと加圧ローラ14bとの間には定着ニップ部が形成されている。定着ユニット14は、定着ニップ部において、シートS上に形成されたトナー像に熱及び圧力を加えることで、トナー像をシートSに定着させる。定着ユニット14による定着処理の後、シートSは、排紙ローラ対20によって排紙トレイ21に排出される。
中間転写ベルト12aへのトナー像の一次転写後に感光ドラム1上に残ったトナーは、クリーニングブレード8によって感光ドラム1から除去され、クリーナユニット5内の廃トナー容器に回収される。また、シートSへのトナー像の二次転写後に中間転写ベルト12a上に残ったトナーは、クリーナユニット22によって中間転写ベルト12aから除去され、廃トナー搬送路を通じて廃トナー容器(図示せず)に回収される。
画像形成装置100内で駆動ローラ12bと対向する位置には、トナー検出ユニット31(光学センサ)が配置されている。トナー検出ユニット31は、後述するように、中間転写ベルト12a上のトナーを光学的に検出することが可能である。本実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト12a上に、トナー像から成るテストパターンを形成し、中間転写ベルト12a上に形成されたテストパターンをトナー検出ユニット31によって検出する。更に、画像形成装置100は、トナー検出ユニット31によるテストパターンの検出結果に基づいて、後述するキャリブレーションを行う。
<画像形成装置の制御構成>
図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。なお、図2には、本実施形態の説明に必要なデバイスのみを示している。画像形成装置100は、マイクロコンピュータを搭載した制御ユニット41を、エンジン制御部として備えている。画像形成装置100は、更に、制御ユニット41と通信可能に接続されたデバイスとして、インタフェース(I/F)ボード42、低圧電源43、高圧電源44、各種駆動モータ45、各種センサ46、露光ユニット3、給紙ユニット13、定着ユニット14、及びトナー検出ユニット31を備えている。
I/Fボード42は、LAN等のネットワークを介して、画像形成装置100の外部のホストコンピュータ40と通信可能である。低圧電源43は、制御ユニット41が動作するための電圧を制御ユニット41に供給する。高圧電源44は、制御ユニット41による制御に従って、画像形成の実行時に帯電ローラ2、現像ローラ24、一次転写ローラ26、及び二次転写ローラ16に対してバイアス電圧を供給する。各種駆動モータ45には、感光ドラム1を回転駆動する駆動モータ、現像ローラ24を回転駆動する駆動モータ等が含まれる。各種センサ46には、搬送路を搬送されるシートSを検出するためのセンサ等の、トナー検出ユニット31以外のセンサが含まれる。制御ユニット41は、トナー検出ユニット31の出力信号、各種センサ46の出力信号等の各種信号に基づいて、図2に示す各デバイスを制御することで、画像形成装置100のキャリブレーション、画像形成のためのシーケンス制御等の、各種制御を実行する。
<画像形成装置のキャリブレーション>
次に、図3を参照して、画像形成装置100のキャリブレーション(自動補正制御)について説明する。図3は、中間転写ベルト12aに対するトナー検出ユニット31の配置例を示す斜視図であり、キャリブレーションの実行時における中間転写ベルト12aの状態の例を示している。画像形成装置100のキャリブレーションは、大きく分けて「色ずれ補正制御」と「画像濃度制御」という2種類の制御を含む。これら2種類の制御は、いずれも、画像形成装置100がシートへの画像形成を行っていない間に、中間転写ベルト12a上にテストパターン30を形成し、形成したテストパターン30をトナー検出ユニット31によって光学的に検出することによって行われる。
中間転写ベルト12aの平面部においてトナー検出ユニット31によってテストパターン30を検出する場合、ベルトの移動時の振動等に起因して、良好なセンサ出力を得ることが難しい。このため、トナー検出ユニット31は、中間転写ベルト12aの平面部と対向する位置ではなく、図3に示すように、中間転写ベルト12aを介して駆動ローラ12bと対向する位置に配置される。中間転写ベルト12aの表面(外周面)に形成されたテストパターン30は、駆動ローラ12bの位置を通過する際に、駆動ローラ12bと対向する位置にあるトナー検出ユニット31によって検出される。また、中間転写ベルト12aの表面の移動方向と直交する方向における少なくとも2つの位置でテストパターン30を検出できるように、当該直交する方向において少なくとも2個のトナー検出ユニット31が配置されている。以下では、色ずれ補正制御及び画像濃度制御のそれぞれについて、より具体的に説明する。
(色ずれ補正制御)
色ずれ補正制御は、各画像形成ステーションによって形成されるトナー像の、画像形成ステーション間の相対的な位置ずれ(色ずれ)の量を測定し、測定結果に基づいて色ずれの補正を行う色ずれ補正制御に相当する。制御ユニット41は、感光ドラム1上のレーザビームの走査速度及び露光光量がそれぞれ所定の速度及び所定の光量となるよう、露光ユニット3を制御するとともに、各ラインの書き出しタイミングを調整することで、色ずれ補正制御を行う。
例えば、露光ユニット3が多面鏡タイプである場合、制御ユニット41は、画像形成の際には、露光ユニット3からの書き出し基準パルスをカウントして画像先端信号を生成し、生成した画像先端信号をI/Fボード42に出力する。I/Fボード42は、画像先端信号に同期して、露光データを1ライン(多面鏡の1面)ごとに制御ユニット41を介して露光ユニット3へ出力する。制御ユニット41からの画像先端信号の出力タイミングを画像形成ステーションごとに数ドット程度の時間分、変化させることで、各ラインの書き出しタイミングを数ドット変化させることができる。これにより、感光ドラム1の主走査方向における画像の書き出し位置を調整できる。また、ライン単位で書き出しタイミングを変化させることで、感光ドラム1上のトナー像の搬送方向(副走査方向)に画像全体をシフトさせることができる。これにより、感光ドラム1の副走査方向における画像の書き出し位置を調整できる。また、画像形成ステーション間で露光ユニット3の多面鏡(ポリゴンミラー)の回転位相差を制御することで、副走査方向における各色の画像の位置合わせを1ライン以下の分解能で行うことが可能である。更には、露光データにおけるオン/オフの基準となるクロック周波数を変化させることで、主走査倍率の補正を行うことも可能である。
このように、色ずれ補正制御における画像形成ステーション間の色ずれの補正は、画像形成タイミング及び基準クロックを調整することによって実現できる。色ずれ補正制御を実現するためには、上述のように、画像形成ステーション間の相対的な色ずれ量を測定する必要がある。色ずれ補正制御では、中間転写ベルト12a上に少なくとも2列の色ずれ量測定用のテストパターンを色ごとに形成し、少なくとも2個の光学センサ(トナー検出ユニット31)によってテストパターンの位置(光学センサの対向位置の通過時間)を検出する。制御ユニット41は、その検出結果に基づいて、画像形成ステーション間の主走査方向及び副走査方向の相対的な色ずれ量、主走査方向の倍率、並びに相対的な傾きを算出する。更に、制御ユニット41は、画像形成ステーション間の色ずれ量が小さくなるように、上述のような色ずれ補正を行う。
(画像濃度制御)
画像濃度制御は、画像形成装置100によって形成される画像の濃度特性が所望の濃度特性となるように、画像形成条件を補正するための制御である。画像形成装置100では、温度及び湿度条件、並びに各色の画像形成ステーションの使用の度合いに起因して、形成される画像(トナー像)の濃度特性が変化する。画像濃度制御は、このような変化を補正するために行われる。具体的には、中間転写ベルト12a上にテストパターン30を形成し、トナー検出ユニット31によるテストパターン30の検出結果に基づいて、所望の濃度特性が得られるように画像形成条件を調整する。なお、テストパターン30は、制御ユニット41によって生成されてもよいし、外部装置(例えばホストコンピュータ40)によって生成されてもよい。
制御ユニット41(CPU)は、トナー検出ユニット31から出力される、A/D(アナログ/デジタル)変換後の受光光量信号から、テストパターン30であるトナー像の濃度に対応する値を算出(トナー像の濃度を検出)する。更に、制御ユニット41は、トナー像の濃度の検出結果に基づいて、画像形成を行う際に用いる画像形成条件を設定する。設定される画像形成条件は、例えば、帯電バイアス電圧、現像バイアス電圧、露光光量(露光ユニット3のレーザパワー)等である。このような設定を繰り返すことによって、画像の濃度特性に関連する画像形成条件を最適化することが可能である。なお、制御ユニット41は、設定した画像形成条件を、画像形成時及び次回の画像濃度制御時に使用できるように、制御ユニット41内のメモリに格納しておく。
このような画像濃度制御を行うことで、各色の最大濃度を所望の値に調整できるとともに、画像の白地部に不要なトナーが付着する「かぶり」と称される画像不良の発生を防止できる。また、画像濃度制御を行うことで、各色のカラーバランスを一定に保ちつつ、トナーの載り過ぎによる画像不良及び定着不良を防止することもできる。
<トナー検出ユニットの構成>
次に、テストパターン30を検出するためのトナー検出ユニット31の構成について説明する。図4及び図5はそれぞれ、トナー検出ユニット31の構成例を示す斜視図及び概略的な断面図である。トナー検出ユニット31は、図4に示すように、回路基板36に設けられた穴にハウジング37の突出部が挿入されることで、回路基板36に対してハウジング37が固定された構成を有している。図5は、回路基板36に対してハウジング37が固定された状態を示している。
トナー検出ユニット31は、光学素子として、LED33(発光素子)及び2個の受光素子34,35を有している。LED33は、被照射体である中間転写ベルト12aに向けて光を照射する。即ち、LED33は、検出対象(測定対象物)であるトナーが付着した中間転写ベルト12aに向けて光を照射する。受光素子34,35は、LED33が中間転写ベルト12aに向けて照射した光の正反射光及び乱反射光をそれぞれ受光するために用いられる。トナー検出ユニット31において、ハウジング37は、LED33が中間転写ベルト12aに向けて照射した光の正反射光及び乱反射光をそれぞれ受光素子34,35に導くように構成されている。
LED33及び2個の受光素子34,35は、同一の回路基板36の表面(実装面)に直接実装され、回路基板36上で一列に実装されている。LED33が中間転写ベルト12aに向けて照射した光の正反射光及び乱反射光をそれぞれ受光する受光素子34,35は、回路基板36上で隣り合って配置されている。本実施形態では、受光素子34は、受光素子35よりもLED33から離れた位置に配置され、受光素子35は、受光素子34よりもLED33に近い位置に配置されている。また、図5に示すように、LED33と受光素子35との間には、LED33から出射された光が受光素子35によって直接受光されないようにするための遮光壁39が設けられている。
本実施形態の受光素子34,35は、LED33から出射される光の波長に対して感度を有するフォトトランジスタ(半導体)を一体化して基板にCOB実装した集積回路(IC)で構成されている。基板に実装されたフォトトランジスタは、透過性を有する樹脂材料で覆われている。本実施形態のLED33(発光素子)及び受光素子34,35は、赤外線を用いている。受光素子34,35が実装された基板が回路基板36上に配置されている。ただし、発光素子と受光素子の組み合わせに依存して受光素子が感度を有する波長の光であれば、その他の波長の光を使用する発光素子及び受光素子がトナー検出ユニット31に採用されてもよい。また、受光素子34,35として、フォトトランジスタに代えてフォトダイオードが用いられてもよい。
図5(a)に示すように、トナー検知ユニット31のハウジング37には、LED33から出射された光を中間転写ベルト12aに向けて導くための導光路60が設けられている。ハウジング37には、更に、LED33から出射された光の反射光を受光素子34,35にそれぞれ導くための導光路61,62が設けられている。導光路60,61は、ハウジング37に設けられた開口部によって構成されており、かつ、遮光壁38によって隔てられている。また、導光路62は、遮光壁38及び遮光壁39によって構成されており、遮光壁38によって導光路61と隔てられている。なお、導光路62は、ハウジング37の内部において、LED33から出射された光を被照射体である中間転写ベルト12aに向けて導く導光路60と一部が重なっており、これは、トナー検出ユニット31の小型化に貢献している。
遮光壁38は、後述する受光可能領域55からの乱反射光が受光素子35によって受光されないように(導光路62を通して受光素子35に入射しないように)するためのものである。遮光壁38は、ハウジング37に一体的に形成されており、回路基板36の実装面における受光素子35の位置の、当該実装面に対して垂直方向の上方(即ち、受光素子35の真上)に設けられ、ハウジング37の開口部付近まで形成されている。
(LED33による光の照射領域54)
ここで、図5(a)に示す、LED33による光の照射領域54は、中間転写ベルト12aの外周面上(像担持体上)でLED33から光が照射される領域に相当する。照射領域54は、導光路60の左角60LとLED33の一方の端部とを結ぶ直線と、導光路60の右角60RとLED33の他方の端部とを結ぶ直線と、によって規定される。
(受光素子34,35の受光可能領域55,56)
図5(a)に示す、受光素子34の受光可能領域55(第1領域)は、照射領域54のうちで、受光素子34が受光可能な光がLED33によって照射される領域(範囲)に相当し、照射領域54の一部の領域である。受光可能領域55は、導光路61の左角61Lと第1受光素子34の一方の端部を結ぶ直線と、導光路61の右角61Rと第1受光素子34の他方の端部とを結ぶ直線と、によって規定される。
図5(a)に示す、受光素子35の受光可能領域56(第2領域)は、照射領域54のうちで、受光素子35が受光可能な光がLED33によって照射される領域(範囲)に相当し、照射領域54の一部の領域である。受光可能領域56は、導光路62の左角62Lと受光素子35の一方の端部とを結ぶ直線と、導光路62の右角62Rと受光素子35の他方の端部とを結ぶ直線と、によって規定される。
本実施形態では、図5(a)に示すように、ハウジング37は、LED33の照射領域54のうちで、受光可能領域55からの正反射光を受光素子34に導き、受光可能領域56からの乱反射光を受光素子35に導くように構成されている。また、ハウジング37は、受光可能領域55と受光可能領域56とが互いに異なる領域となるように構成されている。なお、受光可能領域55と受光可能領域56とは、本実施形態では互いに重なり合わない領域となっているが、一部(例えば、各領域の端部)が重なっていてもよい。
トナー検出ユニット31において、LED33から出射された光のうちで受光素子34が受光する正反射光は、図5(b)に示すように、導光路60内を光軸線50に沿った方向に進み、中間転写ベルト12aの外周面に照射される光である。中間転写ベルト12aの外周面からの正反射光は、概ね光軸線51に沿った方向に進み、ハウジング37の導光路61内に導かれて、受光素子34に到達して受光される。より具体的には、受光素子34は、LED33から照射される光のうち、受光可能領域55内の領域57に入射角θで入射し、反射角θで反射した光(正反射光)を受光するとともに、受光可能領域55に入射した光の乱反射光を受光することになる。
一方、中間転写ベルト12aの外周面上の照射領域54に、トナー像であるテストパターン30が存在する場合、LED33から出射された光は、中間転写ベルト12aの外周面で正反射するとともにテストパターン30で乱反射する。このような反射光のうちの一部は、光軸線51に沿った方向に反射して受光素子34へ到達して受光され、他の一部は、光軸線53に沿った方向に反射して導光路62を通して受光素子35に到達して受光される。
本実施形態では、図4及び図5に示すように、2個の受光素子34,35をICとして回路基板36上に実装することで、従来よりもトナー検出ユニット31の小型化を実現している。ここで、図6は、本実施形態に対する比較例として示すトナー検出ユニット131の構成を示す断面図である。図6に示すトナー検出ユニット131では、LED33(発光素子)から出射された光の正反射光及び乱反射光をそれぞれ受光する2個の受光素子34,135は、独立した回路素子として回路基板136上に実装されている。また、このような実装に合わせて、ハウジング137には、LED33及び2個の受光素子34,35に対応する個別の開口部が設けられている。本実施形態のトナー検知ユニット31では、比較例として示すトナー検出ユニット131よりも、LED33及び2個の受光素子34,35が配列された方向(図6における水平方向)のサイズを小型化することが可能である。
また、本実施形態のトナー検出ユニット31を用いると、中間転写ベルト12a上の2つの異なる領域(受光可能領域55,56)において同時にトナー像(テストパターン30)を検出することが可能である。例えば、2個の受光素子34,35が、中間転写ベルト12aの表面の移動方向と直交する方向に沿って配置されるように、トナー検出ユニット31を配置する。この場合、受光素子34,35の受光可能領域55,56も、中間転写ベルト12aの表面の移動方向と直交する方向に沿って配置される。その結果、トナー検出ユニット31を用いると、受光可能領域55及び受光可能領域56をそれぞれ通過するトナー像(テストパターン30)を、中間転写ベルト12aの回転位相が同位相となるタイミングに検出することができる。
本実施形態のトナー検出ユニット31は、図5に示すように、正反射光を受光する受光素子34の受光可能領域55よりも、乱反射光を受光する受光素子35の受光可能領域56の方が広くなるように構成されている。LED33から出射された光の正反射光は、比較的高い指向性を有する強い光である。これに対して、LED33から出射された光の乱反射光は、様々な方向に拡散しており、低い指向性を有する弱い光である。このため、本実施形態では、受光素子35による乱反射光の受光光量が多くなるよう、正反射光を受光するための受光可能領域55よりも乱反射光を受光するための受光可能領域56を広くしている。即ち、図5に示すように、受光可能領域56は、受光可能領域55よりも、受光素子34と受光素子35とが配列された方向におけるサイズが大きくなっている。なお、本実施形態では、2個の受光素子34,35は、トナー検出ユニット31の小型化のために一体化されているが、独立した回路素子として、本実施形態と同様の位置に近接して配置されてもよい。その場合にも、本実施形態と同様に小型化されたトナー検出ユニット31を実現できる。
<光学検出ユニット>
次に、図7を参照して、トナー検出ユニット31のLED33及び受光素子35と接続される光学検出ユニット82について説明する。図7は、制御ユニット41(DCコントローラ)内に配置される、本実施形態に係る光学検出ユニット82の構成例を示す回路図である。制御ユニット41には、光学検出ユニット82及びマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称する。)83が配置されている。
本実施形態では、受光素子34,35はそれぞれ、受光光量に対応する値の電流を検出信号として出力する。光学検出ユニット82は、受光素子34,35からそれぞれ出力される電流を電圧に変換し、変換後の電圧を増幅してマイコン83へ出力する。マイコン83は、光学検出ユニット82から出力される電圧に基づいて、中間転写ベルト12a上にテストパターン30として形成された画像(トナー像)の位置または濃度を検出する。マイコン83は、検出した画像の位置に基づいて上述の色ずれ補正制御を実行し、また、検出した画像の濃度に基づいて上述の画像濃度制御を実行する。なお、図7では、受光素子35に対応する構成のみを示し、受光素子34に対応する構成については省略している。
図7に示すように、光学検出ユニット82は、発光素子駆動回路85、電流電圧変換回路80及び電圧増幅回路81で構成されている。発光素子駆動回路85は、マイコン83からの制御信号に従って、発光素子であるLED33に駆動電流を供給してLED33を駆動する回路である。マイコン83は、LED33に規定の電流が流れるよう、発光素子駆動回路85を制御する。これにより、LED33(発光素子)は、中間転写ベルト12aに向けて光を照射する。一方、受光素子35は、受光光量に応じた電流を出力する。
電流電圧変換回路80は、受光素子35から出力される、受光素子35の受光光量に応じた電流I0を電圧V0に変換して出力する回路である。電圧増幅回路81は、電流電圧変換回路80から出力された電圧V0と基準電圧Vref1との差分を増幅して、受光素子35の受光光量に対応する電圧V1として出力する回路である。電圧増幅回路81から出力された電圧V1は、A/Dポート97を介してマイコン83に入力される。以下、電流電圧変換回路80及び電圧増幅回路81の構成について詳しく説明する。
電流電圧変換回路80は、オペアンプ86、コンデンサ88及び抵抗87で構成され、受光素子35を流れる(受光素子35から出力される)電流I0を電圧V0に変換する回路である。オペアンプ86のプラス側の端子には、電流電圧変換(IV変換)用の基準電圧(以下、「IV変換用基準電圧」と称する。)Vref0が入力される。オペアンプ86のマイナス側の端子は、プラス側の端子とバーチャルショートの関係にあるため、オペアンプ86のマイナス側の端子の電圧はVref0となる。その結果、オペアンプ86の出力電圧V0は、IV変換用基準電圧Vref0から抵抗87に流れる電流に応じた電圧降下が生じた値となる。
具体的には、受光素子35を流れる電流の値をI0、抵抗87の抵抗値をR0、オペアンプ86の基準電圧(IV変換用基準電圧)をVref0とすると、オペアンプ86の出力電圧V0は、次式によって求められる。
0=Vref0−R0×I0 (1)
オペアンプ86の出力電圧V0は、電流電圧変換回路80の出力電圧として電圧増幅回路81に入力される。
電圧増幅回路81は、オペアンプ89、抵抗93,94、抵抗アレイ91,95、スイッチアレイ92,96及びD/Aコンバータ(DAC)90で構成され、電流電圧変換回路80の出力電圧(オペアンプ86の出力電圧)V0と基準電圧Vref1との差分を増幅する差動増幅回路である。本実施形態では、以下で説明するように、電圧増幅回路81(オペアンプ89)の基準電圧Vref1及び増幅率(電圧増幅率)Avがマイコン83によって制御される。
電圧増幅回路81のオペアンプ89で用いられる基準電圧Vref1は、D/Aコンバータ(DAC)90から出力される。マイコン83は、DAC90と通信を行い、オペアンプ89の基準電圧として用いられる電圧Vref1をD/Aコンバータ90から出力させる。マイコン83は、DAC90を制御することで基準電圧Vref1を制御(調整)する。また、マイコン83は、抵抗アレイ91の抵抗値R4と抵抗アレイ95の抵抗値R2とを制御することで、電圧増幅回路81(オペアンプ89)の増幅率Avを制御(調整)する。
抵抗アレイ91,95は、それぞれ、並列に接続された複数の抵抗で構成されている。抵抗アレイ91,95の抵抗値R4,R2は、並列接続された抵抗の合成抵抗値に相当し、並列接続された抵抗の数に応じて変化する。抵抗アレイ91は、スイッチアレイ92と接続されており、抵抗アレイ91の各抵抗は、スイッチアレイ92に含まれる、対応するスイッチと接続されている。また、抵抗アレイ95は、スイッチアレイ96と接続されており、抵抗アレイ95の各抵抗は、スイッチアレイ96に含まれる、対応するスイッチと接続されている。マイコン83は、スイッチアレイ92,96に含まれる各スイッチのON/OFFを制御することで、抵抗アレイ91,95に含まれる各抵抗の接続/非接続を制御し、それにより、抵抗アレイ91,95の抵抗値(合成抵抗値)を制御する。本実施形態では、一例として、抵抗アレイ91,95には20個の抵抗が並列に配置されており、各抵抗の抵抗値は200[kΩ]である。
抵抗93、抵抗アレイ95、抵抗94及び抵抗アレイ91の抵抗値をそれぞれ、R1、R2、R3及びR4とし、R2=R4、R1=R3とすると、電圧増幅回路81(オペアンプ89)の電圧増幅率Av及び出力電圧V1は、次式によって求められる。
1=(V0−Vref1)×R2/R1 (2)
Av=R2/R1 (3)
式(1)及び(2)を用いると、オペアンプ89の出力電圧V1は、次式によって表すことができる。
1=(Vref0−R0×I0−Vref1)×R2/R1 (4)
オペアンプ89の出力電圧V1は、電圧増幅回路81(光学検出ユニット82)の出力電圧としてマイコン83のA/Dポート97に入力される。
本実施形態では、マイコン83は、電圧増幅回路81の出力電圧V1に基づいて、電圧増幅回路81で用いられる各パラメータ(基準電圧Vref1、抵抗アレイ91の(合成)抵抗値R4、及び抵抗アレイ95の(合成)抵抗値R2)を制御(調整)する。マイコン83は、後述するように、マイコン83に入力される電圧V1の範囲が、トナー検出ユニット31を用いたトナー像の位置(色ずれ量)及び濃度の検出に適した範囲とするために、電圧増幅回路81のこのようなパラメータを調整する。
<ハウジング内の反射光(不要反射光)>
上述のように、本実施形態のトナー検出ユニット31は、小型化を目的として、LED33と、LED33から出射された光の乱反射光を受光する受光素子35とが近接して配置された構成を有する。トナー検出ユニット31のハウジング37は、LED33から出射された光を中間転写ベルト12aに向けて導き、中間転写ベルト12aからの乱反射光を受光素子35に導くよう構成されている。また、ハウジング37には、LED33から出射された光と受光素子35に入射する光とが通過する共通の開口部が形成されている。即ち、ハウジング37は、LED33から中間転写ベルト12aに向けて照射される光の出口と、LED33から出射された光の乱反射光の入口とが共通となるように構成されている。
このような構成のトナー検出ユニット31では、図5(c)に示すように、LED33から出射された光の一部が、光経路501または502のような光経路を伝搬することで、ハウジング37内の反射光(以下、「不要反射光」と称する。)として受光素子35へ照射されてしまう問題がある。具体的には、LED33から出射された光の一部が、開口部からハウジング37の外部へ出射されずに、ハウジング37の内部で反射して光経路501を伝搬することで、受光素子35に照射される。また、トナー検出ユニット31は、上述のように、LED33から出射された光が受光素子35によって直接受光されることを防ぐための遮光壁39を備えている。しかし、遮光壁39として用いられる部品の形状のばらつきに起因して、回路基板36と遮光壁39との間にわずかな隙間が生じると、LED33から出射された光の一部が、光経路502を伝搬することで、受光素子35へ照射される。
このような光経路501,502を伝搬した光が受光素子35に照射されると、受光素子35は、中間転写ベルト12aの表面またはトナー像からの乱反射光だけでなく、上述の不要反射光を受光することになる。その結果、電圧増幅回路81の出力電圧(マイコン83の入力電圧)V1は、中間転写ベルト12aの表面またはトナー像からの乱反射光の受光光量に応じた電流に、不要反射光の受光光量に応じた電流が重畳された電流に相当する電圧となる。
ここで、図8(a)は、中間転写ベルト12上にテストパターン30を形成し、トナー検出ユニット31によってテストパターン30を検出する場合の、電圧増幅回路81の出力電圧(マイコン83の入力電圧)波形の例を示している。なお、図8(a)及び(b)では、中間転写ベルト12aの表面またはトナー像からの乱反射光を受光素子35が受光した場合の、電圧増幅回路81の出力電圧V1を示している。ここでは、それぞれK,C,M,Yのトナー画像である複数のパッチ画像70K,70C,70M,70Yをテストパターン30として中間転写ベルト12a上に順に形成し、トナー検出ユニット31(受光素子35)によって各パッチ画像を順に検出している。パッチ画像70K,70C,70M,70Yは、中間転写ベルト12上で副走査方向に沿って1列に形成され、中間転写ベルト12aによって搬送される間にトナー検出ユニット31による検出ポイントに配置される。この検出ポイントは、中間転写ベルト12によって搬送される各パッチ画像が、受光素子35の受光可能領域56(特定の領域)を通過するポイントである。
図8(a)は、上述のようにして形成されたパッチ画像70K,70C,70M,70Yをトナー検出ユニット31によって検出する場合の、電圧増幅回路81の出力電圧(マイコン83の入力電圧)V1の時間変化を示している。同図では、中間転写ベルト12a上でパッチ画像(トナー像)が形成されていない領域からの反射光(中間転写ベルト12aの表面からの反射光)を受光素子35が受光した場合の入力電圧V1を、Veとしている。また、K,C,M,Yのパッチ画像からの反射光を受光素子35が受光した場合の入力電圧V1を、それぞれ、Vk,Vc,Vm,Vyとしている。
ここでは、抵抗87,93,94の抵抗値R0,R1,R3と、IV変換用基準電圧Vref0と,電圧増幅回路81の基準電圧Vref1とを、R0=2[MΩ]、R1=R3=10[kΩ]、Vref0=2.0[V]、Vref1=0.6[V]、と設定している。また、抵抗アレイ95,91における、それぞれ200[kΩ]の20個の抵抗の全てを接続した状態とすることで、抵抗アレイ95,91の抵抗値R2,R4を、R2=R4=10[kΩ]、と設定している。
なお、上述のように、オペアンプ86の出力電圧V0は、オペアンプ86のプラス側の端子の入力電圧(IV変換用基準電圧Vref0)から、抵抗87に流れる電流I0に応じた電圧降下が生じた値となる。このため、IV変換用基準電圧Vref0は、想定する最大値(上限値)の電流I0が流れたとしてもV0が0[V]にならないように設定されている。また、基準電圧Vref1は、式(2)に示されるように、V0が下限値(本例では1.2[V]とする。)である場合にもオペアンプ89の出力電圧V1が0[V]以上となるように設定されている。
図8(a)では、マイコン83が発光素子駆動回路85を制御してLED33を所定の光量で発光させ、K及びCのパッチ画像が受光可能領域56を通過した際にLED33から出力された電流I0を、それぞれ400及び100[nA]としている。この場合、マイコン83の入力電圧は、Vk=0.6[V]、Vc=1.2[V]となる。一般的にKのパッチ画像は光を吸収し、反射率が非常に低いため、Kのパッチ画像からの乱反射光の光量は少ない。このため、Kのパッチ画像70Kが受光可能領域56を通過する際には、受光素子35からほとんど電流が出力されないことになる。その結果、Vkは、Vc,Vm,Vyより低くなり、理想的にはVk=0[V]となる。
しかし、図8(a)では、Kのパッチ画像70KにLED33から光を照射した場合であっても、図5(c)の光経路501,502を主に伝搬する不要反射光を受光素子35が受光することで、Vkとして0.6[V]が発生している。この0.6[V]の電圧は、不要反射光の受光光量に対応する電圧である。更に、Cのパッチ画像にLED33から光を照射した場合の電圧Vcにも、不要反射光の受光光量に対応する電圧である0.6[V]が重畳される。即ち、中間転写ベルト12aからの乱反射光の受光光量に対応する電圧0.6[V]に、不要反射光の受光光量に対応する電圧0.6[V]が加算されることで、Vc=1.2[V]となっている。なお、M,Yのパッチ画像についてのマイコン83の入力電圧Vm,Vyも同様である。このような不要反射光の受光光量に対応する電圧(0.6[V])は、信号振幅のダイナミックレンジを減少させるため、パッチ画像の位置または濃度の検出精度に影響を与える。
受光素子35の受光光量に対応する電圧(電圧V1)に基づいて、パッチ画像の濃度を検出する場合には、例えば、Vk,Vc,Vm,Vyの相対的な差分を、中間転写ベルト12a上の画像の濃度に換算する。したがって、不要反射光の受光光量に対応する電圧に起因して、画像の濃度の検出結果に誤差が生じてしまう。
また、画像の濃度を検出する場合には、電気的なノイズ成分や中間転写ベルト12aの凹凸による電圧変動の影響を低減するために、受光素子35の受光光量に応じた電流から変換された電圧を増幅することで、検出用の電圧のダイナミックレンジを広げている。しかし、図5(c)の光経路501,502を主に伝搬する不要反射光を受光素子35が受光すると、増幅回路(電圧増幅回路81)よって、不要反射光の受光光量に対応する電圧(0.6[V])も増幅することになる。その結果、画像の濃度の検出用の電圧に十分なダイナミックレンジを確保することができず、濃度の検出精度を十分に改善できなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、図5(c)の光経路501,502を主に伝搬する不要反射光が、受光素子35の受光結果に与える影響を低減するために、電圧増幅回路81で用いられる基準電圧Vref1を調整する。具体的には、マイコン83は、ハウジング37の開口部を通して受光素子35に反射光(乱反射光)が入射しない測定条件で、LED33(発光素子)を発光させて電圧増幅回路81から出力される電圧V1の測定を実行する。更に、マイコン83は、当該測定によって得られた測定電圧に基づいて、電圧増幅回路81で用いられる基準電圧Vref1を調整する。本実施形態では、中間転写ベルト12aにK(ブラック)のパッチ画像70Kを形成し、当該パッチ画像にLED33から光を照射した際に電圧増幅回路81から出力される電圧V1を測定することで、そのような測定条件を実現している。
基準電圧Vref1を、理想的には電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定電圧が0になるように調整することができれば、不要反射光の影響を限りなく抑えることが可能である。本実施形態では、電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定電圧が閾値電圧Vthよりも低くなるように、基準電圧Vref1を調整することで、不要反射光の影響を低減している。特に、後述する図8(b)及び図10では、電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定と基準電圧Vref1の調整とを、V1の測定電圧が閾値電圧Vthより低くなるまで繰り返す例を示している。
また、本実施形態では、マイコン83は、電圧増幅回路81から出力される電圧V1に基づいて画像の位置または濃度を検出するためのダイナミックレンジを改善するために、電圧増幅回路81の増幅率Avも調整する。具体的には、マイコン83は、Kのパッチ画像70K及び異なる色(C)のパッチ画像70Cを中間転写ベルト12aに形成し、上述の測定条件で、各パッチ画像にLED33から光を照射した際に電圧増幅回路81から出力される電圧V1を測定する。更に、マイコン83は、当該測定によって得られた、Kのパッチ画像70Kに対応する測定電圧とCのパッチ画像70Cに対応する測定電圧との差分に基づいて、電圧増幅回路81の増幅率Avを調整する。本実施形態では、そのような測定電圧との差分が、電圧増幅回路81から出力される電圧V1のダイナミックレンジの目標値Dtgtと等しくなるように増幅率Avを調整することで、ダイナミックレンジを改善している。
<基準電圧及び増幅率の調整>
以下では、図7及び図8(b)を参照して、上述した電圧増幅回路81の基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整の具体例について説明する。図8(b)に示す例は、中間転写ベルト12aにKのパッチ画像70KとCのパッチ画像70Cとを順に形成し、各パッチ画像にLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧V1を、Vk及びVcとして測定している。マイコン83は、測定によって得られた測定電圧Vk及びVcに基づいて、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1及び増幅率Avを調整する。
基準電圧Vref1の調整では、Kのパッチ画像70Kに対応する測定電圧Vkが閾値電圧Vthより低くなるまで、Vref1を段階的に変更することで、Vref1を決定する。また、増幅率Avの調整では、Kのパッチ画像70Kに対応する測定電圧VkとCのパッチ画像70Cに対応する測定電圧Vcとの差分が、ダイナミックレンジの目標値Dtgtと等しくなるように、増幅率Avを決定する。本例では、閾値電圧Vthを0.1[V]、ダイナミックレンジの目標値Dtgtを3.0[V]としている。
ここでは、図8(a)の例と同様、抵抗87,93,94の抵抗値R0,R1,R3と、IV変換用基準電圧Vref0と,電圧増幅回路81の基準電圧Vref1とを、R0=2[MΩ]、R1=R3=10[kΩ]、Vref0=2.0[V]、Vref1=0.6[V]、と設定している。また、抵抗アレイ95,91における、それぞれ200[kΩ]の20個の抵抗の全てを接続した状態とすることで、抵抗アレイ95,91の抵抗値R2,R4を、R2=R4=10[kΩ]、と設定している。
図8(b)では、図8(a)と同様、マイコン83は、まず、Vref1を初期値(0.6[V])に設定し、発光素子駆動回路85を制御してLED33を所定の光量で発光させる。マイコン83は、中間転写ベルト12aに形成されたKのパッチ画像70Kが受光可能領域56に到達する前に予めLED33の発光を開始させ、LED33が所定の光量で発光している状態で、電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定を行う。このようにして、マイコン83は、Kのパッチ画像70KにLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧V1を測定し、測定電圧Vk=0.6[V]を得ている。この測定電圧には、Kのパッチ画像70Kからのごくわずかな乱反射光の受光光量に対応する電圧と不要反射光の受光光量に対応する電圧に対応する電圧とが含まれる。
その後、マイコン83は、タイミングT1においてVref1の変更を開始し、Vkが閾値電圧Vth(0.1[V])より低くなるタイミングT2まで、Vref1を段階的に変更(例えば、0.1[V]ずつ上げる)する。Vkが閾値電圧Vthより低くなると、マイコン83は、その時のVref1の値(ここでは1.2[V]とする。)を記憶部84に格納する。このようにして、マイコン83による基準電圧Vref1の調整が完了する。
次に、マイコン83は、Vref1を再び初期値(0.6[V])に設定し、発光素子駆動回路85を制御してLED33を所定の光量で発光させる。マイコン83は、中間転写ベルト12aに形成されたCのパッチ画像70Cが受光可能領域56に到達する前に予めLED33の発光を開始させ、LED33が所定の光量で発光している状態で、電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定を行う。このようにして、マイコン83は、Cのパッチ画像70CにLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧V1を測定し、測定電圧Vc=1.2[V]を得ている。この測定電圧には、Cのパッチ画像70Cからの乱反射光の受光光量に対応する電圧と不要反射光の受光光量に対応する電圧に対応する電圧とが含まれる。
その後、マイコン83は、測定電圧Vk,Vc及びダイナミックレンジの目標値Dtgtに基づいて、次式によって増幅率Avを算出する。
Av=Dtgt/(Vc−Vk) (5)
ここでは、Dtgt=3.0[V]、Vk=0.6[V]、Vc=1.2[V]から、Av=5が算出される。
図9は、増幅率Avを電圧増幅回路81のR2,R4に換算するためのテーブルの例を示している。本実施形態の電圧増幅回路81では、抵抗アレイ91の抵抗値R4と抵抗アレイ95の抵抗値R2とを、図9に示すテーブルに含まれる値に設定することによって、対応する増幅率Avを実現できる。例えば、マイコン83は、Av=5に対応するR2=R4=50[kΩ]を記憶部84に格納する。なお、上述のように算出された増幅率Avが図9に示すテーブルに含まれる値のいずれとも一致しない場合には、増幅率Avを、テーブルに含まれる値のうちで最も近い値に近似してもよい。このようにして、マイコン83による増幅率Avの調整が完了する。
基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整の完了後に、画像の位置または濃度の検出を行う際には、マイコン83は、Vref1=1.2[V]、R2=R4=50[kΩ]に設定する。これにより、電圧増幅回路81の出力電圧V1として、最小値0.1[V]未満、最大値3.0[V]の範囲(ダイナミックレンジ)の出力電圧に基づいて、画像の位置または濃度の検出を行うことが可能である。即ち、受光素子35の受光結果に対する不要反射光の影響を低減することが可能である。
<基準電圧及び増幅率の調整手順>
次に、図10を参照して、マイコン83によって実行される、基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整手順について説明する。マイコン83は、上述のように、Kのパッチ画像70K及びCのパッチ画像70Cを順に中間転写ベルト12a上に形成しながら、以下の手順で基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整を行う。なお、中間転写ベルト12aに形成されるパッチ画像70K及びパッチ画像70Cの濃度は最大濃度であることが望ましい。
マイコン83は、まずS101で、基準電圧Vref1を初期値(0.6[V])に設定し、LED33を所定の光量で発光させ、S102で、Kのパッチ画像70KにLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧Vkを測定する。マイコン83は、Vk<Vth(=0.1[V])であるか否かを判定し、Vk<Vthであれば処理をS105へ進め、そうでなければ処理をS104へ進める。S104で、マイコン83は、基準電圧Vref1を0.1V上げ、処理をS102へ戻す。S102では、マイコン83は、Kのパッチ画像70Kが受光可能領域56を通過している間に、再度、電圧増幅回路81の出力電圧Vkを測定する。このようにして、マイコン83は、Vk<Vthと判定するまで、測定と基準電圧Vref1の調整とを繰り返す。
k<Vthとなると、マイコン83は、S105で、その時の基準電圧Vref1を記憶部84に格納し、S106で、基準電圧Vref1を再び初期値(0.6[V])に設定する。その後、S107で、マイコン83は、Cのパッチ画像70CにLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧Vcを測定する。更に、マイコン83は、S108で、測定したVk及びVcから増幅率Avを算出し、算出した増幅率Avを記憶部84に格納し、処理を終了する。
このようにして、基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整が完了すると、マイコン83は、中間転写ベルト12aに各色のパッチ画像を形成し、電圧増幅回路81から出力される電圧V1に基づいて、パッチ画像の位置または濃度の検出を行ってもよい。また、マイコン83は、検出したパッチ画像の位置に基づいて色ずれ補正制御を実行してもよいし、検出したパッチ画像の濃度に基づいて画像濃度制御を実行してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、トナー検出ユニット31のハウジング37内で光経路501または502のような光経路を伝搬して受光素子35によって受光される不要反射光の影響を、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1を調整することで低減する。具体的には、Kのパッチ画像70KにLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧Vkを測定し、その測定結果に基づいて、基準電圧Vref1を調整する。これにより、中間転写ベルト12aまたはトナー像からの乱反射光以外の不要反射光の受光光量に対応する電圧を0[V]近くまで抑えることが可能となる。その結果、不要反射光が受光素子35の受光結果に与える影響を低減し、画像の位置または濃度の検出精度を向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、Kのパッチ画像70Kに対応する電圧増幅回路81の出力電圧Vkと、Cのパッチ画像70Cに対応する出力電圧Vkとの差分に基づいて、電圧増幅回路81の増幅率Avを調整する。これにより、画像の位置または濃度を検出するためのダイナミックレンジを、より適切な範囲にまで(例えば、0.4〜1.2[V]の範囲から約0〜3.0[V]の範囲に)広げることが可能になる。その結果、画像の位置または濃度の検出精度を向上させることが可能になる。
なお、本実施形態では、Cのパッチ画像70Cに対応する出力電圧Vkを測定する例について説明したが、C以外のMまたはYのパッチ画像に対応する出力電圧VmまたはVyを測定し、増幅率Avの調整を行ってもよい。
[第2実施形態]
第1実施形態の基準電圧Vref1の調整では、Kのパッチ画像に対応する測定電圧Vkが閾値電圧Vthより低くなるまで、Vref1を段階的に変更している。本実施形態では、基準電圧Vref1の調整を、第1実施形態とは異なる方法で行う。以下では、第1実施形態との相違点を中心として本実施形態について説明する。
<基準電圧の調整>
以下では、図11を参照して、本実施形態に係る、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1の調整について説明する。図11は、制御ユニット41(DCコントローラ)内に配置される、本実施形態に係る光学検出ユニット82の構成例を示す回路図である。第1実施形態(図7)との相違点は、電流電圧変換回路80が、受光素子35から出力された電流から変換した電圧V0を、電圧増幅回路81だけでなくマイコン83にも出力する点である。電流電圧変換回路80の出力電圧V0は、マイコン83のA/Dポート116を介してマイコン83に入力される。
本実施形態では、マイコン83は、ハウジング37の開口部を通して受光素子35に反射光(乱反射光)が入射しない測定条件で、電流電圧変換回路80からの出力電圧V0を測定する。更に、マイコン83は、出力電圧V0に基づいて、電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定電圧が0となるよう、基準電圧Vref1を設定する。具体的には、式(2)を参照すると、V1が0となるのは、Vref1=V0となる場合である。したがって、マイコン83は、電流電圧変換回路80からの出力電圧V0を、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1として設定する。
上述の測定条件は、第1実施形態と同様、中間転写ベルト12aにKのパッチ画像70Kを形成し、当該パッチ画像にLED33から光を照射することによって実現できる。このため、マイコン83は、中間転写ベルト12aにKのパッチ画像70Kを形成し、当該パッチ画像が受光可能領域56を通過する際に電流電圧変換回路80から出力される電圧V0を、基準電圧Vref1として設定する。なお、電圧増幅回路81の増幅率Avの調整は、第1実施形態と同様に行えばよい。
<基準電圧及び増幅率の調整手順>
次に、図12を参照して、マイコン83によって実行される、基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整手順について説明する。マイコン83は、上述のように、Kのパッチ画像70K及びCのパッチ画像70Cを順に中間転写ベルト12a上に形成しながら、以下の手順で基準電圧Vref1及び増幅率Avの調整を行う。なお、第1実施形態(図11)と同様の処理を実行するステップについては、同じ参照符号を付している。
S101及びS102は、第1実施形態と同様である。S201で、マイコン83は、A/Dポート116を介して、電流電圧変換回路80の出力電圧V0を取得する。更に、S202で、マイコン83は、上述のように、出力電圧V0に基づいて、Kのパッチ画像70KにLED33から光を照射した際の電圧増幅回路81の出力電圧Vk=0[V]となる基準電圧Vref1を決定する。具体的には、マイコン83は、基準電圧Vref1=V0と決定する。その後、S105〜S109は、第1実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態では、Kのパッチ画像70KにLED33から光を照射した際の電流電圧変換回路80の出力電圧V0から、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1を設定する。これにより、第1実施形態と同様、中間転写ベルト12aまたはトナー像からの乱反射光以外の不要反射光の受光光量に対応する電圧を0[V]近くまで抑えることが可能となる。その結果、不要反射光が受光素子35の受光結果に与える影響を低減し、画像の位置または濃度の検出精度を向上させることが可能になる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定を、第1及び第2実施形態とは異なる測定条件で行う。具体的には、画像形成装置100の製造工程において中間転写ベルト12aが画像形成装置100に組み込まれる前の、中間転写ベルト12aからの乱反射光がハウジング37の開口部を通して受光素子35に入射しない状態で、電圧V1の測定を行う。以下では、第1実施形態との相違点を中心として本実施形態について説明する。
第1及び第2実施形態における基準電圧Vref1の調整は、画像形成装置100の製造後にユーザの使用環境で行われる。本実施形態では、画像形成装置100の製造工程において、電圧増幅回路81の出力電圧V1を測定し、基準電圧Vref1を調整し、調整後のVref1を記憶部84に格納する。電圧V1の測定は、画像形成装置100から中間転写ベルトユニット12を除いた状態、即ち、中間転写ベルト12aが画像形成装置100に組み込まれる前の状態で行う。この状態では、LED33を発光させても、受光素子35に中間転写ベルト12aからの乱反射光が入射せず、受光素子35は不要反射光のみを受光する。このようにして、中間転写ベルト12aからの乱反射光がハウジング37の開口部を通して受光素子35に入射しない状態で、電圧V1の測定を行うことが可能である。
なお、LED33からの光が画像形成装置100内で反射して受光素子35に入射する場合、または、画像形成装置100の内部が外乱光によって明るい場合には、例えば、光を吸収する黒い箱のような部材でトナー検出ユニット31を囲ってもよい。
電圧増幅回路81の出力電圧V1の測定結果に基づく基準電圧Vref1の調整は、第1及び第2実施形態と同様に行うことが可能である。調整後の基準電圧Vref1は、記憶部84に格納される。マイコン83は、中間転写ベルト12aにパッチ画像を形成し、画像の位置または濃度の検出を行う際には、第1及び第2実施形態と同様、記憶部84に格納された基準電圧Vref1を使用する。
以上説明したように、本実施形態では、画像形成装置100の製造時に、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1を調整する。これにより、第1及び第2実施形態と同様、中間転写ベルト12aまたはトナー像からの乱反射光以外の不要反射光の受光光量に対応する電圧を0[V]近くまで抑えることが可能となる。その結果不要反射光が受光素子35の受光結果に与える影響を低減し、画像の位置または濃度の検出精度を向上させることが可能になる。
[その他の実施形態]
上述の第1乃至第3実施形態では、乱反射光の受光用の受光素子35に不要反射光が入射する場合に、電圧増幅回路81の基準電圧Vref1(及び増幅率Av)の調整により、不要反射光の影響を低減する例について説明している。しかし、上述の実施形態は、上述のようにハウジング37内で生じる不要反射光が、正反射光の受光用の受光素子34に入射する場合にも、同様に適用可能である。その場合、光学検出ユニット82内に、電流電圧変換回路80及び電圧増幅回路81と同様の回路を、受光素子34に対して設ける。マイコン83は、ハウジング37の開口部を通して受光素子34に反射光(正反射光)が入射しない測定条件で、LED33を発光させて電圧増幅回路から出力される電圧V1の測定を実行し、電圧増幅回路の基準電圧Vref1の調整を行えばよい。なお、電圧増幅回路の増幅率Avの調整も、上述の実施形態と同様に行うことが可能である。このようにして、上述の実施形態と同様、不要反射光が受光素子34の受光結果に与える影響を低減し、受光素子34を用いた画像の位置または濃度の検出の精度を向上させることが可能になる。
100:画像形成装置、1:感光ドラム、31:トナー検出ユニット、12a:中間転写ベルト、30:テストパターン、33:LED、34,35:受光素子、36:回路基板、37:ハウジング、38,39:遮光壁、41:制御ユニット、80:電流電圧変換回路、81:電圧増幅回路、82:光学検出ユニット、83:マイコン

Claims (13)

  1. 回転駆動される像担持体と、
    前記像担持体に向けて光を照射する発光素子と、受光光量に応じた電流を出力する受光素子と、前記発光素子から出射された光を前記像担持体に向けて導き、前記像担持体からの反射光を前記受光素子に導くよう構成され、かつ、前記発光素子から出射された光と前記受光素子へ入射する光とが通過する共通の開口部が形成されたハウジングと、を備える光学センサと、
    前記受光素子から出力された電流を電圧に変換して出力する変換回路と、
    前記変換回路から出力された電圧と基準電圧との差分を増幅して、前記受光光量に対応する電圧として出力する増幅回路と、
    前記開口部を通して前記受光素子に反射光が入射しない測定条件で、前記発光素子を発光させて前記増幅回路から出力される電圧の測定を実行し、当該測定によって得られた測定電圧に基づいて、前記増幅回路で用いられる前記基準電圧を調整する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記測定電圧が閾値電圧よりも低くなるよう前記基準電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記測定と前記基準電圧の調整とを、前記測定電圧が前記閾値電圧よりも低くなるまで繰り返す
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記変換回路は、前記受光素子から出力された電流から変換した電圧を、前記増幅回路と前記制御手段とに出力し、
    前記制御手段は、前記測定電圧が0になるよう、前記変換回路から出力された電圧を前記基準電圧として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体に画像を形成する画像形成手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記画像形成手段によって前記像担持体にブラックの第1パッチ画像を形成させ、当該第1パッチ画像に前記発光素子から光を照射した際に前記増幅回路から出力される電圧を測定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ハウジングは、前記像担持体上で前記発光素子から光が照射される照射領域のうちの特定の領域からの乱反射光を前記受光素子に導くよう構成されており、
    前記制御手段は、前記像担持体に形成された前記第1パッチ画像が前記特定の領域を通過する際に前記増幅回路から出力される電圧を測定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ハウジングは、前記像担持体上で前記発光素子から光が照射される照射領域のうちの特定の領域からの正反射光を前記受光素子に導くよう構成されており、
    前記制御手段は、前記像担持体に形成された前記第1パッチ画像が前記特定の領域を通過する際に前記増幅回路から出力される電圧を測定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、更に、
    前記画像形成手段によって前記像担持体に前記第1パッチ画像とは異なる色の第2パッチ画像を形成させ、当該第2パッチ画像に前記発光素子から光を照射した際に前記増幅回路から出力される電圧を測定し、
    前記第1パッチ画像に対応する前記測定電圧と前記第2パッチ画像に対応する前記測定電圧との差分に基づいて、前記増幅回路の増幅率を調整する
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1パッチ画像に対応する前記測定電圧と前記第2パッチ画像に対応する前記測定電圧との差分が、前記増幅回路から出力される電圧のダイナミックレンジの目標値と等しくなるよう、前記増幅率を調整する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記目標値は、前記増幅回路から出力される電圧に基づいて画像の位置または濃度を検出するためのダイナミックレンジとして定められている
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段による前記調整が完了すると、前記画像形成手段によって前記像担持体にパッチ画像を形成し、前記増幅回路から出力される電圧に基づいて前記パッチ画像の位置または濃度を検出する検出手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記検出手段によって検出された前記パッチ画像の位置に基づいて色ずれ補正制御を実行するか、または前記検出手段によって検出された前記パッチ画像の濃度に基づいて画像濃度制御を実行する実行手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記画像形成装置の製造工程において前記像担持体が前記画像形成装置に組み込まれる前の、前記像担持体からの反射光が前記開口部を通して前記受光素子に入射しない状態で、前記発光素子を発光させた際に前記増幅回路から出力される電圧を測定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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