JP2005217747A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置において、キャリブレーション用のダウンタイムが必要なく、自動かつリアルタイムに色味安定を図れるようにする。
【解決手段】 画像処理部105を含む画像処理装置において、出力画像の色味は定着後で検知して、入力画像をそのままキャリブレーション画像に用い、その出力画像指定領域の色味とその領域に対応する原稿画像の色味を比較して画像条件を制御することで、キャリブレーション用のダウンタイムが必要なく、自動かつリアルタイムに色味安定を図れるようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像形成装置における入力画像と出力画像の色味補正に関する。
画像形成装置にとって入力原稿と出力紙の色味が異なることは多くのユーザの不満となるところである。まず安定した色味を維持するための、画像形成装置の自動キャリブレーションの仕組みとして、感光ドラム上や中間転写体上に基準パッチ画像(以下単にパッチ)を形成し、光学センサによってそのトナー堆積量を検知することで、画像形成濃度にフィードバックする制御が従来知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、パッチ画像を画像形成装置により転写紙に出力し、これを画像読取装置で読取って、色味補正を行う制御が従来知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、定着器の後段にカラーセンサを配置し、転写紙に形成したパッチの色味をモニタし、色味補正する制御が従来知られている(例えば、特許文献3参照。)。更にパッチ画像を形成するのではなく、原稿画像内からパッチとして使えそうな領域をパターンマッチングによって選出し、その領域の色味をモニタする検知方法がある。
特開昭56−33661号公報 特開昭63−31355号公報 特開平10−193689号公報
像担持体上に形成したパッチを読取るだけでは、転写装置及び定着装置を通過後の色味変動についてはモニタできない。画像形成装置により出力した画像を画像読取装置で読取る方法では、ユーザの手を煩わせ、リアルタイムなキャリブレーションが行えない。定着器の後段のカラーセンサによりパッチ画像を読取る場合、パッチ画像形成用にトナーと転写紙を無駄に消費する。原稿画像内からパッチ領域を選出する方法の場合、検知領域内でパターンにマッチした領域がない場合には色味検知できない。また、パターンマッチング用のパターン記憶容量が必要で、アルゴリズムも複雑になってしまう。
上記課題を鑑み、トナーや紙を無駄に消費せず、リアルタイムに装置全体の色味検知を容易に行うことが本発明の目的である。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。即ち、本発明は、入力画像を記録材に転写するにおいて、記録材に形成した画像の色味を測定する第1の色味測定手段と、第1の色味測定手段により測定される領域に相当する入力画像領域を分離する領域分離手段と、領域分離手段により分離された領域の色味を測定する第2の色味測定手段と、第1及び第2の色味測定手段に基づいて、画像形成装置の画像形成条件を制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の一実施態様によると、前記第1の色味測定手段は、画像形成装置の出力画像色味を検知する。そして、前記領域分割手段では、前記第1の色味検知手段により検知される出力画像領域に相当する入力画像領域を分割する。また、前記第2の色味検知手段では、前記領域分割手段により分割された前記第1の色味検知手段による検知領域に相当する領域の色味を検知する。さらに、前記制御手段では、前記第1の色味検知手段と前記第2の色味測定手段による色味ずれを補正し、本発明に係る画像形成装置を、前記第1の色味検知手段による検知結果が、前記第2の色味検知手段に一致させるよう制御行う。
本発明によれば、入力画像をそのままキャリブレーション画像に用いるため、キャリブレーション用のダウンタイムが必要なく、自動かつリアルタイムに色味安定を図れる。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく述べる。
図1は本発明を実施した画像形成装置の断面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式とする。
1は画像形成装置であり、大別して、画像形成部(4つのステーションa、b、c、dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙部、中間転写部、搬送部、定着ユニット、操作部、及び制御ユニット(不図示)から構成される。
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a、12b、12c、12d、スキャナー13a、13b、13c、13d、現像装置14a、14b、14c、14dが配置されている。ローラ帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでスキャナー13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)といった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を中間転写体30に転写する。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。トナーはトナーボトル77a、77b、77c、77dより現像装置14a〜14dに補給される。現像装置14a〜14d内には不図示のインダクタンスセンサが配置されており、現像装置内におけるトナー濃度をモニタしている。
次に、給紙部は、記録材Pを収納する部分と、記録材Pを搬送するためのローラ、記録材Pの通過を検知するためのセンサ、記録材Pの有無を検知するためのセンサ、記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)から構成される。21a、21b、21c、21dはカセット、27は手差しトレイ、28はデッキであり、記録材Pを収納する。22a、22b、22c、22dは、カセット21a〜21dから記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。ピックアップローラ22a〜22dでは、複数枚の記録材Pが送り出されることがあるが、BCローラ23a、23b、23c、23dによって確実に一枚だけ分離される。BCローラ23a〜23dによって一枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25まで搬送される。また、手差しトレイ27に収納された記録材Pは、BCローラ29によって一枚分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。また、デッキ28に収納された記録材Pは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚だけ確実に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。さらに記録材Pはレジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
中間転写ユニットについて詳細に説明する。30は中間転写ベルトであり、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。32は中間転写ベルト30に駆動を伝達する駆動ローラであり、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33、中間転写ベルトを挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ34によって支持されている。駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト30が対向する位置の、中間転写ベルト30の裏には、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高圧が印可されている一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域を形成する。二次転写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。また、中間転写ベルト30上、二次転写領域の下流には中間転写ベルト30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、前記クリーニング装置50は、クリーナーブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)および廃トナーを収納する廃トナーボックス52から成る。
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラに加圧される41b(このローラにも熱源を備える場合もある)、上記ローラ対から排出されてきた記録材Pを搬送する内排紙ローラ44から成る。
一方、レジストローラまで搬送された記録材Pは、レジストローラよりも上流のローラの回転駆動を止めて一旦停止させ、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてレジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動が再開される。記録材Pは後述の二次転写領域へ送り出される。二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着された記録材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパー73によって、搬送先が切り替えられる。定着器器の後段、手前より100mmの位置にはカラーセンサ76が設けられている。切り替えフラッパー73がフェイスアップ排紙側にある場合は、記録材Pは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。一方、切り替えフラッパー73がフェイスダウン排紙側にある場合は、記録材Pは反転ローラ72a、72b、72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。なお、記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リトライセンサ64a、64b、64c、64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71、等がある。また、記録材Pを収納するカセット21a〜21dには、記録材Pの有無を検知するカセット紙ありなしセンサ63a、63b、63c、63dが配置され、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知する手差しトレイ紙ありなしセンサ74が配置され、デッキ28にはデッキ28内の記録材Pの有無を検知するデッキ紙ありなしセンサ75が配置されている。
制御ユニットは、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)などから成る。
操作部4は、画像形成装置1の上面に配置されており、記録材Pの収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択、タブ紙束の指定等が可能である。
次に装置の動作に即して説明を加える。一例として、カセット21aから記録材Pを搬送する場合を説明する。
画像形成動作開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ23によって転写材Pが引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由して、レジストローラ25まで搬送される。その時レジストローラ25は停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域においてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト30の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された転写ローラ35dによって一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域まで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写される事になる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
その後記録材Pが二次転写領域に進入、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧が印加される。そして前述したプロセスにより中間転写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後記録材Pは定着ローラニップ部まで案内される。そしてローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。定着後の記録材P上の色味はカラーセンサ76でモニタされる。その後、切り替えフラッパーの切り替え方向に応じて、フェイスアップ排紙トレイ2またはフェイスダウントレイ3に排出される。
図2は本実施例における画像形成装置1の制御ブロック図である。
CPU101は画像形成装置の基本制御を行う。CPU101には制御プログラムが書込まれたROM102及び処理を行うためのワークRAM103がアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。画像形成部には画像形成動作を行うための不図示のモータ、クラッチ、センサ等各負荷が接続されている。CPU101は制御プログラムの内容に従って、画像形成動作を実行する。
また、CPU101には操作部4が接続されている。更にCPU101には、原稿画像をデジタルデータに変換するリーダー部104と、デジタルデータに対して画像処理を行う画像処理部105、画像処理部105にて処理された画像データを蓄積するためのHDD106が接続されている。
ネットワークI/F107は、ネットワークを介して接続された外部のクライアントPC108とのデータ入出力を行うインターフェイスで、例えば、クライアントPC108からネットワークを介して送られたPDL情報をHDD106に蓄積し、画像データとしてプリンタ部100に出力したり、リーダー部104で読取られた画像データをHDD106に蓄積し、ネットワークを介してクライアントPC108に出力したりできる。
更にCPU101にはフィニッシャ制御部109が接続されており、プリンタ部100から排出された記録材Pのフィニッシングを指示する。
図3は本実施例におけるカラーセンサ76である。
LED201〜203は、それぞれ測定用の開口部214の法線2nに対して45°だけ傾斜した角度で配置され、測定用開口部214に搬送されてきた記録材P上に形成された画像を照射するもので、法線2nを中心とする円周上に等間隔で配置されている。なお測定用開口部214は10mm×10mmである。
LED201〜203の発光のピーク波長は、それぞれ400nm〜500nm、500nm〜600ns、600ns〜700nmの範囲に位置する互いに異なる値を有する。
測定開口部214の法線2n上には結像レンズ209及び受光部210が配置され、LED201〜203により照射された記録材P上の画像212からの反射光のうちで法線2n方向の成分が結像レンズ209により受光部210の受光面に結像される。受光部210は、1または複数のフォトダイオードなどの光電変換素子が配列されて構成されている。
カラーセンサ76と記録材Pとの間には記録面ガラス211を配置して、記録材Pを記録面ガラス211に密着するよう搬送して、記録材Pとの光路長を常に一定にしながら測定を行う。また記録面ガラス211に対してカラーセンサ76の対向する位置に、カラーセンサ76の白補正を行うための白色版213が配置されている。
図4は本実施例における画像処理装置およびその周辺のブロック図である。
以下に、カラーセンサ76で測定した色度値に基づいて色変換プロファイルを作成するためのプロファイル作成処理、および外部入力I/F125から入力された画像データの上記色変換プロファイルを用いた色変換処理について、図4を用いて説明する。
まず始めにプロファイル作成処理から説明する。
プロファイルの作成処理は、画像処理部105において行われる。まず、画像形成開始の指示がCPU101を介して画像処理部105およびプリンタ部100を含む本発明の画像処理装置から入力される。CPU101はリーダー部104での読取画像やネットワークI/F107を介してクライアントPC108から送られる画像データ131を出力するよう画像処理部105に送信すると同時に、センサ制御部123を介してカラーセンサ76に測色指示を出力する。
本画像形成装置のリーダー部104から入力された画像データ131を出力する場合の色変換では、リーダー部104からCPU101及び外部入力I/F125を介して入力されたRGB信号134が、ICCプロファイル格納部111に送られる。リーダー部104のプロファイルをあらかじめ記憶している入力ICCプロファイル格納部111においては、RGB→L*a*b*変換が行われる。ICCプロファイルは、入力信号のガンマをコントロールする1次元LUT(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピングといわれる多次色LUT、生成された変換データのガンマをコントロールする1次元LUTで構成されており、これらのテーブルを用いてRGBデータ134からL*a*b*137データに変換する。
L*a*b*データ137に変換された画像信号は、CMM(カラーマネージメントモジュール)112に入力される。ここで入力機器としてのリーダー部104の読取色空間と、出力機器としてのプリンタ部100の、出力色再現範囲のミスマッチをマッピングするGUMAT変換や、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種ミスマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)を調整する色変換や、黒文字判定等が行なわれ、L*a*b*データ137はL*a*b*データ138へ変換される。L*a*b*データ138へ変換された画像信号は領域分離部114に出力される。領域分離部114では入力画像信号にうち、カラーセンサ76で測色される領域のみの画像信号を分離し、リファレンス用出力ICCプロファイル格納部115に出力する。リファレンス用出力ICCプロファイル格納部116では入力信号をプリンタ部100の状態に依存しない理想的なCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)信号133に変換し、平均部116に出力する。平均部116では入力されたCMYK信号を各色毎に積算し、領域の終端で平均化し、プロファイル作成部122に出力する。一方、CMM112から出力されたL*a*b*データ138は領域分離部114をスルーして、ICC出力プロファイル113に入力され、出力機器に依存したCMYK信号132へと変換され、空間フィルタ処理部140に出力される。空間フィルタ処理部(出力フィルタ)140は、エッジ強調処理またはスムージング処理を行う。また画像メモリ部141は空間フィルタ処理された画像信号144を一旦記憶し、プリンタ部100の画像形成に同期してLUT142に画像データ145を出力する。LUT142で階調測定が行われたCMYKの画像データ143は、プリンタ部100へ順次送られる。
プリンタ部100は、入力した画像データ143をパルス幅変調(PWM)して、レーザードライバーによりPWMした画像データに応じてレーザを駆動し、所望の画像を出力する。
なお画像処理部105には、リーダー部104からの画像データの他に外部接続機器からの画像データ131が外部入力I/F125を介して入力される。この場合の画像データ131としては、RGBデータ以外のCMYKや、L*a*b*のデータタイプがある。L*a*b*データ135が入力された場合、CMM112を介して色変換を行う。またCMYKデータ136が入力された場合は、ユーザが任意に色変換を行った可能性が高いため、画像処理部105では新たな色変換を行わずに、CMYKデータ132としてプリンタ部100へ信号を送る。さらに外部のスキャナーと接続する場合には、その外部スキャナーに添付されている入力ICCプロファイルをダウンロードしてもよい。
センサ制御部123は、CPU101から測色指示を入力すると、以下に示す画像読取動作を開始する。
センサ制御部123には、LED201〜203を互いに異なる時刻に順次発光させるためのセレクタ機能と、白色板213を用いた白補正後のLED201〜203の光強度をそれぞれ調整するための光量調整機能を有する。LED201〜203の順次発光について実際の動作で説明すると、CPU101から測色命令がセンサ制御部123に入力されると、まずは所定のタイミングでLED201を発光し、画像212からの反射光が受光部210により受光される。この受光強度に応じた受光信号が受光部210からA/D変換部128に送られ、デジタルデータに変換されてカラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121に入力される。このときの受光信号は、LED201の分光強度にほぼ一致する。ただし、厳密には結像レンズ209などの光学系や受光部210の分光感度を考慮する必要がある。
次に、同様にLED202を発光して受光信号がA/D変換部128を介してカラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121に入力され、これがLED203まで繰り返される。このようにしてLED201〜203の分光強度に一致したRGBの受光信号130が、カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121に入力される。
カラーセンサ入力ICCプロファイル格納部121は、入力したRGBデータ130を色度値としてのL*a*b*139データに変換する。即ち、カラーセンサ用入力ICCプロファイルを用いて、入力機器に依存したRGBデータから、機器に依存しないCIE(国際照明委員会)L*a*b*に変換する。なお、機器に依存しない色空間信号として、CIE1931XYZ表色系へ変換してもよい。
プロファイル作成部122は、平均部116を通してリファレンス用出力ICCプロファイル格納部115から入力されたCMYK信号と、カラーセンサ入力ICCプロファイル格納部121で変換されたL*a*b*データに基づき、CMYK→Labの変換表を作成し、これらの情報をもとに逆変換表を作成する(出力ICCプロファイル作成)。そして作成した出力ICCプロファイルは、出力ICCプロファイル格納部113に格納されているプロファイルと入れ替えられる。
図5は本実施例における画像形成装置における色味調整を説明する図である。
図5のように原稿画像(a)の領域Aを領域分離部114で切り出す。領域Aはカラーセンサ76の設置位置である主走査方向手前側から100mm、測定用開口部径10mm×10mmに合わせる。画像先端からの位置はカラーセンサ76の検知タイミングに依存し、ここでは先端より100mmに設定で、5mm間隔で3点サンプリングを行っている。まず領域A1の色味を読むために、画素毎にリファレンス用出力ICCプロファイル格納部115で理想的のCMYK色分解を行う。そして、平均部116で色データを蓄積・平均化し、領域A1平均色味を求める。領域A1の濃度値をCMYK_a1とする。一方、プリンタ部100から出力された画像(b)の領域B1がカラーセンサ76で検知される。カラーセンサ76は測定用開口部にわたる平均色味を検知する特性を持つ。カラーセンサ76により検知され、カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121によって変換された色度値をLab_b1とすると、次のようになる。
Lab_b1 = F(CMYK_a1)
ここでFは出力ICCプロファイル格納部113以降プリンタ部100を含めた色味変動を表す。同様の測定を領域A2及びB2、領域A3及びB3についても行う。この3点サンプリングデータよりプロファイル作成部122はFの逆変換テーブルF−1を作成し、出力ICCプロファイル格納部113の変換テーブルを更新する。本実施例では3点のみのサンプリング例を示したが、より多くの点より変換テーブルを求めても良いし、複数点から変換を行い易い点を選んでもよい。
本実施例によれば入力画像をそのままキャリブレーション画像に用いるため、キャリブレーション用のダウンタイムが必要なく、また自動かつリアルタイムに色味安定を図れ、ユーザに便利な画像形成装置となる。
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダー、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施例の画像形成装置を示す断面図 実施例の画像形成装置の制御ブロック図 実施例のカラーセンサの説明図 実施例の画像処理装置およびその周辺のブロック図 実施例の画像形成装置の色味調整の説明図
符号の説明
1 画像形成装置
76 カラーセンサ
101 CPU
105 画像処理部
123 センサ制御部

Claims (4)

  1. 入力画像を記録材に転写する画像形成装置において、
    記録材に形成した画像の色味を測定する第1の色味測定手段と、
    前記第1の色味測定手段により測定される領域に相当する入力画像領域を分離する領域分離手段と、
    前記領域分離手段により分離された領域の色味を測定する第2の色味測定手段と、
    前記第1及び第2の色味測定手段に基づいて、前記画像形成装置の画像形成条件を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は電子写真方式を採るもので、記録材に転写した現像材を加圧と加熱により溶解させ定着させる定着手段を有し、前記第1の色味測定手段は前記定着手段の後段に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の色味測定手段により測定された画像色味と、前記第2の色味測定手段による画像色味との関係に基づいて濃度変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、前記濃度変換テーブルを用いて濃度変換を行う濃度変換手段と、
    を有すること特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の色味測定手段は、前記領域分離手段により分離された入力画像領域内の画素毎に色成分分解する色成分分解手段と、前記分離領域に含まれる色成分を求める領域色成分分析手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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