JP2020019212A - 積層体および包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層体を構成する各層間においてデラミネーションが発生することを抑制するとともに、積層体を構成する各層間におけるラミネート強度の低下や、包装袋におけるシール強度の低下を抑制することが可能な、積層体および包装袋を提供する。【解決手段】積層体20は、保護基材層21と、多層シーラント層23とをこの順に備えている。保護基材層21は、基材層211と、基材層211の一方の面に設けられた透明層212とを含んでいる。多層シーラント層23は、芯材233を有している。多層シーラント層23の芯材233は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含んでいる。【選択図】図2

Description

本開示は、積層体および包装袋に関する。
近年、溶剤を含むインク等を封入するための包装袋が知られている。このような包装袋は、互いに対向する表面フィルムおよび裏面フィルムを熱溶着してシール部を形成することによって構成されている。また、このような包装袋に使用される包装材料(積層体)には、水蒸気バリア性と遮光性とを有するアルミニウムフィルムを使用した、複数の層からなる構成が一般的に使用されている(例えば、特許文献1)。
特許第5918462号公報
しかしながら、特許文献1に示す包装袋においては、包装材料がアルミニウムフィルムを含んでいる場合であっても、インク等に含まれる溶剤成分が、アルミニウムフィルムよりも内側に位置する層まで浸透し、包装材料の各層間において、デラミネーション(層間剥離)が発生する可能性がある。また、溶剤成分がアルミニウムフィルムよりも内側に位置する層まで浸透することにより、包装材料の各層間におけるラミネート強度が低下する可能性や、包装袋のシール部のシール強度が低下する場合がある。これにより、包装袋に封入された内容物が包装袋外へ漏れ出す可能性がある。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、積層体の各層間においてデラミネーションが発生することを抑制するとともに、積層体の各層間におけるラミネート強度の低下や、包装袋におけるシール強度の低下を抑制することが可能な、積層体および包装袋を提供することを目的とする。
本開示は、溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、保護基材層と、多層シーラント層とをこの順に備え、前記保護基材層は、基材層と、前記基材層の一方の面に設けられた透明層とを含み、前記多層シーラント層は、芯材を有し、前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体である。
本開示は、前記保護基材層は、前記透明層の面のうち前記基材層とは反対側の面に設けられたガスバリア層を更に含む、積層体である。
本開示は、溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、保護基材層と、補強層と、多層シーラント層とをこの順に備え、前記保護基材層は、基材層と、前記基材層の一方の面に設けられた透明層とを含み、前記多層シーラント層は、少なくとも、第1樹脂層と、第1接着樹脂層と、芯材と、第2接着樹脂層と、第2樹脂層とをこの順に有し、前記多層シーラント層の前記第1樹脂層は、ポリアミドを含み、前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体である。
本開示は、前記保護基材層は、前記透明層の面のうち前記基材層とは反対側の面に設けられたガスバリア層を更に含む、積層体である。
本開示は、前記補強層は、ポリアミド、ポリエステルまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含む、積層体である。
本開示は、溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、基材層と、バリア層と、多層シーラント層とをこの順に備え、前記多層シーラント層は、芯材を有し、前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体である。
本開示は、溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、基材層と、バリア層と、補強層と、多層シーラント層とをこの順に備え、前記多層シーラント層は、芯材を有し、前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体である。
本開示は、前記補強層は、ポリアミド、ポリエステルまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含む、積層体である。
本開示は、前記バリア層は、アルミニウム層を含む、積層体である。
本開示は、前記多層シーラント層は、少なくとも、第1樹脂層と、第1接着樹脂層と、前記芯材と、第2接着樹脂層と、第2樹脂層とをこの順に有し、前記第1樹脂層は、ポリアミド、低密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含む、積層体である。
本開示は、前記多層シーラント層は、多層共押フィルムからなる、積層体である。
本開示は、本開示による積層体を備える、包装袋である。
本開示によれば、積層体の各層間においてデラミネーションが発生することを抑制するとともに、積層体の各層間におけるラミネート強度の低下や、包装袋におけるシール強度の低下を抑制することができる。
図1は、本開示の第1の実施の形態による包装袋の一例を示す模式正面図である。 図2は、本開示の第1の実施の形態による包装袋を示す断面図(図1のII,III-II,III線断面図)であって、本開示の第1の実施の形態による積層体の一例を示す模式断面図である。 図3は、本開示の第1の実施の形態による包装袋を示す断面図(図1のII,III-II,III線断面図)であって、本開示の第1の実施の形態による積層体の他の例を示す模式断面図である。 図4は、本開示の第2の実施の形態による積層体の一例を示す模式断面図である。 図5は、本開示の第2の実施の形態による積層体の他の例を示す模式断面図である。 図6は、ラミネート強度の測定方法の一例を示す図である。 図7は、ラミネート強度の測定方法の一例を示す図である。 図8は、一対のつかみ具の間の間隔に対する引張応力の変化を示す図である。 図9は、シール強度の測定方法の一例を示す図である。 図10は、シール強度の測定方法の一例を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本開示の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図3は本開示の第1の実施の形態を示す図である。なお、図1乃至図3に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
(包装袋の構成)
まず、図1により、本開示の第1の実施の形態による包装袋の概要について説明する。
図1に示す包装袋10は、後述するフィルム状の積層体20の内面202(図2および図3参照)同士を部分的に接合することによって形成されたものである。包装袋10は、積層体20によって構成された第1面11と、第2面12とを備えている。
図1に示すように、包装袋10は、第1端部13と、第1端部13と第1方向D1において対向する第2端部14と、第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延びる一対の側端部15と、を備えている。なお、第1方向D1は、フィルム状の積層体20から包装袋10を作製する際の積層体20の搬送方向であり、いわゆるMD(Machine Direction)である。図1に示す例において、第1端部13及び第2端部14は、第1方向D1に直交する第2方向D2に延びており、包装袋10は矩形状の外形を有している。なお、図示はしないが、第1端部13及び第2端部14は、第2方向D2に対して傾斜した方向に延びていてもよい。
包装袋10において、第1面11と第2面12とは、フィルム状の積層体20の内面202同士を接合するシール部において接着されている。シール部は、第1端部13に位置する第1端部シール部131と、第2端部14に位置する第2端部シール部141と、一対の側端部15に位置する側端部シール部151とを有している。なお、積層体20の内面202同士を接合して包装袋10を封止することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによって積層体20の一部を溶融させて、積層体20の内面202同士を溶着させることによって、シール部を形成してもよい。この際、ヒートシールの方法としては、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。なお、第1端部シール部131及び第2端部シール部141の第1方向D1に沿った幅は、それぞれ、例えば5mm以上20mm以下とすることができる。また、側端部シール部151の第2方向D2に沿った幅は、例えば5mm以上20mm以下とすることができる。
また、第1端部シール部131に、包装袋10内に収容された内容物を注出する注出口16が設けられている。この注出口16は、筒状に形成されており、注出口16の外周に、第1面11を構成する積層体20及び第2面12を構成する積層体20が溶着されている。
図1に示す包装袋10は、溶剤を含む内容物、例えばインクジェット用のインクや、医療用の液体製剤、工業用溶剤等の流動性を有する内容物を封入する際に好適に使用することができる。この場合、後述するように、包装袋10を構成する後述する積層体20の各層間に、内容物に含まれる溶剤成分が浸透することを抑制することができるため、積層体20の各層間において、デラミネーションが発生することを抑制することができる。
(積層体の構成)
次に、上述した包装袋10に用いられる積層体について説明する。本開示による包装袋を構成する積層体は、少なくとも、保護基材層と、多層シーラント層とをこの順に備えるものである。積層体は、更に、印刷層や他の層等を備えてもよい。本開示による包装袋を構成する積層体の模式断面図の例を図2及び図3に示す。
図2に示す積層体20は、保護基材層21と、多層シーラント層23とをこの順に備えている。すなわち、積層体20は、外面201側に位置する保護基材層21と、内面202側に位置する多層シーラント層23とを備えている。図2に示す例においては、保護基材層21が積層体20の外面201を構成し、多層シーラント層23が積層体20の内面202を構成している。なお、外面201は、包装袋10において内容物の反対側を向く面であり、内面202は、内容物側を向く面である。また、積層体20は、保護基材層21と多層シーラント層23との間に位置する接着剤層25を備えている。なお、積層体20は、更に、他の層を備えてもよい。図2に示すような積層体20の厚みは、例えば64μm以上230μm以下とすることができる。
図2に示す積層体20のように、積層体20が、保護基材層21と、多層シーラント層23とによって構成されている場合、積層体20を作製する際に、例えば保護基材層21に対して、多層シーラント層23以外の他の層を接着する工程を省略することができる。このため、積層体20を作製するための工数を抑えることができる。
図3に示す積層体20は、保護基材層21と、補強層22と、多層シーラント層23とをこの順に備えている。すなわち、積層体20は、外面201側に位置する保護基材層21と、内面202側に位置する多層シーラント層23と、保護基材層21と多層シーラント層23との間に位置する補強層22とを備えている。図3に示す例においては、保護基材層21が積層体20の外面201を構成し、多層シーラント層23が積層体20の内面202を構成している。また、積層体20は、保護基材層21と補強層22との間に位置する接着剤層25と、補強層22と多層シーラント層23との間に位置する接着剤層27とを備えている。なお、積層体20は、更に、他の層を備えてもよい。図3に示すような積層体20の厚みは、例えば64μm以上230μm以下とすることができる。
図3に示す積層体20のように、積層体20が、保護基材層21と、補強層22と、多層シーラント層23とによって構成されている場合、補強層22によって、包装袋10の耐突き刺し性を向上させることができる。このため、包装袋10の強度を高めることができる。
以下、積層体を構成する各層について説明する。
保護基材層
保護基材層21は、外部の衝撃等から積層体20を保護するための層である。図2及び図3に示すように、この保護基材層21は、基材層211と、基材層211の一方の面(基材層211の内面202側の面)に設けられた透明層212と、透明層212の面のうち基材層211とは反対側の面に設けられたガスバリア層213とを含んでいる。このうち、基材層211は、例えば、補強層22や多層シーラント層23を支持するとともに積層体20全体の強度を高めるための層である。この基材層211を構成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロンなどのポリアミドといったプラスチックを用いることができる。なお、基材層211を構成するプラスチックフィルムは、一軸または二軸に延伸されていることが好ましい。
保護基材層21の透明層212は、酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性を、付与ないし向上させるための層である。なお、保護基材層21は、透明層212を2層以上備えてもよい。透明層212を2層以上備える場合、それぞれが、同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよい。
透明層212は、従来公知の方法により形成することができる透明蒸着層であっても良い。この場合、透明層212は、無機酸化物の蒸着層からなる透明蒸着層であっても良い。このように、透明層212が透明蒸着層であることにより、内容物の透過性を保ちながら、酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性を付与ないし向上させることができる。
透明蒸着層としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の酸化物の蒸着層を使用することができる。特に、包装袋用としては、酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着層を備えることが好ましい。
無機酸化物の表記は、例えば、SiO、AlO等のようにMO(ただし、式中、Mは、無機元素を表し、Xの値は、無機元素によってそれぞれ範囲がことなる。)で表される。Xの値の範囲としては、ケイ素(Si)は、0〜2、アルミニウム(Al)は、0〜1.5、マグネシウム(Mg)は、0〜1、カルシウム(Ca)は、0〜1、カリウム(K)は、0〜0.5、スズ(Sn)は、0〜2、ナトリウム(Na)は、0〜0.5、ホウ素(B)は、0〜1.5、チタン(Ti)は、0〜2、鉛(Pb)は、0〜2、ジルコニウム(Zr)は0〜2、イットリウム(Y)は、0〜1.5の範囲の値をとることができる。上記において、X=0の場合、完全な無機単体(純物質)であり、透明ではなく、また、Xの範囲の上限は、完全に酸化した値である。包装用材料には、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)が好適に使用され、ケイ素(Si)は、1.0〜2.0、アルミニウム(Al)は、0.5〜1.5の範囲の値のものを使用することができる。
透明蒸着層の厚みとしては、使用する無機酸化物の種類等によって異なるが、例えば、50Å以上2000Å以下、好ましくは、100Å以上1000Å以下の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。例えば、酸化アルミニウムあるいは酸化ケイ素の蒸着層の場合には、厚み50Å以上500Å以下、更に、好ましくは、100Å以上300Å以下が望ましいものである。
蒸着層は、基材層などに以下の形成方法を用いて形成することができる。蒸着層の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、およびイオンプレ−ティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、および光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を挙げることができる。具体的には、ローラー式蒸着層形成装置を用いて、成形ローラー上において蒸着層を形成することができる。
保護基材層21のガスバリア層213は、酸素ガスおよび水蒸気などの透過を抑制する層として機能する層である。ガスバリア層213は、一般式R M(OR(ただし、式中、R、Rは、炭素数1〜8の有機基を表し、Mは、金属原子を表し、nは、0以上の整数を表し、mは、1以上の整数を表し、n+mは、Mの原子価を表す。)で表される少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコ−ル系樹脂および/またはエチレン・ビニルアルコ−ル共重合体とを含有し、さらに、ゾルゲル法触媒、酸、水、および、有機溶剤の存在下に、ゾルゲル法によって重縮合するガスバリア性組成物により得られる。なお、ガスバリア層213は透明であることが好ましい。
上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドとしては、アルコキシドの部分加水分解物、アルコキシドの加水分解の縮合物の少なくとも一種以上を使用することができる。また、上記のアルコキシドの部分加水分解物としては、アルコキシ基のすべてが加水分解されている必要はなく、1個以上が加水分解されているもの、および、その混合物であってもよい。アルコキシドの加水分解の縮合物としては、部分加水分解アルコキシドの2量体以上のもの、具体的には、2〜6量体のものを使用される。
上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Mで表される金属原子としては、ケイ素、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、その他などを使用することができる。好ましい金属としては、例えば、ケイ素、チタンなどを挙げることができる。また、本開示において、アルコキシドの用い方としては、単独または二種以上の異なる金属原子のアルコキシドを同一溶液中に混合して使うこともできる。
また、上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Rで表される有機基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、その他などのアルキル基を挙げることができる。また、上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Rで表される有機基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、その他などを挙げることができる。なお、同一分子中にこれらのアルキル基は同一であっても、異なってもよい。
上記のガスバリア性組成物を調製する際、例えば、シランカップリング剤などを添加してもよい。上記のシランカップリング剤としては、既知の有機反応性基含有オルガノアルコキシシランを用いることができる。本実施形態においては、特に、エポキシ基を有するオルガノアルコキシシランが好適に用いられ、具体的には、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等を使用することができる。上記のようなシランカップリング剤は、一種または二種以上を混合して用いてもよい。
このような保護基材層21の厚みは、例えば5μm以上50μm以下とすることができる。
補強層
補強層22は、包装袋10の耐突き刺し性を向上させ、包装袋10の強度を高める層である。この補強層22を構成する材料としては、例えばナイロンなどのポリアミド、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、または直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)といったプラスチックを用いることができる。なお、補強層22を構成するプラスチックフィルムは、一軸または二軸に延伸されていることが好ましい。また、補強層22は、単一の層で構成されていても良く、複数の層で構成されていても良い。このように、積層体20に補強層22を設けることにより、包装袋10の耐突き刺し性を向上させることができる。また、補強層22の厚みは、例えば12μm以上50μm以下とすることができる。
多層シーラント層
多層シーラント層23は、積層体20同士を接着させるための層であり、包装袋10とした場合に最内層側となるものである。この多層シーラント層23は、少なくとも芯材233を有している。多層シーラント層23は、多層共押フィルムからなっていることが好ましい。図2及び図3に示すように、本実施形態においては、多層シーラント層23は、第1樹脂層231と、第1接着樹脂層232と、芯材233と、第2接着樹脂層234と、第2樹脂層235とをこの順に有している。このうち、第1樹脂層231は、例えばナイロンなどのポリアミド、低密度ポリエチレン(LDPE)または直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含んでいてもよい。これらは、単独でも二種以上の混合物として使用してもよい。なお、第1樹脂層231がナイロンを含んでいる場合、第1樹脂層231を構成するプラスチックフィルムは、未延伸ナイロンフィルムであることが好ましい。この場合、包装袋10の耐突き刺し性を向上させ、包装袋10の強度を効果的に高めることができる。また、第2樹脂層235は、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)または直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含んでいてもよい。これらも、単独で使用してもよく二種以上の混合物として使用してもよい。
芯材233は、多層シーラント層23に水蒸気バリア性やガスバリア性などのバリア性を付与するための層である。この芯材233は、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)を含んでいる。芯材233がエチレン−ビニルアルコール共重合体を含んでいることにより、多層シーラント層23のバリア性を高めることができる。このように、包装袋10とした場合に最内層側となる多層シーラント層23のバリア性を高めることにより、内容物に含まれる溶剤成分が、積層体20の各層間に浸透することを抑制することができる。このため、積層体20の各層間において、デラミネーションが発生する不具合を抑制することができる。芯材233の厚みは、例えば5μm以上20μm以下とすることができる。
多層シーラント層23の第1接着樹脂層232および第2接着樹脂層234は、第1樹脂層231および芯材233、並びに芯材233および第2樹脂層235を接着するために設けられる層である。
第1接着樹脂層232および第2接着樹脂層234は、従来公知の方法、例えば溶融押出しラミネート法やサンドラミネート法により形成することができる。接着樹脂層に使用できる熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、または環状ポリオレフィン系樹脂、またはこれら樹脂を主成分とする共重合樹脂、変性樹脂、または、混合体(アロイでを含む)を用いることができる。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、メタロセン触媒を利用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、エチレン・ポリプロピレンのランダムもしくはブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン・マレイン酸共重合体、アイオノマー樹脂、また、層間の密着性を向上させるために、上記したポリオレフィン系樹脂を、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂などを用いることができる。また、ポリオレフィン樹脂に、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物、エステル単量体をグラフト重合、または、共重合した樹脂などを用いることができる。これらの材料は、一種単独または二種以上を組み合わせて使用することができる。環状ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン−プロピレン共重合体、ポリメチルペンテン、ポリブテン、ポリノルボネンなどの環状ポリオレフィンなどを用いることができる。これらの樹脂は、単独または複数を組み合せて使用できる。なお、溶融押出しラミネート法により接着樹脂層を積層する場合には、積層される側の層の表面に、アンカーコート剤を塗布して乾燥させることにより形成されるアンカーコート層を設けてもよい。また、多層シーラント層23を構成するプラスチックフィルムは、一軸または二軸に延伸されていることが好ましい。多層シーラント層23の厚みは、例えば50μm以上200μm以下とすることができる。さらに、多層シーラント層23の層数は、例えば7つであっても良く、5つであっても良い。
なお、上述した多層シーラント層23は、ドライラミネート法により形成されても良い。この場合、第1樹脂層231および芯材233、並びに芯材233および第2樹脂層235は、接着剤を介して互いに接合される。接着剤としては、例えば、1液型あるいは2液型の硬化ないし非硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、エポキシ系、ゴム系、その他などの溶剤型、水性型、あるいは、エマルジョン型などの接着剤を用いることができる。2液硬化型の接着剤としては、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化物を用いることができる。上記のラミネート用接着剤のコーティング方法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他の方法で塗布することができる。
印刷層
印刷層は、装飾、内容物の表示、賞味期間の表示、製造者、販売者などの表示、その他などの表示や美感の付与のために、文字、数字、絵柄、図形、記号、模様などの所望の任意の印刷模様を形成する層である。印刷層は、必要に応じて設けることができ、例えば、保護基材層21と補強層22との間、または補強層22と多層シーラント層23との間等に設けることができる。印刷層は、保護基材層21等の全面に設けてもよく、あるいは一部に設けてもよい。印刷層は、従来公知の顔料や染料を用いて形成することができ、その形成方法は特に限定されないが、包装袋10に対して遮光性を付与する場合、黒色顔料を含んでいることが好ましい。印刷層の厚みは、例えば0.5μm以上5μm以下とすることができる。
接着剤層
接着剤層25、27は、任意の2層を接着する場合に設けられる層であり、例えば、保護基材層21と補強層22との間や、補強層22と多層シーラント層23との間に設けることができる。
接着剤層25、27は、従来公知の方法、例えばドライラミネート法により形成することができる。ドライラミネート法により2層を接着する場合、接着剤層25、27は、積層される側の層の表面に、接着剤を塗布して乾燥させることにより形成される。塗布される接着剤としては、例えば、1液型あるいは2液型の硬化ないし非硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、エポキシ系、ゴム系、その他などの溶剤型、水性型、あるいは、エマルジョン型などの接着剤を用いることができる。2液硬化型の接着剤としては、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化物を用いることができる。上記のラミネート用接着剤のコーティング方法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他の方法で塗布することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態による包装袋10の作用について説明する。ここでは、図2に示す積層体20を作製する方法について説明し、次に、図1に示す包装袋10を作製する方法について説明する。
まず、積層体20を作製する。この場合、例えば、まず、保護基材層21を準備する。この際、まず、保護基材層21の基材層211を準備する。次に、基材層211のうち包装袋10を構成する際に内面202側に位置する面に透明層212を形成する。そして、透明層212の面のうち基材層211とは反対側の面にガスバリア層213を形成する。
また、多層シーラント層23を準備する。この際、第1樹脂層231と、第1接着樹脂層232と、芯材233と、第2接着樹脂層234と、第2樹脂層235とを構成する樹脂材料を共押出しする。これにより、多層シーラント層23が作製される。
次に、保護基材層21のガスバリア層213の面のうち透明層212とは反対側の面に接着材を塗布し、保護基材層21に多層シーラント層23を接着する。このようにして、図2に示す積層体20が得られる。なお、図示はしないが、このような積層体20は、ロール状に巻き取られ保管される。
次に、積層体20を用いて包装袋10を作製する。この場合、例えば、ロール状に巻き取られた積層体20から、帯状の積層体20を連続的に巻き出し、これを別の帯状の積層体20と重ね合わせる。次いで、包装袋10の一対の側端部15近傍に対応する位置をヒートシールし、一対の側端部シール部151を形成する。続いて、一対の側端部シール部151でヒートシールされた2枚の積層体20を、包装袋10の形状に切断し、個片化する。次に、第1端部13に対応する部分に注出口16を挿入し、第1端部13近傍に対応する位置をヒートシールし、第1端部シール部131を形成する。このようにして、第2端部14が開口した包装袋10が得られる。
次いで、第2端部14が開口した包装袋10内にインク等の内容物を充填する。この際、開口した第2端部14から内容物を包装袋10内に充填する。
次に、包装袋10の第2端部14近傍をヒートシールすることにより第2端部シール部141を形成し、包装袋10の第2端部14を閉鎖する。このようにして、包装袋10内に内容物が封入される。内容物が封入された包装袋10は、出荷され、店舗や倉庫等で保管される。
このように保管されている間、内容物に含まれる溶剤成分が、包装袋10を構成する積層体20の各層間に浸透する可能性がある。そして、内容物に含まれる溶剤成分が積層体20の各層間に浸透した場合、包装袋10を構成する積層体20において、デラミネーションが発生する場合がある。この場合、包装袋10に封入された内容物が包装袋10外へ漏れ出すおそれがある。
これに対して本実施の形態においては、多層シーラント層23の芯材233が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含んでいる。これにより、多層シーラント層23のバリア性を高めることができる。このように、包装袋10とした場合に最内層側となる多層シーラント層23のバリア性を高めることにより、包装袋10を構成する積層体20の各層間に、内容物に含まれる溶剤成分が浸透することを抑制することができる。このため、積層体20の各層間において、デラミネーションの発生を抑制することができ、包装袋10に封入された内容物が包装袋10外へ漏れ出す不具合を抑制することができる。なお、このように包装袋10に封入された内容物が包装袋10外へ漏れ出す不具合を抑制することができることは、後述する実施例によって説明する。
このように、本実施の形態によれば、多層シーラント層23の芯材233が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含んでいる。これにより、包装袋10とした場合に最内層側となる多層シーラント層23のバリア性を高めることができ、包装袋10を構成する積層体20の各層間に、内容物に含まれる溶剤成分が浸透することを抑制することができる。このため、積層体20の各層間において、デラミネーションの発生を抑制し、内容物が包装袋10外へ漏れ出す不具合を抑制することができる。
また、内容物に含まれる溶剤成分が積層体20の各層間に浸透することを抑制することができるため、積層体20の各層間のラミネート強度の安定化を図ることができる。また、包装袋10において各積層体20間のシール強度の安定化を図ることができる。
また、多層シーラント層23のバリア性を高めることにより、積層体20がアルミニウム層を含む必要がない。このため、積層体20を作製する際に、例えば保護基材層21に対してアルミニウム層を接着する工程を省略することができる。このため、積層体20を作製するための工数を抑えることもできる。
さらに、保護基材層21が、基材層211と、基材層211の一方の面に設けられた透明層212とを有している。このように、保護基材層21が透明層212を有することにより、包装袋10を透明にすることもできる。このため、内容物を視認することができる包装袋10を作製することができ、例えば包装袋10の内容物の残量を容易に確認することができる。
また、本実施の形態によれば、保護基材層21は、透明層212の面のうち基材層211とは反対側の面に設けられたガスバリア層213を更に有している。これにより、保護基材層21のガスバリア性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、積層体20が保護基材層21と、補強層22と、多層シーラント層23とを備えている。これにより、補強層22によって、包装袋10の耐突き刺し性を向上させることができる。このため、包装袋10の強度を高めることができる。
さらに、本実施の形態によれば、補強層22が、ポリアミド、ポリエステルまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含んでいる。これにより、包装袋10の耐突き刺し性を更に効果的に向上させることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、包装袋10が、第1端部シール部131、第2端部シール部141及び側端部シール部151によってシールされた四方シール袋(平パウチ)である例について説明したが、これに限られることはない。例えば、包装袋10は、スタンド袋やガセット袋、ピロー袋であっても良い。
(第2の実施の形態)
次に、図4および図5を参照して本開示の第2の実施の形態について説明する。図4および図5は、本開示の第2の実施の形態による積層体の一例を示す概略断面図である。図4および図5に示す第2の実施の形態は、積層体の層構成が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図4および図5において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、図4および図5に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
図4に示すように、本実施の形態による積層体20Aは、基材層211と、バリア層29と、多層シーラント層23とをこの順に備えている。すなわち、積層体20Aは、外面201側に位置する基材層211と、内面202側に位置する多層シーラント層23と、基材層211と多層シーラント層23との間に位置するバリア層29とを備えている。図4に示す例においては、基材層211が積層体20Aの外面201を構成し、多層シーラント層23が積層体20Aの内面202を構成している。また、積層体20Aは、基材層211とバリア層29との間に位置する接着剤層25と、バリア層29と多層シーラント層23との間に位置する接着剤層27とを備えている。なお、積層体20Aは、更に、他の層を備えてもよい。図4に示すような積層体20Aの厚みは、例えば64μm以上230μm以下とすることができる。
図4に示す積層体20Aのように、積層体20Aが、基材層211と、バリア層29と、多層シーラント層23とによって構成されている場合、バリア層29によって、積層体20Aのバリア性を向上させることができる。
図5は、本実施の形態の変形例を示す断面図である。図5に示す積層体20Aは、基材層211と、バリア層29と、補強層22と、多層シーラント層23とをこの順に備えている。すなわち、積層体20Aは、外面201側に位置する基材層211と、内面202側に位置する多層シーラント層23と、基材層211と多層シーラント層23との間に位置するバリア層29および補強層22とを備えている。図5に示す例においては、基材層211が積層体20Aの外面201を構成し、多層シーラント層23が積層体20Aの内面202を構成している。また、積層体20Aは、基材層211とバリア層29との間に位置する接着剤層25と、バリア層29と補強層22との間に位置する接着剤層26と、補強層22と多層シーラント層23との間に位置する接着剤層27とを更に備えている。このうち、接着剤層26は、上述した接着剤層25、27と略同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、積層体20Aは、更に、他の層を備えてもよい。図5に示すような積層体20Aの厚みは、例えば64μm以上230μm以下とすることができる。
図5に示す積層体20Aのように、積層体20Aが、基材層211と、バリア層29と、補強層22と、多層シーラント層23とによって構成されている場合、バリア層29によって、積層体20Aのバリア性を向上させることができ、かつ、補強層22によって、包装袋10の耐突き刺し性を向上させることができる。
上述した積層体20Aを構成するバリア層29は、包装袋10に対して水蒸気バリア性やガスバリア性などのバリア性を付与するための層である。このバリア層29は、金属層を含んでいる。この場合、金属層としては、従来公知の金属層を用いることができる。酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性や、可視光および紫外線等の透過を阻止する遮光性の点からは、金属層は、アルミニウム層であることが好ましい。この場合、金属層の厚みは、例えば6μm以上40μm以下とすることができる。
本実施の形態においても、多層シーラント層23の芯材233が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含んでいるため、包装袋10とした場合に最内層側となる多層シーラント層23のバリア性を高めることができる。これにより、包装袋10を構成する積層体20Aの各層間に、内容物に含まれる溶剤成分が浸透することを抑制することができ、積層体20Aの各層間において、デラミネーションの発生を抑制し、内容物が包装袋10外へ漏れ出す不具合を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、積層体20Aが基材層211と、バリア層29と、多層シーラント層23とを備えている。これにより、積層体20Aのバリア性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、積層体20Aが基材層211と、バリア層29と、補強層22と、多層シーラント層23とを備えている。これにより、積層体20Aのバリア性を向上させることができ、かつ、補強層22によって、包装袋10の耐突き刺し性を向上させることができる。
次に、上述した本実施の形態の作用について、具体的に説明する。
(実施例)
基材層211として、二軸延伸されたPETフィルム(東洋紡社製、E5012、厚さ12μm)を準備した。
また、バリア層29として、アルミニウム層(東洋アルミ社製、厚さ7μm)を準備した。
また、補強層22として、二軸延伸ナイロンフィルム(興人フィルム&ケミカルズ社製、ボニールW、厚さ15μm)を準備した。
さらに、多層シーラント層23として、第1樹脂層231として機能する未延伸ナイロンと、第1接着樹脂層232として機能する、不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂と、芯材233として機能するエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)と、第2接着樹脂層234として機能する、不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂と、第2樹脂層235として機能する直鎖状低密度ポリエチレンとを含み、共押出しによって作製された多層共押フィルムを準備した。多層共押フィルム全体の厚みは、100μmとした。
この多層共押フィルムの層構成は、以下のように表現される。
CNY/接/EVOH/接/LLDPE
「/」は層と層との境界を表している。
「CNY」は、未延伸ナイロンを意味する。「接」は、接着樹脂層を意味する。「LLDPE」は、直鎖状低密度ポリエチレンを意味する(以下同様)。
続いて、二軸延伸PETフィルム、アルミニウム層、二軸延伸ナイロンフィルム、多層共押フィルムをこの順で、ドライラミネート法により積層して、図5に示す積層体20Aを作製した。この積層体20Aの層構成は、以下のように表現される。
PET/DL/ALM/DL/ONY/DL/CNY/接/EVOH/接/LLDPE
「/」は層と層との境界を表している。左端の層が、積層体20Aの外面201を構成する層であり、右端の層が、積層体20Aの内面202を構成する層である。
「PET」は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを意味する。「DL」は、接着剤を含む接着剤層を意味する。「ALM」は、アルミニウム層を意味する。「ONY」は、二軸延伸ナイロンフィルムを意味する(以下同様)。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとアルミニウム層との間の接着剤層は、2液硬化型接着剤(ロックペイント社製、主剤:RU−004、硬化剤:H−1)を含む。アルミニウム層と二軸延伸ナイロンフィルムとの間の接着剤層は、2液硬化型接着剤(ロックペイント社製、主剤:RU−004、硬化剤:H−1)を含む。二軸延伸ナイロンフィルムと多層共押フィルムとの間の接着剤層は、2液硬化型接着剤(ロックペイント社製、主剤:RU−004、硬化剤:H−1)を含む。
次に、得られた積層体20Aの多層シーラント層23同士をヒートシールして、図1に示す包装袋10を5個作製した。この際、まず、第2端部14が開口した空の包装袋10を準備し、この包装袋10内に、内容物としてジエチレングリコールジエチルエーテルを充填した。次に、包装袋10の第2端部14近傍をヒートシールすることにより包装袋10の第2端部14を閉鎖し、内容物が封入された包装袋10を得た。
<ラミネート強度測定試験>
続いて、補強層22と、多層シーラント層23との間のラミネート強度を測定した。測定器としては、A&D社製のテンシロン万能材料試験機RTC−1310を用いた。具体的には、まず、内容物を封入した直後の包装袋10、および包装袋10に内容物を封入後、保管温度を60℃に設定した恒温槽で一ヶ月保管した包装袋10から積層体20Aを切り出して、図6に示すように、補強層22と多層シーラント層23とを長辺方向において15mm剥離させた矩形状の試験片50を準備した。試験片50の幅(短辺の長さ)は15mmとした。その後、図7に示すように、補強層22および多層シーラント層23のうち既に剥離されている部分をそれぞれ、測定器のつかみ具51、52で把持した。また、つかみ具51、52をそれぞれ、補強層22と多層シーラント層23とがまだ積層されている部分の面方向に対して直交する方向において互いに逆向きに、300mm/分の速度で引っ張り、安定領域(図8参照)における引張応力の平均値を測定した。引っ張りを開始する際の、つかみ具51、52間の間隔S1は30mmとし、引っ張りを終了する際の、つかみ具51、52間の間隔S1は60mmとした。図8は、つかみ具51、52間の間隔S1に対する引張応力の変化を示す図である。図8に示すように、間隔S1に対する引張応力の変化は、第1領域を経て、第1領域よりも変化率の小さい第2領域(安定領域)に入る。
5個の試験片50について、安定領域における引張応力の平均値を測定し、その平均値を補強層22と多層シーラント層23との間のラミネート強度とした。測定時の環境は、温度23℃、相対湿度50%とした。
<シール強度測定試験>
次に、ヒートシールした多層シーラント層23間のシール強度を測定した。測定器としては、A&D社製のテンシロン万能材料試験機RTC−1310を用いた。具体的には、まず、内容物を封入した直後の包装袋10、および包装袋10に内容物を封入後、保管温度を60℃に設定した恒温槽で一ヶ月保管した包装袋10を切り出して、図9に示すように、多層シーラント層23同士を長辺方向において15mm剥離させた矩形状の試験片60を準備した。試験片60の幅(短辺の長さ)は15mmとした。その後、図10に示すように、多層シーラント層23のうち既に剥離されている部分をそれぞれ、測定器のつかみ具51、52で把持した。また、つかみ具51、52をそれぞれ、多層シーラント層23同士がまだ積層されている部分の面方向に対して直交する方向において互いに逆向きに、300mm/分の速度で引っ張り、安定領域における引張応力の平均値を測定した。引っ張りを開始する際の、つかみ具51、52間の間隔S2は30mmとし、引っ張りを終了する際の、つかみ具51、52間の間隔S2は60mmとした。
5個の試験片50について、上述したラミネート強度測定試験と同様に、安定領域における引張応力の平均値を測定し、その平均値を多層シーラント層23間のシール強度とした。測定時の環境は、温度23℃、相対湿度50%とした。
<引張強度測定試験>
次に、積層体20Aの引張強度をJIS K7127に準拠して測定した。測定器としては、A&D社製のテンシロン万能材料試験機RTC−1310を用いた。具体的には、まず、保管温度を60℃に設定した恒温槽で一ヶ月保管した包装袋10を切り出して、図1に示す第1方向D1に沿った長さが80mm、幅が15mmの第1試験片と、図1に示す第2方向に沿った長さが80mm、幅が15mmの第2試験片とを準備した。その後、各々の試験片をその長さ方向において300mm/分の速度で引っ張り、引張強度(N/15mm)およびこの場合の試験片の伸び(%)を測定した。
<内容物漏洩検査>
保管温度を60℃に設定した恒温槽で一ヶ月保管し、その後、常温で1日保管した5個の包装袋10に対して、内容物が包装袋10外へ漏れ出していたかを確認した。
(比較例)
シーラント層として単層の未延伸直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ社製、TUX−HZR2、厚さ120μm)を用いたこと、以外は実施例と同様にして、積層体を作製した。そして、実施例と同様にして、ラミネート強度測定試験、シール強度測定試験および内容物漏洩検査を行った。
この積層体の層構成は、以下のように表現される。
PET/DL/ALM/DL/ONY/DL/LLDPE
以上の結果を表1および表2に示す。
Figure 2020019212
Figure 2020019212
評価基準
○:全ての包装袋において、内容物が漏れ出していなかった。
この結果、表1に示すように、比較例においては、保管温度を60℃に設定した恒温槽で、包装袋を一ヶ月保管した場合の補強層と、多層シーラント層との間のラミネート強度が、8.2N/15mmから1.4N/15mmに低下していた。これに対して実施例においては、補強層と、多層シーラント層との間のラミネート強度が、8.0N/15mmであったのが7.8N/15mmに変化していた。このように、実施例の積層体20Aでは、ラミネート強度の低下を抑制することができ、ラミネート強度の安定化を図ることができる。
また、表1に示すように、比較例においては、保管温度を60℃に設定した恒温槽で、包装袋を一ヶ月保管した場合の多層シーラント層同士のシール強度が、80N/15mmから35N/15mmに低下していた。これに対して実施例においては、多層シーラント層同士のシール強度が、100N/15mmであったのが106N/15mmに変化していた。このように、実施例の積層体20Aでは、シール強度の低下を抑制することができ、シール強度の安定化を図ることができる。
また、表2に示すように、比較例においては、第1試験片の引張強度が120N/15mmであり、第1試験片の伸びが148%であった。また、比較例においては、第2試験片の引張強度が120N/15mmであり、第2試験片の伸びが129%であった。これに対して実施例においては、第1試験片の引張強度が113N/15mmであり、第1試験片の伸びが177%であった。また、実施例においては、第2試験片の引張強度が109N/15mmであり、第2試験片の伸びが142%であった。このように、実施例の積層体20Aでは、比較例の積層体よりも伸びやすい性質を有していた。ここで、積層体が伸びやすい性質を有することにより、積層体を使用する包装袋に対して高い突き刺し性を付与することができる。すなわち、例えば針状の部材により積層体を突き刺した場合、伸びやすい性質を有する積層体においては、積層体が伸びることにより、針状の部材が貫通しにくくなる。このため、実施例の積層体20Aを使用する包装袋10においては、高い耐突き刺し性を有することができる。
さらに、実施例においては、全ての包装袋において、内容物が漏れ出していなかった。このように、本実施の形態によれば、積層体20Aの各層間において、デラミネーションの発生を抑制し、内容物が包装袋10外へ漏れ出す不具合を抑制することができる。
上記各実施の形態に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記各実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 包装袋
20 積層体
20A 積層体
21 保護基材層
211 基材層
212 透明層
213 ガスバリア層
22 補強層
23 多層シーラント層
231 第1樹脂層
232 第1接着樹脂層
233 芯材
234 第2接着樹脂層
235 第2樹脂層
29 バリア層

Claims (12)

  1. 溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、
    保護基材層と、多層シーラント層とをこの順に備え、
    前記保護基材層は、基材層と、前記基材層の一方の面に設けられた透明層とを含み、
    前記多層シーラント層は、芯材を有し、
    前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体。
  2. 前記保護基材層は、前記透明層の面のうち前記基材層とは反対側の面に設けられたガスバリア層を更に含む、請求項1に記載の積層体。
  3. 溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、
    保護基材層と、補強層と、多層シーラント層とをこの順に備え、
    前記保護基材層は、基材層と、前記基材層の一方の面に設けられた透明層とを含み、
    前記多層シーラント層は、少なくとも、第1樹脂層と、第1接着樹脂層と、芯材と、第2接着樹脂層と、第2樹脂層とをこの順に有し、
    前記多層シーラント層の前記第1樹脂層は、ポリアミドを含み、
    前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体。
  4. 前記保護基材層は、前記透明層の面のうち前記基材層とは反対側の面に設けられたガスバリア層を更に含む、請求項3に記載の積層体。
  5. 前記補強層は、ポリアミド、ポリエステルまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項3または4に記載の積層体。
  6. 溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、
    基材層と、バリア層と、多層シーラント層とをこの順に備え、
    前記多層シーラント層は、芯材を有し、
    前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体。
  7. 溶剤を含む内容物を封入するための包装袋に用いられる積層体であって、
    基材層と、バリア層と、補強層と、多層シーラント層とをこの順に備え、
    前記多層シーラント層は、芯材を有し、
    前記多層シーラント層の前記芯材は、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む、積層体。
  8. 前記補強層は、ポリアミド、ポリエステルまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項7に記載の積層体。
  9. 前記バリア層は、アルミニウム層を含む、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の積層体。
  10. 前記多層シーラント層は、少なくとも、第1樹脂層と、第1接着樹脂層と、前記芯材と、第2接着樹脂層と、第2樹脂層とをこの順に有し、
    前記第1樹脂層は、ポリアミド、低密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項1、2、6乃至9のいずれか一項に記載の積層体。
  11. 前記多層シーラント層は、多層共押フィルムからなる、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の積層体。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の積層体を備える、包装袋。
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