JP2020005999A - 化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】手を汚すことなく容易に化粧料の塗布が可能な化粧料容器を提供する。【解決手段】本発明に係る化粧料容器は、上方に開口する収容空間(空間部S)を有する有底円筒状に形成され、化粧料Fを収容する容器本体1と、容器本体1の開口端部に着脱可能に設けられ、容器本体1の開口端部を閉塞する蓋体2と、蓋体2の下部に一体に取り付けられると共に、容器本体1の開口端部を閉じた状態で収容空間(空間部S)に収容され、化粧料Fの塗布に供する塗布体3と、を備える。このように、塗布体3が蓋体2と一体に設けられていることで、蓋体2を把持しながら、塗布体3に直接手を触れることなく化粧料Fの塗布が可能となる。これにより、手を汚すことなく、容易に化粧料Fを塗布することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばファンデーションなど容器内に収容された化粧料を、パフ等の塗布体に付着させて使用する化粧料容器に関する。
例えばファンデーションに使用する従来の化粧料容器としては、以下の特許文献に記載されたものが知られている。
すなわち、従来の化粧料容器は、図11に示すように、化粧料Fを収容する皿状の容器本体101と、容器本体101に対して開閉可能に設けられ、容器本体101の開口部を閉塞する蓋体102と、を備える。そして、化粧料Fが充填された容器本体101と蓋体102との間に形成される空間部Sに、容器本体101及び蓋体102とは別体に設けられたスポンジ状の塗布体(周知のパフ)103が収容されている。
特開2014−124439号公報
しかしながら、前記従来の化粧料容器では、容器本体101及び蓋体102と塗布体103とが別体に構成されている。このため、使用者は、化粧の際、塗布体103を直接把持した状態で、塗布体103に化粧料Fを付着させて塗布することになる。その結果、使用者が、塗布体103を把持する際、塗布体103に付着した化粧料Fに手が触れるなどして、手を汚してしまうおそれがあった。
本発明は、かかる技術的課題に着目して案出されたものであって、手を汚すことなく容易に化粧料の塗布が可能な化粧料容器を提供することを目的としている。
本発明は、その一態様として、上方に開口する収容空間を有する有底円筒状に形成され、化粧料を収容する容器本体と、前記容器本体の開口端部に着脱可能に設けられ、前記容器本体の開口端部を閉塞する蓋体と、前記蓋体の下部に一体に取り付けられると共に、前記容器本体の開口端部を閉塞した状態で前記収容空間に収容され、前記化粧料の塗布に供する塗布体と、を備える。
このように、塗布体が蓋体と一体に設けられていることにより、蓋体を把持しながら、塗布体に付着させた化粧料の塗布が可能となる。換言すれば、塗布体に直接手を触れることなく化粧料の塗布が可能となる。
また、前記化粧料容器の別の態様として、前記塗布体は、固定部材を介して前記蓋体に着脱可能に取り付けられ、前記蓋体は、前記固定部材を介して前記容器本体に着脱可能に装着されることが望ましい。
塗布体を蓋体と一体に構成した場合、塗布体が汚損してしまうと蓋体も同時に使用不可となり、化粧料容器の交換が必要となってしまう。これに対して、上記の態様のように、塗布体が蓋体に対して着脱可能に設けられていることにより、経年使用等により塗布体が汚損してしまった場合でも、塗布体の洗浄や交換を行うことが可能となる。これにより、化粧料容器を永く使用することができ、利便性が向上する。
また、塗布体を蓋体と一体に構成した場合でも、塗布体の洗浄を行うことは可能な場合がある。ところが、この場合、塗布体のうち蓋体と接続する部分については、外気に触れることがなく、また十分な脱水も困難となるため、塗布体の乾燥に長時間を要するおそれがある。これに対して、上記の態様のように、塗布体が蓋体に対して着脱可能に設けられていることで、洗浄の際に塗布体のみを取り出すことができるため、塗布体を効率的かつ効果的に洗浄できることは勿論、乾燥も短時間で行うことができ、利便性が大きく向上する。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記蓋体は、前記容器本体に対して、前記固定部材を介して着脱することが望ましい。
このように、蓋体が固定部材を介して容器本体に着脱可能としたことにより、簡素な構造をもって塗布体の着脱を実現することができ、利便性や製造コストの面でも有利となる。換言すれば、従来容器本体に対する蓋体の着脱に供していた固定部を固定部材として分離して塗布体の取付に使用することで、従来の化粧料容器の仕様を大きく変更することなく、塗布体の着脱を実現することができる。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記塗布体の外周側に、前記塗布体の取付に供するフランジ部が延設され、前記蓋体の下部に、前記フランジ部を受容する筒状部が設けられ、前記固定部材は、ほぼ円筒状に形成されていて、径方向内側に延出する支持部が前記フランジ部の外周縁部に重なった状態で、前記筒状部の外周側に設けられた雄ねじ部にねじ込み固定され、前記蓋体は、前記固定部材が前記容器本体の開口端部に受容された状態で、前記固定部材の外周側に設けられた突条が前記容器本体の開口端部の内周側に突設された係止突起に係止することをもって、前記容器本体に装着されることが望ましい。
このように、塗布体に設けたフランジ部を介して塗布体を蓋体に着脱可能に支持させたことで、蓋体に対して塗布体を堅固に固定することが可能となり、塗布体の蓋体からの脱落を抑制することができる。
また、蓋体に対して固定部材を着脱する方向と、容器本体に対し固定部材を介して蓋体を着脱する方向とが一致する場合、蓋体の着脱時(特に離脱時)に作用する引っ張り力により、固定部材が蓋体から脱落してしまうおそれがある。これに対して、上記の態様のように、固定部材を着脱する方向(固定部材を回転する方向)と、固定部材を介して蓋体を着脱する方向(固定部材の回転軸の方向)とを異ならしめたことにより、蓋体の着脱に伴って固定部材が脱落してしまう不具合を効果的に抑制することができる。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記塗布体は、前記化粧料の塗布に供する塗布部と、前記塗布部の基端部に設けられた前記フランジ部と、を有し、前記フランジ部は、前記塗布部よりも径方向外側に延設されていることが望ましい。
このように、フランジ部が塗布部よりも径方向外側に延設されていることで、塗布部とフランジ部とを同径に形成する場合に比べて、塗布体の成型性が向上する。また、当該態様によれば、塗布体の取付に際して、単に固定部材をねじ込むのみで、支持部によってフランジ部を支持することが可能となり、塗布体の取付性が向上するメリットもある。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記塗布体は、前記化粧料の塗布に供する塗布部と、前記塗布部の基端部に設けられた前記フランジ部と、を有し、前記フランジ部は、前記塗布部とほぼ同じ外径に設定されていて、前記塗布部との間に径方向内側へ凹む溝部が設けられることをもって形成され、前記支持部が前記溝部に入り込むことによって、前記支持部が前記フランジ部を支持することが望ましい。
このように、フランジ部が塗布部とほぼ同じ外径に設定されていることで、化粧料容器の外径の大型化を伴うことなく、塗布体の塗布部の外径を最大限に確保することができ、利便性の向上が図れる。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記塗布部は、スポンジ材料によって形成され、前記フランジ部は、前記塗布部よりも硬質の材料によって形成されていることが望ましい。
このように、フランジ部が塗布部よりも硬質の材料で形成されていることにより、塗布体の取付剛性が向上し、蓋体に対して塗布体をより強固に固定することができる。これにより、化粧料の塗布時におけるフランジ部の変形が抑制され、化粧料の塗布を良好に行うことができる。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記蓋体の下部に、前記塗布体と係合可能な係合凸部が突設され、前記塗布体の基端部に、前記係合凸部に係合可能な係合凹部が凹設され、前記係合凸部が前記係合凹部に係合することをもって、前記塗布体が前記蓋体に着脱可能に取り付けられていることが望ましい。
このように、蓋体に設けた係合凸部を塗布体の係合凹部に係合させることで、塗布体を蓋体に直接取り付けることができる。これにより、蓋体に対し別部品を介して塗布体を取り付ける場合と比べて、塗布体の着脱を容易に行うことができ、塗布体の洗浄や交換時における利便性の向上が図れる。
また、前記化粧料容器のさらに別の態様として、前記容器本体は、上方に開口して前記化粧料を収容する化粧料収容皿と、前記化粧料収容皿と一体に設けられ、前記化粧料収容皿の開口端部を開閉可能な中蓋と、を備え、前記中蓋は、有底円筒状に形成されることをもって前記収容空間を形成し、周方向の一部を支点として前記化粧料収容皿に対して回動することで、底壁によって前記化粧料収容皿の開口端部を開閉することが望ましい。
このように、中蓋によって、容器本体における化粧料を収容する部分と塗布体を収容する空間とが隔離されていることで、塗布体の収容時に化粧料が塗布体に付着してしまうおそれがなくなる。また、上記の態様によれば、塗布体の収容空間を確保しつつ、中蓋によって開閉される別の化粧料収容皿から化粧料を取り出す(化粧料を塗布体に付着させる)ことが可能となる。これにより、塗布体の収容空間の確保によって、容器本体の開口部から化粧料収容部までの距離が遠くなり、塗布体による化粧料の付着作業性が低下してしまう不具合を抑制することができる。
また、中蓋については、化粧料収容皿に対して回動可能に連結されていることから、化粧料の塗布に際して中蓋が分離して煩雑となるおそれがなく、利便性が向上する。
本発明によれば、塗布体が蓋体と一体に設けられていることで、蓋体を把持しながら、塗布体に直接手を触れることなく塗布体に付着させた化粧料の塗布が可能となり、手を汚すことなく、容易に化粧を行うことができる。
本発明に係る化粧料容器の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る化粧料容器の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る化粧料容器の縦断面図である。 本発明の第1実施形態における化粧料容器の使用状態を示す化粧料容器の斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る化粧料容器の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る化粧料容器の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る化粧料容器の縦断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る化粧料容器の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る化粧料容器の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る化粧料容器の縦断面図である。 従来の化粧料容器の縦断面図である。
以下に、本発明に係る化粧料容器の実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、本実施形態では、本発明に係る化粧料容器を、従来と同様、ファンデーションのコンパクトケースに適用したものを例示して説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、本実施形態に係る化粧料容器を示す。なお、各図の説明では、化粧料容器の中心を通る中心軸線Zに平行な方向を「軸方向」、中心軸線Zに直交する方向を「径方向」、中心軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。また、前記「軸方向」については、各図中の紙面上方を「上」、下方を「下」として説明する。
(化粧料容器の構成)
化粧料容器は、図1〜図3に示すように、上方に開口する内部に化粧料Fを収容するほぼ有底円筒状の容器本体1と、容器本体1の開口端部に着脱可能に設けられた蓋体2と、蓋体2の下部に一体に取り付けられる塗布体3と、を備える。塗布体3は、蓋体2によって容器本体1の開口端部を閉塞することで、容器本体1の後述する収容空間としての空間部S内に収容される。
容器本体1は、上部が開口し下部が閉塞された有底円筒状に構成されている。具体的には、容器本体1は、上方に開口して内部に化粧料Fを収容する皿状の化粧料収容皿11と、化粧料収容皿11と一体に設けられ、化粧料収容皿11の開口端部を開閉する中蓋12と、で構成されている。中蓋12は、後述するヒンジ部13を介して、化粧料収容皿11に対して相対回動可能に連結されている(図4参照)。
化粧料収容皿11は、中央部分が凹んだほぼ皿状に形成されている。具体的には、円形の底壁11aと、底壁11aの周縁部から立ち上がった円筒状の周壁11bと、によって構成され、中央部に、化粧料Fを収容する凹状の化粧料収容部11cが画定されている。化粧料収容部11cには、例えばファンデーションなど粉体を固形化した化粧料Fが充填される。なお、本実施形態では、化粧料Fが化粧料収容皿11の化粧料収容部11c内に直接充填された、いわゆる使い切りの態様を例示しているが、周知のカートリッジを用いて化粧料Fの交換(再充填)を可能としてもよい。
また、化粧料収容皿11の後端部に相当する、周壁11bの周方向の所定位置には、径方向内側に凹む矩形凹状の凹部11dが形成されている。そして、この凹部11dには、周方向の両側に跨るかたちで、周壁11bの接線方向に沿って枢支軸11eが設けられている。枢支軸11eは、中蓋12の後述する軸受部12dと協働して化粧料収容皿11に対して中蓋12を相対回動可能に連結するヒンジ部13を構成し、中蓋12の開閉の支点となる。
また、化粧料収容皿11の前端部に相当する、周壁11bの凹部11dと径方向反対側の周方向位置には、上端側を段差状に凹ませてなる指掛け部11fが形成されている。そして、この指掛け部11fの背面には、中蓋12の後述する係止爪12fが係止可能な係止突起11gが突設されている。すなわち、中蓋12の後述する係止爪12fが係止突起11gに係止することによって、中蓋12が閉蓋状態でロックされるようになっている。
中蓋12は、上部が開口する有底円筒状を呈し、円形の底壁12aと、底壁12aの周縁部から立ち上がった円筒状の周壁12bと、が一体に形成され、中央部に、塗布体3を収容する収容空間としての空間部Sが画定されている。すなわち、中蓋12は、底壁12aによって化粧料収容皿11と空間部Sとを隔離し、底壁12aによって化粧料収容皿11の開口端部を開閉すると共に、底壁12aと周壁12bによって画定される空間部Sに塗布体3を収容する。
また、周壁11bの上端部の内周側には、蓋体2に取り付けられた後述の固定部材4の突条41bが係止する複数(本実施形態では3つ)の係止突起12cが、周方向にほぼ等間隔に設けられている。各係止突起12cは、周方向に沿って延びる所定の係止幅(接触面積)を有し、蓋体2に取り付けられた後述の固定部材4の突条41bが係止突起12cに係止することによって、蓋体2の閉蓋状態が維持されるようになっている。
また、中蓋12の後端部に相当する、周壁12bの周方向の所定位置には、下方へ突出するブロック状の軸受部12dが、一体に設けられている。軸受部12dには、化粧料収容皿11に設けられた枢支軸11eが貫通する軸貫通孔12eが、幅方向(接線方向)に沿って貫通形成されている。すなわち、中蓋12は、軸貫通孔12eに化粧料収容皿11に設けられた枢支軸11eが貫通することで、化粧料収容皿11に対して、枢支軸11eを支点として相対回動可能に連結されている。
また、中蓋12の前端部に相当する、周壁12bの軸受部12dと径方向反対側の周方向位置には、化粧料収容皿11の指掛け部11fに受容され、かつ係止突起11gに係止可能な係止爪12fが、下方へと延設されている。すなわち、係止爪12fは、いわゆるスナップフィットによって化粧料収容皿11の係止突起11gに係止可能となっていて、係止爪12fが係止突起11gに係止することによって、中蓋12の閉蓋状態が維持されるようになっている。
蓋体2は、中蓋12の開口端部を閉塞する円板状の蓋部21と、蓋部21の上端部に突設された円柱状の把持部22と、蓋部21の下端部に突設され、後述する固定部材4の固定に供する被固定部23と、を一体に有する。すなわち、蓋体2は、塗布体3を蓋体2に取り付けるための固定部材4を介して、中蓋12に着脱可能に設けられる。
蓋部21は、所定の厚さを有する円板状を呈し、容器本体1(中蓋12)と同じ外径に設定され、中蓋12の開口端部を開閉する。また、蓋部21の下面には、被固定部23のよりも内周側であって、径方向において塗布体3のフランジ部32と重なる位置に、フランジ部32を挟み込むための環状凸部21aが、周方向に沿って設けられている。環状凸部21aは、概ね尖形状を呈し、フランジ部32に食い込むことで、固定部材4の後述する環状凸部42aと協働してフランジ部32を挟持する。
把持部22は、蓋部21よりも小径であって、使用者の把持に最適な所定の外径を有する円柱状に形成されている。なお、把持部22については、本実施形態のような円柱状に限定されるものではなく、例えば角柱状等のより把持性の良好な形態や、例えば花等のモチーフを模した意匠性を重視した形態など、化粧料容器の仕様に応じて任意に変更することができる。
被固定部23は、蓋部21の下端部(下面)から軸方向に沿って突設され、下方に開口するほぼ円筒状に形成されている。被固定部23の突出量は、塗布体3の後述するフランジ部32の厚さに応じて設定され、このフランジ部32の厚さよりも僅かに大きく設定されている。換言すれば、被固定部23の内周側に、塗布体3のフランジ部32の全体が収容されるようになっている。また、被固定部23の外周側には、固定部材4の着脱に供する雄ねじ部23aが形成されている。
塗布体3は、概ね半球状に形成され、化粧料Fの塗布に供する塗布部31と、塗布部31の基端部に一体に設けられ、塗布部31の径方向外側に延設される鍔状のフランジ部32と、を有し、これらが所定のスポンジゴム材料によって一体に形成されている。そして、塗布体3は、フランジ部32を介して、蓋体2の下部に着脱可能に支持固定される。なお、フランジ部32については、蓋体2の被固定部23の内径とほぼ同じ外径に設定されると共に、当該被固定部23の突出量よりも僅かに小さい厚さに設定されている。
固定部材4は、蓋体2の被固定部23に螺着されるほぼ円筒状の筒状部41と、筒状部41の下端部に径方向内側へ向かって延設され、蓋体2に取り付けられた状態で塗布体3のフランジ部32を支持する支持部42と、を一体に有する。そして、支持部42の内周側には、塗布体3の塗布部31が貫通可能な円形の塗布部貫通孔43が形成されている。塗布部貫通孔43の内径は、塗布体3の塗布部31の外径よりも僅かに大きく設定されていて、塗布部31の径方向の移動を規制しつつ、塗布部31を挿通保持が可能となっている。
筒状部41は、内周側に、蓋体2の雄ねじ部23aに噛み合う雌ねじ部41aが形成されている。すなわち、この雌ねじ部41aが蓋体2(被固定部23)の雄ねじ部23aに噛み合うことにより、固定部材4を被固定部23の外周側に、着脱自在にねじ込み可能となっている。ここで、筒状部41は、被固定部23とほぼ同じ軸方向寸法に設定されていて、筒状部41の先端部が蓋部21の下面に当接することで、被固定部23に対する固定部材4のねじ込みが規制されることになる。また、筒状部41の外周側には、中蓋12の係止突起12cに係止可能な突条41bが、周方向に連続する環状に形成されている。
支持部42は、径方向において、塗布体3のフランジ部32の基端部まで延設され、フランジ部32の径方向のほぼ全域と重なるように設けられている。そして、支持部42は、固定部材4のねじ込み状態(取付状態)において、蓋体2の被固定部23の先端部に当接し、この支持部42が被固定部23の先端部に当接することによっても、被固定部23に対する固定部材4のねじ込みが規制されるようになっている。
また、支持部42の内側面には、蓋体2の環状凸部21aと対向する位置に、尖形状に形成された複数の環状凸部42aが、周方向に沿って設けられている。環状凸部42aが、蓋体2の環状凸部21aと協働して塗布体3のフランジ部32を挟み込むことによって、フランジ部32を挟持する。より具体的には、蓋体2の被固定部23に対する固定部材4のねじ込みに伴い、前記両環状凸部21a,42aが対向接近してフランジ部32に食い込むことで、塗布体3が蓋体2と固定部材4とによって挟持される。
以上のように、本実施形態に係る化粧料容器では、蓋体2に対して塗布体3が着脱可能に構成されている。具体的には、固定部材4に対し塗布体3の塗布部31を上方(反支持部42側)から塗布部貫通孔43に挿通した後、支持部42によりフランジ部32を支持した状態で固定部材4の雌ねじ部41aを蓋体2の被固定部23の雄ねじ部23aに噛み合わせてねじ込むことによって、塗布体3が蓋体2に取付固定される。また、取付とは逆の手順で、固定部材4を緩めて蓋体2から離脱させることによって、塗布体3を蓋体2から取り外すことができる。
(化粧料容器の使用状態)
本実施形態に係る化粧料容器は、図4に示すように、化粧料収容皿11の指掛け部11fに指をかけて中蓋12の係止爪12fを持ち上げるようにして、化粧料収容皿11に対して中蓋12を上方に相対回動させて開蓋する。続いて、蓋体2の把持部22を把持して中蓋12から引き抜くようにして蓋体2を取り外した後、蓋体2に一体に取り付けられた塗布体3の塗布部31に化粧料収容皿11に充填された化粧料Fを付着させて、これを塗布する。化粧料の塗布後は、中蓋12を閉じて、係止爪12fを係止突起11gに係止させてロックする。その後、塗布体3を中蓋12の空間部Sに収容するように蓋体2を中蓋12の開口部へと押し込み、固定部材4の突条41bを中蓋12の各係止突起12c(図2参照)に係止させることで、中蓋12に対して蓋体2をロックして閉蓋する。
(本実施形態の作用効果)
以下、本実施形態に係る化粧料容器の特徴的な作用効果について具体的に説明する。
本実施形態では、固定部材4を介して塗布体3が蓋体2に一体に取り付けられていることにより、蓋体2(把持部22)を把持しながら、塗布体3(塗布部31)に付着させた化粧料Fの塗布が行えるようになる。すなわち、塗布体3に直接手を触れることなく化粧料Fの塗布が可能となり、手を汚すことなく容易に化粧料Fを塗布することができる。
一方で、塗布体3を蓋体2に一体に設けた場合、塗布体3が汚損してしまうと蓋体2も同時に使用不可となって、化粧料容器の交換が必要となってしまうおそれがあり、利便性に欠ける。これに対して、本実施形態では、塗布体3を蓋体2に一体に設けつつも、蓋体2に対して塗布体3が着脱可能に設けられている。このため、経年使用等によって塗布体3が汚損してしまった場合でも、塗布体3の洗浄や交換が可能となる。これにより、化粧料容器を永く使用することができ、利便性が向上する。
他方、塗布体3を蓋体2に一体に設けた場合でも、蓋体2ごと塗布体3の洗浄を行える場合がある。ところが、この場合、塗布体3のうち、蓋体2と接続する部分については、外気に触れることがなく、また十分な脱水も困難となるため、塗布体3の乾燥に長時間を要してしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、塗布体3が蓋体2に対して着脱可能に設けられているため、塗布体3の洗浄に際し、塗布体3のみを取り外して洗浄することが可能となる。これにより、塗布体3を効率的かつ効果的に洗浄できることは勿論、十分な脱水が可能であるうえ、塗布体3の全体が外気に触れることから、乾燥も短時間で行うことができ、利便性が大きく向上する。
また、本実施形態では、蓋体2が、容器本体1(中蓋12)に対し固定部材4を介して着脱可能となっている。このため、簡素な構造をもって塗布体3の着脱を実現でき、利便性や製造コストの面でも有利となる。換言すれば、従来容器本体1に対する蓋体2の着脱に供していた固定部を固定部材4として分離して塗布体3の取付に使用することで、従来の化粧料容器の仕様を大きく変更することなく、塗布体3の着脱を実現することができる。
また、本実施形態では、塗布体3に設けたフランジ部32を介して塗布体3が蓋体2に着脱可能に支持されている。これにより、蓋体2に対して塗布体3を堅固に固定することが可能となり、塗布体3の蓋体2からの脱落を抑制することができる。
また、蓋体2に対して固定部材4を着脱する方向と、容器本体1に対し固定部材4を介して蓋体2を着脱する方向とが一致する場合、特に蓋体2の離脱時に作用する引っ張り力により、固定部材4が蓋体2から脱落してしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、固定部材4は、蓋体2に対して中心軸線Z周りに回転させることによって蓋体2に着脱され、蓋体2は、容器本体1(中蓋12)に対して中心軸線Zに沿って押し引きされることによって容器本体1(中蓋12)に着脱される。このように、固定部材4の着脱方向(固定部材4を回転する方向)と、固定部材4を介した蓋体2の着脱方向(固定部材4の回転軸の方向)とを異ならしめたことにより、蓋体2の着脱に伴って固定部材4が脱落してしまう不具合を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、塗布体3のフランジ部32が、塗布部31よりも径方向外側に延設されている。このため、塗布部31とフランジ部32とを同径に形成する場合に比べて、塗布体3の成型性を向上させることができる。
また、本実施形態では、フランジ部32が塗布部31よりも径方向外側に延設されていることで、塗布体3の取付に際し、単に固定部材4をねじ込むのみで、支持部42によってフランジ部32を支持することが可能となり、塗布体3の取付性が向上するメリットもある。
また、本実施形態では、中蓋12によって、容器本体1における化粧料Fを収容する部分(化粧料収容皿11の化粧料収容部11c)と、塗布体3を収容する空間(空間部S)とが隔離されている。このため、塗布体3の収容時に、化粧料Fが塗布体3に付着してしまうおそれがなくなる。
さらには、当該中蓋12による化粧料収容部11cと空間部Sとの隔離構造によれば、中蓋12によって塗布体3の収容空間(空間部S)を確保しながら、中蓋12によって開閉される別の化粧料収容皿11から化粧料Fを取り出す(化粧料Fを塗布体3に付着させる)ことが可能となる。これにより、塗布体3の収容空間(空間部S)の確保によって容器本体1の開口部から化粧料収容部11cまでの距離が遠くなって塗布体3による化粧料Fの付着作業性が低下してしまう不具合を抑制することができる。
また、中蓋12については、ヒンジ部13を介して化粧料収容皿11に対し相対回動可能に連結されていることから、化粧料Fの塗布に際して中蓋12が分離して煩雑となるおそれがなく、利便性が向上する。
(第1実施形態の変形例)
前記第1実施形態では、塗布体3の全体を同一のスポンジゴム材料によって形成したものを例示したが、塗布体3の構成はこれに限定されるものではない。換言すれば、例えば図5に示すように、塗布体3のフランジ部32を、塗布部31よりも硬質(剛性の高い)の材料によって一体に成形してもよい。
本変形例のように、塗布体3の支持に供するフランジ部32が、塗布部31よりも硬質(剛性の高い)の材料で形成されていることによって、蓋体2に対する塗布体3の取付剛性が向上し、蓋体2に対して塗布体3をより強固に固定することができる。これにより、化粧料Fの塗布時において、フランジ部32の撓み変形が抑制され、化粧料Fの塗布作業性が良好なものとなる。
〔第2実施形態〕
図6〜図7は、本発明に係る化粧料容器の第2実施形態を示し、前記第1実施形態における塗布体3の支持構造を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については、前記第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る化粧料容器は、図6〜図7に示すように、塗布体3のフランジ部32の外径が、塗布部31の外径とほぼ同じ大きさに設定されている。換言すれば、本実施形態では、寸胴の塗布体3の基端部側に、固定部材4の後述する支持部42が係合する環状の係合溝33が周方向に沿って切欠形成されていて、この係合溝33によって、塗布体3の基端部にフランジ部32が形成されている。
また、本実施形態では、固定部材4の支持部42が、前記第1実施形態よりもさらに径方向内側に延設され、塗布体3の係合溝33に圧入係合可能に形成されている。換言すれば、固定部材4の支持部42の塗布部貫通孔43の内径が、塗布部31の外径よりも小さい、係合溝33の外径と同等の大きさに設定されていて、支持部42の先端部が係合溝33に圧入状態に差し込まれて係合することで、径方向に重なる支持部42によってフランジ部32が支持されるようになっている。
なお、上記のように、本実施形態では、固定部材4の支持部42が塗布体3の係合溝33に圧入係合することをもって、蓋体2にねじ込まれた固定部材4によって支持固定されるため、前記第1実施形態に係る環状凸部21a,42aについては、廃止されている。換言すれば、本実施形態では、係合溝33内に圧入状態に差し込まれた支持部42の外側面と係合溝33の内側面との摩擦によって、固定部材4に対する塗布体3の相対移動が抑制可能となっている。
本実施形態に係る化粧料容器において、塗布体3を蓋体2から取り外すには、まず、固定部材4を緩めて蓋体2から離脱する。その後、塗布体3の塗布部31を摘んで径方向内側に圧縮変形させ、固定部材4の支持部42を塗布体3の係合溝33から離脱することで、固定部材4から塗布体3を取り外すことができる。一方、塗布体3を蓋体2に取り付けるには、上記取り外しとは逆の手順で行う。すなわち、塗布体3の塗布部31を摘んで、塗布体3の外径が固定部材4の支持部42の内径よりも小さくなるように、塗布体3を径方向内側に圧縮変形させた状態で、塗布体3の基端部側を塗布部貫通孔43に挿通して、支持部42を塗布体3の係合溝33に係合させる。その後、この塗布体3が取り付けられた固定部材4を蓋体2の被固定部23にねじ込むことによって、蓋体2に対する塗布体3の取付が完了する。
以上のように、本実施形態では、塗布体3において、フランジ部32が塗布部31とほぼ同じ外径に設定されている。このため、化粧料容器の外径の大型化を伴うことなく、塗布体3の塗布部31の外径を最大限に確保することが可能となり、利便性の向上が図れる。
(第2実施形態の変形例)
前記第2実施形態では、塗布体3の全体を同一のスポンジゴム材料によって形成したものを例示したが、前記第1実施形態と同様、塗布体3の構成はこれに限定されるものではない。換言すれば、例えば図8に示すように、前記第1実施形態の変形例と同様に、塗布体3のフランジ部32を、塗布部31よりも硬質(剛性の高い)の材料によって一体に成形してもよい。
本変形例のように、塗布体3の支持に供するフランジ部32が、塗布部31よりも硬質(剛性の高い)の材料で形成されていることで、前記第1実施形態の変形例と同様に、蓋体2に対する塗布体3の取付剛性が向上し、蓋体2に対して塗布体3をより強固に固定することができる。これにより、化粧料Fの塗布時において、フランジ部32の撓み変形が抑制され、化粧料Fの塗布作業性が良好なものとなる。
〔第3実施形態〕
図9〜図10は、本発明に係る化粧料容器の第3実施形態を示し、前記第1実施形態における塗布体の支持構造を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については、前記第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る化粧料容器は、図9〜図10に示すように、塗布体3が、蓋体2に直接取り付けられ、固定部材4は、主として容器本体1(中蓋12)に対する蓋体2の固定にのみ機能する構成となっている。
具体的には、蓋部21の下面に、下端部が段差状に拡径する、いわゆるアンダーカットを有する逆T字形状に形成された係合凸部24が突設されている。係合凸部24は、一定の外径を有する軸部24aと、この軸部24aの下端部に軸部24aに対して段差状に拡径形成された係合部24bと、で構成される。係合部24bは、後述する塗布体3の取付性を考慮して、縦断面が楕円形状となる、全体が面取りされて丸みを帯びた扁平球体状に形成されている。
一方、相手側となる塗布体3の基端部の端面には、蓋体2の係合凸部24に対応する形状であって、係合凸部24と係合可能な係合凹部34が凹設されている。係合凹部34は、塗布体3の基端側の端面に開口形成され、係合凸部24の軸部24aが挿通する軸挿通孔34aと、軸挿通孔34aに対して段差状に拡径形成され、係合凸部24の係合部24bが係合する被係合部34bと、で構成される。
固定部材4は、塗布体3を蓋体2(係合凸部24)に取り付けた後、塗布部31を塗布部貫通孔43に挿通した状態で、蓋体2の被固定部23にねじ込み固定される。ここで、塗布部貫通孔43の内径は、塗布体3の塗布部31の外径よりも僅かに大きい程度に設定されている。これにより、化粧料Fの塗布時に塗布体3が軸方向に圧縮変形した場合であっても、固定部材4の支持部42によって、塗布体3の径方向における膨出量が規制され、塗布体3の蓋体2からの脱落が抑制可能となっている。なお、本実施形態では、かかる塗布体3の脱落防止のため、固定部材4が蓋体2と別体に構成されているが、化粧料容器の生産性を重視して、固定部材4を蓋体2と一体に構成することも可能である。
本実施形態に係る化粧料容器において、塗布体3を蓋体2から取り外すには、まず、固定部材4を緩めて蓋体2から離脱する。その後、塗布体3の塗布部31の先端側を摘むことによって係合凹部34の軸挿通孔34aを拡大変形させ、係合凸部24を係合凹部34から離脱することで、蓋体2から塗布体3を取り外すことができる。一方、塗布体3を蓋体2に取り付けるには、上記取り外しとは逆の手順で行う。すなわち、塗布体3の塗布部31の先端側を摘んで、塗布体3の係合凹部34(軸挿通孔34a)の外径が蓋体2の係合凸部24(係合部24b)の外径よりも大きくなるように、塗布体3の基端側を径方向外側に膨張変形させた状態で、係合凸部24を係合凹部34に係合させる。その後、塗布部31を塗布部貫通孔43に挿通した状態で固定部材4を蓋体2の被固定部23にねじ込むことによって、蓋体2に対する塗布体3の取付が完了する。
以上のように、本実施形態では、蓋体2に設けた係合凸部24を塗布体3の係合凹部34に係合させることによって、塗布体3が蓋体2に直接取り付けられている。これにより、蓋体2に対し、別部品を介して塗布体3を取り付ける場合と比べて、塗布体3の着脱を容易に行うことができ、塗布体3の洗浄や交換時における利便性の向上が図れる。
本発明は、前記実施形態において例示した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適用対象の仕様等に応じて自由に変更することができる。
特に、前記実施形態にて開示した蓋体2に対する塗布体3の取付態様は一例であって、前記実施形態の取付態様に限定されるものではなく、蓋体2と塗布体3とが一定の固定状態を維持し、かつ蓋体2に対して塗布体3が着脱可能に構成される態様であれば、いずれの態様も採用し得る。
1…容器本体
11…化粧料収容皿
12…中蓋
12c…係止突起
2…蓋体
23…被固定部(筒状部)
23a…雄ねじ部
3…塗布体
31…塗布部
32…フランジ部
33…係合溝(溝部)
34…係合凹部
4…固定部材
41b…突条
42…支持部
44…係合凸部
F…化粧料
S…空間部(収容空間)

Claims (9)

  1. 上方に開口する収容空間を有する有底円筒状に形成され、化粧料を収容する容器本体と、
    前記容器本体の開口端部に着脱可能に設けられ、前記容器本体の開口端部を閉塞する蓋体と、
    前記蓋体の下部に一体に取り付けられると共に、前記容器本体の開口端部を閉塞した状態で前記収容空間に収容され、前記化粧料の塗布に供する塗布体と、
    を備えたことを特徴とする化粧料容器。
  2. 前記塗布体は、固定部材を介して前記蓋体に着脱可能に取り付けられ、
    前記蓋体は、前記固定部材を介して前記容器本体に着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1に記載の化粧料容器。
  3. 前記蓋体は、前記容器本体に対して、前記固定部材を介して着脱することを特徴とする請求項2に記載の化粧料容器。
  4. 前記塗布体の外周側に、前記塗布体の取付に供するフランジ部が延設され、
    前記蓋体の下部に、前記フランジ部を受容する筒状部が設けられ、
    前記固定部材は、ほぼ円筒状に形成されていて、径方向内側に延出する支持部が前記フランジ部の外周縁部に重なった状態で、前記筒状部の外周側に設けられた雄ねじ部にねじ込み固定され、
    前記蓋体は、前記固定部材が前記容器本体の開口端部に受容された状態で、前記固定部材の外周側に設けられた突条が前記容器本体の開口端部の内周側に突設された係止突起に係止することをもって、前記容器本体に装着されることを特徴とする請求項3に記載の化粧料容器。
  5. 前記塗布体は、前記化粧料の塗布に供する塗布部と、前記塗布部の基端部に設けられた前記フランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、前記塗布部よりも径方向外側に延設されたことを特徴とする請求項4に記載の化粧料容器。
  6. 前記塗布体は、前記化粧料の塗布に供する塗布部と、前記塗布部の基端部に設けられた前記フランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、前記塗布部とほぼ同じ外径に設定されていて、前記塗布部との間に径方向内側へ凹む溝部が設けられることをもって形成され、
    前記支持部が前記溝部に入り込むことによって、前記支持部が前記フランジ部を支持することを特徴とする請求項4に記載の化粧料容器。
  7. 前記塗布部は、スポンジ材料によって形成され、
    前記フランジ部は、前記塗布部よりも硬質の材料によって形成されたことを特徴とする請求項5又は6に記載の化粧料容器。
  8. 前記蓋体の下部に、前記塗布体と係合可能な係合凸部が突設され、
    前記塗布体の基端部に、前記係合凸部に係合可能な係合凹部が凹設され、
    前記係合凸部が前記係合凹部に係合することをもって、前記塗布体が前記蓋体に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の化粧料容器。
  9. 前記容器本体は、上方に開口して前記化粧料を収容する化粧料収容皿と、前記化粧料収容皿と一体に設けられ、前記化粧料収容皿の開口端部を開閉可能な中蓋と、を備え、
    前記中蓋は、有底円筒状に形成されることをもって前記収容空間を形成し、周方向の一部を支点として前記化粧料収容皿に対して回動することで、底壁によって前記化粧料収容皿の開口端部を開閉することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の化粧料容器。
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