JP2020001496A - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気管を保護しつつ、外力に対しても変形しにくい排気管のガード部材を備えた排気装置を供する。【解決手段】自動二輪車の排気装置において、第1方向に延びる第1排気管部(54)から湾曲排気管部(55)を経て第2方向に延びる第2排気管部(56)にかけての排気管特定部位(51P)をガードする排気管ガード部材(70)を備え、排気管ガード部材(70)は、棒状部材で形成され、排気管特定部位(51P)の湾曲外側面に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部(71)と排気管特定部位(51P)の下面に沿う下側ガード部(72)とが、互いの両端部を連結ガード部(73,74)により連結してループ状に構成され、排気管ガード部材(70)は、下側ガード部(72)の両端部近傍が排気管特定部位(51P)に固着されることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車に搭載される内燃機関の排気装置に関する。
自動二輪車に搭載される内燃機関のシリンダヘッドから延出した排気管は、後輪の車幅方向の一側方に配置されるマフラーに接続されるために、車幅方向中央に位置するシリンダヘッドから延出し、車幅方向の一側方に向かって延びた後に、後方に屈曲して車体側面に沿って後方に延びてマフラーに接続される。
したがって、排気管の一部は、車体の側方を露出して配管される。
排気管の一部が車体の側方に露出していることになり、排気管の外方および下方に石や脚が当たるなどして変形してしまい、排気性能に影響する可能性がある。
そのため、排気管の車体の側方に露出する部分を外側から覆うようにプレート状の排気管カバーを設け、排気管に乗員の脚が接触しないようにした例(例えば、特許文献1参照)がある。
特許文献1に開示された排気管カバーは、排気管を比較的長尺に亘り略全周を覆い、部分的にねじ止めされて取り付けられるので、排気管カバーの形状が複雑となり、取付け作業も容易ではない。
そこで、排気管カバーに相当する排気管補助カバーを針金状に構成した例(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
排気管補助カバーは、針金状をしているので、形状が簡素で、取付け作業も容易となる。
特開2014−125940号公報 特開2009−40364号公報
特許文献2に開示された針金状の排気管補助カバーは、針金状部材を概ねコ字状に屈曲させて、その両端部に溶接されたカラー部材が排気管にボルト締めされて取り付けられる。
コ字状に屈曲された針金状部材の両側部が排気管の前後方向に延びる部分を上方から跨ぎ、中央部が排気管の外側方を前後方向に延びてカバーしている。
排気管の外側方を排気管補助カバーでカバーするが、排気管補助カバーに大きな外力が加えられるようなことがあると、針金状の排気管補助カバーは変形し易い。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、排気管を保護しつつ、外力に対しても変形しにくい排気管のガード部材を備えた排気装置を供する点にある。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車の排気装は、
自動二輪車の前輪と後輪の間で車体の左右車幅方向の中央に内燃機関が搭載され、
前記内燃機関のシリンダヘッドから延出した排気管が、第1方向に延びる第1排気管部と、前記第1排気管部に接続し第2方向に湾曲する湾曲排気管部と、前記湾曲排気管部に接続し第2方向に延びて後輪の車幅方向の一側方に配置されるマフラーに接続される第2排気管部とを備える自動二輪車の排気装置において、
前記第1排気管部の下流側部分から前記湾曲排気管部を経て前記第2排気管部にかけての排気管特定部位をガードする排気管ガード部材を備え、
前記排気管ガード部材は、棒状部材で形成され、前記排気管特定部位の湾曲外側面に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部と前記排気管特定部位の下面に沿う下側ガード部とが、互いの両端部を連結ガード部により連結してループ状に構成され、
前記排気管ガード部材は、前記下側ガード部の両端部近傍が前記排気管特定部位に固着されることを特徴とする。
この構成によれば、排気管ガード部材は、棒状部材で形成され、排気管特定部位の湾曲外側部に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部と排気管特定部位の湾曲下側部に沿う下側ガード部とが互いの両端部を連結ガード部により連結してループ状に構成され、排気管ガード部材は、下側ガード部の両端部近傍が排気管特定部位の下面に固着されるので、形状が簡素で、取付け作業も容易であって、排気管ガード部材の外側湾曲ガード部により排気管を保護できる。
また、排気管ガード部材は、外側湾曲ガード部と下側ガード部とが互いの両端部を連結ガード部により連結してループ状に構成され、下側ガード部の両端部近傍が排気管特定部位の下面に固着されるので、外側湾曲ガード部に外力が加わっても、ループ状の排気管ガード部材の湾曲した外側湾曲ガード部および連結ガード部により排気管の破損を防止できる。
排気管ガード部材の下側ガード部は、飛び石等の下から物が直接排気管に衝突するのを回避して排気管を防護することができる。
前記構成において、
前記下側ガード部は、前記排気管特定部位の下面に固着されるようにしてもよい。
この構成によれば、排気管ガード部材は、下側ガード部が排気管特定部位の下面に固着されるので、固着部が目立つことがなく外観性を良くするとともに、排気管特定部位の上面側を適切にガードすることができる。
前記構成において、
前記下側ガード部の両端部近傍は、前記第1排気管部の下流側部分と前記第2排気管部にそれぞれ固着され、
前記下側ガード部の両端近傍の両固着部の間は、直線状に構成されるようにしてもよい。
この構成によれば、排気管ガード部材の下側ガード部は、その両端部近傍が、排気管特定部位の湾曲排気管部の両端の延長部である第1排気管部の下流側部分と第2排気管部にそれぞれ固着されて、両固着部の間は直線状に架設されるので、湾曲排気管部の剛性を高めることができる。
前記構成において、
前記シリンダヘッドの車幅方向の左右側方を覆う左右サイドカバーの車幅方向内側に、前記排気管ガード部材が設けられるようにしてもよい。
この構成によれば、シリンダヘッドの車幅方向の左右側方を覆う左右サイドカバーの車幅方向内側に、排気管ガード部材が設けられるので、排気管を保護できる。
前記構成において、
前記内燃機関のクランクケースから前方にシリンダブロックと前記シリンダヘッドが順次重ねられ、
前記排気管は、前記シリンダヘッドの下面から下方に延出した後に湾曲して、前記シリンダブロックの下方を左右方向に延びる前記第1排気管部に接続し、
前記第1排気管部に触媒装置が介装されるようにしてもよい。
この構成によれば、排気管は、クランクケースから前方にシリンダブロックともに重ねられたシリンダヘッドの下面から下方に延出した後に湾曲して、シリンダブロックの下方を左右方向に延びる第1排気管部に接続し、この第1排気管部に触媒装置が介装されるので、触媒装置をクランクケースから前方に突設されるシリンダブロックの下方のスペースに納まり良くコンパクトに配設することができる。
本発明は、排気管ガード部材は、棒状部材で形成され、排気管特定部位の湾曲外側部に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部と排気管特定部位の湾曲下側部に沿う下側ガード部とが互いの両端部を連結ガード部により連結してループ状に構成され、排気管ガード部材は、下側ガード部の両端部近傍が排気管特定部位の湾曲下側部に固着されるので、形状が簡素で、取付け作業も容易であって、排気管ガード部材の外側湾曲ガード部により排気管を保護できる。
また、排気管ガード部材は、外側湾曲ガード部と下側ガード部とが互いの両端部を連結ガード部により連結してループ状に構成され、下側ガード部の両端部近傍が排気管特定部位の湾曲下側部に固着されるので、外側湾曲ガード部に外力が加わっても、ループ状の排気管ガード部材の湾曲した外側湾曲ガード部および連結ガード部により排気管の破損を防止できる。
排気管ガード部材の下側ガード部は、飛び石等の下から物が直接排気管に衝突するのを回避して排気管を防護することができる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の全体側面図である。 同自動二輪車の部分側面図である。 同自動二輪車の部分下面図である。 排気装置の要部下面図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図4に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係る鞍乗型車両1の側面図である。
なお、本明細書の説明において、前後左右の向きは、本実施の形態に係る自動二輪車1の直進方向を前方とする通常の基準に従うものとし、図面において、FRは前方を,RRは後方を、LHは左方を,RHは右方を示すものとする。
鞍乗型車両1は、シート19に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア を有するスクータ型の自動二輪車であり、車体フレーム2は、車体前部のヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後下方に延びるダウンフレーム4と、ダウンフレーム4の下端から後方へ略水平に延びる左右一対のロアフレーム5,5と、ロアフレーム5,5の後端から後上がりに延びる左右一対のシートフレーム6,6とを備える。
概ね、以上のように構成された車体フレーム2の前部において、ヘッドパイプ3にはステアリングステム10が回動自在に貫通され、ステアリングステム10は下端が前輪12を軸支するフロントフォーク11に一体に連結され、ステアリングステム10の上端からは左右ハンドルバー13,13が左右に展開している。
シートフレーム6,6の後上がりに延びる途中に支持ブラケット8,8が突設され、一方スイング式のパワーユニット30のクランクケース32の上部にハンガ部(不図示)が突出しており、支持ブラケット8,8とハンガ部をリンク部材9が連結して、パワーユニット30が車体フレーム2に揺動可能に支承される。
パワーユニット30は、左右シートフレーム6,6の間で、車体の車幅方向中央に搭載される。
図2を参照して、パワーユニット30は、その前部が単気筒4ストロークの水冷式内燃機関31であり、内燃機関31のクランクケース32から前方にシリンダブロック33,シリンダヘッド34,シリンダヘッドカバー35が順次重ねられて突設され、シリンダ軸線が水平近くまで大きく前傾した姿勢をしている。
図3を参照して、クランクケース32は、左右割りで右クランクケース32Rと左クランクケース32Lが合体したもので、左クランクケース32Lは、後方に延出してベルト式無段変速機(図示せず)が収容される伝動ケース32Ldとなり、伝動ケース32Ldの後部に後輪15が軸支される。
伝動ケース32Ldの後部とシートフレーム6の後部との間にリヤクッション16が介装されている。
右クランクケース32Rの右側面には冷却ファン36を右側から覆うファンカバー37が取り付けられる。
また、シリンダブロック33とシリンダヘッド34にはシュラウド38が被せられ、シュラウド38はファンカバー37に連接している。
内燃機関31の上方で左右のシートフレーム6,6の間には、ヘルメット等の物品を収納可能な収納ボックス18が設けられる。収納ボックス18の上面の開口は、シート19によって開閉自在に覆われる。
図1に示すように、車体カバー20は、ハンドルバー13の周辺部を覆うアッパーカバー21と、ヘッドパイプ3及びダウンフレーム4を前方及び側方から覆うフロントカバー22と、フロントカバー22に後方から合わさってヘッドパイプ3及びダウンフレーム4を覆うレッグシールド23とを備える。
また、車体カバー20は、ロアフレーム5,5を下方から覆うアンダーカバー24と、収納ボックス18を前方から覆うとともにロアフレーム5,5を上方から覆うステップフロア25と、ロアフレーム5,5およびその後方に連接するシートフレーム6,6の前部の左右外側方を覆うロアサイドカバー26と、シート19の下方でシートフレーム6,6及び収納ボックス18を側方から覆う左右一対のリアサイドカバー27と、シート19の下方で収納ボックス18およびシリンダヘッドカバー35を前方から覆うセンタカバー28とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪12を上方から覆うフロントフェンダー29fと、後輪15を斜め後方から覆うリアフェンダー29rを備える。
なお、シートフレーム6,6の外側面からは後方斜め左右幅方向に互いに拡がるように左右一対の支持フレーム81,81が延出しており、支持フレーム81,81のロアサイドカバー26,26の後端より後方でロアサイドカバー26,26より左右外側に先端部81e,81eが突出している。
先端部81e,81eには、シート19の後部に着座する同乗者用のタンデムステップ82,82が揺動自在に軸支される。
タンデムステップ82,82は、クランクケース32の上部の高さで、ロアサイドカバー26,26より左右外側に位置している(図3参照)。
クランクケース32の下部には、鞍乗型車両1を直立状態に支持するメインスタンド85が揺動して起伏自在に枢設されている(図1,図3参照)。
図1および図2を参照して、左クランクケース32Lの伝動ケース32Ldの上には、エアクリーナボックス40が取り付けられ、エアクリーナボックス40のクリーンサイドから前方に延出したコネクティングチューブ41がスロットルボディ(不図示)に接続され、同スロットルボディは、内燃機関31のクランクケース32から前方に突設されたシリンダヘッド34の上面から上方に延出する吸気管(不図示)と接続されて、内燃機関31の吸気系が構成される。
一方、内燃機関31の排気装置50は、シリンダヘッド34の下面に開口する排気ポート(不図示)に接続されてシュラウド38の下壁の開口を下方に延出した排気管51が、途中触媒装置60を介装して、後輪15の車幅方向の右側方に配置されるマフラー61に接続されて構成される。
排気管51は、シリンダヘッド34の下面から下方に延出した鉛直排気管部52と、鉛直排気管部52のシュラウド38の下壁の開口を貫通した直後に左方の若干斜め前方に屈曲した後に、後方に屈曲し、さらに右方に屈曲した左側湾曲排気管部53と、同左側湾曲管部53からシリンダブロック33の下方を略右方に直線的に延びる第1排気管部である左右指向排気管部54と、同左右指向排気管部54から後方に湾曲する右側湾曲排気管部55と、同右側湾曲排気管部55からファンカバー37の下を後方に延びてマフラー61に接続される第2排気管部である前後指向排気管部56とからなる。
図2および図3を参照して、シリンダブロック33の下方に位置する左右指向排気管部54に、拡径した円筒状の触媒ケースを有する触媒装置60が介装される。
したがって、触媒装置60は、内燃機関31のクランクケース32から前方に突設されたシリンダブロック33の下方でクランクケース32の下部の前方のスペースに、第1方向である略左右車幅方向に指向して納まりよく配設される。
排気管51における触媒装置60より上流側の左側湾曲排気管部53は、シリンダブロック33とシリンダヘッド34の下方に略水平に配設される。
排気管51の左右指向排気管部(第1排気管部)54の下流側部分(触媒装置60より下流側部分)54dが、右クランクケース32Rの前下部に突設された支持ブラケット65に支持されるとともに、前後指向排気管部(第2排気管部)56のマフラー61と接続する下流端部が、右クランクケース32Rの後下部に突設された支持ブラケット66に支持される。
なお、マフラー61は、円筒状をしたマフラーケース61cの上面の前部から斜め前上方に突設された取付ステー62が右クランクケース32Rの後上部に突設された支持ブラケット67にボルト68により締結されて、後輪15の車幅方向の右側に後上がりに傾斜して取り付けられている。
したがって、排気管51は、上流端をシリンダヘッド34の下面に接続され、下流端をマフラー61に接続されて、触媒装置60とともに、支持ブラケット65,66を介して右クランクケース32Rに支持される。
排気管51の左右指向排気管部54の下流側部分54dから右側湾曲排気管部55を経て前後指向排気管部56の上流側部分56uにかけての排気管特定部位51Pは、図2ないし図4において、散点模様を施して示すR1からR2の間である。
この排気管特定部位51Pを外側から排気管ガード部材70がガードする。
排気管ガード部材70は、棒状金属部材で形成され、排気管特定部位51Pの右側湾曲排気管部55の湾曲外側面に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部71と排気管特定部位51Pの右側湾曲排気管部55の下面に沿う下側ガード部72とが互いの両端部を連結ガード部73,74が連結してループ状に構成されている。
図4を参照して、外側湾曲ガード部71は、右側湾曲排気管部55の湾曲外側部の一回り大きい湾曲部71cと、湾曲部71cの一端側部が左右指向排気管部54に平行に直線状に延びた左右指向端側部71aと、湾曲部71cの他端側部が前後指向排気管部56に平行に直線状に延びた前後指向端側部71bとからなる。
下側ガード部72は、外側湾曲ガード部71の左右指向端側部71aおよび左右指向排気管部54に平行で左右方向に指向する左右指向端側部72aと、外側湾曲ガード部71の前後指向端側部71bおよび前後指向排気管部56に平行で前後方向に指向する前後指向端側部72bと、左右指向端側部72aと前後指向端側部71bを直線的に連結する直線部72cとからなる。
下側ガード部72の直線部72cの両端の左右指向端側部72aと前後指向端側部72bが、排気管特定部位51Pの下面に溶接される。
すなわち、下側ガード部72の左右指向端側部72aは、排気管特定部位51Pの左右指向排気管部54の下流側部分54dの下面に溶接される。
下側ガード部72の前後指向端側部72bは、排気管特定部位51Pの前後指向排気管部56の上流側部分56uの下面に溶接される。
図4には、下側ガード部72の左右指向端側部72aが左右指向排気管部54の下流側部分54dの下面に溶接される溶接部Xと、下側ガード部72の前後指向端側部72bが前後指向排気管部56の上流側部分56uの下面に溶接される溶接部Yを示している。
下側ガード部72は、排気管特定部位51Pとの溶接部X,Yの間に直線部72cが架設されている。
図3を参照して、排気管51は、左右ロアサイドカバー26,26の車幅方向内側に配設されるとともに、排気管51の車幅方向右側の排気管特定部位51Pを外側からガードする排気管ガード部材70も左右ロアサイドカバー26,26の車幅方向内側に配設される。
以上、詳細に説明した本発明に係る自動二輪車の排気装置の一実施の形態では、以下に記す効果を奏する。
図2ないし図4に示されるように、排気管ガード部材70は、棒状金属部材で形成され、排気管特定部位51Pの湾曲外側部に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部71と排気管特定部位51Pの湾曲下側部に沿う下側ガード部72とが互いの両端部を連結ガード部73,74により連結してループ状に構成され、排気管ガード部材70は、下側ガード部72の両端部近傍が排気管特定部位51Pの下面に固着されるので、形状が簡素で、取付け作業も容易であって、排気管ガード部材70の外側湾曲ガード部71により乗員の脚およびその他の物が排気管に外側から接触するのを防止できる。
また、排気管ガード部材70は、外側湾曲ガード部71と下側ガード部72とが互いの両端部を連結ガード部7374により連結してループ状に構成され、下側ガード部72の両端部近傍が排気管特定部位51Pの下面に固着されるので、外側湾曲ガード部に外力が加わっても、ループ状の排気管ガード部材の湾曲した外側湾曲ガード部および連結ガード部により排気管の破損を防止できる。
排気管ガード部材の下側ガード部は、飛び石等の下から物が直接排気管に衝突するのを回避して排気管を防護することができる。
下側ガード部72の両端部近傍が排気管特定部位51Pの下面に溶接されるので、溶接部X,Yが目立つことがなく外観性を良くするとともに、排気管特定部位51Pの上面側を適切にガードすることができる。
図4に示されるように、排気管ガード部材70の下側ガード部72は、その両端部近傍が、排気管特定部位51Pの湾曲排気管部55の両端の延長部である左右指向排気管部54の下流側部分54dの下面と前後指向排気管部56の上流側部分56uの下面にそれぞれ溶接されて、両溶接部X,Yの間は直線状に架設されるので、湾曲排気管部55の剛性を高めることができる。
図3に示されるように、シリンダヘッド34の車幅方向の左右側方を覆う左右ロアサイドカバー26,26の車幅方向内側に、排気管ガード部材70が設けられるので、左右ロアサイドカバー26,26の車幅方向内側にある排気管ガード部材70には接触し難く、排気管ガード部材70よりさらに車幅方向内側の排気管51を保護することができる。
図1および図2に示されるように、排気管51は、クランクケース32から前方にシリンダブロック33ともに重ねられたシリンダヘッド34の下面から下方に延出した後に湾曲して、シリンダブロック33の下方を左右方向に延びる左右指向排気管部54に接続し、この左右指向排気管部54に触媒装置60が介装されるので、触媒装置60をクランクケース32から前方に突設されるシリンダブロック33の下方のスペースに納まり良くコンパクトに配設することができる。
以上、本発明に係る一実施の形態に係る自動二輪車の排気装置について説明したが、本発明の態様は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
例えば、本発明の車両は、実施形態のスクータ型の自動二輪車1に限らず、多様な鞍乗型車両であってよく、請求項1の要件を備える車両であればよい。
1…自動二輪車、2…車体フレーム、3…ヘッドパイプ、4…ダウンフレーム、5…ロアフレーム、6…シートフレーム、8…支持ブラケット、9…リンク部材、
10…ステアリングステム、11…フロントフォーク、12…前輪、13…ハンドルバー、14…スイングアーム、15…後輪、16…リヤクッション、18…収納ボックス、19…シート、
20…車体カバー、21…アッパーカバー、22…フロントカバー、23…レッグシールド、24…アンダーカバー、25…ステップフロア、26…ロアサイドカバー、27…リアサイドカバー、28…センタカバー、29f…フロントフェンダー、29r…リアフェンダー、
30…パワーユニット、31…内燃機関、32…クランクケース、32R…右クランクケース、32L…左クランクケース、32Ld…伝動ケース、33…シリンダブロック、34…シリンダヘッド、35…シリンダヘッドカバー、36…冷却ファン、37…ファンカバー、38…シュラウド、40…エアクリーナボックス、41…コネクティングチューブ、
50…排気装置、51…排気管、51P…排気管特定部位、52…鉛直排気管部、53…左側湾曲排気管部、54…左右指向排気管部(第1排気管部)、55…右側湾曲排気管部、56…前後指向排気管部(第2排気管部)、
60…触媒装置、61…マフラー、62…取付ステー、65,66…支持ブラケット、67…支持ブラケット、68…ボルト、
70…排気管ガード部材、71…外側湾曲ガード部、71a…左右指向端側部、71b…前後指向端側部、71c…湾曲部、72…下側ガード部、72a…左右指向端側部、72b…前後指向端側部、72c…直線部、73…連結ガード部、74…連結ガード部、
81…支持フレーム、82…タンデムステップ、85…メインスタンド。

Claims (5)

  1. 自動二輪車(1)の前輪(12)と後輪(15)の間で車体の左右車幅方向の中央に内燃機関(31)が搭載され、
    前記内燃機関(31)のシリンダヘッド(34)から延出した排気管(51)が、第1方向に延びる第1排気管部(54)と、前記第1排気管部(54)に接続し第2方向に湾曲する湾曲排気管部(55)と、前記湾曲排気管部(55)に接続し第2方向に延びて後輪(15)の車幅方向の一側方に配置されるマフラー(61)に接続される第2排気管部(56)とを備える自動二輪車の排気装置において、
    前記第1排気管部(54)の下流側部分(54d)から前記湾曲排気管部(55)を経て前記第2排気管部(56)にかけての排気管特定部位(51P)をガードする排気管ガード部材(70)を備え、
    前記排気管ガード部材(70)は、棒状部材で形成され、前記排気管特定部位(51P)の湾曲外側面に間隔を空けて沿う外側湾曲ガード部(71)と前記排気管特定部位(51P)の下面に沿う下側ガード部(72)とが、互いの両端部を連結ガード部(73,74)により連結してループ状に構成され、
    前記排気管ガード部材(70)は、前記下側ガード部(72)の両端部近傍が前記排気管特定部位(51P)に固着されることを特徴とする自動二輪車の排気装置。
  2. 前記下側ガード部(72)は、前記排気管特定部位(51P)の下面に固着されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の排気装置。
  3. 前記下側ガード部(72)の両端部近傍は、前記第1排気管部(54)の下流側部分(54d)と前記第2排気管部(56)にそれぞれ固着され、
    前記下側ガード部(72)の両端近傍の両固着部(X,Y)の間は、直線状に構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車の排気装置。
  4. 前記シリンダヘッド(34)の車幅方向の左右側方を覆う左右サイドカバー(26,26)の車幅方向内側に、前記排気管ガード部材(70)が設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自動二輪車の排気装置。
  5. 前記内燃機関(31)のクランクケース(32)から前方にシリンダブロック(33)と前記シリンダヘッド(34)が順次重ねられ、
    前記排気管(51)は、前記シリンダヘッド(34)の下面から下方に延出した後に湾曲して、前記シリンダブロック(33)の下方を左右方向に延びる前記第1排気管部(54)に接続し、
    前記第1排気管部(54)に触媒装置(60)が介装されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の自動二輪車の排気装置。
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