JP2019535744A5 - - Google Patents

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JP2019535744A5
JP2019535744A5 JP2019527335A JP2019527335A JP2019535744A5 JP 2019535744 A5 JP2019535744 A5 JP 2019535744A5 JP 2019527335 A JP2019527335 A JP 2019527335A JP 2019527335 A JP2019527335 A JP 2019527335A JP 2019535744 A5 JP2019535744 A5 JP 2019535744A5
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本出願の全体を通して引用されるすべての参照文(参照文献、発行された特許、公開された特許出願、および同時係属中の特許出願を含む)の内容は、その全体が参照により本明細書に明白に組み入れられる。本明細書において引用される参照文は本出願に対する先行技術であると認められるものではない。
[本発明1001]
式Xの二官能性化合物:
Figure 2019535744
式中、
標的指向性リガンドは、BTKに結合することができ;
リンカーは、標的指向性リガンドおよびデグロンに共有結合している基であり;かつ
デグロンは、ユビキチンリガーゼに結合することができる。
[本発明1002]
前記標的指向性リガンドが、式TL-Iのもの、またはその鏡像異性体、ジアステレオマー、立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩である、本発明1001の二官能性化合物:
Figure 2019535744
式中、
Bは、フェニル、またはNおよびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロアリールであり、該フェニルまたはヘテロアリールは1〜3つのR 9 で置換されていてもよく、ここでY 1 が存在しない場合は、Bは
Figure 2019535744
における炭素原子またはY 4 に結合しており;
Y 1 は、存在しないかまたはC(O)であり、ここでY 1
Figure 2019535744
における炭素原子またはY 4 に結合しており;
Y 2 は、NR 10a またはOであり;
Y 3 は、C(O)NR 10b またはNR 10b C(O)であり;
Y 4 はNR 5 'であるか、または、Y 1 がY 4 に結合している場合もしくはY 1 が存在せずかつBがY 4 に結合している場合は、Y 4 はNであり;
R 5 'は、H、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
各R 5 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、ハロゲン、またはオキソであり;
R 6 は、H、(C 1 〜C 4 )アルキル、または(C 1 〜C 4 )ハロアルキルであり;
各R 7 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、(C 1 〜C 4 )ヒドロキシアルキル、ハロゲン、OH、またはNH 2 であり;
各R 8 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、ハロゲン、OH、またはNH 2 であり;
各R 9 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
R 10a およびR 10b はそれぞれ独立に、H、(C 1 〜C 4 )アルキル、または(C 1 〜C 4 )ハロアルキルであり;かつ
o1、o2、およびo3はそれぞれ独立に、0、1、2、または3であり;
前記標的指向性リガンドは
Figure 2019535744
の隣の
Figure 2019535744
を介して前記リンカーに結合している。
[本発明1003]
R 6 が(C 1 〜C 4 )アルキルである、本発明1002の二官能性化合物。
[本発明1004]
各R 7 が独立に(C 1 〜C 4 )アルキルまたは(C 1 〜C 4 )ヒドロキシアルキルである、本発明1002または1003の二官能性化合物。
[本発明1005]
各R 7 が独立に(C 1 〜C 4 )アルキルである、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1006]
Y 2 がNHである、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1007]
Y 3 がC(O)NR 10b である、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1008]
Bがフェニルまたはピリジニルである、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1009]
Bがフェニルである、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1010]
各R 8 が独立に(C 1 〜C 4 )アルキルまたはハロゲンである、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1011]
Y 1 がC(O)である、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1012]
o1が0である、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1013]
o2が1である、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1014]
o3が1である、前記本発明のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1015]
前記標的指向性リガンドが、式TL-Ia、TL-Ib、TL-Ic、TL-Id、またはTL-Ieのもの:
Figure 2019535744
である、本発明1002の二官能性化合物。
[本発明1016]
前記リンカーが、式L1のもの、またはその鏡像異性体、ジアステレオマー、もしくは立体異性体である、本発明1001〜1015のいずれかの二官能性化合物:
Figure 2019535744
式中、
p1は、0〜12から選択される整数であり;
p2は、0〜12から選択される整数であり;
p3は、1〜6から選択される整数であり;
各Wは独立に、存在しないか、またはCH 2 、O、S、もしくはNR 24 であり;
Z 1 は、存在しないか、またはC(O)、CH 2 、O、(CH 2 ) j NR 24 、O(CH 2 ) j C(O)NR 24 、C(O)NR 24 、(CH 2 ) j C(O)NR 24 、NR 24 C(O)、(CH 2 ) j NR 24 C(O)、(CH 2 ) k NR 24 (CH 2 ) j C(O)NR 24 、もしくはNR 24 (CH 2 ) j C(O)NR 24 であり;
各R 24 は独立に、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり;
jは、1、2、または3であり;
kは、1、2、または3であり;かつ
Q 1 は、存在しないか、またはC(O)、NHC(O)CH 2 、OCH 2 C(O)、もしくはO(CH 2 ) 1〜2 であり;
前記リンカーは、Q 1 の隣の
Figure 2019535744
を介してデグロンに共有結合しており、かつZ 1 の隣の
Figure 2019535744
を介して標的指向性リガンドに共有結合している。
[本発明1017]
前記リンカーが、
Figure 2019535744
Figure 2019535744
から選択される、本発明1016の二官能性化合物。
[本発明1018]
前記リンカーが、式L2のもの、またはその鏡像異性体、ジアステレオマー、もしくは立体異性体である、本発明1001〜1015のいずれかの二官能性化合物:
Figure 2019535744
式中、
p4およびp4'はそれぞれ独立に、0〜12から選択される整数であり;
p5は、0〜12から選択される整数であり;
p6は、1〜6から選択される整数であり;
各W 1 は独立に、存在しないか、またはCH 2 、O、S、もしくはNR 25 であり;
W 2 は、NR 25 C(O)(CH 2 ) 0〜2 または
Figure 2019535744
であり;
各W 3 は独立に、存在しないか、またはCH 2 、O、S、もしくはNR 25 であり;
Z 2 は、存在しないか、またはC(O)、CH 2 、O、(CH 2 ) j1 NR 25 、O(CH 2 ) j1 C(O)NR 25 、C(O)NR 25 、(CH 2 ) j1 C(O)NR 25 、NR 25 C(O)、(CH 2 ) j1 NR 25 C(O)、(CH 2 ) k1 NR 25 (CH 2 ) j1 C(O)NR 25 、もしくはNR 25 (CH 2 ) j1 C(O)NR 25 であり;
各R 25 は独立に、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり;
j1は、1、2、または3であり;
k1は、1、2、または3であり;かつ
Q 2 は、存在しないか、またはC(O)、NHC(O)CH 2 、もしくはO(CH 2 ) 1〜2 であり;
前記リンカーは、Q 2 の隣の
Figure 2019535744
を介してデグロンに共有結合しており、かつZ 2 の隣の
Figure 2019535744
を介して標的指向性リガンドに共有結合している。
[本発明1019]
前記リンカーが、
Figure 2019535744
Figure 2019535744
Figure 2019535744
Figure 2019535744
から選択される、本発明1018の二官能性化合物。
[本発明1020]
前記デグロンが、式D1のもの、またはその鏡像異性体、ジアステレオマー、もしくは立体異性体である、本発明1001〜1019のいずれかの二官能性化合物:
Figure 2019535744
式中、
Yは、結合、(CH 2 ) 1〜6 、(CH 2 ) 0〜6 -O、(CH 2 ) 0〜6 -C(O)NR 26 、(CH 2 ) 0〜6 -NR 26 C(O)、(CH 2 ) 0〜6 -NH、または(CH 2 ) 0〜6 -NR 27 であり;
Z 3 は、C(O)またはC(R 28 ) 2 であり;
R 26 は、HまたはC 1 〜C 6 アルキルであり;
R 27 は、C 1 〜C 6 アルキルまたはC(O)-C 1 〜C 6 アルキルであり;
各R 28 は独立に、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり;
各R 29 は独立に、C 1 〜C 3 アルキルであり;
R 30 は、H、重水素、C 1 〜C 3 アルキル、F、またはClであり;
各R 31 は独立に、ハロゲン、OH、C 1 〜C 6 アルキル、またはC 1 〜C 6 アルコキシであり;
qは、0、1、または2であり;かつ
vは、0、1、2、または3であり、
前記デグロンは
Figure 2019535744
を介して前記リンカーに共有結合している。
[本発明1021]
Z 3 が、C(O)またはCH 2 である、本発明1020の二官能性化合物。
[本発明1022]
Yが、結合、O、またはNHである、本発明1020または1021の二官能性化合物。
[本発明1023]
前記デグロンが、式D1a、D1b、D1c、D1d、D1e、D1f、D1g、D1h、D1i、D1j、D1k、またはD1lのもの:
Figure 2019535744
である、本発明1020〜1022のいずれかの二官能性化合物。
[本発明1024]
前記デグロンが、式D2のもの、またはその鏡像異性体、ジアステレオマー、もしくは立体異性体である、本発明1001〜1019のいずれかの二官能性化合物:
Figure 2019535744
式中、
各R 32 は独立に、C 1 〜C 3 アルキルであり;
q'は、0、1、2、3、または4であり;かつ
R 33 は、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり、
前記デグロンは
Figure 2019535744
を介して前記リンカーに共有結合している。
[本発明1025]
R 33 がメチルである、本発明1024の二官能性化合物。
[本発明1026]
前記デグロンが、式D2a、D2b、D2c、またはD2dのもの:
Figure 2019535744
である、本発明1024の二官能性化合物。
[本発明1027]
治療有効量の、本発明1001〜1026のいずれかの二官能性化合物、またはその鏡像異性体、ジアステレオマー、立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
[本発明1028]
ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)を阻害するかまたはBTKの量を調節する方法であって、それを必要としている対象に有効量の本発明1001〜1026のいずれかの化合物を投与する段階を含む、前記方法。
[本発明1029]
BTKが役割を果たす疾患を治療または予防する方法であって、それを必要としている対象に有効量の本発明1001〜1026のいずれかの化合物を投与する段階を含む、前記方法。
[本発明1030]
前記疾患が、がんまたは増殖性疾患である、本発明1029の方法。
[本発明1031]
前記がんが、肺がん、結腸がん、乳がん、前立腺がん、肝がん、膵がん(pancreas cancer)、脳がん、腎がん、卵巣がん、胃がん(stomach cancer)、皮膚がん、骨がん、胃がん(gastric cancer)、乳がん、膵がん(pancreatic cancer)、神経膠腫、神経膠芽腫、肝細胞がん、乳頭状腎がん、頭頸部扁平上皮がん、白血病、リンパ腫、骨髄腫、または固形腫瘍である、本発明1030の方法。
[本発明1032]
BTKが役割を果たす疾患を治療または予防するための医薬の製造における、本発明1001〜1026のいずれかの二官能性化合物の使用。
[本発明1033]
BTKが役割を果たす疾患を治療または予防するための、本発明1001〜1026のいずれかの二官能性化合物。

Claims (14)

  1. 式Xの二官能性化合物:
    Figure 2019535744
    式中、
    標的指向性リガンドは、BTKに結合することができ、かつ式TL-Iのもの、またはその立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩であり:
    Figure 2019535744
    式中、
    Bは、フェニル、またはNおよびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロアリールであり、該フェニルまたはヘテロアリールは1〜3つのR 9 で置換されていてもよく、ここでY 1 が存在しない場合は、Bは
    Figure 2019535744
    における炭素原子またはY 4 に結合しており;
    Y 1 は、存在しないかまたはC(O)であり、ここでY 1
    Figure 2019535744
    における炭素原子またはY 4 に結合しており;
    Y 2 は、NR 10a またはOであり;
    Y 3 は、C(O)NR 10b またはNR 10b C(O)であり;
    Y 4 はNR 5 'であるか、または、Y 1 がY 4 に結合している場合もしくはY 1 が存在せずかつBがY 4 に結合している場合は、Y 4 はNであり;
    R 5 'は、H、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
    各R 5 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、ハロゲン、またはオキソであり;
    R 6 は、H、(C 1 〜C 4 )アルキル、または(C 1 〜C 4 )ハロアルキルであり;
    各R 7 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、(C 1 〜C 4 )ヒドロキシアルキル、ハロゲン、OH、またはNH 2 であり;
    各R 8 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、ハロゲン、OH、またはNH 2 であり;
    各R 9 は独立に、(C 1 〜C 4 )アルキル、(C 1 〜C 4 )ハロアルキル、(C 1 〜C 4 )アルコキシ、(C 1 〜C 4 )ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
    R 10a およびR 10b はそれぞれ独立に、H、(C 1 〜C 4 )アルキル、または(C 1 〜C 4 )ハロアルキルであり;かつ
    o1、o2、およびo3はそれぞれ独立に、0、1、2、または3であり;
    標的指向性リガンドは
    Figure 2019535744
    の隣の
    Figure 2019535744
    を介してリンカーに結合しており
    リンカーは、標的指向性リガンドおよびデグロンに共有結合している基であり;かつ
    デグロンは、ユビキチンリガーゼに結合することができ、かつ式D1のもの、もしくはその立体異性体、または式D2のもの、もしくはその立体異性体であり:
    Figure 2019535744
    式中、
    Yは、結合、(CH 2 ) 1〜6 、(CH 2 ) 0〜6 -O、(CH 2 ) 0〜6 -C(O)NR 26 、(CH 2 ) 0〜6 -NR 26 C(O)、(CH 2 ) 0〜6 -NH、または(CH 2 ) 0〜6 -NR 27 であり;
    Z 3 は、C(O)またはC(R 28 ) 2 であり;
    R 26 は、HまたはC 1 〜C 6 アルキルであり;
    R 27 は、C 1 〜C 6 アルキルまたはC(O)-C 1 〜C 6 アルキルであり;
    各R 28 は独立に、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり;
    各R 29 は独立に、C 1 〜C 3 アルキルであり;
    R 30 は、H、重水素、C 1 〜C 3 アルキル、F、またはClであり;
    各R 31 は独立に、ハロゲン、OH、C 1 〜C 6 アルキル、またはC 1 〜C 6 アルコキシであり;
    qは、0、1、または2であり;かつ
    vは、0、1、2、または3であり、
    デグロンは
    Figure 2019535744
    を介してリンカーに共有結合してい
    Figure 2019535744
    式中、
    各R 32 は独立に、C 1 〜C 3 アルキルであり;
    q'は、0、1、2、3、または4であり;かつ
    R 33 は、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり、
    デグロンは
    Figure 2019535744
    を介してリンカーに共有結合している
  2. R6が(C1〜C4)アルキルである、請求項1記載の二官能性化合物。
  3. 各R7が独立に(C1〜C4)アルキルまたは(C1〜C4)ヒドロキシアルキルである、請求項1または2記載の二官能性化合物。
  4. 各R7が独立に(C1〜C4)アルキルである、および/または
    Y 2 がNHである、および/または
    Y 3 がC(O)NR 10b である、および/または
    Bがフェニルもしくはピリジニルである、および/または
    各R 8 が独立に(C 1 〜C 4 )アルキルもしくはハロゲンである、および/または
    Y 1 がC(O)である、および/または
    o1が0である、および/または
    o2が1である、および/または
    o3が1である
    請求項1〜3のいずれか一項記載の二官能性化合物。
  5. 前記標的指向性リガンドが、式TL-Ia、TL-Ib、TL-Ic、TL-Id、またはTL-Ieのもの:
    Figure 2019535744
    である、請求項1記載の二官能性化合物。
  6. 前記リンカーが、式L1のもの、またはその立体異性体であるか、または前記リンカーが、式L2のもの、またはその立体異性体である、請求項1〜5のいずれか一項記載の二官能性化合物:
    Figure 2019535744
    式中、
    p1は、0〜12から選択される整数であり;
    p2は、0〜12から選択される整数であり;
    p3は、1〜6から選択される整数であり;
    各Wは独立に、存在しないか、またはCH2、O、S、もしくはNR24であり;
    Z1は、存在しないか、またはC(O)、CH2、O、(CH2)jNR24、O(CH2)jC(O)NR24、C(O)NR24、(CH2)jC(O)NR24、NR24C(O)、(CH2)jNR24C(O)、(CH2)kNR24(CH2)jC(O)NR24、もしくはNR24(CH2)jC(O)NR24であり;
    各R24は独立に、HまたはC1〜C3アルキルであり;
    jは、1、2、または3であり;
    kは、1、2、または3であり;かつ
    Q1は、存在しないか、またはC(O)、NHC(O)CH2、OCH2C(O)、もしくはO(CH2)1〜2であり;
    前記リンカーは、Q1の隣の
    Figure 2019535744
    を介してデグロンに共有結合しており、かつZ1の隣の
    Figure 2019535744
    を介して標的指向性リガンドに共有結合している
    Figure 2019535744
    式中、
    p4およびp4'はそれぞれ独立に、0〜12から選択される整数であり;
    p5は、0〜12から選択される整数であり;
    p6は、1〜6から選択される整数であり;
    各W 1 は独立に、存在しないか、またはCH 2 、O、S、もしくはNR 25 であり;
    W 2 は、NR 25 C(O)(CH 2 ) 0〜2 または
    Figure 2019535744
    であり;
    各W 3 は独立に、存在しないか、またはCH 2 、O、S、もしくはNR 25 であり;
    Z 2 は、存在しないか、またはC(O)、CH 2 、O、(CH 2 ) j1 NR 25 、O(CH 2 ) j1 C(O)NR 25 、C(O)NR 25 、(CH 2 ) j1 C(O)NR 25 、NR 25 C(O)、(CH 2 ) j1 NR 25 C(O)、(CH 2 ) k1 NR 25 (CH 2 ) j1 C(O)NR 25 、もしくはNR 25 (CH 2 ) j1 C(O)NR 25 であり;
    各R 25 は独立に、HまたはC 1 〜C 3 アルキルであり;
    j1は、1、2、または3であり;
    k1は、1、2、または3であり;かつ
    Q 2 は、存在しないか、またはC(O)、NHC(O)CH 2 、もしくはO(CH 2 ) 1〜2 であり;
    前記リンカーは、Q 2 の隣の
    Figure 2019535744
    を介してデグロンに共有結合しており、かつZ 2 の隣の
    Figure 2019535744
    を介して標的指向性リガンドに共有結合している
  7. 前記リンカーが式L1のものでありかつ
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    から選択されるか、または
    前記リンカーが式L2のものであり、かつ
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    から選択される、請求項6記載の二官能性化合物。
  8. 前記デグロンが式D1のものでありかつ式D1a、D1b、D1c、D1d、D1e、D1f、D1g、D1h、D1i、D1j、D1k、およびD1l:
    Figure 2019535744
    から選択される、請求項17のいずれか一項記載の二官能性化合物。
  9. 前記デグロンが式D2のものでありかつ式D2a、D2b、D2c、およびD2d:
    Figure 2019535744
    から選択される、請求項1記載の二官能性化合物。
  10. 構造I-5〜I-37:
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    Figure 2019535744
    、並びにその立体異性体、および薬学的に許容される塩から選択される、二官能性化合物
  11. Figure 2019535744
    またはその立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩である、請求項10記載の二官能性化合物
  12. 治療有効量の、請求項1〜11のいずれか一項記載の二官能性化合物、またはその立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
  13. 有効量の請求項1〜11のいずれか一項記載の二官能性化合物、またはその立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩を含む、対象におけるブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)を阻害するかまたは調節するための薬学的組成物
  14. 有効量の請求項1〜11のいずれか一項記載の二官能性化合物、またはその立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩を含む、対象におけるBTKが役割を果たす疾患を治療または予防するための薬学的組成物であって、該疾患が、がんまたは増殖性疾患であり、該がんが、肺がん、結腸がん、乳がん、前立腺がん、肝がん、膵がん(pancreas cancer)、脳がん、腎がん、卵巣がん、胃がん(stomach cancer)、皮膚がん、骨がん、胃がん(gastric cancer)、乳がん、膵がん(pancreatic cancer)、神経膠腫、神経膠芽腫、肝細胞がん、乳頭状腎がん、頭頸部扁平上皮がん、白血病、リンパ腫、骨髄腫、または固形腫瘍である、前記薬学的組成物
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