JP2019505162A - ドアアクチュエータ、一体化されたドアアクチュエータおよびトランジット車両のドアアクチュエータを作動させる方法 - Google Patents

ドアアクチュエータ、一体化されたドアアクチュエータおよびトランジット車両のドアアクチュエータを作動させる方法 Download PDF

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Abstract

ドアアクチュエータは、概して、ドアキャリッジパスを有する収容構造と、両方とも共通のコイルアセンブリ平面に沿って収容構造に取り付けられておりかつ離隔距離だけドアキャリッジパスに沿って互いに長手方向に離隔させられた第1のコイルアセンブリおよび第2のコイルアセンブリと、収容構造によって摺動可能に収容されたドアキャリッジとを有し、ドアキャリッジは、平行でありかつコイルアセンブリ平面から離隔させられた磁石平面に沿って設けられた複数の交互磁極磁石を有し、第1および第2のコイルアセンブリは、ドアキャリッジをレールの2つの端部の間で前後に移動させるように作動可能である。

Description

分野
改良は、概して、列車等を含むトランジット車両の分野に関し、特に、このようなトランジット車両のドアを繰り返し開放および閉鎖するためのドアアクチュエータに関する。
背景
トランジット車両には、概して、ドアを開放および閉鎖するためのアクチュエータによって作動させられるドアレールシステムが設けられている。
ドアレールシステムは、アクチュエータに隣接してトランジット車両の車体に取り付けられている。慣用的なアクチュエータの一例は、回転軸線を中心に回転することができるウォームねじアセンブリを有する。この慣用的なアクチュエータは、ウォームねじアセンブリにねじ山により取り付けられたキャリッジを使用して、回転運動を線形運動に変換する。慣用的なアクチュエータのキャリッジをドアレールシステムに機械的に接続することにより、線形運動はドアを移動させることができる。アクチュエータシステムを選択する際、一般的に、コスト、耐久性、重量、体積(設置面積)、メンテナンスおよび電力消費という要因が考慮される。
ドアレールシステムおよびアクチュエータの慣用的な使用は、ある程度まで満足できているが、改良の余地が残されている。
概要
1つの態様によれば、ドアアクチュエータであって、ドアキャリッジパスを有する収容構造と、両方とも共通のコイルアセンブリ平面に沿って収容構造に取り付けられておりかつ離隔距離だけドアキャリッジパスに沿って互いに長手方向に離隔させられた第1のコイルアセンブリおよび第2のコイルアセンブリと、平行でありかつコイルアセンブリ平面から離隔させられた磁石平面に沿って設けられた複数の交互磁極磁石を有する、収容構造によって摺動可能に収容されたドアキャリッジであって、第1および第2のコイルアセンブリがドアキャリッジをレールの2つの端部の間で前後に移動させるように作動可能である、ドアキャリッジと、を有する、ドアアクチュエータが提供される。
別の態様によれば、一体化されたドアアクチュエータであって、収容構造と、収容構造内に捕捉されかつ収容構造に沿って線形に可動なドアキャリッジと、ドアキャリッジに取り付けられた可動部および収容構造に取り付けられた固定部を有するリニア誘導モータであって、ドアキャリッジを収容構造に沿って前後に移動させるように作動可能なリニア誘導モータと、を有する、一体化されたドアアクチュエータが提供される。
別の態様によれば、リニア誘導モータを有し、リニア誘導モータは、第1および第2のコイルアセンブリを有し、各コイルアセンブリは、複数のコイルを有しかつドアアクチュエータの収容構造に取り付けられており、複数の交互磁極磁石がドアキャリッジに取り付けられており、ドアキャリッジは、第1および第2のコイルアセンブリに沿って収容構造に可動に取り付けられている、ドアアクチュエータを作動させる方法であって、方法は、制御装置を使用し、第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルのうちの幾つかが複数の交互磁極磁石のうちの幾つかと面している静止状態から、複数の交互磁極磁石と電磁気的に係合するように、全ての対面したコイルを作動させ、これにより、第1および第2のコイルアセンブリの他方へ向かうドアキャリッジを加速させ、ドアキャリッジが第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動させられるに従って、複数の交互磁極磁石がコイルを漸進的に露出させ、ドアキャリッジが第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動するに従って、コイルのうちの対面したコイルを作動状態に同時に維持しながらコイルのうちの露出したコイルを作動停止させるステップを含む、ドアアクチュエータを作動させる方法が提供される。
別の態様によれば、それぞれが複数のコイルを有しかつドアアクチュエータの収容構造に取り付けられた第1および第2のコイルアセンブリを有するリニア誘導モータと、第1および第2のコイルアセンブリに沿って収容構造に可動に取り付けられたドアキャリッジに取り付けられた複数の交互磁極磁石とを有する、ドアアクチュエータを作動させる方法であって、方法は、制御装置を使用して、第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルが作動させられかつ前記アセンブリのコイルのうちの他方が作動停止させられた初期コイル作動状態から、第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方から前記アセンブリへのドアキャリッジの移動中、前記ドアキャリッジの移動を捕捉するために、前記アセンブリの作動したコイルを作動状態に維持しながら前記アセンブリの作動停止させられたコイルを作動させることを含む、ドアアクチュエータを作動させる方法が提供される。
別の態様によれば、リニア誘導モータを有し、リニア誘導モータは、それぞれが複数のコイルを有しかつドアアクチュエータの収容構造に取り付けられた第1および第2のコイルアセンブリと、第1および第2のコイルアセンブリに沿って収容構造に可動に取り付けられたドアキャリッジに取り付けられた複数の交互磁極磁石とを有する、ドアアクチュエータを作動させる方法であって、方法は、制御装置を使用して、第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルのうちの幾つかが複数の交互磁極磁石のうちの幾つかと面している状態から、複数の交互磁極磁石に電磁気的に係合するように、対面したコイルを作動させ、これにより、第1および第2のコイルアセンブリの他方へ向かうドアキャリッジの移動を加速させることおよびドアキャリッジの移動を減速させることのうちの少なくとも一方を行い、ドアキャリッジが移動するに従って、複数の交互磁極磁石がコイルを漸進的に露出させ、コイルのうちの対面したコイルを作動状態に同時に維持しながらコイルのうちの露出したコイルを作動停止させるステップを含む、ドアアクチュエータを作動させる方法が提供される。
別の態様によれば、ドアアクチュエータであって、リニア誘導モータであって、ドアアクチュエータの収容構造に取り付けられた第1および第2のコイルアセンブリと、ドアキャリッジに取り付けられかつ第1および第2のコイルアセンブリに沿って収容構造に可動に取り付けられた複数の交互磁極磁石とを有するリニア誘導モータと、第1および第2のコイルアセンブリのうちの少なくとも一方に接続された電源と、電源に接続された制御装置とを有し、制御装置は、第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルが複数の交互磁極磁石に面する静止位置から、複数の交互磁極磁石に電磁気的に係合するように、全ての対面したコイルを作動させ、これにより、第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かってドアキャリッジを加速させ、複数の交互磁極磁石は、ドアキャリッジが第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動するに従って、コイルを漸進的に露出させ、ドアキャリッジが第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動し続けるに従って、コイルのうちの対面したコイルを作動状態に同時に維持しながら、コイルのうちの露出したコイルを作動停止させ、ドアキャリッジが第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動し続けかつ交互磁極磁石が他方のコイルアセンブリに漸進的に対面するに従って、前記ドアキャリッジの移動を減速させるために他方のコイルアセンブリのコイルの少なくとも幾つかを作動させるように作動可能である、ドアアクチュエータが提供される。幾つかの実施の形態において、作動停止させられたものの前記作動は、少なくとも1つの位置検出器を使用して、ドアキャリッジが収容構造に沿ったしきい位置に達したことを検出することによってトリガされる。幾つかの他の実施の形態において、少なくとも幾つかのコイルの前記作動の後、制御装置は、コイルのうちの作動停止させられたコイルの前記作動を行う前に任意の時間だけ待機する。別の実施の形態において、コイルのうちの作動停止させられたものの前記作動は、少なくとも1つの速度検出器を使用して、ドアキャリッジが任意の速度に達したときにトリガされる。
本改良に関する多くの別の特徴およびそれらの組合せが、今の開示を読んだ後、当業者に明らかになるであろう。
1つの実施の形態による、2つのドアアクチュエータを備えるダブルドアシステムを示す、トランジット車両の車体の断片的な概略的な側面図である。 1つの実施の形態による、ドアアクチュエータの第1の例の斜視図である。 図2のドアアクチュエータの正面図である。 図2のドアアクチュエータのコイルアセンブリの一例の分解図である。 図2のドアアクチュエータのドアキャリッジの一例の斜視図である。 図2のドアアクチュエータのドアハンガの一例の斜視図である。 1つの実施の形態による、ドアアクチュエータの第2の例の斜視図である。 図6のドアアクチュエータの正面図である。 1つの実施の形態による、ドアアクチュエータの第3の例の正面図である。 1つの実施の形態による、ドアアクチュエータの第4の例の正面図である。 図9A〜図9Eは、1つの実施の形態による、2つの離隔させられたコイルアセンブリに対する複数の位置におけるリニア誘導モータの可動部を示す概略図である。 1つの実施の形態による、ドアアクチュエータの第5の例の正面図である。
詳細な説明
図1は、トランジット(輸送)車両12、例えば列車の車体10の内部の部分的な側面図を示している。図示したように、その側部に沿った所定の位置において、車体10は、2つのドア14を含むダブルドアシステムを有する。2つのドア14は、2つのドアアクチュエータ100のそれぞれによって作動させられると、利用者を、所望の列車駅においてトランジット車両へ乗車および/またはトランジット車両から降車させることができる。例示したように、実線は、それぞれの閉鎖位置におけるドア14を示しているのに対し、点線は、それぞれの開放位置におけるドア14’を示している。幾つかの択一的な実施の形態は、ダブルドアシステムの代わりにシングルドアシステムを有することができる。
特に図2を参照すると、ドアアクチュエータ200の一例が示されている。例示したように、ドアアクチュエータ200は、後述するように、収容構造206と、ドアキャリッジ220と、リニア誘導モータ226とを有する。
収容構造206は、2つの端部210aおよび210bの間に長手方向に延びるレール208を有する。これにより、収容構造206は、ドアキャリッジ220がドアキャリッジパス207に沿って長手方向に可動な形式で、レール208を介してドアキャリッジ220を収容することができる。
この例において、収容構造206は、レール208の側部214から上方へ延びる壁部212と、壁部212の上部218から垂直に、レール208上方に延びるフード216とを有する。収容構造206は、鋼などの低透磁性材料から形成することができ、冷間成形を利用して製造することができる。別の実施の形態において、収容構造206は、互いに組み立てられた複数の部材から形成されている。
図示したように、ドアキャリッジ220は、収容構造206内に捕捉されており、収容構造206に沿って直線的(リニア)に可動である。特に、ドアキャリッジ220は、第1の複数のガイドローラ222(“第1のガイドローラ222”)を介して収容構造206のレール208に可動に取り付けられている。ドアキャリッジ220は、第2の複数のガイドローラ224(“第2のガイドローラ224”)を介しても収容構造206のフード216に可動に取り付けられている。この実施の形態において、ドアキャリッジ220はフレーム254を有しており、このフレーム254に、ドアハンガ256がブラケット258を用いて取り付けられている。
ドアキャリッジ220をレール208の2つの端部210aおよび210bの間で前後に移動させるために、ドアアクチュエータ200にリニア誘導モータ226が設けられている。リニア誘導モータ226は、レール208に対して平行に延びるように収容構造206に取り付けられた固定部228と、ドアキャリッジ220のフレーム254に取り付けられた可動部230とを有する。
リニア誘導モータ226が作動させられると、起電力が生ぜしめられ、この起電力により、可動部230、ひいては可動部230に取り付けられたドアキャリッジ220が収容構造206に沿って移動する。図示したように、リニア誘導モータ226がどのように作動させられるかに応じて、起電力を収容構造206に沿った第1の方向F1または反対の第2の方向F2へ方向付けることができる。認められるように、図1に示されたドア14などのドアがドアキャリッジ220に取り付けられると、リニア誘導モータ226の作動時、ドアを閉鎖位置と開放位置との間で移動させることができる。
再び図1を参照すると、ドアキャリッジ220をレール208の2つの端部210aおよび210bの間で前後に移動させるために、リニア誘導モータ226は、電源102および制御装置104を介して作動可能である。使用中、制御装置104は、1つまたは複数の制御信号(“制御信号”と呼ばれる)を電源102へ送信し、電源102は、制御信号に基づきリニア誘導モータ226を作動させる。電源102は、直流(DC)を交流(AC)、特に三相ACに変換する三相逆変換装置であることができる。この例では、2つのドアアクチュエータ100は、並列回路において電源102に接続されている。実施の形態に応じて、制御装置104は、有線コネクタ、無線接続またはそれらの組合せを介して電源102に接続されている。DCまたは単相AC電流を提供するように構成された電源を使用することもできる。制御装置104は、電源102を作動させるための適切なソフトウェアを記憶した、コンピュータ読取可能メモリ106と通信することができる。制御装置104は、マイクロコントローラ、プロセッサ等の形式で設けることができる。制御装置104は、例えば、データ(例えば、制御データ)を記憶したコンピュータ読取可能メモリと通信することができる。
再び図2を参照すると、リニア誘導モータ226の固定部228は、収容構造206のフード216に取り付けられており、第2のガイドローラ224は、リニア誘導モータ226の固定部228に沿って可動である。図示したように、1つの第2のガイドローラ224は、(壁部212から離れた)固定部228の側228bに沿って可動であるのに対し、2つの第2のガイドローラ224は、リニア誘導モータ226の(壁部212に近い)固定部228の別の側228aに沿って可動である。これにより、図2Aに最も良く示されているように、第2のガイドローラ224は、固定部228の各側228a,228bに沿って可動であると言うことができる。
2×1構成で合計3つの第2のガイドローラ224を使用することにより、例えば、2×2構成で4つの第2のガイドローラを有するドアキャリッジと比較して、収容構造206のねじれに対するより大きな抵抗を可能にすることができる。理解されるように、ドアアクチュエータの一例は、状況に応じて、2つ、3つ、4つまたは5つ以上の第2のガイドローラを有することができる。第1のガイドローラの数も、用途に応じてよい。ガイドローラおよび慣用の部品は、Innovation for Entrance System (IFE)から購入されてもよい。
第2のガイドローラ224は、第1のガイドローラ222の第2の直径D2よりも大きな第1の直径D1をそれぞれが有するホイールの形式で設けられている。この実施の形態において、第2のガイドローラ224は、(フード212に向かう)ドアキャリッジ220の上方移動を防止するように構成されている。
このような第2のガイドローラ224を提供することにより、使用中の摩耗および騒音を低減することができることが分かった。さらに、固定部228の各側228aおよび228bに沿って走行するこのようなガイドローラ224を提供することは、収容構造206の構成に関連する精度の必要性を低減することができることも分かった。また、可動部230が上方においてフード216に面している場合、例えば、可動部230が側方で壁部212に面している実施の形態と比較して、ほこりが可動部230に蓄積しにくいことが分かった。
図示したように、レール208は、凸面状の案内面246を有するのに対し、第1のガイドローラ222はそれぞれ、レール208の凸面状の案内面246と合致するように構成された凹面状の面248を有する。同様に、第2のガイドローラ224の面は、フード216の形状と合致するように構成された形状を有する。例示された実施の形態において、その形状は平坦である。別の実施の形態において、第2のガイドローラは凹面状の面を有し、フードには、第2のガイドローラの凹面状の面と合致するようにフードから下方へ突出した、対応する凸面状の案内面が設けられている。
再び図2を参照すると、リニア誘導モータ226の固定部228は、2つの離隔させられたコイルアセンブリ244aおよび244bの形式で設けられている。各コイルアセンブリ244a,244bは、収容構造206のレール208の2つの端部210aおよび210bのそれぞれ1つの近くに配置されている。対応して、リニア誘導モータ226の可動部230は、一連の交互磁極磁石242の形式で設けられている。
図2Aは、各コイルアセンブリ244a,244bが、鉄などの強磁性材料から形成されたバックプレート250を介してフード216に間接的に取り付けられていることを示している。例示したように、バックプレート250は、収容構造206に取り付けられた第1の面252aと、コイルアセンブリ244a,244bの対応する1つに取り付けられた第2の面252bとを有する。1つの実施の形態において、バックプレートは、防錆処理を有してもよい。
固定部228は、概して、第1の平面232を規定しているのに対し、可動部230は、概して、第1の平面232に対して平行であるが、第1の平面232から僅かに離れた第2の平面234を規定している。言い換えれば、固定部228は、可動部230の近くに配置されているが、これらは両方とも収容構造206に埋設されている。幾つかの実施の形態において、第1および第2の平面232および234は、数分の1インチだけ分離されていてもよい。特に、この典型的な構成において、固定部228の第1の平面232と、可動部230の第2の平面234とは、それぞれ、“コイルアセンブリ平面232”および“磁石平面234”と呼ぶことができる。幾つかの他の実施の形態においては、固定部が、収容構造のレールに沿って長手方向に分配された一連の交互磁極磁石を有することができ、可動部が、一連の長手方向に離隔させられたコイルを有することができることが理解されるであろう。幾つかのその他の実施の形態において、固定部は、収容構造に沿って延びる1つのコイルアセンブリを有することができる。
コイルアセンブリ244aの分解図が図3に提供されている。図示したように、コイルアセンブリは、互いに長手方向に離隔させられた一連のコイル240を有する。特に、コイルアセンブリ244aは、コイルケーシング272と、コイルケーシング272に収容された、一連の長手方向に離隔させられたコイル240とを有する。この例において、一連のコイル240は、2つの三連コイル274もしくは6つの長手方向に離隔させられたコイル240を有する。この場合、コイルケーシング272は、プラスチック、例えばエポキシから形成することができる。図示したように、コイルアセンブリ244aは、コイル240をぴったりと収容するための座部276と、電源とコイルアセンブリ244aとの間に接続される電源ケーブルをぴったりと収容するための電源ケーブルチャネル278とを有する。コイルケーシング272は、使用中に動かないように構成部材をぴったりと収容するように構成されている。
理解することができるように、コイル240のうちの1つが電源によって電力を供給されると、電力が供給されたコイル240は電磁石となり、その各面は、電力が供給されたコイル240を流れる電流の方向に応じて、S極またはN極として特徴付けられる。そうすることによって、各コイル240に電力が供給され、磁石242のうちの一方を引き付けまたは磁石242のうちの他方を反発して、ドアキャリッジ220を所望の方向へ移動させることができる。
リニア誘導モータの可動部の位置を準瞬間的に検出するために、ドアアクチュエータには、制御装置と(有線および/または無線)通信する1つまたは複数の位置センサ(“位置センサ”と呼ばれる)を設けることができる。位置センサは、可動部または固定部の一部として、またはその組合せとして設けることができる。例えば、位置センサ280は、コイルアセンブリ244aの一部として設けられている。特に、位置センサ280は、コイルケーシング272にぴったりと収容されている。この例において、使用中のドアキャリッジ220の位置を求めるために、位置センサ280は、磁石242が位置センサ280の近くを通過したときに磁石242を検出するように使用される。この例において、位置センサ280は、ソリッドステートかつ無接触式である。
図4は、1つの実施の形態によるフレーム254の一例の斜視図を示している。見られるように、フレーム254は、例えば、軸孔260、軸受262およびナット264を介してフレーム254に回転可能に取り付けられた3つの第2のガイドローラ224を有する。上述のように、この例では、リニア誘導モータの可動部は、一連の交互磁極磁石242の形式で設けられている。明瞭にするために、磁石の上面は、“N極”を表す“N”または“S極”を表す“S”で表されている。
図5は、1つの実施の形態によるドアハンガ256の一例の斜視図を示している。例示したように、ドアハンガ256は、軸孔、軸受およびナット266を介してドアハンガ256に回転可能に取り付けられた2つの第1のガイドローラ222を有する。ドアハンガ256は、使用中にトランジット車両のドアに取り付けられるように適応されたドア取付け面268を有する。ドアハンガの形状は、トランジット車両のドアの形状と合致するように変化することができる。ドアハンガ256に取り付けられるドアの高さを調節するために、ドアハンガ256には1つまたは複数の偏心ナット270が設けられてもよい。
以下で説明するように、リニア誘導モータの他の実施の形態が可能である。図6、図7および図8に提供された実施の形態に示されているように、リニア誘導モータの固定部は、フードに取り付けられる代わりに、収容構造の壁部に取り付けることができる。したがって、収容構造のフードに対して平行(すなわち、図2の実施の形態を参照する場合は水平)なコイル平面および磁石平面を有する代わりに、コイル平面および磁石平面は、収容構造の壁部に対して平行(すなわち、図6、図7および図8の実施の形態を参照する場合は鉛直)であることができる。代替的な実施の形態において、コイル平面および磁石平面は、フードに対して平行であるが、収容構造のレールに近接していることができる。
例えば、図6は、ドアアクチュエータ600の一例の斜視図を示しているのに対し、図6Aは、ドアアクチュエータ600の正面図を示している。同じ要素は、200番台の代わりに600番台の同じ2桁の番号を有している。図6および図6Aを参照すると、ドアアクチュエータ600は、リニア誘導モータ626が取り付けられた収容構造606を有する。
図6Aに最も良く示されているように、固定部628(関連するコイルアセンブリ644aおよび644b)は、収容構造606の壁部612に取り付けられている。したがって、可動部630(関連する磁石642)は、収容構造606の壁部612に対して平行なドアキャリッジ620に取り付けられている。図示したように、フード616は、壁部612とは反対のフード616の側686からレール608に向かって延びるリップ684を有する。この場合、第2のガイドローラ624は、フード616のリップ684に可動に取り付けられている。
選択的な第3の複数のガイドローラ688(“第3のガイドローラ688”と呼ばれる)が、ドアキャリッジ620に設けられており、リップ684およびレール608の外面に可動に取り付けられている。第3のガイドローラ688は、第1および第2のガイドローラ622および624の回転軸線に対して垂直な回転軸線を有し、ドアキャリッジ620の使用中にドアキャリッジ620を所定の位置に維持することに寄与する。
図6および図6Aの両方に見られるように、ドアアクチュエータ600は、コイルアセンブリ644aおよび644bに接続された電源ケーブル690を有する。図示したように、ドアアクチュエータ600のこの例は、図2および図2Aに示された実施の形態と比較して、ガイドローラの付加的なセットを有する。
図7は、別の実施の形態による、ドアアクチュエータ700の一例の正面図である。同じ要素は、200番台および/または600番台の代わりに700番台の同じ2桁の番号を有している。図示したように、ドアアクチュエータ700は、レール708に可動に取り付けられた第1のガイドローラ722と、収容構造706のフード716に可動に取り付けられた第2のガイドローラ724と、この実施の形態では、収容構造706の壁部712に可動に取り付けられた第3のガイドローラ788とを有する。
理解されるように、第3のガイドローラ788はコイルアセンブリ744の各側728a,728bに沿って設けられているので、ドアキャリッジ720の構成は、ドアキャリッジ220の構成と同様である。図示したように、第3のガイドローラ788は、第1および第2のガイドローラ722および724の直径に対してより大きな直径を有するホイールの形式で設けられている。
図8は、別の実施の形態による、ドアアクチュエータ800の一例の正面図を示している。同じ要素は、200番台、600番台および/または700番台の代わりに800番台の同じ2桁の番号を有している。この実施の形態では、コイルアセンブリ844の形式で設けられた固定部828は、収容構造806のレール808とは反対側に面した壁部812の面812aに取り付けられている。ドアアクチュエータ700と同様に、ドアアクチュエータ800は、レール808に可動に取り付けられた第1のガイドローラ822と、収容構造806のフード816に可動に取り付けられた第2のガイドローラ824と、この実施の形態では、収容構造806の壁部812に可動に取り付けられた第3のガイドローラ888とを有する。この実施の形態は、ドアアクチュエータの別の典型的な構成の予備的な基本型を表している。この典型の進歩した形態においては、ドアキャリッジ820とドアハンガ856との間に機械的連結部を設けることができることが理解されるであろう。
ドアアクチュエータが、その電力消費、特にドアを開放または閉鎖するときに引き出されるピーク電力を制限することが望ましいことも分かった。
これに基づき、本明細書では、ドアアクチュエータを作動させる方法が示され、この方法では、ドアの移動の最後にリニア誘導モータがドアを減速させるまで電力需要が実質的に一定である。理解されるように、作動させる方法は、例えば図2に示されたドアアクチュエータを用いて行うことができる。この実施の形態および図9A〜図9Eを参照すると、ドアアクチュエータ200は、長手方向に互いに離隔させられた第1および第2のコイルアセンブリ244aおよび244bを含むリニア誘導モータを有することができる。第1および第2のコイルアセンブリ244aおよび244bのそれぞれは、長手方向に互いに離隔させられた2つの三連コイル274a,274b(すなわち合計で6つのコイル240)を有する。
ドアアクチュエータ200を作動させる方法は、図9A〜図9Eに概略的に示されており、各図は、方法が行われている間の異なる時点における、ドアキャリッジ220を介して移動させられる複数の交互磁極磁石242を示している。図9Aに見ることができるように、2つの長手方向に離隔させられたコイルアセンブリ244aおよび244bの間の離隔距離d1と、同じコイルアセンブリの隣接するコイルの間のコイル間離隔距離d2と、複数の交互磁極磁石242の長さd3とを規定することができる。
図9Aにおいて、方法は、第1のコイルアセンブリ244aのコイルがドアキャリッジ220の複数の交互磁極磁石242と対面する静止位置から、全ての対面したコイルを作動させ、複数の交互磁極磁石242を電磁力が作用するように電磁気的に係合させ、これにより、第2のコイルアセンブリ244bに向かってドアキャリッジ220を加速させるステップを含む。ドアキャリッジ220が第2のコイルアセンブリ244bに向かって移動させられるに従って、複数の交互磁極磁石242は第1のコイルアセンブリ244aのコイルから順次に離れる、即ちコイルと対面しなくなることを理解することができる。図9Bにおいて、第1のコイルアセンブリ244aのコイルのうちの最も左のコイルは、ドアキャリッジ220が右へ移動するに従って複数の交互磁極磁石242から離れようとしている。さらに図9Bを参照すると、方法は、ドアキャリッジ220が第2のコイルアセンブリ244bに向かって移動するに従って、コイルのうちの対面したコイル(最も右側のコイル)を作動状態に同時に維持しながら、コイルのうちの離されたコイル(最も左側のコイル)を作動停止させるステップをも含む。理解されるように、この方法は、複数の交互磁極磁石242を第2のコイルアセンブリ244bから第1のコイルアセンブリ244aに向かって加速させるために、逆方向に行うことができ、この場合、静止位置は図9Eに示されている。
図9Cおよび図9Dにおいて、方法は、第2のコイルアセンブリ244bのコイルのうちの幾つかが作動させられ、第2のコイルアセンブリ244bのコイルのうちの他のものは作動停止させられた初期コイル作動状態から、第1のコイルアセンブリ244aから第2のコイルアセンブリ244bへのドアキャリッジ220の移動中、前記ドアキャリッジ220の移動を捕捉するために第2のコイルアセンブリ244bの作動したコイルを作動状態に維持しながら第2のコイルアセンブリ244bの作動停止コイルを作動させるステップを含む。初期コイル作動状態とは、ドアキャリッジ220を移動させることができる作動したコイルのあらゆる組合せをいう。方法を逆方向に行うことができると考えられ、この場合、第1のコイルアセンブリ244aは、第2のコイルアセンブリ244bから来るドアキャリッジ220の移動を捕捉するために使用される。
当業者に理解されるように、任意のコイルアセンブリの全てのコイルを作動させるステップは、ドアキャリッジを所望の方向へ移動させるために、任意のコイルアセンブリのコイルに任意の(例えば順次)形式で電力を供給するステップを含むことができる。
ここで、ドアアクチュエータ200を作動させる方法の1つの実施の形態を詳述する。例えば、ここで図9Aを参照すると、第1のコイルアセンブリ244aに面した複数の交互磁極磁石242が示されている。この段階で、ドアキャリッジ220を第2のコイルアセンブリ244bに向かって加速させるために、全ての対面したコイル、すなわち第1のコイルアセンブリ244aの2つの三連コイル274a,274bを作動させる(すなわち、電源を使用して任意の順次電力供給に従って電力供給する)ステップを有する。理解されるように、この例におけるリニア誘導モータによって生ぜしめられる起電力は、図9A〜図9Eを参照したとき右へ方向付けられる。これらの図において、空白の円は、作動停止させられたコイルを意味するのに対し、影付きの円は、作動したコイルを意味する。上述のように、作動したコイルは、作動したコイルの順次電力供給に応じて、必ずしも常時電力供給されるわけではない。
図9Bに示したように、方法は、第1のコイルアセンブリ244aの対面していないコイル、すなわち、ドアキャリッジ220の後縁294が最初に通過する三連コイル274a、を作動停止させるステップを有する。
広く言えば、この方法は、磁石に面したコイル(すなわち対面したコイル)、好適には、磁石に対して十分な起電力を生じることができるコイルのみの作動を優先する。さらに、もはや磁石に面していないコイル(すなわち離れたコイル)の作動を維持することは、起電力の結果として生じる誘導電圧を生じないことが分かった。したがって、離れたコイルは、依然として作動させられているとき、モータの速度に比例した誘導力を有する対面したコイルよりも大きな電力を消費する。
したがって、後者の設計は、ドアアクチュエータによって消費されるピーク電力を低下させることができる。開放/閉鎖サイクルにおいてドアアクチュエータによって消費されるエネルギの総量は実際には無視できるにもかかわらず、装置が消費するピーク電力は、そのケーブルのサイズ(ひいてはその重量およびコスト)および車体内の電源のサイズを決定する。ドアキャリッジの加速中にピーク電力に達するので、幾つかのより有効でないコイルを作動停止することは、ドアアクチュエータによって消費されるピーク電力を低減することを助け、ひいては、そのサイズ、重量およびコストを制限する。
1つの実施の形態において、作動停止するステップは、位置検出器を使用して、ドアキャリッジ220が、収容構造206に沿った限界位置に達したことを検出することによってトリガされる。別の実施の形態において、作動停止するステップは、作動させるステップの開始から任意の時間が経過すると行われる。言い換えれば、前記作動後、方法は、前記作動停止を行う前に任意の時間だけ待機することを含む。別の実施の形態において、作動停止させるステップは、少なくとも1つの速度検出器を使用して、ドアキャリッジ220が任意の速度に達したときにトリガされる。
図9Cは、第1のコイルアセンブリ244aから第2のコイルアセンブリ244bに向かって移動するときのドアキャリッジ220を示している。この場合、1つのコイルが第1のコイルアセンブリ244aにおいて作動させられるのに対し、2つのコイルが第2のコイルアセンブリ244bにおいて作動させられる。実際には、理解されるように、この実施の形態において、同時に作動させられるコイルの数は、リニア誘導モータに電力供給するために使用される三相ACにより、3の倍数である。
図9Dに示したように、減速段階は加速段階に似ている。例えば、この場合、第1のコイルアセンブリ244aから到達するときに複数の交互磁極磁石242の減速を開始するために、第2のコイルアセンブリ244bの2つの三連コイル274aおよび274bのうちの一方のみ、すなわち、第2のコイルアセンブリ244bの三連コイル274aのみが作動させられる。
図9Eは、第2のコイルアセンブリ244bの2つの三連コイル274aおよび274bが、ドアキャリッジ220が停止させられるまで作動させられることを示している。
起電力は、コイルによって付与される磁界の強さ、巻きの数およびコイルを流れる電流に依存することが分かっており、起電力Fを1つのコイルにおける電流Iによって得ることができるとすると、2つのコイルにおいて、電流I/2によって同じ力Fを得ることができることが分かった。ファクタ2だけ電流を減じることは、ファクタ4だけコイルの銅における損失を減じることができる。1つのコイルの代わりに2つのコイルが作動させられることを考慮して、全体の損失は、ファクタ2によって割ることができる。これは、方法の加速段階の間に、同じ電力を利用して、2倍強い起電力が得られることを意味する。1つのコイルの代わりに2つのコイルを作動させることによって得られるゲインは、ドアキャリッジの加速とともに減少し、これは、起電力によって生ぜしめられる誘発されたテンションによる現象である。方法の加速段階の間に6つの作動されるコイルを有することは、加速段階の間の効率を増大させる。しかしながら、加速が終わると、3つのコイルのみが作動停止される。なぜならば、この付加的な3つのコイルによるゲインは、ドアキャリッジの速度および起電力により制限されていたからである。コイルの数を制限することは、ドアアクチュエータの重量を減じ、そのコストも減じることができることにも留意されたい。
2つのコイルアセンブリ244aおよび244bは、共通のコイルアセンブリの2つのコイルの間の距離として規定されるコイル間離隔距離d2よりも大きくかつドアキャリッジ220の長さd3と等しいかまたはそれより小さい離隔距離d1だけ長手方向に離隔させられていることが理解される。
ドアアクチュエータの部材の長さは、実施の形態ごとに異なることができる。例えば、1つの実施の形態において、各コイルアセンブリ244aおよび244bは、12インチの長さを有し、12インチの離隔距離d1を特徴とし、ドアキャリッジ220は、18インチの長さd3を有する。別の実施の形態において、各コイルアセンブリ244aおよび244bは、6インチの長さを有し、6インチの離隔距離d1を特徴とし、ドアキャリッジ220は、18インチの長さd3を有する。実際、このような実施の形態において、2つのコイルアセンブリ244aおよび244bの間に離隔距離d1を提供することは、コイルの連続的な長手方向配列を有する慣用のリニアアクチュエータに対して、1つの完全なコイルアセンブリ(例えば6つのコイル)に関連したコストおよび重量を節約することができる。
図10は、1つの実施の形態による、ドアアクチュエータ1000の別の例の正面図である。同じ要素は、200番台、600番台、700番台および/または800番台の代わりに1000番台の同じ2桁の番号を有している。この実施の形態では、収容構造1006は、2つの端部の間に長手方向に延びる壁部1012と、壁部1012の上部1018から延びるフード1016とを有する。他の実施の形態のように、リニア誘導モータ1026は、固定部1028と、可動部1030とを有する。固定部1028は、フード1016の側部に取り付けられており、コイルアセンブリ1044の形式で設けられている。可動部1030は、ドアキャリッジ1020のフレーム1054に取り付けられており、複数の磁石1042の形式で設けられている。ドアキャリッジ1020は、そのフレーム1054に取り付けられたドアハンガ1056を有する。この実施の形態では、ドアキャリッジ1020のフレーム1054は、第1の複数のガイドローラ1024(“第1のガイドローラ1024”と呼ばれる)を介して収容構造1006のフード1016に可動に取り付けられている。収容構造1006は、固定部1028の背後においてフード1016に取り付けられた、強磁性材料のバックプレート1050’を有する。これにより、コイルアセンブリ1044は、複数の磁石1042と、バックプレート1050’との間にある。使用中、ドアキャリッジ1020の第1のガイドローラ1024は、複数の磁石1042と、強磁性材料のバックプレート1050’との間の磁気引力(力F3参照)を介してフード1016に対して当接して維持されている。幾つかの実施の形態において、磁気引力は、400Lbsの重量を持続させることができる。加えて、収容構造1006は、壁部1012の側部1014からドアキャリッジ1020の方向へ延びるレール1008を有することができる。レール1008は、磁気引力が反対方向のより大きな力によって克服された場合、第1のガイドローラ1014のうちの少なくとも幾つかを支持することができる。
理解することができるように、上記で説明されかつ例示された例は、例示的でしかないことが意図されている。例えば、ドアアクチュエータを車両(例えば、トランジット車両)および建物において使用することができる。別の実施の形態において、収容構造は、互いに組み立てられた複数の部材から形成されている。収容構造は、ドアキャリッジを収容するために適応された少なくとも1つの開放した端部を有することができる。代替的な実施の形態において、各ドアアクチュエータは、自己の電源および自己の制御装置を有する。理解されるように、2つのエレメントが互いに取り付けられると言うときは、例えば、2つのエレメントが互いに固定されるまたは択一的に2つのエレメントが互いに一体に形成されていることを含むことを意味する。範囲は添付の請求項によって示されている。

Claims (43)

  1. ドアアクチュエータであって、
    ドアキャリッジパスを有する収容構造と、
    共通のコイルアセンブリ平面に沿って前記収容構造に取り付けられておりかつ離隔距離だけ前記ドアキャリッジパスに沿って互いに長手方向に離隔させられた第1のコイルアセンブリおよび第2のコイルアセンブリと、
    前記コイルアセンブリ平面から平行に離隔させられた磁石平面に沿って設けられた複数の交互磁極磁石を有する、前記収容構造によって摺動可能に収容されたドアキャリッジであって、前記第1および第2のコイルアセンブリが前記ドアキャリッジをレールの2つの端部の間で前後に移動させるように作動可能である、ドアキャリッジと、を含む、ドアアクチュエータ。
  2. 前記離隔距離は、前記ドアキャリッジの長さと等しいおよび前記ドアキャリッジの長さよりも小さいうちの少なくとも一方である、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  3. 前記離隔距離は、少なくとも6インチである、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  4. 前記ドアキャリッジの長さは、約18インチである、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  5. 前記第1および第2のコイルアセンブリのそれぞれは、コイルケーシングと、該コイルケーシングに収容された、複数の長手方向に離隔させられたコイルとを有する、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  6. 前記第1および第2のコイルアセンブリのそれぞれ1つの長手方向に離隔させられたコイルのうちの2つの隣接するコイルの間のコイル間離隔距離は、前記第1および第2のコイルアセンブリの間の離隔距離よりも小さい、請求項5記載のドアアクチュエータ。
  7. 前記第1および第2のコイルアセンブリのそれぞれの複数の長手方向に離隔させられたコイルは、6つの長手方向に離隔させられたコイルである、請求項5記載のドアアクチュエータ。
  8. 前記コイルケーシングは、プラスチック材料から形成されている、請求項5記載のドアアクチュエータ。
  9. 前記第1および第2のコイルアセンブリのそれぞれは、前記収容構造に取り付けられた第1の面と、前記コイルケーシングに取り付けられた第2の面とを有するバックプレートを有する、請求項5記載のドアアクチュエータ。
  10. 前記コイルケーシングは、電源と、前記第1および第2のコイルアセンブリとの間に接続された電源ケーブルを収容するための電源ケーブルチャネルを有する、請求項5記載のドアアクチュエータ。
  11. 前記コイルケーシングは、約12インチの長さを有する、請求項5記載のドアアクチュエータ。
  12. 前記ドアキャリッジは、フレームと、該フレームに回転可能に取り付けられかつ前記収容構造の壁部およびフードのうちの少なくとも一方に可動に取り付けられた複数のホイールとを有する、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  13. 前記複数のホイールは、3つのホイールを含む、請求項12記載のドアアクチュエータ。
  14. 前記ドアキャリッジは、複数の交互磁極磁石が取り付けられたフレームと、該フレームに取り付けられたドアハンガとを有する、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  15. ドアが、複数の偏心ナットを介して前記ドアハンガに調節可能に取付け可能である、請求項14記載のドアアクチュエータ。
  16. 前記複数の交互磁極磁石は、約12個の磁石を含む、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  17. 前記収容構造は、低透磁性材料から形成されている、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  18. 前記第1および第2のコイルアセンブリは、
    前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルが複数の交互磁極磁石に面する静止位置から、前記複数の交互磁極磁石に電磁気的に係合するように、全ての対面したコイルを作動させ、これにより、前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって前記ドアキャリッジを加速させ、前記複数の交互磁極磁石は、前記ドアキャリッジが前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの前記他方に向かって移動させられるに従って、前記コイルから順次に離れ、前記ドアキャリッジが前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの前記他方に向かって移動し続けるに従って、前記コイルのうちの対面したコイルを作動状態に同時に維持しながら、前記コイルのうちの離れたコイルを作動停止させ、
    前記ドアキャリッジが前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動し続けかつ前記交互磁極磁石が前記他方のコイルアセンブリのコイルに順次に対面するに従って、前記ドアキャリッジの移動を減速させるために前記他方のコイルアセンブリのコイルの少なくとも幾つかを作動させる
    ように作動可能である、請求項1記載のドアアクチュエータ。
  19. 一体化されたドアアクチュエータであって、
    収容構造と、
    該収容構造内に捕捉されかつ該収容構造に沿って直線的に可動なドアキャリッジと、
    該ドアキャリッジに取り付けられた可動部および前記収容構造に取り付けられた固定部を有するリニア誘導モータであって、前記ドアキャリッジを前記収容構造に沿って前後に移動させるように作動可能なリニア誘導モータと、
    を有する、一体化されたドアアクチュエータ。
  20. 前記収容構造は、2つの端部の間に長手方向に延びるレールと、該レールの側部から延びる壁部と、該壁部の上部から延びるフードとを有し、前記ドアキャリッジは、第1の複数のガイドローラを介して前記収容構造の前記レールに可動に取り付けられておりかつ第2の複数のガイドローラを介して前記収容構造の前記フードに可動に取り付けられている、請求項19記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  21. 前記リニア誘導モータの前記固定部は、前記収容構造の前記フードに取り付けられており、前記第2の複数のガイドローラは、前記リニア誘導モータの前記固定部の各側に沿って可動である、請求項20記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  22. 前記第2の複数のガイドローラのうちの1つは、前記固定部の一方の側に沿って可動であり、前記第2の複数のガイドローラのうちの2つは、前記リニア誘導モータの前記固定部の他方の側に沿って可動である、請求項21記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  23. 前記第2の複数のガイドローラは、前記第1の複数のガイドローラのうちの1つの直径よりも大きな直径をそれぞれが有するホイールの形式で設けられている、請求項21記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  24. 前記リニア誘導モータの前記固定部は、前記収容構造の前記壁部に取り付けられている、請求項20記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  25. 前記フードは、前記壁部の側とは反対の側から前記レールに向かって延びるリップを有し、前記第2の複数のガイドローラは、前記リップに可動に取り付けられている、請求項24記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  26. 前記ドアキャリッジは、前記収容構造の前記リップに可動に取り付けられた第3の複数のガイドローラを有する、請求項25記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  27. 前記ドアキャリッジは、前記収容構造の前記壁部に可動に取り付けられた第3の複数のガイドローラを有し、該第3の複数のガイドローラは、前記リニア誘導モータの前記固定部の各側に沿って可動である、請求項24記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  28. 前記第3の複数のガイドローラは、前記第1の複数のガイドローラのうちの1つの直径よりも大きな直径をそれぞれが有するホイールの形式で設けられている、請求項27記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  29. 前記リニア誘導モータの前記固定部は、前記収容構造の前記レールとは反対側に面した前記壁部の面に取り付けられている、請求項24記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  30. 前記リニア誘導モータの前記固定部は、前記収容構造の前記レールに沿って複数のコイルを有し、前記リニア誘導モータの前記可動部は、複数の交互磁極磁石を有する、請求項19記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  31. 前記複数のコイルは、それぞれが前記レールの2つの端部のそれぞれの1つの近くに配置された、2つの離隔させられたコイルアセンブリの形式で設けられている、請求項30記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  32. 前記レールは、凸面状の面を有し、前記第1の複数のガイドローラはそれぞれ、前記レールの前記凸面状の面と合致するように構成された凹面状の面を有する、請求項20記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  33. 前記収容構造は、2つの端部の間に長手方向に延びる壁部と、該壁部の上部から延びるフードとを有し、前記ドアキャリッジは、第1の複数のガイドローラを介して前記収容構造の前記フードに可動に取り付けられており、前記固定部は、前記フードに取り付けられておりかつ前記可動部に面しており、前記可動部は前記ドアキャリッジに取り付けられており、前記収容構造は、前記固定部の背後において前記フードに取り付けられた強磁性材料のバックプレートを有し、前記ドアキャリッジは、該ドアキャリッジに取り付けられたドアハンガを有し、前記第1の複数のガイドローラは、前記複数の交互磁極磁石と強磁性材料の前記バックプレートとの間の磁気引力を介して前記フードに対して当接して維持されている、請求項30記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  34. 前記収容構造は、ドアキャリッジパスを有し、
    前記固定部は、共通のコイルアセンブリ平面に沿って前記収容構造に取り付けられておりかつ離隔距離だけ前記ドアキャリッジパスに沿って互いに長手方向に離隔させられた第1のコイルアセンブリおよび第2のコイルアセンブリを有し、
    前記ドアキャリッジは、前記コイルアセンブリ平面から平行に離隔させられた磁石平面に沿って設けられた複数の交互磁極磁石を有し、前記第1および第2のコイルアセンブリは、前記ドアキャリッジを前記レールの2つの端部の間で前後に移動させるように作動可能である、請求項19記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  35. 前記リニア誘導モータは、前記ドアアクチュエータの収容構造に取り付けられた第1および第2のコイルアセンブリと、ドアキャリッジに取り付けられかつ前記第1および第2のコイルアセンブリに沿って前記収容構造に可動に取り付けられた複数の交互磁極磁石とを有し、
    前記第1および第2のコイルアセンブリは、
    前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルが複数の交互磁極磁石に面する静止位置から、前記複数の交互磁極磁石に電磁気的に係合するように、全ての対面したコイルを作動させ、これにより、前記ドアキャリッジを前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって加速させ、前記複数の交互磁極磁石は、前記ドアキャリッジが前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの前記他方に向かって移動させられるに従って、前記コイルから順次に離れ、前記ドアキャリッジが前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの前記他方に向かって移動し続けるに従って、前記コイルのうちの対面したコイルを作動状態に同時に維持しながら、前記コイルのうちの離れたコイルを作動停止させ、
    前記ドアキャリッジが前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かって移動し続けかつ前記交互磁極磁石が前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの前記他方のコイルに順次に対面するに従って、前記ドアキャリッジの移動を減速させるために前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの前記他方のコイルのうちの少なくとも幾つかを作動させる
    ように作動可能である、請求項19記載の一体化されたドアアクチュエータ。
  36. リニア誘導モータを有し、該リニア誘導モータは、それぞれが複数のコイルを有しかつドアアクチュエータの収容構造に取り付けられた第1および第2のコイルアセンブリと、前記第1および第2のコイルアセンブリに沿って前記収容構造に可動に取り付けられたドアキャリッジに取り付けられた複数の交互磁極磁石とを有する、ドアアクチュエータを作動させる方法であって、該方法は、
    制御装置を使用して、
    前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のコイルのうちの幾つかが前記複数の交互磁極磁石のうちの幾つかと面している状態から、前記複数の交互磁極磁石に電磁気的に係合するように、対面したコイルを作動させ、これにより、前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方へ向かう前記ドアキャリッジの移動を加速させることおよび前記ドアキャリッジの移動を減速させることのうちの少なくとも一方を行い、前記ドアキャリッジが移動するに従って、前記複数の交互磁極磁石を前記コイルから順次に離し、
    前記コイルのうちの対面したコイルを作動状態に同時に維持しながら前記コイルのうちの離れたコイルを作動停止させる
    ステップを含む、ドアアクチュエータを作動させる方法。
  37. 前記状態は、前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方の全てのコイルが前記複数の交互磁極磁石のうちの幾つかと対面している静止状態であり、前記作動は、前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方に向かう前記ドアキャリッジの移動を加速させるために、前記複数の交互磁極磁石を電気磁気的に係合させる、請求項36記載の方法。
  38. 前記状態は、前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のアセンブリのコイルのうちの幾つかが作動させられかつ前記アセンブリの前記コイルのうちの他のコイルが作動停止させられている初期コイル作動状態であり、前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方から前記アセンブリへの前記ドアキャリッジの移動の間、停止するまで前記ドアキャリッジの移動を減速させるために、前記アセンブリの作動したコイルを作動状態に維持しながら前記アセンブリの作動停止させられたコイルを作動させる、請求項36記載の方法。
  39. 前記第1および第2のコイルアセンブリのそれぞれが、互いに長手方向に離隔させられた2つの三連コイルを有し、前記作動停止は、前記ドアキャリッジによって最初に通過された前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの一方のアセンブリの前記2つの三連コイルのうちの一方を作動停止させることを含む、請求項36記載の方法。
  40. 前記作動停止は、少なくとも1つの位置検出器を使用して、前記ドアキャリッジが前記収容構造に沿った限界位置に達したことを検出することによってトリガされる、請求項36記載の方法。
  41. 前記作動の後、前記作動停止を行う前に任意の時間だけ待機することをさらに含む、請求項36記載の方法。
  42. 前記作動停止は、少なくとも1つの速度検出器を使用して、前記ドアキャリッジが任意の速度に達したときにトリガされる、請求項36記載の方法。
  43. 前記第1および第2のコイルアセンブリのうちの他方のコイルが、前記ドアキャリッジの前記移動中に、前記複数の交互磁極磁石と新たに対面し、前記作動停止は、さらに、前記ドアキャリッジが移動するに従い、新たに対面したコイルを作動させることを含む、請求項36記載の方法。
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