JP2019218523A - 香料組成物及び繊維製品用洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせる香料組成物及び繊維製品用洗浄剤の提供。【解決手段】下記(a1)成分、下記(a2)成分及び下記(a3)成分を含有し、前記(a1)成分/(前記(a2)成分+前記(a3)成分)で表される質量比が0.48未満である、香料組成物。(a1)成分:ネクタリル。(a2)成分:イソ・イー・スーパー。(a3)成分:マンダリンアルデヒド及び1,8−シネオールの少なくとも一方。【選択図】なし

Description

本発明は、香料組成物及び繊維製品用洗浄剤に関する。
一般に、衣料等の繊維製品の洗濯処理に用いられる洗浄剤には、繊維製品に香りを付与するなどの目的で、香料が配合されている。香りの持続性を高めるための検討もなされており、例えば、香料を含むカプセル粒子(カプセル香料)を液体洗浄剤に配合して分散させる方法が知られている(例えば特許文献1、2)。
特開2016−199748号公報 特開2017−75295号公報
しかしながら、従来の香料や洗浄剤は香りの持続性の改良を目的としたものであり、洗濯処理を施すことによって、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせることについては、考慮されていない。
本発明は、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせる香料組成物及び繊維製品用洗浄剤の提供を目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1] 下記(a1)成分、下記(a2)成分及び下記(a3)成分を含有し、前記(a1)成分/(前記(a2)成分+前記(a3)成分)で表される質量比が0.48未満である、香料組成物。
(a1)成分:ネクタリル。
(a2)成分:イソ・イー・スーパー。
(a3)成分:マンダリンアルデヒド及び1,8−シネオールの少なくとも一方。
[2] 前記(a2)成分及び前記(a3)成分の含有量の合計が、前記香料組成物の総質量に対して、0.1〜50質量%である、[1]に記載の香料組成物。
[3] 下記(a4)成分をさらに含有する、[1]又は[2]に記載の香料組成物。
(a4)成分:ベルドックス及びエチル−2−メチルブチレートの少なくとも一方。
[4] 前記(a1)成分と前記(a4)成分の含有量の合計が、前記香料組成物の総質量に対して、0.2〜20質量%である、[3]に記載の香料組成物。
[5] 前記(a1)成分/前記(a4)成分で表される質量比が0.2〜5である、[3]又は[4]に記載の香料組成物。
[6] 下記(a5)成分をさらに含有する、[1]〜[5]のいずれか1つに記載の香料組成物。
(a5)成分:リモネン、ジヒドロミルセノール、β−ピネン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、シクラセット、アニスアルデヒド及びサンタレックスからなる群より選ばれる1種以上。
[7] 前記(a2)成分と前記(a3)成分と前記(a5)成分の含有量の合計が、前記香料組成物の総質量に対して、5〜50質量%である、[6]に記載の香料組成物。
[8] (前記(a2)成分+前記(a3)成分)/前記(a5)成分で表される質量比が0.1〜20である、[6]又は[7]に記載の香料組成物。
[9] (前記(a1)成分+前記(a4)成分)/(前記(a2)成分+前記(a3)成分+前記(a5)成分)で表される質量比が0.05〜10である、[6]〜[8]のいずれか1つに記載の香料組成物。
[10] [1]〜[9]のいずれか1つに記載の香料組成物と、界面活性剤とを含有する、繊維製品用洗浄剤。
[11] カチオン性ポリマーをさらに含有する、[10]に記載の繊維製品用洗浄剤。
本発明によれば、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせる香料組成物及び繊維製品用洗浄剤を提供できる。
「香料組成物」
本発明の香料組成物は、以下に示す(a1)成分、(a2)成分及び(a3)成分を含有する。香料組成物は、以下に示す(a4)成分及び(a5)成分の少なくとも一方を含有することが好ましい。
<(a1)成分>
(a1)成分は、ネクタリル(2−[2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル]シクロペンタノン)である。
(a1)成分は、ふっくらとしたボリュームのある触感を感じさせる成分である。
(a1)成分は、カプセル香料として香料組成物に配合されることが好ましい。(a1)成分がカプセル香料として配合されることで、本発明の香料組成物を含有する繊維製品用洗浄剤を用いて洗濯処理された繊維製品を干したり、取り込んだり、畳んだりするなどして繊維製品に適度な圧力や摩擦が加わる際にカプセルがはじけて(破壊されて)、ふっくらとしたボリュームのある触感をより感じやすくなる。
カプセル香料は、芯物質である香料と、芯物質を覆う壁物質とで構成される。
カプセル香料は、芯物質として(a1)成分のみを含んでいてもよいし、(a1)成分と、(a1)成分以外の香料とを含んでいてもよい。
壁物質としては、洗浄剤や柔軟剤等に含有されるカプセルに一般的に使用される材料を用いることができる。壁物質としては、例えば、ゼラチン、寒天等の天然系高分子;油脂、ワックス等の油性膜形成物質;ポリアクリル酸系ポリマー、ポリビニル系ポリマー、ポリメタクリル酸系ポリマー、メラミン系ポリマー、ウレタン系ポリマー等の合成高分子物質などが挙げられる。これらの中でも、カプセルが破壊された際の発香性が高まる観点から、合成高分子物質が好ましく、その中でも特に、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、又は尿素−ホルムアルデヒド樹脂からなるアミノプラストポリマー、ポリアクリル酸系ポリマー、ポリメタクリル酸系ポリマーが好ましい。これら壁物質は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
カプセル香料は、公知の方法により製造でき、例えば、界面重合法、in−situ重合法などが挙げられる。
カプセル香料の平均粒子径は、1〜50μmが好ましく、5〜40μmがより好ましく、10〜25μmがさらに好ましい。
カプセル香料の平均粒子径は、レーザー回折・散乱法により測定される値である。
(a1)成分の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0.1〜30質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、2〜5質量%がさらに好ましい。(a1)成分の含有量が上記下限値以上であれば、ふっくらとしたボリュームのある触感を充分に感じることができる。かかる効果は、(a1)成分の含有量が上限値を超えると頭打ちとなる。
<(a2)成分>
(a2)成分は、イソ・イー・スーパー(7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン)である。
(a2)成分は、からっと乾いた触感を感じさせる成分である。
(a2)成分は、カプセル香料として香料組成物に配合されていてもよいし、カプセルに内包されていない香料(フリー香料)として香料組成物に配合されていてもよい。また、2種類の(a2)成分を用いる場合、一方がカプセル香料として香料組成物に配合され、他方がフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。繊維製品用洗浄剤に配合できるカプセル香料の割合を考慮した場合、(a2)成分はフリー香料として香料組成物に配合されることが好ましい。
(a2)成分の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0.1〜50質量%が好ましく、2〜30質量%がより好ましく、5〜25質量%がさらに好ましい。(a2)成分の含有量が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感を充分に感じることができる。かかる効果は、(a2)成分の含有量が上限値を超えると頭打ちとなる。
<(a3)成分>
(a3)成分は、マンダリンアルデヒド(トランス−2−ドデセナール)及び1,8−シネオール(1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン)の少なくとも一方である。
(a3)成分は、からっと乾いた触感を感じさせる成分である。
(a3)成分は、カプセル香料として香料組成物に配合されていてもよいしフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。また、2種類の(a3)成分を用いる場合、一方がカプセル香料として香料組成物に配合され、他方がフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。繊維製品用洗浄剤に配合できるカプセル香料の割合を考慮した場合、(a3)成分はフリー香料として香料組成物に配合されることが好ましい。
香料組成物は、マンダリンアルデヒド及び1,8−シネオールの少なくとも一方を含有していればよいが、からっと乾いた触感をより感じることができる点で、マンダリンアルデヒド及び1,8−シネオールの両方を含有することが好ましい。
(a3)成分の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0.01〜5質量%が好ましく、0.2〜4質量%がより好ましく、0.5〜3質量%がさらに好ましい。
香料組成物がマンダリンアルデヒドを含有する場合、その含有量は香料組成物の総質量に対して、0.005〜1質量%が好ましく、0.01〜0.5質量%がより好ましく、0.05〜0.2質量%がさらに好ましい。
香料組成物が1,8−シネオールを含有する場合、その含有量は香料組成物の総質量に対して、0.01〜5質量%が好ましく、0.05〜4質量%がより好ましく、0.2〜2質量%がさらに好ましい。
(a3)成分の含有量が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感を充分に感じることができる。かかる効果は、(a3)成分の含有量が上限値を超えると頭打ちとなる。
(a2)成分及び(a3)成分の含有量の合計は、香料組成物の総質量に対して、0.1〜50質量%が好ましく、2〜30質量%がより好ましく、5〜25質量%がさらに好ましい。(a2)成分及び(a3)成分の含有量の合計が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、(a2)成分及び(a3)成分の含有量の合計が上限値を超えると頭打ちとなる。
(a1)成分/((a2)成分+(a3)成分)で表される質量比(a1/(a2+a3)比)は、0.48未満であり、0.45以下が好ましく、0.40以下がより好ましく、0.35以下がさらに好ましく、0.30以下が特に好ましい。a1/(a2+a3)比が上記上限値未満であれば、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせることができる。
ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感のバランスに優れる点で、a1/(a2+a3)比は、0.10以上が好ましく、0.15以上がより好ましく、0.20以上がさらに好ましい。
<(a4)成分>
(a4)成分は、ベルドックス(酢酸2−(tert−ブチル)シクロヘキシル)及びエチル−2−メチルブチレートの少なくとも一方である。
(a4)成分は、ふっくらとしたボリュームのある触感を感じさせる成分である。
(a4)成分は、カプセル香料として香料組成物に配合されていてもよいし、フリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。また、2種類の(a4)成分を用いる場合、一方がカプセル香料として香料組成物に配合され、他方がフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。(a4)成分がカプセル香料として香料組成物に配合される場合、(a1)成分と(a4)成分は同じカプセル香料に含まれていてもよいし、(a1)成分と(a4)成分は別々のカプセル香料に含まれていてもよい。
(a4)成分の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜7質量%がより好ましく、1〜5質量%がさらに好ましい。(a4)成分の含有量が上記下限値以上であれば、ふっくらとしたボリュームのある触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、(a4)成分の含有量が上限値を超えると頭打ちとなる。
(a1)成分及び(a4)成分の含有量の合計は、香料組成物の総質量に対して、0.2〜40質量%が好ましく、0.2〜20質量%がより好ましく、3〜15質量%がさらに好ましく、5〜10質量%が特に好ましい。(a1)成分及び(a4)成分の含有量の合計が上記下限値以上であれば、ふっくらとしたボリュームのある触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、(a1)成分及び(a4)成分の含有量の合計が上限値を超えると頭打ちとなる。
(a1)成分/(a4)成分で表される質量比(a1/a4比)は、0.2〜5が好ましく、0.4〜3がより好ましく、0.5〜2がさらに好ましい。a1/a4比が上記下限値以上であれば、ふっくらとしたボリュームのある触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、a1/a4比が上記上限値を超えると頭打ちとなる。
<(a5)成分>
(a5)成分は、リモネン(1−メチル−4−(1−メチルエテニル)−シクロヘキセン)、ジヒドロミルセノール(2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール)、β−ピネン((1S,5S)−6,6−ジメチル−2−メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタン)、ヘキシルシンナミックアルデヒド(2−ヘキシル−3−フェニルアクリルアルデヒド)、シクラセット((3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデン)−5−イル=アセタート)、アニスアルデヒド(4−メトキシベンズアルデヒド)及びサンタレックス(イソボルニルシクロヘキサノール)からなる群より選ばれる1種以上である。
(a5)成分は、からっと乾いた触感を感じさせる成分である。
(a5)成分は、カプセル香料として香料組成物に配合されていてもよいし、フリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。また、複数の(a5)成分を用いる場合、(a5)成分の一部がカプセル香料として香料組成物に配合され、残りがフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。(a5)成分がカプセル香料として香料組成物に配合される場合、(a1)成分と(a5)成分は同じカプセル香料に含まれていてもよいし、(a1)成分と(a5)成分は別々のカプセル香料に含まれていてもよい。また、(a4)成分と(a5)成分は同じカプセル香料に含まれていてもよいし、(a4)成分と(a5)成分は別々のカプセル香料に含まれていてもよい。
(a5)成分の含有量は、香料組成物の総質量に対して、5〜40質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましく、15〜20質量%がさらに好ましい。(a5)成分の含有量が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、(a5)成分の含有量が上限値を超えると頭打ちとなる。
(a2)成分、(a3)成分及び(a5)成分の含有量の合計は、香料組成物の総質量に対して、5〜50質量%が好ましく、10〜45質量%がより好ましく、25〜40質量%がさらに好ましい。(a2)成分、(a3)成分及び(a5)成分の含有量の合計が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、(a2)成分、(a3)成分及び(a5)成分の含有量の合計が上限値を超えると頭打ちとなる。
((a2)成分+(a3)成分)/(a5)成分で表される質量比((a2+a3)/a5比)は、0.1〜20が好ましく、0.2〜5がより好ましく、0.5〜2がさらに好ましい。(a2+a3)/a5比が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、(a2+a3)/a5比が上記上限値を超えると頭打ちとなる。
((a1)成分+(a4)成分)/((a2)成分+(a3)成分+(a5)成分)で表される質量比((a1+a4)/(a2+a3+a5)比)は、0.05〜1が好ましく、0.1〜0.5がより好ましく、0.15〜0.3がさらに好ましい。(a1+a4)/(a2+a3+a5)比が上記範囲内であれば、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感のバランスに優れる。
<任意成分>
香料組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、前記(a1)〜(a5)成分以外の成分(任意成分)を含有してもよい。
任意成分としては、香料組成物に配合される成分として公知のものを用いることができ、例えば、前記(a1)〜(a5)成分以外の他の香料成分(任意香料成分)、香料用溶剤、酸化防止剤などが挙げられる。
任意香料成分としては、所望の香調等に応じ、公知の香料成分の中から適宜選択できる。任意香料成分として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「合成香料 化学と商品知識」,印藤元一著,化学工業日報社(1996)、「Perfume and Flavor Materials of NaturalOrigin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「香りの百科」,日本香料協会編,朝倉書店(1989)、「Perfumery MaterialPerformance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)、「Flower oils and Floral CompoundsIn Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
任意香料成分の具体例としては、例えば、以下のものが挙げられる。
炭化水素系の香料成分として、例えばα−ピネン、ターピノレンなどが挙げられる。
アルコール系の香料成分として、例えばリナロール、ゲラニオール、シトロネロール、ターピネオール、l−メントール、ボルネオール、フェニルエチルアルコール、チモール、オイゲノールなどが挙げられる。
エーテル系の香料成分として、例えばローズオキサイド、アネトール、エストラゴールなどが挙げられる。
アルデヒド系の香料成分として、例えばウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラール、リラール、デュピカール、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、シクラメンアルデヒド、リリアール、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリンなどが挙げられる。
ケトン系の香料成分として、例えばα−イオノン、β−イオノン、α−イソメチルイオノン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、ダイナスコン、マルトール、ジヒドロジャスモン、シスジャスモン、ラズベリーケトンなどが挙げられる。
エステル系の香料成分として、例えば酢酸シス−3−ヘキセニル、酢酸リナリル、酢酸p−t−ブチルシクロヘキシル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、2−メチル酢酸エチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、メチルフェニルグリシド酸エチル、フルテートなどが挙げられる。
ラクトン系の香料成分として、例えばγ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、クマリンなどが挙げられる。
ムスク系の香料成分としては、例えばガラクソリド、シクロペンタデカノリド、エチレンブラシレート、6−アセチルヘキサテトラリン、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピランなどが挙げられる。
これら任意香料成分は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
任意香料成分は、カプセル香料として香料組成物に配合されていてもよいし、フリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。また、複数の任意香料成分を用いる場合、任意香料成分の一部がカプセル香料として香料組成物に配合され、残りがフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。任意香料成分がカプセル香料として香料組成物に配合される場合、(a1)成分と任意香料成分は同じカプセル香料に含まれていてもよいし、(a1)成分と任意香料成分は別々のカプセル香料に含まれていてもよい。
任意香料成分の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0〜90質量%が好ましく、10〜85質量%がより好ましい。
香料用溶剤としては、例えば、エタノール、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、スクロースジアセテートヘキサイソブチレート、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、1,3−ブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、ハーコリンなどが挙げられる。これら香料用溶剤は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
香料用溶剤の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0〜30量%が好ましく、1〜20質量%がより好ましい。
酸化防止剤としては、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンE誘導体、エリソルビン酸ナトリウム、メトキシフェノール、二酸化硫黄、コーヒー豆抽出物(クロロゲン酸)、緑茶抽出物(カテキン)、ローズマリー抽出物などが挙げられる。これら酸化防止剤は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
酸化防止剤の含有量は、香料組成物の総質量に対して、0.0001〜10質量%が好ましく、0.001〜5質量%がより好ましい。
なお、本発明の香料組成物の各成分の含有量の合計は、100質量%を超えない。
<製造方法>
香料組成物の製造方法は特に限定されず、常法により製造できる。例えば、各成分を香料用溶剤に加え、撹拌することで製造することができる。
上述した香料成分である(a1)〜(a5)成分及び任意香料成分は、その全てがフリー香料として香料組成物に配合されていてもよいし、その全てがカプセル香料として香料組成物に配合されていてもよい。また、香料成分の一部がカプセル香料として香料組成物に配合され、残りがフリー香料として香料組成物に配合されていてもよい。すなわち、香料組成物は、香料成分としてフリー香料のみを含んでいてもよいし、カプセル香料のみを含んでいてもよいし、フリー香料とカプセル香料の両方を含んでいてもよい。
香料組成物がフリー香料とカプセル香料の両方を含む場合、フリー香料/カプセル香料で表される質量比(フリー香料/カプセル香料比)は、1〜20が好ましく、1〜10がより好ましい。フリー香料/カプセル香料比が上記範囲内であれば、本発明の香料組成物を含有する繊維製品用洗浄剤を用いて洗濯処理された繊維製品を、干しているときにはからっと乾いた触感をより顕著に感じることができ、繊維製品を取り込んだり畳んだりするなどして繊維製品に適度な圧力や摩擦が加わる際にカプセルがはじけて(破壊されて)、ふっくらとしたボリュームのある触感をより感じやすくなる。
<使用方法>
本発明の香料組成物は、消臭剤、洗浄剤、柔軟剤等の繊維製品処理剤などの香料として使用することができる。特に、本発明の香料組成物は繊維製品用洗浄剤の香料組成物として好適に使用できる。
<効果>
以上説明した本発明の香料組成物は、上述した(a1)成分、(a2)成分及び(a3)成分を特定の質量比で含有するので、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせることができる。
「繊維製品用洗浄剤」
本発明の繊維製品用洗浄剤(以下、単に「洗浄剤」ともいう。)は、上述した本発明の香料組成物(以下、「(A)成分」ともいう。)と、界面活性剤(以下、「(B)成分」ともいう。)とを含有する。洗浄剤は、カチオン性ポリマー(以下、「(C)成分」ともいう。)をさらに含有することが好ましい。
<(A)成分>
(A)成分は、本発明の香料組成物である。
(A)成分の含有量は、洗浄剤の総質量に対して、0.1〜3質量%が好ましく、0.2〜1質量%がより好ましい。(A)成分の含有量が上記範囲内であれば、本発明の洗浄剤を用いて洗濯処理した繊維製品を触ったときに、充分なふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じることができる。
(A)成分がフリー香料を含む場合、フリー香料の含有量は、洗浄剤の総質量に対して、0.1〜3質量%が好ましく、0.2〜2質量%がより好ましく、0.3〜1.5質量%がさらに好ましく、0.5〜1質量%が特に好ましい。フリー香料の含有量が上記下限値以上であれば、からっと乾いた触感をより顕著に感じることができる。かかる効果は、フリー香料の含有量が上記上限値を超えると頭打ちとなる。
(A)成分がカプセル香料を含む場合、カプセル香料の含有量は、洗浄剤の総質量に対して、0.05〜1質量%が好ましく、0.05〜0.5質量%がより好ましく、0.1〜0.2質量%がさらに好ましい。カプセル香料の含有量が上記下限値以上であれば、カプセル香料の芯物質の効果が充分に得られる。かかる効果は、カプセル香料の含有量が上記上限値を超えると頭打ちとなる。
<(B)成分>
(B)成分は、界面活性剤である。
(B)成分を含有することで、本発明の洗浄剤が各種の汚れに対する洗浄性能を発揮する。
(B)成分としては、繊維製品用の洗浄剤に配合される成分として公知のものを用いることができ、例えばアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤などが挙げられる。
(アニオン界面活性剤)
アニオン界面活性剤は、公知のアニオン界面活性剤の中から適宜選択して用いることができる。
本発明において好ましく用いられるアニオン界面活性剤としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩などが挙げられる。これらのアニオン界面活性剤における塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。
これらのうち、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものが特に好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、アルキル基の炭素数が10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したもの(すなわち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
アルカンスルホン酸塩としては、アルキル基の炭素数が10〜20のものが好ましく、14〜17のものがより好ましい。中でも、前記アルキル基が2級アルキル基であるもの(すなわち、2級アルカンスルホン酸塩)が特に好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、例えばα−スルホ脂肪酸エステルがRCH(SOM)COOR(但し、R及びRはそれぞれ独立して炭化水素基であり、Mは対イオンである。)で表される化合物の場合、その化合物が有する脂肪酸残基(すなわち、R−C(H)−COOで表される基)の炭素数が10〜20のものが好ましい。
これらの中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及びα−オレフィンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種のアニオン界面活性剤がさらに好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が特に好ましい。
アニオン界面活性剤として、上記以外の他のアニオン界面活性剤を用いてもよい。他のアニオン界面活性剤としては、例えば、炭素数10〜20の高級脂肪酸又はその塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型アニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤等が挙げられる。
これらのアニオン界面活性剤は、市販品を用いてもよい。
アニオン界面活性剤として、SO基又はSO基を有するアニオン界面活性剤と、炭素数8〜22の脂肪酸(高級脂肪酸)又はその塩(高級脂肪酸塩)を併用することが好ましい。
高級脂肪酸としては、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸等の単一脂肪酸の塩、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混合脂肪酸などが挙げられる。
これらの高級脂肪酸における塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチルプロパノール塩、2−アミノ−2−メチルプロパンジオール等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩などが挙げられる。
(ノニオン界面活性剤)
ノニオン界面活性剤としては特に限定されないが、例えばポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、アルキルフェノール、炭素数8〜22の脂肪酸又は炭素数8〜22のアミン等のアルキレンオキサイド付加体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキサイド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキサイド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキサイド付加体、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシドなどが挙げられる。
洗浄剤が液体の場合、ノニオン界面活性剤としては、上記の中でも、液体洗浄剤の粘度を適度に保持しつつ、外観安定性が向上する点で、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤が好ましい。
ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤としては、例えば下記一般式(b−1)で表される化合物(以下、「化合物(b1)」という。)、下記一般式(b―2)で表される化合物(以下、「化合物(b2)」という。)などが挙げられる。これらはいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
51−CO−(OR52−OR53 ・・・(b−1)
54−O−[(EO)/(PO)]H ・・・(b−2)
式(b−1)中、R51は炭素数9〜13の炭化水素基であり、R52は炭素数2〜4のアルキレン基であり、R53は炭素数1〜4のアルキル基である。mはOR52の平均繰り返し数を示し、5〜25の数である。複数のR52は、相互に同じであってもよく異なってもよい。複数のR52が異なる場合、それらはブロック状に付加していてもよく、ランダム状に付加していてもよい。
式(b−2)中、R54は炭素数10〜22の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基である。sはEOの平均繰り返し数を示し、5〜20の数であり、tはPOの平均繰り返し数を示し、0〜4の数である。EOとPOとは、ブロック状に付加していてもよく、ランダム状に付加していてもよい。
ノニオン界面活性剤としては、特に皮脂汚れに対する洗浄力が高まる、高濃度領域でゲル化しにくい等の点から、化合物(b1)及び化合物(b2)成分からなる群より選択される少なくとも1種が好ましい。この中でも、化合物(b1)と化合物(b2)との組合せ、又は化合物(b1)を用いることがより好ましい。また、洗浄剤が液体の場合、高濃度領域でゲル化しにくい点から、化合物(b1)及び化合物(b2)成分からなる群より選択される少なくとも1種が好ましい。この中でも、化合物(b1)と化合物(b2)との組合せ、又は化合物(b1)を用いることがより好ましい。
化合物(b1)としては、上述した中でも、R52がエチレン基であるポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルが好ましく、その中でもR53がメチル基であるポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(以下、「MEE」と記載することがある。)が特に好ましい。これらは高濃度においてもゲル化領域が小さいため、高配合時にゲル化が生じにくい。
また、洗浄剤が液体の場合、液体洗浄剤がポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルを含有することにより、水への溶解性が良好となり、高い洗浄力が得られやすいものとなる。また、高濃度の界面活性剤を含有しても粘度の著しい増大(ゲル化)が生じにくく、良好な流動性を有する濃縮型の液体洗剤とすることができる。係る理由は以下のように考えられる。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル、特にMEEは、水溶液系中で分子同士の配向性が弱く、ミセルが不安定なノニオン界面活性剤であるため、高濃度でゲル化等が生じにくく、1種単独で多量に液体洗剤中に配合することができると推測される。また水への溶解性が向上すると推測される。さらに、高濃度での良好な流動性に寄与していると考えられる。したがって、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルが洗濯機槽内の水中へ投入された場合、洗濯液中のポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの濃度は素早く均一となり、洗浄初期から所定の濃度で繊維製品と接することができるため、高い洗浄力が得られると考えられる。
さらに、化合物(b2)としては、上述した中でも、第1級アルコールに酸化エチレンを付加した第1級アルコールエトキシレートが特に好ましい。
(カチオン界面活性剤)
カチオン界面活性剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩の陽イオン性界面活性剤などが挙げられる。
また、カチオン界面活性剤としては、上述した以外にも、例えばカプリル酸ジメチルアミノプロピルアミド、カプリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミン又はこれらの塩;パルミチン酸ジエタノールアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエタノールアミノプロピルアミドなどが挙げられる。
カチオン界面活性剤の分子量は、1000未満であることが好ましい。
(両性界面活性剤)
両性界面活性剤としては、例えばアルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、イミダゾリン型、アルキルアミノスルホン型、アルキルアミノカルボン酸型、アルキルアミドカルボン酸型、アミドアミノ酸型、リン酸型両性界面活性剤などが挙げられる。
(B)成分は、上述の界面活性剤が1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。特に、洗浄性能をより高められる点で、(B)成分としてはアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が好ましく、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを併用することがより好ましい。
(B)成分の含有量は、洗浄剤の総質量に対して、15〜79質量%が好ましく、20〜60質量%がより好ましく、30〜55質量%がさらに好ましい。(B)成分の含有量が上記下限値以上であれば、洗浄力及び再汚染防止性が向上しやすくなる。(B)成分の含有量が上記上限値以下であれば、ふっくらとしたボリューム感の付与効果がより向上する。
アニオン界面活性剤の含有量は、洗浄剤の総質量に対し、1〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましく、7〜15質量%がさらに好ましい。アニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であれば、(A)成分の溶解性が高まるとともに、再汚染防止性が向上しやすくなる。アニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であれば、ボリューム感を付与しやすくなる。
ノニオン界面活性剤の含有量は、洗浄剤の総質量に対し、10〜50質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましく、15〜30質量%がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であれば、洗浄力が高まるとともに、(A)成分の分散性が向上する。ノニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であれば、使用性が向上する。
<(C)成分>
(C)成分は、カチオン性ポリマーである。
本明細書においてカチオン性ポリマーとは、1分子中に1つ以上のカチオン性基を有するポリマーである。
(C)成分は、下記一般式(c−1)で表される繰り返し単位、及び下記一般式(c−2)で表される繰り返し単位からなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有することが好ましい。
Figure 2019218523
一般式(c−1)中、R、Rは、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、Xは対イオンである。
Figure 2019218523
一般式(c−2)中、R、Rは、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、Xは対イオンである。
(C)成分は、さらに下記一般式(c−3)で表される繰り返し単位、及び下記一般式(c−4)で表される繰り返し単位からなる群から選択される少なくとも1種を有することが好ましい。
Figure 2019218523
一般式(c−3)中、Rは、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であり、R、Rは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基もしくは炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。
Figure 2019218523
一般式(c−4)中、R10は、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。
なお、上記一般式(c−1)で表される繰り返し単位、及び上記一般式(c−2)で表される繰り返し単位は、下記一般式(c−5)で表されるジアルキルジアリルアンモニウム塩モノマーに由来する繰り返し単位である。
Figure 2019218523
一般式(c−5)中、R、Rは、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、Xは対イオンである。
上記一般式(c−1)、(c−2)及び(c−5)におけるXとしては、塩素イオン、臭素イオン等のハロゲンイオン、硫酸イオン、硝酸イオン、亜硫酸イオン等の無機酸イオン、メチル硫酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン等の有機酸イオンなどが挙げられる。
(C)成分の質量平均分子量は、通常1,000〜5,000,000であり、3,000〜2,000,000が好ましく、10,000〜2,000,000がより好ましい。
なお、本明細書における質量平均分子量は、ポリエチレングリコールを標準物質として、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により求めた値を意味する。
(C)成分の重合の形態は、特に限定されず、ブロック重合、ランダム重合又はグラフト重合のいずれであってもよい。
(C)成分中の(c−1)で表される繰り返し単位、及び(c−2)で表される繰り返し単位と、(c−3)で表される繰り返し単位、及び(c−4)で表される繰り返し単位との含有比は特に限定されないが、(c−1)で表される繰り返し単位、及び(c−2)で表される繰り返し単位と、(c−3)で表される繰り返し単位、及び(c−4)で表される繰り返し単位とのモル比が、[(c−1)で表される繰り返し単位、及び(c−2)で表される繰り返し単位の合計]:[(c−3)で表される繰り返し単位、及び(c−4)で表される繰り返し単位の合計]=1:9〜7:3が好ましく、2:8〜6:4がより好ましい。
上記一般式(c−1)で表される繰り返し単位、及び上記一般式(c−2)で表される繰り返し単位からなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリマーとしては、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドから誘導されるポリマーが挙げられ、市販品としては、例えばLubrizol社製の商品名「マーコート100」が挙げられる。
上記一般式(c−1)で表される繰り返し単位、及び上記一般式(c−2)で表される繰り返し単位からなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位と、上記一般式(c−3)で表される繰り返し単位、及び上記一般式(c−4)で表される繰り返し単位からなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位とを有するポリマーとしては、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド・アクリルアミドコポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド・アクリル酸コポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド・アクリルアミド・アクリル酸ターポリマーなどが挙げられる。
これらのポリマーとしては、合成品を用いてもよいし、市販品を用いてもよい。
上記ポリマーは、特に限定されないが、通常のラジカル重合により製造できる。例えば、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドや、アクリルアミド等の(C)成分を構成するモノマーを、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等の重合方法により重合することで製造できる。また、重合の際には、通常のラジカル重合に用いられる重合開始剤を使用することが好ましく、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、過硫酸カリウム等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシアノ吉草酸等のアゾ化合物を用いることができる。
上記コポリマーの市販品としては、例えばLubrizol社製の商品名「マーコート550」、「マーコート740」、「マーコート2200」、「Noverite300」、「Noverite302」などが挙げられる。
また、上記ターポリマーの市販品としては、例えばLubrizol社製の商品名「マーコート3330」、「マーコート3940」などが挙げられる。
(C)成分は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(C)成分の含有量は、洗浄剤の総質量に対して、0.01〜5質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましく、0.1〜1質質量%がさらに好ましい。(C)成分は、繊維にふっくらとしたボリューム感を付与する効果がある。(C)成分の含有量が上記範囲内であれば、(A)成分によるふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感を顕著に感じることができる。特に、(C)成分の含有量が上記下限値以上であれば、ふっくらとしたボリューム感の付与効果がより向上する。加えて、液安定性が向上する。(C)成分の含有量が上記上限値以下であれば、使用性及び再汚染防止性が向上する。
<任意成分>
洗浄剤は、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、前記(A)成分、(B)成分及び(C)成分以外の成分(任意成分)を含有してもよい。
任意成分としては、洗浄剤に配合される成分として公知のものを用いることができ、例えば、洗浄性ビルダー、色素、蛍光増白剤、漂白剤、漂白活性化剤、漂白活性化触媒、酵素、酵素安定剤、ポリマー類、ケーキング防止剤、消泡剤、防腐剤、還元剤、金属イオン捕捉剤、粘土鉱物、紫外線吸収剤、酸化防止剤、移染防止剤、再汚染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤、ハイドロトロープ剤、pH調整剤、水、有機溶剤などが挙げられる。
<剤形・物性>
本発明の洗浄剤の剤形は、固形でも液体でもよい。
固形洗浄剤は、粒状(粉末、顆粒)洗浄剤、タブレット洗浄剤、ブリケット洗浄剤、バー状洗浄剤、粒状洗浄剤又はペースト状洗浄剤を水溶性フィルム、シートなどで個別包装した分包型洗浄剤等の各種剤型に調製したものの総称である。
本発明の洗浄剤が液体洗浄剤の場合、水の含有量は液体洗浄剤の総質量に対して、40〜90質量%が好ましく、50〜80質量%がより好ましい。
また、液体洗浄剤の25℃におけるpHは5〜9が好ましく、6〜8がより好ましい。液体洗浄剤のpHは、必要に応じて、pH調整剤を添加することにより調整できる。
液体洗浄剤のpHは、必要に応じて、pH調整剤を配合することにより調整できる。pH調整剤としては、本発明の効果を損なわない限りにおいて随意であるが、例えば、硫酸、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンなどが挙げられる。
本明細書におけるpHは、測定対象を25℃とし、pHメーター(製品名:HM−30G、東亜ディーケーケー株式会社製)により測定される値を意味する。
<製造方法>
洗浄剤は、従来公知の製造方法によって製造される。
液体洗浄剤の製造方法としては、例えば、分散媒である水に、(A)成分及び(B)成分と、必要に応じて(C)成分及び任意成分とを加えて混合する方法などが挙げられる。
固形洗浄剤の製造方法としては、例えば、(A)成分及び(B)成分と、必要に応じて(C)成分及び任意成分とを水に分散・溶解し噴霧乾燥する方法、(B)成分と、必要に応じて(C)成分及び任意成分とを含む粒子群に(A)成分を噴霧する方法、(A)成分及び(B)成分と、必要に応じて(C)成分及び任意成分とを捏和・押出、撹拌造粒、転動造粒等の装置に供して、捏和や造粒、圧縮成形等を施し、さらに必要に応じて粉砕等する方法、これらの方法により得られた粒状物を任意の剤形に成形する方法などが挙げられる。
<使用方法>
本発明の洗浄剤の使用方法、すなわち本発明の洗浄剤を用いた繊維製品の洗濯方法は特に限定はされず、公知の洗浄剤による洗濯方法と同様であってよい。具体的には、本発明の洗浄剤を単独で、又は公知の漂白剤や柔軟剤と共に水に入れて洗浄液とし、この洗浄液に繊維製品を入れ洗濯機で洗浄する方法、洗浄液に繊維製品を一定時間漬け置きした後、その後、洗濯機で洗浄する方法などが挙げられる。また、本発明の洗浄剤が液体洗浄剤の場合、この液体洗浄剤を繊維製品の汚れ部分に塗布して適宜放置し、その後、洗濯機で洗浄してもよい。
繊維製品としては、例えば、衣料、布巾、シーツ、カーテン、枕カバーなどが挙げられる。繊維製品の素材は特に限定されず、綿、絹、羊毛等の天然繊維、ポリエステル、ポリアミド等の化学繊維等のいずれでもよい。
<効果>
以上説明した本発明の洗浄剤は、上述した本発明の香料組成物を含有するので、本発明の洗浄剤を用いて繊維製品を洗濯処理すれば、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じることができる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
「実施例1〜3、比較例1〜3」
表1に示す組成に従い各成分を混合して各例の香料組成物を得た。
表1中の配合量の単位は「質量%」である。
得られた各例の香料組成物について、下記の方法でふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感を評価した。結果を表2に示す。
<ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感の評価方法>
評価は特徴的な臭気のない部屋で、室温(25℃)で行った。
まず、各例の香料組成物を下記組成の希釈液で10倍に希釈し、ファン式芳香器のオイルマットに希釈した香料組成物0.5gを塗布した後、評価開始の30分前から評価終了までファン式芳香器を稼働させ、香料組成物を室内に充満させた。なお、被験者の目の前の壁に、一般家庭の部屋(居間)の写真(A0サイズ)を貼って、被験者の注意が香りに向かないよう留意した。
香料組成物が充満した室内で、被験者にタオルを干す、取り込む、畳む作業を行ってもらい、下記の評価基準に基づき、ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感を評価した。
(希釈液の組成)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(商品名「CO−1270」、天然アルコール、P&G社製)に対して、平均15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの):20質量%。
・エタノール(商品名「特定アルコール95度合成」、日本アルコール販売株式会社製):10質量%。
・水:バランス(全体が100質量%なるように調整)。
(ふっくらとしたボリュームのある触感の評価基準)
○:ふっくら心地よいイメージを感じる。
△:ふっくら心地よいイメージをやや感じる。
×:ふっくら心地よいイメージを感じない。
(からっと乾いた触感の評価基準)
○:カラっとしたイメージを感じる。
△:カラっとしたイメージをやや感じる。
×:カラっとしたイメージを感じない。
(総合評価)
上記のふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感の評価に基づいて、下記評価基準にて総合評価した。
◎:ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感が両者共に「○」である。
○:ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感のうち、一方が「○」であり、他方が「△」である。
△:ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感が両者共に「△」である、或いは、一方が「〇又は△」であり、他方が「×」である。
×:ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感が両者共に「×」である。
Figure 2019218523
Figure 2019218523
表1及び下記表3中、「DPG」は、ジプロピレングリコールである。「(10質量%DPG)」は、香料成分が、この香料成分の総質量に対して90質量%のDPGを含むことを意味する。例えば、実施例1における「マンダリンアルデヒド(10質量%DPG)」の配合量(0.2質量%)の内訳は、マンダリンアルデヒドが0.02質量%であり、DPGが0.18質量%である。なお、香料用溶剤として用いたDPGの配合量には、香料成分由来のDPGの量は含まれない。
また、「a1/(a2+a3)比」は、(a1)成分/((a2)成分+(a3)成分)で表される質量比である。「a1/a4比」は、(a1)成分/(a4)成分で表される質量比である。「(a2+a3)/a5比」は、((a2)成分+(a3)成分)/(a5)成分で表される質量比である。「(a1+a4)/(a2+a3+a5)比」は、((a1)成分+(a4)成分)/((a2)成分+(a3)成分+(a5)成分)で表される質量比である。「a1+a4」は、香料組成物の総質量に対する(a1)成分と(a4)成分の含有量の合計(質量%)である。「a2+a3+a5」は、香料組成物の総質量に対する(a2)成分と(a3)成分と(a5)成分の含有量の合計(質量%)である。
表2の結果から、(a1)成分、(a2)成分及び(a3)成分を含有し、かつa1/(a2+a3)比が0.48未満である実施例1〜3の香料組成物は、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感とを同時に感じさせることができた。
(a1)成分、(a2)成分及び(a3)成分を含まない比較例1の香料組成物では、ふっくらとしたボリュームのある触感と、からっと乾いた触感を感じさせることができなかった。
(a1)成分を含まない比較例2の香料組成物では、ふっくらとしたボリュームのある触感を感じさせることができなかった。
(a2)成分を含まず、かつa1/(a2+a3)比が0.48超である比較例3の香料組成物では、からっと乾いた触感を感じさせることができなかった。
「実施例4」
表3に示す香料の組成に基づき、カプセル香料及びフリー香料をそれぞれ得た。
カプセル香料とフリー香料とを、フリー香料/カプセル香料比が9となる割合(質量比)で混合し、香料組成物αを得た。
表3中の配合量の単位は「質量%」である。
Figure 2019218523
得られた香料組成物αを用い、下記の組成(単位:質量%)の液体洗剤剤を調製した。
得られた液体洗剤剤について、下記の方法でふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感を評価した。
<液体洗剤剤の組成>
(A)成分
・香料組成物α(フリー香料/カプセル香料比=9):1質量%。
(B)成分
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(商品名「CO−1270」、天然アルコール、P&G社製)に対して、平均15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの):10質量%。
・C1123CO(OCHCHOCHとC1327CO(OCHCHOCHとの質量比で8/2の混合物、m=平均15、ナロー率33質量%、合成品:12質量%。
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(商品名「ライポンLH−200」、平均分子量322、ライオン株式会社製):12質量%。
・ヤシ油脂肪酸(商品名「椰子脂肪酸」、消泡剤、日油株式会社製):4質量%。
(C)成分
・ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミドコポリマー(商品名「Noverite300」、Lubrizol社製)、式(c−5)中、R=メチル基、R=メチル基、X=Clの化合物、及びアクリルアミドから誘導されるコポリマー、質量平均分子量:160万。:0.3質量%。
(任意成分)
・ポリエチレングリコール(商品名「PEG#1000−60L」、ライオン株式会社製):2質量%。
・安息香酸ナトリウム(商品名「安息香酸ナトリウム」、東亞合成株式会社製):0.5質量%。
・エタノール(商品名「特定アルコール95度合成」、日本アルコール販売株式会社製):2質量%。
・3−メトキシ−3−メチルブタノール(商品名「ソルフィット」、株式会社クラレ製):5質量%。
・クエン酸(商品名「液体クエン酸」、一方社油脂工業株式会社製):0.5質量%。
・モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製):液体洗浄剤の25℃におけるpHを7とする量。
・アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、アクリル酸、及びメタクリル酸からなる群から選択される2種類以上のモノマーからなる架橋型共重合体(商品名「Carbopol Aqua30」、Lubrizol社製):1.5質量%。
・ジブチルヒドロキシトルエン(商品名「SUMILZER BHT−R」、住友化学株式会社製):0.05質量%。
・ソイルリリースポリマー(商品名「TexCare SRN−170C」、質量平均分子量=2000〜3000、クラリアントジャパン株式会社製):0.5質量%。
・黄色203号(商品名「黄色203号」、色素、癸巳化成株式会社製):0.00015質量%。
・赤色106号(商品名「赤色106号」、色素、癸巳化成株式会社製):0.00020質量%。
・水:バランス(全体が100質量%なるように調整)。
<液体洗浄剤を用いた触感の評価方法>
全自動電気洗濯機(商品名「JW−Z23A」、Haier社製)に、液体洗浄剤6.25gを投入し、そこへ市販の綿タオル(東進株式会社製)を10枚入れ、15℃の3°DH硬水を使用し、標準コース、水量15Lにて洗濯処理した。洗濯後の綿タオルを、直射日光の当たらない場所で一晩吊り干しして乾燥させた。
乾燥後の綿タオルを25℃、湿度65%RHの恒温恒湿室に1日放置して、これを試験布とした。
評価は特徴的な臭気のない部屋で、室温(25℃)で行った。
被験者に試験布を畳む作業を行ってもらい、上記の評価基準に基づき、ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感を評価した。
その結果、ふっくらとしたボリュームのある触感及びからっと乾いた触感が両者共に「○」であった。

Claims (3)

  1. 下記(a1)成分、下記(a2)成分及び下記(a3)成分を含有し、
    前記(a1)成分/(前記(a2)成分+前記(a3)成分)で表される質量比が0.48未満である、香料組成物。
    (a1)成分:ネクタリル。
    (a2)成分:イソ・イー・スーパー。
    (a3)成分:マンダリンアルデヒド及び1,8−シネオールの少なくとも一方。
  2. 前記(a2)成分及び前記(a3)成分の含有量の合計が、前記香料組成物の総質量に対して、0.1〜50質量%である、請求項1に記載の香料組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の香料組成物と、界面活性剤とを含有する、繊維製品用洗浄剤。
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