JP2019212401A - フロー電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】性能劣化を低減することができるフロー電池を提供する。【解決手段】実施形態に係るフロー電池は、負極と、電解液と、誘導部と、発生部とを備える。電解液は、負極に接触する。誘導部は、負極の下方から負極と隣り合う正極側へ向けて上り傾斜の受け面を有する。発生部は、電解液に気泡を発生させる。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、フロー電池に関する。
従来、正極と負極との間に、テトラヒドロキシ亜鉛酸イオン([Zn(OH)2−)を含有する電解液を循環させるフロー電池が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、亜鉛種などの活物質を含む負極を、選択的イオン伝導性を有するイオン伝導層で覆うことでデンドライトの成長を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−185259号公報
Y. Ito. et al.: Zinc morphology in zinc-nickel flow assisted batteries and impact on performance, journal of Power Sources, Vol. 196, pp. 2340-2345, 2011
しかしながら、上記に記載のフロー電池では、電極表面に生成した活物質が充放電に寄与しない状態で脱落し、滞留することで電池性能が劣化する懸念があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、性能劣化を低減することができるフロー電池を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るフロー電池は、負極と、電解液と、誘導部と、発生部とを備える。電解液は、前記負極に接触する。誘導部は、前記負極の下方から前記負極と隣り合う正極側へ向けて上り傾斜の受け面を有する。発生部は、前記電解液に気泡を発生させる。
実施形態の一態様のフロー電池によれば、性能劣化を低減することができる。
図1は、実施形態に係るフロー電池の概略を示す図である。 図2Aは、実施形態に係るフロー電池が有する第1収容部材を説明するための図である。 図2Bは、実施形態に係るフロー電池が有する第1収容部材を説明するための図である。 図3は、実施形態に係るフロー電池が有する第2収容部材を説明するための図である。 図4は、実施形態に係るフロー電池の電極間の接続の一例について説明する図である。 図5は、実施形態の変形例に係るフロー電池が有する収容部材を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するフロー電池の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るフロー電池の概略を示す図である。図1に示すフロー電池1は、筐体17に収容された反応部10および発生部9と、供給部14とを備える。反応部10は、正極2と、負極3と、隔膜4,5と、電解液6と、粉末7とを備える。フロー電池1は、発生部9で発生した気泡8を電解液6中で浮上させることにより反応部10内に収容された電解液6を流動させる装置である。発生部9は、流動装置の一例である。
なお、説明を分かりやすくするために、図1には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。また、図1に示すフロー電池1と同様の構成については同じ符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
正極2は、例えば、ニッケル化合物、マンガン化合物またはコバルト化合物を正極活物質として含有する導電性の部材である。ニッケル化合物は、例えば、オキシ水酸化ニッケル、水酸化ニッケル、コバルト化合物含有水酸化ニッケル等が使用できる。マンガン化合物は、例えば、二酸化マンガン等が使用できる。コバルト化合物は、例えば、水酸化コバルト、オキシ水酸化コバルト等が使用できる。また、正極2は、黒鉛、カーボンブラック、導電性樹脂等を含んでもよい。電解液6が分解される酸化還元電位の観点からは、正極2はニッケル化合物を含有してもよい。また、正極2は、ニッケル金属、コバルト金属またはマンガン金属、あるいはそれらの合金であってもよい。
負極3は、負極活物質を金属として含む。負極3は、例えば、ステンレスや銅などの金属板や、ステンレスや銅板の表面をニッケルやスズ、亜鉛でメッキ処理したものを使用することができる。また、メッキ処理された表面が一部酸化されたものを負極3として使用してもよい。
正極2は、正極2Aおよび正極2Bを含む。負極3は、負極3A、負極3Bおよび負極3Cを含む。正極2および負極3は、負極3Aと、正極2Aと、負極3Bと、正極2Bと、負極3Cとが予め定められた間隔でY軸方向に沿って順に並ぶように配置されている。このように隣り合う正極2と負極3との間隔をそれぞれ設けることにより、正極2と負極3との間における電解液6および気泡8を流通する経路が確保される。
隔膜4,5は、正極2の厚み方向、すなわちY軸方向の両側を挟むように配置される。隔膜4,5は、電解液6に含まれるイオンの移動を許容する材料で構成される。具体的には、隔膜4,5の材料として、例えば、隔膜4,5が水酸化物イオン伝導性を有するように、陰イオン伝導性材料が挙げられる。陰イオン伝導性材料としては、例えば、有機ヒドロゲルのような三次元構造を有するゲル状の陰イオン伝導性材料、または固体高分子型陰イオン伝導性材料などが挙げられる。固体高分子型陰イオン伝導性材料は、例えば、ポリマーと、周期表の第1族〜第17族より選択された少なくとも一種類の元素を含有する、酸化物、水酸化物、層状複水酸化物、硫酸化合物およびリン酸化合物からなる群より選択された少なくとも一つの化合物とを含む。
隔膜4,5は、好ましくは、水酸化物イオンよりも大きいイオン半径を備えた[Zn(OH)2−等の金属イオン錯体の透過を抑制するように緻密な材料で構成されると共に所定の厚さを有する。緻密な材料としては、例えば、アルキメデス法で算出された90%以上、より好ましくは92%以上、さらに好ましくは95%以上の相対密度を有する材料が挙げられる。所定の厚さは、例えば、10μm〜1000μm、より好ましくは50μm〜500μmである。
この場合には、充電の際に、負極3A〜3Cにおいて析出する亜鉛がデンドライト(針状結晶)として成長し、隔膜4,5を貫通することを低減することができる。その結果、互いに向かい合う負極3と正極2との間の導通を低減することができる。
電解液6は、亜鉛種を含有するアルカリ水溶液である。電解液6中の亜鉛種は、[Zn(OH)2−として電解液6中に溶存している。電解液6は、例えば、KやOHを含むアルカリ水溶液に亜鉛種を飽和させたものを使用することができる。なお、電解液6は、後述する粉末7とともに調製すれば、充電容量を大きくできる。ここで、アルカリ水溶液としては、例えば、6.7moldm−3の水酸化カリウム水溶液を使用することができる。また、1dm−3の水酸化カリウム水溶液に対し、0.5molの割合でZnOを添加し、必要に応じて後述する粉末7を追加することにより電解液6を調製することができる。さらに、酸素発生抑制を目的に、水酸化リチウムや水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属化合物を添加してもよい。
粉末7は、亜鉛を含む。具体的には、粉末7は、例えば粉末状に加工または生成された酸化亜鉛、水酸化亜鉛等である。粉末7は、アルカリ水溶液中には容易に溶解するが、亜鉛種の飽和した電解液6中には溶解せずに分散または浮遊し、一部が沈降した状態で電解液6中に混在する。電解液6が長時間静置されていた場合、ほとんどの粉末7が、電解液6の中で沈降した状態になることもあるが、電解液6に対流等を生じさせれば、沈降していた粉末7の一部は、電解液6に分散または浮遊した状態になる。つまり、粉末7は、電解液6中に移動可能に存在している。なお、ここで移動可能とは、粉末7が、周囲の他の粉末7の間にできた局所的な空間の中のみを移動できることではなく、電解液6の中を別の位置に粉末7が移動することにより、当初の位置以外の電解液6に粉末7が晒されるようになっていることを表す。さらに、移動可能の範疇には、正極2を挟む隔膜4,5および負極3の両方の近傍まで粉末7が移動できるようになっていることや、反応部10内に存在する電解液6中の、ほぼどこにでも粉末7が移動できるようになっていることが含まれる。電解液6中に溶存する亜鉛種である[Zn(OH)2−が消費されると、電解液6中に混在する粉末7は、粉末7および電解液6が互いに平衡状態を維持するように電解液6中に溶存する亜鉛種が飽和するまで溶解する。
気泡8は、例えば正極2、負極3および電解液6に対して不活性な気体で構成される。このような気体としては、例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、ネオンガス、またはアルゴンガスなどが挙げられる。電解液6に不活性な気体の気泡8を発生させることにより、電解液6の変性を低減することができる。また、例えば、亜鉛種を含有するアルカリ水溶液である電解液6の劣化を低減し、電解液6のイオン伝導度を高く維持することができる。なお、気体は空気を含有してもよい。
発生部9から電解液6中に供給された気体により発生した気泡8は、後述する所定の間隔で配置された電極間、より具体的には、負極3Aまたは負極3Bと隔膜4との間、負極3Bまたは負極3Cと隔膜5との間において、それぞれ電解液6中を浮上する。電解液6中を気泡8として浮上した気体は、電解液6の液面6aで消滅し、上板18と電解液6の液面6aとの間に気体層13を構成する。
ここで、フロー電池1における電極反応について、正極活物質として水酸化ニッケルを適用したニッケル亜鉛電池を例に挙げて説明する。充電時における正極2および負極3での反応式はそれぞれ、以下のとおりである。
正極:Ni(OH) + OH → NiOOH + HO + e
負極:[Zn(OH)2− + 2e → Zn +4OH
一般的には、この反応に伴って負極3で生成したデンドライトが正極2側へ成長し、正極2と負極3とが導通する懸念がある。反応式から明らかなように、負極3では、充電により亜鉛が析出するのに伴い、負極3の近傍における[Zn(OH)2−の濃度が低下する。そして、析出した亜鉛の近傍で[Zn(OH)2−の濃度が低下する現象が、デンドライトとして成長する一因である。すなわち、充電時に消費される電解液6中の[Zn(OH)2−を補給することにより、電解液6中の亜鉛種である[Zn(OH)2−の濃度が飽和状態に保持される。これにより、デンドライトの成長が低減され、正極2と負極3とが導通する可能性が低減される。
フロー電池1では、発生部9の吐出口9aから電解液6中に気体を供給して気泡8を発生させる。気泡8は、隔膜4または隔膜5と負極3との間においてそれぞれ反応部10の下方から上方に向かって電解液6中を浮上する。また、電極間における上記した気泡8の浮上に伴い、電解液6には上昇液流が発生し、負極3Aと隔膜4との間、隔膜5と負極3Bとの間では反応部10の内底10e側から上方に向かって電解液6が流動する。そして、電解液6の上昇液流に伴い、例えば反応部10の内壁10aと負極3Aとの間、および内壁10bと負極3Cとの間で下降液流が発生し、電解液6が反応部10の内部を上方から下方に向かって流動する。これにより、充電によって電解液6中の[Zn(OH)2−が消費されると、これに追従するように粉末7中の亜鉛が溶解することで[Zn(OH)2−が電解液6中に補給される。このため、電解液6中の[Zn(OH)2−の濃度を飽和状態に保つことができ、デンドライトの成長に伴う正極2と負極3との導通を低減することができる。
また、フロー電池1では、電解液6中に亜鉛を含む粉末7を混在させている。これにより、充電によって電解液6中の[Zn(OH)2−が消費されると、これに追従するように粉末7中の亜鉛が溶解することで[Zn(OH)2−が電解液6中に補給される。このため、電解液6中の[Zn(OH)2−の濃度を飽和状態に保つことができ、デンドライトの成長に伴う正極2と負極3との導通の可能性を低減することができる。
なお、粉末7としては、酸化亜鉛および水酸化亜鉛以外に、金属亜鉛、亜鉛酸カルシウム、炭酸亜鉛、硫酸亜鉛、塩化亜鉛などが挙げられ、酸化亜鉛および水酸化亜鉛が好ましい。
また、負極3では、放電によりZnが消費され、[Zn(OH)2−を生成するが、電解液6はすでに飽和状態であるため、電解液6中では、過剰となった[Zn(OH)2−からZnOが析出する。このとき負極3で消費される亜鉛は、充電時に負極3の表面に析出した亜鉛である。このため、元来亜鉛種を含有する負極を用いて充放電を繰り返す場合とは異なり、負極3の表面形状が変化するいわゆるシェイプチェンジが生じない。これにより、フロー電池1によれば、負極3の経時劣化を低減することができる。なお、電解液6の状態によっては、過剰となった[Zn(OH)2−から析出するのは、Zn(OH)や、ZnOとZn(OH)とが混合したものになる。
実施形態に係るフロー電池1についてさらに説明する。発生部9は、反応部10の下方に配置されている。発生部9は、後述する供給部14から供給された気体を一時的に貯留するよう内部が中空となっている。また、発生部9は、中空部分を覆う天板9bを有する。天板9bの上面は、反応部10に面しており、反応部10の内底10eを兼ねている。
また、天板9bは、X軸方向およびY軸方向に沿って並ぶ複数の吐出口9aを有している。発生部9は、供給部14から供給された気体を吐出口9aから吐出することにより、電解液6中に気泡8を発生させる。吐出口9aは、例えば0.05mm以上0.5mm以下の直径を有する。吐出口9aの直径をこのように規定することにより、吐出口9aから発生部9の内部の中空部分に電解液6や粉末7が進入する不具合を低減することができる。また、吐出口9aから吐出される気体に対し、気泡8を発生させるのに適した圧力損失を与えることができる。なお、天板9bは、筐体17の一部として一体に形成されてもよく、筐体17とは別部材として形成されてもよい。
また、吐出口9aのX軸方向に沿った間隔(ピッチ)は、例えば、2.5mm以上50mm以下であり、さらに10mm以下にしてもよい。ただし、吐出口9aは、発生した気泡8を負極3と正極2(隔膜4,5)との間に適切に流動させることができるように配置されるものであれば、大きさや間隔に制限はない。
ここで、発生部9および反応部10を有する筐体17および上板18は、例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニルなど、耐アルカリ性および絶縁性を有する樹脂材料で構成される。筐体17および上板18は、好ましくは互いに同じ材料で構成されるが、異なる材料で構成されてもよい。また、発生部9は、反応部10の内部に配置されてもよい。
供給部14は、配管16を介して反応部10の内部から回収された気体を、配管15を介して発生部9に供給する。供給部14は、例えば気体を移送可能なポンプ(気体ポンプ)、コンプレッサまたはブロワである。供給部14の気密性を高くすれば、気体や電解液6に由来する水蒸気を外部に漏出させることによるフロー電池1の発電性能の低下が起きにくい。
上述したように、負極3の表面には充電により析出した亜鉛が付着する。負極3に付着した亜鉛が負極3付近における電解液6や気泡8の流動、あるいはフロー電池1の振動等により脱落し、充放電に寄与しない状態で反応部10内に滞留すると、負極活物質として活用することができず、クーロン効率の低下や、サイクル寿命の低下を起こす懸念がある。また、負極3の表面に付着した亜鉛が脱落して内底10eに滞留すると、吐出口9aの目詰まりや、負極3や正極2との導通による短絡の可能性が生じる。
そこで、実施形態に係るフロー電池1では、負極3を覆う収容部材11を配置することとした。図1に示すように、負極3A,3B,3Cはそれぞれ、収容部材11A,11B,11Cに収容されている。収容部材11A,11Cは、第1収容部材の一例である。また、収容部材11A,11Cとは形状の異なる収容部材11Bは、第2収容部材の一例である。以下、図2A〜図3を参照し、収容部材11の詳細な構成についてさらに説明する。
まず、第1収容部材について説明する。図2A、図2Bは、実施形態に係るフロー電池が有する第1収容部材を説明するための図である。図2Aは、第1収容部材の一例としての収容部材11Cを正極2B側から見た図であり、図2Bは、図2AのI−I断面図である。なお、図2A、図2Bでは、隔膜4,5を含む一部の部材は図示を省略している。また、後述する図3、図5についても同様である。
図2A、図2Bに示すように、収容部材11Cは、仕切部21と、支持部23と、誘導部22とを有する。
仕切部21は、負極3CのY軸負方向側に、負極3Cとは所定の間隔を設けて配置される。また、仕切部21は、複数の貫通孔21aを有する。貫通孔21aは、仕切部21を厚み方向、すなわちY軸方向に貫通し、正極2B側および負極3C側をそれぞれ流動する電解液6および粉末7の流通を許容するように構成されている。また、仕切部21は、負極3Cの表面から脱落した亜鉛が正極2B側に移動し、内底10eに滞留しないように規制する。
支持部23は、負極3CのY軸正方向側に配置される。支持部23は、負極3Cが支持部23と密着するように配置されることにより、負極3Cを支持する。支持部23および負極3Cは、例えば接着部材その他の固定化部材により固定されてもよい。
誘導部22は、仕切部21の下端と支持部23の下端とを接続するように配置される。また、誘導部22は、負極3Cに当接する受け面25を有する。受け面25は、負極3Cの下方から正極2B側へ向けて上り傾斜を有するように形成されている。また、誘導部22には、発生部9で発生した気泡8の浮上を妨げないように吐出口9aの上方に開口22aが設けられている。
フロー電池1の充電反応により析出した亜鉛が負極3Cの表面から脱落すると、仕切部21と負極3Cとの間を沈降し、受け面25に到達する。受け面25に到達した亜鉛40は、受け面25の傾斜によって負極3C側へ近づくように滞留し、あるいは滞留した亜鉛40が電解液6の流動に伴って徐々に移動することで、やがて負極3Cに接触する。負極3Cに接触した亜鉛40は、負極3Cから脱落する前の状態と同様の挙動を示す。すなわち、負極3Cに付着した亜鉛40は、放電時には負極活物質として消費され、電解液6中に溶解する。このように、負極3Cから脱落した亜鉛が負極3Cに再接触しやすいように受け面25を配置することにより、負極3Cから脱落した亜鉛を負極活物質として放電反応に寄与させることができる。このため、実施形態に係るフロー電池1によれば、例えばクーロン効率の低下や電池反応に供される負極活物質の減少といった不具合に伴う性能劣化が低減される。
なお、受け面25と負極3Cとが互いに接触していることにより、受け面25に滞留した亜鉛40と負極3Cとがより確実に接触することができる。ただし、受け面25と負極3Cとは離れていてもよい。受け面25と負極3Cとが離れている場合、負極3Cから脱落した亜鉛40の一部は、受け面25を経由して負極3Cの下に形成された隙間31にまで到達する。かかる場合であっても、隙間31に滞留した亜鉛40はやがて負極3Cに接触し、放電反応に寄与させることができる。ただし、隙間31の容積は小さい方がよく、また隙間31は無くてもよい。
また、誘導部22の下端でもある収容部材11Cの下端11Ceは、発生部9の天板9bに設けられた溝12aに当接するように配置される。溝12aは、Y軸方向に延在するように内底10eの一部を切り欠いた形状を有しており、収容部材11Cを適切に支持するとともに位置決めにも寄与する。ここで、溝12aの深さd1は、例えば0.5mm以上1mm以下とすることができる。ただし、天板9bの強度に影響しなければd1は1mmを超えてもよい。また、収容部材11Cと溝12aとの間の隙間32は有さなくてもよく、また必ずしも溝12aを設けなくてもよい。さらに、下端11Ceは、天板9bに接触していなくてもよい。下端11Ceと天板9bとが離れていると、電解液6や粉末7の流通がさらに円滑になる。
ここで、収容部材11Cとしては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンまたはポリエチレン等の耐電解液性を有する絶縁性の樹脂を使用することができる。また、収容部材11Cは、絶縁処理を施した金属材料で構成されてもよい。
また、受け面25の角度、具体的には支持部23と誘導部22とのなす角度θ1は、例えば、10°以上45°以下とすることができる。角度θ1が10°未満だと、例えば反応部10のZ軸方向の寸法が増大する懸念があり、角度θ1が45°を超えると、例えば負極3Cから脱落した亜鉛40が負極3Cに接触しにくくなる。
また、図示したように受け面25の下端でもある収容部材11Cの下端11Ceが天板9bに支持されている場合には、特に負極3Cの厚みt1および内底10eから負極3Cまでの距離Lに基づいて角度θ1を設定することができる。例えば、厚みt1=1mm、距離L=5mmとした場合、角度θ1=約12°とすることができる。また、角度θ1は、厚みt1や距離Lにかかわらず、例えば10°以上15°以下とすることができる。角度θ1が15°を超えると、例えば反応部10のY軸方向の寸法が増大する懸念がある。
また、収容部材11Cの厚みt2は、収容部材11Cの保形性および反応部10の小型化の観点から、例えば0.1mm以上1mm以下とすることができる。例えば、仕切部21が気泡8の流通経路を区画することができる所定の強度を有するものであれば厚みt2の下限に制限はなく、例えば厚みt2が0.1mm未満であってもよい。また、収容部材11Cは、部位ごとに異なる厚みを有してもよい。
また、仕切部21に設けられた貫通孔21aの幅w1および高さh1は、気泡8の寸法に基づいてそれぞれ設定することができる。例えば、気泡8の発生直後の直径が1.5mm以上2mm以下の場合、幅w1および高さh1をそれぞれ、1mm以上2mm以下となる貫通孔21aを設けると、貫通孔21aへの気泡8の進入が阻害されやすくなる。また、幅w1および高さh1をそれぞれ1.5mm以下とすれば、貫通孔21aへの気泡8の進入がより阻害されやすくなる。さらに、幅w1および高さh1のうちの一方を1mm以上1.5mm以下とし、他方を1.5mm以上2mm以下とすることで、気泡8の進入がより阻害されやすくなるとともに、貫通孔21aを通しての電解液6の流動の制限を小さくすることができる。
また、仕切部21は、幅方向に隣り合う貫通孔21aの間隔w2および高さ方向に隣り合う貫通孔21aの間隔h2をそれぞれ、仕切部21として要求される機械的強度に基づいて設定することができる。例えば、間隔w2および間隔h2をそれぞれ、1mm以上2mm以下とすることができるが、これに限らない。
また、誘導部22に設けられた開口22aのX軸方向およびY軸方向の幅w3、w5は、気泡8の寸法に基づいてそれぞれ設定することができる。例えば、気泡8の発生直後の直径が1mm以上2mm以下の場合、幅w3、w5をそれぞれ、2mm以上4mm以下となる開口22aを設けると、開口22aへの気泡8の進入が容易になる。
また、誘導部22は、幅方向に隣り合う開口22aの間隔w4を、上記した吐出口9aのX軸方向に沿った間隔(ピッチ)に基づいて設定することができる。かかる場合、吐出口9aに対応するように吐出口9aと同数の開口22aが配置される。また、誘導部22は、複数の吐出口9aから発生した気泡8を通過させることができるスリット状の開口22aを配置してもよい。
なお、図2A、図2Bでは、貫通孔21a、開口22aの開口端側から見た形状はそれぞれ四角形として図示したが、これに限らず、例えば円形または楕円形であってもよく、三角形その他の多角形状であってもよい。また、仕切部21が有する複数の貫通孔21aは、高さ方向および幅方向に整列するように設けられたが、ランダムに配置されてもよい。
また、収容部材11Cは、上端が開口している。すなわち、仕切部21と支持部23とは所定の間隔で配置されている。このため、開口22aを介して収容部材11Cと負極3Cとの間を浮上する気泡8を速やかに収容部材11Cの上方の気体層13まで到達させることができる。ここで、負極3Cと仕切部21との間隔L1は、例えば、負極3Cと正極2Bとの間隔に基づいて設定することができる。例えば、仕切部21が負極3Cと正極2Bとの中間あるいは負極3C寄りに配置されるように間隔L1を設定することができる。なお、誘導部22に開口22aを適切に配置する観点から、間隔L1は、例えば2mm以上とすることができる。
負極3Cは、厚み方向の一方にのみ正極2Bが配置されている。同様に、負極3Aは、厚み方向の一方にのみ正極2Aが配置されている。負極3Aは、負極3Cと同様の形状を有する収容部材11Aに収容されることにより、負極3Cに付着した亜鉛40の脱落に伴う性能劣化が低減される。このため、収容部材11Aの詳細な説明は省略する。
これに対し、負極3Bは、厚み方向の両方に正極2A,2Bがそれぞれ配置されている点で負極3A,3Cと相違している。これに伴い、負極3Bは、第1収容部材としての収容部材11A、11Cとは異なる形状を有する収容部材11Bに収容されている。以下では、第2収容部材としての収容部材11Bの一例について図3を用いて説明する。
図3は、実施形態に係るフロー電池が有する第2収容部材を説明するための図である。図3に示すように、収容部材11Bは、仕切部21、26と、誘導部22、27とを有する。すなわち、収容部材11Bは、支持部23に代えて、仕切部26および誘導部27を有することを除き、図2A、図2Bに示す収容部材11Cと同様の構成を有している。
収容部材11Bが有する仕切部21および誘導部22は、収容部材11Cが有する仕切部21および誘導部22と同様である。また、負極3Bの正極2B側に配置された仕切部26および誘導部27は、正極2A側に配置された仕切部21および誘導部22に対応する機能を有する。このため、例えば収容部材11Bが有するが有する各部位の寸法等に関する詳細な説明は省略する。
フロー電池1の充電反応により析出した亜鉛が負極3Bの表面から脱落すると、仕切部21と負極3Bとの間、仕切部26と負極3Bとの間をそれぞれ沈降し、受け面25、28にそれぞれ到達する。受け面25、28にそれぞれ到達した亜鉛40は、受け面25、28の傾斜によって負極3B側へ近づくように滞留し、あるいは滞留した亜鉛40が電解液6の流動に伴って徐々に移動することで、やがて負極3Bに接触する。
負極3Bに接触した亜鉛40は、負極3Bから脱落する前の状態と同様に、放電時には負極活物質として消費され、電解液6中に溶解する。このように、負極3Bから脱落した亜鉛が負極3Bに再接触しやすいように受け面25、28をそれぞれ配置することにより、負極3Bから脱落した亜鉛を負極活物質として放電反応に寄与させることができる。このため、実施形態に係るフロー電池1によれば、例えばクーロン効率の低下や電池反応に供される負極活物質の減少といった不具合に伴う性能劣化が低減される。
なお、受け面25、28と負極3Bとは、互いに接触していてもよく、一方または両方が離れていてもよい。また、受け面25、28と負極3Bとが離れている場合、負極3Bの下に形成された隙間33の容積は小さい方がよく、また隙間33は無くてもよい。
また、収容部材11Bの下端11Beは、発生部9の天板9bに設けられた溝12bに当接するように配置される。溝12bの深さd2は、図2Bに示す溝12aの深さd1と同様に形成することができる。また、収容部材11Bと溝12Bとの間の隙間34は有さなくてもよく、また必ずしも溝12bを設けなくてもよい。さらに、下端11Beは、天板9bに接触していなくてもよい。下端11Beと天板9bとが離れていると、電解液6や粉末7の流通がさらに円滑になる。
また、受け面25、28の角度、具体的には誘導部22と誘導部27とのなす角度θ2は、例えば、20°以上90°以下とすることができる。角度θ2が20°未満だと、例えば反応部10のZ軸方向の寸法が増大する懸念があり、角度θ2が90°を超えると、例えば負極3Bから脱落した亜鉛40が負極3Bに接触しにくくなる。また、図示したように収容部材11Bの下端11Beが天板9bに支持されている場合、例えば角度θ2は、例えば20°以上30°以下とすることができる。角度θ2が30°を超えると、例えば反応部10のY軸方向の寸法が増大する懸念がある。
このように、実施形態に係るフロー電池1によれば、負極3A〜3Cが正極2A、2Bとの配置関係に応じた収容部材11A〜11Cにそれぞれ収容されることにより、例えばクーロン効率の低下や電池反応に供される負極活物質の減少といった不具合に伴う性能劣化が低減される。また、脱落した亜鉛40が収容部材11A〜11Cの内部に留まりやすくなるため、脱落した亜鉛40が吐出口9aに落ちにくくなり、例えば吐出口9aから気泡8が放出できなくなることや、気泡8の放出量や放出方向が変動するといった不具合を生じにくくすることができる。
また、負極3A〜3Cを収容した収容部材11A〜11Cをそのまま取り出せば、負極3A〜3Cに析出した亜鉛が脱落しても収容部材11A〜11Cの内部に留まることとなるため、例えば筐体17内の洗浄等を目的とした負極3A〜3Cの着脱作業が容易になる。
なお、第1収容部材としての収容部材11Cは、仕切部21、誘導部22および支持部23が連続する一部材として図示したが、一部またはそれぞれが別部材として形成されたものであってもよい。また、例えば仕切部21、誘導部22および支持部23のうち一部またはそれぞれが離れて配置されてもよい。また、負極3Cを適切に支持することができれば、例えば支持部23は有さなくてもよい。
また、第2収容部材としての収容部材11Bは、仕切部21、誘導部22、誘導部27および仕切部26が連続する一部材として図示したが、一部またはそれぞれが別部材として形成されたものであってもよい。また、例えば仕切部21、誘導部22、誘導部27および仕切部26のうち一部またはそれぞれが離れて配置されてもよい。
次に、フロー電池1における電極間の接続について説明する。図4は、実施形態に係るフロー電池の電極間の接続の一例について説明する図である。
図4に示すように、負極3A〜3Cは、タブ3A1〜3C1を介して並列接続されている。また、正極2Aおよび2Bは、タブ2A1,2B1を介して並列接続されている。このように負極3および正極2をそれぞれ並列に接続することにより、正極2および負極3の総数が異なる場合であってもフロー電池1の各電極間を適切に接続し、使用することができる。
なお、上記した実施形態では、合計5枚の電極が負極3および正極2が交互に配置されるように構成されたが、これに限らず、3枚または7枚以上の電極を交互に配置するようにしてもよい。また、上記した実施形態では、両端がともに負極3となるように構成されたが、これに限らず、両端がともに正極2となるように構成してもよい。さらに、一方を正極2、他方を負極3となるように同枚数の負極3および正極2をそれぞれ交互に配置してもよく、正極2および負極3をそれぞれ1枚ずつ配置させてもよい。
また、図1では、正極2および負極3の上端が同じ高さとなるように配置された例について示したが、これに限らない。図5は、実施形態の変形例に係るフロー電池が有する収容部材を説明するための図である。
図5は、収容部材111Cに収容された負極3Caと、負極3Caの上端3Ca1よりも高さh3だけ低い上端2Ba1を有する正極2Baとを配置した例について示したものである。収容部材111Cは、仕切部121の上端1211が、支持部123の上端1231よりも低くなるように形成されている。具体的には、上端1211が上端2Ba1と上端3Ca1との間の高さとなるように配置することができる。フロー電池1の充電反応では、主として正極2Baと向かい合う負極3Caの表面において亜鉛が付着する。このため、仕切部121は、上端3Ca1ではなく上端2Ba1を基準として上端1211を規定することにより、例えば負極3Caの上端付近での電解液6の流動がより円滑になり、しかも性能劣化を低減することができる。なお、支持部123の上端1231は、仕切部121の上端1211と同じであってもよく、異なってもよい。ここで、高さh3は、例えば10mmとすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記した各実施形態では、隔膜4,5は正極2の厚み方向の両側を挟むように配置されるとして説明したが、これに限らず、正極2と負極3との間に配置されていればよく、また、正極2を被覆していてもよい。
また、上記した実施形態では、負極3と対面する正極2の有無に応じて異なる収容部材11を配置させたが、これに限らず、同形状の収容部材11を配置させてもよい。このように収容部材11を共通化させることにより、例えば部品点数が削減される。
また、上記した実施形態では、電解液6中に粉末7が混在されているとして説明したが、これに限らず、粉末7を有しなくてもよい。かかる場合、負極3が含有する負極活物質を増量するとよい。
なお、供給部14は、常時動作させてもよいが、電力消費を低減する観点から、放電時には充電時よりも気体の供給レートを低下させてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 フロー電池
2,2A,2B 正極
3,3A,3B,3C 負極
4,5 隔膜
6 電解液
7 粉末
8 気泡
9 発生部
9a 吐出口
9b 天板
10 反応部
11,11A,11B,11C 収容部材
13 気体層
14 供給部
17 筐体
18 上板

Claims (9)

  1. 負極と、
    前記負極に接触する電解液と、
    前記負極の下方から前記負極と隣り合う正極側へ向けて上り傾斜の受け面を有する誘導部と、
    前記電解液に気泡を発生させる発生部と
    を備えることを特徴とするフロー電池。
  2. 前記負極は、前記受け面に当接していることを特徴とする請求項1に記載のフロー電池。
  3. 前記発生部は、前記誘導部の下方から前記電解液中に気体を吐出して気泡を発生させる複数の吐出口を有し、
    前記誘導部は、前記気泡の流通を許容する貫通孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載のフロー電池。
  4. 前記負極と前記正極との間を仕切るように前記誘導部の上端から高さ方向に延びる仕切部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のフロー電池。
  5. 前記受け面は、前記負極の厚みおよび前記発生部と前記負極との距離に基づく角度を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフロー電池。
  6. 前記誘導部の下端は、前記電解液を収容する反応部の内底に支持されていることを特徴とする請求項5に記載のフロー電池。
  7. 前記正極は、前記負極を挟んで向かい合う第1正極および第2正極を含み、
    前記誘導部は、前記第1正極側へ向けて上り傾斜の第1受け面を有する第1誘導部と、前記第2正極側へ向けて上り傾斜の第2受け面を有する第2誘導部とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のフロー電池。
  8. 前記電解液は、亜鉛成分を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のフロー電池。
  9. 前記電解液中を移動可能に混在する粉末をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のフロー電池。
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