JP2019190714A - 加熱調理器 - Google Patents

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訓昌 ▲高▼野
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武司 横山
Takeshi Yokoyama
武司 横山
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Abstract

【課題】音声コマンドの入力により、バーナの動作に対して規制と解除ができる加熱調理器を提供する。【解決手段】コンロのCPUは、外部から入力された音声コマンドを受け付ける(S31、S35)。CPUは、受け付けた音声コマンドの音声分析処理を行う(S32、S36)。CPUは、音声分析処理で音声認識を行った音声コマンドが「ろっく」又は「かいじょ」であるか判断する(S33、S37)。「ろっく」と判断した場合(S33:YES)、CPUは規制フラグを1に設定し(S34)、バーナ点火を規制する。「かいじょ」と判断した場合(S37:YES)、CPUは規制フラグを0に設定し(S40)、バーナ点火の規制を解除する。これにより、コンロは「ろっく」と「かいじょ」の音声コマンドの入力だけで、バーナ点火の規制と、当該規制の解除ができる。【選択図】図7

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
従来、バーナを点火、消火する為の点火ボタンのロック機構を備えたコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えばコンロ周囲に子供がいる場合、子供の不用意なコンロの使用を防止する為、使用者は、ロック部材を非ロック位置からロック位置に移動させ、ロック機構を作動させる。
特開2018−44709号公報
例えば、使用者がコンロから少し離れた位置にいる場合や、食材をまな板上で包丁で切断する等の作業をしていて両手が塞がっているような場合、使用者は、ロック部材をロック位置に移動させることができないので、仮に子供がコンロ周囲にいることに気付いたとしても、ロック機構を直ぐに作動させることができなかった。それ故、例えば、音声認識技術を用いることによって、手を使わないでロック機構を作動できるコンロの開発が求められていた。
本発明の目的は、音声コマンドの入力により、バーナの動作に対して規制と当該規制の解除ができる加熱調理器を提供することである。
請求項1の加熱調理器は、加熱源の動作を操作する操作手段を備えた加熱調理器であって、前記操作手段による動作の規制と、当該規制の解除とを行う操作制御手段と、外部から入力された音声コマンドを受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた前記音声コマンドの音声認識を行う認識手段と、前記認識手段が音声認識した前記音声コマンドが第一音声コマンドであるか判断する第一判断手段と、前記認識手段が音声認識した前記音声コマンドが第二音声コマンドであるか判断する第二判断手段とを備え、前記操作制御手段は、前記第一判断手段が前記第一音声コマンドであると判断した場合、前記規制を実行する規制手段と、前記第二判断手段が前記第二音声コマンドであると判断した場合、前記解除を実行する解除手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の加熱調理器は、請求項1に記載の構成に加え、前記受付手段が受け付けた前記音声コマンドの声紋データを分析する声紋分析手段と、前記声紋分析手段が分析した前記声紋データをメモリに記憶する声紋記憶手段と、前記第二判断手段が前記第二音声コマンドと判断した場合、前記メモリから、前記第一音声コマンドを前記声紋分析手段によって分析した前記声紋データである第一声紋データを読み出す読出手段と、前記声紋分析手段が分析した前記第二音声コマンドの前記声紋データである第二声紋データが、前記読出手段が読み出した前記第一声紋データと一致するか判断する声紋判断手段とを備え、前記解除手段は、前記声紋判断手段が、前記第二声紋データが前記第一声紋データと一致すると判断した場合にのみ、前記解除を実行するとよい。
請求項3の加熱調理器は、請求項1又は2に記載の構成に加え、電源のオン操作が可能な電源ボタンと、前記電源ボタンで前記オン操作が行われたか判断するオン操作判断手段とを備え、前記受付手段は、前記オン操作判断手段が、前記電源ボタンで前記オン操作が行われたと判断した場合、外部から前記音声コマンドの入力を受け付けるオン操作時受付手段を備え、前記認識手段は、前記オン操作時受付手段が受け付けた前記音声コマンドの音声認識を行うオン操作時認識手段を備え、前記オン操作時認識手段が音声認識した前記音声コマンドが所定の前記音声コマンドである所定音声コマンドであるか否か判断する第三判断手段を備え、前記操作制御手段は、前記第三判断手段が前記所定音声コマンドであると判断した場合は、前記規制を実行せず、前記第三判断手段が前記所定音声コマンドでないと判断した場合は、前記規制を実行するオン操作時規制手段を備えるとよい。
請求項1の加熱調理器によれば、第一音声コマンド又は第二音声コマンドの入力で、操作手段の動作の規制と規制の解除ができる。これにより、例えば、加熱調理器から少し離れた場所にいる場合や、食材の準備、調理器具を手に持っている等で、両手が塞がっているような場合において、第一音声コマンドで操作手段の動作を規制することで、子供が勝手に加熱調理器を使用できないようにできる。よって、使い勝手のよい加熱調理器を提供できる。
請求項2の加熱調理器によれば、請求項1に記載の効果に加え、操作手段による動作を規制する際に入力された第一音声コマンドの第一声紋データと、規制を解除する際に入力された第二音声コマンドの第二声紋データが一致する場合、第一音声コマンドと第二音声コマンドは同一人物によって入力されたものであるから、同一人物の判断によって操作手段による動作の規制と、当該規制の解除ができる。これにより、仮に子供が操作手段による動作の規制を解除しようとして、第二音声コマンドを入力した場合であっても、第一音声コマンドを入力した使用者とは違う人物であるので、操作制御手段は操作手段による動作の規制を解除しない。よって、操作手段による動作の規制が子供によって不用意に解除されてしまうのを防止できるので、安全性の高い加熱調理器を提供できる。
請求項3の加熱調理器によれば、請求項1又は2に記載の効果に加え、電源ボタンをオン操作した後、所定音声コマンドを入力して認識されなければ、加熱源は動作しないので、例えば、所定音声コマンドを知らない他人によって加熱調理器が勝手に使用されるのを防止できる。
コンロ1の斜視図である。 コンロ1の電気的構成を示すブロック図である。 音声認識の仕組みを示す概念図である。 不揮発性メモリに記憶する音響モデルデータの概念図である。 起動時判定処理のフローチャートである。 点火制御処理のフローチャートである。 チャイルドロック制御処理のフローチャートである。 音声分析処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載されている装置の構造、フローチャートなどは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、コンロ1の構造を説明する。コンロ1は、ビルトインコンロである。コンロ1の上面には、天板3が設置される。天板3において、右手前には右コンロバーナ4、左手前には左コンロバーナ6、中央奥側には奥コンロバーナ5が設けられる。各コンロバーナ4〜6の中央には、鍋底に当接して調理鍋の温度を検出するセンサ組立20が設けられる。センサ組立20は、上下方向に出退可能に設けられ、サーミスタ40(図2参照)を格納する。コンロバーナ4〜6の近傍には、失火を検出する為の熱電対50(図2参照)、点火する為のイグナイタ60(図2参照)が設けられる。天板3の後方部には、コンロ1内に設置されたグリル庫(図示略)の排気口7が設けられる。天板3の上面手前側の略中央部には、矩形状の表示部22が設けられる。表示部22は例えば液晶である。表示部22には、コンロ1の操作画面(図示略)等の各種画面が表示される。
コンロ1の前面の略中央には、グリル扉8が設けられる。グリル扉8は手前側に移動可能に支持され、コンロ1内部に設けられるグリル庫(図示略)の前側の開口部を開閉する。グリル庫内には、グリルバーナ(図示略)が設けられる。グリルバーナの近傍にも、熱電対50とイグナイタ60が設けられる。グリルバーナは、例えば上火バーナと下火バーナを備えるとよい。グリル扉8の右側の領域には、右側から左側に向かって順に、正面視円形状の操作ボタン11〜13が横一列に並んで設けられる。グリル扉8の左側の領域にも、操作ボタン11〜13と同一高さ位置に、同一円形状の操作ボタン14が設けられる。
操作ボタン11は右コンロバーナ4、操作ボタン12は奥コンロバーナ5、操作ボタン13は左コンロバーナ6、操作ボタン14はグリルバーナを、点火及び消火する為に押下される。操作ボタン11〜14は、対応するバーナの消火時、コンロ1の前面とほぼ面一の状態である(図1参照)。点火の為に押下されると、後述する制御回路70によって、対応するバーナへの点火処理が実行され、公知のプッシュ・プッシュ機構(図示略)によって、操作ボタン11〜14は、コンロ1前面から前方に向けて略円柱状に突出し、該突出した状態で回動操作が可能となる。操作ボタン11〜14を回動操作すると、制御回路70によって、回動操作量に応じたガス量になるように、対応するバーナへのガス供給量が調整される。
コンロ1の内部には、4つのガス量調節機構30(図2参照)が設けられる。ガス量調節機構30は、対応するコンロバーナ4〜6、及びグリルバーナへのガス供給量を調整する。ガス量調節機構30は、弁機構部31とモータ32を備える。弁機構部31は、例えばガス流路を流れるガス量を調整するニードル弁や電磁弁等の各種弁を備える。モータ32は、弁機構部31の弁を駆動し、ガス流路を流れるガス流量が調整される。モータ32の駆動は、制御回路70によって制御される。
操作ボタン11〜14を押し込んで手前に突出させると、制御回路70は、ガス量調節機構30のモータ32に通電する。これにより、弁機構部31が駆動され、ガス流路が開放されることで、対応するバーナにガスが供給される。これと同時に、制御回路70は、対応するイグナイタ60を作動させることにより、対応するバーナが点火される。そして、操作ボタン11〜14の回転方向と回転角度に応じて、制御回路70は、モータ32を正逆方向に回転し、弁機構部31における弁の開度を調節する。これにより、ガス流路を流れるガス量が調節されることで、対応するバーナの火力が調節される。また、操作ボタン11〜14をコンロ1内部に押し込んで収容させると、制御回路70は、モータ32を逆回転させる。これにより、弁機構部31の弁は逆向きに駆動され、ガス流路が閉じられることで、対応するバーナへのガスの供給が遮断される。
操作ボタン11の直上には、電源ボタン25が設けられる。操作ボタン14の左斜め上方には、コンロ1前面のパネルを貫通する穴17が設けられ、その穴17に対して、マイク76(図2参照)がコンロ1内部から臨むようにして設けられる。本実施形態のコンロ1は、音声認識機能を有する。コンロ1は、使用者からの音声コマンドを受け付け、受け付けた音声コマンドの音声認識を行うことによって、音声コマンドに対応する動作を実行可能である。音声コマンドとは、コンロ1に対して音声で行う指示である。なお、本実施形態は、説明の便宜上、右コンロバーナ4、左コンロバーナ6、奥コンロバーナ5、グリルバーナを夫々、右コンロ4、左コンロ6、奥コンロ5、グリルと呼ぶことがある。
図2を参照し、コンロ1の電気的構成を説明する。コンロ1は、制御回路70を備える。制御回路70は、CPU71、ROM72、RAM73、不揮発性メモリ74等を備える。CPU71は、コンロ1の各種動作を統括制御する。ROM72は、例えば、起動時判定プログラム、点火制御プログラム、チャイルドロック制御プログラムを含む各種プログラム等を記憶する。起動時判定プログラムは、後述する起動時判定処理(図5参照)を実行する為のものである。点火制御プログラムは、後述する点火制御処理(図6参照)を実行する為のものである。チャイルドロック制御プログラムは、後述するチャイルドロック制御処理(図7参照)を実行する為のものである。RAM73は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリ74は、バーナ火力情報、音響モデルデータ、閾値等の各種データを記憶する。バーナ火力情報とは、モータ32の出力軸の回転角度とバーナ火力とを対応づけた情報である。本実施形態では、例えば火力小から大までを1〜10の10段階に分け、夫々の段階に対してモータ32の回転角度を割り当てている。これにより、CPU71は、モータ32の出力軸の回転角度に基づき、対応するバーナ火力を特定できる。なお、音響モデルデータ及び閾値については後述する。
制御回路70には、電源回路81、サーミスタ入力回路82、熱電対入力回路83、イグナイタ回路84、操作パネル24、モータ制御回路85、音声入力回路86、音声出力回路87、ブザー回路88、表示制御回路89、センサ19等が電気的に各々接続されている。使用者によって電源ボタン25が押下されると、電源回路81は、電源23から供給される交流(例えば100V)を直流(例えば5V)に降圧して整流し、各種回路に電力を供給する。故にコンロ1の電源はオンする。使用者によって電源ボタン25が再押下されると、電源回路81は、各種回路への電力供給を遮断する。故にコンロ1の電源はオフする。
サーミスタ入力回路82は、各バーナに設けられたセンサ組立20に格納するサーミスタ40からの検出信号を、制御回路70に入力する。熱電対入力回路83は、熱電対50からの検出値(熱起電力に対応する信号)を、制御回路70に入力する。イグナイタ回路84は、CPU71からの制御信号に基づき、対応するバーナのイグナイタ60を駆動する。操作パネル24は、コンロ1の前面パネルの右下部分に収容され、該部分を押し込むことによって手前側に引き出される。操作パネル24は、使用者によるタイマ設定、調理メニューに応じた火力制御の選択等の入力等を受け付け、該入力信号を制御回路70に入力する。モータ制御回路85は、CPU71からの制御信号に基づき、4つのガス量調節機構30のモータ32の駆動を制御する。
音声入力回路86は、マイク76で集音された音声のアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御回路70に入力する。音声出力回路87は、CPU71からの制御信号に基づき、音声のデジタル信号をアナログ信号に変換し、スピーカ77に出力する。ブザー回路88は、CPU71の制御信号に基づき、圧電ブザー78を駆動する。表示制御回路89は、CPU71からの制御信号に基づき、表示部22に各種画面、メッセージ等を表示する。センサ19は、操作ボタン11〜14の夫々に設けられ、操作ボタン11〜14の回転方向と回転角度を検出し、該検出信号を制御回路70に入力する。CPU71は、センサ19からの検出信号に基づき、操作ボタン11〜14の回転方向と回転角度に対応するように、モータ32の出力軸を回転させ、弁機構部31を駆動させる。これにより、ガス流路を流れるガス量が調節され、対応するバーナの火力が調節される。
ガス量調節機構30には、ポジションメータ35が設けられる。ポジションメータ35は、モータ32の出力軸の回転角度を検出し、該検出信号を制御回路70に入力する。CPU71は、ポジションメータ35からの検出信号に基づき、モータ32の出力軸の回転角度を認識できるので、不揮発性メモリ74に記憶するバーナ火力情報を参照することで、対応するバーナ火力を特定できる。なお、コンロ1は、外部装置と無線又は有線で通信可能な通信部を備えてもよい。その場合、コンロ1は通信部を介して、外部装置から種々のプログラムやデータを受け取ることができ、例えば、制御内容を更新できる。
コンロ1の音声認識の原理を簡単に説明する。音声認識は、周知の音声認識技術を用いることができ、例えば不揮発性メモリ74に記憶する「音響モデルデータ」と、入力された音声指示の音声情報(例えば、波形データ)とのマッチング(照合)で行うとよい。「音響モデルデータ」とは、平均的な発音データを基に作られた音の波形に対し、音素と呼ばれる要素への切り分けを行った上で、夫々が「あ」「い」「う」等の母音や、「k」「s」「t」などの子音のうち、どの特徴量を持つかを識別する為のモデルデータである。不揮発性メモリ74には、コンロ1を操作する為に使用者が選択可能な操作指示を、それぞれ音声波形で示した複数の音響モデルデータが記憶されている。なお、マッチングには、例えば「HMM(Hidden Markov Model)」と呼ばれる理論を用いるとよい。マッチングは通常10〜20ミリ秒の単位で、単語の先頭から順次行うのがよい。
図3を参照し、音声認識の一例を説明する。音声認識は、例えば後述する起動時判定処理(図5参照)の中で実行される。ここでは、使用者から「かいし」の音声コマンドがマイク76に入力された場合を想定して説明する。「かいし」の音声コマンドが入力されると、CPU71は、入力された音声コマンドの音声データを波形データに変換する。CPU71は「かいし」の波形データと、不揮発性メモリ74に記憶する音響モデルデータとのマッチングを行う。「かいし」の音響モデルデータとのマッチングを行う場合、「かいし」の音響モデルデータは、例えば「か」、「い」、「し」の3つの音素データに分離される。音素データには、夫々の音に応じた特徴量が定められている。一方、入力して変換された音声コマンドの波形データも、その時間変化に基づき3つの音素データに分離される。CPU71は音素データ毎に、音声コマンドの波形データと、音響モデルデータとのマッチングを行い、一致率を算出する。
図3には、一致率について、(1)と(2)の2つの例が図示されている。(1)の例では、「か」、「い」、「し」の音素データ毎の一致率は、75%、85%、95%であり、全体平均は85%である。一方、(2)の例では、73%、82%、62%であり、全体平均は72%である。全体平均は、入力された音声コマンドの全体の一致率とみなせばよい。CPU71は、不揮発性メモリ74に記憶された「開始」に対応する閾値を読込み、(1)と(2)の夫々の一致率を閾値と比較する。
一致率が閾値を超えている場合、CPU71は、音声コマンドの波形データは、音響モデルデータと一致すると判定し、音声コマンドを認識したと判断する。一致率が閾値以下の場合、CPU71は、音声コマンドの波形データは、音響モデルデータと一致しないと判定し、音声コマンドを認識できなかったと判断する。例えば、「開始」の閾値=80%の場合、(1)の例では一致すると判定し、(2)の例では一致しないと判定する。このような方法を用いることで、CPU71は音声コマンドを認識できる。なお、音声認識方法は、これ以外の方法でもよい。
図4を参照し、不揮発性メモリ74に記憶する音響モデルデータについて説明する。不揮発性メモリ74には、少なくとも3つの音声コマンドに対応する音響モデルデータA〜Cが記憶されている。3つの音声コマンドとは、「かいし」、「ろっく」、「かいじょ」である。「かいし」は、上記の通り、電源ボタン25が押下されたときに、音声コマンドで入力するパスワードの一例である。「ろっく」は、所謂「チャイルドロック」の設定であって、全てのバーナの点火を規制する音声コマンドの一例である。「かいじょ」は、チャイルドロックを解除する為の音声コマンドの一例である。
図5を参照し、起動時判定処理について説明する。使用者が電源ボタン25を押下し、コンロ1が起動した時、CPU71はROM72から起動時判定プログラムを読出し、本処理を実行する。CPU71は、初期化処理を実行する(S1)。初期化処理では、各種処理に必要な設定値の初期化を行うと共に、規制フラグを0に初期化する。規制フラグはRAM73に記憶し、バーナの点火を許可する場合は1、点火を規制する場合は0を設定する。
CPU71は、表示部22に、パスワード音声入力案内を表示する(S2)。例えば、表示部22に、「パスワードを音声で入力して下さい。」と表示する。これを見た使用者は、コンロ1に向かって、コンロ1に予め設定されたパスワードである「かいし」を音声で入力する。パスワードは、例えば取扱説明書や、コンロ1の背面等に記載しておくとよい。CPU71は、マイク76を通じて、音声コマンドを受け付けたか否か判断する(S3)。音声コマンドを受け付けるまで(S3:NO)、CPU71はS3に戻って待機する。
音声コマンドを受け付けた場合(S3:NO)、CPU71は、受け付けた音声コマンドを波形データに変換し(S4)、音声認識を行う。変換した波形データは、RAM73に一旦記憶する。CPU71は、不揮発性メモリ74に記憶された「かいし」の音響モデルデータを読込み、RAM73に記憶した波形データとのマッチングを行い、一致率を算出する。なお、マッチング方法と一致率の算出方法については、上記の通りである。算出した一致率は、RAM73に一旦記憶する。CPU71は、不揮発性メモリ74から「かいし」の音声コマンドに対応する閾値を読み込む。
CPU71は、受け付けた音声コマンドがパスワードと一致するか否か判断する(S6)。CPU71は、算出した一致率が閾値を超えたか否か判断し、閾値を超える場合はパスワードと一致し、閾値以下の場合はパスワードと一致しないと判断する。受け付けた音声コマンドが「かいし」と一致した場合(S6:YES)、CPU71は何もせずに本処理を終了する。一方、受け付けた音声コマンドが「かいし」と一致しなかった場合(S6:NO)、CPU71は規制フラグを1に設定し(S8)、本処理を終了する。
図6を参照し、点火制御処理について説明する。使用者により電源ボタン25が押下されてコンロ1が起動すると、CPU71はROM72から点火制御プログラムを読出し、本処理を実行する。CPU71は、操作ボタン11〜13の何れかにおいて、点火操作が有るか否か判断する(S11)。何れかの操作ボタン11〜13が押下されるまで(S11:NO)、CPU71はS11に戻って待機する。例えば、操作ボタン11が押し込まれて点火操作があった場合(S11:YES)、CPU71はRAM73に記憶する規制フラグが0か否か判断する(S12)。
規制フラグが0の場合(S12:YES)、起動時に受け付けた音声コマンドがパスワードと一致しているので、パスワードを知る使用者によって電源ボタン25が押下された可能性が高い。そこで、CPU71は、対応するガス量調節機構30の弁機構部31の弁を開き(S13)、右コンロ4にガスを供給すると共に、対応するイグナイタ60を作動させる(S14)。これにより、右コンロ4が点火され、CPU71は、右コンロ4における燃焼制御を開始する(S15)。燃焼制御は、例えば、サーミスタ40によって検出された調理鍋の鍋底温度に基づき、右コンロ4の火力を制御する処理である。
続いて、CPU71は、点火中の右コンロ4において、消火操作が有るか否か判断する(S16)。消火操作が有るまで(S16:NO)、CPU71はS16に戻って待機する。操作ボタン11が再度押下され、消火操作が有った場合(S16:YES)、CPU71は、対応するガス量調節機構30の弁機構部31の弁を閉じ(S17)、燃焼していた右コンロ4を消火して本処理を終了する。
一方、規制フラグが1であった場合(S12:NO)、起動時に受け付けた音声コマンドがパスワードと一致していないので、例えば、パスワードを知らない不特定の人物によって電源ボタン25が押下された可能性が有る。そこで、CPU71は、右コンロ4を点火させることなく、バーナ点火を規制するメッセージを、表示部22に表示する(S20)。これにより、コンロ1は、パスワードを知らない不特定の人物によって勝手に使用されるのを防止できる。
これとは別に、例えば、起動時に使用者が入力した音声コマンドが不明瞭であったことから、CPU71が音声認識を失敗する場合がある。この場合も、受け付けた音声コマンドはパスワードと一致しないので、規制フラグは1である(S12:NO)。よって、CPU71は、バーナ点火を規制するメッセージを表示部22に表示して報知した後(S20)、パスワード音声入力案内を表示し(S21)、使用者に再度パスワード入力をさせる。これを見た使用者は、音声認識が失敗したことに気付くので、再度パスワードの入力を試みる。CPU71は、マイク76を通じて、音声コマンドを受け付けたか否か判断する(S22)。音声コマンドを受け付けるまで(S22:NO)、CPU71はS22に戻って待機する。
音声コマンドを受け付けた場合(S22:NO)、CPU71は、受け付けた音声コマンドを波形データに変換し(S23)、上記と同様に、受け付けた音声コマンドがパスワードと一致するか否か判断する(S24)。受け付けた音声コマンドがパスワードと一致しない場合(S24:NO)、CPU71はS21に戻り、パスワード音声入力案内を再度表示し(S21)、受け付けた音声コマンドがパスワードと一致するまで処理を繰り返す。受け付けた音声コマンドがパスワードと一致した場合(S24:YES)、CPU71は、規制フラグを0に設定し(S25)、バーナ点火の規制を解除したことを、表示部22に表示して報知する(S26)。これを見た使用者は、入力した音声コマンドがパスワードと一致し、バーナ点火の規制が解除したことを認識できるので、再度点火操作を試みることができる。CPU71は本処理を終了する。
図7を参照し、チャイルドロック制御処理について説明する。使用者により電源ボタン25が押下されてコンロ1が起動すると、CPU71はROM72からチャイルドロック制御プログラムを読出し、本処理を実行する。例えばコンロ1周囲に子供がいる場合、使用者は、チャイルドロックを設定する為、コンロ1に向かって「ろっく(ロック)」と話し掛ける。「ろっく」は、チャイルドロックを設定する為の音声コマンドである。CPU71は、音声コマンドを受け付けたか否か判断する(S31)。音声コマンドを受け付けるまで(S31:NO)、CPU71はS31に戻って待機する。音声コマンドを受け付けた場合(S31:YES)、CPU71は音声分析処理を実行する(S32)。
図8を参照し、音声分析処理について説明する。CPU71は、受け付けた音声コマンドを波形データに変換する(S51)。CPU71は変換した波形データをRAM73に記憶する(S52)。CPU71は、受け付けた音声コマンドのアナログ信号を元に声紋分析を実行する(S53)。声紋分析は、音声の周波数である振動を分析してグラフ化することによって行う。CPU71は、分析して得られた声紋データをRAM73に記憶し(S54)、音声分析処理を終了する。CPU71は、図7のチャイルドロック制御処理に戻り、処理をS33に進める。
図7に戻り、CPU71は、受け付けた音声コマンドが「ろっく」か否か判断する(S33)。CPU71は、不揮発性メモリ74に記憶された「ろっく」の音響モデルデータを読込み、RAM73に記憶した波形データとのマッチングを行い、一致率を算出する。算出した一致率は、RAM73に記憶する。CPU71は、不揮発性メモリ74から「ろっく」の音声コマンドに対応する閾値を読み込む。CPU71は、算出した一致率が閾値を超えたか否か判断し、閾値を超える場合は「ろっく」と一致し、閾値以下の場合は「ろっく」と一致しないと判断する。受け付けた音声コマンドが「ろっく」と一致した場合(S33:YES)、CPU71は、規制フラグを1に設定する(S34)。これにより、仮に子供が操作ボタン11を押し込んでしまい、点火操作が行われてしまった場合でも、上述した点火制御処理(図6参照)において、規制フラグは1であるので(S12:NO)、右コンロ4は点火されない。
そして、チャイルドロックを解除する場合、使用者は、コンロ1に向かって「かいじょ(解除)」と話し掛ける。「かいじょ」は、チャイルドロックを解除する為の音声コマンドである。CPU71は、音声コマンドを受け付けたか否か判断する(S35)。音声コマンドを受け付けるまで(S35:NO)、CPU71はS35に戻って待機する。音声コマンドを受け付けた場合(S35:YES)、CPU71は、音声分析処理(図8参照)を実行する(S36)。音声分析処理の内容は上記と同じである。
CPU71は、受け付けた音声コマンドが「かいじょ」か否か判断する(S37)。CPU71は、不揮発性メモリ74に記憶された「かいじょ」の音響モデルデータを読込み、RAM73に記憶した波形データとのマッチングを行い、一致率を算出する。算出した一致率は、RAM73に記憶する。CPU71は、不揮発性メモリ74から「かいじょ」の音声コマンドに対応する閾値を読み込む。CPU71は、算出した一致率が閾値を超えたか否か判断し、閾値を超える場合は「かいじょ」と一致し、閾値以下の場合は「かいじょ」と一致しないと判断する。受け付けた音声コマンドが「かいじょ」と一致しない場合(S37:NO)、CPU71はS35に戻って処理を繰り返す。
受け付けた音声コマンドが「かいじょ」と一致した場合(S37:YES)、CPU71は、「ろっく」を入力した時の声紋データと、「かいじょ」を入力した時の声紋データをRAM73から読出し(S38)、これらが一致するか否か判断する(S39)。声紋データが一致した場合(S39:YES)、「ろっく」を入力した人物と、「かいじょ」を入力した人物が同一人物である可能性が高いので、CPU71は、規制フラグを0に設定する(S40)。これにより、上述した点火制御処理(図6参照)において、規制フラグは0であるので(S12:YES)、チャイルドロックは解除され、右コンロ4は点火される(S13〜S15)。
一方、声紋データが一致しなかった場合(S39:NO)、「ろっく」を入力した人物と、「かいじょ」を入力した人物が異なっている可能性が高い。この場合、CPU71は、規制フラグは1のままで、表示部22にエラー表示を行い(S41)、S35に戻って処理を繰り返す。なお、エラー表示として、例えば「声紋が一致しません。」等のメッセージを表示部22に表示してもよい。これにより、ロックをかけた人物とは異なる人物によって、ロックが解除されてしまうのを防止できる。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、各種バーナの点火、消火、及び火力等の動作を操作するガス量調節機構30を備える。コンロ1のCPU71は、外部から入力された音声コマンドをマイク76で受け付ける。CPU71は、受け付けた音声コマンドの音声認識を行う。CPU71は、音声認識を行った音声コマンドが「ろっく」であるか、若しくは「かいじょ」であるか判断する。「ろっく」であると判断した場合、CPU71は、ガス量調節機構30及びイグナイタ60によるバーナ点火を規制する。一方、「かいじょ」であると判断した場合、CPU71はバーナの点火の規制を解除する。よって、コンロ1は、「ろっく」及び「かいじょ」の音声コマンドの入力で、ガス量調節機構30及びイグナイタ60によるバーナ点火の規制と、当該規制の解除ができる。これにより、例えば、コンロ1から少し離れた場所にいる場合や、食材の準備、調理器具を手に持っている等、両手が塞がっているような場合において、「ろっく」の音声コマンドを入力することで、バーナ点火を規制し、子供が勝手にコンロ1を使用できないようにできる。
上記実施形態のコンロ1のCPU71は、受け付けた音声コマンドの声紋データを分析し、RAM73に記憶する。CPU71は、チャイルドロックでバーナ点火が規制された状態で、受け付けた音声コマンドが「かいじょ」であると判断した場合、RAM73から「ろっく」の音声コマンドを受け付けたときの声紋データを読出し、「かいじょ」の音声コマンドを受け付けたときの声紋データと一致するか判断する。声紋データが一致した場合、「かいじょ」と「ろっく」の夫々の音声コマンドは、同一人物によって入力されたものである可能性が高い。よって、CPU71は、バーナ点火の規制を解除する。これにより、コンロ1は、同一人物の判断に限って、チャイルドロックの設定と解除ができる。
上記実施形態のコンロ1のCPU71は、電源ボタン25が押下された場合、パスワードの音声コマンドである「かいし」の入力を受け付ける。CPU71は、受け付けた音声コマンドの音声認識を行い、「かいし」の音声コマンドであるか否か判断する。CPU71は、受け付けた音声コマンドが「かいし」の音声コマンドであると判断した場合、バーナ点火を規制せず、コンロ1の動作を許可する。一方、受け付けた音声コマンドが「かいし」の音声コマンドでないと判断した場合、使用者ではない不特定の人物によって使用される可能性が高いので、バーナ点火を規制する。これにより、パスワードを知らない他人によってコンロ1が勝手に使用されるのを防止できる。
以上説明において、コンロ1は、本発明の「加熱調理器」の一例である。右コンロバーナ4、左コンロバーナ6、奥コンロバーナ5、及びグリルバーナは、本発明の「加熱源」の一例である。ガス量調節機構30及びイグナイタ60は、本発明の「操作手段」の一例である。制御回路70のCPU71は、本発明の「操作制御手段」の一例である。図7のS31の処理を実行するCPU71は、本発明の「受付手段」の一例である。S32、S36の処理を実行するCPU71は、本発明の「認識手段」の一例である。S33の処理を実行するCPU71は、本発明の「第一判断手段」の一例である。S37の処理を実行するCPU71は、本発明の「第二判断手段」の一例である。「ろっく」の音声コマンドは、本発明の「第一音声コマンド」の一例である。「かいじょ」の音声コマンドは、本発明の「第二音声コマンド」の一例である。S34の処理を実行するCPU71は、本発明の「規制手段」の一例である。S40の処理を実行するCPU71は、本発明の「解除手段」の一例である。
図8のS53の処理を実行するCPU71は、本発明の「声紋分析手段」の一例である。S54の処理を実行するCPU71は、本発明の「声紋記憶手段」の一例である。RAM73は本発明の「メモリ」の一例である。図7のS38の処理を実行するCPU71は、本発明の「読出手段」の一例である。S39の処理を実行するCPU71は、本発明の「声紋判断手段」の一例である。
図5のS3の処理を実行するCPU71は、本発明の「オン操作時受付手段」の一例である。S4の処理を実行するCPU71は、本発明の「オン操作時認識手段」の一例である。S6の処理を実行するCPU71は、本発明の「第三判断手段」の一例である。S8の処理を実行するCPU71は、本発明の「オン操作時規制手段」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。本実施形態では、ビルトインタイプのコンロ1を例示したが、テーブルコンロであってもよい。コンロバーナの数は一つでも複数でもよく、グリルは省略してもよい。また、コンロ以外の加熱調理器であってもよく、例えば、グリルのみを備える加熱調理器であってもよい。また、ガス調理器に限らず、電磁調理器であってもよい。
上記実施形態では、電源ボタン25を押下した際に、予め決められたパスワードを音声コマンドとして入力したが、パスワードは「かいし」のようなひらがな以外の文字でもよく、例えば、数字、アルファベット等の文字列で構成してもよい。また、パスワードは固定でもよく、変更可能に設定できるようにしてもよい。例えば、電源ボタン25を押下してコンロ1を起動する度に、パスワードが自動で変更するようにしてもよい。例えば、使用するその日の日付を元に変更してもよい。例えば、使用する日付が4月5日であれば「0405」としてもよい。また、コンロ1と通信可能な外部装置に対して、コンロ1を起動する度にパスワードを送信し、外部装置に表示されたパスワードを音声コマンドとして入力するようにしてもよい。
上記実施形態では、バーナに対応するガス量調節機構30のモータ32を駆動することで、弁機構部31の弁の開度を調節し、バーナの火力を調節しているが、ガス量調節機構の構造は、これ以外の構造でもよく、例えば、ガス供給管に複数のバイパス路と電磁弁を設け、電磁弁を開閉することで、バーナに流れるガス量を調節してもよい。
上記実施形態では、ガス量調節機構30の弁を閉じ、イグナイタ60を作動させないことで、チャイルドロックを行っているが、例えば、操作ボタン11〜13の押し込み操作を機械的に規制する規制機構を設け、所定の音声コマンドを認識した場合に、規制機構を作動させるようにしてもよい。
上記実施形態では、コンロ1に設けられたマイク76で集音した音声コマンドをCPU71が波形データに変換し、その波形データと、不揮発性メモリ74に記憶された音響モデルデータとのマッチングを行うことで、音声認識を行っているが、例えば、外部装置で音声コマンドを受け付け、その音声コマンドを波形データに変換し、デジタル化した状態で、無線又は有線でコンロに入力するようにしてもよい。
例えば、コンロをLAN又はインターネット等に接続し、外部装置で受け付けられ、波形データに変換された音声コマンドのデータをデジタル化した状態で、LAN経由又はインターネット経由等でコンロに入力するようにしてもよい。好ましくは、コンロと外部の入力装置を1対1で通信可能な状態にするのがよい。例えば、コンロと外部装置を、例えばBluetooth(登録商標)等の無線で通信可能とし、外部装置で受け付けられ、波形データに変換された音声指示のデータをデジタル化した状態で、無線でコンロに入力するのがよい。なお、外部装置としては、例えば、携帯端末、スマートフォン、マイクを備えたヘッドフォン等の入力装置等が挙げられる。なお、声紋分析についても同様に、外部装置で行い、分析によって得られた声紋データを、無線又は有線でコンロに入力するようにしてもよい。また、外部装置で音声コマンドを受け付け、そのアナログ信号をコンロに入力するようにしてもよい。
上記実施形態では、音声認識可能な音声コマンドは、「かいし」、「ろっく」、「かいじょ」の3つであるが、これら以外の操作指示を音声コマンドで入力するようにしてもよい。例えば、「てんか(点火)」、「しょうか(消火)」、「かりょくだい(火力大)」、「かりょく中(火力中)」、「かりょくしょう(火力小)」等を音声認識することによって、対応する動作をコンロ1で行うようにしてもよい。
上記実施形態において、コンロ1の電源がオンの状態で、電源ボタン25を再度押下することで電源がオフするが、例えば、何れのバーナも点火しておらず、且つコンロ1に対する操作がない状態が所定時間経過したとき、電源が自動的にオフするようにするとよい。そして、電源ボタン25が押下されて電源がオフするとき、自動的に電源がオフするとき、又は次に電源ボタン25が押下されて電源がオンするときに、例えば不揮発性のメモリに記憶する規制フラグを1に設定し、自動的にロックがかかった状態にしてもよい。この場合、上記実施形態と同様に、コンロ1の起動時に、パスワードを音声コマンドで入力することによって、規制フラグを0に設定し、ロックを解除するようにすればよい。
1 コンロ
4 右コンロバーナ
5 奥コンロバーナ
6 左コンロバーナ
25 電源ボタン
30 ガス量調節機構
60 イグナイタ
70 制御回路
71 CPU
73 RAM

Claims (3)

  1. 加熱源の動作を操作する操作手段を備えた加熱調理器であって、
    前記操作手段による動作の規制と、当該規制の解除とを行う操作制御手段と、
    外部から入力された音声コマンドを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記音声コマンドの音声認識を行う認識手段と、
    前記認識手段が音声認識した前記音声コマンドが第一音声コマンドであるか判断する第一判断手段と、
    前記認識手段が音声認識した前記音声コマンドが第二音声コマンドであるか判断する第二判断手段と
    を備え、
    前記操作制御手段は、
    前記第一判断手段が前記第一音声コマンドであると判断した場合、前記規制を実行する規制手段と、
    前記第二判断手段が前記第二音声コマンドであると判断した場合、前記解除を実行する解除手段と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記受付手段が受け付けた前記音声コマンドの声紋データを分析する声紋分析手段と、
    前記声紋分析手段が分析した前記声紋データをメモリに記憶する声紋記憶手段と、
    前記第二判断手段が前記第二音声コマンドと判断した場合、前記メモリから、前記第一音声コマンドを前記声紋分析手段によって分析した前記声紋データである第一声紋データを読み出す読出手段と、
    前記声紋分析手段が分析した前記第二音声コマンドの前記声紋データである第二声紋データが、前記読出手段が読み出した前記第一声紋データと一致するか判断する声紋判断手段と
    を備え、
    前記解除手段は、
    前記声紋判断手段が、前記第二声紋データが前記第一声紋データと一致すると判断した場合にのみ、前記解除を実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記受付手段は、電源ボタンで電源のオン操作が行われた場合、外部から前記音声コマンドの入力を受け付けるオン操作時受付手段を備え、
    前記認識手段は、前記オン操作時受付手段が受け付けた前記音声コマンドの音声認識を行うオン操作時認識手段を備え、
    前記加熱調理器は、前記オン操作時認識手段が音声認識した前記音声コマンドが所定の前記音声コマンドである所定音声コマンドであるか否か判断する第三判断手段を備え、
    前記操作制御手段は、前記第三判断手段が前記所定音声コマンドであると判断した場合は、前記規制を実行せず、前記第三判断手段が前記所定音声コマンドでないと判断した場合は、前記規制を実行するオン操作時規制手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
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