JP2019183633A - 防音床材とその使用による防音床構造 - Google Patents

防音床材とその使用による防音床構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 防音性能と歩行感の優れた防音床材を提供する。【解決手段】ポリマー主剤100重量部に対して、少なくとも1種の飽和脂肪酸金属塩1〜50重量部を含む制振用塗料組成物が、合成繊維の不織布に含浸されて成る制振材(11)と、硬質材(12)としての湿式ハードボードと、表面化粧材(13)とが、木質基板(P)である針葉樹合板の表面へその記載順序での積層状態に貼り合わせ一体化されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は防音床材とこれを使用(施工)した防音床構造に関する。
戸建て住宅や集合住宅の防音床材としては、例えば特許文献1〜5のような各種提案がなされているが、特に特許文献6に記載の木質床材が防音性能と歩行感の両立を目的としており、しかもその目的を達成するための構成として、合板と繊維板を具備している点で、本発明に最も近似する公知技術であると考えられる。
特開平3−281862号公報 特開2002−30793号公報 特開2011−74609号公報 特開2014−66126号公報 特開2016−69898号公報 特開2016−130396号公報
ところが、上記特許文献6に開示された木質床材では、基板(合板)(10)を構成する一部の単板として採用されたインシュレーションボード(軟質繊維板)(11)が、吸音性能を発揮するため、溝部(13)の数を少なくしたり、その深さを浅くしたり、クッション材(21)を硬めにしたりできるとしても、基板(合板)(10)の裏面に溝部(13)を切り欠き加工(鋸加工)したり、同じく基板(合板)(10)の裏面にクッション材(21)を貼り付けたりする必要があることに変りはなく、依然として製造工程が増加すると共に、上記溝部(13)の複数とクッション材(21)に基き撓むため、施工し難く、歩行感(踏み心地)も悪い問題がある。
また、上記インシュレーションボード(11)は硬さや強度に劣り、欠損するおそれがあるため、表面材(22)の真下位置に挿入することはできず、音源から遠い基板(合板)(10)の中央部へ挿入するほかはなく、その挿入位置に制約を受けることになり、高い防音性能を得られないのである。
この点、基板(合板)(10)における上記溝部(13)の底よりも上方位置にインシュレーションボード(11)が挿入されているが、その溝部(13)並びにクッション材(21)の存在とも相俟って、ピアノやテレビ台、タンス、その他の重量物を載置すると、大きく撓み変形したり、その荷重を長期間受けて凹んだり、キャスターの輪荷重を受けて層間剥離したりするおそれがある。
更に、インシュレーションボード(11)は水や湿気に弱く、熱圧プレス成形状態から膨張するため、反りや段差、突き上げなどの発生原因となるほか、断熱性が高いため、床暖房には不適当である。そして、このような諸問題は図1(b)のような基板(合板)(10)の構成中へ、複数のインシュレーションボード(11)を挿入した場合にますます顕著となる。
本発明はこのような諸問題の解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1ではポリマー主剤100重量部に対して、少なくとも1種の飽和脂肪酸金属塩1〜50重量部を含む制振用塗料組成物が、合成繊維の不織布に含浸されて成るシート状の制振材と、湿式ハードボードと、表面化粧材と、木質基板としての針葉樹合板とから成り、
上記湿式ハードボードの凹凸を有する軟質面が制振材の表面へ、その制振材の裏面が上記針葉樹合板の表面へ各々貼り合わされている一方、
同じく湿式ハードボードのフラットな硬質面が上記表面化粧材の裏面へ貼り合わされていることを特徴とする。
また、請求項2では制振材をなす不織布の厚みが1.0〜2.0mm、同じく不織布の密度が50〜800g/m2、その不織布に対する制振用塗料組成物の含浸量が50〜4000g/m3であることを特徴とする。
請求項3では木質基板としての針葉樹合板が芯単板として制振材を複合一体化していることを特徴とする。
請求項4では木造の戸建て住宅における上階の床部の構造であって、その床部の骨組をなす床梁に敷設固定された床下地構造用合板と、その合板の表面へ上方から直かに接合一体化された床仕上げ材とを備え、
その床仕上げ材が請求項1記載の防音床材から成ると共に、上記床下地構造用合板がその任意な1枚又は2枚の単板として、上記防音床材の具備する制振材と同じ制振材を複合一体化した針葉樹合板から成ることを特徴とする。
更に、請求項5では木造の集合住宅における上階の床部の構造であって、その床部の骨組をなす床梁に敷設固定された床下地構造用合板と、その合板の表面へ上方から順次に接合一体化された耐火用面材又は/及び防音用面材とその面材における釘保持力の補強用合板と床仕上げ材とを備え、
その床仕上げ材が請求項1記載の防音床材から成ると共に、上記床下地構造用合板がその任意な1枚又は2枚の単板として、上記防音床材の具備する制振材と同じ制振材を複合一体化した針葉樹合板から成ることを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、その特殊な制振用塗料組成物が合成繊維の不織布に含浸された制振材の働きに基いて、床衝撃音低減性能に関する表示の新呼称:ΔL等級におけるΔLL(I)−2のランクに相当する優れた衝撃音低減効果を得られる。
また、表面化粧材と上記制振材との上下相互間には硬質材の湿式ハードボードが介在しており、これが床材使用中における歩行の繰り返し荷重やキャスターの輪荷重、ピアノやタンスなどの重量物に耐える支持強度を発揮するため、快適な歩行感(踏み心地)も得られるのであり、冒頭に挙げた公知技術の諸問題が悉く解消する。
しかも、硬質材である湿式ハードボードの軟質面(凹凸粗面)が制振材の表面へ、その制振材の裏面が木質基板である針葉樹合板の表面へ、各々貼り合わされているため、その湿式ハードボードの軟質面と上記制振材との協働・相乗作用によって、振動や衝撃などを確実に吸収することができる一方、同じく湿式ハードボードのフラットな硬質面が上記表面化粧材の裏面に貼り合わされているため、その表面化粧材の効果的な支持強度(耐荷力)も得られる利点がある。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、制振材としての十分なエネルギー減衰性を得られ、優れた衝撃音低減効果を達成することができる。
更に、請求項3の構成を採用するならば、木質基板である針葉樹合板の表面へ貼り合わされた上記制振材と、その針葉樹合板の製造時から芯単板として複合一体化された同じ制振材との協働作用により、防音効果をますます向上させることができる。
他方、請求項1に記載の防音床材を使用することにより、請求項4や請求項5の防音床構造として施工するならば、木造の戸建て住宅や集合住宅における上階の足音や走り廻る音、その他の床衝撃音が、下階に伝播することを予防することができ、特に床下地構造用合板(針葉樹合板)における任意な1枚又は2枚の単板としても、上記制振材が複合一体化されているため、優れた防音床構造を得られる効果がある。
本発明の実施形態に係る防音床材を示す斜面図である。 図1の拡大断面図である。 図2の分解状態を示す断面図である。 上記実施形態に係る防音床材の制振材貼り工程図である。 同じく硬質材(湿式ハードボード)貼り工程図である。 同じく表面化粧材貼り工程図である。 上記防音床材における木質基板の変形実施形態を示す拡大断面図である。 図7の木質基板を用いた防音床材の図2に対応する断面図である。 木造戸建て住宅の上階床部に本発明の防音床材を適用した施工状態(防音床構造)の断面図である。 木造集合住宅の上階床部に本発明の防音床材を適用した施工状態(防音床構造)の断面図である。 上記施工(防音床構造)に使う床下地構造用合板の変形実施形態を示す拡大断面図である。 図11の床下地構造用合板を使った図9に対応する防音床構造の部分拡大断面図である。
以下、図面に基いて本発明の実施形態を具体的に説明する。図1〜3は本発明の好適な実施形態に係る防音床材(F)とその分解状態を示しており、これは木質基板(P)の表面へ特殊な制振材(11)と硬質材(12)と表面化粧材(13)とを順次積層一体化したものであって、施工作業しやすい通常サイズ(厚み:12mm×幅:303mm×長さ:1818mm)の長方形をなしている。
上記防音床材(F)の木質基板(P)としては、7.6mm〜8.3mmの厚み(t)を有する針葉樹合板、特に国産のトドマツ、カラマツ、スギなどの針葉樹合板を採用することが好ましい。その欠点といわれる空隙や凹みなどを振動吸収のために活用することができ、防音効果の確保に役立つほか、軽質だからである。
図例ではトドマツの単板(14)(15a)(15b)(16a)(16b)から作成された5プライ(厚み:8mm)のトドマツ合板を示している。その表裏両単板(16a)(16b)と芯単板(14)の繊維方向が合板の長手方向に沿って延在しているに比し、両添え芯単板(15a)(15b)の繊維方向は合板の幅方向に沿って延在している。その単板(14)(15a)(15b)(16a)(16b)の厚みは悉く同じであっても良く、異なっていてもさしつかえない。
また、上記制振材(11)はポリマー主剤100重量部に対し、少なくとも1種の飽和脂肪酸金属塩1〜50重量部を含む制振用塗料組成物を、その多孔性の基体となる不織布に含浸させた後、乾燥したシート状の軽量製品である。
ここに、制振材(11)の制振用塗料組成物に用いるポリマー主剤には、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポリイソプレン、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド等を挙げることができ、これらのポリマーから選ばれる1種類若しくは2種類以上の混合物として用いることができる。好ましくは1種類若しくは2種類以上の(メタ)アクリル共重合体、より好ましくは1種類若しくは2種類以上のスチレン−(メタ)アクリル共重合体である。スチレン−(メタ)アクリル共重合体のアクリルモノマーとしては、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを挙げることができるが、好ましくはブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートである。
また、上記制振材(11)の制振用塗料組成物に用いる飽和脂肪酸金属塩の飽和脂肪酸としては、炭素数6〜22の脂肪酸の塩を挙げることができ、直鎖状または分岐状であってもよく、水酸基、カルボニル基またはフェニル基で置換されていてもよい。具体例を挙げると、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ツベルクロステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸を用いることができる。好ましくは、ラウリン酸、ステアリン酸、より好ましくはステアリン酸である。これらの脂肪酸を1種類または2種類以上混合して用いる。
更に、金属塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、バリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、亜鉛塩等の第12族金属塩、アルミニウム塩等の第13族金属塩、ニッケル塩、鉄塩、マンガン塩、コバルト塩、チタン塩、ジルコニウム塩等の遷移金属塩、スズ塩、鉛塩等の第14族塩、およびランタン塩、セリウム塩等のランタノイド金属塩を挙げることができる。好ましくは、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、第13族金属塩、より好ましくはアルカリ土類金属塩である。
好ましい飽和脂肪酸金属塩は、ステアリン酸の金属塩であり、具体例としては、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛、12−ヒドロキシステアリン酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン酸バリウム、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、12−ヒドロキシステアリン酸リチウム、12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウム等を挙げることができる。好ましくは、ステアリン酸のアルカリ金属塩、より好ましくはステアリン酸カルシウムである。なお、これらのステアリン酸の金属塩を2種類以上混合して用いてもよい。
上記制振用塗料組成物に用いる飽和脂肪酸金属塩は、ポリマー主剤と混合されて、分散相を形成し、振動、衝撃等のエネルギーを減衰する働き(以下、エネルギー減衰性という)を有するものと考えられる。飽和脂肪酸金属塩の量は、ポリマー主剤100重量部に対して、好ましくは1〜50重量部、より好ましくは2〜20重量部である。飽和脂肪酸金属塩の量が1重量部より少ない場合、十分なエネルギー減衰性が得られず、また50重量部より多い場合、範囲を超える分だけの十分なエネルギー減衰性が得られないからである。
上記制振材(11)の制振用塗料組成物には、上述の成分の他に、難燃剤、分散剤、湿潤剤、凍結防止剤、腐食防止剤、酸化防止剤、消泡剤、増粘剤、着色剤、有機発泡剤、及びマイカ、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ガラス繊維、珪藻土等の無機フィラー等を必要に応じて適宜加えることができ、好ましくはその基体である不織布の厚み変化があっても、その全体的な均一に含浸させ得る粘度に調整される。
また、上記制振材(11)の制振用塗料組成物は、上記の構成成分を所定割合で配合し、必要により水や溶剤を添加して、攪拌機等で混合することにより容易に得ることができる。なお、ポリマー主剤には、水性樹脂エマルションを用いることが好ましい。飽和脂肪酸金属塩と容易に混合することができるからである。水性樹脂エマルションは、乳化重合等の公知の重合方法を用いて調製することができる。
更に、上記制振材(11)に用いる多孔性基体としての不織布には、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリオレフィン繊維、PET繊維、ガラス繊維、レーヨン繊維、その他の合成繊維から選ばれる1種類若しくは2種類以上の混合物から構成されるものを用いることができる。好ましくは、アラミド繊維、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、PET繊維、レーヨン繊維、より好ましくはPET繊維、レーヨン繊維である。
多孔性基体である不織布の密度としては特に限定されないが、好ましくは10〜1000g/m2、さらに好ましくは50〜800g/m2である。その密度が10g/m2より小さいと、空隙が多すぎ、十分なエネルギー減衰性を得ることができない。また、1000g/m2より大きいと、密度が高過ぎて、上記制振用塗料組成物を不織布へ十分に含浸させることができなくなり、十分なエネルギー減衰性を得ることができないからである。
また、上記不織布の厚みは、床材の厚み(通例12mm)に制約がある関係上、1.0〜2.0mm、好ましくは1.5mmである。
上記制振材(11)を製造するには、合成繊維の不織布を多孔性基体として、これに上記制振用塗料組成物を含浸させた後、不織布をマングル等のローラーで圧縮して製造することができる。含浸させるためには、吹付け法や浸漬法等を用いることができる。
上記制振材(11)は、多孔性基体としての不織布に上記制振用塗料組成物を含浸させたものであり、含浸量は、10〜4500g/m3、好ましくは50〜4000g/m3、より好ましくは100〜3000g/m3である。含浸量が10g/m3より小さいと十分なエネルギー減衰性が得られない。また、含浸量が4500g/m3より大きいと、含浸量に比
し十分なエネルギー減衰性が得られないからである。ここで、含浸量とは、含浸前の多孔性基体(不織布)の単位体積(m3)当たりの含浸後の重量増加量である。なお、含浸後の重量増加量は、含浸後の多孔性基体を乾燥した後の重量から含浸前の多孔性基体の重量を差し引いて算出する。
以上を要すれば、本発明の防音床材(F)に用いる制振材(11)としては、ポリマー主剤であるスチレン−アクリル共重合樹脂エマルジョン(TT−504、高圧ガス工業株式会社製)の100重量部に対して、飽和脂肪酸金属塩であるステアリン酸カルシウムを5重量部配合し、更に粘着付与剤、分散剤、凍結防止剤、防腐剤、消泡剤、着色剤、増粘剤などを所定量添加し混合して成る制振用塗料組成物を、その多孔性基体となるPET繊維の不織布(密度:300g/m2、厚さ:1.5mm、市販品)に含浸させた後、乾燥したシート状の製品を採用することが、最も好ましい。
これによれば、同様なシート状の無機フィラーと比較してもはるかに軽質であって、取り扱いやすいほか、振動や衝撃などエネルギーの優れた減衰性能を発揮する。特に、高周波数帯域(1KHz 〜4KHz )での顕著な衝撃音低減効果を得られるため、防音床材(F)の構成材料として最適である。この効果は、床衝撃音低減性能に関する表示の新呼称:ΔL等級(旧呼称:推定L等級)における2〜3ランクの改良に相当する。
その場合、上記制振用塗料組成物の粘度を低く調製することによって、不織布の厚みが薄くても、その不織布へ全体的な均一に含浸させることができる。尚、乾燥後の重量から算出した上記制振用塗料組成物の含浸量としては、2830g/m3程度であれば良い。
そして、このような制振材(11)が上記木質基板(針葉樹合板)(P)の表面へPURホットメルト接着剤(湿気硬化型ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤)(17)を介して貼り付け固定されている。このPURホットメルト接着剤(17)には水分が含まれていないため、多孔性の基体である合成繊維の不織布に上記塗料組成物が含浸された制振材(11)を、木質基板(P)の針葉樹合板へ貼り付ける時、その接着剤(17)の水分が合板の表面(表単板)や不織布の裏面に浸透せず、また硬化させるための加熱が不要な接着剤(17)として、その加熱に起因する反り(変形)の発生を予防することができる。
更に、上記硬質材(12)は一定の厚み(2mm)を有する湿式ハードボード(硬質繊維板)から成り、上記接着剤(17)と同じPURホットメルト接着剤(18)を介して、制振材(11)の表面に貼り付け一体化されている。
上記制振材(11)は音源に近い位置に使用すると有効であるが、これを表面化粧材(13)の裏面へ直接設置すると、キャスターの輪荷重や歩行の荷重、ピアノやタンスなどの重量物に耐える強度がなく、またその不織布は切れ味悪く、表面仕上げに適さないため、表面化粧材(13)に対する化粧目地(19)の切り欠き加工や面取り加工が、万一制振材(11)を切ってしまう深さまで到達すると、その制振材(11)が見苦しく露出し、床材(F)としての化粧効果を阻害することになる。
そのため、上記硬質材(12)として湿式ハードボードを採用し、これを表面化粧材(13)と制振材(11)との上下相互間へ介挿設置することにより、上記諸問題を解消しているのである。
そして、表面化粧材(13)は0.16mmの厚みを有する印刷化粧シートや天然銘木の
化粧単板(ツキ板)などから成り、酢酸ビニル系接着剤(20)によって上記硬質材(湿式ハードボード)(12)の表面に貼り付け一体化されている。
尚、このような積層状態にある防音床材(F)としての全体厚み(T)は12mmであり、その床材(F)の表面には表面化粧材(13)の厚みと対応する深さの化粧目地(19)が、V溝状に切り欠かれている。(21)(22)は上記長方形をなす防音床材(F)に対応形成された雄実と雌実との一対であり、使用時(施工時)に接続されることとなる。
上記硬質材(12)としての湿式ハードボードは湿式法によって得られる硬質繊維板であり、その製造上木質繊維のマット状スラリーにおける金網に載せられる裏面(下面)が、その金網の凹凸(網目模様)(23)を付与される軟質面となる一方、その後熱板によりプレス成形される表面(上面)が、フラットな硬質面(24)となるため、更に言えば硬質面(24)側から軟質面(23)側への徐々に密度が低くなっており、その明確な境界がない状態にあるため、その裏面の凹凸(23)によって上記制振材(11)の基体である不織布との馴染み良さ(柔軟性)や振動の吸収性能を発揮させることができ、併せて表面の高密度な硬質面(24)により、上記表面化粧材(13)の効果的な支持強度(耐荷重性)を得られる利点がある。
上記実施形態の防音床材(F)を製造するに当っては、図4のような制振材貼り工程として、木質基板(P)の針葉樹合板に接着剤塗布ロール(25)とドクターロール(26)を用いて、PURホットメルト接着剤(17)を30〜110g/m2 、好ましくは70g/m2 塗布し、その上に制振材(11)を積層させて、鉄製のプレスロール(27)により20kg/cmの圧力(冷圧)で2回プレスする。(28)はバックアップロールである。そして、1日以上養生する。
その後、図5のような硬質材貼り工程において、上記制振材貼り工程での木質基板(針葉樹合板)(P)に貼り付けられた制振材(11)の表面へ、上方からやはり接着剤塗布ロール(25)とドクターロール(26)を用いて、PURホットメルト接着剤(18)を70〜90g/m2 塗布し、その上に硬質材(12)としての湿式ハードボードを吸着装置(29)により積層する。
そして、やはり鉄製のプレスロール(27)により20kg/cmの圧力(冷圧)で1回プレスした後、同じく鉄製のプレスロール(27)により20kg/cmの圧力(冷圧)で1回プレスする。更に、このようにして木質基板(針葉樹合板)(P)における制振材(11)の表面へ硬質材(12)である湿式ハードボードの裏面(軟質面)が貼り付けられた状態の複数枚(例えば70枚)を、一対のプレス盤(平面プレス)(30)により6kg/cm2 の圧力で10分間挟み付けプレスした後、1日以上養生する。
それから上記圧締状態の複数枚を1枚づつ取り出し、図6のような表面化粧材貼り工程において、その木質基板(針葉樹合板)(P)の制振材(11)へ貼り付けられた状態にある硬質材(湿式ハードボード)(12)の表面(硬質面)に、上方から接着剤塗布ロール(25)とドクターロール(26)を用いて、酢酸ビニル系接着剤(20)を70〜90g/m2 塗布し、その上に厚みが0.16mmの表面化粧材(13)を積層する。
そして、鉄製のプレスロール(27)により20kg/cmの圧力で1回プレスする。更に、このようにして硬質材(12)の湿式ハードボードへ表面化粧材(13)が貼り付けられた状態の複数枚(例えば70枚)を、一対のプレス盤(30)により3.0〜4.0kg/cm2 の圧力で10分間プレスするのである。そうすれば、図2の上記構成を有する防音床材(F)として完成することになる。
図1〜3の上記実施形態では、防音床材(F)の木質基板(P)として針葉樹合板を採用しており、その表面(表単板)(16a)へPURホットメルト接着剤(17)によって、上記制振用塗料組成物が含浸された合成繊維(好ましくはPET繊維)の不織布から成るシート状の制振材(11)を貼り付けているが、上記木質基板(P)の針葉樹合板を構成している任意の単板(14)(15a)(15b)(16a)(16b)に代えて、特に好ましくは芯単板(14)に代えて、上記制振材(11)を採用することができる。
つまり、上記防音床材(F)の木質基板(針葉樹合板)(P)として、その任意な1枚の単板(14)(15a)(15b)(16a)(16b)に、好ましくは図7のような芯単板(14)に、上記制振材(11)が採用されたそれを使うことができ、そうすれば図2と対応する図8の防音床材から明白であるように、その針葉樹合板の製造時から芯単板(14)として組込み複合一体化されている制振材(11)と、その表面(表単板)(16a)に貼り付けられた上記制振材(11)との重畳的又は相乗的な衝撃音低減効果を得られ、良好な歩行感も確保できる利点がある。
図9は木造戸建て住宅における上階の床部に適用した本発明に係る防音床材(F)の施工(使用)状態を、また図10は木造集合住宅(賃貸アパート)における上階の床部に適用した本発明に係る防音床材(F)の施工(使用)状態を各々示している。
上記本発明の実施形態に係る防音床材(F)を木造戸建て住宅における上階の床部へ施工(使用)する場合には、その床部の骨組をなす床梁(31)の上面へ図9のように、厚みが12mm、15mm、18mm、21mm、24mm又は28mmの床下地構造用合板(M)を敷設し、釘やステープルなどの打込み固定部材(図示省略)により固定した後、その上面へ本発明に係る厚みが12mmの防音床材(F)を床仕上げ材として、接着剤やステープルなどにより接合一体化すれば良い。
そうすれば、床仕上げ材である本発明の防音床材(F)自身が、既述のとおり振動や衝撃などエネルギーの優れた減衰性能を発揮し得るため、従来の厚みが同じ床材を木造戸建て住宅における上階の床部へ施工する場合に必要であった不織布の遮音マットや、その釘保持力の補強用合板などを、その床材と床下地構造用合板との上下相互間へ介挿固定する必要がなくなり、施工性も向上する。
また、同じく本発明の上記実施形態に係る防音床材(F)を賃貸アパートなどの木造集合住宅における上階の床部へ施工(使用)する場合には、図10のようにその骨組をなす床梁(31)の上面へ、やはり厚みが24mm又は28mmの床下地構造用合板(M)を敷設し、釘やステープルなどの打込み固定部材(図示省略)により固定する。
そして、その上面へ石膏ボードやALCなどの耐火用面材(32)又は/及び不織布(遮音)マットなどの防音用面材(32)と、その面材(32)における釘保持力の補強用となる厚みが9mm又は12mmの合板(33)とを順次積層状態に接合一体化し、その合板(33)の上面へ最後に本発明の防音床材(F)(厚み:12mm)を床仕上げ材として、接着剤やステープルなどにより接合一体化すれば良い。
そうすれば、その床仕上げ材である本発明の防音床材(F)自身が、既述のとおり振動や衝撃などの優れた減衰性能を発揮し得るため、集合住宅用としてたとえ石膏ボードやALCなどの耐火用面材(32)又は/及び不織布マットなどの防音用面材(32)が必要であっても、その面材(32)の厚みを薄くすることができることになり、軽量化とコストダウンにも役立つ。
更に言えば、図9と図10との何れの施工(使用)状態においても、その12mm、15mm、18mm、21mm、24mm又は28mmの厚みを有する床下地構造用合板(M)として、その例えば5プライの合板を形作る任意な1枚の単板に、好ましくは図7のような芯単板(14)に、上記制振材(11)が採用されたものを使ったり、また例えば9プライの合板を形作る任意な1枚又は2枚の単板(添え芯単板など)に、好ましくは図11のような芯単板(34)に、上記制振材(11)が採用されたものを使ったりするならば、図12の防音床構造から示唆されるように、その床仕上げ材である本発明の防音床材(F)が備えている制振材(11)と、その床下地構造用合板(M)に予め組込み複合一体化されている制振材(11)との重畳的又は相乗的な働きにより、優れた防音床構造を得られる効果がある。その場合にも上記床下地構造用合板(M)としては、針葉樹合板を採用するのである。
(11)・制振材
(12)・硬質材(湿式ハードボード)
(13)・表面化粧材
(14)(34)・芯単板
(15a)(15b)・添え芯単板
(16a)・表単板
(16b)・裏単板
(17)(18)・PURホットメルト接着剤
(19)・化粧目地
(20)・酢酸ビニル系接着剤
(21)・雄実
(22)・雌実
(23)・凹凸(軟質面)
(24)・硬質面
(31)・床梁
(32)・面材
(33)・合板
(F)・防音床材
(M)・床下地構造用合板
(P)・木質基板(針葉樹合板)

Claims (5)

  1. ポリマー主剤100重量部に対して、少なくとも1種の飽和脂肪酸金属塩1〜50重量部を含む制振用塗料組成物が、合成繊維の不織布に含浸されて成るシート状の制振材と、湿式ハードボードと、表面化粧材と、木質基板としての針葉樹合板とから成り、
    上記湿式ハードボードの凹凸を有する軟質面が制振材の表面へ、その制振材の裏面が上記針葉樹合板の表面へ各々貼り合わされている一方、
    同じく湿式ハードボードのフラットな硬質面が上記表面化粧材の裏面へ貼り合わされていることを特徴とする防音床材。
  2. 制振材をなす不織布の厚みが1.0〜2.0mm、同じく不織布の密度が50〜800g/m2、その不織布に対する制振用塗料組成物の含浸量が50〜4000g/m3であることを特徴とする請求項1記載の防音床材。
  3. 木質基板としての針葉樹合板が芯単板として制振材を複合一体化していることを特徴とする請求項1又は2記載の防音床材。
  4. 木造の戸建て住宅における上階の床部の構造であって、その床部の骨組をなす床梁に敷設固定された床下地構造用合板と、その合板の表面へ上方から直かに接合一体化された床仕上げ材とを備え、
    その床仕上げ材が請求項1記載の防音床材から成ると共に、上記床下地構造用合板がその任意な1枚又は2枚の単板として、上記防音床材の具備する制振材と同じ制振材を複合一体化した針葉樹合板から成ることを特徴とする防音床構造。
  5. 木造の集合住宅における上階の床部の構造であって、その床部の骨組をなす床梁に敷設固定された床下地構造用合板と、その合板の表面へ上方から順次に接合一体化された耐火用面材又は/及び防音用面材とその面材における釘保持力の補強用合板と床仕上げ材とを備え、
    その床仕上げ材が請求項1記載の防音床材から成ると共に、上記床下地構造用合板がその任意な1枚又は2枚の単板として、上記防音床材の具備する制振材と同じ制振材を複合一体化した針葉樹合板から成ることを特徴とする防音床構造。
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