JPH08156173A - 建材用パネル - Google Patents

建材用パネル

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JPH08156173A
JPH08156173A JP6329608A JP32960894A JPH08156173A JP H08156173 A JPH08156173 A JP H08156173A JP 6329608 A JP6329608 A JP 6329608A JP 32960894 A JP32960894 A JP 32960894A JP H08156173 A JPH08156173 A JP H08156173A
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JP
Japan
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board
panel
building material
coryan
panel according
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JP6329608A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sasaki
隆行 佐々木
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然資源を有効に活用して低コストで製造で
き、しかも軽量で、加工性および施工性が良いととも
に、良好な防音・防振・断熱・防火性能を得ることがで
きる建材用パネルを提供する。 【構成】 コーリャンを積層・熱圧することにより形成
されたコーリャン積層体2を有するコーリャンボード1
と、このコーリャンボード1積層された少なくとも一層
のシート体12、13、17、18、20、25、4
6、50、63、66、69、70、71、72とによ
って構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアや引戸などの扉パ
ネル、真壁、大壁や間仕切り壁などの壁パネル、天井パ
ネルや床パネルなどとして使用される、コーリャンボー
ドを用いた建材用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扉パネルとして、芯材を組んで
形成した枠の両面に面材を貼ってパネル状にした、いわ
ゆるフラッシュ構成のもの、仕上がり厚さに近いムク
材を加工したものや、パーティクルボードやファイバ
ーボードなどの木質ボードに遮音シートや化粧板を貼り
付けて構成したものなどが知られている。
【0003】また、従来、壁を構成する場合、真壁とし
ては、小舞竹などの下地に漆喰などの塗り材を塗った
ものや、ラスボードを両面から打ち付けた後に塗り材
を塗ったものなどが用いられ、間仕切り壁としては、上
述のフラッシュ構成の壁パネルが一般に用いられてい
る。
【0004】天井を構成する場合には、野縁受に取り
付けた野縁に、石膏ボードや合板を下張りした後、クロ
ス貼りなどで仕上げ、所要の防音性能や断熱性能を得た
い場合には、野縁と石膏ボードなどとの間にさらに吸音
材を充填するなどの方法が一般に採用されている。な
お、本明細書において「防音性能」とは、吸音性能と遮
音性能を合わせた性能である。
【0005】また、従来の床の構造は、在来工法によ
る場合には、大引の上に渡した根太にフローリング(床
仕上げ材)を直接、張るか(直張り)、または根太に捨
て床と呼ばれる板を張った上にフローリングを張る(二
重張り)のが一般的であり、防音性能や断熱性能を高め
たい場合にはさらに、捨て床の上または下に、吸音材や
断熱材が敷き詰められる。コンクリート造りの場合に
は、モルタル上またはその上に設けた根太上に、フロー
リングを直張りまたは二重張りするのが一般的であり、
防振性能を高める場合にはさらに、フローリングの裏側
に制振ゴムシートやクッション材などの制振シートが接
着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の扉、壁、天井や床の構成では、重量、加工・施工性や
コストと、良好な防音・防振・防火・断熱性能などとを
同時に得ることは困難であり、また、天然資源を有効に
活用できないなどの欠点がある。すなわち、のフラッ
シュ構成の扉パネルや壁パネルは、比較的軽量で、使用
する材積も小さくてすむという利点があるものの、芯材
を組んで枠に加工するのに手間がかかる。のムク材を
加工した扉パネルは、重厚感を有するものの、高価で重
く、しかも反りやすいとともに、材積が大きいために、
材料を効率的に使用できない。の木質ボードに遮音シ
ートなどを貼り付けて構成した扉パネルは、加工が比較
的簡単であるものの、パネルの厚さをある程度、確保し
ようとすると、木質ボードの重さが大きくなって、パネ
ル全体の重さも大きくなり、逆に軽量化を図るために比
重の小さな材料を用いると、所定の剛性を確保できず、
またコインシデンス効果の影響を受けやすくなり、防音
性能も低下してしまう。さらに、これらの構造では、十
分な防火性能を確保するためには、そのための別個の対
策が必要である。
【0007】また、真壁を構成するための前記および
の方法は、小舞竹やラスボードの取付けや、塗り材の
塗装などの作業に非常に時間と手間がかかるとともに、
大壁造りと比較して、壁厚が薄く、内部に空気層を形成
するスペースもないために、防音性能や断熱性能が劣る
という欠点がある。
【0008】天井を構成するためのの方法は、吸音材
を充填するのに手間がかかるとともに、施工品質が良く
ないと、吸音材同士の間に隙間が生じるため、所望の防
音性能を確保できない。また、吸音材が存在するため
に、天井裏の配線・配管の取回し、取付けやメンテナン
スが困難になったり、ねずみなどの害獣の巣になったり
するなどの不具合を招いてしまう。
【0009】また、の在来工法による床構造では、吸
音材や断熱材を敷き詰めるのに手間がかかるとともに、
これらの施工品質がよくないと、敷き詰めた材料間に隙
間が生じ、所望の防音性能や断熱性能が得られない。
のコンクリート造りの場合の床構造では、断熱性能は低
いので、そのために別個の対策、例えば、制振シートに
グラスウールなどの断熱材をさらに接着することなどが
必要となり、防振性能と断熱性能を同時に得るために
は、構造が複雑で施工の負担も大きくなり、コストも大
幅に上昇してしまう。
【0010】さらに、上述した従来の扉、壁、天井およ
び床の構成は、いずれも他の用途にも一般に使用可能な
材料によるものである。これらの材料の一部を例えば廃
材で構成できれば、天然資源の有効活用という観点から
は、非常に好ましい。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、天然資源を有効に活用して低
コストで製造でき、しかも軽量で、加工性および施工性
が良いとともに、良好な防音・防振・断熱・防火性能を
得ることができる建材用パネルを提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の建材用パネルは、コーリャンを積層・熱圧
することにより形成されたコーリャン積層体を有するコ
ーリャンボードと、このコーリャンボードに積層された
少なくとも一層のシート材とによって構成されているこ
とを特徴としている。
【0013】この場合、シート材が、遮音材、吸音材、
防振材、断熱材、防火材および防水材のうちの一層、ま
たはこれらの二層以上の任意の組み合わせで構成されて
いることが好ましい。
【0014】これらの場合、コーリャン積層体が、制振
樹脂または難燃性樹脂で含浸されていることが好まし
い。
【0015】また、これらの場合、シート材の少なくと
も一層が、表層に配置された表装材で構成されているこ
とが好ましい。
【0016】これらの場合、コーリャンボードの端面に
補強材が取り付けられていること、さらには、裏面側に
反り防止用の溝が形成されていることが好ましい。
【0017】あるいは、コーリャン積層体が表層に配置
されていること、または、コーリャンボードが表層に配
置され、その表面に凹部が形成されていることが好まし
い。
【0018】そして、これらの建材用パネルが、扉パネ
ル、壁パネル、天井パネルまたは床パネルであることが
好ましい。
【0019】
【作用】請求項1に記載の建材用パネルでは、コーリャ
ンボードのコーリャン積層体が、コーリャン(とうもろ
こし)を積層・熱圧することにより形成されているの
で、内部に空隙が多く、比重が0.4程度と非常に軽い
ため、加工や施工が行いやすい。また、多孔質構造をも
つことから、優れた吸音性能、防振性能および断熱性能
が発揮される。さらに、コーリャンの茎が熱圧によって
圧縮破壊された状態にあるので、振動に対する内部抵抗
が大きく、伝達された振動エネルギーが熱エネルギーに
変換される効率が高いことから、質量則以上の遮音性能
を有するとともに、コインシデンス効果の影響も受けに
くくなり、その結果、上記吸音性能とあいまって、優れ
た防音性能が得られる。
【0020】このように、この建材用パネルは、コーリ
ャンボードの上述した特性により、軽量で、加工性およ
び施工性などが良く、しかも優れた防音・防振・断熱性
能を有する。また、コーリャンボードを基材とし、他の
種類の適当なシート材を積層することによって、このシ
ート材の特性を付加することができる。さらに、コーリ
ャンボードは、通常、廃材とされるとうもろこしの茎で
作られるので、天然資源の有効活用にも大きく寄与する
とともに、安価に製造できる。
【0021】請求項2の建材用パネルでは、遮音シート
のような遮音材がコーリャンボードに積層されるので、
コーリャンボードの防音性能と遮音材の遮音性能との相
乗効果によって、より高い防音性能が得られる。
【0022】請求項3の建材用パネルでは、グラスウー
ルなどの吸音材がコーリャンボードに積層されるので、
コーリャンボードの防音性能が吸音材で強化されること
によって、より高い防音性能が得られる。
【0023】請求項4の建材用パネルでは、制振ゴムシ
ートのような防振材がコーリャンボードに積層されるの
で、コーリャンボードの防振性能が防振材で強化される
ことによって、より高い防振性能が得られる。
【0024】請求項5の建材用パネルでは、グラスウー
ルのような断熱材がコーリャンボードに積層されるの
で、コーリャンボードの断熱性能が断熱材で強化される
ことによって、より高い断熱性能が得られる。
【0025】請求項6の建材用パネルでは、ケイ酸カル
シウム板のような防火材が、請求項7の建材用パネルで
は、耐水合板のような防水材が、コーリャンボードに積
層されることにより、防火性能および防水性能がそれぞ
れ付加される。
【0026】請求項8の建材用パネルでは、コーリャン
積層体が制振樹脂、すなわちポリ塩化ビニルやエチレン
−酢酸ビニル共重合体などのダンピング性能の大きな樹
脂で含浸されているので、振動に対する内部抵抗がさら
に高められることによって、より高い防音性能が得られ
る。
【0027】請求項9の建材用パネルでは、コーリャン
積層体が、フェノール樹脂のような難燃性樹脂で含浸さ
れているので、より高い防火性能が得られる。
【0028】請求項10に記載の建材用パネルでは、化
粧板やクロスなどの表装材が、シート材としてコーリャ
ンボードに積層されるので、この表装材を適当に選択す
ることによって、所望の表面仕上げを簡単に行うことが
できる。
【0029】請求項11の建材用パネルでは、コーリャ
ンボードの端面が補強材で補強されるので、この補強材
を介して、床パネルや天井パネル同士を接合することが
可能になる。
【0030】請求項12の建材用パネルでは、裏面側に
反り防止用の溝が形成されるので、特に床パネルを施工
した場合の反りが防止される。
【0031】請求項13の建材用パネルでは、表層に配
置されたコーリャン積層体が、表面に現れることにな
る。したがって、例えば、コーリャン積層体の熱圧によ
る圧縮率を小さくすることによって、コーリャンの茎に
よる凹凸が表面に生じる。この凹凸により、意匠的な効
果が付与されるとともに、壁パネルなどに塗り材を塗る
ときの付着性が高められ、塗り作業が容易になる。
【0032】請求項14の建材用パネルでは、表層に配
置されたコーリャンボードの表面に、孔や溝などの凹部
が形成されるので、この凹部により、吸音性能がさらに
高められるとともに、意匠的な効果も付与することがで
きる。
【0033】請求項15の建材用パネルは、扉パネルと
して構成される。この場合には特に、扉パネルでは一般
に満たしにくい軽量性、加工性や防音性能などを同時に
確保することができる。
【0034】請求項16の建材用パネルは、壁パネルと
して構成される。この場合には特に、施工性が向上する
とともに、真壁においても、十分な防音性能および断熱
性能が得られる。
【0035】請求項17の建材用パネルは、天井パネル
として構成される。この場合には特に、コーリャンボー
ドが吸音性能をもつことにより、吸音材を充填する必要
がなくなるので、施工が簡単になり、天井裏の配線・配
管の取回し、取付けやメンテナンスも容易になるととも
に、ねずみなどの害獣の発生も防止できる。
【0036】請求項18の建材用パネルは、床パネルと
して構成される。この場合にも、コーリャンボードの吸
音性能により、吸音材を充填する必要がなくなるので、
施工が簡単になるとともに、コンクリート造りに床を構
成するときでも、防振性能と断熱性能を同時に簡単に得
ることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を、図面を参
照しながら、詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明の建材用パネルに用いられ
るコーリャンボードの構成を示している。この図に示す
ように、コーリャンボード1は、コーリャン積層体2
と、コーリャン積層体2の表裏の木質板3、3とで構成
されている。コーリャン積層体2は、例えば、複数のコ
ーリャン(とうもろこし)の茎4を横に並べ、紐5です
だれのように縛って連結し、樹脂を含浸させた後、これ
らを複数、茎の方向が互いに直交するように積層したも
のである。各木質板3は、厚さ2mm程度の単板または合
板で構成されている。コーリャンボード1は、コーリャ
ン積層体2の表裏両面を木質板3、3で挟み、所定の温
度および圧力で熱圧することによって、含浸した樹脂が
硬化して、任意の厚さに形成される。
【0039】このような構成のコーリャンボード1は、
コーリャン積層体2の内部に空隙が多く、比重が0.4
程度と非常に小さい。また、多孔質構造を有することか
ら、優れた吸音性能、防振性能および断熱性能をもつ。
さらに、コーリャンの茎4が熱圧によって圧縮破壊され
た状態にあるので、振動に対する内部抵抗が大きく、す
なわち、伝達された振動エネルギーが熱エネルギーに変
換される効率が高いことから、質量則以上の遮音性能を
有するとともに、コインシデンス効果の影響も受けにく
くなり、その結果、上記吸音性能とあいまって、優れた
防音性能が得られる。
【0040】したがって、コーリャンボード1を基材と
し、他のシート材を適当に選択し、積層することによっ
て、軽量で、加工性および施工性などが良く、しかも防
音・防振・断熱性能に優れた建材用パネルを構成できる
とともに、さらにシート材の特性を付加することができ
る。また、コーリャン積層体2の含浸樹脂として、制振
樹脂、すなわちポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニル
共重合体などのダンピング性能の大きな樹脂を用いるこ
とにより、内部抵抗を大きくして、防音・防振性能をさ
らに高めることができる。あるいは、コーリャン積層体
2の含浸樹脂として、フェノール樹脂のような難燃性樹
脂を用いることにより、防火性能を付加することができ
る。
【0041】図2〜図10は、コーリャンボード1を用
いた、ドアや引戸などの扉パネル11の様々な実施例を
示している。
【0042】図2に示す扉パネル11Aは、コーリャン
ボード1の両面に、化粧板(表装材)12、12を積層
・接着したものである。化粧板12としては、例えば、
突き板(むくの単板)、化粧合板や塩ビ化粧付きMDF
などが用いられる。また、図2〜図9の扉パネル11で
は、コーリャンボード1のコーリャン積層体2の含浸樹
脂として、上述した制振樹脂が用いられている。この構
成によれば、コーリャンボード1によって、優れた防音
・防振・断熱性能が得られるとともに、化粧板12を適
当に選択することによって、扉パネル11Aの両面を所
望の外観に仕上げることができる。
【0043】図3に示す扉パネル11Bは、図2の扉パ
ネル11Aにおいて、コーリャンボード1と各化粧板1
2の間に、軟質遮音シート(遮音材)13を介在させた
ものである。軟質遮音シート13は、例えば、鉛を含有
したゴムで構成されている。この扉パネル11Bでは、
コーリャンボード1の防音性能と、軟質遮音シート13
の遮音性能との相乗効果によって、より高い防音性能を
得ることができる。図4の扉パネル11Cは、図3の軟
質遮音シート13に代えて、石膏ボード(遮音材)14
を用いたものであり、同様に高い防音性能を得ることが
できる。
【0044】図5および図6の扉パネル11D、11E
は、ともに軟質遮音シート13と石膏ボード14の両方
を組み合わせて用い、互いに内外逆に配置したものであ
り、図3および図4の扉パネル11B、11Cよりもさ
らに高い防音性能が得られる。図7の扉パネル11F
は、コーリャンボード1と各化粧板12の間に、軟質遮
音シート13、合板15および軟質遮音シート13を順
に積層・接着したものであり、防音性能がさらに高めら
れる。
【0045】図8の扉パネル11Gは、2層に重ねたコ
ーリャンボード1、1の間に軟質遮音シート13を挟ん
だ構成になっており、このコーリャンボード1の2層構
成によって、より高い防音性能が得られる。図9の扉パ
ネル11Hは、2層のコーリャンボード1、1の間に、
2つの防振ゴム(防振材)16、16を挟み、これらの
間に形成された間隙に、グラスウールなどの吸音材17
を充填したものである。したがって、防振ゴム16によ
る制振作用、および吸音材17による吸音作用によっ
て、コーリャンボード1、1間が音響的にさらに隔絶さ
れ、より高い防音・防振性能を得ることができる。な
お、グラスウールは断熱材としても機能する。
【0046】図10の扉パネル11Iは、防火扉として
構成されたものであり、コーリャンボード1のコーリャ
ン積層体2の含浸樹脂として、フェノール樹脂(難燃性
樹脂)が用いられている。また、コーリャンボード1の
両面には、ケイ酸カルシウム板(防火材)18、添え芯
板19およびフェノールバッカー(防火材)20が、順
に積層・接着されている。ケイ酸カルシウム板18は、
水酸化カルシウムと砂とを混合して成形し、オートクレ
ーブ養生して製作されるもの、フェノールバッカー20
は、フェノール樹脂を含浸し、硬化させた複数の紙を積
層したものであり、いずれも軽量で難燃性に優れてい
る。したがって、この扉パネル11Iでは、コーリャン
ボード1に含浸されたフェノール樹脂と、ケイ酸カルシ
ウム板18およびフェノールバッカー20の作用によっ
て、優れた防火性能を得ることができる。
【0047】図11〜図22は、間仕切り壁、真壁や大
壁などを構成するための、コーリャンボード1を用いた
壁パネル21の様々な実施例を示している。これらの実
施例では、図14に示すものを除き、コーリャンボード
1は、前述した制振樹脂で含浸されている。
【0048】図11〜図13は、いずれも間仕切り壁を
構成した例を示している。図11に示す壁パネル21A
は、コーリャンボード1の両面にクロス(表装材)2
2、22を接着して構成されている。そして、2枚の壁
パネル21A、21Aを、それらの接合面同士を突き合
わせ、ジョイナー23、23で目地処理して接合するこ
とにより、間仕切り壁が構成される。この構成によれ
ば、壁パネル21A、21Aの間を介した音漏れが、ジ
ョイナー23によって防止され、コーリャンボード1に
よって、優れた防音・断熱性能が得られるとともに、ク
ロス22によって、間仕切り壁を所望の外観に仕上げる
ことができる。
【0049】図12では、壁パネル21Bは、コーリャ
ンボード1と、その接合面に取り付けられたスプルスな
どから成る補強材24と、これらの表裏両面に接着され
た化粧合板(表装材)25とによって構成されており、
その接合には雇いざね26が用いられる。このように、
強度が不足しがちなコーリャンボード1の端面に補強材
24を取り付けることにより、さね加工およびさねはぎ
による接合を行うことができる。また、図13の壁パネ
ル21Cは、コーリャンボード1および補強材24と、
これらの表裏両面に接着された軟質遮音ボード13およ
びクロス22とで構成されており、軟質遮音ボード13
によって、防音性能が強化されている。壁パネル21C
の接合は、補強材24に形成した本ざね27によって行
われる。
【0050】図14の壁パネル21Dは、防火壁パネル
として形成されたものであり、図10に示した防火扉パ
ネル11Iと基本的に同じ構成になっている。すなわ
ち、コーリャンボード1がフェノール樹脂で含浸されて
いるとともに、その両面には、ケイ酸カルシウム板1
8、添え芯板19およびフェノールバッカー20が、順
に積層・接着されており、したがって、優れた防火性能
を得ることができる。
【0051】図15および図16の壁パネル21E、2
1Fは、図8および図9の扉パネル11G、11Hにそ
れぞれ対応した構成を有している。すなわち、図15の
壁パネル21Eは、2層のコーリャンボード1、1の間
に軟質遮音シート13を挟んだ構成になっており、より
高い防音性能を得ることができる。また、図16の壁パ
ネル21Fは、2層のコーリャンボード1、1の間に防
振ゴム16を挟み、間隙に吸音材17を充填したもので
あり、防振ゴム16および吸音材17によって、より高
い防音・防振性能を得ることができる。図17の壁パネ
ル21Gは、図16の全体がブロック状の防振ゴム16
に代えて、角柱状の木質の芯材28の表裏両面にシート
状の防振ゴム29を貼り付けたものである。
【0052】図18は、コーリャンボード1、1を接合
した後、これらの両面に石膏ボード14およびクロス2
2を貼り付けて、間仕切り壁を構成したものであり、石
膏ボード14によって、より高い防音性能が得られる。
この例では、石膏ボード14を後付けしているが、これ
をコーリャンボード1に先付けすることももちろん可能
である。
【0053】図19は、RC造りの際の設置例を示して
いる。この実施例では、RC壁30に取り付けた間柱
(または胴縁)31にコーリャンボード1を打ち付け、
その表面をクロス22で仕上げたものである。同図に示
すように、防音性能や断熱性能を高めるために、コーリ
ャンボード1とRC壁30との間の間隙に吸音材17や
断熱材(図示せず)を充填するようにしてもよい。
【0054】図20は、真壁造りの例であり、同図の左
側のものは、厚さの比較的大きなコーリャンボード1を
柱32の間に直接、取り付けた後、表面はクロス22で
仕上げられている。また、同図の右側では、2層のコー
リャンボード1、1が芯材28を介してフラッシュ構成
されており、内部には吸音材17が充填され、表面はク
ロス22で仕上げられている。このような構成によれ
ば、真壁造りに一般に不足しがちな防音性能および断熱
性能を十分に確保することができる。図21は、片面真
壁、片面大壁の例である。
【0055】なお、上述した実施例はいずれも、コーリ
ャンボード1にクロス22や化粧合板25を貼り付け
て、表面仕上げを行っているが、これを塗り材で行って
もよい。図22は、この塗り材の塗り作業に適した壁パ
ネルの例を示している。この壁パネル21Hは、同図
(a)に示すように、(c)の通常のコーリャンボード
1と比較して、コーリャン積層体2の圧縮率を小さくす
るとともに、木質板3、3を省略して構成したものであ
る。これにより、壁パネル21Hの表面にはコーリャン
の茎4の丸みが残って凹凸が生じるので、この凹凸によ
って塗り材の付着性を高め、塗り作業を容易にすること
ができる。また、この凹凸により、壁パネル21Hの意
匠性を高めることもできる。同図(b)の壁パネル21
Hは、コーリャン積層体2の表層部分の茎の数を減らし
て、凹凸の度合いをさらに高めたものである。
【0056】図23〜図34は、コーリャンボード1を
用いた天井パネル41の様々な実施例を示している。こ
れらの実施例では、図34に示すものを除き、コーリャ
ンボード1は、ポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニル
共重合体などの制振樹脂で含浸されている。
【0057】図23の天井パネル41Aは、コーリャン
ボード1と、その表面に貼り付けられたクロス22で構
成されており、野縁受42に直接、取り付けられてい
る。このような比較的単純な構成でも、コーリャンボー
ド1によって、高い防音性能と断熱性能が得られる。こ
のため、従来と異なり、吸音材を充填する必要がなくな
るので、施工が簡単になり、天井裏の配線・配管の取回
し、取付けやメンテナンスも容易になるとともに、ねず
みなどの害獣の発生も防止できる。
【0058】図24および図25の天井パネル41B、
41Cは、コーリャンボード1の裏面に軟質遮音シート
13、石膏ボード14をそれぞれ貼り付けて、コーリャ
ンボード1と軟質遮音シート13または石膏ボード14
の相乗効果により、防音性能を強化したものである。ま
た、図26の天井パネル41Dは、図23の天井パネル
41Aと比較して、コーリャンボード1にクロス22を
あらかじめ貼り付けた点で異なっており、接合部には相
欠き加工された補強材24が取り付けられている。した
がって、これらの相欠き43同士を互いに引っ掛けるこ
とによって、施工を容易に行えるとともに、接合部から
の音漏れや気密性の低下を防止することができる。
【0059】図27の天井パネル41Eは、コーリャン
ボード1に貫通・不貫通の多数の孔44を形成したもの
である。このような表面の孔(凹部)44と、天井裏の
空気層とによって、吸音性能を強化することができる。
また、図28の天井パネル41Fのように、孔44の径
や深さなどを変えることによって、吸音される周波数域
を任意に調整することも可能である。図29の天井パネ
ル41Gは、コーリャンボード1の裏面に接着した軟質
遮音シート13によって、遮音性能を強化するととも
に、コーリャンボード1の表面に大きな凹部45を形成
し、この凹部45に吸音材17を充填し、さらにその上
に有孔合板46を貼ることによって、吸音性能を強化し
て、より高い防音性能を得るようにしたものである。
【0060】図30の天井パネル41Hは、コーリャン
ボード1の表面に波形溝(凹部)47を形成して、コー
リャン積層体2を部分的に露出させたものである。コー
リャン積層体2は多孔質構造になっているため、表層の
木質板3よりも吸音性能が高い。したがって、波形溝4
7を形成して、コーリャン積層体2を露出させることに
よって、防音性能を向上させるとともに、意匠性も高め
ることができる。
【0061】図31の天井パネル41Iは、図22の壁
パネル21Hと同様に、コーリャン積層体2の圧縮率を
小さくし、かつ木質板3を省略したものであり、さらに
裏面には軟質遮音シート13が接着されている。したが
って、表面に露出するコーリャンの茎4が意匠的な効果
を付与するので、この天井パネル41Iは、和室の天井
や、店舗などの印象的な内装に、特に適している。ま
た、コーリャンの茎4による凹凸は、吸音性能を高める
のにも寄与する。図32の天井パネル41Jでは、さら
にモルタル48が塗られており、このモルタル48によ
って、防音性能および断熱性能がさらに高められるとと
もに、コーリャンの茎4による凹凸によって、モルタル
48の塗り作業を容易に行うことができる。
【0062】図33の天井パネル41Kは、軟質遮音シ
ート13を裏面に接着したコーリャンボード1を野縁受
42に取り付けるとともに、コーリャンボード1の表面
に板野縁49を介して吸音テックス(吸音材)50を取
り付けたものである。吸音テックス50は、軟質繊維板
などの表面を水性ペイントなどで塗装し、表面に不貫通
孔や溝を形成したものであり、繊維の多孔質構造による
吸音特性(高音域吸収)と、不貫通孔などによる振動の
しやすさ、およびこの振動に対する内部抵抗による板振
動材の吸音特性(低音域共鳴吸収)とを併せ持ってい
る。したがって、この天井パネル41Kでは、吸音テッ
クス50によって、防音性能をさらに向上させることが
できる。
【0063】図34の天井パネル41Lは、防火天井パ
ネルとして構成されており、図10の防火扉パネル11
Iおよび図14の壁パネル21Dと同様に、コーリャン
ボード1がフェノール樹脂で含浸されているとともに、
その表面に、ケイ酸カルシウム板18、添え芯板19お
よびフェノールバッカー20が、順に積層・接着されて
おり、優れた防火性能が得られる。コーリャンボード1
の裏面には、遮音シート13が接着されている。
【0064】図35〜図48は、コーリャンボード1を
用いた床パネル61の様々な実施例を示している。これ
らの実施例ではいずれも、コーリャンボード1は前述し
た制振樹脂で含浸されている。
【0065】図35の床パネル61Aは、コーリャンボ
ード1の接合面に補強材24を接着するとともに、これ
らの表面に化粧合板25を接着した例である。接合面に
は、補強材24と化粧合板25にまたがるように、さね
が形成され、床パネル61Aはさねはぎによって床張り
される。このように、強度が不足しがちなコーリャンボ
ード1の端面に補強材24を取り付けることにより、さ
ね加工およびさねはぎによる接合を行うことができる。
【0066】図36の床パネル61Bは、図35の床パ
ネル61Aのコーリャンボード1の裏面側に多数の切り
溝(溝)62を形成して、施工後の床の反りを防止した
ものである。なお、以下の実施例では、切り溝61につ
いては特に言及しないが、いずれの実施例でも、切り溝
61を形成することが可能である。
【0067】図37の床パネル61Cは、図35の床パ
ネル61Aのコーリャンボード1と化粧合板25の間
に、防振材として制振ゴムシート63や不織布71を挟
んで、防振性能を高めたものである。不織布71を用い
る場合には制振樹脂を含浸させてもよい。また、不織布
71は、断熱材としても機能する。また、図38の床パ
ネル61Dは、さねを形成した補強材24をコーリャン
ボード1に接着した後、これらの表面に化粧板12を接
着した例である。
【0068】図39の床パネル61Eは、図38の床パ
ネル61Dの裏面にクッション材(防振材)64を接着
して、防振性能を高めたものである。クッション材64
としては、不織布、樹脂発泡体やゴムなどが用いられ
る。図40の床パネル61Fは、図39の床パネル61
Eの化粧板12の裏面側に、制振ゴムシート63や制振
樹脂を含浸した不織布71を挟んで、防振性能をより高
めた例である。
【0069】図41〜図45はいずれも、床パネル61
を根太65上に施工するとともに、フローリング(表装
材)66で表面仕上げを行った実施例である。図41の
床パネル61Gは、コーリャンボード1の表面にフロー
リング66を、裏面に遮音シート13をそれぞれ接着し
たものである。遮音シート13による遮音性能が付加さ
れ、より高い防音性能を得ることができる。遮音シート
13に代えて、制振ゴムシート63や制振樹脂を含浸し
た不織布71を用いることにより、固体伝播音による低
周波振動を低減することもできる。
【0070】図42の床パネル61Hでは、2層のコー
リャンボード1、1の間に、制振ゴムシート63や制振
樹脂を含浸した不織布71が介在している。コーリャン
ボード1の2層重ねによる性能強化と、制振ゴムシート
63や不織布71の防振性能によって、防音・防振・断
熱性能をさらに高めることができる。この場合、2層の
コーリャンボード1、1の厚さは、同じでも異なっても
よいし、コーリャンボード1を3層以上としてもよい。
また、制振ゴムシート63などに代えて遮音シート13
を用いることにより、特に遮音性能を高めるようにして
もよいし、図43の床パネル61Iのように、裏面側に
遮音シート13を付加してもよい。
【0071】図44の床パネル61Jは、2層のコーリ
ャンボード1、1を、板根太67を介して互いに接着し
た例である。コーリャンボード1の2層重ねによる性能
強化に加え、コーリャンボード1、1間に形成される空
気層68によって、吸音・断熱性能を向上させることが
できる。この場合、空気層68にグラスウールなどを充
填すれば、吸音・断熱性能を高める上で効果的である。
また、図45の床パネル61Kのように、板根太67の
代わりに防振ゴム16を用いれば、防振性能を効果的に
向上させることができる。
【0072】図46〜図48はいずれも、コンクリート
造りの場合の床パネル61の実施例である。図46の床
パネル61Lは、コーリャンボード1の表面に、制振ゴ
ムシート63および耐水合板69を順に接着したもので
あり、モルタル48上に防振ゴム16を介して設置され
る。耐水合板69を表面側に配置することによって、温
水式の暖房床にも対応することができる。
【0073】図47の床パネル61Mは、コーリャンボ
ード1の表面に、インシュレーションボード70および
制振ゴムシート63を順に接着した床下地パネルの例で
ある。インシュレーションボード70により、断熱性能
や防音性能が高められる。また、コーリャンボード1の
剛性により、目隙加工ができるので、それによって形成
された空間を配管スペースとして活用することができ
る。
【0074】図48の床パネル61Nは、コーリャンボ
ード1の表面に制振ゴムシート63を、裏面にグラスウ
ール72を、それぞれ接着した床下地パネルの例であ
り、モルタル48上に直接、設置される。この場合、グ
ラスウール72は、吸音材および断熱材として機能する
とともに、モルタル48に接して、その微妙な不陸を効
果的に吸収する。
【0075】なお、本発明は、説明した実施例に限定さ
れることなく、他にも様々な態様で実施することができ
る。例えば、実施例では、便宜上、建材用パネルを、扉
パネル、壁パネル、天井パネルおよび床パネルの4種類
に分けて説明したが、これらの1種類についてのみ説明
した構成を、他のパネルに適用してもよいことは勿論で
ある。また、これら4種類以外の建材用パネルに本発明
を適用することも可能である。さらに、遮音材、吸音
材、表装材や含浸樹脂などの材料や組合わせについて
も、実施例で示した以外のものを採用することができ
る。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、細部の
構成を適宜、変更することが可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の建材用パ
ネルは、天然資源を有効に活用して低コストで製造で
き、しかも軽量で、加工性および施工性が良いととも
に、良好な防音・防振・断熱・防火性能を得ることがで
きるなどの効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建材用パネルに用いられるコーリャン
ボードの一部破断斜視図である。
【図2】本発明による扉パネルの実施例を示す断面図で
ある。
【図3】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図4】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図5】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図6】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図7】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図8】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図9】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図10】扉パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明による壁パネルの実施例を示す断面図
である。
【図12】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図13】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図14】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図15】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図16】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図17】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図18】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図19】壁パネルの他の実施例を示す断面図である。
【図20】壁パネルで真壁を構成した例を示す断面図で
ある。
【図21】壁パネルで片面大壁、片面真壁を構成した例
を示す断面図である。
【図22】コーリャンボードの他の実施例を示す断面図
である。
【図23】本発明による天井パネルの実施例を示す断面
図である。
【図24】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図25】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図26】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図27】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図28】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図29】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図30】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図31】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図32】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図33】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図34】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図35】本発明による床パネルの実施例を示す断面図
である。
【図36】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図37】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図38】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図39】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図40】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図41】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図42】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図43】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図44】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図45】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図46】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図47】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図48】天井パネルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コーリャンボード 2 コーリャン積層体 11 扉パネル 12 化粧板 13 軟質遮音シート 14 石膏ボード 16 防振ゴム 17 吸音材 18 ケイ酸カルシウム板 20 フェノールバッカー 21 壁パネル 22 クロス 25 化粧合板 41 天井パネル 44 孔 47 波形溝 50 吸音テックス 61 床パネル 62 切り溝 63 制振ゴムシート 66 フローリング 69 耐水合板 70 インシュレーションボード 71 不織布 72 グラスウール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/16 E

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーリャンを積層・熱圧することにより
    形成されたコーリャン積層体を有するコーリャンボード
    と、 このコーリャンボードに積層された少なくとも一層のシ
    ート材とによって構成されていることを特徴とする建材
    用パネル。
  2. 【請求項2】 前記シート材の少なくとも一層が、遮音
    材で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載
    の建材用パネル。
  3. 【請求項3】 前記シート材の少なくとも一層が、吸音
    材で構成されていることを特徴とする、請求項1または
    2に記載の建材用パネル。
  4. 【請求項4】 前記シート材の少なくとも一層が、防振
    材で構成されていることを特徴とする、請求項1ないし
    3のいずれかに記載の建材用パネル。
  5. 【請求項5】 前記シート材の少なくとも一層が、断熱
    材で構成されていることを特徴とする、請求項1ないし
    4のいずれかに記載の建材用パネル。
  6. 【請求項6】 前記シート材の少なくとも一層が、防火
    材で構成されていることを特徴とする、請求項1ないし
    5のいずれかに記載の建材用パネル。
  7. 【請求項7】 前記シート材の少なくとも一層が、防水
    材で構成されていることを特徴とする、請求項1ないし
    6のいずれかに記載の建材用パネル。
  8. 【請求項8】 前記コーリャン積層体が、制振樹脂で含
    浸されていることを特徴とする、請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の建材用パネル。
  9. 【請求項9】 前記コーリャン積層体が、難燃性樹脂で
    含浸されていることを特徴とする、請求項1ないし7の
    いずれかに記載の建材用パネル。
  10. 【請求項10】 前記シート材の少なくとも一層が、表
    層に配置された表装材で構成されていることを特徴とす
    る、請求項1ないし9のいずれかに記載の建材用パネ
    ル。
  11. 【請求項11】 コーリャンボードの端面に接合用の補
    強材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1
    ないし10のいずれかに記載の建材用パネル。
  12. 【請求項12】 裏面側に反り防止用の溝が形成されて
    いることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか
    に記載の建材用パネル。
  13. 【請求項13】 前記コーリャン積層体が表層に配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれ
    かに記載の建材用パネル。
  14. 【請求項14】 前記コーリャンボードが表層に配置さ
    れ、その表面に凹部が形成されていることを特徴とす
    る、請求項1ないし9のいずれかに記載の建材用パネ
    ル。
  15. 【請求項15】 当該建材用パネルが扉パネルであるこ
    とを特徴とする、請求項1ないし10、13、14のい
    ずれかに記載の建材用パネル。
  16. 【請求項16】 当該建材用パネルが壁パネルであるこ
    とを特徴とする、請求項1ないし14のいずれかに記載
    の建材用パネル。
  17. 【請求項17】 当該建材用パネルが天井パネルである
    ことを特徴とする、請求項1ないし14のいずれかに記
    載の建材用パネル。
  18. 【請求項18】 当該建材用パネルが床パネルであるこ
    とを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載
    の建材用パネル。
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