JP2019183520A - アンカー孔の位置決め具 - Google Patents

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【課題】基礎コンクリートに複数個形成されるアンカー孔を正しく位置決めして形成することができるアンカー孔の位置決め具を提供する。【解決手段】基礎型枠40に架け渡すことができる4本の直線状のプレートPと、当該プレートPの下側に筒状のシース管30を配置して固定するためのシース管保持具20と、から構成され、前記各プレートPは、互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせた状態で固定でき、異なる大きさの基礎型枠40の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上の形成位置にも対応できるように、各プレートPの適宜の位置に前記シース管保持具20を取り付けできるようにした、円周上に配置されるアンカー孔を基礎コンクリート50に形成する際に適したアンカー孔の位置決め具1である。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の免震装置などを固定するために基礎コンクリートに複数個形成されるアンカー孔を正しく位置決めして形成することができるアンカー孔の位置決め具に関するものである。
従来、図4に示すように、建物の免震装置60を正しく設置するためには、免震装置60のアンカーボルト61を正しい位置にて固定する必要があり、そのためにはコンクリート製の基礎50に複数個形成されるアンカー孔Hを正しく位置決めして形成する必要がある。
そこで、免震装置を固定するためのアンカー孔を正しく位置決めして形成する際に用いる治具として、プレートにワインディングパイプ(箱抜きのための円筒状の部材であって、本願発明の「シース管」に相当するもの)を固定する発明などが提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献1に記載の「位置決め治具」においては、環状のプレートの下面にワインディングパイプを固定する構成を採用しているため、円周上にアンカー孔を正確に形成することは可能であるが、a)プレートが大型になり重量が増大する、b)径の異なる円周上にアンカー孔を形成することに対応し難い、c)深いアンカー孔に対応する長いワインディングパイプを正しい位置に固定することができない(位置がズレ易い)などという問題がある。
特許文献2に記載の「シース管を用いた柱脚用アンカーボルト定着方法」においては、a)四角枠状に組み付けたアングル材及びそのアングル材に固定した支柱を基礎に埋めてしまうため再利用ができない、b)シース管の固定に手間がかかる、c)コンクリートを打設する際にシース管の固定位置がズレ易いなどという問題がある。
特許文献3に記載の「アンカー孔形成装置」においては、円周上にアンカー孔を正確に形成することができないという問題がある。
特許文献4に記載の「シース管」においても、円周上にアンカー孔を正確に形成することができないという問題がある。
特開2008−144425号公報 特許第5013565号公報 特許第3965074号公報 特開2000−73376号公報
本発明は、コンクリート製の基礎に複数個のアンカー孔を円周上に配置して形成する場合に、シース管を正しく位置決めして固定することができないという上記問題を解決するために為されたものであって、本発明の目的は、円周上にアンカー孔を正確に配置して形成することができ、異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上に複数個配置されるべきアンカー孔であっても正確な位置に形成することができるアンカー孔の位置決め具を提供することにある。
本発明の他の目的は、シース管の固定が容易であり、正しく位置決めされたシース管の形状を維持しつつ当該シース管の固定位置を確実に維持することができ、再利用もできるアンカー孔の位置決め具を提供することにある。
(1)本発明は、『建物の免震装置を基礎コンクリート上に固定するため円周上に複数個正確に配置されるべきアンカー孔を基礎コンクリートに形成する際に適したアンカー孔の位置決め具であって、基礎型枠の向き合った部分に架け渡すことができる長さを有する4本の直線状のプレートと、当該プレートの下側に筒状のシース管を配置して固定するためのシース管保持具と、から構成されており、
前記各プレートは、4本の直線状のプレートを互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせた状態で固定することができ、異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上に複数個配置されるべきアンカー孔の形成位置にも対応できるように、各プレートの適宜の位置に前記シース管保持具を取り付けできることを特徴とするアンカー孔の位置決め具。』を最も主要な特徴とする。
(2)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記各プレートが、互いに直交する状態で正しく固定できるように、その長手方向と直交する面を有する交差ガイドが上方又は下方に突出するように固定されているものであってもよい。
(3)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記各プレートが、互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせることができるように、及び、異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けることができるように、複数個のボルト挿通孔を有しているものであってもよい。
(4)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、4枚の板材を十字状又はX字状に組み付けることで形成されており、当該板材の外端面にてシース管の内面を支えることができ、かつ、上下方向に配置したボルトによってシース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができるものであってもよい。
(5)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、円盤状のディスクの周囲に形成した切欠に前記板材を嵌め込むことで、4枚の前記板材の外端面が円筒状のシース管の内面と正しく接するように、それらの前記板材を固定しているものであってもよい。
(6)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、前記4枚の板材の内端面が互いに接しないように離間して配置されることで、中央部に空間が形成されており、前記円盤状のディスクが、その中央部に透孔が形成されており、当該透孔及び前記空間に挿通されるボルトによって、シース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができるものであってもよい。
(7)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記ボルトが、その上端部側が前記プレートに固定されることで、前記シース管保持具を前記プレートに固定できるものであってもよい。
(8)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、シース管の上端開口を塞ぐように、前記各板材の上端に固定した天板を有しており、当該天板が、その中央部に前記ボルトを挿通できる透孔を備えており、かつ、当該天板の上面にスペーサーを備えているものであってもよい。
上記構成を採用したことにより、本発明のアンカー孔の位置決め具は、プレート同士を井桁状に組み付ける位置を変更することで、複数個のアンカー孔を形成する位置に柔軟かつ正確に対応することができ、軽量コンパクトな必要最小限の構成部品にて異なる大きさの型枠(基礎コンクリート)にも対応することができる。
なお、本発明のアンカー孔の位置決め具は、アンカー孔を正四角形上に複数個配置して基礎コンクリートに形成する際などにも使用できる。
本発明のアンカー孔の位置決め具のプレートが、交差ガイドを有する場合には、直線状のプレート同士を正確に直交させた状態で確実に固定することができ、ひいてはアンカー孔の正しい形成位置を確実に維持することができる。
本発明のアンカー孔の位置決め具のプレートが、複数個のボルト挿通孔を有している場合には、プレート同士の組み付け位置の選定や変更が容易であり、異なる大きさの基礎型枠にも柔軟に対応することができる。
本発明のアンカー孔の位置決め具のシース管保持具が、4枚の板材を十字状又はX字状に組み付けることで形成されている場合には、シース管の変形を効果的に防止することができ、かつ、上下方向に配置したボルトによってシース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができる場合には、正しい形状のアンカー孔を簡単かつ確実に形成することができる。
さらに、前記シース管保持具の前記板材が、円盤状のディスクの周囲に形成した切欠に嵌め込まれている場合には、4枚の前記板材の外端面の位置を円筒状のシース管の内径と一致させた正確な位置にて各板材を簡単かつ確実に固定することができる。
本発明の前記シース管保持具が、中央部に空間を有し、前記円盤状のディスクの中央部に形成された透孔及び前記空間にボルトを挿通できる場合には、1本のボルトによってバランス良く、簡単かつ確実にシース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができる。
本発明のアンカー孔の位置決め具は、上下方向に配置した前記ボルトによって前記シース管保持具をプレートに固定できる場合には、部品点数を増大させること無く簡単に前記シース管保持具をプレートに固定することができる。
さらに、本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が天板を有しており、当該天板の透孔に前記ボルトを挿通でき、かつ、当該天板の上面にスペーサーを備えている場合には、プレートとシース管保持具との間隔を調整するとともに、シース管保持具を安定した正しい姿勢でプレートに対して固定することができる。
図1は、本発明の一実施形態のアンカー孔の位置決め具の使用状態を示す図であって、(A)は基礎型枠上に取り付けた状態を示す斜視図、(B)は部分縦断面図である。 図2は、本発明の一実施形態のアンカー孔の位置決め具のシース管保持具の構成部品を示す斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態のアンカー孔の位置決め具を基礎型枠上に取り付けた状態を示す平面図である。 図4は、基礎コンクリートを示す図であって、(A)は免震装置を固定した状態を示す部分縦断面図、(B)はアンカー孔の配置を示す平面図である。
本発明は、建物の免震装置を基礎コンクリート上に固定するため円周上に複数個正確に配置されるべきアンカー孔を基礎コンクリートに形成する際に適したアンカー孔の位置決め具であって、基礎型枠の向き合った部分に架け渡すことができる長さを有する4本の直線状のプレートと、当該プレートの下側に筒状のシース管を配置して固定するためのシース管保持具と、から構成されており、前記各プレートは、4本の直線状のプレートを互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせた状態で固定することができ、異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上に複数個配置されるべきアンカー孔の形成位置にも対応できるように、各プレートの適宜の位置に前記シース管保持具を取り付けできることを特徴とするアンカー孔の位置決め具であって、以下において説明する実施形態などにより好適に実施することができる。
本発明の一実施形態のアンカー孔の位置決め具1は、図4に示すようなゴムと鋼板を円柱状に積層した免震装置60などを基礎コンクリート50上に固定するため、円周上に複数個正確に配置されるべきアンカー孔Hを基礎コンクリート50に形成する際に適したアンカー孔の位置決め具1である。
そして、本実施形態のアンカー孔の位置決め具1は、図1に示すように、前記基礎型枠40の向き合った部分に架け渡すことができる長さを有する4本の直線状のプレートPと、当該プレートPの下側に円筒状のシース管30を配置して固定するためのシース管保持具20と、から構成されている。
前記各プレートPは、入手が容易であり剛性を確保できる所定長さ(一例として190cm)の等辺山形鋼から構成されており、前記各プレートPは、4本の直線状のプレートPを互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせた状態で固定用ボルト及びナットによって固定することができ、異なる大きさの基礎型枠40の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上に複数個配置されるべきアンカー孔Hの形成位置にも対応できるように、各プレートPの適宜の位置に前記シース管保持具20を取り付けできるようになっている。
なお、前記プレートPを組み合わせる際には、それらの平坦な面同士が接するようにして互いに固定する。
前記各プレートPの長手方向中央部からやや離れた位置には、互いに直交する状態で前記各プレートPを井桁状に固定できるように、その長手方向と直交する面を有する交差ガイド11が上方又は下方に突出するように固定されている。
この交差ガイド11は、一例として短い等辺山形鋼又はL字状の金具をプレートPに溶接することで簡単に設けることができる。
さらに、前記各プレートPは、互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせることができ、及び、異なる大きさの基礎型枠40の上に取り付けることができるように、直交する2つの平坦な面に複数個のボルト挿通孔12を有している。
なお、このボルト挿通孔12は、内周面に雌ネジが形成されたものであってもよい。
そして、前記各プレートPを基礎型枠40の向き合った部分に架け渡した状態で、当該基礎型枠40の上端部に前記各プレートPを固定するために、当該前記各プレートPの端部付近に設けたボルト挿通孔12を利用して取付金具13を固定することができる。
本発明の一実施形態の前記シース管保持具20は、一例として上下方向に向けた4枚の金属製板材21を十字状に組み付けることで形成されており、当該板材21の外端面にて円筒状のシース管30の内面を支えることができるようになっている。
従って、強度が低く形が歪みやすいシース管30であっても、コンクリートの打設時においてシース管30の形状を正しい円筒状に維持することができる。
本実施形態の前記シース管保持具20は、円盤状のディスク22の周囲に90度離間して形成した4箇所の切欠22aに前記板材21を嵌め込むことで、4枚の前記板材21の外端面がシース管30の内面と正しく接するように、それらの前記板材21を位置決めして固定するようになっている。
さらに、本実施形態の前記シース管保持具20は、前記4枚の板材21の内端面が互いに接しないように離間して配置されることで、中央部に空間Sが形成されている。
また、前記円盤状のディスク22には、その中央部に透孔22bが形成されており、当該透孔22b及び前記空間Sに挿通される長尺状のボルト23によって、シース管30の下端開口を塞ぐ円盤状の底板24を固定することができるようになっている。
本実施形態の前記シース管保持具20は、シース管30の上端開口を塞ぐように、前記各板材21の上端に固定した天板25を有している。この天板25の周囲に90度離間して形成した4箇所の切欠25aに前記板材21の上端部を部分的に嵌め込むことで、4枚の前記板材21を位置決めして固定するようになっている。
さらに、前記天板25は、その中央部に前記ボルト23を挿通できる透孔25bを備えている。また、当該天板25の上面中央部には、四角筒状の鋼材からなるスペーサー26が固定されている。
このスペーサー26は、前記プレートPと前記シース管保持具20との間隔を調整するとともに、前記プレートPの下向きの部分を避けてシース管保持具20を鉛直方向に安定して固定できるようにするためのものである。
そして、前記ボルト23の上端部側が前記プレートPの何れかに固定されることで、同時に、前記スペーサー26の上端部が前記プレートPの何れかに当接して固定されることで、前記シース管保持具20を前記プレートPの所定位置に固定できるようにしている。
このプレートPの所定位置へのシース管保持具20の固定は、既に形成してあるボルト挿通孔12を利用するか、新たにボルト挿通孔12を形成することで、簡単かつ確実に行うことができる。
上記構成された本発明の一実施形態のアンカー孔の位置決め具1は、図3(A)〜(C)に示すように、異なる大きさの基礎型枠40又は41の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上に複数個配置されるべきアンカー孔Hの形成位置にも対応できるように、各プレートPの適宜の位置に前記シース管保持具20を取り付けできるようになっている。
なお、本発明のアンカー孔の位置決め具は、四角形上又は他の多角形上に正確に配置されるべきアンカー孔Hを形成する際にも好適に使用することができる。
また、本発明のアンカー孔の位置決め具は、円筒状又は多角筒状に組まれた基礎型枠などの上に配置して固定して使用することもできる。
本発明においては、図1(A)に示すように、取付金具13を用いてアンカー孔の位置決め具1のプレートPを基礎型枠40に固定した後、図1(B)に示すように、コンクリートを打設することで正確な位置にアンカー孔Hを有する基礎コンクリート50を設けることができる。
コンクリートが硬化した後においては、シース管30及び底板24を基礎コンクリート中に残してプレートP及びシース管保持具20を取り外すことができ、それらを再利用することができる。
そして、図4に示すように免震装置60のアンカーボルト61をアンカー孔Hに入れて免震装置60を正確な位置に固定することができる。
なお、本発明のアンカー孔の位置決め具は、基礎コンクリートの上面中央部にもアンカー固定用の凹部を形成する際に(図1(B)参照)、方形又は円形などの箱抜き用の型枠を固定することも可能である。
上記構成された本発明の一実施形態のアンカー孔の位置決め具1は、保管時、運搬時においては、分解してコンパクトな形状にすることができる。
本発明は、上記実施形態の具体的な形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の配置、形状、サイズ、材質などを適宜変更して実施してもよい。
例えば、シース管保持具20を構成する板材21がシース管30と接する部分の下側部分を、下端部ほど斜状に削った板材21’を使用してシース管30をシース管保持具20に取り付け易くするようにしてもよい(図2参照)。
また、シース管保持具20の4枚の板材21は、X字状に組み付けてもよい。
本発明は、そのプレートとして、不等辺山形鋼、I形鋼、H形鋼、溝形鋼、角形鋼管を用いて実施したり、軽金属製、樹脂製又は木製の(棒状の)プレートを用いて実施してもよい。
さらに、本発明は、シース管保持具として樹脂製又は木製のものを用いたり、従来公知のものを用いて実施してもよい。
本発明のアンカー孔の位置決め具は、基礎コンクリートに複数のアンカー孔を正確に配置して形成する建築作業にて利用することができ、コンクリート建造物の建築産業において好適に利用することができる。
1 アンカー孔の位置決め具
11 交差ガイド
12 ボルト挿通孔
13 取付金具
20 シース管保持具
21 板材
21’ 板材
22 ディスク
22a 切欠
22b 透孔
23 ボルト
24 底板
25 天板
25a 切欠
25b 透孔
26 スペーサー
30 シース管(箱抜きのための筒状の型枠、スリーブ、ワインディングパイプ)
40 基礎型枠
41 基礎型枠
50 基礎コンクリート(コンクリート製の基礎)
60 免震装置
61 アンカーボルト
H アンカー孔
P プレート
S 空間
(1)本発明は、『建物の免震装置を基礎コンクリート上に固定するため円周上に複数個正確に配置されるべきアンカー孔を基礎コンクリートに形成する際に適したアンカー孔の位置決め具であって、基礎型枠の向き合った部分に架け渡すことができる長さを有する等辺山形鋼又は不等辺山形鋼からなる4本の直線状のプレートと、当該プレートの下側に筒状のシース管を配置して固定するためのシース管保持具と、から構成されており、
前記各プレートは、4本の直線状のプレートに形成した複数個のボルト挿通孔によってそれらの平坦な面同士が接するようにして互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせた状態で固定することができ、異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けできるとともに、正方形の4頂点上以外の複数位置を含む円周上、及び、径の異なる他の円周上においても同様に複数個配置されるべきアンカー孔の形成位置にも対応できるように、各プレートの適宜の位置に形成した複数個のボルト挿通孔によって前記シース管保持具を取り付けできることを特徴とするアンカー孔の位置決め具。』を最も主要な特徴とする。
(2)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記各プレートが、互いに直交する状態で正しく固定できるように、その長手方向と直交する面を有する交差ガイドが上方又は下方に突出するように固定されているものであってもよい。
(3)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、4枚の板材を十字状又はX字状に組み付けることで形成されており、当該板材の外端面にてシース管の内面を支えることができ、かつ、上下方向に配置したボルトによってシース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができるものであってもよい。
(4)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、円盤状のディスクの周囲に形成した切欠に前記板材を嵌め込むことで、4枚の前記板材の外端面が円筒状のシース管の内面と正しく接するように、それらの前記板材を固定しているものであってもよい。
(5)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、前記4枚の板材の内端面が互いに接しないように離間して配置されることで、中央部に空間が形成されており、前記円盤状のディスクが、その中央部に透孔が形成されており、当該透孔及び前記空間に挿通されるボルトによって、シース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができるものであってもよい。
(6)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記ボルトが、その上端部側が前記プレートに固定されることで、前記シース管保持具を前記プレートに固定できるものであってもよい。
(7)本発明のアンカー孔の位置決め具は、前記シース管保持具が、シース管の上端開口を塞ぐように、前記各板材の上端に固定した天板を有しており、当該天板が、その中央部に前記ボルトを挿通できる透孔を備えており、かつ、当該天板の上面にスペーサーを備えているものであってもよい。
上記構成を採用したことにより、本発明のアンカー孔の位置決め具は、プレート同士を井桁状に組み付ける位置を変更することで、複数個のアンカー孔を形成する位置に柔軟かつ正確に対応することができ、軽量コンパクトな必要最小限の構成部品にて異なる大きさの型枠(基礎コンクリート)にも対応することができる。
なお、本発明のアンカー孔の位置決め具は、アンカー孔を正四角形上に複数個配置して基礎コンクリートに形成する際などにも使用できる。
本発明のアンカー孔の位置決め具のプレートが、交差ガイドを有する場合には、直線状のプレート同士を正確に直交させた状態で確実に固定することができ、ひいてはアンカー孔の正しい形成位置を確実に維持することができる。
本発明のアンカー孔の位置決め具のプレートは、複数個のボルト挿通孔を有しているため、プレート同士の組み付け位置の選定や変更が容易であり、異なる大きさの基礎型枠にも柔軟に対応することができる。
さらに、本発明の4本の直線状のプレートが、等辺山形鋼又は不等辺山形鋼からなり、それらの平坦な面同士が接するようにして互いに適宜の位置にて固定する場合には、入手が容易で剛性を確保でき、正確さに優れたものとすることができる。

Claims (8)

  1. 建物の免震装置を基礎コンクリート上に固定するため円周上に複数個正確に配置されるべきアンカー孔を基礎コンクリートに形成する際に適したアンカー孔の位置決め具であって、
    基礎型枠の向き合った部分に架け渡すことができる長さを有する4本の直線状のプレートと、
    当該プレートの下側に筒状のシース管を配置して固定するためのシース管保持具と、
    から構成されており、
    前記各プレートは、4本の直線状のプレートを互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせた状態で固定することができ、
    異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けできるとともに、径の異なる円周上に複数個配置されるべきアンカー孔の形成位置にも対応できるように、各プレートの適宜の位置に前記シース管保持具を取り付けできることを特徴とするアンカー孔の位置決め具。
  2. 前記各プレートは、互いに直交する状態で固定できるように、その長手方向と直交する面を有する交差ガイドが上方又は下方に突出するように固定されているものであることを特徴とする請求項1に記載のアンカー孔の位置決め具。
  3. 前記各プレートは、互いに適宜の位置にて井桁状に組み合わせるため、及び、異なる大きさの基礎型枠の上に取り付けるため、複数個のボルト挿通孔を有しているものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカー孔の位置決め具。
  4. 前記シース管保持具は、4枚の板材を十字状又はX字状に組み付けることで形成されており、当該板材の外端面にてシース管の内面を支えることができ、かつ、上下方向に配置したボルトによってシース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができるものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアンカー孔の位置決め具。
  5. 前記シース管保持具は、円盤状のディスクの周囲に形成した切欠に前記板材を嵌め込むことで、4枚の前記板材の外端面が円筒状のシース管の内面と正しく接するように、それらの前記板材を固定しているものであることを特徴とする請求項4に記載のアンカー孔の位置決め具。
  6. 前記シース管保持具は、前記4枚の板材の内端面が互いに接しないように離間して配置されることで、中央部に空間が形成されており、
    前記円盤状のディスクは、その中央部に透孔が形成されており、当該透孔及び前記空間に挿通されるボルトによって、シース管の下端開口を塞ぐ底板を固定することができるものであることを特徴とする請求項5に記載のアンカー孔の位置決め具
  7. 前記ボルトは、その上端部側が前記プレートに固定されることで、前記シース管保持具を前記プレートに固定できるものであることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載のアンカー孔の位置決め具。
  8. 前記シース管保持具は、シース管の上端開口を塞ぐように、前記各板材の上端に固定した天板を有しており、当該天板は、その中央部に前記ボルトを挿通できる透孔を備えており、かつ、当該天板の上面にスペーサーを備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載のアンカー孔の位置決め具。
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