JP2019183416A - 遮蔽装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間レールの降下を抑制可能な遮蔽装置を提供すること。【解決手段】ヘッドボックスと中間レールとの間を遮蔽する上部遮蔽材と、前記中間レールとボトムレールとの間を遮蔽する下部遮蔽材とを備える遮蔽装置において、前記中間レールに、前記中間レールの降下を抑制するように構成される抵抗付与機構を備えることを特徴とする、遮蔽装置が提供される。【選択図】図1
Description
本発明は、遮蔽装置に関するものである。
ロールカーテン、ブラインド、アコーディオンカーテン、プリーツ網戸及び間仕切り等の様々な遮蔽装置が実用されている。このうち、特に横型ブラインドやプリーツスクリーンとして、ヘッドボックスと中間レールとボトムレールとを備え、前記ヘッドボックスと前記中間レールの間と、前記中間レールと前記ボトムレールの間にそれぞれ遮蔽材が設けられ、コードの引き離し動作で前記中間レール及び/又は前記ボトムレールを昇降することにより、2つの前記遮蔽材を上下方向に引き出し又は畳み込み可能に構成される遮蔽装置が存在する。以後、このような遮蔽装置について考える。
かかる遮蔽装置では、2つの遮蔽材をそれぞれ上下に引き出し又は畳み込むための2本のコードが設けられる。ここでは、上側の遮蔽材に係るコードを第1昇降コード(調光コード)と呼び、下側の遮蔽材に係るコードを第2昇降コード(昇降コード)と呼ぶものとする。遮蔽材が1つであるような遮蔽装置においては遮蔽材を開閉(昇降)する操作コードが設けられるが、本明細書において取り扱うような遮蔽材が2つの遮蔽装置においては下側の遮蔽材に係るコードである第2昇降コードが操作コードに相当する。
特許文献1には、例えばヘッドボックス内部に設けられ且つ昇降コードの移動を制動する制動装置が開示されている。かかる制動装置を用いることで遮蔽材の移動に伴う昇降コードの移動に対して確実に抵抗を与えることができる。
しかしながら、特許文献1に示されるような遮蔽装置では、中間レールの移動を抑制するような構成がなく、畳み込んだ状態で誤操作により上側の遮蔽材用のストッパが解除されたまま下側の遮蔽材の操作コードを操作した場合、急降下するおそれがある。このため、安全面から改善の余地がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、中間レールの降下を抑制可能な遮蔽装置を提供するものである。
本発明によれば、ヘッドボックスと中間レールとの間を遮蔽する上部遮蔽材と、前記中間レールとボトムレールとの間を遮蔽する下部遮蔽材とを備える遮蔽装置において、前記中間レールに、前記中間レールの降下を抑制するように構成される抵抗付与機構を備えることを特徴とする、遮蔽装置が提供される。
本発明に係る遮蔽装置は、中間レール内に抵抗付与機構が設けられる。そして、昇降コードの一方向移動に抵抗力を付与するように構成される。これにより、遮蔽装置において従来問題となっていた中間レールの急降下を抑制することができる、という有利な効果を奏する。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は、互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、ヘッドボックスから垂下したコードが挿通され、前記中間レールが降下すると、前記コード及び前記抵抗付与機構との間に抵抗力を生じ、前記中間レールの降下を抑制するように構成される。
好ましくは、前記コードは、下部遮蔽材を開閉させる昇降コードであり、前記昇降コードは、前記ヘッドボックスから垂下され、前記中間レールにおいて、前記抵抗付与機構に挿通され、前記ボトムレールにおいて、その一端が取着される。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、可動部材を用いるもので、前記中間レールが降下すると前記可動部材が移動し、これにより前記可動部材が前記コードに接触して摩擦を生じる。
好ましくは、前記可動部材は、ガイド溝に沿ってスライド可能なスライド部材を用いるもので、前記中間レールが降下すると、前記スライド部材がスライドし、これにより前記スライド部材とこれに対向する対向部材とが前記コードを挟持して摩擦を生じる。
好ましくは、前記スライド部材は、移動滑車であり、前記対向部材は、案内滑車又は対向壁である。
好ましくは、前記中間レールの上昇時に付与される抵抗力は、前記中間レールの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成される。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、ワンウェイクラッチ付きのガバナを有するもので、前記中間レールが降下すると前記ワンウェイクラッチが機能して、これに接続された前記ガバナにより前記コードに抵抗を付与する。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、コードキャッチを有するもので、前記中間レールが降下すると前記中間レールが傾斜することで前記コードキャッチが傾斜し、その結果、前記コードキャッチにガイドされる前記コードが屈曲して前記コードに抵抗を付与する。
好ましくは、前記中間レールの降下速度は、前記ボトムレールの降下速度より小さくなるように構成される。
好ましくは、プリーツスクリーン又は横型ブラインドとして構成される。
好ましくは、前記コードは、下部遮蔽材を開閉させる昇降コードであり、前記昇降コードは、前記ヘッドボックスから垂下され、前記中間レールにおいて、前記抵抗付与機構に挿通され、前記ボトムレールにおいて、その一端が取着される。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、可動部材を用いるもので、前記中間レールが降下すると前記可動部材が移動し、これにより前記可動部材が前記コードに接触して摩擦を生じる。
好ましくは、前記可動部材は、ガイド溝に沿ってスライド可能なスライド部材を用いるもので、前記中間レールが降下すると、前記スライド部材がスライドし、これにより前記スライド部材とこれに対向する対向部材とが前記コードを挟持して摩擦を生じる。
好ましくは、前記スライド部材は、移動滑車であり、前記対向部材は、案内滑車又は対向壁である。
好ましくは、前記中間レールの上昇時に付与される抵抗力は、前記中間レールの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成される。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、ワンウェイクラッチ付きのガバナを有するもので、前記中間レールが降下すると前記ワンウェイクラッチが機能して、これに接続された前記ガバナにより前記コードに抵抗を付与する。
好ましくは、前記抵抗付与機構は、コードキャッチを有するもので、前記中間レールが降下すると前記中間レールが傾斜することで前記コードキャッチが傾斜し、その結果、前記コードキャッチにガイドされる前記コードが屈曲して前記コードに抵抗を付与する。
好ましくは、前記中間レールの降下速度は、前記ボトムレールの降下速度より小さくなるように構成される。
好ましくは、プリーツスクリーン又は横型ブラインドとして構成される。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
1.第1実施形態
1.1 全体構成
図1は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1の正面図である。図2は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1の側面図である。
1.1 全体構成
図1は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1の正面図である。図2は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1の側面図である。
プリーツスクリーン1は、図1に示されるようにヘッドボックス2から上下方向にジグザグ状に折り曲げ可能とした上スクリーン3a(特許請求の範囲における「上部遮蔽材」の一例)が吊下支持され、その上スクリーン3aの下端に中間レール4aが取着されている。更に、中間レール4aから上下方向にジグザグ状に折り曲げ可能とした下スクリーン3b(特許請求の範囲における「下部遮蔽材」の一例)が吊下支持され、その下スクリーン3bの下端にボトムレール4bが取着されている。なお、上スクリーン3a及び下スクリーン3bは、それぞれ1枚の生地をジグザク状に折り曲げて形成される。
上スクリーン3a及び下スクリーン3bを構成するプリーツ片3pには挿通孔3ha、3hbが設けられる。上スクリーン3aに設けられた挿通孔3haには、第1及び第2昇降コード7a、7bが挿通されている。第1昇降コード7a(特許請求の範囲における「調光コード」の一例)の下端には中間レール4aが取着されることで、中間レール4aが吊り下げ支持される。また、下スクリーン3bに設けられた挿通孔3hbには、第2昇降コード7bが挿通されている。第2昇降コード7bの下端にはボトムレール4bが取着されることで、ボトムレール4bが吊り下げ支持される。
なお、第1実施形態においては、第1昇降コード7a、第2昇降コード7bともに2本ずつからなるが、あくまでも例でありこの限りではない。
第1昇降コード7aは、コード他端出口21、22からヘッドボックス2内に導入され、調光側(左)に案内される。そして、コード一端出口24から垂下されて操作者の手元付近に、調光コード5aとして操作可能に位置する。操作者は、正面から見て左側(調光側)に位置する調光コード5aを操作することにより、中間レール4aとともに上スクリーン3aを昇降することができる。ここで、上スクリーン3aと下スクリーン3bの生地を異なるもの(例えば上スクリーン3aはレース生地、下スクリーン3bはドレープ生地等)とすることで、プリーツスクリーン1の調光が可能となる。
一方、垂下される第2昇降コード7bは、コード他端出口21、22からヘッドボックス2内に導通し、操作側(右)に案内される。そして、コード一端出口23から垂下されて、操作コード5bとして操作者の手元付近に操作可能に位置する。操作者は、正面から見て右側(操作側)に位置する操作コード5bを操作することにより、ボトムレール4bとともに下スクリーン3bを昇降することができる。
なお、詳細は第3節において改めて説明するが、中間レール4aの内部には抵抗付与機構8が設けられることに留意されたい。抵抗付与機構8によって、中間レール4aの下降操作時に、抵抗付与機構8と第2昇降コード7bとの間に摩擦抵抗がかかって、適切な速度で中間レール4aを降下させることができる。すなわち、このような摩擦抵抗によって調光量が略一定のペースで徐々に変化し、これにより急激な調光量の変化を防止する。
上スクリーン3a及び下スクリーン3bの背面側には、ヘッドボックス2からピッチ保持コード6が垂下されている。ピッチ保持コード6は、その上端がヘッドボックス2に取着され、下端がボトムレール4bに取着されている。そして、ピッチ保持コード6は、ボトムレール4bが下限まで降下したとき、ほぼ緊張される長さに設定されている。
ピッチ保持コード6には、環状の保持部が等間隔に多数設けられており、第1昇降コード7a及び第2昇降コード7bがこれに挿通されている。つまり、保持部は、第1昇降コード7a及び第2昇降コード7bの側周を囲うように構成されている。このような構成により、図1に示されるようにボトムレール4bを下限まで降下させたとき、各保持部の先端部が第1昇降コード7a及び第2昇降コード7bに係合して、各保持部で各折り目を下方から支持する状態となり、上スクリーン3a及び下スクリーン3bの折り目がそれぞれ独立に等間隔となるように保持される。
1.2 動作の流れ
続いて、プリーツスクリーン1の動作の流れについて詳述する。図3〜図5は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1の開閉動作を示す正面図である。
続いて、プリーツスクリーン1の動作の流れについて詳述する。図3〜図5は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1の開閉動作を示す正面図である。
図1に示す状態、すなわち、ボトムレール4bが下限まで降ろされ、且つ、中間レール4aがヘッドボックス2とボトムレール4bの中間付近にある状態から、操作者が調光コード5aを引き下げると、これと繋がっている2本の第1昇降コード7aがヘッドボックス2内に引き込まれ、中間レール4aが上昇する。すると、中間レール4aの上昇に伴って上スクリーン3aが下方から順次畳み込まれ、下スクリーン3bは上方へと引き伸ばされる。そして、中間レール4aを最も高い位置まで上昇させると、プリーツスクリーン1は図3に示す状態となる。なお、調光コード5aの操作をやめると、ストッパ20aが第1昇降コード7aの移動をロックするため、中間レール4aが所望の位置になるよう操作することが可能である。なお、ストッパ20aは、調光コード5aの引き出し量によってロック状態又はそれを解除した状態を維持可能に構成されることにも留意されたい。
次に、図3のように中間レール4aが上昇した状態で操作コード5bを引き下げると、これと繋がっている2本の第2昇降コード7bがヘッドボックス2内に引き込まれ、ボトムレール4bが上昇し、ボトムレール4bの上昇に伴って下スクリーン3bが下方から順次畳み込まれる。そして、ボトムレール4bを最も高い位置まで上昇させると、プリーツスクリーン1は図4に示す状態となる。なお、操作コード5bの操作をやめると、ストッパ20bが第2昇降コード7bの移動をロックするため、ボトムレール4bが所望の位置になるよう操作することが可能である。
次に、図4のように中間レール4a及びボトムレール4bが共に最も高い位置にある状態から操作コード5bを僅かに引き下げると、ストッパ20bのロックが解除され、第2昇降コード7bが移動可能な状態となる。そして、この状態で操作者が操作コード5bを操作することで、ボトムレール4bを降下させることができる。ボトムレール4bを最も低い位置まで降下させると、プリーツスクリーン1は再び図3の状態となる。
最後に、図4の状態から、調光コード5aを僅かに引き下げると、ストッパ20aのロックが解除され、第1昇降コード7aが移動可能な状態となる。そして、この状態で調光コード5aを操作することで、中間レール4aを降下させることができる。中間レール4aを最も低い位置まで降下させると、プリーツスクリーン1は、図5の状態となる。
ところで、中間レール4aを降下させる操作中に調光コード5aを手放すと、中間レール4aが自重により勢い良く落下してしまうおそれがある。しかしながら、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1は、後述の抵抗付与機構8を備えており、第2昇降コード7bと中間レール4aとの間に摩擦抵抗が付与されるように構成され、調光コード5aを手放したとしても、中間レール4a(及び上スクリーン3a)をゆっくりと降下させることが可能となっている。自重による下方向への力と、摩擦抵抗とが釣り合うと、中間レール4aが一定の速度で降下することとなる。すなわち、ストッパ20aが解除された状態で調光コード5aの引き出し量を変化させた場合においても、抵抗付与機構8による摩擦抵抗によって調光量が略一定のペースで徐々に変化することとなる。
1.3 抵抗付与機構8
続いて、中間レール4aに設けられた抵抗付与機構8について詳述する。図6は、中間レール4aの内部に設けられた抵抗付与機構8の断面図である。図7及び図8は、図6におけるAの拡大図である。
続いて、中間レール4aに設けられた抵抗付与機構8について詳述する。図6は、中間レール4aの内部に設けられた抵抗付与機構8の断面図である。図7及び図8は、図6におけるAの拡大図である。
図6に示されるように、抵抗付与機構8は、筐体81と、その内部に設けられた挟着部82とを備える。また、挟着部82は、移動滑車82a(特許請求の範囲における「可動部材」、「スライド部材」の一例)と、ガイド溝82bと、対向壁82c(特許請求の範囲における「対向壁」の一例)とを有する。移動滑車82aは、ガイド溝82bに沿って上下にスライド移動可能に設けられている。
ところで、第2昇降コード7bは、ヘッドボックス2から中間レール4aにおける抵抗付与機構8の内部を挿通してその一端がボトムレール4bに取着されている。そして、筐体81内を垂下される第2昇降コード7bは、図7に示されるように移動滑車82aと接触している。ここで、ガイド溝82bは、図7及び図8に示されるように、下方から上方に向かって垂下された第2昇降コード7bとの距離が近づくように設けられていることに留意されたい。
ここで中間レール4aが自重によって降下すると、垂下される第2昇降コード7bと移動滑車82aとの間の摩擦によって、移動滑車82aが反時計回りに回転するとともにガイド溝に沿って上方に移動する。そのため、移動滑車82aがガイド溝82bに沿って上方側に移動すると、第2昇降コード7bが屈曲しながら移動滑車82aとこれに対向する対向壁82cとに挟着(強く直接接触)され、適当な抵抗力が付与される(図8)。一方、中間レール4aが上昇するときは、移動滑車82aが図7に示す状態となり、屈曲及び挟着による抵抗力が付与されない。
一方、調光コード7aは、図6に示されるように、抵抗付与機構8にその一端が係止されている。例えば、筐体81の内部において係止部7atによって係止されるとよい。
1.4 効果
このように、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの急降下を防止するために、中間レール4aの内部に抵抗付与機構8が設けられている。そして、抵抗付与機構8の内部に第2昇降コード7bが挿通されることで、中間レール4aの降下速度が調整される。すなわち、中間レール4aの降下速度は、ボトムレール4bの降下速度より小さくなるように構成される。これにより、誤操作により上スクリーン3aのストッパ20aが解除されたまま下スクリーン3bを操作するための操作コード5bを操作した場合で、も、中間レール4aが急降下せず、より安全なプリーツスクリーンを実現することができる。
このように、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの急降下を防止するために、中間レール4aの内部に抵抗付与機構8が設けられている。そして、抵抗付与機構8の内部に第2昇降コード7bが挿通されることで、中間レール4aの降下速度が調整される。すなわち、中間レール4aの降下速度は、ボトムレール4bの降下速度より小さくなるように構成される。これにより、誤操作により上スクリーン3aのストッパ20aが解除されたまま下スクリーン3bを操作するための操作コード5bを操作した場合で、も、中間レール4aが急降下せず、より安全なプリーツスクリーンを実現することができる。
2.第2実施形態
第2節では、第2実施形態に係るプリーツスクリーン1について詳述する。なお、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1と共通する部分については、その記載を省略する。
第2節では、第2実施形態に係るプリーツスクリーン1について詳述する。なお、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1と共通する部分については、その記載を省略する。
2.1 構成
第2実施形態に係るプリーツスクリーン1は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1同様、中間レール4aに設けられた抵抗付与機構8によって中間レール4aの降下が抑制されるものである。しかしながら、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1とは異なり、中間レール4aの上昇時に付与される抵抗力が、中間レール4aの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成されることに留意されたい。図9は、第2実施形態に係る抵抗付与機構8の概要図である。図9に示されるように、抵抗付与機構8は、サポートケース9と、固定滑車91、92と、ワンウェイクラッチ付ガバナ96とを有する。また、滑車91には弾性体や樹脂等の摩擦係数が高めの材質で構成されるローラ95が、設けられている。
第2実施形態に係るプリーツスクリーン1は、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1同様、中間レール4aに設けられた抵抗付与機構8によって中間レール4aの降下が抑制されるものである。しかしながら、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1とは異なり、中間レール4aの上昇時に付与される抵抗力が、中間レール4aの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成されることに留意されたい。図9は、第2実施形態に係る抵抗付与機構8の概要図である。図9に示されるように、抵抗付与機構8は、サポートケース9と、固定滑車91、92と、ワンウェイクラッチ付ガバナ96とを有する。また、滑車91には弾性体や樹脂等の摩擦係数が高めの材質で構成されるローラ95が、設けられている。
サポートケース9によって、固定滑車91、92が回転可能に軸支される。なお、サポートケース9に代えて、中間レール4aに直接的に固定滑車91、92が回転可能に軸支されるように実施してもよい。このような固定滑車91、92は、この間を挿通される第2昇降コード7bのコードキャッチ部材として機能する。
ワンウェイクラッチ付ガバナ96は、図9における部屋側から見て反時計回りに回転する際に、第2昇降コード7bに抵抗を付与するように構成される。一方、時計回りに回転する際にはかかる抵抗が付与されないように構成される。ワンウェイクラッチ付ガバナ96は、中間レール4aの内部に収容されていることが好ましい。しかし、抵抗付与機構8がおおよそ中間レール4aに収容されていればよいので、サイズの都合等に合わせてワンウェイクラッチ付ガバナ96が中間レール4aから突出していてもよい。
そして、中間レール4aの降下中には、固定滑車91が図9における部屋側から見て反時計回りに回転し、固定滑車92が時計回りに回転する。すると、固定滑車91に取付けられたワンウェイクラッチ付ガバナ96が作動し、第2昇降コード7bに抵抗力を付与する。その結果、中間レール4aの降下が抑制される。中間レール4aの上昇中には、固定滑車91が図9における部屋側から見て時計回りに回転し、固定滑車92が反時計回りに回転する。このときは、固定滑車91に取付けられたワンウェイクラッチ付ガバナ96が作動ず、第2昇降コード7bには抵抗力が付与されない。すなわち、ユーザにとってスムーズな上昇操作が実現される。
2.2 効果
このように、第2実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの急降下を防止するために、中間レール4aの内部に抵抗付与機構8が設けられている。そして、抵抗付与機構8の内部に第2昇降コード7bが挿通されることで、中間レール4aの降下速度が調整される。すなわち、中間レール4aの降下速度は、ボトムレール4bの降下速度より小さくなるように構成される。これにより、誤操作により上スクリーン3aのストッパ20aが解除されたまま下スクリーン3bを操作するための操作コード5bを操作した場合で、も、中間レール4aが急降下せず、より安全なプリーツスクリーンを実現することができる。
このように、第2実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの急降下を防止するために、中間レール4aの内部に抵抗付与機構8が設けられている。そして、抵抗付与機構8の内部に第2昇降コード7bが挿通されることで、中間レール4aの降下速度が調整される。すなわち、中間レール4aの降下速度は、ボトムレール4bの降下速度より小さくなるように構成される。これにより、誤操作により上スクリーン3aのストッパ20aが解除されたまま下スクリーン3bを操作するための操作コード5bを操作した場合で、も、中間レール4aが急降下せず、より安全なプリーツスクリーンを実現することができる。
3.第3実施形態
第3節では、第3実施形態に係るプリーツスクリーン1について詳述する。なお、第1及び第2実施形態に係るプリーツスクリーン1と共通する部分については、その記載を省略する。
第3節では、第3実施形態に係るプリーツスクリーン1について詳述する。なお、第1及び第2実施形態に係るプリーツスクリーン1と共通する部分については、その記載を省略する。
3.1 構成
第3実施形態に係るプリーツスクリーン1は、第1及び第2実施形態に係るプリーツスクリーン1同様、中間レール4aに設けられた抵抗付与機構8によって中間レール4aの降下が抑制されるものである。また、第2実施形態に係るプリーツスクリーン1と同様に、中間レール4aの上昇時に付与される抵抗力が、中間レール4aの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成されることに留意されたい。図10及び図11は、第3実施形態に係る抵抗付与機構8の概要図である。図10及び図11に示されるように、抵抗付与機構8は、固定滑車91、92を有する。固定滑車91、92の軸支については第2実施形態同様、特に方法は限定されない。このような固定滑車91、92は、この間を挿通される第2昇降コード7bのコードキャッチ部材として機能する。
第3実施形態に係るプリーツスクリーン1は、第1及び第2実施形態に係るプリーツスクリーン1同様、中間レール4aに設けられた抵抗付与機構8によって中間レール4aの降下が抑制されるものである。また、第2実施形態に係るプリーツスクリーン1と同様に、中間レール4aの上昇時に付与される抵抗力が、中間レール4aの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成されることに留意されたい。図10及び図11は、第3実施形態に係る抵抗付与機構8の概要図である。図10及び図11に示されるように、抵抗付与機構8は、固定滑車91、92を有する。固定滑車91、92の軸支については第2実施形態同様、特に方法は限定されない。このような固定滑車91、92は、この間を挿通される第2昇降コード7bのコードキャッチ部材として機能する。
第3実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの姿勢が可変に構成されることを特徴とする。中間レール4aの降下中には、図10に示されるような傾斜した姿勢となるため、固定滑車91、92に挿通される第2昇降コード7bが大きく屈曲し、第2昇降コード7bに抵抗力を付与する。その結果、中間レール4aの降下が抑制される。一方、中間レール4aの上昇中には、図11に示されるような姿勢となるため、固定滑車91、92に挿通される第2昇降コード7bの屈曲が解消され、第2昇降コード7bには抵抗力が付与されない。すなわち、ユーザにとってスムーズな上昇操作が実現される。
3.2 効果
このように、第3実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの急降下を防止するために、中間レール4aの内部に抵抗付与機構8が設けられている。そして、抵抗付与機構8の内部に第2昇降コード7bが挿通されることで、中間レール4aの降下速度が調整される。すなわち、中間レール4aの降下速度は、ボトムレール4bの降下速度より小さくなるように構成される。これにより、誤操作により上スクリーン3aのストッパ20aが解除されたまま下スクリーン3bを操作するための操作コード5bを操作した場合で、も、中間レール4aが急降下せず、より安全なプリーツスクリーンを実現することができる。
このように、第3実施形態に係るプリーツスクリーン1は、中間レール4aの急降下を防止するために、中間レール4aの内部に抵抗付与機構8が設けられている。そして、抵抗付与機構8の内部に第2昇降コード7bが挿通されることで、中間レール4aの降下速度が調整される。すなわち、中間レール4aの降下速度は、ボトムレール4bの降下速度より小さくなるように構成される。これにより、誤操作により上スクリーン3aのストッパ20aが解除されたまま下スクリーン3bを操作するための操作コード5bを操作した場合で、も、中間レール4aが急降下せず、より安全なプリーツスクリーンを実現することができる。
4.結言
以上のように、上述の本実施形態によれば、中間レールの降下を抑制可能な遮蔽装置を提供することができる。
以上のように、上述の本実施形態によれば、中間レールの降下を抑制可能な遮蔽装置を提供することができる。
なお、プリーツスクリーン1は単なる例示であり、例えば横型ブラインドとして実施してもよい。また、第1実施形態に係るプリーツスクリーン1において、対向壁82cは、案内滑車として実施してもよい。また、抵抗付与機構8に挿通されるコードは、第2昇降コード7bに限らず、専用の制動コードとして実施してもよい。
本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :プリーツスクリーン
2 :ヘッドボックス
20a :ストッパ
20b :ストッパ
21 :コード他端出口
22 :コード他端出口
23 :コード一端出口
24 :コード一端出口
3a :上スクリーン
3b :下スクリーン
3ha :挿通孔
3hb :挿通孔
3p :プリーツ片
4a :中間レール
4b :ボトムレール
5a :調光コード
5b :操作コード
6 :ピッチ保持コード
7a :第1昇降コード
7at :係止部
7b :第2昇降コード
8 :抵抗付与機構
81 :筐体
82 :挟着部
82a :移動滑車
82b :ガイド溝
82c :対向壁
9 :サポートケース
91 :固定滑車
92 :固定滑車
95 :ローラ
96 :ワンウェイクラッチ付ガバナ
2 :ヘッドボックス
20a :ストッパ
20b :ストッパ
21 :コード他端出口
22 :コード他端出口
23 :コード一端出口
24 :コード一端出口
3a :上スクリーン
3b :下スクリーン
3ha :挿通孔
3hb :挿通孔
3p :プリーツ片
4a :中間レール
4b :ボトムレール
5a :調光コード
5b :操作コード
6 :ピッチ保持コード
7a :第1昇降コード
7at :係止部
7b :第2昇降コード
8 :抵抗付与機構
81 :筐体
82 :挟着部
82a :移動滑車
82b :ガイド溝
82c :対向壁
9 :サポートケース
91 :固定滑車
92 :固定滑車
95 :ローラ
96 :ワンウェイクラッチ付ガバナ
Claims (11)
- ヘッドボックスと中間レールとの間を遮蔽する上部遮蔽材と、前記中間レールとボトムレールとの間を遮蔽する下部遮蔽材とを備える遮蔽装置において、
前記中間レールに、前記中間レールの降下を抑制するように構成される抵抗付与機構を備えることを特徴とする、
遮蔽装置。 - 請求項1に記載の遮蔽装置において、
前記抵抗付与機構は、
ヘッドボックスから垂下したコードが挿通され、
前記中間レールが降下すると、前記コード及び前記抵抗付与機構との間に抵抗力を生じ、前記中間レールの降下を抑制するように構成される、
遮蔽装置。 - 請求項2に記載の遮蔽装置において、
前記コードは、下部遮蔽材を開閉させる昇降コードであり、
前記昇降コードは、
前記ヘッドボックスから垂下され、
前記中間レールにおいて、前記抵抗付与機構に挿通され、
前記ボトムレールにおいて、その一端が取着される、
遮蔽装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の遮蔽装置において、
前記抵抗付与機構は、可動部材を用いるもので、
前記中間レールが降下すると前記可動部材が移動し、これにより前記可動部材が前記コードに接触して摩擦を生じる、
遮蔽装置。 - 請求項4に記載の遮蔽装置において、
前記可動部材は、ガイド溝に沿ってスライド可能なスライド部材を用いるもので、
前記中間レールが降下すると、前記スライド部材がスライドし、これにより前記スライド部材とこれに対向する対向部材とが前記コードを挟持して摩擦を生じる、
遮蔽装置。 - 請求項5に記載の遮蔽装置において、
前記スライド部材は、移動滑車であり、前記対向部材は、案内滑車又は対向壁である、
遮蔽装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の遮蔽装置において、
前記中間レールの上昇時に付与される抵抗力は、前記中間レールの降下時に付与される抵抗力に比して小さくなるように構成される、
遮蔽装置。 - 請求項7に記載の遮蔽装置において、
前記抵抗付与機構は、ワンウェイクラッチ付きのガバナを有するもので、前記中間レールが降下すると前記ワンウェイクラッチが機能して、これに接続された前記ガバナにより前記コードに抵抗を付与する、
遮蔽装置。 - 請求項7に記載の遮蔽装置において、
前記抵抗付与機構は、コードキャッチを有するもので、前記中間レールが降下すると前記中間レールが傾斜することで前記コードキャッチが傾斜し、その結果、前記コードキャッチにガイドされる前記コードが屈曲して前記コードに抵抗を付与する、
遮蔽装置。 - 請求項1〜請求項9の何れか1つに記載の遮蔽装置において、
前記中間レールの降下速度は、前記ボトムレールの降下速度より小さくなるように構成される、
遮蔽装置。 - 請求項1〜請求項10の何れか1つに記載の遮蔽装置において、
プリーツスクリーン又は横型ブラインドとして構成される、
遮蔽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018071532A JP2019183416A (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018071532A JP2019183416A (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 遮蔽装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021001075U Continuation JP3232356U (ja) | 2021-03-26 | 2021-03-26 | 遮蔽装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019183416A true JP2019183416A (ja) | 2019-10-24 |
Family
ID=68340069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018071532A Pending JP2019183416A (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 遮蔽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019183416A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112049556A (zh) * | 2020-10-10 | 2020-12-08 | 佘梓阳 | 一种双轨双控窗帘 |
-
2018
- 2018-04-03 JP JP2018071532A patent/JP2019183416A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112049556A (zh) * | 2020-10-10 | 2020-12-08 | 佘梓阳 | 一种双轨双控窗帘 |
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